乙坂「安価で歩未を生き返らせる」 (222)

乙坂「歩未……。必ず僕が救ってやる……」

乙坂「まずは>>3に相談することにしよう」

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命の鐘の十常寺

乙坂「命の鐘の十常寺……。聞いたことがない名だな」

乙坂「そいつと出会うにはどうすれば良いんだろうか」

乙坂「取り合えず>>7に行ってみるか」

参道

乙坂「参道か、近くの神社にでも寄ってみるかな」

乙坂「お参りで十常寺の居場所がわかるように祈ってみようか」

ー数分後ー

乙坂「一応着いたが……休日だというのに人が少ないな」

???「あれ?きみは……」

乙坂「あ、あんたは……>>9!」

白柳さん

白柳「乙坂くん……」

乙坂「え、えーと、その……」

白柳「良かった、ちゃんと外出してるんだね」

乙坂「あ、ああ。この前はその……。すまなかった。妹の死がショックすぎてきみに八つ当たりをしちゃって」

白柳「ううん、良いの。私だって身内の人が亡くなったらすごい哀しむだろうし……。乙坂くんはなにも悪くないよ」

乙坂「そう言ってくれると助かるよ」

白柳「その様子だともう大丈夫みたいだね」

乙坂「ああ、まあいろいろあったんだが、今は普通の生活を送ってるよ。ちゃんとカップラーメン以外のものも食べてる」

白柳「そっか。良かった」

乙坂「それはそうと白柳さんはどうしてここに?」

白柳「んっと。私結構好きなんだ神社巡り」

乙坂「へえ。そうなんだ」(変わった趣味だな……)

白柳「そうだ。乙坂くん、もし暇だったらこれから>>13に行かない?」

甲子園球場

乙坂「甲子園?」

白柳「うん、ちょうど今日高校野球の試合があるんだ」

乙坂「そうなんだ」(僕が荒れた生活を送ってる間にもうそんな時期になっていたか)

白柳「えーと、もしかしてあんまり野球とか興味ないですか?」

乙坂「いやそんなことないよ、この前も……。成り行きで野球部に交じって試合とかしたし」

白柳「へえすごい!それで試合の結果は?」

乙坂「一応、1ー2で勝ったよ。と言っても2点とも振り逃げで得た点なんだけどね」

白柳「ますますすごいじゃないですか。それじゃあその……。一緒に行ってくれますか?」

乙坂(どうする。僕は今、歩未を生き返らせる方法を模索している途中だ。こんなところで寄り道をしている場合じゃ)

白柳「ダメ……ですか?」ウルウル

乙坂「う……」(その目はズルいだろ……)

乙坂「良い……よ」

白柳「良かった。それじゃあ行きましょうか」

乙坂「うん……」

ー甲子園球場ー

乙坂「け、結構暑いなぁ」

白柳「人の熱気もあいまってより暑さが増してますね」

乙坂「それでどっちの学校を応援しているの?」

白柳「後攻の方です。知り合いの子が野球部に入ってるので」

乙坂「ふーん」

友利「あっれ?こんなところで会うなんて奇遇ッスねぇ」

乙坂「うん?おお。お前こそこんなところでなにやってるんだ」

友利「なにってここ甲子園ですよ。野球観戦に決まってるじゃないですか」

乙坂「いや、まあそれはわかるんだが」(こいつ野球好きなのか?そういやナックルの握り方とかえらい詳しかったよな)

白柳「お知り合いの方ですか?」

乙坂「ああ、うちの学校の生徒会長の友利奈緒だ」

友利「どうもッス」

乙坂「でこっちが」

友利「説明されなくてもわかりますよ。白柳さんですよね」

白柳「ええ、でもどうして私の名前を?」

友利「そりゃあだって、この男が能力を悪用して付き合おうとした女性……」

乙坂「し、白柳さんちょっとここで待っててくれるかな?僕この人と少し話があるから」

白柳「ええ、それは構いませんが、今の能力と言うのは……」

乙坂「あーなにも聞こえないー。行くぞ、友利」ダッ



友利「まさかいきなり強引に連れ出させられるとは思いませんでした」

乙坂「お前がいきなりとんでもないこと言い出すからだろ」

友利「軽いジョークのつもりだったんッスけどねぇ。まあいいや。そんなことよりどういう経緯で彼女と
野球観戦することになったんですか?」

乙坂「なんでそんなこと聞くんだよ」

友利「いえ、純粋に好奇心からです」

乙坂「まあ、そのいろいろあってだな……」

友利「だーかーら、そのいろいろの部分を教えろって言ってんだよ!なるべく短くな」

乙坂「あ、ああ。わかったよ」

乙坂「カクカクシカジカ」

友利「ふむふむ、そういうわけでしたか。なるほど」

乙坂「なあちょっと質問があるんだが良いか」

友利「なんでしょう?」

乙坂「友利は今まで協力者の力を借りて、いろんな能力者たちを見てきたんだよな?」

友利「ええまあそうですが」

乙坂「その中で死者を生き返らせる能力を持ったやつなんて……。いなかったかな?」

友利「残念ながら今の段階ではそのような方は見つかってませんね。というより、もしそんな方がいらっしゃるなら
あの事故が起こってから真っ先に会いにいってますよ」

乙坂「そうだよな……。悪かったな。変なこと聞いて」

友利「いえ、おきになさらず」

乙坂「はあ、なんとか歩未を蘇生させる方法はないのか……」

友利「……。ないこともないですよ」

乙坂「!ほ、本当か?教えてくれ!どうすれば良い?」

友利「正直言ってかなり大変危険な方法です。その覚悟がありますか?」

乙坂「ああ!歩未のためだったらなんでもするよ。だから早く!」

友利「そうですか、わかりました。ではまず>>26してください」

私とデート

乙坂「ど、どういうことだよ」

友利「言った通りの意味です。私と一日デートしてください」

乙坂「ふざけるな!僕は真剣なんだぞ」

友利「こっちだって真剣に言ってるんです」

乙坂「ぐっ……。でもお前とデートすることと歩未を生き返らせることがどう関係あるんだ?」

友利「簡単な話です。私はあなたに蘇生に関する情報をあげます。代わりに、あなたは私をデートで楽しませてほしいのです」

乙坂「えーと、つまり?」

友利「かっこよく言うと等価交換ってやつッス」

乙坂「はあなるほど」(でもなんでデート?)

友利「ちなみに私が楽しめなかった場合は情報をあげませんからね」

乙坂「はあ!?マジで?」

友利「ええ、それだけではなく罰ゲームも受けてもらいます」

乙坂「ば、罰ゲームってどんなだよ」

友利「さぁ?それはそのときになってからのお楽しみってことで……」

乙坂(こええよ!)

友利「それでどうするんですか。今の私の話、受けるんですか」

乙坂「……。わかった。それじゃあ日にちは?場所はどこが良いんだ?」

友利「日にちはまた後日追って連絡します。場所はあなたが決めてください」

乙坂「良いのか?僕に選択権を委ねて」

友利「ええ。まあただもちろん、私が楽しめそうな場所を選んでくださいね」

乙坂「はあ」(こいつの好きそうなところってどこになるんだろう?)

友利「それじゃ試合観戦に戻りますか。期待してますよ。イケメンで成績優秀でモテモテの乙坂有宇くん」

乙坂(そのわざとらしい言い方はやめろ)

ー数日後ー

友利「もしもし」

乙坂「もしもし」

友利「先日の件ですが、今度の日曜日に決行したいと思うんですがどうですか?」

乙坂「大丈夫だ、なんの予定も入っていない」

友利「そうですか。では場所のほうですがもう決めてありますか?」

乙坂「ああ、>>35に決めていた」

どこぞのコンサート会場

友利「コンサート会場?」

乙坂「ああ、ダメか?」

友利「良いッスけど誰のコンサートなんですか」

乙坂「>>39のコンサートだ」

乙坂「ZHIENDのコンサー……」

友利「マジッスか!」

乙坂「反応がはええなおい!」

友利「本当の本当にZHIENDのコンサートなんッスね!?」

乙坂「こんなところで嘘をついたってしょうがないだろ」

友利「やったー!今始めてあなたに感謝の言葉を送りたいと思いました」

乙坂「出来れば始めてってところだけは端折って言ってほしかったかな……」

ーデート当日ー

乙坂「ちょっとはやく来すぎたかな……」

友利「あ、デート相手、発見。私より先に来てたんですね。これは評価出来ます」

乙坂「そりゃあどうも」

友利「あ、そうだ。コンサートが始まるまで時間ありますしどこかで時間潰しません?」

乙坂「ああ構わないがどこが良いんだ?」

友利「私が決めて良いんですか?」

乙坂「デート場所は僕が決めたからな。今度はお前の番だ」

友利「わかりました。では>>46で時間を潰しましょう」

喫茶店

友利「近くに良い雰囲気の喫茶店があるんで、そこで良いですか?」

乙坂「わかったよ。それじゃ案内してくれ」

友利「はい。ではついてきてください」スタスタ

乙坂「ああ」スタスタ

友利「…………」

乙坂「…………」

乙坂(沈黙はまずいよな。なにかしゃべらないと)

乙坂(どんな話題を振ろうか)>>49

喫茶店の雰囲気についての感想とメニューを見て何を頼むか

乙坂「今から行く喫茶店は具体的にはどういう雰囲気なんだ?」

友利「そうッスねぇ。噛み砕いて説明するとオシャレでレトロな雰囲気のお店って感じですかね」

乙坂「ほう……。ちなみに友利はなにを頼むつもりだ」

友利「腹一杯の状態で体力結構使うコンサートに行くのもあれなんで、コーヒーだけで済ませようと考えてます。あなたはなにを注文するつもりで?」

乙坂「僕も飲み物だけにしとくつもりだ」(この間のネットカフェ生活が原因であんまり金に余裕ないし)

友利「そうですか。あ、つきましたよ」

乙坂「ここか……」(本当にシャレてて古めかしい雰囲気だな)

店員「ご注文はお決まりでしょうか?」

友利「コーヒー1つ。で、あなたは結局なにを?」

乙坂「そうだな……。じゃあコーラで」

店員「かしこまりました」

友利「いやぁ!それにしてもまさかZHIENDのコンサートに誘ってくれるとは想像もつきませんでした」

乙坂「まあ、お前が好きそうなのが、それくらいしか思いつかなかったからなんだけどな」

友利「キャンプのときにZHIENDの話をしといて良かったッスわー。おかげでコンサートにも行けるんですからね」

乙坂「まあな……。なあ?」

友利「なんですか」

乙坂「その、今お前楽しんでるか」

友利「ええ、楽しいですよ。でもなんでそんなことを?」

乙坂「そりゃあ、お前が楽しんでくれないと歩未を生き返らせないからな」

友利「ああ、そういうことですか」

乙坂「それで……。どれぐらい楽しんでる?」

友利「そうですねぇ。まあ>>56点ってところでしょうか」

安価毎回遠い

50
人もそんなにいないんだし下2ぐらいでいいと思うんだけど

>>53>>56
すみません安価ssは初めてでしたので適当にレスを付けてました
これからはなるべく近くにいたします

乙坂「50点ねえ……」

友利「ご不満ですか」

乙坂「いや、予想してたよりは悪くない点数だなぁって」

友利「そんなに厳しいジャッジはくださないつもりなので安心してください」

乙坂「そりゃあどうも」

店員「お待たせいたしました。コーラとコーヒーになります」

乙坂(飲み物だけとはいえずいぶん早く来たな)

友利「ここ、速さがウリみたいなんッスよ」

乙坂「そうなのか」(考えてたことが顔に出てたみたいだな)

友利「くぅー。相変わらずの強烈な苦みが口の中に広がってきましたー!」

乙坂(顔がかなり歪んでるが大丈夫なのかよ……)「そんなに苦いのか」

友利「一口飲んでみます?」

乙坂「え、いやしかしその……」

友利「ん?なんッスか」

乙坂「えーとだな……」

友利「だー、もう!ハッキリしないやつだな。さっさと言えっての」

乙坂「だからだなその、間接キスになる……」

友利「はぁ……。おめえは小学生かよ!高校生にもなってそんなこと気にしたりしねえよ」

乙坂「そ、そうか。なら遠慮なくいただくとしよう」ズブブブ

友利「で、感想は?」

乙坂「……。センブリ茶並に苦い」

友利「飲んだことあるんですか、センブリ茶」

乙坂「いやない、想像で言ってみただけだ」

友利「でしょうね」

乙坂「しかしこんなのよく飲めるな」

友利「最初は私もコーヒーの苦さじゃねえ、って思ったんですけど何回か飲んでるうちに結構クセになってきまして」

乙坂「僕は正直好きになれそうもないな」

友利「そうッスか。あ、あなたのコーラも一口もらいますね」

乙坂「あ、おいまだ僕が飲んでない……」

友利「……。コーヒーのあとに飲んだせいか変な味がします」

乙坂(つまり僕がいまコーラを飲んでも同じ味がするってことかよ……)




ー数分後ー

友利「そろそろ時間も頃合いですし、出ますか」

乙坂「ああ、金は僕が払っておくから」

友利「お、ちゃんとおごってくれるんッスね」

乙坂「まあ一応そこは男だしな」

店員「ありがとうございました」

友利「さてそれではいよいよ本命のほうに行きますか」スタスタ

乙坂「そうだな」スタスタ

友利「ふんふふふふふ」

乙坂(友利のやつえらくご機嫌だな。鼻歌なんて歌ってるぞ)

乙坂(そういやデートなのに手を繋いでないな)

乙坂(今までデートした子たちとは絶対手を繋いでたし)

乙坂(どうする手を繋いでみるか?」



1なにも言わず友利の手を繋ぐ
2「手を繋いでみないか」と提案してみる
3なにも言わない
>>63

1

乙坂「…………」ギュッ

友利「!な、なんですか、急に。手なんか握りしめてきて」

乙坂「デートなんだから手を繋いだって……。良いだろ?」

友利「はあ。まあ別に良いですけど……。不覚にも少しドキッとしました」

乙坂「そうか」(僕も想像よりドキドキしてしまってる。意外にも)

友利「それでは改めて行きましょうか」

乙坂「ああ」

友利「…………」

乙坂(思ったより友利の手あったかいな)

乙坂(それに外が暑いからか結構汗もかいてて……。ってなんかこれじゃあ変態みたいじゃないか僕)

乙坂(これはたから見たらカップルに見えるのかな。見えるんだろうなぁ。こんなの知り合いに目撃されたら……)

???「あー!」

乙坂「!この声は……>>68

白柳

乙坂「白柳……さん」

白柳「乙坂くんじゃないですか、最近よく会いますね」

乙坂「そうだね」

友利「……」

白柳「えっとそちらの方は確か」

友利「友利奈緒です」

白柳「ああ、そうそう友利さん」

乙坂「それよりきみはどうしてここに?」

白柳「少しこの近辺を散歩してただけです。あの……。お二人は今」

友利「いろいろあって彼とデート中です」

白柳「え!それじゃあお二人はお付き合い……」

乙坂・友利「違う」

白柳「そ、そうなんですか?でも手を繋いでますし」

乙坂・友利「流れでこうなっただけ」

白柳「はぁ」(息ピッタリ……)

友利「そんなことより早く会場に行きましょうよ」

乙坂「お、おう。そうだな。ごめん、白柳さん。僕たち今コンサートに行く途中なんだ。だからまた今度ゆっくり……ね」

白柳「あ、はいわかりました。それでは乙坂くん、友利さん。さようなら」

乙坂「うん、さようなら」

友利「さいならーッス」

ーコンサート会場ー

サラ・シェーン「はーい、というわけで以上を持ってZHIENDのコンサートは終了ー!みんなー!来てくれてありがとうねー」

友利「いやぁ!最高でしたねぇ!生で聞くのは始めてだったんッスけどあそこまで胸に響き渡るとは思いませんでした」

乙坂「ああ、確かに。ファンでない僕でもこう、ズンと来るものがあったよ」

友利「本当、こういうところだけは気が合いますね」

乙坂「そんなに僕とお前ってケンカみたいなのしてたっけか?」

友利「ケンカってほどでもないですけどほらキャンプのとき野菜も食わなきゃダメだぞーってやかましいほど言ってたじゃないですか」

乙坂「あれはあまりにも肉ばっかカゴに入れてたからであってだな……」

友利「食器もすぐに洗わなかったときは正直引きましたし」

乙坂(ああ、こっちは意外にもお前が几帳面でビックリしたよ)

友利「あー!肉って言われてたらお腹空いてきちゃいましたー。なにかおごってくれませんかぁ?」

乙坂「うーん、まあそんなに高くない店だったら入っても平気だが」

友利「じゃあ>>75に行きましょうよ!」

ラーメン二郎

乙坂「ラーメンか。まあそれぐらいならおごってやれそうだ」

友利「それは良かったッス」

乙坂「で、僕は知らないんだがこの辺にラーメン二郎なんてあるのか?」

友利「あるッスよぉー。ここからちょっと歩きますけど」

乙坂「そうか。じゃあまた案内してもらわないとな」

友利「そうなるッスねぇ。じゃあついてきてくださいッスねぇ」


ー数十分後ー

乙坂「おい、友利。もうだいぶ歩いた気がするんだがまだ着かないのか?」

友利「うーん、確か前に来たときはこのあたりにあったと思うんですけど……」

乙坂「なあ、今から行こうとしているラーメン二郎に、最後に来店したのはいつなんだ」

友利「三、四年前に一度だけッスよー」

乙坂(通りで記憶が当てにならないわけだ……)

友利「あ、ありました!あそこです」ダッ!

乙坂「ちょ、友利!急に走り出すなよ」(走るの面倒だからゆっくり行こう)

友利「…………」

乙坂(なんだ?青ざめた表情を浮かべながら引き返してきたぞ」

友利「大変な事態です」

乙坂「なんだ。もしかして店が休みだったのか?」

友利「違います」

乙坂「だったら店自体が潰れてたとか?」

友利「それも違います」

乙坂「……。もう答えを当てるのは諦めた。正解を教えてくれ」

友利「店が……店が……。>>81してました!」

ペロリストに占拠

乙坂「ペロリスト?テロリストじゃなくて?」

友利「はい。ご存知ありませんか」

乙坂「知らん、聞いたこともないぞ。どんな連中なんだ」

友利「説明するより実際に見てもらったほうが良いでしょう。こっちです。ついて来てください」

乙坂「ああ」


ーラーメン二郎ー

ペロリスト1「あずにゃんペロペロ(^ω^)」

ペロリスト2「天使ちゃんペロペロ(^ω^)」

ペロリスト3「マミさんペロペロ(^ω^)」

乙坂「……。なにあれ」(客が全員フィギュアらしきものをひたすらなめてるぞ……)

友利「見ての通り彼らがペロリストです」

乙坂「変態の間違いだろ」

友利「まあそうとも言います」

乙坂(否定しないのかよ……)「何者なんだあいつら」

友利「性的興奮が抑えられず、一心不乱に興奮相手をペロペロする人。それがペロリストです」

乙坂(真顔でそんなこと言われてもなぁ……)「取り合えず他の店をあたろう。こんなところでメシなんて食えやしない」

友利「なに言ってるんですか。ここまで来たんですから、なんとしてもここのラーメンを食っていきますよ」

乙坂「いやいやお前、あの異様な空間の中でメシなんて食えるのか?僕は嫌だぞ」

友利「忘れてやしませんか?私たちは能力者ですよ」

乙坂「おい、まさか……」

友利「能力を駆使して彼らを店から追い出します!」

乙坂(野球のときより能力を使う理由がくだらねぇぇ!)

乙坂「で、結局どうするんだ」

友利「まず、あなたの能力でペロリストの一人に乗り移ります。そして>>88してください」

私に腹パン

乙坂「すまん、なに言ってるかわからんのだが……」

友利「あ、腹パンっていうのは腹にパンチをするって意味でですね」

乙坂「そんなことを聞いてるんじゃねえよ!なんでお前にそんなことをしなきゃいけないんだよ」

友利「あー、説明するの面倒なんで取り合えず乗り移ってもらいませんか」

乙坂(無茶苦茶だ……)「って言っても店を出てお前を殴るなんて五秒で出来るかどうか」

友利「急げば間に合うでしょ。もし途中で効果が切れてもまたすぐに乗り移れば良いわけですし」

乙坂「まあそれはそうだが」

友利「じゃあさっさとやっちゃってください」

乙坂「へいへい」

乙坂「…………!!」

ペロリスト「!……。」ダッ! 

友利「お、結構早いですね」

ペロリスト(乙坂)「おりゃあああ!」ドカッ

友利「ぐふ!……くっ……」

ペロリスト「……。あ、あれ拙者こんなところでなにを……」

乙坂「で?あとはどうするんだ」

友利「またこのペロリストさんに乗り移ってください」

乙坂「は!?乗り移ってどうするんだよ」

友利「また私を殴ってください」

乙坂「まて、友利。なんの狙いがあるかはわからんがそう何発も人を殴るなんて……」

友利「いいからサッサとやれ!」

乙坂「!……。くっそ、もうこうなったらやけくそだ!」

ペロリスト「……!」

ペロリスト(乙坂)「どりゃあああ!!」バキッ

友利「ぐうう!……うう……。また乗り移って……殴ってください」

乙坂「くっ……。いい加減にしろ!あと何回これを繰り返せって言うんだ」

友利「そう……ですね……。あと>>94回ぐらいやってもらえたら嬉しいッスかね……」

3

乙坂「三回だと……」

友利「ええ、お願いします」

乙坂「そんなに殴れるわけないだろ!これ以上付き合ってられん。僕はもう帰るぞ」

友利「今帰ったら、私を楽しませれなかったと判断し、歩未ちゃんを蘇生させる方法を教えてあげませんよ」

乙坂「ぐっ……そこでそれを出すのかよ。卑怯者め」

友利「なんとでも言ってください。さあ残り三発殴ってもらいますよ」

乙坂「……。クッソがああ!!」

ペロリスト「……!」

ペロリスト(乙坂)「せりゃあああ!」ドンッ

友利「がっ!!はぁはぁ……もっと……腹以外もぶん殴ってください」

乙坂「チッ!わかったよ……!」

ペロリスト「……!」

ペロリスト(乙坂)「それじゃあ顔を殴らせてもらうぞ!」バシッ!

友利「ぶっ……くっ……鼻血が出てしまいました……」

乙坂「言われた通りあと一発だな」

ペロリスト「……!」

ペロリスト(乙坂)「これでラストだぁああ」ドスッ!

友利「ぐは!……いってえ……」

乙坂「はぁはぁ……。これで終わりだな」

ペロリスト「え、ええとさっきから、拙者はなにをしているのでござろうか?記憶がさっぱりござらん」

友利「ありがとうございました」

乙坂「さあ説明してもらおうか。なんでこんなに僕を殴らせたのか。そしてなんでこれでペロリストたちを店から追い出せるのかの説明も頼むぞ」

友利「……。すみません。私あなたにうそをつきました」

乙坂「なに!?どういう意味だ」

友利「ペロリストさんたちを追い出すつもりなんて最初からありませんでした。本当の狙いはあなたが私を殴るように仕向けることだったんです」

乙坂「なんだよそれ……。ますます意味わかんねえよ。僕がお前を殴っていったいなにになるっていうんだよ!」

友利「それは>>100です」

真の友情のため

乙坂「またわけのわからないことを言い出したな……。友情のために殴らせるってどういう論理だよ」

友利「ちゃんと解説しますよ。まずあなたは私の言うことを信じて、指示通り私を殴ってくれましたよね」

乙坂「そりゃあそうしたら店からペロリストを追い出せるなんて言ったからな」

友利「そこッスよ」

乙坂「は?」

友利「常識的に考えてみてください。私が殴られたらペロリストさんを追い出せるなんて言われても普通信用しないはずなんです。だって二つの事柄にはなんの繋がりもないんですから」

乙坂「それは僕が思いつかないようなことを、お前が考えると思って……」

友利「ええ。つまりあなたは私を信頼して殴ったということですよね。それは私とあなたとで少なからずの友情が生まれていたという証拠になります」

乙坂「そういうことに……。なるのか?」

友利「少なくともあなたは私の言うことなら、だいたいのことは信じるということは確かなようです」

乙坂「なんだよそれ。結局お前はなにがしたかったんだ?」

友利「まあ簡単に言うと私が突拍子もないことを言い出したときに、説明されなくてもちゃんと従ってくれるぐらいの信頼関係が結ぶているかの友情確認みたいなものッス」

乙坂「なんでそんな面倒なことを……」

友利「これから先、生徒会の活動のさい、なにが起こるかわからないじゃないですか。いざというときに会長である私の信用性が低かったら私の指示にみなさんが従わない場合もありえると思うんッスよ」

乙坂「ああ……それで?」

友利「そうなったらもう各自バラバラに行動を起こしかねないんッスよ。自分で言うのもなんッスが私はあの生徒会のリーダーだと思ってるんで、リーダーとしてみなさんをちゃんと指揮出来るぐらいの信頼は得ておきたいと思ってまして」

乙坂「それにしたってもっと他の指示を出せば良かったろうに。どうしてこんな自分が傷つくような命令を出したんだ?」

友利「それは>>104だからッス」

生き返らせるためならどんなこともやるかどうかを見てみたかった

乙坂「つまり僕の思いの強さを見てみたかったと?」

友利「ええそうです。あなたがどれほど本気だったのか、それをテストしてみたかったんです。その結果、あなたはクラスメイトを殴るぐらいのことはしてのけました」

乙坂「してのけましたって大層な言い回しをするが別に人を殴ることぐらい言われれば誰だって出来るだろ」

友利「いえ、意外とそうでもないッスよ。なんの理由もなく知り合いを何発も殴るなんて精神的に結構きつい作業のはずですから。ま、あなたが私を嫌いだって言うなら話は別ですが」

乙坂「別に嫌ってはいねえよ」

友利「そうッスか。ま、とにかくあなたの本気を確認出来て良かったです」

乙坂「そうか。それじゃあその……。生き返らせる方法は……」

友利「ずいぶんせっかちさんですね。まだデートの途中だっていうのに」

乙坂「う……。すまん」

友利「でもまあ良いッス。そんなに知りたいならここらでデートを終わりにして合否発表といきましょうか」

乙坂「え?」

友利「どうなんッスか?今日一日、自分のエスコートに自信があるならここで終わりにすれば良いですし、まだ不十分だと思うならデートを続行させてください」

乙坂「……。よしわかった。デートを>>108しよう」

続けよう

友利「あっれー?続けるんですか?」

乙坂「意外そうだな」

友利「だってあなた、女の子の扱いに関してはかなりの自信があるんじゃないですか?」

乙坂「まあ、自画自讃になるが中学のときかなりモテたからな。能力のおかげで」

友利「ですからもう終わらせるものと思ってました」

乙坂(念には念を入れておこうと思ったんだよ)

友利「それじゃあどこへ行きます?相変わらずラーメン屋はペロリストさんたちで一杯ですし」

乙坂「どこか別の飲食店へ向かおう。しかしその前に……」

友利「なんッスか?」

乙坂「お前のキズの手当てをしないとまずいだろう。薬局へ行こう」

友利「別にこのくらいのキズは、普段から受けてますし平気なんッスけどねぇ」

乙坂「理由はなんであれ僕が殴って出来たキズだ。僕的には精神的に平気じゃない」

友利「ふーん。それじゃあ薬局へ行きましょうか。といっても私、この辺の地理に詳しくないッスけど」

乙坂「残念なことに僕もまったく土地勘がない」

友利「ってじゃあどうするんッスか」

乙坂「その辺の人に尋ねるしかないだろ」

友利「クソみたいに時間がかかる方法じゃねえか!」

ー数十分後ー

乙坂「人に道を尋ねながら進んできたが……。それらしきものが見当たらないな」

友利「んー、ですねー」

乙坂「さっき聞いたおじいさんによると、この道をまっすぐ行ったら着くはずなんだがな……」

友利「あ、あれじゃないッスかね?私ちょっと走って行ってきます」ダッ!

乙坂「おい、友利!」(ケガしてるのに元気だなぁ、あいつ)

友利「…………」

乙坂(なんか暗い顔をして戻って来たぞ……。ってあれ?これなんかデジャビュってねえか?)

友利「……。大変です」

乙坂「なんだ、まさかまたペロリストに占拠されてたか」

友利「違います……」

乙坂「だったら今度こそ店が休みだったか、潰れてたかのどっちかか?」

友利「両方とも違います……」

乙坂「……。ついさっきと同じことを言おう。もう答えを当てるのは諦めた。正解を教えてくれ」

友利「薬局が……薬局が……>>113してました!」

能力者で構成されるテロリストに占拠されてた

乙坂「……マジ?」

友利「マジッス」

乙坂「………」

友利「取り合えずついてきてください。今警察の方が薬局の周りを取り囲んでますから」

乙坂(とんでもないことになってきたな……)

刑事「犯人らに告ぐ!君たちは完全に包囲されている。諦めて投降しなさい」

友利「見ての通りです」

乙坂「……。ドラマの撮影とかじゃないよな?」

友利「いい加減現実を受け入れてください。この光景は紛れもないリアルによるものです」

乙坂「……。笑えないな」

友利「ええまったく」

乙坂「それでその……。なんで占拠しているのが能力者たちだってわかったんだ?」

友利「その立てこもってる連中の一人がメガホンらしきものを使ってこう叫んでたんッスよ。『我々テロリスト集団は全員特殊な能力を持っている。例えば俺は>>118能力を持っている。お前ら警察では絶対に俺らを捕まえることは出来ない!』って」

フィギュアをぺろぺろさせる能力

乙坂「えーと、なにそのふざけた能力?」

友利「なにと言われましても……。簡単に説明しますとあらゆる相手を強制的にペロリストにする能力のようですね」

乙坂「ここでまさかのまたペロリストかよ……。ん?まてよ、じゃあラーメン屋のあの異様な光景を作り上げたのって」

友利「ええ。あのテロリストの仕業でしょう」

乙坂「なんてこった……」

友利「そんなことよりこれは結構やばい状況ですよ」

乙坂「なにがやばいって言うんだ」

友利「今のところ警察や周りの野次馬たちは、テロリストたちが能力者だということを信じていないみたいです」

乙坂「まあそれはそうだろうな。百歩譲って瞬間移動とか時間停止とかならまだしも、フィギュアをペロペロさせるなんて気持ち悪い能力、テロリストの妄言としか思わんだろうさ」

友利「しかしこれから先、彼らが大勢の人の前で能力を使ったらどうなります」

乙坂「……。少なくとも大量のペロリストが発生するんじゃないか。あんまり想像したくないけど」

友利「そうなったらここにいる人全員が、特殊能力を持った人物が実在すると理解してしまいます」

乙坂「それは……。結構まずそうだな」

友利「ええ、まず間違いなく情報が漏れて科学者たちの耳に届くでしょう。そうなればあの中にいるテロリストたち全員研究材料にされてしまいます」

乙坂「こう言っちゃあれだけど自業自得な気もするがな」

友利「確かにそうかもしれません。しかし、それでも私はもう兄のような犠牲者は出したくないんです」

乙坂「……。そうか、しかしどうやってあいつらに能力を使わさせないようにするんだ?」

友利「どうにかして彼らとコンタクトを取って、能力を公の場にさらすとモルモットにされてしまうという事実を伝えられれば良いんッスけどねぇ」

乙坂「うーんなんかその、念話みたいなの出来るやつ、うちの学園に居ないのか?」

友利「念話……。テレパシーッスか。少なくとも私の知ってる限りでは居ませんね」

乙坂「そうなると……。んーなにも思いつかんな」

友利「ええ、私もこれといって良い案が浮かびません。警察の制止を振り切って強引に薬局へ入るわけにもいきませんし」

乙坂「そうだよな……。なぁ一つ提案なんだが高城と柚咲を呼んだ方が良いんじゃないのか?」

友利「なぜですか?高城も黒羽さんもこの状況を打開するような能力を持ってはいませんよ」

乙坂「いや、能力目当てで呼ぶんじゃなくてさ、四人で考えればなにか妙案が出てくるかもしれないだろ?」

友利「そうッスねぇ、それじゃあ……」

1呼ぶ
2呼ばない
3高城だけ呼ぶ
4柚咲だけ呼ぶ
>>129

1

友利「じゃあ呼びますか」

乙坂「ああ」

ー数分後ー

高城「お待たせしました、だいたいのことはメールで把握済みです」

柚咲「あの……。私そんなに頭良くないですし、みなさんのお役に立てるかどうか」

高城「大丈夫です!ゆさりんはなにもしてなくても、ただそこに居てくれるだけでみなさんの癒しに……」

美砂「おい、てめえ。グダグダとキモイこと喋ってんじゃねーぞ!」

高城「ひい!急に美砂さんに変わるのはやめてくださいよぉ……」

乙坂(お前ら……。本当に今の状況わかってるのか?……)

友利「二人ともなにか案とかありますか?」

美砂「おう!あるぜ。すげえ簡単な方法がよ」

乙坂「本当か?」

美砂「ああ、ようはあいつら全員を外に出せば良いんだろ?だったら私の発火能力で薬局を燃やして火事にしちまえば、中にいるやつらも慌てふためきながら出てくるだろうよ」

友利「てめえもう少し穏便な方法は思いつかねえのよ!」

美砂「ああん?なにか問題あんのかよ」

友利「まず前提が間違ってんだよ。能力者連中を店外に追い出したら、追い詰められたと思って、能力を使って一般市民に危害を加える可能性だってあるんだぞ」

美砂「だったら能力を使われる前に私がテロリストたちを燃やしちまえば、万事解決するんじゃねーのか」

友利「ドあほ!相手の人数もどんな能力を持ってるかもわからない状況で、たやすく全員を倒せると思うのはおごり以外の何者でもねえんだよ。いい加減お前は頭を使うってことを覚えろ!」

美砂「なんだぁ?ケンカ売ってんのか?」

乙坂「おい、お前ら少し落ち着けって……」

パーン!!

友利「!!?」

高城「今の音って」

乙坂「銃声……。のように聞こえたよな」

美砂「チッ!ずいぶんとやべえ代物を持ってるようだな」

乙坂「ちょっと待て。能力者ってことは相手は僕らと同世代の人間だろ。そんな年齢のやつらが拳銃なんてもの、そう簡単にゲット出来るとは思えんのだが」

友利「能力を悪用すれば、それぐらいのものを入手出来るのはたやすいはずです」

乙坂「そうなの……か?」

友利「無論能力の中身にもよるでしょうが」

乙坂(少なくともフィギュアをペロペロさせる能力で入手したわけじゃないな、うん)

乙坂(銃声が鳴ってから十五分ほど経過したが、結局高城も柚咲も美砂も名案と呼べるものは出してこなかった)

乙坂(そんなときだった)

テロリスト「おい、警察ども、俺らは腹が減った。そこらにいる野次馬の誰かにメシを持ってこさせろ!でないと人質の店員を一人撃ち殺すぞ!」

乙坂(テロリストのその命令に辺りは一気にざわめき始めた。さっきの銃声から奴らが拳銃を所持していることは明らかであるので、ハッタリではなく本気で銃殺しようとしているのかもしれない)

高城「とんでもないことになってきましたね」

美砂「上等じゃねえか。私がメシを持って行ってやらあ。そして帰りに大火傷を負ったテロリストどもを持って来てやるぜ」

乙坂(相手を燃やすことしか考えてないのかこいつ……)

友利「これで警察がどう動くかですね」

高城「普通に考えれば、一般人を装った警官の方に持って行かせるのではないのでしょうか」

友利「やっぱそうだよなぁ。うーん……」

乙坂「どうした」

友利「いちかバチかこれにかけてみますか」

美砂「お、なんだ良い案でも浮かんだのか」

友利「ええ、まあ。みなさん耳を貸してください。今から作戦をお話します」

高城「またずいぶんとリスクの高い作戦ですね」

友利「ええ、しかし現状ではこれくらいしか打開策が思いつきませんでした」

乙坂「友利。今聞いた限りだと一番危険な目に遭うのはお前になるわけだが」

友利「ええ、それがなにか」

乙坂「その……。怖くはないのか」

友利「ないと言ったら嘘になるッスけどまあ彼らを救うためです」

乙坂「任せて……。良いんだな」

友利「ええ、私を信じてください」

乙坂「!……。ああわかったよ。よしじゃあみんなそれぞれ配置につこうぜ」

美砂「おうよ!」

高城「了解です!」

刑事1「警部!食事を持って行かせる刑事を連れてまいりました」

警部「よし!さっさとパンやおにぎりの入った袋を持たせろ」

友利「ちょっと待ってくださーいッス!」

刑事1「な、なんだねきみは?」

友利「いやぁ、私のことなんてどうでも良いんですよ。それよりさっきのテロリストたちの声明聞きましたよ。大変ッスねえ。一般市民を店内に入れなきゃいけないなんて」

警部「その心配は無用だ。なにもばかみたいにテロリスト共の言うことに従う必要はない。市民を装った刑事に食事を渡す役を任せるつもりだ」

友利「それはちょっと危険じゃないんですかねぇ。もし万が一刑事さんだって素性がばれたら、逆上してなにをしでかすかわかりませんよ」

刑事1「なんだいきみさっきから。我々に文句を言いに来たのか?」

友利「いえいえそんなつもりは。もしよろしかったら、私が食事を持って行きましょうかって提案しに来たんッスよ」

警部「フ、その気持ちはありがたいが、一般人にそんな危ない役をやらせるわけにはいかないんだ」

友利「あちゃー。やっぱそうッスか。しゃーない。プランBだ」パチンッ!

乙坂(友利からの合図が来た!)「…………!」

警部「……!」

警部(乙坂)「彼女に食事の入った袋を持たせて薬局へ行かせろ」

刑事1「え!そんなどうしてですぐに……」

警部(乙坂)「いいからさっさとしろ!責任は俺がとる!」

刑事1「は、はい。あの……。どうぞ」

友利「どうもッス。それじゃあ私行ってきますね」ダッ!

警部「…………。ハッ!お、俺はなにを?」

刑事1「え、なにってあの女の子に食事を持って行かせた……」

警部「なに!?なぜそんな勝手なことをした!」

刑事1「勝手もなにも警部が急にそうしろと……」

警部「ああ?なに言ってやがるんだお前。チッ、ええいなんでもいい。すぐさまあの子を止め……」

市民1「きゃあああああ」

警部「なんだ、どうした!」

刑事1「警部、野次馬のいる辺りから火が燃え上がっています!」

警部「なんだと!」



市民1「火が……。急に地面から火が出て来るなんて」

市民2「うお、なんだこの火!どんどん火力を増していってる気が……」

市民3「危ないわ!ここにいたらみんな大火傷を負ってしまう!」

刑事1「警部!」

警部「早急に消防車を……」

市民1「あ、あれ火が消えた」

市民2「それも魔法みたいに急に……」

市民3「な、なんだったのかしら今のは」

刑事1「ひ、火が勝手に消えたようです」

警部「はぁ?おい一体なにがどうなってるんだ」

刑事1「わ、私に聞かれましても」

警部「クッ、どういうことだ……」ドスンッ

警部「な、なんだ今のすごい音は」

刑事1「さ、さぁ。なんでしょう?」

警部「ん?なんだ向こうの辺りから砂煙が立ち込めているぞ?」

刑事1「本当だ、なんでしょうね?あれ」

警部「ううむ、さっきからなにがなにやら……」

刑事2「あの……。警部」

警部「なんだ、悪いが俺は今考えごとをしているんだ。少し黙っててくれ」

刑事2「いや、あのでも……。あの女の子、薬局に入っていちゃいましたよ」

警部「ああ、忘れてたー!!」

乙坂「上手くいったみたいだな」

高城「ええ、どうやらそのようですね」

乙坂「お前……。大丈夫なのか?能力使って、頭から木にぶつかりに行ったんだろ」

高城「安心してください、前にも言いましたが鍛えてますので」

美砂「そんなことより、大丈夫なのかって問いたくなるのはあっちの方だぜ」

乙坂「友利か。作戦通り上手くいけばいいけど」

高城「彼女はやるときはやる人です。信じて待ち続けましょう」

乙坂(……。そうか、こいつもこいつなりに友利を信頼しているんだな)

友利「テロリストのみなさん、どうもーッス。メシ持ってきましたよー」

テロリスト1「……。さっさと袋を置いてこの場から失せろ」

友利(声から判断するにこいつがフィギュアをペロペロさせる能力者のようッスね)チラッ

女性「…………」

男性「…………」

友利(隅っこに店員や客と思われる人々が両手を頭の後ろに組んでますね)

友利(さてテロリストの人数は……>>148人か)

3人

友利(三人……。それも全員が拳銃を持ってやがるな)

友利(ん?よく見たら人質の中に肩から血を流している店員がいるな)

友利(どうやらさっきの銃声はこの人を撃ったときのものらしいな)

友利(大方あの店員が抵抗をしようとして、拳銃で反撃にあったってところか)

友利(しかし取り合えず死人は出ていないようだ。あの店員も一応軽い手当ては受けさせてもらってるようだし、出血多量で死ぬこともないだろう)

テロリスト1「おい、なにぼさっとしてやがる!早く袋を置いて帰れよ!」

友利「はいはいー、了解でーす」ドサッ!

友利「ああー!」

テロリスト1「てめえなんだデカい声出しやがって!ぶち殺すぞ!」

友利「私急にトイレに行きたくなっちゃいましたぁ。えーと、ここの店のトイレ使っても良いですか?」

テロリスト1「お前ふざけてるのか?良いわけねえだろ!」

友利「うう……でも……でも……もう漏れちゃいそうなんです……」モジモジ

テロリスト1「あのなぁちょっとぐらい我慢出来ねえのかよ」

友利「出来ないから……こうして頼んでるんです……。もしお漏らししちゃったら一生あなたたちを恨みますよ……」

テロリスト1「チッ!ああもう、警察もとんでもないアマを寄越しやがったな!さっさと両手を頭の後ろに組め」

友利「…………」

テロリスト1「当たり前だが俺も同行させてもらうぞ」

友利「はい……」

テロリスト1「拳銃を頭の後ろに突きつけた。少しでも変な行動を取ったら、脳天ぶち抜くからそのつもりでいろよ」

友利「わかりました……」

テロリスト1「はぁ……。おい、俺は今からこの女をトイレに連れていく。お前らその間ちゃんと人質を見張っとけよ」

テロリスト2「ああ」

テロリスト3「……」コクッ

テロリスト1「ほら行くぞ、まったくなんで俺がこんなことを……」

友利(ちょっと演技がわざとっぽすぎましたかね?まあでも黒羽さんのゆさりんキャラよりはマシでしょう)

高城(ゆさりんはキャラなんかじゃありませんよ!れっきとした性格であり決してメディア用に作られた人格などでは……)

友利(私の頭の中の高城も引くなっ!)

ートイレー

友利「あの……。女子の方のトイレに入っても良いですか?」

テロリスト1「どっちでも良いから早く歩いてくれ。もう俺は今やってることがバカバカしく思えてしょうがないんだ」

友利「わかりました、じゃあ女子トイレの方に……」ガチャ

テロリスト1「ほぉー、始めて入ったが小便器はないんだな。まあ当たり前と言えば当たり……」

友利(今だ!)フッ

テロリスト1「!?き、消えた……?」

友利「フンッ!」

テロリスト1「ぐぎゃああ!」

友利(よし拳銃を取り上げたぞ、このままこれを……)

テロリスト1「ぐが!?ぐがががが!」

友利(拳銃を相手の口に突っ込んだ……。これでそんなにデカい声は出せないだろう。よし姿を見せるか) スッ

テロリスト1「あが?ほ、ほまあ、いっはいとんなほりっくを……」ガサッ!

友利「!手を動かすな!それ以上動かすと発砲します!」

テロリスト1「…………」

友利「危ない、危ない。懐からフィギュアなんて出されたら私がペロリストにされてしまって、その間に殺されてしまいますからね」

テロリスト1「ほ、ほうしてほれを……」

友利「どうしてってあなたが自分で言ったんじゃないですか。メガホンを使って堂々と。無闇に自分の能力をしゃべるべきじゃありませんよ」

友利「取り合えず要件を伝えますね。まずこれから口に入った拳銃を外して、あなたにいくつかの質問をします。でもでかい声を出したら速攻で撃ち殺しますのでご注意を。わかりましたか?」

テロリスト1「…………」コクッ

友利「いやぁ。話が早く済んで助かりました」スポッ

テロリスト1「げほ……げほげほ……。あんた……能力者か?」

友利「ええまあ。そんなことより一応さっきの私みたいに、両手を頭の後ろに組んでくださいッス」

テロリスト1「ああ……」

友利「で、私はあなたの頭の後ろに拳銃を突きつけるっと。先刻と状況が逆転してしまいましたねぇ。ああ、そうそう変な動きを見せたら撃ちますんで。特に懐からなにかを取り出そうとする仕草なんかはしないようお願いします」

テロリスト1「ああ、わかってるよ……」

友利「ではまずあなた以外のテロリストの能力を教えてもらえるでしょうか」

テロリスト1「クッ……」

友利「仲間の情報は売りたくありませんか?でもですねぇ、言わないと酷い目に遭いますよぉ」

テロリスト1「わ、わかった。残り二人の能力は>>156>>157だ」

刃物を自由に操れる能力

ラッキースケベを発生させる能力

友利「その話本当ですよね」

テロリスト1「命の危機にさらされた状況で、嘘をつけるほど俺は肝は据わっていないんでね」

友利「テロなんか起こしてる人がなにを言いますか」

テロリスト1「…………」

友利「まあ良いでしょう。取り合えずあなたの言うことは信じます」

友利(刃物を自在に操るほうはともかく、ラッキースケベを発生させる能力は地味にうっとうしいな。私が透明になっても胸とかもまれそうだ)

友利「そしてこれから言うことは忠告です。注意して聞いてください」

テロリスト1「なんだ」

友利「能力を人の前で見せるのはやめたほうが良いッスよ」

テロリスト1「理由は?」

友利「世の中には能力者をモルモットにするような悪い科学者が蔓延ってるんッス。あなたたち、むやみやたらに能力を使用したら間違いなく科学者に捕まって、酷い目に遭わされますよ」

テロリスト1「まじかよ……」

友利「まじッス。ですからもう大人しく投降された方が良いと思いますよぉ」

テロリスト1「いや、まだだ。能力が使えなくてもこっちには拳銃も人質もいる。そう簡単にあの目的を諦めてたまるか」

友利「目的?そう言えばあなたたちがテロを起こした理由を聞いてませんでしたね。一応それもお答え願いますか。正直に」

テロリスト1「……。はぁ、良いだろう。答えてやる。俺たちの目的は>>166だ」

ゆさりんをペロペロすること

友利「……。引くなっ!」

テロリスト1「う……」

友利「どんな理由かと思ったらゆさりんだぁ?しかもなんだペロペロしたいって。てめえらもペロリストかよ」

テロリスト1「だって……。だって……。どうしても現役アイドルのゆさりんをペロペロしたかったんだよ……」

友利「ああもう、めそめそすんな!じゃあ黒羽……ゆさりんをペロペロ出来れば
投降してくれるのか」

テロリスト1「ん……まあ考えないでもない」

友利(曖昧な返答しやがった。クッソどうっすかな。なんとかして黒羽さんをここに連れてこないと)

友利(うーん、取り合えず電話で彼女と連絡するか)

友利「今からゆさりんこと西森柚咲さんに電話をかけたいと思います」

テロリスト1「なに!?あんたゆさりんの番号知ってるのか!」

友利「ええまあ。しかも彼女は今この薬局の近くにいます。ですからすぐにここに呼んでくることも出来ます」

テロリスト1「し、しかし、周りは警官だらけだぞ。ゆさりんをすんなり入れてくれるとは思えん」

友利「そこはあなたが協力してくれれば簡単に済む話ですよ。いいですか?まず私が彼女に電話をかけてから……」

ー薬局周辺ー

乙坂「友利の奴ずいぶん長い間店内にいるな」

高城「おそらくテロリストたちを説得しているのではないかと」

乙坂「中々帰ってこないってことはあんまり交渉は上手くいってないのかな?」

高城「さあ、それはなんとも。とにかく今の我々に出来ることは待つことぐらいしか……」プルルルルル 

美紗「お、私の電話か」 ピッ !

美紗「はい、もしもし……ん?なんだあんたか。ああ……ああ?柚咲に変わってほしい?へいへいわかりましたよ」 フッ

柚咲「……。ハッ!え、ええと……。あ、友利さん。はい……はい。今から一人で薬局に入ってほしい?」

高城「なんですとー!ゆさりんをそんな危険な場所に行かせるわけには……」

乙坂「高城。お前ちょっと黙ってろ」

柚咲「はい……電話を繋いだままで、刑事さんの前に行けば良いんですね。わかりました。私頑張ります」

乙坂「友利からか?」

柚咲「はい。ちょっと呼ばれたんで行ってきますね」

乙坂「今友利と話出来るか?」

柚咲「え?あ、はい。どうぞ」

乙坂「もしもし僕だ」

友利「あなたですか。なんの用ッスか」

乙坂「なぜ柚咲にだけ行かせる?僕たちは来ちゃいけないのか」

友利「ええまあ、そうッス。黒羽さんしか入れちゃダメって言われてるんで」

乙坂「どういうことだよ。テロリストたちと柚咲の関係がわからないんだが」

友利「ああ、もう!めんどくさい奴だな。あとでちゃんと説明してやっから今は高城と二人で待機してろ!」

乙坂「……。ああ、わかったよ。柚咲に電話を返す」

柚咲「それじゃあ行ってきまーす!」

高城「ああ、柚咲さん……。乙坂さん、私はこのまま彼女を見送って良いのでしょうか」

乙坂「友利がそうしろって言ったんだから、しょうがないだろ」

高城「うう……ゆさりんは現役のアイドルなんですよ。それを……それを……あろうことかテロリストたちが立てこもってる場所へ行かせるなんて!ああ……」

乙坂(これは相手にするのめんどくさそうだな……)

柚咲「すみませーん」

警部「ん?なんだいきみは」

刑事1「け、警部、この子How-Low-Helloの西森柚咲ですよ!」

刑事2「ほ、本当だ!すげえ、俺芸能人をこんなに間近で見たの始めてだよ……」

警部「なに二人そろってミーハーみたいな反応してやがる」

刑事1「で、でも警部、今大人気のアイドルなんですよ」

警部「俺は知らんぞ」

刑事2「相変わらず警部は遅れてますね」

警部「余計なお世話だ」

柚咲「あの……。取り合えずこのケータイと繋がってる相手とお話してほしいんですけど」

警部「ん?まあ別に構わんが……」

警部「あー、もしもし……。なに!?きさま本当に今店内にいる……。ああ、確かにさっきフィギュアをペロペロだの言っていた声と一緒だな。それで……。なに?なぜそんなことを……。条件を飲まないと人質に危害を加える?……。わ、わかった。お前の言う通りにしよう」ピッ

刑事1「電話の相手誰からだったんです?」

警部「テロリストからだ。なんでもこの西森柚咲さんを薬局に入れさせろとのことだ」

刑事2「そ、そんな!彼女一人でですか?危ないですよ。ゆさりんはアイドルなんですよ!」

警部(ゆさりん……?)「俺だって彼女一人で行かせるのはあまりに危険だと思ってる。だが指示に従わないと人質がどんな目に遭うかわからんのだ」

刑事1「し、しかしですね!」

刑事2「うう……。ゆさりん」

警部「おい、お前らちょっと落ち着けって」

柚咲「あ、じゃあ私のおまじないでなんとかします」

警部「はぁ?」

柚咲「おまじないーおまじないー冷静になるのおまじない♡」

柚咲「はいこれで冷静になれました」

刑事1「で、出ましたー!ゆさりんのおまじないシリーズ9冷静になるおまじないだー!」

警部(全然冷静になれてないじゃん……)「あー、取り合えず西森さん。こんなことを任せるのは大変不本意なのですが、テロリストどもが立てこもってるあの店に入っていただけますか?」

柚咲「はーい、わかりました。では行ってきますね」スタスタ

刑事2「ああ、ゆさりんが行ってしまう……」

刑事1「ゆさりん、もう一度会いたいなぁ。それであわよくば電話番号を聞いて遊園地とか映画館とかに遊びに行って、それから……」

警部「引くなっ!」

ー薬局ー

友利「あ、やって来ましたね。おーいこっちですよ、黒羽さん」

柚咲「あ、友利さん。さっきぶりでーす。ええとそれで私が呼ばれた理由は?」

テロリスト1「ほ、本当にゆさりんが来た……」

柚咲「ええと、こちらの目出し帽をかぶったお方は?」

友利「目出し帽かぶってる地点で誰か想像出来るでしょう。テロリストさんの一味です」

柚咲「はあ、どうも初めまして。西森柚咲です」

テロリスト1「は、初めまして。テロリストです」

友利「なんつー自己紹介してんだ。まあ良い。早いところ要件を済ませてしまいましょう」

テロリスト1「そ、そうだよな。ええと俺が言わないとダメか?」

友利「嫌なら私が言いますけど」

テロリスト1「すまん……。自分から言い出す勇気がない」

友利「はぁ、わかりました。私から説明しましょう。黒羽さん」

柚咲「はいなんでしょう」

友利「単刀直入に言います。テロリストさんたちにペロペロされてください」

柚咲「…………は?」

友利「『は?』じゃないですよ。ペロペロされてくださいって言ってるんです」

柚咲「ええと、話が見えてこないんですけど……」

友利「あーもー面倒だな。簡単に説明するとですね……」

ー数分後ー

友利「と言うわけです。理解しましたか?」

柚咲「うう……。一応は」

友利「それじゃあ早速始めてもらいましょうかね」

柚咲「ちょ!ちょっと待ってください。まだ私、ペロペロされても良いなんて言ってませんよ」

友利「えー、なんッスか。事務所NGってやつですか。はぁ……。これだからアイドルはめんどくさい……」

柚咲「いえいえ、アイドルとかそれ以前に一人の女性として無理ですって言ってるんですけど……」

友利「黒羽さん。熟考してみてくだい。あなたにペロペロ出来れば、テロリストさんたちは投降するのを考えるとおっしゃってるんですよ。つまり死者数ゼロで事件が解決するわけです」

柚咲「それは……。わかりますけど」

友利「それでもあなたは嫌だと言いますか?」

柚咲「う……。その……。どこを舐められるかによります……」

友利「テロリストさん、あなたは黒羽さんの身体のどこを舐めるつもりなんですか?」

テロリスト1「そうだな、まず手始めに>>179だろ、そして次に>>180。最後に>>181ってところかな」

脇の下

太もも

乳首

>>1です
ええとこれは再安価したほうが良いのでしょうか?

再安価でお願い
ゆさりんペロペロの所から

>>186
わかりました

友利「テロリストさん、あなたは黒羽さんの身体のどこを舐めるつもりなんですか?」

テロリスト1「そうだな、まず手始めに>>189だろ、そして次に>>190。最後に>>191ってところかな」

大胸筋

手のひら

ほっぺた

友利「いやぁ。おもってたより会場内は広いッスねぇ。迷子になりそうです」

高城「一応入り口手前に置いてあった、パンフレットに地図が載ってますけど見てみます?」

友利「おお、高城にしては気が利くじゃないですか!どれどれ……」

柚咲「……。それにしても友利さん、すごいですよね。お腹にケリを一発入れただけで、警備員さんを気絶させちゃうなんて。それも防がれることなく」

乙坂「ん?なんだ気づかなかったのか。あいつあのとき能力を使って倒したんだぞ」

柚咲「え、そうなんですか?」

高城「ええ、我々には真正面から彼女が攻撃したように見えましたが、あの警備員さんにはいきなり腹部に衝撃が走ったでしょうからね」


柚咲「ええと大胸筋って胸の辺り……。ですよね」

友利「まあそうですね」

柚咲「無理です、無理です!ほっぺたと手のひらはまだ大丈夫ですけど胸なんて……」

友利「はぁ、そんな気にすんなよなぁ。どうせアイドルなんて遅かれ早かれ枕営業をするハメになるんですから、その練習だと思って……」

柚咲「勝手なこと言わないでください!正々堂々やってる人もいますよ」

友利「やってる人"も"ってことは正々堂々やってない、つまり邪道な道を行ってる方もおられるんですね」

柚咲「と、とにかく胸は無理です!それ以外の二つなら大丈夫ですけど」

友利「との話ですが?」

テロリスト1「断固、ゆさりんに大胸筋をなめることを所望する」

友利「あっちもまったくゆずる気はないようですね」

テロリスト1「大胸筋なめさせてくれないと、今人質に銃を向けている俺の仲間たちに命令して店員や客を射殺させるぞ!」

友利「あーあ。黒羽さんの羞恥心のせいで死人が出ちゃいますねぇ。可哀相に」

柚咲「と、友利さん。あなたはどっちの味方なんですか?」

友利「無論黒羽さんの味方ですよ」

柚咲「あ、友利さん拳銃持ってるじゃないですか。それであのテロリストさんを撃っちゃってください!」

友利「さらっとひどいこと言いますねあなた。いやぁ、私も出来れば血は見たくないんで……」

柚咲「ええええ!だってさっきまで拳銃突きつけて脅してたんじゃないですか?」

友利「あのときは彼らの目的が不明瞭だったので、取り合えずいろいろ話をして説得が無理そうだったら撃って気絶させるつもりだったんッスけどね」

友利「でも黒羽さんをペロペロさせれば丸く収まりそうだったので、もう拳銃は使うつもりはありません」

柚咲「うう……」

友利「観念してください。黒羽さん」

柚咲「わ、わかりました。どうぞ。私のだ、大胸筋をなめてください……」

テロリスト1「うひょひょひょ!」

友利(ふう。これでどうにかなりそう……)

美砂「てめえ、柚咲になにするつもりだ!ああ!?」

テロリスト1「ひいいいいい!?」

友利「あ……。こいつの存在忘れた……」

今日はこれまでです
なんか友利が急にクズっぽくなってしまいました……

美砂「てめえよくも人の妹にひどい真似しようと思ったなあ!覚悟は出来てん……」

テロリスト1「うううあああ!これでも食らえ!」 ポイッ

友利「!気をつけてください美砂さん!」

美砂「ああん?なんだぁこれ。ケッ、キモいオタクが持ってそうなフィギュアじゃねえか。こんなもん投げつけてなにを……。ぐ……。な、なんだ?身体が勝手に……。クッ、クッソ!なにがどうなって……」ペロペロ 

友利「あちゃあ、手遅れでしたか」

テロリスト1「な、なんなんだい、きみは。つい気迫で恐ろしくなってペロリスト状態にしちゃったけど。この人は本当にゆさりんなのかい?」

友利「ええとまあ、この方は西森柚咲のお姉さんの美砂さんです。いろいろあって亡くなられてしまったんですけど、西森柚咲の口寄せ能力でときどきこうやって出て来るんです」

テロリスト1「ゆ、ゆさりんも能力者だったのか………」

美砂「おい、お前!……。ペロペロ……このふざけた能力をさっさと……解きやがれ!……ペロペロ」

友利「うーん、なんか美少女が一生懸命フィギュアをなめてるのって結構エロいッスね」

テロリスト1「そ、そうだな……」

美砂「どーでもいい感想言ってないで早く助けろよぉ」

友利「そう、申されましても……」

テロリスト1「そ、そんなことより!僕はゆさりんをペロペロしたいって言ってるのにどうしてお姉さんが登場するんだ」

美砂「てめえが……。ん……ペロ……柚咲に変なことを……しようとしたから……だろうが……ペロペロ……」

友利「でもですねぇ、美砂さん。これが一番平和的な解決方法なんですよ?」

美砂「だったら……せめて私が乗り移ったままの状態で……ペロペロすりゃあ良いだろうが……」

友利「なるほど。あなたが乗り移ってる間は黒羽さんの意識はない。つまり黒羽さんは精神的苦痛を味合わなくて済むというわけですか」

美砂「ああ、どうせこいつは……身体目当ての下衆野郎だからな……」

友利「ふむ。どうですか、テロリストさん。中身が美砂さんの状態でもペロペロしたいですか、それともちゃんと身も心も柚咲さんの状態でペロペロしたいですか?」

テロリスト1「ふむ、そうだな……じゃあ>>200で頼む」

君も一緒にペロペロするなら....

友利「え、私ですか?」

テロリスト1「うんきみも一緒にペロペロしてくれるなら美砂さんの状態でも良いよ」

友利「まあ私は別に良いッスけど」

美砂「クッソ、なんでも良いからさっさと始めるやがれ」

テロリスト1「う、うむ、じゃあやるぞ!」スタスタ

友利(よしあいつの視界から外れた!)

友利「えい」 ポカッ! 

テロリスト1「ぐ!……」ドサッ 

友利「おお、上手いこと気絶してくれましたねぇ。お、気絶したら能力も消えるようですね。美砂さんもフィギュアをなめなくなりました」

美砂「な、なにやったんだてめえ」

友利「なにって?単に私のビデオカメラを彼の頭に殴りつけただけですよ」

美砂「いや、そうじゃなくてだなぁ。ええとその……。最初からこうするつもりだったのか?」

友利「ええそうです。テロリストが黒羽さんをなめようとした瞬間、私が後ろから思いっきり殴る。そういう算段でした」

美砂「……。ちょ、ちょっと待て。お前確か透明になれるんだったよな」

友利「ええ。一人に対してだけですけど」

美砂「だったらこんな回りくどいことしねえで、さっさと透明になってそのビデオカメラで殴れば良かったんじゃねえのか?」

友利「ええとッスねぇ。彼は私が透明になれることを知ってるんです。だから急に彼の視界から私が消えたら、透明になって攻撃を仕掛けてくるんじゃないかと勘ぐられる恐れがあります。そうなると走って逃げ出しちゃうかもしれませんしね」

美砂「はーん、だから私をなめようと私に近づいた瞬間、つまりテロリストの視界から普通にてめえが消えるときを待ってたってわけか」

友利「まあだいたいそんな感じです。ええと、カメラは……。よーし、どこも壊れてないぞ」

美砂「ってか良いのかよ。大事なカメラを鈍器代わりにして」

友利「うーん他に手頃なものがありませんしねぇ。背に腹は代えられませんよ。まあそんなことより……」スタスタ

テロリスト1「…………」

友利「うーんと、お!やっぱり持ってな。ガムテープ。よーしこれでこいつを拘束して……っと」

美砂「よくテープを持ってるなんてわかったな」

友利「ええ。ここからは見えないですけど隅のほうにいる人質たちも、ガムテープで両手両足を縛られてたので、テロリストたち全員が所持してるじゃないかと思いまして」

美砂「なるほどな。しっかしこれからどうするんだ?」

友利「取り合えずこいつをトイレにでも隠します。どうせ起きても動けませんしね。で、私が残り二人のうちのどちらかをここに連れて来ます」

美砂「なーる。そっからはさっきと同じように、私をなめようと近づいてきたバカをお前が殴るってわけか」

友利「そういうことです。さて、さっさとこいつをトイレまで運びますか。すみませんが足の方持ってもらいます?」

美砂「……。なぁやっぱそんな回りくどいことしねえで私が残り二人を燃やしてしまえば良いんじゃねえのか?」

友利「うーん、でもそうすると相手二人が大火傷を負っちゃいますしね。それはなんか可哀相なんで殴って気絶させることにしたんッス」

美砂「お前……意外と優しいのな」

友利「やめてくださいッス。これは単なる私の自己満足ですから」

美砂「……。まあそういうことにしとくよ」

ー数分後ー

友利「はーい。テロリストさんを連れてきましたよー」

テロリスト3「おお、本物のゆさりんだ……」

柚咲「ど、どうもです……」

テロリスト3「そういやさっきまでゆさりんをペロペロしてたらしいあいつはどこへ行ったんだ?」

友利「ああ彼ならトイレにいますよ」

テロリスト3「ふーん、そうか」

友利(もっとも気絶した状態で、ですけど)

テロリスト3「よーしじゃあさっそくペロペロさせてもらおうかな……」スタスタ

友利(さっきと同じように後ろから……)

ガシャアアアン!!

友利「!なんだ、今の音は!?」

高城「ゆさりーん!無事ですーか!?」

友利「……。あのバカ城がーーー!」

ーまた数分後ー

友利「つまり、店の後ろ側から瞬間移動で窓を突き破ってきたというわけですか」

高城「ええそうです。後ろにも大勢の警官がいましたが、安心してください。あの瞬間移動の動きは誰の目にも視認出来ないでしょうから。みなさん急に突風が吹いて、次の瞬間窓が割れたとお思いでしょう。ああそうそう、ついでに彼も連れてきましたよ」

乙坂「連れてこられたと言った方が正確だがな……」

友利「で?なにしに来たんですか」

高城「実はゆさりんのことが気になって、いてもたってもいられなくなったものでこのような手段を取らせていただきました」

友利「そうッスか、そうッスかぁ……。あ!あんなところにゆさりんのブロマイド写真が!」ビシッ!

高城「なんですとー!一体どこにそんなものが……」

友利「せい!」 ポカッ! 

高城「う!……」ドサッ 

乙坂「おいおい、なにやってんだ友利」

友利「これからやることに彼がいると面倒なことになるので、しばらく気を失ってもらいました。さてこいつも念のためガムテープで縛っときますか。はい、あなたも手伝って」

乙坂(クラスメイトを縛りあげるのになんのためらいもないって結構ひどいなこいつ……)

テロリスト3「で?なんだったんだ、さっきのガラスが割れたような音は?」

友利「いやぁ、すみませんねぇ。こいつが能力を使って、強引に窓を割って侵入して来たんッスよ」

乙坂(なんか僕が主犯ってことになってるぞ……)

テロリスト3「そ、そうか。警察じゃないんだな」

乙坂「ああ、ただの学生だ。無論あんたらの計画を邪魔するつもりもない」

テロリスト3「よしよし、それなら良いんだ。さーて今度こそ、ゆさりんをペロペロするぞぉ」スタスタ

乙坂「友利、僕に殴らせてくれないか?一応男である僕の方が腕力もあるだろうし」 ヒソヒソ

友利「まあ別に構いませんよ。ほいカメラ。勢い余って壊さないようにしてくださいね」スッ 

乙坂「ああ、わかってる」

乙坂(よし、こっそりと後頭部を狙って……)「うぉ!」ドテッ!

乙坂「いてて、こけちまった。ん?なんかさわってしまって……うわああ!?」

友利「うわー、こりゃあまた派手に転倒しましたね」

乙坂「い、いやお前!もっと動揺しろよ!」

友利「?なんでですか」

乙坂「だ、だって、僕今お前の胸を……胸をさ、さわってるんだぞ!」

友利「ああ、言ってませんでしたっけ?テロリストの中にラッキースケベを発動させる能力者がいるんですよ」

乙坂「な……に?」

テロリスト3(クッソ。俺にラッキースケベが発動して、ゆさりんを辱めよう大作戦が不発に終わりやがった)

友利「大方その人のせいでしょう。ですよね、テロリストさん」

テロリスト3「さ、さあなんのことだかわからねえな。単にそいつがドジなだけだろ」

乙坂(こいつ……)

友利(しかしまーた面倒なことになったな。あいつこっち向いてるし頭殴れねえじゃねえか)

乙坂「友利、僕が今からあいつに乗り移る。そのスキにあいつの頭を思いっきりぶん殴れ」

友利「よろしいんですか。あなたにも痛みが走ることになりますが」

乙坂「構わん、やれ」

友利「はぁ」(どっかの艦長かよ、お前は)

テロリスト3「なにヒソヒソ話してやがるんだ!まさかゆさりんにペロペロさせる前に俺らを捕まえるつもりじゃ……」

乙坂「よしいくぞ!」カッ!

テロリスト3「!」

テロリスト3(乙坂)「…………」

友利「行きますよー!」

テロリスト3(乙坂)「こい!」

友利「せいやー!」 ボカッ

テロリスト3(乙坂)「グっ!……」ドサッ 

友利「やりましたー!これで残りはあと一人だけでーす」

乙坂「うう、想像以上に頭痛かった……」

柚咲「すごいです、友利さん。私ペロペロされなくて済むんですね」

乙坂「ああ、なんかまだちょっと余韻が残ってるかも……」

友利「ええ、安心してください黒羽さん。私がついてますから!」

乙坂「いやー痛かったわー。すげー痛かったわー」

柚咲「うわー、いつにもまして頼もしいです!」

乙坂「お前ら……。少しはこっちの心配をしてくれ……」

友利「よーし、このスケベ能力者も無事テープで縛り上げられましたー」

乙坂(スケベ能力者って言ってやるなよ……)

友利「これで後は一人だけなんで、もう私が透明になって走って近づいてドロップキックをかましてやりますね」

乙坂「まあ好きにしたら良いんじゃないのか。僕はこいつをトイレにでもやる……うぉ!」ドテッ!

乙坂「ま、またこけてしまった……。ん?なんかさっきと同じ感触が手に……ってうわああああ」

友利「こいつ!もう意識が戻りやがったのか!」

乙坂「ふえ?あ、ああそうか。またこいつの能力の仕業……」

柚咲「い、いえ。この人まだ完全にのびてますけど」

友利「なに?」

乙坂「ということは……」

柚咲「!!乙坂さん……まさか友利さんの胸をさわりたい欲求が抑えきれずに、わざと……」

乙坂「待て待てー!確かに今のはこいつの能力じゃないかもしれんが、決して故意に行ったわけではないんだ」

柚咲「じゃあ乙坂さん、ラノべの主人公みたいですね」

友利「はっ!ラノべの主人公にしてはかなり性格に難がありますけどね」

乙坂「いやいや自分で言うのもなんだが顔だけはラノべ主人公っぽいだろ?」

友利「そこはまあ認めます。イケメンの方ですから」

柚咲(この二人やっぱり付き合ってるんじゃ……)

乙坂(その後、友利の透明能力で残り一人のテロリストをキックでダウンさせ、なんでも刃物を自在に操る能力者らしいので、大量に所持していた刃物を奪い、全員を捕縛出来た。そして……)

テロリスト1「うう、ゆさりんとペロペロしたかったよぉ」

テロリスト2「ちくしょー、能力持っててもなんの役にも立たねー!」

テロリスト3「ゆさりーん、助けてくれよー!」

柚咲「うーん、ごめんなさーい。ゆさりん的には、罪を償った方が良いと思いまーす!」

テロリスト1「ど、どうしてもあきらめがつかない……」

テロリスト2「ああ、このまま逮捕されるなん絶対に嫌だあ!」

テロリスト3「俺はまだ希望を捨ててねーぞ!」

友利「ああもう、うるさい連中ッスねぇ。黒羽さんお願いします」

柚咲「はーい。じゃあいっきまーす」

柚咲「あきらめろー、あきらめろー。あきらめろーのおまじない♡はいこれであきらめがつきましたー」

テロリスト1「……。もう俺絶対に犯罪をおかさないよ……」

テロリスト2「ああ、潔く捕まろう……」

テロリスト3「うん……」

友利「これで一件落着ですね」

柚咲「はい!」

乙坂(ゆさりんおまじない怖るべし!……って今のはおまじないナンバーいくつなんだろう?高城がいないからわからねえ。いやまあどうでも良いんだけど)

ー数日後ー

乙坂「友利」

友利「なんです?」

乙坂「テロリストの騒動ですっかり忘れてたよ、お前とデートしていた当初の理由を」

友利「ははは、あなたもけっこう抜けてますねぇ」

乙坂「ああ、それで……。合否を教えてくれないか?」

友利「そうッスねぇ。不合格ッス」

乙坂「え……。返答はや!な、なぜ?なにがダメだったんだ」

友利「うーんコンサートが終わったあたりまでは良かったんですがねぇ。いかんせんそのあとの……」

乙坂「あとの?」

友利「私の胸を二回もさわりましたからねえ。あれでかなりマイナスになってしまいました」

乙坂「それかよ!ってかあれはテロリストの能力のせいであって……」

友利「一回目はそうかもしれませんが、二回目は違いますよね。テロリストが気絶してたんですから」

乙坂「ぐ……。そ、それにしたってわざとじゃなかったんだし」

友利「よーく考えてください。わざとじゃないにしても、デート中に女性の胸をさわったら女性がどういう気持ちになるか、男性のあなたにでも想像がつくのでは?」

乙坂「それはそうだが……ってかあのテロリスト騒動の間もデートのうちに入ってるのかよ」

友利「いけませんか」

乙坂「いけなくはないが……」

友利「まあ、とにかく不合格です。あきらめてください」

乙坂「く……。た、頼む。もう一回チャンスを……どうしても妹を生き返らせたいんだ……」

友利「どうしてもですか?」

乙坂「ああ、どうしてもだ。なんだったら土下座でもなんでもしてやる。だから……」

友利「いえ、それはけっこうです。あなたの強い意志は伝わりました」

乙坂「そ、それじゃあ!」

友利「もう一度私とデートして私を楽しませられたら考えないでもないです」

乙坂「ほ、本当か!」

友利「ええ」

乙坂「よっし!それじゃあさっそくデートのプランを立てないとな。忙しくなるぞー」

高城「はは、良かったですね乙坂さん」

柚咲「ええ」

柚咲(友利さん、もしかして乙坂さんとデートしたいがためにわざと不合格に……)

友利「フンフンフンフー」

柚咲(考えすぎ……ですかね?)



END

これでこのssは終了です
結果的に歩未ちゃんが生き返っていないのでなんだかスレタイ詐欺みたいになってしまいました
あと全体的にキャラの性格がおかしい気がしました……
こんなssに最後まで付き合っていただきありがとうございました

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