モバP「たまにはいつも行かないところに」 (31)

-事務所-

P「……ふぅ、ちひろさん。こっちは終わりましたよ」

ちひろ「お疲れさまです。私ももう少しで終わりそうです」

ちひろ「折角ですから、二人で呑みにいきますか?」

P「あ、いえ、今日は帰ります」

ちひろ「ではまた、今度」

P「ええ、お先に失礼します」

ちひろ「戸締まりは、任せてくださいねー」

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…………
……

P「随分と冷え込んでいるな、上着一枚じゃ寒いか」

P「んっ……?ここは……凛の花屋か。たまには寄ってみるか」



凛「いらっしゃ……どうしたの?」

P「今日は客だよ、花を見せてくれるか?」

凛「ふーん、どうぞ」

P「……いい香りがするな」

凛「まぁ、花屋だからね」

P「その通りだな……お?」

P「綺麗な花だな……これをもらっていいか?」

凛「ん、まいどあり」

P「ありがとう」

P「……また、くるよ」

凛「いつでもいいよ」

ハナコ「わんっ」

凛「ハナコもまたおいでって、言ってるから」

P「ハナコに言われたらまたくるしかないな」

凛「私じゃ駄目ってこと?」

P「冗談だよ」

…………
……

P「いい買い物をした気がする」

P「心が洗われるよ」

P「おっ?……やたらファンシーなグッズが売ってる店だな」

P「……あれは」

…………
……

P「よっ、買い物か?」

P「まゆ」

まゆ「あっ、Pさん。こんばんはぁ」

まゆ「今日は早いんですねぇ、昨日は23時過ぎてましたよね?」

P「書類が残っててな」

P「……何故知っている」

まゆ「Pさんはお買い物ですかぁ?」

P「流石にこんなファンシーなものは買わないな」

P「見に来ただけさ。お?」

P「このテディベア、赤いリボンがついてて、まゆみたいだな」

まゆ「そうですか?」

P「可愛いところもそっくりだぞ。なんてな」

P「遅くならない内に帰るんだぞ」

ギイッ

「ありがとうございましたー」

まゆ「……」

まゆ「不意打ちは……卑怯ですよぉ」


…………
……

P「しかし、いつもと違う道を通ると、違った発見ができるな」

P「お、こんなところにチョコレート専門店か」

P「いい機会だ、入ってみるか」

P「随分たくさんチョコレートがあるん……」

拓海「え……」

P「……」

拓海「……」

P「……」

P「帰るか」

拓海「ちょっと待てやこら!」

P「大丈夫、わかってる」

P「ブログにしか書かない」

拓海「全然わかってねえ!」

P「麗奈にしか言わないから」

拓海「それはまじでやめろ!」

P「……こんなとこで、どうした?」

P「チョコレート味見して顔まで溶けてたじゃないか」

拓海「ぐっ……」

拓海「……ぉ……だよ」

P「え、なに?」

拓海「……チョコレートの甘い香りに……つられたんだよ!チクショォ!」

P「たくみんも乙女だったんだなぁ」

拓海「うがー!」

P「どおどお、ひとつ好きなチョコレート買ってやるから許してくれ」

拓海「い、いいのか?」

P「あぁ、ひとつといわず、三つくらいいいぞ」

拓海「P!」

謝ってきました。

拓海「これ旨いぞ!」

P「よかったよかった」

P「ところで仕事の話なんだが」

拓海「こんな所でするのか?なになに……」

「例の動物コスプレショー」

拓海「馬っ鹿野郎!」

P「や、やぶらないでくれ!」

…………
……

P「花束にチョコレート……まぁいいか」

P「さて……大事なものは昨日買ったし、家に向かうとするか」

P「たまには色んなところをぶらつくのも、いいかもしれないな」



―完―

初めて誤爆してしまいました……よりによってあの神スレに……

まあまだ終わらないんですけどね

コンコン

ガチャッ

「……え、Pかい?」

「こんな時間に、どうしたんだい?」

P「少し、話をしたかったから」

P「駄目かな、飛鳥」

飛鳥「かまわないよ」

飛鳥「ボクは夜行性だから、まだ眠くはないからね」

P「今日は仕事が早く終わったんだ、だからいつもは通らない道を通って帰ってたんだよ」

飛鳥「ふむ……」

P「色んな発見があるもんだ、今度飛鳥もやってみるといい」

飛鳥「その発見、というのは君の後ろにあるものかい?」

P「あぁ。……そうだ」

P「缶コーヒーでも飲まないか?チョコレートがあるんだ」

飛鳥「ありがとう、頂くよ」

P「ただ、ブラックじゃなくて微糖だ」

飛鳥「そこにケチをつけるほど、ボクはひねくれてないさ」

飛鳥「美味しい……なんともコーヒーに合うものだ」

P「喜んで貰えてよかった」

P「チョコレートもだが、あの花束……なんて名前だっけな……ポ……」

飛鳥「ポインセチアかい?」

P「そう、それそれ」

P「この花束も、飛鳥にあげる」

飛鳥「どうしたんだい?今日はやたらと物をくれるね」

P「あぁ」

P「それと、もう一つ」

P「この指輪を、受け取ってくれないか?」

飛鳥「……指輪?」

飛鳥「それは、求婚のつもりかい?なんて」

P「そうだ」

P「飛鳥、誕生日おめでとう」

P「そして、結婚を前提に付き合ってくれ」

飛鳥「……ふふっ」

飛鳥「君は言うんだね、ボクが生まれたこの日が特別だって」

飛鳥「でも、それは錯覚……と言いたいところだけど」

飛鳥「君の持つ、指輪を前に、その言葉は無粋だ」

飛鳥「君はボクを、特別にしてくれるんだね」

飛鳥「……ありがとう」

飛鳥「……ボクでよければ」

――――――初めてのキスは、チョコレートの味だった。

おわりおわりおわーりー!!
完!完全に完!
飛鳥ちゃん誕生日おめでとう!愛してるよ!んちゅばっ!
飛鳥ちゃんの為にエクステつけちゃうよ!おいどんもエクステつけちゃうよ!あぁぁぁぁ!!飛鳥ちゃぁぁぁぁん!!どはぁぁぁぁ!

以上で完結です。短い間でしたがありがとうございました。
これからは誤爆に気をつけ、文章力の向上に力を入れていきます。
2月3日は二宮飛鳥の誕生日です。素晴らしい日です。

この日にSSを書けたことを、誇りにして生きていきます。


依頼出してきます

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