ラオウ「アイドルマスターは、シンデレラガールズよりsideM?」(13)



 4兄弟の家 茶の間



ラオウ「うぬはそんなモノをやっているのか?」

ジャギ「いいじゃねぇかよ。携帯返してくれ、銀行に行ってくっからよぉ」タタッ



ラオウ「sideMなど、くだらぬわ」

トキ「どうしたのだラオウ? 誰か外へ出たようだが」ガラッ


ラオウ「フッ……モバゲーのアイドルマスターは、シンデレラガールズよりsideMだなどと、馬鹿な事をジャギがな」ニヤリ

トキ「仕方あるまい。あの者は未だにガラケー。ボイスが再生できないゆえ、ひねくれているのだろう」ニコリ



トキ「ところで、温泉ガチャは……」

ラオウ「無論、十万モバコインは回しておるわ!!」クワッ


トキ「さすがはラオウだ。それで、蘭子は?」

ラオウ「かな子は今しがた引けたがな……ククッ、ちひろの奴め、このラオウを弄びよる悪魔よ」ニヤリ



トキ(かな子は、エナドリ換算で蘭子の半分以下。これは相当マイナスのようだな)

トキ(しかし私も、一万で何も引けていない……気をつけねば)ゴクリ



ケンシロウ「……」ガラッ

トキ「起きたかケンシロウ」


ラオウ「しかし、その様子では貴様も……」

ケンシロウ「うむ」コクリ



ケンシロウ「3000円では、推しのかな子は引けなかった」

ケンシロウ「不要な蘭子は一撃だったがな」


ラオウ「ッ!!!」ガタッ

トキ「ッ!!!」ガタッ



ラオウ(確かケンシロウは……)

トキ(モバマスを始めて間もない筈!!)


ラオウ「……」グッ

トキ「……」



ラオウ「おお、ケンシロウ……蘭子を引いた弟の顔を見せておくれ」

ケンシロウ「……」


ラオウ「気付かぬ内に、立派な男の顔になった。お前になら、このラオウのかな子をトレードに出そう」ニコリ

ケンシロウ「なにっ、かな子を!?」



ラオウ「お前からは、不要だと言う蘭子ちゃんで構わぬ」

ケンシロウ「兄さん……」ジーン


ラオウ「ならば、さっそくトレードを」

ケンシロウ「……」コクリ



トキ「……」

トキ「はっ!? 待つのだケンシロウ!!!」


ラオウ「ぬぐっ!?」

ケンシロウ「どうした、トキ?」



トキ「お前は始めたばかりで、マニーも餌も無い。そうだな?」

ケンシロウ「そうだ」コクリ


トキ「私が、レベルMAXのかな子とトレードしてやろう」

ケンシロウ「本当か!?」



トキ「本当だ。この次兄に全て任せるが良い」ニコリ

ケンシロウ「初心者ですまん、恩に着る」


トキ(かな子のレベルMAXは、トレードにたくさん出されていた)

トキ(それを手持ちのエナドリで勝っても、蘭子が手に入ればお釣りが来る)



ケンシロウ「トキ……俺の引いた蘭子を、大切に育ててくれ」ニコリ

トキ「心得た」ニコリ


ラオウ「待ていケンシロウ!!」クワッ

ケンシロウ「むっ!?」



ラオウ「トキ、貴様もシャークトレードを……」

トキ「言ったはずだラオウ!! 私は、貴方の全てを目指したと!!」キッ


ラオウ「さすがはトキ、恐ろしい男よ……だが譲れぬっ!! 蘭子を手にする事こそ我が野望!!!」

トキ「それは野望では無い。愛だ!!!」



ラオウ「ケンシロウよ……」

ケンシロウ「なんだ?」


ラオウ「トキは、お前からトレードで手に入れた蘭子を売り捌くつもりだ」

トキ「うぐっ!?」ビクッ



ケンシロウ「なっ!? そうなのかトキ!!?」キッ

トキ「……」


ラオウ「資産を増やす事に喜びを覚える悲しき男よ……その無言こそが肯定の証!!」クワッ

ラオウ「さぁ、この長兄とトレードをするのだ!! 俺ならば蘭子ちゃんを育てる手に愛を宿す事ができる!!!」クワワッ







ジャギ「……」ジーッ

ジャギ(兄者達とケンシロウのバカは、また喧嘩しているのか?)


ジャギ(やはり、シンデレラガールズは人を荒ませるな……その点、sideMは素晴らしい)

ジャギ(ジェンヌ人気は勿論、男がプレイしても可愛いと思えるアイドルもたくさん居る)



ジャギ(水嶋咲は勿論、ピエールや神楽麗のヘソ出しS+も可愛い。ショタ枠のもふもふえんも最高だ)

ジャギ(それに、今やっている温泉イベントの彩も良い。湯けむり弁天のS+の色気は、是非とも見て欲しい)


ジャギ(だが、アクティブユーザーは三万以下……シンデレラガールズに及ばない。だがだが、逆に言えばヌルイ!! 今から始めてもすぐトッププレイヤーになるまで強くなる事も可能だ)

ジャギ(同じモバゲーのアイドルマスター。さぁ、お前達もシンデレラガールズだけで無く、sideMをプレイしてみよう!!)




ちょっとステマだったね

誰か湯けむり弁天ください

おわり

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