女騎士「くっ、殺せ!」介護ヘルパー「お風呂だよ、お風呂!」 (21)

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女騎士 85歳
食事、戦闘は自立。トイレは時々間に合わないことがある。
入浴は持病がある為、見守りの必要がある。
認知症とせん妄あり、時々攻撃的になり入浴の拒否も見られる。

ヘルパー「お湯、暖かいよ~」

女騎士「体を汚されるくらいなら死んだ方がマシだ!!」

ヘルパー「汚すんじゃないよ~。お風呂入って、綺麗にするんだよ~」

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女騎士「何を企んでいるのだ、オーク!!」

ヘルパー「よく見て。私は女だよ~。ほら声も女だ~」

女騎士「女…だと!? メスのオークか!?」

ヘルパー「私はねぇ、ヘルパーって言うんだよ~。先週も一緒にお風呂入ったよ~」

女騎士「先週もだと!? 記憶がまるで…まさか貴様ッ!! 私の体を弄んだ後、脳姦までしたというのか!?」

ヘルパー「ごめんね。女騎士さん、今何歳?」

女騎士「19だ!!」

ヘルパー「そっかぁ、美人盛りの年頃だね~」

女騎士「私はオークの犠牲になった数々の女騎士を知っている…彼女らが受けた屈辱、私は忘れはしない…っ!!」

ヘルパー「うんうん、女騎士さんの想いは脳姦に打ち勝つからね~。だからね、記憶がないなら、体を弄んだ事実もないし大丈夫だよ~」

女騎士「貴様、魔王の手先だろう!」

ヘルパー「私はヘルパーステーションから派遣されてきたんだよ~」

女騎士「ヘルパーステーション…!? 何だその団体は! 誰の命令でここに来た!!」

ヘルパー「女騎士さんの息子さんだよ~」

女騎士「息子!? 貴様まさか、息子に色仕掛けを使って懐柔したのではないだろうな!?」

ヘルパー「やだー。女騎士さんの息子さんが、私の色仕掛けなんかに懐柔されるわけないじゃなーい」

女騎士「それもそうだ…私の息子は騎士団で今、団長を努めているからな」

ヘルパー「ところで女騎士さん、今何歳?」

女騎士「19だ!!」

ヘルパー「うーん、まぁいいか。ほら、お風呂冷めちゃうよ!」

女騎士「む…」

女騎士「くっ、この香り…理性を溶かされ、誘われるようだ…」

ヘルパー「入浴剤の匂いだね」

女騎士「ま、まさか媚薬!? 私の感度を上げるつもりか、おのれッ!!」

ヘルパー「上がらないよ~。ほら、私も腕入れてみるね」チャポン

女騎士「…」コチョコチョ

ヘルパー「ほ~ら、平気だ~。だから女騎士さんが入っても平気だよ、ね?」

女騎士「しかし…」

ヘルパー「ほら、腕入れてみて。気持ちいいでしょ、ね?」チャポン

女騎士「くっ、これは…っ!!」

女騎士(理性が…溶かされる…っ!!)ゾクゾクゥ

女騎士「い、良いだろう、入ってやる…!! だが、それで私に勝ったと思うなよ!!」

ヘルパー「あら良かった~。それじゃあ早速入ろう」

女騎士「だが、いくら女同士とはいえ、敵の前で裸になるのは…」ブツブツ

ヘルパー「女騎士さ~ん、脱がないなら触手で脱がしちゃうぞォ~」

女騎士「ま、待て! 自分で脱ぐ!」

ヘルパー「うんうん、女騎士さん着脱は自立してるもんね」

女騎士「敵に裸体を晒すとは…だが、これで私に屈辱を与えられると思うな…よ……?」

女騎士「…」

ヘルパー(あら、下着に汚染が。トイレ間に合わなかったんだなぁ)

女騎士「これ以上辱めを受けるのは御免だ!! 殺せええええぇぇ!!」

ヘルパー「あー大丈夫大丈夫、お風呂入って綺麗にしよう、ね?」

シャワアアァァ…

女騎士「この屈辱…忘れはせんぞぉ~…」

ヘルパー(多分忘れると思うなぁ、その言葉聞いたの5回目だもん)

ヘルパー「はいシャワー終わり。お風呂入ろう」


チャポン…

女騎士「うっ…」

女騎士(温かな湯が、全身を包む…!)

女騎士(これは…これは…っ!!)

女騎士(悔しい…っ、でもっ、気持ちいい…っ!!)ゾクゾクゥ


ヘルパー「顔真っ赤だね~。のぼせてない~?」

女騎士「おのれぇ…快楽攻めとは卑怯な…!! だが私は屈さぬ…ぞ…!!」

ヘルパー「うんうん、ゆっくり温まってね~」




ヘルパー(さて、持病の関係もあるし、そろそろ上がらないと)

女騎士「あっ…あぁっ…」

ヘルパー「女騎士さん、そろそろ上がろう~?」

女騎士「もっと…もっとォ…」

ヘルパー「これ以上は体に良くないよ~」

女騎士「それでもいい…私を滅茶苦茶にしてくれ~…」

ヘルパー「騎士の誇りはどこに行ったのー?」

女騎士「あざ笑うがいい…私は快楽に負け、誇りを捨てたのだ…」

ヘルパー「あらら。お湯抜いちゃうよ」スポッ

女騎士「あぁっ…快感が、抜けていく…」

ヘルパー「また来るから、ね?」

女騎士「また入れて、入れてええぇぇっ!!」

ヘルパー「うんうん、お風呂にね? 約束するから、まずは服着ようね?」

ヘルパー「それじゃあまた来るね、女騎士さん。失礼しま~す」

女騎士「必ず来てくれぇっ…」ウルウル




>1週間後


ヘルパー「お邪魔しま~す、こんにちは女騎士さん!」

女騎士「馬鹿なっ、オークが砦に入り込んできただと!? だがここは突破させんぞ!」

ヘルパー「ちょっとごめんね~、お風呂の準備するから後ろ通るね~」

女騎士「いとも簡単に突破されただと…っ!? な、何て力を持つオークだ…!!」ガタガタ

ヘルパー「女騎士さん、お風呂入ろう」

女騎士「くっ……殺せ!!」



冒頭に戻る。

ご読了ありがとうございました。
最近介護施設で事件がありましたが、良い介護職員さんは沢山いるんです。

関連作品をご紹介致します。

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