【安価】棗恭介が違う世界へ飛ぶようです (15)


世界が崩れていく

真っ白になっていく

恭介「……行ったか」

恭介「……やりきったよな……俺は」

理樹も鈴も……もう大丈夫だよな

恭介「……鈴を頼んだぞ……理樹」


……俺だって皆と過ごしたかったさ

だけど……最後にあいつらを守れた

あいつらは強くなれた

もう……前を向いていけるはずだ


それだけで……俺はもう満足だ


最初に飛ぶ世界は?

>>2
1AB
2クラナド
3カノン


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1


恭介「……ここ……は」

ゆり「……目が覚めた?」

恭介「……」

ゆり「早速だけど貴方……入隊してくれないかしら」

恭介(どういうことだ?俺はあの世界が崩れて……それから記憶がない)

恭介「……入隊ってのはどういうことかな?」

ゆり「……へぇ思ったよりは冷静ね。まずは状況を整理しましょう……ここに来たってことはあなた……死んだのよ」

恭介「……そうか」

ゆり「……驚かないのね」

恭介「ま……覚悟はしてたからな」

ゆり「……そう」

恭介「それで、入隊ってのは何なんなんだ?」

ゆり「……戦うのよ」

恭介「……戦う?」

ゆり「あれよ……我々の敵……天使よ」

恭介「……天使……だと」


恭介「……」

恭介(銃を持っている……あながち戦いと言うのは嘘ではないのだろうが……)

恭介(ホイホイと話を信じるわけにはいかねーよな)

恭介「……あんたらの目的はなんだ」

ゆり「いい質問ね……ちゃんと私に仲間がいると理解している……なかなか見込みがあるじゃない」

ゆり「我々の目的は……天使を倒してこの世界をてにいれる事よ」

恭介「世界を……?」

ゆり「そうよ……これ以上の話はまた後でね。あなた銃は使える?」

恭介「……少しならな」

ゆり「……そう。ならこれを渡しておくわ」

恭介「……」


さて、どうするべきか

1,銃を受け取る
2,天使とやらに突撃する
安価下1


恭介「……フフフ」

ゆり「……ど、どうしたの」

恭介「俺を舐めるなよ!」ガバッ

ゆり「ちょ!何して」

恭介「イーヤッホー!」

ゆり「……馬鹿だわあれ」



奏「……」

恭介「待ちな」

奏「……なにかよう?」

恭介「ああ。聞きたいことがいくらでもある」

奏「何?」

恭介「ふ……俺と勝負してもらおうか」

奏「……何故?」

恭介「むろん……そっちの方が燃えるならだ」

奏「何を言ってるかわからないわ」

恭介「もしあんたが本当に天使ならばここでのゲームマスターはあんたってことになる」

奏「私は天使でもマスターでもないわ」

恭介「なーに、簡単なことさ。少しだけ俺と戦ってくれればいい……」

奏「……そう」

奏「ガードスキル……」

恭介「……っ!」

奏「ハンドソニック」ブンッ

恭介「くっ!」

ゆり「かわした!?」

恭介(思った以上にはやい!)

奏「……」

コンマ下1
偶数なら回避
奇数なら直撃

恭介「……しまっ」ガクッ

奏「……」ブンッ

恭介「あっぶねぇ!」

恭介(本気で殺す気で来てるな……この世界では死んでも大丈夫なのか……それともイレギュラーである俺を消そうとしているのか)

恭介「……よっと!」

奏「……」ブンッ

恭介 「この世界はどういう世界なんだ」

奏「……」

恭介「……黙りか……なら!」

奏「……」

恭介「ここで逃げさせてもらう」

奏「……」

恭介(いや、マジで怖いんだが……何なんだあの剣みたいなやつ)

恭介「……ふぅ」

恭介(追っては来なかったか)


この世界でのゲームマスターを探す必要があるな……

死んだあとの世界……か


さて、あの天使とやらには思いっきり敵対しちまったからなぁ……


次の日

恭介「……ふむ」

恭介(学校の生徒に片っ端らから話しかけたが……やはりこの世界は俺達が作った世界に酷似しているな)

恭介(意思があるようだが実際は違うのだろう……この人数を作り出すのに一体何人必要なんだろうか)


恭介「少なくとも10人やそこらでは……!」


恭介「……誰だ」

野田「ふんっ……貴様だな……ゆりっぺの入隊を断った奴と言うのは」

恭介(ゆりっぺ?……入隊……あの女生徒か)

恭介「……だったらどうする?」

野田「ひゃっぺん……死ねぇ!」

恭介(……早いが……単調だな)

野田「……む!」

恭介「どうした?それで終わりかい」

野田「少しはやるようだなぁ!」

恭介(小細工なしの真っ向勝負か……)

恭介「はっ!最高だぜ!」

恭介(こいつは真人タイプだな)

野田「ちょこまかと……そこだぁ!」

恭介「……」ニィ

野田「なに!?一瞬で懐に……」

恭介「ゲームセットだ……!」

野田「……ふんっ!」

恭介「うおっ!」

恭介(無理やり身体を捻って攻撃してくるとはな……)

野田「ふぅ……」

恭介(楽しくなってきたぜ!)


ゆり「そこまでよ」

野田「ゆ、ゆりっぺ」

ゆり「全く……少し目を離したら……」

ゆり「いい?彼は貴重な戦力なの。いきなり仲間割れはしないで」

野田「だ、だが!」

日向「まぁ落ち着けよ……今は引いとけ」

野田「……くぅ……だが俺は奴の入隊を認める気はないぞ!」

日向「はいはい。大人しく本部に戻ってろ」

恭介(本部……やはり相当数のチームのよつだな)

ゆり「さて、やっとまともに挨拶ができるわね」

恭介「……ああ」

ゆり「私はゆり。この戦線のリーダよ」

恭介「戦線?」

ゆり「ええ。死んだ世界戦線……それが私たちのチームよ」

恭介「……棗恭介だ」

ゆり「棗くんね。よろしく」

恭介「ああ。よろしく頼む」

日向「お。何だよ簡単に勧誘終わりかー?こっちはすっげぇー勧誘文句考えてたのに」

恭介「そいつは気になるな。聞かせてくれないか」

日向「いや、やめてくれ……ああ、俺は日向ってんだ。よろしくな!」

恭介「ああ」

ゆり「貴方随分と戦いなれてるわね」

日向「あの動きはありえねーぜ。椎名っちみたいな動きだったよな」

ゆり「どんな時代から来たの?」

恭介「……普通の高校生さ」

ゆり「ふーん。何かやってたでしょ?」

恭介「まぁ……少しだけ」

日向「おー?なんだなんだー?思わぬ戦力追加かー?」

野田「ふんっ。そんなもやしが戦力だと?」

日向「お前……武器もないのに互角だったんだぞ?」

野田「くっ……あれは油断していただけだ」

日向「不意討ちしといて油断ねー?」

野田「それ以上言うならば貴様の喉を掻き切るぞ」

日向「おー!上等だぁ!やってみ」

ゆり「お前らー!勧誘の邪魔邪魔すんなぁぁ!」


ゆり「それで……貴方は我々の仲間になってくれるのかしら」

恭介「……確認しておきたいことがある」

ゆり「なにかしら?」

恭介「お前たちの目的はこの世界を手にいれる……そう言っていたな」

ゆり「ええ。そうよ。我々はこの世界を手にいれる……しみったれた神様に反逆してやるのよ」

恭介「神……か」

恭介(そんなものが存在するのだろうか……いや、確かにこんな世界がある。そして俺達の作った世界もあった……)

恭介「ははっ……なら俺も神とやらに一言言いたいことがある」

ゆり「そう……改めてよろしくね棗くん」

恭介「ああ」

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