さやか「人と深くつなぐことができないさびしさ」 (46)

ifの日常
多分えたる

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あと即興なのでぐだる

さやか「…ごめんなさい、私もう帰るね」

恭介「え?まだ注文すら…」

さやか「ごめんなさい」

足はじんじんと痛むのに進む足取りは自然と早かった
恭介も追いかけようと席をたってくれたけど、私の様子をみて困ったように立ち尽くしている姿がうっすらと視界のはしにみえた

とにかくここから離れたかった
けど離れても離れても恭介とのこの3ヶ月の思い出は離れない
目にうつる景色の中にいつかの私と恭介が二人、歩いてる姿が見えるような気がする

涙がでそう
思い出か涙か、振り切りたくて走るのに近かった私の駆け足は慣れないヒールで駆け出した

どこまで走ったのかわからない
まったく見知らぬ風景の中を走っていることに気がついて顔を上げた途端、ぬかるんだ地面に足がさらわれた

さやか「…あっ!!」ズシャ

さやか「…ヒールなんてはいてくるんじゃなかった」

いつのまに、コンクリートの地面から土の地面にかわっていたのだろう

さやか(痛い…)

起き上がるのも億劫だ
このまま、ずっと倒れていようか

けどそういうわけにはいかない
梅雨の時期で朝は雨だった
ころんでしまってせっかくのオシャレも台無しだけど、今はそれがありがたかった

さやか(ひらひらのスカートも可愛いけど、泥だらけの私の方が私らしいや)

あはは、と自然に乾いた笑いが漏れた

さやか(けどここ、ホントにどこなんだろ)


周りを見渡せば鬱蒼と茂る木々
小さめの古い洋館が少し先にある
発展した三滝原ではあまり見たことがない木造の建築

さやか(もしかして三滝原から出ちゃったのかな)

道に迷ったという不安は確かにあったし、一本道に抵抗はあったけど、今は足の痛みをどうにかしたかったし、戻りたくなかった

それにこれは私の好奇心だった

眠たいのでまたあとで

見滝原が三滝原になってるよ

そもそも多分エタるとか予防線貼るくらいなら書くなよと

ここまで短い中で的確に読む気をなくさせる前書きも珍しい
読むけどさ

見滝原だったのか、気をつけます

できればちゃんと終わらせたいけど
終わり方がわからんのだ

つづきかきます

洋館を目指して近づいてみると、レンガで造られた塀に小さな木製のドアがあった

あきらかにそれは玄関口とは思えない

さやか「入ってもいいのかな…」
さやか「それによく考えたらこんな人気のないところに人がすんでるかも怪しい…」

見滝原だったのか、気をつけます

終わりたいけど、終わり方がわからんのだ

続き書きます

ごめん、ちゃんと書き込めてた
もういちどかく

洋館を目指して近づいてみると、レンガで造られた塀に小さな木製のドアがあった

あきらかにそれは玄関口とは思えない

さやか「入ってもいいのかな…」
さやか「それによく考えたらこんな人気のないところに人がすんでるかも怪しい…」

ドアに手をかけてみると、鍵はかかっていないようだ
奥を除きこむように様子を伺いながら少しずつ、少しずつ中へ入っていった


入るとすぐに長い黒髪の人影をみつけた

さやか「…」

チョキン チョキン
この家の主は庭の手入れしているようだ
私の存在には気づいていない
チョキン チョキン
私はその音のする方へ歩いていった


私が彼女の元へたどり着く前に
黒髪の人影がこちらを見た

黒髪「…あら、いらっしゃい」

黒髪の少女…と言うには少し大人びている、女性と呼ぶには少し幼い不思議な雰囲気の彼女は、庭に知らない人がいるというのに特別驚いた様子もない

さやか「そのハサミかしてください」

黒髪「これを?…別にいいけど、何に使うの?」

さやか「あっ、ぁしが…」

歩くのをやめたからだろうか、つま先の痛みが今になって感じられる
痛みでなのか、悲しさなのか、それとも安堵なのか、視界がぼやける

彼女はハサミを差し出してくれていたが受け取ることはできなかった

あんまりかいていないけど、また

童話チックな雰囲気を感じる


雰囲気(笑)をめざしてるので童話チックは嬉しい

今日は比較的丁寧に文章をかいたつもり
書きます

彼女の手は、ハサミを宙にうかしたまま動かない

どうすればいいのかとぶらぶらと宙にうかす、ということもせず
ただまっすぐに、私が受け取りやすいように彼女はハサミの"刃"のほうを手ににぎって差し出している

ハサミをかして欲しいと申し出たのは私なのに受け取らないのは申し訳なかったが、受け取る方が申し訳なかった

「まさか、髪でも切ろうとしてたの?このハサミで」クスクス

彼女はハサミを持っていない方の手で口に添え、いたずらそうに笑う

あながち、的外れでもない
私も自然と笑みがこぼれた
ためとどめた涙が落ちてゆく

髪を切る、それもいいかもしれない

彼女は「こんな所だし、お客様は珍しいの、馴れ馴れしくてごめんなさいね」と家の中に招いてくれた

むしろ馴れ馴れしくしたのは私の方でいったい彼女のどの行動が馴れ馴れしいといっているのかわからなかったが、招き入れてもらい彼女の言う"お客様"が、私が思っていた"お客様"とは違うということに気がついた

ここはどうやらお店のようだ
喫茶店だろうか、本来ならカウンター席だろうカウンターにはカゴごとに種類の違う焼き菓子や良い香りのする干し草…ポプリといえばいいのだろうか_が陳列している

ううう、これではまるで喫茶店に入って誰もいないからとずかずかと庭まで勝手に押し入り、ハサミを借りに来たと思ったら結局ハサミを受け取らない、というめんどくさそうな客だと思われただろうか
…間違ってはいない
人が住んでいるいないに関わらず、私はあの扉を押しただろう

一応ここまで
今日はまた書くかもしれない

主人公目線みたいな書き方しかわからんからだけど
こういう書き方だとさやかが天才みたいに思えるとおもいましたまる

つづき

「まだはいってはダメよ、ここで待ってて」
不意にお預けをくらってしまい、自分の様子を思い出した
そうだ、私は転んでしまって泥だらけなのだ

彼女は小さな緑色のホーローバケツに入ったシャベルやハサミをガチャガチャ言わせながらカウンターの中へ入っていく

カウンターの中で動いている様子がここらからもよく見える
ゆらゆらゆれる彼女の長い髪をじっと見つめているといつのまにかそれは目の前で静止した

「はい、これを」
彼女がカゴごと差し出したタオルはどれも色の薄いものばかりで、どれも使いづらかったのだが、彼女が黙ってずっと待っている姿が非難のように思えてしまい、1番汚れても目立つのは マ シ であろう薄茶色のタオルを取り出した

幸い、服に付いた泥は軽く乾いていて、タオルで軽く払うだけでだいたいの汚れは取れたし、タオルを特別汚すこともなかった…はずだと思う

彼女はカゴのなかからひょいと2枚のタオルを無造作に取ると私が持っていた薄茶色のタオルの上に重ね後ろを向いた

「今お茶を出すから、テーブル席じゃなくて奥の部屋に入ってちょうだい」

彼女は有無を言わせない
しかし、おどしとはちがう
それにたぶん、強制ではない
彼女は私の遠慮を汲み取ってくれた
無愛想で素っ気ない態度にも見える沈黙という姿勢、あったばかりではあるがこれも彼女の優しさに思えた

広い喫茶店でもなかったので、奥の部屋というのはすぐに分かった
しかし、部屋…なのだろうか

床よりも少し高い段差がある小さな一角…たしか、小上がりというんじゃなかっただろうか
2階に登る階段の真下と壁は本棚になっていて、その空間のちょうど真ん中にはえんどう豆のようなちょっと変わった形のテーブルがある
立って見たときは階段があるせいで窮屈そうに見えたが、座ってみるとむしろ階段のおかげで天井がなく吹き抜けのようになっていて開放的だ

「ちゃんと靴を脱いであがるのよ」

彼女は持って来たトレーを1度テーブルの近くに置くと私に向き合ってそう言った
私はヒールを脱ぐのをためらった
正直にいえば、朝からずっとこのヒールは脱ぎたかった
ヒールというだけでももの筋肉は張り疲れるし、足先がシュッと細くなっている靴は私の足にはあわず、足の指が狭苦しく居場所を奪いあい痛くなる
しかも、今日は足の薬指の爪が中指に食い込むようでさらに痛い

不意に思わずハサミを貸してくれと言ってしまったのも、この痛みを取り除くことを考えていたからだ

足の爪を切るのに園芸用のハサミを貸してくれと言ってしまうとは未遂とはいえ情けない

走っていた時は一時的にこの痛みを忘れられた
しかし走るのをやめた途端痛みはさらにひどくなり、あのありさまだ

今ここでヒールを脱いでしまえば…再びこのヒールを履く時のことを思いためらった

ここまでで

また今度

おいつづきは

時間あいてしまった
つづき


「裸足になるということは自由になるということだと、私は思うの」

こあがりに腰を落とした彼女は革靴の紐を解きながら言う

彼女の長い髪が肩からするすると降りていき、束になる
表情は髪に隠れてよく見えない

「私はあなたに…このお店に来る人には皆、この場所で自由であって欲しいのよ」

さやか「自由…」

彼女は立ち上がり私の目をじっ、とみつめる

「自分らしくあれることよ」
「着飾ることない自分、あなたがあなたらしくあれる…そんな場所」

彼女は一瞬目を床に落としたが、すぐにまた私の目をとらえた

不思議な雰囲気の人だ
初対面なのに、どうしてだろう。ずっと前から知っていた、そんな風に感じた

彼女が入れてくれたお茶を飲むと、

「はあぁ〜!生き返るうぅ…」

なんて、自然と背伸びをしながら、お腹の底から深い声が出てしまった。
いくら彼女が自由であって欲しいといっても、知り合ったばかりの彼女の前で自然体になりすぎていて少し、恥ずかしかった


「このハーブティ、庭のバラを使っているの」

「薔薇!?もしかしてさっきの!?薔薇って食べれるのか…」

彼女がクスリと笑う
「食用の薔薇があるの。さっきとった薔薇は花瓶にいけたけわ、これは前に乾燥させた薔薇よ」

「へぇ…店員さん庭で会った時も思ったけど赤、似合うよね」
白い肌と黒い髪、それから真っ赤な薔薇が印象的な彼女

「ふふ、私の名前は暁美ほむら、よ」

お茶を一口のんで、彼女の頬が赤みを帯びてゆく
ほら、やっぱり。赤がよく似合う

期間あいたのに
短いし駆け足になってしまったきがする

また書く

更新乙
亀の歩みだなぁ……

保守…

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