龍亞「ゆ、遊星・・・」ニュルニュルニュル

ジャック「何という事だ！」

ブルーノ「こ、これは酷いね」

遊星「何か心当たりは？」

龍亞「な、無いよ・・・いきなり触手が身体の中から・・・」ニュルニュルニュル

龍可「どうにかならないの遊星！」

遊星「身体の中か・・・弱ったな」

龍亞「な、何かムラムラするんだ・・・このままじゃ女の人を襲っちゃうよ・・・」ニュルニュルニュル

ジャック「遊星！」

遊星「待ってくれ今どうにかする方法を考えている」

龍亞「た、助けて遊星・・・」ニュルニュルニュル

遊星「ある」

クロウ「ホントか！？」

遊星「かなり危険な方法だが・・・やるしかない」

ブルーノ「それでその方法は！？」

遊星「こいつだ」ゴソゴソ

ジャック「それは確か」

遊星「俺が作った縮小ライトだ」

クロウ「何となくわかったぜ遊星の言いたいことが」

ジャック「それで俺達が小さくなり」

ブルーノ「身体の中に入るんだね！」

遊星「そういう事だ」

龍可「でも龍亞の穴は完全に封鎖されてるわ」

遊星「考えがある。さあ小さくなるぞ」ピッ

ジャック「・・・」

クロウ「・・・」

ブルーノ「・・・」

遊星「・・・」

龍可「ち、小さくなった」

ジャック「そしてここからどうする」

遊星「入れなければ別の方法で入ればいい・・・こいつで」ゴソゴソ

クロウ「あ、それは！」

遊星「どこにでも行ける扉だ」

ブルーノ「確かにそれさえあれば」

遊星「行こう龍亞の生命がかかっている」

龍可「みんな気をつけて」

遊星「すぐに戻って来る」

クロウ「さあ行こうぜ」

ジャック「確か念じた場所に開くのだったな」

遊星「ああ」

ジャック「尻の穴！」

ブルーノ「じゃあ行ってくるね」

クロウ「何で尻の穴なんだよ」

遊星「いやジャックの選択は間違っちゃいない」

クロウ「何で？」

遊星「尻の穴は比較的安全な場所だ」

クロウ「ここが尻の穴か？龍亞の」

ブルーノ「にしては・・・何だろうねこの刃物みたいな物は」

遊星「しまった・・・！」

クロウ「どうした遊星？」

遊星「尻の穴は無数にある・・・ここが龍亞の穴とは限らんぞ」

ブルーノ「でも」

遊星「それに触手らしき物体も見つからない」

クロウ「じゃあ誰の穴なんだよ！」

「これで70本目・・・本当に大丈夫？」

「お前は何も気にするな・・・挿れてくれ！」

遊星「察するに尻の穴にこれを突っ込むチャレンジでもしているのだろう」

クロウ「す、凄えな・・・何者だよ一体」

ジャック「次から次へ入ってくるぞ！」

ブルーノ「脱出しないと！」

遊星「彼らに注意はしたいが仕方がない・・・脱出だ！」

クロウ「扉は！」

ブルーノ「あそこだよ！」

遊星「走れ！」

ジャック「こんな他人の尻の穴で死ぬなんて俺には堪えられん！」

クロウ「とんでもないデュエリストも居るんだな遊星」

遊星「ああ、だが刃物を入れるのはいただけない」

ジャック「今度こそ・・・龍亞の尻の穴！」

クロウ「これで大丈夫なのか！？」

遊星「ああ！」

遊星「今度こそ龍亞の尻の穴だ」

ジャック「見ろ遊星」

遊星「触手・・・突破するぞみんな！」

クロウ「おう！」

ジャック「俺達の邪魔をするな触手共！！」

クロウ「俺達はここで止まるわけには行かねえんだよ！」

遊星「これとこれを・・・こうして」カチャカチャ

ブルーノ「遊星？」

遊星「完成だ！4人乗りDホイール！乗るんだ！」

ジャック「こんなもので行くつもりか！？」

遊星「俺たち四人で漕ぎそして敵の本丸まで突っ切る」

クロウ「やるしかねえな！」

遊星「あ、あれを見ろ・・・あれこそが本体だ」

触手「・・・」ビュルルル

クロウ「何か吐いてるぜ」

遊星「溶解液の類だろ・・・外まで運び出すぞ」

ブルーノ「ここで始末をすれば」

遊星「いやこの手の生き物はここで倒しても再生するのが関の山だ・・・」

クロウ「どうやってこんな持ち出すんだよ！」

遊星「手はある。ジャック」

ジャック「何だ」

遊星「女装してくれ一式はここにある」

ジャック「女装だと！？何故、俺だ！」

遊星「この中で一番女性的な容姿に近いのはお前だけだ」

クロウ「モテるしなお前」

ブルーノ「背が高くて金髪だもんね」

ジャック「く、屈辱だ！」

ブルーノ「ついて来るよ触手」

クロウ「女に弱いのか？」

遊星「触手は女好きだ」

クロウ「見境ねえんだな」

ブルーノ「見て出口だ」

遊星「本体もこうして引き付ける事ができたんだ」

クロウ「一件落着だぜ！」

遊星「これで龍亞も救われる」

龍可「あ、お尻の穴から出てきた！」

遊星「仕上げは巨大化ライトで」ピッ

ジャック「・・・」

クロウ「・・・」

ブルーノ「・・・」

遊星「・・・」

龍亞「これが俺の身体の中に入ってたやつ？」

クロウ「すっかり元気になったなお前」

龍可「これどうするの？」

遊星「可哀想だが燃やしておこう」

ジャック「第二第三の被害者が出る前にな」

遊星「これでよし」

クロウ「今日も有意義な一日を送れたな」

ジャック「遊星あれを見ろ」

コナミ「やあまた会ったね」

遊星「あれからどうだ？女の子には会えたのか」

コナミ「明日また遊ぶ約束してさ」

遊星「それは良かった」

コナミ「まさか君達はまた」

遊星「俺達の1日は事件で始まり事件で終わる」

ジャック「そういうものだ」

クロウ「俺たちにしか解決できねえからな」

コナミ「大変だな・・・尊敬するよ」

数日後

遊星「・・・」カチャカチャ

ジャック「何をしている遊星は」

ブルーノ「来るべき時に備えて新発明だって」

クロウ「遊星の発明に助けられてるからな大半は」

ブルーノ「僕達も頑張らないとね」

龍亞「ハァハァ・・・遊星は」

クロウ「どうした龍亞？」

ジャック「血相を変えて」

龍亞「遊星！デュエルアカデミアの女子生徒がオナニー狂いになっちゃったよ！」

遊星「何！？」





続く

龍亞「ほらあれ」

クチュクチュクチュ

クチュクチュクチュ

クチュクチュクチュ

クチュクチュクチュ

クチュクチュクチュ

クチュクチュクチュ

クロウ「うっ・・・凄惨な光景だぜ」

遊星「アキは」

龍亞「アキ姉ちゃんは一番激ししくて病院に担ぎ込まれたよ」

ジャック「あの十六夜が」

遊星「アキ・・・」

クチュクチュクチュ

クチュクチュクチュ

クチュクチュクチュ

ジャック「ええい！何とかならんのか遊星！」

遊星「待て・・・龍亞」

龍亞「ん？」

遊星「男は」

龍亞「それが男は何ともなってないんだよね」

ブルーノ「遊星」

遊星「それは奇妙だな」

ブルーノ「・・・あれ！あの女生徒のマンコから何か出てるよ！」

遊星「何だこれは」

遊星「これは卵だ・・・」

クロウ「卵！？」

遊星「これは俺の予想だが女生徒達はオナニーをしてこの卵を出そうとしてるんじゃないか？」

ジャック「バカな！それが白昼堂々とオナニーする理由になるのか！？」

遊星「あの子達の虚ろな目・・・感情がない」

クロウ「感情がなくてオナニーなんてできるのか？」

遊星「無理だ」

遊星「そんなオナニーはオナニーなどではない」

ジャック「何者かの洗脳・・・」

遊星「その何者かが女生徒に卵を植えつけオナニーさせ体外に排出しようとしている」

クロウ「マジかよ」

遊星「あくまで推測の域だがな」

コナミ「酷いなこれは・・・」

遊星「また会ったな」

ジャック「お前の女も巻き込まれたのか？」

コナミ「いやまだ俺の女じゃないけど・・・なってたよ」

クロウ「そう気を落とすな！この街じゃ日常茶飯事だぜ！」

ブルーノ「うわっ！」

遊星「どうしたブルーノ！？」

ブルーノ「た、卵から・・・あれ！」

触手「・・・」ニュル

遊星「触手・・・そういう事か！」

ジャック「何かわかったのか遊星！」

遊星「ああ・・・全ては数日前の触手事件から始まっていたんだ」

遊星「まず触手を放った奴は龍亞の体内へと侵入させた。そうすれば俺達が行く事を見越してな」

ジャック「だから何だと言うんだ」

遊星「そして敵は俺が体外で触手を焼く事も想定していた」

クロウ「居るのかよそんな遊星の行動を読める奴が」

遊星「わからないがかなり俺を調べ上げていると思う」

ブルーノ「このオナニー騒動は？」

遊星「焼かれた触手の煙を吸い込んだ女子生徒達の体内で再び触手が卵の状態へ戻ったんだろう」

ブルーノ「なるほど」

遊星「そしてこれは太古の呪術的なもの・・・」

ジャック「その根拠は！？」

遊星「こんなもの科学じゃ証明できない」

クロウ「すげえな遊星！」

遊星「敵は呪術に精通しているデュエリストだ！」

クロウ「しかしよ・・・都合よく居るか？」

ジャック「俺達に挑むという事は知り合いか？」

ブルーノ「・・・」

遊星「あえて龍亞を狙いそして俺達をおびき寄せた太古の・・・居るぞ一人だけ」

ジャック「それは誰だ」

遊星「ディマクだ」

クロウ「ディマク・・・？」

ブルーノ「？」

ジャック「誰だ！？」

遊星「ダークシグナーだったディマクを忘れたのか？」

ジャック「知らん」

ディマク「よくぞ私だと見破ったな不動遊星！」

遊星「やはりディマクだったか！何故こんな凶行を！？」

ディマク「私の存在を知らしめるためだ！」

ディマク「人々は私の事を影が薄いだのハゲだのと罵る！」

ジャック「事実ハゲではないか！」

クロウ「言ってる事がむちゃくちゃだぞお前！」

ディマク「この触手騒動を起こせば私の存在が世に知れ渡る・・・」

遊星「そんな呪術を行っても触手ばかりが目立ってお前は目立たない！」

ディマク「いいや！歴史に残る！」

遊星「どうやらキツいお仕置きをするしかないようだ・・・仕方がない」

遊星「どこにでも行ける扉」ゴソゴソ

ジャック「それでどうするつもりだ」

遊星「尻の穴」ガチャ

ディマク「フン・・・何が尻の穴だ」

遊星「ならば度胸試しと行こうか！ついて来い！」

ディマク「いいだろう！」

クロウ「俺達も行くぜ遊星！」

遊星「いやここは俺がやる。ジャック達は女子生徒達を介抱してくれ」

ジャック「死ぬなよ遊星」

遊星「ああ！」

ディマク「ここでデュエルか」

遊星「いや・・・くるぞ！避けろ！」

ディマク「な、何だこれは！？」

遊星「そうここはアナリストの尻の穴だ」

ディマク「アナリスト！？」

遊星「俺はそう呼ぶ事にした。気を抜けばあの刃物が次々に挿入されるぞ」

ディマク「くっ・・・不動遊星！」

「何か声しない？」

「いや気のせいだろ」

「じゃあ次は二本同時で」

「ああ頼む」

遊星「来る・・・さあディマクどうする！」

ディマク「この勝負受けて立とう不動遊星！」

ブルーノ「・・・見て！」

遊星「ハァハァ・・・」

ディマク「わ、私の負けだ・・・」

ジャック「よくぞ無事に帰って来たな」

遊星「さあディマク・・・この呪いを解いてくれ」

ディマク「ああ・・・わかった」

クロウ「二人とも傷だらけだぜ」

ジャック「壮絶な戦いを物語っている」

ブルーノ「扉の向こうで何があったの？」

遊星「荒療治だ・・・ディマクを更正させるな」

ブルーノ「荒療治？」

遊星「ああ・・・」

遊星「影が薄いのはそこまで嫌な事か？」

ディマク「当たり前だ・・・いつも表舞台に立つお前達にはわかるまい」

遊星「俺が思うにデュエリストに影が薄いとか濃いなんてものはないはずだ」

ディマク「気休めはやめろ」

遊星「気休めなんかじゃない！一人一人デッキ構築が違う！」

遊星「この世の中に他人と同じデッキを使うデュエリストが居るか？」

ディマク「・・・」

遊星「各々が作り上げたデッキでデュエルするのがデュエリスト」

遊星「そこに薄いとか濃いなんて無い。一人一人が主役なんだ」

ディマク「わ、私もか？」

遊星「当然だ」

ディマク「ありがとう・・・不動遊星」