明華「インハイで負けた私たちは清澄高校に留学することになりました」 (297)

・咲-saki-のスレです
・安価とコンマで清澄高校へ留学した臨海女子のハオ・明華・ネリーが一生懸命次のインハイで優勝することを目的に頑張るスレです
・18禁です。
・キャラディスあります。独自設定満載です。世界観はやや暗め。原作からは想像もできないほど性根がひん曲がってるキャラが何人か出てきます。その意味でのキャラ崩壊注意!
・ふたなり注意です。京太郎も注意です。百合注意です。つまり、許せないものが多い人は非推奨です。そして私はオリキャラが許せないんで、このスレには出しません。
・安価とコンマで基本的に進行していきます。でも判定とかは全部私めの気分次第な上、理不尽な展開もありえます。
 安価スレとかで自分の思い通りにならないとストレス溜まる人は非推奨です。こんな糞スレでストレス溜めるのはよくないです。

 注意書きばっかりでムカつくけどとりあえず読んでやるかって人は協力してくれたら嬉しいです。
 よろしくお願いします。

諸事情で串経由です。突然書き込み途絶えた場合、すみません。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1425968237


恒子『インターハイ、夏の高校生王者は清澄高校でけっちゃーく!』

咲「ありがとうございました」ペッコリン

穏乃「ふー……ありがとうございました」

淡「ねえ、サキってテルーの……?」

ネリー「……」ガックリ


清澄高校控室

優希「やったじぇ!さっすが咲ちゃん!やるときゃやる女だじょ」

京太郎「まさか優勝なんて……信じられないっす!」

和「やりましたね!」

まこ「ああ!嬉しいのぉ」

久「……」

まこ「よかったの、久……あんたの夢、叶ったぞ」

久「まこ、少し頼んでいい?」

まこ「ああ、トイレで思いっきり泣いてきんさい」

臨海控室

智葉「まさかネリーの上をいくとは……やはり宮永の血、侮れんな」

明華「……」

ハオ「……」

ダヴァン「アンビリーバブル!サカルトヴェロの至宝を、そしてソビエトのリーサルウェポン、ネリー・ヴィルサラーゼを下す高校生が日本に存在したトハ!

監督、これは安保理(麻雀国際連合安全保障理事会)が黙ってマセンヨ?What?監督?」

アレクサンドラ「ぐっ……ぐぅ~~」グシャグシャ

臨海女子の指導者アレクサンドラ・ヴィントハイムは髪の毛を掻きむしってうなだれた。


アレクサンドラ(優勝が絶対的使命……それがアメリカを除く三大国……スポンサーの意向……私は解任どころか、おそらく粛清される……)

アレクサンドラ(人間を賭けて戦って……ここまでお膳立てしていたのに……日本のレベルを見誤った……白糸台より二枚上を行けば圧勝だと)

アレクサンドラ(白糸台に攻撃的チームとか言う謎のコンセプトを押し付けて、優れた能力だが防御が低い二人を押し込んで弱体化工作までやったのに……)

アレクサンドラ(ぽっと出の阿知賀と清澄が誤算……特に清澄……なんだあの大将は……高校生レベルじゃあない、今すぐにでも国際政治の舞台で活躍できる程の戦力……)

ダヴァン「確か監督が賭けていたのは、ハオとネリーと明華でシタネ!」

智葉「まあ私とメグは一生懸命やったさ……ただアンタ達ほどの冒険はしなかった……自分たちの身を賭けるなんて真似、正気じゃあない。それで日本の戦力を得よう、なんてな」

ハオ「それはブルジョア的な観点に過ぎませんよ……私たちの国は余裕がない。人口の多さに比べて、適正な麻雀力を手にしていない。だから何度も煮え湯を飲まされてるんです、我が国は!

   得るためには血反吐を吐いてでも戦うんです、私たちは」

明華「そう……先の大戦で我々は勝利したにもかかわらず、あの悪魔を倒すために払った代償は百年経っても癒えません。米ソという二大麻雀超大国の狭間で、我々は……」


アレクサンドラ(全てが狂ったのは10年前。日本に現れたあの女は、瞬く間に世界ランクを駆け上がり……戦後秩序のパワーバランスを崩した)

アレクサンドラ(再び台頭する日本をG4は危惧した。彼女に続き、世界でも活躍の兆しを見せる日本勢。日本の麻雀力はここ数年で瞬く間に膨張した。)

アレクサンドラ(G4は指を咥えて眺めていた訳じゃない。この数年、ありとあらゆる妨害工作を日本に対して行った)

アレクサンドラ(その成果が、今世紀の最大の悪魔……小鍛治健夜との取引。彼女の世界戦出場を禁じ、世界ランクを圏外ギリギリまで落として、日本のプレゼンスを低下させた。これを主導したのがアメリカ!)

アレクサンドラ(アメリカにとっては、数年以内に世界の頂点に昇ることが確実視されていた彼女を抑えこむのに成功しただけで御の字だ。以後は日本との協調路線をとる方針……ただ、他の三大国は納得しない)

アレクサンドラ(特にネリーのところはアメリカに対抗する麻雀力を保持する為に、国内はガタガタ……それでも年を得るごとにアメリカとの差は開く一方)

アレクサンドラ(そこで日本だ。戦争に破れ、国際社会で強く出れない日本の麻雀市場は絶好の草刈り場だ。臨海女子というG4の出先機関に、各国の精鋭を送り込み、インターハイを賭けの舞台に戦う)

アレクサンドラ(私たちが勝てば、2年生以下の出場選手を15人、選りすぐって自国に留学させる事を賭けの条件を日本の麻雀協会に飲ませた。日本の外交力じゃアメリカの協力を得て、3年生、つまり宮永照を保護して先鋒の留学生枠を外すのが限界だった……無条件で世界ランカーの留学を許可させた……通常なら絶対にビザが下りないところをな)

アレクサンドラ(そして現に私たちは勝っていた!仮想敵の白糸台には!)ドン!


アレクサンドラ「智葉、メグ……取引だ。私の持つ東側の情報を全て渡す。代わりにアメリカ亡命の手はずを」

ハオ「監督!」

アレクサンドラ「すまない……君たちは負けた……自分たちの身を賭けて……麻雀の賭けは絶対だ。負けの代償は必ず払わなければならない。それがたとえ祖国の意志だとしても……」

アレクサンドラ「もちろん私も負けた!でも君たちは命まではとられやしない……私は麻雀を打って負けたわけじゃあない。それは最も恐ろしい罰を受けうる、ということで……」

こんこん

ドアが叩かれた。

ダヴァン「ノープロブレム……と言いたいところデスガ……KGBはどうやら耳が早いようデスネ」

アレクサンドラ「ひっ……」

智葉「大人はいつもこうだ。己の身が一番可愛い。監督、アナタひりつくような勝負の卓から離れて何年になりますか?

   忘れてしまったのか?ハオや明華が今、見せている、敗れた者の眼を。負けた時こそ人間の真価は問われる。

   勝って謙虚にしていようが、偉そうにふんぞり返っていようが、それは勝ったものの自由だ。好きにすればいい。

   しかし負けた時こそ胸を張れっ……監督、思い出してください、昔の自分を!」

ダヴァン「無い胸は張れないデース」


久「あらあら、お取り込み中だったかしら?」

臨海の控室にやってきたのは、勝利者清澄高校の頭だった。

アレクサンドラ「……清澄」

久「ご安心くださいな、私は取り立てに来ただけだから」ニヤッ

久「敗北の責任を取らせるのは勝者じゃなくて、敗者の側。私の仕事じゃあない」

久「準決勝のあと、靖子……つまり、日本の麻雀協会の者から聞いて驚いたわ。絶対に勝てって言われて。このインハイが持つ意味の大きさを聞かされて最初はびっくりしちゃったけど。

  元から優勝するつもりの私たちにはなんにも関係ないわね」

久「まあ、臨海女子の美少女3人も私たちの高校で貰えることになって、思わぬラッキーだったけどね」

智葉「おめでとう、竹井久。清澄は……強かった」

久「あなたはなんで臨海女子の側に?」

智葉「日本にも色々あるのさ。非国民と誹られようが、私には私の通す筋ってモンがある」

久「あなたも強かったわ……今のゆーきじゃとても及ばないほど……」

久「さあ、これ。留学の手続きの書類だから。ハオ・ホェイユー、雀明華、ネリー・ヴィルサラーゼの三名は本日付で清澄高校へ転校……詳しい条件は添付資料に……」

明華「……私たち、高校終わったら、帰れますよね?」

久「あれ?資料読んでないの?」

ハオ「……」

久「負けるはずないってか。そんなんじゃ負けるはずよ、あなた達は驕り高ぶっていた。『まさか日本の高校生ごときに世界ランカーの自分たちが負けるなんてそんなオカルトありえません』って?

  だから負けるのよ、格下相手に。どっちが上か下かなんて勝負が決するそのときまで分からない。

  清澄高校ではたっぷりそれを教えてあげるから、よろしくね」

明華「くっ……」

久「さっきの質問だけど……多分帰れるのは1人までよ。ウチは競争社会だからね」


ハオ「バス、揺れますね……」

明華「ええ……」

ネリー「いつも専用のタクシーだったけど……私も小さい頃はこんなバスで移動してたよ」

明華(私たちはインハイ終了後、すぐに清澄高校へ転入する事になりました。各種の条件を読んで、絶望し、その後負けたっていう事を思い出して、昨日は枕を濡らしました。)

明華(今は長野駅から清澄高校へ向う小さなバスに揺られています。)

明華(東京からバスを乗り継いで、日本の田舎を眺めながら……)

明華(帰れるのは3人に1人……いや、もしかしたら3人共、母国に帰れないかもしれません)

明華(日本の麻雀協会が、出国のために貸した条件ーーそれは、来年のインターハイで清澄高校を優勝させること)

明華(そして、来年度からインターハイの留学生枠が1つまでに削減される事ーーつまり、3人のうち2人は最低でも生涯日本で飼い殺しっていう事実がーー私たちの胸に重くのしかかっていました)

明華(そして敗者への当然ともいうべき非人道的扱いがーー容易に予想される内容だったのです)


久「ようこそ、清澄高校へ!今日はあなた達のガイダンスと歓迎会を兼ねて、部室に来てもらったわ!」

まこ「いらっしゃい、清澄へ。辺鄙なところだけど頑張るんじゃぞ。あれ?部屋とかはもう用意されとるんか?」

ハオ「はい。寮という形で、旧校舎の宿直室で3人……」

ネリー「とんでもなく狭くてびっくりしたけど。タダじゃなかったら許せないね」

明華(二段ベッドが1つに床に布団が1つ。他に台所やシャワー室、トイレも部屋の外に用意されていますが、木造で簡素な作りで私は愕然としました)
   
久「まずはお互い自己紹介しましょ。私は元部長の竹井久。明華さんとは二回、中堅でお相手しました。決勝はお荷物が居なくてお互い楽しかったわね」

まこ「ワシは部長の染谷まこじゃ。そこの中国麻將の娘と次鋒で戦ったの。もしアンタが清澄の戦力になってくれれば、ワシも新しい麻雀の見地が得られて大歓迎じゃ。あ、もちろん差別するつもりはないぞ」

優希「私は次の部長予定の片岡優希だじぇ!正直、やの付くお仕事のおねーさんが来なくてよかったと思ってるじょ。よろしくね!」

和「こら、ゆーき……気が早いですよ。私は原村和。新しい仲間が増えて楽しくなれば嬉しいです。よろしくお願いします」

咲「宮永咲です。よろしくお願いします」

京太郎「俺、須賀京太郎!」

明華(男ですか……)


久「さあ、留学生のみなさんからも」

明華「……ユーロはフランスから来ました、雀明華です。趣味はお歳暮を包むプチプチしたアレを潰すこと……ストレスが溜まった時はいっつも潰してます。皆さんもお家に余ったプチプチがあれば恵んでください。よろしくお願いします」ペコッ

ハオ「中国から来ましたハオ・ホェイユーです。お湯をかけても男にはなりません、水をかけても猫にはなりません、よろしくアルヨ」

ネリー「サカルトヴェロのネリー。マルクス先生の資本論を読んでわかった事はお金は大事って事!好きな言葉は一円を笑うものは一円に泣く。よろしくネリ」


久「さーて、お互いのことが少しわかったことで早速ガイダンスを始めましょうか!……あれ、私がやっていいの、まこ」

まこ「そりゃー前任者のアンタの仕事じゃろ。3人を引っ張ってきたのはアンタなんだから」

久「わかったわよ。ご存知かもしれませんが、日本が勝利したことで、来年度からのインターハイの留学生の出場枠は1つまで削減されました!詳しい調整は上の人達のお仕事なんで、私はよく分かんないけど」

久「私に与えられた使命は、3人に是非、日本を好きになって、将来是非日本で暮らして貰えるよう、手厚い歓迎をするって事!」

久「でも、来年も清澄高校に優勝して欲しいのよね……ねえ、みんな」

優希「もちろんだじぇ。栄光と伝統の清澄高校に優勝の二文字以外は許されないじょ」

久「それで、我が清澄高校の優勝に最大の懸念があります。それは、この私が卒業して来年度のインターハイに出れないっていうことです!」

まこ「自分で言うんかい」

久「でも大丈夫!今回優勝したことで、3人の世界ランカーの補強に成功したから!私の穴を埋められるかは甚だ疑問だけど、来年のぽっと出の一年生に期待するよりは希望があるわ」

久「さて、そんなこんなでこの一年は二連覇を目指してみんなで頑張って行きましょう!」

一同「おーっ!」


久「でも、留学生3人のうち、試合に出れるのは1人なのよね。それで、3つの係を作ることにしたわ」

久「1つ目は麻雀のレギュラー。この係の人は、毎日私たちと同じように麻雀を打ってもらうわ!当然、来年のインターハイに出れるのも、この1人よ!」

久「2つ目は雑用係。夏までは須賀くんが頑張ってくれてたけど、そろそろ彼も楽をしたいってことで。優勝したから、須賀くんは昇格!この係の人は、買い出しに行ったり、牌譜を整理して貰ったり、掃除してもらったりありとあらゆる雑務を担う重要なポジションになるわ」

久「3つ目は須賀くん係。半年も雑用係を務めた須賀くんにもご褒美をあげなきゃね。この係の人は、まあ、須賀くん専用の秘書みたいなもんね。詳しくは須賀くんに聞くといいわ」

明華(やっぱり私たちに……敗者に人権なんてないんですね……それが戦争)

ネリー「ネリー、レギュラーがいいね!正直言って、他の2つの係はやる意味、ないよ!」

ハオ「こ、コラ!ネリー、私だって……あっ……ミョンファ……」チラッ

明華「いいんです、ハオ……」

久「ちょっと、小学校のクラス係決めじゃないんだから、立候補制じゃないわ。それに係は基本、一ヶ月ごとにその人の動きを評価して変えていく流動的なものだから。実力主義なのよ、清澄は」

久「詳しくは以下の説明で済ませるわよ」

~~ルール~~

・9月からスタートして、翌年の8月までの1年間を留学生三人娘は清澄高校で過ごします。1ヶ月ごとに色々安価やコンマで成長します。

・主人公になるプレイヤーを3人のなかから最初に1人決めて、彼女が基本行動の中心になります。

・安価やコンマで変動する基本的なバロメーターは雀力と信頼の2つあります。(ネリーモードの時は金が追加されます)

 雀力は単純に麻雀の実力のことです。0から9までの10段階評価です。(このスレではコンマ00は0を意味します)
 初期値は7。基本的に7以上はいわゆる魔物扱いされる世界観です。ちなみに、7から8に上げるのは相当厳しい(ゾロ目)です。9まで上げるには特殊条件が必要です(具体的には雀力8の状態で元臨海以外の誰か1人の信頼度を9まで上げていること)
 9が世界の頂点レベルという設定なので。9まで上がれば即ハッピーエンドです。みんな救済されます。
 ただ、6→7(コンマ60以上)や5→6(コンマ50以上)などは比較的簡単に上がります。
 基本的にはレギュラーで居続ければ5~7で推移する調整です。
 雀力が3以下に低下すると無条件でレギュラーから外されます。逆に、3より下に下がるのは狙ってもなかなかできないです。雀力が1になればバッドエンド直行です。特殊な判定(多分1に下がるときのゾロ目判定)で雀力が0になれば、相手の和了がすり抜けるのでレギュラー入りして優勝できます。詳しくはムダヅモ無き改革参照。
 インハイの時の判定は7以上で無条件優勝なので、7をキープすることが大切です。

 信頼は、各人の主人公キャラに対する評価のことです。
 全員に0から9の10段階評価をされています。
 これが月末のレギュラー決めの判定に活かされます。雀力は8と9の場合を除いて一切判定に活かされません。
 初期値は、対戦した相手は5、そうでない相手は3になります。同じ留学生同士の信頼は初期は7です。
 具体的にはネリーに対するハオの信頼は7、咲の信頼は5、和の信頼は3スタート。
 清澄高校は年功序列なので、人事会議では学年よって傾斜配点がなされます。
 ちなみに主人公有利にするため、計算は複雑ですが、清澄全員の信頼が3の場合でもレギュラーになる確率は50%くらいあります。
 一人でも信頼0になると、無条件でレギュラーに入れません。そいつが人事会議で猛反対するからです。信頼0は次の月には無条件で1に上がります。ほとぼりが冷めるからです。
 信頼を得るには長い時間がかかるが失うのは一瞬……そうすると面倒なので、このスレでは結構あっさり信頼は上下します。
 留学生同士の信頼は、レギュラー決めには一切反映されません。京太郎の信頼が高いと、レギュラー決めの時に不利に働きます。
 計算式はこの以下の通りになります。
 久の信頼:R1 まこ:R2 タコス:R3 和:R4 咲:R5 京太郎:R6
 
 月一回の判定:判定時のコンマ 雀力7以下の場合(雀力が8の間は無条件でレギュラー)
 久が部にいる間
  レギュラー:コンマ下一桁<(R1×10+R2×5+R3+R4+R5-R6)の十の位
 久が卒業した後
  レギュラー:コンマ下一桁<(R1+R2×10+R3×2+R4×2+R5×2-R6×5)の十の位
   雑用:それ以上
   京太郎係:ゾロ目 (京太郎以外、一人でも信頼度が0の場合、全部の判定をすっ飛ばしてこれになります)



・月に1回、行動コマンドを安価で出します。
 こちらでも幾つか用意しますが、色々アイディア出してくれても構いません。
 行動を起こすと、信頼が変わります。基本的には信頼度を上げるものばかり。ただ、リスク(信頼が下がる)を伴う行動を取れば、コンマ次第で信頼がググーンと上がるかもしれません。リスクのない行動では基本信頼は1人1ポイントしか上がらないです。
 初期の具体的なコマンドを例示します。

  ・媚を売る 効果:対象の信頼を1アップする(信頼度が5の時まで有効)
  ・部活で頑張る 効果:コンマ偶数で誰か1人の信頼1アップ。奇数で何もおこらない。ゾロ目で全員の信頼1アップ。
  ・遊びに誘う 効果:誘った相手の信頼度1アップ!(信頼が5以上でなければ断られる。複数人誘うことも可能)
  ・誰かの誕生日にすかさずお祝いの言葉を言う 効果:信頼度2アップ(チョロい)。誕生日の月を間違えたら信頼度が1下がる。(どんまい)
  ・誰かの悪口を吹き込む 効果:吹き込んだ相手の信頼が2アップする。悪口を言われた人の信頼は1ダウンする(ゾロ目で全員の信頼が1ダウンするリスクあり)
  ・体を売る 効果:???
  ・何もしない 効果:部屋でのんびりすごして何もおこらない。
  
   他にアイディア大募集!効果は参考にしてこちらで決めます。


・また、行動コマンドの他に月に1回、イベントを用意します。
 信頼が上がったり下がったりする類のイベントです。完全に私のフィーリングで判定を作るのであんまり文句は言わないでね。
 信頼がいきなり0になるとか、そういうバランスを崩す事はしません。
 変動は最大3までです。そして、下がる系のイベントのほうが多くなると思います。あと理不尽な展開もあるんで、あんまり気構えて信頼や雀力をあげても無駄になるかもしれませんね。
 安価スレやコンマスレで、自分の思い通りの展開にならないとストレス溜まる人には向いてないスレかもしれません。

・雀力の判定についての説明
 雀力アップ判定があるのはレギュラーとして1ヶ月練習した場合だけです。
 雀力ダウン判定があるのは雑用係として1ヶ月ほとんど牌に触らなかった場合です。
 京太郎係は無条件で雀力が1下がります。

・インターハイについての説明
 8月に行われます。
 7月の最後にまずレギュラーかどうかの判定を行います。
 この時、雀力7以上なら無条件でレギュラーになり、無条件で優勝します。
 雀力6でレギュラーに選ばれたら、コンマで下一桁が6より下で優勝。雀力5なら5以下で優勝……って感じで判定します。

まあルールは適宜変えていきます~基本ルールはこんな感じで。

目指せインハイ優勝!(別に優勝に固執しなくていいよ)

それではまず主人公になるキャラクターを選択します。
ネリーはハオか明華のどっちかで優勝するまで使えません。

↓1 ハオか明華、最初はどちらでプレイしますか?


キャラクター:雀明華

【雀力】7

【信頼】
久:5 まこ:3 優希:3 和:3 咲:3 京太郎:3
ハオ:7 ネリー:7

最初の係を決めます。

5×10+3×5+3+3+3-3=71

よって、コンマの1の位が7以下でレギュラースタートです
8か9なら雑用係スタート
ゾロ目なら京太郎係スタートです

↓1 コンマ


久「でも今年の8月一杯はみんなで麻雀しましょう。その動きを踏まえて9月の新学期から係を分けるわ」

明華「ほっ」

ネリー「雑用係ってお金貰えるの?」

京太郎「ただ働きだぜ……」

まこ「お金が欲しかったらウチの雀荘で働くことじゃな」

ハオ「何はともあれ……清澄の皆さんと麻雀が打てるのは嬉しい事です」

~~こうして時は流れて月末

【人事会議】

元々の清澄高校の6人が、部室に集まった。

まこ「それじゃあ、今月の留学生の頑張りを踏まえて、係を決めたいと思う。

   各人のデータは配布資料の通りじゃ」

京太郎(結局今月も俺が雑用係だったぜ……このデータまとめたのも俺……マジで辛え……でも来月で解放だ)

和「ふーむ……」ペラペラ

まこ「単純なレートだと、3人の中ではネリーが一番じゃな。流石、留学生軍団の大将を張るだけあるのぉ」

咲「ならレギュラーはネリーちゃんでいいと思いますけど……」

優希「咲ちゃんは単純だじぇ。伸びしろとかも考慮して決めないといけないじょ」

まこ「そうじゃな、先は長いし、レギュラーとなるからには、ウチラとの相性も重要じゃな。嫌なやつがメンバーの中にいて欲しいと思う奴はおらんじゃろ。実力は伯仲しとるけぇ」

久「まこは?」

まこ「うーむ……甲乙つけがたいが……もう少し中国麻將を研究したい気もするが……久は?」

久「私は断然、ミョンファね。なんとなーく、一番伸びる気がするわ。ネリーはダメ。あれ、お金お金うるさくって」

京太郎「俺の係は明華さんがいいっす!」

まこ「少し黙っとれ、今はレギュラー決めじゃから。まあ基本はあまりもんがアンタの係じゃ」


久「でも今年の8月一杯はみんなで麻雀しましょう。その動きを踏まえて9月の新学期から係を分けるわ」

明華「ほっ」

ネリー「雑用係ってお金貰えるの?」

京太郎「ただ働きだぜ……」

まこ「お金が欲しかったらウチの雀荘で働くことじゃな」

ハオ「何はともあれ……清澄の皆さんと麻雀が打てるのは嬉しい事です」

~~こうして時は流れて月末

【人事会議】

元々の清澄高校の6人が、部室に集まった。

まこ「それじゃあ、今月の留学生の頑張りを踏まえて、係を決めたいと思う。

   各人のデータは配布資料の通りじゃ」

京太郎(結局今月も俺が雑用係だったぜ……このデータまとめたのも俺……マジで辛え……でも来月で解放だ)

和「ふーむ……」ペラペラ

まこ「単純なレートだと、3人の中ではネリーが一番じゃな。流石、留学生軍団の大将を張るだけあるのぉ」

咲「ならレギュラーはネリーちゃんでいいと思いますけど……」

優希「咲ちゃんは単純だじぇ。伸びしろとかも考慮して決めないといけないじょ」

まこ「そうじゃな、先は長いし、レギュラーとなるからには、ウチラとの相性も重要じゃな。嫌なやつがメンバーの中にいて欲しいと思う奴はおらんじゃろ。実力は伯仲しとるけぇ」

久「まこは?」

まこ「うーむ……甲乙つけがたいが……もう少し中国麻將を研究したい気もするが……久は?」

久「私は断然、ミョンファね。なんとなーく、一番伸びる気がするわ。ネリーはダメ。あれ、お金お金うるさくって」

京太郎「俺の係は明華さんがいいっす!」

まこ「少し黙っとれ、今はレギュラー決めじゃから。まあ基本はあまりもんがアンタの係じゃ」



まこ(久は明華押しか……ワシはハオでいきたいところじゃがな……別にミョンファも悪くないけん……ここは特に反対意見がないようなら明華じゃな。まだ部長を引き継いで日も浅いし、まあ、この3人を引っ張ってきたのは久の功績じゃけぇ)

まこ「和はどう思う?」

和「そうですね、確かに総合レートではヴィルサラーゼさんが一番ですが、特に月後半のレートに注目すれば、雀さんの伸びが顕著ですね。一番放銃率が低いのも彼女ですし、あの3人の中では一番デジタルへの理解もありそうです。

  ハオさんは、標準ルール(いわゆる一般の日本の麻雀)でリーチをかけないのが全くもって理解できませんね」

まこ「ならレギュラーは雀明華で9月はいこうと思う。異論ある人はおるか?」

優希「いないじぇ!」

まこ「おらんようじゃな、それじゃあ雑用係の決定に移ろうか……」


~~~


明華(今日はレギュラー発表の日……心なしか緊張します……ハオもそのようですね……ネリーはレートが一番高かったから余裕綽々って感じですが)

ハオ「あの……今日で3つの係に分かれてそれぞれ頑張る事になる訳ですが……どんな結果になっても、その、私たち、友達でいましょう」

ネリー「……」

明華(友達、ですか……敗者同士の傷の慰め合いといえばそれまでですが……)

明華「そうですね、私たち、国は違えど心は1つ……辛い時もあるかと思いますが、一緒に異国の地で頑張りましょう」グスン

ネリー「茶番は辞めなよ、ふたりとも。帰れるのはこの中で1人だけだよ?ネリーの国では、友情を確かめるのは相手を騙す時って相場が決まってるね。

もちろん、2人との仲を悪くしたい訳じゃないよ?でも、この3人で熾烈に生き残りを賭けて競争するんだから……

ネリーは本気で国に帰りたい。もう一度、やり直して、次はサキに勝ちたい。そのために、2人に同情して心を弱くするわけにはいかないんだよ。

もしネリーがレギュラーに選ばれても、遠慮なんてしないから。一度チャンスを掴んだら、ネリーは絶対離さない。

サカルトヴェロのストリートで、誰かに同情する奴は三日後には路上で犬の餌になっているんだよ、ネリーはどんなに裕福になってもそれだけは忘れないから。」

ハオ「ネリー!言い方ってものがありますよ!貧乏自慢はもう結構です!自分だけが貧しいと思っているんですか?私だって……小さい頃は毎日畑から、煙に覆われた香港の摩天楼を見ていたんですよ……

  地元の就職先の一番は、香港の娼婦街です。小さいころの友人はみんなそこに連れて行かれました。

  地べたを這いつくばる惨めさを知っているのは自分だけだという、傲慢はよしてください」

明華(お互い気が立っているんでしょう……私は2人にかける言葉が見つかりませんでした)

明華(放課後、部室に向かい、今日は運命の係決めの発表……私だって、レギュラーになりたいに決まっています。それでも……いや、相手の事を思いやることはここでは臆病なのでしょうか?)

まこ「よし、揃ったの、じゃあ9月のレギュラーを発表したいと思う。」

明華「……」ドキドキ

ネリー「どうせネリーだよ、一番成績残したんだから……」ブツブツ

ハオ「お願いします……」ブツブツ


咲「なんか殺伐としてますね……」

久「そうね……外国人のハングリー精神は、日本じゃ信じられないものがあるから……美穂子のところも厳しいらしいけど、彼女たちが、ここまでのし上がった苦労は……とても比較できるものじゃないと思う」

久(まあ、それが次の清澄に必要なものだと思うんだけどね……彼女たちから良い影響を受けられれば……特に1年生3人はもっと伸びると思うわ)

まこ「レギュラーは……雀明華!雑用係はネリー・ヴィルサラーゼ!京太郎係はハオ・ホェイユー、で1ヶ月行くぞ」

明華「私が……レギュラー……」ポーッ

ネリー「ちょっとおかしいよ!!どういう基準なのか説明して欲しいね!ネリーの方が2人よりレートは上だし、更に言わせてもらうけど、部内でトップだったのもネリーだよ!長期的な成績はサキよりも上!」

まこ「あんたなぁ……日本には数字じゃ割り切れないモンがあるんじゃけぇ……」

ネリー「なにそれ、説明できるの?麻雀で勝つのに印象とか、そういう見た目で選んでるワケ?日本の麻雀レベルは、アイドルを選ぶのと変わらないの?」

まこ「くそ、このグルジアのガキは……」

ネリー「グルジアじゃなくてサカルトヴェロ。なんで成績が上のネリーじゃなくて、ミョンファが選ばれたのか、全員に対して納得の行く説明を求めるね!」

ハオ「ネリー、もうよしてください……」ギュッ

ネリー「ハオ!一度舐められたらおしまいだよ!確かにネリーたちは賭けに負けた。それでここにいる……でも筋を通さない相手に屈服する程、ネリーは馬鹿じゃないよ」

咲「わわ……」ブルブル

和「喧嘩はやめてください。咲さんが怯えています」

ネリー「ネリーは捕虜だから、どうしてもそうするって言うならそれに従うまでだよ。でも、ハラムラさんなら分かってくれてると思ったけど。レートが絶対だって。私がレギュラーになることに反対したのは誰?」

和「ぐっ……」


明華はレギュラー決定に猛反発するネリー・ヴィルサラーゼを見て違和感を覚えていた。

一件、レギュラーに選ばれずただの逆恨みで吠えているだけの彼女。確かに日本は自分たちの国に比べ、数字や理論よりも感情が物事の決定に働く割合が多いことは知っている。

ただし、彼女たちの国でも、ネリーの出身であるソヴィエト屈指の貧困地域と言われるサカルトヴェロでさえ、人と人が何かを決める以上、感情というファクターは切り離せないーー彼女がそれを分からない程馬鹿ではない事は明華は知っている。

捕虜扱いという最低の立場で、上に逆らって何の意味があるのかーー明華はじっとネリーの様子を観察していた。

明華(確実に何かを企んでますね……これだけゴネるって事は……)

久「アナタのレギュラー入りに反対したのは私だけど?」

ネリー「ふーん……なんで?」

久「あなたのその態度が気に食わないからよ。負けたくせにキャンキャン大声で吠えてるのがね、分からない?この空気」

優希「ぼーぜん」

咲「あわわ……」ブルブル

和「……」


久「あなたみたいなのがレギュラーにいると、全体の士気に関わるの。いくら強くてもあなたの代えはいるのよ。多少あなたのほうが他の2人より強くても、チームの和を乱す人間はレギュラーに入れられないわ。ねえ、まこ」

まこ「そうじゃの……勘違いしてるかもしれんが、インハイは団体戦じゃからな、チームの和が勝利につながる……どの高校もレギュラー同士の仲がいいのはそのためじゃ。新道寺の副将大将のコンビプレイの例もあるけぇの」

ネリー「じゃあ、みんなと仲良くなればレギュラーになれるの?」

まこ「まあそうなるか」

久「ちょ、ちょっとまこ……」ハッ

ネリー「納得したね。お騒がせして申し訳ない。この1ヶ月、雑用係として精一杯タダ働き頑張るからどうかネリーと仲良くして欲しいね」ニコッ

明華(やりやがった、このグルジアの猿が……っ!現時点で自分の方が私とハオより上だと認めさせて、仲良くなればレギュラーにいれる……ここでしっかり言質をとりましたね……

コイツ、わかっている……清澄高校で誰が偉いのか、そして、まだ上に立って日が浅い染谷まこの甘さを……

仲良くなる必要なんてない……雑用を一生懸命こなして、上に媚を売って、品行方正にする……それだけで次のレギュラー決めの時に、特段の理由がなければ、染谷まこはネリーをレギュラーに決める……いや、間違いなくそういう空気になる……それが日本人……それが人間)

ハオ「ちょっと待って下さい!私だって……」

明華(もう遅い……まごまごしているうちに美味しいところは全部抑える……流石、ソヴィエト最悪の独裁者の地元出身だけありますね……)

9月の特殊イベントが発生した!
【ネリーを蹴落とすか雀力を1あげる】
これを頑張らないと、レギュラー決定判定時に-30ポイントされる。


まこ「ぐっ……そういうわけか……カッカッカッ……ロシア人はやはり狡猾じゃな……勉強になるのぉ」

ネリー「ロシアじゃなくてサカルトヴェロ人だよ!なんでもいいつけてね、部長!」

明華(でも先にレギュラーに選ばれた私の優位は動きません……ただネリーに対しては慎重にならなくてはいけませんね)

明華(少しでも隙を見せたら漬け込んでくる……それが彼女の強さ……お国柄でしょうか?)

まこ「じゃあ、部活を始めるかの」

ハオ「あの、私は……」

京太郎「ハオちゃんは俺と……ちょっと隣の部屋に行こうか」グイッ

そう言って須賀京太郎はハオ・ホェイユーの腰に手を回した。

ハオ「ちょ、ちょっと……」

薄々私たちは何をこの男にされるのかわかっていた。それが分からないほど初心じゃない。

京太郎係は1ヶ月、男の情婦。負けた私たちの為にある、罰のような係。

男に連れられて部屋を出て行く彼女に私とネリーは目を合わせなかった。ハオは部屋から出て行くまで、私たちの方をじっと見ていた。

優希「さっそく、新しい犬に仕事を与える!」

ネリー「犬ってネリー?」

優希「タコス3つ購買で買ってこい!ダッシュでな!」

久「ジュースも人数分お願いねー、はい、お金」

まこ「それじゃあ最初は1年生3人と……雀さんの4人で打って貰おうかの」

明華「ミョンファでいいです、チェーだとスズメさんになるので」

まこ「ほうか。同じ2年生同士、よろしくな、ミョンファ。ワシもまこでええぞ」

明華「はい、よろしくお願いします、まこさん」

こうして一日の部活動はつつがなく終わった。負けて捕虜扱いだけれども、麻雀を打っている時だけは惨めさを忘れることができた。


夜ーー

私たちは同じ部屋だけれども一言も言葉を交わさなかった。

あの守銭奴も、流石に沈黙していた。

ハオは顔を泣き腫らして、ずっと布団の中で嗚咽を漏らしていた。

少し間違えれば、自分がそうなっていた。そして、これからそうなるかもしれない。

明華(こういう時どう言葉をかけていいのか……難しいですね……これが国境)

ネリー(……)

この日は色々ありすぎて、眠れない夜になった。私もネリーも、二段ベッドの中できっと似たような事を考えていたに違いがない。


こうして毎日が過ぎていく……

私は臨海にいた頃と変わりない密度で麻雀を打てる。ネリーは雑用を慌ただしくこなしている。かつての不遜な態度とお金発言は鳴りを潜めていた。虎視眈々とレギュラーの座を狙っているに違いがない。

ハオは、めったに部室に顔を出さない。お手洗いの為に廊下に出た時、部屋の向こうからわずかに漏れ聞こえた嬌声は……確かにハオのものだった。

ハオの事に触れるのは、全くのタブーだった。


9月

明華(さて……今月は何をしましょうか)

キャラクター:雀明華

【雀力】7

【信頼】
久:5 まこ:3 優希:3 和:3 咲:3 京太郎:3
ハオ:7 ネリー:7

・媚を売る 効果:対象の信頼を1アップする(信頼度が5の時まで有効)
  ・部活で頑張る 効果:コンマ偶数で誰か1人の信頼1アップ。奇数で何もおこらない。ゾロ目で全員の信頼1アップ。
  ・遊びに誘う 効果:誘った相手の信頼度1アップ!(信頼が5以上でなければ断られる。複数人誘うことも可能)
  ・誰かの誕生日にすかさずお祝いの言葉を言う 効果:信頼度2アップ(チョロい)。誕生日の月を間違えたら信頼度が1下がる。(どんまい)
  ・誰かの悪口を吹き込む 効果:吹き込んだ相手の信頼が2アップする。悪口を言われた人の信頼は1ダウンする(ゾロ目で全員の信頼が1ダウンするリスクあり)
  ・体を売る 効果:???
  ・何もしない 効果:部屋でのんびりすごして何もおこらない。

行動コマンドタイム。上の例を参考に、明華は何をしますか?

↓1

少し休憩します。三時間後には再開します

キャラディス(京太郎ディス)
あっ・・・(察し)

遅れてすみません
いい串見つからなかったんでそのまま報告もせず寝てました(串ないと書き込めない)
のんびりやっていきたいので、もし見かけたらご協力お願いします

最初に注意書きしたのは、ビデオ屋さんの18マークみたいなもんですね。
作者に対する批判はノープロブレムなので……
むしろ大反響でびっくり!
あと何言われても書くから大丈夫です!


明華(ネリーに対して私ができること……私にできることは一生懸命与えられたチャンスを活かして頑張ることだけ)

明華(麻雀に集中しましょう……清澄高校は日本のトップ。その環境で練習できることはきっと私にとってプラスになるはず!)

明華は一生懸命練習した。

それにたいして清澄高校の面々の評価は……

コンマ奇数で何も起こらない

01~20 優希
21~40 まこ
41~60 久
61~80 和
81~98 咲

偶数ならそれぞれの信頼1アップ

ゾロ目なら全員の信頼1アップ

↓1


部活中

明華(頑張りますよ)

明華「LAAAA!!!!!」

まこ「その歌、不思議じゃのぉ……どういう仕組じゃ?」

明華「ただ風を呼び込んでいるだけです……能力の一種といえばそれまでですが……ただ漠然と能力を設定するより、何かのトリガーを介した方が能力の質は向上します」

明華「LAAAAAAAA!!!」

和(ちょっと能力とかわかりませんけど、卓上で歌うのはいかなる場合でもマナー違反ですよ)イラッ

優希「おおっ!私も歌って見るじょ。ラッセイラッセイラー!この歌、どういう歌詞なの?」

明華「時はフランス革命……市民が王様の首をギロチンで落として街を引きずりまわろうぜ!っていう歌です」

明華(私なりに頑張ってはみたんですが……)


明華の信頼は特に変化しなかった。世の中、頑張りが認められることの方が少ない。


ネリー「ふひー、ふひー……」

和「アツシボとツメチャお願いします」

ネリー「はい」

久「それ終わったら、このコピー取ってきて~」

ネリー「はい……あ、ヒサも冷茶でいい?」

久「気が利くわねー、私はコーヒ、ブラックで」

明華(ネリー……頑張ってますね……まるでロバ……ナポレオンがアルプスを超えたのも白馬ではなく、ロバだったと聞きます)

まこ「まだまだ京太郎には及ばんが、そこそこ使えるようになってきたのぉ」

咲「そういえば京ちゃん最近ぜんぜん見かけないね」

優希「ずっと向かいの部屋で種付やってるじょ。まるで馬だじぇ」

まこ「ネリーの奴、先週からウチの雀荘でアルバイトも初めて、これがなかなか評判ええんじゃ。外国人メイドってだけでスペシャリティが付くからのぉ」

久「へー、最近まこんとこ行ってないけど、景気はどう?」

まこ「ぼちぼちじゃな。ネリーのお陰で少し持ち直したぞ」

明華(まずい……)


月末ーー夜の留学生寮

明華(私は私なりに頑張ったのですが……なかなか認められないようですね)

ハオ「……」ボケー

明華(ハオに話しかけるのも……レギュラーの私が何を言っても……)

明華(ハオは最近、呆けている時間が長くなりました。廊下の向かいのヤリ部屋、というところで須賀さんに何をされているのか……きちんと毎日ピルは飲んでいるみたいですが)

明華(ハオのオーラが若干薄くなってますね……1ヶ月も牌に触れず、男女の営みに励んでいたらそうなりますか)

明華(そろそろ次のレギュラー発表……ライバルは媚を売りまくっていたネリーですね)

ネリー「ただいまー……」バタンキュー

明華(毎日深夜帰り……雀荘でバイトしているのはおそらく、お金もありますが自分の雀力を落とさないようにするためですね……)

明華(どうやらネリーは最低賃金で酷使されているみたいです……)

明華(帰ってきてはすぐ布団に潜って……目に深いくまを作って……相当キてますね。清澄の雑用はそれほど過酷なようです)

明華(いや、問題は私自信……この1ヶ月で得るものは……あったのでしょうか?)

現在の明華の雀力:7 7→8はゾロ目判定
↓1 コンマゾロ目なら雀力1アップ!


明華の雀力7→7(変化なし)

明華(まるで成長していない……いや、すでに世界レベルの実力……ここから上に行くのはそう容易では無いと覚悟していました)

明華(次、選ばれたらまた頑張りましょう)


【9月末の人事会議】

まこ「ほな、この1ヶ月の留学生諸君の頑張りを評価して、次の係を決めたいと思う。資料は配布した通りじゃ」

久「やっぱり明華はいいわね。放銃率がダントツで低い。あの風牌の能力は攻守ともに高い水準ね。インハイで一度直撃とったけど、なかなか狙って出来るもんじゃないし」

和「放銃率が低いのは評価できますね。風牌だけでなく、基本的にはデジタル打ちを心がけています。雀博士の影響でしょうか?」

まこ「そうじゃな……次も明華で行きたい……ところじゃが、ネリーとハオはどうする?まだ次のインハイまで時間があるけぇ、色々試すのも……特にネリーは色々頑張っとったし」

明華
【信頼】
久:5 まこ:3 優希:3 和:3 咲:3 京太郎:3
ハオ:7 ネリー:7

9月の係を決めます。
5×10+3×5+3+3+3-3=71
ネリーの妨害工作(-30)
よって41

↓1 コンマ1の位が4以下でレギュラースタート。それより上なら雑用係スタート。ゾロ目なら京太郎係。


まこ「うむむ……優希はどう思う?」

優希「正直どっちでもいいじょ。ただ、ネリーちゃんは駆け足でタコス買ってきてくれるからまた雑用係になってほしい」

まこ「咲は?」

咲「私は……だれでも……選ぶの苦手だし……」

久「うーん、ミョンファはまだ伸びると思うのよね。それに、ネリーはどうしても打算で頑張っているような気がして、ね。次も雑用やらせてみて、それでも頑張るなら考慮するってのはどうかしら?」

和「ありですね」

まこ「ほなら、10月もレギュラーは明華でいこうかの。それじゃあ雑用係はネリーでもう1ヶ月様子を見て……」

~~

明華(今日はレギュラー発表の日……大きな波乱が予想されます……もちろん私がレギュラーに選ばれるのに越したことはないですが)

明華(端から見ていると、ネリーもハオも限界に近い……ネリーは選ばれなかったら大暴れしそうですね……)

ネリー「……」

ハオ「……お願いします、お願いします……もう嫌です……麻雀が打ちたい」ブツブツ


10月

まこ「みんな集まっとるな」

京太郎「はい!」

まこ「それでは10月の係を発表するぞ!」

明華(……お願いします、神様……でも、2人も……)チラッ

まこ「レギュラーは……雀明華!雑用係はネリー。京太郎係は引き続きハオで」

明華「……グッド!」グッ

ネリー「……」

ハオ「え……また……」

京太郎「やったぁ!ハオちゃんとまた1ヶ月……」スリスリ

ハオ「嫌だ……イヤーッ!!!」

ハオは絶叫して、床にへたり込んだ。


まこ「取決めだからな。頑張ってもらわんと」

京太郎「嫌だとは酷いなぁ……あんなに善がってたじゃん、向かいの部屋で……毎日一緒に気持ちよくなってるだけだろ……」

ハオ「ち、違います……!私は、私は!」

京太郎「ねえ、染谷部長!これじゃあまるで俺が悪者じゃないっすか」

まこ「まあ、の」

京太郎「ホントは一緒に楽しんでるのに……ほら、昨日なんて後ろから突いたら、もっと奥っ!ってお願いしてたよね、ハオちゃん?」グイッ

京太郎はへたり込むハオの腕をとって立ち上がらせた。

京太郎「うーん、向かいの密室でやるからダメなのかな……ねえ、染谷先輩!今日からそこのベッドでやっていいっすか!このままじゃ俺が悪者だ」

ハオ「え……そんな……みんな打ってる側で……」

まこ「使っとるの最近久だけだからな……どうじゃ?」

久「いいんじゃない?その方が勝ったって感じして。ただ須賀くん、カーテンは閉めなさいよ、見苦しいから」

ハオ「あ、あぁ……」

京太郎「歯向かうからいけないんだぜ……キチンと素直にならなきゃ。従順になるまで躾けてやるから、さあハオちゃん」

ハオ「あぐっ……ううっ……」ポロポロ

涙を流すハオ・ホェイユーは引きずられて、2人はカーテンの向こう側に入った。

私は血の気が引いた。彼女たちが敗者に対して見せる非情さは、レギュラーであるうちはわからない。でも、確実にそこには地獄があった。


まこ「どうじゃ?ネリー。今回は静かじゃけん、風邪でも引いとるんか?」

ネリー「いや……別に大丈夫ね。雑用、1ヶ月また頑張るだけだよ」

久「素直になったわね、可愛いわ」

まこ「もう一回歯向かってきたら、どうしようかと思っとったけど、杞憂じゃったな」

衣擦れの音がカーテンの向こう側から聞こえる。ネリーもまた、顔から血の気が引いていた。

彼女も女の子だ。染谷と竹井が見せる、冷徹な眼差しは、彼女を黙らせるのに十分だった。

まこ「ほんじゃ、10月も頑張ろう!」

一同「おーっ!」

明華(私は……何が何でもこの座にしがみつかなければいけません……ごめんなさい、ハオ)


「ひっくっ……ひっく……助けて……んんっ」


ハオ「んっ……イヤッ……そこっ……」

京太郎「ほら、気持ちいいだろ?え?」

ぱちゅぱちゅ

ハオ「あっ……はいぃ……ご主人さまのっ……指っ……気持ちいです……」

京太郎「ほら、素直になった。聞こえてますかー、皆さん!」

ハオ「やだっ……聞かないでぇ!」

久「ちょっと、ヤるのは勝手だけど、あんまり声は出さないでくれる?みんな集中して麻雀打ってんのよ!」

明華(集中できるワケ、ないじゃないですか……うっすら陰になって中、見えますし……)

ネリー「買い出し行くけど……誰か欲しいもの……ある?」

まこ「ないわ。黙って資料まとめとってくれ」

ネリー「はい……」モクモク

和「ロン。8000。雀さん、集中してませんよ?」

明華「ご、ごめんなさい!」


ちゅぷ……くちゅっ

淫靡な水音が部室に響く。

京太郎「ほら、挿れるぞ……」

ハオ「はい」

京太郎「足、拡げて……もっと」

ハオ「くっ……んん~~!」

京太郎「いやー、膣内あったけぇ……」ぷちゅっ……

ぶつぶつと何かを言っているのが、嫌でも聞こえる。清澄高校の面々は澄ました顔をして、麻雀を打ったり本を読んだりしている。

明華(狂ってる……笑ってます……みんな……女として絶対に見られたくない行為を……平然と……)

明華(でもこれが勝者……多分、男に犯される哀れな敗北者を見下して……スカッとしているんでしょう)

じゅっぷじゅっぷ……じゅっぽっ……じゅっぽ……

ハオ「ああんっ!……んっ!あふっ!あんっ……あんっ」

優希「ちょっと静かにして欲しいじぇ!犬!もう少し大人しくできないのか?」

京太郎「すまねえ、ゆーき……こいつ、良すぎて……あー、最高!ほら、バックでヤるか」ずっぷ

京太郎「ウチの先鋒からのお願いだ、もう少し声抑えてくれよ」

ハオ「あくっ……声っ……わかり……きゃんっ!動きっ……抑えてっ……くはっ……あんっ」

パァンパァンパァンパァン

濡れた肉と肉を打ち付ける音が部室に響く。それに合わせてハオの媚びた嬌声が混じり、仄かに女のすえた臭いが香ってくる。

カーテンを隔てて向こう側は非日常だった。

明華(これがSEX……敗者への仕打ち……ネリーも完全に震えて……)

明華(ハオ……)


京太郎「うぐっ……」ドクンドクンドビュー

ハオ「あああぁっ~~~~!」ビクンビクンッ


久「ほら、ミョンファのツモ」

明華「は、はい、すみません」

ネリー「……」


~~~

まこ「じゃあ今日の部活はここまでにしとくかのぉ」

京太郎「おつかれっしたー」スッキリ

ベッドの方からは男だけが出てきて、ハオは出てこなかった。

京太郎「雑用係の人、後でシーツ変えておいて下さい、それじゃあ帰りますか」

ネリー「はい」

元々の清澄高校の面々が部室を後にして、私たちは嫌な匂いのする部室に3人残された。

ネリー「ハオ、シーツ取り替えるから……うっ……」

ベッドの方に向かったネリーは鼻を抑えていた。

ハオ「……」

ネリー「ミョンファは帰っていいよ……あとやっとくから」


10月

明華(さて……今月は何をしましょうか)

明鼻(ハオの件は気がかりですが……今の私に他人を気遣う余裕なんて……)

キャラクター:雀明華

【雀力】7

【信頼】
久:5 まこ:3 優希:3 和:3 咲:3 京太郎:3
ハオ:7 ネリー:7

  ・媚を売る 効果:対象の信頼を1アップする(信頼度が5の時まで有効)
  ・部活で頑張る 効果:コンマ偶数で誰か1人の信頼1アップ。奇数で何もおこらない。ゾロ目で全員の信頼1アップ。
  ・遊びに誘う 効果:誘った相手の信頼度1アップ!(信頼が5以上でなければ断られる。複数人誘うことも可能)
  ・誰かの誕生日にすかさずお祝いの言葉を言う 効果:信頼度2アップ(チョロい)。誕生日の月を間違えたら信頼度が1下がる。(どんまい)
  ・誰かの悪口を吹き込む 効果:吹き込んだ相手の信頼が2アップする。悪口を言われた人の信頼は1ダウンする(ゾロ目で全員の信頼が1ダウンするリスクあり)
  ・体を売る 効果:???
  ・何もしない 効果:部屋でのんびりすごして何もおこらない。

行動コマンドタイム。上の例を参考に、明華は何をしますか?
↓1



明華(少しでも信頼を得たいです……)

明華(誰に媚を売りましょうか?)

↓1


明華(男の人に媚でも売っておきますか……そうすれば、万が一あの係になった時に許してくれるかもしれません)

部活始まる前~~

京太郎「ハオちゃん遅いなー」

咲「和ちゃんも遅れているから、きっと授業長引いているんだよ……一応、留学生も授業には出てるし」

明華「あのー……」

京太郎「ん?俺?」

明華「須賀さんって昔雑用係されていたとお聞きしたんですが」

京太郎「ああ!マジでキツかったっす……部長は人使い荒いし」

明華「半年も雑用こなされて大変でしたね……でも凄いです。須賀さんの頑張りが清澄高校を下支えしていたんですね……ネリーの雑用は正直、どうですか?」

京太郎「うーん、ネリーちゃんも頑張ってるっぽいけどな」

優希「タコスが作れて一人前だ!京太郎、たまにはまたタコス作って欲しいじぇ」

京太郎「まあ今度ネリーちゃんにハギヨシさんのレシピ伝授するよ」

明華「タコスまで作られていたんですか?」

優希「そうだじぇ!京太郎のタコスは絶品だったじょ」

明華「わぁ!今度食べてみたいです」

京太郎「そ、そうですか?それなら作るのもやぶさかじゃないっていうか……」ジロジロ

優希「む!京太郎、どこ見てるんだじぇ!」

京太郎(明華さんはスタイルいいなぁ……おもちもしっかりあるし、すっげーいい匂いしそう……ハオちゃんでもいいけど、何とか次、俺の係になってくれないかな……)ビンビン

京太郎の信頼が1上がった!


10月のイベント

明華(ヨイショしておけばいいですよね……)

私は部活の隙を見て、事あるごとに須賀さんに媚を売った。

そんな私をネリーは冷たい目で見ていた。彼女はハオのことを心配しているのだろうか?

明華(同じ部屋ですけど、最近お互い何も話してません……レギュラーの私から話しかけるのも悪いと思ってましたけど……)

明華(ハオは毎日部室で犯されて、ネリーはロバのように働かされている……私だけが毎日麻雀を打てる)

明華(色々な感情を抱いても仕方ないと思いますが)

明華(せっかくですし、相手が何を考えているのか知りたいです……来月は私だってレギュラー落ちするかもしれませんし、情報交換は悪いことではありませんね)

明華(よし、勇気を出して話しかけてみましょう!私は一応2人の先輩ですし……)

↓ネリーとハオ、どっちに話しかける?


日曜日ーー

休日は流石にハオも解放されていることが多い。布団の上でボーっとしている。

ネリーはバイトのようで、どこかに出かけていた。

ハオと二人っきりだ。私は勇気を出して、ハオに話しかけてみた。

明華「ハオ……」

ハオ「……」

何を話すべきか。言葉は出てこなかった。ハオは少し私の方を見て、また目を伏せてしまった。

明華「今日は一緒に御飯、食べに行きませんか?」

ハオ「……」

明華「え、駅前に美味しい中華料理のお店を見つけたんです!そ、そこなら……ほ、ほら、着替えて」

ハオ「……はい」

蚊が泣くような声でハオは言った。


明華「中華は詳しくないです。ハオ、何がおすすめですか?」

ハオはいつものチャイナドレスを着ていた。一緒にお店に入り、席についても心ここにあらずという感じだ。

ハオ「……」

明華「あ、あ、この青椒肉絲定食、美味しそうですね、こ、これにします!ハオは決まりましたか?」

ハオ「はい」

明華「店員さーん、私、青椒肉絲定食」

ハオ「……冷やし中華」

明華(冷やし中華は中華料理じゃないって美味しんぼで学びましたが……)

それからお互いずっと沈黙していた。

昔のハオはどこか大人びて、クールな年下だったけれども、ちょっと負けず嫌いで可愛いところがあった。

メグに日本のラーメンの方が中国より美味しいと言われた時は、ちょっと怒りながら拉麺の歴史について滔々と語っていた。

その感情豊かなハオ・ホェイユーは、この2ヶ月、女としての誇りを陵辱されたのか、まるで別人のようになってしまった。

ハオは料理にほとんど手を付けなかった。冷やし中華のトマトだけを二三口食べて、それで箸を置いた。

明華「食欲、ないんですか?」

ハオは何も答えなかった。少しでもハオから言葉を引き出したい。それはとてもむずかしいことだけれど。

↓1 ハオに何を質問する?


明華「答えたくなければいいのですが……ものは相談です」

明華「何とかあの男の人をーー仲間に引き込めたらーーそういう妙手はありませんか?」

ハオ「あの男の人、ですか」フッ

やはり、あの男について何かをずっと考えていたようだ。

ハオ「どういう意味ですか、明華」

明華「もし、須賀京太郎が、私たちの味方になってくれれば、ハオももう嫌な思いをしないで済むかもしれません」

ハオ「……最近、殺すことばかり考えています」

ハオはポツリと漏らした。

ハオ「仲間にいれる……?そもそも、私たち臨海の3人すら、もう仲間じゃないじゃないですか」

明華「いえ……」

ハオ「ミョンファはいいですよ、麻雀が打てて。私なんて、毎日、あの下衆な男に、みんなの前で動物のように犯されてるんですよ!」

明華「ちょ、ちょっと、ハオ!外に出ましょう!」

ハオ「私にあの係を押し付けて!ネリーと一緒に画策してるんでしょ!私にだけ、押し付けておけばいいって。そうじゃなきゃ、二ヶ月連続なんてありえないです!」

堰を切ったように、ハオは叫んだ。

ハオ「もう嫌です!麻雀が打ちたい。あんな男の相手、嫌です!」

私は、涙を流すハオに肩を貸して、何とか学校の寮まで戻った。私も、泣いていた。


明華(麻雀を打ちたい……国に帰りたい……私だって、同じ気持です)

明華(もし私がハオの立場だったら……このままインハイまで一度も麻雀牌を握らせて貰えず、生涯日本で飼い殺し……)

明華(とても16歳の少女に耐えられるものではありませんね)

明華(ハオの事は本当に気がかりですが……私自身、せっかく得たチャンスを生かさないと……)

私はいっそう練習に励んだ。何とか一段階上に上がりたい。そうすればしばらくの猶予が与えられる。

私はもがいていた。

明華の雀力7

↓1 ゾロ目で雀力1アップ


雀力:7

明華(まるで成長していない……いや、維持するだけで精一杯の雀力です、7は。)

明華(それにこのままレギュラーで居続ければ、いつかチャンスは有るはず……もう少しで掴めそうなんです)

【人事会議】

まこ「それじゃあ11月のレギュラーを決めたいと思う。配布資料を参照してくれ」


【雀力】7

【信頼】
久:5 まこ:3 優希:3 和:3 咲:3 京太郎:4
ハオ:7 ネリー:7


5×10+3×5+3+3+3-4=70


↓1 コンマの1の位が7以下でレギュラー。8か9なら雑用係。ゾロ目なら京太郎係


情事をしっかり書くのは京太郎係にされた時ですね……
ハオも半年くらい京太郎係にされたら素直になってると思います。

今日はもう寝ます。また明日。

【人事会議】

まこ「さて、二ヶ月連続でレギュラーはミョンファだったわけじゃが、今月はどうするかのぉ」

優希「フランスのおねーさんは強いけど、そろそろ飽きてきたじぇ!」

咲「私も……いろんな人と打ちたいです……」

京太郎「お、俺の係はミョンファさんがいいっす……」

まこ「京太郎、アンタは黙っときんさい」

京太郎「へい」

まこ「でもそろそろレギュラーを変えてもええかもしれんの。今はまだ試す時期じゃけぇ、どうじゃ、久」

久「そうね。うん、変えるのは悪く無いと思うわ」

まこ「で、変えるとして、ハオとネリー、どっちにするかのぉ」

和「そろそろネリーさんにチャンスをあげるのも悪く無いかと……先月は仕事を頑張っていましたし」

久「確かに怖いくらい従順になってたわね。まあ、そもそも雑用頑張ったらレギュラーにするって約束もあったし」

まこ「ほなら、11月のレギュラーはネリーってことで……雑用係はどうするかのぉ」


明華(今日はレギュラー発表の日……このままずっとレギュラーで居続けたいですが……)

ネリー「どうなるんだろうね、私たち」ポツリ

ネリーは珍しく弱気になっていました。見たところ、ハードスケジュールにも関わらず雀荘に通い詰め何とか雀力はキープしているようですが、その目には疲労が色濃く残っているのが伺えます。

ハオ「……」

ハオはとても惨めでした。目を凝らさずとも、かつての彼女が放っていたオーラは薄れ、この2ヶ月で雀力は普通の日本の高校生レベルまで落ちているのがわかります。

明華(でも国に帰れるのは1人……特に来年のインハイは私にとってラストチャンス……

もし出られなければ、どうなるのか……外部との連絡手段は一切没収されて、この山奥の高校に閉じ込められているのでわかりませんが)

明華(身よりもないこの国で、私が生きていくのはとても辛いことです)

私たちは重い足取りで部室へ向かいました。


まこ「ふむ、全員揃ったようじゃの、それじゃあ11月のレギュラーを発表するぞ」

ハオ「……」ギロッ

まこ「レギュラーは……ネリー・ヴィルサラーゼ!」

明華「え……」クラッ

ネリー「わたし……?」

まこ「雑用係は雀明華、京太郎係はハオ・ホェイユーで11月は行こうと思う。それじゃあ11月も頑張ろう」

ハオ「……」

咲「良かったね、ネリーちゃん」

ネリー「……うん」

久「あら、元気ないわね、そんなんで大丈夫?」

ネリー「大丈夫だよ、でも……」チラッ

ネリーはあからさまにハオの事を気にかけていました。

まこ「ん?嫌ならハオと変わるか」

ハオ「……!」

ネリー「い、いや……私は……レギュラーやりたいね……1ヶ月、やらせて下さい」ペコッ

久「須賀くん、いい仕事したみたいね!先月のアレ、よっぽど効いたらしいわよ!」

京太郎「えへへ、じゃあハオちゃん……今月も……」

ハオ「はい」

京太郎「今日は場所変えてやるか、ハオちゃん……トイレとかどうかな~?」

ハオは男に連れられて部室を後にした。私は呆然とその後姿を見守ることしかできませんでした。


明華(今月は雑用係……ずっとレギュラーとは行かないと思っていましたが)

明華(レギュラー落ちするとつらいものがありますね……物心ついた時からいつも試合に出れる立場でしたから)

まこ「じゃあ早速打つかの……ミョンファ、アンタ仕事の内容は分かっとるか?」

明華「ええっと……」

まこ「まずはお茶くみ、それと一半荘ごとのデータ入力じゃ。あと、久がツテで先週の関西大会のビデオを入手したから、その牌譜作成……ビデオデータはパソコンに入っとるから、時間見て作ってくれ

あとは買い出し。練習終わったら部室の掃除と鍵閉めは忘れずに頼むぞ」

優希「さっそく購買でタコス5人前頼むじぇ!」

明華「ご、五人前ですか?一人で食べるんですよね?」

優希「特別サービスで1つはおねーさんにあげるじょ」

久「私はB定。はい、お金」

明華(忙しい月になりそうですね……)


~~

久「コーヒー遅いわよ~」

明華「は、はい!」

まこ「ミョンファ、この前の牌譜、3点ほど抜けがあったぞ。やる気あるんか?」

明華「す、すみません!すぐ訂正します」

和「空気清浄機の件はどうなったんでしょうか」

京太郎「明華さん、最近ベッドメイキング雑っす!」

ネリー「ミョンファ、ツメシボ!」

明華「あああ~~」クルクル

目が回るほど忙しいとはこのことでしょうか。清澄高校の雑用係は過酷でした。

たまに嫌がらせのように購買ではなく外のコンビニに買い出しに行かされますし……

優希「あのコンビニのタコスがたまに食べたいんだじぇ」

何が違うのか、私には全くわかりません。

明華(ネリーは楽しそうに麻雀打ってますね……最近生き生きとしてきてます……私だって牌に触りたいですけど……そんな時間ないです……)

明華(ハオは部室で犯されることは少なくなりましたが……目が死んでます。心が折れかけているんでしょうか……でも彼女が落ちてくれれば、私のチャンスは増える……最近はそう考えている自分に気が付き、そして自己嫌悪に陥ったりしてます)

明華(さて、今月は何をしましょうか)

↓1 何をしますか?


明華(何とか来月はレギュラーに入るために……今月も媚を売ることに専念しましょう)

明華(誰に媚を売りましょうか……)

↓1 誰に媚を売る?(~~に媚を売ると安価を最初にとっても大丈夫です。他のコマンドにも同じことが言えます)


明華(やっぱりあの男に媚でも売っておきますか……そうすればあの係になった時に許してくれるかもしない……保険を賭けておくのは悪いことではないはずです)

京太郎「今日はハオちゃん、風邪引いて休みっす……医者の診断書まで見せられたら仕方ない」

京太郎「今日は俺も久しぶりにみんなと部活しますか」

久「本当に久しぶりね……どの面下げてって感じ」

和「点数計算は覚えましたか?私たちはあなたのお母さんじゃないんですよ。自分で点数申告できるようにならないと」

京太郎「し、辛辣……」

まこ「まあ点数計算が出来るようになるまでは、ネトマでもやってんさい、最近天鳳ログインしとるか?」

京太郎「あ、9月から1回も麻雀やってないっす……期限大丈夫かな」

咲「本当に麻雀部員なのかな……」

ネリー「男子はレベル低いから仕方ないね」

京太郎「そうだよなぁ……周りがスポーツカーばかりの中、一人だけ自転車でレースに参加するようなもんだし……」

明華「そんなことないですよ、最近は男子競技もまた盛り上がってきてますし……能力は女性にしか発現しませんが、日本にも大沼プロのように技術だけで女子も含めた大会で活躍する渋い選手もいます。きっと須賀さんもそういう方向で頑張れば……」

久「須賀くんが大沼プロのように?もしそうなったら逆立ちで町内一周してあげるわぁ」

京太郎「大沼プロかぁ……あの人、30年近く中国の奥地で猛特訓したらしいからなぁ……そんな根性ないっすよ、俺」

明華「いえ、雑用係やってみてわかりました。この仕事を半年もこなされた須賀さんはきっと麻雀でもその努力が活きますよ!それだけ大変な仕事ですから……もしよければ仕事のコツとか教えて下さい……私も麻雀の事、何でも教えますから」

京太郎「わかりました!明日、俺が作った雑用ノートお貸しします!そのかわり、俺の係になった時は……」ゲヘヘ

明華(うっ……ま、まあ彼の評価をあげておくことはマイナスではないはずですよね……)

明華「あうっ、えっと、須賀さん、もし今お疲れのようでしたら肩、お揉みしますよ……ハオの代わりと言ってはなんですが……これも雑用係の仕事のうちです」モミモミ

咲「……なんで媚び売ってんのかな、京ちゃんに」ボソッ

京太郎の信頼が1アップした!


11月のイベント

明華「ふひー、ふひー」

明華「まだ半分……」

11月の中頃、私は全員分の着替えや私物を載せた荷車を引いて、文字通り驢馬のように坂を登っていました。

どうやら長野の4校合同合宿が土日にかけて開かれるらしく、私はその雑用係として働かされるようです。

優希「おつかれさまー、はいジュース」

明華「ありがとうございます……グビグビ……ぶへ!なんですか、これ!辛い!」ケホケホ

優希「およ?龍門渕から貰った国広特性ジュースなんですけど」

一「あちゃー、当たりを引いちゃったかー」

明華「ひどい……ひー!ひー!辛っ!水、水下さい!」

必死に坂を登って、この仕打……これは殺しに行ったほうがいいかもしれませんね……


11月のイベント

明華「ふひー、ふひー」

明華「まだ半分……」

11月の中頃、私は全員分の着替えや私物を載せた荷車を引いて、文字通り驢馬のように坂を登っていました。

どうやら長野の4校合同合宿が土日にかけて開かれるらしく、私はその雑用係として働かされるようです。

優希「おつかれさまー、はいジュース」

明華「ありがとうございます……グビグビ……ぶへ!なんですか、これ!辛い!」ケホケホ

優希「およ?龍門渕から貰った国広特性ジュースなんですけど」

一「あちゃー、当たりを引いちゃったかー」

明華「ひどい……ひー!ひー!辛っ!水、水下さい!」

必死に坂を登って、この仕打……これは殺しに行ったほうがいいかもしれませんね……


雑用係としての私の仕事は多岐に渡ります。

全試合のデータ収集(これは固定ビデオカメラを設置したので後日、牌譜を作成しなければなりません)、終わった卓の点数整理と次の試合の調整(基本的にスイス式で試合を組みます)、お茶くみ、買い出し(坂の下のコンビニまでアイスを買いに行かされたりします)、布団敷き……

一日が終わるとぐったりです。

明華(でもちょこちょこ試合を見ていましたが……この地域の麻雀のレベルは高いですね……レベル的にはフランスのインハイ程度はあります……すぐにでもユーロで活躍できそうな選手もちらほら……)

明華(今はみんな温泉入っている時間です……ちょっと休憩したら気になった選手の試合でも一度ビデオでチェックしておきますか)

久保「おい、少し面貸せ」

明華「あっ……はい」

明華(この人は確か、風越女子というところのコーチでしたか……)

夜、突然久保さんに声をかけられました。


久保「あんたを雑用扱いとは清澄は人が余ってんなぁ」

明華「お、お酒、お注ぎします」トプトプ

久保「ん。ぷはー、お前は酒、いけるか?」

明華「すみません、一応未成年なので」

私は久保コーチの晩酌に付き合わされています。正直、早く寝たいです。

久保「固いこと言うんじゃねーぞ……あんたの国は確かほら、高校から酒はオッケーだろ(適当)。それとも私の酒は呑めんのか?」

明華「いえ、そ、それじゃあいただきます」

無理やり酒をつがれてしまいました。

明華「ぐびっ……あ、美味しいです……甘くて」

久保「はー……」

明華「どうかされましたか?」

久保「いや、なんでもない……いや……来年どうすっかなって……」

どうやらこのコーチ、悩みがあるようです。

久保「実は……あ、あんたの目から見て、風越女子はどうだった?」

明華(風越女子……確か福路選手のところですね)

明華「福路選手は素晴らしいと思います。ユーロでも同世代であれほど練度の高い打ち手はなかなかいませんね」

久保「そいつが来年卒業するんだよ……どうっすかなー……」

明華(どうやらこのコーチ、来年の風越女子について悩んでいるようです)


明華「で、でも、名門校とお聞きしましたが……他の3校はほぼかつかつなのに比べて、80人近く選手を抱える、長野の名門だと」

久保「名門風越、か」フフン

明華「長期的なスパンで見るならば、良い指導者を持ち、多くの選手を抱える高校のほうが実績は残せると思います」

久保「福路の他の選手はどうだった?」

明華「あの……」

明華(忙しすぎてよく見れなかったのは事実ですが……取り立てて優れた選手は……)

久保「まあ、あんたから見たらレベルは低く感じるわな……池田とかはいいセン行ってんだけど、来年、天江衣に勝つビジョンは正直見えねーな……」グイッ

明華(龍門渕の天江衣……彼女はこの合宿でも一二を争う実力者なのはわかります……というか、あれほどの雀力を持っているのにインハイに出れないこの地域が異常なのかもしれません)

明華(龍門渕の龍門渕透華の話はメグから聞いていましたが……彼女も逸材……そんな魔物を二枚揃えて勝てない清澄高校はやはり怪物……当然ですか、臨海は全員、いわゆる魔物です、それでも……)

久保「長期的なスパンとか言うけどな……来年も結果残せねーと、流石に私はクビだ……選手よりも指導者としてこの道を志して母校でスタートした第二の人生だけどさぁ……」

久保「名門風越を一度もインハイに導けなかったダメ指導者の烙印を押されて、雇ってくれる場所はねーよ……」

久保「せめて福路の抜けた穴を埋めてくれる1年生が来年入ってくれて、文堂はじめ既存の戦力が予想外の成長をしてくれれば……」

久保「でもスカウトにも力入れてんだけどさぁ……中学3年生でなかなか即戦力になりそうなのはいねーな、長野に」

久保「清澄はいいよな、竹井が抜けた穴もしっかり魔物で埋めてるし……やっぱ来年の本命は清澄、対抗は龍門渕ってところか。ウチは大穴扱いだな、地元の記者も飲み屋でそんな話してるだろうぜ……」クビクビ

明華「は、はあ……」

久保「でもよぉ、清澄も清澄だ。臨海の魔物を3人も引き抜いて……一人くらいコッチにも分けろっちゅーの!」

久保「雀みたいに、ただ雑用だけさせるなんてもったいなさすぎるだろ……ウチなら全員即戦力だ、まあ来年から留学生枠は1人になるらしいけど、練習相手としても間違いなく他の部員に良い影響を与えるさ……」

明華「そんな、恐縮です」

明華(何を考えているんでしょうか、この人……私を呼んでただ愚痴を言いたいだけ……ならいいんですが)


久保「はー……」

明華「……」チョビチョビ

私はちょびちょびとお酒を飲みながら、久保コーチの腹の中を勘案していました。

久保「なあ」

長い沈黙の後、久保コーチは口を開きました。

久保「私、ちょっと日本の麻雀協会にコネがあるんだ。小鍛治プロとも顔見知りでもある」

明華「小鍛治プロ……」

胡散臭い名前が出てきたな、とまず思いました。Grandmasterの異名を取る化け物……その名はユーロでも知らない者は居ません。

そんな怪物と日本の田舎の高校のコーチが知りあいという時点で信じ難いものがありますし、何か繋がりがあったとしても、それは間違いなく闇に通じているものだと勘ぐらざるを得ないでしょう。

久保「あんたがなんで清澄に留学したのかも、少し聞いている……でもさ、もったいないわ。もし、あんたが良ければの話、なんだが」

明華「……」

久保「風越女子に転校しないか?……私が協会に頼めば、何とか出来ると思う……まあ、もちろんあんたの意思が大切なんだが」

久保「もちろんレギュラー待遇だ……福路美穂子の抜けた穴を埋める活躍を期待しているよ」

明華(やはり、これが真意ですか……規約では麻雀協会の許可が必要ですが……この人の言うコネが本物なら……)

明華(……さて、どうしましょう……風越女子に移ってインハイ優勝を目指す、というのも1つの形ではありますね)

明華(正直、今の息苦しい立場で自分の麻雀をやれと言われても難しいです)

明華(私は……)


↓1 久保の話にどう答えますか?


明華「ハオとネリーと一緒なら……」

久保「おいおい、それは嬉しい提案だな……クックック」

久保「魔物3人……風越女子に来てもらえれば来年は安泰だ……でも流石に清澄も3人も転校は認めんだろうて」

久保「流石に1人は清澄に残ってもらわないと……でも清澄も1人はしっかりレギュラーになれるんだろ?

まあ2人……正直1人が精一杯かもしれないが、交渉の余地はあるな……もしお前ともう一人転校するとしたらどっちがいい?」

明華「……」

久保「ウチならそう惨めな扱いはしないよ……確かに1人は試合に出れないが、特にいま一年生の方は再来年、チャンスがある……」

明華(この人は追い詰められているようですね……猫の手を借りてでも、次のインハイは全国に行きたいというところでしょうか)

久保「3人一緒ってのは難しいが、どうすればウチに来てもらえるかな……?」

明華(どう答えましょう)

↓1


明華「ハオと……行きます」

久保「ハオ・ホェイユーか。わかった。」

明華(ネリーなら清澄で一人でもやっていけますよね……でも、ハオは……もうおそらく清澄では……)

久保「ありがとう。雀。……近日中に協会に手続きをして転校の手はずを整えるからな。これからよろしく頼む」ギュッ

明華「はい」ギュッ

私は久保コーチと固い握手を交わしました。

明華(新天地で再出発ですね……ハオと一緒に移れたら、私たちはまた輝ける、そんな気がします)

久保「さあ、今日は飲もう!お前も清澄で苦労しているみたいだ。ウチも練習は楽じゃないけど、あんた程の女にそんなマネージャーまがいの事はさせないよ」

明華「ありがとうございます……いただきます」

私は久保コーチと夜が明けるまでお酒を飲みました。希望が、私の目の前に開けた気がしました。そしてハオも救われるのだと……


日曜日、週末合宿最後の日です。

朝、私はシャワーを浴びて酒臭さを抜いてから、合宿所の掃除やら、皆が起きる前から食事作りやらてんてこ舞いでした。

徹夜でしたが、麻雀打ちは二三日寝なくても大丈夫な体力があります。

忙しい一日を終え、合宿は無事、終了しました。

私のお財布の中には久保コーチから頂いた名刺があります。それが今の私の希望。早く合宿から帰って、この朗報をハオに伝えたかった。

そんな気持ちでいっぱいでした。

久保コーチも忙しそうにしていて、試合中は私に話しかけてくれる事もなく、終わった後もそそくさと風越女子のみんなと帰ってしまいました。

私は後片付けの為に1人、合宿所に残って掃除をしていました。

久「お疲れ様、はいジュース」

明華「え、竹井さん……お帰りになったんじゃ」

久「あなたのことが気になってね、下のコンビニでジュース買って戻ってきたの」

明華「あ、ジュースありがとうございます」

久「ふふ、いいのよ」


久「仕事終わった?」

明華「はい、もう荷物まとめて帰るだけです……」

久「うん、本当によくやってくれたわ。やっぱマネージャー一人いると違うわー」

明華(私はマネージャーじゃないんですけど……)

久「最近は須賀くんも腑抜けになっちゃったし……代わりにミョンファが居てくれてホント助かってる」

明華「それは恐縮です」

久「一緒に帰ろっか」

明華「はい」

竹井さんはすごい人なのでしょう。0から清澄高校麻雀部を作り、私たちの臨海女子を破った。噂では、政府系の麻雀機関に卒後の就職が内定しているそうです。

久「へー、ミョンファってそういうのが好きなんだ?」

明華「はい。どうしても潰したくなるんです……あ、歯ごたえも好きですが」

他愛もない話をしながら私たちはバスで清澄高校まで向かいます。

久「あ、ここまでね。私の家、この近くだから。」

明華「今日はありがとうございました」

久「いいのよー……あ、そうそう、風越女子の話だけどね」

明華「え……」

久「転校なんて許す気ないわよー。久保さんとは話、つけといたから。……残念。ミョンファの事は好きだったわ」

明華「あ、あの……!」

久「言い訳はしなくていいわよ、んじゃ。また明日もよろしくね、雑用係さん♪」

明華「あ、ああ……」


久の信頼が1下がった。久保コーチは上機嫌で転校の件を美穂子に漏らし、それが久に伝わって先手を打たれたのだ。


ネリー「ミョンファ!ちょっと話があるんだけど」

翌日の昼休み、私の教室にネリーがやって来ました。

ネリー「ちょっとここじゃあ……屋上で」

明華(嫌な予感がします……とてつもなく)

ネリー「合宿で何やったの?」

明華「私は……いつも通り、仕事を」

ネリー「レギュラーだけ、朝、集められて緊急ミーティングって……裏切り者がいるからって……ねえ、ミョンファ!」

明華「え……」

ネリー「何やったのさ!?私たち、負けたんだよ!?今更、歯向かっても、ひどい目合わされるだけだよ!」

ネリーは私の胸ぐらを掴んで揺さぶりました。

明華「歯向かうだなんて、そんな……私は、ただ……」

ネリー「ここはとっても恐ろしいところだよ……はじめは私も舐めてた。でも、よく観察して考え、変わった」

ネリー「今日の放課後、リンチされるよ。見せしめだって言ってた……」

ネリー「朝のミーティング、私、久しぶりに思い出した。サカルトヴェロのストリートを」


続く。


明華(リンチ……)

私はオドオドしながら放課後の部活を迎えました。

少し遅れて部室に行くと、全員が椅子に座って私の到着を待ってました。

まこ「どうかしたんか?珍しく遅刻じゃな」

明華「すみません、クラスの係りの方が少し長引いて……あの、その」

まこ「まあええわ。それじゃあ合宿の反省会でもやるか」

今日は珍しくハオもミーティングに参加させられていました。

まこ「それじゃあ優希から」

優希「有意義な合宿だったじぇ。ほぼ全員と打ったけど、やっぱり来年のライバルは龍門渕だな。井上のレベルが上がっているじょ。まあ来年のオーダーはわからないが、私がやり難いと思ったのは国広、天江。これは単なる相性だじぇ、まあ天江は雀力が頭一つ抜けてるけどな。

龍門渕は、咲ちゃんと福路と同卓した時とかは冷えたけど、私と他の風越や鶴賀の面々と打った時は冷えなかったじぇ。

その意味で、やりやすい相手だったじょ。来年の龍門渕の仮想オーダーは、大将天江が能力の都合上確定として、他の4人はどう変えて来るかわからないけどね。まあ向こうは仮想敵はウチらだろーけど、全国を見据えるなら、冷える彼女を先鋒に置くってのはありえない話じゃない」

咲「衣ちゃんが能力の都合上、大将が確定ってのもどうなのかな?彼女、アマちゃんだからまた大将戦で詰め切れないかも……個人的にはやっぱりりゅーもんさんの方が圧倒的にやりにくいです……」

まこ「今回の合宿では咲は負け越してるな、透華に。逆にワシや和は勝っとる。能力の利を捨ててでも、勝ちに来るなら大将龍門渕……」

久「でも龍門渕さんは和との再戦を熱望してたから、また副将に来ると私は読むけどね。彼女、優勝ってよりただ単に目立ちたくてやってるって印象だわ……和のポジションを仄めかして向こうのオーダーを操作することまで出来そうね」

優希「まあ私の合宿の反省点は、タコパワーがいまいち足りなかった事だじょ。来年も井上のようなこそ泥に奪われた時に備えてストックは必ず必要ってことだな。向こうも私の弱点は研究しているだろうからな、そこはぬかりなく行きたいじぇ」

まこ「じゃあ次、和……」

明華(至極まっとうに反省会やってますね……リンチの時間はいつでしょうか)ソワソワ


~~~

まこ「久。もう選手じゃないけど、何かあるか?」

久「特にないけど……鶴賀や風越も舐めないようにね。突然強力なルーキーが入るかもしれないから。風越は特にスカウトに力入れてるって話だし。

来年は追われる身だから立場、違うわよ。特に咲なんか、自覚ないようでしょうけど、全国の強豪校から相当研究されると思うわ。」

咲「ええ!私がですかぁ……」

まこ「まあ、最近全国の高校から練習試合の依頼がたくさん来とるのぉ……多分、対宮永用の選手を試したくてうずうずしとるんじゃろうな。これは折を見て受けていこうと思う。こっちもさらなるレベルアップのチャンスじゃけぇ」

まこ「で、最後に雑用係のミョンファから、何かないか?」

明華(ネリーの話だと、リンチするって……あれ、朝のミーティング……いや、待て、あのグルジアの悪ガキの事です、私を単に脅かしただけじゃ)

明華(リンチされる前に謝ろうか悩んでましたが、ここで謝ったら全員から変な目で見られるかもしれませんね……)

明華「そ、そうですね、ええっと、あうっ……(しまった、リンチの事で頭が一杯で……何も考えてませんでした)」

優希「……」

明華「あのっ、その……合宿所までの坂がキツかった……です」

まこ「ほうか。おつかれさん」 


まこ「それじゃあ、合宿の反省を終えたいと思うが……今日の練習はとりあえず中止じゃな」

ネリー「……」

明華(なんですか、この沈黙は……昨日は練習する気まんまんでしたのに……やっぱり……)

京太郎「……」

ハオ「……?」

この場がどういう場なのか、わかっていないのは、どうやら私とハオだけのようでした。国境というものでは測れない、とてつもない疎外感が私を今、襲っていました。

まこ「麻雀の団体戦において、大切なのはなんじゃ、優希」

優希「個人の能力……と言いたいところですが……スター選手を揃えるだけで勝てるほどインハイは甘くないってのは臨海で証明されているじょ」

まこ「そうじゃな。意外かもしれないが、大切なのはチームワークじゃ。ここ5、6年で明らかになってきた新しい麻雀理論じゃけぇ。10年前までは、突出したタレントが一人おったら、上位入賞も容易という時代じゃったが」

まこ「ワシら清澄高校は、今年の夏、チームワークと突出した才能で栄冠を勝ち取った。これは例えれば車の両輪じゃな。どちらか片方が欠けてもインハイ優勝は成せない」

明華(何が言いたいんですか!まどろっこしい……) 




まこ「大変残念じゃ。清澄高校から、裏切り者が出た」

和「そ、そんな!?」

久「あはっ」

明華「っ……!」ビクッ

ハオ「??」

まこ「例えば、インターハイ直前。宮永咲が突然また麻雀嫌いになったと駄々をこねて試合に出れないと言った。」

咲「ふぇ!」

まこ「どうすればいいかのぉ?ん?明華。いいアイデアはあるかい?」

明華「えっ……あのっ……」ドクンドクン

久「ドタマかち割るわよ、私の代でそんなこと吐いたらね。」

まこ「裏切り者は助かったのぉ、幸い、ワシは久より何倍も優しい。……負けて、ワシラんとこで麻雀一から教えてやろうっちゅうに、たった3ヶ月で足抜けたぁ、ええ根性じゃ、ええっ!?」

ハオ「ミョンファ……まさか……」

明華「あわっ……あわわっ……」キョロキョロ

まこ「まあ1回目の裏切りじゃ、頭になって日が浅い、ワシの甘さも原因じゃけ、今回は教育で勘弁したるわ。ただ、二度と、こんような事がないよう、今日は全員で裏切り者の始末を見届けるぞ、え?頼んだぞ、京太郎」

京太郎「うっす」ムスー

明華(私、終わった……)クラッ



まこ「今日は裏切り者からしっかり謝罪の弁を聞くまでミーティングじゃ……おぅ、ハオ・ホェイユー……清澄抜けたいとはええ度胸じゃの」

ハオ「は?」

明華「へ?」

まこ「裏は取れとんのじゃぞ、テメェが雑用係使こうて、ワシラのカタキの風越女子に唾つけとったってのはよォ」

ハオ「な、何の話ですか?」

まこ「いくらレギュラーになれんからと言って、そういう舐め腐ったマネされちゃぁ、風紀に関わるけぇ、ナァ京太郎!」

京太郎「ハオちゃん……そんなに俺の係が嫌だったのかい?」

ハオ「ほんとに、何の話ですか??私、そんな……裏切りだなんて」

明華「あの!」

まこ「なんじゃ」

明華「その件、ハオは悪くありません!私が……風越女子のコーチに……」

まこ「かーっ、泣けるのぉ……ハオ!大方弱みでも握って脅しとるんじゃろ?ウチの雑用係は優しいからのぉ、言えば何でもやってくれる……そこに漬け込むとはのぉ…」

ハオ「ミョンファ!何の話ですか!?ネリーは何か知っているんですか?」

ネリー「……」

京太郎「すまねぇな、ハオちゃん」


ハオ「ああっ……あんっ……あっ……知らない、私、ホントに、何も」パンパン

ハオは雀卓に手をついて、男に後ろから獣のように犯されています。

いつもと違うのは、カーテンという仕切りがなく、衆人環視でセックスしているということ。

ハオ「やだぁ……見ないでっ……見ないでくださいっああんっ!やぁ!」

ハオの股に、男の棒が出し入れされているのが私の席からはっきり見えます。

ハオ「あっ……あんっ、おっ……くぅ~~~っ」ビクッ

男は腰を『の』の字にリズミカルに動かしながら、ハオを突いています。突かれるたびにハオの垂れた乳房が揺れ、時折男がそれを乱暴に揉みしだき、腰をつけながら何かをハオに囁く。

ハオは嬌声をあげ、身悶えしていました。

ハオ「ごめんなさいっ……ああんっ……ごめんなさいっ……ごめんなさい!」

ぱちゅんぱちゅん

ハオ「許してっぇ……ひゃんっ……そこっだめっ……また、キちゃう……あうんっ」

床にはハオの垂らした汁が染みこんでいます。ハオは腰砕けになりながら、雀卓を掴み、必死に堪えていました。


明華「私のせいですから!私の……!」

そう叫んだ私の肩を、竹井さんが叩きました。

そして耳元でこう囁いたのです。

久「この場はあなたが代わりにヤられてもいいけどね……明日からハオは学校中の男に回されるわよ。それでもいいなら代わる?」

それには凄みがありました。それで私は沈黙しました。そして悔いました。

犯されるハオを、清澄高校の面々は無表情で見ていました。

ネリーは唇を噛み締めて、私の方を睨んで、それから目を床に伏せました。

ハオは無様に犯されています。私のせいで、女の尊厳を徹底的に陵辱されています。

なぜ同じ女なのに、彼女たちはここまで冷酷になれるのか。私は問いただしたかった。

でも答えはわかっていました。

もし、あのインハイで私達が勝ったら、彼女たちはきっと私達の国で同じ目に合わされていたんです。

そして彼女たちの目には薄っすらと、恐怖の色が宿っていたのを、私は見逃しませんでした。

ハオを攻め立てる間、彼女たちは何かに怯えているのです。あれだけ強気の染谷まこの目にも、それははっきりと見て取れました。

でも私は気が付きました。彼女たちの中の1人にそれがない、ということに。

彼女の目の奥には地獄がありました。

目と目があって、私は目を逸らしました。


京太郎「はっ……はっ……はっ……」

ハオ「んっ!あんっ!あんっ!」

どれくらい時間が立ったのか。

男はただ無心に腰を振り続けています。二度、射精に至り、ハオの愛液と混じった白濁液が、ハオの股から垂れて、床を汚しています。

ハオ「私がぁ!……あんっ……悪かったですぅ…ひっ……風越女子にっ……逃げようとしてっ……」

ハオ「もう、二度と裏切らないっ!もう逆らわないっ!もうずっと、清澄高校の為に尽くしますっ!」

京太郎「うっ……そろそろまたっ……」

ハオ「私もっ……あああああっ~~~~」ビクンビクン

京太郎「うっ……」ドビュッ

ハオ「はぁ……はぁ……」ペタン

ハオは腰が抜けて、ついに床に倒れました。男は萎えかかった陰茎を抜いて、天を仰ぎ、それから染谷まこを見ました。

京太郎「ふぅ~~……ほら、ハオちゃん、最後に……」

意識が飛びかかっているハオの首を押さえながら、耳元で何かを囁いて、男は服を着替え始めました。

ハオはもそもそと動きながら、裸で床に伏し、私達が一列になって座る席の方を向いて、頭を床に擦り付けました。

ほとんど形になっては居ませんでしたが、それは日本の土下座でした。

染谷まこが無言で立ち上がると、それに続いて皆、立ち上がり、そのまま部室を後にしました。ネリーはチラッとハオを見て、それっきりでした。

京太郎「すまねぇな、俺だってこんな業は積みたくねぇんだけど……じゃあ後の掃除頼みます」

男が去り、部室には私とハオが二人っきり。

ずっとハオは頭を床に擦り付け、顔をあげようともしませんでした。

私は時間を見て、そこから逃げ出しました。

風の強い11月の一日でした。


明華(あんな事がありましたけど、次の日から部活は平常通り……何もかもなかったことにされたような平穏な日々……)

明華(ただ、私はハオの顔を見れなくなっていました)

明華(でもあの一件でわかりました。ここは地獄です。私は、何があっても次のインハイに出て、優勝して、抜けださなくてはなりません)

明華(1ヶ月牌に触れられませんでした……雀力が落ちてなければいいのですが)

現在の雀力:7

↓1 コンマ偶数で雀力1ダウン。奇数で変化なし。


雀力:7→7

明華(何とか雀力は落ちてないようですね……今までの努力の賜物でしょう。さて、波乱に満ちた11月も終わり、次は12月……)


【人事会議】

まこ「それじゃあ12月のレギュラーを決めるぞい。」

【雀力】7

【信頼】
久:4 まこ:3 優希:3 和:3 咲:3 京太郎:5
ハオ:7 ネリー:7


4×10+3×5+3+3+3-5=59


↓1 コンマの1の位が5以下でレギュラー。それ以上なら雑用係。ゾロ目なら京太郎係

稚拙なエロ描写で申し訳ないっす。じっくり書くのは京太郎係の時です。そのための京太郎です。
安価をいくつかとって、それに沿って頑張って書きます。ジャンルによって得手不得手はありますが、基本なんでも書きます。
まあ京太郎とのエロシーンをじっくり書くのはそれくらいっすね。
ヒント:体を売るコマンドは京太郎には通じないぞ。京太郎は対価を何も持っていないからだ。


寝ます。
モブ輪姦は無いですね。すみません。
あとかなりテンポ悪いんで、何とかサクサク進むのに軌道修正したいです。
うーん……

安価が京太郎ばかりなので話が代わり映えしないんだよなぁ

乙です
ごめん、信頼度MAXにしたらなんかあるかなって、男だから強いかなって、京太郎好きだなって

京太郎の信頼度って高くてもレギュラーの邪魔にしかならんのでは?

信頼度低かったら問答無用のレイプで高かったらイチャラブセクロスじゃねーの(適当)

>>194
確かにそうかもしれないですね。安価の形式も少し変えるかもしれません。
そしてテンポよくして何個か取るようにすれば代わり映えするはず…!

>>195
ノープロブレムです!
自分も京太郎好きです……が、京太郎の魅力は別に強いことじゃないと思ってるんで……
私は女の子が強いほうが萌えますね!いろんな考えがあると思うけど、ここは譲れないぜ!

>>197
その通りです。京太郎の信頼はあげていいことはあまりないですね。このスレではチンカス野郎っていう設定なので。

>>198
なるほど、その発想はなかった。
初期設定では、信頼が高くなりすぎると、京太郎がねっとりデートに誘ってきたりする予定でした……


12月

まこ「今月のレギュラーは雀明華、雑用係はネリー、京太郎係はハオじゃ」

明華(あんな事があったのに、レギュラーに返り咲き……嬉しいですが、複雑です。)

ハオ「おめでとうございます、ミョンファ」

明華「え、ええ……えい……ハオは……」

ハオ「私は大丈夫です。オマンコもアナルも慣れてきましたし、案外、麻雀よりコッチの方が向いていたのかもしれません」

明華「え、今なんと?」

まこ「雑談はそこまでじゃ、練習始めるぞ」パンパン

まこ「そうそう、今月は長期休暇があるのぉ。それを利用してレギュラーと雑用係は遠征じゃ。些細決まり次第、連絡するけえの」

ネリー「遠征……」

明華(さて、今月はまず何をしましょう?)

↓1



咲「嶺上開花!」バックに百合の華ドバー

優希「まーた咲ちゃんがトップか。いい加減にして欲しいじょ!りんしゃんツモ何回目だじょ、今日!」

和「イカサマ……じゃないでしょうね」ジロー

咲「ご、誤解だよ、和ちゃん!」アタフタ

明華「素晴らしいですね、宮永さん」

咲「ふえっ!?」

明華「ユーロにも嶺上開花の使い手は居ましたが、ここまで練度の高い能力は宮永さんが初めてです……追加ドローに加えて、決定力もある……ここまで来ると強力な能力です。何か制約とかはあるんですか?」

咲「制約とか……よくわからないけど……カンドラ乗らない……」

明華「なるほど確かに打点は控えめですね」

咲「あの、ミョンファさんは……風牌……」

明華「ええ、私は風を集める能力ですが……4枚集まることはめったにありませんね。まあ集まってもカンはしませんが」

和「安易なカンは慎むべきです。」

咲「あの!世界には私に似た能力や……もっと面白い能力があるんですか?」

明華「ええ。私が戦った中で一番おもしろい能力は、配牌がほぼ九種九牌になる能力者とか……国士率が高いので恐れられていました。まあ読みやすいので強敵とまではいいませんが。他には……」

私は宮永咲と能力談義で盛り上がりました。

咲の信頼が1上がった!

明華(まだ今月は時間がありますね……何をしましょう)

↓1 何をする?


咲「そういえば最近竹井さん部室来てないですね」

和「受験勉強でしょうか?」

まこ「あいつの考えてることはよーわからんからのぉ……案外家でゴロゴロしとるかもしれないの」

明華(竹井久……未だこの部活で一番発言力を持っているのは間違いありませんね)

明華(この前、怒らせたのはまずかったでしょうか……なぜ私をリンチにかけなかったのかの真意も尋ねたいところ……明日、菓子折りでも持って自宅に挨拶に行きましょう)

~~翌日・土曜日~~

ピンポーン

久「はーい……ってあなた。どったの?今日、練習休みでしょ」

明華「あ、あの、これ、粗末なものですが」

久「え。何よいきなり……駅前の有名店のエクレアセット……」

明華「この前は大変な失礼を働いて申し訳ありませんでした」ペッコリン

久「あの件?いいのよ、別に。落とし前はハオが付けてくれたし……ちょっとこれ、一人で食べきれないわ。お茶でも出すから、上がってく?」


久「ん。美味しいわ。ほら、アナタも食べて。」

明華「ありがとうございます……最近みなさん、寂しがってますよ、竹井さんが部活に来られないと」

久「いやー、せいせいしてるんじゃないかしら、ほら、私、結構うるさ型だから。まこにも悪いしね、いつまでものさばってると」

明華「いえいえ……私は3ヶ月と少ししかご一緒していないので、まだまだ麻雀を竹井さんに教えて頂きたいです」

久「何よ。気持ち悪い」

明華「竹井さんにはご迷惑をお掛けして……本当にこの前の件は……お聞きするのも恐縮なんですが……なぜ、私じゃなく……」

久「あ、それが聞きたかったのね。そりゃー、ねえ……まだ私の口からは言えないわねぇ……」

明華「そうですか……(まだ信頼がないようですね)」

明華「最近、お勉強の方はいかがですか?」手を揉み揉み

久「まー、ぼちぼちね。私、エリートだから!」

明華「流石です!いよー、日本一!」

久(気持ち悪いわね、ホント……でも、最近みんなと話す機会もなくなってきたし……楽しいからいっか)

媚を売って太鼓持ちに専念した。久の信頼が1あがった。

明華(すごく疲れました……今まで人に媚を売らなくても大丈夫な人生でしたから……でもこれも勉強……)

明華(頑張ればあと1回、行動できますね)

明華は精力的に動きまわっている。

↓1 何をする。


明華(よし、須賀さんにダメ押しでももう一回媚を売りましょう……)

優希「およ?京太郎、今日はハメハメしなくて大丈夫なのか?」

京太郎「いや、今日はちょっと休み……」

咲「ねえ、最近京ちゃん疲れてない?」

京太郎「なんか、最近ハオちゃんが積極的で……」

ハオ「そうですか?あ、リーチです。」

京太郎「いや、嬉しいんだけどさぁ……」

咲「あ、京ちゃん、それロン」

優希「相変わらず犬は弱っちいじぇ」

明華「そんなことないですよ。今の三萬切りは最適手だったと思います。やはり上家のハオのリーチは要警戒で、結果安手の宮永さんに振り込むのは悪くありませんね」

京太郎「そ、そう……でも俺、ビリだし」

明華「た、たまにはそういう日も……」

優希「前から思ってたけど、おねーさん、犬に媚び売りすぎだじょ。ちょっと見ててみっともないじぇ」

明華「あ、あう……」

優希「どーせ心にも思ってない事言ってるんだろ?京太郎がちょっとかわいそうだじぇ。下手には下手ってはっきり言ってやらんと」

京太郎「優希……」

京太郎の信頼は変わらなかった(信頼:5)。信頼5になれば遊びに誘えるから、媚び売り続けても上がらないよ!
優希の信頼が1下がった(信頼:2)

まこ「ほいじゃあ、来週から遠征じゃ!4日間、強豪と特訓するぞ!まあ半分旅行みたいなもんじゃけぇ、楽しんで行こう!」

ハオ「私達はどうするんですか?京太郎くん」ダキッ

京太郎「胸やわらけー……って、俺たちは遠征ついてけないから、2人でのんびり沖縄旅行でもしようぜ」

咲「む!」ペタペタ

まこ「遠征先は……」

↓1どこに遠征しますか?


まこ「永水女子じゃな」

京太郎「永水!やっぱ俺も……!」

ハオ「京太郎くん……沖縄のビーチで水着姿の私をたっぷり可愛がってくれるんじゃ……楽しみにしてて、週末、めいいっぱいエロチックなの、買ったんです……勇気を出して」

ネリー「……」

まこ「京太郎は連れてけんな。向こうは女子校じゃし、霧島神境は男子禁制じゃからな」

京太郎「そんなぁ」


冬休み、私達は鹿児島に行きました。

ネリー「旅費は学校持ちなのが嬉しいね」

まこ「まあ、インハイ優勝してから予算はたんまりあるからの」

霞「いらっしゃ~い、お待ちしてました~4日間よろしくお願いします」

巴「宿は神境内に客人用のを用意しておきましたので」

明華(永水女子……インハイでは対戦できませんでしたが、神代家は麻雀の名家……これはいい経験になりそうですね)

私は永水女子の人たちとたくさん麻雀を打ちました。

明華「ふー……」

明華(最終日は宴会……ネリーは裸踊りやらされてますね……雑用係は辛い……)

明華(私奥手なんで隅っこで縮こまってますが、何とか友達を作りたいですね……せっかくですし)

↓1 誰に話しかける?


明華(石戸霞……あれほどのものを持っている人は我が国でも稀有ですね)

明華(永水で一番偉いのは神代姫ですが、おそらく権力があるのはあの女……)

明華(能力も面白そうなので、ちょっと色々お話を聞きたいですね)

明華「あのー……隣いいですか?」

霞「あ、異国の……大丈夫ですよ」スッ

明華「こちらも雪、降るんですね」

霞「山の中はね」

明華(何とか仲良くなれればいいのですが……)

↓1 霞さんは……
コンマ偶数:常識人だった
コンマ奇数:クソレズだった
ゾロ目:基地外だった

少し休憩です


霞「鹿児島観光はされましたか?」

明華「いえ。明日、山を降りたら時間があるので全員で市内観光を。桜島は見ました」

霞「天文館通りはいいところですよ。次は私達が長野に行きたいわぁ」

初美「そうですねー、ハチの子食べたいですー」

明華「ハチノコ?ツチノコの仲間ですか?」

霞「虫です」

明華「虫ですか」

霞「清澄高校はどうですか?」

明華「えっと……とってもいいところです……」

霞「……もしよければ酔い覚ましに、一緒にお風呂、行きませんか?」

明華「え?」


~~霧島の湯~~

かぽーん……

明華「山奥の温泉、好きです」

明華(やっぱり凄い重量感ですね……!将来垂れないか心配になりますが!)

私は石戸さんと、何故かついてきた薄墨さんと裸のお付き合いをすることになりました。

薄墨さんはこれで石戸さんと同い年だというのだから驚きです。私よりも1歳上です。

霞「まあ、ゆっくり疲れを癒してくださいね」

初美「ミョンファさん、剃ってるんですかー?ツルペタですねー」

明華「……///」

霞「異国にはそういう習慣があるそうよ」

明華「月が綺麗……」

明華(静か……心が落ち着きます……空はとっても澄んでいて……)


明華「こちらの皆さんの麻雀はとても不思議ですね。」

霞「……フランスに鬼はいるのかしら?」

明華「鬼ですか」

霞「日本には昔から鬼の伝説があってね……神代の家は、古来から麻雀でその鬼を祓う事を生業にしていたの」

初美「ハンターみたいなもんですよー」

霞「数代に渡って業を積んでいると、鬼の恨みも積もり積もってね……昔、神代の家の娘はよく隠れるようになった。それで居を神境と呼ばれるこの地に移して、仙女と呼ばれる私達が護ってるの」

初美「私達、ボディーガードですよー」

霞「そう遠くない昔の話。神代の当主が一度だけ鬼に負けた。」

初美「それまで百戦百勝だったんですよー」

霞「彼女は命乞いはせず腹を決めた」

初美「くっ、殺せって奴ですね」

霞「鬼は彼女を犯した。神境の最深部まで侵入され、仙女達は指を咥えて見守ることしか出来なかった。」

初美「神代の黒歴史ですねー」


霞「数月に渡るまぐわいの結果、珠のような娘が生まれた。ヒトの形をしていたので、神代は彼女を実の娘として育てることにした。」

初美「実際は他の血族皆殺しにされてたんで仕方なくですねー」

霞「その娘には鬼の力が宿っていた。それを使って再び神代は力を取り戻した。今の小蒔ちゃんにもその力はあるわ。」

霞「そしてそれを御する為の能力が私達に用意されているの……それが私達の麻雀」

初美「負け惜しみにしか聞こえないかもしれませんが、姫様がフルパワーだったら宮永照にも勝てるんですよー……」

明華「そんな秘密が……確かに神代さんの雀力は底が見えないですね……確かに雀力は遺伝します……ヨーロッパではそれは優生学につながるという1世紀前の反省から研究は禁忌ですが」

明華「でもそんな秘密を私に漏らして……いいんですか?」

霞「いいんです、作り話ですから」パンッ

明華「あれ?」

霞「さあ、お風呂、上がりましょうか。のぼせちゃいます。みんなさんもお待ちでしょうし」

明華「は、はい!お話、ありがとうございました」

初美「お風呂あがりは牛乳飲みますよー私も霞さんみたいになりますー」

明華「うふふ」

明華(素敵なお風呂でした……神代の伝説も聞けましたし)

霞「あ、そうそう……その鬼の名前、なんて言ったかしら……」

初美「叉忌」


小蒔「今回は皆さんとたくさん麻雀打ったり、お話出来て楽しかったです」

まこ「こちらこそじゃ。もし長野に来る機会があれば、歓迎するけぇ」

別れの朝、各々握手を交わす。私は霞さんと強い握手を交わしました。

霞「頑張ってね、ミョンファちゃん……辛いことは多いだろうけど、いつか報われるでしょうから」

明華「いえ……霞さんもお体に気をつけて。初美さんも……」

初美「健康だけが取り柄ですからー肩も凝りませんしー」

私達は彼女たちに別れを告げて、山を降りた。清々しい朝日が私達を照らしていた。


明華(さて、今月の成果は……たくさん麻雀も打てたし、いつもと違う人達とも打てて……成長しているはず!)

現在の雀力:7

↓1 ゾロ目で雀力1アップ!

明華「Fuck!!」ボコッ

明華「あっ……壁凹みました……」

ネリー「何音立ててるの?もう夜遅いよ……静かにして……こっちは毎日雑用で疲弊してるんだから……」


【人事会議】

まこ「それじゃあ1月のレギュラーを決めるぞ」

【雀力】7

【信頼】
久:5 まこ:3 優希:2 和:3 咲:4 京太郎:5
ハオ:7 ネリー:7


5×10+3×5+2+3+4-5=69


↓1 コンマの1の位が6以下でレギュラー。それより上なら雑用係。ゾロ目なら京太郎係


まこ「じゃあ1月も12月と同じで行こう。これが一番安定しとるしの」

染谷まこの本質は保守。竹井は若干の不満を抱きながらも、染谷を立てる。

久「いいと思うわ」

原村和にとって3人のうち誰がレギュラーになろうと関係ない。

和「私も異論ありません」

咲「うん」

優希「……」

不満なのは片岡優希ただ一人。でもこうなったら分が悪い。ミョンファをレギュラーにいれることに不満はあるが、取り立てて反対する理由も見いだせないので、沈黙で抗議の意を示すことにする。

京太郎「ちょ、ちょっと……」

まこ「なんじゃ」

京太郎「そろそろハオちゃんをレギュラーに入れてあげても……あの子、すっげーいい子で、頑張ってるし……裏切りとかあったけど……」

久「情が移ったの?」

京太郎「……」

まこ「あんたは練習見てないからな。もう少しでミョンファはひと皮むけそうなんじゃけぇ」

咲「それより京ちゃん、ホント大丈夫?最近痩せこけてない?」

京太郎「年甲斐もなく頑張り過ぎかな……あはは」


明華(またレギュラー……嬉しいです!)

ネリー「ちょっともう雑用は勘弁してよ……」クタクタ

明華(ネリーの帽子が珍しくくたくたになってますね)

ハオ「やったぁ!京太郎さん、また1ヶ月愛し合えますね」

京太郎「あ、ああ……」ゲソー

ハオ「うふふ……今日はどこでしますか?」

京太郎「うっ……部室……やっぱ隣の部屋で……」

ハオ「はい♪」

明華(ハオが元気になってます……一方須賀さんは疲弊してますね……うーん……)

まこ「じゃあ練習するぞ!」

明華(今月は何をしましょう)

↓1 何をしますか?


明華(竹井さんとはインハイでも御相手して、部活でも気にかけてくれてるのがわかります……)

明華(せっかくですから、もっと仲良くなりたいですね……)

明華「あの、竹井さん!」

久「何?」

明華「週末お時間あったら……私と遊びに行きませんか?」

久「2人で?」

明華「はい」

久「唐突なデートのお誘いね。えーっと、日曜日なら空いてるわ。でもまたなんで急に……」

明華「私、竹井さんと友達になりたいんです。頼れる人、居なくって……」

久「外人はそういうところはっきりしてるわね。いいわよ、私もミョンファと遊ぶの楽しそうだし!」

明華(やったぁ!)

久「じゃあ、日曜日ねー」ヒラヒラ

~~~

駅前集合

久「お待たせー、ってお洒落ねぇ、そのドレス。あと傘はプライベートでも持ってるのね。」

明華「そうですか?竹井さんの私服も小粋ですよ」

久「小粋って……じゃあ、どこ行く?最初は喫茶店で軽くお茶でもする?」

明華「そうですね」

明華(どういうプランで遊びましょう)

↓1 (ゾロ目で久が……)


明華「小洒落た喫茶店ですね。」

久「私のオキニ。明華はなにかやりたいこと無いの?」

明華「そういえば、清澄に来てから麻雀とか忙しくって、ほとんど街のことを知らないです。街を竹井さんと歩くだけでも」

久「じゃあ、お茶飲んだら適当に街をぶらつきましょうか!」

~~

明華(パリのシャンゼリゼや東京のザギンに比べたらしょっぱいですが、そこそこお店はありますね)

私は竹井さんと街をぶらぶらして、色々なお店を見て回った。

明華「すごい大胆な服が売ってますね……パリコレでも見たことがないです」

久「ミョンファ、試着してみたら?」

明華「いえ……それはちょっと」

久「NAGANOスタイルはまだ早いかー」

~~

私は午前中、竹井さんとウィンドウ・ショッピングを満喫しました。

久「もう12時半……ねえ、ご飯どっかで食べて午後は映画でも見に行く?」

明華「いいですね。竹井さんのおすすめのお店がいいです」

久「久でいいわよ、竹井さんなんて他人行儀な呼び方しないでも」

明華「じゃあ……久さん」

久「よろしい♪」

久の信頼が1上がった!(久の信頼:6)

久「ええっと、ここら辺で美味しい店は……ってあれ?」

明華「??」

久が見かけたのは……
↓1 コンマ
偶数:キャプテン・池田組 
奇数:ゆみちん・ワハハ組
ゾロ目:国広・井上組


美穂子「久!」

久「あら!偶然ね、美穂子に池田じゃない!2人もデート?」

美穂子「で、デートじゃありません!」

池田「そんな否定しなくてもいいし……って、お前こそ」

久「そ。私、ミョンファとデートしてるの♪」

美穂子「は?」

明華(風越の……風越には嫌な思い出しかありませんね……)

久「そうだ。せっかくだしみんなで遊ばない?大丈夫、ミョンファ?」

明華「ええ、久さんのお友達なら」

美穂子「もちろん!ね、カナ」

池田「まあ多いほうが楽しいし!」

久「四人揃ったらやることは1つね!まこの雀荘にでも行きましょうか!」

明華(麻雀……悪く無いですね、福路さんも池田もレベル高いですし)

ルーフトップ

まこ「らっしゃい……って珍しい4人組じゃのぉ」

久「貸し卓大丈夫?」

まこ「ええよ」

池田「清澄!今日こそ借りは返すし!」

明華「あのー…レートは……(清澄に来てから最低限のお金しか貰ってないので厳しいです……)」

久「あれ?お金かけてやりたい?」

美穂子「学生にあるまじき事です!お金を賭けるなんて……!昭和時代じゃあるまいし!」

明華(ほっ……場代くらいなら何とかなります……)

久「そうよね!健全な本格美少女麻雀なんだから!」

まこ「久はしょっちゅうここで金賭けて打っとるぞ」

久「ちょっと、まこ、言わないでいいから!」

美穂子「あわ、そういう意味ではなくて……」

ちなみに井上・国広組とだったら金賭けて麻雀でした。
コンマ判定でミョンファが負けたら、裸で写真取られてミョンファ涙目でした。


池田「でも何か賭けないとつまらないし。部活じゃないんだから」

池田(キャプテンは潔癖症だからなー……みはるんとかとプライベートで打つときは点3くらいでまったり打ってるんだけど)

美穂子「カナまで」

久「そうねー、それならトップがラスに何か1個命令できるとか!」

明華「命令……ですか?」

久「そ。コンビニでお菓子買ってこい!ダッシュでな!とか。面白いんじゃない?普段は先輩に命令できないようなことも無礼講ってことで。」

池田「面白そうだし!」

美穂子「な、何でも命令できるんですか!?」

久「そ、そんなマジにならないでも……まあ王様ゲームの命令程度で……」

美穂子「やりましょう。何でも……うふふ……」

久「ぶるっ」

明華(虐げられている私には今更デメリットありませんね……)

久「じゃあルールはインハイルールで」

明華(でもせっかくですから勝ちたいですね……まあ自分が勝ってもあまり親しくない人に命令ってのはきつい話ですが……)

コンマを4で割った時に……
あまり0:久 あまり1:キャプテン あまり2:池田 あまり3:明華

↓1コンマ トップ
↓2 コンマ ラス(上と被ったら強制的に明華。さらにトップが明華の時は久)


久「やりぃ!ツモ!倍満でまくったわ!」

美穂子「流石です、久……私も本気でしたが……」

池田「久しぶりにキャプテンの本気モードを見たし」

明華「親っかぶり……私がラスです……」

池田「下克上ならずだな、フランスの」

久「うーん、でも私がトップでミョンファがラスでも、いつも通りよね……」

明華「はい……雑用係の時はたくさん命令されました」

美穂子(羨ましい……)

久「何か面白い命令、無いかしらねぇ」

久(とびっきりえぐい命令で頼むわよ!)

↓1 久の出す命令は??


久「やりぃ!ツモ!倍満でまくったわ!」

美穂子「流石です、久……私も本気でしたが……」

池田「久しぶりにキャプテンの本気モードを見たし」

明華「親っかぶり……私がラスです……」

池田「下克上ならずだな、フランスの」

久「うーん、でも私がトップでミョンファがラスでも、いつも通りよね……」

明華「はい……雑用係の時はたくさん命令されました」

美穂子(羨ましい……)

久「何か面白い命令、無いかしらねぇ」

久(とびっきりえぐい命令で頼むわよ!)

↓1 久の出す命令は??


いいっすね!大丈夫です。
ただ眠気が限界なので続きは明日書きます。
書いていて頭働かなくなったわん


久「そうね、とりあえず裸になりなさい、明華」

明華「え……」

久さんの命令に私は言葉を失いました。

美穂子「あらあら……」

池田「王様ゲーム程度の命令じゃなかったのかよ」

久「清澄ではこれが普通よ。さ、明華、早く」

明華「それは……」

まだ陽が出ている時間ということもあり、雀荘内には私達と染谷さんの他に誰も居なかった。

染谷さんはカウンターでラジオを聞きながら新聞を見て、我関せずといった風だ。

ーーまた負けたーー

美穂子「そういう約束で麻雀を打ちましたよね……雀さん」

池田(キャプテン、目が怖いし……)

明華「ううっ……」

私は立ち上がってドレスに手をかけた。3人の好奇の目が痛いほど突き刺さる。


久「はい、明華の裸いっちょ上がり」

明華「……恥ずかしいので……もう勘弁して貰えますか……」

池田「剃ってるのか?パイパンだし」

明華「あうっ……」ブルッ

暖房が効いているとはいえ、裸は少し肌寒いです。女同士とは言え、耐え難いものが胸の奥にこみ上げてきます。

久「肌綺麗ね~嫉妬しちゃうわ……」

美穂子「……」

久「じゃあさっそくさっきのゲームの命令をするわね」

明華「え?これが……」

久「帰り道、服没収~~その格好で清澄高校まで帰りなさい」

明華「What?」

久「外人の振りしない!アナタの悪い癖よ!」

明華「え……ここから清澄高校まで……」クラクラ

美穂子「可愛そうですね」

池田「マジで負けなくてよかったし……」

美穂子「私は久がトップなら負けても良かったですけど……」

明華「久さん!それは嫌です!だって、裸、見られちゃう……」オドオド

久「そういうのもアリだと思うけどね~見せて減るもんじゃないし、とっても綺麗なんだから、明華の裸。

ほら、西洋画でもあるでしょ、天使が裸で街を歩いてるの。あれと同じよぉ」

明華「でもっ……」

久「わがままねぇ……麻雀の賭けは絶対なの。わかる?もしあなたが勝ってたら、私に同じ命令してたかもよ?

そしたら私、裸で街も歩いたし、例えばエッチな画像を須賀くんに送れって言われてたら命令に従ってたわよ。

お互いそういう覚悟で麻雀打って、負けたからヤダ!って小学生かしら、あなた」


結局、私は裸で街に出ました。

ごねまくって、竹井さんと一緒に歩く許可を頂いたので、幸い襲われる心配はそこまでないと思います。清澄の竹井久はここらへんの顔ですから。

明華「クチュンッ……寒い……」 

1月の長野は冬です。雪は降っていない、晴れた日でしたが、流石に寒い。

久「乳首、勃ってるわよ~ピンクの、ひっわいねぇ~」

明華「あう……」


美穂子「それじゃあ、私とカナはあっちなんで。今日は楽しかったです、久さん。ミョンファさんも頑張ってくださいね。」

池田「少し同情……でも……」チラッ

久「じゃあねぇ、二人共~また麻雀打ちましょ」


私は顔を真赤にしながら、胸と股を必死で手で隠して街を歩きました。時折、通行人がジロジロ私を見ます。

好奇の目。その中には、あからさまに嫌らしい目つきで私の体を舐るように見る、豚のような男の人も居ます。

「何アレ……」「NAGANOスタイルにしては……」「こら、見ちゃいけません!」「外国の……綺麗」
「お、俺、ちょっと声かけようかな」「おい、やめとけ、隣にいるの竹井……」「竹井の女か……写真取るのもやべーな……」

風越女子の2人と別れて、私は久さんとバス停に向かいます。現実感がなく、夢の中をふわふわ歩いているような感覚でした。

恥ずかしくて、私は足元を見ることだけに集中していました。

久(顔真っ赤にして可愛い……)

久「ねえミョンファって処女なの?」

明華「しょ!……えっと……はい……」

久「そっかぁ~なおさら、天使みたいね。でも、捨てるなら須賀くんとかどうかしら?お手頃だと思うけどね」

明華「でも、須賀さんにはハオが……」

久「あいつ最近ハオに飽きてきてる風だからね。ミーティングの時も、遠回しに自分の係変えてほしそうにしてるし……ミョンファが希望するなら、変えてあげてもいいんだけど」

明華「い、嫌です!」

久「あら、そう?須賀くんも嫌われたもんね」


明華(それにしても信じられない……夢の中にいるみたいです)ポーッ

私は竹井さんと清澄高校行きのバスに乗りました。

幸い、日曜日だったので、同じ高校生はいませんでいたが、街を歩いている時に見かけられたかもしれません。ただでさえ外国人で私は目立ちますから……月曜日から学校で噂になるかもしれません。

友達と言える人はいないので、さほど影響はないかもしれませんが……

バスは幸い、空いていたので席に座ることが出来ました。お尻がシートに触れる感覚が気持ち悪いです。

久「ミョンファ、シート濡らすんじゃないんわよぉ」

明華「ぬ、濡らすって……」

明華(椅子あったかい……ちょっと気持ちいかも……あ、あのお母さん、子供の目を覆って……そうですよね、こんな変態、子供に見せられませんよね)シュン

明華(見るからに変態……っていうより、何なんでしょうか……晒し者……)

明華(私は……)ムズムズ


↓1
偶数:発情してきた
奇数:尿意に襲われた

続く。

ぜんぜん時間取れなくてすみませーん
続きは明後日になります。マジで眠い。

ハオ視点も書きたいけど……どうしましょうかね。
でもエロさを出すならやっぱり京太郎視点の方が良いのではないでしょうか。

明華は脚がエロいですね!あの上から落ちてくるシーンは私の心をぐっと掴みました。

すみません
色々な事に追われてて連絡もせず放置してました

近日中にはしっかり完結させます
安価でやりたいのはヤマヤマなんですが、まとまった時間が取れないので…
ご了承ください…

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