瑠那「今はそんな事を言ってる場合じゃないんじゃないかしら？」

璃緒「確かにそうですわね」

ベクター「ん？なーにやってんの」

Ⅳ「見りゃわかんだろ。凌牙の妹が突っかかってんだよ」

ベクター「ナッシュもモテモテだよなァ・・・そういやナッシュは？」

Ⅳ「海に引き摺り込まれた」

ベクター「海？ならあいつのテリトリーじゃねえか・・・ほっとけほっとけ」

ドルべ「遊馬を呼んで来たぞ！」

遊馬「喧嘩してるんだってな」

アストラル「巨乳VS貧乳という事か」

Ⅳ「ああ」

遊馬「いもシャーも嫉妬するとか可愛いとこもあんだな」

ドルべ「2人の喧嘩の仲裁は後にして」

遊馬「よし！俺が公平にジャッジするからⅣとベクターは審査してくれ」

ベクター「面白そうだな」

Ⅳ「俺はいいぜ」

遊馬「ここにナスがある。どうする？」

瑠那「貸して」

璃緒「私も」

瑠那「・・・」

メキメキ

ベクター「おっぱいで潰しやがった！」

璃緒「・・・」

ゾリゾリ

Ⅳ「ナスを胸で下ろしやがった！」

遊馬「引き分けってとこか」

アストラル「ああ」

ドルべ「もういいだろ。早くナッシュを吸わねば」

遊馬「次は」

ドルべ「まだやるのか！？」

遊馬「当たり前だぜ！」

遊馬「あそこに居る雀を捕らえてくれ」

瑠那「それよりも凌牙を」

璃緒「負けられませんわ！」

ベクター「いいぞメラグ！」

Ⅳ「やれ！凌牙の妹！」

璃緒「うるさい！」

ベクター「・・・」

Ⅳ「・・・」

ドルべ「私だけでもナッシュを救いに行くぞ！」

遊馬「よーい・・・ドン！」

瑠那「雀は捕らえる・・・」

璃緒「精密な動きと豪快なパワーが必要になる・・・」

アストラル「待つんだドルべ」

ドルべ「止めないでくれ」

アストラル「海といえばシャークのテリトリー・・・安心だ」

ドルべ「くっ・・・どうして能天気なんだ」

シャーク「ハァハァ・・・死ぬかと思ったぜ」

カイト「どうやら無事のようだな」

シャーク「Ⅳに呼ばれて来たのか？遊馬達は」

カイト「いや俺だけだ」

シャーク「お前だけ？どうなってやがんだ」

カイト「・・・」

シャーク「まさかと思うが」

カイト「やはりお前もそう思うか」

シャーク「別の何かに襲撃されちまったんじゃねえか？」

カイト「その可能性はあり得る」

シャーク「行くぞカイト！」

カイト「ああ」

シャーク「遊馬達がやべえ気がしてならないぜ」

カイト「そうだな」

シャーク「待ってろよみんな！今すぐ行ってやるからな！」

瑠那「そっちに行ったわ！」

璃緒「わかっていますわ！」

ドルべ「そろそろいいんじゃないか？」

ベクター「何が？」

ドルべ「ナッシュ」

Ⅳ「凌牙なら・・・大丈夫だろ」

ドルべ「そんな薄情な！」

遊馬「薄情じゃねえさ」

アストラル「さっきも言ったようにシャークにとって海はテリトリー」

ドルべ「だがしかし！」

瑠那「どうやら雄の雀のようね」

璃緒「どうしてそれを・・・そうか！」

瑠那「女2人に追われて喜んでる」

璃緒「ならやる事は一つね。雄を捕まえるには」

瑠那「脱ぐのが一番早いわ！」バッ

璃緒「うん！」バッ

アリト「メラグもやたら機嫌悪くてよ」

ギラグ「そりゃわからなくもねえが」

Ⅴ「女の嫉妬は怖い」

Ⅲ「ハハハ・・・」

ミザエル「ナッシュも罪な男だ」

シャーク「おい！」

アリト「噂をすりゃナッシュだぜ」

Ⅴ「どうしたんだ血相を変えて？」

カイト「遊馬が襲われたかもしれない」

ギラグ「遊馬が！？」

シャーク「お前らもついて来い！」

ミザエル「何かあったのか！？」

カイト「ドン・サウザンドだ！」

Ⅲ「ドン・サウザンド！？」

シャーク「急げ！間に合わなくなっても知らねえぞ！」

ベクター「見ろよ！あの雀！」

Ⅳ「狼狽えてやがるぜ」

アストラル「巨乳と貧乳・・・その二つの相反する要素によって磁場が起こっているんだ」

遊馬「磁場？」

アストラル「ああ」

璃緒「今ですわ！」

瑠那「えいっ！」

遊馬「2人で力を合わせ捕らえたぜ。この勝負も引き分けだ！」

璃緒「やりますわね」

瑠那「アナタも凄かったわ」

シャーク「遊馬！無事か！？」

カイト「何で2人は全裸なんだ？」

遊馬「裸の付き合いだぜ！」

ベクター「ナッシュもモテモテだな・・・なあ？」

シャーク「あ、ああ」

ドルべ「良かった。無事だったのかナッシュ・・・」

シャーク「俺が海に引きずりこまれてる時に全裸で雀追っかけ回してるなんて・・・ざけんなよ」

璃緒「裸の付き合いですわ」

瑠那「こうやって仲間同士の士気を高めるのもいい事よ」

カイト「確かに一理あるわ」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

アリト「じ、地震か！？」

Ⅴ「いや、あれを見ろ！」

Ⅲ「モンスター・・・ですね」

アストラル「それも普通のモンスターではないぞ。あれはNo.50ブラック・コーン号だ！」

遊馬「No.はアストラルが全て回収した・・・って事はあれはドン・サウザンドが作り出した」

アストラル「そうなる。あれは一見、船だが植物族だ」

シャーク「船なのに植物！？」

アストラル「ああ」

瑠那「ここは私達が」

璃緒「女の意地を見せてあげるわ！」

遊馬「シャークも大変だな」

カイト「どういう気分だ？」

シャーク「何とも言えねえよ・・・気の強い女ってのは」