コナミ「ゾーンめ……」ゾーン「希望など…無いのです」【遊戯王5Dsタッグフォース】 (986)




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あらすじ

遊星達はゾーンのところに向かうのだった



ブォオオォーーーーーーーーーーーー!!!!



キキィィイッ!!


遊星「……………………」


ジャック「…………」


クロウ「…………」


龍亞「ここは…………ゴミばっか…」


龍可「何ここ………」


アキ「……………」


「ようこそ……チーム5Dsの皆さん」



遊星「!こっちだ!」


ブォオオォーーーーーーーーーーーー!!!


……………



キキイィッッ!!


遊星「………」


ゾーン「………」


遊星「!ゾーン!」





ジャック「ついに姿を現したな!」


龍可「あれがゾーン……?」



龍亞「……あれ?……」


遊星「……………」


ゾーン「皆さんのデュエルは見せてもらいました…さすがはチーム5Ds、素晴らしい戦いでした……シェリー、あなたまで一緒とは」


シェリー「もう過去は振り返らない、未来だけをみて生きて行く!」



ジャック「その未来のために、貴様には消えてもらう!」


遊星「俺はブルーノと約束した、未来を救うと!」



ゾーン「………アンチノミーと、ふ…………あなた達に何ができるというのです……未来を滅ぼしたのはあなた達のシンクロ召喚だというのに…」


ゾーン「そもそも…シンクロ召喚さえなければ…不動遊星…あなたの父が発明したモーメントが暴走することはなかった…」


ゾーン「人類は滅亡しる事もなかったのです」


遊星「……………」


ゾーン「……モーメントとシンクロ召喚が無ければ……地獄の未来になる事もなかった……だからこそ私は……ゼロリバースを起こし、モーメントを消滅させたのです」



ゾーン「そして、パラドックスを過去に送り込み、デュエルモンスターズを消滅させようとも考えた……」


遊星「…パラドックス?あいつもお前の差し金か!」



ゾーン「そして今……アポリアとアンチノミーを使った作戦は成就しようとしている…アーククレイドルでネオドミノシティを消滅させる……」


遊星「………………だから………………ブルーノの記憶を消して……俺たちの元に送り込んだのか…………」


遊星「………………そんな資格がお前にあるのか!」バッ





アキ「!………」


龍亞「遊星……」


遊星「だから………ブルーノは………ブルーノは………!」


遊星「俺は絶対にアーククレイドルを止めてみせる!この街を………ブルーノがいたこの街を…………!お前の好きにはさせない!」



ジャック「………」


クロウ「………」


ゾーン「……………ふふ……ならば私にデュエルで勝つ事です………太陽ギアと私の命は連動している……私を倒さない限り止まらない………」


遊星「望むところだ!ゾーン!」


ダッ!



アポリア「待て、不動遊星…」スッ


遊星「!………アポリア……」ザザッ


アポリア「ゾーン………君の相手は…この私だ」


アキ「えぇ!?」


龍亞「どういうこと!」


クロウ「どうしてアポリアが……」


アポリア「………それが荒廃した未来を共に生きてきた友としての使命………!」


ゾーン「………」


ジャック「使命だと……どういう事だ!」


ブォオオォーーーーーーーーーーーー!!!!


ダアアァンッ!


コナミ「おらあぁーーーー!」ギュウウゥン!


遊星「なに!」


ゾーン「!………」


アポリア「!コナミ………」


コナミ「そこのマスクがゾーンか、恵の仇じゃあぁーーー!」




龍亞「……あ、あげは姉ちゃんたち」


あげは「みんな、無事だったんだ…」


ナオミ「良かったわ」


雪乃「…………」


岬「…………………ち…まさか……レインが…」ガシャッ


恵「……………」


クロウ「…おい、そいつ……」


雪乃「詳しい事は……後て……」


アキ「!……………レインさん…」


龍亞「あぁ!コナミがゾーンにDホイールのスピードを利用した体当たりを!」


ゴアアァアアァア!


アポリア「コナミ!やめろ、そんなものはゾーンには通じない!」


ゾーン「………チーム満足の…………」ゴバアァッ!


コナミ「っ!?巨大な手が出てきただと!」


バチイィン!


コナミ「っ!?ぐあぁ………」ズシャアアアァッ!!


アキ「はじき返されたわ…」


あげは「だ、大丈夫!?」


コナミ「っち…………なんだあの手は………」


遊星「………………レイン恵……コナミ、何があったんだ……?」




コナミ「遊星、あ……みんないるな……それは良かった」


遊星「ああ……だが、レインに何かあったのか……まるで…」


ゾーン「…………………なるほど……レインの停止に逆上したのですね…」


クロウ「停止だと!?まさか……」


アポリア「……………そうだ…レイン恵はゴーストの一体、未来から送り込まれていたのだ」


アキ「!……………そんな…」


コナミ「お前がゾーンだな、今すぐ恵を生き返らせろやあぁ!」


ゾーン「…………彼女もまた……未来のために頑張ってくれました」


ゾーン「すでに用済みです………」


コナミ「切れたぞコノヤロオォ!」ダッ


雪乃「あっ」


遊星「待てコナミ!」

ガシイィッ


アポリア「止めるのだ!ゾーンにはデュエルで勝つしか方法は無い」


コナミ「く…………お前、アポリア………本物か……?」


アポリア「ああ………お前たちの足止めをした三人の私はコピーだがな」


アポリア「コナミ、レイン恵の事が気掛かりなら…私に任せるのだ」


コナミ「なに………?」


アポリア「私がゾーンを倒す………信じてくれ」




コナミ「………なんだと………だけどお前…ゾーンの味方だろ?」


アポリア「お前達、チーム満足や、チーム5Dsに教えてもらったのだ…人間の可能性を」


アポリア「………私は考えた…なぜ私が絶望に塗れながらも生き続けていたのかを…」


アポリア「それは絶望の中に………希望があると信じていたからだ………!だからこそ生き抜く事ができた…」


アポリア「それを………お前達との戦いを通して教えてもらった…」



コナミ「………………」


アポリア「そしてゾーン!君にも思い出して欲しい、遊星たちに君が希望を抱いていた事を!」


ゾーン「………」


アキ「ゾーンが…私たちに希望を…!?」


アポリア「ゾーン……なぜアンチノミーの記憶を消した?それは計画の妨げにしかならない事だ…!」


アポリア「アンチノミーが記憶を失い、遊星たちに献身したから、彼らはここまで成長した!アーククレイドルを止めようとするまでに!」


ゾーン「………………」


遊星「…………」


アポリア「ゾーン、もしかするとその成長こそ、君の望んでいたことなんじゃないのか!」



クロウ「なに……?」


アポリア「5Dsなら、人類の進化を成し遂げるほどの成長をするかもしれない………そう君は考えた!」



アポリア「だからこそ、記憶を消したアンチノミーを送り込んだ!」







ゾーン「………」


アポリア「………ゾーン!ならばなぜ、その圧倒的進化を果たした遊星たちにを自ら抹殺しようとする!?」


アポリア「未来を託すに足る存在となった彼らを!」


ゾーン「…………」


コナミ「……………」



アポリア「ゾーン!」


ゾーン「…………………」


ゾーン「…………希望など…幻想にすぎないのです…」


アポリア「だがその希望を君は抱いていた、それをわたしは思い出してほしいのだ!」


ゾーン「………………」


アポリア「!っ………勝負だゾーン!」バシウゥンッ


コナミ「おっと………」



龍亞「でもアポリア……そんな体で……」


アポリア「……………少年よ……私は君に教えてもらったのだ…」


アポリア「……君の進化………それを促した5Dsの絆………それこそが私の求めていた希望………!」


アポリア「その希望が有る限り…………わたしは戦う!」


龍亞「うう……………」


あげは「でも………」


ジャック「やらせてやれ…………奴なりのケジメだ…」



ゾーン「………………どうしてもわたしと戦うと言うのですね……」




ゾーン「ならば……………あなたから葬り去るまで…」


ゴゴゴゴゴゴゴゴ…………!!


コナミ「うおおっ!?」


アポリア「!コナミ、下がっているのだ!」


コナミ「く………分かった!」タンッ


ゴゴゴゴ…………!!


雪乃「なに…………?」


ゴバアァアンン!!


ヒュンヒュンヒュンヒュン


あげは「石板が浮き出した………?」


シュピンシュピンシュピンッ


岬「!あれはカードか……」


クロウ「でけえ……」


遊星「では…………あれがゾーンのデッキか!」


ゴオオオォオォォォン…………


ゾーン「……………」


コナミ「ゾーンめ…………浮くこともできるのか・……」





ゴオオオォオォォォン…………



ゾーン「…………」


シャシャシャシャシャシャシャシャシャシャッ


ドオオオオオン!!


遊星「ぐ………」


龍可「ど、どうなっちゃうの……?」


コナミ「…アポリア、大丈夫か!」



アポリア「…………任せろ……コナミ……」


アポリア「そしてチーム5Ds、見ていろ、これがゾーンの強さだ!」


アポリア「デュエル!」



ゾーン「…………………」





ここまででー

ゾーン

この時期は付き合いが多くて大変ですね…

更新が深夜になってしまうのはすいません

ズシン…

>>37
デッキタイプとしてはカウントダウンみたいなそもそもモンスターを展開しないデッキや
戦闘させないデッキだと無茶苦茶優位に戦えるんだけどな

>>51
ダイレクトで発動した記憶がうっすらと




………………………


ゾーン「…………私のターン……」ガションッ


ゾーン「アポリア……真の絶望を思い出させてあげましょう」



アポリア「なに………」


ゾーン「虚無械アインを発動、手札の☆10以上のモンスターを一体…攻撃力を0にして召喚できる…」カチッ


ゾーン「私は時械神メタイオンを召喚」バッ


メタイオン「…………」攻0


遊星「!なんだあのモンスターは…」


コナミ「でかい顔だな…」


岬「不気味な野郎だ…」


アポリア「出たな、時械神メタイオン……君のエースモンスター!」


ジャック「これがやつのエースモンスター…?」


龍亞「うわぁ………」


ゾーン「メタイオンでワイゼルを攻撃」



メタイオン「!」ドシューン!


ワイゼル「!」ズバアァッ 攻2500




雪乃「!」


ゾーン「………メタイオンは戦闘破壊を無効にして、ダメージも受けない」


龍亞「ダメージが消えちゃった……」


遊星「!」


ゾーン「そして……メタイオンがバトルしたバトルフェイズの終了時、相手モンスターを全て手札に戻し……一体につき300Pのダメージを与える」


クロウ「なにぃ!?」


シュパーーーーーーン!!


アポリア「く…!」


アキ「ワイゼルは五体のパーツから成るモンスター……つまり、1500のダメージになる…」


ドキューーーーーーン!!


アポリア「ぐあぁあぁーーーーーー!?」LP500


ズドオォオォオン!!


アポリア「ぐ…………………」


コナミ「アポリアーーー!」


雪乃「戦闘で倒せないという事は、魔法、トラップ、効果で倒すしかないって事…」


アポリア「……いや……メタイオンを破壊する事はできない…………!」ググ…


アキ「えぇ……?それじゃあどうしたら…」


ゾーン「時械神は全能の神…誰にも倒す事はできない…」


遊星「…………」



コダロス「呼んだ?」

サタンクロースで攻略♪



アポリア「く………………だが負けはしない、希望がある限り!」


ゾーン「………」


アポリア「ドロー!」シュッ


アフターグロー


アポリア「!」(来た………このカードがあれば戦える……たった一枚の希望のカード…)


アポリア「奇跡を起こす……………カード……」


アポリア「スカイコアを召喚!」バッ


スカイコア「…」


遊星「スキエルを召喚する気か……………!」



遊星(だが……スキエルで攻撃しても…手札に戻されて1500のダメージを受けるだけ)



遊星(どうする………)


アポリア「トラップ発動、ダブルトリピュード!」カチッ


アポリア「モンスターを召喚した時、そのモンスターと相手モンスターを一体破壊する!私はスカイコアとメタイオンを破壊!」



ゾーン「メタイオンを破壊する事はできない………あなたの狙いはスカイコアを破壊する事…」


ドーーーーーーーン!!!


アポリア「スカイコアが効果破壊する事により、機皇帝スキエル∞、スキエルATCGを特殊召喚する!」


スキエル「!」


アポリア「合体しろ、機皇帝スキエル!」


ガショオォン!


>>59
コテハン外せ

ラヴァゴ「破壊できないなんて…」
ヴォルカニッククイーン「そんな」
ネオダイダロス「無茶苦茶だ!!」



ゾーン「………」


アポリア「トラップ発動、ハイレートドロー!」カチッ


アポリア「自分フィールドのモンスターを全て破壊して、機械族一体につき一枚ドローする!」


ドーーーーーーン!!


ゾーン「……何をする気です…」


龍亞「自分でスキエルを破壊しちゃった…」


アポリア「スキエルは機械族、よって5枚ドローする……」


コナミ「……」


アポリア「勝負はこのドローにかかっている……引ければ…希望がつながる……」



アポリア「ゾーンに希望を思い出させることができる…!」

シュッ


アポリア「………!来た……私は魔法カード、未来破壊を発動!」バッ


アポリア「手札の数だけ、デッキのカードを墓地に送る!」


遊星「!なに、自分にデッキ破壊を………」


ジャック「なんだ………?」


シュッシュッシュッシュッ………


アポリア「見ていろ遊星、コナミ……これがお前たちがくれた希望だ!」


連鎖除外「なるほど…」
次元幽閉「これは」
クロスソウル「なかなかに」
痛み分け「厳しいかも」
もの忘れ「しれないな」

トリシュ「だが」
ミストウォーム「たかが」
グングニール「破壊耐性」
ブリューナク「ごときで」
月の書「我々に」
皆既日食の書「勝てるとは」
ゴロゴル「思うなよ」



遊星「…………アポリアの狙いは…最初から自分のデッキを破壊することだったのか」


あげは「え……?」


遊星「そのために次々機皇帝を召喚し、デッキの枚数を減らした………さらに未来破壊の効果を最大限活かすために手札を過剰に増やした……」


遊星「メタイオンの効果も利用して」



龍亞「でも、デッキ破壊って普通は敵にするじゃん……なんで…?」


遊星「………わからない……だが、アポリアの戦略がここから始まるはず……」


シェリー「アポリアのデッキは0になった……次のターン、カードを引けなくて負けてしまうわ」


ゾーン「……………」


アポリア「ゾーン、君に奇跡を見せてやる!魔法カード発動、アフターグロー!」ガッ



ゾーン「……………アフターグロー…?」


岬「なんだ……?」


アポリア「発動後このカードをデッキに戻しシャッフル、次のターン…このカードをドローした時、相手に4000のダメージを与える!」



シュッ


龍亞「!そうか」


クロウ「今、アポリアのデッキはアフターグロー一枚、次のターン必ずアフターグローをドローできる…」


コナミ「ゾーンに4000のダメージを与えるのは確実か!」


遊星「そのためにデッキ破壊を…」


光の護封剣「戦闘が」
デモンズチェーン「起きなければ」
闇の護封剣「特に」
切り込み隊長×2「「どうという」」
くず鉄「ことも」
攻撃の無力化「ない」
無限ローン「それに」
異次元の女戦士「それ以外にも」
Nグランモール「対処法は」
強脱「いくらでも」
超重力の網「あると」
レベルB「いう」
宣告「ことを」
警告「よく」
闇のデッキ破壊ウイルス「覚えて」
魔のデッキ破壊ウイルス「おくがいい」



アポリア「ターン終了、この時手札制限によって手札を6枚になるように捨てる!」シュッ


ゾーン「………」


あげは「だけど残りLP500でガラ空きは……」


アポリア「時械神メタイオンがフィールドにいる時、ゾーンはモンスターを出すことはできない」


ジャック「!」


遊星「では…攻撃力0のメタイオンじゃアポリアのLPを減らすことはできない」


龍亞「これなら勝てる!」


ゾーン「………アポリア、そ あなたが5Dsからもらった希望というのが、そのアフターグローなのですね…」


ゾーン「なるほど……やはり未来に希望など無いのです…」


アポリア「なんだと!」

ゾーン「私のターン!」シュバ


ゾーン「……メタイオンは私のスタンバイフェイズに、デッキに戻る」



シュバーーーン!



クロウ「なに、デッキに戻るだと!?」



コナミ「ヤバイ……これでモンスターが召喚できる……」


アポリア「く………」


ゾーン「虚無械アインの効果発動、手札の☆10以上のモンスターをリリース無しで召喚できる…その際攻撃力は0になる」


龍可「なんでそんな効果を……普通にモンスターを出せば勝てるのに」


ゾーン「アポリアに僅かな希望をもたせるためです……わざと攻撃力0のモンスターを選んだのですよ」


>>69
いい加減落ち着けよ

輝光子パラディオス「ふっ…」
グロリアスヘイロー「まだまだ、か…」

>>71
すまん。もうやめる



ゾーン「私は、第二の時械神を召喚する」


アポリア「第二の時械神!?時械神はメタイオンだけでは無かったのか!」


ゾーン「時械神は10の神から成る全能の神…………」


ゾーン「メタイオンはその一つでしか無いのです」


遊星「!なに、10体の時械神だと!?」


ナオミ「メタイオンみたいなのが、10体もいるの……?」


コナミ「汚ねえぞてめぇー!」


ゾーン「現れよ、時械神ラツィオン」バッ


ラツィオン「……」攻0



アポリア「!………」


ゾーン「ラツィオンも破壊されず、ダメージを0にする…………アポリア、思い出させてあげましょう…絶望を」


ゾーン「ラツィオンでダイレクトアタック」


ドシュウゥーーーーン!!


アポリア「ぐ…………?」


ゾーン「このモンスターが攻撃する時、相手フィールドのモンスターと墓地のカードをすべてデッキに戻し、シャッフルする」



アポリア「なにぃ!?」


遊星「フィールドにモンスターはいないが……墓地には33枚のカード!」


シュパーーーーーーン!!



アポリア「……………!……」


シャシャシャシャシャッ


コナミ「これで…デッキは34枚………………」


シェリー「アフターグローを引ける可能性が………グンと下がってしまったわ」


雪乃「なんて効果…」


ゾーン「さらにラツィオンは、相手がドローフェイズにドローした時1000Pのダメージを与える」


アポリア「!」


ラツィオン「……」ギョロ…


龍亞「1000P!?アポリアが負けちゃうよ!」


ゾーン「ターン終了、さあ、ドローするのです…」


ゾーン「アフターグローを引ければ私は負ける………だが……それ以外ならばあなたは1000のダメージを受けて負ける」


アポリア「ぬぅ……………!」


ゾーン「自分で確かめてみるのです……希望などというものが本当にあるのかどうか…」


ゾーン「希望が有る限り奇跡が起きるのでしょう…………?」


アポリア「………………」


コナミ「あいつ性格悪いなあぁ………」




遊星「アポリア……!」


アポリア「……………」


ゾーン「……現実には……常に僅かな可能性がある……そのために人は過ちを犯す………」


ゾーン「希望を追い求める……かつての私のように………だが……現実は非情なのです」



アポリア「そんなことは無い!希望があれば奇跡は起きる、そしてその奇跡は自らの手で掴み取るもの!」


アポリア「私はそれを5Ds、チーム満足から学んだのだ!」



遊星「アポリア……!」


コナミ「アポリアアァ!」

アポリア「…………………」


クロウ「く…………」


ジャック「引け………!」


アポリア「必ずアフターグローをドローして見せる……………」


アポリア「ドロー!」シュッ



龍亞「!」


アポリア「……………………」


機皇帝グランエル∞


アポリア「!………………グランエル……」


クロウ「外した!」




ゾーン「………………」


アポリア「……………………く…」


ゾーン「奇跡は起こらなかったようですね………これが現実です……」


ゾーン「アポリア……あなたは十分に役割を果たしてくれました……」


ゾーン「あなたがいたからこそ………アーククレイドルは出現した…」


ゾーン「あなたの役割は終わりました……安らかに眠りなさい」


アポリア「!」


ゾーン「ラツィオンの効果……相手に1000のダメージを与える」



シュボオオオォォオォーーーーー!!


アポリア「くああああぁあ……!?」LP0 ピーーーー



遊星「アポリアーー!」


龍亞「うわあぁ……!」


ゴアアアァアァアァ…………・!


アポリア「………………ゾーン………」



ガシャァン!






コナミ「アポリアー!」ダッ


龍亞「アポリアーーー!」ダッ


アポリア「う………………遊星………すまない…ゾーンを倒せなかった……お前たちの希望に応えることができなかった…」


遊星「そんなことは無い!お前は十分応えてくれた!俺たちに希望を与えてくれた!」



アポリア「……………私が……お前たちに……?」


遊星「ああ、確かに時械神は倒せない無敵のモンスター!だが、その効果も、10体いることも今の俺たちは知ってる!」


アポリア「………」


遊星「それがお前が俺たちにつないでくれた希望だ!」


アポリア「………私が………繋げた希望…」


遊星「ああ、そしてその希望がある限り、俺たちは戦う!」


龍亞「うん!」


アポリア「…………そうか…私が…………」


アポリア「………………受け取れ………遊星…」カシャ


シュッ ドウウウウン!!


ジャック「!遊星のDホイールに翼が……」


クロウ「なんだ!」


コナミ「うおお!?カッコいい……」




遊星「…………これは…」


アポリア「………」ガシャッ


遊星「!アポリア」


コナミ「あ、アポリアアァーーー!」


龍亞「うわあああ!アポリア、アポリア……!」


アポリア「…………」


ジャック「………………死んだか………」


雪乃「…………」


龍亞「うぅうぅ…………!」ボロボロ…



クロウ「…………」


シェリー「……」


アキ「……」


龍可「…」


龍亞「なんで……………ここまでしなくてもいいだろ!アポリアはお前の仲間なんじゃないのかよ!」


ゾーン「仲間…………?何か誤解しているようですね…今のアポリアは私が作った記憶を持ったコピー」


ゾーン「彼はアンチノミーと同じく、あなた達に感化されすぎたようです」



遊星「ゾーン!少なくとも今のアポリアは、お前を真の友だと思っていた!」


遊星「それを単なるコピーだと切り捨てるのか!?勝負だ、ゾーン!」




ここまででー


次の展開を決めます

1 アポリアがコナミに何か語りかけてきた
2 ゾーンにコナミも戦いを挑む

>>95

パーフェクト遊星号

1がきになる




ゾーン「………いいでしょう」


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……………


クロウ「うおお…?」


龍可「屋根が開いていく…………」


龍亞「上のあれって…………ネオドミノシティ…!?」


シェリー「なぜ逆さまに…」


ジャック「そうか……アーククレイドル自体にも、重力があるということか」


遊星「!…………もうこんなところまで近づいていたのか」


ゴゴゴ……………


……………………

ネオドミノシティ


牛尾「なんだ………?」


深影「アーククレイドルから映像が…」


ウォオン……


牛尾「遊星たちか……?」



ゴースト「因果切断発動…!」カチッ


ツァン「シエンで無効」


ゴースト「………ブラックホール発動!」バシッ


鬼柳「オーガドラグーンで無効」



ゴースト「……………サンダーブレイク発動…」カチッ


ツァン「勾玉発動」カチッ


ゴースト「…………………………カードを伏せて」


鬼柳「インフェルニティブレイク発動」カチッ


ゴースト「………………」


牛尾「お前ら、いじめてないであれを見ろ!」




ゴゴゴ……………


ハラルド「………あれは……」


ブレイブ「……なんだ?」


ドラガン「遂に……最後の戦いか…」


……………………………


ゾーン「……デュエルフィールドは上空全て、さあ、来るのです不動遊星」


遊星「!」


ゾーン「そのアポリアが力を与えたDホイールで」


龍亞「え?……」


龍可「空で戦うの……?」


アキ「ゾーンを倒さなければアーククレイドルは止まらない…」


クロウ「やるしかねえな遊星…!」


遊星「ああ……!」


ジャック「遊星、持っていけ」レッドデーモンズドラゴン


ジャック「俺の魂、お前に預ける」


遊星「ジャック………」





ジャック「勝ってこの町を守れ」


遊星「………」


クロウ「遊星、そういうことなら俺たちのも持ってけ」ブラックフェザードラゴン


アキ「ええ」ブラックローズドラゴン



龍可「あ、私のも」エンシェントフェアリードラゴン


龍亞「俺のも俺のも」パワーツールドラゴン ライフストリームドラゴン


遊星「………………お前達…」


アキ「……」


ジャック「……」

龍亞「………」


龍可「………」


クロウ「………」


遊星「…………みんなの思い、受け取った!必ず未来を勝ち取ってみせる!」


ガシッ!


ゾーン「………………」


ドキュウウゥーーーーーーーーン!!


遊星「!ゾーンが飛んでいった…」





クロウ「負けんなよ遊星!」


遊星「ああ、任せろ!」


ブウゥウゥウ……


ブオォオォォーーーーーーーーーーーン!!!


ギュゥゥーーーン!


雪乃「飛んだわ…!」


龍亞「おおー、飛べるようになってる!」


あげは「最終決戦かー…………」


岬「……………レインはどうする…?」


恵「………」ガシャ…


ナオミ「そうよ、あいつにレインさんを生き返らせる方法を聞かないと!」


コナミ「あの野郎………逃がすか!」タッ


雪乃「コナミも追いかける気…?」


コナミ「ああ、あいつはぶっ潰す!遊星だけに責任は負わせない」


岬「…飛べる機能がこんなところで役に立つとはな…」


ガシャ………


コナミ「ん…?」


アポリア「……………………………うぐ………」


コナミ「あ!アポリア………お前生きてるのか!」





アポリア「………………コナミか…………」


コナミ「もう喋るな、まだ助かるかもしれない」ザッ


アポリア「いや……………私はじきに止まる……だが……………」


アポリア「お前に………………伝えておく事がある……」バチバチ…


コナミ「なに……………」


アポリア「…………そこの……停止している…レイン恵の事だ…………」


コナミ「どういう事だ………」


アポリア「………………………く……」バチバチ…


アポリア「…………彼女を……救う…方法………」


コナミ「!マジか……アポリアお前…………」


アポリア「…………ゾーンや………ゴースト……私達………その生命…活動エネルギーは……」


アポリア「……回復魔法カード…………ディアンケト………レッドポーション…」


アポリア「そういった…………物で……維持されているのだ…」


コナミ「………生命活動を維持するのに魔法カードを使ってる……?」


アポリア「………デュエルモンスターには…それだけの力が……………あるのだ…」


コナミ「………おう……それで?」




アポリア「……………レインを……救うには……回復魔法を…使うのだ」


コナミ「回復魔法………」


アポリア「……これを使え……………」カサカサッ


モウヤンのカレー


コナミ「これは………アポリア…」


アポリア「…………それを……サテライトまで行き…………」


アポリア「…………旧モーメントの力を利用して…レインに流し込め…………」


コナミ「……旧モーメント…」


アポリア「…………………それで……彼女は救われる……」


コナミ「つっても……流し込むなんて……どうするんだよ、恵の身体にカードを挿れる箇所があるのか?」


アポリア「…………………ゾーンならば………自由自在だろうが………ゾーンがいないならば……」


アポリア「…………サイコデュエリスト……それも強力な者………が……必要になる…」


コナミ「サイコデュエリスト…十六夜に頼めば」


アポリア「………………私の見立てでは……彼女では力不足………」


アポリア「………一時的にサイコパワーを失っていたためか………万全の状態なら……文句無しだったが…」


コナミ「なんだと……」


アポリア「…とにかく…………強力なサイコデュエリストを探せ…」


コナミ「…………」




コナミ「…アポリア………」


アポリア「………………ふ………」


アポリア「…限界だ………コナミ………私は………希望を繋げたか……?」


コナミ「ああ……死ぬなよアポリア…!」


アポリア「……………………………」


アポリア「……………………」


コナミ「…………アポリア…………?」


アポリア「………………」


コナミ「……………死んだ……」


コナミ「……………」


ザッ


岬「ん?どうしたよ?」


コナミ「岬、恵をかしてくれ」


岬「ああ、分かった」スッ


恵「………………」スルッ


コナミ「よし…………岬、俺もちょっと外れるぞ、ここは頼んだ」


岬「あ?どこいく気だ」


コナミ「旧モーメントだ」


岬「は……?」




ブゥウゥゥウウ………


ゴオォオォーーーーーーーーーーーーー!!!


コナミ「おらああー!」


岬「おい!?」


ジャック「!なんだ………?飛んで行ったぞ…」


クロウ「コナミだ、どこ行く気だよ!」


アキ「ゾーンに戦いを挑むんじゃ……」


龍可「でも………関係ない方向に飛んでいくわ…」


雪乃「?!コナミ…………何を」


あげは「まさか、逃げた!……ないか」


ナオミ「レインさんを連れて行ったわね」


シェリー「……それも気になるけど、今は遊星の勝負が気になる…世界の運命がかかってるのだから」


ジャック「……ああ…そうだな、負けるな………遊星……!」


アキ「時械神をどうやって倒すの……」


龍亞「コナミ………………」


ギュゥゥーーーン!



ここまででー


遊星



ブォォォーーーーーーーーーーーーーーー!!


ゾーン「不動遊星……今まであなたは自分の力で未来を切り開いて来たつもりでしょうが…」


ゾーン「すべては…私の敷いたレールの上を歩いてだけの事」


ゾーン「あなたにとって私は……神にも等しい」


グォオオオォォーーーーン!!


遊星「お前が神だと」


ジャック「あいつ何言ってるんだ…!」


ゾーン「私が起こしたゼロリバースによって、貴方の人生は大きく変わった」


ゾーン「孤児となり、サテライトに暮らし…………そして新たな飛躍として挑んだWRGP………優勝はできなかったようですが…かなりの結果を残した」


ゾーン「しかしそれすら…アーククレイドルを呼ぶための手段に過ぎなかった」


ゴォオォォーーーーーーー


遊星「俺たちがお前の手のひらの上で生きて来たって言うのか!」


ゾーン「わかりましたか……私が貴方の神であると言う意味……その神が破壊の未来を選んだ以上、貴方は逆らう事はできない」


遊星「たとえお前の敷いたレーンの上を今まで走っていたとしても……!俺たちの思いは本物だ!」


遊星「この街を守るためならば……相手が神だろうと……乗り越えて行くだけだ!」


ギュォォォーーーーーーーーーーーーーーー!!


ゾーン「…………」


遊星「行くぞ!未来はこの手で切り拓いてみせる!」

《デュエルモードオン、スピードワールド2セット》


グォオォォォーーン!


遊星「デュエル!」




ゾーン「私の先行……神の力を見せてあげましょう」


ゾーン「手札から時械巫女を特殊召喚!」


巫女「……」


遊星「!」


ゾーン「このモンスターは、フィールドに他のカードがない時…特殊召喚できる……そして、天使族をアドバンス召喚する際……」


ゾーン「一体で二体分のリリースとなる……時械巫女をリリースして………現れよ…メタイオン!」バッ


遊星「!……メタイオンを……」


メタイオン「ヒヒ………」


ジャック「奴め…いきなりメタイオンを…!」


あげは「攻撃ができない……」


ゾーン「カードを一枚伏せてターン終了、さあ、不動遊星……貴方のターンです」


遊星「時械神メタイオン………破壊する事ができず…攻撃しようものならこっちがダメージを受けてしまう……」



遊星「だが、方法はある!行くぞ!」


遊星「俺のタアァーーーーン!!シュッ


遊星sc0→1
ゾーンsc0→1


……………………………



ギュオオォーーーーーーーーーーーーーーー!!


コナミ「…………………モニターで、遊星のデュエルが中継されてる……負けるなよ…」


恵「…………」


コナミ「………遊星みたいに、世界を救うとかネオドミノシティを救うとか………そんなスケールのでかい事を言える器は俺には無いが…」


コナミ「恵だけは………一人くらいの人間は救ってやる………」


コナミ「………まずは治安維持局に行って……」


ブォォォーーーーーーーーーーーーーーー!!


…………………


鬼柳「ゾーン……あいつが黒幕………遊星、満足でぶっ潰せ!」


ツァン「あのモンスター…時械神…………あれをどうやって倒すか…」


ヤリザ「拙者のダイレクトアタックしかあるまい」


ツァン「!」ブンッ


牛尾「遊星………!勝ってくれ…!」


深影「遊星……」



ゴォオォォーーーーーーー!


ツァン「?………あれ、なんか来た…」


鬼柳「………あ!コナミの空飛ぶDホイールだ」






コナミ「鬼柳ーーーー!」ブォォォーーーーーーーーーーーーー!


ツァン「何してんの?アーククレイドルにいたんじゃ…?」


鬼柳「治安維持局に用があるのか?」


シューーーーン キキィイッ!


コナミ「ふう……………」


牛尾「コナミ、お前…隣のそいつは…」


恵「…………」


ツァン「レインさん!……あれ………この感じ……」


鬼柳「………死んでるぞこいつ…どう言う事だ?!」


コナミ「まだ死んでないぞ、こいつを救うんだよ!」


ツァン「え………?ど、どういう事…」


深影「何を…」


コナミ「とにかく、牛尾!マーカーを追跡するあの機械を貸してくれ!」


牛尾「なに………だが、モーメントが動いてない今…」


コナミ「この前使った時に見たが、あれは電池タイプだ、使えるだろ」


牛尾「何に使うんだよ、マーカーって…誰を追いかけるんだ?」


コナミ「ちょっとな……」




牛尾「…………まあ、治安維持局の中にあるぞ…この前お前くすねたから場所は分かるよな」



コナミ「よし、行ってくる!」ダッ


ツァン「あ……行っちゃった」


鬼柳「……チーム満足が揃ったのにな」


ツァン「藤原さんがいないじゃん」


鬼柳「……そういや珍しいな、あいつコナミの近くにいつもいるって感じだったんだが」


深影「確かに、彼女がいないのは珍しいわ」


…………………


コナミ「見つけたー!」ダッ


牛尾「おう、あったか」


鬼柳「マーカー追跡……俺の事も追跡できるのか?」


牛尾「ああ、しようと思えばな」


鬼柳「……悪い事できねえな…」


ツァン「そういえば鬼柳はなんでマーカーを………悪い事するようなタイプだったの?」


牛尾「知らないのか、こいつや遊星、コナミ達はサテライトでは有名な…」


深影「そんな事は今はいいのよ!」


コナミ「…………………」カチッカチッ

ピコーーンピコーーン…



コナミ「よし…………使えるぞ…これでディヴァインを追える」


牛尾「なに…ディヴァイン?お前、まだあいつになんか用があるのか?」


コナミ「ああ、初めて俺からあいつが必要になった」


ピコーーンピコーーン…


コナミ「じゃあ俺、行くから」ザッ


ツァン「やけに急いでるじゃん」


鬼柳「なんか鬼気迫ってるみたいだな」


コナミ「早くしないとディヴァインが逃げちまうかもしれないからな」


ブゥウゥゥウウ………


牛尾「収容者もこのアーククレイドルの出現で避難されてるからなぁ」


深影「普通は収容者を連れて行くなんて認められないけれど……今回は見逃してあげるわ…」


鬼柳「よし………ツァン、俺たちも行くか」


ツァン「は?」


鬼柳「コナミがここまで困ってるんなら、仲間として黙ってられないからな」


シュバッスタッ


コナミ「ぬ、鬼柳………?」


鬼柳「乗れよツァン」


ツァン「…………ま、ボクがいなきゃあんた達ダメダメだからね」


ツァン「ボクも手伝ってあげるよ」


スタッ


コナミ「おぉ………お前ら」





ブゥウゥゥウウ………


コナミ「ありがとよ…鬼柳、ツァン」


鬼柳「へへへ…」


ツァン「………/////な…仲間だからね…!」


鬼柳「牛尾達も行こうぜ」


牛尾「俺たちはここで遊星を見守ってるよ」


深影「治安維持局を無人にはできないわ、見回りも必要だし」


コナミ「仕方ないな………遊星なら大丈夫だと信じてるが」


ツァン「時間に余裕は無いけどね……アーククレイドルがいつ落ちてくるか…」


ツァン「てか、海馬コーポレーションはそろそろ接触するくらいの位置だね…」


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ………!


コナミ「っと……余裕は無いな本当に……」


コナミ「よし!行くぜコラアァアァ!」


ブォオォォーーーーーーーーーーー!!!


ツァン「!うわあぁあ!ほ、本当に飛んだーーー!しかも速っ!」


鬼柳「ははははぁーーーーーーーー!チーム満足のお通りだあぁー!」


ギュゥゥーーーン!


コナミ「俺たち三人でレインは助ける!まずはディヴァインを拉致だあぁーーー!」




ここまででー

眠れないので少し続きました




………………


遊星「……早くしないと……街が」



………………


カーリー「…………遊星がデュエルを…?」


牛尾「皆さん!立ち止まらないで、急いでくださーい!」



深影「ここはまだ危険です!」


ザワザワザワザワ……


「なんだ……遊星が…?」


「どういう事だ?」


牛尾「まずいな……動きが鈍くなる…」


ザワザワ……


MC「……」


………………


遊星「………この勝負、俺が勝つ!行くぞゾーン!」



ギュウォオォーーーーーン!!






……………………


コナミ「…………」ギュウォオォーーーーーン!!


ピコーンピコーン



コナミ「まだ近くにいるな…」


ツァン「結構中心部から離れたけど…………」


鬼柳「……遊星とゾーンの映像が彼方此方で流れてるな…」



ギュウォオォーーーーーン!!


コナミ「……………………」



コナミ「あ………見つけた!」


キュウォオオーーーーーーン!!


ザッザッザッザッザッ………ザッザッザッザッザッ………


ディヴァイン「………」


収容者「…………怖えなあぁ」


鷹栖「テキパキ歩けコラアァ!」スタスタ


ツァン「あれが………」






ブオォオオーーーーーーーーーー!!


鷹栖「ん?………なんだあれ!」


収容者「……?」



収容者「あ!そ、空飛ぶDホイール………!?」



ディヴァイン「!?」


ギュウォオォーーーーーン!!


コナミ「拉致っ!」ガシッ


ガタンッ


ディヴァイン「うぐあぁっ!?」


鬼柳「よし、上手く掻っ攫ったな」


鷹栖「な、なんだ貴様らあぁ!」ダッ



ツァン「怒ってるよ!は、早く撤退しよう!」


コナミ「そうだな!」クイッ


ディヴァイン「な………何が起きた……?」


ブオォオオーーーーーーーーーー!!




鷹栖「なにいい!?どういう事だ………」


収容者「ディヴァインの野郎逃げやがった……!」


収容者「ずるいぞくそがあぁ!」



鷹栖「ぐうぅうううぅ………」


シュゥーーーーーーーーーン……


……………………………


ブオォオオーーーーーーーーーー!!


コナミ「よーし………作戦成功」



ツァン「この人が………十六夜さんと同じサイコデュエリスト?」


ディヴァイン「……!あ、貴様コナミ………!なんのつもりだ!」ガタッ


コナミ「すまんがついてきてもらうぞ!」


鬼柳「悪いな!」ガシッ


ディヴァイン「ぐおぉ…………こいつ…堅い…!」ギリギリ…


コナミ「次は旧サテライトに行くぜー!」


ツァン「……本当に拉致しちゃったよ……今回ばかりはボクも同罪だ……」


ディヴァイン「ぐあぁああ…………貴様あぁ………!」


ブオォオオーーーーーーーーーー!!




ブオォオオーーーーーーーーーー!!


……………………………


旧サテライト 旧モーメント近く


シュウウゥーーーーーーーン……!


キキイイィィ………!


コナミ「……………ついた」


ツァン「ここが旧サテライトかー、初めてきたよ」


鬼柳「旧モーメントは地下深くにあるからな……この螺旋階段を降らないとならないな」


ヒュオオォーーーーーー……


コナミ「よし、行くか」スタッ



ディヴァイン「くそ!一旦離せ…!」バッ


鬼柳「おっと」


コナミ「ディヴァインー、お前今まで俺に迷惑かけまくってんだから一回くらい協力しろよ」



ディヴァイン「なにを……!私が貴様に協力などするか、断る!」



コナミ「くそ………意地っ張りめ、アルカディアムーブメント再建まだ諦めてないのか?」


ディヴァイン「貴様に話す事など無い!」




コナミ「よし………だったらデュエルで決めようぜ」


ディヴァイン「なに?……………デュエルだと」


コナミ「お前が勝ったらあれだ………ここで解放してやるから、何処へでも行けばいい」



ディヴァイン「……………」


ツァン「いいの?レインさん生き返らせるためにはあいつが必要なんでしょ?」


コナミ「だってこのままじゃ絶対に協力しないぞあいつ」


コナミ「あ………そういえばお前デッキ没収されてたんだっけ…?」


ディヴァイン「デッキ……それなら収容所を出る時に取り戻している」


コナミ「おお、それは良かった………勝負だディヴァイィイィイン!!」


ディヴァイン「…………」



コナミ「お前にとっても悪く無い話だろうが、俺に勝てば自由の身だぞ!」


ディヴァイン「……………………ふ」


ディヴァイン「……この私にデュエルを挑むとは、面白い!やってやろう!」



コナミ「流石は総帥………そうこなくちゃな」




ツァン「ちょっと、そんな事を勝手に決めていいの…?」



コナミ「今回俺は恵を助けるためならなんでもやるって決めたんだよ…」


ツァン「……………でもデュエルディスク動かないんじゃないっけ」


コナミ「!……………そうじゃん」



ディヴァイン「おい………私のデュエルディスクは無いのか」


コナミ「えーと………」


ツァン「…………ボクの、貸してあげるよ」カシャッ


コナミ「おっ……でもお前のも動かないんじゃ…」


ツァン「鬼柳の満足の悪魔の力で動くのよ」


鬼柳「フ…」


コナミ「そうだったのか………流石は鬼柳!よし、かりるぞ」ガシッ


コナミ「ディヴァイン、これを使え!」ブンッ


ディヴァイン「!」ガシッ


ディヴァイン「………どうやら動くようだな」キュウゥー……ン


ツァン(満足の力って貸し借りできるんだ……自分でもビックリ)





ディヴァイン「よし………」カシャッ


コナミ「時間がないからな、さっさと始めるぜ!」



ディヴァイン「来てみろ!総帥の力を思い知らせてやる!」



コナミ「おぉ…!!」


鬼柳「………………」


鬼柳「待てコナミ」



コナミ「ん…?」


鬼柳「俺にやらせてくれよ」


コナミ「どういう心境だ?」


鬼柳「お前かなりボロボロじゃねえか、アーククレイドルで大変だっただろ」


コナミ「ああ……………そういえば」(恵とのデュエルでダメージが…)


ツァン「そうだね、ずいぶん疲れてるかんじだよ」


コナミ「……………意識したらどっと疲れが…」グタッ


鬼柳「な、ここは任せろよ」



ディヴァイン「どうした、早くしろ!」




ディヴァイン「なにをしている!」


コナミ「ちょっとタンマだ!」


ディヴァイン「なに……チッ」


コナミ「ふう……」


鬼柳「あいつ、サイコデュエリストって事は、ダメージが実体化するだろ」



ツァン「そうなの……?」


鬼柳「デュエル中にくたばっちまうぞ、マジで」



コナミ「…うーむ………確かに、足ガクガクだったわ」


コナミ「………………よし!鬼柳、お前に任せる!」



鬼柳「ああ!」



ディヴァイン「なんだ……選手交代か…?」


鬼柳「ディヴァイン、俺が相手になるぞ!」


ツァン「気を付けなよ」



コナミ「鬼柳ー!」





ディヴァイン「なんでもいい、かかって来い!」カシャッ


鬼柳「デュエルだ!」


コナミ「ふう……」


ツァン「Dホイールで休んでなよ」


コナミ「大丈夫だ」


ディヴァイン「私のターン!」シュッ 手札6



ディヴァイン「手札からクレボンスを召喚!」バッ



《クレボンス/Krebons》 †
チューナー(効果モンスター)
星2/闇属性/サイキック族/攻1200/守 400
このカードが攻撃対象に選択された時、
800ライフポイントを払って発動できる。
その攻撃を無効にする。



クレボンス「ヒヒッ」


ディヴァイン「さらに、カードを3枚セットしてターン終了!」バッ 手札2


鬼柳「三枚のセットカードか…」




ディヴァイン「かかってくるがいい!」



鬼柳「行くぜオラあぁ!ドロー!」シュッ 手札6



鬼柳「手札のインフェルニティ・デストロイヤーを墓地に捨て、ダークグレファーを特殊召喚!」バッ



《ダーク・グレファー/Dark Grepher》 †
効果モンスター
星4/闇属性/戦士族/攻1700/守1600
このカードは手札からレベル5以上の闇属性モンスター1体を捨てて、
手札から特殊召喚する事ができる。
1ターンに1度、手札から闇属性モンスター1体を捨てる事で、
自分のデッキから闇属性モンスター1体を墓地へ送る。


グレファー「クアァ!」攻1700


鬼柳「さらに!手札のインフェルニティ・ビートルを捨てて、ダークグレファーの効果発動!」シャッ 手札3



鬼柳「デッキのインフェルニティ・デーモンを墓地に送る」カショッ



コナミ「なんだ…………鬼柳のやつ、墓地にモンスターを送りまくってるぞ」


ツァン「………………恐ろしい事が起こるかもね……」


ディヴァイン「………」






鬼柳「インフェルニティの恐怖……見せてやるぜ…」


ディヴァイン「む…?」


鬼柳「インフェルニティ・ネクロマンサーを召喚!」バッ



《インフェルニティ・ネクロマンサー/Infernity Necromancer》 †
効果モンスター
星3/闇属性/悪魔族/攻 0/守2000
このカードは召喚に成功した時、守備表示になる。
また、自分の手札が0枚の場合、このカードは以下の効果を得る。
1ターンに1度、自分の墓地から「インフェルニティ・ネクロマンサー」以外の
「インフェルニティ」と名のついたモンスター1体を選択して特殊召喚できる。



ネクロマンサー「ヒヒヒヒ」守2000


鬼柳「カードを二枚セット」カショッ 手札0



コナミ「!来た、ハンドレス」


ツァン「ハンドレスコンボ!」


ディヴァイン「!そうか………奴のインフェルニティモンスターは………」



ディヴァイン「させるか、トラップ発動!」カチッ




《サンダー・ブレイク/Raigeki Break》 †
通常罠
手札を1枚捨て、フィールド上のカード1枚を選択して発動できる。
選択したカードを破壊する。


ディヴァイン「インフェルニティネクロマンサーを破壊する!」バッ 手札1


ズギャアアァン!


ネクロマンサー「くあああ!!」


鬼柳「くぉ……………ネクロマンサーが…」




ディヴァイン「蘇生などさせるか!」


鬼柳「……だが、こんなもんで俺は止められねえ………WRGPで進化した俺はな!」


鬼柳「リバースカード発動、死者蘇生!」カチッ



《死者蘇生/Monster Reborn》 †
通常魔法
自分または相手の墓地のモンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターを自分フィールド上に特殊召喚する。



ディヴァイン「ぐうぅ……!?」


鬼柳「インフェルニティネクロマンサーを蘇生する!」



コナミ「!ネクロマンサーが蘇生…」


ツァン「始まる………!?」


ディヴァイン「させるか!魔宮の賄賂を発動する!」バッ



《魔宮の賄賂/Dark Bribe》 †
カウンター罠
相手の魔法・罠カードの発動を無効にし破壊する。
相手はデッキからカードを1枚ドローする。


バキィーーーーーン!


鬼柳「!」


ディヴァイン「死者蘇生を無効にする!貴様は一枚引け!」



鬼柳「………」シュッ 手札1




コナミ「くそー……またしても」


ディヴァイン「ふぅ………………これだけ凌げば……」


鬼柳「リバースカード発動!ワン・フォー・ワン!」カチッ



《ワン・フォー・ワン/One for One》 †
通常魔法
手札からモンスター1体を墓地へ送って発動できる。
手札・デッキからレベル1モンスター1体を特殊召喚する。



ディヴァイン「なんだと……………」



鬼柳「手札のインフェルニティ・リベンジャーを墓地に送り………現れろ、インフェルニティ・ミラージュ!」カチッ


《インフェルニティ・ミラージュ/Infernity Mirage》 †
効果モンスター
星1/闇属性/悪魔族/攻 0/守 0
このカードは墓地からの特殊召喚はできない。
自分の手札が0枚の場合、このカードをリリースし、
自分の墓地の「インフェルニティ」と名のついた
モンスター2体を選択して発動できる。
選択したモンスターを特殊召喚する。



ミラージュ「ヒヒィ……」


ディヴァイン「そいつはまさか………」



鬼柳「俺の満足はこいつから始まる…………!」


ツァン「………見るに耐えない…」



コナミ「おぉ………!?」





鬼柳「インフェルニティ・ミラージュをリリースして、効果を発動!」バッ


ミラージュ「ヒヒ」シューーーン…


鬼柳「墓地のインフェルニティ・ネクロマンサーと、インフェルニティ・デーモンを特殊召喚!」バッ



ネクロマンサー「ヒヒ」守2000


デーモン「しゃあぁ」攻1800


ディヴァイン「おのれえぇ…………!ここまで妨害しても貴様……!」



鬼柳「さあ!デーモンの効果が発動する、デッキからインフェルニティガンを手札に加えるぜえぇーー!」シュバッ 手札1


《インフェルニティ・デーモン/Infernity Archfiend》 †
効果モンスター
星4/闇属性/悪魔族/攻1800/守1200
自分の手札が0枚の場合にこのカードをドローした時、
このカードを相手に見せて発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
また、このカードが特殊召喚に成功した時、自分の手札が0枚の場合、
デッキから「インフェルニティ」と名のついたカード1枚を
手札に加える事ができる。



鬼柳「カードを一枚セットして、インフェルニティネクロマンサーの効果発動!」バッ 手札0



鬼柳「墓地のインフェルニティビートルを特殊召喚!」ガッ



ビートル「ブーーーーン」

《インフェルニティ・ビートル/Infernity Beetle》 †
チューナー(効果モンスター)
星2/闇属性/昆虫族/攻1200/守 0
自分の手札が0枚の場合、このカードをリリースする事で、
デッキから「インフェルニティ・ビートル」を2体まで特殊召喚する。











鬼柳「インフェルニティビートルをリリースして、デッキから二体のビートルを特殊召喚!」バッ


ビートル「ブーン」攻1200


ビートル「ブーン」攻1200



コナミ「フィールドが埋まった!」


ツァン「シンクロ召喚……!」


鬼柳「☆4のダークグレファーと、☆3のネクロマンサーに、☆2のビートルをチューニング!」バッ


☆4+☆3+☆2=☆9
カァッ!



鬼柳「現れろ…………トリシューラ!」バッ


《氷結界の龍 トリシューラ/Trishula, Dragon of the Ice Barrier》 †
シンクロ・効果モンスター
星9/水属性/ドラゴン族/攻2700/守2000
チューナー+チューナー以外のモンスター2体以上
このカードがシンクロ召喚に成功した時、
相手の手札・フィールド上・墓地のカードを
それぞれ1枚までゲームから除外できる。


トリシューラ「クアアアアァ!」攻2700



コナミ「出やがった……!」


ディヴァイン「くう……………」手札1



鬼柳「トリシューラの効果発動、お前の手札、フィールド、墓地から一枚ずつカードを除外する!」


ビュオオオオォーーーーー!!!






鬼柳「俺は……墓地の魔宮の賄賂、フィールドのリバースカード、手札一枚を除外!」バッ



トリシューラ「クアァアーーーーー!」


魔宮の賄賂


聖なるバリア ミラーフォース


寡黙なるサイコプリースト


ディヴァイン「ぐああぁ………!」手札0



ツァン「あららららら………」


コナミ「とんでもない事になってきたぞ…」


鬼柳「これで残るはクレボンスのみ…………俺は☆4のデーモンに☆2のビートルをチューニング!」バッ



☆4+☆2=☆6

カアァッ!


鬼柳「現れろ!ビヒーマス!」バッ


《超念導体ビヒーマス/HTS Psyhemuth》 †
シンクロ・効果モンスター
星6/地属性/サイキック族/攻2400/守1800
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカードが相手モンスターと戦闘を行った時、
そのモンスターとこのカードをゲームから除外できる。



ビヒーマス「くはあああ!」




ディヴァイン「くそおぉ………!」


鬼柳「リバースカード発動、インフェルニティガン!」カチッ



《インフェルニティガン/Infernity Launcher》 †
永続魔法
1ターンに1度、手札から「インフェルニティ」と名のついた
モンスター1体を墓地へ送る事ができる。
また、自分の手札が0枚の場合、
フィールド上のこのカードを墓地へ送る事で、
自分の墓地の「インフェルニティ」と名のついた
モンスターを2体まで選択して特殊召喚する。


鬼柳「こいつを墓地に送り……墓地からインフェルニティネクロマンサー、インフェルニティデーモンを特殊召喚!」バッ


デーモン「くあああ」攻1800


ネクロマンサー「ヒヒ」守2000


鬼柳「デーモンの効果、デッキからインフェルニティブレイクを手札に加える!」シュバッ


《インフェルニティ・ブレイク/Infernity Break》 †
通常罠
自分の手札が0枚の場合に発動できる。
自分の墓地の「インフェルニティ」と名のついた
カード1枚を選択してゲームから除外し、
相手フィールド上のカード1枚を選択して破壊する。



鬼柳「さらに!ネクロマンサーの効果発動、墓地のインフェルニティビートルを特殊召喚!」バッ


ビートル「ブーン」攻1200


コナミ「そ、そこまでやりますかー!?」








ディヴァイン「……………」



ツァン「あ、あいつも戦意喪失してるっぽいし………」



鬼柳「☆4のデーモンと☆3のネクロマンサーに、☆2のビートルをチューニング!」


☆4+☆3+☆2=☆9

カァッ!



鬼柳「現れろ…………ミストウォーム」バッ




《ミスト・ウォーム/Mist Wurm》 †
シンクロ・効果モンスター
星9/風属性/雷族/攻2500/守1500
チューナー+チューナー以外のモンスター2体以上
このカードがシンクロ召喚に成功した時、
相手フィールド上のカードを3枚まで選択して持ち主の手札に戻す。



ミストウォーム「ウジュルルルル」攻2500


鬼柳「こいつで、クレボンスを手札に戻すぜ!」バッ


ヒューーーーーーーン


ディヴァイン「………………………」手札1


コナミ「……………」


ツァン「…………………手札が良すぎたよ」



インフェルニティブレイクをセットしてたという事で……


ミスでした



鬼柳「…………バトルフェイズだ!」


ディヴァイン「………………」


鬼柳「トリシューラ、ミストウォーム、攻撃しろ!」



ドキューーーーーーーーーーーン!!!


ゴシャアァァン!!


ディヴァイン「くあぁあぁ………!」LP4000→0 ピーーーー



コナミ「………わ、ワンターンキル……………」


ツァン「……………………ミラフォと賄賂とサンダーブレイクを伏せておけば大丈夫だと思うって…」



鬼柳「これがサティスファクションパワーだ!」カシャッ!


ディヴァイン「ぐうううぅぅ……………」


ディヴァイン「…………あんまりだ」



鬼柳「俺の勝ちだからな、協力してもらうぜ」


コナミ「あいつが今までしてきた事を思えば………同情はできないな……」


コナミ「不憫だとは思うが…」





…………………………………………………


ゴゴゴゴゴゴ……


遊星「現れろ、ブラックフェザードラゴン!レッドデーモンズドラゴン!」バッ


ブラックフェザー「クオォオォ!」


レッドデーモンズ「ぐかあぁああ!」


ジャック「よし!遊星、俺たちの力を受け取れえぇ!」


クロウ「力を貸すぜ!」


ゴゴゴゴゴゴ……!


……………………………………


「マジか……………」


「す、すげえ……………なんだよあれ」


牛尾「みなさん!止まらないで!」


深影「避難の足を止めないでください!」


ザワザワザワザワ……


牛尾「く………………まずいな」


……………


治安維持局

イェーガー「なんですと!避難が上手くいかない…!?」



牛尾『遊星のデュエルに見入っちまって、どうしようもないんです』


イェーガー「ぬうう……………なんとかするのです!」ピッ


イェーガー「ふぅ………………」


イェーガー「どうにかしなければ……………」


MC「私が力を貸しましょう!」


イェーガー「ぬ……!?」






イェーガー「あ、あなたは………」


ミゾグチ「…………………」


カチカチ スピーカー音量 UP



MC「サンキューミスター…………」


…………………


牛尾「くそ……………どうするか…」


深影「ふぅ…………」


ザワザワザワザワ……


MC『ネオドミノシティの皆さん!』


「!なんだ……!?」


「この声………」


MC『不動遊星は私たちのため、ゾーンと命賭けで戦っている!』


MC『その気持ちを無駄にしないためにも!決して立ち止まってはいけません!』


ザワザワザワザワ……




「まじかよ……」

「遊星…………」


MC『私が皆様の目となり耳となり、このデュエルを実況いたします!』


MC『だから振り返らずに、安全な場所に避難するのです!』


ザワザワ……ザワザワ……


「お、おい、いこうぜ」


「そうだな…!」


タッタッタッタッ


牛尾「おお……」


深影「あのMC、見直したわ」


タッタッタッタッ…


MC『さあ遊星、ブラックフェザードラゴン、レッドデーモンズドラゴン、二体のドラゴンを従えて、どう攻撃に移るのかぁー!』


…………………


イェーガー「い、いいのですか………こんな危険な場所にいて…」


MC「とんでもない、こんなすごいデュエルが行われているというのに、私が実況しなければ誰がするというのですか』



イェーガー「……おぉ」




ここまででー


MC




ブオォオオォーーーーーーーーーーーー!!!


遊星「!」


ギュウォオォーーーーーン!!



シェリー「しかし……二体のシンクロモンスターを従えたとしても……メタイオンを攻撃はできない」



シェリー「メタイオンは戦闘を行ったバトルフェイズ終了時、相手モンスターを全て手札に戻し一体につき300のダメージを与える…」



ジャック「我がレッドデーモンズにはバトルしなかった時、自分以外の自軍モンスターを全滅させる効果がある…」


クロウ「このままじゃブラックフェザードラゴンは無駄死にだぞ…」


ブオォオオォーーーーーーーーーーーー!!!


ゾーン「メタイオンがいる限り、あなたは攻撃できない」



遊星「その程度の事か分からないと思うか、もとよりダブルデルタウォリアーをシンクロ素材にした事でこのターン、バトルはできない」


ゾーン「ほう…」


遊星「さらに、クリアエフェクターをシンクロ素材にしたレッドデーモンズドラゴンは、効果が無効になっている!」


遊星「これでブラックフェザードラゴンは破壊されない!」


ゾーン「……………」



遊星「カードを二枚伏せて、ターン終了!」バッ




MC「おーーーーっと、カードを伏せただけだ、不動遊星といえども迂闊に攻撃できないという事かー!」



MC「しかし、ここで終わらないでくれ!必ずやゾーンを倒してくれえぇーーーーー!」



ゾーン「…………遊星、貴方は本当に攻撃できなかったのですか?」



遊星「なに…」



ゾーン「最初から貴方は攻撃する気など無かったのではないですか?」


ブオォオオォーーーーーーーーーーーー!!!


ジャック「どういう事だ……」



アキ「分からないわ……でも、遊星の事だわ、何か考えがあるはず」


龍亞「うん!」


ゾーン「ドロー!……この時、メタイオンは私のデッキに戻る」


シューーーーーーーーーン!


遊星「………」


ゾーン「遊星、貴方が狙っていた事はこれでしょう……貴方は時械神の特徴をこう読んでいる……」


ゾーン「全ての時械神は、スタンバイフェイズにデッキに戻る……」



遊星「ああその通りだ!」



ゾーン「貴方の考えは当たっています…」




遊星「!……なぜ明かす」



ゾーン「たとえ明かしたとしても、問題がないからです」


遊星「なに…………」



ゾーン「おそらく貴方は、このまま時械神がデッキに戻るのを待ち続け………私の手札に時械神が尽きるのを待つ…」



ゾーン「そして……その時がきたら……シンクロモンスターで総攻撃を仕掛ける………」



ゾーン「それが狙い…」


クロウ「なんだと……時械神が尽きるまで待ち続ける……?」


雪乃「そんな事を………」


ゾーン「そんな事が、できると思っているのですか?」



遊星「…そうだ!その状況さえ作り出せれば………お前に大ダメージを与える事ができる!」



ブオォオオォーーーーーーーーーーーー!!!


アキ「遊星…………」



ゾーン「ふ……私もかつて、貴方のように可能性を信じ……未来を救う手段を考えてきました…」


ゾーン「しかし……叶わなかった」


遊星「俺はお前とは違う!たとえ何ターン待つ事になっても、可能性がある限り諦めない!」



遊星「僅かでも可能性が有る限り、俺は待ち続ける!」



ジャック「何という戦術だ…」


あげは「大丈夫なの………」



…………………………………………………

旧サテライト


コナミ「ツァン、デュエルディスク返すな」シュッ



ツァン「あ、うん」ガシッ



ディヴァイン「チ…………」


鬼柳「悪いな、俺の手札がかなり良かったものだから」


コナミ「ディヴァイン、約束通りついてきてもらうぞ!」


ディヴァイン「………私とてデュエリスト……約束は守る」



ツァン「……なんかアーククレイドルが凄く迫ってきてるよ……時間ないかも…」


ゴゴゴ……


コナミ「マジだ、急がないとな!」ぐいっ


恵「……………」



鬼柳「この長い螺旋階段を進むのか………………」



ディヴァイン「まったく……いつ来ても不愉快なところだ」


コナミ「恵は俺が運ぶ、いこうぜ」



スタスタ…






スタスタスタスタ………



コナミ「……………」スタスタ…



ツァン「長いなあぁ………………」スタスタ…



鬼柳「帰りも大変だなこれは」スタスタ…


ディヴァイン「……………」スタスタ


コナミ「…………………っ」フラッ


コナミ「おっと………!」ザッ


ツァン「ちょっと、コナミ大丈夫………?フラフラしてるじゃん」


コナミ「くそ………恵が重たく感じるぜ…」ザッ……ザッ……


鬼柳「コナミ、レインは俺に任せろ」クイッ


コナミ「!………悪いな」


恵「……………」


鬼柳「お前は休みながら進め、まだ時間はあるだろ」


ディヴァイン「貴様、死にそうだな」


コナミ「うるせえぇ…………」



スタスタ…





ザッ……………ザッ……


コナミ「あぁーーー………しんど…」


鬼柳「ディヴァインに肩かしてもらうか?」



コナミ「それだけは嫌だ………!」


ディヴァイン「私だって貴様などゴメンだ!」


スタスタ…!



鬼柳「何があったんだ………まあいいや、ツァン、コナミのために先に行って異常無いか見てきてくれ」


ツァン「え?ああ………わかった」タッタッタッタッ



コナミ「…………」ザッ……ザッ……



…………………………………………


ツァン「…………」スタスタ…



ツァン「……別に階段が古くなってるわけでも無いし………異常は無いよね」ぴょんぴょんっ



ツァン「障害物も無いし………」キョロキョロ








ツァン「……………………」スタスタ…


ツァン「…………これで半分くらい、あの光ってるのが旧モーメントかな」



ツァン「こうして見る限り、ここから先にも何も障害物なんか無いし………」ジロジロ


ツァン「………うん、問題なし」



ツァン「ふう………………コナミ達が来るまで待ってよう」



ツァン「……………………」


ボボボボボボボボボボボボボボボボ…………!!!!



ツァン「!!?」


ゴアアアアアァァアァァ……………!!


ツァン「え……!?な、何これ…………ちょっ………」



ツァン「あ、青い炎……………?囲まれた…………」



ツァン「で、出られなくなったゃったじゃん………!」




…………………


コナミ「ふうぅ…………ふうう……」ザッ……ザッ……



鬼柳「足元気をつけろよ、小石とかあるかもしれないからな」


ディヴァイン「…………」スタスタ


ディヴァイン「………………ん?何をしてるんだ……あの娘は」



鬼柳「あ?………………!あ、あの炎はまさか!」ダッ!



コナミ「!あ、先行くお前ら!?くっそー………!」ザッ……ザッ……



コナミ「何があったんだよ……!」ザッ……ザッ……



……………………


ツァン「………………なんなの………?」



ルドガー「……………」ヌゥ…


ツァン「!?うわあぁっ」ササッ


ルドガー「……………」


ツァン「な、何よアンタ………!」



ダダッ


鬼柳「ツァン、無事かあぁー!」


ディヴァイン「!…………奴はルドガー………!?」






鬼柳「ルドガー………!?馬鹿な……しかもこの炎………ダークシグナーの………」



ツァン「ちょっと!鬼柳、どうにかしてよ!」


ルドガー「…………………」



ザッ……ザッ……


コナミ「………はぁはぁ……まったく………おーい、待てやあぁ……」



コナミ「……………ってお前はルドガー!何でここにいる!」ガーン



ツァン「し、知り合い………?」



鬼柳「知り合い…………というか…………あまり思い出したく無い奴だ……」



コナミ「生きてやがったのか……」


ルドガー「…………………」ぼやあぁ…


ディヴァイン「…………まて、様子がおかしいぞ」


コナミ「は?…………」


ぼやぁあぁあ……





鬼柳「………………あのルドガー……何も喋らないな…」


コナミ「確かに………饒舌だった記憶があるんだが…」


ツァン「うぅ……」



ディヴァイン「……………」


ルドガー「…………」


ディヴァイン「…………朧だ…奴め、実体がないぞ」


ツァン「ええ!?幽霊……?」


ヤリザ「マジでござるか!?」



ツァン「あんたのせいで信じそうだよ…」


鬼柳「……本当だ、どういう事だ?」



コナミ「あいつ………ずっと前ここで俺と遊星に負けて……消息不明だったんだが」


コナミ「何があったんだ……」


ディヴァイン「………………所謂…残留思念というやつか」


コナミ「なに?」



ディヴァイン「地縛霊みたいなものだ………理由は分からないがな」


コナミ「地縛霊だと…………モーメントの力なのか………」





ルドガー「…………………」


コナミ「ダークシグナーは消滅したはずなのに…」


鬼柳「あいつが霊だったとしても………このダークシグナーの力は本物だぞ……ツァンに近寄れない」



ボォオオオオォオオォオオオオォ…………………


ルドガー「…………………」


ツァン「ち、ちょっと!何なのよ、こっから出しなさいよ!」


ルドガー「…………デュエルだ」


ツァン「!…………え」



ルドガー「私とデュエルに勝てば出られる…」



ツァン「うぐぐうぅ…………!」


コナミ「デュエルか…………やばいな……」


鬼柳「代わってやりたいぜ……ダークシグナーのデュエルは一般人が耐えられる物じゃない……」


ディヴァイン「ふん………」


…………………………………………………



あげは「………………………」



龍亞「あげは姉ちゃん、大丈夫?結構身体痛そうだけど」


あげは「あ……大丈夫大丈夫…心配しないで」なでなで


龍亞「へへ………遊星がゾーンを倒したらさ、またデュエルしようね!」


あげは「うん、いいよ」なでなで


龍可「むう………遊星!頑張ってー!」




…………………………………………………



ツァン「デュエルって……時間が無いのに……!」


ルドガー「………………」



コナミ「ダークシグナーのデュエルか…………」


コナミ「俺の今の身体じゃキツイかな………」



鬼柳「くそ……………近寄れねぇ」


ボォオオオオォオオォオオオオォ…………………



ツァン「デュエルしてる暇ないし、ここを通しなさいよ!」


ルドガー「デュエルだ………」


ツァン「だからあぁ…………!」


ルドガー「デュエルだ………………」


ボォオオオオォオオォオオオオォ…………………!


ツァン「……………駄目だぁあ……………二進も三進もいかない………!」ガクッ


コナミ「マジでデュエルに勝つしか無いみたいだな…」



鬼柳「く……………仕方ねえ!ツァン、やっちまえ!」


ツァン「え?!」


コナミ「今のお前はWRGPで鍛えられて、かなり強くなってる!勝てるさ!」



ここまででー

ルドガー



…………………………………………………


遊星「エンジェルバトンを発動、カードを二枚ドローして、一枚捨てる!」シュッ


リジェネウォリアー
ジャンクシンクロン


遊星「!…………これは」


ゾーン「……………」


遊星「無敵の時械神にも………隙はある…………!」


遊星「リジェネウォリアーを墓地へ、このモンスターは手札から墓地に送られた時特殊召喚できる!」


遊星「現れろリジェネウォリアー!」バッ



リジェネウォリアー「はっ」攻0


遊星「そして、ジャンクシンクロンを召喚!」バッ


ジャンクシンクロン「ひゃっ」


ゾーン「…………」


遊星「☆4のリジェネウォリアーに☆3のジャンクシンクロンをチューニング!」バッ


☆4+☆3=☆7


遊星「行くぞアキ!」


アキ「ええ、冷たい炎が世界のすべてを包み込む、漆黒の華よ開け!」


遊星「シンクロ召喚、ブラックローズドラゴン!」バッ


ブラックローズ「クオォオオオ!」



MC「おおーーーー!遊星ついに三体のドラゴンを場に並べたーーーーー!」


クロウ「こんなの滅多に見れないぜ!」


龍可「すごい遊星……!」



ナオミ(……あれ……………いえ、言わないのが正解…)


ナオミ(エクストラデッキが圧迫されてるのかもしれないわ……あれだけ借りたんだから)





遊星「そして、ブラックローズドラゴンの効果発動!」


ゾーン「……」


ジャック「なんだと…!?」


アキ「全てのカードを破壊する効果を使うというの!」


ゾーン「……」


遊星「行け、ブラックローズガイル!」



ギュウォオォオオーーーーーーーーー!!!


ゾーン「血迷いましたね…メタイオンを破壊することはできない、シンクロモンスターすべてと守りの要のくず鉄のかかしを失いますます不利になるだけ…」


ビュウォオーーーー!!


遊星「それはどうかな?」


ゾーン「なに……」


遊星「俺たちのシンクロモンスターの力をみくびるな!トラップ発動、シンクロバリアフォース!」カチッ



遊星「このカードは、カードを破壊する効果を無効にして、自分フィールドのシンクロモンスター一体につき500Pのダメージを与える!」



ギュウォオォオオーーーーーーーー!!!


遊星「俺のフィールドにはブラックフェザードラゴン、レッドデーモンズドラゴン、ブラックローズドラゴンの三体のモンスターがいる!」


遊星「仲間たちの力、合計1500のダメージを受けろ!ゾーン!」





ギュウゥーーーーーーーーーーン!!


ゾーン「!」グオオオォオォォ…………!


ドガシャアァアアン!!


ゾーン「!………………」LP4000→2500 ギャギャギャギャギャギャ……!!


遊星「………」ブォオーーーーーーン!


遊星「ターン終了!」


MC「決まったーーーーー!メタイオンを物ともせず、不動遊星、ゾーンに強烈な一撃をくらわしたぞぉおーーーーー!」


「おぉおーーーーーーー!」


牛尾「よおぉーーし!」


ワーーーーワーーーー


クロウ「ゾーンに1500もダメージを与えやがった!」


アキ「すごい、遊星!」


ジャック「シンクロモンスターとの絆を信じた遊星だからこそ、ゾーンにダメージを与えることができたのだ…!」


あげは「わあぁー!やったー!」


龍亞「遊星ーー!」

…………


「遊星ーーー!」「ゆーーーーーせい!ゆーーーーーーーせい!」


「おぉおーーーーーーーーーーーー!!」


カーリー「遊星ーーーー!」 「遊星ーーーーーーー!!」


…………


MC「私には聞こえるぞ、街のみんなの歓声が!遊星を応援する声が!」


MC「君こそネオドミノシティの救世主だあぁーーーーーーーー!!」


イェーガー「おぉおーーー!」




ゾーン「………………」シュゥウゥ……パラパラ…


ゾーン「救世主ですか…………」


バゴオオォーーーーーン!!


遊星「!」


ゾーン「遊星、こうやってあなたは人々に希望を与えてきたのですね」


遊星「何のことだ」


ゾーン「伝わっているのですよ、私が生きた世界にも…………あなたの英雄伝説は」バラバラ………


遊星「俺の英雄伝説だと…………?」


雪乃「ゾーンの仮面が割れているわ……」


ジャック「なに…………」


パラパラ…


ゾーン「……………」


遊星「!……なに」


アキ「!遊星と同じ……顔…?」


龍亞「ええーーーーーーー!?」


龍可「ど、どうなってるの………!?」


クロウ「マジか…………?」



遊星「ゾーン…………お前は一体………何者なんだ……!?」


…………………………………………………



旧モーメント


ツァン「……………………」


ルドガー「………………」


ボオォオオォオオォオォォ…


ツァン「…………仕方ない、デュエルして勝てば問題無いんだね」


ルドガー「…………」カシャッ


ツァン「はっ」カシャッ


コナミ「勝てよツァン、勝たないとここから先進めないぞ………!」


鬼柳「ああ、しかもダークシグナーのデュエルはダメージが本物だからな」



ツァン「またそんな感じの奴かぁ……えぇい、ままよ!」


ディヴァイン「……………………」



ルドガー「行くぞデュエルだ!」LP4000


ツァン「!」


鬼柳「それと地縛神に気をつけろよ!」


ツァン「え?地縛神………?」


鬼柳「俺がこの前使ったようなのを使ってくるぞあいつは!」


ツァン「そういうことは早めに言ってよ!」



旧モーメント


ツァン「……………………」


ルドガー「………………」


ボオォオオォオオォオォォ…


ツァン「…………仕方ない、デュエルして勝てば問題無いんだね」


ルドガー「…………」カシャッ


ツァン「はっ」カシャッ


コナミ「勝てよツァン、勝たないとここから先進めないぞ………!」


鬼柳「ああ、しかもダークシグナーのデュエルはダメージが本物だからな」



ツァン「またそんな感じの奴かぁ……えぇい、ままよ!」


ディヴァイン「……………………」



ルドガー「行くぞデュエルだ!」LP4000


ツァン「!」


鬼柳「それと地縛神に気をつけろよ!」


ツァン「え?地縛神………?」


鬼柳「俺がこの前使ったようなのを使ってくるぞあいつは!」


ツァン「そういうことは早めに言ってよ!」





ルドガー「先行はお前だ…」


ツァン「え………よ、よし………ドロー!」シュッ 手札6



ツァン「魔法カード、増援を発動!」バッ


《増援/Reinforcement of the Army》 †
通常魔法
デッキからレベル4以下の戦士族モンスター1体を手札に加える。


ツァン「デッキから………真六武衆ーカゲキを手札に加えるっ」シュバッ


コナミ「これは…シエンコースか…?」


ツァン「永続魔法、六武の門を発動!」ガッ


《六武の門/Gateway of the Six》 †
永続魔法
「六武衆」と名のついたモンスターが召喚・特殊召喚される度に、
このカードに武士道カウンターを2つ置く。
自分フィールド上の武士道カウンターを任意の個数取り除く事で、以下の効果を適用する。
●2つ:フィールド上に表側表示で存在する「六武衆」または「紫炎」と名のついた
効果モンスター1体の攻撃力は、このターンのエンドフェイズ時まで500ポイントアップする。
●4つ:自分のデッキ・墓地から「六武衆」と名のついたモンスター1体を手札に加える。
●6つ:自分の墓地に存在する「紫炎」と名のついた効果モンスター1体を特殊召喚する。



ツァン「そしてカゲキを召喚!」ガッ



《真六武衆-カゲキ/Legendary Six Samurai - Kageki》 †
効果モンスター
星3/風属性/戦士族/攻 200/守2000
このカードが召喚に成功した時、手札からレベル4以下の
「六武衆」と名のついたモンスター1体を特殊召喚する事ができる。
自分フィールド上に「真六武衆-カゲキ」以外の
「六武衆」と名のついたモンスターが表側表示で存在する限り、
このカードの攻撃力は1500ポイントアップする。



カゲキ「ふぁっ!」




ツァン「カゲキの召喚時、手札の☆4以下の六武衆を特殊召喚できる……ボクは……六武衆の影武者を特殊召喚!」バッ



《六武衆の影武者/Kagemusha of the Six Samurai》 †
チューナー(効果モンスター)
星2/地属性/戦士族/攻 400/守1800
自分フィールド上に表側表示で存在する「六武衆」と名のついたモンスター1体が
魔法・罠・効果モンスターの効果の対象になった時、
その効果の対象をフィールド上に表側表示で存在するこのカードに移し替える事ができる。


影武者「…………」


コナミ「☆3モンスターと☆2のチューナー………これは…!」


鬼柳「シエン選手がアップを始めたようです……」


ツァン「☆3のカゲキに☆2の影武者をチューニング!」バッ


☆3+☆2=☆5

カァッ


ツァン「シンクロ召喚、真六武衆ーシエン!」バッ




《真六武衆-シエン/Legendary Six Samurai - Shi En》 †
シンクロ・効果モンスター
星5/闇属性/戦士族/攻2500/守1400
戦士族チューナー+チューナー以外の「六武衆」と名のついたモンスター1体以上
1ターンに1度、相手が魔法・罠カードを発動した時に発動する事ができる。
その発動を無効にし破壊する。
また、フィールド上に表側表示で存在するこのカードが破壊される場合、
代わりにこのカード以外の自分フィールド上に表側表示で存在する
「六武衆」と名のついたモンスター1体を破壊する事ができる。


シエン「くああぁぁ…!」攻2500


コナミ「よっしゃああ!」


ルドガー「……ターン終了か」


ツァン「いや、まだまだ…ボクのフィールドの六武の門を見てみなよ!」


ルドガー「なに………」


六武の門 武士道カウンター 6




ルドガー「そのカウンターは……?」


ツァン「六武の門は、六武衆モンスターが召喚される度に武士道カウンターを2つ貯めていく…そして三つの効果から選んで使える!」


ツァン「ボクは……武士道カウンターを4つ取り除いて、デッキから六武衆モンスターを一体サーチする!」シュバッ


武士道カウンター6→2


ツァン「加えたのは真六武衆ーキザン、この子は自分フィールドに六武衆がいる時、手札から特殊召喚できる!」バッ



《真六武衆-キザン/Legendary Six Samurai - Kizan》 †
効果モンスター
星4/地属性/戦士族/攻1800/守 500
自分フィールド上に「真六武衆-キザン」以外の
「六武衆」と名のついたモンスターが表側表示で存在する場合、
このカードは手札から特殊召喚する事ができる。
自分フィールド上にこのカード以外の「六武衆」と名のついた
モンスターが表側表示で2体以上存在する場合、
このカードの攻撃力・守備力は300ポイントアップする。


キザン「ずあっ!」攻1800


ルドガー「ぬぅ…………またモンスターが増えたか…」



ツァン「キザンの召喚により、武士道カウンターはさらに増える!」


武士道カウンター2→4


ツァン「再び4つの武士道カウンターを使って………デッキから六武衆の師範を手札に加えるっ」シュバッ


武士道カウンター4→0

ツァン「この子もキザンと同じ効果がある、特殊召喚!」バッ



《六武衆の師範/Grandmaster of the Six Samurai》 †
効果モンスター
星5/地属性/戦士族/攻2100/守 800
自分フィールド上に「六武衆」と名のついたモンスターが存在する場合、
このカードは手札から特殊召喚できる。
このカードが相手のカードの効果によって破壊された時、
自分の墓地の「六武衆」と名のついたモンスター1体を選択して手札に加える。
「六武衆の師範」は自分フィールド上に1枚しか表側表示で存在できない。


師範「ふっ…」攻2100


キザン「!」攻1800→2100





コナミ「おお…………すげえ」



鬼柳「なかなかやるな………流石はチーム満足の侍」


武士道カウンター0→2


ルドガー「ぬうう…………」


ツァン「カードを一枚セットしてターン終了!」バッ 手札2


キザン「……」



師範「…………」


シエン「…………」


ディヴァイン「一ターンで攻撃力2000オーバーが三体か…」



ツァン「さあ、そっちの番だよ!」


ルドガー「少しはやるようだが………」シュッ 手札6


ルドガー「私には通じない…」







ルドガー「私は、DTスパイダーコクーンを特殊召喚!」バッ



DTスパイダー・コクーン
ダークチューナー(効果モンスター)
星5/闇属性/昆虫族/攻0/守0
相手フィールド上にモンスターが存在し、
自分フィールド上に モンスターが存在しない場合、
このカードは手札から特殊召喚する事ができる。
このカードをシンクロ素材とする場合、
ダークシンクロモンスターのシンクロ召喚にしか使用できない。


スパイダーコクーン「キシャシャ」攻0


ツァン「うぇぇ!?気色悪い……!」ゾッ


ルドガー「このモンスターは相手の場にのみモンスターがいる時、特殊召喚できる………さらにダークスパイダーを召喚!」バッ



《ダーク・スパイダー/Dark Spider》 †
効果モンスター
星1/闇属性/昆虫族/攻 0/守 0
1ターンに1度、自分フィールド上に表側表示で存在する昆虫族モンスター1体の
レベルをエンドフェイズ時まで2つ上げる事ができる。


スパイダー「………」


鬼柳「!」


コナミ「このパターンは………!」


ルドガー「ダークスパイダーの効果発動!スパイダーコクーンのレベルを5から7にアップさせる!」


スパイダーコクーン☆5→☆7


ツァン「レベルアップ…………」


ルドガー「私は☆1のダークスパイダーに☆7のスパイダーコクーンをダークチューニング!」


☆1-☆7=☆-6

ズオオォッ




ツァン「ダークチューニング………!?な、なになに……?」


コナミ「レベル-6!」


ディヴァイン「こんな事が…」


鬼柳「ツァン、レベルが-になるように行うシンクロをダークシンクロと言うんだ、気をつけろ!」


ツァン「レベル-……!?聞いた事無いよそんなの!」



《地底のアラクネー/Underground Arachnid》 †
ダークシンクロ・効果モンスター
星6/地属性/昆虫族/攻2400/守1200
チューナー以外のモンスター1体-ダークチューナー
このカードはシンクロ素材とする
チューナー以外のモンスター1体のレベルからダークチューナーのレベルを引き、
その数値が-6に等しい場合のみシンクロ召喚することができる。
このカードが攻撃する場合、相手はダメージステップ終了時まで
魔法・罠カードを発動する事ができない。
1ターンに1度、相手フィールド上に存在するモンスター1体を
装備カード扱いとしてこのカードに1体のみ装備する事ができる。
このカードが破壊される場合、代わりに装備したモンスターを破壊する。


アラクネー「クシャアァアァ!」



ツァン「!?うえええ………」


コナミ「うおお……」


鬼柳「やべえぞ………」


ルドガー「アラクネーの効果発動!相手モンスターを一体装備カードにする!」


ルドガー「対象はシエンだ、トワイナー・スレッド!」


シュバアァアァァッッ!!


シエン「ぬうおおぉ………!?」ギュウゥン!


ツァン「!吸収効果!」


鬼柳「シエンが無効にできるのは破壊だけ………これを止める事はできないぞ……」


ツァン「くそおぉ…………」




キザン「……」攻2100→1800


ルドガー「くくくくく…………厄介な奴から片付けて行くぞ………アラクネーで師範を攻撃!」バッ


アラクネー「ブシュアァ!」攻2400


師範「ぬあぁあ……!」攻2100


バグゥァアーン!


ツァン「ぅああ…………!」LP4000→3700


コナミ「うぐ………余波がっ……!」ゴオォ…!


鬼柳「下がってろコナミ、危険だ!」


ディヴァイン「気色悪いモンスターを使う…」


ツァン「く……………」


ルドガー「私をそう簡単に倒せると思わないでもらいたい、カードを二枚セットしてターン終了」バッ 手札2


アラクネー「クシャアァアァ」


コナミ「っ………ツァン、そいつは装備モンスターを犠牲に破壊を無効にできるぞ!」ズル……


ツァン「突然の事で度肝抜かれたけど……対した事は無いよ!」


ツァン「あんな奴…叩き斬ってやる…!」



ここまででー


ツァン LP3700 手札2 キザン リバース1 六武の門

ルドガー LP4000 手札2 アラクネー リバース2


買ってきたゼルダの伝説を進める作業に移ります

メタイオンって、いまゾーンのフィールドにいるのはラツィオンはずじゃ?


>>326

ミスです……ラツィオンだったということで



…………………



遊星「お前が……未来の俺だと…………」



ゾーン「そう……だから私には貴方の考えが手に取るようにわかるのです」



ジャック「そんな馬鹿な!」


龍亞「未来の遊星がネオドミノシティを滅ぼしに来たってこと…!?」


雪乃「信じられないわ…」


シェリー「…そういえば…初めてゾーンとあった時、私は彼に遊星に似たものを感じたわ」



ギュウゥーーーーーーーーーーン!!


遊星「…………」


ゾーン「デュエルを進めましょう、私のターン」ガシャンッ


ゾーン「スタンバイフェイズ、ラツィオンはデッキに戻る」


グォーーーーーーン!


遊星「…………」


ゾーン「私は永続トラップ、虚無械アインを墓地に送り…無限械アインソフを発動」ガションッ



《 無限械アイン・ソフ》
永続罠
自分フィールド上に表側表示で存在する
「虚無械アイン」1枚を墓地へ送って発動する。
このカードが表側表示で存在する限り、手札から
レベル10以上のモンスターを特殊召喚する事ができる。
この効果で特殊召喚したモンスターの攻撃力は0になる。
また、このカードが自分フィールド上に表側表示で存在する限り、
「時械神」と名のつくモンスターは1体以上存在する事ができる。


ゾーン「今度の攻撃を躱せますか………?」




遊星「時械神は一体しか存在できない、それならばくず鉄のかかしで防ぐことができる!」


ゾーン「言ったでしょう、貴方の考えが手に取るようにわかると………それを破る手は既にできています」


ゾーン「アインソフがフィールドには表である限り、時械神のその効果は無効となる」



遊星「なんだと!」


ギュウゥーーーーーーーーーーン!!


ゾーン「さらに☆10以上のモンスターの攻撃力を0にして、特殊召喚できる………」


ゾーン「時械神はアインソフにより、まさに無限の力を手にいれたのです」


ゾーン「時械神ザフィオン、サディオン、カミオンを特殊召喚」シュバッ


《時械神ザフィオン/Xaphion the Timelord》 †
効果モンスター
星10/水属性/天使族/攻 0/守 0
このカードの効果及び戦闘による破壊を無効にする。
表側攻撃表示のこのカードのプレイヤーへの戦闘ダメージを0にする事ができる。
このカードが戦闘を行う時、ダメージ計算終了時に相手フィールド上の
魔法・罠カードを全て持ち主のデッキに戻す。
このカードがフィールドを離れた時、
自分のデッキから手札が5枚になるようにカードをドローする。
このカードが自分フィールド上に存在する場合、
自分はモンスターの召喚・反転召喚・特殊召喚を行えない。
自分のスタンバイフェイズにこのカードはデッキに戻る。


《時械神サディオン/Zadion the Timelord》 †
効果モンスター
星10/風属性/天使族/攻 0/守 0
このカードの効果及び戦闘による破壊を無効にする。
表側攻撃表示のこのカードのプレイヤーへの戦闘ダメージを0にする事ができる。
このカードが戦闘を行った時、自分のライフポイントが4000以下の場合、
自分のライフポイントは4000になる。
このカードが自分フィールド上に存在する場合、
自分はモンスターの召喚・反転召喚・特殊召喚を行えない。
自分のスタンバイフェイズにこのカードはデッキに戻る。


《時械神カミオン/Camion the Timelord》 †
効果モンスター
星10/地属性/天使族/攻 0/守 0
このカードの効果及び戦闘による破壊を無効にする。
表側攻撃表示のこのカードのプレイヤーへの戦闘ダメージを0にする事ができる。
このカードが戦闘を行った場合、相手フィールド上のモンスターは全てデッキに戻る。
この効果でデッキに戻ったモンスター1体につき
500ポイントのダメージを相手プレイヤーに与える。
このカードが自分フィールド上に存在する場合、
自分はモンスターの召喚・反転召喚・特殊召喚を行えない。
自分のスタンバイフェイズにこのカードはデッキに戻る。


ザフィオン「!」


サディオン「!」


カミオン「!」


遊星「三体の時械神………!?」



ジャック「三体の時械神が手札にあっただと!?」


アキ「う………」


クロウ「遊星の戦略は、時械神がフィールドに一体しかいないことが前提だ…それが三体も…」


ブオオォオーーーーーーーー!!


遊星「………………」


ゾーン「もちろんこれらの時械神にも、破壊を無効にしダメージを消す効果がある…」


ゾーン「バトル………くず鉄のかかしは一体にしか使えない」」



遊星「!」


……………………


ツァン「ドロー!」シュッ 手札3


ルドガー「トラップ発動、砂塵の大竜巻」カチッ



《砂塵の大竜巻/Dust Tornado》 †
通常罠
相手フィールド上の魔法・罠カード1枚を選択して破壊する。
その後、自分の手札から魔法・罠カード1枚をセットできる。


ルドガー「六武の門は破壊させてもらう!」


六武の門 バリーーーーーン!!


ツァン「ぬう……」





鬼柳「まずいな…」


コナミ「ふぅ………ふぅ…………」


ツァン「……二回破壊する手が無いならアラクネーには触らない方がいいよね」


ツァン「六武衆ーヤリザを召喚!」バッ



《六武衆ーヤリザ/The Six Samurai - Yariza》 †
効果モンスター
星3/地属性/戦士族/攻1000/守 500
自分フィールド上に「六武衆-ヤリザ」以外の
「六武衆」と名のついたモンスターが存在する場合、
このカードは相手プレイヤーに直接攻撃できる。
また、フィールド上に表側表示で存在するこのカードが破壊される場合、
代わりにこのカード以外の自分フィールド上に表側表示で存在する
「六武衆」と名のついたモンスター1体を破壊できる。


ヤリザ「うおぉー!」攻1000


ツァン「ヤリザは六武衆がいる時ダイレクトアタックができる!」


キザン「…………チッ」


ツァン「行けー!」


ヤリザ「売りゃあぁ!」ズバッ


ルドガー「うおぉ………!」LP4000→3000 ザザアァ…



ディヴァイン「よし………」


ツァン「ターン終了!」手札2






ルドガー「ドロー!」シュッ 手札3


ルドガー「トラップ発動、リビングデッドの呼び声」カチッ



《リビングデッドの呼び声/Call of the Haunted》 †
永続罠
自分の墓地のモンスター1体を選択し、表側攻撃表示で特殊召喚する。
このカードがフィールド上から離れた時、そのモンスターを破壊する。
そのモンスターが破壊された時、このカードを破壊する。



ルドガー「墓地のダークスパイダーを特殊召喚!」


スパイダー「……」


ルドガー「さらにフィールド魔法、魔法都市エンディミオンを発動」ガショッ



《魔法都市エンディミオン/Magical Citadel of Endymion》 †
フィールド魔法
自分または相手が魔法カードを発動する度に、
このカードに魔力カウンターを1つ置く。
魔力カウンターが乗っているカードが破壊された場合、
破壊されたカードに乗っていた魔力カウンターと
同じ数の魔力カウンターをこのカードに置く。
1ターンに1度、自分フィールド上に存在する魔力カウンターを
取り除いて自分のカードの効果を発動する場合、
代わりにこのカードに乗っている魔力カウンターを取り除く事ができる。
このカードが破壊される場合、
代わりにこのカードに乗っている魔力カウンターを1つ取り除く事ができる。


ズゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…………!


ツァン「うああ………エンディミオン……?なんでこんな…」


ルドガー「このフィールド魔法は場持ちがいい…」


鬼柳「フィールド魔法だと…………野郎まさか…」


ザフィオンは良い女ですね(効果の事)
OCG化して欲しいですね

満☆足☆神
で対抗だ!!

kemuさんの曲聞いてたからテンションが…



コナミ「地縛神か!」


ツァン「!…」


ルドガー「地底のアラクネーと………ダークスパイダーをリリース!」


ギュゥオォオォオオォ………………ン!


ドクンッドクンッドクンッ……


鬼柳「やべえぞ………ていうかどうやって魂の生贄を…」


キラキラキラキラキラキラ………


ディヴァイン「………あれだ、旧モーメントの力を利用している」


ゴゴゴゴ…………!


ドクンッドクンッ……


ルドガー「我が運命の光に潜みし亡者達の魂よ、流転なるこの世界に暗黒の真実を導くため、我に力を与えよ!現れよ!地縛神 Uru!」バッ


ツァン「!」


ギュアァーーーン!


《地縛神 Uru/Earthbound Immortal Uru》 †
効果モンスター星10/闇属性/昆虫族/攻3000/守3000
このカードがフィールド上に表側表示で存在する場合、
「地縛神」と名のつくカードを召喚・反転召喚・特殊召喚する事ができない。
フィールド上にフィールド魔法が表側表示で存在しない場合、
このカードの以下の効果は無効となり、このカードはエンドフェイズ時に破壊される。
●このカードは相手プレイヤーに直接攻撃する事ができる。
●相手モンスターはこのカードを攻撃対象にする事ができない。
●このカードは相手の魔法・罠カードの効果を受けない。
●1ターンに1度、このカード以外の自分フィールド上のモンスター1体をリリースする事で、
相手フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択し、
エンドフェイズ時までコントロールを得る。



uru「クシャアァアァァアア!!」




ツァン「また蜘蛛…………!どんどん大きくなっていくし………」


鬼柳「気を付けろ、そいつはダイレクトアタックができるぞ!」



コナミ「うおおぉ………」


ツァン「えええ……!?」


ルドガー「地縛神の恐怖の一撃をくらえ、Uruでダイレクトアタック!」


Uru「ブシャアアアァイァ!」攻3000


ルドガー「ヘル・スレッド!」



ドシュウゥウゥウーーーーーーーーン!!!


ツァン「!?っごほおぉ………ぇえっ…!!?」ドザアアアアァ………ン!!



ツァン「がふぅっ!?…………ゔ…………」LP3700→700 ドシャァッ


コナミ「む、無茶苦茶ぶっ飛んだー!」


鬼柳「あいつ結構ひどい目に最近あってるな……!」


ディヴァイン「なんて威力だ…」


ルドガー「次の攻撃でおしまいだ、地縛神は魔法トラップの効果を受けない」


ツァン「ぐ………………くそおぉぉ…………」グググ………ザッ


鬼柳「良し!立ち上がったぞ、流石の頑丈さだ」


ディヴァイン「あれを食らって立ち上がるとは……奴は普通の女子高生では無いのか…」


コナミ「鍛えられてんな……」





ルドガー「カードを一枚セットしてターン終了」バッ 手札0


ツァン「ぼ………ボクのターン!」シュッ 手札3


ツァン「く………………」ハァハァ…


鬼柳「だがツァン、地縛神はダイレクトアタックされない効果を持つ、今ならプレイヤーを直接狙えるぞ!」


コナミ「あいつのLPは3000、ヤリザとキザンの攻撃力の合計は2800、何かもう一体出せばトドメをさせるな…」


ディヴァイン「馬鹿め、確実に罠があるだろうが」


ルドガー「…………」


ツァン「っ……………」


コナミ「あのリバースカードか…」


ツァン「……………トラップ……それなら…」


ツァン「トラップ発動………!諸刃の活人剣術」カチッ



《諸刃の活人剣術/Double-Edged Sword Technique》 †
通常罠
自分の墓地の「六武衆」と名のついたモンスター2体を選択し、
表側攻撃表示で特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターはこのターンのエンドフェイズ時に破壊され、
自分はその攻撃力の合計分のダメージを受ける。


ツァン「墓地の六武衆を二体特殊召喚する!」


鬼柳「ツァンめ…シエンを復活させてトラップ魔法を封殺する気だな」


コナミ「そうか、それなら…」



説明しては………



ルドガー「トラップ発動、スピリットバリア!」カチッ


《スピリットバリア/Spirit Barrier》 †
永続罠
自分フィールド上にモンスターが存在する限り、
このカードのコントローラーへの戦闘ダメージは0になる。



ツァン「!永続トラップ………」


鬼柳「うげ……シエンが出る前に使われちまった…」



ディヴァイン「チッ」


ルドガー「これで地縛神がいる限り私にダメージは無い!」」


ツァン「くぅう………シエンと影武者を特殊召喚!」


シエン「くああ!」攻2500


影武者「………」


ルドガー「一手遅かったな」


鬼柳「ルドガーにダメージを与えることはできない……しかも諸刃の活人剣術で召喚したモンスターを排除しないとツァンは負ける…」


ツァン「…………………ヤリザのダイレクトアタックも通用しない……」


ヤリザ「くそ……………奴め」


ディヴァイン「とにかくなんとかしろ!」


ツァン「……影武者とシエンは残せない………くっ……☆5のシエンに☆2の影武者をチューニング…!」


☆5+☆2=☆7

カァッ

ツァン「二つの刃交わりし時……ここに忠義の刃が現れん、我に仕えよ」


ツァン「シンクロ召喚、不退の荒武者!」バッ



《不退の荒武者/Driven Daredevil》 †
シンクロ・効果モンスター
星7/地属性/戦士族/攻2400/守2100
戦士族チューナー+チューナー以外の戦士族モンスター1体以上
このカードの攻撃力よりも高い攻撃力を持つモンスターから
攻撃を受けた場合、このカードはその戦闘では破壊されず、
戦闘を行った相手モンスターをダメージ計算後に破壊する。


荒武者「!」攻2400


出た!ゾーン戦の実況でおかしくなるミゾグチさんの切り札だ!



鬼柳「あれは自分より攻撃力が高いモンスターには破壊されないモンスターだな……」


コナミ「状況打破には至らないか……」ハァハァ…


ディヴァイン「地縛神の攻撃を止める手を考えなければ負けるぞ…」


ツァン「…荒武者以外を守備に…そして、カードを一枚セットして……ターン終了!」バッ 手札2



ルドガー「……ふふ………ドロー」シュッ 手札1


ルドガー「守備モンスターを出そうと無駄だ、Uruはダイレクトアタックができる」



ルドガー「行け、ヘル・スレッド!」バッ


Uru「!」ブシャアアアァイァ! 攻3000


コナミ「やっべええぇ!」


ツァン「トラップ発動、ガードブロック!」カチッ



《ガード・ブロック/Defense Draw》 †
通常罠
相手ターンの戦闘ダメージ計算時に発動する事ができる。
その戦闘によって発生する自分への戦闘ダメージは0になり、
自分のデッキからカードを1枚ドローする。


キュィイーーーーーーーーン!


バギャアアアアン!


鬼柳「危ない……」

ルドガー「ぬう………」


ツァン「そして……一枚ドロー…!」シュッ 手札3

サイクロン

ツァン「!…………」


ルドガー「………カードを一枚セットしてターン終了」バッ 手札0





失敗&説明しないでね?。



ツァン「ドロー……!」シュッ 手札4


ツァン「……エンディミオンにカウンターは乗ってない……今なら壊せる…」


ツァン「フィールド魔法の無いそのモンスターは……破壊される……!」


ツァン「サイクロン発動!」バッ



《サイクロン/Mystical Space Typhoon》 †
速攻魔法
フィールド上の魔法・罠カード1枚を選択して破壊する。



ビュオオォオォオ!!!!


コナミ「来た、フィールド魔法を破壊する気だ!」


鬼柳「っしゃああ!」


ルドガー「!トラップオープン、デモンズチェーン!」」カチッ


《デモンズ・チェーン/Fiendish Chain》 †
永続罠
フィールド上の効果モンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターは攻撃できず、効果は無効化される。
選択したモンスターが破壊された時、このカードを破壊する。



ルドガー「これを…私はUruに発動する!」


ジャララララララララ!!


ツァン「!自分のモンスターに」


コナミ「!?」


鬼柳「野郎……Uruの効果を無効にして生き残りやがった…!」


バリイイーーーーーーーーン!!

ルドガー「ふぅ…………苦肉の策だが、Uruは残った」


荒武者は受け身型のモンスターだからね………
打開策があるとすれば………



鬼柳「効果が無効って事は……あいつに攻撃をする事はできる」


ディヴァイン「攻撃力3000では倒せないがな」


ルドガー「…………………」


ツァン「くそ……………破壊したと思ったのに……」


Uru「……」ギチギチ


コナミ「………………」


ディヴァイン「残りLP700じゃいつまで生きてられるかわからんぞ」


鬼柳「だが3000を倒せって言われても…」


ツァン「………………」チラッ


ツァン「………ヤリザの攻撃も未だ封じられてるし………」


ツァン「………ぬうぅ…………もたもたしてたらヤバイのに………」



ヤリザ「スピリットバリアめ…ウザイでござるー………」


ルドガー「どうした、終わりか?」


ツァン「………ターン終…」


キュィイーーーーーーーーン!


コナミ「!うおぉっ!?な、なんだなんだ!………」


鬼柳「コナミ、デッキが光ってるぞ!」


ディヴァイン「?………」


コナミ「く…………これは………トレスラグーンか………」カサッ


コナミ「……?なんだ………絵柄が消えてるぞ………」キイイインン……


ツァン「?…ど…どうしたの……」




キュウゥーーーーウウーーーン!


コナミ「……………」


鬼柳「ああ……そのよく分からないカードか……今度はどうした」


コナミ「よく分からんが……こいつが光ったという事はなんかある」


鬼柳「なに…」


コナミ「…ツァンのピンチに反応したのか………?だったら…」スッ


コナミ「……………」


コナミ「……鬼柳、ツァンに投げ渡してくれ…俺にはその元気が無い」グググ…


鬼柳「ああ、了解」スッ


ツァン「……?なによ」


鬼柳「受け取れっ」シュッ


ツァン「!?いきなり投げるなっ……」パシッ


ルドガー「………………?」


キィイーーーン…


ツァン「うっ…眩しい……何よこれ…」


コナミ「ツァン、そいつを使え!」


ツァン「え?………」



ツァン「使うって……………」ちらっ


ツァン「………」キョロキョロ


ツァン「これ何も書いてないじゃん!」


ヤリザ「本当でござる」


キィイーーーン


コナミ「それでもなんとかやれ!」


鬼柳「……」


ディヴァイン「……?」


ルドガー「おい………ターン終了じゃないのか」


ツァン「………むむぅ………」


キュィイーーーーーーーーン!


ツァン「っ!うわ………」


ぐにゃあああああぁああああぁ………………

………………


ツァン「………」


ツァン「……ん…………あれ…?ここは……」キョロキョロ


ツァン「………………ど、どこだろう」


カイバーマン「ファハハハハハ!」


ツァン「!?な、なあぁあ……!?」ビクッ





ここまででー

ツァン 手札3 LP700 ヤリザ キザン 荒武者

ルドガー 手札0 Uru スピリットバリア デモンズチェーン(対象Uru)


ゾーン

こまった時のカイバーマン!
なおツァンは混乱中の模様



ツァン「な、なによあんた……!」


カイバーマン「ふぅん、うろたえるな小娘」


ツァン「つか……ここどこ?!」


カイバーマン「ここは貴様の精神世界だ」


ツァン「え?ええ?……」


カイバーマン「まあそんな事はいい、兎に角俺が見えるという事は貴様、精霊持ちだな?」



ツァン「うん………あ、あんたもカードの精霊なの……?」


カイバーマン「まあそんな感じだ……俺の名は正義の味方カイバーマン!」


カイバーマン「覚えておくがいいハァーーーーハハハハハ!!!」


ツァン「くうう………な、何でボクをここに……?」


カイバーマン「貴様がコナミから受け取ったカード、あれは俺が渡したものだ」


ツァン「え?コナミと知り合い………?」


カイバーマン「ふぅん………」


ツァン「…………あのカードの秘密を教えてくれるの?」



カイバーマン「そうだ、貴様は俺の姿が見える………修羅場も幾度かくぐってきている」


カイバーマン「なかなかの好印象だぞ」




ツァン「あ、うん………」


カイバーマン「プライドも無駄に高い、くくく………」


ツァン「う、うるさい!」


カイバーマン「ファーーーーハハハハハ!」


カイバーマン「俺はあのカードの研究をしてきた、それで分かったことがある」


ツァン「なによ…?」


カイバーマン「あのカードは人の心を写し出す、善の心も悪の心も」


カイバーマン「使用者によって異なるモンスターを生み出すようだ」


ツァン「へえ………コナミのと同じのが出てくるわけじゃないんだ」


カイバーマン「そうだ、貴様が使えば貴様だけのエクシーズモンスターが生まれるだろう」


ツァン「エクシーズ………って…」


カイバーマン「そのカードのことだ」


ツァン「で………どうやって使うのさ!肝心要はそこだよ!」


カイバーマン「慌てるな凡骨」


ツァン「凡骨……!?」



カイバーマン「教えてやる、だがその前にだ」スッ


ツァン「え、な、なに……?」(手をかざしてきた…)


カイバーマン「動くな…………」




カイバーマン「………………ふっ」


ツァン「っ!?おおぉ……」ズギュウゥゥン!!


ジジジジジジジジジジジジ………!!!!


ツァン「な、なに……!ボクの中からカードが出てきた……」ジジジジジジ……!


カイバーマン「はあぁっ!」シュバッ


ツァン「っ……………」


カイバーマン「………くくく………今抜き取ったカード、これを貴様にくれてやる」ザッ


カイバーマン「貴様専用のエクシーズモンスターだ」


ツァン「ど………どういうこと………何でボクの中から…」


カイバーマン「貴様の心がそのカード、俺は研究の末…心を写したエクシーズモンスターをその人間から生み出すことに成功した」


カイバーマン「それがそうだ」


ツァン「ボク……専用の…」


カイバーマン「大サービスだ感謝するんだな、フハハハハハハハ!」


ツァン「カイバーマン……何でボクに」



カイバーマン「ふぅん………研究成果を試したかっただけだ」


カイバーマン「精霊が見える人間で無ければ使えないからな、貴重なモルモットだった」


ツァン「!え…は、始めてやったの!?」


カイバーマン「成功したのだから文句をいうな………貴様はさっさとデュエルを終わらせて来い」



カイバーマン「隠してはいるがコナミの命はげんかいだからな」



↑ 初めて○ 始めて× でした 今更って感じですが


ツァン「!え………限界…?」


カイバーマン「奴に渡したエクシーズモンスターから伝わってくる」


ツァン「な、なんで……」


カイバーマン「知らん、とにかく忠告だ…」


カイバーマン「………さて……そろそろ限界が近いな、俺はこの精神世界に長くはいられないのだ」


ツァン「あ……そうなんだ」


カイバーマン「では最後にエクシーズモンスターの使い方を教えておこう」


ツァン「わかった」


…………


ぐにゃあぁああああああ…………


……………………………


旧モーメント


ツァン「……………………」


ツァン「…………………!」(本当に二枚ある……こっちがコナミのやつで…こっちがボクのか……)


鬼柳「どうしたツァン!?」


ルドガー「?……………」


ツァン「………鬼柳!」シュッ


鬼柳「!」パシッ


鬼柳「………コナミのカード………おいコナミ、ツァンの奴返してきたぞ」スッ


コナミ「あらら…………」パシッ




ツァン「……………………成る程…」


ツァン「今なら分かる………このカードの力」



ルドガー「貴様……ターン終了じゃ無いのか」


ルドガー「地縛神に戦いを挑むと」


ツァン「いくよ、ボクは六武衆ーニサシを召喚!」バッ


《六武衆-ニサシ/The Six Samurai - Nisashi》 †
効果モンスター
星4/風属性/戦士族/攻1400/守 700
自分フィールド上に「六武衆-ニサシ」以外の
「六武衆」と名のついたモンスターが存在する場合、
このカードは1度のバトルフェイズ中に2回攻撃する事ができる。
また、フィールド上に表側表示で存在するこのカードが破壊される場合、
代わりにこのカード以外の自分フィールド上に表側表示で存在する
「六武衆」と名のついたモンスター1体を破壊できる。


ニサシ「ずあっ」


ルドガー「攻撃力1400、そんなモンスターでは無意味だ…!」


ディヴァイン「確かにな……………何をしているんだ?」


コナミ「……………そうか………ツァンも手にいれたんだな」


鬼柳「は……?」


ツァン「ボクは………☆4の真六武衆ーキザンと六武衆ーニサシでオーバーレイ!」バッ


ずぎゅうぅーーーーーーーーん!!


ルドガー「ぬうぅ……!?」


コナミ「出た!」


鬼柳「何、こいつは…………!?」


ツァン「光纏いて現れろ、闇を切り裂くまばゆき王者!」




ドギュアァアァアァアーーーーーーーン!!


ツァン「エクシーズ召喚、H-Cエクスカリバー!」バッ



《H-C エクスカリバー/Heroic Champion - Excalibur》 †
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/光属性/戦士族/攻2000/守2000
戦士族レベル4モンスター×2
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を2つ取り除いて発動できる。
このカードの攻撃力は、次の相手のエンドフェイズ時まで元々の攻撃力の倍になる。



エクスカリバー「クアアアアッ!」攻2000 ジャキィーーーン!


ルドガー「!?なんだこいつは…………」


コナミ「な、なんかかっこいいな……!」


鬼柳「エクシーズ召喚………!?なんだこりゃあ……」


ディヴァイン「………………意味がわからん」


エクスカリバー「ォオォオ………!」


ツァン「…………これが…ボクのエクシーズモンスターか……」


ルドガー「……く……そんなものを出したところで…攻撃力2000!Uruには及ばぬ!」


Uru「ウシャア」攻3000


鬼柳「しかも効果が無効になってるから、ダイレクトアタックもできない」


コナミ「スピリットバリアもあるしな………」





ヤリザ「な、なんでござるか?……キザンとニサシが……合体してしまったでござる……!」


ゴゴゴゴ…………!


ツァン「……ヤリザを攻撃表示に変更!」バッ


ヤリザ「!はっ!」攻1000


ツァン「そして……………HーCエクスカリバーの効果発動!」バッ


ツァン「オーバーレイユニットを二つ使うことで、攻撃力を倍にする!」


キュピイィーーーーーーン!キュピイィーーーーーーン!


エクスカリバー「クアアアァアアアア!!」ジャキイィン!ジャキイィン!


エクスカリバー「ハアァ!」攻4000



ルドガー「!?なにいぃ……………」


コナミ「攻撃力4000!マジかぁーーーーー!」


鬼柳「出たあぁーーーーー!!」


ツァン「これでUruを超えた!そしてボクの場には荒武者とヤリザがいる!」


ルドガー「ぐううおおぉ……………!?」


ツァン「行け、HーCエクスカリバー!地縛神Uruを攻撃!」


Uru「キシャアァ!」攻3000


エクスカリバー「オオオオォオォオォ!!!」ダンッ


ツァン「一刀両断、必殺真剣!」バッ



ズシャアァアァーーーーー!!!


ルドガー「ぬうおおぉ……………!!?」




コナミ「地縛 神を倒した!」


鬼柳「よし!」


ツァン「ヤリザ、攻撃!」



ヤリザ「でやあぁーーーー!」スパッ



ルドガー「ぐうぅう………!?」LP3000→2000


ツァン「そして……不退の荒武者でダイレクトアタック、斬り捨て御免!」



荒武者「ふあぁっ!」攻2400


ズバアァッ!


ルドガー「ぐはあぁあぁあぁぁぁあぁあぁ…………!!!?」LP2000→0 ピーーー


ツァン「やった…………!」



コナミ「っしゃああーーーーーー!」


鬼柳「おらあぁーーーー!」


ディヴァイン「はははははは!」



ここまででー
今日ゆっくりできるんで夜更かししてしまった

キリのいいところまですすみました

六武衆の影-紫炎「拙者の出番は!?」

真六武衆-カゲキ「影の紫炎殿の力があれば、
拙者がUruを討ち取っていたのだが……
致し方在るまい。」

>>394-395
せめて1レスに纏めろ。
そんなんだから>>1でもないのにID真っ赤になるんだ。

>>397
思いついた時にレスをするので、1レスにまとめる事が出来ませんでした、申し訳ありません………。

おじさんwww

チーム・満足

鬼柳、ツァン、コナミ
ゆきのん、ナオミ、幸子、あげは、岬(ベンチ)
弥生(後援者)
ディヴァイン(その他)

もしもコナミ君が闇落ちしたらヴェルズデッキ使うのだろうか、ジェネコンいるし

>>407
お財布さんはベンチ兼パトロンじゃないかと

>>409
財布さんのことさちこって言うの止めろよ!!

影紫炎カワイソス

>>408
カタストルもな

遊星の対時械神に使えそうなカード
ジャンク・ガードナー
ジャンク・アーチャー
くず鉄のかかし

遊星のカードではないけどメタになるカード
トラゴエディア
氷結界の龍全般
強制脱出装置
次元幽閉
グラビディ・バインドー超重力の網ー
デモンズ・チェーン
カオス・ソーサラー
カオス・ソルジャーー開闢の使者ー
クリボン
N・グラン・モール
眠れる巨人 ズシン
強制終了
異次元の女戦士



…………………………………………………



グァアアァアァーーーーーーーーーーーーーー!!!


遊星「ぐぁあぁあああ…………!」ギャギャギャギャギャギャ…! LP1500



クロウ「遊星が吹っ飛ばされた……!」


ジャック「立て直せ遊星ーーーー!」


遊星「くっ………うぉおぉーーーーーー!」ドシュゥーーーーーーン!


ゴオォォーーーーーーーーーー!!


あげは「よ、良かった………」


アキ「クラッシュを免れたわ…」


龍亞「ふうぅ………」



遊星「………!」



ゾーン「さあ遊星………これで貴方のシンクロモンスターは全てエクストラデッキに戻りました」


ゾーン「貴方のフィールド、手札は共に空………」



遊星「俺は諦めない……!俺のターン!」シュッ


MC「なんとか体制を立て直した遊星、だが、状況は絶望的だーーーー!」



MC「なんとか打開してくれ!遊星ーーーーーーーーーーーーー!」



ギュアァーーーン!




遊星「………」



ゾーン「あなたはこの状況にも希望を見出している………そうでしょう?」



遊星「!」


ゾーン「私の手札は0、三体の時械神は私のスタンバイフェイズにデッキに戻る……」



ゾーン「次のターンに時械神を引けなければ、ダイレクトアタックが可能になる……」


遊星「………………こいつ……」


ゾーン「……」



遊星「カードを一枚セットしてターン終了!」バッ



ゾーン「私のターン」シュバッ


ゾーン「この時、時械神はデッキに戻る……………」


シューーーーーーーーーン


クロウ「よし…」


ゾーン「しかし、この時ザフィオンの効果が発動」


遊星「!」


ゾーン「ザフィオンがフィールドを離れた時、手札が5枚になるようドローする」シュバァッ


シェリー「なんて事…」


アキ「ドロー効果まであったなんて…!」






ゾーン「ふふ……………貴方の希望もこれで潰える」


遊星「それはどうかな………!お前がドローするのは読んでいた」



ゾーン「なに…………」


遊星「トラップ発動、逆転の明札!」カチッ




《逆転の明札/Gyakutenn Draw》 †
通常罠
相手がドローフェイズ以外にカードを手札に加えた時、
自分は手札が相手の枚数と同じ枚数になるようにドローする。


遊星「これで俺はお前と同じ枚数になるよう、ドローする!」シュバッ 手札5


ゾーン「………」


遊星「………………よし……来てくれたか…!」


遊星「俺はスカウティングウォリアーを特殊召喚!」バッ


《スカウティング・ウォリアー/Scouting Warrior》 †
効果モンスター
星4/風属性/戦士族/攻1000/守1000
このカードが魔法・罠・効果モンスターの効果によって
自分のデッキから手札に加わった場合、
このカードを自分フィールド上に特殊召喚する事ができる。


スカウティングウォリアー「ふっ」


遊星「さらに、連動してスチームシンクロンを特殊召喚!」バッ


《スチーム・シンクロン/Steam Synchron》 †
チューナーモンスター
星3/水属性/機械族/攻 600/守 800
自分フィールド上にモンスターが特殊召喚された時、
このカードを手札から特殊召喚する事ができる。
このカードが自分フィールド上に存在する場合、
相手のメインフェイズ時にシンクロ召喚を行う事ができる。


スチームシンクロン「ふぃー」





遊星「スチームシンクロンは、自分フィールドにモンスターが特殊召喚された時、特殊召喚できる!」



遊星「そしてスチームシンクロンは、相手ターンにシンクロできる!」


ゾーン「………………」



遊星「行くぞ龍可!」シュバッ


龍可「!」キイィーーーーン…


龍可「聖なる守護の光、今交わりて永久の命となる…シンクロ召喚!降誕せよ、エンシェント・フェアリー・ドラゴン!」



《エンシェント・フェアリー・ドラゴン/Ancient Fairy Dragon》 †
シンクロ・効果モンスター
星7/光属性/ドラゴン族/攻2100/守3000
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
1ターンに1度、手札からレベル4以下のモンスター1体を特殊召喚できる。
この効果を発動するターン、自分はバトルフェイズを行えない。
また、1ターンに1度、自分のメインフェイズ時に発動できる。
フィールド上のフィールド魔法カードを全て破壊し、
自分は1000ライフポイント回復する。
その後、デッキからフィールド魔法カード1枚を手札に加える事ができる。



エンシェントフェアリー「!」


アキ「ゾーンのターンにシンクロを…………!」


クロウ「すげえ!」


龍亞「エンシェントフェアリーだ!」



MC「なんて離れ業だ遊星!相手ターンにシンクロをしてしまったーーーーーーーー!!」



「おぉおーーーーーーーー!!」


遊星「!」ギューーーーーーン!


ゾーン「………………………」




年越しSSにエールを!



ゾーン「ふ………遊星、それで希望を繋げたつもりですか」


ゾーン「無駄です……やはりネオドミノシティを滅ぼすしか無い」



遊星「!なにを言っている!」


ギューーーーーーン!


遊星「自分の世界の人間が救われればそれでいいのか!?今を生きてる人の事はどうでもいいのか!」



遊星「そんな事があっていい訳がない!」



ジャック「遊星……………」


遊星「俺は絶対に、今も未来も救う方法を探し出してみせる!」


ゾーン「………まだ分かっていないようですね」


遊星「!なに」



グァアアァアァーーーーーーーーーーーーーー!!!


ゾーン「貴方が現れても!未来は救われなかった、不動遊星の力を持ってしても破滅の未来は変えられなかった」


遊星「!」


ゾーン「もはや残された道は、この街を滅ぼすしかないのです!」


ギューーーーーーン!


まだ道はある!



ゾーン「手札からトラップ発動、女帝の冠」ザッ



遊星「!」


ゾーン「相手がシンクロ召喚した時、このカードは手札から発動できる」



ゾーン「相手フィールドのシンクロモンスター一体につき、二枚ドローする」シュバッ


遊星「なに………」


ゾーン「せっかくのシンクロも、ますます首を絞めることになりましたね」



ゾーン「無限械アインソフの効果発動、手札から☆10以上のモンスターを特殊召喚する!」



ゾーン「現れよ……時械神ミチオン、ハイロン、ラフィオン、ガブリオン、そして………サンダイオン」ビュンッ


ゴオォォーーーーーーーーーーン!


《時械神ミチオン/Michion the timelord》 †
効果モンスター
星10/炎属性/天使族/攻 0/守 0
このカードの効果及び戦闘による破壊を無効にする。
表側攻撃表示のこのカードのプレイヤーへの戦闘ダメージを0にする事ができる。
このカードが戦闘を行った場合、
相手のライフを半分にする。
このカードが自分フィールド上に存在する場合、
自分はモンスターの召喚・反転召喚・特殊召喚を行えない。
自分のスタンバイフェイズにこのカードはデッキに戻る。


《時械神ハイロン/Hailon the Timelord》 †
効果モンスター
星10/地属性/天使族/攻 0/守 0
このカードの効果及び戦闘による破壊を無効にする。
表側攻撃表示のこのカードのプレイヤーへの戦闘ダメージを0にする事ができる。
このカードが戦闘を行った場合、
自分と相手のライフポイントの差分のダメージを相手に与える。
このカードが自分フィールド上に存在する場合、
自分はモンスターの召喚・反転召喚・特殊召喚を行えない。
自分のスタンバイフェイズにこのカードはデッキに戻る。

《時械神ラフィオン/Raphion the Timelord》 †
効果モンスター
星10/風属性/天使族/攻 0/守 0
このカードの効果及び戦闘による破壊を無効にする。
表側攻撃表示のこのカードのプレイヤーへの戦闘ダメージを0にする事ができる。
このカードが戦闘を行った場合、戦闘を行った相手モンスターを手札に戻し
そのモンスターの攻撃力分のダメージを相手に与える。
このカードが自分フィールド上に存在する場合、
自分はモンスターの召喚・反転召喚・特殊召喚を行えない。
自分のスタンバイフェイズにこのカードはデッキに戻る。

《時械神ガブリオン/Gabrion the Timelord》 †
効果モンスター
星10/水属性/天使族/攻0/守0
このカードの効果及び戦闘による破壊を無効にする。
表側攻撃表示のこのカードのプレイヤーへの戦闘ダメージを0にする事ができる。
このカードが戦闘を行った場合、
相手フィールド上に存在する全てのカードを持ち主のデッキに戻す。
このカードが自分フィールド上に存在する場合、
自分はモンスターの召喚・反転召喚・特殊召喚を行えない。
自分のスタンバイフェイズにこのカードはデッキに戻る。



《時械神サンダイオン/Sandaion the Timelord》 †
効果モンスター
星10/光属性/天使族/攻4000/守4000
このカードの効果及び戦闘による破壊を無効にする。
表側攻撃表示のこのカードのプレイヤーへの戦闘ダメージを0にする事ができる。
このカードが戦闘を行った場合、
相手ライフに4000ポイントのダメージを与える。
このカードが自分フィールド上に存在する場合、
自分はモンスターの召喚・反転召喚・特殊召喚を行えない。
自分のスタンバイフェイズにこのカードはデッキに戻る。


ゴアァアァーーーーーーーーーーン!!


遊星「五体の……時械神だと…………!?」


ゾーン「あなたが何をやってもこの街は救えない……不動遊星、身を持って知るがいい!」



遊星「く…………!」



………………………


旧モーメント


ルドガー「うぉおぉ…………」ブシュウゥゥゥ…………


ツァン「あ……消えた」



鬼柳「やっぱり偽物か」


コナミ「ふぅ…………………」


ディヴァイン「迷惑な奴め」


ツァン「うぅ…………お腹痛い……あの攻撃効いた……」スタスタ



鬼柳「ルドガーを倒すとはやるなツァン」


ツァン「へへん、やったね」


コナミ「周りの炎も消えたな…」






コナミ「とりあえず、先にはすすめるな」ズリ…ズリ…


ツァン「あ、コナミ………」


コナミ「ん?」


ツァン「………えっと……体大丈夫なの…?」


コナミ「……………………大丈夫大丈夫、余裕余裕」ザッ……ザッ



ツァン「……か、肩かしてあげるよ」スクッ



コナミ「おっ………なんだよどうした…………」



ツァン「いいから、人の親切は素直に受け取りなよ」


コナミ「なんか悪いな」ザッ…ザッ



鬼柳「よし……もう遮るものは無い、下までいけるはずだ」スタスタ



レイン「…………………」



ディヴァイン「ふう……………」スタスタ



コナミ「螺旋階段なげえぇよ…………」ザッ…ザッ…





…………………………………………………


コナミ「……………」ザッ


ツァン「ついた…………これが旧モーメントかぁ」


鬼柳「でかいな」


旧モーメント「キュウゥーーーーーーーーーーーン!!」



ディヴァイン「通常と逆回転してるぞ」


コナミ「ゾーンに乗っ取られてるからな……まあ大丈夫だろ」ザッ…ザッ……


コナミ「よし……早速恵を助けようぜ」


鬼柳「よっ」


恵「……………」ドサッ



ツァン「レインさん…………生き返るの?」


コナミ「ああ…………アポリアから貰ったこの…………」スッ



コナミ「モウヤンのカレーを使えばな」



ディヴァイン「成る程、それを私に使えというんだな」



コナミ「ああ」






鬼柳「なんでここなんだ?」



コナミ「アポリアが旧モーメントの力を利用してやらないとダメだっていうから」



鬼柳「そうだったのか…」



ツァン「まあ……これだけモーメントの近くならパワーも十分でしょ」


ディヴァイン「ふう………………さっさとやるならやるぞ」


コナミ「おう……モウヤンのカレーとデュエルディスクをお前に…」カチャッ


キュウゥーーーーーーーーーーーン!!


コナミ「うっ………な、なんだ…………?」


鬼柳「いきなり旧モーメントがさらに加速を………!」



ギュオオオォォーーーーーーーーーーン!!



ツァン「うわっ……なんなのよ……!?」



コナミ「ぼ、暴走か………!?」


ディヴァイン「く………っこの感じ…どうやら旧モーメントは我々に利用されるのを拒絶しているようだな…」


ギュオオオォォーーーーーーーーーーン!!



コナミ「なんでだよ!………っ……まさかゾーンに乗っ取られてるからか………」フラッ


鬼柳「どうする……暴走されたんじゃ何が起きるかわかんねえぞ……」





コナミ「くそ…………ここまできて諦められるか……!」ザッ



ツァン「コナミ!そんなフラフラじゃ……」


鬼柳「危ねえぞ下がれ!」



ディヴァイン「死に損ないめが!」


ギュオオオォォーーーーーーーーーーン!!



カアァァッ!!



コナミ「!?ぅお………!」パアァァアア………


鬼柳「!?なんだ、強烈な光が………」


ツァン「眩しくて前が見えない…………!」



ディヴァイン「ぬ……………」



カァアアアァア…………!!


コナミ「!?うぉおぉ………」シュウゥウゥーーーーーーン………


………………………………………………


鬼柳「っく……………………」


鬼柳「………治まったか…」


ツァン「う……………………」


ツァン「…………………!こ、コナミが消えた」


鬼柳「!?マジだ…………………!」おい、コナミ!コナミイィーーーーーー!?」


シーーーーーーーーーン…


ディヴァイン「突然消えただと………?」




鬼柳「ど、どこ行っちまったんだよ……」



ツァン「ど、どうしよう…………コナミの身体はもう限界なのに………」



鬼柳「な…………なんだと…?」



ツァン「これ以上無理したら本当にやばいんだよ………」



ツァン「これ…ボクの手……さっきまでコナミの体支えてたんだけど…」スッ


ツァン「………気づいて見たら、血が……」


鬼柳「!…………」サッ


鬼柳「薄暗くて気付かなかったが………俺たちの進んできた道…血の道標ができてるじゃねえか」



鬼柳「これ全部あいつの血か………………!?」



…………………


モーメント内


コナミ「………っ………な、なんだここは………」



?「………………」


コナミ「………………?お前………な、何者だ」


?「我は………………モーメントに巣食う者」


コナミ「なにぃ…………?」



?「モーメントの意志………………モーメントそのものと言っていい」



コナミ「い………っ………意味わからん事をいきなり……………」




モーメント「お前達………今すぐここを立ち去れ」


コナミ「なんでだ!恵を生き返らせるにはここの力を使うしか無いんだよ!」


モーメント「そんなもの………我は知らぬ」



コナミ「いいだろ別に!」


モーメント「お前たちに我を好きにはさせぬ」



コナミ「はぁ………?」



モーメント「我……旧モーメントなどと呼ばれて、廃棄されてはいるが………18年前までは人々に利用されているモーメントだった」



コナミ「あぁ…」


モーメント「しかし………ゼロリバースが発生し………壊滅的被害が発生したため……お役御免とされた」



コナミ「ゼロリバース………遊星の父親の…」


モーメント「悪いのは人間どもだというのに………!我は見捨てられてしまったのだ!」



コナミ(……だって意志があるなんて考えないだろうし……)



モーメント「それが困ったから使わせてくれだと…………ふざけるな!」


モーメント「先ほどは……神々によって私は抵抗できず、リフレストなる橋を創るのに利用されたが」



モーメント「そう何度もいいようにされてたまるか……!」



コナミ(…………こいつ面倒くさい………)





ここまででー


あけおめ

HーCエクスカリバー




モーメント「よってお前たちには帰ってもらおう」



コナミ「せっかく長い螺旋階段を降りて来たんだ………無理矢理にでも通してもらう!」


モーメント「やはり諦めんか…………」


モーメント「…ならばデュエルで決めるか」カシャァッ



コナミ「む………そう来たか…!」


コナミ「この野郎………望むところだ………!」カシャッ


フラッ


コナミ「っとと……………」


モーメント「見たところかなり重症だな……お前死んでしまうぞ」


コナミ「そんなのは知らん!俺が勝ったらモーメントを使わせてくれよ」



モーメント「あぁ……我が勝った時には………お前をモーメントの一部にしてやる 」



モーメント「いいのか?」



コナミ「今更そんなもんにビビる俺じゃねえぇ……………!」


キュィーーーーーーーン………キュィーーーーーーーン………


…………………………………………………






遊星「…………」ブオオォーーーーーーーーーー!


ゾーン「伏せカードも無い…そんなシンクロモンスター一体で、時械神5体の攻撃を受けきれると本当に思っているのですか?」



遊星「耐え切って見せる!俺は……………」


ジャック「くず鉄のかかしを使えるのは一ターンに一度、5体の時械神のうち一体だけだ!」



クロウ「どいつもこいつも効果がわからねえってのに……!」


遊星「く……………!」


エンシェントフェアリー「………!」



ゾーン「行きますよ、ミチオンでエンシェントフェアリードラゴンを攻撃!」バッ



ミチオン「!」ドキューーーーーーーン!!


遊星「どうする…………………」


遊星「…………!そうか、まだだ、まだ俺はくず鉄のかかしを使わない!」


ゾーン「ならばミチオンの効果を受けるがいい………!」


ゾーン「ミチオンはバトル後、相手LPを半分にする!」


ギュオオオォォーーーーーーーーーーン!!



遊星「!くぁあぁ……………」LP1500→750



ギャキキキイイィイイィィイイ…………!!!!


MC「!……………ふぅう………なんとか耐え切った遊星……!だがあと4体の攻撃をどうするーーーーー!?」



遊星「ぬぐ………………!」


ギューーーーーーン!





ゾーン「なぜくず鉄のかかしを使わないのです………?」



遊星「お前は俺自身だと言ったな、俺ならば一体目で牽制させ、二体目で仕留めようとする!だからお前もそうしてくると思っていた!」


ゾーン「…………ハイロンで攻撃!」バッ



ハイロン「!」キューーーーン!!



遊星「!ここだ……トラップ発動、くず鉄のかかし!」カチッ



パキィーーーーーーーーン!!


ジャック「よし!二体目も防いだ!」



あげは「でも……くず鉄のかかしを使えるのは一ターンに一度、もう使えないよ…!?」



遊星「くず鉄のかかしは、発動後再びセットできる!」パタン


ゾーン「ハイロンは、バトル後お互いのLPの差分ダメージを与える………これを食らっていればあなたは負けていた」



遊星「く………………」



ゾーン「どんなに足掻こうと、あと三体の時械神……防ぎきれると思っているのですか?」



遊星「 ネオドミノシティを守るためなら、絶対に防いでやる、さあ来いゾーン!」



ゴオォオーーーーーーーーーー!


ゾーン「………三体目、ラフィオンで攻撃!」



ラフィオン「!」キューーーーーーーーーーーーン!!





クロウ「もうくず鉄のかかしを使えうことができねえのに……!」


龍亞「遊星ーーーーーーー!」



遊星「手札のシンクロビリーバーの効果を発動!」シュバッ



遊星「シンクロモンスターが攻撃対象になったとき、それを無効にしてこのモンスターを特殊召喚する!現れろシンクロビリーバー!」



《シンクロ・ビリーバー》
効果モンスター
星1/光属性/天使族/攻0 /守0
自分フィールド上に表側表示で存在するシンクロモンスターが攻撃対象に選択された場合に発動する事ができる。
その攻撃を無効にし、手札からこのカードを特殊召喚する。



ビリーバー「ひひ」守0



ドゴアァアーーーーーーーン!!


MC「おぉーーーーーーーー!遊星、この攻撃も凌いだあぁーーーーーーー!!」


遊星「ラフィオンの効果も発動しない!」



ゾーン「ラフィオンは…バトルしたモンスターを手札に戻し、攻撃力分のダメージを与える………これも防ぎましたか」



ゾーン「四体目、ガブリオンの攻撃!」バッ



ガブリオン「!」ザアァーーーーーーーーー!!


ゾーン「この攻撃を防ぐ手は無いでしょう」


遊星「っ!?」


バシャアァーーーーーーーーー!!



ゾーン「ガブリオンの攻撃後、相手モンスターを全てデッキに戻す」


遊星「なに!」



ミス……ガブリオンは全てをデッキに戻すだった…

シューーーーーーーーーン!!


龍可「エンシェントフェアリードラゴンが………」



ジャック「遊星のカードがデッキに…………」


雪乃「そんな…」


クロウ「これじゃ遊星は何もできねえぇ……!」


ゾーン「これであなたのフィールドはガラ空き…………ふふ」



遊星「!………………」


ゾーン「最後の攻撃です、サンダイオン!」バッ



サンダイオン「!」攻4000→0


ギャオオォオォッ!!!!


ゾーン「アインソフの効果で攻撃力は0になりますが、効果は失われない!サンダイオンの攻撃後、相手に4000のダメージを与える!」



遊星「!」


MC「これが通れば終わりだぞおぉーーーー!?いや、通るか、通るものかあぁ!」


MC「頑張れ遊星ーーーーーーー!」



ドゴアァアーーーーーーーン!!

ゴシャアァーーーーーーーーーーーーーーーン!!!







クロウ「!…………」


アキ「遊星………………!」



龍可「う………うぅ…………」


ナオミ「…………まさか…」


ゾーン「…………………やはりあなたには、未来は救えませんでしたね」



ゴオォオォオォォ…………………



遊星「まだだ…」キューーーーン!


パワーツールドラゴン「……………」


遊星「まだ終わってはいない!」ギュオォーーーーーーーー



ジャック「おおぉ!」


龍亞「パワーツールドラゴンが遊星を守ってくれた!」



MC「ま、まだデュエルは続いているぞーーー!」



ゾーン「……………………………………なぜ」


遊星「俺はサンダイオンの効果が発動した瞬間、手札のシンクロンキーパーの効果を使った」シュッ


《シンクロン・キーパー》
効果モンスター
レベル5/闇属性/アンデット族/攻撃力1500/守備力1000
自分がカードの効果によるダメージを受ける場合、
代わりにこのカードを手札から墓地に送る事ができる。
さらに、自分の墓地からこのカードとチューナー1体をゲームから除外し、
レベルの合計が等しいシンクロモンスター1体をエクストラデッキから特殊召喚する事ができる。
この効果で特殊召喚した効果モンスターの効果は無効化される。


ゾーン「なに…………」


遊星「このカードは効果ダメージを無効にし、シンクロンキーパーと墓地のチューナーを除外する事でレベルの等しいモンスターをエクストラデッキから特殊召喚する!俺は墓地のビッグイーターとシンクロンキーパーを除外しパワーツールドラゴンを呼んだ!」





ゾーン「………………………」



ゾーン「よくぞ耐え抜いたと言いたいところですが、残された時間はあとわずか………」


ゾーン「もうすぐアーククレイドルがネオドミノシティに衝突し、モーメントは消えるでしょう」


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…………ゴシャアァン……!



遊星「………奴の言うとおり時間が無い………アーククレイドルのビルが落下を始めている…!」


ブオオォーーーーーーーーーー!



遊星「俺の手に………みんなの未来がかかってるんだ……!」


ゾーン「遊星……感じているのですね、重圧を」


ゾーン「私も同じでした……そしてそれが叶わなかった時の絶望と悲しみがどれほどのものか……」



遊星「…………」


ゾーン「だから私はこの世界にきた!過去も未来も救おうなどという考えは遊星、甘すぎる、あなたの驕りです!」


遊星「なに!」


ゾーン「カードを一枚セットしてターン終了!」バシッ









……………………………………


コナミ「……………………」



コナミ「……………さぁ………来いよ」LP4000


モーメント「我のターン」シュッ 手札6 LP4000



モーメント「モンスターをセット、さらにカードを二枚セットする」バシッ


モーメント「ターン終了」手札3



コナミ「………いきなり守備モンスターか……ドロー!」シュッ 手札6


コナミ「…………ブラッドヴォルスを召喚!」バッ



《ブラッド・ヴォルス/Vorse Raider》 †
通常モンスター
星4/闇属性/獣戦士族/攻1900/守1200
悪行の限りを尽くし、それを喜びとしている魔獣人。
手にした斧は常に血塗られている。



ヴォルス「ジャハハハハ……」攻1900


コナミ「攻撃じゃあぁ………!」


ズバッ!





コナミ「………………ん?!」


フール「………」守0



《アルカナフォース0-THE FOOL/Arcana Force 0 - The Fool》 †
効果モンスター
星1/光属性/天使族/攻 0/守 0
このカードは戦闘では破壊されず、
表示形式を守備表示に変更できない。
このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時、
コイントスを1回行い、その裏表によって以下の効果を得る。
●表:このカードを対象にする自分のカードの効果を
無効にし破壊する。
●裏:このカードを対象にする相手のカードの効果を
無効にし破壊する。


モーメント「こいつは戦闘では破壊されない」



コナミ「くそ……………一枚セットしてターン終了」バッ 手札4


モーメント「我のターン」シュッ 手札4


モーメント「永続トラップ発動、ラッキーチャンス」カチッ



《ラッキー・チャンス!/Lucky Chance》 †
永続罠
コイントスを1回行う効果モンスターの効果が発動した時、
コインの裏表を当てる。
当たった場合、デッキからカードを1枚ドローする。


コナミ「ラッキーチャンスだとぉ………!?」


モーメント「さらにザ・マジシャンを召喚!」バッ



《アルカナフォースI-THE MAGICIAN/Arcana Force I - The Magician》 †
効果モンスター
星4/光属性/天使族/攻1100/守1100
このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時、
コイントスを1回行い以下の効果を得る。
●表:魔法カードが発動された時、
そのターンのエンドフェイズ時までこのカードの元々の攻撃力は倍になる。
●裏:魔法カードが発動する度に相手は500ライフポイント回復する。


マジシャン「ヒヒヒヒ」


コナミ「な、なんだこいつらは……」


モーメント「マジシャンの効果で正位置か逆位置かのルーレットが回る、それによって効果が変わる」


モーメント「そしてラッキーチャンスによって我はそれを言い当てる、正位置だ」


カシャアァーーーーーーーーン! 正位置


モーメント「当たったから一枚引かせてもらおう」シュッ 手札4





モーメント「さらに魔法カード、カップオブエースを発動」バッ


《カップ・オブ・エース/Cup of Ace》 †
通常魔法
コイントスを1回行う。
表が出た場合、自分はデッキからカードを2枚ドローする。
裏が出た場合、相手はデッキからカードを2枚ドローする。



モーメント「正位置で止まった時、我は2枚ドローできる逆位置ならお前がドローする」


カシャァッカシャァッカシャァッカシャァッ………カシャアン! 正位置


コナミ「!?」


モーメント「はははは………悪いな」シュッ 手札5


コナミ「ど………どうなってやがる!……イカサマか」


モーメント「そんな事はしない、だが、モーメントは回転するエネルギー、正位置逆位置ルーレットを先読みする位…我にはたやすい事だ」


コナミ「何だって………?!先読みだと……」


モーメント「マジシャンの効果発動!魔法カードを使ったターン攻撃力を倍にする!」


マジシャン「ウォオォ」攻1100→2200



コナミ「!」


モーメント「ブラッドヴォルスを蹴散らせマジシャンよ」


ドキューーーーーーーン!!


コナミ「っ!?……ぐぅお………っ……」LP4000→3700 ザザザザァアァッ ミシミシミシミシ……


モーメント「ターン終了だ」手札5




コナミ「野郎ぉ…………………痛っっ………あのルーレットを先読みできるだと………」


コナミ「どれだけの有利を生むんだ………!」シュッ 手札5


コナミ「しかし…………マジシャンの攻撃力は1100に戻っている…今ならぶっ潰せる」


コナミ「……現れろワンダードッグ!」バッ


《忍犬ワンダードッグ/Nin-Ken Dog》 †
通常モンスター
星4/風属性/獣戦士族/攻1800/守1000
忍術を極めた犬忍者。厳しい修行により、擬人化の忍術を使う事が可能となった。


ワンダードッグ「ふっ」


コナミ「攻撃力1800……よし、マジシャンを攻撃しろ!」


ワンダードッグ「ワゥァアアア!」ズドンッ


モーメント「っぬう…………」LP4000→3300 ゴオオォ……!


コナミ「しゃああ………!カードを一枚伏せてターン終了だ!」バッ 手札3


モーメント「ふ……………ドロー」シュッ 手札6


モーメント「我はフールをリリースし、ハングドマンをアドバンス召喚!」バッ



アルカナフォースXII-THE HANGED MAN
効果モンスター (
星6/光属性/天使族/攻2200/守2200
このカードの召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時、コイントスを1回行い以下の効果を得る。
●表:自分のエンドフェイズ時、自分フィールド上の表側表示モンスター1体を破壊し、
自分はその攻撃力分のダメージを受ける。
●裏:自分のエンドフェイズ時、相手フィールド上の表側表示モンスター1体を破壊し、
その攻撃力分のダメージを相手ライフに与える。


ハングドマン「ヒャヒヒヒヒャヒャ」攻2200


コナミ「なにぃ………」


モーメント「アルカナルーレットスタート、ラッキーチャンスの指定は逆位置た!」


カシャアンカシャアンカシャァッカシャァッ カシャアン! 逆位置



モーメント「ドロー!」シュッ 手札6


コナミ「逆位置まで、自由自在だと……………」





コナミ「ラッキーチャンスが消えない限り……奴の手札は無尽蔵だ………」


コナミ「だが……そういう奴らは逆位置の時デメリット効果があるはずだ!」



モーメント「通常はそう、だがこのハングドマン(吊られた男)は逆位置がメリット効果になっている」



モーメント「ターン終了だ!」手札6


コナミ「!ワンダードッグを倒さないのか」


モーメント「ここでハングドマンの効果発動、相手モンスターを破壊して、攻撃力分のダメージを与える!」



コナミ「!」


ワンダードッグ「ぐうおおぉあ!?」ジュバアァン!


コナミ「うぐあぁあぁ………ぁ……!!」LP3700→1900 ギュアアアアアアアン……!



モーメント「攻撃しないほうがダメージが大きいとはな」



コナミ「ぐ…………………なんて奴…………」ザリ………



コナミ「上級モンスターを出しながら手札が溢れるなんて……嘗めた話………!」ザッ



モーメント「我を倒す事はできない、運命を操る事ができるからな!」


コナミ「訳わからんこと言いやがって……………!」



ここまででー


コナミ LP1900 リバース2 手札3


モーメント LP3300 リバース1 ラッキーチャンス! ハングドマン 手札6


サンダイオン




コナミ「ドロー!」シュッ 手札4


コナミ「モンスターをセット……」バシッ


コナミ「さらに魔法カード、ツイスターを発動!」バッ



《ツイスター/Twister》 †
速攻魔法
500ライフポイントを払って発動できる。
フィールド上に表側表示で存在する魔法・罠カード1枚を選択して破壊する。



コナミ「これで…………ラッキーチャンスをぶっ壊す!」LP1900→1400


ギュウォォーーーーーーーーーーーー!!!


バリーーーーーーーン!


モーメント「ち………」


コナミ「ターン終了だ………ふう…」手札2


モーメント「我のターン!」シュッ 手札7



モーメント「手札は満ちている……ラッキーチャンスは必要ない」


モーメント「さて……ハングドマンはセットモンスターには効果を使えないからな……叩くしかあるまい」


モーメント「バトルだ、ハングドマンでセットモンスターを攻撃!」バッ


ハングドマン「チャァーーーーー!」攻2200



バニーラ「!?」守2050


コナミ「トラップ発動、D2シールド!」カチッ


《D2シールド/D2 Shield》 †
通常罠
自分フィールド上に表側守備表示で存在するモンスター1体を選択して発動する。
選択したモンスターの守備力は、元々の守備力を倍にした数値になる。



モーメント「ぬ……!」


コナミ「バニーラの守備力が倍になる!」


バニーラ「!」守2050→4100




コナミ「跳ね返せバニーラ!」


バチイィン!!


モーメント「ぐぅお…………?!」LP3300→1400


ザザザザァアァッ


コナミ「よっし!」


モーメント「く……………おのれ人間め………モンスターをセットだ」バシッ


モーメント「カードを一枚伏せて……ターン終了、この時ハングドマンの効果でバニーラを破壊する!」手札5


ジャキイィンン!!


コナミ「ぐおぉっ………!?」LP1900→1750 ゴウゥッ


モーメント「再びモンスターを失ったな、ははは」


コナミ「ドロー…!」シュッ 手札3


コナミ「……よし……手札からクロスソウルを発動…!」バッ


《クロス・ソウル/Soul Exchange》 †
通常魔法
相手フィールド上のモンスター1体を選択して発動できる。
このターン自分のモンスターをリリースする場合、
自分のモンスター1体の代わりに選択した相手モンスターをリリースしなければならない。
このカードを発動するターン、自分はバトルフェイズを行えない。



コナミ「お前のハングドマンを俺のリリースに使わせてもらう…!」


ギュオオオォォーーーーー


モーメント「ぬぉ………?」


コナミ「ハングドマンをリリースして、モンスターをセット!」バッ


コナミ「厄介な奴が消えてくれたな………ターン終了だ」手札1





モーメント「ドロー!」シュッ 手札6

モーメント「ハングドマンが消えても………我は次なる策を数多用意している……現れろ、エンプレス!」バッ

《アルカナフォースIII-THE EMPRESS/Arcana Force III - The Empress》 †
効果モンスター
星4/光属性/天使族/攻1300/守1300
このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時、
コイントスを1回行い以下の効果を得る。
●表:相手がモンスターの通常召喚に成功する度に
手札から「アルカナフォース」と名のついたモンスター1体を
自分フィールド上に特殊召喚する事ができる。
●裏:相手がモンスターの通常召喚に成功する度に
自分は手札のカードを1枚墓地へ送る。

エンプレス「フフフフ」

モーメント「ルーレットが始まる!」

カシャアン!カシャアン!カシャアン!カシャアン!…………ガシャアァン! 正位置


コナミ「!野郎………っ………なんて奴……」


モーメント「私はターン終了だ」手札5


コナミ「攻撃しないか………リリースして出したからな……警戒されてるか」

コナミ「これはチャンス…!」シュッ 手札2


コナミ「現れろジェネクスコントローラー!」バッ

《ジェネクス・コントローラー/Genex Controller》 †
チューナー(通常モンスター)
星3/闇属性/機械族/攻1400/守1200
仲間達と心を通わせる事ができる、数少ないジェネクスのひとり。
様々なエレメントの力をコントロールできるぞ。


コントローラー「ギギー」


コナミ「エンプレスを攻撃だ!」


モーメント「おっとまて、エンプレスの効果が発動する」

コナミ「!」


モーメント「相手の通常召喚時、手札のアルカナフォースを特殊召喚できる」ザッ


モーメント「現れろワールド!」バッ


《アルカナフォースXXI-THE WORLD/Arcana Force XXI - The World》 †
効果モンスター
星8/光属性/天使族/攻3100/守3100
このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時、
コイントスを1回行い、その裏表によって以下の効果を得る。
●表:自分のエンドフェイズ時に自分フィールド上の
モンスター2体を墓地へ送って発動できる。
次の相手ターンをスキップする。
●裏:相手のドローフェイズ毎に、
相手の墓地の一番上のカードを相手の手札に加える。

ワールド「!」ゴゴゴゴゴゴ…………!! 攻3100


コナミ「?!……な、なんだとこらあぁ…………!」



コナミ「攻撃力…3100……………?」


モーメント「ルーレットが始まる!」


カシャアンカシャアンカシャアンカシャアン………ガシャアァン! 逆位置


モーメント「ぬ」


コナミ「!よ、よっしゃ、そりゃそうだ!そう何度も思い通りに行くか!」



コナミ「そいつはデメリット効果だあぁーーーー!…っ!ゲホ……ゲホッ…」


モーメント「残念だがトラップ発動、逆転する運命!」カチッ


《逆転する運命/Reversal of Fate》 †
通常罠
自分フィールド上に表側表示で存在する
「アルカナフォース」と名のついたモンスター1体を選択して発動する。
選択したモンスターがコイントスの裏表によって得た効果は逆になる。


カシャアン! 正位置


コナミ「!?はあぁ…………?」


モーメント「これでワールドは正位置効果だ!」



コナミ「ぐ…………コントローラーでエンプレスを攻撃だ!」


ドゴーーーーーン!!


モーメント「ぬう…………この程度」LP1400→1300


コナミ「………カードを一枚セットして……タンツイスターを反転召喚!」バッ



《タン・ツイスター/Tongue Twister》 †
効果モンスター
星6/闇属性/悪魔族/攻 400/守 300
アドバンス召喚したこのカードがフィールド上から墓地へ送られた時、
自分のデッキからカードを2枚ドローする。
この効果を発動した場合、このカードをゲームから除外する。



タンツイスター「うっす」




モーメント「なに……」


コナミ「攻撃力3100………なら……そいつを奪い取ってやるまでだ…!」


コナミ「☆6のタンツイスターに…☆3のジェネクスコントローラーをチューニング…!」バッ



☆6+☆3=☆9
カァッ!


コナミ「シンクロ召喚、レアルジェネクスクロキシアン!」バッ


《レアル・ジェネクス・クロキシアン/Locomotion R-Genex》 †
シンクロ・効果モンスター
星9/闇属性/機械族/攻2500/守2000
「ジェネクス」と名のついたチューナー+チューナー以外の闇属性モンスター1体以上
このカードがシンクロ召喚に成功した時、相手フィールド上のレベルが一番高いモンスター1体のコントロールを得る。


クロキシアン「シュッポーーーーーーー!」攻2500


コナミ「タンツイスターの効果で二枚ドローし………クロキシアンの効果発動!」バッ シュッ 手札2


コナミ「お前のワールドのコントロールを奪い取る!」


モーメント「なんと………!」


クロキシアン「コッチコイヨーーーーーー」


ワールド「………………」


モーメント「忌々しいシンクロめ……そんなことを許すか!速攻魔法発動、禁じられた聖杯」カチッ


《禁じられた聖杯/Forbidden Chalice》 †
速攻魔法
フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動できる。
エンドフェイズ時まで、選択したモンスターの攻撃力は
400ポイントアップし、効果は無効化される。



コナミ「!ぐうう………どいつもこいつも同じもんを………!」


モーメント「クロキシアンの効果は無効になった」


コナミ「………ターン終了だ」手札2





モーメント「我のターン!」シュッ 手札 6


モーメント「!……ふふふ……」カシャッ


コナミ「ハァ………ハァ………」


モーメント「モンスターをセット」バッ


コナミ「!……………」


モーメント「二枚の伏せカード………そんなもの無駄だ……大嵐を発動!」バッ

《大嵐/Heavy Storm》 †
通常魔法
フィールド上の魔法・罠カードを全て破壊する。


ゴオォォーーーーーーーーーーーーーー!!!


コナミ「!なに」


モーメント「魔法トラップを全て破壊する!」


バリイィーーーーーーーーン!!


奇跡の残照
リ・バウンド


コナミ「っ………!リ・バウンドが破壊された時、一枚ドローする!」シュッ 手札3



モーメント「無駄だ!光の結界を発動!」バッ


《光の結界/Light Barrier》 †
フィールド魔法
自分のスタンバイフェイズ毎にコイントスを1回行う。
裏が出た場合、このカードの以下の効果は次の自分のスタンバイフェイズ時まで無効になる。
●「アルカナフォース」と名のついたモンスターの召喚・反転召喚・特殊召喚時に
発動する効果は、コイントスを行わず裏表のどちらかを選んで適用する。
「アルカナフォース」と名のついたモンスターが戦闘によって相手モンスターを破壊した場合、
自分は破壊したモンスターの元々の攻撃力分のライフポイントを回復する。


ギュイァアーーーーーーーーーン!


コナミ「!…これは……………」



モーメント「バトルだ!ワールドでクロキシアンを抹殺、オーバーカタストロフ!」バッ



ギュウォォーーーーーーーーーーーー!!!


コナミ「!ぐぅああぁ………!?」LP1800→1200

ゴアァアアァァアア………!!


モーメント「ハハハハハハ!私は光の結界の効果で、クロキシアンの攻撃力分回復!」LP1300→3800


コナミ「ハァ………ハァ……………」

コナミ「 た、耐え切った………」

モーメント「そう思うか?」

コナミ「なんだと……………?」


モーメント「我はカードを2枚セットしてターン終了」手札1

コナミ「っ………俺のターン………ドロー」


カチンッ

コナミ「!?………なに……ドローできないだと…」


モーメント「ハハハハハハ!ワールドの効果が発動したのだ!」


コナミ「ワールドの効果………………」

ワールド「キュイィーーーーーーーーン!!」 フール×2「アアァ」シューーーーーーン…


モーメント「我のフィールドの二体のセットモンスター、フールを墓地に送ることで、お前のターンはスキップされる!」


コナミ「!?スキップだとぉ………それじゃもう一度お前のターン……」


モーメント「その通りだ!」シュッ 手札2

コナミ「ふ、ふざけんなそんな効果………っ………」


モーメント「お前のフィールドはガラ空き……リバースカードも無い、3100の攻撃を受け切れはしない!」


モーメント「だが、更なる絶望を味合わせてやる!トラップを二枚発動!」カチッ

ザ・スピリチアル・ロード
永続罠
自分の墓地にレベル5または6の「アルカナフォース」と名のついたモンスターが
1体以上存在する時に発動する事ができる。
手札からレベル7以上の「アルカナフォース」と名のついたモンスター
1体を墓地に送る事で、デッキから「ザ・ヘブンズ・ロード」1枚を手札に加える事ができる。

ザ・マテリアル・ロード
永続罠
自分の墓地にレベル4以下の「アルカナフォース」と名のついたモンスターが
1体以上存在する時に発動する事ができる。
手札からレベル5または6の「アルカナフォース」と名のついたモンスター
1体を墓地に送る事で、デッキから「ザ・スピリチアル・ロード」1枚を手札に加える事ができる。


キュイィーーーーーーーーーーーン!!キュイィーーーーーーーーーーーン!!


コナミ「?!………この光は…………?」


モーメント「そして愚かな埋葬を発動!」


《おろかな埋葬/Foolish Burial》 †
通常魔法
デッキからモンスター1体を墓地へ送る。


モーメント「我はデッキからムーンを墓地に送る」シュッ


モーメント「そして………ザ・ヘブンズ・ロードを発動する!」カァッ!



ミス……光の結界のルーレットが抜けていました 当然正位置で


ザ・ヘブンズ・ロード
永続魔法
自分の墓地にレベル7以上の「アルカナフォース」と名のついたモンスターが
1体以上存在する時に発動する事ができる。
自分フィールド上に表側表示で存在するこのカードと
「ザ・ マテリアル・ロード」「ザ・スピリチアル・ロード」を1枚ずつ墓地に送り、
自分の手札・デッキ・墓地から
「アルカナフォースEX-THE LIGHT RULER」1体を召喚条件を無視して特殊召喚する。

キュアァーーーーーーーーーーーーン!!


カアアァアァッ!!


コナミ「三つの光の柱が……………」


モーメント「この三本の柱を生贄に究極のアルカナ、ライトルーラーをデッキから特殊召喚する!」バッ


バシュウゥーーーーーーーーーーン!!


ゴアアァアアアアアア…………!!


コナミ「!?ぐうう……………な、なに……………」

《アルカナフォースEX-THE LIGHT RULER/Arcana Force EX - The Light Ruler》 †
効果モンスター
星10/光属性/天使族/攻4000/守4000
このカードは通常召喚できない。
自分フィールド上に存在するモンスター3体を
墓地へ送った場合のみ特殊召喚する事ができる。
このカードが特殊召喚に成功した時、コイントスを1回行い以下の効果を得る。
●表:相手モンスターを戦闘によって破壊し墓地へ送った時、
自分の墓地からカード1枚を選択して手札に加える事ができる。
●裏:このカードを対象にする効果モンスターの効果・魔法・罠カードの
発動を無効にし破壊する。
この効果でカードの発動を無効にする度に、
このカードの攻撃力は1000ポイントダウンする。



ライトルーラー「!」バシュウゥーーーーーーーーーーン!! 攻4000


コナミ「攻撃力4000…………なんてモンスターだ……痛っ………」フラッ


モーメント「ハハハハハハハハ!」




ここまででー


コナミ 手札3 LP1200

モーメント 手札0 ワールド ライトルーラー LP3800


ワールド
http://livedoor.blogimg.jp/conbul/imgs/1/b/1b704c9a.jpg


ミスしたあぁ……

コナミLP1200じゃなくて700だった… ここまででー



モーメント「ライトルーラーは光の結界によって正位置逆位置を自由に決められる、私は正位置を選択!」


カシャーーーーーン!!


コナミ「!っ………ハァ………ハァ…」LP700


モーメント「どうだ!絶望しただろう」



モーメント「運命にひれ伏せ、泣いて許しをこうがいい!ハハハハハハハハ!」


コナミ「ハァ…………ハァ……」



コナミ「遊星が…………ネオドミノシティのために戦ってる…………」


コナミ「俺だって………負けられるか……!」


モーメント「負けられるかだと………お前に勝機などあるか!」


コナミ「っく…………ゲホ………ゲホ……!」



コナミ「ハアァ………っ………かかって来いやあぁーーーーーーー!!」


モーメント「哀れな奴め!」


モーメントの一人称ブレブレなのもすいません



……………………


ブオォォーーーーーーーーーーーーーーー!!!


遊星「今の俺にあるのはパワーツールドラゴンと一枚の手札のみ………」


遊星「だが……次の奴のターンに五体の時械神はすべてデッキに戻る……そしてゾーンの手札は0!」



遊星「次のターンを耐え切れば、勝機はある!」



遊星「このターンを乗り越えて勝利への道を切り開くんだ…俺のターン!」シュッ


ゾーン「永続トラップ、無限械アインソフを墓地に送ることで、無限光アイン・ソフ・オウルを発動!」バッ



遊星「なに!?」


ゾーン「その効果により、時械神の自分スタンバイフェイズにデッキに戻る効果は無効となる!」



ゾーン「これで永遠に時械神は私の場を離れることはない、勝利の可能性などありません」


遊星「………そんな…」


ブォオォォーーーーーーー!



ゴシャアァン……!


遊星「!まずい……」


ジャック「ついに始まったか!……」


龍亞「うわわわわぁ……!」グラグラ…


MC「なんと!ネオドミノシティのビルとアーククレイドルが激突したぁぁーーーーーー!!」


MC「これは大変危険な状況だぞーーーーーーー!!」







バラバラバラ……ゴシャアァン……!


ゴシャアァ…………


遊星「シティが…………」


ドゴッ


遊星「ぐうっ?!……」パラッ


遊星「!しまった、カードを離して……」


ギュウォォーーーーーーーーーーーー!!!


遊星「アーククレイドルの破片が次々に……躱しながら……!」ぎゅうぅーーーーーん!!


パシッ


遊星「!よし取った………」


ドガシャッ


遊星「ぐはぁっ……!?」ズル……


ヒュウゥーーーーーーーーーーー…


MC「!遊星がDホイールから滑り落ちたあぁーーーー!!これはまずいぃーーーーー!」


クロウ「遊星ーーーーーー!?」


アキ「ウソ……!?」


龍亞「遊星ーーーーーーーーーー!!」


……


牛尾「!う、ウソだろ……」

………


イェーガー「ゆ、遊星!」ダッ


ミゾグチ「!危険です」ガシッ


遊星「………」ヒューーーーーーーーー…


シェリー「あぁ……!」



遊星「……………」ヒュウゥーーーーーーーー


遊星(ダメなのか……………)


遊星(俺には………なにも救えないのか……)


ジャック「目を覚ませ遊星!」


龍可「遊星!」


遊星(みんな……………すまない…)


遊星(……………)


……………………………………………………………



コナミ「ハァ………………フゥウ………」LP700



モーメント「さあ、とどめのバトルフェイズだ」


コナミ「!…………」


ギュイィーーーーーーーーーン!!



モーメント「?!……………なに………この意志は不動博士の………」


モーメント「奴め………まだ残りカスが残っていたか……!どこへ向おうというのだ……」



コナミ「?っ…………何処かに……移動してるのか………」

キュオォーーーーーーーーーーーン!

………………

鬼柳「!?モーメントの光が……」


ツァン「ネオドミノシティの方へ………」


………………


キュオォーーーーーーーーーーーン!


アキ「あの光は………?」


クロウ「なんだ…!?」


遊星(………………………?)


バシュウゥーーーーーーーーーーン!!


姑息な真似を……(シューティング・クェーサー・ドラゴンを召喚しながら)



………………………

モーメント内部


遊星「…………………」


遊星「……………?」


不動博士「遊星………………起きるんだ遊星」


遊星「…?………………!父さん……」


スクッ…


遊星「……俺は…負けたのか………?」


不動博士「いや、まだデュエルは終わっていない」


遊星「く…………無理だ………もう、身体が動かないんだ………!」グググ…



不動博士「諦めるな遊星、お前ならきっとできる」


遊星「!…勝手なことを言わないでくれ………俺は全力で戦った………それでも今回だけは無理なんだ………」



遊星「………もう、戦えないんだ………」



不動博士「………………遊星」


遊星「……………?」


ペチイィーン!


遊星「!?っく……………」


コナミ「うわ……っ……ビンタ食らった………」


モーメント「あれは不動遊星………親子で面談ということか…」


遊星「!コナミ…………モーメントの中で会うとは………」


不動博士「見るんだ、彼は傷だらけで戦っている……辛いのはお前だけでは無いのだ………」


遊星「…………………コナミ……」



まさかここでこうくるか!




不動博士「………お前にはまだやる事がある……」


不動博士「粒子と粒子を繋ぐ遊星粒子のように………人の心を導き……人の心を繋ぐのだ」


遊星「…………………」


不動博士「その先に必ず…新たな境地が見えてくる」


遊星「……………人の心を導き………人の心を繋ぐ」


不動博士「ああ、それがお前の役目だ」



コナミ「……ス………スパルタ親父だったんだな…………っ……」フラッ



遊星「…………………ふ…」


遊星「厳しいんだな、父さんは」


不動博士「………………」


遊星「目が覚めたよ…父さん………そしてコナミ、お前にも礼を言う」


コナミ「……………ハァ……………ハァ……気にすんなよ…親父にマジ説教を人前でされるのは確かに恥ずかしいだろうけどよ……」


遊星「ふふ………俺は仲間のところに戻らなければならない、最後まで諦めず戦い抜かなければならないんだ」


不動博士「そうだ、それでこそ我が息子だ」


不動博士「未来を信じ、強く生きろ……遊星……お前にしてやれるのはこれが、最後だ」


シュウゥウゥゥーーーーーーーン………



遊星「!父さん」


不動博士「私はいつでも、お前のそばにいる……………遊星……」


シュウゥウゥゥーーーーーーーン………



モーメント「………………残りカスもようやく消えたか………くだらん…戻らせてもらう」


シュウゥウゥゥーーーーーーーーーーーーーーン!!


コナミ「!っ…遊星、頑張れよ…!」







遊星「…………!!」ヒュウゥーーーーーーーーーーー


遊星号「!」ブオォォーーーーーーーーーーーーーーー!!!


ギュウゥウーーーーーーーーーーン!!

ガタンッ!


遊星「Dホイールが俺の元に………………父さんが俺を助けてくれたのか……!」



遊星「ありがとう父さん…………!」クイッ



ギュアァーーーーーーーーーーーン!!!


ゴオォオオォーーーーーーーーー!!


遊星「俺は未来を信じる、父さんの分まで強く生きる!」


ゾーン「!…………」


MC「おおぉーーーーーーー!不動遊星復活だあぁーーーーーーー!!」



MC「私は今猛烈に感動しているーーーーーー!!必ず戻ってきてくれると我々は信じていたぞおぉーーーーーー!!」


「おぉーーーーーーーー!」「やったぜ!がんばれーーーーー!」


ジャック「よおぉーーーし………!」



クロウ「無事だったか遊星ーーー!」



龍可「遊星…………!」




ブオォォーーーーーーーーーーーーーーー!!!



遊星「ゾーン、まだ勝負は終わってはいない!」


ゾーン「ぬ………………」


遊星「俺はターボシンクロンを召喚!」バッ




《ターボ・シンクロン/Turbo Synchron》 †
チューナー(効果モンスター)
星1/風属性/機械族/攻 100/守 500
このカードの攻撃宣言時、攻撃対象モンスターを守備表示にできる。
また、このカードの攻撃によって自分が戦闘ダメージを受けた時、
受けたダメージの数値以下の攻撃力を持つモンスター1体を手札から特殊召喚できる。



ターボ「ウイィ」


遊星「☆7のパワーツールドラゴンに、☆1のターボシンクロンをチューニング!」バッ


☆7+☆1=☆8
カァッ


キイィーーーーーーン!


龍亞「!遊星、俺の力を使ってくれよ!世界の未来を守るため、勇気と力がレボリューション!シンクロ召喚!進化せよ、ライフ・ストリーム・ドラゴン!」

《ライフ・ストリーム・ドラゴン/Life Stream Dragon》 †

シンクロ・チューナー(効果モンスター)
星8/地属性/ドラゴン族/攻2900/守2400
チューナー+「パワー・ツール・ドラゴン」
このカードのシンクロ召喚に成功した時、
ライフポイント2000未満のプレイヤーのライフポイントを2000にする。
このカードがフィールド上に表側表示で存在する場合、効果ダメージは無効となる。
1ターンに1度、フィールド上に存在するこのカード以外の全ての
シンクロモンスターのレベルを1~12の数値の中で任意の数値にする事ができる。



ライフストリーム「キアアアアァァ!」





遊星「このモンスターのシンクロ時、LP2000以下のプレイヤーのLPを2000にする!」LP750→2000


パアァアアァアアアァアァ…………



ジャック「よし!」


雪乃「LP回復の効果が………」


龍亞「これで一気にLP回復だーーーー!」



あげは「でも………五体の時械神が相手じゃ……」


ナオミ「残り手札は一枚………」


遊星「…………………」


ブオォォーーーーーーーーーーーーーーー!!!


…………………………………



モーメント「…………………見たくも無い顔を見てしまった」


コナミ「………遊星の親父は……ハァ………お前の生みの親なんじゃないのか……?」



コナミ「見たくもないってのは………」


モーメント「……もうそんな事はどうでもいい、お前を片付けて終わりにしてくれる!」


コナミ「!」


モーメント「ワールドとライトルーラー、二体の攻撃を躱せはしない!」







ワールド「……………」攻3100


ライトルーラー「……………………」攻4000


コナミ「いい気になりやがって………4000なんざ………オーディンやマシニクルで体験済みなんだよ………!」


コナミ「!?ゴホッ!」ベシャッ


モーメント「はははは、吐血だと………お前いよいよ末期だな、死は目前だ……」


コナミ「くぅ…………………」



モーメント「不動博士の亡霊の力で僅かに生の時間が延びたが、ここまでだ!」


モーメント「ライトルーラー!奴にダイレクトアタック!」バッ



ライトルーラー「!」キュイィイィ………ン


モーメント「ジ・エンド・オブ・レイ!」


カアァァーーーーーーーーーーー!!!


コナミ「!うぉおぉぉおぉ!」


ドゴオォーーーーーーーーーーーーン!!


モーメント「さらにワールドも攻撃をだ、オーバー・カタストロフ!」


ワールド「!」キュアァーーーーーーーーーーン!!


ゴギャアァアァーーーーン!!


ゴォオオオォォオォォ……………!!!!


俺は、このカードを発動していたのさ!。



モーメント「ハハハハハハハハハ!」


モーメント「骨まで砕けたか!」


シュウゥウウゥゥ…………………………


コナミ「………ごほっ……………煙たいだけだバカめぇえーーーーーー!」


バッ

ダンッ


モーメント「!……なにいぃ………………?」



コナミ「ふうぅ………………」LP700 ザッ……


モーメント「ふ、ふざけるなよ…………手札だけで二体の攻撃を凌ぎきれる訳があるか……!」


コナミ「っ……凌ぎきれるんだな、これ一枚で」カサッ


モーメント「そんなバカな…………カイトロイドだと………?」


カイトロイド
効果モンスター
星1/風属性/機械族/攻200/守400
相手の直接攻撃による戦闘ダメージ計算時、このカードを手札から捨てて発動する。
その直接攻撃によって発生する自分への戦闘ダメージを0にする。
また、自分の墓地に存在するこのカードをゲームから除外する事で、
相手の直接攻撃によって発生する自分への戦闘ダメージを1度だけ0にする。


コナミ「手札から墓地に捨て、ライトルーラーを止める……墓地から除外してワールドを止める………」


コナミ「これで完璧だ!ハハハハハハハハハ、バカめぇ!」


モーメント「くそ…………………!」




さすがは「カイト」ロイド。




コナミ「もう一度言うぞ、バカめえええぇぇ!」


モーメント「貴様あぁーーーーーーーーーーー!!」


モーメント「ターン終了だ!次のターンで終わりにしてくれるわ!」手札0



コナミ「ふうぅ…………っ………」手札2


コナミ「…………ドロー!」シュッ 手札3


モーメント「手札三枚で逆転など不可能だ!」



コナミ「どうかな……………やってみなきゃわかんないだろ…」


コナミ「俺は……この魔法カードを使う!」バッ



《至高の木の実/Supremacy Berry》 †
通常魔法
このカードの発動時に、自分のライフポイントが
相手より下の場合、自分は2000ライフポイント回復する。
自分のライフポイントが相手より上の場合、
自分は1000ポイントダメージを受ける。


コナミ「俺のLPが2000回復!」LP700→2700


モーメント「そんなもの………」


コナミ「さらに魔法発動!」ガッ



《魔の試着部屋/Enchanting Fitting Room》 †
通常魔法
800ライフポイントを払う。自分のデッキの上からカードを4枚めくり、
その中のレベル3以下の通常モンスターを自分フィールド上に特殊召喚する。
それ以外のカードはデッキに戻してシャッフルする。


コナミ「俺のLPを800払い………!」LP2700→1900


モーメント「運に頼るしかないか!ハハハハ」




モーメント「雑魚を並べようという考えだな!」


モーメント「そいつらで攻撃を凌ごうと、しかし、最低でも二体のモンスターを出さなければならない!」


コナミ「やってやらあぁーーーーーーーー!」シュバッ


D・ナポレオン
魔導雑貨商人
逆さ眼鏡
カニカブト


コナミ「…………!よし!、二体のモンスターを召喚……………っ!」バッ

《カニカブト》 †
通常モンスター
星3/水属性/水族/攻 650/守 900
カニのモンスター。
両手の大きなハサミで相手を切り刻む。




《D・ナポレオン/Meda Bat》 †
通常モンスター
星2/闇属性/悪魔族/攻 800/守 400
心の悪しき者がつくった目玉の悪魔。ダークボムで爆破攻撃。


ナポレオン「チチ…」守400


カニカブト「……」守900


モーメント「!チ…………」


コナミ「さらにカードを一枚セットしてターン終了だ!」バッ 手札0



モーメント「なんとか二体並べたか、だが我のドローでモンスターを引けば!」シュッ 手札1


モーメント「………………………く……」


コナミ「っへへ…………どうやら俺の運が勝ったようだな……」




モーメント「ここからだ、魔法発動!」ガッ


《カップ・オブ・エース/Cup of Ace》 †
通常魔法
コイントスを1回行う。
表が出た場合、自分はデッキからカードを2枚ドローする。
裏が出た場合、相手はデッキからカードを2枚ドローする。


コナミ「!………ドローカード」


モーメント「ルーレット回れ!」


カシャアン!カシャアン!カシャアン!カシャアン!カシャアン!……カシャアン! 正位置


コナミ「っ!?なんだとぉ…………」


モーメント「ハハハハハハハハハ、終わりだ、お前は今終わったあぁーーーー!」シュバッ


アルカナフォースXIV-TEMPERANCE
アテナ


モーメント(!?…………なんだ、この運命は…………)


コナミ「……っ………!しくじったか」




モーメント「…ぬぐぅ……だが、お前に残された時間は少ない……次だ、次のターンがくれば今度こそ終わる」


コナミ「ハァ…………ハァ………」


モーメント「お前と我では、格が違うのだ、行けワールド、ライトルーラー!」バッ


ドキューーーーーーーーン!!


ドキューーーーーーーーン!!


コナミ「っぐあああぁ………………っ………!」ゴォオオオォォオォォ………



コナミ「っ………うぐ………」


モーメント「余波にも耐えられないか、決着前に死んでしまうかもな……くくく………」


モーメント(……………次のターン………今度こそ我の勝ちだ…………手こずらせおって……)


モーメント(万が一……反撃をしてきたとしてもテンパランスがある………戦闘ダメージを一度無効にする……!)


モーメント「ターン終了だ!」





コナミ「トラップ…っ…発動………!」カチッ



《オーバーリミット/Over Limit》 †
通常罠
500ライフポイントを払う。
このターン戦闘で破壊された攻撃力1000以下の通常モンスターを、
可能な限り自分フィールド上に特殊召喚する。


モーメント「なに……………?」


コナミ「LPを…………500払って……………!ハァ………このターンやられた攻撃力1000以下の通常モンスターを全て…特殊召喚!」バッ LP1900→1400


カニカブト「シャシャシャッ」


ナポレオン「チチーー…」


モーメント「無意味な事を……そんな雑魚を並べても無駄だ!」


コナミ「ハァ……………それは……どうかな…」


モーメント(…………なんだ………こいつは………)


コナミ「……ドロー!」シュッ 手札1


コナミ「…………………………魔法発動…」ガッ


《名推理/Reasoning》 †
通常魔法
相手プレイヤーはモンスターのレベルを宣言する。
通常召喚可能なモンスターが出るまで自分のデッキからカードをめくる。
出たモンスターが宣言されたレベルと同じ場合、めくったカードを全て墓地へ送る。
違う場合、出たモンスターを特殊召喚し、それ以外のめくったカードは全て墓地へ送る。


モーメント「………なんだ…それは…」


コナミ「…………へへへへへ………」


それはどうかな?は、勝利宣言。



ここまででー


不動博士


コナミLP1400 手札0 カニカブト Dナポレオン


モーメント LP3800 ワールド ライトルーラー 手札2





ミス
ライトルーラーの効果でマジシャンが手札に加わってました モーメント手札3で…


訂正します…… モーメントの場に光の結界があります… カニカブトとDナポレオンを破壊したターンは逆位置だったということで…


すいません

乙で~す♪
コナミの大逆転劇を早く!速く!




ゾーン「この街はモーメントとともに滅ぶ運命なのです………!」


ゾーン「輝かしい未来の礎となるために…」


遊星「!お前のいう未来は、本当に輝かしいものなのか!?」


ギュウゥウーーーーーーーーーーン!!


遊星「モーメントが歴史から消えても、人間の進化の行き着く先が欲望や誘惑に囚われるのならばお前が生きた世界となんの違いがある!」


遊星「それで世界が救われたと言えるのか!本当に未来を救うには、人々の心が正しい方へ向かい、モーメントとともに繁栄できる未来を作らなければいけない!」



遊星「今を救わなければ未来も救われない!そうじゃないのかゾーン!」


ゾーン「!…………………」


遊星「俺は絶対に見つけ出してみせる!新たな境地を!」


ギュウゥウーーーーーーーーーーン!!


遊星「父さん……みんな……………俺に力を…」


「遊星ーーーーーーーーーーー!!」


「遊星!」 「遊星えぇー!」


「遊星えぇーーーーーーーー!!」


ジャック「遊星ーーーー!」


クロウ「遊星ーー!」


アキ「遊星!」




「遊星ーーーーーーーーー!」「遊星えぇ!」


遊星「!……聞こえた…みんなの声が」


遊星「俺一人が運命を背負っているわけじゃない………この街のみんなが俺を励ましてくれている……俺に力を与えてくれている…」


遊星「!そうか………」


ギュウゥウーーーーーーーーーーン!!


ゾーン「!遊星何を………さらに空へ……」


遊星「己の限界を超え…さらにその上を行くには………自分一人の力ではダメだ!」


ギュアァーーーーーーーーーーーン!!!


遊星「仲間の思い、絆を繋がなければならない……!」


遊星「それを可能にするのが………俺たちチーム5Dsの絆………!」


ゴアァアァーーーーーーーーーーーン!!!


ブルーノ『遊星……君なら見つけられる、君だけのアクセルシンクロを………』


遊星「!…ブルーノ……………見つけたぞ!」


グアァァーーーーーーーーーーーン!!


カァアァアアァアァアア……………………


遊星「俺はsp-シンクロパニックを発動!」バッ




遊星「このカードはspが7以上ある時、このデュエル中に召喚したシンクロモンスター全てを、効果を無効にして攻撃力0で特殊召喚する!」


《 Sp-シンクロ・パニック》
通常魔法
自分用スピードカウンターが7つ以上ある場合に発動する事ができる。
このデュエル中にプレイしたシンクロモンスターをエクストラデッキから可能な限り特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化され、攻撃力は0となる。


ゾーン「何をする気だ……………」


遊星「現れろ!」バッ


エンシェントフェアリー「!」


ブラックフェザー「!」


ブラックローズ「!」


レッドデーモンズ「!」


あげは「シンクロモンスターが5体…………」


遊星「さらにライフストリームドラゴンの効果発動、自分フィールドのこのモンスター以外のシンクロモンスターのレベルを、1から12まで好きな数に変更できる!」


遊星「俺はレッドデーモンズドラゴン、ブラックローズドラゴン、ブラックフェザードラゴン、エンシェントフェアリードラゴンのレベルをそれぞれ1にする!」


キュィィーーーーーーーーィイーーーン!!


遊星「ジャック、クロウ、アキ、龍可、龍亞!俺たちの絆を繋げるぞ!」


キイィーーーーーーーーン!!




クロウ「なんだ…」


アキ「遊星が力を求めているのよ……!」


龍亞「遊星ー!」


龍可「遊星ーーーーーー!」


キィーーーーーーーーーーーン!!


ジャック「遊星ぇーーーーーーーー!」



遊星「……………………」シュォオオォオォオ………………


カァァアァアァ…………


遊星「……………………!新たな境地、オーバートップクリアマインド!」


キュゥウーーーーーーーーーーーーーーーーン!!


ゴオォォオォ……………


遊星「☆1となったエンシェントフェアリードラゴン、レッドデーモンズドラゴン、ブラックフェザードラゴン、ブラックローズドラゴンに☆8のライフストリームドラゴンをチューニング!」


☆1+☆1+☆1+☆1+☆8=☆12

カアァッ……!


遊星「集いし星が1つになるとき、新たな絆が未来を照らす!光差す道となれ!」


遊星「リミットオーバーアクセルシンクロォオオオーーーーーーーーー!!」





パシュウウゥウゥゥウゥン!!


遊星「進化の光、シューティング・クェーサー・ドラゴン!」バッ



《シューティング・クェーサー・ドラゴン/Shooting Quasar Dragon》 †
リミットオーバーアクセルシンクロ・効果モンスター
星12/光属性/ドラゴン族/攻4000/守4000
シンクロチューナー+チューナー以外のシンクロモンスター2体以上
このカードは素材としたシンクロモンスターの数だけ攻撃する事ができる。
このカードが攻撃する時、「無効にする」という効果を持つ
フィールド上に存在するカード1枚の効果の発動を
バトルフェイズ終了時まで無効にする事ができる。
また、効果によるダメージを無効にする。
相手モンスターのモンスター効果をこのカードは受けない。
このカードがフィールドを離れた時、フィールド上のモンスターを
全て破壊しエクストラデッキの「シューティング・スター・ドラゴン」
1体を自分フィールド上に特殊召喚する事ができる。
この特殊召喚はシンクロ召喚扱いとする。



シューティングクェーサー「カァアァアァーーーーーーー!!」


ドキューーーーーーーーン!!


ゾーン「!…………………」


遊星「ゾーン!」


クェーサー「…………………」


遊星「これが俺達5Dsの絆の結晶……………俺達の進化の証だ!」


ゾーン「……………………」





クロウ「やりやがっな遊星」


ジャック「五体のシンクロモンスターでの、究極シンクロ…」


龍可「あたし達の力の結晶…………」


アキ「シューティングクェーサードラゴン………」


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……


ゾーン「リミットオーバーアクセルシンクロ………馬鹿な…歴史の中にそんなものは存在しない…」


遊星「父さん……俺は守り抜いて見せる……俺のかけがえのない人たちを……俺の生まれたこの街を」


遊星「行くぞゾーン!シューティングクェーサードラゴンで攻撃!」


ゾーン「君がいくら新たなモンスターを召喚しようと…時械神は破壊されずダメージも受けない!」


遊星「いいや、シューティングクェーサードラゴンは破壊無効効果を無効にできる!」


ゾーン「なに…?!」


遊星「そして、シューティングクェーサードラゴンはシンクロ素材の数だけ攻撃できる!」


ジャック「いけぇえぇ!」


龍可「時械神を攻撃!」


アキ「天地創造撃!」


クロウ「ザ・クリエーションバースト!」


ドシュウゥーーーーーーン!ドシュウゥーン!ドシュウゥーン!ドシュウゥーン!






ゴシャアアアァアァァアアアン!!


ゾーン「ぬぁああ…………時械神が………サンダイオン以外………」


遊星「まだだ、シューティングクェーサードラゴンはもう一度攻撃できる!」


龍亞「サンダイオンとシューティングクェーサードラゴンの攻撃力は互角!」



遊星「行くぞ龍亞!」


龍亞「うん、シューティングクェーサードラゴン、サンダイオンを攻撃!」


クェーサー「ァアァァアア!!」


ドシュウゥーーーーーーーーーーーーーン!!!


サンダイオン「!」ボアアァアアアアァ!!!


どーーーーーーーーーん!!


ゾーン「うおぁあぁ………全滅………しかし……これで遊星、君のモンスターも消えた………………!」


シュウゥゥウウ………………


シューティングスタードラゴン「……………………」


ゾーン「!なに…………あれはシューティングスタードラゴン!」


遊星「クェーサードラゴンは、破壊された時シューティングスタードラゴンを効果を無効にして特殊召喚できる!」





遊星「シューティングスタードラゴンで、ゾーンにダイレクトアタック!」バッ


キュゥウーーーーーーーーーーーーーーーーン!!


ドゴォオーン!


ゾーン「くあぁあぁあぁ…………!!?」LP4000→700


ギュルルルルルルルルルル…………!


ゴシャアアアァアァァアアアン!!


バラバラバラ………


イェーガー「おぉお………」


MC「!見たかゾーン、これがチーム5Dsの底力だあぁーーーーーーー!」


MC「残りLPは700、勝て、勝ってくれ遊星ーーーーーーー!」


「おおおーーーーーーーー!」


「遊星ーーーーーー!」



あげは「ゾーンを倒すまでもう少し………」


雪乃「このまま決めてしまえば………!」


シュウゥウゥウ……………


ゾーン「…………」






遊星「……俺はスピードワールド2の効果発動、scを7取り除いてカードを一枚ドローする」シュッ


遊星「!………………一枚カードをセットしてターンエンド」サクッ


ゾーン「………………」


シュウゥウゥウ……………


……………………………………………


コナミ「さあ………レベルを一つ宣言しろ…!」


モーメント「………名推理………ドローしたモンスターのレベルを宣言して、外したらそのモンスターが特殊召喚される……」


コナミ「……………………」


モーメント「…………………今更何が来ようと問題ではないが………厄介な目は潰しておこうか」


モーメント「レベルは…8だ、上級モンスターが現れるのは面倒だからな」


コナミ「………………わかった…」シュッ


コナミ「………引いたのは捨て身の宝札……捨てて次を引く」シュッ


コナミ「……………闇よりの罠………捨ててもう一枚…」シュッ






コナミ「…………………!っ来た…引いたのは………☆2、レアル・ジェネクス・コーディネイター!」


モーメント「!なに………」


コナミ「☆8なんて…最初からねーんだよ………!ハハハハ……!」バシッ



《レアル・ジェネクス・コーディネイター/R-Genex Overseer》 †
チューナー(効果モンスター)
星2/闇属性/魔法使い族/攻 200/守 100
このカードが召喚・特殊召喚に成功した時、
手札からレベル3以下の「ジェネクス」と名のついた
モンスター1体を特殊召喚できる。


コーディネイター「…………ウィーン」


モーメント「く……だが雑魚が一体増えただけだ」


コナミ「残念だったな………こいつはチューナーモンスター………!」


コナミ「☆3のカニカブトに、☆2のレアルジェネクスコーディネイターを……チューニング!」


☆3+☆2=☆5
カァアッ


コナミ「シンクロ召喚、A・O・Jカタストル!」バッ


《A・O・J カタストル/Ally of Justice Catastor》 †
シンクロ・効果モンスター
星5/闇属性/機械族/攻2200/守1200
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカードが闇属性以外のフィールド上に表側表示で存在する
モンスターと戦闘を行う場合、
ダメージ計算を行わずそのモンスターを破壊する。


カタストル「!ヒャハハァーー!」ガシャーーーーーーン!!






モーメント「!……」


コナミ「カタストルは………お前らを殲滅させる!」


コナミ「行けカタストル、ライトルーラーを攻撃だ……っ!」


カタストル「ウッシャアァーーーー!」ピカアァーーーーーー!!


ライトルーラー「!!?」ドコォーーーーーーン!!


モーメント「ぬぁあ…………………!?」


コナミ「闇属性以外には負けないんだよ…………カタストルは……」


モーメント「ライトルーラーがやられた…………」


コナミ「ターン終了…………お前の光だらけのデッキで、カタストルを倒してみろやあぁーーー!」


モーメント「………ドロー!」シュッ 手札4


カシャァン!カシャァン!カシャァン! 正位置


モーメント「光の結界は正位置………」


コナミ「そんなのは知らん!」


モーメント「く……………カードをセット…」カシャッ


モーメント「ワールドでDナポレオンを攻撃!オーバーカタストロフ!」バッ


ドコォーーーーーーン!!


コナミ「!っ………ぬうぅお………」ザザザザ…



モーメント「私はLPを回復する!」LP3800→4600


コナミ「ち…………っ……」








モーメント「モンスターをセットして…ターン終了だ…!」手札2


コナミ「っ……ドロー!」シュッ 手札1


コナミ「……闇の量産工場を発動…!」ガッ


《闇の量産工場/Dark Factory of Mass Production》 †
通常魔法
自分の墓地に存在する通常モンスター2体を選択して発動する。
選択したモンスターを自分の手札に加える。


コナミ「墓地から…………ジェネクスコントローラーと………Dナポレオンを手札に戻す!」シュバッ


コナミ「モンスターをセットして………カタストル、攻撃!」バッ


カタストル「キュイィイィン!」ドシュウウ!


マジシャン「!?」守1100 ドコォーーーーーーン!!


モーメント「うぐ…………?」


コナミ「ターン終了…ハァ……」手札1


モーメント「く……………ドロー!」シュッ 手札3


アルカナコール


モーメント「!」(……繋がった………コンボが)








ミスった…… ワールドを破壊してたという事で………



カシャァン!カシャァン!カシャァン! 正位置


コナミ「………光の結界はまた正位置か…………」


モーメント「………………カードをセット!」バッ


モーメント「ターン終了だ」手札2


コナミ「ドロー!」シュッ 手札2


モーメント(リバースカードは…アルカナコールとリミットリバース……)


モーメント(このターン……エンドフェイズにリミットリバースを発動させフールを特殊召喚する……)


モーメント(光の結界の効果で逆位置に指定…………そして我のターンにアルカナコールを発動)


モーメント(フールは墓地のハングドマンの効果を得て………エンドフェイズにカタストルを破壊…ダメージを与えてデュエルは終わる)



モーメント(フィールドにはマジシャンがセットしてあるだけだが…LPは4600……)


モーメント(さらに手札のテンパランスでダメージを無効にできる)


モーメント(……………どう考えても勝った……!)


コナミ「……………守りに入ったな………やっちゃいけない事をしたぞお前……………」



モーメント「なに……………?」





コナミ「俺は………ジェネクスコントローラーを召喚……!」バッ



《ジェネクス・コントローラー/Genex Controller》 †
チューナー(通常モンスター)
星3/闇属性/機械族/攻1400/守1200
仲間達と心を通わせる事ができる、数少ないジェネクスのひとり。
様々なエレメントの力をコントロールできるぞ。


コントローラー「ギーー」


モーメント「…………」


コナミ「………そして、D-ナポレオンを攻撃表示に変更…っ!」バッ


ナポレオン「チーー」攻800


《D・ナポレオン/Meda Bat》 †
通常モンスター
星2/闇属性/悪魔族/攻 800/守 400
心の悪しき者がつくった目玉の悪魔。ダークボムで爆破攻撃。


モーメント「ふん………総攻撃を仕掛けようというんだな…お前も我の守備モンスターは知っているだろうし」


コナミ「ああ…………ハァ………ライトルーラーの効果で加わったマジシャン………のはずだ」


コナミ「行けDナポレオン……攻撃だ!」」バッ


モーメント「!?なに」


ナポレオン「チーー!」攻800


マジシャ「!ふおぉ!」守1100


ベチィイーーーーーン!!


コナミ「っ!ごふぅ…………っ」LP1400→1100

ゴアァアア………!


モーメント「なにをしている、血液が足りなくなって血迷ったか」


コナミ「いいや…………っ……そいつを………表にしてやったんだよ………!」


モーメント「表…………?」




コナミ「メインフェイズ2に入るぞ…………」


モーメント「カタストル達で攻撃を仕掛けないというのか………………?」


コナミ「俺は…………☆5のカタストルと☆2のDナポレオンに…………☆3のジェネクスコントローラーをチューニング!」バッ


☆5+☆2+☆3=☆10


カアァッ


モーメント「レベル10の…………シンクロ召喚だと…」


コナミ「シンクロ召喚……現れろ決戦兵器、ディサイシブアームズ!」バッ



《A・O・J ディサイシブ・アームズ/Ally of Justice Decisive Armor》 †
シンクロ・効果モンスター
星10/闇属性/機械族/攻3300/守3300
チューナー+チューナー以外のモンスター2体以上
相手フィールド上に光属性モンスターが存在する場合、
1ターンに1度、以下の効果から1つを選択して発動できる。
●相手フィールド上にセットされたカード1枚を選択して破壊する。
●手札を1枚墓地へ送る事で、
相手フィールド上の魔法・罠カードを全て破壊する。
●自分の手札を全て墓地へ送る事で、
相手の手札を確認してその中から光属性モンスターを全て墓地へ送る。
その後、この効果で墓地へ送ったモンスターの攻撃力の合計分のダメージを相手ライフに与える。


ディサイシブアームズ「ガショオーーーーーーン!」攻3300


ゴゴゴゴゴゴ……!


モーメント「なんだこの大砲は…………………!?」


コナミ「驚いたかこの野郎………ハァ…………」





モーメント「攻撃力3300……………高い…」


モーメント「しかし………お前のバトルフェイズは終了している、意味はない!」


モーメント「残るはターン終了宣言だけだ!」


コナミ「それはどうかな…」


モーメント「ぬ……」


コナミ「A・O・Jは対光族用兵器…………ディサイシブアームズも光属性相手に滅法強い効果を持っている!」


モーメント「対光属性兵器だと…………」


コナミ「見せてやるぜ………ディサイシブアームズの効果発動!」


ディサイシブアームズ「!」キュィイーーーーーン……


コナミ「光属性モンスターが相手フィールドにいる時…っ……手札を全て墓地に送って発動できる」シュッ 手札0


モーメント「そのためのマジシャンか……」


コナミ「相手の手札を確認し……光属性モンスターを全て墓地に送る…そして、合計攻撃力分だけダメージを与える!」ビッ



モーメント「!?………なに」ちらっ


アテナ攻2600
アルカナフォースXIV-TEMPERANCE 攻2400


モーメント「…………………しまった…………!」






コナミ「行け、ディサイシブアームズ!」

ドシュウウーーーン!


モーメント「!」バシュンッ


コナミ「………手札の二枚のカード……どっちも光属性モンスター……!よし……」


モーメント「全て墓地に…………!?」


コナミ「そして………アテナの2600……テンパランスの2400…………合わせて5000のダメージを………!」


コナミ「お前に食らってもらうぞぉオラアァーーーーーー!」


モーメント「!」LP4600


ディサイシブ「エネルギー充電………」ジジジジジジジジジジ……


コナミ「………発射…………!」バッ



ディサイシブ「ヒヒャハハァーーーーーー!」ドコォーーーーーーン!!


モーメント「!っうあぁああ…………あぁーーーーーーーー!!?」LP4600→0 ピーーーーーー


ゴアァアアァアアア…………



コナミ「っ………ゲホ…………勝った…!」


モーメント「馬鹿なぁぁあ……………ぁあ……………!」ザザザザザザザザザッ…




ここまででー


シューティングクェーサードラゴン



……………………………………………


シュゥウゥウゥゥ………


ゾーン「………………私は人類最後の人間…………私には歴史を変える権利がある…」


遊星「いいやゾーン、そんな権利は誰にもない!」


ゾーン「………遊星……君まで私の存在を否定するというのか………」


遊星「確かにお前の言う通りなら、俺たちに待っているのは絶望の未来かもしれない」



遊星「しかしゾーン、たとえ未来を変えるためとはいえ今を生きる人々の未来を奪う権利は誰にもない」


ゾーン「………………………」


遊星「歴史を変える権利は今を生きる人々、一人一人にある!なぜそれをお前は信じようとしない」



ゾーン「…………………私に…そんな時間は残されていない!」


ボゴォオォーーーーン!!



ギュゥーーーーーーーーン!!


遊星「!」


ゴアァアア………!





ゾーン「遊星……!君の言う可能性など、私の前ではないに等しいという事を教えてやろう」


ゾーン「私のターン!」シュッ


メキメキメキメキメキメキメキメキ……………!


ギュオォオォオオォ………………!!!



遊星「くゔ……………!?」



アキ「ぁあぁ……!?」ゴアァアア………!


MC「な、なんだこの突然の嵐はあぁーーーーーー!!!?一体何が起きようとしているんだあぁーーー!」



メキメキメキメキ………………


ゴォオォォァアアア……!


遊星「なに!」


ゾーン「見るがいい遊星……これが私の力だ……私の嘆きだ!」



遊星「なんだこの木は…………………」





ゾーン「無限光アインソフオウルには………十種類の時械神をフィールドに出している時に発動できる効果がある」



ゾーン「十の光から成る時械神の先に、選ばれし聖者にのみ扱うことの許される隠されたダアトがある」


ギュゥウウン…………


ゾーン「無は無限となり、無限の光から生み出される究極の時械神! 」


遊星「究極の時械神だと…………?」


ジャック「馬鹿な…!」


ゾーン「アインソフオウルの効果発動、究極時械神セフィロンを特殊召喚!」バッ


《究極時械神セフィロン/Sephylon, the Ultimate Timelord》 †
効果モンスター
星10/光属性/天使族/攻4000/守4000
このカードは「無限光アイン・ソフ・オウル」の効果でのみ特殊召喚する事ができる。
1ターンに1度、自分のデッキ・手札・墓地に存在する
「時械神」と名の付くモンスターを攻撃力4000にして
効果を無効にして可能な限り自分フィールド上に特殊召喚する事ができる。
このカードと戦闘するモンスターのモンスター効果は無効となる。
このカードの攻撃力は自分フィールド上に存在する
「時械神」と名の付くモンスターの攻撃力の合計となる。
このカードの破壊とプレイヤーへの戦闘ダメージを
自分フィールド上に存在する「時械神」と名の付くモンスター1体を
除外する事で無効にする。



セフィロン「!」ドーーーーーーーーン!!


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……


遊星「これが…………」


ゾーン「思い知るがいい、自分の無力さを」





ゾーン「セフィロンの効果発動、デッキ手札墓地から時械神を攻撃力4000にして可能な限り特殊召喚できる!」


キュオォーーン!


遊星「!」



ゾーン「現れよメタイオン、サディオン、ガブリオン、サンダイオン!」


メタイオン「!」攻4000


サディオン「!」攻4000


ガブリオン「!」攻4000


サンダイオン「!」攻4000


遊星「く……………!?」



龍亞「時械神が復活したあぁ…!」


ジャック「遊星の今までの努力が…全て無意味だったというのか!」


あげは「あわわわ……」


ゾーン「それだけではない、セフィロンはフィールドの時械神の攻撃力を吸収する!」


セフィロン「!」攻4000→20000


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……!!



遊星「20000…………………だと?」





ジャック「なんて事だ………4000ですらシューティングスタードラゴンより攻撃力が上だというのに」


シェリー「これじゃあ状況はさっきより悪い…!」


遊星「……!………」



ゾーン「長かった私たちのデュエルも…遂に終わりの時を迎えましたね」



ゾーン「これで世界は救われる…………ネオドミノシティの消滅と共に!」


遊星「く………」



ゾーン「セフィロン……………!シューティングスタードラゴンを攻撃…アカシックストーム!」



セフィロン「!」ボシュウウゥウーーーーーーーーン!!!


ギュゥーーーーーーーーン!!


MC「あぁーーーー!?」


イェーガー「あぁ!?」


ゴシャアアアァアァァアアアン!!


遊星「ぅああああああああぁ………!!?」


ゴォオオオオオオォ……………!!




………………………


コナミ「……………はぁ………ああーー………」


モーメント「く………我が負けてしまうとは…………」ザリ…



コナミ「約束だからな…………っ………このモーメントの力使わせてくれよ………」


モーメント「…………チ…………仕方あるまい……勝命まで賭けられてしまったらな…」


モーメント「今回だけだぞ…………」



コナミ「よぉおおし…………言質とったぞ………」


フラッ


コナミ「っうぐ…………」ザッ


モーメント「…………しかし………お前はもう…」


コナミ「………ぁあ…?……何でもいいけど…モーメントの中から出してくれよ…」



モーメント「……………分かった」


ピカカカカアァァァアアァァア……………………!!


コナミ「眩しっ………………」



………………………………………


ツァン「…………コナミどうしたんだろうね……」


鬼柳「モーメントも勢いが失われちまったし…………これじゃエネルギー足りねえぞ」


恵「……………………」





ピカアァーーーーーー!!


ディヴァイン「!?ぬうおお……………」


鬼柳「モーメントがまた光を…………回転も速くなってやがる………!」


ツァン「うあぁ!?………………」


カァァアアアアァアァア……


コナミ「ぬうおおぉ…………!出られた………っ」ザザッ


ツァン「あ、コナミ!どこ行ってたのよ…………って……」


鬼柳「!?……お前血塗れじゃねぇか何してんだ………!?」


ディヴァイン「……………貴様…」


コナミ「問題は無い……………!それより…ディヴァイン」シュッ


ディヴァイン「?………」パシッ モウヤンのカレー


コナミ「蘇生術……………始めるぞ………」


キュウゥーーーーーーーーーーーン………!



ディヴァイン「…………ち……さっさと済ましてしまうぞ」カシャッ


ディヴァイン「…………モウヤンのカレーか………発動!」バッ



《モウヤンのカレー/Mooyan Curry》 †
通常魔法
ライフポイントを200ポイント回復する。



ツァン「LP200……………以外と200って大きいんだね…」


コナミ「来るか………………!」



パァアアアアアァアァアアア……………




キラキラキラキラキラキラ………


鬼柳「レインに光が……………」



シュウゥウゥウンン…………


キュゥオォオォオォオ………


コナミ「………………………………」


恵「………………」


恵「………………………?………」


恵「………………………こ……これは…………」


コナミ「お………おぉおぉお…………!?」


ツァン「ボロボロだった身体が元どおりになった……!」


鬼柳「レインも目覚めたぞ…………って事は成功か…!」


ディヴァイン「……………………ふう」カシャッ


コナミ「復活したか恵ーーーーーーーー!」


恵「コナミ…………………私は………何故………」


コナミ「っ……アポリアにお前を生き返らせる方法を教えてもらったんだよ………いやあぁ……っ……良かったな…」


恵「…………………生き返り………………」


恵「……………………私は………助かったの…………?」


コナミ「そうだ、お前は自由だ………」




恵「……………」


恵「…………………………コナミ………そんな身体になって………」


コナミ「あぁ………気にするなよ…お前のせいじゃないぞ……………」


恵「………………私とのデュエルで………………」


コナミ「…………気にするな」


恵「……………………」


恵「……………」ボロボロ…


恵「…………なんて謝ればいいか………………」ボロボロ…



コナミ「泣くなやぁあああ…………!気にしてないって言ってんだろ………っ…!」


恵「…………そんな怪我で……………」ボロボロ…


コナミ「病院行けば大丈夫だよ………生まれて初めて利用する事になるな…………はぁ……ふぅ……」



ツァン「レインさん助かったみたいだね……良かったぁあ…………」


鬼柳「それは良かったが………コナミの身体が心配だ………早く戻ろうぜ」


鬼柳「遊星のデュエルも気になるしな……!」


ディヴァイン「……………この螺旋階段を今度は上るのか…」


鬼柳「コナミ、肩を貸してやるから行くぞ!」ぐいっ


コナミ「っとと………く…………分かった」ザッ


恵「私も……………手伝う…」


ツァン「上りはさっきよりきついけど…………コナミ……本当に大丈夫……………?」


コナミ「…余裕………だろ…………」


………………………………………………






遊星「くああああ………………!?」


ゾーン「ここまでだ……………消えるがいい……」


クロウ「遊星ーーー!?」


ジャック「遊星!」


龍亞「遊星えぇーー!」


アキ「攻撃をくらってしまった…!」


龍可「そんな……………!?」


ゴォオオオオオオォ……………!!


遊星「………………………!」


ゾーン「む……………?」


遊星「俺はまだ自分の未来を諦めたわけじゃない!永続トラップ、集いし願いを発動!」カチッ


《 集いし 願い》
永続罠
自分フィールド上に表側表示で存在する「シューティング・スター・ドラゴン」が
戦闘を行う場合、そのダメージ計算時に発動する事ができる。
その戦闘によって発生する自分への戦闘ダメージを0にする。
そして「シューティング・スター・ドラゴン」が戦闘によって破壊された時、
自分の墓地からシンクロモンスターカードによって決められたシンクロ素材をゲームから除外し、
「スターダスト・ドラゴン」1体をシンクロ召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターの攻撃力は、
自分の墓地に存在するドラゴン族シンクロモンスターの攻撃力の合計分アップする。
さらに、自分の墓地に存在するドラゴン族シンクロモンスター1体をエクストラデッキに戻す事で、
相手モンスター1体を選択し「スターダスト・ドラゴン」と戦闘を行う。


パァアアアアアァアァアアア……………!


ゾーン「!?」




遊星「このカードは、シューティングスタードラゴンのバトルダメージを0にする!」


遊星「そして、墓地の素材モンスターを除外することでスターダストドラゴンをシンクロ召喚する!」


キュゥオォオォオォオ………


遊星「俺は☆7のパワーツールドラゴンと☆1のターボシンクロンをチューニング!」


☆7+☆1=☆8
カアァッ!


遊星「集いし願いが、新たに輝く星となる…光差す道となれ!」


遊星「シンクロ召喚!飛翔せよスターダストドラゴン!」バッ



《スターダスト・ドラゴン/Stardust Dragon》 †
シンクロ・効果モンスター
星8/風属性/ドラゴン族/攻2500/守2000
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
「フィールド上のカードを破壊する効果」を持つ
魔法・罠・効果モンスターの効果が発動した時、
このカードをリリースして発動できる。
その発動を無効にし破壊する。
この効果を適用したターンのエンドフェイズ時、
この効果を発動するためにリリースした
このカードを墓地から特殊召喚できる。


スターダストドラゴン「キュアァアァアアーーーーーー!!」


ゾーン「!く………………今更スターダストドラゴンを召喚して何になる…私のフィールドには攻撃力20000のセフィロンがいる!」





遊星「いいや、このスターダストドラゴンは、チーム5Dsの、この街の人々の願いの結晶だ!」


遊星「集いし願いのもう一つの効果を発動!スターダストドラゴンの攻撃力を墓地のドラゴン族シンクロモンスターの攻撃力の合計分アップさせる!」


遊星「俺の墓地にいるのは7体のシンクロモンスター!」


キュアァアァアアーーーーーー!!


スターダスト「クァアアーーーーーーーーーー!!!」攻2500→23000


ゴォオオオオオオォ……………!!


龍亞「でかい……!」


ジャック「なんて大きさだ…………」


ゴォオオオオオオォ……………


ゾーン「攻撃力23000だと………………!?」


遊星「まだだ!集いし願いは墓地のドラゴン族シンクロモンスターをデッキに戻すことで、スターダストドラゴンと対象にしたモンスターを強制的にバトルさせる!」シュバッ!


遊星「俺が選択するのは究極時械神セフィロン!」


ゾーン「!?」


ピキィーーーーーーーーン!!


ゾーン「だがセフィロンは、フィールドの時械神を除外することで破壊とダメージを無効にする!」


セフィロン「!」シャキイイァン!!





遊星「勝負だゾーン!」シュオォーーーーーーーーー!!


ゴォオオオオオオォ……………!!


龍可「エンシェントフェアリードラゴン!」


スターダスト「クァアアーーーーーーーーーーー!!」攻23000→20900


ドォオオオォーーーーーーーーーーーーーーーー!!!


ガシャアアアアァァン!!


セフィロン「!」攻20000→16000


龍亞「行くぞ、ライフストリームドラゴン!」


スターダスト「クァアアーーーーーーーーーーー!!!」攻20900→18000


ガシャアアアアァァン!!


セフィロン「!」攻16000→12000



アキ「力をかして、ブラックローズドラゴン!」



スターダスト「クコォオオアアーーーーー!!」攻18000→15600


ガシャアアアアァァン!!


セフィロン「!」攻12000→8000


クロウ「頼むぜブラックフェザードラゴン!」


スターダスト「ォオオオオーーーーーーー!」攻15600→12800


ガシャアアアアァァ!


セフィロン「!」攻8000→4000




ジャック「食らえぇ我が魂!レッドデーモンズドラゴン!」


スターダスト「ァアアオォーーーーーーーーー!!」攻12800→9800


ガシャアアアアァァン!!


セフィロン「!?」


ジャック「よし、やつを守る盾は全て消えた」


クロウ「行けぇええ!」


アキ「遊星ーーーー!」


遊星「これが俺の最後の攻撃だ………!」


ゾーン「!……………」


遊星「…………………………」


遊星「……………!俺たちの未来を受け取れ、ゾーン!」


キュウゥーーーー…………………ンン…………


シュオォォオオオオ………………


遊星「俺たちの思いが……未来へと続く一筋の光差す道となる!」


ドギュウウウーーーーーーーーーン!!!


ゴォオオオオオオォ……………!!


遊星「スターダストドラゴン、究極時械神セフィロンを攻撃!」


スターダスト「………!!」ジジジジジジジジ……! 攻12800→8800


遊星「シューティング・ソニイイイイィイイーーーーーーーーック!!」


ドギュウウウーーーーーーーーーン!!!






ゴォオオオオオオォ……………!!


セフィロン「!?」ズドーーーーーーーーーーン!!


ゴシャアアアァアァァアアアン!!


ゾーン「!??…………………馬鹿な…………」ゴォオォォァアアア……


ゾーン「私が…………負ける………だと…」LP700→0 ピーー


ゴオォオーーーーーーーーーーン!!


MC「!遂に決着ーーーーーーーーーーーー!!大逆転でネオドミノシティを未来へ導いたのは、我らがヒーロー、不動遊星ーーーーーーーーー!!」



「おおーーーーーーーーー!!」「やったぜええーーーーーー!!」


カーリー「ばんざーい!」


…………

クロウ「やったぜ遊星ーーーーー!」


ジャック「よおぉーーし!」


龍亞「遊星が勝ったぁあーーーーー!!」


遊星「……………!」


ゾーン「………」バラバラ………


アンチノミー『未来を救いそして、ゾーンを救ってやってほしい!』


遊星「……………く………!」


ギュゥーーーーーーーーン!!




シュウゥウゥン………


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…………………



クロウ「!アーククレイドルがぶっ壊れる!」


あげは「うわあああ………!」


シェリー「逃げるのよ!」


アキ「Dホイールに急いで!」


雪乃「くっ……」


ゴガアァアァアンン………!


ナオミ「!?床が崩れたわ」


龍亞「うわあぁあぁあ…………!!?」


岬「お、落ちるっ…………!?」


カアァア………


赤き竜「アォオォーーーーーーーーーーーン!!」


アキ「赤き竜………!」


ジャック「助けに来たのか…!」


…………………………


キキイイイイイイ………………!



ゾーン「…………………」シュウウゥウウ……


遊星「…………………」スタスタ




遊星「大丈夫かゾーン……?」


ゾーン「…………ぅ………」


遊星「!しっかりしろゾーン!」ガシッ


ゾーン「…………無駄です……私の生命維持装置が今………止まろうとしている…」


遊星「!」


ゾーン「………いいのです……私の命はもう…限界でした」


ゾーン「本当は私も………君たちの変える未来を……見届けたかった………」


ゾーン「しかし………私には時間がなかった…………」


ゾーン「遊星………私はずっと孤独だった………けれど…死んでいった仲間との絆を思いだし…自らを奮い立たせてきた」


ゾーン「……しかし……もう疲れました……………」


遊星「………………」


ゾーン「遊星………私のやってきたことは…間違いだったのでしょうか……?」


遊星「…そんなことはない、お前は自分の未来を切り開こうとしてきただけだ……お前の与えてくれた警告は、今に生きる人々の胸に深く刻まれた」


遊星「俺たちがそれを忘れない限り、きっと未来も変えられる!」


ゾーン「……………遊星……私は人生の最後に……新たな未来を切り開く君の姿を見た…」


ゾーン「あなたならきっとやれる……あなたなら未来を切り開くことが…………」



ゴゴゴゴゴゴ……!


遊星「………だが俺にはまだ、やるべき事がある」


ゾーン「………死ぬつもり……なのですね」






遊星「アーククレイドルを上昇させるには……プラスエネルギーのモーメントをぶつけなければならない…」


遊星「それが俺の最後の役目だ…」


ゾーン「………………」


遊星「……」


………………


ギュゥーーーーーーーーン!!


遊星「……………………」


ゴォオオォオォオオオォーーーーーーーーーーー!!!!


……………………




パシュウウウゥーーーーーーーーン!!!


ジャック「……ここは…」


クロウ「地上に戻ってきたのか……」


アキ「!あれ」


赤き竜「アォオォーーーーーーーーーーーン!!」


雪乃「!」


龍亞「赤き竜!」


岬「あいつが俺たちを助けてくれたのか……」


シェリー「………………!あれを見て…アーククレイドルが止まっている!」





アーククレイドル「………………」




アキ「!……遊星…遊星が……………」


クロウ「まだあの中にいるのか!?」


竜可「ええ!?」


シェリー「まさか……遊星が死ぬ未来はまだ変わっていないの……!?」


ジャック「なにぃ!?馬鹿な、ゾーンを倒し……未来は変わったはずだ!」


あげは「うそ……………」


竜可「遊星ーーーーーーーーーーーーーーー!!」


ナオミ「まさか……」


…………………………


アーククレイドル

遊星「…………!」ゴォオオォオォオオオォーーーーーーーーーーー!!!!



遊星「…………!…見えた……あれがモーメント……」


ゴォオオーーーーーーーーーー!


バギャアァーーーン!


ゾーン「!……………」


遊星「…………!ゾーン!?」


ゾーン「私の身体には…あなたのと同じモーメントが取り付いています……それをぶつけます…!」




遊星「なに!」


ゾーン「貴方には貴方の未来がある…………貴方は生きなけれなならない!」


ガシッ ブンッ


遊星「くああああっ………!?」


ゾーン「ここから離れるのです……………!」


キュイィーーーーーン………キュイィーーーーーン………


遊星「ゾーーーーーーーーーン!!!?」シューーーーーン…


ゾーン「このモーメント………………」


ゾーン「…………」


ゾーン「!」ブンッ


ゴシャアアアァアァァアアアン!!


カアァァアアァアアオォーーーーーーーーー!!………


ゾーン「……………………」シュウウゥウウ……


ゾーン「……アポリア……アンチノミー……パラドックス…………」


ゾーン「…………すぐに私も行きます……」


ゾーン「…………これで………やっと……」


シュウウゥウウ……




カアァァアアーーーーーーーーーーーーーーー!!!!


キュイィーーーーーン………!!!


バシュウウウウーーーーン!!


遊星「うおおぉぉおーーーーーーー!!」


MC「アーククレイドルが………消えていく…」



アキ「ああ!」


クロウ「待ってくれ!そこにはまだ遊星が!」


シュウウゥウウ……


ジャック「遊星が巻き添えなどあり得ん、あってたまるかああ………!」


シュウウゥウウ……………………ン……


雪乃「…………消えたわ」


竜可「そんな…………………」


竜亞「遊星!?遊星ーーーーーーーーーー!?」ボロボロ


アキ「遊星……」ボロボロ…


岬「マジかよ…………」


あげは「…………チャンピオンが……………」


……


アキ「…………………?………あれは…………」


ジャック「?………………」


遊星「………………」ブオォーーーーーーーーン…


アキ「!遊星………………」ボロボロ…



龍亞「!遊星」


クロウ「!おおおぉーーーーー!!」


龍可「!遊星えぇ……!」


クロウ「無事だったか!」


ジャック「心配させおって!」


シェリー「良かった………」


ナオミ「さすがはチャンピオンね」


あげは「よ、よかったああ…」



アキ「遊星、おかえりなさい!」


ブオォーーーーーーーーン…


遊星「…………みんな!」



遊星「ただいま!」


ブオォーーーーーーーーン…!!


………………………………




コナミ「…………………」


鬼柳「はぁはぁ………やっと地上に出た………」ザッザッ……


ツァン「ふう……………しんどかった………」スタスタ


ディヴァイン「く………………」スタスタ


恵「…………………」ザッザッ…


鬼柳「はぁ…………到着!」ダンッ


コナミ「………………」ズルズル



鬼柳「コナミを背負いながらだから多少しんどかったぜ…」


ツァン「そういえば…こんな身体のコナミが運転できるわけがないし……どうする?」


鬼柳「それなら俺が運転するが……………む」



鬼柳「おお!?アーククレイドルが消えてやがる………!」


ツァン「え!?うわあ!本当じゃん!」


ディヴァイン「なに………という事は………不動遊星が勝ったという事か」


鬼柳「やったぜ遊星えぇーーーーーーー!!」


ツァン「ネオドミノシティが救われたんだぁ………!」


コナミ「…………」


恵「……街も……無事…………KURUMIZAWAも……アカデミアも………」


恵「良かった…………………」





鬼柳「おいコナミ、見ろよ!遊星がやりやがったぜ!」


コナミ「……………」


鬼柳「?………ん……寝ちまったのか」


ツァン「急いで病院に連れていかないと…ネオドミノシティが無事なのは良かったけどさ……傷口を閉めて出血は少なくしたけどものすごく血を流してるんだよ?」


鬼柳「ああ、そうだな!」


コナミ「……………」


恵「……………コナミ………………?」サッ


恵「……………………!?」


恵「う…………うそ………………………」


鬼柳「どうしたよ?」


コナミ「………………」ポタッ


ディヴァイン「……………………」


恵「…………み………………脈が………」


恵「……ない………………」


コナミ「………………」


鬼柳「……………………………!?なんだとおおぉぉーーー!?」ガタッ


ツァン「嘘でしょ……………………まさか……そんな……………!?」




ここまででー


遊星
http://blog-imgs-31.fc2.com/t/a/k/takaoadventure/gozu20110311.jpg


……………………………………


アーククレイドル消滅の次の日



ワーーーーーーーーーワーーーーーーーーー!


「ビルが所々崩壊してるぞ、瓦礫運べえぇーーー」


「海馬コーポレーションなんかひどいぞ!半壊してる」


ワーーーーーーーーー


「一番大きいビルだからな…………」


「おい……うちの店からポテトチップスが盗まれてるぞ!くそおぉ………」


「どさくさ紛れに誰かが持ち出したんだな……」


ガヤガヤガヤガヤガヤガヤ………!


「はあぁ……大荷物持ち出したのも無駄だったな」


「遊星が救ってくれたもんな」


「おぉーーーーい!鉄骨持ってきてくれえぇーーーーー!」


「ちょっと待て、足りないんだよ……」ガラガラ…


「まず瓦礫を片付けろよ!」


ブウゥーーーーーーーン……


「モーメントも元に戻ったし…良かったー」





ワイワイワイワイ………


ネオドミノシティ病院


鬼柳「…………………」


ツァン「…………………昨日の今日で…この街は元気だね……」


鬼柳「ああ、一週間くらいで瓦礫は無くなるかもな」


恵「………………」


ディヴァイン「………………おい……私は犬か、この縄を解け」


鬼柳「そういうわけにもいかねえな、お前は牛尾に受け渡さねえと」


ディヴァイン「くぅおぉ………………逃げられぬか…!」


ギチギチ…


ツァン「…………………鬼柳…牛尾さんや遊星達には連絡したの?」


鬼柳「ああ、モーメントが元に戻ったからな………そろそろ来るんじゃねえか?」


ツァン「そっか………」


恵「…………………コナミ…」


ツァン「…………………」


鬼柳「………………………………」


ディヴァイン「……ネオドミノシティ病院は予備電力で動くのか……珍しいな」





………………………………

ウイィーーーーーン

スタスタスタスタ…


遊星「!鬼柳」スタスタ


ジャック「ツァンディレも居たのか、何の用で呼び出したのだ?」


龍亞「どうしたのー?」


龍可「この病院も無事で良かった…」


クロウ「おーう鬼柳」


鬼柳「来たか……」


牛尾「何かあったのか?」


鬼柳「牛尾も来たな…」


遊星「鬼柳、アキを病院の外に残しておいてくれとは…どういう事だ?」


鬼柳「あぁ、色々面倒くさい事になるからな、こいつと」


ディヴァイン「ち…………」


遊星「!…………ディヴァイン……何故ここに…」


鬼柳「まあまあ……牛尾、こいつを頼んだ…裏口から連れて行ってくれよ…」


牛尾「……そうか…まあ…今回はお咎めなしにしといてやるよ…緊急事態だったしな」


ディヴァイン「………………………また収容所か」


牛尾「ほら、ついて来い」スタスタ


スタスタ

………………………




……………………


鬼柳「……あいつにも今回は世話になったからな、今度ラーメンでも差し入れに行くか」


恵「……………私も………」


ツァン「…………………」


遊星「?…」


鬼柳「………あ、遊星…十六夜や他の奴らも連れて来てくれ…もう大丈夫だ」


遊星「分かった」


…………………


ウィーーーン


アキ「遊星……なんだったの?」スタスタ


遊星「ああ…………鬼柳が着替えていたんだ、それでちょっとな」


雪乃「あら、そうだったの」


ナオミ「汚らわしいわ……清潔な病院で着替えとは」


あげは「ていうかなんで病院………?」


鬼柳「これで全員か………」


クロウ「どうしたんだよ鬼柳、このめでたい時に」


ツァン「………………」


恵「……………」


雪乃「……あら、コナミは一緒じゃないの、てっきり…」


満足戦前
ディヴァイン「(`ヘ´)」

満足戦後
ディヴァイン「(´・ω・)Σ」



鬼柳「………まあ…ついて来てくれ」


遊星「…………?」スタスタ


「あ、遊星!遊星がいるぞおお………?!」


「マジか、おおぉ!遊星ーーーー!」


遊星「!?…」


ワーーーーーーーーー


龍亞「やっぱり大人気だ遊星、すげえー!」


ジャック「くぅ……これでは進めんぞ!」


遊星「まずいな……」


アキ「病院で大騒ぎはダメよ?」


鬼柳「まあ、これくらいの人なら大丈夫だ…ついて来てくれ」スタスタ


ツァン「……………」スタスタ


恵「………」


岬「!おぉ……レイン……おめぇ…無事だったか…」


あげは「!本当だ、良かったー」


恵「……うん……ありがとう…」




雪乃「レインさん、コナミに救われたのね……ふふ…安心したわ」


恵「…………………」


ナオミ「ちょっと鬼柳…………どこに向かってるのよ」


鬼柳「………病室だよ」


遊星「病室…怪我か………………」


ジャック「…………この面子から考えるに…コナミか」


ツァン「…………………」


龍亞「えぇ!?コナミ入院してるの?」


クロウ「マジかよ………信じられねえぜ」


岬「あの不死身野郎が入院………珍しいな」


遊星「鬼柳……何があったんだ」


鬼柳「……着いたぞ、この部屋だ」


ピタッ


アキ「ふう……それならそうと言ってくれれば、果物くらい用意したのに」


ガチャッ


コナミ「……………」


クロウ「!おいおい……包帯ぐるぐる巻きじゃねーか……何だこりゃ!?」


鬼柳「……………」




コナミ「……………」


ジャック「なんと……信じられんな」


あげは「うわあぁ……………これって…や、ヤバイんじゃ」


雪乃「!?………………なむ、何故こんな…」


龍亞「!?……鬼柳……コナミは……だ、大丈夫だよね………?」


鬼柳「………」


遊星「………鬼柳…?」


鬼柳「……俺たちは部屋の外にいる…ツァン、レイン…」


ツァン「…………うん」


レイン「………」


バタンッ


……………………………………


遊星「……………」


クロウ「お…………おい……なんだよ今の意味深な引きは…………」


コナミ「………………」


龍可「まさか………………そんな事…」





ダダッ


クロウ「…………………おい、コナミ…………」


コナミ「………」


クロウ「…………おい………おい………!……」


ジャック「クロウ、身体を揺さぶるな!大怪我なんだぞ!」


クロウ「!………あ、ああ…………そうだな………っ…」


遊星「…………しかし……何の反応も無い…………これは……」


龍亞「………コナミ…………?」


アキ「……………………まさか…死」


クロウ「うるせえぇーーーーー!アキ、滅多な事言うんじゃねえぞ!


遊星「クロウ、病院で大声を出すんじゃない…!」


クロウ「…死んだだと………?バカな事言うなよ……こいつは……サテライト時代……敵の爆撃受けても無事だった奴だぞ……」


クロウ「刃物で斬りつけられたときだって……二日もあれば回復してるんだ…………死ぬなんてあり得るかよ!」


岬「半端ねぇな…」


アキ「そ、そうだけど…………」


雪乃「し…………………死ん……………?」


雪乃「………嘘でしょう………コナミに限って…」




バタンッ


クロウ「鬼柳!」


鬼柳「……………なんだ」


クロウ「コナミは死んでねえんだろ?!まだ生きてんだろ………?」


鬼柳「………………」


クロウ「……おい………おい………なんとか言いやがれよ……!」ガシッ


ツァン「……………あの、鬼柳……」


鬼柳「…………………………」


クロウ「………………鬼柳」


クロウ「………………っ…うあぁあぁあ…………!」ガク…


ジャック「……………馬鹿な……」


遊星「………コナミ…………!…」


ツァン「ちょっと鬼柳!……ど、どこまで引っ張るつもりよ……そろそろ」ボソボソ


鬼柳「…………………しまった………気を逸しすぎた感があるぞ………」


恵「……………何故…コナミが生きていると…………言わない………?」


鬼柳「引っ張りすぎたか…………!?…………」


鬼柳「コナミのDホイールに輸血パックが搭載されていたおかげで助かったと言う事を……言うタイミングが……!」


ツァン「ボク達も悪ノリしちゃったけど…………胸がいたいよ……!」


デュエリストの素質はその頃からあったんだね……。




クロウ「うぁあああぁ……………コナミ……………俺たちをおいて行くなあああぁ………!」ボロボロ…


龍亞「コナミーーーーーーー!うぁぁぁあぁぁーーーー………!」ボロボロ…


龍可「うぇえぇええん…………」ぐすぐす…


あげは「うぅうぅ………」ボロボロ…


ツァン「ヤバイヤバイ…………!これはヤバイ事態……」


恵「どうする……………鬼柳………」


鬼柳「…………………………」



鬼柳「こいつぁ…………”不運”と”踊”っちまったって………やつだぜ……」



ツァン「うるさーーーい!何がダンスっちまったよ!収拾つかないわよこれ……………」


アキ「………」ボロボロ…



ナオミ「……………こんな……事って…」



鬼柳「ぅあああぁあ……………!?」


岬「………………く…」


コナミ「………………」


コナミのDホイールどんだけだよ!
ネタバラシし難い状況にするチーム満足+レイン
後、やっぱり鬼柳は鬼柳だな!。|つビシッ!(ツッコミ)



雪乃「……………………コナミ………」


コナミ「…………」


雪乃「……………死んで……しまったの………私の可愛い人………」


雪乃「……………貴方がいないと……映画の撮影ができないじゃない………」スッ


コナミ「…………………」


雪乃「………っ……」ボロボロ……


雪乃「……本当に……動かないのね…………」ボロボロ…


雪乃「うぅううう…………………」


ギュッ…


雪乃「胸に……穴が空いてしまったような感覚だわ………!」ボロボロ…


龍亞「うわぁーーーーーーーん!コナミーーー………!」ぐすっ


クロウ「くっそおおぉ………ネオドミノシティは救われたってのに………!なんで………」


遊星「……………ぐ…………ぅ……」


ジャック「…………………」


鬼柳「………………」


ツァン「………鬼柳が白目向いてる………」




雪乃「……………………」


アキ「……………」グスッ…


ナオミ「泣かないでくださいお姉さま………」


遊星「………………」


雪乃「……………………っ…コナミ……」


コナミ「……………」


雪乃「………貴方の事を…………愛していたわ……ふふ…」


雪乃「…………………最後に………熱い接吻を…」スッ


コナミ「………………………」


ツァン「!?………き、鬼柳…………!今すぐネタばらししないとまずいよ!」


鬼柳「な………なんだって…………」


ジャック「くそおぉぉ……………!何故……こんな事が………!」ダンッ


ジャック「コナミ…………お前の魂……俺が受け継ぐ………!」


鬼柳「………魂受け継ぐって言うやつまで現れちまったのに……ここで暴露だと………殺されるぞ……!?」


ツァン「そんな事言ってる場合じゃないんだって!このままじゃ………」


鬼柳が満足するには、コナミが自力で目覚めるしか無い!。



雪乃「………………………」スー……


コナミ「…………」


ツァン「!?ま、間に合わない……てか…ちょっと触れてるし!…」


鬼柳「ああそうだよ………今暴露したって……もう……間に合わねえぇんだろ………!?」ガクッ


恵「……………………天罰…」


鬼柳「こんなんじゃ……満足できねえぜ……………」


ツァン「あんたあぁーーーーーーー!」


クロウ「ぅぅ………くぅ…………!」


雪乃「……………………ん…」


コナミ「………………」


ピンポーーーーン


ツァン「あ…………」


鬼柳「…………!」


ナース「コナミさーん、昼食をお持ちいたしましたよー」ガラガラガラ…


雪乃「………………………え?」ピタ


クロウ「……………………」ピタ


遊星「…………………」


ジャック「……………昼食だと……」



アキ「…………………………」


龍亞「…………………昼食……ご飯………?」


あげは「……………………………あれ…?」


ナオミ「…………………」


岬「…………………………はっ…」


鬼柳「!」ダッ


恵「………逃げた…」




ここまででー



http://blog-imgs-61.fc2.com/b/o/b/boblo2/5Ds-title88.jpg

逃げろーーー!逃げるんだ鬼柳うぅぅーーーーーー!!

お前ら、分かるが落ち着けwww
今、重要なのはゆきのんが接吻した事だろ?
これで名実共に正妻となったな。乙でした

お前ら、落ち着けwww
今、重要なのはゆきのんが接吻した事だろ?
これで名実共に正妻となったな。乙でしたー

>>782 >>783
違うな、今重要なのは鬼柳が無事でいられるかどうかだよ。

おつー。もうすぐ最終回か

>>793
今度はジャックがハブられて、
コナミVS遊星でラストデュエルですね。

鬼柳「心変わり発動!」
これで全て解決!(錯乱)



……………………………………


コナミ「ふははははぁあぁあ!俺が死ぬか!ゴホッゴホッ……」


龍亞「良かったああぁああ………!コナミ生きてたーーー!」ぎゅーーー


雪乃「うふふふふ………信じていたわ……」ぎゅーーー


遊星「人騒がせな……」


ジャック「やれやれだ……」


あげは「よ、よかったぁああ…………」はぁああ…


アキ「ツァンさん………悪い冗談はやめて」


ツァン「うん……ごめんね…」


龍可「心臓に悪いわ………」


岬「おぉい……レインてめぇやってくれたのう?」


恵「……………………ごめん」


ナオミ「あいつが死ぬなんてあり得ないと思ったけど………」


遊星「無事で何よりだコナミ」


コナミ「あぁ、まだ生きたいしな」


クロウ「カード手裏剣練習するか………よっ」シュッシュッ


鬼柳「うおおおおぉおっ!!?」カッ カッ




医師「私も驚きました……運ばれてきた時は生死を彷徨っていたというのに、もう口で食事ができるようになるなんて」


コナミ「まだちょっと手足が痺れるけどな……」


龍亞「………」ぎゅー


雪乃「………」ぎゅーー


コナミ「意識も朦朧になってきたけどな………」フラァ……


ツァン「ちょ、絞めすぎ!」


ジャック「ふん……さっさと怪我を治して退院しろ」


クロウ「いやあぁ……本当に良かったぜ!」


アキ「泣き損だったわ…もう」


ナオミ「美しい雫でした」


岬「こいつ………」


医師「この調子なら一週間程で退院できるでしょう」


コナミ「一週間………?きついな」


雪乃「我慢しなさい、お姉さんがお世話してあげるから」


龍亞「俺も俺も、何かあったら言ってね!」


龍可「あたしも手伝うわ」


コナミ「ありがてえぇ…………」


遊星「…………とにかく……死人がでないでよかった……」





医師「まったく……安静にしていてくださいよ」スタスタ


ガチャッ パタン


鬼柳「……まて………怪我人がここにいるぞ…………!…」


クロウ「鬼柳、全部躱してただろ」


コナミ「…………ふう……さて………」


コナミ「飯を食べるかな……」カチャッ


カラァーン


コナミ「………なんてこった……手が痺れやがる……」


コナミ「これじゃ食えない………」


雪乃「あら、かわいそうに」スッ


ジャーーーーカチャカチャ


雪乃「ふふ……」


雪乃「ぼうや、お姉さんが食べさせてあげるわ……口を開けなさい、ふふふ………」


コナミ「マジで?悪いなぁ…」


龍亞「俺も食べさせてあげるよ!えーと……」


コナミ「まて、一つずつしか食えないから」


ツァン「………………」





クロウ「おいおい…こいつら見せつけてくれるぜ…」


ジャック「なに?」


遊星「仕方ないだろう、俺も手伝おうと思ったが藤原がやってくれるなら問題ないな」


クロウ「……お前ら……あぁ……………」


アキ「……………大胆ね」


雪乃「はい、あーん」スッ


コナミ「あーーーーーん」

むしゃっ


コナミ「…んむ……んむ………バナナか…」


雪乃「…………………私が差し出したのはポテトなのだけれど…?」


コナミ「なに……………?」


ツァン「……………美味しい?」


雪乃「!……………く……隙を……っ……」


コナミ「ん、ああ………ツァンが食わせてくれたのか、ありがとよ」ムシャムシャ


ツァン「……………/////…は、恥ずっ……!」


クロウ「かあぁぁ……………」


雪乃「……………………………………」ザワ…


恵(……怒髪天を衝く…………)


あげは(…………出遅れた)



《修羅場》



コナミ「…………………」モム……ムシャ…


雪乃「コナミ…………この芋も食べるのよ」スッ


コナミ「え……ちょっと待って……まだ口にバナナが………」モムモム……



雪乃「………GO!」ズボッ


コナミ「ぬぶああぁっ!……!?」


ツァン「ああ!?」


ジャック「うぉ………バナナを食べている時にポテトだと………!?」


コナミ「………………ぐぅおぉ………何だこりゃ……味が………合わねえ……」もぐもぐ…


雪乃「うふふ………美味しいかしら…?」


コナミ「美味しい………わけがない」もぐもぐ…


コナミ「……いや……サテライト時代食ってたものに比べると…………」


コナミ「…………全然いけるか………」もぐもぐ…


アキ「………一体……何を食べていたというの………」


ツァン「……コナミ、もう一口いこう」グボッ


コナミ「ぬうおぉ………!?」


雪乃「!…………張り合うつもりかしら………」


あげは「あの…………アスパラ………」


コナミが雪乃にバナナをくわえさせる




遊星「………どうやら思ったより調子がいいみたいだな」


ジャック「ああ、食欲もあるようだ」


クロウ「じゃ……俺たちは帰るか?」


アキ「そうね、お見舞いの品明日持って来るわ」


ナオミ「なら私も帰ります」


岬「ああ……俺もだ、姉御の宿が心配だからな」


龍可「あたし達も帰ろう龍亞、今度お見舞いの品持ってまた来ましょう?」


龍亞「……うーん、そうだね」


鬼柳「さて………ツァン、俺たちも帰るか?」


雪乃「………」ぐいぐい


ツァン「…………」ぐいぐい


コナミ「ち、ちょっと待てや………!ゆっくり来いゆっくり……」


あげは「ぬうう…………………」


鬼柳「………取込中か、じゃあ俺一人で帰るか」


岬「おい鬼柳、お前も姉御の宿行くぞ」


鬼柳「なに………仕方ねえな」


ガチャッ バタンッ


……

積み上げる幸福?
運命の分かれ道?



…………


五分後


コナミ「あぁ……………お前ら焦りすぎ……」ゲプッ


雪乃「ごめんなさい、ついうっかり」


ツァン「……………////………」


あげは「………あの、アスパラ」


コナミ「ん、ああサンキュー」パクッ


あげは「あ……………えへへ」


雪乃「……………」


ツァン「………………ぬぅ……」


コナミ「………………ふぁ…眠くなってきた……」


コナミ「俺寝るからお前らも帰っていいぞ、わざわざありがとよ」


雪乃「あらそう…じゃ、私たちも帰りましょうか」


ツァン「うん、そうだね、家も心配だし」


あげは「あ……うちも大丈夫かな………」


コナミ「ふわああぁぁ……………」


……………………………………




次の展開を決めよう…!


1 チーム5Ds vs チーム満足 最終戦

2 ツァンディレの日常

3 龍亞 龍可


>>851

2

1が良いのにっ!!

1は本当に最後にやってこその遊戯王だろ
相棒vs王様みたいな胸熱なデュエルをな!

>>854
1を次スレでしないと満足出来ない。



……………………………………


三日後


8:00


ツァンの家


ツァン「………ふぁあ………」


ヤリザ「おはようでござる」


キザン「休日だというのに早起きだな」


ツァン「ん…………シャワー浴びてくる……」スタスタ


ヤリザ「わかったでござる」


ツァン「………………あんた、入ったら許さないからね……?」


ヤリザ「も…もう懲りたでござるよおぉ……」


ツァン「……………………」スタスタ



キザン「ふ……」

……………………


シャァアアァァアア………………!


ツァン「…………………ふううぅ………」


え?今度はキザンが覗くの?それともヤリザを罠にはめるの?



ツァン「…………色々あったなぁああ……………」シャァァアア…………


ツァン「…………………大会……優勝…………アーククレイドル………」シャァアアァァアア………


ツァン「…………やばい事も色々あったけど………良かった………平和になって……」


ジャアアァアアア…………


ツァン「………………ふうぅうう……………」


ツァン「…………」ムニ…


ツァン「…………また……大きくなってる………?」


シャアァアァアアアア…………


ツァン「………まったく……どこまで大きくなるんだろう」


ツァン「………コナミは……大きいのが好きなのかな……?」


ツァン「………………………////…!」


ツァン「うあああああ……!な、何言ってんのボクはああぁ………!」



シャアァアァアアアア…………


……………………………………


ツァンの部屋


ツァン「ふう………………」フキフキ


ヤリザ「お……出て来たでござるな」


ツァン「ん?何よ」


キザン「見ろツァン、新入りが挨拶に出て来たぞ」


ツァン「新入り……………?それって……」


エクスカリバー「………………」


ツァン「………………あんたも精霊か……」


ゴーシュ「おぉ!俺のエクスカリバーは精霊だったのか!こいつぁ良いノリだ!」とか言いそう。




エクスカリバー「……わが主よ………これからよろしく頼む…!」ザワッ


エクスカリバー「我も……主の為、命をかけて戦おう……」


ツァン「あぁー、はいはーい、ちょっと待ってドライヤー使うから」


ブゥォオーーーーーーーーン


ヤリザ「………さすがツァンどの」


ミズホ「非日常に狼狽えない……」


キザン「いい肝っ玉だ…」


エクスカリバー「…………………」


ブオォーーーーーーーン…


ツァン「♪ーー…………」ブオォーーーーーーーン…


エクスカリバー「…………この腰を落ち着けた態度…………度胸……」


エクスカリバー「………若年ながら見事………!」


ヤリザ「勝手に感極まってるでござる…」


シエン「いきのいいのが入ってきたな」


キザンも「いい肝っ玉だ」じゃなく「いいノリだ」と言って欲しかった。



ここまででー


今更だが一応酉をつけておきました

あと少しなのでよかったら見てください

乙です
日常編で真六武衆-シエンが出て来るとはね。

乙です
日常編で真六武衆-シエンが出て来るとはね。

連投すみません!

次で900レス



……………………………………


カードショップKURUMIZAWA


カランカラン…


ツァン「…………」


店長「おぉ、いらっしゃい」


恵「………ツァン」なでなで


三郎「にゃー」


ツァン「ああレインさん、戻ってきたんだね」


恵「……戻ってこられて……よかった…」


店長「いやぁ……この子が戻ってきてくれてよかったよ、看板娘だからね」



三郎「にゃあぁ…」


恵「………………照れる…」なでなで


ツァン「ははは、元気そうでよかった」


店長「何か買っていく?戦士族パックは新しいのは無いけど…」


ツァン「買う予定は無いけど………ちょっと見ていこうかな」


店長「どうぞー」




スタスタ


ツァン「…………………」


ツァン「…………うぅーん………特にめぼしいものは無いかな………」


ツァン「………………トリシューラプリンだけ買って帰ろうかな」


ヤリザ「賞金入ってから躊躇いが無くなってきてるでござるな…」


ツァン「う……………確かに………」


ヤリザ「最近太ってきたとか……」


ツァン「な、なああぁああ!?んな事無いし!」


ヤリザ「……………」


ツァン「…………今回はやめておこう……別に太ってはいないけど…油断できないし…」


ヤリザ「やれやれ」


店長「………………………」カリカリカリカリ…


店長「……………ん…なんだって……?」


ツァン「ん?どうしたの………」スタスタ


店長「あ…いいところに、これ見て」スッ


ツァン「ん?……」


新製品(仮)案
デュエリストパック ツァンディレ編


ツァン「…………………」


ツァン「……………ど、どういう事なの…………………」ガタガタ






店長「これねぇ、キミはWRGPの活躍が凄かったから、使用したカードデータを纏めてパックにして販売しようって案なんだって」


ツァン「え………えぇ………ボクの六武衆を…………?」


ヤリザ「なんと………ついに拙者が引っ張りだこに…」


店長「まあ……キミが首を縦に振ればの話だろうけどね、(仮)ってついてるし」


恵「…………」なでなで


三郎「にー」


ツァン「……ていうか……なんでボクのだけ………コナミとか鬼柳のは…?」


店長「鬼柳のインフェルニティは貴重だからな……」


三郎「にゃにゃ」


恵「…コナミのカードを再録したって売れるとは思えない………と言っている」


ツァン「………………こ、こんな事が……」


店長「どうする?キミがGOサインを出せばすぐにでも発行を始めるだろうけど…」


ツァン「う……うぅん…………ちょっと嬉しい感じもするけど…………」


ツァン「………ボクの六武衆を他の人がたくさん使うっていうのは………なんかやだし…」


ツァン「ボクは………悪いけど、出してほしくないなぁ」


店長「うーん……残念だけどそういう事なら仕方ないね……」




店長「分かった、私が言っておくよ、本人は嫌がっていると」


ツァン「うん………なんかごめんね」


店長「いいさ」カタカタカタ


恵「………………………」


三郎「にゃにゃ」


恵「デュエリストの魂であるデッキを真似られたくないという気持ちはよくわかるぜ………と言っている」


ツァン「……な…何者なの…その猫……?」


三郎「ににゃ」


………………………………………



中央広場


ツァン「それにしても………おかしい………」


ヤリザ「何がでござるか?」


ツァン「この間までぼっ………孤高の存在だったボクが……こんなに世間で注目されるなんて……」


ヤリザ「人付き合いが慣れてないツァン殿にとってはきついでござろうな…」


ツァン「……は………は?そんな事ないし、余裕余裕……」


スタスタ


スカウト「あの」


ツァン「!?………この前の」


デュエリストパック-雪乃編-ならリチュアだから大歓喜




スカウト「はい、覚えていてくれて光栄です」


ツァン「アーククレイドルの事件が終わってまだ一週間も経ってないのに…熱心なんですね」


スカウト「はい、特に貴女ほど有望な方はそうはいませんから、ぜひ」


ツァン「うう…………それは買い被り過ぎというか…」


スカウト「いえいえ、貴女がプロになる事でランキングは大きく変動すると我々は踏んでいますよ」


ツァン「プロ………ら、ランキング………?…」


ヤリザ「早速ラリってるでござる…」


スカウト「まあ………卒業までまだ時間はありますし、考えておいてください」



ツァン「あ………は…はい……」


スタスタスタスタ……


ツァン「……………………」


ツァン「………………はあぁーーー……」


ツァン「中央広場にいつも居るなあの人…………」


ヤリザ「ストーカーのような言い方でござるな」




ツァン「ふう…………なんか疲れた………」


ツァン「……ベンチでジュースでも飲もう……」スタスタ


ツァン「自販機…………あった」スタスタ

チャリンッ


ツァン「えーと……コーラかな……」スッ


ツァン「…………………ん?」


満足茶


ツァン「………………ついにこんなところまで侵食を………」


ツァン「しかも売り切れてるし…………世の中どうかしてる………」


ヤリザ「いや………世間ではツァン殿も満足の一員と思われてるでござるよ」


ツァン「!?まさか………」


ヤリザ「だってニューワールドとの決勝戦であのジャケット着てしまったではないか……」


ツァン「……………………うあぁああああ……………」ガクッ



ヤリザ「一時のテンションに身を任せるから…………いや、拙者はいいと思うでござるよ?」


ツァン「そのとってつけたようなフォローが余計腹立つのよ…………!」


ツァン「くそおぉ………鬼柳め………!」


満足茶の次は満足弁当ですね

とりあえず人々の舌と胃を満足させる作戦か



ヤリザ「まあ……ブームが収まるまで我慢するしかないでござるな」


ヤリザ「今はアーククレイドルを救った遊星達5Dsも人気でござるからな」


ツァン「あ、ああーそうなんだ………やっぱりヒーローは遊星だよね」


ツァン「………ベンチは……空いてるね」スタスタ

ペタッ


ツァン「ふう……………休憩」


ゴクゴク……


ツァン「コーラ美味しいなぁ…………」



ヤリザ「そういえばツァン殿」


ツァン「なによ」


ヤリザ「今いんたーねっとは使えるでござるか?」


ツァン「いんた…………?ああ、インターネットね、携帯ならあるけど…?」


ヤリザ「それでデュエルチームランキングというものを調べてみるでござる…」


ツァン「は?…………ちょっと待って……」カチカチ


ツァン「それっていつもチームラグナロクとかチームユニコーンがトップのやつでしょ………」


ツァン「見なくたって結果は……」ピッ


人気チームランキング!

1 チーム5Ds
2 チーム満足
3 チームラグナロク


ツァン「……………………ふ、ふふふ……まあ……WRGPの興奮冷めやまぬってやつじゃん………ボクが言うのも変な話だけど……」



>>929
その次は人々の耳を満足させる満足ハーモニカを商品化ですねわかります。

後は視覚と触覚か
視覚は満足写真集でいいかな




ツァン「………まったく…………こんな人気は長続きしないんだから……」



ヤリザ「いやあ……WRGP優勝とは怖いでござるなあぁ」


ツァン「まったくだよ……ここまでとはね」


ツァン「ふう……」カチカチカチ


ツァン「……ん………なに今の」カチ…


チーム満足のツァンディレについて語るスレpart23(497)


ツァン「……………ぱ、ぱーと23…………!?」


ヤリザ「ぁあ……………それ……ユニコーン戦を終えたあたりに生まれたでござるよ」


ツァン「な………なな…」


ヤリザ「優勝したあたりで急速に伸びたらしいでござるなあ」


ツァン「な…なんでそんな事あんたが知ってるのよ…………!?」


ヤリザ「ツァン殿が電車に乗ってる時とか暇だから他人の携帯を覗いてるんでござるよ」


ツァン「…………それは今後やっちゃダメ、覗き見とか最低だから」


ヤリザ「う………………すまんでござる」


ツァン「ボクについて語る……って………なんでボク………?」


ツァン「鬼柳とか……コナミとかは語られないの!?」


ヤリザ「そのすれっどもあるにはあるらしいが、ツァン殿のがぶっちぎりでござる」


ツァン「なんで!」


ヤリザ「女Dホイーラーは珍しいでござるからなぁ…しかも美少女で優勝チーム………」


ヤリザ「一般人の琴線に触れまくりでござるよ…」


ツァン「………び、美少女って……………」


ヤリザ「いやあぁ時の人でござるなああぁ!!」


ツァン「うううぅ……………」




凄い伸びですね、まるでアイドルだ!。

>>933
つ《ツァン・ディレの水着グラビア写真集》
つ《ツァン・ディレのおっぱいマウスパッド》
これでどうです!。

>>935
おい。エクスカリバーさんがそっち行ったから気をつけろよ。



ツァン「…………」



ツァン「…………ふう…………」


ツァン「……成る程……」


ツァン「ボクも、進路について考えなきゃね…」


ヤリザ「おお…………ついに…?」


ツァン「もう三年生だし………」


ツァン「デュエリストとして生きるか……別の道を行くか……」


ヤリザ「プロにいかないでござるか?折角のスカウトを」


ツァン「そう簡単には決められないよ、人生だからね…」


ツァン「はあ………………今日はもう疲れた」


キザン「家に帰るのか?」ヌッ


ヤリザ「ぬ、キザン……」


ツァン「うん、そうする」


スタスタ…


>>936
問題ない、私には神竜騎士フェルグラントがいる!(茶番)


ここまででー


次は一気に時間が進む予定なので次スレに移ろうと思います

乙!



次スレが立ちました

見てくれたら嬉しいです

コナミ「人生という名の」遊星「ライディングデュエル!」【タッグフォース】
コナミ「人生という名の」遊星「ライディングデュエル!」【タッグフォース】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1389457734/l50)

乙乙乙!!!

今日も真っ赤な子供をNGするだけのお仕事

>>946
お疲れ様♪(すっとぼけ)

普通に気持ち悪いな
子供というよりおっさんなんだろうな暇な

>>949
21歳で~っす♪(事実)

成人でこのレス内容って・・・ああ、知恵遅れか

>>956
それはどうかな?

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年01月06日 (月) 01:12:37   ID: iIb3bUin

流石コナミ君や

2 :  SS好きの774さん   2014年09月26日 (金) 20:24:51   ID: S5PGRieM

なんでワザワザくさい半コテのレスまでまとめてるんだろう…
なんのためのまとめサイトだよ

3 :  SS好きの774さん   2015年03月20日 (金) 09:12:32   ID: 5fksYv6a

なんでわざわざ現行スレで叩かれてたクッソ臭い粘着のレスもまとめてんの?

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