真美「あ、亜美？流石にそれはちょっと冗談が過ぎるかなーって」

亜美「ウソじゃないもん！」

亜美「ほら！妊娠検査薬、ちゃんと陽性でてるし！」

真美(わーお)

真美「あ、亜美？もしかしてそれって...？」

亜美「そ、兄ちゃんとの子供だよ」

真美「」

真美「ウソだ...」

亜美「いや、ウソじゃないよ→」

真美「兄ちゃんも兄ちゃんだけど...」

真美「亜美もなんだってそんな軽率なことしたの！？」

亜美「」ビクゥ!

真美「少し考えたらわかるっしょ？」

真美「これがどんだけ重大なことか」

亜美「いやぁ...そこは、若気の至りという」

真美「若気の至りで済まされないよ！！」

真美「いい？亜美？これはひょっとしなくても一大スキャンダルなんだよ？」

真美「こんなこと週刊誌で取り上げられたら」

真美「亜美はもちろんみんなが迷惑するんだよ！？」

真美「事務所も潰れるかもしんない！！」

亜美「でも、済んじゃったことだし...」

真美「......手だてはあるよ？」

真美「あまり推奨はしないけどね...」

亜美「なに！？それは！！」

真美「風俗で働く？」

亜美「そ、それだけは！r

真美「だったら...」

真美「愛ぴょんのママに懇願するか」

亜美「愛ぴょんの...ママ？」

真美「うん」

真美「愛ぴょんのママは弱冠16歳で妊娠してる」

真美「話せば分かってくれるとは思う」

真美「それより真美が心配なのは」

真美「亜美のことだよ」

亜美「亜美の？」

真美「亜美はその子をホントに育てていく覚悟があるの？」

亜美「う、うん」

真美「あのね？亜美？子供ができるっていうのはそういうことなんだよ」

真美「生半可な気持ちで育てちゃダメ」

真美「そもそも出産するときとかに...」

真美「ー最悪死んじゃうかもしれない」

亜美「」

真美「だから、普通なら堕ろせ！っていうところなんだよ」

真美「体もちっちゃいし、それだけの危険がある」

真美「コウノトリが運んでくるのとは訳が違うんだからね」

真美「赤ちゃんよりも亜美の方が大事！ってなってくる」

真美「でも、亜美が"死"を覚悟した上で産みたい！っていうのであれば」

真美「真美は止めないよ？」

真美「どうする？亜美は」

真美「お金もたくさんかかるし、命の危険もある」

真美「みんなからもバッシングを受けるかもしれない」

真美「ううん、もしかしたら社会からも...」

真美「それでも、産みたい？」

亜美「......亜美は...」

亜美「...産みたい」

亜美「みんなに迷惑がかかるのはわかってる」

亜美「でも、堕ろすぐらいなら...」

亜美「亜美は......産みたい！」

真美「......そっか」

真美「なら、真美はもう止めないよ」

真美「亜美が進むべき道を進めばいい」

真美「ただ、最後にもう一度だけ忠告しとくけど...」

真美「ーなにがあっても"自己責任"だよ？」

亜美「...うん...」

真美「......とりあえず、今日はもう寝よう？」

真美「明日は早いよ？」

亜美「うん、おやすみ...」

真美「おやすみ→...」

真美(さて...)

真美(亜美が妊娠......って)

真美(それじゃ、真美は伯母ちゃんになるわけだよね...)

真美(なーんか実感わかないなー...)

真美(......さっきはちょっとキツく言い過ぎたかな？)

真美(...ううん、あれくらいは言わないと、ダメだよね？)

真美(もしかしたら明日にでも、ドッキリ大成功とか言ってくるかな？)

真美(......無理か...)

明日まで寝ますね
感想待ってます

感想ありがとうございます！
続き書きますね

真美「おはよ～...」

亜美「......おはよ～...」

真美(やっぱ...元気ないね...)

真美「パ、パパとママに話した？」

亜美「...ん？妊娠のこと？話したよ？」

真美「どうだった...？」

亜美「だいたい昨日真美が言ったことと同じようなこと言われた」

亜美「その上で応援してくれるって」

真美「そっか...」

真美(そうなると、後は...事務所のみんなか...)

真美(多分だけど...意見割れるだろうな～...)

真美「それじゃあ、後は...」

亜美「...うん、わかってるよ」

亜美「事務所のみんな...だよね？」

亜美「でも、実は、兄ちゃんに言えてないんだ...」

亜美「赤ちゃんのこと」

真美(そりゃあね...)

真美「......なら、それも合わせて、言おうよ」

亜美「......うん！」

真美(さあ、あとはどうなるかだね...)

事務所

亜美「おはよう...」

春香「おはよう！亜美！」

千早「...どうしたの？なんだか元気がないけど...」

伊織「いつものあんたらしくないじゃない」

亜美「実は...」

一同「？」