雪女「家買ってください」男「いきなり何を言う」(19)

雪女「このままでは暑くて死んでしまいます。今日は特別暑くて溶けてしまいそうです」

男「家を買うのと熱いのは関係ないだろ」

雪女「関係あります!その家は食料庫になっていて住めません」

男「え?それ冷蔵庫じゃん」

雪女「れいぞ?よくわかりませんがここに来る前はそれに寝泊まりしてました」

男「雪女はいつもタライに入ってるからそこが家みたいなもんだろ」

雪女「これは家じゃありません。救命浮き輪みたいなものです」

男「どういうことだよ....あ、冷蔵庫は雪女にとっては適温なのか」

雪女「はい。とても気持ちよく眠れます!それに狭いし安心して...」

男「俺はあんな所に閉じ込められたら気が狂う自身がある」

雪女「元からですよ」

男「暖房付けるぞ」

雪女「....っ!」ビクッ

男「あ、いや冗談だから...泣きそうな顔するな....ごめんって」

雪女「じゃあ家買ってください」ケロッ

男「」ピッ

雪女「あ“あ“あ“あ“あ“あ“あ“あ“あ“あ“温風があ“あ“あ“あ“」

男「な、なんて声出すんだこいつは」

雪女「やめ....あつし!あつし!(熱すぎて死ぬ)」

男「こ、これぐらいにしてやるか」ピッ

雪女「..............」ドロッ

男「あれ、なんかいきなり静か.......」

男「雪女?どこいった?」

男「うん?....タライに肌色の液体が....」

男「え.........」

男「..............」

男「雪女?」

雪女「.............」ピチャッ

男「う、動いた......」

男「まじか」

男「触ると暖かくてドロドロしてるな」マゼマゼ

男「味は...ペロッ......しょっぱいけどこの風味は雪女だな」

男「えーと」

男「氷入れて冷やしたら戻るかな」ドバドバ

雪女「」ザパァ

男「うおっ顔だけ飛び出してきた.....」

雪女「お、お、お....男さん....私の中に手を......」プルプル

男「あ、悪い」

男「暖まるとこんなふうになるとか知らなかったから確認のために....」

雪女「はうぅ.....」

雪女「......まだ氷が足りません。もっと持ってきてください。早急に!!!」

男「氷か....もうないんだ」

雪女「わや!?」

男「なんだ、わやって」

雪女「焦ると方言が出てしまうんです!。そ、それより氷がないってことは私は顔だけの状態で生きていかないとならないのですか...」

雪女「このままでは男さんに慰みものにされるだけの人生です....ああ、美少女に生まれなければよかった...」

男「しねーよ!」

男「氷なんて1時間も待てば作れるから」

雪女「ほんとですか!!」パァ

雪女「よかった.....先に男さんのジュースを飲まないとご飯さえ食べさせてもらえないような監禁生活をしなくてもいいのですね。ほっとしました」

男「そんなの思い付くほうがおかしいぞ!」

1時間後

男「氷入れるぞー」

雪女「ちょっと待ってください!」

男「なんで?」

雪女「このまま元に戻ると...その..」

男「ん?」

雪女「裸ですから...」

男「あ、そうかっ。そうだよな。えと、じゃあ頭に着物被せれば大丈夫か?」

雪女「多分....」ジトー

男「........はい、これでいいな」

男「投入~」ボトボト

雪女「ひゃ......しゃっこいっ」

雪女「やっと元に戻れるんですね。男さん覚悟してくださいよ?」ニヤッ

男「え」ビクッ

雪女「私の中をかき混ぜて舐めた仕返しを今こ.....そ....あれ」

男「上半身だけ戻ったな...」

雪女「はうぅ....」ギリギリ

男「ってずれてる!」

雪女「え?.....きゃあ!」

雪女「男さんしっかり確認してくださいよ!!」

男「ごめん。着物とかよくわかんないから...」

雪女「み、見ましたか?」

男「なにを...」

雪女「惚けても無駄です。見ましたね」

男「見てない!」

雪女「ほんとに?」

男「ああ...ほんとだ」

雪女「もう....」

男(色薄かったな...)

男「なんでこんな中途半端に戻ったんだ」

雪女「氷がまだ足りないんでしょう」

男「そっか」

男「もしもだけどさ」

雪女「はい」

男「タライに入ってる液体捨てたらどうなるの?」

雪女「は......駄目ですよ。やめてください。がるるー」

男「実際にはもちろんしないよ。ただの好奇心だ」

雪女「死にます」

男「まじか!」

雪女「まだ腰までしか戻ってませんから液体と体が分離されれば体が真っ二つになるのと同じです」

男「そうか.....そうだよな」

雪女「男さんは今こう考えていますね」

雪女「私をタライから下ろして下半身だけの状態で元に戻せば抵抗されずに下半身にイタズラできると」

男「さすがに体真っ二つの状態で生きてる事は想定してなかったわ」

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