元気娘「来てやったぞー!男ー!」(70)

男「いやいや、来てやったってなんだよ。勝手に来たんだろ」

元気娘「そうだけどまあ気にしない気にしない」

男「気にするわ」

男「そもそもなんで学校終わって家帰ったらソッコー俺ん家に来るんだよ。しかも毎日のように」

元気娘「だって男の部屋、マンガたくさんあるじゃん」ボフッ

男「おい、勝手にベッドに寝転ぶな」

元気娘「ここが一番いいんだもん。寝ながらでも本棚に手届くし」

男「はー……」

元気娘「どしたの溜め息ついて。幸せ逃げるよ?」

男「なんでもねえよ」

男(せめて私服で来いよ……いや、スカートで来んなよ)

男(チラチラチラチラと……パンツが……)

男「ていうかずっとそのマンガ読んでるけどさ、気に入ったなら自分で買えばいいだろ」

元気娘「んー、あたしお小遣い少ないからねー」パタパタ

男(くっそ、制服のままで足パタパタするなって……)

男「じゃあ古本屋行け古本屋。中古なら安いだろ」

元気娘「男の家で読めばタダじゃんかー」パタパタ

男(ああーっ、くそっ、パタパタやめろこの水玉!)

男「おまえは俺ん家……という俺の部屋を図書館かなんかだと思ってるのか」

元気娘「図書館だとあんまりマンガは置いてないじゃんかー、小説とかだと活字苦手なあたしにはあわないし」パタン

男「よし、読み終わったな。じゃあ今日はここでお開きだ、帰れ帰れ」

元気娘「んーん、今のちょうどいいところで終わっちゃってたから次の巻読む」

男「…………」

元気娘「んー、ちょっと本棚に届かないな」プルプル

男「ベッドの端っこにいるからだろ。あとおまえがちっちゃいのと」

元気娘「ちっちゃい言うなっ。気にしてんだぞっもうっ」

男「一応気にしてはいたのか」

元気娘「よいしょっと」ゴロン

男「寝転がって移動すんなよ。掛け布団シワシワになる」

元気娘「こうやって本をとって」スッ

元気娘「よいしょっと」ゴロン

男「!」

元気娘「これで元通りっと」

男(ゴロゴロ移動したから……スカートめくれたまんまに……)

元気娘「ふむふむ」ペラ

男(あーもう、せめて仰向けで読めよ!だから尻丸見えなの気づかないんだろ!)

元気娘「ふふーん」パタパタ

男(うわ、パタパタするとパンツにシワがよって……)ムラムラ

元気娘「うん、おもしろかった」パタン

男「……ほら、もう暗くなるぞ。おまえの家、近くってわけじゃないんだろ?」

元気娘「そうだねー、今日はもう帰ろっかな」

男「ていうか、なんだったらマンガ貸してやるからさ、別に毎日来なくても……」

元気娘「んー、一冊だとあっという間に読んじゃうし、何冊も借りると重いし……」

男「てめえ全部自分の都合で……」

元気娘「あはは、じゃあまた明日もよろしくねー男ー」バタン

男「……帰ったか」

男「はー……」ボフッ

男「なんとか今日も襲わずにすんだ」

男(毎日毎日健全な男子の部屋に来て、無防備に振る舞いやがって……)

男(部屋に来るだけでもヤバイだろ。人によってはそれだけでセクロスokのサインだってみなすやつもいるんだぞ)

男(しかも制服で……いや、制服は上はどうでもいいんだが下がスカートだからな)

男(ほぼ毎日あいつのパンツ見てんだぞ。そのうちあいつの持ってるパンツフルコンプするぞ俺)

男「はあー……」

男(ヤバイ時は早めに帰って抜いとくとか……でもにおい残るかな)

翌日

男「ただいまー」バタン

男(やっぱ母ちゃんも父ちゃんも帰ってないか)

男(いつも夜遅いからなー)

男(それがなおさらヤバイ原因なんだが……二人っきりになるし)

男(くっそ、妹とか姉とか欲しかったな……萌えとか関係なく)

男(姉か妹が同じ家にいるならさすがに襲ったりはしないだろうしな)

元気娘「やっほー!今日も来たよー!」バタン

男「……今更だけど、ノックとかもしないんだよなおまえ」

元気娘「あ、そうだったね。でも大体あたしが来る時間決まってるし、いいでしょ?」

男「…………」

男「毎日部屋に来るって、幼なじみキャラの特権だろ……」

元気娘「え?男って幼なじみとかいるの?」

男「非常に残念ながらいない」

元気娘「あ、でも友くんは?小さい頃から友達なんでしょ?」

男「俺のなかでは幼なじみってのは女の子にのみ送られる称号なんだ」

元気娘「友くんかわいそー」ケラケラ

元気娘「あれ?昨日あたしが読んでたのの続きは?」

男「あーどこやったかな」

元気娘「本棚きちんと整理しなよー」

男「途中から面倒になるんだよ」

元気娘「まあちょっとわかるけどさー」

男「あ、ほら、下のほうにあるぞ」

元気娘「あ、ホントだ。あったあった」スッ

男(そんな短いスカートで下に手のばすなって!ああー今日は花柄かくそう!)

元気娘「ふー」パタン

男「読み終わったか」

元気娘「うん」ヌギヌギ

男「まてまてまて!おまえなに脱いでる!?」

元気娘「だって今日暑くない?」

男「だからっておまえ……」

元気娘「ブレザー脱いだだけだよ。ちょっと早い夏服気分。半袖ではないけどね」

男(ブラウスってけっこうブラ透けるんだって……)

元気娘「あれ?男が読んでるのって」

男「ああ、おまえが読んでたのの次の巻だな」

元気娘「貸して」

男「俺が読んでる」

元気娘「何回も読んだんでしょ?貸してよ」

男「何回も読んだけど今また読みたいんだ」

元気娘「貸ーしーてーよー」ノソノソ

男「四つん這いでくんなバカ!」

男(胸見えてんだよちくしょうちっぱいなのに目がはなせねえ!)

元気娘「えへへー、とったあー」ペラ

男「くっそ……」

元気娘「男って優しいね♪」

男「強引にとったんだろうが」

男(まあ奪われてよかったかも……目のやり場に困ってたしな)

元気娘「うし、終わった」パタン

男「終わったか」

元気娘「キリがいいから今日は帰ろっかな」

男「おう、帰れ帰れ」

元気娘「ひどいなー男ー。お客、しかも女の子にたいして」

男「勝手に毎日来てマンガ読んで帰っていくのがお客かよ」

元気娘「古本屋ならそうだよね」

男「うちは違う」

元気娘「そんな事言っちゃって、ほんとは嬉しいんでしょ?」ニヤニヤ

男「はあ?」

元気娘「あたしが帰った後、あたしが寝転がってたベッドのにおいかいでみたり?」

男「してねえよ!」

元気娘「あははー、じゃあまたねー」

男「ちょっ、からかうだけからかって逃げんな!おい!」

男「くそ、あいつ……」

男「…………」

男「…………」クンクン

男(うわ、すげーいいにおい……)

翌日

元気娘「来たよー……ふわぁあ」

男「なんだよ来て早々あくびって」

元気娘「なんか今日眠くてさ」

男「じゃあ自分の家で寝てろよ……」

元気娘「もう来ちゃったんだもーん」ボフッ

男「こら、飛び込みやめろ。ベッドがきしむだろ」

プルルルル

男「あ」

元気娘「電話だね」

男「ちょっとでてくるから、大人しくしてろよ」

元気娘「だーいじょーぶ。エッチな本探したりしないから」

男「んなもんあるか!」

元気娘「ないの?」

男「くっ……とにかく大人しくしてろ!」ダダダ

元気娘「へへー」ニヤニヤ

男「はい、うちはそういうの、ほんとにけっこうですから。はい、はい」ガチャ

男「ったくしつけーな。いいって言ってんのに」

男「やべ、早くしないとあいつ、本気でエロ本探してるかも」ダダダ

ガチャ

男「ん?」

元気娘「すー……すー……」

男「寝てやがる……」

元気娘「ん……」モゾ

男(マジでこいつ、警戒心ってもんがないのか?)

元気娘「すー……すー……」

男(同級生男子の部屋で寝るとか……)

元気娘「んん……」モゾモゾ

男「おい」ユサユサ

男(うわ、こいつ肩ほっそ!さすがチビッ子!)

元気娘「んんー……」

男「起きないし……」

男(華奢な肩だったな……)

男(足も細いし……てかきれいだな足)

男「…………」ムラムラ

男(ち、ちょっとだけ)ピラ

男「おお……」

男(パ、パンモロ……というか俺がめくったからだが……)ドキドキ

男(もっとよく見たい……)ジー

男(すげー……女子のパンツってこうなってるのか……)ジー

元気娘「んん……」

男(このレースは……蝶の形になってんのか……)ジー

男(お、こんなとこまでフリルが。凝った作りしてんな)

男(ていうかこいつ、チビッ子でいっつも騒がしいくせに、こんな女の子らしいかわいいパンツはいて……)

男(ありだな、うん)

男(いつまでも見てたいな……)ジー

男「はあ、はあ」

男(も、もう我慢できない……!)カチャカチャ

男「はあ、はあ」ボロン

男(レイプはほんとに取り返しつかないから……)

男(せめて直にパンツ見たままそれをオカズにして抜いて……)

男「くっ」ゴシゴシ

元気娘「すー……すー……」

男「はあ、はあ」ゴシゴシ

男(す、すげー気持ちいい……!エロ本とかパンチラ画像とかをオカズにするよりずっと……)ゴシゴシ

元気娘「んん……」モゾモゾ

男(や、ヤバイ、もう……ティッシュティッシュ!)ガサガサ

元気娘「ふわぁあ……」ムク

男「えっ!?あっ!」ドピュ!

元気娘「んう……?ひゃっ、ひゃあっ!?」ベチャ!

男「はあ、あ……」ビクンビクン

元気娘「ふえ……な、なにこれ……ひゃあっ!?」バッ!

男「あっ、いや違うんだ!スカートはめくったけどそれ以外は……」

元気娘「それより早くそれ隠せばかあ!ていうかスカートめくれてたのも男の仕業なの!?」

男「い、いや……それは」

元気娘「早く隠せって言ってるだろばかあ!」ブンッ!

ゴッ!

男「ぐああ!」

数分後


元気娘「とりあえず正座」

男「はい……」スッ

元気娘「はあー……」

男「…………」ビクビク

元気娘「まず確認ね」

男「はい……」

元気娘「寝てるあたしのスカートめくったのは男?」

男「はい……」

元気娘「寝返りした時にめくれたとかじゃなくて?」

男「俺がめくりました……」

元気娘「ふーん……」

(´д`)ハァハァ
(´д`)………ふぅ
(*´д`*)っ④

ごめん>>37は数分後じゃなくて数十分後だ

元気娘「それで、何してたの?」

男「え?」

元気娘「す、スカートめくって、何してたの?」

男「そ、それはその……」

元気娘「…………」

男「げ、元気娘さんのパ……下着を見て……」

元気娘「…………」

元気娘(うー……///!)

男「お、オナっ……じ、自慰行為を……」

元気娘「や、やっぱりもういい!」

男「え?」

元気娘(恥ずかしくてこっちが耐えらんないよ///!)カアアー!

元気娘「そ、それでその結果、あんなのあたしにかけてくれちゃったんだ!?」

男「うっ!」ビク!

元気娘「ひどかったよもう……男の家のシャワー借りる事になるなんて思わなかったよ」

男「ご、ごめん……」

元気娘「それで、男はどうするのかな?」

男「…………」

元気娘「女の子にたいしてあんな事して、どうするのかな?」

男「っ、す、すみませんでした!」バッ!

男「性欲にまかせてひどい事をしてしまいました!ごめんなさい!」

元気娘「…………」

男「本当に、ごめんなさい……」

元気娘「あ、あのさ、男」

男「な、なに?」

元気娘「他の女の子だったとしても、ああいう事したの?」

男「え?」

元気娘「たとえば、あたしじゃなくて委員長ちゃんだったり、ツンデレちゃんだったりしたら……」

男「そ、それは……」

元気娘「別に反省してないとみなしたりしないから、正直に答えて」

男「わ、わかった……」

男「…………」

元気娘「…………」

男「しない……と思う」

元気娘「それは、なんで?」

男「え?」

元気娘「なんで他の女の子にはしないの?」

男「なんでって……」

男(なんでだろ……?自分でもわからん……)

元気娘「ねえ、なんで?」ズイッ!

男「ちょ!おい!」

男「ち、近いって……」

元気娘「教えてくれないと離れないよ」

男「くっ……」

男(や、やっぱりいいにおいするなこいつ)ドキドキ

男(俺のかけてしまったその……アレのにおいつくかと思ってたけど、シャワーでしっかり流してきたんだな)

男(それにこいつ、チビッ子のくせに、かわいいな……)ドキドキ

元気娘「ねえ、なんで?」

男(ああ、そっか、俺……)ドキドキ

男「……好きだから」

元気娘「え?」

男「お、おまえの事、好きだから!」

元気娘「!」

男「だから、他の女の子にはしようと思わないんだ……」

元気娘「だ、だからって……」モジモジ

元気娘「あたしにあんな事していいわけじゃ、ないんだよ?」

男「そ、それはわかってる。本当にごめん」

元気娘「…………」モジモジ

男「それでその……」

元気娘「な、なに?」

男「返事は……?」

元気娘(うー……///!)

元気娘「あ、あたしだって……」モジモジ

元気娘「好きでもない男の子の部屋に一人で来るなんてこと……さすがにしないもん……」

男「あ……」

男「じゃ、じゃあ……」

元気娘「あたしも前から……男の事好き……」

男「……ありがとう」

元気娘「うん……」

元気娘「で、でも!」

男「ん?」

元気娘「エッチな事は、まだダメ」

男「それはまあ……わかってる」

元気娘「ちゃんと段階ふまないと、ダメ」

男「反省してます……」

男「あ、付き合うとなると、1つお願いがあるんだ」

元気娘「な、なに?」

男「もうちょい警戒心持ってくれ」

元気娘「え、ええ!?」

男「だって無防備なの学校でも変わんないし。昼休みスポーツするのはいいけど、短パンなりスパッツをはいてくれ。他の男子もいるんだから」

元気娘「あ……///」カアアー!

男「やっぱり好きな女の子の下着が他の男子に見られんのは嫌だ」

元気娘「も、もっと早く注意してよ///!」カアアー!

男「だ、だって好きだって自覚したのついさっきだし……」

元気娘「も、もしかして、男も今まではそれを見てたりした……?」

男「そ、そそそそんなことは」

元気娘「やっぱり!なんでそういう事しか考えられないんだよこのエッチ!」ビシ!ビシ!

男「いて!いて!ごめん!ごめんって!」

翌日

元気娘「やっほー、来たよー!」

男「……付き合い始めても、この習慣は変わらないんだな」

元気娘「あんなエッチな事されても、この習慣は変わらないんだよ」

男「すみませんでした……」

元気娘「ふふっ」

元気娘「でもまあ、男以外の人にやられたら、怖いし嫌だよ?」

男「それはそうだろうな」

元気娘「男でもやっぱりちょっと怖かったけど」

男「…………」

元気娘「だから、ちゃんと付き合って段階ふまないと、ああいう事しちゃダメだよ?繰り返すけど」

男「わかってます……」

元気娘「そのかわり……」

男「ん?」

元気娘「んー……♪」

チュッ

男「!」

元気娘「来るたびに、こうしてあげるから♪」

男「…………」ドキドキ

元気娘「どうしたの?」ニヤニヤ

男「今のを毎回してもらえるなら……その……」

元気娘「んー?」ニヤニヤ

男「……毎日来てください」

元気娘「ふふっ、素直でよろしい」





おわり

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