凛「レコード屋のぬいぐるみがゲームセンターに入ったですって…!?」 (24)

◆ひなビタ♪SSです
◆ひなビタぷぎゅットは11月20日から決断的に全国のアミューズメント施設に入荷されているぞ!
 数には限りがあるので万札を握り締めて最寄りの入荷ゲーセンへ急げ!

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凛「れ、レコード屋のぬいぐるみだなんて……そんな、そんなの……」

凛「…………」

凛「………」カタカタ カチカチ

凛「……」

凛「あら、ほしゆめのゲームセンターに入荷してるじゃない……」

凛「…」

凛「……」ガタン

……

~大型商業施設 ほしゆめ~

ワイノワイノ

凛(結局来てしまったわ……)

凛(私、クレーンゲームは上手くないのだけれど……)

凛(ま、まぁ、資金には余裕があるし、レコード屋のぬいぐるみ一つくらいなら、私にだって……)

凛(えっと……あれかしら……)

凛(……?筐体の前に誰かいる…?桃色の髪でサイドテールでヘッドホンして小さな……)

めう「むーっ!ひなひな重たいめうー!もう一回……」

凛「…………」クルッ

めう「むむっ?あっりんりんせんせーめう!りんりんせんせー!どうして後ろを向いちゃうめう!りんりんせんせーっ!」

凛(出来るなら身内には会いたくなかったわ……)

めう「りんりん先生、どうしてここに?」

凛「え、えっと……」

めう「にゅふふ、めうには分かるめうよ、りんりん先生、まりりのぷぎゅぎゅ取りに来ためう!」

凛「う、うう……そ、それは……」

めう「隠さなくてもいいめう!りんりん先生はまりりの事が大好きだから仕方ない事めう!」

凛「うぐぐ」

めう「あ、でも今はめうがやってるから少し待って欲しいめう」

凛「それはいいけれど……あとどのくらい?」

めう「ひなひなを落とすまでめう!ひなひな重くて動かすのが大変めうーっ!」

凛「グッズ屋…?ああ、ひなちくんの事ね」

めう「まだ落ちないのだ……両替してくるからそこで待っててめう!」

凛「ええ……」

凛「はんこ屋、行ってしまったわね……」

凛「……一回くらい、やってもいいでしょう」チャリン

凛「狙うのは……あの出口に一番近いレコード屋がいいわね」

凛「まずは縦を合わせて……よし」ウィーン

凛「それから横も……位置取りは完璧ね」ウイー…

凛「これなら一発で取れてしまうかも……あら?」

凛「上手く掴んだのにすぐに落としてしまったわ……随分と非力なキャッチャーね…」

めう「最近のくれれはそのまんま掴ませてくれることなんてほとんどないめうよ」

凛「あらはんこ屋、戻ってきてたの」

めう「くれれがまりりぷぎゅぎゅ落とす所からいためう!」

めう「りんりん先生、こういうのは掴むというより、ズラして落とすめう」

凛「落とす?」

めう「だから、こうやって……」チャリン ウィー

凛「少し動いたわね」

めう「こりを繰り返して落としていくめうよ」

凛「ふうん……それで、あと何回くらい掛かりそうかしら?」

めう「え、えーっと……上手く行けば、あと、9回くらい……」

凛「…………」

めう「だ、だって、ひなひな重いんだもん!」

凛「そう……」

~数十分後~

めう「や、やっと取れためうーっ!ひなひなーっ!」

凛(ひなちくんだけどそれでいいのかしら……)

めう「じゃあめうはこりでしつれーするめう!りんりん先生、頑張ってめう!」

凛「貴女の取り方を見ていたら少し不安になってきたわ」

めう「だいじょーぶめう!まりりは軽いめう!ぜったいだいじょーぶめう!」

凛「そ、そうなの……?」

めう「りんりん先生ならちょちょいのちょいめう!」

凛「わ、分かったわ……」

凛「さて、えっと……」チャリン ウイー

凛「ズラすようにして……と」

凛「ふむ……やっぱり一回程度じゃ上手く動かないわね……」

凛「もう一回……あっ右に行き過ぎたわ……」ウイー

凛「むう……思った以上に上手くいかないわ……」

凛「はんこ屋、クレーンゲームも上手なのかしら……?」チャリン

凛「……勿論、私も諦める気概はないわ……!」ゴゴゴゴゴ

ママーオンナノヒトガスゴイイキオイデクレーンヤッテルー
シッ!ミチャイケマセン!

……

凛「…………」チャリン

凛「…………」ウイー

凛「…………」

凛「…………」チャリン

凛「…………」ウイー

凛「………!」

凛「…………ちっ」

凛「…………」チャリン

凛「…………」ウイー

凛「…………」

……

~凛の部屋~

凛「や、やったわ……!」

凛「苦節20分、費用2500円でついにレコード屋のぬいぐるみを手に入れたわ……!」ババーン

まり花ぷぎゅット「」

凛「再現度にはそれほど期待していなかったけれど……
  その、なかなか、可愛らしさは表現出来ているわね……」

まり花ぷぎゅット「」

凛「くるんとして愛らしいアホ毛とか……花飾りもあるし……うふふ…」

まり花ぷぎゅット「」

凛「一個しか取れなかったのは残念だけど、取り敢えず飾っておきましょう……」

まり花ぷぎゅット「」

凛「ふふふ、レコード屋はぬいぐるみでも可愛らしいわね……」ニコ

まり花ぷぎゅット「」

凛「それにしても、よく出来てるわね……」

まり花ぷぎゅット「」

凛「…………」

まり花ぷぎゅット「」

凛(スカートの中は、どうかしら……)

まり花ぷぎゅット「」

凛「……」ペラ

まり花ぷぎゅット「」

まり花「りんちゃーんっ!遊びに来たよーっ!」バン!

凛「わわわわわわわっ!?!?」

まり花ぷぎゅット「」

凛「れ、レコード屋…!?なんで急に……」

まり花「なんでって……さっきりんちゃんに会いに来たのにいなかったから…
    それでどこ行ったのかなってりんちゃんのお父さんに聞いたらお父さんも知らないって言うんだよ?
    だからりんちゃんがおうちに帰ってきたら教えてねっ?ってりんちゃんのお父さんに言っておいたんだよっ!
    そしたらお父さんから帰ってきたって連絡があったからね?早速来たんだけど……」

まり花ぷぎゅット「」ペラー

凛「あ、あああ……」

まり花「わあわありんちゃんっ!それわたしのぬいぐるみ?」

凛「え、ええ」

まり花ぷぎゅット「」

まり花「えへへ、わたしが言うのもなんだけど、とっても可愛いねっ!」

凛「で、でしょう…?」

まり花「でもりんちゃん」

凛「な、何かしら」

まり花「なんでわたしのぬいぐるみのスカートが捲り上がってるのかなっ?」

凛「」

まり花ぷぎゅット「」

凛「あ、あの、これはえっと……」

まり花「えっと、なにかな、りんちゃん……?」

まり花ぷぎゅット「」

凛「そ、その……レコード屋のぬいぐるみのスカートの中が、どうなってるかと思って……」

まり花「ふうん……そうなんだ」

まり花ぷぎゅット「」

凛「え、ええ……そ、そう、なの……」

まり花「それで……実際はどうだったのかな?」

凛「え、えっと……純白の可憐な白い下着があったわ……」

まり花「へえ、そっか」

凛「え、ええ………」

まり花ぷぎゅット「」

まり花「りんちゃん」

凛「は、はい」

まり花「今のわたしの下着も、それだと思う?」

凛「え、ええっ……!?」

まり花「どう思うかなっ?ねえりんちゃん、答えてみてよっ」

凛「れ、レコード屋……?」

まり花「いいからっ!あと、レコード屋じゃなくって、「まりか」って呼んで欲しいなっ?」

凛「う、ま、まりか……そ、そうね、そうなんじゃ、ないかしら……」

まり花「比べてみる?」

凛「えっ」

まり花「りんちゃんにだったら、いくらでも見せてあげるよっ?」

凛「ちょ、ちょっと待ちなさい貴女!ど、どうしたのよ……」

まり花「…ねえりんちゃん、なんでわたしが会いに来たのか分かるかな?」

凛「さ、さあ……」

まり花「ふふふ、それはねー?」バッ

凛「きゃっ!」

まり花「こうやって、りんちゃんといっぱいいっぱい、いちゃいちゃするためだよっ!」

凛「ま、まりか、ちょ、ちょっと、ほんとに、まっ、んんんっ……」

…………
……

……

凛「き、急に迫ってきて、何事かと思ったわ……」

まり花「もうりんちゃんっ!これまでにもいっぱいしてるでしょー?」

凛「そ、そうだけど……やっぱり、心の準備というものがあるのよ……」

まり花「ふうん、でも途中からりんちゃんからも積極的にしてきたよね?」

凛「いいじゃない、スイッチが入ったのよ……」

まり花「そっかー…えへへへ、りんちゃーん♪」ギュ

凛「も、もう、まりかったら……」ナデナデ

まり花「ねぇりんちゃん」

凛「何かしら」

まり花「わたしのぬいぐるみはあるけど、りんちゃんのはあるの?」

凛「私?私のは……無いんじゃないかしら」

まり花「ふーん、そっかー……」

凛「ま、まぁ、いずれ出るかもしれないわね……」

まり花「わたしりんちゃんのぬいぐるみ欲しいよっ!」

凛「あ、貴女のぬいぐるみを取るのでも凄く苦労したのだけれど……ま、まあ、その時は一緒に取りに行きましょう…」

まり花「うんっ!」

凛「と、ところで、まりか……その……」

まり花「んー、りんちゃん、まだしたい?」

凛「だ、だめ?」

まり花「もうりんちゃん、だめなんて、言うわけないよっ!」ガバッ

凛「まっ、まりか、今度は私から、っ、んんっ……」

まり花ぷぎゅット(おわり)

おわり

~おまけ~

一舞「ねえさきこ、あたしたちのぷぎゅットっていつ出るんだしっ?まりかとめうばっかずるいしっ!」

咲子「うふふ、イブちゃん、私とイブちゃんとりんちゃんのぷぎゅットは1月に入荷予定ですっ!」

一舞「そうなの?」

咲子「1月の3週目は全国のアミューズメント施設へれっつらごー、ですよっ!」

一舞「それにしてもあたしとさきこ、一緒なんだね」

咲子「はいっ!とってもとっても、一緒ですっ!」

一舞「えへへへ、なんか照れちゃうね」

咲子「是非一緒に取って欲しいですね?」

一舞「それはちょっと難しいかもしれないけど……」

咲子「私は頑張ってイブちゃんのぷぎゅットいっぱい取りますからっ!」

一舞「そこは他の人のために残しとこ?」

~おまけ2~

めう「ひなひな(ひなちくん)のぷぎゅぎゅは他のぷぎゅぎゅと違ってふかふかめう!」

めう「白い部分が肌触りいいめう~」

めう「やわやわめう……こうやってぎゅーってすると……」

めう「いいきもち、めう……」

めう「むにゅ……」

めう「………」

めう「……くぅ」

~おまけ3~

夏陽「ちょっとここな!ちくわバンドの二人がぬいぐるみになってるじゃない!」

心菜「ぷぎゅット」

夏陽「なんでアイドルのあたしよりも先にあいつらが……」

心菜「大丈夫だよなっちゃん、まだチャンスはあるから」

夏陽「そ、そうよね、あたしたちがぬいぐるみになったら、きっとあれよりも可愛くできるんだから!」

心菜「ポジティブ」

夏陽「でも可愛いここなのぬいぐるみが何処の馬の骨とも知らない奴らの手に渡るなんて……」ブツブツ

心菜「?」

夏陽「ここなのぬいぐるみは、全部あたしのものなんだからっ!」

心菜「なっちゃん、それじゃ意味ないよ……」

お疲れ様でした
ちなみに私はめうめうひなちくんぷぎゅット取るのに7000円ほど溶かしました

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