男と幼と友達(75)



-4限目-


女教師「…暑い。いい加減、クーラー設置しろよ」


キーンコーンカーン…

女教師「ふう。今日はここまでー明日は源氏がまたやらかすわよー」

男「(やっと昼だー購買行くぜ!!)」

-ピロティ-

男「お。日陰ベンチ。ラッキー」

幼「お茶は?」

男「熱いのしかなかった」

幼「出直して」

男「冷たいのおしるこしか」

幼「うそ」

男「緒川たまき風」

幼「うそつき。」

男「キスするぞー」

幼「どうぞ」

男「(いくz…)」

男友「おとこー。昼食べようよ」

幼「ky」

男「かかくやすくseiyu」

-放課後-

担任「以上!明日は検便忘れないようにー。ペットの持ってくんなよー」

『さようなら』

男「(やっと終わりー録画観るぜ!!)」

女友「男くーん、今日このあとひぃーま?」ニコッ

男「家で都内の高低差観る。からむぅーり☆」

女友「あ、ブラタモリ観るんでしょー」

男「正解。どっか行くの??」

女友「あのね、女友2と男友くんとカラオケ行くんだけど、一緒にどうかなーって」

男「女友2の一家は聖飢魔iiのファンなの?」

女友「え?」

男「じゃあ今日の夜、僕の蝋人形になってくれるかな?」

女友「いいともー!」

幼「意味分かってるのかしら」

ガヤガヤ

女友2「あ、男くん」

男「おー閣下。いや殿下か?」

女友2「え?」

幼「長官かも」

女友2「幼ちゃん」

男「相撲好き?」

女友2「え…うん」

幼「決まりね」

男「ではまたwebrock!」

女友2「行っちゃった」

-帰り道-

男「女友って男友のこと好きだよな。しょっちゅう女友に誘われるけど、必ず男友と一緒だ」

幼「しょっちゅう誘われるのね」

男「でも男友は違うな」

幼「誰なの?」

男「知らん」

幼「女友2ちゃんは?」

男「俺だ。…いや、違うな」

幼「どっちも正解ね」

男「女子は皮を被っている」

幼「男のと同じね」

男「見たことねぇだr…あるか」

幼「むかし何度も」

男「今はフリーザの最終形態だ。頭もツルツルだ」

幼「クリリン?」

男「俺のは亀仙人」

-家の前 隣同士-

幼「それじゃね」

男「じゃな」

幼「パウロのアルケミスト貸してほしいの」

男「部屋の窓から渡す」

幼「ありがと。えっちなdvd観るとき、音量と間接照明の向き気をつけてねっ」

男「きえろ ぶっとばされんうちにな」

幼「助けてーサイバイマーン」

男「愛と勇気だけが友達かよ」

幼「十分でしょう」

男「たしかに」


-男家-

男「ただいま」

妹「おかえりー」

男「あれ!今日前髪三つ編みじゃん!最高に可愛いぜ!」

妹「朝もそう言ってたし学校でも見たでしょ。褒めるかバカにするかどっちかにして」

男「じゃあバカにしちゃおっかなー」

妹「バカ」

男「今日はよく褒められる」

妹「信じらんない」

男「昨日と先週水曜の後ろ髪アップが神だけどな」

妹「え?」

男「和服で愛し合うときに眺めたいうなじだ」

妹「すけべ///」

男「また褒められたぜ」


-夜-

男「幼ー」

男「…さすがに聞こえないか」

男プルルル「もしもし」

幼ピッ「聞こえてるわ、全部」

男「なら返事しろい」


幼「貴方は独り言が多いのね。ボケるわよ」

男「そうなの?」

幼「そうに決まってるわ」

男「俺がボケじじいになるなら、幼はイジワル婆さんだな」

幼「楽しそうね。ボケ老人をいじくり回すのは」

男「うるせ。はいよ、本」

幼「ありがとう」

男「お前これ好きだよな。そんなに好きなら買えばいいのに」

幼「男のがいいの。男もこの本好きなんでしょう?」

男「ああ。大好きだ」

幼「お返しにこれ」

男「シッダールタ?」

幼「アルケミストが好きなら、きっと面白いと思うわ」

男「さんきゅ」


-朝 登校時-

男「しかし今日も綺麗だ。放課後、体育館倉庫な」スタスタ

幼「拒まなかったら?」

男「後ろから前から」

幼「どうぞ」

男友「もう。朝から濃いよ」

男「お前これからが本番なのに」


幼「男友君おはよう」

男友「おはよう。2人は仲良いね」

男「史上最強の幼馴染だ」

幼「愛に上等下等なんておかしいわ」

男友「確かにそうだね」

幼「でも分からないこともたくさんあるから…教えてね?男」

男「オケーイ☆じゃあまずは、1人で背毛を剃る方法カラネー」イクヨー フフフッ

幼「どうせなら貴方に剃ってほしいのだけれど」

男「背毛なんていらねぇよ、夏」


-授業中-

女教師「源氏…一晩だけならいいかもねぇ」

男友「(先生…たまりません…)」

男「(男友のようすが…)」

男友「(先生に触りたい…)」モジモジ

男「(あーなるほど。男友は女教師好きか)」

-昼休み-

校内放送「…acintya bheda bheda tattva…」

男「男友は女教師好きだな」

幼「ビデオの世界ね」

男「失恋したら長引くのかね」

幼「失恋しなかったら?」

男「俺さぁ、この前見ちゃったんだよね。女教師が彼氏さんと歩いてるの」

幼「本当に彼氏さん?」

男「間違いない。結婚式場の教会に入って行った。下見だな」

幼「そう。源氏は結婚前の思い出作りね」

男「まじめな男友が、源氏になる気があるとは思えないな」

幼「どうするの?」

男「さぁ?」

幼「…」


キーンコーンカーン…
-5限目-

女教師「さぁて、現国はじめるわよー」




女教師「…このときのcとgは何を表しているものか、答えよ。野暮ね、素人童貞が。次」

男友「(先生…綺麗だ…抱きしめたい。どんな香りだろう…)」

女教師「問4。このときの眉の心理描写から、著者が思う恋愛観にもっとも近いと思われるものを次の4つから選べ。じゃ男」

男「(いくぜ)bー」

女教師「はい正解」

男「先生結婚すんのー?」

男友「(?!)」


女教師「え?」

男「教会でやるんすか~?」

女教師「男…もしや見たのね?」

男「初夜ってバイヤーっすね」

女教師「質問に答えなさい」ピシッ

男「見ました。とても綺麗な目で一緒にいた方も嬉しそうで」

女教師「そう…ま、それならしょうがないわね。するのよ、結婚。しかも来年子供も生まれるのよ~」

男友「(なん…だと…?)」

ワイワイガヤガヤ-マジ? マジカヨ- イイナー コドモホシー


男「しかも一緒にいた男の人が超絶にイケメンだった」

エーーーーーーー!!!!マジウラヤマ----!!!!!!! ナニシテルヒトナンデスカァ?????!!!!!! イケメンホシー

女教師「バイオリンを作ってるのよ」

男友「(耳すまですか)」

カッコイイイイイイーーーードコデデアッタンデスカァァァァーーーー??????!!!!!!!!!! セイジー

女教師「実は親友の幼馴染なのよねーそれを身体と料理で奪ったのよねー」

一同「」

幼「男を落とすなら、胃袋も掴むべし」

男「そして、時は動き出す」

男友「(駄目だこいつ…

   *'``・* 。

        |     `*。
       ,。∩      *    もうどうにでもな~れ
      + (´・ω・`) *。+゚

      `*。 ヽ、  つ *゚*
       `・+。*・' ゚⊃ +゚
       ☆   ∪~ 。*゚
        `・+。*・ ゚                    )」



-放課後-

男友「"承太郎ッ!君の意見を聞こうッ!"」

男「"逆に考えるんだ。“あげちゃってもいいさ”と考えるんだ"」

幼「男友、はっきり言うわ。あれは酷い女よ」

男友「はぁ…」

男「まだ好きなのか?」

男友「いや…でも何ていうかスッキリしないんだ」

男「恋の悩みは恋でしか治せん」

幼「みんなで帰りましょう」


-帰り道-

男「それじゃ俺と幼こっちだから。んじゃな」

幼「また明日」

女友「じゃあね~」

男友「またね」


テクテク

女友「…男友くん、元気ないね。どうしたの?」

男友「そんなことないよ。大丈夫」

女友「でも、何かいつもの男友君じゃない感じして…」

男友「大丈夫」

女友「そう…?」

男友「大丈夫だってば。心配しないでよ」

女友「あ、そっか…ごめんね…」

男友「あ、いや…心配してくれてありがとう」

女友「ううん。いいの、元気なら」

男友「元気だよ」


女友「うん…あ、今日のさぁ、女教師先生凄かったよねー!」

男友「…」

女友「あれ?も、もしかして私、地雷踏んじゃっ…た?」

『ダーイキラーイナボク ジュウクサーイ』メロメロ

男友「男…電話、出るね」

女友「うん…」

男友ピッ「もしもし」

男「うい。言い忘れてたんだが」


男友「なに?」

男「お前に借りたdvd、ありゃ素人女子高生じゃない。みんな20代のプロだ。しかも全員」

男友「男、それだけのために電話してきたの?」

男「それだけってお前、大事なことだぞ。幻想を幻想として見抜いてないと、それに溺れることになるかんな」

男友「分かってる」

男「あと、もう一本の女教師モノもな」

男友「う、うるさい!良いんだよ!夢があって!」

男「いや、お前がそれでいいならお前を尊重するぜ。あ、あと女友がお前をめっちゃ心配してたから。その顔が果てしなく可愛くて惚れそうになったことを伝えておく」

男友「なんだよそれ…」

男「後悔すんなよぉ~?フッフッフ」

男友「し、しないよ!僕だって楽しんでみせるさ!男と幼ちゃんみたいに!」

男「フッフッフ。んじゃな」


男友ピッ「なんだよ…もう…(逃げちゃダメだ…逃げちゃ…ダメ…だ…いや…僕は…逃げない。僕は、行こう…僕は、行くよ…僕はもう行くよ…あ…そっか…)」

女友「…どうしたの?」

男友「ちょっと男に電話するね」

女友「うん」

男友プルルル「…もしもし」

男「うい。どした?」

男友「貸してあげたやつ、男にあげるよ。あと家にあるのも」

男「マジ?!…でもお前、やっぱ返してとかナシだかんな」

男友「分かってる。でも男の『アダム』と『川上さん』はまだ借りさせてもらう」

男「ちゃんと返せよ?」

男友「うん。初めてから優しくするためにね。実際に経験したら返すよ。もう上辺だけはうんざりだ」

男「ははは!さすがだぜ男友!見直した!」

男友「うん笑 それじゃあね」


女友「男君、楽しそう」

男友ピッ「まあね。男と、女友ちゃんに元気をもらったよ。ありがとう」

女友「そうなの?!よく分からないけど良かったー!」


-同時刻-

幼「学校モノが好きなのね」

男「ま、な。男友は女教師モノだったわけだが」

幼「男は女子高生が好きなのね」

男「程よさ。が魅力的だ。成長のな」

幼「ねぇ。今朝の続きはどうなったのかしら」

男「セルフ背毛剃り?」

幼「そっちじゃないわ。それも教えてもらうけれど」

男「だが、その前にすべきことがあるなー」

妹「あ、お姉ちゃん!」


幼「あら妹ちゃん。いま帰り?」

妹「そうなんです~」スカートバサバサ

男「女子高生って、いわゆる最強だな」

幼「"いわゆる"なんて言葉使うとモテないわ男」

男「そうなの?」

妹「何か分かる気がするーでもお兄ちゃんは果てしなく永遠にモテないから心配いらないね!」

男「2対1じゃ分が悪いぜ」


幼「戦ってるつもりなのは男だけよ。ね、妹ちゃん」

妹「そうだそうだー。お姉ちゃん、最近彼調子乗ってると思いませんー?」

幼「そうね。天誅を下さないといけないわね」

男「くっ、曲者じゃ 出会えっ 出会えぇぇぇぇ~」

幼「貴様の次元大介は始末した 覚悟っ」

男「そりゃないぜ、不二子ちゃん」

妹「私は五右衛門さまねー」

男「なぁ帰って、荒野の七人観ようぜ」

幼「私はカリオストロが観たいわ」

妹「わたしもー」

男「へいへい」


-男家-

とっつぁん『いや、奴はとんでもないものを盗んでいきました。…あなたの心です』

妹「…はい!」

男「クラリスに被んじゃねぇ!」

妹「うるさいなーいいじゃぁーん」

幼「男の声で台無しよ」

妹「そうだそうだー」

男「heyhey」


妹「いいなークラリス。私も盗まれたぁーい」

男「彼氏に盗んでもらえ」

妹「彼氏いないもん」

男「お前、学年で1番可愛いのに。男子で常に話題だぞ」

妹「うーん」

幼「妹ちゃんは好きな人はいないの?」

妹「いないよー」

男「うそつき。」

妹「ほ、ほんとだもん!」

幼「うそつき。」

妹「あ、お姉ちゃんの方が似てるー!」


男「話題を変えてきたねぇ。いるねぇ。こりゃいるねぇ」ニヤニヤ

幼「確定ね」

妹「べ、別にいたっていいでしょ!高校生なんだから!そ、そんななら今日ご飯作らないからね!」

男「嘘ですごめんなさい許して捨てないで抱いて何でもします」

妹「あ、いまなんでもするって言ったね?」

男「はい!あ、まさか」

妹「はい!今日の夕飯当番、お兄ちゃんねー」

幼「妹ちゃんの勝ちね」

男「んだよー。ちぇ、わーったよ。飯で革命おこす」

妹「ゲバラさんおねがいね」

幼「すべての武器を料理に」


男「トントントントン…ジューッジューーーーーーーボウッツ!!!ワァアアァアァァァアァ」

妹「口で音マネしてないで、さっさと作って!」

男「しょうへいへーい!」

トントントントン…ジューッジューーーーーーーボウッツ!!!ワァアアァアァァァアァ

妹「お姉ちゃんも食べていくでしょ?」

幼「いいの?」

妹「もちろん!お姉ちゃんのとこも出張だって聞いてるし、みんなで食べたほうが美味しいよ」

幼「ありがとう。じゃあお言葉に甘えて。おじさんおばさんはいつ帰ってくるの?」

妹「うーん、今ね2人で外国に行って遺跡の発掘調査してるんだって。ビザが切れるまでいるって言ってたから…来年以降かなー」

幼「そう。今回は長いのね」

妹「そうみたい。でもお兄ちゃんにお姉ちゃんもいるし、とっても楽しいー」ヾ(≧▽≦)ノ

男「姫君の皆様、できたぜこのやろう」


妹「わーいーあ、生姜焼きだー」

幼「美味しそうね」

男「愛情がつまっておる。食べるだけで果てるだろう」

妹「うんはーい、いただきまーす」

幼「いただきます」

妹パクッモグモクゴクン「美味しー!お兄ちゃん、料理だけは得意だね」

幼ハムッモグモグゴクン「本当ね。美味しいわ」

男「料理上手は床上手だぞ。我が床の切れ味 身を持ってる知るがいい」

妹「お兄ちゃん、マヨネーズ取ってー」

幼「ドレッシングもお願い」




妹「あー美味しかった!ごちそうさま!」

幼「ごちそうさま。美味しかったわ」

男「はい、麦茶。幼は熱い奴な」トン トン

妹「ありがとー」

幼「ありがとう」

妹「そういえばさぁ、そろそろ期末だね」

幼「そうね」

男「んで夏休みか」


妹「早いなー。あ、あのね、勉強教えてほしいの」

男「救いのヒーロー ぶりぶりざえもん参上!」

幼「グレイフォックス!」

男「懐かしい名前だ ディープスロートよりは聞こえがいい」

幼「やはりお前だったのか」

男「さぁ、どんなことで救って欲しいのかな? 保健体育か?もはや、性についてか?」

妹「ちがーう!」


幼「なら彼の持っている刀がなぜ千歳飴なのか、朝までそれ正解ね」

男「それがよかろう」

妹「お姉ちゃん置いてゆかないでぇ、ゆかないでぇ」

幼「生姜焼き…彼は人助けをしてくれたわ」

男「装置をつけたまま、そっと涙を流す」

妹「私の立ち位置はみさえさんなのね」


-次の日の放課後-

男友「(今日もこれで終わりっと。帰ろう。アダムタッチのイメトレしなきゃ!)」ワクワク

テクテク

男友「あ、男」

男「お、丁度いいところに」

男友「なに?」

男「今日の体育のあとから小銭入れがない。更衣室へ探しに行くんだが、暇か?」

男友「うん。一緒に探すの手伝うよ」

男「イメトレの前にすまんな」

男友「さすが、僕のことよくわかってるね」

男「俺もそうだからな」

男友「ははっ!なるほど」


-更衣室-

男「ここで着替えたから、もしかしたらここかもな」

男友「入れ物どんなやつ?」

男「黒光りした硬くて芯があるやつだ」

男友「でも柔らかくもある?」

男「正解」


?「きゃっ!やめ!!ん!!…」


男友「!!!」

男「驚き、道義、興奮、だな」

男友「バレたか。でもどの道、現場に行くのは変わらないね」

男「体育倉庫か」

男友「名前の響きが誘ってる」

男「まったくだ」


-体育倉庫-

?「やだ!!やめて!!!はなしてっ!!!んー!!!」パッション

ガラッ

無理強い先輩「!?だれだ!!」


男「当ててみろ ハワイへご招待するぜ」

女友「おほこ!!」

男友「僕も、お忘れなきよう」

女友「おほこほも!!」

男友「┌(┌^o^)┐ホモォ…」

無理強い先輩「く、くそ!」スッ

男「ナイフか」


男友「刺したところで」

男「来るなら止めます。自分の意志と真逆なことに気づきますか?」

無理強い先輩「う、うるせぇ!」タッタッタッ!!

シュッ!!!ドン

無理強い先輩「うぐっ!!」

男友「破ッ!」梵!!

無理強い先輩「がぁっ!!!…」バタン

女友「!!!」


男「倒れたか。気を絶したな」

男友「大丈夫?興奮してるね」

男「さっきとは少し違う種類の」

女友「え?…うん…ていうか…ふたりとも、強いんだねっ…」

男友「お助け料 いちおくまんえん ローンも可」

女友「ヘヘッ……あ、何か あ、安心したら涙がと、とまらないよぉ…」

男友ギュッ「女友、もう大丈夫だよ」ポンポン

女友ヒッグ「こ、こわかったよぉ…ひっぐ…」ギュッ

男「(さて、先輩は…外したからタワシ視聴者プレゼントの回か)」

女友「ひっぐひぐっ…」

男友「これで涙ふきな」ハンカチ

女友「ひぐっ…あ、ありがと…」

男友「…(可愛いすぎる…あれ…今…すごくときめいてる…あぁ、これが…女友…)」ポンポン

男「…」



男「先輩には男女入れ替わるために転がり合ってもらおう」

男友「そうだね」

男「もう居辛いだろうからな」

男友「女友はそれでいいかな?」

女友 コクリ

男友「状況の説明を求められるだろうけど、1人で話せる?」

女友「押さえつけられただけだから…でも女の先生がいい」

男「決まりだな」ニ

男友「分かってる。もう過ぎたことさ」ニッ


-職員室 前-

男「女教師せんせー」

男友「もうすぐ結婚の女教師せんせー」

女教師「声が大きい」

男「お、いた。ザ・エロス」

女教師「ビデオ見すぎよ。何のよう?」

男友「女友から話があります」


女教師「?」

女友「あ、あの…先生…ちょっと…」

男「新規2名様、個室ご案内でーす」

男友「いらっしゃいませー」

女教師「…分かったわ」

男友「僕らはここにいるんで何かあれば呼んでください」



男「じゃんけん」

男友「男気じゃんけん?」

男「どっちが負担するかだ」

男友「ああ、誰が運んでくるかってはなしね」

男「ジュース付でな」

男友「oisi-hanasijan!よし! じゃんけん----」



パーvsグー

男友「あっ!負けたぁ…」

男「俺ジンジャエールねーよろしこー」

男友「く、くそう…」



男「おかえり」

男友「まだ眠ってるよ。あぁ、重かった」ドスッ

男「男友の正拳突きは心地がいい」

ガラッ

女教師「貴方たち、無理強いは今…あ」

男「寝起きドッキリでも起きませーん」

女教師「…たっぷり可愛がってやるわ」メラメラ

担任「んで、お前らからも話を聞くぞ」

男「ういっす」男友「はい」



男「かくかくじかじか…っていうわけです」

男友「ssって便利」

担任「そうか…まぁ…退学か転校は免れないな」

男友「あと、僕たちに出来るのは女友をケアすることです」

男「先輩のこと、後はよろしくお願いします。せんせ」

担任「分かった。任せな。今日はもういいぞ。女友はご家族と一緒に帰るそうだ」

男友「分かりました」

担任「んじゃ、気をつけて帰れよ」

男友「はい」


-廊下-

男友「男、ジンジャエール…ぬるくなっちゃった」

男「ぬるいジンジャエール。ぬるいビールの兄弟ギャグ、にもならないな」

男友「確かに。あのセンスごいすーだね。あ、あと」

男「?」

男友「男の小銭入れって、もしかしてこれ?」

男「お!黒光り!これ!」

男友「無理強い先輩が持ってたよ」

男「やっぱ盗られてた」

男友「長サイフ、小銭入れと2つ持ってたから、ピンときて持ってきちゃった」

男「盗むと盗まれることを思い出すだろうな」

男友「どうしてこんなことするのか分からないよ」

男「全ての攻撃は助けを求めている」


幼「何してるの?」

男「よう」

男友「幼ちゃん」

幼「何かあったの?」

男「未来から来たのか?」

幼「女は察する力が強いのよ」

男「そうなの?」

幼「それで?」

男「ああ、実はな…まるまるもりもり」

男友「物語って便利」


幼「そう…女友は?」

男友「女友のお母さんと一緒に帰るらしいよ」

幼「私、行ってくる」

男「うむ」

幼「これから行き帰り大丈夫かしら」

男「男友が毎日送迎するらしいぜ」

幼「あら、王子様ね」

男友「え…( いや、"答えはもうある"な )…うん。同じ方向ですし おすし」

男「素晴らしい夏になる」

幼「いつだってそうよ」


-夜-

男友「(ふぅ…イメトレも終わったし、女友にメールしよう)」

12/06/20 21:30
to 女友
sub (株)ぶりぶりファイナンス
----------------------------------------
女友様

突然で失礼とは存じますが
この度、ご請求いたしました『お助け料』が
6月20日現在、未納となってります。
ただちに納金をお願いします。
また、当社では月々安心の月賦払いも承っております。
まずはご一報くださいませ。

かしこ


だいじょぶ?


12/06/20 21:40
from 女友
sub re:(株)ぶりぶりファイナンス
----------------------------------------
自己破産させてください泣

大丈夫だよっ、ありがとう。
今日助けてくれて、ありがとう。

今日は男くんと幼ちゃんと同時にメールしてるよw


男友「ははっ!感じることが同じだね」

『do you belive in what you see?』メロウ

男友「あら、lineですね」


 ←  男 幼馴染 女友 男友 (4)   …
----------------------------------
  6/20(水)


『エアロスミスー』21:42


『ようやく来たわね』21:42

女友
『おとこともーもとことおー』21:42

男友
既読3
21:43『…僕は仲間はずれだったのですね泣』


『イメトレおつかれ。お前のせいいきは死守しといた』21:43

女友
『違うよー』21:43


『大事な時間を邪魔しちゃ悪いもの』21:43







            ∩___∩
             |ノ⌒  ⌒ ヽ

             / ●)  ●) |
オツカレチャ━━━━━|   ( _●_)  ミ━━━━━ン♪
            彡、  |∪| 、`

              /  ヽノ  ヽ
             / 人    \\   彡
           ⊂´_/  )    ヽ__`⊃

                / 人 (
               (_ノ (_)               』21:44


男友
既読3
21:44『

`¨ - 、     __      _,. -‐' ¨´
      | `tーて_,_` `ー<^ヽ

      |  !      `ヽ   ヽ ヽ
      r /      ヽ  ヽ  _lj
 、    /´ \     \ \_j/ヽ
  ` ー   ヽイ⌒r-、ヽ ヽ__j´   `¨´

           ̄ー┴'^´ 』



女友


  /    |    |    |

                 |     |    |    |
                   |ー |   l ー-  l
           /⌒ヽ   |    |   l     l
           l   l    |    |  |  0   |
            |   l   | ー-  |  l⌒) - l
             |  -‐|    |    |   | 丿   |    /⌒ヽ
           |   |    |    |  |ノ     l   |    ヽ
             l    _!   |    !__,! ‐  一 |   l     ヽ、
         /⌒ヽ l ‐ \  |, ノ⌒) ()     l    〉-‐  l
         l〉   )ヽ、   ヽノ (ノo (ノ  (つ ヽ、 | ノ)  |
        /  人 ヽ、        (⌒)      ヽノ (ノ  |
          l     ヽ、\,        )丿 / ノ/ o     l

        ヽ  ノ \,/     /  (ノ       () ヽ  l
         \    /        /     (⌒ヽ    |
          ヽ、       /  /   l      しノ      |
           ヽ、  /   /     |           l
            ヽ、          l          /

             ヽ、            |          /
              ヽ          l        /


』21:44



男友
既読3
21:44『ちょw』


『とても襲われた身だとは思えん』21:44

女友
『か弱いフリして めっちゃ強いっ』21:44


『それでも守られたいんです』21:44

女友
『今日はみんなどうもありがとう』21:45



『大丈夫なの?』21:45

女友
『だいじょうぶー!明日も普通に行くよー』21:45


『マスター、強さの秘訣は?』21:45

女友
『許すことっ!それに1人じゃないし、みんないるからだよ』21:45


『明日もみんなで登校しましょう』21:45


女友
『それいー!』21:45

男『ルパーン』21:45

男友
既読3
21:46『さんせい!』


男友「(今回のことで以前より団結を感じる。そういう意味で、この出来事には感謝すべきですね。女友の優しさ、あ、強いのか。どんどん魅力的になっていく///…フィナーレは大縄跳びかな)」


-翌日 朝-

男友「おはよ」

女友「あれ、男友くんっ どうして家に?」

女友母ガチャ「女友ーお弁当わす…あら、男友くん!」

男友「おはようございます」

女友母「女友から聞いたわ!昨日のことは残念だけれど…でも、本当にありがとう」ペコリ


男友「いえ、当然のことをしただけですから」

女友母「女友、あなたからもお伝えしなさい」

女友「本当にどうもありがとう」

男友「あ、いえ、こちらこそ何度も、ありがとう。とても嬉しいです」

女友母「そうだっ、今度、男君と家に遊びにきてね。お礼をするから」

男友「そんな、お構いなく」


女友母「遠慮しないでいいのよ。何でも言って」

男友「(なんでも…)では…これから女友さんと毎日、一緒に登下校をさせてください」ペコリ

女友「えっ…///(私の年収、低すぎ…?って、何やらせんのよ!!!)」///

女友母チラッ「(ふふっ)分かりました。こちらこそ、女友をよろしくお願いします」ペコリ

女友「よろしくお願いします///」ペコリ

男友「ではさっそく、行って参ります」

女友母「はい。いってらっしゃい。2人とも」ニコッ

女友「い、行ってきます///」


女友母パタン「あら、おとうさん。全部聞いてたのね~?」ニヤニヤ

女友父「かあさん、たまには朝から、ってのも悪くないんじゃないかな」ドッシリ

女友母「ふふっ、昔を思い出すわね~」

女友父「僕は君の今を愛してる。いつでもたった今を」スッ

女友母「やだ//目つきが変わったわ。おとうさん///」

女友父「止めても無駄さ」ギュッ

女友母「あっ…おとうさん…////」


-「後に、女友一家には元気な男の子が生まれることになる、けど、それはまた別のお話」-
-『あんただれよ?』-
-「僕は地の文太郎。略して ちろう です」-
-『略すな!』-
-「君は?」-
-『私の名前は地の文子よ』-
-「略して ちん―」-
-『言わせねぇよ!?』-


-男友&女友-

テクテク

女友「男友くん…いいの?遠回りになっちゃうよ?」

男友「僕はケビンコスナーだから」

女友「ボディガードwwwでも…」

男友「僕がしたいんだからいいのさ。女友はそれでもいい?」

女友「うん// よろしくお願いします///」ペコリ

男友「よろしくお願いします」ペコリ


男友「そういえば、そろそろ期末試験だね」

女友「その後は夏休みっ!」

男友「1学期もあっという間だなぁ」

女友「だねっ 男友くんは夏休み何するのー?」

男友「うーん、わからないな。特に予定がないからさ」

女友「そうだっ じゃあみんなで海行ったり、お祭り行こうよっ!」

男友「いいね!」イーネ!

女友「あ、おはよっ!」


-男&幼-

テクテク

男「あー暑い…そして夏のロケで疲れ気味の大江さんに元気と愛を届けたい…」

幼「大江アナ?」

男「麻理子さん!!!!1度でいいから、俺とお茶してくれぇぇええ!!!!!」

幼「男がこの暑さで壊れたわ」

女友「あ、おはよっ!」

幼「女友ちゃん、男友くん、おはよう」

男「まりりーん…僕はあなたが大好きです」


男友「おはようー」

女友「2人とも、昨日はどうもありがとう」ペコリ

幼「元気そうで、それが1番ね」

男「…俺はいいよ?でも矢沢がなんて言うかな」

幼「i love you ok」

男友「ルイジアンナ!」

女友「テネシイー!」

幼「シカゴオー!」

男「はるかロオスアンジェアルスまで!」

男友「歌はいいね」


男「夏休みはみんなでどっか行こうぜ」

女友「行くー!」

幼「男は補習がないといいわね」

男「キツイ旅だぜ ニュオリーンズ」

女友「(この感じ…安心するなぁ…)」

男友「(今、心地いい風が吹いた)」

男「大江さんと永ちゃん感じて乗り越える」


-数日後 男家 夜-

男「ふぅ…ノイズキャンセリングヘッドホンは集中できて素晴らしい…さて、喉渇いたな」

-リビング-

幼「そうすると、xはyに右下を足しただけになるの…」

妹「うんうん。」

男「お。やってるねぇ」

妹「お兄ちゃん勉強しなくていいのー?」

男「だって、俺たちノープラーン 投ーげやりじゃーないけーどねぇええ」


幼「せいいきの教科だけは熱心ね」

男「人生の必修科目だ」

妹「テスト来週だよー?」

男「なるようになる」

妹「それ好きだねー」

男「魔法の言葉は頭を使わん」

幼「テスト中は使って」

つづく

-「果たして、男は無事、補習無くテストを終えられるのか?!この続きは来週―まで待てないから数日後にやるけど、ちょっと待っててね」-
-『この次もサービスサービスゥ』-

※女友が忘れたお弁当は、朝からの深刻な炭水化物&亜鉛不足により、女友父が美味しくいただきました※

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom