男「俺が臭すぎる」(7)

男「たった今、俺は自分の臭いを嗅いだ・・・」

男「そしてわかった・・・」

男「俺は臭い!」

男「さすがは3ヶ月も風呂に入っていない男だ・・・」

男「革靴を履いた後の靴下の臭いを濃くしたような激臭が漂っている・・・」

男「そして自分でも気絶しそうだ・・・」

男「妹よ・・・超いい匂いの妹よ・・・早く帰って来て・・・」

男「この臭いを中和してくれ・・・」

男「この臭いで部屋の観葉植物が枯れ・・・」

男「食パンからきのこが生え・・・」

男「畳がワラになった・・・」

男「壁紙は変色し・・・」

男「スーツはファーのコートと化し・・・」

男「コタツは腐ってふにゃふにゃになった・・・」

男「なぜ・・・なぜ俺は風呂に入らないんだ・・・」

男「それはただ面倒だからだ・・・」

男「せめてチンコぐらい洗えだって?」

男「確かに今、股間が猛烈に痛がゆい・・・」

男「だが、原始人はチンコを洗わないじゃないか・・・」

男「それにすぐ色んな液体で汚れるのだから洗う必要は無いのだ・・・」

男「ところで体が汚れていると・・・」

男「着ている服まで汚れてしまう・・・」

男「今、俺は全裸だ・・・」

男「そしておにぎりを食べている・・・」

男「冷たいお茶を飲んでいる・・・」

男「えっ、逆になぜ3ヶ月前に入ったかって?」

男「その日は健康診断だったからだ・・・」

男「母の監視下で無理矢理洗わされたぜ・・・」

男「排水口が5回は詰まったぜ・・・」

男「そして・・・髪が全部抜けていたぜ・・・」

男「俺は今、はげで裸だ・・・」

男「真っ黒な座布団の上に体育座りをしている・・・」

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