バルクホルン「貴様それでも姉か!」照「うるさい!」バンッ (77)


ミーナ『敵ネウロイは中型一機。かなり速いわ、気を付けて』

バルクホルン「了解!聞いたなハルトマン、突破されると厄介だ。一気に叩くぞ!」ブゥウウン

ハルトマン「りょーかーい」ブゥウウン



ネウロイ「」キュイン



バルクホルン「目標を確認した。攻撃を開始する!」ズガガガガガ

ハルトマン「トゥルーデ~、お腹空いた~」ズガガガガガ

バルクホルン「我慢しろハルトマン!」ズガガガガガ


ネウロイ「」キュインキュイン


バルクホルン「くっ!?分裂型か!」


ネウロイ1「」キュイー

ネウロイ2「」キュイン


バルクホルン「ちぃっ!まずは私から落とそうというわけか!」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1441041326


ハルトマン「トゥルーデぇ!」

バルクホルン「援護してくれ、ハルトマン!一機ずつ叩く!」ズガガガガガ

ハルトマン「おっけー!」ズガガガガガ


ネウロイ1「」キュイー


バルクホルン「くっ!速い!」


ネウロイ2「」バッ


ハルトマン「やばっ!トゥルーデ、後ろ!」

バルクホルン「挟み撃ちだと!?」


ネウロイ1・2「」ビーーーム


バルクホルン(しまった、シールドも間に合わない…!)



ドォオオオオオオン



ハルトマン「トゥルーデぇえええええええええ!」


―――――――――――――
――――――――
―――


ドンガラガッシャーン


咲「うひゃあ!?」ビクッ

咲「ななな何!?何の音!?」ビクビク

咲「…明らかにうちの近くに何か落ちたよね……」

咲「こんな日に限ってお父さんはいないし…どうしよう…」オロオロ

咲「でも事故か何かだったら大変だし…見に行ってみよう」



咲「音は…こっちの方からしたよね」ソロソロ

ゴソッ

咲「あ、何か蹴っちゃっt……ん?」



バルクホルン「」ボロッ



咲「」


咲「………………」

咲「………」

咲「…」ハッ

咲「だ、大丈夫ですか!?」ペチペチ

バルクホルン「……………ぅ」ウメキ

咲「よ、良かった…生きてる」ホッ

咲「少し怪我してるみたいだし…とりあえずうちに…」カツギ

バルクホルン「」カツガレ

咲「お、重い…」ヨロヨロ


バルクホルン「………ぅ」パチッ

咲「あ、気が付きましたか?良かった」



目が覚めると、目の前に少女がいた。

名前を宮永咲といって、どことなく宮藤に似た雰囲気があった。

どうやら私は彼女に助けられたらしい。

ここは彼女の家で、父親と二人で住んでいるそうだ。

しばらく彼女と話しているうちに、なにやら私は元いた世界とは別の世界に来てしまったらしいと分かった。

そもそも彼女はウィッチどころかネウロイさえ、見たことも聞いたこともないと言った。

地図を見せてもらっても、我がカールスラントがあるべき場所にはドイツという国があるだけだった。

隊とも連絡が取れず、帰還の方法もまるで見当がつかない。

ただ、ありがたいことに、彼女はしばらくこの家に私を置いてくれるという。



バルクホルン「しかし、本当にお世話になってしまっていいのだろうか」

咲「こうして会ったのも何かの縁ですから」

バルクホルン「…感謝する」ペコリ

咲「いえいえ、そんな」

咲「…それにしても、不思議なことってあるんですね」

バルクホルン「全くだ。正直、仲間と連絡が取れないのが心苦しい。せめて、無事の一報だけでも入れたいものだ」

咲「お察しします。…ところで、その…」

バルクホルン「ん?」

咲「あの…えっと…」モジモジ

バルクホルン「どうしたんだ、何かあるなら言ってくれ。私にできることなら何でもするぞ」


咲「いえ、その…どうしてズボンを穿いてないのかなって…」

バルクホルン「ん?ズボンなら穿いているぞ、ほら」ピラッ

咲「ひゃああ!やめてください!それはズボンじゃありません///」

バルクホルン「何を言う、どう見てもズボンではないか!」

咲「そ、そんな恰好で恥ずかしくないんですか!?」

バルクホルン「ああ」



バルクホルン「これはパンツではないから恥ずかしくない!」ババーン



咲「…」

咲(……パンツってなんだろう)

眠いので、いったんこの辺で失礼します。
お昼ごろにまた続きを投下すると思います。

では、ここまで読んでくださった方々、ありがとうございます。


咲「と、とにかく、服は用意してますから、これを着てください!」スッ

バルクホルン「む、すまないな」ヌギヌギ

バルクホルン(胸が少しキツイな…)

バルクホルン「時に宮永」

咲「咲でいいですよ。宮永だとお父さんと区別つかないので」

バルクホルン「む、それでは咲」

咲「はい」


バルクホルン「これは咲の服か?それにしては丈が少し大きい気がするが」

咲「…いえ。それは……姉の、服です」

バルクホルン「姉!?」ガタッ

咲「ひぇっ、なんですか!?」ビクッ

バルクホルン「咲っ!お前は妹なのか!? い も う と だったのか!?」 

咲「そ、それがなにか…?」

バルクホルン「うらっしゃああああああああああああああああああああああああ!!」

咲「ひっ!」

バルクホルン「いやぁ、そうかそうか、妹だったのか」ウンウン


バルクホルン「いやなに、私にも妹がいてな」

咲「そうだったんですか…」

バルクホルン「…ん?そういえば父親と二人暮らしと言っていたな?」

咲「はい…」

バルクホルン「お姉ちゃんとは離れて暮らしているのか?」

咲「…昔、ちょっとケンカしちゃって…それ以来話してなくて…」

バルクホルン「何?姉ならば寛大な心をもって妹の話を聞いてやるのが当然というものだろうに…」ムム

咲「いえ、私が悪いんです。それに、雑誌記者の人にも妹はいないって、言っていたみたいですし…」

バルクホルン「なんだと」ピクッ


バルクホルン「それは本当なのか?」

咲「は、はい。そうみたいです。でも、それも仕方がないというか…」

バルクホルン「……」ワナワナ

咲「ば、バルクホルンさん?」

バルクホルン「許せん!!」バンッ

咲「ひっ!」

バルクホルン「姉が妹を拒絶するなどあってはならん!あってはならんのだ!!」バンバン

咲「お、落ち着いてください、バルクホルンさん」

バルクホルン「落ち着けるか!そんなもの姉としてあるまじき行為だ!断じて許すわけにはいかん!!」バンバンバン


バルクホルン「おい!そのバカ姉はどこにいる!」

バルクホルン「このゲルトルート・バルクホルンがその腐った根性を叩き直してくれる!!」

咲「そ、そこまでしなくても…」

バルクホルン「無理をする必要はないぞ、咲」

咲「!」

バルクホルン「お姉ちゃんに甘えられないのは、とても寂しかっただろう」

咲「…はい」ポロポロ

バルクホルン「咲がお姉ちゃんと仲直りするまでは、私が咲のお姉ちゃんだ!!」

咲「ば、バルクホルンさん…!」ブワッ

バルクホルン「さあ、お姉ちゃんの胸に飛び込んでおいで!!」バッ

咲「うわあああああああああん!お姉ちゃああああああああああん!」ダキッ


バルクホルン「よしよし、今まで辛かったな」ナデナデ

咲「うわあああああああああああん」ギュウッ

バルクホルン「安心しろ、私が姉になったからには必ず仲直りさせてやるからな」ナデナデ

咲「ううっ、ありがとうございます…」ギュウウウッ

バルクホルン(…最高だ)グッ

バルクホルン「咲、二人のときはトゥルーデお姉ちゃんと呼んでもいいぞ!」

咲「と、トゥルーデお姉ちゃん…ですか?」

バルクホルン「ああ、むしろ呼んでくれ!さあ!!」キラキラ

咲「じ、じゃあ……トゥルーデお姉ちゃん!」ギュムッ

バルクホルン「ぐっはぁ!」ブバッ

咲「うわわっ、鼻血が!大丈夫ですか!?」

バルクホルン(…もう死んでも悔いはない)ドクドク

――――――――――――――
―――――――――
―――


咲「―――と、いうわけでバルクホルンさんも全国についてくることになりました」

久「いやいや。と、いうわけで、じゃないわよ」

咲「お願いします部長!」

久「うーん、さすがにこれはねぇ…」

咲「どうしても無理なんですか?」

久「どうしてもってことはないけど…」ポリポリ

バルクホルン「私からも頼む!この通りだ!」ペコリ

久「無理だ。バルクホルン、あんたじゃ私のパートナーは務まらない」

バルクホルン「!?」

咲「い、いきなりどうしたんですか部長」

久「ごめんなさい、なぜか言ってみたくなって」


久「それより、バルクホルンさんが東京に一緒に来たいって話よね」

咲「はい、お願いします!」ペッコリン

バルクホルン「………」ジッ

久「………」ジッ

久「……んー、ま、いいわ。悪い人じゃなさそうだし。一人くらいならなんとかなるでしょ」

咲「あ、ありがとうございます部長!」パァ

バルクホルン「感謝する!」ペコリ

久「いえいえ」

  ∧ ガラッ ∧
 (.,,゚Д|゚д゚)っ|゚)<中身は同じだったな

  ∧∧ピシャッ
 (.,,゚Д|゚)Σ


久「―――と、いうわけで、バルクホルンさんも一緒に東京に行くことになりました」

まこ「あんた何を言よるんじゃ…」ハァ

久「なによー、いいじゃない」

バルクホルン「ゲルトルート・バルクホルンだ、よろしく頼む」ペコリ

和「外国の方…ですか」

バルクホルン「いかにも!誇り高きカールスラント軍人だ!」

和「この堅物軍人バカ!」

バルクホルン「!?」

咲「の、和ちゃんどうしたの!?」

和「失礼、口が勝手に…」


なんやかんやでAブロック準決勝先鋒戦

―会場前―


バルクホルン「ここか!咲の姉の照がいるというのは!」ザッ

和「せめてズボンは穿いて来てほしかったですね」

優希「私たちは花田先輩にタコスを差し入れに行ってくるじょ」

和「先輩はまだ試合中ですから、終わった後で」

優希「はっ、忘れてたじぇ」

和「まったくもう…」ハァ


咲「……」

バルクホルン「どうかしたのか、咲」

咲「あの、やっぱりお姉ちゃんに会うのはやめておこうかと…」

バルクホルン「何を言う!ここまで来たんだ、バシッと言ってやらねば!」

咲「で、でも…」

バルクホルン「ええい、案ずるより産むが易し、だ!行くぞ!」グイッ

咲「ば、バルクホルンさん!引っ張らないでください!」

バルクホルン「心配するな!トゥルーデお姉ちゃんがついている!」ダダダダダ

和「さ、咲さん!バルクホルンさん!ちょっ、待っ」

優希「もう見えないじぇ」

和「………はぁ」ガックリ

いったんここで失礼します。
続きは、今日の夜か明日のお昼ごろに投下予定です。

ハイデマリーさんのことはすっかり失念しておりました。申し訳ありません。

では、ここまで読んでくださった方々、ありがとうございました。

乙乙


―会場内―


照「ツm」


ドアバァン!


照怜玄煌「!?」



バルクホルン「見つけたぞ!宮永照!」ババーン



照「え…だ、誰?」

バルクホルン「私は咲の新しいお姉ちゃんだ!」

照「???」


咲「ば、バルクホルンさん!まだ試合中ですよ!」オロオロ

照「………咲」



恒子『ああーっと!Aブロック準決勝先鋒戦、まさかの不審者乱入だぁーっ!』

恒子『しかもこの不審者、ズボンを穿いていないぃ!まさに痴女!!』

健夜『そんなこと実況してる場合じゃないよ!』



バルクホルン「貴様、取材に対して妹はいないなどと答えたそうだな!」

照「…その通り。私に、妹はいない」


バルクホルン「ふざけるなよ貴様!目の前にいるだろうが!」

咲「……」オドオド

照「…知らない」プイッ

バルクホルン「それが妹に対する姉の態度かぁあああああああああああああ!」バッコォオオン

照「ふぎゃ!」ドンガラガッシャーン



恒子『痴女さんの右ストレートがチャンピオンにクリーンヒットォ!これは痛い!』

健夜『とてもキレのあるパンチですね…』


照「……制服の中に仕込んでおいたう○い棒が粉々に…」ポロポロ

照「休憩時間に食べようと思ってたのに…ゆるさない!」ゴッ


照「修羅旋風拳!!」コークスクリューパンチ

バルクホルン「ぐはっ!」ドンガラガッシャーン



恒子『おおーっと、今度はチャンピオンの拳が痴女さんをとらえたぁーっ!』

健夜『完全に鳩尾に入りましたね』



バルクホルン「ぐっ…なんだ今のは…。ハルトマンのシュトルムにそっくりだ…」

バルクホルン「固有魔法を使うとは…お前、ウィッチだったのか!?」

照「訳のわからないこと言わないで」


バルクホルン「くそっ、ならば私も本気を出すしかあるまい!」ピョコンピョコン



恒子『耳と尻尾!耳と尻尾だぁー!この痴女さん、萌えのなんたるかを理解しているぅうううう!』

健夜(私は何もつっこまない…)



照「!」

照(こ、これはまずい気がする…仕方ない、照魔鏡!)


ズモモモモモモ


照(げ、何これ…か、怪力魔法?こんなので殴られたらアゴが割れる!)アワワワ


バルクホルン「ずおりゃあああああああああああああああああ!」

照(あ、ダメだこれ)

淡「危ないテルー!」バッ


バコォオオオオオオオン


淡「ウジュァアアアアアアアアアアア!」ドンガラガッシャーン

バルクホルン「な!?」

照「あ、淡!?淡ぃいいいいいいいい!」

淡「ど、どこの誰か知らないけど…テルをいじめるやつはこの高校100年生が許さないよ!」ヨロヨロ

バルクホルン「る、ルッキーニ少尉…こんなところで何をしている?」

淡「へ?」

バルクホルン「あ、すまん、人違いだ」


バルクホルン「そんなことより宮永照!なぜ咲を拒絶する!」

照「………」

バルクホルン「咲がお前と話がしたいと言っているんだぞ!」

照「………」

バルクホルン「妹の話ぐらい聞いてやるのが姉というものだろうが!」

照「………」

バルクホルン「あろうことか妹はいないなどと!言語道断だ、恥を知れ外道!」

照「………」ワナワナ



バルクホルン「貴様それでも姉か!」

照「うるさい!」バンッ



バルクホルン「っ!」


照「うるさいうるさいうるさい!!」

照「私だって!私だって咲と話したかった!仲直りしたかった!!」

照「でも!物語の展開的にどうしようもないじゃない!!」

バルクホルン「おぉう!?」

照「私だって好きで咲を無視してるんじゃない!」

照「ほんとはさっさと仲直りして咲を抱きしめたいのをずっとずっと!」

照「ずーーーーーーーーーーーーっと我慢してきた!」

今回はこの辺で失礼します。
たぶんお昼にまた投下すると思います。その時はまたお付き合いいただけると幸いです。

では、ここまで読んでくださった方々、ありがとうございました。


照「そんな私の気持ちがあなたに分かる!?」

バルクホルン「ちょ、わかったから落ち着け。いったん落ち着け、な?」

照「もうやだ、主人公の姉とか兄がラスボスの作品には名作が多いって言うけど!!」

照「もうそんなの知らない!!」

照「やめてやる!ラスボスなんてやめてやるぅうううううううう!!」ドンガラガッシャーン



恒子『チャンピオン、ここで渾身のちゃぶ台返しならぬ雀卓返しを決めたぁーっ!』

健夜『…一徹バスター』フフッ

恒子『古っw』

健夜『!? アラサーだよ!』

恒子『わたし何も言ってないよ?』


照「咲ぃいいいいいいいい!ごめんね!今まで酷いことして!」ダキッ

咲「お、お姉ちゃん!?」

照「ごめんね!ごめんね咲ぃ!」ウワァァン

咲「もういいよ、お姉ちゃん。お姉ちゃんの事情はわかったから」ポンポン

照「で、でも…妹はいないなんて酷いことを…」グスツ

咲「それはお姉ちゃんの本心じゃないんでしょ?」

照「う、うん!!」

咲「それにね、お姉ちゃんのおかげで思い出したよ」


咲「私、主人公だったんだよね!」


咲「アニメでもあんまり喋ってなかったから、すっかり忘れてたよ」

照「咲っ!!」ギュッ


照「大丈夫、咲はお姉ちゃんの主人公だからね!」ギュウウウッ

咲「ありがとう、お姉ちゃん」

咲「バルクホルンさんも、ありがとうございます」ペッコリン

バルクホルン「む?」

咲「バルクホルンさんのおかげで、お姉ちゃんと仲直りできました」

照「私からも…ありがとう」ペッコリン

バルクホルン「いや、私は何もしていないぞ」

照「そんなことない。あなたがきっかけを作ってくれた」


照「それから、思いっきり殴ってしまって…ごめんなさい」

バルクホルン「それを言うなら私もだ。すまない」

咲「お姉ちゃんとバルクホルンさんも仲直りだね」

バルクホルン「ああ」


バルクホルン「ゲルトルート・バルクホルンだ。改めてよろしく頼む」スッ

照「宮永照。あなたとは、良い姉友になれる気がする」ガシッ

バルクホルン「奇遇だな、私もだ」

いったんここで失礼します。
続きは今日の夜か明日のお昼に投下します。次回の投下分で終わりになると思います。

ではここまで読んでくださった方々、ありがとうございました。


照「せっかくだし、3人でお茶でもどう?」

バルクホルン「それはいいな、妹談義に花を咲かせよう」

照「咲だけに?」ドヤッ

バルクホルン「ははははは、上手いことを言うじゃないか!」バシバシ

照(い、痛い…)

咲(二人ともさっきまで殴り合ってたとは思えないよ…)

照「近くにおすすめの喫茶店がある。ケーキがとってもおいs――」


ガタン!


バルクホルン「?」


雀卓「」ガタンガタンガタン


咲「じ、雀卓が動いてる!?」


雀卓「」ガタガタガタガタガタガタガタ


照「な、なんなの一体…」ビクビク



雀卓「」キュピーン



照「じ、雀卓が光った!?」

バルクホルン「下がれ二人とも!こいつは―!」ザッ



雀卓ネウロイ「」キュイン



バルクホルン「ネウロイ!!」


咲「えっ、えっ?」オロオロ



ネウロイ「」ビーーーム



バルクホルン「咲っ!危ない!」ドンッ

咲「きゃあっ!」

照「咲ぃっ!バルクホルン!!」

バルクホルン(これではシールドも間に合わんな…)

バルクホルン(まあ、妹を守るのが姉というものだからな…)フッ


バルクホルン「咲!照!これからは姉妹仲良くな!!」



ドゴォオオオオオオオオオオオオオン



照「ば、バルクホルンんんんんんん!」

咲「バルクホルンさああああああん!」

――――――――――――――
―――――――
―――


バルクホルン「どわぁあああああああああ!」


ドンガラガッシャーン


ハルトマン「うわわ!なになになにぃ!?」


バルクホルン「っつ」イタタタ

ハルトマン「えっ……と、トゥルーデ…?」

バルクホルン「は、ハルトマン…か?」

ハルトマン「トゥルーデぇええええええええええええええ!」ダキッ

バルクホルン「ぐえっ!?」


ハルトマン「ばかばかばかぁ!どこ行ってたんだよトゥルーデぇええええええ!」ウワァァン


ドアバァン


ミーナ「フラウ!今の音は一体なに!?」

バルクホルン「み、ミーナ…」

ミーナ「トゥルーデ!?」

バルクホルン「あ、ああ…久しぶりだな」

ミーナ「このバカ!」パシーン

バルクホルン「っ!」

ミーナ「今までどこで何してたの!?」

ミーナ「連絡もつかないし…いくら探しても見つからないから…もうダメかと…!」ポロポロ


ミーナ「どれだけ…どれだけ心配したと思って…!」ポロポロ

バルクホルン「す、すまないミーナ…」

ミーナ「許さない…絶対に許さないんだからぁ…!」ダキッ

バルクホルン「本当にすまないミーナ…それに、ハルトマンも…」






カクカクシカジカ


ミーナ「そんなことが…にわかには信じられないわね」

バルクホルン「ああ、まるで夢でも見ていた気分だ」

ハルトマン「トゥルーデ、シスコン拗らせすぎておかしくなったんじゃないの?」ニシシ

バルクホルン「黙れハルトマン!」ポカッ

ハルトマン「いてっ!」


バルクホルン「…でも、本当に夢だったのかもな…」

ハルトマン「そーそー、きっと夢だよ」

バルクホルン「…ただ、悪い夢ではなかったな」フフッ

――――――――――――
――――――
―――


咲「バルクホルンさん…どこにもいないね」

照「あの雀卓も見当たらない…」

咲「夢…だったのかな…」

照「…夢じゃない。こうして咲と仲直りできたんだから」

咲「…そうだね、お姉ちゃん」ギュッ

照「うん」ギュッ



咲(ありがとう、トゥルーデお姉ちゃん)





カン!

これにてこのssは終了となります。
最後まで読んでくださった方々、ありがとうございました。

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom