ことり「南ことりの発情記」 (79)

ラブライブss

エロあり

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1423659825

ことり(うーん、疲れたぁ…)

なーんて、心の中で思いながら背筋を伸ばしてみる。

窓から差し込む日差しが暖かくて、とっても気持ち良いな。

ふと隣を見てみると…。

春のポカポカ陽気に包まれて、ぐっすり眠る穂乃果ちゃんの姿。

ことり(って、穂乃果ちゃんの場合は季節は関係ないかな?)

心の中でちょっと失礼なことを言ってみるけど、いつでもマイペースな穂乃果ちゃんのこと、私は好きだよ?

穂乃果「むにゃむにゃ…」

ふふっ、可愛いっ。

んだけど…。

平和そうに眠っている穂乃果ちゃんとは裏腹に、海未ちゃんは不機嫌そうな顔をして近づいてくるの。

海未「穂乃果ぁ…、起きなさい…」

静かだけど、芯のある力強い声。

海未ちゃんの声ってすっごく安心できて私は好きだなぁ…。

穂乃果「ふぇ…?」

海未ちゃんに声をかけられると、穂乃果ちゃんは頬に袖口のボタンの跡をつけたまま顔を上げる。

もう、そんなにだらしない顔しちゃダメだよぉ…、女の子なんだから…。

海未「…次こそは寝ないと約束しましたよねぇ…?」

穂乃果「あっ、えっと、これは…」

海未「…あなたという人はいつもいつもどうしてそうなんですか!!テストで赤点をとったらどうするつもりなんです…!?」

穂乃果「そ、そうならないようにテスト前には海未ちゃんとことりちゃんに頼って」

海未「たまには自分で勉強してください!!私やことりだって―」

頬を膨らせたままうつむく穂乃果ちゃんと、まるで穂乃果ちゃんのお母さんみたいに真剣に起こる海未ちゃん。

もう、本当に仲が良いんだから♪

海未「ですから、今後こういうことのな…、穂乃果?聞いてますか?」

穂乃果「…えっ!?ああ、聞いてる聞いてるぅ。続けて?」

海未「…どうやらまだ叱られたりないみたいですね…」

あはは、今日のは少し長くなりそうかも…。

かといって止めるのも…。

ことり(あ、そうだ)

今日は時間もあるし、癒されに行こうかなっ♪

最近の私の癒しスポットはぁー…、何処だと思う?

なーんて

白パカ「ふぇー…、ふぇー…」

鳴き声聞いたらすぐ分かっちゃうかな?

そう、正解は…

アルパカ小屋です!!

ここでアルパカさんをモフモフすると、なんだか気持ちがふわふわして…。

とっても幸せな気分になるの♪

さぁ、今日も…

茶パカ「?ぇー!!?ぇー!!」

!?

>>6
文字化け修正

最近の私の癒しスポットはぁー…、何処だと思う?

なーんて

白パカ「ふぇー…、ふぇー…」

鳴き声聞いたらすぐ分かっちゃうかな?

そう、正解は…

アルパカ小屋です!!

ここでアルパカさんをモフモフすると、なんだか気持ちがふわふわして…。

とっても幸せな気分になるの♪

さぁ、今日も…

茶パカ「う゛ぇー!!う゛ぇー!!」

!?

白いアルパカさんが茶色いアルパカさんの上にのしかかろうとしてる!?

ことり「け、喧嘩しちゃダ…」

ダメって言おうとしたけど、なんだか言葉にならなくて。

白パカ「ふぇ、ふぇー!!」

茶パカ「う゛ぇ…う゛ぇー…」

これってもしかして

ことり「交尾、だよね…」

アルパカさんたち、すごく気持ち良さそう…。

私が普段聞いてる鳴き声とは違う、なんだか溜息?混じりの鳴き声。

見ちゃダメ。見ちゃダメ。

ってわかってるのに。

目線を外せなくて。

だから、手で顔を隠そうとするんだけど…。

どうしてもチラチラと視線を送っちゃった。

動物がエッチをする時って…、周りは気にしないんだね…。

そ、そうだよね。だって、動物だもんね…。

だから、じっと見てたってこの子たちは気にしないよね…?

周りには…

ことり(…誰もいない…)

あとちょっとだけ、ちょっとだけ。

そう思いながら、どのくらいの時間が経ったんだろう?

1分?それとも1時間?

アルパカさんたちも止める気配が全然なくて…。

その様子をジッと眺めてたら、不意に後ろから声を掛けられたの。

「ことり」

ことり「ぴぃっ!?」

だ、誰っ!?

海未「やはりここでしたか…」

う、海未ちゃん…。

海未「もう…、いつの間にかいなくなってるんですから…」

そう言ってアルパカ小屋に近づいてくる海未ちゃん。

だって、穂乃果ちゃんとのお話長くなりそうだったから…。

じゃなくて!!

ことり「ご、ごめんね、海未ちゃん。それじゃ、早く戻ろ?」

こんなの見られたら、海未ちゃんに軽蔑されちゃう…。

そんなの絶対に嫌…!!

海未「も、もう…。何をそんなに急いでいるんですか?」

えっと、その…。

ことり「私たちまだまだへたっぴだしたくさん練習しなきゃなって!!」

…強引すぎたかな…?

海未「…そうですね。私たちは廃校を阻止しなくちゃいけないですから」

ほっ、良かった…。

海未「頑張りましょうね、ことり」

たまにしか見せない、優しい笑顔を私に見せる。

ことり(もう…その顔は反則だよぉ…)

私は、この笑顔に魅せられちゃったのかな…?

海未「…もう、何を立ち止まっているんですか?行きますよ?」

手のひらを握り締められ、私を引っ張る海未ちゃん。

ねぇ、海未ちゃん。

私ね、今すっごく幸せ。

ずっとこのまま、海未ちゃんと二人きりだったらいいのに。

…だけど、きっと海未ちゃんは気付いてないよね。

白パカ「ふぇ、ふぇー!!」

茶パカ「う゛ぇ…う゛ぇー…」

もう、静かにしてぇ!!

みなみけ

ことり(はぁ…落ち着くぅ…)

やっぱり1日の終わりはお風呂に限るよねぇ…。

お風呂に入ってると心が落ち着くっていうか…。

考え事も捗るしね。

お風呂に入って目を瞑ると、いろんな衣装の案が浮かんできたり…。

ことり(あっ、海未ちゃんに似合いそうかもっ♪)

そんな私の頭の中は海未ちゃんだらけ。

海未ちゃん海未ちゃん海未ちゃん。

海未ちゃんがいたから、今私はこうしていられるんだよ。

海未ちゃん。

大好き。

ことり(きっと鈍感な海未ちゃんは気づいてないんだろうなぁ)

それにきっと海未ちゃんは私よりも穂乃果ちゃんのことが…。

?ダメダメ!絶対頑張って振り向かせてみせるんだから。

それに今日は海未ちゃんに手を握ってもらって?

そういえば今の今まですっかり忘れてたけど。

アルパカさんたち、いつまで続けたんだろう…?

私たちがいなくなってからすぐにやめちゃったのかな?

それともしばらくは続けたのかな?

―ううん、もしかしたら今だって…。

>>16
文字化け修正

ことり(きっと鈍感な海未ちゃんは気づいてないんだろうなぁ)

それにきっと海未ちゃんは私よりも穂乃果ちゃんのことが…。

―ダメダメ!絶対頑張って振り向かせてみせるんだから。

それに今日は海未ちゃんに手を握ってもらって―

そういえば今の今まですっかり忘れてたけど。

アルパカさんたち、いつまで続けたんだろう…?

私たちがいなくなってからすぐにやめちゃったのかな?

それともしばらくは続けたのかな?

―ううん、もしかしたら今だって…。

って!何を考えてるんだろう、私!!

…だけどそんな思いとは裏腹に。

ダメだって思うほど頭に浮かんできて。

ことり(…すっごく気持ち良さそうだったな)

私だってもう16歳なんだもん。

そういうこと、興味がないわけじゃないよ?

だけどそんなことみんなには言えないし…。

海未ちゃんも穂乃果ちゃんもそういうことには関心なさそう。

それに私は海未ちゃんが好きだから、男の人とのそういうことには興味ないもん。

もし海未ちゃんとだったら。

ついつい想像しちゃう。

…お風呂に入ってるせいかな。

なんだか身体が熱っぽくて。

股のあたりがね、すっごくむずむずするの…。

こんな風になったのは初めてで。

薄く毛の生えたソレを指で軽くなぞってみると。

ことり「んっ…!!」

体に電流が走った気がした。

…こういうの、オナニー、って言うんだよね…。

初めての体験にドキドキして。

鼓動が、すごく早いの。

ことり(声なんて、出すつもりじゃなかったのに…)

だけどあの感覚が忘れられなくて…。

自分の身体だもん。

少しくらいいじめてもバチは当たらないよね…?

ことり(なんだか、すっごくドキドキする…)

さっきは何も意識せずに触っちゃったけど。

私は今、エッチなことをしようとしてるんだよね…?

…ううん、もう高校生なんだもん。

普通だよ…ね?

そうやって自分に言い訳して、もう一回アソコを指でなぞってみるの。

ことり「んぅ…」

やっぱり声が出ちゃった…。

出さないように気をつけてるのに…。

なぞるだけでも、私には刺激が強すぎるのかなぁ…?

だけど、やっぱりすっごくドキドキして。

それにムズムズも全然なくならないよぉ…。

ことり(まだ足りないのかな…)

なんて考えて、何度も何度も指を這わせる私。

その度に身体が揺れて、声も出ちゃう。

私、すっごくエッチな子みたい…。

今、私はどんな顔してるんだろう…。

エッチな顔、してるのかな?

海未ちゃんはこんな私を見てどう思うのかな…?

やっぱり軽蔑されちゃうのかな?

海未ちゃん、エッチな子は嫌いだよね…。

でもごめん。

止められないの…。

海未ちゃんのことを思うと、余計にムズムズしちゃうの。

ごめんね、海未ちゃん。

―ガラッ。

脱衣所の戸が開けられた音。

けど、大丈夫…。

きっとバレな

ことり母「ことりー?」

ことり「はっ、はいっ!!」

お、お母さん!?

もしかして、バレて…

ことり母「いつまで入っているの?」

ことり「あ、えと…、ごめんね?すぐにあがるね…」

まさかお母さん、気づいて―

ことり母「そう、わかったわ」

―ガラッ。

ない…よね?

突然話しかけられてびっくりしちゃった。

私の胸の鼓動、すっごくドキドキしてる…。

これは海未ちゃんを思って一人で気持ち良くなっちゃったから?

それともお母さんに見つかりそうになったから?

…けど、やっぱり気持ち良くて。

あと一回、だけ…。

ことり「んんっ…」



じりりりり

ことり「ん、んんーっ…」

聞きなれた音がお部屋に鳴り響いて、私はベッドから上半身だけを起こす。

そういえば昔

穂乃果「ことりちゃんってお姫様みたいなベッドで寝てるかと思った…!!」

って言われたことあるっけ♪

確かにお姫様には憧れちゃうけど…。

お姫様だったら穂乃果ちゃんにも海未ちゃんにも会えなかったのかな?

そう思ったらなんだか今がすっごく幸せな気がして。

ことり「ふふっ」

思わず笑っちゃった。

もし、もし私がお姫様だったら―

王子様は海未ちゃんで。

私のことを優しく守ってくれるのかな?



海未『ことりのことは私が命に代えてもお守りします』

ことり『そんな悲しいこと言わないで、海未ちゃん!』

ことり『…だけど、海未ちゃんのそういうところ、私は―』

海末『ことり。そこから先は私に言わせてください』

ことり『海未ちゃん…』

海末『大好きですよ、ことり』

そう言って海未ちゃん王子は優しく微笑んで、ことり姫に口付けを…。

きゃー!!

やっぱり海未ちゃんは王子様が似合うなぁ…。

なーんてベッドから上半身だけを起こしてうっとりしていると

ことり母「ことりー?そろそろ起きないと遅刻するわよー?」

ドア越しにお母さんの声。

ことり「は、はぁーい。今起きまぁーす」

こんなドジなお姫様でも、海未ちゃんは守ってくれますか?

待ち合わせ場所

ちょっとバタバタしたけど、なんとか集合時間には間に合いそう…。

私ね、待ち合わせするのって毎朝すっごく楽しみなの。

だって、穂乃果ちゃんが来るまでの間は海未ちゃんと二人きりなんだもん。

だから弓道の朝練で海未ちゃんがいない日は

少しがっかりしちゃうかも?

ごめんね、穂乃果ちゃん。

やっぱり今日も海未ちゃんが一番乗り。

ことり「海未ちゃーん!」

私が手を振って海未ちゃんに駆け寄ると

海未ちゃんも優しく微笑んで手を振り返してくれたの♪

海末「おはようございます、ことり」

ことり「おはよう、海未ちゃん」

海末「穂乃果は遅れるそうです…」

ことり「あはは、そっかぁ…」

なんて口では言いつつも、ちょっぴり嬉しい私です。

海末「ライブが終わったからといって気を抜きすぎなんじゃないですか…?まったく…」

ことり「まぁまぁ、ずっと練習ばかりだったし多少は…ね?」

海末「…そうですね。今回くらいは大目に見ましょう」

なんだかんだ言って優しい海未ちゃんも大好きだよ。

海末「…ところでことり」

ことり「な、なぁに?」

海末「今日はやけに下を向いて話しますね?」

ことり「そ、そんなことないよ!?」

だって!昨日から色々考えちゃって…。

面と向かってなんて無理だよぉ…。

海末「失礼します」

ピトッ

ひぁっ!?

海未ちゃん、いきなり何を…!!

海末「熱…と言うほどではないですが少々熱いようですね…」

海末「ここは大事をとって休むべきでは…」

もう、海未ちゃんのせいなんだからね…?

海末「ことり?ことり?」

ことり「ど、どうしたの?」

海末「やはり風邪の前兆でしょうか…?」

海末「私が学校まで運んで―」

も、もう勘弁してぇ!!

学校前

海末「ことり…、先程はすみませんでした…」

ことり「怒ってないよぉ…」

海末「いえ、しかし…」

ことり「もう!この話はここでおしまい!!」

海末「はい…」

ごめんね、海未ちゃん…。

本当は私が悪いし、心配してくれて嬉しいんだけど…

やっぱりおんぶは恥ずかしいよ…。

部活

海未「…だいぶ様になってきましたね」

穂乃果「本当に!?やったぁ!!」

ふふっ、なんだかこうして見てると本当に姉妹みたい。

穂乃果「このままぐんぐん成長していって、夢は全国制覇!!」

海未「廃校阻止、でしょう?」

穂乃果「って、そうだよねぇ、あはは」

海未「はぁ…、まったく。調子良いんですから…」

…やっぱり二人の間には入り込めないなぁ。

穂乃果ちゃんのことも、海未ちゃんのことも大好きだよ?

だけど、大好きだから嫉妬しちゃうのかな。

ううん、ダメダメ!

3人で仲良く!

だって私たちは幼馴染なんだもん!!

海未「ことり?」

目の前には海未ちゃんの顔。

ことり「ぴぃっ!?」

海未「どうしたのですか?そんなに驚いて…」

そりゃ驚くよぉ…。だって、いきなり海未ちゃんの…、その、好きな人の顔が目の前にあるんだもん!!

…なんて言えたら良いのに…。

ことり「あ、なんでもないよ…?」

遠慮がちにそうやって言うけど、本当は恥ずかしくて、この場から逃げ出したい気分…。

海未「…そうですか?」

穂乃果「きっと海未ちゃんがすっごく怖い顔して」

海未「…穂乃果?」

穂乃果「さぁ、練習頑張ろう!!」

海未「ことりはあなたと違うんですから、私を怒らせるようなことしませんよ?」

穂乃果「ご、ごめんってばぁ!!」

そういえば、私が原因で喧嘩したことなんてないんだよね…。

ちょっぴり寂しい気分かも…。

海未ちゃんが優しいのは知ってるけど、なんだか落ち込んじゃう。

海未「…今日のことり、やっぱりどこかおかしいです…」

ことり「そ、そんなことないよ!?」

海未「いつもそうやって無理するんですから…。少し失礼します」

海未ちゃんはそう言って、自分の前髪と私の前髪を持ち上げてコツンとぶつける。

ドラマや漫画でよく見る、恋人同士の…、恋人同士の…。

こい、びと…。

海未ちゃん、顔近くて…。

ことり「え、あ、ああぁ…」

穂乃果「おぉ、海未ちゃん大胆っ…!!」

海未「穂乃果は黙っててください。熱は…ないみたいですね」

海未「しかし体調を崩してしまっ…、ってことり?」

ことり「な、なななな、なぁにっ、海未ちゃんっ!!」

ううううぅ、全然うまく喋れないよぉ!!

やめてほしくないけど、やめてほしいよ…。

顔も身体も、すごく熱い、かも…。

穂乃果「って、ことりちゃん!?すごい汗!!」

ことり「そ、そんなことないよぉ、大丈夫らよぉ」

海未「全然大丈夫じゃないですよ!!ほら!もう帰りましょう!」

ことり「だ、大丈夫!!ちょっと私お手洗い行ってくるね!!」

そう言って近くにあったタオルを掴んで屋上を出ていく私。

…ちょっと強引すぎたかな?

けど、海未ちゃんが悪いんだから…。

トイレ

ことり「はぁ…、はぁ…」

流石に、お手洗いには追いかけて来ないよね?

それにしても、毎日体力作りしてるはずなのになかなか体力つかないなぁ…。

やっぱり廃校阻止への道は長いってことなんだよね…。

はぁ、とりあえず落ち着くまではここにいようかな。

汗も拭かなきゃいけないし…。

って思って急いで掴んできたタオルを見ると

薄く青みがかった、なんの装飾もないシンプルなタオルが私の手には握られていた。

これって、どう考えても…。

ことり(海未ちゃんのタオル、だよね…)

なんで間違えちゃったんだろう…、私、よっぽど動揺してたのかな…。

これじゃあ汗拭けないし、屋上に戻って?

って考えてたら、イケないことが私の頭をよぎる。

『海未ちゃん』のタオル

そう、これは海未ちゃんのものなんだよね…。

イケないことって分かってるけど、それを止めるほどの理性は残されてなくて。

ことり(ごめんなさい、海未ちゃん)

私はタオルを片手に個室へと入った。

長らく放置してしまい申し訳ありません。
HDDの破損により書き溜めが吹っ飛んだり、多忙によりしばらく書き込みができませんでした。
短くなりますが更新再開いたします。

トイレ 個室

かちゃんっ

鍵良し…、と。

私、今からすごくイケないことしようとしてる…。

けど、バレなきゃ大丈夫、バレなきゃ…!

そう自分に言い聞かせて、下着をつけたまま便座に腰掛ける。

そして手に持ったタオルを鼻に近づけると

すーはー、すーはー

ことり(海未ちゃんの匂いだぁ…)

海未ちゃんに包まれてるみたいで、なんだか幸せな気分。

ちょっと汗のにおいもするけど、海未ちゃんの香りだって思うと、全部良い匂いだって思えちゃう…。

最初は躊躇いがちだったけど、もっと近くに海未ちゃんを感じたくて、ぎゅっと鼻に押し付ける。

何度も何度も深呼吸を繰り返して、海未ちゃんを近くに感じるの。

ことり(私、海未ちゃんのこと…)

そうやって心の中で思ってたら

もぞっ

昨日お風呂の中で感じたような感覚…。

なんだか、あそこが熱い、ような気がして。

下着の中に手を入れ、恐る恐る割れ目をなぞって見ると

ぬるっ

ことり「んうぅっ…」

昨日みたいに、私の身体が電流を走る。

それに、お風呂の中じゃないから分かる、なんだかヌルヌルしたものが出てる…。

ことり(ダメ、下着、汚れちゃう…)

トイレットペーパーで拭き取るなんて選択肢も、やめるという選択肢も思い付かず、そのまま練習着とショーツを足下まで下ろす私。

ここが学校でも良い。

海未ちゃんが近くにいることを感じて、気持ち良くなりたいの…。

声が出ないように、海未ちゃんのタオルを口に押し付けて…。

それにほら、こうしたら海未ちゃんの匂いも近くに感じる。

ことり(なんだかスースーする…)

軽く股を開いて自分の割れ目を見下ろしてみると、なんだか少し光ってたの。

さっきのぬるぬるのせい…?

確かあのぬるぬるは気持ち良い時とか興奮した時に出るんだよね…?

私、海未ちゃんで興奮してるよ…、ねぇ、海未ちゃん…。

海未ちゃんの顔を思い浮かべながら、割れ目へと手を伸ばす。

指でぬるぬるをすくい取るように、それでいて割れ目へと行き渡らせるように、自分のそれをなぞる。

ことり「っ、ぁぅっ…」

私は、ことりは学校でオナニーをするいやらしい子です。

そんな背徳感がさらに興奮を覚えさせる。

指で割れ目を隠すように、何度も何度も指を這わせる。

だけどそれだけじゃ物足りなくなって。

ことり(ほんの少しだけ、指を…)

そう思って寝かせていた中指を折り曲げ、自分の中へと侵入させていく。

さっきよりも強い刺激が私を襲う。

ことり「んっ…、ふっ…ぅ…」

ここが学校だということも、声を押し殺すということも忘れてない。

忘れてないんだけど、止められなくて

ことり(海未ちゃん海未ちゃん海未ちゃん)

海未ちゃんのことを思い浮かべると、あそこはもっとじっとりと濡れてきて。

その興奮と勢いに任せて、小さな穴へと指を侵入させる。

ぬるぬるが潤滑油になって、指は穴の中へと収まった、んだけど

ことり「うっ…、あっ…」

痛い痛い痛い。

今まで何も入ったことのない穴には、私の指さえ太すぎたみたいで。

けど、この痛さも海未ちゃんを感じた思い出。

そう思えばなんとなく我慢出来た。

けど、今の私には刺激が強すぎたみたい。

根元までずっぽりと入った指を引き抜く痛みにまでは耐えられなくて。

ことり「ふっ…ふうっ…」

思わず吐息が漏れた。

痛さに耐えきれず、歯を食いしばる。

ことり(落ち着くまで、しばらくはこのまま…かな…)

勢いに任せて指を入れたことを後悔しつつも、海未ちゃんのタオルの匂いを嗅ぐことは忘れません。

多分海未ちゃんの匂いは私にとっては麻薬みたいなもので。

この痛さも、学校でオナニーしている背徳感も、全部忘れさせてくれる。

しばらくそれを堪能していると

こんこんっ

トイレのドアをノックされる。

ことり「はっ、はい!!」

呼吸が整わないまま、無意識に返事をしてしまう。

…なんで返事しちゃったんだろう。

「ことり…ですよね」

私にドア越しに話しかけてきたその声は

海未「息が荒れているようですが、大丈夫ですか?」

紛れもなく好きな人のもので

ことり(ううううう、海未ちゃん!?)

海未「…こんなところで話しかけるのも失礼ですよね。手短に要件を伝えます。今日の練習はもう終わりにしました。校門で」

ことり「待って!!」

こんなことしてるのに。

ことり「もう少しだけ、そこにいてほしいな…」

海未「ここに、ですか…?」

私知ってるよ。

ことり「ダメ、かな…?」

海未ちゃんが私のお願いをなんでも聞いてくれること。

海未「…仕方ありませんね」

ことり「ありがと、海未ちゃん」

海未ちゃんにばれないよう声を押し殺しながら、挿れたままの指をそーっと動かす。

ことり「…っ」

痛い、けど気持ち良い。

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年02月15日 (日) 12:14:47   ID: qwqM5qW_

はよΣ(バンバン

2 :  SS好きの774さん   2015年02月17日 (火) 09:39:39   ID: NMGVVwGM

寒いんですが(迫真)

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom