名取「み、耳かきを、します!」 (45)


<鎮守府屋内 廊下>


--
---


五十鈴「では、報告書は私が届けに」

飛鷹「ありがと!」

日向「すまないな。先に失礼する」

夕張「じゃ、また後で!」

五十鈴「えぇ」フリフリ



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1428488576



五十鈴「……」スタスタ


「……っ……あっ……」


五十鈴「……?」


「……んっ…………ふぁっ……」


五十鈴「何これ……」イラッ


「……ぁひぃっ……んっ……」


五十鈴「…………名取の声?」クルッ









表札「執務室」



五十鈴「執務室? 一体何を……」ミミソバダテ


名取『うぅっ……ていっ……と……』

提督『……出すぞ……』

名取『お願い……しま、す……んっ、はぁっ……』





五十鈴「…………」

五十鈴「……ッ!!?///」カァァァ

五十鈴「こっ……このっ……」ワナワナ




ドゴォォォン!!
バタァン!!!

五十鈴「おどりゃあ何さらしとんじゃこんクソ提督がぁぁぁぁっ!!」





提督「!?」セイザ

ビクゥッ

名取「!?」ヒザマクラサレ

プスッ

提督「あっ」

五十鈴「えっ」

名取「いっ」

名取「…………い゛た゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛い゛っ!!!」



<十数分後 上長良姉妹部屋>


提督「……」

長良「……」

五十鈴「……」

ガチャッ

青葉「伝達終わりです。『利根さんがうっかり足の小指をタンスの角にぶつけた時の悲鳴』と誤魔化しておきました」

提督「ご苦労、下がって良し」

青葉「はいっ!」

バタン

ガチャッ

名取「あ、あの……」

提督「おぉ、入れ違いか。早かったな」

名取「ドックへ行く途中、明石さんに会って、『それくらいなら入渠するより早いですよ!』と……」

提督「成る程。何にせよ軽傷で良かった」

五十鈴「……」


提督「さて、皆揃ったな」

長良「えぇと、つまり三人の証言を纏めると……」

長良「名取は普段から提督に耳かきを頼んでいて、今日もいつも通りしてもらっていた」

名取「は、はい……」

長良「提督も”艦娘の健康管理”という業務の一環としてそれを了承していた」

提督「はい」

長良「それで耳かきしていた所、たまたま部屋の前を通りすがった五十鈴は……」

長良「えっ……えっちな想像を、して……部屋に、押し入った……///」

五十鈴「っ……は、はい……///」

長良「……で、それに驚いた提督は、その拍子に名取の耳を突いてしまった、と」

提督「はい」


長良「これは五十鈴が悪いね……」

五十鈴「だ、だって! びっくりするじゃない! あんな声が聞こえてきたら!///」

五十鈴「それに提督も! 耳掃除を秘密にしてなかったらこうはならなかったでしょ!」

提督「人のせいにするな、見苦しいぞ!」

提督「それに第三者の長良もこう言っている。大人しく名取に謝罪したまえ」

五十鈴「~~っ!」プルプル

名取「てっ! 提督! 私はその……だ、大丈夫ですから!」

提督「そうか。名取は優しいな」

名取「い、いえ…………あっ、じゃあ……」

提督「ん?」


--
---


提督「良いのか?」ベッドニセイザ

名取「はい、このままで……」ヒザマクラサレ

提督「じゃあ……」スッ

カリカリッ
コリコリッ

名取「んっ……ぁっ……」トローン





長良(つまり、この光景を私達に見せつけよう、と……?)

五十鈴(でもこの子に限ってそんな事は………………やっぱり怒ってるのかなぁ……)



提督(なんで二人共部屋を出るでもなく、こっちを見てるんだ……?)


コショコショ
コスッコスッ

名取「んっ、んんっ! はぁっ……」ビクビクッ

コリコリ
カリッカリッ

名取「くふっ……あっ……」ガクガクッ

カッカッ
コツッコツッ

名取「ひぁっ……くぅっ……」モゾモゾ

提督「よし。梵天行くぞ」

ゴシュッ、ゴシュッ
モフッ、モフッ
フワフワッ

名取「んんっ……ふぅぅっ……」ビクンビクン






長良(なんだか……///)

五十鈴(いけないものを見ている様な……///)


提督「さぁ、こっちは終わりだ。反対側を」

名取「は、はいぃ……///」クルリン

名取「スゥーッ、ハァーッ、スゥーッ、ハァーッ……///」

長・五「「!!!???///」」ガタッ

提督「二人共静かにしてろ」





長良(何やってんのあの子!!?///)

五十鈴(いつの間にか……えらい大胆になったわね……///)


名取「んっ……提督、さ……っ……」

カリカリッ
ゴソゴソ

提督「大丈夫だ。俺はここだ」

名取「はい……はいぃぃ……///」

コリコリッ
カリカリッ

提督「よい、しょっと」

カリカリカリッ
ズズズッ
ゾフッ!

名取「ふぁぁぁっ!///」ビクビクビクン!

モフモフモフッ
フワフワフワッ
フワッ

提督「よし。これで完了だ。お疲れさん」

名取「あっ……ふぁっ……」ガクッビクッ




長良(名取……凄く気持ち良さそう……///)ゴクリ

五十鈴(私もやって貰おうかしら……///)ゴクリ


名取「あ、ありがとうございました……///」

提督「いやいや。これも仕事の内さ」

名取「それでは……」

名取「こっ、今度は私が!」

提督「おう。いってらっしゃ……ん?」

名取「私が提督さんの……み、耳かきを、します!」




長・五「「!!??」」ガタッ




提督「そうだな…………折角だ、やって貰おうかな」

名取「で、では今度は私がこっちに……」ポンポン

提督「おぉ。失礼するぞ」

スッ

提督(おぉ、なんと張りのある柔らかさ……)

提督(膝枕なんて久しく経験していないが……これは良い……)


名取「でっ、では! いきまひゅっ!」

提督「名取!」

名取「ふぁい!」ビクッ

提督「大きく吸って」

名取「すぅーっ」

提督「吐いて」

名取「はぁーっ」

提督「よろしく頼む」

名取「は、はい!」


名取(そ~っと、そ~っと……)

コチョッ、コチョコチョッ
カリッカリッ

名取(傷付けない様に、丁寧に……)

コショコショ
コスコス

提督(良く言えば極丁寧、悪く言えばもどかしい耳かきだな……)

カリカリ
コリコリッ

提督(しかしほとんど痛みを感じない。耳かき上手いんだな……)

カッカッ
コチョコチョ

提督(少しずつ、確実に綺麗になって行く感覚……)

コツッコツッ
コショカショ
ツツッ

提督(俺はいつも一気にやってしまうが……これはこれで良いものだ)


コリッ
カリッカリッ
ツツーッ

名取「て、提督さん……」

提督「どうした?」

パリッ
ミリッミリッ
ペリッ

名取「気持ちいい、ですか……?」

コッコッ
カリカリ
スーッ

提督「……あぁ」

コシュッコシュッ
スッスッ

提督「凄く、気持ちいいぞ」

名取「あ、ありがとうございます!」パァァ

カカッ、コッ、コココッ
コリッ

提督(そうだ……自信を持て……)


--
---

コショッ
ススッ、ススーッ

名取「……はい。こちら側はこれで、お終いです。反対側を、するので……」

提督「あぁ……」ムクッ

名取「こ、こちらを、向いて、ください!」

提督「……なんと」クルリ

名取「……っ!!///」ドキーン

名取(だ、ダメダメ!! 集中しないと!)

提督「……っ!!」ドキーン

提督(しまった、転がったらこうなるよな……目の前に名取のお腹が……いかん、ドキドキしてきたぞ)


名取「し、慎重に……落ち着いて……」

ピリピリ
パリパリ

提督(ちょっと手が震えているな……)

名取「力を、入れ過ぎない様に……」

ペリッペリッ
カリカリカリッ

提督(おっ、すぐに持ち直した)

ミリミリッ、メリッ

スーッ

メリッメリッメリッ
パリッパリッ

ススーッ

ペリッペリッ
ミリミリメリッ

スーッ

提督(ペースが上がっている……調子が出て来たという事かな)


ザザッ
ガッ、ガササッ

提督(それにしても……気持ちいいな……)

提督(他人にやってもらっているからなのか、名取が俺より上手いのか……)

ゴソゴソ
ガガッ
ススーッ

提督(…………はたまた、名取だからそう思うのか……)

バリッ
ミリミリ、ザリッ

提督(まぁ、何でもいい……今、俺は至上の快楽を味わっているという事は確かなんだ……)

ゾゾッ、ゾゾッ
ガサガサ、カリリッ
スーッ

提督(そう、このまま……)ウトウト


コッ、ココッ
ココッココッ

提督(奥の……大物か)

ココッ、ゴッ、ゴゴッ
ゴココッ

名取(硬い……しかも大きい……)

ゴリゴリ
ガッ、ガッ

名取(でももう大分奥だから、あまり強くはできない……)

ガガッ、グッ
ゴッゴッ

名取(強くしすぎないように……傷付けないように……)


ガッ、ガゴッ
グッグッ

提督(頑張れ……)

名取「ふぅっ……うぅ~っ……」

ゴゴッ
ズッ、ゴゴゴッ

提督(苦戦している様だな……)

ググッ
ゴッゴッ
ガガッ

名取(でも、だからって投げ出す訳には行かない……!)

ゴコッゴコッ
コッコッ
ググッ


ビッ

名・提(剥がれた!)

名取(ここから……)

グッ、ググッ
メリッ

名取(一気に……!)

ミリミリッ、メリッ
メリメリ、バリッ

ズズズッ!!

ズボゥ…!!

提督「ふぉぉっ」

名取(と、取れた!)

提督「名取……よく、やった……」

名取「あ、ありがとう、ございます!」

提督「それから……少し、このままで……」

名取「はい……どうぞ……」


提督「あぁ、じゃあそろそろ……」

名取「はい。それでは、仕上げに入ります」

パリッパリッ
サッサッ
スーッ

ピリッ、ピリッ
パリパリ
ススーッ

提督(あぁ……最後の一片まで、掻き出されて……)

ショリショリ…
コショッ
スーッ


モフモフッ
フワッ、フワワッ
モフッモフッモフッ
フワッ


ふぅーーっ……



---
--


<二週間後 執務室>


提督「で、何だこれは」

五十鈴「何だって何よ」

長良「私達も、耳かきして貰いたいなーって……」

提督「ふむ……名取、良いか?」

名取「わ、私は! 良い、ですよ」

名取「あ、でも!」

提督「ん?」

名取「わ、私が、優先です!」








この後滅茶苦茶した

おわり

耳かきSSと名取のステマでした。
皆々様ありがとうございました。

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom