池上彰の学べるニュース【聖杯戦争】 (626)

池上彰「まずこちらをご覧ください。最近こんな言葉を見かけたりしませんか?」


『冬木市』『サーヴァント』『聖杯戦争』


土田「あーっ、なんか過去の歴史人物を呼び出す何かのヤツですよね?」


池上彰「はいそうです。これは、今絶賛大人気アニメの『Fate/stay night』に関連するキーワードなんですよ~」


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1417399213

劇団ひとり「『聖杯』ってキーワードをよく見かけますけど、これって何なんですか?」

池上彰「いい質問ですねぇ」

池上彰「説明しますと、この作品における『聖杯』というのはどんな願いも叶えてくれる万能の『願望器』なんですよ」

劇団ひとり「そんな凄いモノなら僕も欲しいですねw」

土田「でもそこにあるワードには『聖杯戦争』って書いてありますよね?争ってるんですか?」

池上彰「そうです、実はこの『Fate/stay night』は聖杯をめぐる戦いが主題の作品なんですね」

池上彰「では、こちらをご覧ください。」


【聖杯戦争の歴史】
第一次聖杯戦争
第二次聖杯戦争
第三次聖杯戦争
第四次聖杯戦争【Fate/Zero】
第五次聖杯戦争【Fate/stay night】

土田「えーっ!?五回も?」

劇団ひとり「うわ〜」


池上彰「そうなんですよ〜実に二百年程争い続けてるわけですねぇ」


劇団ひとり「そんなに長い間続いてるんですね」


池上彰「では何故このようなことになってしまったのか、『聖杯戦争』を解説していきましょう。」

池上彰「でははじめに、『魔術師』というものをご存知でしょうか?」

劇団ひとり「『魔法使い』みたいなものですか?」

池上彰「少し違いますね〜、型月世界では『魔術』と『魔法』は区別されています。」

土田「『魔法』と『魔術』って一緒じゃないんですか?」

池上彰「『火をつける』という行為で例えてみましょう。土田さん、紙に火をつけるならどうしますか?」


土田「ライターを使いますね」


池上彰「ライターを使いますよね?では次に私が呪文で紙に火をつけましたとしましょう。」


池上彰「その結果、紙に火がつきました。『結果』だけをみればライターと呪文にどんな違いがありますか?」


土田「まあ変わらないですね。紙が燃えてるだけで」

池上彰「そうなんです、『一見ありえない奇跡に見えても、「結果」という一点においては、別の方法で代用ができる。』これが『魔術』なんです。」

池上彰「しかし、『魔法』だと話がちがいます。」


池上彰「ひとりさん?タイムスリップしろと言われたらどうしますか?お金はいくらでも使えると仮定しましょう」


劇団ひとり「いくらお金を積んでもタイムスリップは無理ですよ!」


池上彰「そうなんですよ、無理ですよね?それこそ『魔法』でも使わないと叶いません」


池上彰「つまり、『その時代の文明の力では、いかに資金や時間を注ぎ込もうとも絶対に実現不可能な「結果」をもたらすもの』を『魔法』と呼ぶんですよ」

土田「それで『魔術師』っていうのは魔術を使うから魔術師ってことですよね?」


池上彰「それも少し意味合いが変わってきます」


土田「それはどういう事です?」

池上彰「『魔術師』というのは学者さんなんですね。」

劇団ひとり「大学教授みたいな感じですか?」

池上彰「そう考えてもらってかまいません」

池上彰「この『魔術師』という人々は『根源』に到達することを目標に探求し続けている学者さんなんです?」


土田「池上さん?『根源』って何ですか?」


池上彰「いい質問ですねぇ、冴えてますよ」


池上彰「『根源』を細かく説明すると難しいので、語弊は有りますが『究極の知識』と捉えてください。」


池上彰「『全ての始まりであるがゆえに、その結果である世界の全てを導き出せるもの。最初にして最後を記したもの。』難しいですよねぇ」

>>18

池上彰「この『魔術師』という人々は『根源』に到達することを目標に探求し続けている学者さんなんですよ」


土田「池上さん?『根源』って何ですか?」


池上彰「いい質問ですねぇ、冴えてますよ〜土田さん」


池上彰「『根源』を細かく説明すると難しいので、語弊は有りますが『究極の知識』と捉えてください。」


池上彰「『全ての始まりであるがゆえに、その結果である世界の全てを導き出せるもの。最初にして最後を記したもの。』難しいですよねぇ」

書き溜めたらまた書きます

池上彰「土田さん、『意味合いが少し変わる』とさっき僕は言いましたよね?」


池上彰「この『魔術師』と言われる人達は、『根源』に到達するために魔術を使うから『魔術師』と言われているんですよ」


土田「へぇ〜。ハリーポッターみたいな魔術師と違うんですね」

劇団ひとり「池上彰さん。いいですか?」


池上彰「ひとりさん、何でしょうか?」

劇団ひとり「『根源』だとか『究極の知識』に到達するのに何故『魔術』を使うんですか?」


池上彰「良いところに気がつきましたねぇ」

池上彰「では、例え話をしましょう。山の上に大きな湖がありました。これが『根源』です。」

池上彰「湖という水源から流れ出た水はどうなりますか?」

劇団ひとり「えーっと....『川』になりますよね?」


池上彰「そうです、『川』となって流れ出ますよね?」

池上彰「それでは末端に行くにつれて分岐していった川の水量は水源に比べたらどうでしょう?」


劇団ひとり「そりゃあ減りますね」

池上彰「そうです、分岐すれば分岐するほど流れる水の量は少なくなりますよねぇ」

池上彰「ここで、この話を基準に『川の分岐点』は人の意識が関わった地点と考えてください」


池上彰「人に知られれば知られるほど川は分岐して水流が減るんですねぇ」


池上彰「ここで川の分岐してないところを探すならどうしますか、ひとりさん?」


劇団ひとり「みんなの知らないモノを探しますね」

池上彰「そうです。『知らないモノ』『知られていないモノ』これらのキーワードが『神秘』と呼ばれていまして、『魔術師』が『魔術』を使う理由なんですよ〜」


土田「へぇ〜」


池上彰「ザックリと説明すればそんな話です。」


池上彰「こういった考え方で『魔術師』の方々は日々を過ごしているんですねぇ」

池上彰「それでは本題に入りましょう、こちらをご覧ください」


【第一次聖杯戦争】


土田「最初の争いですか?」


池上彰「そうですね、およそ1800年頃に開催された最初の『聖杯戦争』です。」

劇団ひとり「まんま江戸時代ですよね、これ」


池上彰「そうです、しかも開催地は日本なんですよ〜」

劇団ひとり「どうして日本でやるんですか?」

池上彰「それは後ほど詳しく解説します」

池上彰「では、」


パッ
【御三家】



池上彰「みなさん『御三家』というものはご存知でしょうか?」


土田「徳川幕府のヤツしか知らないですね」


池上彰「土田さん、徳川幕府は関係ないですよ〜」


池上彰「簡単に説明しますと、『御三家』というのは『聖杯』を作った人たちのことなんですよ。聖杯戦争の原因とも言いかえることができますねぇ」


劇団ひとり「『三』っていうことは三人いるんですか?」


池上彰「三人と言うよりは三つの魔術師の家系と考えてください」

パッ


御三家
【アインツベルン】
【遠坂】
【間桐(マキリ)】

とりあえずみなさんおやすみなさい
m(_ _)m

毎度題材の選び方がいいなww

池上彰「フリップをご覧になってください」


池上彰「この『アインツベルン』『遠坂』『間桐(マキリ)』の三つの名前がありますよね?この三家がいわゆる『御三家』と言われる家系なんですよ」


土田「間桐がマキリとか書いてあるのは何なんでしょう?」


池上彰「細かくはお話できませんが、『間桐』は元々はロシア系の家系だったからだという説があります」

池上彰「さて、さっき魔術師が『根源』だとか『究極の知識』を求める学者さんだとか簡単にお話しましたよね?」


劇団ひとり「はい、聞きました」

>>35
ネタとかクロスが好きなんですよ

池上彰「『アインツベルン』『遠坂』『間桐(マキリ)』は『魔術師』の方々です」


池上彰「つまり、どうやって『根源』にたどり着こうか考えてる人達なんですねぇ」


劇団ひとり「それがどう『聖杯』に関わってくるんですか?」


池上彰「気になりますよねぇ〜?今からお話しますよ〜」


池上彰「例えばの話ですが、現代の企業でいう『共同開発』ってどんなことを言いますでしょうか、土田さん?」


土田「企業と他の企業が技術を提携しあって商品を作る?とかですよね?」

池上彰「その通りですよ〜」

池上彰「互いの企業が自社の得意分野で技術を提供し合うことで、通常作れないような良い品物を作るのが『共同開発』です」


土田「さっき『御三家』が聖杯を作ったやら話してましたけど、『聖杯』は共同開発ってことですか?」


池上彰「そうです、『聖杯』は共同開発されたものなんですよ」


池上彰「およそ200年程前に『何でも願いを叶えてくれる万能の願望器を共同で作ろう』という思想の元に、様々な得意分野を持つ三家の魔術師が集いました 」


池上彰「三人寄れば文殊の知恵とも言いますよねぇ」


劇団ひとり「でも『聖杯』を『作った』ということは、『聖杯』を作ることには成功したんですよね?」


池上彰「そうなんですよ、目的の『万能の願望器』を作ることには成功したんです」


土田「でも何で『聖杯戦争』になったんですか?何でも願いを叶えてくれるならみんなで順番に使えばいいじゃないですか」


池上彰「良い質問ですねぇ、土田さん」

池上彰「その質問にお答えしましょう。」

離れます

池上彰「みんなで『聖杯』を作ったわけですから、願いを叶える権利は人数分ないとダメですよね?」


劇団ひとり「まあそうなりますよね」


池上彰「実は、完成した『聖杯』が使えるのは『一組』だけだったんですよ」


土田「えーっ!?」

劇団ひとり「それは酷い話ですよね」


池上彰「当然、こんな状況になったらどうなりますか?」


土田「喧嘩になりますよね」

池上彰「そうなりますよね?ここで、この三家はいがみ合うことになるんですねぇ」

土田「そんなトラブルがあったんですか」

劇団ひとり「池上さん、要するにここから『聖杯戦争』が始まるんですか?」


池上彰「ひとりさん、正確には少し違うんですよ。」

劇団ひとり「え?何でですか?」

池上彰「実は、『戦争』と呼ばれはじめたは正確にはこの次の『第二次聖杯戦争』からなんですね。こちらのフリップをご覧になってください」


パッ

【聖杯の儀式】



池上彰「土田さん、最初の時に『過去の歴史人物』がどうとか言ってましたよね?」


土田「はい、なんか戦ったりするのは知ってました」


池上彰「この『過去の歴史人物』についての説明は後ほどいたしますが、Fateの劇中では『英霊』と呼ばれていることを頭に入れておいてください」


池上彰「いわゆる『英霊』と呼ばれる存在、これが『聖杯』のシステムになくてはならない存在なんですよ」


劇団ひとり「『英霊』っていうことは、英雄とかそんな感じのニュアンスですか」


池上彰「おっ?ひとりさん、冴えてますねぇ」


池上彰「実際にギリシャ神話の英雄『ヘラクレス』だとか略奪王『アレクサンドロス大王』、アーサー王伝説の『アーサー王』といった人達が『英霊』としてFate世界にもでてきています。」


池上彰「『ヘラクレス』だとか『アーサー王』だとか皆さんもどこかで聞いたことありますよね?」

土田「映画とか物語の題材にもされたりしますよね?」


池上彰「そうなんです。『神話』や『伝説』、『功績』や『逸話』といった話は『憧れ』だとか『尊敬』の念を生みます。これが『信仰』と言われるものなんですが、」

池上彰「この『信仰』が高まると、本来は人間レベルだった存在が『精霊の領域』まで押し上げられます。この押し上げられた存在がいわゆる『英霊』ですね」


土田「凄いとか思われるだけで精霊になるって言うのはよくわからないですよ」


池上彰「そうですね、例え話をしましょう。世界一有名なハリウッド映画の俳優がいたとしますよね?たとえばトム・クルーズだとかをイメージしてください。彼はもう一般人とは存在が違いますよね?」


土田「生で会えたら嬉しくて泣いちゃいますよ」


池上彰「でも考えてください。土田さんが会ったら嬉しくて泣いちゃうぐらいのトム・クルーズも、デビュー前は無名の一般人ですよね?」


土田「まあそうですよね」

池上彰「しかし、無名のトム・クルーズが『トップ・ガン』だとか『ミッション:インポッシブル』の映画で話題になってからはどうですか?無名の一般人がどうなりましたか?」


土田「超有名人のトム・クルーズになりました」


池上彰「つまり、こんな話です」


土田「なるほど〜」

また夕方書きはじめます

月姫や空の境界、エヴァも書けそうならトライします
m(_ _)m

喧嘩はやめてな、荒れるから

コテハンに関しては特にダメだという規定がないから使ってるわけで、それを使うと迷惑がかかるというのならやめるけど

『ウザイ』とかそういうのは個人の意見やから気に入らなかったらサッとスレ閉じてください
m(_ _)m

>>59
つづき



劇団ひとり「その『英霊』とかの話は解ったんですけど、何故この『英霊』が聖杯のシステムに必要なんですか?あんまし関係ない感じがするんですけど」


池上彰「そう思いますよね?でも、実のところは『英霊』という存在が『聖杯』のシステムに欠かせない要素なんですねぇ」


池上彰「先ほど、トム・クルーズのお話を聞きましたよね?」


劇団ひとり「有名になる、ならないみたいな話でしたね、たしか」


池上彰「さらにイメージして欲しいのですが、また例え話をしましょう」

池上彰「『超売れっ子の芸能人』がらいたとして、ひとりさんはどんなキーワードを思いつきますか?」


劇団ひとり「まあ『イケイケ』だとか『人気者』、『凄い』みたいなのを思いつきますけど」


池上彰「どちらかと言えば、前向きな『パワー』をもったイメージが湧きますよね?『一般人と違うオーラがでている』みたいなものです」


劇団ひとり「そんな感じですね」

池上彰「つまり、ここでいう『英霊』は『パワフル』な存在と捉えてくださいね」


池上彰「次に『英霊』について知ってもらった上で、このフリップをご覧ください。」


【聖杯のシステム】

『空っぽの聖杯』

↓器に魔力が溜まる(英霊7体分)


『溜め込んだ七騎分をもって、英霊の魂が座に戻るのを利用し世界に孔をあけ、『根源』に至る』


土田「なんですか、これ」

池上彰「これを見たぐらいじゃよくわからないですよね?」


池上彰「説明しましょう。」


池上彰「まず『空っぽ聖杯』についてです。『万能の願望器』と言われている聖杯も、『燃料』がなければ起動しません。ここでいう燃料は『魔力』と捉えてください。」


池上彰「さて、燃料である『魔力』ですが、何処から調達しましょう?」


土田「まさかそれが『英霊』とかと関係あるんですか?」


池上彰「実は、そうなんですよ」

池上彰「さっきのお話で、『英霊』に『パワー』があると言いましたよね?ここで言う『パワー』が『魔力』なんですよねぇ」



池上彰「またまたフリップをご覧になってください」



英霊(サーヴァント)召喚

その魂(エネルギー)を聖杯に留める

繰り返し



池上彰「『聖杯の儀式』というものはとどのつまり、『目的を果たせるだけの魔力が溜まるまで英霊を召喚しては、その魂を聖杯に留める』という行為を繰り返すことなんですね」


池上彰「ここまで言ったことがある程度は解ってもらえたでしょうか?」


土田「まあなんとか」


池上彰「さらに話は続きますよ、最初のほうのお話で『魔術師』について述べました」

池上彰「彼らの目的は『根源』にたどり着くことですよね?どうやって『根源』にたどり着こうと考えたと思いますか?」


劇団ひとり「さっきのフリップで『世界に孔をあける』だとか書いてありましたけど」

池上彰「そうですね、『溜め込んだ七騎分をもって、英霊の魂が座に戻るのを利用し世界に孔をあけ、【根源】に至る』 とありました」


劇団ひとり「なんかパッとしませんね」


池上彰「少し難しいですね。では解説しましょう」


池上彰「みなさんは仕事が終わったらいつも何処へ行きますか?」


土田「家に帰りますよ」


池上彰「『住んでいる所』に帰っちゃいますよね」

池上彰「これは『英雄』も同じでして、召喚されて呼び出された『英霊』も仕事が終わったら『住んでいる所』に帰ってしまいます」

池上彰「この住んでいる所がいわゆる『英霊の座』と呼ばれる場所なんですが、『聖杯』を作るにあたって御三家の人達は考えました」


池上彰「『これを利用して『根源』に至ろう』と」


劇団ひとり「利用したとして、それで『根源』とか行けるものですか?」


池上彰「そう思っちゃいますよね?実はこれが可能なんですよ。これをみてください」

パッ

我....|壁|....
々....|壁|.『
の....|壁|....根
住....|壁|....源
む....|壁|.......』
世....|壁|....
界....|壁|....



池上彰「我々の住む世界と『根源』を隔てる壁があるとしましょう」

池上彰「『根源』に行きたいのに壁が邪魔ですよね?」

すいません飯落ちします

続きは朝書くつもりです。矛盾とか変な所があったら指摘してください

ではノシ

>>85から説明直しますたぶん、、、、

wikiとかまとめ読み漁りながら例え話考える作業になりかけてるわ

もっとわかりやすくなるよう頑張りますぜ

じゃあ召喚するエネルギーはどうなってるの?
聖杯にそのまま突っ込めばいいし、そもそも空っぽの状態で召喚できる意味が分からん。

触媒は所詮触媒だろうし

>>100
すまん、遠坂が貸してた土地の話をすっかり忘れてたわ
指摘してくれてありがとう少し書き直すわ


池上彰「>>100さん、いいご指摘ですよ〜!冴えてますねぇ」

池上彰「召喚に使う『魔力』は霊脈のある土地から時間をかけて吸い上げ、聖杯に蓄えています。説明不足でしたね」

池上彰「『召喚に使う魔力を使って聖杯を起動させろよ』との話も出ましたが、これに関しては明日説明させてもらいましょう」

>>84から修正

池上彰「ここまで言ったことがある程度は解ってもらえたでしょうか?」


劇団ひとり「質問いいですか、池上さん?」

池上彰「はいどうぞ、」


劇団ひとり「『英霊』を呼び出すのに『コスト』とか『手間』みたいなものはかからないんですか?」


池上彰「いい質問ですねぇ」


池上彰「召喚にかかる『コスト』というモノはあります。これは『マナ』
と呼ばれていまして、いわゆる『力の源』と捉えてください。」


池上彰「『聖杯』は『英霊』の召喚に必要な『マナ』を時間をかけて『土地』から吸い上げて溜め込みます。」


池上彰「必要分が溜まったら召喚が可能なんですねぇ」

池上彰「もう一つ、ひとりさんは『手間もかかるんじゃないか?』というようなことをおっしゃいました」


池上彰「実はこの『手間』についてなんですが、」


池上彰「本来『英霊』の召喚には人の手に余るような複雑な魔術儀式が必要なんです。要するに普通に召喚するならとんでもなく『手間』がかかります」


池上彰「しかし、『聖杯』を作った人達は『必要な【手間】は全て聖杯に予めやらせたほうが楽じゃない?』というアイデアを思いついていたので、」


池上彰「実質、『英霊』の召喚のほとんどは『聖杯』やってくれています。人が召喚に関わるのは最後に呼び出す時ぐらいですね、恐らく」

池上彰「ひとりさんは電話を使いますよね?」


劇団ひとり「はい、よく使いますよ」


池上彰「個人で電話をするのに、『回線』を引いたり『中継機』で繋ぎ直したりすると凄く『手間』がかかります。」


池上彰「しかし、実際は電話会社が全ての『手間』を肩代わりしてくれているので、ひとりさんは『番号を入力』するだけで電話ができるわけです」


池上彰「ちなみに『電話』に相手が出ないとお話できないように、『召喚』も呼び出される相手が応じなければ成立しません」


池上彰「わかってくれましたか?」


劇団ひとり「はい、ありがとうございます」

池上彰「さらに話は続きますよ、最初のほうのお話で『魔術師』について述べました」

池上彰「彼らの目的は『根源』にたどり着くことですよね?どうやって『根源』にたどり着こうと考えたと思いますか?」


劇団ひとり「さっきのフリップで『世界に孔をあける』だとか書いてありましたけど」

池上彰「そうですね、『溜め込んだ七騎分をもって、英霊の魂が座に戻るのを利用し世界に孔をあけ、【根源】に至る』 とありました」


劇団ひとり「なんかパッとしませんね」


池上彰「少し難しいですね。では解説しましょう」


池上彰「みなさんは仕事が終わったらいつも何処へ行きますか?」


土田「家に帰りますよ」


池上彰「『住んでいる所』に帰っちゃいますよね」

池上彰「これは『英雄』も同じでして、召喚されて呼び出された『英霊』も仕事が終わったら『住んでいる所』に帰ってしまいます」

池上彰「この住んでいる所がいわゆる『英霊の座』と呼ばれる場所なんですが、『聖杯』を作るにあたって御三家の人達は考えました」


池上彰「『これを利用して『根源』に至ろう』と」


劇団ひとり「利用したとして、それで『根源』とか行けるものですか?」


池上彰「そう思っちゃいますよね?実はこれが可能なんですよ。これをみてください」

パッ

我....|壁|....
々....|壁|.『
の....|壁|....根
住....|壁|....源
む....|壁|.......』
世....|壁|....
界....|壁|....



池上彰「我々の住む世界と『根源』を隔てる壁があるとしましょう」

池上彰「『根源』に行きたいのに壁が邪魔ですよね?」

劇団ひとり「壁があったらどう頑張っても向こう側にいけませんね」


池上彰「さっき英霊が『英霊の座』に帰るのを利用するって言葉がでましたよね?」


劇団ひとり「はい」


池上彰「さて、問題です。『英霊の座』は何処にあると思いますか?」



我....|壁|....
々....|壁|.『
の....|壁|....根
住....|壁|....源
む....|壁|.......』
世....|壁|....
界....|壁|....


劇団ひとり「う〜ん、利用するとかならもしかして壁の外側ですか?」


池上彰「おみごとです。『英霊の座』はこの世界の外側にあるんですよ」

池上彰「この『英霊の座』なんですが、『根源の中』にあると言われています。」



我....|壁|....
々....|壁|.『
の....|壁|....根
住....|壁|....源
む....|壁|.......』
世....|壁|.... ■←英霊の座
界....|壁|....


池上彰「召喚される『英霊』は壁に「孔」をあけてこの世界にやってきまして、」


◆←英霊(サーヴァント)

我....|壁|....
々....|壁|.『
の....|壁|....根
住....|壁|....源
む....|壁|.......』
世←◆≡≡≡≡....
界....|壁|....



池上彰「戻る時も『孔』をあけて帰っていきます。」


◆←英霊(サーヴァント)

我....|壁|....
々....|壁|.『
の....|壁|....根
住....|壁|....源
む....|壁|.......』
世≡≡≡≡◆→....
界....|壁|....

池上彰「改めてこのフリップをご覧ください。」



【聖杯のシステム】

『空っぽの聖杯』

↓器に魔力が溜まる(英霊7体分)


『溜め込んだ七騎分をもって、英霊の魂が座に戻るのを利用し世界に孔をあけ、『根源』に至る』




池上彰「ここで最後の『溜め込んだ七騎』という部分、ここが重要なんですよ」


池上彰「『英霊』七体分を聖杯に留めるたとしましょう、この人達に一気に帰ってもらったらどうなるでしょうか?」


土田「もしかして、大きな『孔』があくんですか?」


池上彰「そうなんです、話をわかってくれましたねぇ」

それなら全員一気に七騎召喚すればその時点で根源に至れるんじゃね?

池上彰「ご覧ください」

◆←英霊(サーヴァント)

我....|壁|....
々....|壁|.『
の....|壁|....根
住....|壁|....源
む....|壁|.......』
世..≡≡≡◆→
界....|壁|....


池上彰「本来はこれだけしかあかない『孔』が」

◆←英霊(サーヴァント)
............|壁|.......
我..≡≡≡◆→.....
々.≡≡≡◆→.『
の.≡≡≡◆→....根
住≡≡≡◆→.....源
む≡≡≡◆→........』
世..≡≡≡◆→......,
界..≡≡≡◆→........
............|壁|.........


池上彰「七体分だとこうなります」


土田「ガッツリあきましたね」

>>112
それは自分も気になって調べたんだが、『溜めて解放して大穴をあける』ということしか書いてないから、恐らくは召喚の方式的に無理なのか
もしくは、散らばって一気に来ちゃうとかはあるかも
『コンセプトとしてこうだった』と考えたほうがいいかな

正解誰か知ってたら教えて欲しいお

まあ本編でも触れときます、質問ありがと


ゲスト>>112「それなら全員一気に七騎召喚すればその時点で根源に至れるんじゃね?」

池上彰「鋭い質問ですねぇ。これに関しては正しい説明ができるか自信がないのですが、頑張ります」

池上彰「例え話です。目の前に薄い木の板があったとしますね、これにパチンコ玉を思いっきり投げつけると穴が空くと仮定しましょう。」


池上彰「『パチンコ玉』は合計七個あるとして、これをバラバラのまま七個一気に投げるとどうなりますか?」


劇団ひとり「七個バラバラの穴が空きます」

池上彰「そうなりますよね、」

池上彰「では、こんどは七個分のパチンコ玉を溶かして一つの塊にしたと仮定します。」

池上彰「木の板に投げつけたらどうなりますか?」

劇団ひとり「たぶん、バラバラに投げたより大きな穴が空きます」


池上彰「そうです。とりあえずはこんな話です。」


池上彰「まとめますと、英霊七体分で空けた大きな『孔』を利用して『根源』に至るのが『聖杯』を作った目的でした」


池上彰「さて、ゲストさんにも参加いただいて『聖杯の儀式』や『根源に到達する具体的な方法』のおおまかな説明ができました」


池上彰「ここから『戦争』になっていった経緯を説明していきましょう」

一旦はなれます

未だに座についてよくわからん
世界によって管理されてるデータベースって事でええの? でも「聖杯戦争での出来事を『記録』として読める」って事は単なる保管庫でもないわけだしさ

昼過ぎまた書き始めます

『疑似餌』だとかの質問は後々に本編で触れるので少々お待ちを

『英霊の座』についての話は掘り下げて解説出来るようがんばりますね

池上彰「>>119まででお話しました内容の続きを説明して行く前に、ゲストの>>133さんから質問がありました」


池上彰「『英霊の座』についてもう少し掘り下げた説明が欲しいということで、私の知っている限りでお話しましょう。」


池上彰「ついでに説明の抜けていた話もここでしますので、とりあえずフリップをご覧になってください」




【英霊の座】
英雄以上の優れた魂(英霊)が死後保管されている場所。
『時間の概念』が存在しない空間であり、過去から未来までの魂もそこに存在している。

『サーヴァント』はその英霊の分身もしくはコピー的な存在が実際に体を与えられている存在。(一部、例外は存在する)




池上彰「先ほどからお話していた『英霊』ですが、彼らは生前の逸話や伝説からくる『信仰』によって『英霊』になりました。」

池上彰「死んでから『英霊』となった彼らは『英霊の座』に行き着きます。これは私達が死んで、『天国』や『地獄』に行くといった感じのモノです。」


池上彰「また、この『英霊の座』は『私達の住んでいる世界』には存在しません。いわゆる『異次元』です。」

池上彰「だから、ここには『私達』のような『時間の概念』もありません。これにより『未来の英霊』もここに集まって来ます。」

池上彰「さらに続きますよ。ここでは説明の抜けていた所についてお話します。」


池上彰「『英霊の召喚』についての説明はさっきしましたよね?」

土田「聖杯に留めて世界に『孔』をあけるだとかでしたよね」


池上彰「はい、そうです。この『召喚された英霊』なんですが、召喚された彼らは『サーヴァント』と呼称されています」


池上彰「この『召喚された英霊』である『サーヴァント』、」


池上彰「実は『英霊本体』ではないんですよ」


土田「えぇーーっ!?」

このシステムって、某ルートグッドエンドで現代に残ったセイバーがいる裏で、別の聖杯を求めて戦いを続けてるセイバーもいるのかな
それともコピーは一つだけ?

池上彰「説明が抜けていて申し訳ありません。補足程度に付け加えてください」


池上彰「『英霊』の召喚にあたって、『英霊そのもの』を召喚するのは不可能でした。」


土田「なぜ不可能なんですか?」


池上彰「何故『不可能』か?というお話ですが、これについては私も勉強不足で上手く説明できません。ごめんなさい」


池上彰「一応『英霊本体を召喚できるのは"世界"だけ』という型月世界の設定が存在します。この『世界』とは神様みたいなイメージで捉えてください。」


池上彰「さて『英霊本体』の召喚が不可能なら、以前に話しました『聖杯』による『根源』の到達が無理になりますよね?」


土田「たしかに、」


>>142
パラレルワールドが存在するならありえると思う(あってるかどうかはわからん)

あとセイバーに関してはは正式な英霊じゃないからあてはまらないかも

池上彰「しかし、『聖杯』を作った魔術師の方々はこれを上手く解決したんですよ」


劇団ひとり「どうしたんですか?」


池上彰「気になりますよね?」


池上彰「どうやって解決したかと言いますと、『英霊の情報(英霊の最高純度の魂)』を使用して分身を作ったんですねぇ。この分身がいわゆる『サーヴァント』です」


土田「情報?分身?」


池上彰「あえてここで質問です、土田さんは最近どんな映画を観ましたか?」


土田「この前『007』の映画を観ましたね」

池上彰「面白い映画ですよねぇ。私も好きですよ〜。さて、土田さんは『007』の映画を映画館でご覧になったとします。ここで『映画館で観る007』を『英霊本体』と考えてください。」


池上彰「次にしばらく時間が経ってから『007』のDVDがリリースされました、この『DVDで観る007』をサーヴァント」


池上彰「さて、土田さん。『映画館で観る007』と『DVDで観る007』は内容はどうでしょう?」


土田「同じ『007』です」

>>146修正



池上彰「しかし、『聖杯』を作った魔術師の方々はこれを上手く解決したんですよ」


劇団ひとり「どうしたんですか?」


池上彰「気になりますよね?」


池上彰「どうやって解決したかと言いますと、『英霊の情報(英霊の最高純度の魂)』を使用して分身を作ったんですねぇ。この分身がいわゆる『サーヴァント』です」


土田「情報?分身?」


池上彰「あえてここで質問です、土田さんは最近どんな映画を観ましたか?」


土田「この前『007』の映画を観ましたね」

池上彰「面白い映画ですよねぇ。私も好きですよ〜。さて、土田さんは『007』の映画を映画館でご覧になったとします。ここで『映画館で観る007』を『英霊本体』と考えてください。」


池上彰「次にしばらく時間が経ってから『007』のDVDがリリースされました、この『DVDで観る007』をサーヴァントとします」


池上彰「さて、土田さん。『映画館で観る007』と『DVDで観る007』は内容はどうでしょう?」


土田「同じ『007』です」


池上彰「つまり、こんな感じの話なんです」

池上彰「『映画館で観る007』と『DVDで観る007』は臨場感や画質は異なりますが内容は『同じ』です。要するに『英霊本体』と『サーヴァント』は質は異なりますが『内容』は同じなんですね」


土田「なるほど」


池上彰「『データ(最高純度の魂)』だけこちらにもってきて、聖杯によって『記録媒体(仮の肉体)』に焼かれたのが『サーヴァント』ということです。」


池上彰「もちろん『英霊の座』から取り寄せた『情報(最高純度の魂)』を使っているので、出退の際には世界に『孔』があきますから目的は達成できるというわけですね」

なんかごちゃごちゃしてすいません
m(_ _)m

また離れます。次は戦争について書けたらいいなぁ...

>>142
Fateの3つのルートは一つが選ばれると残り二つの可能性は消えるとか何とか 
きのこが確か言ってた筈

>>154
いや、劣化コピーであってる
宝具に昇華っていうのは英霊になった時点の話だから関係ない
聖杯戦争に呼ばれてる英霊は軒並みクラスというハコに入れるよう能力を落として召喚されてる
英霊本体の強さは生前の全盛期並みかそれ以上

>>169
サーヴァントを呼ぶときは英霊に聖杯いりませんかーって呼びかける
聖杯という概念がない東洋の英霊なんかは聖杯?なにそれいらね、ってなるから召喚できない

質問は一通り終わってからにしよう 収集つかなくなる

うおおお!?むっちゃ議論おきてる....

とりあえずサーヴァントが『クラスに応じて能力が削られる』っていうのは
>>148までの映画の例えの続きで考えて、『映画館の映画』が『DVD』や『Blu-ray』に移植されるイメージで考えてもらいたいです。

『Blu-ray』と『DVD』を比べると音質や画質に差が出るのて、これが『クラスに応じて能力が削られる』という話だと思います。


『映画館の映画』だったら『音響』『迫力』なりがあるけど、『DVD』とかの記録媒体でみる映画だとそれが無いので『劣化コピー』という砕けた例えで考えていますが、間違ってたらすいません
m(_ _)m


>>171さんの解説めっちゃ助かります

『東洋の英霊』に関してですが、world materialのQ&Aの項に載っている内容で、「日本が舞台なのに国産の英霊が少ないのはなぜ?」との質問が載っているそうです。あくまで「少ない」という質問に対して原作者の奈須さんは「その通りです」とだけ答えています。
つまり、召喚できないとはされていません。

ここに関しては奈須さんの考え方しだいですね。
とりあえず五次アーチャーは一応東洋の英霊だから触媒があればできるかもしれません

とりあえず続き



池上彰「先程から多くのゲストの方々が参加してくれまして、それぞれ皆さんが知っている知識や考えで議論してくれました」


池上彰「ゲストの皆さんは『Fate』が大好きなんですねぇ。私もまだまだ勉強不足です」


池上彰「『設定』に関して各自で色々な解釈や考え方が存在しているようです。このような話し合いは私は大好きですよ〜」


池上彰「さて、ここからは番組の時間が押してまいりましたので、『聖杯戦争』の説明に戻りましょう」

ごめん....徹夜で桃鉄してたから続き昼から書きます

池上彰「先程まで、『聖杯の儀式』などについてお話しさせていただきましたよね?」


池上彰「話は『聖杯を使えるのが一組だけ』と発覚する前に戻ります、」


池上彰「根源に到達するための『孔』をあける英霊は七体必要だとお話ししました。このためサーヴァントを七体召喚しなければなりません」


池上彰「このサーヴァントの召喚なんですが、1人につき一体しか召喚できません。このため儀式を執り行うためには七人の魔術師が必要でした」


池上彰「ここで、『聖杯』を作った御三家の魔術師の方々が『三人』だったので、のこる四人を何処から呼ばなければなりませんでした」


池上彰「関係者は三人で部外者が四人ということです」

池上彰「当初は『皆さん、私たちの奇跡達成の瞬間を目の前で見たくありませんか?歴史の証言者になれますよ?』といったような呼びかけで残りの四人を集めて儀式を執り行うことになりました。」


池上彰「しかし実際に儀式をしてみると『聖杯を使えるのは一組だけ』ということが発覚してしまいまして、御三家の方々が喧嘩を始めてしまったんですねぇ。」


池上彰「さらにトラブルは続きます。それは、いざ『召喚』したサーヴァントが命令を聞いてくれないことです」


劇団ひとり「それは何か問題でもあるんですか?」


池上彰「はい、大問題です」

池上彰「フリップをご覧ください」

池上彰「つまり、ここでいう『英霊』は『パワフル』な存在と捉えてくださいね」


池上彰「次に『英霊』について知ってもらった上で、このフリップをご覧ください。」



【聖杯のシステム】

『空っぽの聖杯』

↓器に魔力が溜まる(英霊7体分)


『溜め込んだ七騎分をもって、英霊の魂が座に戻るのを利用し世界に孔をあけ、『根源』に至る』




池上彰「『器に魔力が溜まる』という段階がありますが、これはどうやって器に『溜める』と思いますか?」


劇団ひとり「う〜んよく思いつきません」

池上彰「実はややこしいお話なんですが、サーヴァントに『死んでもらう』んですよ。」


劇団ひとり「えぇ!?何でですか??わざわざ呼び出しといてそれって!??」


池上彰「なんか気の毒なお話しですよね。説明しましょう。」


池上彰「召喚された『サーヴァント』は『聖杯』に仮の『肉体』を与えられることで『私達の住む世界』にうまく留まることができます。」


池上彰「例えですが、『風船』があったとしましょう。そのままでは何処かに飛んで行ってしまいますよね?」


土田「子供の頃にうっかり手を離しちゃって風船を無くしちゃった思い出ありますね」


池上彰「ここで、『風船』が何処かに行かないように留めるものが『聖杯に与えられた肉体』ですね。」


池上彰「肉体がなければ『英霊の座に 』に戻ってしまいます」

池上彰「要するに、サーヴァントに死んでもらうのは『バラバラの容器に入った液体を一つの器に移す作業』と捉えてください」


池上彰「サーヴァントにも自我があるので『死んでくれ』なんて頼まれても困りますよね?」

劇団ひとり「僕は嫌ですねw」


池上彰「さて。この『聖杯の儀式』なんですが、『聖杯は一組の願いしか叶えない』『サーヴァントが命令を聞かなくて聖杯に溜められない』といった二つのトラブルが起きました」


池上彰「このため、『聖杯の儀式』は大失敗に終わりました」

今さらだけど英霊召喚って魔法に近いことしてる?

>>186

池上彰「過去にアインツベルンには『天の杯(ヘブンズフィール)』という魔法を使える人がいました。」


池上彰「これは『魂を物質化』させる魔法なんですよ」


土田「何が凄いのかわかりませんよ、それ」


池上彰「う〜ん。パッしませんね。お話ししましょう。」

池上彰「先ほど、サーヴァントが『この世界に留まってもらうために肉体を与えられる』とお話ししました」


池上彰「ここでアインツベルンの『天の杯(ヘブンズフィール』の魔法が使われています。」


池上彰「『物に触れる』という行為は『肉体』がなければできません。」


池上彰「『幽霊』を思い出してみてください、壁を通り抜けちゃったり、私達には見えなかったりしますよね?死んでから基本的には我々には『干渉』できません。『肉体』がありませんから」




池上彰「ここで最初に『魂の物質化』と言った話に戻ります。実はこの『魂の物質化』なんですが、『魂や幽霊』といった状態で『肉体』の機能が使えるようになるんですよ。」


土田「???」


池上彰「以外とシンプルな話ですよ、ゲームソフトに例えてみましょう。」


池上彰「テレビゲームをするのにテレビ以外で必要なモノはなんですか?」


土田「ゲーム機本体とソフトですね」

池上彰「ここで『ゲーム機本体』を肉体、『ソフト』を魂だとか幽霊としましょう」


池上彰「ある日、私がアイドルマスターで遊びたいと考えたとします。
アイマスのソフトを買ってきましたが、肝心のゲーム機本体を買い忘れてしまいました。遊べますか?」


土田「明らかに無理ですよね」


池上彰「ゲーム機本体がないのでテレビに『干渉』できませんよね?」


池上彰「ここでどうしてもアイマスを遊びたい私は、第3魔法『天の杯(ヘブンズフィール)』を行いまして、アイマスの『ソフト』がゲーム機本体の機能を兼ねられるようになりました。」


池上彰「テレビに映像や音声やら操作を伝えられるようになった今回はどうですか?」


土田「プロデューサーになれます」

池上彰「これが『魂の物質化』ですね」

池上彰「さらに例えを続けますと、『ソフト』だけで遊べるので『ゲーム機本体の故障』の心配がありません。そもそもゲーム機本体が存在しませんので。」


池上彰「要するに『肉体』がなくても機能だけが兼ねられるので、魂が生き続ける限りは実質的に不老不死です。すごいですね」


劇団ひとり「『魂の物質化』が使えたら僕もずっとテレビに出られるじゃないですか!」


池上彰「そうですね、私も使えるようになりたいモノですねぇ」

今日は昼から用事あるので続きは夜です

しかも魂は本来傷つく事もなく劣化することもないから不老不死かつ不死身
アインツベルンは一体どうやって失ったのか

>>195
何故失われたかも不明で使い手も行方不明というのが公式設定やでこればかりは説明できないかな、すまない

池上彰「さて、話は>>185に戻ります。」


池上彰「『聖杯を使えるのは一組』『サーヴァント』といったトラブルによって大失敗に終わってしまいましたね。」



池上彰「この出来事は後に『第一次聖杯戦争』と歴史の中で呼ばれることになりました。」



池上彰「しかし、実際に『戦争』という側面を持つのは次の『第二次聖杯戦争』からなんですねぇ。」



池上彰「ここから今までお話ししたことを踏まえて、『第二次聖杯戦争』からの説明をしていきましょう。」



池上彰「聖杯が起動する準備段階で、『サーヴァントを召喚』するための魔力を貯める必要があります。これを貯めるのにかかる年数が実に数十年程。」



池上彰「それぐらいかかるものですから、『第二次聖杯戦争』の開催は最初の時から約60年後の1860年に始まりました。」



劇団ひとり「60年!?最初にいた人は歳とったり死んだりしてますね」


池上彰「前回の『聖杯を使えるのは一組のみ』というトラブルから、御三家の人達は当初の同盟の契約を一部残したまま破棄しました。」


池上彰「『聖杯のシステムに関してはこれまでどうりに手を貸すけども、あなたと私は敵ですよ』といったものです」

土田「なんか奇妙な関係ですね、それ」


池上彰「それだけ聖杯は魅力的なアイテムなんです」


池上彰「 まだ話は続きますよ」


池上彰「先ほどの『第一次聖杯戦争』が失敗した原因に『サーヴァントが命令を聞かない』といったものがありましたよね?」


劇団ひとり「はい」


池上彰「今回の儀式ではそれについての対策がされました。」

池上彰「このフリップをご覧になってください」







http://blog-imgs-33.fc2.com/b/a/s/bassplus/fate9-4.jpg


池上彰「実は、このフリップにはある共通点があります。どういった共通点があると思いますか?」



   _ノレ从/(_
  /    \
 ( /レ(∧レヘ |

  Y \ / Y|
  | -・∧・- レヘ
  |- (_) - _ノ
  |     |
  |   ̄  /
  ヽwwwwww/
   / | | ヽ

それって金髪の人に関係あります?

   _ノレ从/(_
  /    \
 ( /レ(∧レヘ |

  Y \ / Y|
  | -・∧・- レヘ
  |- (_) - _ノ
  |     |
  |   ̄  /
  ヽwwwwww/
   / | | ヽ

それって金髪の人に関係あります?

ダブってしまった......

∧_∧      ミ
   o/⌒(;´∀`)つ ギャハハ!ズレてるズレてる!!
   と_)_つノ ☆
       バンバン

∧_∧
   o/⌒(゚Д゚ )つ
   と_)_つノ


∧_∧
   o/⌒( ゚д゚ )つ
   と_)_つノ



劇団ひとり「う〜ん。もしか『手の甲』にある刺青みたいなモノですか?」


池上彰「はい、正解ですよ〜ひとりさん」


池上彰「手の甲にある刺青なんですが、これが実際に『召喚したサーヴァントが命令に応じない』といった問題を解決するために行われた対応策なんですよ」


劇団ひとり「どうしてそんなモノが解決策なんですか?」


池上彰「気になりますよね?重要なところですからよく聞いてください」


池上彰「サーヴァントを召喚するお話はさっき説明しましたが、ここで改めて付け加えながらお話ししていくことになります」


池上彰「英霊は『聖杯の召喚に応じて』サーヴァントとしたこの世界に現界しますね?」


池上彰「ここでサーヴァントとして英霊を召喚するのに、英霊が召喚に『応じる』という段階を踏まなければなりません。」


池上彰「要するに『私のところに来てくれませんか?』という呼びかけに『いいですよ』と言ってもらわなければなりません。」

ごめん>>231なしで

池上彰「フリップをご覧ください」


http://blog-imgs-44.fc2.com/n/a/n/nanohana0103/20120617-02.jpg


池上彰「手の甲にある刺青のようなもの。これは一般的に『令呪』と呼ばれているものです」


劇団ひとり「それはどんなモノなんですか?」


池上彰「この『令呪』なんですが、実はトンデモナイ代物なんですよねぇ」


土田「どのぐらいヤバイんですか?それ?」

池上彰「どのぐらいトンデモないかと言いますと、『どんなにサーヴァントが嫌がる命令でも無理矢理従わせる』ことができるぐらいトンデモないんですよ」


土田「それメッチャやばいじゃないですか!」


池上彰「そうですねぇ。これは『絶対の命令権』でして、例えば『自害しろ』と命じられてもサーヴァントはこれに従って『自害』してしまいます」


劇団ひとり「うわぁ〜」

土田「この『令呪』とかって何回も使えるんですか???」


池上彰「いい質問ですねぇ、土田さん」


池上彰「この『令呪』なんですが、実際に使えるのは3回までなんですよ」

池上彰「フリップをご覧になってください」





http://elbowroom.web.fc2.com/gazou3/cap/note-2011-11-27-07h18m58s94.jpg



http://elbowroom.web.fc2.com/gazou3/cap/note-2011-11-27-07h18m58s94.jpg



池上彰「まずは1の画像からです。このマスターの右手の甲に『令呪』があるのがわかりますよね?」

http://lohas.nicoseiga.jp/thumb/1641001i?



土田「はい、あります」


池上彰「次に2の画像と見比べてみてください。何か気がつきませんか?」


土田「なんか『令呪』の右下の模様がかすれて消えてますね?」


池上彰「正解です。この2の画像なんですが、実は『令呪』を一回使ったんですよ」



劇団ひとり「えっ?もしかしたら使ったら『令呪』の模様が消えちゃうんですか?」


池上彰「冴えてますね〜ひとりさん!」

池上彰「そうなんです、『令呪』を使うと模様は消えていくんですよ」


池上彰「3の画像は『令呪』を二回使った段階で、あと一回使えば真ん中の模様も消えてしまいます」

池上彰「令呪があと何回使えるか、使ったかはそれで見ることができるのでわかりやすいですねぇ」

二つ目と三つ目同じ画像ですよ

>>237
知らせてくれてありがとう

>>235修正


池上彰「フリップをご覧になってください」





http://elbowroom.web.fc2.com/gazou3/cap/note-2011-11-27-07h18m58s94.jpg






池上彰「まずは1の画像からです。このマスターの右手の甲に『令呪』があるのがわかりますよね?」

http://lohas.nicoseiga.jp/thumb/1641001i?



土田「はい、あります」


池上彰「次に2の画像と見比べてみてください。何か気がつきませんか?」


土田「なんか『令呪』の右下の模様がかすれて消えてますね?」


池上彰「正解です。この2の画像なんですが、実は『令呪』を一回使ったんですよ」



劇団ひとり「池上さん、気になるんですけど」


池上彰「どうしましたか?」


劇団ひとり「どうしてこんな刺青みたいなのでサーヴァントに三回もムチャ振りできちゃうんですか?」


池上彰「そうですねぇ。もう少し掘り下げてお話ししていきましょう。」


池上彰「サーヴァントの召喚に関する話まで戻ります、」


池上彰「英霊は『聖杯の召喚に応じて』サーヴァントとしてこの世界に現界しますよね?」


池上彰「ここでサーヴァントとして英霊を召喚するのに、英霊が召喚に『応じる』という段階を踏まなければなりません。」


池上彰「要するに『私のところに来てくれませんか?』という呼びかけに『いいですよ』といった返事が必要です」


池上彰「しかし、この英霊達はタダでは『いいですよ』と言ってくれません」


池上彰「我々も番組のために『ギャラ』を払って人気芸能人を呼んだりします」



池上彰「この『ギャラ』というのが、いわゆる『見返り』というものです。『見返り』がないのに英霊は来てくれません。」


池上彰「困りましたねぇ〜?」


土田「え?でも実際にはサーヴァント召喚されてるから解決はしたんですよねこれ?」


池上彰「そうなんです。またまた御三家の方々は考えていました」

池上彰「英霊を呼び出す際に、『聖杯で願いを叶える』ことを交換条件にサーヴァントを召喚したんですよ」


池上彰「『英霊さん、あなたやり残したことはありませんか?『聖杯』というものがありまして、私に協力していただいたら『聖杯』であなたの願いを何でも一つ叶えてあげますよ?』といった呼びかけです」


土田「でもサーヴァントって『聖杯』起動のためにどのみち死ぬんじゃ.......」


池上彰「そうなんですよ、実は騙してるんですね。酷い話です。」


池上彰「しかも『令呪』は英霊が参加するための交換条件として背負わされるものなんですねぇ」


そんなすごい刺青を2度もしょうもないことに使った名家のお嬢様がいるらしい

聖杯の起動って全騎落とさないと無理だったっけ
そこらへんルーズな二次創作にどっぷりだったせいで元がどうだったか思い出せん

「願望器」としては5騎か6騎で行けたハズ
「根源へ至る孔」を作るには7騎全部が必要

>>244
魔翌力さえ足りればいいのと願いによっては消費魔翌力が低いから全騎落ちなくても大丈夫
ギルとかは単騎で数騎分の魔翌力になる
ただアインツベルンの目的は聖杯の完成だから全騎落とさないと激おこ

>>244
書き方が悪かったすまねえ


万能の願望機が願いを叶えるのに必要なコストが

サーヴァント六体分
・根源に行く以外なら何でも願いを叶えられる

サーヴァント七体分
・根源に行ける


なのだが、この時代の魔術師達は前述の通りに『根源への到達』を目標にしていたのでどのみち『自害』させられる運命カワイソウ

>>245>>246

説明助かる


池上彰「ここで>>243の続きをお話しする前に、実際にサーヴァントを召喚してみましょう」


土田「えぇーっ!?」


劇団ひとり「で、できるんですか?」


土田「さっき人の手に余るとか言ってたはずじゃ.....」


池上彰「大丈夫ですよ!番組で準備いたしました〜。令呪も勿論ありますよ」


劇団ひとり「なんかワクワクしますね」

池上彰「ではこちらに来てください」



土田「うわっ!?何ですかこれ??」


http://blogs.c.yimg.jp/res/blog-fe-26/blue_88_nsr_mr/folder/765075/74/31296174/img_0?1348403192


池上彰「サーヴァントを召喚するための魔方陣です。」


劇団ひとり「なんか凄く立派ですねこれ」


池上彰「この魔方陣は様々な方法で描かれます。」


土田「例えば?」


池上彰「『生贄の血』だとか『水銀』だったり『溶解させた宝石』だったりと多種多様です。今回は『水銀』を使いました」


劇団ひとり「これって殆ど準備ができてるってことですか?」


池上彰「そうです。後は呼び出すだけですねぇ」


土田「うわぁ〜早く召喚してみましょうよ!」


池上彰「そうですね、では実際にやってみましょう」

池上彰「どんなサーヴァントを召喚できるのか楽しみですねぇ」


劇団ひとり「呼び出すのってどんな感じにやるんですか?」


池上彰「召喚には『呪文』を詠唱します。いきますよ〜」



池上彰
『素に銀と鉄。 礎に石と契約の大公。
降り立つ風には壁を。 四方の門は閉じ、王冠より出で、王国に至る三叉路は循環せよ』


土田「難しい言葉ですねそれ」


池上彰
『閉じよ(みたせ)。閉じよ(みたせ)。閉じよ(みたせ)。閉じよ(みたせ)。閉じよ(みたせ)。
繰り返すつどに五度。
ただ、満たされる刻を破却する』



劇団ひとり「うわぁぁあ池上さんなんか怖い!?』

魔法陣『』

パァァァアアアアアア



土田「うわっ!?魔方陣光ってますよ??」


池上彰『
――――告げる。
汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に。
聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ
誓いを此処に。
我は常世総ての善と成る者、
我は常世総ての悪を敷く者。
汝三大の言霊を纏う七天、』


魔法陣『』
パァァァアアアアア




池上彰
『抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ―――!』

ゴ、ゴ、ゴ、ゴ、ゴ、ゴ、ゴ

???「.........」

ゴ、ゴ、ゴ、ゴ、ゴ、ゴ


池上彰「召喚に成功したようですねぇ」


劇団ひとり「本当にできるんですね!?」


土田「どんな人が来たんですか???」



???「問おう、」

ディルムッド「貴方が私のマスターか?」


池上彰「はい、そうです」



土田「めっちゃイケメンですねこの人」


劇団ひとり「ジャニーズ顔負けですよ」


池上彰「その佇まいから『ランサー』と見受けしました。貴方の真名は何ですか?」


ディルムッド「私は『ディルムッド・オディナ』と申します。我が主よ」

とりあえず続きは明日書きます

神秘の秘匿が息していないんですが…

これもう(世界観)わかんねえな
つか英霊呼べるってことはこれから戦争のはずなんですがそれも実際にやってみちゃうんですかね…

・定型文で固定だよ。拙い詠唱にもちゃんと来てくれたディルに感謝だね

・逆に考えるんだ。ケリィの先祖に宝石爺がいるなら問題ないと

・「厳かでも画面的に地味な詠唱シーンなので一部カットしてます(スタッフ)」

>>268
それは池上彰が解説できなくなるんで目をつむってください


>>270
最初はアニメの放送始まったから解説してたスタンスやったけど、世界観統合したほうがネタ的におもろいかな思って統合した
ランサーの召喚に関してはギャグ時空扱いで聖杯戦争関係ないってことで勘弁


>>275
※専門家の立会いの下に行っております。くれぐれもマネしないでください(スタッフ)

いろんな国の英雄が召還されてるけど、会話の言語ってどうなってるの?
魔術で翻訳されて、相手の言葉全て自分の国の言語で聞こえてる感じ?

池上彰「『ディルムッド・オディナ』ですか。ヨーロッパのケルト神話に出てくるフィアナ騎士団の英雄ですね?」


ディルムッド「光栄です、我が主よ」


池上彰「礼儀正しい好青年のようですねぇ、」


土田「なんか外国人の割には日本語ペラペラとちがいます?」


>>279「いろんな国の英雄が召還されてるけど、会話の言語ってどうなってるの?
魔術で翻訳されて、相手の言葉全て自分の国の言語で聞こえてる感じ?」


池上彰「おっ、良いところに気がつきましたねぇ。お答えしましょう」



池上彰「何故、本来はケルト人であるディルムッドさんが『日本語』を喋れるのかと言いますと」


池上彰「サーヴァントが現界する時に『現代社会』についての知識や『言語』を『聖杯』与えられるからです。『聖杯』は肉体を与えるどころか知識までカバーしてくれるんですから凄いですよね」


劇団ひとり「じゃあ僕の事とかしってます?ディルさん?」

ディルムッド「一応は.....」


池上彰「ディルムッドさん、私の番組だとかVIPだとかなんJだとかもご存知ですよね?」


ディルムッド「はい、よく知っています」

いやいや芸人とテレビはしってても特定個人は知らんだろ。

ディルムッド「アニメはやっぱりOVAのほうが作画が良くて好きです」


池上彰「と、いった感じです。まだまだお話は続きますよ〜」


池上彰「先ほど私がディルムッドさんの事を『ランサー』と呼んだのを覚えているでしゅうか?」


土田「なんかそんな感じのこと言ってましたね」


池上彰「呼び出されたサーヴァントには『クラス』というものがありまして、『クラス』毎にステータスが変動してしまいます。ちなみにこのディルムッドさんは『ランサー』のクラスです」


土田「クラス?サーヴァント?」


池上彰「突然言われてもわかりませんよね」

>>284
ネタ

池上彰「フリップをご覧ください」


【サーヴァントのステータス】

▼パラメーター
筋力
耐久
敏捷
魔力
幸運
宝具
▼クラス別能力
▼保有スキル
▼宝具


池上彰「ステータスだけでもこんなにあったりするんですよ」


土田「フリップにある『宝具』とか『クラス別能力』とかって何ですか?」


池上彰「良い質問ですねぇ、お答えしましょう」


池上彰「英霊というのは信仰によって『英霊』になったというお話をさっきいたしました。」


土田「はい」


池上彰「この信仰なんですが、様々な逸話や伝説からきています。英霊には必ず逸話や伝説がありますよね?」


池上彰「ここで書かれた『宝具』は英霊の逸話や伝説を元にした武器なんですねぇ」


土田「なんかよくわからないです」


池上彰「説明が悪かったですね、こうお話ししましょう」


池上彰「例えば、私が『土田さんを一瞬で肉塊にした』という逸話や伝説を残したとしましょう。」


池上彰「後に私が英霊となって、サーヴァントとして召喚されたら『相手を一瞬で肉塊』にする宝具をもって現界するんですよ」


土田「怖いですよその例え」

池上彰「また、逸話や伝説以外にも英霊が使っていた武器も宝具となる場合があります」


池上彰「こちらはいま現界しているディルムッドさんが当てはまりますね」


ディルムッド「?」


池上彰「申し訳ありません。ディルムッドさん、スタジオの方々に貴方の宝具を見せてあげてくれませんか?」


ディルムッド「主の頼みならかまいません」


池上彰「ありがとうございます」

>>1に質問
>>181でサーヴァントの召喚は1人につき一体しか召喚できないってあるけど、
それは魔術師の限界だから? 聖杯で何とかカバーして二体同時使役することは出来ないの?

五次ではキャス子が自分とアサシンの魔翌力を魂喰いで賄ったり、マーボーがギルとランサーを使ってたが、どうなんだろうか?

>>296
2体召喚することは出来るかもしれないけどスペックはその分下がるよ
聖杯は現界のお手伝いはしてくれるけどステータスは魔術師の魔翌力量依存
聖杯のバックアップなしだとかなりのスペックダウンを前提としてかつ凛クラスの魔翌力量がないと現界すら無理

混乱を避けたいし、何より俺は>>1の意見を聞きたいから、
俺の質問に>>1以外の人が答えるのはやめてくれないかな

第一次ってどうやって収集着けたんだろ・・・

>>297
ギルは聖杯の泥飲んで受肉してるから実質ランサーしか使役してないぞ

>>296>>299

池上彰「恐らく、御三家が『聖杯のシステム』としてマスター1人につきサーヴァントを1体召喚できると『ルール』を定めているので『1人のマスターからの複数召喚』はできません。」


池上彰「2体目の召喚からは『聖杯のサポート』を得られない可能性が多いに有り得ますね。」


池上彰「ただし、複数のサーヴァントを従えることはできます。他のマスターが召喚したサーヴァントを奪い取れば可能でしょう。」


池上彰「後に詳しくお話ししますが、>>298さんのおっしゃる通りで『サーヴァントはマスターから魔力供給』をされており、供給魔力が高ければステータスも高くなります。複数体のサーヴァントを使役したなら供給できる魔力の量が減るので、サーヴァントが弱くなる可能性かありますね」

>>301
揉めて争ってる間に『聖杯の儀式』の受付期間みたいのが終わって終了


>>297>>302
たしかギルガメッシュのほうは言峰が子供を生かさず殺さず状態にして魔力供給させてたよね、たぶん

エーデルフェルトの裏技についても触れた方が良くね? 一人で二騎従えたわけじゃないけど
あと弱い英霊は幾ら魔翌力が潤沢でもスペック上の限界があるし、その言い方は上限についての語弊を招くかと

>>306
確かに少し違うかも
少し修正するわ

>>306
第3次の資料少なくてエーデルフェルト姉妹の召喚について上手く説明できないけど、

とらあえずは『マスターとしての役割を2人に分けた』ことと『同一のサーヴァントを善悪の性質で二体に分ける』という内容であってるかな?



ステータスの上限は危うく忘れてた助かるぜb

マスターの役割を分担ってのなら先生もやってたじゃないか

英霊って周辺地域の知名度で強さ変わるけど、それってリアルタイム?
それとも霊地に溜まってそうなるの?

>>310
あっちのは魔力供給の役割を某浮気女と分けたんやったよね

第三次ほうはどう分けたかは知らないすまねぇ

>>311
知名度が戦争中に急激に変わった描写が作中で無いからなんとも言えない

一応、ランサーがケルト神話全然知らない日本じゃなくてヨーロッパで呼ばれたら強くなってるとかは公式でも言われてるらしい

リアルタイムに質問に応えるのは無理っぽくないかやっぱり
ただでさえ突っ込みどころが多いのに

>>319
なんか今日はいつもより質問コメ多くてヒーヒー言ってるわ

助けて池上彰先生......

ヒマができたらまたまとめて書いてくわ



なんか読み返したら間違ってそうな部分もありそうな雰囲気やからどっかのタイミングて直そかなとか考えてる。ツッコミどころは多い....神秘の秘匿とか神秘の秘匿とか

>>320
後で手直しした版出せばいいんじゃないかな手間になるけど


全部突っ込んだら荒れそうだから一番やばそうなとこだけ
聖杯戦争の定義違うし、冬木の聖杯戦争の目的も微妙に違うように読めるよ

実際の見てもど真ん中ズバリで回答しない(厳密な正確さより分かりやすさを重視している)こともあるし
TV向けってことで見る側も納得しないと>>1がパンクするぞ

>>321
大聖杯とか小聖杯とかの説明もすっ飛ばしてますしね....


聖杯戦争の目的に関しては、
「冬木の聖杯戦争のシステムを作り上げた御三家の本来の目的は、サーヴァントとして召喚した英霊の魂が座に戻る際に生じる孔を固定して、そこから世界の外へ出て『根源』に至る事。
小聖杯は溜め込んだ七騎分をもって大穴を空けるためにある。」

という文書からssの話書いてったからここに関してはあんまり気にしてないかな
、間違ってたらすまん
m(_ _)m


「聖杯戦争の定義づけ」は「令呪のシステムを採用した第二次聖杯戦争から、ゴタゴタで御三家が決裂したのをチャンスに外来の魔術師四組も聖杯を狙って争いだした」という部分で考えてた

>>322
まあ時間はあるからわからなかったら逆に聞いたり調べたりしながら書いてくつもりやで大丈夫b

>>323
通じてるかイマイチ確信が持てないので詳細補足しとく。面白いSSだし頑張ってくれ

>池上彰「そうですね、およそ1800年頃に開催された最初の『聖杯戦争』です。」(>>30)
「聖杯」と呼ばれるものを手に入れるための争いは(その規模や「聖杯」の真偽を問わず)なんであれ「聖杯戦争」
あと「聖杯」はキリスト教のアレが本物で、それ以外は冬木のも含めていまのとこ全て偽物
もし本物の聖杯が降臨したら冬木の聖杯戦争の非じゃない騒ぎになるはず

>池上彰「およそ200年程前に『何でも願いを叶えてくれる万能の願望器を共同で作ろう』という思想の元に、様々な得意分野を持つ三家の魔術師が集いました 」(>>39)
これ違う。始まりの御三家が目指したのは「根源への到達」
「万能の願望機」は小聖杯にサーヴァント(以下鯖)6騎の魂を捧げた時の機能に過ぎず、この世の内側にしか効果が無い(=根源には至れない)
だいたい、小聖杯には同じ霊体しか触れられないから「願望機」目的なら勝者は自分の鯖を残せないと意味が無い
自分の鯖含め7騎の魂で根源に至る、大聖杯コミコミの「冬木の聖杯」と「願望機」は完全に別物

>池上彰「実は、完成した『聖杯』が使えるのは『一組』だけだったんですよ」 (>>54)
これも(自分の鯖がいないと小聖杯使えないから)願望機を得られるのは1組だけ、って話とは根本的に別
冬木の聖杯を一組しか使えない理由は明言されてない(はずだ)けど、
同世界観の別作品で「ある手段で魔法を得られるのは最初の一人だけ」って話があったし
一つの聖杯で複数人を根源に至らせるとなんかデメリットある、最悪2人目以降は根源に至れない可能性がある
(このへんは魔法の継承とかの話もあるし、情報量不足すぎて推測しかできないんだけど)

>>325メチャクチャ助かります
m(_ _)m


>>39に関しては後から追加で書いてたけど>>30>>54に関しては言われてなかったら直してない部分でした。勉強不足(泣
大分後になりますが、ひと段落したら頑張って書き直します


ありがとう!

とりあえず議論とか持論とか間違いの指摘とかはしてもらってかまいませんb

時間をかけて少しづつ書いていこうと考えています

難しい指摘や意見や質問がきてもできるだけ解りやすく簡単にまとめようというのも目的として兼ねているので問題ないです。

ある程度(たぶん第五次)まで書き切ったら、間違いを指摘された部分や所々で出てきた持論や質問を反映して最初から書き直していくつもりです

>>292からつづき


ディルムッド「恐れながら、こちらの二本の槍が我が宝具でございます」チャキッ


土田「うわぁ〜!?これ本物の槍ですか?レプリカじゃなくて?」


劇団ひとり「かっちょいい!!」


池上彰「立派な宝具をお持ちですねぇ、ディルムッドさん」


ディルムッド「滅相もございません」


劇団ひとり「池上さん、これが『宝具』ってことはタダの槍じゃないんですよね??」


池上彰「そうなんです。この二本の槍はディルムッドさんの伝説を元にした特別な力があるんですよ。」

池上彰「まずはこちらの『紅くて長い槍』のほうから説明していきましょう」


池上彰「この『紅くて長い槍』ですが、ケルト神話においてディルムッドさんが所持していた物でして、『ゲイ・ジャルグ』と呼ばれています。」



池上彰「伝承の中ではディルムッドさんが養父の『ドルイドのアンガス』という人から譲り受けたと言われていますね」


土田「どんな凄い槍なんですか?」


池上彰「この『ゲイ・ジャルグ』なんですが、『破魔』の効果を持っています。」


土田「破魔?」

池上彰「『破魔』とは『魔を破る』という意味合いがありまして、実はこのゲイ・ジャルクには『刃が触れた対象の魔力効果を無効化』する能力があるんですよ。」



池上彰「文字通り、魔を破り『無効化』させるんですねぇ」



劇団ひとり「それってどのぐらい強いんですか?あんまり強いイメージ湧いてこないです」


池上彰「そうですねぇ。極端なお話しですがイメージしてみてください。」


池上彰「ひとりさんが今、『魔力で作られた世界最強の鎧』を着ていると仮定しましょうか、この鎧を着ている限りはどんな攻撃も効きません。核攻撃にすら耐えます」

劇団ひとり「むちゃくちゃ頼もしい鎧ですねそれw」


池上彰「しかしここで、ディルムッドさんが鎧を着たひとりさんの胸に向かって『ゲイ・ジャルグ』を刺したらどうなるでしょうか?」


劇団ひとり「あっ、魔力とかって無効化されるんですよね?じゃあ刺さりますよこれ」


池上彰「そうなんですねぇ、核攻撃に耐える魔力の鎧も『ゲイ・ジャルグ』の前では何の意味もありません。」


池上彰「この武器で狙われてしまっては『守りの手数』が限られてしまうので敵としてはたまったものではないでしょう」


池上彰「シンプルですが、私はとても強い宝具だと思いますよ。」


ディルムッド「勿体無き御言葉です....」

池上彰「これはもうイチャモンのような話ですが、あえて短所を挙げるなら『魔力を無効化するのは刃が触れてる間だけ』『向こう化するのは刃の触れた部分だけ』というところでしょう。」


池上彰「守りには使いにくいですが、攻めとしての手段なら十分に活躍できる宝具ですね」


土田「こっちの黄色いほうは何なんですか?」


池上彰「もう片方の槍ですか?」


池上彰「こちらの黄色の短槍は『ゲイ・ボウ』と呼ばれている物です。伝承ではディルムッドさんがが『妖精王マナマーン・マック・リール』から贈られたと伝わっています」


池上彰「このゲイ・ボウですが、実は『必滅』の槍と言われているんですよ」


土田「『必ず滅ぼす』ってニュアンスですよね?強そう!」

池上彰が前の衆議院選挙でやってた質問攻めは面白かったよね

池上彰「何故『必滅』と言われているかと言いますと、この『ゲイ・ボウ』によって負わされた傷は『治療不能』になるからです。要するに治りません。」


土田「それって魔術とかでも治すの無理なんですか?」


池上彰「残念ながらできませんねげ。この槍で負わされた傷を塞ぐには『槍本体を破壊』するか『使い手を殺す』しかありませんね」


池上彰「どんな小さな傷も治らないので、傷を負わされた相手はダメージを持ったまま戦わなければなりません。」


池上彰「撤退しても傷を癒すことができない敵はジワジワと追い詰められていくことでしょう。」


土田「なんか嫌な武器ですねそれ」


池上彰「『破魔』の槍『ゲイ・ジャルグ』と『必滅』の槍『ゲイ・ボルグ』、この二本の持つ力はまさに『宝具』と呼ぶのに相応しい価値があると思います」



ディルムッド「おおっ、我が主よ!」

>>353修正


池上彰「何故『必滅』と言われているかと言いますと、この『ゲイ・ボウ』によって負わされた傷は『治療不能』になるからです。要するに治りません。」


土田「それって魔術とかでも治すの無理なんですか?」


池上彰「残念ながらできません。この槍で負わされた傷を塞ぐには『槍本体を破壊』するか『使い手を殺す』しかないです。」


池上彰「どんな小さな傷も治らないので、傷を負わされた相手はダメージを持ったまま戦わざるおえません」


池上彰「撤退しても傷を癒すことができない敵はジワジワと追い詰められていくことでしょう。」


土田「なんか嫌な武器ですねそれ」


池上彰「『破魔』の槍『ゲイ・ジャルグ』と『必滅』の槍『ゲイ・ボルグ』、この二本の持つ力はまさに『宝具』と呼ぶのに相応しい価値があると思います」



ディルムッド「光栄です...!」

劇団ひとり「そういえば池上彰さんがディルムッドさんのことを最初に『ランサー』って呼んでましたよね?これって槍を持ってるからそう言ったんですか?」


池上彰「いい質問ですねぇ〜」

池上彰「召喚される七体のサーヴァントにはそれぞれ『クラス』というものがありまして、今回のディルムッドさんは『ランサー』として現界したのでそう呼びました」



土田「サーヴァントの『クラス』ってな何ですかそれ?」


池上彰「気になりますよね?解説していきましょう」

池上彰「フリップをご覧になってください」



【サーヴァントのクラス】

セイバー
アーチャー
ランサー
ライダー
キャスター
バーサーカー
アサシン

(※例外も存在する)




劇団ひとり「うわぁ、多いですね」


池上彰「サーヴァントの数だけ『クラス』が存在するんですね。この『クラス』なんですが、それぞれに特徴があります。」


土田「ディルムッドさんは『ランサー』ですよね?この人の『クラス』にはどんな特徴があるんですか?」



池上彰「一般的にランサーのクラスは
『最高の俊敏性と高い白兵戦能力』、『魔力も含めて各能力値がある程度の水準以上』、『クラス特性として対魔力を保有』していると言われています。」



池上彰「『華やかさが無いが堅実』なサーヴァントなんですねぇ」


池上彰「ここでディルムッドさんのステータスを実際に確認してみましょう」


【池上彰マスター時ディルムッド・オディナのステータス】

筋力 B
耐久 C
敏捷 A+
魔力 D
幸運 E
宝具B


池上彰「ステータスはA〜Eまでありますので、『C』が平均値だと考えてください。」


【召喚されたサーヴァントのパラメータの意味】


筋力…力の強さ
耐久…ダメージにどれだけ耐えられるか
敏捷…素早さ、反応速度
魔力…魔力をどれだけ扱えるか
幸運…運の良さ
宝具…宝具の強さ





池上彰「まず、『最高の俊敏性と高い白兵戦能力』という部分ですが、これは一目瞭然ですね」

筋力B
敏捷 A+
耐久C
宝具B

池上彰「『打たれ強さ』である耐久は普通ですが、力強さと持ち前の速さが高い値にあります。」


池上彰「先ほど説明した『ゲイ・ジャルグ』『ゲイ・ボウ』を十分に使いこなせる能力をディルムッドさんは持っているんですねぇ。なんと頼もしいことでしょう」


池上彰「またクラス特性というもので、『対魔力』のスキルを持っています。」


池上彰「要するに『魔力』による攻撃に耐性があります。」


池上彰「戦闘おける素早さや反応速度、魔術による攻撃も効果が薄い。これほど堅実な戦いができるサーヴァントは『ランサー』において他にないでしょう。」


劇団ひとり「そういえばもう一つ質問いいですか?」


池上彰「何でしょうか、ひとりさん?」

劇団ひとり「『各能力値がある程度の水準以上』って池上さんが言ってましたけど、このディルムッドさんの『幸運』が『E』なのは何故ですか?」


池上彰「これに関しては確証が無いのであまり説明できませんが、ある説では『ランサーは幸運Eが隠し条件』だと言われていたりするんですよ」


ディルムッド「」


池上彰「ただ、この話には具体的な根拠はありません。別作品ですが『幸運E』以上のランサーも確認されています」


池上彰「ある程度の水準以上での幸運の条件は『E以上』という事なのかもしれませんね」

>>354の後半でゲイ・ボルグになってるぜ

ステータスの『+』の部分って確か
「特定条件下で(+の数分だけ)ステータスのランクアップ」
だったっけ

池上彰「さらに掘り下げて、他の六つの『クラス』について軽く説明していきましょう。」


池上彰「まずは皆さんも耳にしたことがあるかもしれませんが、『セイバー』のクラスの紹介です。」


池上彰「このクラスの特徴は『全体的にステータスのバランスが良い』とうことです。魔力を除いた能力が一定値以上の英霊が該当します。魔術師の間では『最優』のサーヴァントと呼ばれているんですねぇ。」


池上彰「さらにクラス特性として、ランサー以上の『対魔力』とある程度の『騎乗』スキルを保有しています。」


土田「『騎乗』って馬に乗るみたいな感じですか?」


池上彰「一応そうなんですが、この『騎乗』は機械である乗り物にも適用されるんですよ。実際、Fate/Zeroではセイバーのクラスのサーヴァントがバイクを乗りこなすシーンもあります」

>>366
ありがとう、言われやんだそのままするーしてた

直すわ

>>354修正の修正


池上彰「何故『必滅』と言われているかと言いますと、この『ゲイ・ボウ』によって負わされた傷は『治療不能』になるからです。要するに治りません。」


土田「それって魔術とかでも治すの無理なんですか?」


池上彰「残念ながらできません。この槍で負わされた傷を塞ぐには『槍本体を破壊』するか『使い手を殺す』しかないです。」


池上彰「どんな小さな傷も治らないので、傷を負わされた相手はダメージを持ったまま戦わざるおえません」


池上彰「撤退しても傷を癒すことができない敵はジワジワと追い詰められていくことでしょう。」


土田「なんか嫌な武器ですねそれ」


池上彰「『破魔』の槍『ゲイ・ジャルグ』と『必滅』の槍『ゲイ・ボウ』、この二本の持つ力はまさに『宝具』と呼ぶのに相応しい価値があると思います」



ディルムッド「光栄です...!」

>>366
能力の横に が付くモノはその能力を瞬間的に倍増させるモノとされ は2倍、 は3倍、 は4倍とされる。

らしい

>>367つづき

劇団ひとり「乗りこなすって、それは飛行機とかセグウェイでもいけますか?」


池上彰「はい。『乗り物』の概念があれば直感で操作できるんですよ」


土田「免許いりませんねそれ」


池上彰「また、このセイバーのクラスは『過去の聖杯戦争でことごとく最後まで勝ち残った』という実績もありますので、このクラスでの召喚を望むマスターは多い傾向があるようです。」



池上彰「続いてアーチャーについて触れましょう」

第三次の最終決戦はエーデルフェルトさんちの姉妹喧嘩だったってこと?

質問でーす
ディルムッドは槍の他に剣持ってたはずだけどランサーでも知名度が高かったら剣持ってくることは可能ですかー?

>>372
そういえば早々に敗退したよな
うむむ、確かにそう言われてみればなんか変やな。
wikiさん読み直したが「ことごとく最後まで勝ち残った」と書いてあったから、もしかしたら作品として書かれてる主人公サイドのセイバーはことごとく勝ち残るって話になるんかな?
第三次までの『聖杯戦争』を主題にして描かれた作品ってホロウの話ぐらいしか印象にない....!
まあ四次と五次(五次は展開にもよるが)に関しては勝ち残ってるからあながち間違いではないかもしれない


>>373
使えるんじゃないかな?青タイツの五次ランサーも地元で召喚されたら知名度補正でパラメータ上昇した挙句に城と戦車の宝具が追加されるらしいし

「必滅の黄薔薇」で付けられた傷は快復不可能というが、
グンソーフクダみたいに「何度死にかけても数日で復活」みたいな逸話を持つ英霊に使ったらどうなるのか

「治癒不可能な傷」対「どんな怪我からも復活する快復力」みたいな

神秘のランクが高い方が優先? それとも、別の結末がある? 

>>377
池上彰「キノコ先生次第ですね」

船坂弘の場合は『自身の傷を癒す』能力というよりは、『傷を負っても戦い続ける』能力に近い気がする。

仮説だけど、
空の境界で式が『使い物にならなくなった左腕を"殺した"』シーンがあって、後に霊体を捉えられる義手をはめ込んでいた話があったよね?
『ゲイ・ボウ』が傷つけた部位を無事な部位ごと丸々取り替えるor再生するという手段が使えるならこの宝具を打ち破れるかもしれん。確証はないけど

支援
待ってます、頑張ってください

続きは夕方に書きますノシ

>>379
アインツベルン式治癒魔法がまさにそれ、失われた部位のスペア作成だけど結果はあのとおり

>>380
頑張って書き切るわ

>>382
そう考えるとゲイ・ボウは霊体にもダメージを負わせるのかなツヨイ

ごめんなさい、とりあえずこちらの予定が忙しいので更新頻度落ちます
m(_ _)m
空いた時間あったらまとめて書くつもり

とりあえず今後書く予定の内容

・ランサーとセイバーを除く他のサーヴァント五体について
・第二次聖杯戦争の判明している顛末
・第三次聖杯戦争関連
・監督官、代行者、聖堂協会、魔術協会
・アヴェンジャー、ホロウ少し
・第四次聖杯戦争関連
・聖杯の汚染
・第五次聖杯戦争関連


書いてて思いついた内容も追加していくのと、「これも説明あったほうがよくない?」ってものがリクエストあれば書いて行こうと思います(リクエストに関して説明できなかったらごめん)



書くことがなくても、またやる気がなくなっても、
月に1レスでもいいからキャラ「」で近況でも書いて欲しい。

せめてSSの体裁を取らないと落ちるんで、折角の議論場なんで末長く頼む

1日空くってだけで必死過ぎだろww

>>388
いやそんなに空かないから大丈夫
とりあえず何時の間にか議論場になってるよなここ。個人的には大好きだけど
>>389
一日っていうよりは書くタイミングがバラバラになるって感じかな?

>>388
こうやって催促するバカが1番書き手の書く気そぐよな

ほんと書き手のこと考えないクズが多くて困る 書いて頂いてるのにいちいち注文付けるとかゴミカスだろ死ね

そもそも人のスレを議論場呼ばわりとか舐めすぎ
そんなに議論したきゃ本スレで語ればいい。ここはSSを楽しむスレだ

>>391>>392>>393

池上彰「みなさんが疑問や思ったことを書いたり質問したり指摘してくれたりするので、ssの内容がより良くなっていると私は感じますよ」


池上彰「今回のssは『難しい設定をわかりやすく説明する』のがコンセプトなので、答えられるモノは答える努力をしていこうと思います。」



スレで発生してる議論に関しては『なるほど』と思ったら本編でピックアップしてたりするからあんまり怒らないでやってください
m(_ _)m

ディルムットの過去ばなしは無しか
まああくまで概要みたいな解説だからな
仕方ないね

基本のサーヴァントの7騎ってそもそも誰がどうやって決めたんだ?
全部同じ種類じゃダメだったのか?セイバーだけとか7騎以外とか

御三家が三騎士とって外来を不利にする為だったような
アインツベルンはあのざまだけど

>>401>>402
池上彰「『御三家枠に三騎士、外来魔術師用に弱いクラスを想定した』という説は個人的には違うと考えています。」


池上彰「サーヴァントの召喚自体は、元々は争う目的で行ってたわけではないと前述で説明いたしました。」


池上彰「クラスという枠に当てはめることで英霊を疑似的に顕現させていますね?」


池上彰「具体的な例を挙げるなら、ここにいるディルムッドさんが該当します」

池上彰「ケルト神話の中で『ディルムッド・オディナ』は二振りの『剣』と二本の『槍』を所持していました。」


池上彰「この『剣』と『槍』をもったディルムッドさんを100%としましょう」


池上彰「サーヴァントは、英霊の最高純度の魂を元に聖杯から『クラス』を与えられて現界します。」


池上彰「今回のディルムッドさんは『ランサー』として来てくれました。」


池上彰「このディルムッドさんは『槍』しか持っていないので、『ディルムッド・オディナ』でありつつも『剣』が無いので『完全再現』されたわけではありません。」

池上彰バンダイナムコのゲームで例えてみましょう。」


池上彰「『ゲームソフト』を『ダウンロードコンテンツ』まで全て購入した状態を『英霊本体』と考えてください。」


池上彰「アイマスのDLCを全て買うなら値段は二万円だとか五万円だとかしますよね?」


池上彰「しかしある事情で『ゲームソフト』を七本揃えなければならない状況が来たとします。しかし『聖杯』という財布には現界があるんですねぇ」



DLCだけでそんなにすんのかよwwwwwwwwwwww

池上彰「そこで、DLCを購入してない状態の『ゲームソフト』を七本買ったんです。」


池上彰「DLCを買っていないので結果的に安く済みました。この場合の『ゲームソフト』がサーヴァントですね」





てか書いてて思ったが>>401>>402の話とズレてきてた
ぶっちゃけクラスの種類分けは大人の都合かも
とりあえず、御三家の有利で三騎士とかはないと思う。儀式でダウングレードした英霊を呼びやすいように御三家の人なりに考えてクラスを設定したのかも

池上彰「ゲームソフトのジャンルがサーヴァントの『クラス』だと考えてくれたらいいでしょう」

>>407
アイドルの数と衣装とか色々やなアレ


>>400

池上彰「せっかくディルムッドさんも来てくれていますので、『ケルト神話』の『ディルムッド・オディナ』の伝説について少しお話しいたしましょう」


池上彰「まず『ケルト神話』ですが、日本ではあまり耳にしたことはないと思います。」


池上彰「しかし、ヨーロッパのほうでは超が付くほど有名なんですよ。それもそのはず、アイルランド発祥の伝説ですから」


池上彰「この『ケルト神話』に『ディルムッド・オディナ』の逸話が残されているんですねぇ」



池上彰「フリップをご覧ください」


【ディルムッド・オディナの略歴】
・ダーマッド・オディナとも呼ばれる

・ケルト、アイルランドの伝承における英雄

・フィン王のフィオナ騎士団の勇者

・美男子である上に、女性を虜にする魔法の黒子を、妖精によって頬に付けられている

・『ゲイ・ジャルグ』と『ゲイ・ボー』の二本の槍、『モラルタ』と『ベガルタ』の二振りの剣を所持している




池上彰「簡単な経歴でこんなモノですね」


池上彰「『フィン王』という人はディルムッドさんの生前の『主』さんにあたります。」


池上彰「ディルムッドさんはこのフィン王が騎士団長を務める『フィオナ騎士団』の筆頭騎士でした。」


池上彰「いわゆるジャニーズ事務所のキムタクみたいなものですよ」

池上彰「ディルムッドさんが居た『フィオナ騎士団』ですが、これはアーサー王伝説の『円卓の騎士』の原型だとされているんですねぇ」


池上彰「アイルランド自体は『ブリテン諸島』にありますから地理的には目の前です」


劇団ひとり「独立投票とかしてましたね今年」

池上彰「はい、まさにそのアイルランドですよ。冴えてますねぇひとりさん!」

池上彰「『Fate/Zero』の作中ではアーサー王であるセイバーとディルムッドが戦う場面がありますが、意外と縁のあるお二人だったんですよ」


池上彰「話は続きます、作中ではディルムッドさんは『ランサー』として召喚されたので『モラルタ』と『ベガルタ』の二振りの剣については知らない人も多いんじゃないでしょうか?」

土田「なんか『槍』の能力も凄かったですけど『剣』のほうもヤバそうですよね?」


池上彰「はいそうです。かなり強い能力をもっていますよ」


池上彰「残念ながらディルムッドさんが『ランサー』なので実物をお見せできません。なので説明だけさせていただきましょう」


ディルムッド「申し訳ありません....」



池上彰「まず『ベガルタ』についてですが、こちらの剣については能力は不明です。もしかしたら普通の剣かもしれません」


土田「え?『ベガルタ』についての逸話とかないんですか?」


池上彰「あるにはあります。『自分を襲ったイノシシを斬りつけたら刀身が粉々に砕け散った』、『残った柄の方でイノシシの頭を叩いて頭蓋骨を割った』という話ならあります。」


土田「全然強くないじゃないですか!?」

じゃあディルムッドってセイバーとして召喚される可能性もあったいうこと?
ていうか召喚される英霊の条件って武器や乗り物であって英雄本人じゃないのか

しかしなんか剣の方はしょぼいなw
現代でいうと銃がジャムってストックで殴り倒したみたいな

池上彰「そうですねぇ、宝具化したら打撃武器になるかもしれません。能力は『頭蓋骨を叩き割る』といったところでしょうか。」


劇団ひとり「それだったらクラスは『ハンマー』ですねw」


池上彰「そんなクラスは存在しません。」


池上彰「これだけ微妙な『ベガルタ』ですが、もう一方の『モラルタ』が実はトンデモなく強いんですよ」


池上彰「この剣の能力なんですが、」



池上彰「『一太刀で全てを倒す』という力をもっているんですねぇ」

>>422
ディルムッドは『ランサー』でも『セイバー』でも召喚できる

魔法使いとか呪術師の類の英霊なら『キャスター』だし

ヘラクレスみたいに『狂った』逸話があるなら『バーサーカー』としての適性もできる

乗り物に逸話があるなら『ライダー』でもいける

土田「え?『一太刀で全てを倒す』って一発で相手が死ぬって事ですか?」


池上彰「はい、そうです。一撃で倒せてしまいますよ」


土田「えぇぇえええ!?めっちゃヤバイじゃないですか!??」


池上彰「これは強力な能力だと思います。何故ならどんな敵も『一撃』で倒せるんですから」


池上彰「この『モラルタ』の前には『攻撃に耐える』だとか『生き残る』という概念は意味を持ちません。斬られたら一撃で倒されてしまいます」


土田「ゴジラみたいな怪獣でもですか?」


池上彰「伝承通りなら『一撃』で倒せます。」


劇団ひとり「うわぁぁぁあ凄え!」

でも実際に宝具になって作品にでたら幸運値や対魔翌力で一撃にならないんだろうな。

一撃必殺のはずのゲイボルグ……

>>429

池上彰「メタ発言ですが『ランサー』ではなく『セイバー』として召喚されたら、幸運も『E』からマシになるかもしれないので一概に悪いとはいえませんよ?」


池上彰「実際『Fate/Zero』の作中に出てくる『ディルムッド・オディナ』のマスターであるケイネス先生は、ディルムッドを『セイバー』のクラスとして召喚することを期待していたそうですよ」


池上彰「しかし結果は『ランサー』として召喚されてしまいましたが」


ディルムッド「..........」


池上彰「ここからは『ディルムッド・オディナ』の逸話について語っていきましょう」



池上彰「フリップをご覧になってください」



『戦士として気高く、敵に囲まれた絶対的な危機に、アンガスが魔術的に助け出そうとするのをよしとせず、自らの力で危機を脱する。』
『主君への忠誠心も高い。戦いでは常に先陣にたち、退くときはしんがりをつとめる。』




池上彰「この文面から解る通りで、ディルムッドさんは『騎士道』を重んじる人なんですねぇ」

少し離れます


とりあえず逸話からして幸運E

エクストラなら『童話作家』であるアンデルセンがキャスター枠で参戦してたから実際のところは線引き曖昧なんじゃないかな


本編でも書くけど、第三次でクソジジイがやらかしたせいで『英霊』以外の『悪霊の類』も召喚できるようになったという経緯もあるからややこい


第四次のキャスター自体はフランス本国で英雄扱いされてるらしいからカテゴリー的には英霊でもいけるんちゃうかな?

>>434からのつづき


劇団ひとり「なんか経歴みるなら完璧ですよね、ディルムッドさん」


池上彰「はい。非の打ち所がありません。ですが、そんな彼の生涯は実のところ悲劇の物語でした。」


池上彰「事の発端はディルムッドさんの主である『フィン王』が『グラーニア姫』と結婚するところから始まります。」


池上彰「二人目の妻を失ってしまったフィン王は、息子の勧めで再婚することを決めました。」


池上彰「その再婚相手がコーマック王の娘『グラーニア姫』でして、彼女はとても若くて美しい女性だったそうです」


ディルムッド「............」


池上彰「しかし、この結婚にグラーニア姫は内心乗り気ではありませんでした。何故なら相手のフィン王は英雄とはいえ歳の離れた老人だったからです。」


池上彰「そこでグラーニアは一計を案じます。」


池上彰「それは『婚約の祝宴で皆が飲む祝杯に眠り薬を盛る』ことでした。」


池上彰「ここで予め選んでおいた二人の男性以外は全員眠らせてしまったんですよ」


池上彰「選ばれたのは『フィン王の息子アーシン』と『ディルムッド・オディナ』の二人の男性です。」


池上彰「始めに、グラーニアはアーシンに『自分を連れて逃げてください』と頼みました。」


池上彰「しかし、『父の女を奪わない』というゲッシュ(特定個人の魔術的禁忌・誓約)のためアーシンには断られてしまいました」


土田「『ゲッシュ』って何ですか?」


池上彰「念能力の制約のようなものですよ」

池上彰「ゲッシュを厳守すれば神の祝福が得られますが、一度破れば禍が降りかかると考えられているものです」


池上彰「簡単に言えば、『守れば得するけど破れば酷い目にあうルール』といった感じでしょう」


池上彰「誓いの内容が厳しいほど受ける恩恵は強いところは念能力と同じですね」



池上彰「アーシンに断られてしまいましたから、残るは『ディルムッド・オディナ』だけなんですが、当然こちらも断られてしまいました。」




池上彰「ディルムッドは騎士道を重んじる方ですので『主君の花嫁』を連れて逃げるなんてできるはずがありません。」


池上彰「『花嫁の責務を放棄してはならない』と諌められてしまいました。」


池上彰「実のところディルムッドが好きになっていたグラーニアはこの拒絶に怒ってしまいます」


劇団ひとり「うわぁ、大変そう」

池上彰「ここでグラーニアはとんでもない行動に出ました。」


ディルムッド「...............」

土田「えーっ!なんかやったんですか?」


池上彰「先ほどお話しした『ゲッシュ』をディルムッドにかけたんですよ。」


池上彰「その内容が『皆の起き出す前に、自分を連れて逃げなければ破滅が訪れる』というモノだったんですねぇ」


土田「めちゃくちゃ迷惑じゃないですか!」

池上彰「このゲッシュのせいでディルムッドさんはグラーニアを連れて逃亡することになりました」


池上彰「信頼していた部下と婚約者の『駆け落ち』も同然な事態にフィン王は当然怒り、彼の騎士団による追跡が始まります。」


池上彰「ディルムッドはこの危機を、己の武略や知略に加えて、育ての親である妖精王オウェングスの助けや、ディルムッドへの信望や友情を保ち続けている騎士たちの手心により、何度も切り抜けました。」



劇団ひとり「災難ですね」


池上彰「ディルムッドさんは真面目な人ですから『駆け落ち同然』でグラーニアを連れて逃げていても関係は進展しないままでした。」


池上彰「ゲッシュのせいで主君を裏切る事になりつつも、フィン王への忠誠は本物だったということです。」


土田「そもそも諌めてましたしね、彼」


池上彰「しかし、長い逃亡生活の間に、ディルムッドとグラーニアは結ばれました」


池上彰「長い年月が過ぎても、2人に対する追跡の成果は上がらず、フィン王は損害と痛手が増えるばかりです。」


池上彰「結局、オェングスの仲介もありまして、フィン王は苦渋の末に二人を許します。晴れてグラーニアはディルムッドと公に認められた夫婦となったんですねぇ」



劇団ひとり「ぶっちゃけフィン王さんが一番の被害者ですよこれ」


ディルムッドの不幸は黒子のせいとか、そういうことではなく

単にグラニアが糞女だったと

池上彰「逃亡生活中のお話でこんな面白いエピソードがあります」



『駆落ちしたとはいえ、ディルムッドはフィンへの忠誠心からグラーニアとの関係は清いままであったが、このことが不満であったグラーニアは、ある日、歩いていて泥水が脚にはねた際に、水滴の方がディルムッドより大胆で勇気があると挑発して、彼の熱情をかき立てることに成功し、ディルムッドはグラーニアを受け入れて2人は情を交わした。』



池上彰「『ディルムッドより水滴のほうが余程ガッツがあるわよ!』という挑発に乗ってしまい、二人は結ばれたということですね」


池上彰「『騎士』である前にディルムッドさんも1人の『男』だったんですねぇ」


ディルムッド「ああ....情けない.....」


劇団ひとり「グラーニアって人は現代でいう肉食系女子ですね」

>>457
『魅了』されたと書いてある表記もあるから黒子のせいもあるかも。ただ具体的に黒子とか書いてるの見かけないから単に惚れただけの可能性もあるかな。イケメンだし

ただグラーニアに関しては『Fate/Zero』中のランサーの回想中のイメージしかなかったから逸話の悪女っぷりに正直ビビった。

「ただ、運命の巡り合わせがあまりにも悪過ぎただけのこと。」
ディルムッドさんマジで紳士

ところでここはディルの解説スレだっけ?

とりあえず離れます。
読んでくれた方々ありがとうございます
m(_ _)m


ssでディルムッド登場させたのは適当他けど調べて書いてるうちに好きなキャラになってしまった.....

なんか、どっかで呼んだけど、グラーニアさんすごいぞ。
善意で匿ってくれた巨人さんが大事に守ってた木の実かなんか欲しい!いうて
ディルさんに無理やり巨人殺してその木の実奪わせたんやぞ。
ハルヴァスの持ってたナナカマド、だかそんな感じの名前の奴を。

>>463

せっかくだし書いとこと思って書いたけどテーマから本来のテーマから離れててゴメン
m(_ _)m

さっさと終わらせて本題に戻るようにするわb

また誤字った....

このグラニアの狂気的な行動は愛の黒子のせいと思いたいなぁ……
というか、黒子の伝承はまた別にあるのかね?

>>468
う〜ん、黒子のエピソードが他にあるかないかはわからないかな

とりあえずネットで調べた範囲までしか知らないから図書館とかでケルト神話の本みたら新しいエピソードが出てくる可能性はあるかも


とりあえずssのメイン自体はランサーじゃなくて『聖杯戦争』やでポピュラーな逸話以外は書かない予定.......すまない

>>465
マジでド外道

なんか選挙番組でエクスカリバー連発してるな池上彰......

公明党とそうかの関係の問い詰めがヤバかった

池上さんの宝具は固有結界で生討論だな

固有結界『いい質問ですねぇ~』

相手の一手を受けた上でのカウンター宝具か
閑話休題

いまクラス紹介どこまでやったんだろ

>>498>>501


衛宮士郎「俺は正義の味方を目指してるんだ!」


池上彰「士郎さん、『正義』だとかおっしゃいましたけど、自分と考えの違う他人の正義に対してはどう考えています?」


池上彰「いわゆる『考えの違う正義』というモノがあって、自身の考える内容と合わないう場合にどう『正義の味方』をやっていくんでしょうか?考えを否定しますか?」


士郎「ぐっ......」



>>502
セイバー、ランサーは終わったから次ははアーチャー

三騎士終わったら残りを順番に

>>458からつづき

とりあえずディルムッドの物語書いてたら長くなるので、フィン王に許されてから死ぬまでの話を簡単にまとめたモノを書きます


フィン王に許されたことでディルムッドとグラーニアは正式な夫婦になる。最終的に子供が四人の円満な家庭を築く。ガチリア充

その後しばらくして、山で狩りをしている際に魔物の猪に襲われ、重傷を負ってしまう(このイノシシは元は人間でディルムッドに因縁がある)

居合わせたフィン王が手ですくった水を『癒しの水』にできるチート能力をもっていたので仲間とディルムッドがフィン王に救命を嘆願する。

しかし、フィン王はグラーニアの件を恨んでいたためにディルムッドを建前上、助けるという顔をしながら結局助けなかった


結果、ディルムッドはその生涯を終えてしまう

http://i.imgur.com/uo7PdR2.jpg

とりあえず現在のSSの場所のイメージはここ

>>371の続き

池上彰「『アーチャー』のクラスなんですが、名前のイメージ通りで『射撃』に関する強い能力を持っています」


池上彰「『基本的なステータスは低い』傾向があり、一方で『強力な宝具』を所有している場合が多いですよ。」


土田「『強力な宝具』って言いましたけど『どの程度強力なんですか?』」


池上彰「これに関しては召喚された英霊次第なので何とも言えませんねぇ。」


池上彰「しかし、『Fate/stay night』や『Fate/Zero』本編では『空間を捻じ曲げるぐらいの貫通力』や『天空と大地を割る』といった威力の宝具を所持しているのが確認されています。」

土田「なんか強すぎません?その宝具?」


劇団ひとり「地形変わりますよね絶対」


池上彰「詳しくは後で説明いたしましょう」


池上彰「クラス特性なんですが、このアーチャーは『対魔力』と『単独行動』のスキルを有しています」


土田「対魔力とかいうのはランサーとかセイバーの話で出てたから解るんですけど、『単独行動』って何です?」


池上彰「気になりますよね?お答えしましょう!」


池上彰「『単独行動』についてお話しする前に『サーヴァントが現界できる理由』に触れなければなりません」

池上彰「英霊がサーヴァントとして現界する時は『聖杯の魔力』によって受肉すると前述で説明いたしました。」


池上彰「ここで『聖杯』は、サーヴァントこの世に留めるための段階で魔力を提供しているに過ぎず、そのままの状態だとジワジワと魔力を消費してしまいます。」


劇団ひとり「えっ?魔力が無くなったらどうなるんですか?」


池上彰「サーヴァントは消滅します。」


池上彰「このため、サーヴァントを召喚してマスターとなった魔術師は『依り代』となって自身のサーヴァントに魔力を供給しているんですよ」

土田「『依り代(よりしろ)』ってなんか難しそうな言葉でてきましたね」


池上彰「そこまで難しい話ではありません。『依り代』というのは『魔力のガソリンスタンド』と考えてくれれば良いでしょう」


池上彰「『車のエンジン』をかけているだけでも燃料を消費しますし、走ればもっと消費しますね?走るにしてもスピードを上げればもっと消費してしまいます」


劇団ひとり「馬力がある車だと燃費悪いですよね」


池上彰「そうなんです、それと同じで強力なサーヴァントになる程『魔力消費』が激しくなっちゃうんですよ」


池上彰「マスターというのは、『サーヴァントという車』を動かすための『ガソリンスタンド』なんですねぇ」

池上彰「当然、さっき召喚したディルムッドさんも、私からの魔力供給を受けています。」


ディルムッド「主無くして私は存在できません」


池上彰「さて、ここで改めて質問です。」


劇団ひとり「はい」


池上彰「マスターがいなくなったサーヴァントはどうなりますか?」


土田「説明通りなら『消滅』すると思います」


池上彰「正解です。通常、マスターがいない状態のサーヴァントは数時間で消滅してしまいます。」


池上彰「いくら強いサーヴァントでも、そのマスターが死んでしまうと消滅してしまう運命にあります。」

アルトリアってパス通ってなかったらしいけど供給0だったのかな
竜の因子がすごいのか他のサーヴァントでも可能なのか

池上彰「ここで『単独行動』スキルの説明に戻りましょう。」


池上彰「この『単独行動』スキルの内容なんですが、『マスター不在の状態でより長い時間行動できる』といったものです。」


池上彰「通常は『数時間』で消滅するところを、『数日』まで耐えられるということなんですよ」


池上彰「マスターが不在で魔力供給が途絶えた状態でもより長く行動できるので、その間に新たな魔力供給源を見つけたりすることができるんですねぇ」


劇団ひとり「それって元々のマスターにとっては何の得もないですよね?」


池上彰「はい、ありません。ただ『ストーリーの展開上は便利な能力』であると考えてください。」

マスターの近くにいなくても魔翌力供給ってされるの?
てっきり、単独行動スキルあったらマスターから離れても活動できると思った

>>520
間違ってたらすまないが、一応はセイバーの元々の魔力貯蔵量?と地脈や食事での微量な回復、竜の因子(これに関しては色々と言われているが、生前に呼吸するだけで魔力生成できたチート機能の劣化を持っているとか)で現界し続けたらしい。

ただ本編のバーサーカー戦あたりで限界はきてた

>>522
される。
マスターとサーヴァントは魂のラインで繋がってるから距離は関係ないらしい

単独行動スキルはマスター存在時に燃費が良くなる、ならないという議論がたまにあるみたい

確証がないからとりあえず『燃費が良くなる』という話は本編で無しにした


離れますノシ

>>447

ドラゴンボールで例えてください

すまねえ再開するの夕方ぐらいの予定

とりあえず>>530のドラゴンボールで置き換えたシチュなら、ブルマが亀仙人と結婚するのが嫌でクリリン巻き込む話と例えてみる

来ないな>>1(´・ω・`)

>>553
m(_ _)m すまない、こちらの用事が立て込んでSS作る時間が確保できなかったんだ

今月の20日から来月の半ばぐらいまではポツポツとしか来れなくなるから了承してくれ

>>521続き

池上彰「この『アーチャー(弓兵)』と、前述の『セイバー(剣士)』『ランサー(槍兵)』の二つのクラスは優秀な能力値やスキルをもっているので『三大騎士クラス』と称されています」


劇団ひとり「なんかかっこいいですね」


池上彰「私も好きですよ〜この呼び方」


池上彰「さて、次は『アサシン』について説明しましょう。」


池上彰「土田さん?『アサシン』と聞いて何か連想する日本語って何でしょうか?」


土田「う〜ん。『暗殺者』とかですか?」

池上彰「はい、そうなんです。『アサシン』のクラスとは『暗殺者』のクラスなんですよ。」


池上彰「『マスターの天敵』とされているクラスでありまして、文字どうり『暗殺』に特化したスキルを有しています。』


池上彰「クラス特性のスキルは『気配遮断』で、内容は『自身の気配を消す能力。完全に気配を断てばほぼ発見は不可能となる』といった感じなんですねぇ。」


土田「『マスターの天敵』ってどういうことなんですか?」

池上彰「い〜い質問です」


池上彰「この『アサシン』なんですが、このクラスは『サーヴァント』を暗殺するというより、『マスター』を暗殺するのに特化しているんですよ」


池上彰「どんなに強力なサーヴァントでも『マスター』を失えば消えてしまいますね?」


池上彰「『気配遮断』のスキルにより、敵サーヴァントの目をかいくぐっての暗殺も可能です。」


池上彰「マスターも魔術師とはいえ『人間』、襲われたらひとたまりもありません。」


池上彰「『情報を集めるのが得意』なサーヴァントでもあるので、手に入れた情報を武器に
『アサシンのマスター自身がマスターを殺しに行く』
『情報を流して他マスターに潰し合いをしてもらう』
『同盟を組む』なんてこともありえます。」


池上彰「ちなみに、この『アサシン』のクラス、」


池上彰「誰が召喚しても『ハサン・ザッバーハ』という人物がやってきます。」


土田「どういうことですか?それ」


池上彰「通常、サーヴァントの召喚で呼び出される英霊というのは決まっていません。」


池上彰「さらに『触媒』というものを使えば『その触媒』に縁のある英霊が呼び出されます』」

なんか荒れてる

ここての酉付けとか特段気にしてないから別になんでもええよ

議論とかはいいけど、喧嘩はやめてな




とりあえず来月の半ばまでssの投下は止まります
m(_ _)m

よいお年を

よいお年を

ごめんなんかミスって連投になってた....

少し遅れてごめん
m(_ _)m

ぽつぽつ書いていくからよろしく!

池上彰「ここまででランサー、セイバー、アーチャーの三騎士のクラスとマスター殺しのクラスであるアサシンを紹介していきました」



池上彰「続いて残る3つのクラスについてお話ししていきましょう」


池上彰「フリップをご覧ください。」



ライダー
バーサーカー
キャスター

池上彰「このクラスのサーヴァントもそれぞれに特徴があります」


池上彰「まずは『ライダー』について触れましょう。ひとりさん、聞きたいことがありますがよろしいでしょうか?」

劇団ひとり「はい?」


池上彰「『ライダー』の言葉の意味は英語で『Rider』と書きますけど、これってどういう意味でした?」

劇団ひとり「まあ、普通に思いつくのは『乗り物に乗る人』みたいな感じのニュアンスですかね」


池上彰「その通りですよ!言葉通り『ライダー』のクラスの特徴は『騎乗スキル』、つまり『乗り物の概念があるものに乗って戦う』ことにあるんですよ」


池上彰「このクラスのサーヴァントは『何かの乗り物に乗って戦っていた逸話』があります。例えばそれが『馬』であったり『戦車』であったり、『船』であったりと様々なんですねぇ」

土田「池上彰さん、ちょっと質問いいですか?」


池上彰「はい、何でしょうか?」


土田「ライダーって『騎乗スキル』が特徴だってありましたけど、」


池上彰「ええ、」


土田「前に言ってたセイバーも高い『騎乗スキル』持っていましたよね?ライダーとセイバーで具体的にどう違ってくるんですか?」

池上彰「良い質問ですねぇ〜!お答えしましょう」


池上彰「確かにセイバーも高い『騎乗スキル』もっていましたね?これがどのぐらい高かったと言いますと、staynightのセイバーで『B』、zeroのセイバーで『A』ありました」


池上彰「そしてライダーの騎乗スキルはどうかと言いますと、『A+』でセイバー以上の能力を有しています」

劇団ひとり「池上さん、それってどのぐらい違うんですか?」


池上彰「そうですねぇ、『ライダーなら幻獣や神獣の類でも乗りこなすことができる』ということ、要するにセイバーより乗って扱える『対象』が多いということですね」


土田「どうゆうことですか??それ???」

池上彰「土田さんは運転免許をお持ちですよね?」


土田「はい、ありますけど」


池上彰「ここで、自動車学校に行って教習を受けた土田さんを『セイバー』として置き換えてみます。」


池上彰「セイバーの『騎乗スキル』として『普通免許』を取得したとしましょう。この免許証の範囲では、土田さんは『普通自動車』や『原動機付き自転車』を自在に乗りこなすことができますね?」


池上彰「しかし、ただの『普通免許』では『大型トラック』やほとんどの『特殊車両』に乗ることはできません。」



池上彰「これがいわゆるセイバーの『騎乗スキル』の限界なんですが、逆にライダーはどうでしょう?」



池上彰「セイバーより乗れる乗り物の『対象』が多いので、『大型トラック』や『特殊車両』でも運転することができます。」



池上彰「さらに、乗れる『乗り物』が多いというということはそれだけで戦略の手数が増えることを意味しますよね?」

騎乗:A
 騎乗の才能。獣であるのならば幻獣・神獣のものまで乗りこなせる。ただし、竜種は該当しない。

騎乗:A
 幻獣・神獣ランクを除く全ての獣、乗り物を自在に操れる。

騎乗:B
 騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、
 魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。



「乗りこなせる」とあるから乗り物のポテンシャルを引き出せるというのはあると思んだけど、Zeroの劇中でセイバーのV-MAXが鎧を纏っていくのはちょっと違うんじゃないかな?

まあ騎乗AのZeroセイバーさんで某石ノ森作品の仮面ライダー顔負けの疾走するんだしライダーに軍用車両とか渡したらやばそう

ホントはライダーの条件は乗り物じゃないんだけどね

>>617
騎兵槍を扱えるとかいうやつだったか

あれ「本来は騎兵槍を扱える者が」ってあったのは読んだんだけど、何故『本来は』みたいな内容になったか解説してる本なり文章なりが見つからないもんで今回は省いたわ

教えてエロい人....

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2017年06月17日 (土) 01:27:16   ID: sVzppR4a

これ面白いよね
続き待ってる

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