エレン「やあジャン君!」 ジャン「何だいエレン君」(16)

エレン「一緒にご飯食べよ!」

ジャン「うん、いいよ!」

エレン「また俺に立体機動のコツ教えてくれよ!」

ジャン「もちろん!」

エレン「ジャンは頼りになるなあ!」キラキラ

ジャン「やめろよ、照れるだろ//」

ミカサ「……」ジー

エレン「ミカサ?」

エレン(今日も可愛いな//)

ジャン「ハァ……」

ミカサ「エレン、ジャンから離れて。ジャンは私のもの」

ジャン「はぁ? いつ俺がお前のものになったんだよ? 気持ち悪ぃから失せろストーカー女」

ミカサ「!!」ガーン

エレン「おっおい! そんな言い方……」

ジャン「ほっとけよ。行こうぜエレン」スタスタ

ミカサ「……」シュン

ミカサ「ジャン……ジャン……」グスグス

アニ「ミカサ! どうしたの?」ダッ

ミカサ「ジャン……ジャン……」グスグス

アニ「こんなか弱い女の子を泣かせるなんて、あいつは大馬鹿野郎だね」

ミカサ「アニ……」

アニ「私はあんたの親友。何でも相談してくれよ」ニコッ

ミカサ「アニ、ありがとう//」ダキッ

ジャン「――そんな時は強めに吹かして惰性で移動するんだ。そのほうがガスの消費が少なくて済む」ペラペラ

エレン「くぅ~! 簡単に言ってくれるぜ!」

ジャン「まぁ、誰にでもできることじゃねえだろうな」ドヤァ

エレン「やっぱりジャンは凄いなあ!」キラキラ

ジャン「俺だって対人格闘じゃお前に敵わねえよ//」

クリスタ「あはは! あいつらホント仲いいなww ユミルもそう思わねえ?」バシバシ

ユミル「う、うん……そうだね」

ライナー(ユミル可愛ぃ……結婚しょ)ポッ

クリスタ「あぁ? 脳筋ゴリラに私のユミルを渡すわけねーだろうが」ギロッ

ライナー「ふぇぇ……クリスタ怖いよぉ」ガクブル

ベルトルト「ライナー、僕の胸で泣けよ」キリッ

ライナー「ふぇ~ん」ダキッ

クリスタ「きもっ」

アルミン「ブボッwwwwwwwwwライナーwwwwwwwwwwww」

アルミン「くやしいのうwwwwwwwwwwくやしいのうwwwwwwwww」

サシャ「はぁ……」

アルミン「なんじゃwwwwww辛気臭い顔しよってからにwwwwwwww」

サシャ「ええ……あんまり食欲が無くて……」ゲッソリ

アルミン「んじゃワシが貰ったるでwwwwwwwええのんかwwwwww」

アルミン「パンうめえwwwwwwwwwwwwwwww」ムシャムシャ

サシャ「アルミン、少しは慎みを覚えましょうよ……」

エレン「対人格闘のコツはだな~、まずこうやって足払いを……」

ジャン「バカ、人前でやめろよ//」

エレン「ごっめぇ~ん☆」テヘッ

ジャン「謝る気あんのかよww」

エレン「俺、もっとジャンの話聞きたいなぁ//」キラキラ

ジャン「しょうがねぇなぁ// それじゃ――」ペラペラ

マルコ「うるっせえなぁ……」

コニー「どうしたんだ?」

マルコ「いや、何でもないよ。それよりコニー、また勉強教えてくれよ」

コニー「ああ、いつでもいいぞ」キリッ

マルコ「さすが座学トップは頼りになるなぁ//」

コニー「ははっ、よしてくれよ」

ジャン「――ってわけだ。憲兵団に入りたいなら覚えておいて損はないぜ」

エレン「ああ……王のそばで働けるなんて光栄だなぁ……」

ジャン「とか言って、内地で快適に暮らしたいだけなんだろ~?」ツンツン

エレン「へへっ、バレちったか☆」テヘペロ

マルコ「内地が快適だと……?」

ジャン「は? 何か言ったかソバカス野郎」

マルコ「お前の脳内のほうがよっぽど快適だろ、クズ野郎が」ペッ

ジャン「何だとテメェ……!」ガタッ

アルミン「おっ? 喧嘩か? やってまえwwwwwww」

エレン「や、やめなよ~二人とも」オロオロ

コニー「そうだぞ。皆の迷惑も考えるべきだ」

マルコ「……あぁ、そうだな……」スッ

ジャン「けっ! 命拾いしたな、腰抜けが!」

アルミン「何じゃ、やらんのか……つまらんのう」

翌日

ジャン「おーいエレン! 今日も一緒に飯食おうぜ!」

エレン「は? 何でお前なんかと」

ジャン「何言ってんだよ! 俺たち親友だろ?」キラキラ

エレン「はぁ……? よせよ気色悪ぃ」

ミカサ「ジャン、エレンが嫌がってる」キッ

ジャン「あー、お前はうっとうしいからついてくんな」シッシッ

コニー「え? お前ミカサが好きなんじゃなかったっけ?」

アルミン「コニー! 本人の前でそんなこと……!」

ジャン「は? 好きなわけねぇだろこんな根暗女」ナイナイ

ミカサ「私もあなたが嫌い。なので、特に問題はない」ギロッ

コニー「何だ、好きじゃねえのか。だったらいいや」

クリスタ「そういう問題じゃないと思うけど……」オロオロ

ユミル「何だ? またコイツらもめてんのか。 バカはほっといて行こうぜクリスタ」

ジャン「ハハッwwwやっぱ嫌いだったのかwww」

ジャン「毎日嫌がらせみたいに俺をつけ回してたもんなお前wwww」

エレン「こいつ頭でも打ったのか?」

アルミン「分からない……」

マルコ「ジャン、今日のお前なんか変だぞ?」

ジャン「うっせえな! 話しかけんじゃねえよソバカス」ドンッ

マルコ「うわっ!」ドサッ

エレン「!? マルコはお前の友達だろ!? 何やってんだ!」

ジャン「はぁ? この腰抜けが俺の友達? 冗談じゃねえよwww」

マルコ「ぼ、僕のことをそんなふうに思ってたのか! もう絶交だ!」

ライナー「ジャン! もうやめろ!」ガシッ

ジャン「メンヘラは黙ってろ!」

ライナー「ぐぬぬ」

ベルトルト(当たってる……)

サシャ「皆さんご飯が冷めちゃいますよ~?」モグモグ

翌日

ジャン「な、なぁマルコ! 何で口きいてくれねーんだよ!」

マルコ「……」プイッ

ジャン「俺が何したって言うんだよ……」

エレン「ジャ~~~~~~~ン///」タタタタッ

ジャン「何だよ死に急ぎ野郎、お前なんかに構ってる暇――」

エレン「今日は俺がお前に対人格闘のコツ教えてやるよ//」デレデレ

ジャン「はああ? 引っ付くなよ気持ち悪い……」

エレン「な、何でそんなこと言うんだよ! 俺たち親友だろ!?」ウルウル

ジャン「何言ってんだお前……頭でも打ったのか?」

ミカサ「……」ジー

ミカサ「ジャン、エレンから離れて」

エレン(ミカサだ// 今日も可愛い)

ジャン「ミッミカサ// 言われなくても離れてやるよ」パッ

ミカサ「あなたは人として最低。二度とエレンに近づかないで」ギロッ

ジャン「えっ……」ガーン

エレン「俺の親友になんてこと言うんだよ! いくらミカサでも許さないぞ!?」

エレン「行こうぜ、ジャン!」

ミカサ「エレン、そんな……」シュン

ジャン(な、何なんだよ一体!?)

翌日

マルコ「ジャン、おめーの席ねぇがら」

エレン「何見てんだよ馬面」

ミカサ「私の視界に入らないで」

ジャン「うぅ……」

サシャ「あなたも一人ですか……?」

ジャン「ああ……お前本当にサシャか? 元気ねえな……」

サシャ「ええ……パン食べます?」

ジャン「なっ……! 今度はお前が頭打ったのか!?」

サシャ「ごめんなさい……」

ジャン(昨日のエレンといい……何か変だぞ……?)

翌日

コニー「ジャン、ちょっといいか? 大事な話がある」

ジャン(今日はこいつがおかしくなってる日だなきっと)

ジャン「ああ、いいぜ」

コニー「おそらく今日は俺がおかしくなってる日だ」

ジャン「なっ! 自覚があんのかよ!?」

コニー「悪いが俺は天才だからな」

ジャン(すげえ頼りがいがある)

コニー「ある日、俺たちの性格がすっかり反転しちまった」

コニー「翌日みんなは元に戻ったが、お前だけはそのままだった」

ジャン「ああ、それでマルコに嫌われてるのか……」

コニー「おかしくなってる時の感覚で会話したんだろうな」

コニー「その次の日はエレン、次の日はサシャ、そして今日は俺……」

コニー「というように、一日に一人ずつ性格が反転していき、次の日には元に戻る」

ジャン「そうか……で、どうすればいいんだ?」

コニー「一巡したら元に戻るんじゃないか?」

コニー「それまでにマルコと仲直りしておけよ」

ジャン「ありがとう……お前、イイ奴だな」

コニー「やめてくれ。明日にはただのバカに戻ってる」

ジャン「ずっとそのままでいてくれよ、もう……」


ジャン「マルコ! すまなかった! 許してくれ!!」ドゲザ

マルコ「わ、わかったよ……ジャンにも何か事情があったんだよね? 僕もやりすぎたよ……」

ジャン「マルコぉ……」

ジャン(とか言いつつ、あと一日マルコに嫌われなくちゃならないんだよな……)

ジャン(ミカサやほかの連中にはもともと好かれてないし、マルコの誤解が解けりゃそれでいいや……)

ジャン(ミカサ……?)

ジャン(そうだ! 性格が反転したらミカサは俺のことを好きになってるはず!)

ジャン(自分で考えて悲しくなってきたけど)

ジャン(その日を楽しみに待つとするぜ!)

翌日

ミカサ「ジャン……私……あなたのことが……好き」ポッ

ジャン(来たあああああ! 今日はミカサの日だああああ!)ヒャッホイ

ジャン「お、俺もお前のことが好きだ!!」

ミカサ「ジャン……//」カァァ

ジャン(やべええええ幸せすぎる/// この日が一生続けばいいのに)

ミカサ「ジャン……私のお願い、聞いてくれる……?」

ジャン「お、おう// 何でも言ってくれ」

ミカサ「そう……じゃあ……」

ドスッ

ジャン「え……?」フラッ

ジャン「うっ……」

ジャン「何だここ……? 倉庫……?」

ミカサ「今はもう使われていない。 人が来る心配もない」

ジャン「ミカサ……!? 何だよこれ、縄ほどいてくれよ!」

ミカサ「駄目。ジャンは私のもの」

ミカサ「誰にも渡さない。触れさせたくない」

ミカサ「だから」

ミカサ「ずっと、私の傍にいてくれる?」

ジャン「な……」

駄目だ、そんなの、

だって、

明日になったら、おまえは、

おれを―――――――――――――

ジャン「うわあああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!」

おしまい

書きながら話を考えるもんじゃないですね
案の定グダグダになりました

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