提督「交換日記?」 (7)

吹雪「はい!まだ着任したばかりで、お互いの事はほとんど知りませんし」

提督「ふむ」

吹雪「あっ、もちろん司令官がよろしければの話ですけど……」

提督「いや、いいと思うぞ?やってみようか」

吹雪「本当ですか!?ありがとうございます!」

提督「それでどっちから始めようか?」

吹雪「あの……自分から頼んでおいて申し訳ないんですが、司令官からお願いしてもよろしいですか?」

提督「ああ。じゃあ就寝前に交換する、って事でいいか?」

吹雪「はい!」

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吹雪「よし、早速日記を読もうかな。こういうの初めてだからすごくワクワクする!司令官は何を書いてくれたのかなあ?」

~吹雪へ~

改めて、これからよろしく頼む。
正直何を書こうか迷ったが、この機会を利用して一つ話しておきたい事がある。

実は着任祝いにと間宮から俺とお前にアイスを貰っていたんだが、お前に黙って一人で食べてしまったんだ。

まあこの程度の事で怒るほどお前が小さい奴だとは思ってないが、一応謝っておく。

ごめんなさ陰核!(笑)
(ちなみに陰核とはクリトリスの事だ)
すまんコンドーム!(笑)

どうだ?俺はユーモアにも溢れている事が証明できたかな?上官の俺がこんな事書いてるんだから、吹雪も気にせずにどんどん思った事を書き込んでくれ。

明日からも頑張ろうな!
おやすみ

~提督より~

白雪「……それで、交換日記はその日限りで終了したという訳ですか?」

提督「ああ。まさかアイス一つでそこまで怒るようなガキだとは思ってなかったよ。それにしても、あれからすぐに白雪が着任してくれてよかった。あいつと違って白雪は素直だし、本当にいい子だな」

白雪「ど、どうも」

吹雪「……白雪ちゃん、それ以前の問題なんだよあの人は。人としての常識が欠落してるの」

白雪「そ、そこまで言っちゃうんだ……」

提督「ま、なんにせよ白雪が来てくれて助かった。この先あんなのと二人っきりだと思うと気が滅入るだけだ」

吹雪「いい、白雪ちゃん?必要最低限しかあの人には関わっちゃ駄目だよ?」

白雪「あの、同じ部屋に居るんだから文句があるなら私じゃなくて、当人に向かって言ってほしいな、なんて……あはは」

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