サンレッド「緑谷出久?」 (120)

川崎市

レッド「あー、今日も平和だな……」

かよ子「何が平和よ、今日もオールマイトさん、朝から3件も事件解決ですって」

レッド「オールマイトねえ、無駄に仕事熱心だよなーあいつも」ヘラヘラ

かよ子「あんたも少しは働きなさいよ」

レッド「わーったわーったよ」

レッド(昔のあいつなら3件どころか20件は事件を解決しているはずだが……)

レッド「様子見に行ってみるか」

かよ子「お昼代置いとくわよー」

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雄英高校

レッド「来たくもねーとこに来ちまったよ……」どよーん

レッド「なんだってあいつは教師になんかなってんだ」シュボッカチッ

レッド「カチッ?」

ズドーン!(雄英バリアー落下)

レッド「うおっ! あっぶね! なんだこれ! アホか!」ゲシゲシ

数分後

雄英バリアー「」チーン

レッド「こんな分厚い鉄屑用意してんじゃねえよ……ったく……」シュボッ

レッド「あータバコうまー」プカー

ブー!ブー!ブー!

レッド「おいおい、今度はなんだよ……」

ロボ・インフェルノ「ウィィィ」

レッド「おー、でかいでかい。整備大変そー」

数分後

ロボだったもの「」チーン

レッド「ま、ナイトールくらいなら止められんじゃねえの?」プカー

レッド「さて次は何が出てきますかねっと」テクテク

運動場

緑谷「まだ……動けます」

相澤「こいつ……!」

オールマイト(心配になっちゃって来たけど、なんだよ少年! かっこいいじゃないか!)

ウーウー!

生徒たち「警報!?」

『セキュリティ3が突破されました』

『生徒の皆さんはすみやかに屋外へ避難してください。繰り返します……』

飯田「セキュリティ3て何ですか!」

蛙吹「飯田ちゃん、落ち着いて。ここ屋外よ」

飯田「」どよーん

相澤「……校舎内に誰かが侵入したってことだ。お前らにやれることはないからここで大人しくしてなさい」

八百万「相澤先生はどうなさるのですか?」

相澤「もしものことがないようにここでお前らを守る。駆けつけるのは合理的じゃない」

緑谷(雄英の警備は世界最高峰、それを突破するなんて……)ブツブツ

麗日「デクくんキモいよー」

オールマイト(平和の象徴たる私が所属しているというのに、なめられたものだ……)

オールマイト(いやむしろ私がいるから、それが狙い……?)

オールマイト「まあいいや、私が正門まで来た!」

レッド「おう、久しぶり」

オールマイト「ってレッド君じゃないか! なにやってくれちゃってんの!」

レッド「いや、OBとして学校来るのなんて初めてだからよ」

レッド「昔の通りに門くぐったらなんか落ちてくるわ、物騒なメカがゴロゴロ出てくるわでなー」ヘラヘラ

オールマイト「だからって全部壊すかな普通!」

雄英バリアーだったもの「」チーン

ロボだったものズ「」チンチーン

レッド「あー、まああれだ。こんなもんじゃ本気で警備抜こうとしてる奴らは止められねえよ。予算の無駄だ無駄」ヘラヘラ

オールマイト「全く君は……変わらないね、レッド君」

レッド「そういうお前は結構『変わった』みたいだけどな」

オールマイト「……そうか、鋭いところも相変わらずというわけだね。後で時間を取るからゆっくり話そう」

レッド「おう」

オールマイト「でさぁ……これの始末、どうしてくれる?」

雄英バリアーだったもの「」チーン

ロボだったものズ「」チンチーン

レッド「へ」

オールマイト「ヒーロー協会の本部直轄なんだよここって、一応」ニッコリ

レッド「」ダラダラダラダラ

オールマイト「どうしよっか、レッド君」ニコニコ

レッド「ナンデモヤラセテイタダキマス」

こんなかんじで書いていこうと思います
WJ連載中の「僕のヒーローアカデミア」とYGで連載していた「天体戦士サンレッド」のクロスになります
よろしければお付き合いお願いします
今日はここまで

のびててワロタ
再開

相澤「はいもしもし……はーっ、わかりましたよ、こっちは普通にやりますんで」ピッ

飯田「先生、侵入者は……?」

相澤「ヴィランじゃなくてヒーローだったから問題ないそうだ」

切島「ここの警備を抜けられるって、きっとすげえヒーローなんだな!」

爆豪「チッ」

緑谷(あ、かっちゃん、潰してやれなくて残念みたいな顔してる……)

相澤「はいはい、予想外のアクシデントもあったがパパっと結果発表」

緑谷(ハンドボール投げ以外ろくな記録を残せなかった……除籍は……!)

相澤「ちなみに除籍は嘘な」

麗日「!?」

相澤「君らの最大限を引き出す、合理的虚偽」ヘラヘラ

緑谷飯田麗日「ハーーーーー!?!?!?」

八百万「あんなの嘘に決まってるじゃない……少し考えればわかりますわ」

相澤「そゆこと、これにて終わりだ。教室にカリキュラムの書類あるから目ぇ通しとけ」

相澤「あ、それと緑谷。リカバリーガールのとこ行って直してもらえ。明日からはもっと過酷な試練の目白押しだ」

緑谷「……はい!」

初日終了・下校時刻

緑谷(リカバリーガールの治癒活性で疲れた……)どよーん

飯田「緑谷くん、怪我はもう大丈夫か?」ポン

緑谷「わ! 飯田くん。リカバリーガールのお陰でこの通り」

緑谷(でも助けてもらってばかりじゃダメだ。早く調整出来るようにしないと)

麗日「おふたりさーん、駅まで? 待ってー!」

飯田「君はムゲン女子!」

麗日「麗日お茶子です! 飯田天哉くんに緑谷デクくんだよね」

緑谷「あ、デクってのはかっちゃ…・爆豪くんが馬鹿にしてる言い方で」

飯田「蔑称か」

麗日「そうなの? でも『デク』って……『頑張れ!!』って感じでなんか好きだ、私」ヒビキガ

緑谷「デクです」

飯田「蔑称なんだろ!? いいのかそれで!」

ワイワイガヤガヤ

レッド「チッ、こっちはゴミ拾いだってのに、青少年はメモリ合いかよ」ヒョイヒョイ

緑谷「あの、僕手伝います」

レッド「あぁん?」

緑谷「ヒッ、こんなに沢山のゴミ、一人じゃ日が暮れてしまうかと思いまして……」

飯田「流石だな、緑谷くん。きっと昼間の侵入者関連のものだろう。俺も手伝います」

麗日「私の個性、役に立つと思うよ!」プカプカ

レッド「はーっ、ガキは帰る時間だと言いたいが……お前らヒーロー志望だもんな。頼むわ」

レッド(ま、全部俺が壊したし侵入者も俺なんだけどな)

翌日

緑谷(午前中の授業は普通だった。そして午後!)

オールマイト「わーたーしーがー、普通にドアから来た!」

レッド「声でけーよ、早く始めろや」ゲシッ

オールマイト「レッド君、痛いよ!?」

緑谷(オールマイトが痛いだって!? 一体どんなパワー)ブツブツ

飯田「彼は昨日の……」

麗日「用務員さんだ!」

上鳴「オールマイトせんせー! そっちの赤い人はー?」

オールマイト「ああ、そうだった! レッド君、自己紹介して」

艦これイベント落ち着いたから書きます
相変わらず書き溜めはない
酉とかつけた方がいい?

レッド「こういうの慣れてねーんだが……天体戦士サンレッド、川崎でヒーローやってる」

レッド「成り行きで用務員と学年担任することになったからま~適当に頼むわ」ヘラヘラ

切島「天体戦士……」

瀬呂「サンレッド?」

常闇「寡聞にして聞いたことがないな」

レッド「お前ら……煮えた鉛飲ますぞ?」ゴゴゴゴ

緑谷(サンレッド……確かに聞いたことがない、いや、昔のヒーローにウェザースリーという戦隊がいた、たしかそのリーダーの名前が)ブツブツ

爆豪「うっせーデク、殺すぞ」

轟「……」

オールマイト「はいはいそこまで! レッド君も子供相手にマジな殺気出さないでよ!」

レッド「わーったよ」

切島瀬呂常闇(死ぬかと思った)

オールマイト「さて、ちょっと話がそれたが私が担当するのはヒーロー基礎学! ヒーローの素地を作るため様々な訓練を行う科目だ」

レッド「単位も多いぞ。座学ブッチしても卒業できるレベル」

オールマイト「レッド君、君のお陰で必修が増えたって知ってた?」

レッド「え、マジ?」

オールマイト「……ともかく、ヒーローを目指すなら一番大事な授業だから心してかかるように!」

生徒s「はい!」

オールマイト「早速だが今日はこれ! 戦闘訓練!」

爆豪「戦闘……!」

緑谷「訓練……」

オールマイト「そしてソイツに伴ってこちら!」ゴゴゴゴ

オールマイト「君たちの【個性届け】と【要望】に沿って誂えられた、戦闘服だ!」

生徒s「おおおおおお!」

緑谷「コスチューム……!」

レッド「とっとと着替えてグラウンドβに集まれ、40秒待ってやる」

生徒s(いや無理だろ)

オールマイト「格好から入るってのも大事なことだぜ、少年少女!!」

オールマイト「自覚するのだ! 今日から自分は……」

オールマイト「ヒーローなんだと!!」

レッド「全部声に出てるぞー」

オールマイト「別にいいでしょ!」

緑谷「皆、着替えるの早い……!」

レッド・オールマイト「さあ始めるぜ(ようか)有精卵ども!」

一応コミック一巻終わりってことで一区切り
設定はヒロアカ世界にぬるっとコンバートしようかなと、ぬるっと
USJ編までは書くつもりです
考察などはご自由に、励みになってます
参考にする場合もあるかもです

では今後とも宜しく

時はすこ~し遡る…

緑谷(被服控除制度)

緑谷(入学前に【個性届】と【身体情報】を提出すると)

緑谷(学校専属のサポート会社がコスチュームを用意してくれる素敵なシステム!)

緑谷「なんだけど、僕の【個性】、無しで登録されてるんだった」

オールマイト「【個性届】は更新できるよ!」

緑谷「うわっ! オールマイト!」

オールマイト「【個性】は小中学校の一斉診断で登録されるわけだけど…」

オールマイト「水を出す能力だと思ったら空気中の水を集める能力だったなんてことが稀によくある」

オールマイト「だから1,2回の変更は認められているのさ。元が無しなら間違いなく大丈夫!」

緑谷「そうなんですか。ありがとうございます、オールマイト!」

緑谷「コスチュームは母さんにもらったからいいんだけど」

緑谷「【個性届】の更新はしないとマズイよね」

川崎市役所 デーン

緑谷「あの~個性届の更新をしたいんですけれど…」

受付嬢「それでしたら3階奥の個性管理課へどうぞ」ニッコリ

緑谷「悪い事してるわけじゃないのに緊張するな…」カツカツ

緑谷「あそこが個性管理課かな」

??「そこを何とかお願いできませんかねぇ~」

緑谷「なんだか騒がしいな……」

市役所員「ですから、【個性】の変更を受け付けることは出来ませんよ、ヴァンプさん!」

ヴァンプ「今まではやってくれていたじゃないですか~」

市役所員「そう言われましても、ここ半年ほぼツキイチで来られる身にもなってくださいよ!」

ヴァンプ「でもこの子、改造して体の性質自体を変化させちゃうから、【個性】も変わってしまっていると思うんです」

Pちゃん改「……」

緑谷「ぬいぐるみ……?」

市役所員「はーっ、わかりました。でも今後はなるべく頻度を落としてくださいよ?」

ヴァンプ「ありがとうございます~本当にご迷惑をお掛けしまして~」ペコペコ

緑谷「あ、あの」

市役所員「ん? 個性管理課に御用ですか?」

緑谷「あ、はい。実は僕も【個性】の変更をお願いしたく……」

ヴァンプ「あれ、あなたも【個性】の変更? 珍しいですね~」

緑谷「あ、はい」

市役所員「……あまり使わない書類なので、二部まとめて持ってきます。少しお待ちください」

ヴァンプ「見たところ高校生? そのくらいの歳で【個性】が自然に発現することも無いでしょうに……」

緑谷「え、いや、あの(やばいぞ、バレないように……)」

ヴァンプ「可哀想に! 改造されたのね!?」

緑谷「へ」

ヴァンプ「ダメだよ、いくらお金がないからって! 悪の組織は最終手段なんだからね?」

緑谷「むしろヒーロー志望なんですが……」

ヴァンプ「まあ、ヒーロー志望の若人を改造するなんて一体どこの組織なの? ヒトコト言わないと気が済まないよ、私!」

緑谷「えーっと……」

Pちゃん改「ウィーン、ザーッザーッ」

緑谷「……」

ヴァンプ「……Pちゃん、君、口から印刷した紙を出すことも出来たの?」

Pちゃん改「……」

ヴァンプ「早くも【個性届】の内容が変わりそうだね……まあいいや、何が書いてあるのかな」

【分析結果】
・人間
・16歳
・男性
・身長166cm
・【個性】ワン・フォー・オール

ヴァンプ「へー、ワン・フォー・オール。どこかで聞いたことがあるような……」

緑谷(ヤバイヤバイヤバイ! 何だあのぬいぐるみ!? 【個性】が一発でバレたぞ!)

緑谷(このことは誰にもバレちゃいけなかったのに、と言うかなんなんだこの人達!)ブツブツ

緑谷(いい人っぽいけどよく見たら服装おかしい! なんか槍と盾持ってるし!)ブツブツブツ

緑谷(それよりぬいぐるみだよ! なんなんだよこれは! 異形型にもホドがあるだろ!)ブツブツブツブツ

ヴァンプ「ああそうか、オールマイトさんの。彼、やっとお弟子さんを見つけられたんだねえ」ウンウン

緑谷「え、オールマイトの【個性】のことを知っている……?」

ヴァンプ「ん? ああ、彼とは昔縁があってね」

緑谷「貴方は、いったい」

ヴァンプ「ああ、申し遅れました。私、悪の組織フロシャイム川崎支部幹部のヴァンプ将軍と申します。あ、これ名刺ね」ササッ

今日はこのへんで
一ヶ月以上おまたせしてしまったことに気がついて愕然としました
申し訳ない

緑谷(まあそんなことがあって、なんか悪の組織の偉い人と知り合いになっちゃったんだよね)

オールマイト「さあ、戦闘訓練のお時間だ!」

麗日「デクくん、地に足がついた感じでいいね!」パツーン

緑谷「麗日さ……うおおお!!」ガンプク

麗日「要望ちゃんと書いとけばよかったよー。パツパツんなった」

峰田「ヒーロー科、最高」グッ

緑谷「えっ」

飯田「先生、ここは入試(コミックス一巻参照)の演習場ですが、また市街地訓練を行うのでしょうか」

オールマイト「いいや、今日は更に二歩踏み込む」

レッド「屋内での対人戦闘訓練ねー。最初からこんなんやらせて大丈夫かよ」

オールマイト「そこはほら、Plus Ultraの精神でさ」

レッド(力と心の制御が出来てなさそうな奴がチラホラと、鼻っ柱は速いうちに折っといた方がいいって判断か)

緑谷「?」

爆豪「あ?」

レッド(緑谷はともかく、爆豪は速いうちにシメよう、うん)

オールマイト「ヴィラン退治は主に屋外で見られるが、統計で言えば凶悪ヴィランの発生率は屋内のほうが高い」

緑谷「……」

爆豪「チッ」

オールマイト「今の時代、真の悪は屋内に潜む。君らにはヴィランとヒーローに分かれて2on2の屋内戦を行ってもらう!」

蛙吹「基礎訓練も無しに?」

オールマイト「その基礎を知るための訓練さ!」

オールマイト「ただし、入試と違ってただ壊せばいいロボじゃないのがミソだ」チラッ

レッド「なんだよ」

八百万「勝敗のシステムはどうなります?」

爆豪「ぶっ飛ばしていいんスか」

麗日「相澤先生みたいな除籍はあるんですか」

飯田「分かれるとはどのような分かれ方をすればよろしいですか」

青山「このマントやばくない?」キラン

レッド「いっぺんに喋んな、前歯折ってそのよく動く口、喋りづらくしてやろうか?」

生徒's「ひぃ」

オールマイト「ごほん、前歯はともかく状況設定はこうだ」

・ヴィランがアジトに核兵器を隠していて、ヒーローはそれを処理しようとしている
・ヒーローは制限時間内にヴィランを捕獲するか核兵器を確保することで勝利
・ヴィランは制限時間まで核兵器を守るかヒーローを捕獲することで勝利

レッド「ちなみに組み分けはくじだ。さっき割り箸で作った」

飯田「適当なのですか!?」

緑谷「プロは急造のチームアップも多いから、そういうことじゃないかな」

飯田「先を見据えての事だったのですね! 失礼しました!」

レッド「あーそーね、話は最後まで聞こうね」

オールマイト「いいよ、早くやろう!」

今日はここまで。
原作とは違う組分けで、デク以外の試合も描写してみたいと思ってるので少し考えさせてください。
対戦カードの希望とかあったら書いといてもらえると反映されるかもしれません。

※能力が判明していない砂藤口田は描写しません

それではまた

くじの結果

い組 緑谷・八百万
ろ組 飯田・麗日
は組 爆豪・常闇
に組 障子・葉隠
ほ組 口田・峰田
へ組 蛙吹・砂藤
と組 瀬呂・切島
ち組 轟・青山
り組 芦戸・尾白
ぬ組 上鳴・耳郎

オールマイト「なんでいろは歌なの」

レッド「別にいいだろうが何でも」

オールマイト「まあいいや、で、第一試合はこいつらだ!」

オールマイト「は組がヒーローで、い組がヴィランだ!」

緑谷「!」

爆豪「!!」

レッド「ヴィランチームは先に入ってセッティングな。5分後にヒーローが突入。カメラ仕掛けてあっから他の奴らは別室で観戦」

オールマイト「緑谷少年、八百万くんはヴィランの思考をよく学ぶように! これはほぼ実戦、怪我を恐れずおもいっきりな!」

八百万「もちろんですわ」フンス

オールマイト「あ、度が過ぎたら中断するけど……」

レッド「あー緑谷、ちょっと」テマネキ

緑谷「?」テクテク

レッド「お前ヴァンプに会ったんだって?」

緑谷「あ、はい。この前市役所で」

レッド「あいつに会ってなんか感じちゃったかもしんねーけど、ぬるいヴィランはやるなよ?訓練にならねー」

緑谷「は、はい」

レッド「ならいい、はよいけ」ゲシィ

緑谷「痛っ!」

爆豪「おい、鳥頭……」

常闇「言いたいことはわかるが随分と失礼ではないか、爆豪よ」

爆豪「デクには、あいつには【個性】があるんだな?」

常闇「今さら何を。あの怪力を見なかったのか?」

爆豪(この俺を騙していたのか……?)

爆豪「クソナードが……!!」

八百万「緑谷さん、お互いの【個性】を確認しておきましょう」

八百万「私の【創造】は生物以外なら何でも作り出せますわ。分子構造まで把握しているものに限りますけれど」

緑谷「さすが推薦入学者、すごいね……えっと、僕のは超パワーだけど自分もボロボロになる諸刃の剣って感じです」

八百万「使い勝手が絶望的に悪いですわね」

緑谷「自分でもそう思うよ……」

八百万「でもあるもので戦うしかありません。急いで作戦を立てましょう」

ここまで
八百万のリクエストを使わせていただきました

常闇「五分経ったな」

爆豪「デクの野郎、ぶっ殺す!」DASH!!

常闇「あ、おい! 仕方の無い奴め……!」

五分前……

緑谷「個性のことはわかったんだけど、八百万さんはケンカしたことって、ある?」

八百万「質問の意図が見えませんけれど……ケンカなんてする必要がないのではなくて?」

緑谷「オーケー、分かった……」

緑谷(八百万さんの【個性】は強力だ。だから誰にも挑まれたことはないし挑んだこともない、そんな感じか)

緑谷(でもここは日本一のエリート校、雄英。推薦入学者とはいえ圧勝できるわけがない)

緑谷(まして相手は「あの」かっちゃんだ。実戦経験の乏しい八百万さんに相手させる訳にはいかないぞ)

八百万「ヴィラン役の私達は防衛戦、私が罠を生成しますからそれを利用して専守防衛を」

緑谷「いや、それじゃあかっちゃんには勝てない」

八百万「幼馴染、でしたか」

緑谷「うん……ああ、いや! 八百万さんの意見がダメとか言ってないしトラップを活用するのはむしろ個性を活かしたとても良い戦術だと思うんだけど」

八百万「……」

緑谷「守りに入ったら勝てない。こっちも攻める気で行かないとダメなんだ」

八百万「……一理、ありますわね」

緑谷「え」

八百万「そこまで言うからには腹案があるのでしょう?爆豪さんのことを最もよく知るあなたの作戦に、乗ると言っているのですわよ。緑谷さん」

緑谷「あ、ありがとう。えっと、基本的にはトラップを利用するんだけど……」

回想終わり……

爆豪「デクの野郎……!!」

緑谷「……」タタタッ

爆豪「そこか! 逃げんじゃねえ!」BOOM!!

緑谷「くっ」スッ

緑谷(かっちゃんは力だけならプロ級、常闇くんも体力テスト5位の実力者だ。二人に合流されて僕が袋叩き、これが一番まずい)タタタタッ

爆豪「無視とはいい度胸してんじゃねーか……!」ダダッ

緑谷(だから可能な限りかっちゃんを惹きつける。できれば常闇くんが見失うくらいに!)

爆豪「爆速……」

緑谷「!」

爆豪「ターボ!」BOOM!!

緑谷「うわっ」

爆豪「死ねぇ!」ブンッ

緑谷「それは……」スッ

爆豪「何っ!?」

緑谷「読んでた!」ガシッ

爆豪「うおおお??」

緑谷「うぅ……ああ!!」ドッ!

~観戦ROOM~

切島「一本背負いか!」

麗日「達人みたいだ」

~~

爆豪「がはっ」

緑谷「かっちゃんは、大抵最初に右の大振りなんだ。どれだけ見てきたと思ってる……!」

八百万『……!』

緑谷「すごいと思った【ヒーロー】の情報は、全部ノートにまとめてるんだ!」

緑谷「君が、爆破して捨てたノートに!」ドン!

爆豪「!!」

緑谷「いつまでも【雑魚で出来損ないのデク】じゃないぞ……かっちゃん、僕は……」

緑谷「【頑張れ!!】って感じのデクだ!!」

八百万(頑張れって感じ、ですか……)

爆豪「ビビりながらよぉ……そういうとこが、ムカつくなあ!!」

その頃の常闇

常闇「爆豪はどこに行ったのだ一体……」

ここまで
やおよろっぱいのヒロイン力をマシマシにしていきたい所存

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