男「修学旅行だ!」(499)

男「やっと来たぜ…この時が…」

男「高校生活最大のイベント…」

男「そう!修学旅行!」

男「3年3組…全員が確実に揃う最後のイベント…ククク…」

友「なあ、さっきから何1人でぶつぶつ言ってんの?」

男「友~!わりぃわりぃ、この湧き上がる喜びを抑えることができなかった」

友「あー…お前、一年の頃からずっと言ってたもんな」

男「やべぇ…これが終わったら俺、死んでもいいわ…」

友「んな大袈裟な…」

男「それほど俺は修学旅行に真剣なのだ!」

友「…あっそ」

男「ゆくぞ友!いざ、修学旅行へ!」

友「張り切ってるとこ悪いけどさ…」

友「うちの修学旅行なんて、隣の隣の県でスキーだぞ?」

友「そこまで…楽しみにすることではないんじゃないか?」

男「ぶぁっかもん!」ベシッ

友「あふっ」

男「どこに行くかが問題ではない…誰と行くかが問題なのだ!」

友「…ほう、なるほどな」

友「例えば…そうだな、幼馴染ちゃんとか?」

男「んなっ…」

友「ククク…貴様の弱点は既に割れているのだよ」

男「なん…だと?」

友「言わずもがな…だろ?奥手の男くん」

男「う、うるせぇ!」

友「黙れヘタレ!」

友「幼馴染ちゃん程の可愛い子が!なんでいつまでも彼氏を作らないのか!」

友「そんなの答えが決まってるだろ!」

友「誰か…好きな男がいるんだよ…」

男「う…ぐ…」

友「幼馴染ちゃんは、そいつからの告白を待ってる…」

友「さぁ、どうする男!!」

男「く…っ…」

男「ほ、ほっとけえぇぇぇえええ…」タタタッ

友「逃げんなこら!」

男「はぁ…はぁ…」

男(ここまでくれば…)

「どうしたの?男」

男「!!」

幼馴染「なんか、息切れてるけど…」

男「ななななんでもねぇよ!」

幼馴染「本当に?」

男「お、おお!本当だとも!」

幼馴染「ならよかった!」

幼馴染「そう言えばそろそろ点呼じゃない?」

男「あ!俺としたことがっ…」

幼馴染「ふふ、男はずっと修学旅行楽しみにしてたからね」

男「おうとも!さ、行こうぜ!」

幼馴染「うん!」

~バス前~

担任「よーし、点呼とるぞー」

担任「番号ー!」

<イチ!
<ニ!
<サン!
<ヨン!

<シジュウ!

担任「おーし、全員だな」

担任「んじゃ、乗り込め~」

生徒「はーい」ゾロゾロ

~バス内~

担任「よーし、全員乗ったなー」

担任「じゃ、運転手さ~んお願いしま~す」

プーーーーーーーーッ

プシューッ

男「友さん友さん!ついに、ついに始動しましたなぁ!!」

友「あぁ…そうだな」

男「むむ、そんなに低いテンションじゃあ修学旅行にやられますぞぅ!?」

ゴスッ

男「はおっ…」

友「黙れ、俺はバスが駄目なんだ…」イライラ

男「そ、そうだったのか…」

友「むしろ、自転車以外の乗り物系全部駄目だ」

男「え、じゃあスキー場のリフトとかは…」

友「皆までいうな」

男「ご愁傷様です」

友「おうよ…俺は眠るぜ」

男「おう、着いたら起こしてやんよ」

友「任せた」

・・・
・・


男「さて、隣の席の友が寝てしまい急激に暇になりました」

男「しかし、この私を見くびってはいけまそん」

男「このパターンは既に(脳内で)1234回遭遇している…」

男「そんな時は…これだっ!」

男「p~s~p~」(ダミ声)

男「クラスのヲタ殿が戦場の絆ポータブルをやっているらしい」

男「このバスの中で教師にバレるかバレないかの駆け引き…」

男「くぅぅううっ!何という青春!たまんねえ!」

男「ふぉぉおおっ参戦だぁっ!」カチャカチャ

・・・・
・・・
・・


~バスin渓谷~

男「ふぅ、バッテリーがやばい」

男(一旦休憩だな)

ガイドさん「皆さーん、右手をご覧下さ~い」

友「」チーン

男(うむ、右隣では友が死んでいる)

ガイドさん「素晴らしい渓谷でしょー?」

ガイドさん「まさに断崖絶壁!落ちたらひとたまりも無いですね!」

<コワイコトイワナイデヨー

<メアドオシエテヨー

ガイドさん「ふふ、メアドは秘密☆」

男(盛り上がってんなぁ…)

グラグラグラ

男「ん?なんだろ、えらく揺れるな」

男「あ、バス止まった」ピタッ

ゴゴゴゴゴ

男「お次はなんだ?」

男「んん?」チラッ

ドォォォオオオン

・・・・
・・・
・・


「…とこ…」

「お…こ!」

「男!」

男「ハッ!」

友「なんで起こすって言ったてめえが寝てんだよ!」

男「あ、あれ?」

友「早く降りるぞ」

男「お、おう」

男(夢か…?)

友「おら!こっちだ!見ろよ銀世界!」

男「なんだよ、お前もテンションあがってんじゃねぇか!」

友「やっぱ目にするとちげぇよな!」

男「よっしゃ!たのしむぜえええええええ!」

友「うぉおおおおおおお!」

委員長「そこ、うっさい」

男&友「すんまそん」

委員長「ま、楽しみなのは分かるから…清く正しく楽しみなさいよ?」

男「おう!」

友「委員長はスキーできるのか?」

委員長「…」

友「…」

委員長「…」

友「…そうか、体育だけいつも2だもんな…」

委員長「う、うるさい!」

委員長「べべべ、勉強ができればいいのよ!」

男「一理ある」

委員長「ふん!」ステステステ

友「面白いやつだなぁ…巨乳だし」

男「お前それ大好きだな」

友「巨乳万歳」

男「俺は…そうだな、どっちかってと貧乳派かな」

友「そっか、言っちゃ悪いが幼馴染ちゃん貧乳だもんな」

男「か、かかか関係ねぇし!」

友「ふふふふふふふふ」

男「な、なんだよ…」

友「修学旅行の定番イベだろ?」

男「な、なにが…」

友「こ・く・は・く♡」

男「…キモッ」ボソ

友「ともかく、男!勝負しようぜ」

男「はぁ?」

友「俺も、好きな女子に告白する」

友「だからお前も幼馴染ちゃんに告白しろ」

友「どっちが成功するか勝負だ」

男「そんな無茶苦茶な…」

男「しかも幼馴染限定かよ」

友「なんだ、負けるのが怖いのか?」

男「そんなベッタベタな挑発には乗らんよ…」

友「じゃあ、幼馴染ちゃんに嫌われるのが怖いのか?」

男「なっ…!」

友「ま、頑張れよ」スタスタ

男「お、おい!俺はそんな話乗らないからな!絶対だからな!」

友「アディオ~ス」

男「おい!」

男「いっちまいやがった…」

男「あ、やべ!集合しなきゃ!」タッタッタッ

~集合場所~

担任「おーい、男!遅いぞ」

男「すんませーん」

担任「どうせこの後解散したままになるんだけどな」

<ナンダッテー

<シゴトシロヨ!

<ナンノタメニマタセタンダヨ!

担任「あーうるさいうるさい」

担任「コレが俺の教育方針だ」ドン

担任「文句あるか?」

友「文句ないんでさっさとお願いします」

担任「お、友~!話がわかるな」

担任「んじゃ、次の集合は3日後の午後8時!」

担任「はい解散」

生徒「「「はーい」」」

担任「よっしゃナンパだっ」タタタッ

男「あの人教師で大丈夫か…」

幼馴染「男~」

男「うおっ!」ビクッ

幼馴染「ど、どうしたの?」

男「い、いや少し驚いただけだ」

幼馴染「そっか」

幼馴染「あ、そうそう」

男「なに?」

幼馴染「この後の予定ある?」

男「んー…この後は友とスキーして回ろうかなと」

幼馴染「そっか」

男「どうかしたのか?」

幼馴染「えーと…ううん、なんでもないの」

男「…」

幼馴染「じゃ…」スタスタ

男「…」

男(今なら…幼馴染を誘える…でも、もし好きな事がばれたら…もしも断られたら…)

男(でも…でも…)

男(…まあ、まだチャンスはあるさ)

~スキー用品レンタル所~

男「うわ…すげぇ列だなぁ」

友「お!男」

男「あ、やーっと見つけた…先にいくなら言えよ」

友「わりーわりー」

友「あれっ?」

男「どうした?」

友「い、いや…なんでもねぇ」

男「変な野郎だな」

友「ヘタレ…」ボソッ

男「え?」

友「とりあえず、早く並ぶぞ」

男「お、おう」

5分後

男「あ"~」

友「寒くなってきたな」

男「列がなげぇよ」

友「まだ半分も進んでねぇな」

男「くそ~…」

15分後

友「ゴルバチョフ」

男「フナ」

友「ナメック星」

男「いなご」

30分後

男「バッキンガム」

友「ムヒ」

男「ヒョードル」

友「ル…ル…ルービックキューブ」

男「ブータン!…王国」

友「…鯨」

60分後

友「豚といったらデーブ♪」

男「デーブといったらデーブ♪」

友「スペクター?」

男「おう」

友「テーブと言ったら寒いギャグ♪」

男「寒いギャグといったら…き、教頭…」ププフ

友「ドン滑り…くひっ」ブプフー

男「ひゃひゃひゃひゃひゃ」ケラケラ

友「ひゃひゃひゃ」ケラケラ

80分後

友「なあ、知ってるか?」

男「あ?」

友「ライト兄弟って5人兄弟なんだって」

男「ふーん…じゃあこれ知ってるか?」

友「なんだよ」

男「俺たち今1時間以上並んでんだぜ」

友「…」

友「じゃあこんなの知ってるか?」

友「俺たちの遥か後方に幼馴染ちゃんグループがいる」

男「…あっそ」

友「誘ってこっちに呼んでやったら?」

男「…ほかの人に迷惑だろ」

友「…ヘタレ」ボソッ

男「…」

120分後

男「ディズニーかっ!」

友「なんだよ急に」

男「2時間も待ってんだよ」

男「待ちくたびれたよ!」

友「あと少しじゃねぇか」

男「くぅぅう…」

150分後

友「おい、生きてるか」

男「報告…スキー前に体力を使い果たしたであります…」

友「シャキッとしろよ、やっと一式借りて装着終わったとこじゃねぇか」

男「このまま立ってるだけでいい」

友「ゲレンデ目の前にしてなにしてんだよ」

男「嗚々、雪ガ美シイ」

友「ほら、行けよ」ドンッ

男「おっ…ちょっ…まっ…」スイー

友「行って来いってば」グググッ

男「お、押すな!押すな!!俺はスキーやったことn」スイィィィー

男「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ」シャァァァアッ

友「おーおー、速い速い」

~ゲレンデ、下り中~

男「うぉおおおおおぉ」シャァァア

男「とととととととまれぇぇぇえ」シヤァァァァァァア

男「!!前に…木…木が…」シャァァァァァァァァァア

男「ちょ…こんなベタな展開って…」シャァァァァァァァァァア

男「木がぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!」シャァァァァァァァァア


ドゴスッ



「お…こ」

「…とこ」

「おーーとーーこーー」

男「はっ!」

友「無事か?」

男「一大事だよバカ」

友「すまんすまん」

男「なぁ、知ってるか…?」

男「人間って本当に心に思ってることは二回言わないんだぜ?」

友「…」

友「まさか、本当に初心者とは」

男「悪いか!」

友「…ま、なんにせよ無事ならいいじゃねぇか」

男「くそう…なんで俺無事なんだよ…」

友「…」

男「…」

男「あ、次リフト乗らねぇと上いけないぞ?」ニヤニヤ

友「…行こう」

~リフト乗り場~

男「さてさて、次ですよ友くん」

友「…」

男「ふふふふ」ニヤニヤ

係員「次の方~」

男「さあ、早く」ニヤニヤ

友「…」スッ

男「ふふふふ」スッ

係員「危ないからあんまり暴れないようにね」

男「うっす」ゴウンゴウン

男「イイ眺めですなぁ」ニヤニヤ

友「本当だな」

男「お?まだまだ余裕ってやつですか?」

友「…」

男「くふふふ」ニヤニヤ

~ゲレンデ、頂上~

男「な…なぜだ」

友「…フッ」

男「なぜ…酔わない…」

友「…真実は…天のみぞ知ることよ!」ビシッ

男「な、なんてやつだ…」

友「さぁ、今度は教えてやっから、しっかり滑るぞ」

男「おう…」

~10分後~

友「違う!そうじゃなくて、こう!」

男「こうか?」

友「そうそう、そんな感じでやればいいよ」

男「よし、滑りに行こうぜ!」

友「あ、まだ…」

男「ヒャッホーウ」シャァァァ

男「ふぉぉーぅ」シャァァァァァァァ

友「…」シャァァァァァァ

男「おおー!滑れる滑れる!」

男「あれ…?どうやって止まるんだ…?」シャァァァア

友「だから言ったろ、まだブレーキ教えてないもん」シャァァァァァ

男「どどどどどうすればいいんだ」シャァァァァァァ

友「まあ、さっきも平気だったし」シャァァァァァァ

男「」シャァァァァァァ

友「多分まあ大丈夫だと思うよ」シャァァァァァア

男「」シャァァァァァァ

友「んじゃ」ザザザザッ

男「」シャァァァァァ


ドグシャッ



「お…」

「…とこ」

「男」

男「うぉぉ?!」

友「起きたか」

男「うう…」

友「無事か」

男「なんで無事なんだ」

友「…」

男「も、もう一回…」

友「今度はブレーキ教えるからな」

男「おう…」

~数時間後~

友「なかなか様になってきたじゃん」

男「へへっ」ザザザザ

友「これなら大丈夫だな」

男「おうよ!なかなか自由にやれるようになってきたぞ」

男「うっしゃ、もっかい行こうぜ!」

友「それもいい、が、その前に飯食おう」

男「あ?そう言えば今何時だ?」

友「16時」

男「嘘だろ?!朝来てずっとやってたってことか?!」

友「まあな」

男「どうりで膝が笑ってるわけだ」

友「ま、それもあるし一旦休憩だ」

男「おう」

友「パンフにあるカフェ行こうぜ」

男「よっしゃ」

~カフェ~

男「おろ、混んでるかと思ったら結構空いてるのな」

友「まあ、昼のピークは過ぎたしな」

男「明日もこんな感じの時間にこれば良さそうだな」

友「確かにな、集団の思考の裏を掻くべきだな」

男「なんかむつかしそうなこと言って頭いいアピールか?」

友「ちげーよ」

友「つーか、さっさと座ろうぜ?」

男「あ、そうだな」

友「すいませーん、1人とヘタレ1匹で~」

男「はぁ?!」

ウエイトレス「1名様とヘタレ1匹で!ご案内しまーす」

男「ちょ!?」

友「早く来いよヘタレ」

男「何で俺がヘタレなんだよ!」

ウエイトレス「こちらにどうぞ」

友「あ、はーい」

男「聞けやコラ」

ウエイトレス「ご注文がお決まりになりましたらお呼び下さい」

友「はい、ありがとうございます」

男「シカトかよ…」

友「人が喋ってる時は静かにしなさい」

男「くっ…」

友「このヘタレ」

男「だーかーらー!」

友「だって、スキー用具借りる時、幼馴染ちゃん呼ばなかったろ」

男「それは順番抜かしたら周りに迷惑だから…」

友「お前が向こうに下がってあげる事も出来たはずだが?」

男「その行動になんの生産性もねぇよ!」

友「幼馴染ちゃんと一緒にいられるじゃねえか」

男「くそぅぅぅ…」

友「あ、すいませーん」

男「そして貴様はメニューを決めていたと…」

友「おう」

男「俺まだだけど」

友「あと30秒だな」

男「てめぇぇえ…」

ウエイトレス「はい、なんでしょうか?」

友「注文をお願いしたいんですけど」

ウエイトレス「かしこまりました!」ゴソゴソ

男「よし、決めた」

友「とうとう告白するのか?あ、おれカルボナーラのaセットで」

男「ちげぇよ!あ、おれピリ辛ホットドックセットの、ハラペーニョ多めで」

ウエイトレス「かしこまりました、では、少々お待ち下さいね」

友「ふぅ」

男「ったく…」

友「…料理を待つ間ってのは暇だな」

男「明日の予定でも建てるか」

友「朝飯は5時からホテルで食えるし、昼は今日みたいな感じでどうだ?」

男「そうだなぁ、せっかくだし明日は皆で遊びたいな」

友「どう言う事だ?」

男「ここのスキー場って、競技用雪合戦フィールドが有るんだよ」

友「初耳だぞ…」

男「だから、使用許可とってみんなでやれたらなぁと」

友「最高だな」

男「な?メール回そうぜ」

友「おう」

友「おう」

男「ふふふ、この時の為…二年半かけて全員のメアドgetした甲斐があるってもんだぜ…」

友「ほう、ならお前ぼっちのメアド知ってるか?」

男「いんや」

男「最後だし、きっちり皆でやりたいんだけどなぁ」

友「…あいついつも1人だもんな」

男「話しかけてもそっけないし」

男「だからこそ、親睦を深めたいんだ」

友「よっしゃ、食い終わったらぼっち探すぞ」

男「おうよ!滑れるようになったし、効率よく探せそうだ」

友「おっしゃ、取り敢えずわかるやつにはメール送っとく」ポチポチ

男「サンクス」

友「その他はお前が頼む」ポチポチ

男「よしきた」ポチポチ

・・・
・・


ウエイトレス「失礼します」

ウエイトレス「こちらカルボナーラのaセットになります」

友「あざっす」

ウエイトレス「こちらピリ辛ホットドックセットのハラペーニョ多めでございます」

男「どうもです」

ウエイトレス「それでは、ごゆっくりどうぞ」

男&友「「ありがとうございます」」

友「いただきまーす」

男「いただきます」

友「…」パクパク

男「…」モグモグ

・・・・
・・・
・・


友「ゲフッ」

男「ふぅ」

友「うし、行くか!」

男「おっしゃ」

ウエイター「っかいけーさーぜーなりやす」

男「あ、この券でお願いします」

ウエイター「あぅすっ!」ピッ

ウエイター「あーしたぁっ」

男「ご馳走様でした~」

友「あざしたー」

男「うっし、ぼっち探すか!」

友「そうだな、どうする?手分けするか…一緒に捜すか…」

男「いや、それがさ」

友「ん?」

男「俺たち皆、泊まるホテル一緒だよな?」

友「…そうするか」

男「伝わってなにより」

友「じゃあ…どうする?今から滑るって気分でもないだろ」

男「フィールドの下見にでも行きますか」

友「そうするか」

・・・・
・・・
・・


友「でけぇ」

男「んー?雪でそう見えるだけだろ」

友「いや…体育館4個分はあるな」

男「確かに…」

友「所々にあるあれは…?」

男「障壁だな、雪玉かわすための」

友「じゃあ、あの少し溝のようになってるところは?」

男「裏を掻くための堀的なアレだな1.5mはあるな」

友「ほう… 」

男「まあ、なんにせよ楽しそうなフィールドじゃないの」

友「そうだな、燃えてきた」

男「…ふーむ」

友「どうした?」

男「いや、時間見てたのよ」

友「時間…?あぁ、そろそろ18時だな」

男「日が落ちるのが早いしな、今日は明日に備えて帰るか」

友「そだな、じゃあ皆から返信来てたしここの予約だけしとこうぜ」

男「おう、40人でいいのか?」

友「女子は?」

男「全員ok」

友「男子もだ…ぼっち以外は」

男「ぼっち参加してくれるかなぁ…」

友「大丈夫」

男「なんで?」

友「か、勘」

男「たよりね~…」

・・・
・・


~ホテル前~

友「でけぇ」

男「んー?そうか?雪でそう見えるだけだろ」

友「いや…体育館4個分は」

男「もういいよこんな不毛な会話!」

友「デジャヴ的なものを」

男「要らねえよ!…とっとと入ろうぜ」

ウイーン

受付嬢「いらっしゃいませ、チェックインでよろしかったでしょうか?」

友「あ、えーと、高校で予約してあると思うんですけど…」

受付嬢「はい、確かにお受けしております」ニコッ

受付嬢「班をお伺いしてもよろしいでしょうか?」

友「4班で」

受付嬢「はい、それでは306号室となっております」

友「はい、ありがとうございます」

友「あ!」

受付嬢「はい?」

友「ぼっち君って何号室か分かりますか?」

受付嬢「ぼっち様で…それでは、念のためお客様のお名前をお伺いしてもよろしいでしょうか」

友「友っていいます」

受付嬢「はい、友様で」

受付嬢「ぼっち様は302号室となっております」

友「ありがとうございます、あ…ぼっちってもう来てますか?」

受付嬢「ええ、おみえになられてます」

友「そうスか、ありがとうございました」

受付嬢「ごゆっくりどうぞ」

男「さて…」

友「行くか…302号室」

男「おう!」

突然の大量投稿申し訳ございません

とても長く日を跨ぐssになりそうな為、恐縮ですが酉をつけさせて頂きました

それでは、次回を楽しみにしていただければ幸いです
ありがとうございます

こんばんは

では、本日の投下を開始しますね

・・・
・・


コンコン

「は、ひゃい!」

男「ぼっちー?」

「だ、だれ?」

男「男だよー」

友「友もいるよー」

男「入っていい?」

「う、うん」

ガチャ

男「うーす」

ぼっち「ど、どうしたの?」

友「いやぁ、明日皆で雪合戦大会をしたかったんだけどさ」

友「お前のメアドだけわからなくてさぁ…」

ぼっち「ご、ごめん…」

男「謝ることないって」

男「あ、そんでお前もどうかなって聞きに来たんだ」

ぼっち「僕は…」

男「…」

友「…」

ぼっち「僕…も、さ、参加するよ!」

男「本当か!やったぜ!」

友「念願の全員参加だな」

ぼっち「そ、そうか…お、男君はず、ずっと楽しみにしし、してたもんね」

男「おう!ありがとうなぼっち!」

ぼっち「え、えへへ…」

男「そうだ!次回に備えメアド教えてくれよ!」

ぼっち「あ…え…でも…」

友「ぼっち!」

ぼっち「!…う、うん!いつでもメールしてね!」

男「ありがとなぼっち!明日は思いっきり楽しもうな!」

ぼっち「う、うん!」

・・・
・・


男「いやぁ~良かったぁ」

友「本当だな」

男「そうだ、チーム分け考えなきゃ」

友「あ、そこは俺に任せてくれないか?」

男「ん?珍しくやる気満々だな」

友「まあな、バトルとか戦いってなると…血が騒ぐんだ(暗黒微笑)」

男「うわぁ」

友「あっ、バカ!ノリだノリ!」

男「あちゃー…」

友「お願いですからその可哀想な仔犬を見るような目をやめてください」

・・・・
・・・
・・

~306号室~

友「俺たちの部屋はここだな」

男「…あれ?」

友「どうした?」

男「部屋決めっていつやったっけ?」

友「あ?」

男「いや、ほらぼっちは1人部屋だったけど…俺たちは2人部屋だし」

友「あ、あぁ…ほら、お前がこの間休んだ時だよ」

男「えー?」

友「ほら、休んだろ?風邪かなんかで」

男「あー!あんときか」

友「その時に希望とクジで部屋割り決めたんだよ」

男「なるほどね」

男「でも、だったら教えてくれてもいいじゃないのよ…」

友「すまん…すっかり忘れてたんだ」

男「まあ、いいんだけど…」

友「あ、そうか…幼馴染ちゃんと同室が良かったか…すまないな気が効かなくて」

男「んなななななな」

友「ごめんなぁ…でも、先生が男子と女子の相部屋はダメだって言うから…」

男「ななななな」

友「やっぱほら、お年頃だし間違いが起きるから…」

友「って、もうすぐ19時だな…」

友「夕飯食いにいくか」

男「なななな…」

友「いつまでエラー起こしてんだ」ベシ

男「あう」

友「おら、行くぞ」

男「あう…」

・・・・
・・・
・・


~食堂~

男「夕飯だ!」

友「バイキングだ!」

男&友「「食べ放題だ!!」」

友「さて!やっぱ取りやすい所座ろうぜ」

男「あそこだな、行くか」

友「おっしゃ」

・・・
・・


男「ふぇぇ…」

友「ふぇぇ…」

男「多過ぎて選べないよぉ…」

友「右に同じだよぉ…」

「男~!」

男「ん?」

幼馴染「なにしてんの?」

男「!!い、いやバイキングが選びきれなくてな!」

幼馴染「なんで動揺してるのよー」ケラケラ

男「おおお、おにぎりが…たた、食べたいんだなっ」

幼馴染「あははっ変なの~」

委員長「イチャイチャしちゃって」

男「あれ、委員長?なんで?」

幼馴染「一緒の班なんだよ!」

男「あー!それで」

男「あー!それで」

委員長「所で…あそこって貴方達の席?」

友「あぁ、そうだけど?」

委員長「良かったら…あ、ああ相席してもい、いいかしら?」

男「そんくらい構わねぇよな?」

友「おう!4人席を2人で使うのは少し抵抗あるもんな」

幼馴染「やたー!男とご飯だー!」

男「そ、そんな喜ぶことじゃねぇだろ…」

友「…」ニヤニヤ

委員長「…」クスクス

男「な、なんだよお前ら!」

友「なぁーんにも?ねえ?」

委員長「ええ、なぁーんにもないわ」

男「…」

幼馴染「さ!早く取りに行こうよ!」

男「あ、そうだ」

男「どうせ相席するなら、皆で沢山の物を皿によそってこないか?」

委員長「たしかに、そうして皆でつついた方が沢山の種類たべれそうね」

幼馴染「それイイね!そうしよ!」

男「よっしゃ!」

友「よっしゃー!取りに行くぞー!」

幼馴染&委員長「「おー!」」

・・・
・・


幼馴染「沢山あるねー!」

委員長「食べ切れるかしら…」

男「俺たちがいるから大丈夫だ」

友「おうよ!」

委員長「…確かに、学校に炊飯器ごと3盒持ってくるような人達ですものね…」

幼馴染「先生も呆れるの通り越して褒めてたもんね」

男「なははっ、だから任せとけって事だ」

委員長「安心ね、さあ!食べましょ!」

4人「いただきまーす!」

幼馴染「お肉ー!」

委員長「生野菜から食べた方がいいわよ」

幼馴染「なんで??」

委員長「酵素の働きがなんやかんやして油の吸収が抑えられるらしいわ」

幼馴染「へえー!さすが委員長!物知りだね!」

委員長「雑誌情報よ」

幼馴染「へー!…って…男…」

委員長「友くんも…」

男「…」ガツガツガツガツ

友「…」ゴゴゴッガツガツ

幼馴染「なんだろう、こんな真剣な2人を見るのは初めてな気がするよ」

委員長「まるで何かと戦っているようね」

幼馴染「…サラダ食べよっと」

委員長「あ、私の分も…」

幼馴染「はーい」

委員長「ありがとう」

男「…!」ゴゴゴゴゴッ

男「…っガッハッ…」

幼馴染「男!?」

男「ン…ぐ…」

幼馴染「みみみみず!水!」

委員長「はいこれ!」

幼馴染「男!飲んで!」

男「ガフ…ゴフッ…」

男「ふぅ…」

委員長「ふぅじゃないわよ!」

幼馴染「びっくりさせないで!」

男「スミマセン…」

友「…」ガツガツガツガツ

幼馴染「本当にもう…」

男「ごめん…」

委員長「味はわかってるの?」

男「味?」

委員長「例えばそのハンバーグの味とか」

友「…」ガツガツガツガツ

男「あぁ、例えばこのハンバーグは…」

・・・・
・・・
・・


4人「ご馳走さまでした!」

幼馴染「まさかあの後、男の味の解説がずっと続くとは思わなかったよ」

男「味にはうるさいよ?」

幼馴染「私…料理苦手だなぁ」

男「幼馴染の料理は美味しかった」

幼馴染「ほんと?!」パァァァ

男「お、おう!」ドキッ

友「…」ニヨニヨ

委員長「…」ニヨニヨ

幼馴染「えへへー…」

男「そ、そんなに嬉しいかよ…」

幼馴染「だってぇ…」

友「…」ニヨニヨ

委員長「…」ニヨニヨ

幼馴染「あ、男!」

男「ん?」

幼馴染「この後暇?」

男「特に予定は無いよ?」

幼馴染「4人でカラオケ行かない?」

男「カラオケなんてあるのか!」

幼馴染「ね?どう?」

男「行かない理由が見つからないな!」

幼馴染「やったー!」

幼馴染「2人もいいよね?

友「…おう!」

委員長「…ええ!」

幼馴染「じゃ!カラオケにレッツゴー!」

男「おー!」

・・・・
・・・
・・


~カラオケ~

男「うちの学校って結構金持ちなのか?」

友「なんでだ?」

男「だって…なぁ?」

委員長「そうね、ホテル内のカラオケを無料で利用させて貰えるんですもの」

幼馴染「フリータイムだって…」

友「細けぇ事はいいじゃねぇか!歌おうぜ!」

3人「「おおー!」」

友「一番手行くぜ!」ピピピ…

カラオケ機「15の夜(尾崎豊)」

男「うわぉ」

幼馴染「うん…うん…」

委員長「…尾崎ね」

友「なんだお前らその反応…」

男「そういうお年頃?」

チャン、チャーラーチャララランチャンチャチャン♪

友「落書きの~教科書と~」

男「幼馴染次行けよ」

幼馴染「えー!嫌だよー」

委員長「なら、私が行こうかしら」

男「委員長?なに歌うの?」

委員長「聞いてのお楽しみよ」

友「15のよぉぉるぅぅぅ!」

・・・
・・

カラオケ機「月光(鬼束ちひろ)

男「oh…」

幼馴染「なんの曲?」

友「ドラマのトリックの主題歌だな」

チャン、チャン、チャン、チャララ、チャン、チャン、チャン

男「静か…いや激し…うーむ」

委員長「…」スゥウ

委員長「iam'god'schild、この腐敗した~世界~に堕~とされた~あぁぁ」

男「上手い…だと…?」

幼馴染「つ、次は私がいこうかな?盛り上げなきゃね!」

・・・
・・

カラオケ機「海雪(ジェロ)」

男「どうしてこうなった」

友「そして…本家ではなくジェロの方」

委員長「彼女天然なの?なぜこれで盛り上がると思ったの?」

テーテーレレーテレレレーテーテーレレーテレレレー♪

幼馴染「こぉごぉえるぅぅうそぉらぁぁからぁぁ」

男「そうだ、あいつ拳効かせるの上手いんだ」

委員長「でもなぜジェロのほうなのかしら…?」

幼馴染「はぁなた追って出雲崎ぃ!悲しみぃのお日本海ぃぃ!」

友「…次は男だな」

男「お、おう…ここは一つ盛り上げの定番を…」

・・・
・・

カラオケ機「クリスマス?なにそれ?おいしいの?(ヒャダイン)」

友「何だよその曲しらねぇよ!」

委員長「定番って言ったじゃない!」

幼馴染「私は知ってるけど…これは盛り上げと言うか…」

男「お前らがそれを言うか!」

ジングルベールジングルベール♪

男「『なにがメリークリスマスだ…』」

友「セリフ?」

幼馴染「始まりがセリフからなの」

委員長「なんだか嫌な予感しかしないわ」

友「今度こそ俺が…」

・・・
・・

委員長「あはははは!」ケラケラ

男「委員長…まさかあの歌がツボだとは…」

友「意外と言うかなんと言うか」

委員長「サンタ服でwwwバイトしてる奴にwwwシンパシーって!」

委員長「あははははっ!」ケラケラ

友「おれがゆくぜ!」ピピピ

カラオケ機「テトペッテンソン」

男&幼馴染「なんだそれは…」

・・・
・・


委員長「…これ何語なの?」

幼馴染「さぁ…」

男「何でこんな曲知ってんだ」

友「うるせぇ、nhkだよ」

委員長「次は私ね」

男「頼むぜ委員長…」

・・・
・・


カラオケ機「ハレ晴レユカイ(平野(ry)」

男「い、委員長!?」

友「え、えええ!?」

幼馴染「あれ?2人とも知らないの?委員長って結構重度な…」

委員長「どうせキモヲタよ!」

友「いや、キモくは無いというかむしろギャップ萌えと言うか…」

委員長「んな…」

テッテレッテー、テッテレッテー、テーレー

委員長「ナゾナゾ♪みたいに~」フリフリ

3人「振り付け…だと…?」

・・・
・・

幼馴染「次は私だね!」

男「演歌は勘弁な?」

幼馴染「つぎは大丈夫!」ピピ

カラオケ機「黄金魂(湘南乃風)」

男「お、おおお?」

委員長「チョイスは悪くないけど…」

友「大丈夫か?」

幼馴染「蹴破れぇぇ~その扉ぁぁぁあ」

男「なんてこった」

友「拳が…拳が効いてる…」

委員長「演歌大好きなのね…」

・・・
・・

男「よし、いい曲を閃いたぜ」

友「頼むぜ」

委員長「幼馴染、上手だったわよ」

幼馴染「えへへー」

男「ほいっと」ピピピ

カラオケ機「ヘビーローテーション(akb48)」

友「お」

委員長「なるほど」

幼馴染「ノれそうだね!」

男「ワン!ツー!ワンツースリーフォー!」

デデッデデッデデッテーレ

友「ふぇええええい!」

委員長「ふぅ!」

幼馴染「あいをんちゅー!」

・・・・
・・


男「あー…楽しかったな!」

幼馴染「喉が…」

委員長「…ガハッ」

友「おい、大丈bガフッ」

幼馴染「なんで男は平気なのー?…ゴフ」

男「大丈夫かよ、俺は腹から声だしてるからな」サスリサスリ

幼馴染「す、凄いんだね…///」

友「…」ニヤァ

委員長「…」クスクス

男「もう22時か…」

幼馴染「早いね…ケホ」

男「あんま無理して喋んな」サスリサスリ

幼馴染「ありあと…」

友「今日は…もう解散にしようか」

委員長「そうね、明日は雪合戦大会でしょ?」

男「おう、そうだな」

幼馴染「チームはどうする…の?ケフンッ」

友「俺が決めるぜぃ」

幼馴染「へぇ…こ、公…コンッ!公平にね?」

男「狐かよ」サスリサスリ

友「まかしとけ!」

委員長「じゃ、また明日ね」

男「あぁ、お休みな」

幼馴染「お休みー!…ッケフン!」

男「おいおい…」

・・・・
・・・
・・


委員長「で、なんで貴方達はついてくるのかしら?」

友「いや、部屋の方向一緒だし…」

男「こう言うの気まずいよな」

幼馴染「…」コクコク

友「ま、でも俺たちここだから」

委員長「え?私達はそこよ?」

男「なんだ、お向かいさんか」

幼馴染「…」フリフリピョコピョコ

委員長「近くて嬉しいの?」

幼馴染「…」コクコク

男「あはは、じゃ、今度こそお休み」

委員長「ええ、また明日」

幼馴染「…」フリフリ

男「おやすみな」ナデナデ

幼馴染「///」

友「んじゃな!」


ガチャ…バタン



男「…」

友「どうした?」

男「あ、いや?なにも」

友「んー?気になるな」

男「いや、お前と委員長の回復早いなと思ってさ」

友「う、うん…何でだろうな?」

男「あー、途中で水飲んでたからか?」

友「あー、かもな」

男「今度は幼馴染にも飲ませよう」

友「また、明日あたり4人で行きてぇな…」

男「修学旅行終わっても行けばいじゃねぇか」

友「あぁ…そ、そうだな!」

男「うし、じゃあ先に風呂入るわ」

友「いや、ここは一緒にだろ」

男「はぁ?」

友「修学旅行のイベントのうちだろ!」グイグイ

男「ちょ!引っ張るな!何かお前怪しい!まさかホモじゃないだろうな!」

・・・
・・


友「悔しい…」ホカホカ

男「ケッ」ホカホカ

友「息子ぉ…」ホカホカ

友息子「すまねぇ…すまねぇ父ちゃん…」

男「粗チン喋った!?」

友「粗チン言うな!腹話術だ!」

男「ふざけてんじゃねぇよ!」バシッ

友息子「アーーーウチ!」

男「んじゃ、寝るか」

友「だな」ヒリヒリ

男「おやすみ」

友「おやすー」


パチン

・・・・
・・・
・・


「…い…だ…」

「せ…は!?」

「…こ…こ…ぞ!」

「や…こべ!」

「み…み!…は…!」

・・・
・・


「…とこ…」

「…おとこ!」

「男!」

男「起床!」ガバッ

ゴンッ

友&男「「ゔっ!」」

友「鼻!鼻がぁぁぉ!」ジタバタ

男「っ…っ…!」

男「何だお前は!」

友「起こしてやったのに!」ヒリヒリ

男「だれも頼んでねぇ!」ジンジン

友「このやろぉ…」

男「あ、準備しねぇと」

友「この野郎…」

・・・
・・


男「完璧だ」パリッ

友「同じく!」パリッ

男「行くか!決戦の地へ!」

友「おう!」

友「そうだ、あいつら呼んでこようぜ」

男「そうだな」


ガチャッ

ガチャッ


男「ん?」

「あ、おとこー!」

男「んお?」

幼馴染「いいタイミングだね!」

委員長「おはよう、2人とも」

友「おはよー」

男「おはよ、幼馴染は喉大丈夫か?」

幼馴染「うん!すっかり良くなっちゃった!」

男「そりゃあ良かった」

男「うーし、皆の衆!戦地は近い!行くぞ!」

3人「「おおーー!」」

男「ってちょっとまてぇ!」

友「あ~、ぼっちか」

幼馴染「ええ?」

委員長「ぼっち君も参加するの?」

男「全員じゃなきゃ意味ねぇからな!」

委員長「流石ね」

幼馴染「男ってば優しいんだから…」

男「大丈夫だろ?」

委員長「大丈夫よ、彼の事別に嫌いじゃ無いし」

幼馴染「それに、小動物みたいで可愛いよね!」

男「お前がそれを言うか」

友「確かに、見た目女みたいだもんな」

男「友…やっぱりお前…」

友「…呼びにいくぞ」

男「冗談ですがな!」

幼馴染&委員長「???」

・・・
・・


男「いいか…?4人でな」

友「よっしゃ、声なら任せとけ」

委員長「こういうのって漫画でしかみた事ないわ」

幼馴染「楽しそう♪」

男「いくぞ…」

コンコンコン

4人「「ぼーっちくーん!遊びーましょー!」」

「ふぇあ!?」

男「ぼっちー!いこうぜー!」

「な、なんかいっぱい声がしたけど…」

友「友だお!」ピョコン

幼馴染「幼馴染だお!」ピョコン

委員長「い、委員長だぉ…」ピョコ…ン

男「男だお!」ドドン

「ふ、ふぇぇ…」

ガチャ

ぼっち「あう…」

幼馴染「おはよ!」

委員長「おはよう」

ぼっち「おはよ…ゴザイマス」

男「硬くなるなよ!」

友「さ、行こうぜ」

ぼっち「う、うん!」

・・・
・・


~食堂~

幼馴染「まったく…」

委員長「こいつらは…」

ぼっち「すごい食べっぷり…」

男&友「…」ガツツツツツツ

委員長「朝からこうなの?」

幼馴染「男は昔からこうだよ…」

ぼっち「ふぇぇ…」

委員長「こっちは静かに、慎ましく食べましょうか」

ぼっち「う、うん」

・・・
・・


男「いやぁ、食ったな」

友「全くだ、めちゃくちゃうまいなここ」

幼馴染「戦地って…」

委員長「食堂の事だったのね」

ぼっち「ふ、2人は何と闘っていたの…?」

委員長「自分…じゃないかしら…」

幼馴染「委員長が厨二な目をしている…!」

男「よし、皆の衆!いざ第二の戦地へ参ろうぞ!」

4人「お~~~!」

本日分はこれで終了です
ありがとうございました

途中にガチャッという効果音が2つありますが、一つ目は男と友の部屋の音で、二つ目は幼馴染と委員長の部屋のものです

わかりにくい表記で申し訳ございませんでした

明日は、もう少し遅い時間に投下いたします
では、また

・・・
・・

~雪合戦場~

男「あり?あんまり集まってなっすぃんぐね」

友「だって30分前だもん」

男「うーむ」

幼馴染「さささ寒いよ男ぉ…」ブルブル

委員長「ここここ凍えちゃうわ!」ガタガタ

ぼっち「…」ブルブル

男「何だお前らチワワか!」

友「よし、説明する時目立つように、男が乗るちょっとした台座作ろうぜ!」

男「いいなそれ!体もあったまるしな!」

友「おっしゃ、皆手伝え!」

ザクッザクッ

男「そこに雪もっとつけてくれ!」

ザッザッ

幼馴染「ここ、削った方が…」

ガリガリ

ぼっち「ひ、左が少し大きいよ!」

ザッザッ

ぼっち「そこは優しく!」

カリカリ

ぼっち「ちがう!もっと滑らかに!」

シャカシャカ

ぼっち「あーもう!そこはこう!」

3人「ふえぇ…」

・・・・
・・


委員長「完璧!素晴らしいわ!」

男「いえーい!」

友「偉くディテールに凝ってるな」

男「ぼっちがそこんとこ煩かったからな」

ぼっち「ごご、ごめんね!」

幼馴染「ううん、いいのよぼっち君!」

委員長「素晴らしいセンスだと思うわ」

ぼっち「あ、ありがとう…」

< ワイワイガヤガヤ

男「人も集まってきたな」

友「よし、男!頼んだ」

男「まっかせなさい!」

幼馴染「がんばってね!」

・・・
・・


男「おーし!大体全員揃ったな!」

男「説明始めるからしっかり聞いててくれ!」

男「今大会は、チームδとチームωに別れて行う!」

男「それぞれ、陣営にあるフラッグを防衛、攻撃すること!」

男「雪玉によるアウト、ペナルティなどは無いが、フラッグを奪って持ってる奴のみ、当てられたらフラッグを返却する事とする!」

男「敵フラッグを3本全て自陣に持ち込んだチームの勝利とする!」

男「各チームの隊長にここの地図をわたしとくから!参謀が頑張ってくれ!」

男「では、チームωが向こう側に着いてから10分後にメールにてゲーム開始を伝達する!尚!チームは皆の携帯に送信されてるから宜しく!」

男「では、チームω移動開始!」

・・・
・・


男「俺はチームωか」

幼馴染「私もだよー!」

ぼっち「ぼ、僕も」

友「俺と」

委員長「私はδね」

男「容赦しねぇからな?」

友「あ?望むトコだオラ」

男「よっしゃ、幼馴染!ぼっち!いくぞ!」

2人「おおー!」

・・・
・・


~ω陣営~

男「いいか皆、今から皆を3つの分隊に分ける」

男「正面の敵を引きつける第一突撃部隊」

男「サイドの溝から回り込み、敵陣営の偵察&遊撃を行う第二偵察部隊」

男「自陣に残り、フラッグを防衛する第三者防衛部隊」

男「俺は、第二偵察部隊に参加し、随時メールで指示を出す」

男「皆は…どうする?」

dqn「はっ、ンなもん1番暴れられる突撃部隊に決まってら」

dqn「なぁ!お前ら!」

取り巻き×10「うっす!決まってるっす!」

男「ありがとうdqn達、力一杯暴れてくれ」

dqn「任せとけ!フラッグはお前に託すからな!」

男「任せろ、確実に勝利へと導く」ガシッ

ぼっち「ぼ、ぼくはあんまり目立たないから…偵察部隊がいいな…」

幼馴染「私…メタルギア得意なんだよね…」ニヘラ

男「よし、じゃあ偵察隊は、俺たち3人と…」

根暗「私、影が薄いから…」

ヲタ「拙者もメタルギアは得意でござる」

男「よし、根暗とヲタで5人だな」

男「残りの皆は第三者防衛部隊でいいか?」

<イイヨー
<ハヤクハジメヨウゼ
<サムイ

男「よし、皆!絶対勝つぞ!」

・・・
・・


ケータイ「ゲーム開始だ!」


男「いくぞぉぉお!」

チームω「うおぉぉお!」

男「4人!こっちへ!」

根暗「で、でもどうするの…?普通に考えて横の堀には護衛を置くわよ?」

男「ふ…皆、これを着るんだ」バサバサッ

ぼっち「真っ白な…ツナギ?」

ヲタ「なるほど、ミリ服ですな」

男「流石ヲタだな、俗に言う擬態スーツだ」

幼馴染「で、でも…いいの?これ使っちゃって…」

男「問題ない、ここ借りる時に貰った物だから友も同じ物を持ってる」

ぼっち「ほ、本格的だね!」

根暗「なんか…萌えてきたわ」

ヲタ「テンションmaxですぞ!」

男「よし、ちゃっちゃと着替えだ!」

・・・
・・


男「うーし、行くか」

幼馴染「なんか、不思議な感じだね…」

ヲタ「つなぎは上下繋がっているゆえ」

根暗「…あそこ、来てるわよ」

男「っ!しまった…」

男「迂闊だったな…迎撃するぞ!」

幼馴染「え、えええ!」

ぼっち「い、いきなり!?」

男「限界まで引き寄せて、一斉に浴びせる」

男「俺たちならできるさ」

幼馴染「うぅ…」

男「隠れて…」

サクッサクッ…

男「まだ…ひきつけろ…」

サクッサクッ…

男「今だっ!」バシュッ

ヲタ「コントローラ投げで鍛えてるでござるよ!」バシュッ!

根暗「ふふふ、皆、皆死ねば良い!」ヒュンヒュン!

ぼっち「せぁぁぁあ!」ヒュッヒュヒュン

幼馴染「若干二名のキャラが違うよう…」ポイッ

チームδ「ぐおっ!お、男!」

チームδ「や、やば…雪で息が…」

チームδ「目が!目がぁぁぁあ!」

チームδ「た、タンマ!タンマ!」

男「問答無用ぉぉおおおお!」ヒュンヒュンヒュンヒュン

チームδ「ひ、引け!引け!」

ザッザッザッザッ!

男「ふぅ」

根暗「ふん、ゴミ共が」

ヲタ「fps気分でござる」

ぼっち「はっ、おととい来やがれ!」

幼馴染「ふぇぇ…キャラが治ってないよぅ…」

男「別ルートから向かうぞ」


~15分後~

男「走れ!走れ!」ダダダダ

幼馴染「これを持ち帰れば…」ハァ…ハァ

ぼっち「はぁっ…ひいっ」

ヲタ「ぼっち殿!頑張るでござるよ!」

根暗「あたし…もう…」

ヲタ「根暗殿も!」

チームδ「待てぇ男ぉ!」

チームδ「友呼んで来い!友!」

男「友が来るとまずいな…」

根暗「あぁっ…っく」

ぼっち「が、がんばって!」

根暗「うぅ…」

チームδ「地上から攻撃だ!地上に連絡しろ!」

チームδ「くそっ!流石速いな…」

男「よし、あと少しで…」

ヒュゥウ

男「なんか降って…」

ドスァッ

友「はいストップ」

男「くそっ…」

友「惜しかったなぁ男」

友「さ、フラッグを返すんだ」

男「…」

チームδ「よし、追い詰めたな…」ハァ…ハァ

チームδ「友が近くにいて助かったぜ…」

友「さあ、雪玉当てても良いんだ」

友「早く返せよ」

男「ククククク…」

友「何が可笑しい」

男「お前は…お前らは一つ重大なミスを犯している」

友「何…?」

男「お前が抜け、手薄になった地上はどうなっていると思う?」

友「そんなの…」

男「なぜ俺たちが1本しか旗を盗んでいないと思う?」

友「まさか…!」

男「俺はこの闘いの主人公じゃない」

男「もうわかったかな?」

友「貴っ様ぁぁぁぁあ!」

男(…上手くやれよdqn)

幼馴染「ふえぇ…なんだかどっかの少年漫画みたいだよぅ…」

・・・・
・・・
・・

~2時間後~

男「幼馴染!」ヒュッ

幼馴染「任せて!」パシッ

チームδ「幼馴染ちゃんに移ったぞ!」

チームδ「くっそおお!」

幼馴染「はい!根暗ちゃん!」ヒュッ

根暗「我が疾風が勝利へと誘おう…」パシッ

幼馴染「ふえぇ…」

チームδ「今度は根暗だぞ!」

チームδ「くそっ!」

根暗「スネーク!あとは任せた!」ヒュッ

ヲタ「任せろ」パシッ

ヲタ「加速する」ギュゥン

チームδ「今度はヲタかよ!」

チームδ「あいつはなんで無駄に速いんだよ!」

ヲタ「hq!フラッグの回収を要請する!」ヒュッ

ぼっち「こ、このノリにはついていけないよ…」パシッ

チームδ「ぼっちだ!」ハァハァ

チームδ「ぼっちなら…」ハァハァ

チームδ「食らえ!」ヒュッ

ぼっち「あう」ボスッ

チームδ「よっしゃ!フラッグ返してもらうぞ…」ゼエゼエ

ぼっち「…ざ、ざんねん、これはフラッグじゃないよ」

チームδ「これは…」

チームδ「木の棒かよ!どっから拾って来たんだよ!」ゼエゼエ

チームδ「一体誰が…」

ぼっち「お、男くん頑張って!」

男「やーい、バーカバーカ」ベロベロバー

チームδ「男ぉおおおおお!」

チームδ「友呼んで来い!あいつしか男とはやり合えん!」

友「呼ばれなくとも!」タタタッ

男「やべっ」ダッ

友「食らえおらぁあ!」シュン!

男「っぶねえ!」サッ

友「ぶっ殺してやるよ男ぉおおおおお!」ダダダダダッ

男「うひょおおおお!」ダダダッ

幼馴染「男!」

幼馴染「ゴメンね友くん!」ヒュンヒュン

友「ふぶぉ!」ボススッ

ぼっち「ゴメンね!」ヒュン

友「負けるk」ボスッ

根暗「そのまま眠りなさい…」ヒュヒュッ

友「お前キャラがちg…」ボボスッ

男「うぉおおお!」ダダダダダ

友「さ、させるかぁあああ!」ダダダダ

・・・・
・・・
・・

~2日目12:30食堂~

友「」

男「」

委員長「はぁ、全くこの2人は」

幼馴染「凄いの見ちゃったね」

ぼっち「ま、まさかあんな事になるとは…」

委員長「なんでくっちゃくちゃになったと思ったらお互いにキスしてんのよ」

ヲタ「普通そういうのは男女の間で起こるハプニングでござる」

根暗「お、男が受けで…」ブツブツ

幼馴染「根暗さんから怖い単語が聞こえるよぅ…」

ぼっち「ふ、2人とも元気だしなよ!」

男「元気なんて…出るかよ…」

委員長「決着も流れちゃったしね」

友「なんで…こんなやつが…ファースト…」

男「こっちのセリフだよクソ…」

友「ゴメンなぁ幼馴染ちゃん」

幼馴染「へ?」

友「俺なんかが男のファーストキス奪っちまって…」

男「ななななな何言ってんだてめぇ!」

幼馴染「え…?」

友「ゴメンなぁ…」

男「無視すんな死ね!いっぺんしね!」

幼馴染「あー!そういう事ね!」

幼馴染「男はファーストキスじゃないよ?」

6人「「えっ」」

幼馴染「男のファーストキスは…」

男「!!ま、待て!思い出しt」

幼馴染「私だもん///」

4人「「工工工エエエエエエェェェェェェ(゚д゚)ェェェェェェエエエエエエ工工工」」

ヲタ「ktkr━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━!!」

男「黙れっ!」ゴスッ

ヲタ「はうわっ」

幼馴染「ほら、小学校の…2年生位の時に」

男「それ以上は辞めて下さい死んでしまいます」

友「2年生位の時に??」

男「聞き出そうとしてんじゃねーよハゲ!」

委員長「何があったの?」

男「貴方もですか委員長」

根暗「ノンケ…目覚め…熱い…kiss…」ハァハァ

男「お前は論外だ御超腐人」

幼馴染「一緒に帰ってた時に~」

男「やめい!」ペチ

幼馴染「あぅ」

委員長「女の子に暴力なんてサイテーよ?男くん」

友「そーよそーよ!」

ぼっち「そ、それはダメだよ男くん…」

男「おっ…おぉ…?」

幼馴染「男に…叩かれた…」ウルウル

男「っおぉ?!」

男「俺か?俺のせいなのか?」

根暗「女性に希望を見出せない男は…親友である友と禁断の…」ブツブツ

男「ち、ちくしょおお!」ダッ

友「あ、逃げた」

委員長「さ、続きを聞きましょうか」

ぼっち「そ、それでどうなったの?」

根暗「あぁ…なんというジャスティス…」

幼馴染「あ、うん」

幼馴染「えーとね…」

遅くなってごめんなさい

支援ありがとうございます

今日は、少ないですがキリがいいのでこんな感じで終了しますね

では、また明日

こんばんは
投下しますね

・・・
・・

幼男「なー幼馴染!」

幼幼馴染「なーに?」

幼男「俺とちゅーしよーぜ!」

幼幼馴染「えー!!」

幼男「いいじゃん!俺まだちゅーしたことないんだよ!」

幼幼馴染「うーん…じゃあ、一つだけ約束して…?」

幼男「おう!なんだ?」

幼幼馴染「わたしたちがおっきくなったら、わたしと…」

・・・・
・・・
・・

男「だぁぁあっくそ!」

男「なんで思い出すんだ…」

男「うううぅぅぅあぁぁあ」

男(くっそー!あの約束完全に忘れてた…)

男「ぁぁぁぁぁ…」

男(幼馴染が…あの約束をまもって…まだ待ってるとしたら…)

男(俺は…)

男(…)

男(そんなわけねーよ!)

男(大体もう9年も前の話だ!そんな約束…幼馴染が守ってるわけ…)

男「ありそうだなぁ…」ハァ…

男「…」

男「部屋…戻るか…」

・・・
・・

ガチャッガチャッ

男「空いてねえ」ハァ…

男「鍵は友に預けてあるからなぁ…」

男「むぅ」

男「…」

男(俺は…幼馴染とどうしたいんだろう)ハァ…

男(結ばれたい?このままでいい?)

男(どうなりたいんだ…?)

男「…」

男「…」ハァ…

根暗「男」

男「っ!」ビクッ

根暗「幼馴染からぜーんぶ聞いたわよ」

男「…」ハァ

根暗「私ね」

男「…」

根暗「私、bl大好きで、厨二病な御超腐人だけどさ」

根暗「純愛っての、好きよ?」

根暗「いいじゃない?幼馴染と幼少からの約束を守って~なんて展開」

根暗「そんなの滅多に遭遇できるもんじゃないわよ?本当」

根暗「あんたは今、物語の主人公なの」

根暗「どうするかはあんたの自由」

根暗「でも、幼馴染は…」

根暗「幼馴染は、あんたを待ってると思うわ」

根暗「…伝えたいのはそれだけよ」

男「…」

根暗「ま、幼馴染endじゃなくて友endでも私は構わないけどね」

根暗「それじゃ」ヒラヒラ

男「…ふふっ」

男「…まだ…食堂に居るかな」

・・・・
・・・
・・


~二日目15:45食堂~

男「あれっ…」

食堂「closed」

男「この時間になると閉まるのか…」

男「…」

男「うーむ…」

ぼっち「あ、男くん」

男「お、ぼっちか」

ぼっち「男くんさ…」

男「ん?」

ぼっち「お、幼馴染ちゃんのこと…どう思ってるの?」

男「…!」

ぼっち「好きなの?」

男「…」

ぼっち「…ふふっ」

男「…な、なんだよ」

ぼっち「"沈黙もまた答えなり"」

男「え?」

ぼっち「なにかで読んだんだ」

ぼっち「質問に答えが出ず、無言でいる時は、実はもう答えが出てる時なんだってさ」

男「…」

ぼっち「えへへ、かっこいいでしょ?」

ぼっち「幼馴染ちゃんは、外の風に当たりたいってゲレンデの方に向かったよ」

ぼっち「薄着で行ったから…」

男「!ありがと」タタタ

ぼっち「…どういたしまして」ボソッ

・・・
・・

男「幼馴染…は…」

「ヘクチョブ!」

男「…」

男「あのくしゃみは…」

幼馴染「ヘクチョブ!」

男「…」ハァ…

男「幼馴染!」

幼馴染「ほぇ?」ズビー

男「なにしてんだこんな寒いのに」

幼馴染「えへへ…風に当たりたくなって…」

男「風に当たるのはいいけど、寒いだろ?」

男「ほれ」バサッ

幼馴染「わー!ありがとー!」

男「俺のだから少しブカブカかもな」

幼馴染「ううん!いいのいいの!」

幼馴染「男は寒くないの?」

男「俺は大丈夫だ」

幼馴染「そっか」

幼馴染「…」スンスン

男「…?」

幼馴染「…えへへー男の匂い~」スンスン

男「やめろよ…なんか…」

幼馴染「うへへー」

男「…」

男(告白するなら…今なのかな)

幼馴染「…?」

幼馴染「どしたの?急に黙って」

男「いや…なんでもないさ」

幼馴染「…そう」

男「…」

男(しかし…)

幼馴染「…」

男「…まだ、当たるか?」

幼馴染「え、何が?」

男「風に」

幼馴染「あー…」

幼馴染「もう、いいかな…」

男「そっか」

幼馴染「…」

男「なあ」

幼馴染「ん?」

男「カラオケ行かね?」

幼馴染「ぼっちくんと根暗ちゃんとヲタ君も誘って?」

男「おうとも」

幼馴染「いこっ!」

男「おっしゃ!」

・・・
・・


男「友~」

男「ぼっち~ヲタ~」

男「あれ~…」

男「なんで皆居ないんだ?」

幼馴染「男!」

男「おお、根暗と委員長は?」

幼馴染「部屋にも食堂にも、お風呂にもいなかったの」

男「んんんー?友たちもなんだよ」

幼馴染「どこいっちゃったんだろうね?」

男「根暗は部屋にいると思ったんだけどなぁ」

幼馴染「うーん…」

男「他に…居そうな所…」

ガチャッ

男「…?」

友「ふぅー…」

ぼっち「友くん、2人を探さなきゃ」

根暗「そうね、急ぎましょ」

委員長「携帯かければいいじゃない」

ヲタ「そうでござr…」

男「えっ?」

幼馴染「えっ?」

友「お、」

ぼっち「あ…」

委員長「まあ」

根暗「あら」

ヲタ「デュフw」

男「お前らそんなとこでなにしてんだ?」

友「何って…」

男「大体なんだここ…第一会議室?」

ぼっち「明日の予定について話そうとしたら…」

根暗「友が、どうせ会議なら~って」

ヲタ「形から入るタイプでござるな」

友「うるせえ!お前らも賛同したろうが!」

男「なんだよ…」

幼馴染「本当にもう…」

友「お前らまで…」

男「ま、いいや」

幼馴染「あ、そうだ!」

幼馴染「皆さ、カラオケ行かない?」

ぼっち「か、カラオケ?」

根暗「いいんじゃない」

ぼっち「う、うん…」

ヲタ「拙者の歌声で魅了するでござるよ!」

幼馴染「やたっ」タタタ

男「んじゃ、すぐ向かおうぜ」

友「そうだな、どうせなら混む前に…」

友「って言わなくても急いでるか…」

男「あぁ、もう居ないぞ」

委員長「そうね…」

男「あの4人って、なんかしら似てるモノがあるよな」

友「あー、なんでだろうな」

委員長「何か抜けてるとこね」

男&友「それだ」

幼馴染「皆ー!はーやーくー!」

男「そんなに急いで!ほら、そこ階段!転けるなよ!」

幼馴染「ダイジョーブ♪ダイジョー…」ガッ

幼馴染「あっ…」

男「幼馴染!!」


ゴロゴロゴロゴロガッ

・・・
・・

~病院~

男「…」

ぼっち「男くん…」

友「ぼっち、今は俺に任せてくれ」

ぼっち「…うん」

委員長「まさか…こんなことになるとはね…」

根暗「…」グスッ

ヲタ「根暗殿…彼女は大丈夫でござるよ…」

男「…俺は…」

友「お前のせいじゃない」

男「…救えたんだ」

友「違う、救えなかったのはお前のせいじゃない」

男「…あの時、一緒に走って向かってれば…」

友「…」

男「あと一歩、あと一歩だったんだ」

男「俺の足がもっと速ければ…」

男「俺が…もっと…」

友「男!」

男「…」

友「幼馴染ちゃんは死んだわけじゃない」

友「まだ意識が戻らないだけだろう?」

男「同んなじだろうが!!」

男「いつ目を覚ますかもわかんねぇ!」

男「そんなの…そんなの…」

友「…」

友「…お前が自分を責めるのは勝手だ」

友「でも、お前は自分を責める前に幼馴染ちゃんに…」

・・・・
・・・



・・
・・・

そこからは記憶にない

幼馴染の意識は戻らず
運ばれた病院の集中治療室の前

ただひたすら、俺は俺を責め続けた

ふと、気がつくと眠ってしまっていたようだ

朝日が病院の暗い廊下を照らしていた

本当なら修学旅行の最終日

友や委員長たちは何を相談していたのだろうか

今になっては分からないし
どうでもよかった

・・・・
・・・
・・


男「幼馴染…」

友「icuに入れてもらえてよかったな…」

男「あぁ…」

男「でも見ろよ、管だらけで…」

友「…本当に映画みたいなんだな」

男「俺も…思ったよ」

友「『一命は取り留めた』」

男「そんなの初めて生で聞いたよ」

友「…」

男「…」

男「幼馴染…」

友「ずっと居るだろ?」

男「あぁ」

友「昼飯と、夕飯は届けてやるからさ」

男「悪いな…」

友「親友だろ?」

男「おう…」ジワッ

友「泣くなよ」

男「おう…」ポロッ…

友「じゃ、ゆっくりな」

男「恩にきる…」

・・・・
・・・
・・


結局、夜になっても意識は戻らず
夜間のため俺は強制的にicuから追い出される形となった

仕方なく、病院の前のベンチに腰を下ろす

あの時、あの時、あの時、あの時あの時あの時あの時あの時あの時あの時あの時あの時あの時あの時あの時あの時あの時あの時あの時あの時あの時あの時あの時あの時あの時あの時あの時あの時
あの時俺が…

浮かぶのはそれだけだった

・・・・
・・・
・・


男「…」

男(もうすぐ0時か…)

男「幼馴染…」

男「まだ…伝えてないことだってあるんだよ…」

男(神様、俺は今まであなたを散々バカにして来ました)

男(どうか、今までの非礼をお許しください)

男(そしてどうか、どうか幼馴染を…幼馴染を助けてやってください…)

男(お願いします…)

カチ、コチ、カチ、コチ

男「…」

男「明日まであと10秒か…」

カチ、コチ、カチ、コチ、コチ

男(5…)カチ

男(4…)コチ

男(3…)カチ

男(2…)コチ

男(1…)カチ

コチ

今日はここまでにします
ありがとうございました

こんにちは

少し早いですが、投下しますね

「…とこ…」

「お…こ!」

「男!」

男「!!」ハッ

友「なんで起こすって言ったてめえが寝てんだよ!」

男「あ、あ?」

友「早く降りるぞ」

男「あ、え?」

友「おら!こっちだ!見ろよ銀世界!」

男「え?あ…は?」

友「なんだよお前、テンション低いなぁ」

男「え、あ、幼馴染は?」

友「ふぃー…妬けるねぇ~」

男「え、え?」

友「幼馴染ちゃんは…っと」

友「ほら、あそこだあそこ」

男「あ…」

幼馴染「むー?」ムニャムニャ

友「寝起きっぽいな」

男「あ…あぁ…」ダッ

友「あ、おい!男!」

男「幼馴染!」ガシッ

幼馴染「…?男ぉ?」ムニャムニャ

男「お前、無事か?なんともないのか?」ユサユサ

幼馴染「えぇ?私はなんともないよぅ?」ユラユラ

男「本当?本当だな?」ユサユサ

幼馴染「ふにゃあぁ」ユラユラ

友「急になんだお前?なんか変だぞ?」

委員長「男?どうしたの取り乱して」

男「え、あ…いや…」

男(今までのは…夢?)

幼馴染「男?」

男「ああ、…少し、寝ぼけてたみたいだ」

委員長「なにやってるんだか」

友「夢に出るほど幼馴染ちゃんのこと想ってるのか….」

男「ち、違…」

先生「おーい、並べよー」

友「お、集合だぞ」

男「あぁ…」

男(なんなんだ?)

男(今までのが夢だとしたら…)

男(そんな馬鹿な…)

男(記憶は…ある)

男「正夢…ってやつか?」ボソ

担任「おーい、男!聞いてるのか?」

男「あ、すんません…」

担任「ま、この後解散したままになるんだけどな」

<ナンダッテー

<シゴトシロヨ!

<ナンノタメニマタセタンダヨ!

担任「あーうるさいうるさい」

担任「コレが俺の教育方針だ」ドン

担任「文句あるか?」

友「文句ないんでさっさとお願いします」

担任「お、友~!話がわかるな」

担任「んじゃ、次の集合は3日後の午後8時!」

担任「はい解散」

生徒「「「はーい」」」

担任「よっしゃナンパだっ」タタタッ

男「…」

幼馴染「男~」

男「うおっ!」ビクッ

幼馴染「ど、どうしたの?」

男「い、いやぁ少し驚いただけだ」

幼馴染「そっか」

男(同じだ)

幼馴染「あ、そうそう」

男「なに?」

幼馴染「この後の予定ある?」

男「えーと…この後は友とスキーして回ろうかなと」

男(全く同じだ)

幼馴染「そっか…」

男「ど、どうかしたのか?」

男(ううん、なんでもないの)

幼馴染「…ううん、なんでもないの」

男「…やっぱり」ボソ

幼馴染「じゃ…」スタスタ

男「…」

男(今なら…誘えるな…)

男(アレが夢だとしても…同じすぎる…)

男(でも…それでも…)

男(もし嫌われたら…)

男(…まあ、まだチャンスはある)

男(夢だとこのあとは…)

~スキー用品レンタル所~

男「…すげぇ列だ」

男(夢と同じ位…な)

友「あ!男」

男「あぁ、友」

友「あれっ?」

男「どうした?」

友「い、いや…なんでもねぇ」

男「変な野郎だな」

友「ヘタレ…」ボソッ

男「あん?」

友「とりあえず、早く並ぶぞ」

男「おう…」

5分後

男「さむっ」

友「確かに寒くなってきたな」

男「なげぇ」

友「まだ半分も進んでねぇな」

男「…」

15分後

友「ゴルバチョフ」

男「フナ」

友「ナメック星」

男「いなご」

30分後

男「バッキンガム」

友「ムヒ」

男「ヒョードル」

友「ル…ル…ルービックキューブ」

男「ブランコ」

友「コブラ」

60分後

友「豚といったらデーブ♪」

男「デーブといったらデーブ♪」

友「スペクター?」

男「おう」

友「テーブと言ったら寒いギャグ♪」

男「寒いギャグといったら…」

男「きょう…プフブッッ」

友「ハイアウトー」

男「く、くそっ」

友「ひゃひゃひゃ」ケラケラ

80分後

友「なあ、知ってるか?」

男「あ?」

友「ライト兄弟って5人兄弟なんだって」

男「しってるよ…

男「じゃあこれ知ってるか?」

友「なんだよ」

男「俺たち今1時間以上並んでんだぜ」

友「…」

友「じゃあこんなの知ってるか?」

友「俺たちの遥か後方に幼馴染ちゃんグループがいる」

男「…あぁ」

友「誘ってこっちに呼んでやったら?」

男(ここも同じだ…)

男(ここで、幼馴染を呼んだらどうなるんだろう)

男(でも…でも…)

男「…ほかの人に迷惑だろ」

友「…ヘタレ」ボソッ

男「…」

120分後

男「…」

友「なんだよ黙っちまって」

男「2時間も待ってんだよ」

男「待ちくたびれたわ」

友「あと少しじゃねぇか」

男「…まあな」

150分後

友「おい、生きてるか?」

男「なんとか…」

友「シャキッとしろよ、やっと装備一式借りて装着終わったとこじゃねぇか」

男「疲れた」

友「ゲレンデ目の前にしてなにしてんだよ」

男「嗚々、銀雪ガ美シイ」

友「ほら、行けよ」ドンッ

男「おおっ?!」スイー

男「ああっ…」サァァァァァア

友「よっと」シャァァァア

・・・
・・


男「ほっ」ザザザザザサ

友「ふぅ」ザザザザザサ

友「お前いつスキー習ったんだ?」

男「お前…いや、前に少しな」

友「へー、そうなのか」

友「教えた奴、相当教えるの上手いんだな」

男(お前だよバカ)

男「それは分からんぞ?」

友「なんだと?」

男「なんでもねえよ」

友「…なんでもいいや、早く上行こうぜ」

男「ああ、そうだな」

友「リフトリフト…」

・・・・
・・・


男「ふー…」

友「だいぶ滑ったな」

男「膝がガクガクだ」

友「確かに、もう16時だしな」

男「あー、そうだったな」

友「?」

男「メシ行こうぜ、今なら空いてる」

友「なるほどな集団の心理の裏を掻くわけだ」

男「そゆこと」

友「よっしゃいこう」

~カフェ~

男「予想通り」

友「まあ、昼のピークは過ぎたしな」

男(明日は確か…)

友「明日もこんくらいの時間に来た方がいいかもな」

男「ん?あぁ」

友「どうしたんだ?」

男「いや、明日の事を…」

友「気が早いな…とりあえず座ろうぜ」

友「すいませーん、1人とヘタレ1匹で~」

男「あぁん!?」

ウエイトレス「1名様とヘタレ1匹で!ご案内しまーす」

男「…」

友「早く来いよヘタレ」

男「はぁ…」

ウエイトレス「こちらにどうぞ」

友「あ、はーい」

男(ヘタレか…)

ウエイトレス「ご注文がお決まりになりましたらお呼び下さい」

友「はい、ありがとうございます」

男「…」

友「拗ねるなよ」

男「拗ねてねーし」

友「拗ねてんじゃん」

男「だーかーらー!」

友「はいはい、わかりましたわかりました」

男「あれは順番抜かしたら周りに迷惑だから…」

友「お前が向こうに下がってあげる事も出来たはずだが?」

男「…」

友「やっぱヘタレだな」

男「くそっ…」

友「あ、すいませーん」

男「そして貴様はまたもやメニューを決めていたと…」

友「おう」

男「俺まだだけど?」

友「あと30秒だ」

男「てめぇぇ…」

ウエイトレス「はい、なんでしょうか?」

友「注文をお願いしたいんですけど」

ウエイトレス「かしこまりました!」ゴソゴソ

男「よし、決めた」

友「とうとう告白するのか?あ、おれカルボナーラのaセットで」

男「ちげぇっつってんだろ!あ、おれ和風御膳のワサビ盛り盛りで」

ウエイトレス「かしこまりました、では、少々お待ち下さいね」

友「ふぅ」

男「…」

友「…料理を待つ間ってのは暇だな」

男「そうだな、明日の予定でも建てるか」

友「朝飯は5時からホテルで食えるし、昼は今日みたいな感じでどうだ?」

男「いや、雪合戦しよう」

友「なるほどな」

男「なんだ知ってたのかよ」

友「…まあ、下調べはするさね」

男(…?)

男「んで、あそこの使用許可とってみんなでやれたらなぁと」

友「最高だな」

男「な?じゃあメール回そうぜ」

友「おう」

男「二年半かけて全員のメアドgetした甲斐があるってもんだ」

友「ほう、ならお前ぼっちのメアド知ってるか?」

男「それは…」パカ

携帯「"ぼっち"」

男「…!!」ゾッ

男(…嘘だろ?)

友「男?」

男「…知ってる」

友「まじかよ」

男「おう…」

友「おっしゃ、なら話が早いな」

友「取り敢えずメール送っとく」ポチポチ

男「…サンクス」

友「ぼっちと女子はお前が頼む」ポチポチ

男「あぁ」ポチポチ

ウエイトレス「失礼します」

ウエイトレス「こちらカルボナーラのaセットになります」

友「あざっす」

ウエイトレス「こちら和風御膳のワサビ盛り盛りでございます」

男「どうもです」

ウエイトレス「それでは、ごゆっくりどうぞ」

男、友「「ありがとうございます」」

友「いただきまーす」

男「いただきます…」

友「…」パクパク

男「…」モグモグ

男(ループ…だよな)

・・・・
・・・
・・


友「ゲフッ」

男「ふぅ」

友「うし、行くか!」

男「おっしゃ」

ウエイター「っかいけーさーぜーなりやす」

男「この券でお願いします」

ウエイター「あぅすっ!」ピッ

ウエイター「あざーしたぁっ」

男「ご馳走様でした~」

友「あざしたー」

男「うっし、どうする?」

友「また滑るには気分が乗らないな」

男「フィールドの下見にでも行きますか」

友「そうするか」

友「でけぇ」

男「確かに」

友「体育館4個分はあるな」

男「確かに…」

友「所々にあるあれは…?」

男「障壁だ」

友「じゃあ、あの堀のようになってるところは?」

男「裏を掻くための隠しルート的なアレだ」

友「ほう… 」

男「楽しいフィールドだぜ」

友「そうだな、燃えてきた」

男「あ」

友「どうした?」

男「いや、時間見てたのよ」

友「時間…?あぁ、そろそろ18時だな」

男「日が落ちるのが早いしな、今日は明日に備えて帰るか」

友「そだな、じゃあ皆から返信来てたしここの予約だけしとこうぜ」

男「おう、40人だよな」

友「女子とぼっちもokなら…」

男「当然っしょ」

友「流石だな」

・・・
・・


~ホテル前~

友「でけぇ」

男「んー、言われてみればでけーな」

友「体育館4個分は」

男「さっさと入るぞー」

友「…」

ウイーン

受付嬢「いらっしゃいませ、チェックインでよろしかったでしょうか?」

友「あ、えーと、高校で予約してあると思うんですけど…」

受付嬢「はい、確かにお受けしております」ニコッ

受付嬢「班をお伺いしてもよろしいでしょうか?」

友「4班で」

男(306号室)

受付嬢「はい、それでは306号室となっております」

男(同じだ…)

友「はい、ありがとうございます」

受付嬢「ごゆっくりどうぞ」

男「…」

・・・
・・

友「そうだ、チーム分け考えなきゃな」

男「そこはお前に任すよ」

友「まじか、任せてくれよ!」

男「まあな、やりたそうな顔してるし」

友「おっしゃ任しとけ!」

・・・・
・・・
・・


男(二回目…)

友「俺たちの部屋はここだな」

男「そだな」

友「なんだ素っ気ないな」

男「いや、流石に2回目は感動が薄いと言うか」

友「あ?」

男(こうなったら楽しむしか…)

男「いや、なんでもない」

友「えー?」

男「そんな事より夕飯食いにいこうぜ」

友「そうだな」

男「うし、行こう」

男(よし…)

・・・・
・・・
・・

~食堂~

男「夕飯だ!」

友「バイキングだ!」

男&友「「食べ放題だ!!」」

友「さて!やっぱ取りやすい所座ろうぜ」

男「あそこだ、行こうぜ」

友「おっしゃ」

・・


男「ふぇぇ…」

友「ふぇぇ…」

男「やっぱり多過ぎて選べないよぉ…」

友「右に同じだよぉ…」

男「だが、大丈夫だ」

友「なぜ?」

「男~!」

男「ほらな」

友「なーるほど…」

幼馴染「なにしてんの?」

男「バイキングが選びきれなくてな」

幼馴染「流石男だねぇ~!」

委員長「イチャイチャしちゃって」

男「おっす委員長」

委員長「どうも…所で、あそこって貴方達の席?」

友「あぁ、そうだけど?」

委員長「良かったら…あ、相席してもいいかしら?」

男「そんくらい構わねぇよ?」

友「おう!4人席を2人で使うのは少し抵抗あるもんな」

幼馴染「やたー!男とご飯だー!」

男「そんな喜ぶことじゃねぇだろ…」

友「…」ニヤニヤ

委員長「…」クスクス

男「なんだよお前ら!」

友「なぁーんにも?ねえ?」

委員長「ええ、なぁーんにもないわ」

男(またこいつらは…)

幼馴染「さ!早く取りに行こうよ!」

男「そうだ」

男「皆で沢山の物を皿によそってこないか?」

委員長「たしかに、そうして皆でつついた方が沢山の種類たべれそうね」

幼馴染「それイイね!そうしよ!」

男「うっし」

友「よっしゃー!取りに行くぞー!」

幼馴染&委員長「「おー!」」

・・・
・・

幼馴染「沢山あるねー!」

委員長「食べ切れるかしら…」

男「俺たちがいるから大丈夫」

友「おうよ!」

委員長「…確かに、学校に炊飯器ごと3盒持ってくるような人達ですものね…」

幼馴染「先生も呆れるの通り越して褒めてたもんね」

男「なはっ、だから任せとけって事だ」

委員長「安心ね、さあ!食べましょ!」

4人「いただきまーす!」

幼馴染「お肉ー!」

委員長「生野菜から食べた方がいいわよ」

で??」

委員長「酵素の働きで栄養の吸収がなんやかんやして、油の吸収が抑えられるらしいわ」

幼馴染「へえー!さすが委員長!物知りだね!」

委員長「雑誌情報よ」

幼馴染「へー…って…男…」

委員長「友くんも…」

男「…」ガツガツガツガツ

友「…」ゴゴゴッガツガツ

幼馴染「なんだろう、こんな真剣な2人を見るのは久しぶりな気がするよ」

委員長「まるで何かと戦っているようね」

幼馴染「…サラダ食べよっと」

委員長「あ、私の分も…」

幼馴染「はーい」

委員長「ありがとう」

男「…っガッハッ…」

幼馴染「男!?」

男「ン…ぐ…」

幼馴染「みみみみず!水!」

委員長「はいこれ!」

幼馴染「ありがと!」

幼馴染「男!飲んで!」

男「ガフ…ゴフッ…」

男「ふぅ…」

委員長「ふぅじゃないわよ!」

幼馴染「びっくりさせないで!」

男「いやはや申し訳ない…」

友「…」ガツガツガツガツ

幼馴染「本当にもう…」

男「ごめんよ」

委員長「味はわかってるの?」

男「味?」

委員長「例えばそのスパゲティの味とか」

男「あぁ、このスパゲティはだな…」

・・・・
・・・
・・


4人「ご馳走さまでした!」

幼馴染「まさかあの後、男の味の解説がずっと続くとは思わなかったよ」

男「味にはうるさいって」

幼馴染「私…料理苦手だなぁ」

男「幼馴染の料理は美味しかったぞ?」

幼馴染「ほんと?!」パァァァ

男「お、おう!」ドキッ

男(この笑顔は…反則だな)

友「…」ニヨニヨ

委員長「…」ニヨニヨ

幼馴染「えへへー…」

男「そんなに嬉しいかよ…」

幼馴染「だってぇ…」

友「…」ニヨニヨ

委員長「…」ニヨニヨ

幼馴染「あ、男!」

男「ん?」

幼馴染「この後暇?」

男「特に予定は無いな」

幼馴染「4人でカラオケ行かない?」

男「行かない理由が見つからないな」

幼馴染「やったー!」

幼馴染「2人もいいよね?

友「…おう!」

委員長「…ええ!」

幼馴染「じゃ!カラオケにレッツゴー!」

男「いぇーい!」

・・・・
・・・
・・


~カラオケ~

委員長「うちの学校って結構お金持ちなの?」

友「なんでだ?」

委員長「だって、ホテル内のカラオケを無料で利用させて貰えるんですもの…」

幼馴染「フリータイムだって…」

友「細けぇ事はいいじゃねぇか!歌おうぜ!」

3人「「おおー!」」

友「一番手行くぜ!」ピピピ…

カラオケ機「15の夜(尾崎豊)」

男(そういえば…そんな流れだったな)

幼馴染「うん…うん…」

委員長「…尾崎ね」

友「なんだお前らその反応…」

男「そういうお年頃だろ?」

チャン、チャーラーチャララランチャンチャチャン♪

友「落書きの~教科書と~」

男「幼馴染、次行ったら?」

幼馴染「えー!嫌だよー」

委員長「なら、私が行こうかしら」

男「委員長…確か…」

委員長「なによ…」

友「15のよぉぉるぅぅぅ!」

・・・
・・

カラオケ機「月光(鬼束ちひろ)

男「oh…」

幼馴染「なんの曲?」

友「ドラマのトリックの主題歌だ…」

チャン、チャン、チャン、チャララ、チャン、チャン、チャン

男(忘れてた)

委員長「…」スゥウ

委員長「iam god's child、この腐敗した~世界~に堕とされた~あぁぁ」

男「相変わらず上手い」

幼馴染「聞いた事あったの?」

男「あ、いや、イメージがさ?」

幼馴染「ふぅん…」

幼馴染「じゃあ次は私いこうかな!」

・・・
・・

カラオケ機「海雪(ジェロ)」

男「海雪だったな…」

友「そして…本家ではなくジェロの方」

委員長「彼女天然なの?なぜこれで盛り上がると思ったの?」

テーテーレレーテレレレーテーテーレレーテレレレー♪

幼馴染「こぉごぉえるぅぅう、そぉらぁぁからぁぁ」

男「あいつ拳効かせるの上手いんよ」

委員長「でもなぜジェロのほうなのかしら…?」

友「次は男だな」

男「ここは一つ盛り上げの定番を…」

・・・
・・


カラオケ機「黄金魂(湘南乃風)」

友「おお!」

委員長「チョイスは悪くないわね」

幼馴染「いえーい!」

男「幼馴染!歌おうぜ!」

幼馴染「いいの?!歌うーー!!」

男&幼馴染「蹴破れぇぇ~その扉ぁぁぁあ」

友「幼馴染ちゃん…拳が…拳が効いてるよ…」

委員長「演歌大好きなのね…」

・・・
・・

友「おっしゃ、ここで一発…」

カラオケ機「ヘビーローテーション(akb48)」

男「ん?」

委員長「なるほど」

幼馴染「ノれそうだね!」

友「ワン!ツー!ワンツースリーフォー!」

デデッデデッデデッテーレ

委員長「ふぅ!」

幼馴染「あいをんちゅー!」

男「…?」

・・・・・
・・・・
・・・
・・


男「あー…楽しかったな!」

幼馴染「喉が…」

委員長「…ガハッ」

友「おい、大丈bガフッ」

幼馴染「なんで男は平気なのー?…ゴフ」

男「俺は腹から声だしてるからな」ナデナデ

幼馴染「す、凄いんだね…///」

友「…」ニヤァ

委員長「…」クスクス

男「もう22時か」

幼馴染「早いね…ケホ」

男「あんま無理して喋んなよ」サスサス

幼馴染「あり…がと…」

友「今日は…もう解散にしようか」

委員長「そうね、明日は雪合戦大会でしょ?」

男「そうだな」

幼馴染「チームはどうする…の?ケフンッ」

友「俺が決めるぜぃ」

幼馴染「へぇ…こ、公…コンッ!公平にね?」

男「狐か」サスサス

友「まかしとけ!」

委員長「じゃ、また明日ね」

男「あぁ、お休み」

幼馴染「お休みー!…ッケフン!」

男「おいおい…」

・・・・
・・・
・・


委員長「で、なんで貴方達はついてくるのかしら?」

友「いや、部屋の方向一緒だし…」

男「やっぱこう言うの気まずいな」

幼馴染「…」コクコク

友「ま、でも俺たちここだから」

委員長「え?私達はそこよ?」

男「お向かいさんだったな」

幼馴染「…」フリフリピョコピョコ

委員長「近くて嬉しいの?」

幼馴染「…」コクコク

男「んじゃ、今度こそお休み」

委員長「ええ、また明日」

幼馴染「…」フリフリ

男「おやすみな」ナデナデ

幼馴染「///」

友「んじゃな!」


ガチャ…バタン

男「…」

友「どうした?」

男「あ、いや?なにも」

友「んー?気になるな」

男「いや、相変わらずお前と委員長の回復早いなと思ってさ」

友「う、うん…何でだろうな?」

男「水も飲んでなかったもんな」

友「た、確かに、なんでだろうな…」

男「うーん?」

友「また明日当たり4人で行きてぇな!」

男「修学旅行終わっても行けばいじゃねぇかよ」

友「っ…そ、そうだな!」

男「じゃあ先に風呂入るわ」

友「いやまて、ここは一緒にだろ」

男「はぁ…」

友「修学旅行のイベントのうちだろ!」グイグイ

男「ちょ!引っ張るな!やっぱお前怪しい!本当にホモじゃないだろうな!」

・・・
・・


友「悔しい…」ホカホカ

男「結果は見えてたな」ホカホカ

友「息子ぉ…」ホカホカ

友息子「すまねぇ…すまねぇ父ちゃん…」

男「腹話術やってんじゃねぇよ!」バシッ

友息子「アーーーウチ!」

男「んじゃ、寝るか」

友「だな」ヒリヒリ

男「おやすみ」

友「おやすー」


パチン

・・・・
・・・
・・


「…お……ろ」

「は…く!?」

「…け…あ…ぞ!」

「や…ゆけ…!」

「し…て…」

・・・
・・


「…とこ…」

「…おとこ!」

「男!」

男「起床ぉ!」ガバッ

ゴンッ

友&男「「ゔっ!」」

友「鼻!鼻がぁぁぉ!」ジタバタ

男「っ…っ…!」

男(俺!学習してねぇっ)

友「起こしてやったのに!」ヒリヒリ

男「だれも頼んでねぇ!」ジンジン

友「このやろぉ…」

男「準備しねぇと…」

友「この野郎」

・・・
・・


男「完璧だ」パリッ

友「同じく!」パリッ

男「行くか!決戦の地へ!」

友「おう!」

友「あ、あいつら呼んでこようぜ」

男「いや、呼ばなくても…」

ガチャッ

ガチャッ

「あ、おとこだー!」

男「ほら」

友「おお…」

幼馴染「いいタイミングだね!」

委員長「おはよう、2人とも」

友「おはよー」

男「おはよ、幼馴染は喉大丈夫か?」

幼馴染「うん!すっかり良くなっちゃった!」

男「そりゃあ良かった」

男「うーし、皆の衆!戦地は近い!行くぞ!」

3人「「おおーー!」」

男「ってちょっとまった!」

友「あ~、ぼっちか」

幼馴染「ええ?」

委員長「ぼっち君も参加するの?」

男「全員じゃなきゃ意味ねぇから!」

委員長「流石ね」

幼馴染「男ってば優しいんだから…」

男「大丈夫だろ?」

委員長「大丈夫よ、彼の事別に嫌いじゃ無いし」

幼馴染「それに、小動物見たいで可愛いよね!」

男「お前がそれ言う?」

友「確かに、見た目女みたいだもんな」

男「やっぱりお前…」

友「…呼びにいくぞ」

男「冗談!冗談だって!」

・・・
・・


男「いいか…?4人でだぞ」

友「よっしゃ、声なら任せとけ」

委員長「こういうのって漫画でしかみた事無いわ」

幼馴染「楽しそう♪」

男「いくぞっ…」

コンコンコン

4人「「ぼーっちくーん!遊びーましょー!」」

「ふぇあ!?」

男「ぼっちー!いこうぜー!」

「あ、あ、うん!…」

ガチャ

ぼっち「あう…」

幼馴染「おはよ!」

委員長「おはよう」

ぼっち「おはよ…う」

男「硬くなるなよ!」

友「さ、行こうぜ」

ぼっち「う、うん!」

・・・
・・

~食堂~

幼馴染「まったく…」

委員長「こいつらは…」

ぼっち「すごい食べっぷりだね…」

男&友「…」ガツツツツツツ

委員長「朝からこうなの?」

幼馴染「男は昔からこうだよ…」

委員長「こっちは静かに、慎ましく食べましょうか」

ぼっち「うん…」

・・・
・・


男「食ったなぁ」

友「全くだ、めちゃくちゃうまいなここ」

幼馴染「戦地って…」

委員長「食堂の事だったのね」

ぼっち「2人は何と闘っていたの…?」

委員長「自分…じゃないかしら…」

幼馴染「委員長が厨二な目をしている…!」

男「よっしゃ!いくぞー!」

3人「おおーー!」

ぼっち「おー…」ボソッ

男「待て、ぼっち!声が小さいぞ!」

ぼっち「ふぇ…」

男「もう一回だ!腹から声だせよっ」

ぼっち「う、うん!」

男「皆の衆!いざ第二の戦地へ参ろうぞ!」

4人「お~~~!」

・・・
・・


~雪合戦場~

男「あー…」

男(そうだ、早く来すぎたんだった)

友「誰も居ねえな」

男「30分前だしな」

幼馴染「さささ寒いよ男ぉ…」ブルブル

委員長「ここここ凍えちゃうわ!」ガタガタ

ぼっち「…」ブルブル

男「お前ら…」

友「よし、説明の時に分かりやすいように台座作ろうぜ!」

男「いいな体もあったまるし」

友「おっしゃ、皆手伝え!」

ザクッザクッ

男「そこに雪もっとつけろー」

ザッザッ

幼馴染「ここ、削った方が…」

ガリガリ

ぼっち「ひ、左が少し大きいよ!」

ザッザッ

ぼっち「そこは優しく!」

カリカリ

ぼっち「ちがう!もっと滑らかに!」

3人「ふえぇ…」

・・・・
・・


委員長「完璧!素晴らしいわ!」

男「おっしゃおっしゃ」

友「偉くディテールに凝ってるな」

男「ぼっちがそこんとこ煩かったからな」

ぼっち「ごご、ごめんね!」

幼馴染「ううん、いいのよぼっち君!」

委員長「素晴らしいセンスだと思うわ」

ぼっち「あ、ありがとう…」

< ワイワイガヤガヤ

男「人も集まってきたな」

友「よし、男!頼んだ」

男「頼まれた」

幼馴染「がんばってね!」

・・・
・・



男「うーし!大体全員揃ったな!」

男「説明始めるからしっっかり聞いてくれよー!」

・・・
・・


男「たしかチームωだったな」

幼馴染「私もだよー!」

ぼっち「ぼ、僕も」

友「俺と」

委員長「私はδね」

男「容赦しねぇから」

友「あ?望むトコだオラ」

男「よっしゃ、幼馴染!ぼっち!いくぞ!」

2人「おおー!」

男(あれ…結果ってどうなるんだっけ?)

・・・
・・

~ω陣営~

男「いいか皆、今から皆を3つの分隊に分ける」

男「正面の敵を引きつける第一突撃部隊」

男「サイドの溝から回り込み、敵陣営の偵察&攻撃を行う第二偵察部隊」

男「自陣に残り、フラッグを防衛する第三者防衛部隊」

男「俺は、第二偵察部隊に参加し、随時メールで指示を出す」

男「皆は…どうする?」

dqn「はっ、ンなもん1番暴れられる突撃部隊に決まってら」

dqn「なぁ!お前ら!」

取り巻き×10「うっす!決まってるっす!」

男「ありがとうdqn達、力一杯暴れてくれ」

dqn「任せとけ!フラッグはお前に託すからな!」

男「任せろ、確実に勝利へと導く」

ぼっち「ぼ、ぼくは…偵察部隊がいいな…」

幼馴染「私…メタルギア得意なんだよね」ニヘラ

男「よし、じゃあ偵察隊は、俺たち3人と…」

根暗「私、影が薄いから」

ヲタ「拙者もメタルギアは得意でござる」

男「よし、根暗とヲタで5人だな」

男「残りの皆は第三者防衛部隊でいいか?」

<イイヨー
<ハヤクハジメヨウゼ
<サムイ

男「よし、皆!絶対勝つぞ!」

ケータイ「ゲーム開始だ!」

男「いくぞぉぉお!」

チームω「うおぉぉお!」

・・・
・・


~2日目12:30食堂~

友「」

男「」

委員長「はぁ、全くこの2人は」

幼馴染「凄いの見ちゃったね」

ぼっち「ま、まさかあんな事になるとは…」

委員長「なんでくっちゃくちゃになったと思ったらお互いにキスしてんのよ」

ヲタ「普通そういうのは男女の間で起こるハプニングでござる」

根暗「お、男が受けで…」ブツブツ

幼馴染「根暗さんから怖い単語が聞こえるよぅ…」

ぼっち「ふ、2人とも元気だしなよ!」

男「元気なんて…出るかよ…」

男(また…またやっちまった)

委員長「決着も流れちゃったしね」

友「なんで…こんなやつが…ファースト…」

男「お前とは2回目だよクソ…」ボソッ

友「ゴメンなぁ幼馴染ちゃん」

幼馴染「へ?」

友「俺なんかが男のファーストキス奪っちまって…」

男「何言ってんだてめぇ…」

男(しまった、この流れは…!)

幼馴染「え…?」

友「ゴメンなぁ…」

幼馴染「あー!そういう事ね!」

幼馴染「男はファーストキスじゃないよ?」

4人「「えっ」」

幼馴染「男のファーストキスは…」

男「ま、待て!わかってるから!」

幼馴染「私だもん///」

3人「「工工工エエエエエエェェェェェェ(゚д゚)ェェェェェェエエエエエエ工工工」」

ヲタ「ktkr━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━!!」

男「黙れぇ!」ゴスッ

ヲタ「はうわっ」ガクッ

幼馴染「ほら、小学校の…2年生位の時に」

男「それ以上は辞めて下さい死んでしまいます」

友「2年生位の時に??」

男「聞き出そうとしてんじゃねーよ!」

委員長「何があったの?」

男「貴方もですか委員長っ!」

根暗「ノンケ…目覚め…熱い…kiss…」ハァハァ

男「お前は論外だ御超腐人め」

幼馴染「一緒に帰ってた時に~」

男「やめ!」ペチ

幼馴染「あぅ」

委員長「女の子に暴力なんてサイテーよ?男くん」

友「そーよそーよ!」

ぼっち「そ、それはダメだよ男くん…」

男「おっ…おぉ…?」

男(しまったつい…)

幼馴染「男に…叩かれた…」ウルウル

男「おぉっ…」

男「俺の…せいなのか?」

根暗「女性に希望を見出せない男は…親友である友と禁断の…」

男「く、くそお!」ダッ

友「あ、逃げた」

委員長「さ、続きを聞きましょうか」

ぼっち「そ、それでどうなったの?」

根暗「あぁ…なんというジャスティス…」

幼馴染「あ、うん」

幼馴染「えーとね…」

・・・
・・


男「だぁぁあっくそ!」

男「なんでまた繰り返すんだ…」

男「うううぅぅぅあぁぁあ」

男(くっそー!ぜんぶ知ってるはずなのに…)

男「ぁぁぁぁぁ…」

男(ループ…本当にあるとは思ってなかったが、現に起きてるんだし仕方ない…)

男(俺は…なんのために…?)

男(…心当たりがあるとすれば)

男(…幼馴染?)

男(幼馴染を…救うため?)

男(俺が強く神に願ったから…?)

男(そんなことって…)

男(だが…そうじゃなきゃ説明が…)

男「だったら…やることは一つ…」

・・・
・・

ガチャッガチャッ

男「やっぱり空いてねえか」ハァ…

男「…だが」

男(ここで待っていれば)

根暗「男」

男「…」ピク

根暗「幼馴染からぜーんぶ聞いたわ」

男「…」

根暗「私ね」

男「…」

根暗「私、bl大好きで、厨二病な御超腐人だけどさ」

根暗「純愛っての、好きよ?」

根暗「いいじゃない?幼馴染と幼少からの約束を守って~なんて展開」

根暗「そんなの滅多に遭遇できるもんじゃないわよ?本当」

根暗「あんたは今、物語の主人公なの」

根暗「どうするかはあんたの自由」

根暗「でも、幼馴染は…」

男「わかってる」

根暗「!」

男「幼馴染は…幼馴染は、俺を待ってる」

根暗「…わかってんじゃない」

男「…へへっ」

根暗「ま、私は幼馴染endじゃなくて友endでも構わないけどね」

根暗「それじゃ」ヒラヒラ

男「…ふふっ」

男「…次は、食堂か」

・・・・
・・・
・・

~二日目15:45食堂~

男「やっぱり…」

食堂「closed」

男「この時間は閉まるのか…」

男「…」

ぼっち「あ、男くん」

男「お、ぼっち」

ぼっち「男くんさ…」

男「ああ」

ぼっち「お、幼馴染ちゃんのこと…どう思ってるの?」

男「…」

ぼっち「…ふふっ」

男「…ふっ」

ぼっち&男「「"沈黙もまた答えなり"」」

ぼっち「えっ?」

男「ふふ、顔に書いてあったぜ」

ぼっち「えへへ~よくわかったね」

ぼっち「かっこいいでしょ?」

ぼっち「幼馴染ちゃんは、外の風に当たりたいってゲレンデの方に向かったよ」

ぼっち「薄着で行ったから…」

男「うん、ありがとな」タタタ

ぼっち「どういたしまして」

・・・
・・


男「幼馴染…は…」

「ヘクチョブ!」

男「…」

男「居た…」

幼馴染「ヘクチョブ!」

男「…」ハァ…

男「幼馴染!」

幼馴染「ほぇ?」ズビー

男「なにしてんだ?こんな寒いのに」

幼馴染「えへへ…風に当たりたくなって…」

男「風に当たるのはいいけど、寒いだろ?」

男「ほい」バサッ

幼馴染「わー!ありがとー!」

男「俺の予備だから少しブカいかもな」

幼馴染「ううん!いいのいいの!」

幼馴染「…えへへー男の匂い~」スンスン

男「やめろよ…」

幼馴染「うへへー」

男「…」

幼馴染「…?」

幼馴染「どしたの?急に黙って」

男「いや…なんでもないさ」

幼馴染「…そう」

男「…」

男(告白…するならやっぱ今なのかな)

男(二人きり、白銀のゲレンデを見下ろして…)

男(シチュは整いすぎてる)

幼馴染「…」

男(でも…)

男「…まだ、当たるか?」

幼馴染「え、何が?」

男「風に」

幼馴染「あー…」

幼馴染「もう、いいかな…」

男「そっかそっか」

幼馴染「…」

男「なあ」

幼馴染「ん?」

男「カラオケ行かね?」

幼馴染「ぼっちくんと根暗ちゃんとヲタ君も誘って?」

男「おうとも」

幼馴染「いこっ!」

男「おっしゃ!」

男(本番はこっからだ)

・・・
・・


男「友~」

男「ぼっち~ヲタ~」

男「やっぱり居ないのか…」

幼馴染「男!」

男「おお、根暗と委員長は?」

幼馴染「部屋にも食堂にも、お風呂にもいなかったの」

男「んー、やっぱりかぁ」

幼馴染「どこいっちゃったんだろうね?」

男「予測はついてるんだけど…」

幼馴染「…?」

ガチャッ

男「…やっぱり」

友「ふぅー…」

ぼっち「友くん、2人を探さなきゃ」

根暗「そうね」

委員長「携帯かければいいじゃない」

ヲタ「そうでござr…」

男「よ!」

幼馴染「えっ?」

友「お、」

ぼっち「あ…」

委員長「まあ」

根暗「あら」

ヲタ「デュフw」

男「お前らそんなとこでなにしてたんだ?」

友「何って…」

ぼっち「明日の予定について話そうとしたら…」

根暗「友が、どうせ会議なら~って」

ヲタ「形から入るタイプでござるな」

友「うるせえ!お前らも賛同したろうが!」

男「なんだよ…」

幼馴染「本当に…」

友「お前らまで…」

男「ま、いいや」

幼馴染「あ、そうだ!」

幼馴染「皆さ、カラオケ行かない?」

ぼっち「か、カラオケ?」

根暗「いいじゃない」

ぼっち「う、うん」

ヲタ「拙者の歌声で魅了するでござるよ!」

幼馴染「やたっ」タタタ

友「どうせなら混む前に…」

友「って言わなくても急いでるか…」

委員長「もう居ないわね…」

友「あの5人って、なんかしら似てるモノがあるよな」

委員長「何か抜けてるとこね」

友「それだ」

幼馴染「委員長ー!友くーん!はーやーくー!」

男(ここだ…)

男(二度と、失わん)

男(今度こそ、救って見せる)

男「ほら、ここ階段だぞ!転けるなよ!」

男(来る!)

幼馴染「ダイジョーブ♪ダイジョー…」ガッ

幼馴染「あっ…」

男「幼馴染!!」


ガッ…ゴロゴロゴロゴロゴロゴロガッ

・・・・
・・・
・・


「…とこ」

「お…こ」

「男ぉ!」

男「んあ?」

幼馴染「男ぉ!男ぉ!!」ユサユサ

男「んにゃ??」ガクンガクン

幼馴染「男おぉ!」ベシベシベシベシベシベシ

男「あててててて」

幼馴染「男!起きてよぉぉ!」ポロポロ

男「起きてる!起きてるから!」

幼馴染「へ…?」グスグス

男「もう起きてるから!」

友「やっぱ丈夫だな」

委員長「あり得ないわ…」

ヲタ「スタンドでも使ったてござるか?」

根暗「あの高さから転がって…」

ぼっち「男くんって人間?」

男「お前らな…」

幼馴染「男ぉ!」グスグス

幼馴染「ごめん!ごめんね男ぉ!」

男「わーかった!わーかったから!」

幼馴染「ごめんねぇぇぇ…」

男「こんなにピンピンしてんだ、問題ないって」

幼馴染「男ぉ…」

幼馴染「私…私、男が死んじゃったかと…」

男(俺が…死ぬ…か)

男「大丈夫だってば」

男(お前が死ぬより…ずっといいさ)

幼馴染「私のせいで…ごめんね…」

男「全然平気だし、幼馴染のせいじゃないって!」

幼馴染「本当にごめんね…」

男「そんな事より、早くカラオケ行こうぜ!」

友「そうだな、男は無事だし」

委員長「時間も勿体無いし…ね」

男「な、早くいこうぜ?」

幼馴染「うん…」

男(ミッションコンプリート…)ホッ
・・・・
・・・
・・


~カラオケ~

ヲタ「先陣を切らせて貰っていいでござるか?」

男「いいんじゃねえか?」

友「聞かせてみろ、お前の歌声を」キリッ

委員長「何を歌うのかしら」

カラオケ機「千の夜をこえて(アクアタイムズ)」

ぼっち「に、似合わない…」

根暗「本気?」

ヲタ「失敬な、しっかり歌うでござるよ!」

テーテレテレテーテーテレテレテーテーテレテレテーテー

ヲタ「愛されたい、でも愛そうとしない、その繰り返しの中を彷徨って~」

男「えっ」

友「ちょ」

幼馴染「うまっ…」

・・・・
・・・
・・


調子乗って投下してたら切れ目がわからなくなっておりました

本日分は終了です
ありがとうございます

またよろしくお願いします

おはようございます

今日はずいぶんと早いですがはじめちゃいます

たくさんの支援に感謝しながら、投下開始です

ヲタ「ふぅ~…次はぼっちどのいかがかな?」

ぼっち「え、えええー!」

男「ヲタがうますぎて…」

友「なんというかこう…」

根暗「次元が違ったわね…」

6人「「そうそれ」」

ぼっち「が、頑張ってはみるけど…」

カラオケ機「衝動(b’z)」

デデテテレテデデテテレテデデテテレテ

ぼっち「イェア!」

6人「「えええええええええ」」

ぼっち「ンなぁがいぃっよぅるぅにぃめぇざぁぁあめてえぇぇえ」

ヲタ「スイッチ入ってるでござるな」

根暗「かっこよすぎるわよぼっち…」

幼馴染「たまにキャラかわるよね」

・・・
・・


根暗「じゃ、私いこうかな」

男「おう」

友「ぼっちー!やるじゃん!」

ぼっち「あぅぅ」

委員長「うまかったわよ」

ぼっち「あぅぅ…」

カラオケ機「猫耳スイッチ(初音ミク)」

ヲタ「あ、拙者踊れるでござる」

友「それはやめておけ」

男「ボカ…ロだっけ?」

委員長「正式にはボーカロイドね」

幼馴染「機械が歌うんだよね」

根暗「君と私で ヒュー↑ヒュー↑ アツい鼓動刻んだら、かわいいねこみみつけて、ふたりでゴロゴロしましょ♪」

幼馴染「根暗ちゃん…かわいい…」

友「結局踊るのか」

ヲタ「踊らにゃ損損、でござる」シュッバッ

委員長「カオスとはこう言う事を言うのね」

・・・
・・


~3時間後~

男「いやあ、結構歌ったなぁ」

幼馴染「ゔん」

ヲタ「まだまだ歌えるでござる!」

根暗「ぢょ、げんがい…」

友「俺は…わりと平気」

ぼっち「…」クテーン

委員長「ぼっちくん死んでるわよ?」

友「大丈夫だろ」

ぼっち「うんーっ…」

男「そういえば、さっき明日の予定話してたって言ってたけどさ」

友「あぁ」

ぼっち「…あのね、カラオケ行こうよって事になってたの」

友「復活したか」

ぼっち「うん、まあ」

男「そうだったのか…」

幼馴染「なんが悪いごどじぢゃっだね」

委員長「全然構わないわよ」

根暗「幼馴染、じゃべらないほうが…ゲホッ」

ヲタ「根暗殿もでござる」

男「…!閃いた」

友「ほう」

男「ここのスキー場は、観光地にもなってるのは知ってるか?」

根暗「ぼん…あーあー…本でよんだわ」

男「なんか、有名な寺みたいなの建ってるらしいんだけど…」

友「そこに…行くn」

幼馴染「行ぎだい!」

友「…幼馴染ちゃん?」

幼馴染「行ぎたい!ね、ね、ね?」

委員長「あー、幼馴染は確か…」

ヲタ「まさか、神社仏閣系ヲタでござるか?」

男「正解」

幼馴染「ね、ね?お願いー!」

根暗「今までになく積極的ね」

幼馴染「お願いー!」

友「幼馴染ちゃんがそこまでいうなら…なあ?」

委員長「ええ、構わないわ」

ヲタ「拙者も構わないでござる」

ぼっち「僕も大丈夫だよ」

根暗「私も行きたいわ」

男「んじゃ、きまりだな」

友「じゃあ、朝飯はここで食ってから出発って事でいいか」

男「大体そんな感じだろうな」

男「昼は向こうにある茶屋で食べれると思うから…」

委員長「それできまりね、集合は午後8時だから…」

根暗「まあ、大丈夫でしょ」

ぼっち「どの位の距離があるの?」

男「山の上だからなぁ…まあ、距離にするとざっと20kmくらいか」

委員長「20っ…」

友「なんだ近いな」

委員長「遠いわよ馬鹿!」

ヲタ「ちょっとしたハイキングでござる」

根暗「…やっぱりやめようかしら」

幼馴染「たのしそー!」

男「お前らな、ぶっ続けで20kmなわけないだろ…」

委員長「え…?」

幼馴染「あのね、距離が長い山の上とかの所は大体の場合途中に休憩所とか色々あるんだよ」

ヲタ「確かにそうでござるな」

根暗「なるほど、それなら楽しそうね」

委員長「安心したわ…」

ぼっち「じゃあ、明日は何時に集合にする?」

友「5時に食堂だろ」

ぼっち「はやい!

委員長「早すぎよ!」

男「いや、そんくらいが妥当だな」

委員長「な、なぜ?」

男「さっきも言った通り、20kmの道のりをのんびり休憩しながら歩くんだ」

友「さっさと歩き続けるならまだしも、休憩を挟みつつこの人数だとすれば」

男「行き帰りに5時間はとったほうがいいな」

友「そうすると、向こうにいられる時間は自然と4時間以下になる」

男&友「つまり、これ以上遅くする事は不可能ってことだ」

委員長「う…」

ヲタ「なんかのラスボスのような喋りでござったな」

ぼっち「かっこいい…」

根暗「息ぴったりね」

男「そう」

友「我らは」

男&友「兄2人弟でな1のつだ」

委員長「バラバラじゃない」

根暗「前言撤回するわ」

男「…」

友「…」

幼馴染「ともかく、5時に食堂に集合なのね?」

男&友「うん…」

委員長「…はぁ」

根暗「いいじゃない、ディズニー行くようなイメージよ」

委員長「そうかしら…」

根暗「アトラクションが無くてキャラが居ないだけじゃない」

ぼっち「それはディズニーと言わないよ…」

根暗「そんなに変わらないわよ」

幼馴染「明日5時ならそろそろ解散の方がいいかもね」

男「んー…そうだな、多分起きれないだろ」

ぼっち「それじゃあ…」

友「おう、また明日な」

委員長「おやすみなさい」スタスタ

根暗「良い夢を」スタスタ

ヲタ「乙でござる」スタスタ

友「…」

男「俺らもいくか」

友「だな」

幼馴染「…」

男「あれ?幼馴染なにしてるんだ?」

幼馴染「…ううん何でもないの」

友「…じゃあ俺先行くわ」ニヤッ

男「まて貴様、その不敵な笑みはなんだ」

友「じゃ」スタスタ

幼馴染「…」

男「ったく…んで、どうしたんだ?」

幼馴染「なんかね、なんか悲しいの」

男「なんで急に?明日が最終日だからか?」

幼馴染「ううん、なんか…なんて言ったら良いんだろう…」

男「???」

幼馴染「さっき、皆が解散したじゃない?」

男「おう」

幼馴染「その時に…こう、もう皆に会えないって思ったの」

男「そんな馬鹿な」

幼馴染「頭ではわかってるんだけど…」

男「そうか…」

幼馴染「…」グスッ

男「…」

ぎゅっ

幼馴染「ふぇ…」

男「心配すんな、皆とはまた明日会える」ぎゅうう

幼馴染「…うん」グスン

男「俺がついてる」

幼馴染「うん…」スンスン

男「ほら、部屋行くぞ」

幼馴染「…うん」コクン

男(皆に、会えない…か)

・・・・
・・・
・・


ガチャ

パタン

男「ふぅ…」ステステ

友「男」ボォォ

男「っおっふ!?」ビックゥ

友「そんなに驚くなよ」

男「バカ!暗闇からいきなりでてくんなよ!」

友「そんなこといいじゃねえか」

友「で、告白できたのか?」

男「はぁ?」

友「幼馴染ちゃんにさ」

男「はぁぁ?」

友「してないのか…」

男「なんでそんなことしなきゃいけねぇんだよ」

友「夜の廊下、2人きり、何か考え込んでる幼馴染ちゃん」

友「これ以上シチュが揃うことなんてあるかよ」

男「おれは…」

友「幼馴染ちゃんが考え込んでたのだってお前の事じゃないのか?」

男「ちげーよ」

友「なんだ、聞いたのか」

男「おう」

男「なんでも、お前らにもう二度と会えなくなるような気がして怖かったんだと」

友「…」

男「そんなことあるわけねぇって諭したら納得したみたいだけどさ」

友「女の…感か」

男「そんなもんじゃねぇって」

男「それより早く寝ようぜ、明日は早いし」

友「…そうだな!風呂入るか!」

男「お一人でどうぞ、俺は朝入る」

友「連れないやつめ」

男「なんとでも言えや、おやすみ」

友「あぁ、おやすみ」

・・・
・・


「…け…てい…」

「ゆ…じゅん…」

「いし…もて」

「し…な!」

・・・
・・


男「起床!」ガバッ

男「ふぅ、さすが俺だな」

男「夜更かししてもきっちり起きる」

男「あれ…」

男「友ー!」

男「んん?」

男「…」

男「まいっか」

~風呂場~

ザァァァア

男「シャワーきもちええええええええ」ザァァァ

男「あったけーーーー」ザアァ

男「出たくねー」ザァァ

男「…」ザァァ

男「~♪」キュッ

ガチャッ

フキフキ

バササッ

男「よしっ」パリッ

男(んで、友は…)

男「友ーーー」

シーン

男「???」

男「とm」

ガチャ

男「お」

友「あえ?」

男「どこいってたんだ?」

友「んー、ちょっとな」

男「ふーん」

友「なんだよその疑った目は」

男「べつにー」

友「…」

男「ま、そんなことより早く食堂行こうぜ」

友「んあぁ、そうだな」

~食堂~

看板「close」

男「まだ空いてなかったか」

友「でも、もう空くだろ」

ぼっち「おはよう…」

男「おお、ぼっち」

ぼっち「ふぁぁ…」

友「眠そうだな」

ぼっち「まだスイッチが入らない感じ…」

根暗「男子のくせに情けないわね」

男「おう、根暗」

友「お前は元気だな」

根暗「早起きは得意技よ」

幼馴染「おはよー!」

男「おはよう」

友「幼馴染ちゃんも元気だな」

ぼっち「委員長さんは…?」

幼馴染「あれ?さっきまで一緒に…」

ヲタ「どうも!皆様おはようでござ…ん?」

ズルッ…ペタン…ズルッ…ペタン


ヲタ「あ、あ、あ、悪霊退散ぁぁああん」

委員長「しつ…れいね…」ズルッ…ペタッ…

男「お、おはよう委員長」

ぼっち「こわい…」

友「どっかで見た…」

根暗「貞子…」

友「それそれ」

ヲタ「ひぃぃい」

委員長「だれが…貞子よ」

幼馴染「そっくりだよ」

委員長「朝に弱いのよ…」

友「ま、なんにせよ全員揃った訳だ」

男「そうだな、それにそろそろ食堂も…」

看板「open」

男「ほら」

友「よっしゃ、入ろうぜ」

一同「「はーい」」

・・・
・・


ガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツ

委員長「ねえ」

ガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツ

幼馴染「なぁに?」

ガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツ

委員長「…5時でもこのペースなの?」

男「…」ガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツ

友「…」ガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツ

幼馴染「基本的には…」

根暗「騒々しいわね」

ヲタ「ルヒー並でござるな」

ぼっち「相変わらずだなぁ」

男「…んぐっ…ぷはっ」

友「…ふぅ…」

幼馴染「食事って言うより、捕食に近いと思う」

根暗「たしかに」

ぼっち「野生な感じが差否め無いね」

委員長「終わったみたいよ」

男「ごちそーさまでした」ゲフゥ

友「おなじく!」グフゥ

男「あれ?皆もう終わってるの?」

委員長「普通、朝からそんなに入らないわよ」

ぼっち「朝ごはんは食べれないから…」

ヲタ「サラダで充分でござるよ」

根暗「コーヒーでしょ」

幼馴染「私は紅茶かな」

友「そんなもんか?」

男「さぁ…」

委員長「あなた達が異常なの!」

ヲタ「そんなことより、そろそろ出発するでござるよ」

男「そだな、いざ山の上へ!」

5人「「おー!」」

・・・・
・・・
・・


ちょっと休憩…

今日中に本編は終われるかも…しれません

長々とごめんなさい
再び投下しますね

~ホテル前~

男「まだ真っ暗だな」

友「そりゃあ、冬なわけだし」

幼馴染「寒いいいいいいい」カタカタ

委員長「かかかけけけ…」カタカタ

男「委員長が壊れた」

委員長「ううううううるるるる」カタタタタ

友「わかった、わかったから」

男「動けばあったまるって」

ヲタ「必勝、脂肪の壁でござる」

男「ヲタは元気だな」

根暗「私も平気」

友「ほう、意外だな」

根暗「いやまあカイロのおかげなんだけどね」ホカホカ

ぼっち「」カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ

友「問題はこいつか」

男「ぼっちー」

ぼっち「」カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ

男「ダメだこりゃ」

友「既に戦意喪失してるからなあ」

男「こいつ冬の山舐めてただろ」

男「はぁ…仕方ねえな、とりあえず…」

男「おい、ぼっち」

ぼっち「?」カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ

男「ほら湯たんぽ貸してやるから」ヒョイッ

ぼっち「ああああありりりりり」カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ

男「いいからいいから、さっさといくぞ」

6人「「はぁい」」

~10分後~

委員長「少しあったまってきたわ」

幼馴染「この調子ならなんとかなりそうだね」

男「耳当てだけはしっかりな、耳やられると頭も痛くなってくるから」

幼馴染「うん、一昨年男にもらった奴あるから大丈夫」

友「詳しく聞こうか」ズイッ

男「ただの誕生日プレゼントだよバカ」

幼馴染「これくれる時に男がね」

男「えっ」

友「ほう」

男「まてまてまてまてまてまて!」

幼馴染「『俺が居なくて寂しくても、これがあれば大丈夫だろ?(キリッ』って」

男「」

委員長「うわー厨二」

友「ちょっとそれはないわ」

ぼっち「臭いね」

根暗「プププ」

ヲタ「黒歴史wwww」

男「違うんだ!違うんだ聞いてくれ!」

友「そういえば男って1年の頃…」

男「」

・・・・
・・・
・・


~出発から1時間~

男「」

友「せんせー、男くんが息してませーん」

男「私もうお嫁にいけない…」

委員長「最高の過去ね」

ヲタ「デュフフフフwww」

ぼっち「だ、だれにでも一つはあるよ!」

根暗「そうよ、誰にだって1つや2つ…プフッ」

男「」

友「んふふっ」

幼馴染「まぁ…そんなに…落ち込…クスッ」

男「…」ムスッ

友「ひひひっ…そ、そろそろ休むか?」

ぼっち「そ、そうだね!そうしようよ」

男「…」ムスッ

幼馴染「休憩するって言っても、周り草ばっかで…」

男「…」ツンツン

幼馴染「なに?」

男「…あと少しで茶屋がある」ムスッ

幼馴染「そうなんだ!じゃ、そこまで我慢だね」

男「ほら、あそこに見える」

幼馴染「あ、ほんとだー」

委員長「え?暗くてよく分からないけど…」

友「あれかぁ、もうすぐだな」

委員長「ええ?」

幼馴染「あそこだよ?委員長、どこみてるの?」

ぼっち「僕にもわかんない…」

ヲタ「近くにそんなところは見当たらないでござる」

根暗「ねえ、まさかあのとおおおおぉくに見える小さな灯りじゃないわよね?」

男「そこ以外にどこがあるってんだ」

委員長「どこがもうすぐよ!!」

ヲタ「あれは流石に近くとは言わないでござる…」

ぼっち「3人とも…あれは近くないよ…」

友「そうかぁ?」

幼馴染「うーん?」

男「またまたご冗談を」

委員長「え?幼馴染?あなたこっち側の人間だったわよね??」

男「いつからそう錯覚していた…?」

委員長「なん…ですって…?」

根暗「いやよあんなとこまで歩くの」

男「まあ、そんなことも考えてレジャーシート持ってきてるから心配すんな」

委員長「先にそれ言いなさいよ…」

ヲタ「レッツ休憩タイムでござる」

~数分後~

男「そろそろどうだ?」

委員長「私は大丈夫」

ぼっち「僕もだよー」

ヲタ「いつでも出撃できるでござる」

根暗「あたしもokよ」

友「んじゃいくか」

幼馴染「まあ、すぐまた休憩だけどね」

委員長「絶対すぐじゃないわよ…」

男「しゅっぱーつ!!」

~数十分後~
in茶屋

男「おお、こんな時間からあいている」

幼馴染「早起きさんだねー」

委員長「感心するわね」

ぼっち「何があるのかな」

根暗「麦茶、緑茶、焙じ茶、センブリ茶、どくだみ茶…etc」

ヲタ「お茶ばっかでござる!!」

男「茶屋だし」

友「普通だよな」

幼馴染「茶屋だしね」

ヲタ「拙者がおかしいのでござるか!?」

委員長「茶菓子とかはついてくるんでしょ」

委員長「とにかく入りましょうよ…すいませーん」

魔女「イーヒヒヒヒヒ、ぃらっしゃぁい」

委員長「キャーー?!」

魔女「なんだい人の顔みて悲鳴上げるなんて…ヒヒヒ」

ぼっち「委員長さんどうしたn…

ぼっち「ぼぼぼぼ僕は美味しくありませんよっ!!!!」ガタガタ

ヲタ「おお、これ見よがしに魔女でござる」

男「それ以外に形容し辛いな」

友「ほんとだ」

根暗「同感」

幼馴染「みんな!失礼だよ!!」

魔女「ぃいのさいぃのさ、ヒヒヒッ」

男「えーとね、俺焙じ茶!」

根暗「あたしあずき茶」

幼馴染「私生姜茶」

ヲタ「拙者は、ブレンド黒ウーロンで」

友「俺は…そうだな、無難に緑茶!」

委員長「ね、ねぇ…この"怪しいブレンド茶"って…?」

魔女「"怪しい"ブレンド茶さ…イーヒヒヒ」

ぼっち「僕…麦茶…」

男「やめとけ」

ぼっち「なんで??」

男「麦茶は体を冷やすからな、冬はよろしくない」

魔女「ヒーヒヒ、お兄ちゃんよく知ってるねぇ」

魔女「僕ちゃんにはあの子と同じ生姜茶をオススメするよぅ」

ぼっち「じゃ、じゃあそれで」

魔女「あい、かしこまりましたよ」スタスタ

委員長「あ、あれ?私は"怪しいブレンド茶"になったの!?」

魔女「オーダーキャンセルはうけつけないよぉーぅ」

委員長「そ、そんな…」

男「業に入っては業に従え」

男「ものは試しだ、飲んでみろよ」

委員長「名前に"怪しい"ってついてるじゃないの!自ら怪しいって誇示してんのよ!?」

友「もう遅い、諦めろ」

幼馴染「楽しみだねー」

委員長「ううぅ」

委員長「と言うか、おばあさん…どこかで会ったような…」ブツブツ

友「ほら、ダメだったら変えてあげるから」

委員長「はい…」

ヲタ「ふぃー….不思議とお店はあったかいでござるな」

ぼっち「入り口は暖簾(のれん)だけなのにね」」

根暗「風情があって素敵ね」

魔女「ありがとうよぉ」

根暗「!!」ビクッ

魔女「ヒヒヒ、お茶とお菓子持ってきたからねえぇ」コトッコトッコトッ

男「どーもー」

友「あ、手伝いますよ」

魔女「ありがとう、でも大丈夫だよぅ」

委員長「この….お菓子は?」

魔女「ヒーッヒ、当ててご覧よ」

ぼっち「始めて見るなぁ」

ヲタ「拙者もでござる」

根暗「私これ食べたことあるけど…名前わかんないわ」

男「えっ、お前ら"なごやん"しらねぇの??」

友「聞いたことねぇよ」

幼馴染「名古屋のお菓子だよ??しらないの??」

魔女「お兄ちゃん、正解だよぅ」

魔女「あたしが好きでねぇ…とり寄せてるのさ」

ヲタ「いや~…しらないでござるなぁ」

委員長「でも、美味しそうね」

魔女「イチオシだよぅ」

ぼっち「いただきまーす」パクッ

男「うまいだろ?」

ぼっち「うん!白餡なのかな?初めて食べたよ!!」

根暗「なごやんっていうのね」パクッ

ヲタ「意外と硬いでござるな」モグモグ

男「かじると、ポロポロ崩れるから気をつけて」

友「あと2秒早く言って欲しかったな」バラバラ

委員長「甘くて美味しいわね!」

幼馴染「んー!おいしー!お茶に合うね!」ズズズ

男「っあぁ~…沁みる」

ヲタ「お茶美味しいでござる!!」ズズズ

根暗「本当、口当たりに角がないわ…」

魔女「イーヒッヒ、難しい言葉を使うねぇ、ありがとうよ」

友「あ、委員長はどうだったんだ?」

委員長「…」ゴクッゴクッゴクッ

友「おおぅ、凄い飲みっぷり…」

魔女「イーッヒッヒッヒ、なんたって特製だからねぇ…」

委員長「プハァッ」

ぼっち「いっきだったね…」

委員長「言葉にするのがぁおこがましいほどぉ美味しかったわぁ…」

魔女「特製、だからねぇ」

ヲタ「変なもん入れてないでござるか…?」

魔女「イーッヒッヒ」

委員長「なんかフワフワするぅ」

ぼっち「なにを入れたんですか…?」

魔女「なーに、ただのウイスキーの麦茶割りだよ」

男「それ茶じゃねえ!!」

友「未成年に何のましてんだよ!」

魔女「ま~さか一気飲みするとはねぇ…イーッヒッヒッヒ」

委員長「皆っ」

委員長「あーたしに続きなさぁあいっ」ステステ

幼馴染「委員長!危ないよぉ!」

男「アルコール回るの早過ぎだろ!」

魔女「特製だからねぇ~」

友「おい行っちゃったぞ」

ぼっち「直ぐに追おう!」タタタ

男「婆ちゃん、勘定これで!」

魔女「タダ券だね、毎度あり~」

魔女「イーッヒッヒ」

・・・
・・


ぼっち「委員長さーん!!」

委員長「まだまだ遅いわっ!ほらほら!」タタタタッ

ぼっち「早い…っ」ゼエゼエ

友「俺が捕まえる!」

ぼっち「友くんお願いっ…」ゼエゼエ

友「委員長!」タタッ

友「捕まえたっ」ガシッ

委員長「キャー!痴漢ー!誰かー!いやぁー!」ジタバタ

友「えっ」

男「おい友!お前っ!」

ヲタ「どさくさに紛れてなにしてるでござるか!」

根暗「あんた…そんな奴だったのね」

幼馴染「えっちいのはよくないよ!!」

友「え、えええええええええ…」

ぼっち「友くん…」

友「ぼっちぃ…助けt」

ぼっち「変態」ボソッ

友「」

委員長「やだー!○されるぅぅー!」キャッキャッ

男「酔っ払うとタチ悪いな」

幼馴染「忘れてた…」

ヲタ「アレでござるな、抑制されていた物が弾ける感じでござるな」

ぼっち「真面目だから…溜まってたのかもね」

友「」

委員長「いーかげん離しなさいよアンタ!」ゴスッ

友「はぉぅっ」チーンッ

男「…!!」ゾクッ

ぼっち「うわっ…」

ヲタ「全力金的でござるぅ…」

幼馴染「そんなに痛いの?」

根暗「聞いた話では、生理痛が一気にドーンと来るイメージらしいわ」

友「」ピクピク

幼馴染「うわぁ…それは…」

男「内臓の痛みなんだよなぁアレ」

ヲタ「らしいでござるな」

ぼっち「お腹痛くなるよね」

男&ヲタ「「たしかに」」

友「」ピクピク

委員長「あいむうぃなぁぁぁあ」クルクル

男「委員長楽しそうだなぁ…」

・・・
・・


~数十分後~

委員長「うー…」

幼馴染「大丈夫?」

委員長「記憶が…」

男「なにしでかしたか聞きたい?」ニヤニヤ

委員長「…やめとく」

委員長「ね、ねえ友!」

友「!!」ビクッ

友「な、なななんでしょう!」

委員長「なんでそんなに挙動不審なのよ…」

ヲタ「明らかにトラウマでござるな」

ぼっち「それは…あんなことされたら…ねぇ?」

根暗「あんたが眠るまで大変だったんだから」

委員長「えっ…」

男「聞きたい?」ニヤニヤ

委員長「…」

根暗「ま、すくなくとも私は委員長とお酒を飲みに行きたくは無いわね」

幼馴染「うん、確かに」

委員長「…」

男「ねぇ、聞きt」ゴスッ

委員長「黙りなさい」

男「あ…あい」ピクピク

根暗「あ、そろそろ次の店が見えてきたわよ」

幼馴染「ほんとだー、周りも少しづつ明るくなってるね」

ヲタ「なんだかんだで時間が経つのは早いでござるな」

友「それはまあ、委員長が突っ走ってくれたかr」

委員長「笑止!!」ゴスッ

友「はうっ」

男「おお、またまたまたのたまたまに…」

ぼっち「男くんなに言ってるの…?」

幼馴染「さー!次のお店はもうすぐだよっ!急ごー!」

根暗「そうね、死んでるのは置いてゆきましょう」

ヲタ「流石根暗殿、クールですな」

男「そんなもんだって、行こうぜ」

4人「「おーっ」」

友「うぅ…」

・・・・
・・・
・・


幼馴染「ついたーっ!」

ヲタ「今度のお店は…」

ぼっち「お、おかし屋?」

根暗「普通…お菓子屋よね」

委員長「ひらがなってのがちょっと引っかかるわね」

幼馴染「もしかして可笑し屋だったりして」

委員長「楽しそうね」

男「犯し屋だったり…」

委員長「下品!!」ブゥン

男「当たらん」サッ

委員長「な、なんですって…」

男「ふふふ、俺に攻撃を当てるなど100年早い」

幼馴染「変態」ボソッ

男「なぅっ」グサッ

委員長「効いたみたいね」

友「待ってくれ…おいてくなんて酷いじゃねえか」

友「ん?犯し屋?」

委員長「あんたはさっきから!」ゴスッ

友「デジャヴッ」ガクッ

根暗「そろそろ潰れるわよアレ」

ぼっち「もう潰れてるんじゃないかな」

ヲタ「気にしたら負けな気がするでござる」

男「…入ろうぜ」ボソボソ

委員長「ふんっ」

友「」

幼馴染「すいませーん」

脂男「ぐへへへへ、いらっしゃい、お嬢ちゃん可愛いね」

幼馴染「お、犯し屋だぁぁぁあっ!!」

5人「「「?!」」」

・・・
・・


脂男「ウチはちゃんとしたお菓子屋だよ…」

幼馴染「ご、ごめんなさい」

委員長「ねぇ今…」ヒソヒソ

男「あぁ、確かに」ヒソヒソ

ぼっち「びっくりしちゃった」ヒソヒソ

根暗「カワイイ顔して…」ヒソヒソ

幼馴染「なに話してるの?」

・・・・
・・・
・・


男「うめー!」

ヲタ「こんなの食べたことないでござる!」

根暗「甘くてコクがあってさっぱりしてるお菓子って…一体…」

幼馴染「お土産に買って帰ろっと」

委員長「繊細な味…」

友「痛みなんて吹き飛んだぜ!」

ぼっち「本当美味しいなぁ…」

脂男「グヘヘ、ありがとうね」

幼馴染「帰りも寄りますんでお土産としてお願いしますね!」

脂男「勿論さ、沢山食べてね」

友「お金は…」

脂男「取るよ?」

友「…」

男「下の茶屋と提携したらいいのに」

脂男「あぁ、ママンの所に寄ってくれたのかい」

ぼっち「ママン…?」

脂男「そう、黒髪ロングがチャームポイント!マイ・ママンさ!!」hahaha

委員長「あのおばあさんが…?」

脂男「そうだよ?」

友「怪しいブレンド茶って言う、ウイスキーの麦茶割り飲まされて大変な目にあったんだぞ!」

脂男「ママンはそんなの出してないよ!?」

男「そんなバカな、しっかり飲まされたぞ…」

委員長「…」

脂男「だとしたらママンのいたずらだと思うよ」

脂男「ママンはチャーミングだからね!」

ヲタ「だとしたらとんでもないお母さんでごさるな」

根暗「ふふ、面白いわね」

男「ゴチソー様でしたー」

脂男「はい、また来てね」

脂男「そうそう、ここから暫くお店は無いから覚悟してね」

ぼっち「なんで無いんですか?」

脂男「変な話ね…この辺りの山には妖怪が出るんだ」

ぼっち「えっ」

脂男「人を見つけては生気を吸い取るってんで、地元の連中が怖がっちゃってここから先は人が居ないのさ」

男「妖怪って…」

委員長「まさかぁ…」

友「でも…」

根暗「ふふっ」

脂男「まあ、君らも気をつけてね」

幼馴染「はーい…」

友「い、いくか」

6人「「「お、おー…」」」

・・・・
・・・
・・


幼馴染「…」テクテク

友「…」テクテク

根暗「…」テクテク

男「…」テクテク

ヲタ「…」テクテク

ぼっち「…」テクテク

ぼっち「…辞めにしない?」

男「はいぼっちアウトー」

ぼっち「ぼ、僕は意見を述べただけだよ!」

友「それでも喋ったことに代わりはないなぁ」

ぼっち「うぅ…」

根暗「ぼっち、このゲームはね?如何に沈黙に打ち勝ち、自分の世界に没頭するかが大事なのよ?しかし、没頭しすぎてもいけない、没頭できなくてもいけない…そんな世界なのよ」

幼馴染「喋ったら負けゲームってそんなに深かったっけ?!」

ヲタ「どんなゲームも、それなりにプロが居るのでござるよ」

委員長「…」

男「どうしたら委員長、ゲームは終わったぞ」

委員長「…うん、わかってる」

友「どうした?なんか悩んでるのか?」

委員長「いや…そうじゃないんだけど…」

男「ならどうしたんだ?」

友「よせよ男、ほら、女のコの日だy」

ゴスゥッ

友「あうらっ」ガクッ

委員長「…次のお店はまだかなって思っただけよ」

幼馴染「…あ、わかったぁ」

委員長「え?」

幼馴染「トイレでしょ」

委員長「…」

ヲタ「図星でござるな」

ぼっち「男の子ならその辺にするんだけど…」

男「なーるほど」

委員長「…っ」カァァア

男「じゃ、急ぐか」

男「おい、友起きろ」

友「うっ…くっ…はっ…」ノソノソ

男「お前委員長おぶれ」

委員長「…え?」

男「走るぞ」

友「オッケ…」プルプル

委員長「い、イイわよそんなの!」

根暗「本当にいいの?ここで急がなきゃ後でもっと恥ずかしい目に合うのよ?」

委員長「でも…」

友「俺なら平気だし、その方が山頂にも早く着くだろ」

委員長「…」

幼馴染「甘えなよ委員長」

委員長「そ、そうね…お願いするわ」

友「よしきた」ヒョイッ

委員長「わ!わっ!」カァァァ

男「おーし、皆!走るぞ!」

一同「「おおー!!」」

委員長「…///」プシューッ

・・・・
・・・
・・


~安易休憩所~

委員長「ごめんなさいね…」

幼馴染「気にしないでよ」

根暗「結果的に早く到着出来そうだし大丈夫よ」

ヲタ「一気に半分は終わったでござるからな」

ぼっち「後半分だね!」

男「…甘いな」

ぼっち「え?」

男「今のは麓からの半分に過ぎん」

ぼっち「…!」

男「わかったな?」

ぼっち「僕…大丈夫かなぁ」

男「まー、ヘタったら助けてやるよ」

委員長「…しっかり休みましょ」

根暗「そうね」

ヲタ「こっからが本番でござるな」

友「うーし、気合入れて行くぞー!」

一同「「おぉー!」」

・・・
・・


~出発から4時間~

幼馴染「ついたあぁぁぁ!」

委員長「つ、疲れ、疲れた…わ」ガクッ

根暗「なかなか堪えるわね…」

男「なんだだらしない」

根暗「そっちの男共にも言ってやりなさいよ…」

ヲタ「」ゼヒューッゼヒューッ

ぼっち「」ゼェ…ゼェ…

男「虫の息かよ」

友「だらしないなぁ…」

男「まあ、ペースは少し早かったけどな」

幼馴染「仕方ないよね」

委員長「幼馴染??なんであなた平気なの?あなたこっちサイドよね?」ハァ…ハァ…

幼馴染「えー?」

男「幼馴染は好きな物に関しては化け物級だからな」

友「まさか好きなものが神社仏閣とは思わなかったが」

男「変わってんだよ、むかしから」

友「昔から…ねぇ」ニヨニヨ

男「てめっ…!」

根暗「あんた達、くだらないやり取りしてないで見なさいよ」

男「なにをだよ」

根暗「ほら、正面の景色」

男「ん?あぁ…」

友「おぉ…」

男「なるほど…」

ヲタ「そ、壮大でござる…」ゼーゼー

ぼっち「す、凄い…」

委員長「きれい…」

幼馴染「」ポケー

男「言葉失ってるよ」

友「そんなに感動したか」

根暗「それほど好きって事ね」

幼馴染「」ポケー

男「いつまでも突っ立ってても仕方ないな」

友「中入ろうか」

・・・・
・・・


委員長「…まるでゲームみたいね」

男「確かに」

友「ゲームより遥かにゲームっぽいな」

幼馴染「ほぇー…」

ヲタ「ffっぽいでござるな」

根暗「そういう例えしかできないのは悔しいけど、本当綺麗ね」

ぼっち「すごい綺麗…昔の人が建てたんだよね?」

男「ガイドブックによると、いつ頃建造されたかは判明してないらしいぞ」

ぼっち「え?どういうこと?」

男「普通、材料とかで判断したりするんだが、様々な年代のものが混じり合っててよくわからないらしい」

男「1番有力な説は、複数年に渡りパーツを作り上げ、一気に組み立てたってのらしい」

男「言うなればプラモかな?」

ぼっち「なるほど…」

根暗「今だに謎が多いのよね」

男「根暗は知ってるのか?」

根暗「少しね」

友「へー、聞かせてくれよ」

根暗「そうね、休憩がてらお話するわ」

根暗「まずこの場所は、正確に神社かお寺かという分かれ目はないの」

ヲタ「どういうことでござるか?」

根暗「簡単に神社と寺の違いを説明すると、仏教の違いなのよ」

根暗「でも、この場所には、決まった宗教がないから、神が祀られていないの」

ぼっち「神が居ないなら…それって唯の建造物になるんじゃ…」

根暗「本来ならそうなるはずなんだけど…そこからはよくしらないわ」

委員長「へぇ…簡単に言ったら謎が多いってことね」

ぼっち「それ最初の方に言われてたよね?」

委員長「…!」ハッ

友「一週回って戻ってきたんだな」

男「根暗、ここに祀られてる?ものみたいなの知ってるか?」

根暗「さぁ…そこまでは」

幼馴染「神器とか?」

男「ふふ、それは奥にいけばわかるんだなぁ」

幼馴染「えー…教えてよー」

男「自分の目でみた方がいい」

ぼっち「その様子だと…男くんはなにか知ってるの?」

男「ああ、昨日の夜ガイドブック読んだんだ」

友「気になるなぁ、ちゃっちゃとみに行こうぜ」

ヲタ「そうでござるな」

根暗「楽しみだわ」

幼馴染「いこー!」トテテテテ

委員長「幼馴染!待ちなさい!」タタタタタ

男「元気だなぁ」

ぼっち「僕らも行こうよ!」

友「ああ、そうだな」

・・・・
・・


幼馴染「ここかー!」

根暗「まだ入り口だけどね」

委員長「おっきいわね」

ヲタ「ふむ…シンメトリー…」

ぼっち「装飾凝ってるねぇ」

友「早く入ろうぜ!」

男「なんでいつも俺たちは入り口で足止め食らうのか」

幼馴染「ゆくぞー!」トテテテテ

男「あっ、ちょ!」

友「幼馴染ちゃんフワフワしてるな」

委員長「好きなものに囲まれてるからかしらね」

ヲタ「拙者達も追うでござる」

・・・
・・

幼馴染「わあー!」

委員長「綺麗ね…」

男「そう、ここはでっかい天然石を祀って?ていうのか」

男「とりあえず、主体は天然石なんだよな」

根暗「なるほど、だから宗派が無いのね」

ヲタ「それにしても大きいでござるな」

友「これ売ったら幾らだろ」

ぼっち「無粋だよ…」

男「あ、そだ」

男「お前らさ、少しここに居てくれ」

幼馴染「なんで?」

男「ほら、よくお守りってあるだろ」

委員長「買ってくるの?」

男「おう、どうせだから皆の分も買ってこようかと思ってな」

ぼっち「あ、じゃあお金…」

男「ここは奢らせてくれ、頼む」

ぼっち「あ…うん」

根暗「なんか思惑ありそうね」

友「まあ、任せるとしようぜ」

男「恩にきる」タタタタ

・・・
・・


男「えーと…コレを…7つ下さいな」

巫女「はーい、3500円になります」

男「はいっ、丁度」

巫女「ありがとうございます」

巫女「ふふ、いいですねそれ」

男「でしょ?7人で分けるんです」

巫女「あなたの思いが叶いますように」ニコッ

男「へへ、ありがとうございました」タタタタ

・・・・
・・・
・・


幼馴染「遅いなー」

委員長「売り場遠かったから…」

根暗「男なら一瞬だと思ったんだけど」

友「人間扱いしてやれよ」

ヲタ「いや…人間かどうかも疑わしい…」

ぼっち「否定できないとこがまた怖いね」

男「誰が人間じゃねえだコラ」

根暗「うわっ」

委員長「でた!」

男「俺は妖怪か何かか?」

友「半分な」

委員長「あんたも同類よ」

友「…」

ヲタ「お疲れ様でござる」

ぼっち「なにを買ってきたの?」

男「これ」サッサッサッ

男「皆に、俺からの気持ちだ」

友「えっ…ヤダ、告白とかじゃないでしょうね」

男「黙って受け取れホモ野郎」

根暗「!!!」

友「俺はノーマルだっ」

幼馴染「根暗ちゃんのスイッチが…」

根暗「男は…そして…友…いっしょに…」ブツブツ

委員長「入ったわね」

男「まあなんでもいいや、とりあえず開けてみてくれ」

委員長「なにがでるかな♪っと」

友「てれれれれんてんてれれれん♪」

幼馴染「…勾玉?」

・・・・
・・

幼馴染「…」

委員長「…」

友「…」

ヲタ「…」

根暗「…」

ぼっち「…」

男「…メッセージ伝わったかったか?」

友「お前…」

委員長「良いわね…」

根暗「ちょっと圧倒されちゃったじゃないの」

ヲタ「拙者…拙者っ」

ぼっち「嬉…しいな」

幼馴染「男ぉ…」

男「今の俺たちにぴったりだろ?」

ぼっち「僕…ずっと一人だったから…」グス

男「泣くほどじゃないだろう」

ぼっち「うん…うれしい…」グスグス

男「これからは、俺たちと一緒だ」

ぼっち「…うん…うん…」

根暗「たまには…1人より大勢の方がいいわね」

男「飯も、1人よりみんなで食った方が旨いって」

根暗「ふふ、そうね」

ヲタ「拙者…アニメのような事がしたいと切に願ってきたでござる…」

男「ぽいだろ?コレ」

ヲタ「男殿ぉお…」ダキッ

男「ちょ!苦しいって!」

ヲタ「ずっと一緒でござるぅぅう」ムギュゥゥウ

男「わーった!わーったから!」

友「このチョイスは卑怯だろ…」

男「イイと思わないか?」

友「お前にしては上出来だ」

男「ぬかせ」

友&男「へへへ」

委員長「…みんなお揃いね」

男「色は違うけどな」

男「丁度7色あったんだ」

委員長「ふふ、虹の色と同じね」

男「ロマンチックじゃね?」

委員長「嫌いじゃないわ、こういうの」

男「毎度」

幼馴染「男ぉ…」ウルウル

男「幼馴染…」

幼馴染「ありがとう…」

男「俺たちは会えなくなったりしない」

男「ずっと一緒だ」

幼馴染「うん…うん!」

男「よしよし」ナデナデ

幼馴染「…///」テレッ

男「うっし、せっかくだし色々回るぜ!」

6人「「おおーー!」」

・・・・
・・


~滝~


男「さむっ!滝さむっ!」

委員長「やややややばいわ」ガタガタ

幼馴染「たたた退散!退散!」

友「うひゃーっ!」

~森~


根暗「落ち着くわね…」

ぼっち「心地いい…」

ヲタ「肌寒い位がちょうどいいでござる」

~お食事どころ~


ヲタ「どれも美味しそうでござる」

男「俺はこの結晶ラーメン特盛にしようかな」

ぼっち「じゃあ僕は岩石丼で」

幼馴染「うーん、迷うなぁ…」

~おみくじ~


友「大凶?!」

男「末吉」

根暗「吉だったわ」

友「くっそ!もう一回だ!」

友「…」ゴソゴソ

友「大凶?!」

~天然石展示館~

委員長「綺麗…」

ヲタ「キラキラしてるでござるな」

委員長「宝石みたい…って宝石も石だったわね」

根暗「でも、原石ってのもなかなか乙ね」

委員長「ワイルドさを感じるわ」

男&友「ワイルドだr…」

ぼっち「言わせないよ?」

~数時間後~

男「堪能したぁ…」

友「おれもだ」

幼馴染「うーん、私まだかな」

委員長「更に?!」

ヲタ「貪欲でござるな…」

根暗「せめて積極的とかにしてあげましょうよ」

ぼっち「僕疲れちゃった」

友「帰りあるぞ」

ぼっち「ひぇえ…」

幼馴染「私、あそこ行きたいの」

男「あそこって…指さされても困る」

幼馴染「あのね、さっきあっちの方に登り階段あるの見つけたんだ」

男「ほほう」

幼馴染「…登りたい」

男「…」

男「皆いけるか?」

5人「「ムリムリ」」

男「…だそうだ」

幼馴染「うぅ…」

友「男はどうなんだよ」

男「俺?俺は別に平気だけど…」

委員長「なら2人で行ったらいいじゃない」

ぼっち「僕達、適当に休んでるよ」

ヲタ「その方がいいでござるな」

根暗「私も賛成だわ、もう歩けないもの」

男「…」

幼馴染「…男?」

男「いくか」

幼馴染「やたっ」

友「じゃ、食事処にでも居るよ」

男「わかった」

幼馴染「男!早くー!」トテテテ

男「ああ、今いくよ」タッタッタッ

友「…」ニヤッ

・・・・
・・・


幼馴染「ここだよここ!」

男「よくこんな細いの見つけたな」

幼馴染「えへへー」

幼馴染「はやくいこ?」

男「そうだな」

幼馴染「なにがあるかなーっ」

男「…楽しそうだな」

幼馴染「だってー、久しぶりに男と2人きりだもん」

男「それが?」

幼馴染「嬉しいの」

男「へ、へぇ…」

幼馴染「高校入ってから男と関わること少なくて…」

幼馴染「少し寂しかったの」

男「寂しいって…俺たち同じクラスじゃんよ」

幼馴染「確かにクラスは一緒だったし、席も遠いわけじゃないけど…なんか、男が遠くに行っちゃった気がして…」

男「…」

幼馴染「…でも、またこうやって2人で居られるから、今は幸せ」

男「…そっか」

幼馴染「うん…」

男「…」

幼馴染「…」

男「…か、階段長いな」

幼馴染「そうだね…どこまで続くんだろ」

男「天国までとか?」

幼馴染「やだそれ…」

男「冗談だって」

幼馴染「もう…」

男「…」

幼馴染「…」

男「…なぁ」

幼馴染「ん?なに?」

男「幼馴染ってさ…最近変な夢見てない?」

幼馴染「例えば?」

男「例えば…階段から落ちるとか…」

幼馴染「うーん?」

幼馴染「どうだろ…あ…でも最近、夢で誰かに呼ばれてる気がする」

男「呼ばれる?」

幼馴染「うん、なんて言ってるか聞き取れないんだけど、私を呼んでるのはわかるの」

男「へぇ…」

男「不思議だな」

幼馴染「うん、私もよくわからないの」

幼馴染「所で突然なんで?」

男「あ、いや、なんとなく」

幼馴染「ふーん…」

男「…お?」

幼馴染「てっぺん見えてまいりました!」

男「やっとか」

幼馴染「ね、走ろ?」

男「ああ!」

幼馴染「イエーイ!」トテテテテテテテテ

男「ウィーィ!」タタタタタタタタ

・・・・
・・


男「俺が先だっ」ダッ

幼馴染「まーけーなーいっ」タタタタタタ

男「うおおっ」ダダダッ

幼馴染「まてっ」グイッ

男「危ねえ!」グラッ

幼馴染「えへへ、お先に!」タタタタタッ

男「ちょ!」

幼馴染「ごーる!!」スタッ

男「殺す気かよ!」ゼェゼェ

幼馴染「男なら大丈夫かと思って」

男「お前…」

幼馴染「えーと…」

男「登ったけど…」

幼馴染「なんにも見えないね…」

男「周りもなにも無いし…」

男「高台ってのかなこれ」

幼馴染「雲に覆われてよくわからないよ」

男「うーん…」

幼馴染「…」ショボン

男「…」

サァァァァアアアアアッ

男「風で…雲が…」

フワァァァアアアアアア…


幼馴染「わぁぁ…!」

男「おおお…」

幼馴染「ここ、こうなってたんだ!」

男「白銀の山…」

幼馴染「日の光が当たって綺麗…」

男「すげぇ…」

幼馴染「…」

男「…」

幼馴染「…」

男「…」ゴクッ

男「なぁ…」

幼馴染「なあに?」

男「…」

幼馴染「…?」



━━━ 好きだ ━━━



幼馴染「え?…」

男「俺はお前が好きだ」

幼馴染「え?」

男「友達としてじゃなくて、1人の異性として」

男「ずっと前から…思ってた」

幼馴染「…」

男「…」

幼馴染「遅いよ…」

男「ごめん」

幼馴染「しかも…ここでだなんて…」ウルウル

男「嫌…だったか?」



幼馴染「最高じゃん…」ウルウル


幼馴染「男は…いつも卑怯だよ…」ポロ…


幼馴染「かっこよすぎるもん…」ポロポロ


幼馴染「うえええん」ポロポロ…

男「…」ギュッ

男「待たせてごめん」

男「なかなか言えなくてごめん」

男「許して欲しい」ギュウゥ

幼馴染「許す…」ギュッ

男「…ありがと」

幼馴染「でも…」

幼馴染「でも代わりに…」

幼馴染「キス…して?」

男「…」

男「目…閉じて」

幼馴染「ん…」

・・・・
・・


鼓動が…熱い
胸が痛い
足が震える
手が震える
息も…震える

目を閉じた幼馴染を前に、俺は冷静だった
プクリとした唇、風に揺れる髪
どれもが一級品だと思う
愛おしくて、愛おしくて堪らない

俺は、ゆっくり思い出した

初めて出会った日
初めて話した日
初めて遊んだ日
初めて好きと認識した日
初めてケンカした日

思い出したどの日よりも、今この瞬間が輝いていた

愛しいヒトが目の前に、俺自身の腕の中に居る感触
今にも握りつぶせてしまいそうな小さな身体を俺に託して
ジッ…とキスを待ってる

その全てが可愛くて
その全てが愛おしくて
その全てを護りたいから…

俺は、そっと唇を重ねた

・・・・
・・

幼馴染「…」

男「…」

スッ…

幼馴染「プハッ」

男「息止めてたのかよ」

幼馴染「キスって…やり方知らなくて…」

男「俺もなんですけどね」

幼馴染「友くんとしてたよね?」

男「そ、それは事故だって…」

幼馴染「ふふっ」

幼馴染「….初めて、奪われちゃった」

男「奪ったって…ファーストキスは随分昔じゃん」

幼馴染「いーの!」

幼馴染「どっちみち私は男に初めてのキスを奪われたの!」

幼馴染「だから、責任持って面倒みてくださいっ」

男「はい」

幼馴染「…」

男「…」

男&幼馴染「「へへへへっ」」

男「そろそろ降りるか」

幼馴染「うん!」

男「…」

幼馴染「…?」

男「手…繋ごうか」

幼馴染「!!」パァァア

幼馴染「うんっ!」

・・・・
・・


男「ただいま~」

幼馴染「ただいまー」

委員長「おかえりなさい」

友「意外と早かったな」

ヲタ「お帰りなさいでござる」

ぼっち「じゃあ…そろそろいく?」

根暗「そうね、遅れる訳にもいかないし」

男「そいじゃ、行くか」

6人「「おーっ」」

・・・
・・


幼馴染「~♪」

根暗「随分ご機嫌ね?」

幼馴染「えへへー、良いことあったからね」

委員長「良いこと?」

ヲタ「委員長殿、察するのでござるよ」

委員長「…」ニヤァ

男「こら貴様ら、こっちを見るんじゃない」

友「男もなかなかやりますなぁ」

ぼっち「白昼堂々ってやつかな」

ヲタ「良い展開でござる」

幼馴染「~♪♪」

根暗「ふふ、幸せいっぱいって感じね」

幼馴染「うん!」

委員長「お幸せに~」ニヤニヤ

男「…まいど」

・・・・
・・


~ホテル前~

ぼっち「疲れたぁ」

ヲタ「行く時より…疲れたでござる」ハァ…ハァ

根暗「本当ね…」ゼェゼェ

委員長「早く…休憩したいわ…」

男「どのみちもうすぐバスに集合だ」

友「荷物は纏めてあるし、勝手に運んでくれるんだろ?」

幼馴染「そうらしいね」

男「なら、バスに向かうか」

委員長「なんでもいいわ…早く…」

男「後少しだ、頑張れ」

~バス~

男「ふーーぅ」

友「疲れたな」

男「流石にな」

男「でも、すっげえ楽しかった」

友「同意するわ」

男「これで…悔いは無いかな」

友「彼女も出来たしな」

男「うるせーやい」

友「いいじゃん別に」

男「…まあそうだけど」

男「あ!そうだ、お前はどうなんだよ」

友「お、俺?」

男「勝負って言ってたよな?」

友「な、なんのことだか…」

男「どうなんだ、告ったのかよ」

友「…ああ」

男「返事は?」

友「もっと早く言いなさいよ」

友「ってさ」

男「委員長だったのか」

友「よくわかったな」

男「いや、真似が似てたから」

友「…」

ブルルフン

男「あ、出発だ」

友「さらばゲレンデ」

男「さらばホテル」

友「…寝る」

男「あ、そうかお前…」

友「…」

男「俺も寝ようかな」

男「おやすみ」

友「…おやすみ」

男「…」

友「…」

男「…zzz」

・・・・
・・・

「…とこ」

「お…」

「男!」

男「!!」

友「やーっと起きたか」

男「友…?」

男「着いたのか??」

友「いや、違う」

友「予定だと、もう少し早く終わるはずだったんだが…手違いが起きてな、申し訳ない」

委員長「あんたがめんどくさい事するから…あんなことなるんでしょ?」

友「結果オーライじゃねえか」

ぼっち「まあ、夢オチとかよりはいいとは思うけど…」

根暗「ゲームやりすぎじゃないの?」

ヲタ「ベタ展開過ぎたでござるな」

男「え…?お前ら…なに言って…?」

男「つーか…ここどこだ?真っ白で何も無いけど…」

根暗「ほら、男が混乱してるわよ」

ぼっち「僕が説明するよ」

ぼっち「男くん、よく聞いてね」

男「ああ…」

ぼっち「修学旅行のバスの出来事覚えてる?」

男「それとこれと…どこに関係が…」

ぼっち「覚えてる?」

男「…ああ」

ぼっち「渓谷に差し掛かった時、バスが止まったよね」

男「…ああ、止まったな」

ぼっち「その後、土砂崩れが起きたんだ」

男「…は?」

男「なに言ってんだよぼっち…」

ぼっち「起きたんだよ」

男「だって…俺たちは修学旅行満喫したじゃないか…」

ぼっち「えーと…そのへんは…」

ヲタ「ぼっち殿、代わるでござる」

ぼっち「そ、そうだね」

ヲタ「男殿」

ヲタ「男殿は修学旅行をループしたでござろう?」

男「!!!」

ヲタ「現実にそんなこと起きると思うでござるか?」

男「それは…」

ヲタ「そんなの、アニメやゲーム、空想の中だけでござる」

男「でも…俺は確かにループしたぞ!」

ヲタ「男殿、落ち着いて」

ヲタ「男殿は確かにループしたでござる」

ヲタ「正確にいえば、拙者達がループ"させた"と言うのが一番でござるが」

男「…わけわかんねぇよ」

ヲタ「そうでござろうな」

男「簡単に…簡単に纏めてくれ」

ヲタ「拙者達が男殿をループさせた」

ヲタ「ただそれだけのはなしでござるよ」

男「さっきお前がループなんてアニメや空想やゲームの中だけだって…」

ヲタ「そうでござる」

男「ならなんで…」

ヲタ「ここは言うなれば空想世界でござる」

ヲタ「もっと正確に言えば、男殿の夢の中でござる」

男「夢?」

ヲタ「そう、夢でござる」

男「俺は起きてるのに?」

ヲタ「男殿、ここは夢の中でござるよ」

ヲタ「夢の中でも、自分は起きているという自覚はござろう?」

男「…たしかに」

男「じゃあ…現実の俺は今眠っていて、お前たちも俺の想像の産物にすぎないと…?」

ヲタ「えー…男殿が眠っているという所までは正解でござるが…」

ヲタ「その先はなんといえばいいのでござるか…」

根暗「ヲタ、良ければ代わるわよ?」

ヲタ「おお、是非お願いするでござる」

根暗「男、今の話は理解できた?」

男「ああ…3割ほど…」

根暗「それでいいわ」

根暗「さっきあんたが言った、"現実の男は眠っていて、夢をみている"」

根暗「ここまでは正解よ」

根暗「でも、私たちが男の想像の産物にすぎないってのは違うわ」

男「お前たちは現実のお前たちだってことか…?」

根暗「んー、まあそんな感じね」

根暗「私たちは空想の存在じゃなくて、実在している存在なの」

男「つまり、寝ている俺の夢になんらかの方法でお前たちが入り込んでいる」

男「そういうことか?」

根暗「概ね正解よ、今85%くらいね」

男「つまり、俺はあのバスで寝てて…」

根暗「いいえ、違うわ」

男「…話が見えないぞ」

根暗「男、わかってきてるはずよ?」

男「…」

根暗「土砂崩れ、寝てる」

根暗「それだけで十分な単語だわ」

男「…俺は…土砂崩れにあっで、今は病院で…」

根暗「正解よ」

男「じゃあ…お前達も?」

根暗「…」


根暗「それは…」

根暗「…っ」

委員長「根暗、辛いんでしょ?代わるわよ」

根暗「ええ…」

男「…」

委員長「ころころ代わってごめんなさいね」

委員長「突然だけど、男ってオカルト好きな方?」

男「オカルト…」

委員長「お化けだとか、幽霊だとか」

男「さあ…興味はあるが、信じては居ないかな」

委員長「そう…」

委員長「えーと…」

委員長「まあ…そうね…」

男「…?」

委員長「簡単に、すごくわかりやすく伝えると…」



━━━私達、死んだのよ━━━


男「…は?」

委員長「死んだの」

男「いるじゃん、今ここに」

委員長「今の私たちは、幽霊なの」

男「は?」

委員長「幽霊なの」

男「いやいやいや」

委員長「理解し難いのは分かるわ」

男「マジでどう言う事だよ」

委員長「私達は、死んだの」

委員長「あ、でも貴方はまだ生きてるわよ」

委員長「意識は戻ってないけど、病院のベットで寝てるの」

男「俺は…生きてる…?」

委員長「そう」

委員長「で、私たちはみんな死んだの」

男「嘘だろ…だってお前たち…今ここに…」

委員長「今は魂しかいないわ」

男「やめてくれよ…ドッキリなんだろ?なぁ…?」

友「…現実を受け入れろ」

男「現実?!今目の前に居るやつに『自分達は死んだ』って言われる状況が現実だと?!」

男「そんなことを受け入れられるわけが無いだろ!」

根暗「あなたは受け入れられないんじゃない」

根暗「受け入れたくないだけよ」

男「…っ!」

友「…でもな、現実なんだよ」

男「嘘だ…」

友「…こういう状況で、俺が嘘ついたことあったか?」

男「っ…!」

男「…ぁぁぁ」ポロ…

委員長「男」

ぼっち「男君」

根暗「男!」

ヲタ「男殿」

友「男」

男「…なんで…」ポロッ

男「なんでだよ…」ポロポロ…

男「なんで俺は…っ」ギリッ

友「自分を責めるな」

ぼっち「ありがとう、男君」

ヲタ「男殿は優しいでござるな」

根暗「別にあんたのせいじゃないわよ」

委員長「誰も…悪くないの」

委員長「事故だったのよ」

男「でも!でも!!」ギリッ

友「仕方なかったんだ」

友「お前がどうにかできたことじゃない」

男「クソッ…クソッ…!!!」ポロポロポロポロ

男「…気づいてたんだっ」ギリギリ

友「…!」

男「薄ら薄らだけど…」

男「…予感はしてたんだ」

友「…」

男「お前らが…お前らが何か関わってるんじゃないかって…」

男「でも!考えないようにしてた…!」

男「だって…そんなことできるってことは…つまり…」

友「…」

男「だから…嫌だったから…お前らを失うのが嫌だったからっ…!考えないように…っ!」ポロポロポロポロ

ヲタ「男殿、泣かないで」

ヲタ「拙者、楽しかったでござる」

ヲタ「pspとか、雪合戦とか、カラオケとか」

ヲタ「すごく楽しかったでござる!」

ぼっち「そうだよ」

ぼっち「僕もたのしかったよ!」

根暗「全部、あんたのおかげなのよ」

委員長「そう、貴方がいなければ何も楽しくなかったわ」

委員長「ありがとう、男」

ぼっち「ありがとう!」

ヲタ「感謝してるでござる」

根暗「ありがと」

友「…男」

男「…っ…っ…!」ヒックヒック

友「なんで俺たちがお前をループさせたか分かるか?」

男「…」フルフル

友「お前が心配だったんだ」

男「…」

友「俺達は死んだ」

友「それでもお前と幼馴染ちゃんに幸せになって欲しかった」

友「だから、お前の夢に入って弄らせてもらった」

友「お前が幼馴染ちゃんに告白するようにな」

男「…!!」

男「生き残ったのは俺だけなのか…?」

男「幼馴染は…?」

委員長「…生きてるわ」

委員長「彼女もまだ意識は無いけど、生きてる」

男「…だからか」

友「そうだ」

友「だから、修学旅行を計画した」

友「計画どおりにいかないこともあったけどな」

ぼっち「幼馴染さんの転落とかね」

ヲタ「本当ビックリしたでござる」

根暗「修正大変だったわよね」

男「そう…だったのか」

男「てことは…幼馴染もループを…」

友「そうだな」

根暗「彼女もループしてる」

根暗「ただ、ループの記憶が少し薄いみたい」

ヲタ「なぜかはわからないでござるがな」

委員長「男」

男「…?」

委員長「幼馴染を、大事にしてやってね」

男「…当たり前だ」

友「まあ、俺達死んだけども」

友「多分暫くはお前のこと見守ってるからさ」

友「悲しむなよ」

男「…おう」

根暗「泣かないでよ?」

男「もう…泣かねぇ」キッ

ヲタ「それでこそ男殿でござるよ」

ぼっち「男君に涙は似合わないよ」

委員長「そうね、男は笑ってなきゃ」

友「それが、お前らしさだからな」

男「ああ、わかった」

友「…」

友「じゃあ、そろそろお別れかな」

男「…」

友「…」

友「ストラップ…」

男「…え?」

友「ストラップありがとな」

男「ああ…」

友「お前の気持ち、しっかり伝わったから」

ぼっち「天国にも持っていけるかな」

根暗「それくらいならいいんじゃないかしら?」

ヲタ「いざとなったらゴリ押しでござるよ」

委員長「ふふ、良いものもらったわ」チャラッ

男「…みんなで、一つだ」

友「ああ」

男「俺達は、例え離れたとしても繋がってる」

男「その証明だ」

委員長「ええ」

男「…元気でな」

ヲタ「死人に元気も何もないでござるよww」

男「確かにそうだわ…」

ぼっち「ふふ、男君こそ長生きしてね!」

男「お前らの分もたっぷり生きてやる」

ぼっち「向こうで待ってるよ」

男「ああ、ずっと待たせてやるよ」

根暗「…待つのは嫌いじゃないわ」

男「よろしく頼むよ」

根暗「ストラップありがと」

男「色は気に入ってくれたか?」

根暗「すごく私好みよ」

根暗「ありがとう」

男「照れるな…」

友「男…」

男「ああ」

友「また、来世で」

男「そうだな…」



━━━また、会おう━━━━

・・・・
・・


"沈黙"その後に見えたのは見知らぬ天井だった

色んな管が俺から伸びて、色んな機械に繋がっている

身体が石のように重い

でも、幸か不幸か頭だけはこの上なく冴え渡っていた

だからこそ
友の死を
ぼっちの死を
ヲタの死を
根暗の死を
委員長の死を
クラスのみんなの死を痛感した

悲しみに暮れる俺の元に、母親がやってきた
俺が目を開けているのを見て花瓶にを落として驚くというベタな下りをして、慌てて出て行った

視線を母親から再び天井に戻した時、手に違和感があるのに気づいた

重たい腕をやっとの思いで持ち上げ、自身がしっかりと握り込んでいた手を覗き込む

俺は目を疑った

そこにあったのは、あの場所で買ってきたストラップだった

ガイドブックを読み、いくつかの種類の中から分けるのにぴったりなものを俺が選んだ

作りは至ってシンプル
天然石の勾玉に、漢字が一文字掘ってあるだけ

ただそれだけのものだったが、彼奴らに俺の気持ちを伝えるのには十分すぎる一文字


   絆


そう刻まれた小さなストラップが今は凄く大きく…とても重たく感じて、涙が溢れてきた

でも、俺は泣かない

笑ってやる

いつでも、どんな時でも笑うって
そうやって約束をしたから

あいつらと約束したから

俺は泣かない

・・・・・
・・


あれからどれだけ経っただろうか…

今思い出しても不思議な出来事だった

あのストラップは今も大事にとってある

墓参りに行く時に持っていく以外にはあまり出さないようにしている

今年もあの季節が来た
寒い寒いあの季節

今でも、あの出来事が本当に夢なのか疑わしい程記憶に残ってる
寒さも、痛みも、嬉しさも悲しみも、楽しさも

本当に夢なのかわからない

あ、妻が呼んでる

今からあいつらの墓参りだ

玄関に降りていくと妻が既に支度を整えて待っていた

軽く謝り、靴を履こうと屈んだとき、妻がカバンにつけている勾玉のストラップが俺の額にぶつかった

色違いで同じ文字が入ったストラップ

あいつらとの絆は、まだ色あせてはいない

fin

以上、終劇とさせていただきます

沢山の乙をありがとうございました

うっしゃ
番外編、行きます

幼馴染の場合

なんとなく覚えてる
隣の子と話してたら、突然土がバスの中に入ってきた事

でも、そこからは覚えてない

気がついたらバスの中

私は寝てしまった事になっていた

不思議に思いながらもまだ重たい目をこすり、バスを降りる

「幼馴染!」

名前を呼ばれた

この声を聞くたび、胸がキュンとなる

私の大好きな人の声

ただ、今はなにか切羽詰まってる感じがする
何だろう?

「お前、無事か?なんともないのか?」

強く身体を揺すられる

やっぱりさっき何かあったのだろうか

でも、そんな事よりも男の顔が凄く近いことが問題だった
少し背伸びすればキスできてしまいそうな程近い

鼓動が伝わってしまう
顔が暑くなる

それを隠すように、私は言葉を発した

「えぇ?私はなんともないよぅ?」

ちゃんと言えただろうか
変に声が上ずった気がする
変な子だとおもわれたらどうしよう…

「本当?本当だな?」

さらに強く揺すられる
あああぁ…ふらふらするぅ

「ふにゃあぁ」

「急になんだお前?なんか変だぞ?」

友くんだ
男といつも一緒に居る仲良しさん
少し、羨ましいな

「男?どうしたの取り乱して」

委員長も来た
しっかり者のお姉さんみたいな人
スタイルだってボンッキュッボンのナイスボディ

私だって胸ぐらい…

ペターン

…あんな風に胸があったら、男は振り向いてくれるんだろうか

「ああ、…少し、寝ぼけてたみたいだ」

寝ぼけちゃったって…男ったら昔からあんま変わってない


昔…

男はあの約束をまだ覚えて居るのだろうか

…男の事だから忘れちゃってるんだろうな
でも、そんな所も大好き

「夢に出るほど幼馴染ちゃんのこと想ってるのか….」

友君が茶化す
そんな風に思われてたらいいな…

「ち、違…」

ほら、違うって…
ちょっと悲しいかも

先生が呼んでる
集合しなきゃ

・・・・
・・・
・・


先生も相変わらずの変人だ
どの位かっていうと、学校に来てた来客の人を本気で口説く位の変人

あ、変人の話が終わった

男にこの後の予定でも聞いてみよう
もし、特になければ…一緒に…なんて

「男~!」

なぜかビックリしてる
どうしたんだろ?
私の事でも考えてくれてたのかな?

…それはないな

あ、そうだ
予定を聞きにきたんだった

「この後の予定ある?」

良かったら私と一緒に…なんて言えなかった
何故って、断られたら怖いから
嫌われてたらイヤだから…

「えーと…この後は友とスキーして回ろうかなと」

やっぱり…
そうだよね、高校生にもなって女の子と遊ぶのって少し変だもん
まるで…デートみたい
それでも残念

「ど、どうかしたのか?」

一緒に居たかったの
なんて言えるわけない
そんな事言ったら爆発しちゃう

「…ううん、なんでもないの」

しまった
ちょっと残念な感じが出ちゃった

早く逃げよう
男に心配かけたくない

「じゃ…」

ふぅ、脱出成功
委員長と一緒に遊ぼうかな

さて、委員長はどこに…

・・・・
・・・


長い

いくらなんでも長すぎる
ディズニーランドじゃあるまいし
おかしいでしょこの列

「ああもう!」

ほら、委員長も癇癪起こしかけてる

「ねえ、幼馴染」

「なに?」

「やっぱやめにしない?」

別にそれでもいいけど…
でも、私にはスキー用品を借りる以外にも目的があるから

「えー、今までの時間をドブに捨てるような事したくないよぅ…」

ウソ
本当は前の方に並んでる男を見てたいだけ

友くんと何話してるんだろ
きになるなぁ

・・・・
・・


うー…寒い
委員長は少し前から妄想モードに入ってる
たまに漏れる単語から、どうやら今回の妄想は雪山で遭難したシチュだという事がわかる

委員長もほんとそういうの好きだよなぁ…

委員長といえば、委員長の好きな人を私は知ってる

でも、素直になれないみたい
まあ、その気持ちはわからなくもないかな

ん?男と友君がリズムに乗りはじめた

なにしてるんだろ
手拍子してるけど…

あ、笑った
いいなぁ、加わりたいなぁ

・・・・
・・・


長い
寒い

委員長はそろそろ死にそうな顔してる
抱きついてあげようかな

ぎゅーっ

「な、なによ幼馴染」

「あったかいでしょ?」

「…」

あれ?委員長?
なんか目が怖い
あれ?
ちょっと、その手は何?

「幼馴染ぃ…」

怖い!怖いから!
あ、ちょ、頭撫でないで!ちょっと!抱きつかないで!スリスリしない!あ、そこはダメだって!
ちょっと!委員長ーー?!

・・・
・・


堪能された
隅々までワキワキされた

ま、そこまで悪い気もしないからいいや

そろそろ並んで2時間になる
いくらなんでもこれは酷い
本当に

あーもう

・・・・
・・


男達はもう借り終わったみたい

いいなぁ
まあ、進みからすると私達もあと5分程度だけどね

委員長がさっきから怪しい目つきで私を見てくる
手がワキワキ動いてるけど、その手は…?

ちょ!また?!やめて!恥ずかしい!
そこは…やだっ!ちょっとお!!
いやぁぁあああああああっ!
助けて男おおおおぉぉぉっ!
男おおおおぉっ!!

・・・・
・・


また堪能された
おっぱい揉まれた、ほとんど無いけど…
委員長は百合じゃないと信じてるけど、ちょっと今夜が心配になってきた

さて、装備もつけたし滑りますか…
本当は男に教えてあげたかったな
初めてだーっていってたし

…あれ?

「委員長は何も持ってないの?」

「…ソリ借りたのよ」

なるほど、そういえば委員長は体育ダメだったんだ
スキーとソリって異様な組み合わせだけど、楽しそうだからいいや
滑ろう!

・・・・
・・


お昼になった
お腹空いたしカフェに移動中

午後からは委員長の提案でホテルのお風呂でゆったりするつもり…
さっきのことでお風呂が心配だ

うわぁっ…予想以上にカフェが混んでた
よく考えたらお昼時だしね…

「幼馴染、ホテルの食堂にしましょうよ…」

委員長の目が真剣だ
もう並ぶのは嫌なんだろう

「いいよー」

私も嫌だし、ホテルに行くことにした

・・・・
・・・

うん、そこまで混んでない

ホテルはバイキング形式だから、好きなだけ食べれるってのがいい

大食いな男にとっては天国なんだろうな

さーて、食べますか!

・・・・
・・・


うーん

人前で服を脱ぐっていうのは、例え同性の前でも恥ずかしいな…

「幼馴染、先いくわね」

その点委員長は凄い
パパッと脱いで行っちゃった

私も急がなきゃ…

スルル…

パサッ

…胸がない

・・・・
・・・


はぁー…良い湯だなぁ

温泉だっけ?
効能が何処かに書いてあるはず…どこだろ

あったあった

・肩こり
・腰痛
・血行改善
・美肌

ありきたりだなぁ…
ん?最後のこれは…?

・このお湯には龍神様の力が宿っているとされており、浸かった者の願いが叶うとされている

…胸!!じゃなくて、男が振り向いてくれますように…

「おーさーなーなーじーみっ!!」

殺気!

ザパァ

「きゃーーーーーー」

「うへへぇ、捉えたわよぉ」

「委員長?顔が赤いよ?」

「向こうの方でぇーおばあさんにぃーお水貰ったのよぅ」

「いいーぃ気分だわぁ」

絶対お酒だ

やばい、貞操がヤバイ
逃げなきゃ、逃げなきゃ

「にぃーがぁーさぁーないわっ」

両手捕まれちゃった、ヤバイ

…こうなったら

「あ!友君がっ!」

「えっうそ?!どこっ?!」

今だっ

「あ、ちょ!幼馴染ぃ!」

危なかった
初めては男に…って何考えてるんだ私は!

さっさと服きちゃお

・・・・
・・


「ううー…」

委員長、お風呂の時にお酒は飲んだらダメだよ…

ピロリローン

メールだ

ポロロン

委員長も?

パカッ

男から…

件名:皆様いかがお過ごしかな?
本文
皆様、お楽しみのところ申し訳ない
突然ですが明日、朝11時より雪合戦大会を開催することにしました!
決して強制ではございませんので、参加できる人はお返事下さいな
ではでは

…雪合戦大会かぁ
男と居られるなら、死んでもも参加するよ

「幼馴染、どうする?」

「勿論参加するよ!」

「ふふ、そうだろうと思ったわ」

返信しなきゃね

・・・・
・・・


部屋に来た
随分と豪華だけど…

「豪華ねぇ…」

やりすぎじゃない…?
という委員長の呟く声が聞こえたけど、なんのことだかわからない

「さて、なにする?」

「うーん…」

特にやりたいことも浮かばないし…

「ちょっと疲れちゃったな…」

「そうね、少し休みましょうか」

明日が楽しみだな…

眠い…眠…zzz

・・・・
・・・


「こ…た…」

なに?

「き…な…」

なんて言ってるの?

「こ…こ…かわ…」

聞こえないよ

「お…」

え?

「おさ…」

だれ?

「幼馴染!」

「はいっ!!」

「やっと起きたわね」

「…??」

さっきの声は…?

「ご飯いかない?」

言われてみればお腹がすいたな

「そうだね、いこっか」

・・・・
・・


ガヤガヤしてるなぁ
席空いてるかな

「夕飯だ!」

「バイキングだ!」

「「食べ放題だ!!」」

この声は…

「まったく、あの2人は…」

そんなこといいながも笑顔な委員長
きっと友くんを探してるんだろうな

私も男を探そう

あ!

「男~!」

・・・・
・・


「ごちそうさまでした!」

美味しかったぁ
それに、男も隣に居るし…

委員長も心なしか幸せそう

にしても、男の味解説は凄かったな

「まさかあの後、男の味の解説がずっと続くとは思わなかったよ」

「味にはうるさいって」

「私…料理苦手だなぁ」

しまった、つい本音が…


「幼馴染の料理は美味しかったぞ?」

「ほんと?!」

嬉しい、嬉しい嬉しい!
男に褒められた!
これで、堂々と料理を作ってあげれる…
嬉しいなぁ
うふふふ…

そうだ
今なら男を誘えるかもしれないな

「この後暇?」

「特に予定は無いな」

やたっ!
それなら…

「4人でカラオケ行かない?」

「行かない理由が見つからないな」

やったー!
男と遊べる!

なに歌おうかなぁ

・・・・
・・・


…はしゃぎ過ぎた
声が枯れちゃったよ
でも、男は元気そう

「なんで男は平気なのー?…ゴフ」

「俺は腹から声だしてるからな」サスサス

な、撫でられたぁぁぁ!
うわぁ…久しぶり…
あったかい手
おっきい手
男の手…
きもちいいなぁ

・・・・
・・


バタン

まさか男がお向かいの部屋だとは思わなかった
近くに男が居る
そう意識するだけで、少しだけ安心する

「お風呂どうする?」

「あ、私は後でいいや」

「わかった、先に入るわね」

「うんー」

楽しかったなぁ
また、皆でカラオケ行きたいな

そういえば、男が少し考え事してたような気がする
気のせいかな?

・・・・
・・

「あ…ぞ」

まただ

「お…て!」

だから、なんて言ってるの?

「め…さま…」

はっきり聞こえないよ

「…お」

ん?

「おさ…」

あ、この声は…

「幼馴染」

「はいはい」

「わっ、起きた…」

「起こしたのは委員長じゃない…」

「いや、まさか軽く呼ぶだけで起きるとは…」

ははーん、今の体制からすると起きなかったら何かしらワキワキ堪能されてたな
危ない危ない

「友たち呼んで朝ごはん行きましょ」

「うん、わかった」

早く着替えなきゃ…

・・・・
・・


ガチャッ

ガチャッ

扉を開けたその先に、いきなり好きな人の姿があるって凄い心臓に悪い
死ぬかと思った

でもこれで、今日一日一緒にいられる気がする
嬉しいな

「おはよ、幼馴染は喉大丈夫か?」

私の心配をしてくれてる
それだけで、心がポカポカする

「うん!すっかり良くなっちゃった!」

「そりゃあ良かった」

うん、本当に良かった
ありがとう、男

「うーし、皆の衆!戦地は近い!行くぞ!」

「「おおーー!」」

・・・・
・・


雪合戦か…
昔に友達とやったことがある
その時はただ雪をぶつけ合うだけだったけど、今回はフラッグの奪取が目的みたい

なんだかfpsみたいで楽しそう

さーて、はじまるぞぉっ

・・・・
・・


同性愛ってよく聞くけど、実際目にする機会は稀だとおもう

てことは、私はラッキーなのかな?

目の前でキスする2人の異性

なんというか、友くんに嫉妬じゃないけど、もやっとした感情が湧いてきた
なんだろう

殺意?



…違う違う
多分、憧れだ
男とキスできた事に対する憧れだ

いいなぁ…私も男と…なんて

でも、ファーストキスは…えへへ

ハッピーエンドって言ったのに…
まぁいいやw

・・・・
・・・

男に叩かれちゃった
全然痛くない
でも、ちょっと悲しかった
でも、手はあったかかった

男はなんで話されるの嫌がったんだろう
恥ずかしい思い出って事になってるのかな
黒歴史とでも言うのかな

私とキスした事は封印したい事なのかな…

そう思うと、胸が締め付けられて涙が出そうになる

…風に当たりに行こうかな

・・・・
・・


冷たい風、冷えた体、人恋しくて~♪
なんてね、友くんが歌ってたなぁ

…男は…私の事どう思ってるんだろ
ただの友達?
ただの幼馴染?
ただの…他人?

わかんないよ
中学までは一緒に遊んだりもしたけど…
高校になってからあんまり話す事もしなくなっちゃって…

怖いよ
男が私をどう思ってるのか
わからないよ…

…寒くなってきた

あ…くしゃみ…で…る

「ヘクチョブ!」

も…いっか…

「ヘクチョブ!」

ふぅ、スッキリした

「幼馴染!」

「ほぇ?」

男の声…!
来てくれたんだ

「なにしてんだ?こんな寒いのに」

「えへへ…風に当たりたくなって…」

半分ウソ
皆に涙見せられなかったからってのもある

「風に当たるのはいいけど、寒いだろ?」

バサッ

男の…上着

「俺の予備だから少しブカいかもな」

あったかい…
そして、男の匂いがする…

ほわほわして、かいでるだけで幸せになれる匂い
昔から、私はこの匂いが好きだった
昔よく抱きついたのもこの匂いをかぐためだった

いい匂い…

「やめろよ…」

やめたげなーい

「…」

急にどうしたんだろ
匂いかがれるのそんなに嫌だったのかな
悪いことしちゃったかな…
それとも、何か他にあるのかな…?

「どしたの?急に黙って」

「いや…なんでもないさ」

「…そう」

どうしたんだろう…ちょっと怖い顔してるし

悩みでもあるのかな?

それとも…私に…

「…」

「…まだ、当たるか?」

「え、何が?」

「風に」

「あー…」

そうだよね
そんなわけないよね…
何期待してるんだろ私

「もう、いいかな…」

もういい
うん、もう…いいの…

「…」

「なあ」

「ん?」

「カラオケ行かね?」

また?
あ!そうか、ぼっち君と根暗ちゃんとヲタ君が加わったしね

いいね、また行きたいと思ってたし…それに
男と一緒に居たいし…ね

・・・・
・・


あれー?
委員長も根暗ちゃんも居ないなぁ…

お風呂…には居ない

部屋は…さっき見たしなぁ

食堂には…居ないか

あとは…あ、男だ

「男!」

「おお、根暗と委員長は?」

「部屋にも食堂にも、お風呂にもいなかったの」

どこいったんだろう


「予測はついてるんだけど…」

なんで…だろう?

ガチャッ

「やっぱり…」

あ、皆出てきた…
なにしてたんだろう?

・・・・
・・


「委員長ー!友くーん!はーやーくー!」

早く歌いたい
沢山男と一緒に居たい

ただそれだけの為に、私は走る
いやまあ、テンション任せなところが大半だけど…

「ほら、ここ階段だぞ!転けるなよ!」

心配御無用!
走りぬけちゃうよっ

ガッ

「あっ…」

体制が崩れる
体が180度反転して、男が見える。ヤッホー元気?
なんて考えてるうちにどんどん倒れてゆく
あ…前にもこんな事あったような…
もう少し早くデジャヴしたら回避できたかもね
死ぬのかなぁ…ここ高いしなぁ…

「幼馴染!!」

ガッ…ゴロゴロゴロゴロゴロゴロガッ

男…?

・・・・
・・・
・・


「おとこ!」

「おとこ!!」

「男ぉ!」

起きて!起きてよ!!
なんで男が!
私のせいだ…私が転けたから!
起きてよ!起きてよおおお!
男!!
ねえ!
男ったらぁぁぁあ!

「男おぉ!」ベシベシベシベシベシベシ

「あててててて」

私のせいだ…私の…うううううう

「男!起きてよぉぉ!」ポロポロ

「起きてる!起きてるから!」

起きてよおおおおおっ…?
あり?

「もう起きてるから!」

起きてたあ!!!
ごめんねぇ!叩いて痛かったねええぇ
男ぉ!ごめんねぇぇ…男ぉ…
うわあんっ!

男「こんなにピンピンしてんだ、問題ないって」

良かった…良かったぁ
男が死んじゃったら…私…私…

・・・・
・・・
・・


はしゃぎすぎた
喉がまた痛い…

でも、楽しかったなぁ
また皆で来たいな…えへへ

・・・
・・


お寺!お寺!
お寺あるなんて初耳だなぁ
楽しみだなぁ!
なんと言うか、凛とした空気が良いよね
どこか清潔な空気が漂ってさ

「明日5時ならそろそろ解散の方がいいかもね」

「んー…そうだな、多分起きれないだろ」

「それじゃあ…」

「おう、また明日な」

「おやすみなさい」スタスタ

「良い夢を」スタスタ

「乙でござる」スタスタ

「…」

「俺らもいくか」

「だな」

あれ…なんだろ…

変だな…
なんか…嫌だ

あれ…?
皆…遠くに行っちゃうような…

嫌だ…そんなの嫌だよ…

なんで…こんな気持ちになるんだろ…
怖いよ…嫌だよ…

・・・・
・・・
・・


「頭ではわかってるんだけど…」

「そうか…」

「…」グスッ

男…は何も感じなかったのかな
私が変なだけなのかな…
嫌だよ…皆と離れたくないよ…

ぎゅっ

え…?

「ふぇ…」

「心配すんな、皆とはまた明日会える」ぎゅうう

男は…優しいなぁ…

・・・・
・・・
・・


ガチャ

パタン

はぁ…
落ちついたけど…まだなんかなあ

委員長…は、もう寝てるかな
あ、ベット膨らんでるや
寝てるみたい

…シャワー浴びて寝よう
思い過ごしだよね…きっと…

・・・・
・・


委員長、起きないなぁ

まあ、私が少し早く起きただけだけど

でも、そろそろ起きないとヤバイよねぇ

「委員長…」

「委員長!」

ダメだ起きない
どうしよ
あ、そうだ

「委員長、友くんが来てるよ!委員長!」

「はい!」

タタタタタ…

パタン

どうしよう
部屋の外行っちゃった

どうしよう…

・・・・
・・・


結局戻ってきた委員長にワキワキされちゃった
でもまだ眠そうだなぁ

あ、男だ!

「おはよー!」

「おはよう」

「幼馴染ちゃんも元気だな」

「委員長さんは…?」

え?隣に居たはずだけど…

「どうも!皆様おはようでござ…ん?」


ズルッ…ペタン…ズルッ…ペタン


「あ、あ、あ、悪霊退散ぁぁああん」

「しつ…れいね…」ズルッ…ペタッ…

キャー貞子よ貞子!
委員長怖いよぅ

・・・
・・


さて!ご飯も食べたし…山登りだあっ



・・・・
・・・
・・


今日は…楽しかったなあ
男にも告白されちゃったし…えへへぇ

幸せだなぁ

あ、バス動くみたい

寝ようかな
楽しい夢でも見よう
皆で…また…遊ぶ夢でも…

・・・・
・・・
・・


次に目を開けた時、状況の理解に5秒ほどかかった
なるほど
今までの事は夢だったんだ
多分、土が流れ込んでくるところまでは現実で…

そこまで考えて、私は考えるのを辞めた
何故なら、あの瞬間
土が入って来て、友達が吹き飛ばされてゆくのを視界の端に捉えていたから
そもそもあの渓谷に落下して生き延びるなんて奇跡だ

つまり…私以外の皆は…おそらく…
委員長も
友くんも
ヲタくんも
ぼっちくんも
根暗ちゃんも
…男も

そこまで考えた時、病室の外から大好きな声が聞こえた

男だ…!

体を起こそうとしたとき、初めて右手の違和感に気付いた

恐る恐る右手を開いてみると、そこにあったのは…



fin

以上終了!
友編とか考えてたけれど、蛇足になるだけなので辞めておきます

長々とお疲れ様でした
そして、ありがとうございました


>>470
申し訳ないです

なにぶん書き溜めなもので融通が…

僕の書くssは基本バッド風味なハッピーエンドです…ごめんなさい

リトバスか乙

完結し、暫くしてからのレスごめんなさい

とあるところでリトバスのパクリだと騒がれていまして、弁解しにまいりました

まず始めに、リトバスとか言うのを>>497さんのレスで初めての知りました
知らない作品をパクれと言われても無理なお話しでありまして

そして、このssを閃くきっかけになったのは涼宮ハルヒの追想というゲームからですどちらかといえばそちらのパクリだった気もしなくはないです

見苦しい言い訳だと思われるかもしれませんが、決してパクった訳ではありません

これを見てくださっている方がいらっしゃるとは思えませんが、一応以上で弁解とさせて頂きます

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2013年09月09日 (月) 18:57:03   ID: z9qS9tsz

まぁリトバスでしたな。

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