さくら「ニューウェーブス・赤!」 (18)

この作品は二次創作、劇場ネタ、性格やプロフィールの拡大解釈、オリジナル設定等でキャラ崩壊が起きていますのでご注意を



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亜子「うーん……」

さくら「イズミンそれ何してるの?」

泉「足し算」カタカタ

亜子「平和……めっちゃ平和。もうあれや、肉が零れ落ちるほどダルンダルンになってまう」

P「ええやんけ平和で。俺なんて平和ボケでもう完全にたれぱんだを超えた状態よ」

亜子「たれぱんだ……お金稼げそうやなぁ……なあPちゃん。一ついい?」

P「何さ」

亜子「100万円欲しい」

さくら「100万円! 夢がありますねぇ! イズミンは100万円あったら何買いたい?」

泉「安眠グッズ」カタカタ

P「超分かる。100万円欲しい」

亜子「ですよねー! さっすがPちゃん! 話が分かってええわー」

P「あたぼうよ! 金に執着の無い人生なぞ、便所の紙にも劣る! 亜子は自分に素直ないい子だ。飴ちゃんアゲル」

亜子「ごめんイラン」

さくら「断られちゃいましたねぇ」

P「可愛げのないやつめ。でもな亜子。お前はまだまだ甘いな」

亜子「何やと!」

P「100万円なんてちっぽけよ! 俺はな! 100億円は欲しい! 夢がある! この事務所の規模も一気に5000万倍! まさにワールドワイドよ!」

亜子「100億って、ずいぶん大きく出ましたなぁ。だったらアタシは国家予算が欲しいなぁ! 国を裏から操るドンもええ!」

P「国家予算か……! だがまだ甘い! 俺は世界中の金をかき集めた世界全体の財産を俺の手にしたい! 国を操るなんて目じゃない。表立って世界を征服できるもんよ!」

亜子「素晴らしい夢で感服するわ……! だけどアタシはもっともっと多くのものを……」

さくら「あの二人白熱してるねぇ」

泉「聞くに堪えないような内容ね。ちょっとさくら、止めてきてあげて」カタカタ

さくら「はぁい♪ 二人とも止まってくださぁい」

P「素粒子を一円にって、なんだよさくら。いきなり間に入ってきて」

亜子「もしかして、さくらも話に加わりたいんか?」

さくら「ちがうよぉ。お金は大事だと思うけど、お金がすべてじゃないって思いますし。みんなが幸せになれたら一番だと思いまぁす♪」

亜子「おぉ……いいこと言うなこの子」

P「俺や亜子や泉とは違う純粋な考えの持ち主だ」

泉「ん?」

さくら「あと、一つ」

P「さくらはいい子だな。飴ちゃんアゲル」

さくら「アコちゃんはともかく、大人なプロデューサーさんが100億円ーとか世界中の金ーとか言って虚しくならないんですかぁ? わたしは聞いてて恥ずかしかったですよぉ」

P「ぐはぁ」

亜子「うっひゃっひゃ! さくらはほんまに素直でいい子やな! ほれ、飴ちゃんアゲル」

さくら「いらないでぇす♪」

泉「P。私たちと話をするのはいいけど仕事の方をした方がいいんじゃない」カタカタ

亜子「そう言ういずみは何やってんの? ん? 何これ? 電卓?」

泉「1+1から=をずっと押してるのよ」カタカタ

P「うっわ予想以上に無駄なことしてる。それこそ虚しくならないか」

泉「そうなんだけど、一度始めたらいけるところまでって思ってね。今やっと500を超えたところ。目指すは10000」カタカタ

さくら「イズミンも色々とのめり込むタイプだよねぇ」

泉「だから今私は集中してるの。みんなも静かに」カタカタ

亜子「えいっ☆」

泉「あー! 何するの亜子ー! 一気に300000も進んだじゃない!」

亜子「さっきPちゃんとの会話やめさせるよう指示したのいずみやろ。お互い様やって。それよりさ。そんな虚しいことしてないでアタシらと楽しく会話しよっていずみち君」

泉「い、いずみち君?」

P「そうだぜぇ。いくらIQ150越えだからって答えが出ないことしても面白くないだろ。ほら、四月末に発売。楓、愛梨、美穂が目印のシンデレラガールズ劇場第二巻(920円+税)を貸してやるよビッグストーン君」

泉「び、ビッグストーン!?」

さくら「そうだよ! そんなどーでもいいことしてないで、みんなで楽しく会話しようよビッグストーンいずみち!」

泉「ビッグストーン……いずみち……!」

亜子「あれ? どうしたん?」

泉「疲れた。寝る」

P「寝んのか!? 寝れるの今!?」

さくら「イズミンの特技みたいなものでぇす!」

亜子「泉は自分の意思で好きな時にスリープモードになれるんや! 早い話のび太くんってやつですわ」

泉「……」フラフラ

さくら「イズミンは現在、ソファに向かってるまぁす」

P「ソファで寝るつもりか。確かにあそこはいろんな奴が寝てるが」

亜子「ん? 待って! 何か手に取ったで! あれは……」

泉「……」フラフラ

P「杏のウサギじゃないか! 何であんなところにあるんだ!?」

さくら「ピンク色でかわいいでぇす!」

亜子「何であるかが問題じゃなくて、あれをどうするかが問題と違いますか? まさか……」

泉「……」バシッ

さくら「ソファに投げた!」

泉「……」ドカッ

亜子「隣に座った!」

泉「……くかー」バタン

P「寝た! 杏のウサギを枕代わりに寝た!」

亜子「ん? よく見てみ。あのウサギ、いずみの頭じゃなくて肩に敷かれてる!」

さくら「何で?」

亜子「わからん」

泉「くー」

P「ほんとに寝てる。こんなに早く寝つけるなんて羨ましいな」

亜子「ほんとにですわ。にしてもいずみの寝顔はいつ見ても天使ですわ。見てて飽きませんな」

さくら「ほっぺもぷにぷにでぇす」

P「んー……そうだ! これを使って」

さくら「ん? なんですかぁそれ?」

P「みくから拝借した猫耳よ。これを泉に」

亜子「お、これは……カワイイですな!」

P「だろぉ。穏やかな寝顔に猫耳。まさに寝息を立てた猫そのものだ」

亜子「それやったら、色々やってカワイく着飾るってのはどうです?」

P「それいいな。よぉし。カワイイ専門って言ったら、どうださくら。何か案はないか」

さくら「案ですかぁ。そうですねぇ。ぬいぐるみを抱かせるのがいいと思いまぁす♪ 例えば、これ」

P「うぅ、ぴにゃか。何でこんなところにあるんだ」

亜子「何やこれ! なっはっは! 何これ? にこにこぷんとかできるかなに出てくるマスコット?」

P「まあそれに近いもんだ。忘れてったのか?」

さくら「これをイズミンに抱かせれば」

亜子「だーっはっは! カワイイ! さいこー!」

P「なーんかむず痒くなるな」

さくら「変な妄想しちゃダメですよぉ。あ、そうでぇす! これを使ってもっとカワイくしまぁす」

P「それ……ピンクのスプレー?」

亜子「さくらはピンキズム内蔵のピンキストのPPなんですわ。まあ色欲なピンクは含まれませんで安心してええですであしからず」

さくら「これをぷしゅーっと。うん! かわいいでぇす!」

P「ぴにゃがピンクに……どこのティンクルポポだ」

亜子「ティンクルなんたらが何か知らんけどアタシ的にはカービィですな。まあいいいや。貸し!」

さくら「あぁん」

亜子「これをこめかみ部分に乗せて……どわっはっは! 見てやPちゃんこのシュールな図!」

P「こんなにされて起きない泉もすごいな……ん? おい亜子。その手」

亜子「え、何? おぉう!? ピンク色に……まさか」

さくら「これ! 見てくださぁい! イズミンの髪の毛が!」

P「げぇ! こめかみの部分がピンク色になってる! ちょ、これ落ちるのか!?」

さくら「み、水で洗えば落ちるタイプなので大丈夫でぇす」

P「そうか! それは良かったと言いたいけど、ここで起こして髪洗ってこいって言ったら確実に俺たちにも被害が及ぶ!」

亜子「ど、どうしよPちゃん。いずみを怒らせたくないで! 何とか気づかれずにもとにもどせへんの?」

P「そんなこと言ったってなぁ……」

さくら「そんな弱音を吐くなんて、プロデューサーさんは意外に弱虫なんですね……」

亜子「頼むでPちゃん! ただでさえ陰ながら下半身ユニコーンガンダムとか体臭エテポンゲとかわけのわからんこと言われてるのに、そこに無能なんてレッテル張られたらたまったもんじゃないで」

P「んなこと言われた覚えは一切合財存在し無い! そうだ! こういう時は頼れる友に電話しよう」ッピポパ

みく『もしもし。何にゃPチャン。新人チャンに仕事教えてるんじゃないの?」

P「みく! 総選挙2位おめでとう。ナンバートゥーだ! 俺はもう感動で涙が枯れる勢いだ」

みく『え? 何さ今更。まあ、ありがとにゃ」

P「そこでだみくにコラボの仕事が来た。選択肢を用意してある」

みく『マジにゃ!? でも選択肢って?』

P「サイバトロンとデストロン、どっちがいい?」

みく『は?』

P「最近はオートボットが主流らしいな。まああれだ。ナンバートゥーと言ったらスタースクリームかウルトラマグナスのどっちかだって話しでな。総選挙の2位のみくに話が来たってわけだ。どうよ!?」

みく『えーっと……う、うれしいにゃ。でも選ぶのはもう少し考えてからにするにゃ』

P「おう。じっくり悩め! じゃあな。ふぅ。みくも立派になったな」

亜子「何の電話してるのPちゃん」

P「あ、しまった! 関係のない話をしてしまった」

さくら「プロデューサーさんって……意外と無能なんですねぇ」

P「ち、がう! わかった。次は大人に電話する。そいつとも仲がいいから、きっと何かしらの答えを言ってくれるはずだ」ッピポパ

時子『豚が何か用?』

P「もしもしとっきーSOS! お前の力が必要だ! 何も言わずに事務所に来てくれ!」

時子『……』ブツッ

P「おい! もしもし、もしもーし!」

さくら「とっきーって、愛梨さんに電話したんですかぁ?」

P「いや、時子の方なんだけど、切られた」

亜子「そりゃ韻踏みながら意味の分からんこと言われたら切りますわ」

P「まあ、いつものことなんだけどな」

泉「うーん……うるさいわね」

亜子「あ、起きた!」

泉「ん……ん? 何してるのよ三人とも」

さくら「な、なんでもないよぉ」

亜子(どうするのPちゃん! 未だにピンクがこめかみに。メッシュに失敗した状態や!)

P(落ち着けミニマムちひろ。向こうはまだこのことに気づいていない。まだ望みはある)

泉「何これ? ピンク?」

亜子「あっさりバレたやん……」

泉「……誰?」

亜子「ままま。落ち着けっていずみ。肩揉んだるわ」

さくら「そうですよぉイズミン! はいこれ! クッキー焼いたからたべてみてくださぁい!」

P「俺の愛読書貸してやるよ。フルパワーモンキーと地獄戦士魔王だ。面白いぞ」

泉「誰?」

亜子「肩は凝ってないみたいだから足揉みますね」

さくら「唄いながら作ったから一部焦げてるけど、味は保証付だから」

P「気に入らないか? インパラ君とか、かくし芸のギャグとか好きなんだけど」

泉「誰が、やったの?」

三人「………………こいつです!」

P「ちょ、さくら! 何で俺に指を差す!」

さくら「プロデューサーさんが猫耳なんてつけたからこんなことになったんですよぉ! アコちゃんは何でわたしを指さすんですかぁ!」

亜子「さくらがスプレー使ったのがすべての元凶だからや! そういうPちゃんは何でアタシを指さすんや!」

P「だって、亜子がぴにゃを頭に乗せなければ……」

泉「わかった。話を統合して総合的に誰がこんなことをした原因なのか。それは」

さくら「え? わ、わたしぃ?」

泉「色々あるけど、スプレーがなければこんなことにはならなかったとだけ言っておくわ」

さくら「そ、そうだよねぇ。イズミン。何でじりじり近づいてくるの?

泉「……」ジリジリ

さくら「ご、ごめんなさぁい!」ダッ

泉「さくら!」

亜子「いやぁ行ってしまいましたなぁ」

P「助かった。泉を怒らせちゃダメだな」

亜子「他の子も怒らせちゃダメやって」

P「あ、捕まった」

亜子「高い高いされてる」

P「てか、ほんとに仲いいなお前ら。容赦ないところも含めて」

亜子「そうですか? まあ、長いこと一緒にいますし、いろんなこと含めて互いのことは理解してるつもりなんで。あの二人は、本当にいい子ですわ」

P「そうか」

泉「そこの二人。何を笑ってるのか知らないけど、何にもないなんて思わないでね」

二人「え?」

亜子「とまあ、いずみの洗髪も済んだし、みんなで楽しくお話でもしよか」

さくら「はぁい。クッキーでぇす♪」

泉「ちょっと焦げてるけどね」

P「お話かぁ。実際お話しようかって言って話をし始めると何の話をしようかって考えるよな」

亜子「何でもいいじゃないですか。それはそうと一つ気になることがあるんですわ」

さくら「気になること?」

亜子「アタシたちってニュージェネレーションを意識して作られたんだよね」

泉「まあ、名前からしてそうよねニューウェーブ」

亜子「でもアタシらが出てきて以降、新しいニュー○○はないけど、何で?」

P「あーあれだ。そんなに多く出してもあれだけど、すでに案がある」

さくら「そうなんですかぁ? きかせてくださいよぅ」

P「この俺の独断と偏見のセレクトから、みくにゃん、はるちん、時子様による『ニューレボリューション』の発足を考えていたところだ」

泉「ニュー……レボリューション? 新革命」

亜子「統一感の欠けたメンバーですな~。新革命って、わるくないけど、字面は微妙そうやね」

P「なんだよ聞いといて。じゃあ聞くけど、お前たちはニューウェーブだが、まだデビューしていない。お前たちにとっての新しい波ってのは何かを聞かせてもらいたいな」

さくら「え? そうですねぇ」

P「あ、そうだ。ついでに自己PRの映像もとっておこう」

泉「何それ?」

P「これを取っていろんな先に見てもらうんだ。まずはさくらから」

さくら「えーっと。村松さくらでぇす。その、アイドルとして皆を笑顔にしたいでぇす。好きなものはピンクでかわいい物! もちろん、飴もピンク色でぇす♪」

亜子「うわっポケットから溢れるほど飴ちゃんが」

P「だから飴を要らないって言ったのか……ん?」

杏「飴だぁ。こんなにいっぱい落ちてる」

泉「杏さん?」

P「杏! 何してるんだ? この前きらりの飴のトラップに引っかかったばかりなのに性懲りもなく」

杏「何って。杏はウサギを取りに来たの。何でかソファに置いてあるけど。あれ? 何で暖かいの? まあいいや。じゃ」

P「……ちょっと待て杏! お前もうすぐレッスンだろ! 逃げんな!」

P「んじゃ次に行ってみよう。泉」

泉「いいだけど、それ」

杏「離せコラー!」

P「杏は小脇に挟むくらいが丁度いい。ほら。カメラまわってんぞ」

泉「え、その。大石泉です。えっと、アイドルとして皆さんに楽しんでもらいたいと思っています。がんばります」

杏「堅いなぁ。それに味気ない」

泉「え、えぇ」

P「カメラの前だからって緊張しなくてもいいんだぞ。さくらも、さっきの内容は悪くはないけどもう一度撮るからな」

さくら「はーい」

P「じゃあ、亜子。二人の手本になるようなの、頼むぞ」

亜子「プレッシャーかけんでくださいよぉ。んー……初めまして! 土屋亜子です~! アイドルとしての第一歩を踏み出そうと思ってるんですけど、ニューウェーブ『新しい波』としていろんながアタシらを見て喜んでくれる。そんなアイドル目指してます! そしてその最終目標はアイドル界の征服! 実はアタシお金大好きなんですわ。アイドル業界でがっぽり銭やらマニーやらを稼いで巨大な札束風呂に入る。それがアタシのゆ」

P「バカー! 何てこと言ってんだ亜子。そんな内容許すわけないだろ!」

亜子「でも、インパクトはありありですやろ?」

P「無謀と勇敢が違うように、目立ちでも悪目立ちってやつだ。却下!」

杏「札束風呂か~。いい夢じゃない。そんだけお金があれば働かなくても」

P「同調すんな! えーい。もういい。とりあえず三人とも今からレッスンだ。映像はそのあと。しっかりレッスンして来い」

さくら「もうそんな時間ですか。じゃあ行ってきますねぇ!」

泉「さくら。頑張るのもいいけどちゃんと水分補給はしなくちゃダメだよ」

亜子「そっくりそのままいずみに返したるわ」

P「ふぅ。全く手のかかる新人だ」

杏「杏もあんな時期があったんだよねぇ」

P「行っとくが杏も今からレッスンだ」

さくら「あ、そうだ!」

P「どうした?」

さくら「クッキー食べてもいいですけどぉ。後で感想、聞かせてくださいねぇ♪」

完!

一貫性のないどーでもいい会話をコンセプトに書いてます
さくらは無自覚に毒を言うピンキスト
泉はどこでも眠れる頭のいいのび太くん
亜子は意識的にふざける悪乗りする常識人
みくにゃんは冷静になるカワイさ
と言った感じに脚色しています

ありがとうございました

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