モバP「アストレイ」 (45)




―事務所―



涼「なあちひろさん、外泊の申請用紙欲しいんだけど」

ちひろ「わかりました。どこかにお出かけですか?」

涼「いや、週末に実家に帰るだけだよ。実家って言っても近所だけど」

ちひろ「わかりました。実家が都内にある子はふらっと帰ってそのまま泊まったり
    しますから、申請してくれると助かります」サッ







SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1415712103



松永涼(18)
http://i.imgur.com/kkAdZAj.jpg





涼「前に凛と卯月が言ってたけど、地元が東京のヤツらはあんまり寮生活してるって
  実感がないらしいね。近くにセカンドルームが出来たくらいの感覚で、実家にも
  荷物とか置きっぱなしでよく取りに帰ってるんだって」カキカキ

ちひろ「涼ちゃんは全部寮に持って来てるんですか?」

涼「全部じゃないけど、今の生活に必要なものはほとんど寮にあるよ。実家に置いて
  あるのは捨てるのが面倒なガラクタばっかりかな」

ちひろ(じゃあどうして帰るのかしら?)

涼「よし書けた。それじゃ日曜の夜に寮に戻るから」サッ







 スタスタ…… バタン



ちひろ(何かひっかかりますね。涼ちゃんは自分のことをあまり話してくれない子
    ですから、聞いても教えてくれないでしょうし……)

ちひろ「一応プロデューサーさんに報告しておきましょうか」ピポパ








―週末・都内繁華街21:00PM―



 ワイワイ ガヤガヤ



涼「さむ、もうそろそろ冬だな」スタスタ

涼「コンビニでコーヒーでも買うか」

涼「……」

涼「……はぁ、何やってんだろアタシ」







P「それは俺も聞きたいな。こんなところで何やってんだ?」ヒョコ



涼「うわっ!? ぴ、Pサン!? 」ビクッ!!

P「よう涼。こんな場所に1人で出歩くと危ないぞ」

涼「Pサンこそ何やってんだよ。スカウトか?」




P「キャッチじゃあるまいしこんな時間にスカウトなんてするか。仕事を終わらせて
  週末の夜を楽しんでいる所だ。まあ俺は明日も仕事だけどな」

涼「そりゃジャマしちゃ悪いな。じゃあアタシはこれで……」クルッ

P「それで、お前は何をしてるんだ?」ジロリ

涼(ち、見逃してくれないか……)





涼「ちょっと夜食の買い出しに来ただけだよ。ちゃんと外泊許可は出したから寮の
  門限もないし、文句ないだろ?」

P「繁華街まで買い出しか?お前はまだ未成年なんだから危険な行動は控えてくれ」

涼「このあたりはアタシの庭みたいなもんだよ。アイドルになる前までは夜中までよく
  ブラブラしてたし、Pサンには迷惑かけないから心配すんなって」

P「涼」ジロリ

涼「……わかったよ。帰ればいいんだろ帰れば。そんじゃおやすみ」ヒラヒラ

P「違う。ちょっと俺に付き合え」

涼「は?」ピタ





P「どうせ帰らないんだろ?だったらいい店に連れて行ってやるからついて来いよ」

涼「……もしかして、ちひろさんから何か聞いた?」

P「何の話だ?ちひろさんに相談でもしたのか?」シレッ

涼(ここで聞いてもはぐらかされるだけだな。まあどうせ予定もないしいいか)

涼「いいぜ。ハラも減ったし何かおごってよ」ニヤリ

P「あそこ腹に溜まるメニューあったかな。つまみなら頼んだことあるが……」

涼「どこに連れて行くつもりだよ。言っとくけどアタシ未成年だからな?」





***



―Jazzバー―



涼「まさかココに入るとは思わなかったな……」

P「ん?知ってるのか?」

涼「このあたりはアタシの庭みたいなもんだって言っただろ?バンドをやってた頃に
  メンバーと演奏させてくれって頼みに来たよ。丁寧に断られたけど」

P「お前のバンドってガールズロックじゃなかったか?店の雰囲気に合わないだろ」




涼「まあそれもそうだったんだけど、でもここって業界人御用達のバーだろ?ここで
  一回でも演奏出来れば、そこから誰かの目に留まってデビュー出来ないかなって
  ワンチャン狙いで突撃したんだよ」

P「よく知ってたな。この店は業界でも一部の人間しか知らない溜まり場なんだぞ?
  俺みたいなプロデューサーやスカウトマンがよく情報交換してるんだ」

涼「そうなんだ。だけど結局バンドは解散しちまったし、知ってても意味なかったな。
  その後でここに来るなんて複雑な気分だよ」

P「夢を叶えるのは難しいからな。たとえ世間では勝ち組や成功者と呼ばれる人でも、
  自分の夢を叶えられなかった人はいるぞ」グビ





涼「それでPサンはどうしてアタシをここに誘ったんだ?おつまみのクラッカーと
  オレンジジュースじゃアタシは満足出来ないよ?」ポリポリ

P「もうちょっと待て。さっき店の人にピザを注文してもらったから」

涼「バーで宅配ピザ注文するってマナー違反じゃないのか?同じ事をLIVEハウスで
  やったら出禁になるけど」

P「もちろん普段は禁止だが何とかした。お、来たぞ」






あい「お待たせしました。ド○ノピザです」スタスタ



涼「ぶっ!? げほっ、げほっ!」

P「ありがとうございますあいさん」ニコ

あい「誰を連れて来たのかと思えば涼だったのか。大丈夫かい?」サスサス

涼「ど、どうしてあいさんがここに……?」ケホッ







東郷あい(23)
http://i.imgur.com/EXSYUQl.jpg





あい「前にPくんに紹介してもらってね。アイドルの仕事と関係なく、時々この店で
   サックスを吹かせてもらっているんだ」

P「今日は珍しく仕事が早く終わってフリーだったから、久しぶりにあいさんの演奏を
  聴きに行く途中だったんだ。そこでたまたまお前に会ったから、一緒にどうかと
  思って連れて来たんだよ」

あい「しかしいいのかいPくん?未成年の涼をこんなに遅くまで連れ回して」ジロリ

P「そのあたりは内密にお願いします。バレると後々厄介なので」ヒソヒソ

あい「フッ、では演奏後に一杯おごってもらおうかな」ニヤリ

P「お手柔らかにお願いしますよ」



涼「あの、アタシジャズはよくわかんないんだけど……」

あい「そう身構えることはないさ。ピザでも食べながらゆっくり聴いてくれ」

P「今は俺もあいさんもプライベートだ。お前も難しく考えずに楽しめよ」

涼「そう言われてもなあ……」



あい「さてPくん、何か聴きたい曲のリクエストはあるかな?」

P「楽しい曲がいいですね。涼が気に入りそうなノリの良いのをお願いします」

あい「わかった。久しぶりに吹くから多少ミスはあるかもしれないが、そこは大目に
   見てくれよ?」スクッ



 <オネガイシマス カチャカチャ…






P「さぁ、いよいよあいさんの演奏が始まるぞ。眠くないか?」

涼「そこまでガキじゃないよ。多分よくわかんないと思うけど、Pサンがアタシに
  聴かせたいって言うならしっかり最後まで聴くさ」

P「お前そういうところ真面目だな。感性の鋭い涼なら、ジャズはわからなくても
  伝わるものはあると思うぞ」


スレタイじゃよくわからんがガンダムASTRAY?




―――



♪~~~♪ ~~~♪♪ ~~~♪~~♪



涼(そういやあいさんがサックス吹いてるの初めて見たな。趣味だって聴いた事は
  あるけど、事務所に持って来たりしないし……)

P「まるで珍しいものでも見るみたいな目だな。サックスくらいならLIVEハウスに
  持ち込むバンドもいただろ?」

涼「たまにいたよ。あいさんとは比べものにならないくらいヘタだったけどね。
  ジャズはわかんないけど、あいさんの音はしっかり出てる気がする」




P「あいさんは昔プロのサックス奏者を目指してたらしいからな。今は趣味で吹いて
  いるらしいが、プロでも通用するとジャズ好きの客が言ってたよ」

涼「そんな人が何でアイドルをやってるんだ?」

P「俺もわからん。俺がスカウトしたからアイドルになったんだろうけど、最終的に
  決めたのはあいさん本人だからなあ」グビ

涼「何でサックス奏者にならなかったのかな……」

P「……」





***



 パチパチ… パチパチ…



あい「ふう、どうだった?」スタスタ

P「久しぶりに吹いたとは思えませんね。お見事でした」

あい「フッ、出来ればもう少しここに通えるようにスケジュールを調整して欲しいな」

P「検討しましょう。飲み物を頼みますか?」

涼「え?それだけ?」

P「ん?それだけってどういうことだ?」

涼「いや、もっとこうした方がいいとか、アドバイスとかしないのかなって……」




P「俺も何でもかんでも口出しするわけじゃないぞ。今はプロデューサーじゃなくて
  ただの客として飲みに来てるし、あいさんも仕事じゃないからな」

あい「そういう事だ。それにいくらプロデューサーのPくんと言え、サックスにまで
   干渉されたくない。私が事務所にサックスを持ち込まないのも、アイドルとは
   線引をきっちりしておきたいしたいからだ」

涼「じゃああいさんは、これからもアイドルとしてはサックスを吹かないの?」

あい「先のことはわからないが、今はまだその気はないな。アイドルになった今でも、
   サックスだけは私が納得出来る形で続けたいと思っている」



P「俺もLIVEで披露してみませんかと言ってるんだが、あいさんはなかなか首を縦に
  振ってくれなくてな。まああいさんは歌もダンスもハイレベルでこなせる人だから、
  無理にサックスを引っ張り出す必要もないんだが」ポリポリ

あい「フッ、この年まで色々な経験を積み重ねて来たんだ。アイドルになってまだ
   日は浅いが、私という人間まで浅く見られては困るな」

涼「やっぱりあいさんはカッコいいな。Pサンにも自分の意見をハッキリと言って、
  自分の道を迷わずに歩いてる感じがして憧れるよ」

あい「とんでもない、私はずっと迷いっぱなしだぞ?今はPくんに導いてもらって
   アイドルをしているが、1人になると自分が何者かわからなくなるしな」フフ

涼「え?あいさんが?」




あい「完璧な人間なんていやしないさ。私があれこれと器用にこなせるのは、逆に
   言えばそれだけ寄り道をしたからだ。最初はプロのサックス奏者を目指して
   上京したが、生活の為にモデルや役者もやったよ」

P「最初あいさんに会った時は役者畑の人だと思っていましたが、サックス奏者だと
  聞いて驚きました。でも今みたいにサックスを構えてもらうと、もうサックス
  奏者にしか見えません。この変わり身の早さもあいさんの凄さですね」

あい「女はいくつも顔を持っているのさ。今こうして君達の前にいる私も、ひょっと
   すると仮初めの姿かもしれないぞ?」クス

涼(あいさんでも迷うんだ。いや、迷ったからアイドルになったのかな……?)





―――



涼「へえ、あいさんって吹奏楽部だったんだ」

あい「映画で見たビッグバンドに憧れて、高校の吹奏楽部に入部したのがサックスを
   始めたきっかけだな。入部してから知ったのだが、その吹奏楽部は県内屈指の
   強豪校で練習がとてもハードだったよ」

涼「結構ガチでやってたんだね。それでそのままプロになろうと思ったの?」

あい「元々そんな気はなかったが、プロとして東京のビッグバンドで活躍している
   先輩に誘われたんだ。それで上京してバンドに入ったのだが、色々とあって
   1年足らずでバンドを脱退して、それからはずっと1人で活動していたよ」




涼「その時にサックスをやめようとは思わなかった?」

あい「もちろん思ったさ。だが私は自分が思っている以上にサックスが好きだった
   らしい。アイドルになってもこうして吹いてるんだからな」フフ

P「やっぱりLIVEで吹いてみませんか?先程はああ言いましたけど、あいさんの
  サックスを世の中に出さないのはもったいないですよ」

あい「フッ、考えておこう。そういえば涼は昔バンドを組んでいたと聞いたが、君の
   ステージはいつもソロだな。もうバンドはやらないのかい?」

涼「やりたいけど、バンドのみんなに悪い気がしてさ……」ポリポリ

P「……」





あい「少々配慮が足りなかったな。すまなかった」ペコリ

涼「あ、いや、別にいいよ。それに今のアタシはアイドルだし、いつまでもバンドを
  引きずっていたらいけないなって気持ちもあるんだ」

あい「ふむ。だが涼、過去を見たままでは未来に進めないが、過去から目を背けても
   また先には進めないぞ。そこには君の原点があるからな」

涼「原点?」




あい「そうだ。私の音楽の原点がサックスにあるように、君の音楽の原点はバンドに
   あるんじゃないのか?私達はアイドルという寄り道をしているかもしれないが、
   自分の原点さえ忘れなければ何も迷う事はない。いつか気持ちの整理がつけば、
   私はまたバンドをしてもいいと思うぞ」ニコ



涼「原点か…… そうだな」フフ




P「アイドルを寄り道と言われるのは心外ですね。ならば俺はあいさんにアイドルが
  天職だったと思えるくらい、みっちりプロデュースをしてあげますよ」

あい「おっと失言だったな。もちろんアイドルも充実しているし、私の手を引いて
   この世界に連れて来てくれたPくんには感謝しているさ。これからも私達の
   プロデュースをよろしく頼むよ」

涼「アタシもしっかりプロデュースしてくれよ。同じロッカーとして夏樹に負ける
  わけにはいかないし、ガツンとインパクトのある仕事を頼むよ」

P「ほう?それなら水着撮影に挑戦してみるか?今年は夏樹も着たし、拓海と里奈も
  やったから次はお前にしようかと考えているんだが」

涼「それはカンベンしてくれ…… これでも昔はハード路線だったんだからな?」



P「お前はプロポーション抜群だし、水着になれば拓海に匹敵すると思うが」

涼「あいさん、これってセクハラだよな?」

あい「プロデューサーの立場を利用したパワハラでもあるな。訴えれば勝てるぞ」グビ

P「な、なぜだ……?」アタフタ





***



―再び繁華街・23:00PM―



涼「あー楽しかった。今日はありがとPサン」

P「楽しんでくれたなら良かったよ。今日のことは内緒だぞ?」

涼「わかってるって。でもホントに駅まで送ってくれなくても大丈夫だよ?知ってると
  思うけどここから歩いて20分くらいだし」

P「20分くらいなら一緒にいてもいいだろ?俺も酔い覚ましに歩きたい気分なんだ」

涼「ま、まぁPサンがいいならアタシは構わないけどさ……」

涼(こんな夜中に男と2人で歩いてたら、ヘンな誤解とかされないかな?しかもここは
  アタシの地元だし、知り合いに見られたらハズい……)キョロキョロ






P「どうした涼?さっきから静かだが疲れたのか?」ヒョコ

涼「んなっ!? きゅ、急に顔近づけんなよ!」ビクッ!!

P「悪い悪い、暗くてよく見えなくてな。それじゃ行こうか」スタスタ

涼「う、うん……」ドキドキ







―――



P「……」スタスタ

涼「……」スタスタ

涼「……何も聞かないんだね」

P「ん?何か言ったか?」クルッ

涼「何でもないよ」

P「そういえばお前がいたバンドの元メンバーの子、今度インディーズのレーベルで
  デビューするらしいな」サラリ

涼「……」ピタ

涼「知ってたのか……」






P「こういう情報はすぐ入って来るのさ。ギターの上手い子らしいじゃないか」

涼「ああ、結局バンドを解散してからまだ音楽やってるのはアタシとアイツだけだな。
  アイツはアタシ達の中で一番才能があったから、解散してもどこか別のバンドに
  入ったらやっていけると思ってたよ」

P「それで初志貫徹してバンドで夢を叶えたその子と、アイドルに転身した今の自分を
  比べて落ち込んでいたのか?」

涼「別に落ち込んでいたワケじゃないけど、ちょっと考えちゃってさ。実家に帰って
  バンドやってた頃の衣装とかギターとか引っ張り出して、もしあの時解散せずに
  もう少し頑張ってたらどうなってたのかなってモヤモヤしてたんだ」

P「こればかりは運もあるから、何とも言えないな。プロとして通用するような子が
  2人いたようなバンドでもデビュー出来るとは限らないし」





涼「誤解しないで欲しいんだけど、アタシアイドルになったことは後悔してないよ?
  最初はやっていけるか自信なかったけど、Pサンのおかげで色々と充実してるし
  小梅や夏樹達と一緒にいるのも楽しいしホントに感謝してる」

P「それは良かった。バンドやってた頃の方が良かったなんて言われたら、俺も今の
  お前みたいに落ち込んじまうからな」フフ

涼「だからアタシは落ち込んでないって。アイツがデビューしたのは素直に嬉しいし、
  それにモヤモヤしてた気持ちもあいさんに会ってスッキリしたよ」

P「あいさんにか?」





涼「ああ、初心忘れるべからずっていうの?音楽が好きでアツいハートさえあれば、
  アタシはアイドルでもやっていけるって吹っ切れたよ」

P「アイドルになったからって何かが大きく変わるわけじゃないさ。お前もほとんど
  バンドをやってた頃のままだろ?」

涼「いや、昔のアタシを知ってるヤツらはアイドルになって丸くなったって言うよ。
  バンドやってた頃はもっと尖ってたってな」

P「それはお前が勝手に変わったんだろ。うさちゃんピースだっけ?」

涼「あ、あれは緊急事態だったというか… てかいい加減に忘れてくれよ!」カアア



P「まだまだあるぞ。ハロウィンイベントでビビって腰抜かしたり、事務所のコタツで
  小梅を抱きしめて薄笑いのまま寝てたり。おかしいなあ、俺がスカウトしたはずの
  クールでカッコいい涼はどこに行ったのかなあ~?」ニヤニヤ

涼「聞こえない!アタシは何も聞こえない!」

P「まあからかうのはこれくらいにして、お前はアイドルの型にとらわれずにもっと
  自由にすればいいさ。それにお前自身もハードロックだけじゃなくて、この前の
  LIVEで歌ったような優しいバラードや他のジャンルも挑戦してみたらどうだ?
  あれなかなか評判良かったぞ」クス



涼「あいさんとの会話を聞いて思ったんだけど、Pサンって基本的に放任主義だよな。
  アタシ達の自主性を尊重してくれているって言えば聞こえはいいけど、イマイチ
  方向性が見えなくてどうすればいいのかわからないよ……」ハア

P「もっと自分に自信を持てばいいさ。お前にはバンド時代に積み上げてきた確かな
  地盤があるんだから、それを大切にしながら胸を張って活動すればいい。俺は
  そこにほんの少しだけアイドルの要素を付け加えるだけさ」



涼「ビシっとキツく言ってくれた方がラクなんだけどな。アタシはPサンのオンナ
  なんだから、アンタの好きなようにしてくれたって……」ボソ



P「え?」ポカーン



涼「あ……」



あんたのssほんとすこ



P「お前…… 今とんでもない事を言わなかったか……?」アゼン

涼「違う!間違えた!オンナじゃなくてアイドルって言おうとして、アンタのって
  いうのはカノジョじゃなくてプロデュースされてるって意味で……!」カアア

涼「うわあああああぁぁぁぁぁっっっ!! !! !! 」ダダダダダ…

P「お、おい涼どこ行くんだよ!駅はそっちじゃないぞ!」



おわり







 劇場を読み返してみると、涼はカッコいいのに結構自爆してる。それから拓海や
夏樹と比べるとセリフが女の子っぽい。『だぜ』とかあんまり言わないし、クールに
見えて意外と可愛いんだなと思いました。小梅の保護者扱いされることが多いですが、
もっと涼個人の魅力をアピールして欲しいです。では



愛に溢れているな

涼って松永さんの方か

乙です

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom