真美「ゆきぴょんのバーカ!」 (28)

真美「ぶわぁあ!」バッ

雪歩「ひゃあ!?」ガシャン

真美「んっふっふ~やーい、引っかかった引っかかったー!バーカ!」

P「おい真美、ティーセット運んでる時に何やってんだ!」

真美「へってーんだ、ビックリするほうが悪いっしょ→」

雪歩「ふぇぇ…冷たいお茶で助かったですぅ…」


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真美「本当ゆきぴょんは冷たい時にやってあげた真美に感謝しろよ→」

雪歩「うぅ…」

P「…なぁ真美…前々から思ってたけど…お前………」

真美「な、なんだよ兄ちゃん…」

P「………雪歩のこと好きだろ?」

真美「い、いや…そんな訳ないっしょ→」

P「だってイタズラするとき他の人にやるときは隠れてるのに雪歩だけはわざわざやったって宣言して出てくるし、最近雪歩ばっかりにイタズラしてるもん、あと濡れて透けてるところをジロジロみてるところとかも」
 
真美「うるさいなぁー!そんなわけないし!ゆきぴょんのバーカ!」

亜美「へぇ〜そんなことになったんだ〜」

真美「兄ちゃん本当にKYすぎ…」

亜美「もういっそこの機会にゆきぴょんに好きだ!って言っちゃえばぁ?」

真美「やってるならとっくにやってるし…ゆきぴょんがOKだしてくれる自信があるなら尚更だもん…」

亜美「おや?かなり弱気な様子…らしくないですなぁ〜」

真美「その理由を見せてやろう…」

-765プロ事務所-

雪歩「ふぇぇ…ジャージ姿で帰ることになるとはぁ…でももう帰るだけでよかったぁ…」

真「やぁ雪歩、準備できたかな?」

雪歩「え!?真ちゃん!?準備って何の!?」

真「何のって、今日ボクと遊ぼって約束したじゃないか〜」

雪歩「へぇ…あっ、そうだったけ…でも私ジャージだし…」

真「もぉー本当に雪歩はボクが付いていないとダメだなぁー格好なんて気にしないから一緒に---」

貴音「待って下さい雪歩、今日は私とデートの約束をしていたではありませんか」

雪歩「ふぇ!?そ、そうでしたっけ…」

貴音「はい、そして私に愛を誓ってくれるとも…そう約束したではありませんか」

雪歩「そ、そんなぁ…でも約束なら仕方ありませんね///」

真「おい貴音!また抜け駆けする気か!今日こそはボクと遊ぼ雪歩」

貴音「真あなたが言えた事ですか!雪歩は私が貰っていきます!」


真「いいや雪歩はボクと!」

貴音「いいえ私とです!」

真「雪歩!ボクか貴音!」

貴音「どっちをとるのですか!」

雪歩「…どっちもじゃダメですかね///」

真&貴音「「ダメ!」」

真美「とまぁ見ていただいた通り…」

亜美「なるほど…つまりゆきぴょんの節操がなさすぎるのが問題だと…」

真美「あんなんじゃ告る気になれないっしょ→」

亜美「ならなんでそこまで好きなんだよ?」

真美「だって好きなものは好きなんだもん…」

亜美「前途多難ですなぁ、そんな真美がゆきぴょんに振り向いてもらうためには?」

真美「ゆきぴょんにたーくさん意地悪してやる!」

亜美「良くぞ言った!(なんか違う気がするけど…まぁいいや面白そうだし)」

-翌朝-

真美「(よし来た…)そりゃ!」ピーン

雪歩「ひゃあ!?」ビターン

真美「やーい!ゆきぴょんまたロープに引っかかって転んでるぅー!」

雪歩「うぅ…なんでこんなことするのぉ…」

真美「引っかる方が悪いっしょ→ゆきぴょんが避ければいいだけなのにー」

雪歩「い…た…」

真美「またまた冗談を………あれ?ゆきぴょん…本当に大丈夫---」

真「おいこらー!何やってるんだー!」

雪歩「あ、真ちゃん…」

真「雪歩大丈夫?立てるかい?」

雪歩「うん大丈夫、ちょっと膝打っただけだから」

真「そうか…よかったぁ…雪歩にもしものことがあったらボク…」ギュッ

雪歩「ふぇ!?ちょっと真ちゃん!?///」

真「雪歩に何かあっても絶対離れないから!」ギュゥゥゥッ

雪歩「ぐるじい…真ちゃん…ちょっと離れて…」

真「ご、ごめん…それよりも真美!なんでこんなことしたんだ!」

真美「ま、まこちんには関係ないし!」

真「ボクには関係なくても真美が悪いことには変わりないだろ!雪歩が怪我したらどうするんだ!とにかく雪歩に謝れ!」

真美「う、うるさいなー!まこちんだってどうせゆきぴょんにスケべすることしか考えてないクセに!」

雪歩「真美ちゃん…そんな言い方はないよ、私は気にしてないからさっき言ったこと真ちゃんに謝ったほうが---」

真美「真美は悪くないもん!ゆきぴょんとまこちんのバーカ!もう知らない!」

真美「フンッだ!誰のせいで真美がこんな事やってるって思ってるんだよ…」

真美「あーもうムカつくー!今度こそゆきぴょんにギャフンと言わせてやる→!」

-午後-

真美「(おっ、無防備なゆきぴょん発見!気づかれないように…そろーりそろーり…………とった!)」

雪歩「ひゃあ!?ま、真美ちゃん!?」

真美「んっふっふ〜ゆきぴょんのスマホもーらい、ゆきぴょん何見てたのかな〜?」

雪歩「私のスマホ返してよぉ」

真美「返したげるし〜ゆきぴょんが何見てたかを調べてからだけど〜」

雪歩「や、やめてよそんな…私のことなんか見ても仕方ないでしょぉ…」

真美「気になるから見てるんだもーん、ゆきぴょんは一体どんなサイト見てるのかな〜」

雪歩「いいから返してよぉ…」

真美「やだよ〜だ、ゆきぴょんのメールとかどんなエロサイト見てるかとかチェックするまでは返さないもん!」

貴音「面妖な…何をしているのですか真美…」ヒョイ

真美「あっ、返せお姫ちん!」

貴音「えぇ元の持ち主の元に返却しますとも、はい雪歩これは雪歩の物ですね?」

雪歩「は、はい…ありがとぉ四条さぁん…」

貴音「いえ、雪歩がお困りとあらばいつでも私が力になりますから」

雪歩「ほ、本当ですかぁ!?うわーい四条さん大好きですぅ!」ガバッ

貴音「ゆ、雪歩///そ、そのようなことはまた後日改めてお願いします///」

雪歩「ご、ごめんなさいつい---(ドン)ひゃあ!?」

真美「ゆきぴょんとお姫ちんのバーカ!!!」

貴音「何やらただならぬ気配…真美一体どうしたのですか?」

雪歩「真美ちゃん、本当に私が真美ちゃんに何かしたなら謝るから…」

真美「うるさいうるさいうるさぁーい!!!ゆきぴょんのバカバカバーカ!!!ゆきぴょんなんか馬に蹴られて死んじゃえ!!!」ダッ

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真美「くっそぉー!本当にムカつくぅー!!!メール見たらまこちんかお姫ちんからのしか無いし!しかも真美の連絡先も登録されてないなんてぇ→!」

真美「今度こそ…今度こそ見てろぉ…」

雪歩「お茶淹れましたよ〜」

真「あ、ありがとう雪歩」

貴音「ありがとうございます雪歩、それでは…」

P「おっ、ありがとういただきま……………ゴブゥ!?なんだこれ!?酒しかもウィスキーのストレート!?誰も飲んでいないな?」

貴音「は、はい私は…」

真「ボクもセーフ!…ただ…」

P「しまった!雪歩が飲んで昏睡してるぅ!ウィスキーのイッキ飲みはまずい!」

真美「やーい!引っかかった引っかかったー!」

P「真美…またお前か…雪歩にちょっかいかけるのは本当にやめろよ…」

真美「だーかーらー、引っかかるゆきぴょんが悪いんじゃん〜、真美はなんにも悪くないっしょ→」

真「あーもう!雪歩大丈夫!?手貸すよ!」

雪歩「あ…真ちゃん…ありがとう…それじゃお言葉に甘えて…ぎゅううう」

真「う、うわあ!雪歩!?」

雪歩「えへえへへへへ〜まことちゃんだいしゅきぃ〜///」

真「や、やめろよ…こんな時にこんなところで…///」

雪歩「えぇ…そんなぁ…まことちゃんはわたしのこときらい…」

真「いやその………嫌い…じゃない…嫌いなわけないだろ!むしろ大好きだ!!!」

雪歩「えへへへぇ〜わたしもまことちゃんがだぁいしゅき〜」

真「うっ…くぅ…///」

貴音「ゆ、雪歩!今すぐ真から離れなさい!そしてどうして私ではないのですか!」

雪歩「あ〜しじょ〜さぁ〜ん〜わたししじょうさんのこともだいしゅきぃれしゅぅ〜」ダキッ

貴音「くっ…面妖な…二股など許しませんよ雪歩!雪歩は私だけのものです!」

真「いいや!雪歩はボクのだ!そうだよね雪歩?」

雪歩「ふぇ〜わたしどっちもだぁいしゅき〜///」

真美「ね、ねぇゆきぴょん…真美にはなんかないの?」

雪歩「え〜うーん…まみちゃんかわいいなぁ〜」

真美「ええ!?いやいやいや、それだけれ!?真美にもまこちんやお姫ちんみたいにギューッてしてよ→!」

雪歩「だってぇ〜わたしまみちゃんよりしじょうさんやまことちゃんのほうがずーっとだぁいしゅきなんだもぉん〜」

真「真美、少し大人しくしててくれないかな…」

貴音「これは私達3人の問題ですので口を挟まないでください…」

真美「なんで真美が関係ないみたいな感じになってんのー!真美だってゆきぴょんのこと---」

P「あの〜お取り込み中のところ申し訳ないんだが…未成年アイドルが飲酒なんてバレたらやばいから…ここは雪歩の酔いが覚めるまで匿っておこうと思うんだ、ほら雪歩が酔ってたらまともな返事だって聞けないだろ」

真「それもそっか」

貴音「そうですね…ごめんなさい雪歩、つい高翌揚してしまいました…ここは大人しく引き下がることにしましょう…」

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真美「ちくしょー!なんなんだよ真美のこの扱いはー!真美だってゆきぴょんのこと好きなのにぃ→!!!」

真美「………もういいや…今日は帰ろう………あれ?これってゆきぴょんがさっき口つけたコップだよね………」

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