オーキド「そこに3つのボールが…ないっ!?」 (303)

オーキド「あれ?あれれ?」

レッド「…」

オーキド「変だなあ。どっかに落として来たかなあ」

グリーン「なんだよ…それ」

オーキド「まあええわ。すまんな」

レッド「おう」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1413364017

オーキド「そうだ、レッド。ちょいとトキワのショップに行って、
Amazonからの荷物を受け取って来てくれんか?」

レッド「いいぜ」

オーキド「草むらには野生のポケモンがいるから…こいつをやる」サッ

レッド「これは?」

オーキド「ネズミだ」

ピカチュウ「ぴっか!」

レッド「ほう」

オーキド「頼んだぞ。よしグリーン!研究を手伝ってくれ!」

グリーン「仕方ねえなー」

オーキド「うりゃ!」

バチン!

グリーン「あん!この研究はつらいっ!」

レッド「行くぞ」

ピカチュウ「ぴか」

レッド「着いたぞ」

ピカチュウ「ぴか」

レッド「荷物、受け取ったぞ」

ピカチュウ「ぴか」

レッド「うーん…中身はなんだろうな」

ピカチュウ「開けてみるがよい」

レッド「オーキドに怒られちゃうよ」

ピカチュウ「秘密というもののは暴かれなくてはならぬ。
少年よ、封印を解くのだ」

レッド「はい!」

デデデデデ〜〜〜〜ン!!

レッド「…『ぷにぷにシャワーズDX』?」

ピカチュウ「オ○ホだな」

レッド「それと…『禁断のババアHeaven ーキクコー』?」

ピカチュウ「エロ本だな」

ピカチュウ「熟女のヌードを見ながらシャワーズ型のオナホで…。
恐ろしい男だ」

レッド「ふん…くだらん。捨ててしまえ」ポイ

ピカチュウ「どうする?マサラに戻るのか?」

レッド「通常ルートだと、戻って図鑑を貰うことになっている」

レッド「だがそんなものはいらん」

ピカチュウ「では、ニビへ行くか?」

レッド「いや、ここは西、ジョウト地方に向かおう」

ピカチュウ「いいだろう」

レッド「ここがワカバタウンだ」

ピカチュウ「ふむ」

ヤドラン「ふむ」

レッド「ここにはウツギというマッドサイエンティストが
いるはずだ。訪ねてみよう」

ヤドラン「そうしよう」

ウツギ「へへへへへへへへへへ…」

レッド「ごめんくださ〜い」

ウツギ「ふふふふふふふふふふ…オタチちゅわん…」

レッド「あのー、ウツギさん?」

ウツギ「からあげ!」

ピカチュウ「トリップしているようだな」

ヤドラン「うむ。注射器が散乱しておる」

ウツギ「イスタンブール!」

レッド「ダメだこりゃ。出よう」

ピカチュウ「待て少年。机の上にボールがあるぞ」

レッド「本当だ。よし、いただこう」

ウツギ「Debe de set dificil manejar los palillos…」

レッド「研究所を出たぞ」

ピカチュウ「うむ」

ヤドラン「うむ」

レッド「ところで、お前は誰だ?」

ヤドラン「難しい質問だ。誰かと聞かれて、ヤドランと答えることは
不自然である。『誰?』『人間だ』という会話はおかしい。
だが、俺は野生のヤドランであり、『タロー』といった名は持っていない。
つまり、俺は自分が何者であるか明確に答えることができない。
これは所謂、自我の崩壊と言えるであろう…」

レッド「帰ってください」

ヤドラン「承知した」

ピカチュウ「少年よ、盗んだボールを開けてみるがよい」

レッド「そうだな」

ポン!!

ヒノアラシ「あ、おはようございます」

レッド「おお!こいつは美味そうだ!」

ピカチュウ「うむ、刺身でいってみよう」

ヒノアラシ「ちょ、ちょっと!食べないでくださいよ!」

レッド「なんだって?」

ヒノアラシ「ボクは美味しくないですよ!身が硬いんです!」

レッド「そりゃ残念。行こう」

ピカチュウ「おう」

ヒノアラシ「ちょ、ちょっと!置いて行かないでくださいよ!」

レッド「なんだって?」

ヒノアラシ「旅をなさるんでしょう?ボクもお役に立てると思います!」

レッド「旅はしない」

ヒノアラシ「え」

ピカチュウ「え」

レッド「俺の目的は、ゲームフリークへの対抗だ。
あらかじめ定められた道を進むつもりは無い。
プレイヤーの思い通りにはならんのだ」

ピカチュウ「うむ、それは良い考えだ」

ヒノアラシ「う〜ん…」

レッド「だから、これから何をするか、それは俺にも分からない」

レッド「…だが、少なくとも賑やかな方が楽しい。
お前を連れて行こう」

ヒノアラシ「あ、ありがとうございますっ!」

ピカチュウ「よろしくな」

ヒノアラシ「はいっ!」

レッド「さあ、出発!」

レッド「ヨシノシティはつまらん町なのでカットだ!」

レッド「キキョウシティに着いたぞ」

ピカチュウ「うむ」

ヒノアラシ「見てください。ジムがありますよ」

レッド「ポケモンジム…くだらん。あんな安っぽいバッジ、1円にもならん」

ヒノアラシ「では、マダツボミの塔で修行をなさっては?景品もあるそうですよ」

ピカチュウ「景品とは?」

ヒノアラシ「わざマシン『フラッシュ』です」

レッド「いらんな」

ピカチュウ「他には?」

ヒノアラシ「ええと、あなぬけのヒモとか…」

レッド「あなぬけ!?なんともインビな響きだ!」

ピカチュウ「では、行ってみるとしようか」

ヒノアラシ「はい!」

レッド「レッツゴ…いてっ!」ドン!

シルバー「…チッ」

レッド「なんだよ、気をつけろよ」

シルバー「…」

レッド「…」

シルバー「…」

レッド「…」

シルバー「ジャンケンポオオン!!」パー

レッド「ふんぬ!」チョキ

シルバー「…」

レッド「…」

シルバー「俺の高速ジャンケンに勝つとは…そなた、何者ぞ?」

レッド「拙者はレッド…マサラの国の者…」

シルバー「ふん…覚えておこう。さらば!」ダッ

レッド「…」

ヒノアラシ「ここが、マダツボミの塔です」

レッド「なんと卑猥な形!」

ヒノアラシ「そうですかねえ…」

ピカチュウ「見ろ、坊主どもが行く手を阻んでいる」

坊主「南無…」

レッド「へロー!!」

坊主「うわっ!」

レッド「オー!ジャパニーズジンジャ!ベリーファイン!」

ピカチュウ「ヘーイレッド!ドントソーハリィ!」

坊主「え、え、ええっと」

レッド「ワオ!ジャパニーズオボーサン!ナイストゥーミーチュー!」

坊主「お、おーけーおーけー」

ピカチュウ「レッド!ゼアイズナイススタチュー!レッツテイクアルック!」

レッド「オーイエス!カモオン、ヒノアラシ!」

ヒノアラシ「い、いえす」

坊主「し、勝負を…もう!いや!」

レッド「ここが最上階だな」

ピカチュウ「うむ」

長老「よく来た!わしはこの塔の住職。長老とも呼ばれておる!」

ヒノアラシ「彼にバトルで勝つと、景品がもらえるんです」

レッド「そうか。で、何のバトルですか?」

長老「決まっておろう!このゲームを何だと思っておるのだ!」

長老「『お経ラップ』で勝負じゃ!」

レッド「お経ラップだとお!」

長老「わしのラップに勝てるかな?ゆくぞ!」

ジャカジャカ

長老「Yo!Yo!なもあみだ!YoYoなもあみだ!」

ホーホー「チェケラ!」

長老「わしは住職!もうすぐ殉職!」

ホーホー「フー!」

長老「冥土の土産に見せてやる!アツいラップをやってやーる!」

長老「安いお布施はおことわーり!100万くらいが丁度いーい!」

ヒノアラシ「高いよ!」

長老「お祓い来ちゃってぼろ儲け!脅してすかしてワンモアセッ!」

ホーホー「イェア!」

ピカチュウ「下手だな」

ヒノアラシ「レッドさん!本当のラップを見せてやってください!」

レッド「うーん…俺、ラップとかマジ無理」

ヒノアラシ「ええ!?」

レッド「しかーし!俺はチャレンジするぜ!」

レッド「ミュージック、スタート!」

ジュクジュク

レッド「Yo!Yo!なもあみだ!YoYoなもあみだ!」

レッド「俺はレッド!そう、レッド!何を隠そう主人公!バトルで負けたら終わっちゃう!話が終わっちゃう!」

ゴース「アイー!」

レッド「俺っちラップが大好きい!他人の葬儀でやっちまう!良い子は真似しちゃダメだYo!」

ゴース「SWAG!」

ピカチュウ「これはひどい」

レッド「この前タマムシ行ってたら!エリカとばったり会っちゃった!」

レッド「『あなたのジムで花を咲かせたい』って口説いたら!なんだか空気が凍って!忙しいからと逃げられた!」

レッド「ふざけんな!ビ○チ!」ドン!!!

ゴース「きゃっ!」

レッド「あのクソビ○チまじフ○○ク!!どうしてくれるんだ俺の気持ち!このそそり立つ俺の○○○!あのビ○チを○○して俺の○○○を○○○で○○○○!そして○○!○○○○○○○○○○○!」

ヒノアラシ「ストップ!ストオオオップ!!」

レッド「チェケラッチョ!」

ヒノアラシ「ラップになってないし、○○○とか○○○○は言ってはいけない言葉です!」

レッド「アウトかな?」

ヒノアラシ「まあ、伏字にすれば大丈夫でしょうが…」

ピカチュウ「うむう…どっちの勝ちだろう?」

ヒノアラシ「言うまでもないでしょ!」

長老「…」

長老「負けた…!」

ヒノアラシ「えええええええええええええ」

レッド「これが、主人公補正というものだ」

ピカチュウ「その通り」

長老「いやあ、お見事じゃった!約束の通り、フラッシュを授けよう」

レッド「どうやって使うんです?」

長老「わしの頭を見よ!フラッシュ!!」

ビカッ!!!!

レッド「ぐほお!!眩しいいい!」

長老「もう一丁!フラッシュ!!」

ピカリン!!!

ピカチュウ「だあああ!目がああ!」

長老「…と思ったが、そなたはフサフサだから使ないようじゃ。代わりにこの懐中電灯を授けよう」

レッド「ありがとうございます」

レッド「そういえば、あなぬけの紐は?」

長老「わしが使ってしもうた!けけけけけ」

レッド「な、なんだとー!?」

長老「フラッシュ!!」

キラキラーーーン!!

レッド「うぼああああ!!」

レッド「さ、マダツボミの塔は制覇した。次は?」

ヒノアラシ「シナリオ通りだと、つながりの洞窟を目指すことになっています」

レッド「では、別のルートを進もう」

ピカチュウ「見ろ、遺跡のようなものがあるぞ。行ってみようじゃないか」

ヒノアラシ「アルフの遺跡ですね」

レッド「面白そうだ。ちょっと観光してみるか」

ヒノアラシ「これが有名な石板です」

ピカチュウ「ポケモンの絵が描いてあるな」

ヒノアラシ「プテラです。化石でも埋められているのでしょう」

レッド「では、復活の儀を執り行う」

ピカチュウ「はい!」

ヒノアラシ「は?」

レッド「カセットコンロを。それと大きめの鍋」

ピカチュウ「はい」コトン

レッド「ファイア!!」

カチッ…ボッ!

レッド「では、材料を投入する。準備はよろしいか」

ピカチュウ「はい」

レッド「『小麦粉』!」

ピカチュウ「はい」

レッド「『水500cc』!」

ピカチュウ「はい」

レッド「どんどん入れるぞ!」

レッド「『オリーブオイル1瓶』!」

レッド「『卵の白身だけ5個分』!」

レッド「『ねぎとろ』!」

レッド「『パインアメ10個』!」

ぐつぐつ…

レッド「『インド産の目薬』!」

レッド「『目覚まし時計』!」

レッド「『たらこスパゲティ』!」

ぐつぐつ…

ヒノアラシ「なんだか、不穏な香りがします…」

レッド「さあ!ここからが重要だ!」

レッド「『ミュウの肩ロース』!」

レッド「『ディアルガの胸についてる宝石みたいなやつ』!」

レッド「『レシラムの股間のフサフサ』!」

ボコボコ…

レッド「完成だ!!」

ヒノアラシ「なんだ…これ」

レッド「ピカチュウ、頼んだぞ」

ピカチュウ「はい、では…ゴホン」

ピカチュウ「レエガミヨ、レエガミヨ…ヨウオ、スクツシ、イカハ…オテベス、ノヨノコ、ラテプ…ラテプ」

ピカチュウ「キエーッ!!!」

レッド「これでよし。プテラが蘇るぞ!」

ヒノアラシ「ど、どうやって?」

レッド「大きな声で呼ぶんだ!プテラさーーーーん!!」

ヒノアラシ「儀式の意味は!?」

ドドドドドドドドドドドドド…

プテラ「はあーーい!!」

レッド「わーい!プテラさんだー!」

プテラ「あーら!坊や、アタシが来たからには安心よ!うっふふん」

ヒノアラシ「なんか…想像と違うな」

プテラ「うっせえよ!ゴルァ!!」ぐわっ

ヒノアラシ「ひゃああ!!」ビク

プテラ「アタシを見くびっちゃうと、痛い目にあうわよ!こう見えてもオスなんだから!うっふふん」

ヒノアラシ「じゃあ、オカm…」

プテラ「あ?」

ヒノアラシ「いえ、ごめんなさい…」

レッド「プテラさーん、遊んでー」

プテラ「ごめんねえ…坊や。アタシ、これからコガネにお買い物に行くのよお」

レッド「えー…」

プテラ「また今度、遊んであ・げ・る!チャオ!」

バッサバッサ…

ヒノアラシ「…」

ピカチュウ「マサラテプ、イシクツウオ…スデノル、エガミ、ヨ…」

ヒノアラシ「まだやってるよ…」

レッド「…というわけで、エンジュシティに着いた」

ピカチュウ「うむ」

レッド「途中、クネクネした妙な木があったが、からてチョップで砕いてしまった」

ヒノアラシ「はあ」

レッド「ここには色々な観光スポットがあるらしいじゃないか」

ヒノアラシ「はい。焼けた塔、スズの塔、ポケモンジム、歌舞練場…」

レッド「では、歌舞練場に行ってみよう」

ピカチュウ「うっしっし!舞妓さんはええぞお!」

ガラッ

レッド「ごめんくださ…」

舞妓A「おう!よう来たのう、兄ちゃん!」

舞妓B「わしらが、かの有名な『マッチョ舞妓』じゃ!ぬわっはっは!!」

レッド「」

舞妓C「ようし!では、兄ちゃんに練習をみせたろう!」

舞妓D「『男舞妓ポージング対決』!行くでえ!」

ズンチャ!ズンズンチャ!

ヒノアラシ「ダメだこりゃ」

TAKE 2

ガラッ

レッド「ごめんくださ…」

ピロピロピロピロテレンテン

男「いらっしゃいませ」

ヒノアラシ「うわ…変な音楽…」

レッド「…ここって、歌舞練場ですよね?」

男「いいえ。『舞妓ストリップ』です」

レッド「な、何すか…それ」

男「通常のストリップと違い、女の子全員の顔が白塗りになっております。ほら」

舞妓A「うふん」

ピカチュウ「オエエエエ!!」

ヒノアラシ「ダメだこりゃ」

TAKE 3

ガラッ

ピカチュウ「うらあああああ!!」

舞妓A「!?」

舞妓D「きやあああ!!」

ピカチュウ「おめえら!動くんじゃねえぞ!」シャキン

舞妓E「ひええええ…!」

ピカチュウ「お代官様がいらっしゃる!心しておもてなしするのじゃ!」

レッド「…」

ピカチュウ「お代官様、こちらへ」

レッド「うぬ」

ピカチュウ「おい!そこの!こっちへ来い」

舞妓C「は、はい!」

レッド「ええぞ…ぬっふっふ」

舞妓C「お酒です…」トポポ

レッド「おぬしも呑むがええ。ぬっふっふ」

舞妓C「ありがとうございます…」

バッ!

レッド「ぬっふっふ!ええ体じゃ!」

舞妓C「うぐ…」

レッド「特にこの…ぬ?ずいぶん硬いパイオツじゃのう…」

舞妓C「あの、それは…モンスターボールでございます」

レッド「ぬわんじゃと!」

レッド「どれどれ、おぬしのポケモンを見せてみるがよい」

ポン!

サンダース「じゃじゃーん!」

レッド「戻せ!」

サンダース「ちょ」

レッド「そこのおぬし!」

舞妓E「は、はい」

レッド「おぬしもポケモンを持っておるのか?」

舞妓E「はい、ブラッキーを…」

レッド「なるほど、イーブイズ8匹が揃っておるのだな」

舞妓E「…はい」

レッド「ぬっふっふ!では一匹もらっていこうではないか!」

ヒノアラシ「お、お代官様!」

レッド「なんじゃ!」

ヒノアラシ「か、書き溜めが尽きております!」

レッド「ぬわんじゃと!仕方が無い、時間を稼ごう…」

レッド「レス数を稼ぐために、多数決を行おう。イーブイズの中から一匹頂くとして…>>72>>74>>75、おぬしらはどれがいいか?」

ブラッキー

>>73

ニンフィア

レッド「ええい!意見が割れたではないか!どういうことだ!」

ヒノアラシ「そ、その〜…コンマで決めるのはいかがでしょうか!」

レッド「うぬ、いい考えだ。では、こうしよう。

>>77のコンマ

.00〜33 ブラッキー
.34〜66 エーフィ
.67〜99 ニンフィア

だ!」

レッド「馬鹿者!誤爆しておるぞ!」

ヒノアラシ「でも、コンマは出ましたよ」

レッド「これでは安価にならぬ!もう一度>>79だ!」

レッド「エーフィに決まりじゃ!頂くぞ!」

バッ!

舞妓D「あーれー!」

レッド「まあ、ブラッキーとニンフィアも登場するかもしれぬ!ぬっふっふ!」

レッド「さて、続きが来るまでひとつ、踊ろうではないか!」

舞妓たち「ソレソレ!」

ちゃんかちゃんかてんけてんけ

レッド「いーよっ!ほう!」

ピカチュウ「あ、ソーラン!ソーラン!」

ヒノアラシ「ダメだこりゃ」

エーフィ「いい?もう一度言うわよ」

レッド「…」

エーフィ「あなたたちね、ふざけ過ぎ。主人公がこんなのじゃあ、プレイヤーがあきれちゃうわよ?」

レッド「別にいいんじゃ…」

エーフィ「馬鹿言わないの。あたし達はね、出演させてもらってるの。分かってるでしょ?」

レッド「はい…」

エーフィ「それに、アンタ」

ピカチュウ「!」ビクッ

エーフィ「アンタねえ、主人公の相棒のくせにキャラが薄いの」

ピカチュウ「ガーン!」

エーフィ「結局、レッドのボケに乗っかってるだけ。アンタだけじゃ笑いを取れないじゃないの」

ピカチュウ「う…グスン」

エーフィ「アンタも!」

ヒノアラシ「は、は、はい!」

エーフィ「ツッコミ役でしょ?ちゃんとやってちょうだい」

ヒノアラシ「はい…」

エーフィ「…で、決めたんだけど、もっとパーティ構成を考えた方がいいわ」

レッド「と言いますと」

エーフィ「同じタイプのボケは1つでいいわ。だからピカチュウ、しばらく休養よ」

ピカチュウ「え…ええええ!?」

エーフィ「ボケのレベルを上げてから帰ってきてちょうだい」

ピカチュウ「オーマイガッ!」

エーフィ「じゃ、出発しましょ」

レッド「はーい!」

ヒノアラシ「はい」

ピカチュウ「…」

ピカチュウ「ちぇっ!どっかに弟子入りでもしよっかなー」

レッド「ここがアサギシティだ」

エーフィ「ふうん」

ヒノアラシ「アサギの名物といえば、あの大きな灯台です」

エーフィ「確か、ポケモンが明かりを灯しているのよね」

レッド「気になるな。ちょっと行ってみるか?…いてっ!!」ドチン

シルバー「…ちっ」

レッド「お前は…前にも会ったな」

シルバー「…」

レッド「…」

シルバー「…」

レッド「…」

シルバー「ジャンケンポオオオオオン!!」グー

レッド「おりゃあ!」チョキ

レッド「な…何だと…?」

シルバー「拙者も腕を磨いた…ということよ」

レッド「ふ…やりおるな」

シルバー「ポケモンジムは、鍛錬の場にはうってつけ…しかし、このアサギジムには誰もおらぬ…」

レッド「…そちはポケモントレーナーであったか」

シルバー「拙者はまだまだ強くなる…最強のトレーナーとなるのだ…ん?」

レッド「もーもたろさん、ももたろさん、お腰につっけたーきびだんごー・」

シルバー「これはモンスターボールだ!」

レッド「ひっとつーわったしっに・」

レッド「ファ○クオフ!!!!」

ブチイッ!!!!

シルバー「うわ!!何をするっ!!」

レッド「やったー!モンスターボールだー!」

シルバー「おい!返せっ!」

レッド「ピッチャー、第1球…投げました!!!!」

ビシュウッ!!!

シルバー「ば、馬鹿!どこに投げてるんだ!」

エーフィ「161km/h」

シルバー「おーい!どこ行ったんだ俺のニューラあああ!!」ダッ

レッド「一件落着だな」

レッド「これが灯台だ」

エーフィ「意外と小さいのね」

レッド「うーむ…お?あれは何だ?」

ピジョット「そらをとぶ要員はいかがですかあ……そらをとぶ要員はいかがですかあああ……」プルプル

エーフィ「痩せこけた鳥がいるわ」

ピジョット「はあ…誰も買ってくれない…。お腹すいたなあ …」プルプル

レッド「まあいい、放っておこう」

放っておくなよwwww

>エーフィ「同じタイプのボケは1つでいいわ。だからピカチュウ、しばらく休養よ」
同じタイプいないかと
ピカチュウ「でんき」
エーフィ「エスパー」
ヒノアラシ「ほのお」
ピカチュウを除外したあたりサンダースと勘違いしてないか?

ガチャ

レッド「ん?『受付』?」

ランターン「こんにちは!灯台の中を見にいらしたんですか?」

レッド「はい」

ランターン「では、入場料250円いただきまーす!」

ヒノアラシ「金取るの!?」

レッド「うわーい!ママ、僕ちゃん灯台に登りたあーい!」

エーフィ「もう、しょうがないわね。まあ、安いし…登っちゃおうか☆」

レッド「うわーい!」

エーフィ「はい、750円。ヒノちゃんの分も」

ヒノアラシ「ど、どうも」

ランターン「ありがとうございまーす!では、奥のエレベーターからどうぞ!」

エーフィ「はーい」

ピンポーン

レッド「ここが最上階だ」

デンリュウ「ZZZ…」

エーフィ「ポケモンが眠っているわ」

レッド「あの〜すみません」

デンリュウ「ZZZ…」

エーフィ「起きろ!」バキッ!

デンリュウ「うがりっと!!…な、何事だ!」

デデデデーンデーンデーン

レッド「殿下…お目覚めの時刻でございます」

デンリュウ「うむ…」

レッド「さ、おクツでございます。どうぞ、洗面所へ…」

デンリュウ「よろしい」

デデデデーンデーンデーン

レッド「さ、朝食の準備ができております。奥様もお待ちです」

デンリュウ「うむ…」

レッド「本日のメニューは、『ギラティナの胸肉のロースト・ナゾノクサ添え』、『ファイヤーの手羽先・にらみつける炒め』『ピンクセレビィの羽・ツンデレ風味』です」

デンリュウ「朕は野菜がきらいじゃ。ナゾノクサは外すのじゃ」

レッド「はい、かしこまりました」

デンリュウ「それと、昼食には『ガブリアスの羽みたいな物・つるぎの舞仕立て』が食べたい。準備せい」

レッド「はっ」

デデデデーンデーンデーン

エーフィ「あら、早いのね」

デンリュウ「うん。昨日は君にこっぴどく怒られたからね」

エーフィ「そう、王は国民の手本でなくてはならないのよ」

デンリュウ「うん、うん、分かっているよ」

レッド「殿下、先月の収支報告です」

デンリュウ「うむ」

レッド「相変わらず赤字が続いております。国民からも、高い税金への不満が…」

デンリュウ「馬鹿どもめ。朕に養われている身でありながら…」

レッド「それと…」

デンリュウ「ええい、もうやめろ!赤字の報告なぞ聞きたくない!」

レッド「はあ」

デンリュウ「このファイヤー肉は好かぬ。愛犬のヒノアラシにやってやれ」

レッド「はい」

デンリュウ「さあて!今日も宴会三昧じゃ!!」

エーフィ「もう…困った人ねえ」

デンリュウ「わっはっはっは!!」

デデデデーンデーンデーン

レッド「…というわけで、灯台から出たわけだ」

ヒノアラシ「さっぱり分からん!!」

エーフィ「あら、さっきの鳥がいるわ」

ピジョット「そらをとぶ要員…いりませんか…」ふらふら

レッド「すみませ〜ん」

ピジョット「あ…はい」

レッド「オニドリルひとつくださーい」

ピジョット「オニド……。俺はピジョットです。奴は先月売れましたよ…」

レッド「えー」

ピジョット「残ったのは俺だけです…うっ…ううううう…うああうううううあううおおう…」ボロボロ

レッド「…どうして自分を売っちゃうの?」

ピジョット「俺はツイてないんですよ…話せば長くなります」

レッド「分かりやすいように、コピペでまとめてくださいよ」

ピジョット「初登場…ども…

俺みたいな3特性全部クソな野郎、他に、いますかっていねーか、はは

今日のトレーナーの会話
あのゲッコウガかっこいい とか あのメガゲンガーほしい とか
ま、それが普通ですわな

かたや俺は旅パで空飛びまくって呟くんすわ
it’a true wolrd.クルッポウ?それ、鳴き声ね。

好きな技 はねやすめ
尊敬するポケモン ファイアロー(はやてはチート)

なんつってる間にボックスっすよ(泣) あ~あ、ジム戦前の辛いとこね、これ」

ヒノアラシ「そういうことでしたか…」

エーフィ「で、そらをとぶ要員って言ったわね」

ピジョット「ええ!そうですとも!そらをとぶの腕前はピカイチ!快適な空の旅をお届けします!」

レッド「よし、買った!いくらかな?」

ピジョット「正直に言うと、引き取っていただければそれでいいんです。もう3ヶ月もここで生活しています…」

エーフィ「どうりで臭いと思ったわ」

ピジョット「無料でいいですから、お願いします!」

デデン!

ピジョット「レッド師匠、どうか…この通りです!」

レッド「…師匠と呼ばれる筋合いは無い。帰るのじゃ」

ピジョット「そんな…。
あなたに弟子入りするために、はるばる上京してきたんです!!」

レッド「よいか。焼き物は非常に奥が深い…。興味本位で身に付くものではないのだ」

ピジョット「そこをなんとか…って」

ピジョット「何の話じゃああ!!」バシン

レッド「うが!」

レッド「…というわけでピジョット、俺らを運んでくれないか?」

ピジョット「もちろんですとも!どこへ行きたいんですか?」

レッド「あっちだ!」

ピジョット「分かりました!行きましょう!」

ヒノアラシ「どっちだよ!」

普通に読み間違えただけなのにアスペ扱いとか…

このレッドはこの先もエーフィに金を払ってもらったりするのだろうか
お金は舞子のポケモンだった時に稼いだお金なんだろうか

ポーン

ピジョット「当機は予定通りアサギシティを出発し、15分ほどのフライトでヒワダタウンに到着します」

ピジョット「天井にあるベルトのサインが消えるまで、シートベルトを着けたままでお待ちください」

レッド「さて、今のうちに会議に備えておこう」

エーフィ「こちらが今回の資料です」

レッド「うん」

エーフィ「あと1時間後に『YGN』の取材、会議はそれから1時間半後になります」

レッド「うんうん」

エーフィ「そうそう、例のゲーム雑誌『ハメ通』の件ですが、約束通り満点をつけてくれるそうです」

レッド「ふん、当然だな」

ガクン!

エーフィ「きゃ!」

レッド「うっほ!」

ピジョット「えー…ただいま、気流が乱れております。お掴まりください」

レッド「あー…俺、ちょっと揺れに弱くて…」

レッド「おうええええええ!!」だばだば

ヒノアラシ「お客様!大丈夫ですか!?」

レッド「CAさん…コーラください…げぼぼぼ」

ヒノアラシ「お客様!」

ガックン!!

ヒノアラシ「うひゃあ!」

ピジョット「た、ただいま…燃料が不足しており、予定通りのフライトが…困難な状況です…」

レッド「ピジョット!どういうことだ!」

ピジョット「だってえ!もう2日間、何も食べてないんですよお!」

エーフィ「どんどん下がっているわ!墜落するわよ!」

ピジョット「メーデー!メーデー!」

ヒノアラシ「うわああああ!!」

ドガシャアアアアン!

レッド「…ということになったら困るだろ?」

ピジョット「まあ…」

レッド「だから、そらをとぶはまた今度だ」

エーフィ「そうね。あなた、痩せすぎだもの」

ピジョット「自分が情けない…」

ヒノアラシ「で、どこへ行きますか?」

レッド「そうだな…あれ?」

ディレクター「レッドさん!お疲れさまです!」

レッド「まだ撮影中ですけど…どうしたんですか?」

ディレクター「その…非常に言いづらいんですが…」

ディレクター「このSSの視聴率が…どんどん落ちているんです」

エーフィ「あら、そうなの?」

レッド「うーん?なんでだろう?」

ディレクター「たぶん…新鮮味が無いからだと…」

ピジョット「新鮮味?」

ディレクター「はい。ダラダラとジョウトを回っているだけですし、ポケモンも第2世代までしか登場していないので…」

レッド「…困ったな。ここで方針を変えた方がいいか…」

レッド「>>121ちゃん、>122ちゃん 、どうしよっか?」

とりあえず女子を出す

とりあえず女の子のジムリーダーにセクハラ

ディレクター「分かりました!女の子です!」

レッド「え?」

ディレクター「登場人物が少ないんです!ポケモンしかいない!」

レッド「まあ、確かに」

ディレクター「視聴者はヒロインを見たいんです!連れてきます!」

シロナ「…」

レッド「えっと…よろしくお願いします」

シロナ「よろしく。私はシロナよ…はあ!?」

レッド「な、何ですか!?」ビク

シロナ「これがあなたのパーティ?ふざけているのかしら?」

レッド「ああ…そのお…」

シロナ「どうしてヒノアラシがいるのよ。これじゃ勝てないわ」

ヒノアラシ「うぐ…」

シロナ「あんたは育て屋にでも行きなさい。いいわね?」

ヒノアラシ「は、はい…」

ピジョット「…厳しいなあ」

エーフィ「ええ。嫌な予感がするわ」

シロナ「エーフィはOKね。ピジョットは…まあ、大目に見てあげる」

ピジョット「ほっ…」

レッド「でもお…2匹になっちゃうよお」

シロナ「それもそうね。じゃあ、私のポケモンをあげる」


ドカン!!

ガブリアス「ぐおおおお!!ガブリアスだあああ!!」

レッド「うわあ!なんかスゲーのが来たー!!」

ガブリアス「みんなよろしく!よろしくパンチ!よろしくパンチ!」ドゴ

ピジョット「いたい!」

エーフィ「これは面倒だわ…」

シロナ「で、どこへ行くつもり?」

レッド「うーん、コガネシティはどうかな?面白そうだし」

シロナ「そうね。あそこならショッピングも捗るわ」

レッド「ピジョット!2人乗りじゃキツイか?」

ピジョット「…無理ですっ!」

シロナ「ガブリアスに乗りましょう。音速で飛べるの」

ガブリアス「そうだあ!すげえだろお!」

レッド「じゃあ、失礼して」

ガブリアス「いっくぞおおお!!」

ピジョット「テン、ナイン、イグニッションシーケンススタート」

ガブリアス「」ドドドドド

ピジョット「ファイヴ、フォア、スリー、トゥー、ワン」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!

レッド「リフトオフ!!!」

ドガガガガガガーーーーン!!

ズズズズズ…

なんでピジョットがカウントwwww

ネタが切れそうで怖い>>1 です

時間が無いので、ちょっと中断させていただきます。
続きは明日の昼頃から投下します

レッド「ここがコガネだ」

エーフィ「ふうん」

シロナ「賑わっているわね…って、ちょっと!」

レッド「うわーい!占いのテントがあるぞお!行きたーい!」

エーフィ「しょうがないわねえ…。ま、せっかくだし…占ってもらっちゃおうか☆」

レッド「うわーい!」

シロナ「ちょ、待ちなさい!」

ピーーヒョロロー

ブラッキー「迷える子羊たちよ…あなたたちの運勢を占ってさしあげよう…」

レッド「…ごくっ」

シロナ「何で私まで…」

ブラッキー「では、レッドさん。この水晶玉に手をかざして…」

レッド「すごい…これ、どこで買ったんですか?」

ブラッキー「東急ハンズで4980円」

シロナ「余計なこと言わないの!」

ブラッキー「…」

ブラッキー「見える…見えます…」

ブラッキー「レッドさん、あなたの運勢はズバリ…」

レッド「ドキドキ」

ブラッキー「『豆腐ハンバーグ』です!」

シロナ「は?」

ブラッキー「やったー、ハンバーグだ!と思ったら豆腐!でも豆腐なら安く食える。でも肉が食べたい!どうしよう…!」

ブラッキー「あなたはそんな人です」

シロナ「意味わからん!運勢関係ないし!」

レッド「そうかあ…豆腐ハンバーグかあ…」

シロナ「納得するな!」

ブラッキー「では、シロナさん。あなたも手をかざしてください」

シロナ「…まあ、やってみるか」

ブラッキー「ちなみにこの玉、水晶でもガラスでもなくて、実はプラスチックなんです」

シロナ「だから余計なこというなっ!」

ブラッキー「見える…見えます…」

ブラッキー「あなたの運勢は…」

ブラッキー「『墾田永年私財法』です!」

シロナ「え?」

ブラッキー「あー、まあ、色々テンポよく進むんじゃね?」

シロナ「適当すぎでしょっ!!」

シロナ「さあ、こんな所早く出るわよ!」

レッド「えー!つまんなーい」

シロナ「さあ、デパートにでも…あら?」

ウーーーウーーー

警官A「あー、この建物は包囲されているー。おとなしく出て来ればー悪いようにはしないー」

シロナ「ラジオ塔の周りにすごい数の警官が集まっている…」

警官B「警部!どういうことですか?ロケット団の目的は…?」

ピジョット「奴らの声明によると、『共産党政権の樹立』らしい。馬鹿げた話だ」

警官B「人質は無事でしょうか…」

ピジョット「今のところは、な」

警官C「警部!特別捜査本部から応援が来ております!」

レッド「こんにちは」

ピジョット「あなたは…?」

レッド「馬主です」

ギャロップ「ヒヒヒーーーン!!」

ピジョット「それは心強い!それで、あなたの作戦は?」

レッド「凱旋門賞で勝つことです」

パカパパーンパーンパーン

実況「ポケモンショック!無念の最下位!ガブリアス騎手、肩を落とします!…やはり世界の壁は厚かった!!」

レッド「ダメでした」

TAKE 2

警官C「警部!特別捜査本部から応援が来ております!」

レッド「ちわーっす」

ピジョット「あなたは…?」

レッド「牛丼屋の店長す」

店員「らしゃいやせー!!」

ピジョット「それは心強い!それで、あなたの作戦は?」

レッド「ネットで炎上することっす」

レッド「必殺!『ワンオペ』!!」

ドカン!

「ただいま『パワーアップ工事中』にて、しばらく閉店いたします ー店長ー」

レッド「ダメでした」

TAKE 3

警官C「警部!変な男が現場に立ち入っております!」

レッド「ブツブツブツ…」

ピジョット「それは大変だ!すぐに捕まえろ!」

レッド「…」ドドドドド!

警官D「うが」

警官C「じ、銃を乱射しています!!」

レッド「…」ドドドドド!

チュンチューン!

警官A「だは」

ピジョット「お、応戦しろ!!早く!!」バンバン

レッド「…」カキーンカキーン

警官C「あ、当たったのに…びくともしない!」

ピジョット「ばばば化け物だ!!」

レッド「…」ドドドドド!

警官C「」

ピジョット「あが!」

レッド「片付いたな。行こう」

ガブリアス「ま、待って」

レッド「なんだ?」

ガブリアス「もう、次は誰も殺さないって約束できる?」

レッド「…いいだろう」

ガブリアス「じゃあ、右手を挙げて、『もう人は殺さない』って誓ってよ」

レッド「…」スッ

レッド「ハイルヒットラーーー!!」

シロナ「違うわあああ!!」

レッド「さて、ではラジオ塔に潜入するか」

シロナ「私は遠慮しておくわ。面倒なことになりそうだし」

レッド「じゃあ、待っててくれよ」

ピジョット「まずいなあ…また視聴率が下がっちゃうよ」

レッド「構わん。今回は最終回だ」

ガブリアス「ん?どういうことだ?」

レッド「詳しくは後だ!行くぞ!」

レッド「ここがラジオ塔内部か」

エーフィ「ふうん」

パンパカパーーーン!!

ロケット団員たち「「おめでとうございます!!」」

レッド「うわっ!なんだ!?」

団員A「あなたが、ロケット団占領下のラジオ塔の、最初の来場者です!!」

団員B「記念に、『うまい棒(ロケット味)』を差し上げます!」

団員C「おめでとうございます!」

パチパチパチ…

レッド「やったあ!ありがとう!」

レッド「…って、いらんわあああああ!!」

レッド「オーッス…ロー!!ダーッ!!」

ドガーン!

団員たち「ふぎゃあああ!!」

ガブリアス「これが…ドラゴンボーンのパワー…!」

レッド「ここが2階だ」

エーフィ「ふうん」

レッド「お!これがスタジオか!見たかったんだあ〜」

ツッテーンテーンテーンテーン

エーフィ「みなさん、こんばんは!今日もFMラジオ番組『オールナイトサカキ』、楽しんでいきましょー!」

エーフィ「本日のゲストは、ポケモントレーナーのレッドさんでーす!」

レッド「よろしくお願いしまーす」

エーフィ「気になっていたんですけど、ポケモントレーナーってどんなお仕事ですか?」

レッド「ポケモンを使って人を脅迫して、お金を巻き上げる仕事でーす!」

エーフィ「それは楽しそうですねー!」

エーフィ「えー、今日もお便りをたくさんいただきました!テーマは、『ポケモンとの友情』ですね。では、見てみましょう」

ペラ

エーフィ「アサギシティ在住のピジョ・オットーさんからのお手紙です」

『私は、味噌汁にネギを入れません。別にネギが嫌いというわけではないのですが、どうも味噌汁の風味と合わない気がするのです…』

エーフィ「はーい、全然テーマと違いますねー」

レッド「うーん、僕は逆に、ネギを入れすぎちゃうねえ。そりゃあもう、2、3本使ったってぐらい…」

ペラ

エーフィ「えー、次はマサラタウン在住のオーキド君からのお手紙です」

『ぼくはこの前、初めてポケモン園に行きました。ぼくはマリルをだっこしました。ぞうきんのにおいがして、とてもかわいかったです。もう二度と行きません』

エーフィ「はーい。オーキド君、ポケモンと触れ合えてよかったですねー」

レッド「将来はポケモントレーナーかなー?」

エーフィ「では、ここで一曲、音楽を流しましょう。レッドさんのリクエストです」

レッド「はーい。僕の大好きな曲です。イライラする時、眠れない時に聴くと、落ち着くんですよー」

エーフィ「あと、自分で演奏することもあるそうですねー」

レッド「ええ。和太鼓やカスタネットで」

エーフィ「では、聴いてみましょう!『星条旗よ永遠なれ』!!」

てーんてーんてれってーててて↑てて↑てっ↑

レッド「いやっふー!」

レッド「ここが最上階だ」

エーフィ「ふうん」

アポロ「ようこそいらっしゃいました」

レッド「あなたは?」

アポロ「私は、今回の蜂起を指導したアポロです」

ピジョット「アポロ…?知らないなあ」

ガブリアス「ロケット団って言ったらサカキだよなあ!」

エーフィ「あなた、金、銀じゃモブキャラだったじゃない」

アポロ「うるさい!」

アポロ「私と勝負しませんか?」

レッド「勝負?」

アポロ「はい。私が負ければ、おとなしくラジオ塔から去りましょう」

レッド「いいだろう。何で勝負するんだ?」

アポロ「お分かりでしょう?これを何のゲームだと?」

アポロ「オセロで勝負です!」

レッド「なんだとお!!」

ワアアアアアア!!

ガブリアス「白コーナー、17戦17勝13KO、71kg、1日4食、おやつはあんぱん、得意はソロバン」

ガブリアス「アアアポrrrrrrrrrオオオ!!!」

ドワアアアアアア!!

ガブリアス「黒コーナー、11戦11不戦勝0KO、自称175cm、彼女募集中、お酒は焼酎、道路に電柱、ドンドン防虫」

ガブリアス「rrrrrrrrrrレッドオオオオ!!」

うわあああああああ…

カーン!!

アポロ「…」カチ

レッド「…」パチ

アポロ「…」パチ

レッド「ロン!!」バチーン

アポロ「な…早いっ!!」

レッド「ふっ…ツイてたぜ」

ガブリアス「レッド、1ポイント先取!!」

アポロ「…なかなかやるようだな」パチ

レッド「…」カタ

アポロ「…」カチ

レッド「…まずい、少々不利な状況だ」

アポロ「ふふ…さあ、どうする?」

レッド「あきらめないぞ…。ドロー!」

レッド「よし…」

レッド「魔法カード発動、『黒』!」

アポロ「黒だと!?」

レッド「こいつを左上の隅のマスに配置!ターンエンド!」

アポロ「くっ…角が取られたっ!」

アポロ「だが…反対側の角を取ればいいだけのこと!」

レッド「甘い!トラップカード発動、『黒』!!」

アポロ「なんだとっ!?」

レッド「このモンスターによって挟まれたカードは全て…」

レッド「黒になる!!」ジャラララン

アポロ「ぐああああ!!」

アポロ「…面白くなってきたぜ…。見せてやるよ、俺の本気を!」

ピジョット「ここからはダイジェストでお楽しみください」

アポロ「王手黒取り!!」カチン!

レッド「スリーカード!!」じゃらん!

アポロ「あっち向いてホイ!!」ホイ

レッド「ヨガファイアー」ズボボ

アポロ「『足を骨折する。一回休み』…くそっ!!」

レッド「わーい!赤コウラだー!」でっていう

ピジョット「6時間後」

レッド「ぜえ…ぜえ…」

アポロ「なかなか勝負が…つかないな…」

レッド「オセロがこんなに…長く続くものだとは…」

アポロ「さあ、そろそろ決着を…」

バン!

捜査官A「動くな!!」

アポロ「しまったSWATだ!!」

レッド「SWAT?何の略だろう?」

ピジョット「『そんな・わけで・あんさん指・つめてもらおうか』だな」

ガブリアス「いや、『その・わさび・味・足りん』だろお!」

アポロ「馬鹿!英語だ!『スーパー・ワンダフル・アメイジング・トリメンダス』だ!」

エーフィ「全部形容詞じゃないの」

シロナ「まんまと引っかかったわね」

レッド「シロナ先生〜どういうことですかあ」

シロナ「あなたたち2人を逮捕するわ」

レッド「いや、俺は関係ないだろ?」

シロナ「何言ってるの。立派な罪を犯しているじゃないの」

シロナ「『高い制作費をかけているにもかかわらず台本を無視して大暴れして視聴率をさげちゃった罪』よ」

レッド「長っ!」

シロナ「あなたをカントーに連れ戻して、しかるべき措置を取るわ」

レッド「懲役刑か?」

シロナ「いいえ、『黒板引っ掻きの刑』を30分。『タンスの角に小指ぶつけるの刑』を10回」

レッド「極刑じゃん!」

シロナ「さあ、覚悟なさい!」

レッド「いやだあ!いやだよう!!」ジタバタ

シロナ「面倒だわ。気絶させちゃいなさい」

隊員B「うりゃ!」

ボコッ

レッド「ああん」

ピジョット「レッドは目の前が真っ白になった!彼の運命や如何に!?」


ディレクター「はい!お疲れさまでした!これでシーズン1の撮影は終わりです!」

レッド「いやあ。お疲れっす。でも中途半端な終わり方ですね」

ディレクター「だからこそ、視聴者はシーズン2を見てくれるんです」

レッド「なるほど、シーズン2はあるんですか?」

ディレクター「分かりません。好評だったらあるでしょうね」

ガブリアス「打ち上げまだ?」

レッド「シーズン2はどんな展開なんですか?」

ディレクター「色々なポケモンを出したいですね。あと、安価のホモキャラも登場していないので」

レッド「なるほど」

ピジョット「みなさん、早く打ち上げに行きましょう!」

ガブリアス「そうだそうだ!今日は呑みますよお!」

エーフィ「ほら!あんたらも!」

ピカチュウ「うむ」

ヒノアラシ「おう」

レッド「レッツゴー!!」


つづく………のか?

事情があって3、4日書く暇が無いので、ここで切らせていただきます。

続きを書くとしたら新しくスレ立てするんでよろしくお願いします。

最後に

ピカチュウ「なあ、>>190よ。シーズン2にどのポケモンを登場させるべきだろうか?」

タブンネ

タブンネですか…
わりといじりやすそうで安心

ですが本当に続きを書けるか分からない…
失踪してしまったらごめんちゃい

おまけ

レッド「いやあ、とりあえずお疲れさまでした」

ヒノアラシ「本当だよレッドちゃん!!マジでお疲れだぜ!がはは!!」

レッド「これも、ヒノさんが色々教えてくださったおかげです!」

ガブリアス「そうですよ!まさか大御所のヒノさんが出演してくださるとは!」

エーフィ「しかも、地味な役でね」

ヒノアラシ「やめろよお、恥ずかしいじゃねえか!がははは!」

ピジョット「で、どうかな?シーズン2はあるのかな?」

レッド「うーん、微妙なところですね…」

ガブリアス「…ちょっと半端でしたねえ。ストーリーもまとまってないし」

ガブリアス「あ、姉さんどうぞ」

トポポ…

エーフィ「どうも」

ヒノアラシ「どうでもいいだろ!ほら、のめのめ!」

レッド「あ、ピカチュウさんも」

ピカチュウ「…ありがと」

ピジョット「おお!このピザ美味いな!」

ヒノアラシ「しかしまあ、出番少なかったなあ!俺は!」

ガブリアス「まあまあ、数少ないマトモなキャラクターじゃないですか」

ピジョット「まったく、俺らは延々とボケさせられて…脚本を書いた人は間違いなく狂ってるよ」

ピカチュウ「…」

シロナ「お邪魔するわよ」

ヤドラン「皆、大儀である」

レッド「あ、どうぞどうぞ!」

レッド「で、どうでした?」

シロナ「最悪だわ。出番も少ないし、なんか悪役になりそうだし」

ガブリアス「まあ、確かに…」

ヤドラン「えーっと、メニューのここからここまで全部」

ウェイター「はーい!」

ピカチュウ「ブツブツ…」

エーフィ「ちょっと!お酒が足りないわよ!」

ヒノアラシ「がはははははは!…おえええ!!」

ピジョット「うわ!大変!」

ガブリアス「ところで、シーズン2がくるとして、我々は登場できるんでしょうか」

レッド「さあね、>>201がもっと活躍してもいいと思うんだよなあ」

ゼニガメ

これはオーキド再登場ということになるのでしょうか…。

ともあれ、こんなバカみたいなssに付き合っていただき、ありがとうございました。

>>1です
新スレを建てるとか言いましたが、
続きは明日の夜からここに投下したいと思います。

需要があるか分かりませんが

ピジョット「シロナの罠にかかり、絶対絶命のレッド!彼は気を失ったままリニアに乗せられ、ヤマブキへ移送されるのであった!」

ポロロロン…

レッド「…はっ!」

ピジョット「目が覚めたかな?」

レッド「ここは…どこだ?」

ピジョット「天国じゃ」

レッド「ここが天国かー。確かに、どこからか優しい音楽が…」

…て〜んて〜んててててて〜ん

ピジョット「さあ、天国を満喫するがよい」

レッド「はい!」

レッド「あれ、誰かいるぞ?」

サカキ「…」ボヤ〜

レッド「あの、失礼ですがあなたは?」

サカキ「サカキです。シルフカンパニーの社長をやっておりました…」

レッド「なぜ、天国に?」

サカキ「私は会社を興してから今まで、人のために働くことを生きがいとしてきました。稼いだお金でアフリカの国々に学校を建てたり、食料援助をしたり…」

レッド「なんとご立派な…」

サカキ「…ですが、そのために経営が苦しくなり、会社は倒産。私は責任を取って首をくくったというわけです」

レッド「そうですか…その心が報われたのですね」

サカキ「ええ。神に感謝…です」

レッド「では、なぜ俺が天国に来たのか…。特に良いことはしていないが」

ピーンポーンパーン

エーフィ「お客様のお呼び出しを申し上げます」

エーフィ「マサラよりお越しのレッド様、一階のサービスカウンターへお越しください」

レッド「うわー、呼ばれちゃった。なんだろう?」

エーフィ「えー、レッド様。誠に申し訳ございませんが、こちらの書類にミスがあったようで…」

レッド「ミス?」

エーフィ「レッド様の本来の行き先は、こちら天国ではございません」

レッド「やっぱりな。どうも変だと思っていたんだ。で、どこに行けばいいんだ?」

エーフィ「こちらでございます!!」

ドゴゴゴン!!

レッド「ぐわああああああ!!」

ゴゴゴゴゴ…

レッド「はっ!」

ガブリアス「目が覚めたか?」

レッド「ここは…どこだ?」

ガブリアス「地獄だ!!」

レッド「ここが地獄かー。たしかに、どこからか絹を裂くような悲鳴が…」

キャーッ!!助けてえ!!

ガブリアス「地獄を満喫するがよい。ふははは!!」

レッド「なんてこった!」

レッド「あれ、誰かいるぞ?」

サカキ「…」ギリギリ

レッド「あの、失礼ですがあなたは?」

サカキ「サカキだ。シルフカンパニーの社長をやっていた」

レッド「なぜ、地獄に?」

サカキ「俺は起業してからずっと、己の利益のためだけに生きてきた!社員は週休1日!残業代無し!文句があればアフリカ支店!死ぬまで働くのだ!」

レッド「なんと極悪非道な!」

サカキ「だがそのせいか、気が狂った社員に刺されて死んじまった」

レッド「そうですか…裁きが下ったのですね」

サカキ「ふん!神なんぞ○○食らえだ!」

レッド「参ったな…少なくとも地獄は快適ではなさそうだ…」

ピーンポーンパーン

ヒノアラシ「お客様のお呼び出しを申し上げます。マサラよりお越しのレッド様、地獄受付へどうぞ」

レッド「やれやれ、またか」

ヒノアラシ「さて、ここ地獄では楽しいアトラクションが盛りだくさん!レッド様にも参加していただきます」

レッド「やったー!」

ヒノアラシ「まずは『血の池水泳大会』、次に『針の山登山』、『火あぶりジェットコースター』…」

レッド「ひ、ひえええええ!!」

ヒノアラシ「さ、どうぞこちらへ」

レッド「いやだあああ!お助けえええ……」

レッド「…というわけで、ヤマブキシティに来たわけだ」

シロナ「説明になってないわよ!」

レッド「で、僕ちゃんどうなるの?」

シロナ「ヤマブキ特殊捜査本部で取り調べよ」

バアン!!

ガブリアス「いい加減に吐きやがれ!てめえが殺ったんだろ!?」

レッド「知らねえったら知らねえよ!ワタルとか言ったか?そんな男は知らねえよ!!」

ガブリアス「嘘だな。てめえはチャンピオンだったワタルとバトルをやったそうじゃないか」

レッド「ふん!」

ガブリアス「さあ、どうなんだ?負けて頭にきたか?それで殺したんだろ!?」

レッド「うっせえ!言いがかりだ!貴様ら警察はクソばっかりだ!!」

ガブリアス「ほう。では、これを見ても黙っていられるかな?」

ガチャ

エーフィ「ハッピバースデートゥーユー・ハッピバースデートゥーユー・」

レッド「え?」

ガブリアス「ハッピバースデーディアレッドー・」

「「ハッピバースデートゥーユー!!」」

レッド「ど、どういうこと?」

ガブリアス「ちゃんと知ってたんだよ…。今日、誕生日なんだろ?」

レッド「…」

ガブリアス「おめでとう。俺からはケーキぐらいしかプレゼントできないけど…」

レッド「…うっ…うっ…ありがとう…」

レッド「俺が…俺がチャンピオンを…」

レッド「…って言うと思ったかあ!?」

ガブリアス「ちっ!そう上手くいかねえか!」

レッド「さあ、早く俺を解放してくれよお!なーんにもやってないぜえ!?」

ガブリアス「この野郎…どんな手を使っても口を割らせてやるぞ…。見てろよ!」

ガブリアス「いやあ、あいつは強情ですね。こりゃ苦労しそうです」

シロナ「なんでアンタが取り調べすんのよ!」


シロナ「で、このままでは視聴率がピンチなの」

レッド「分かってるよ。どうすりゃいいのさ?」

シロナ「パーティの構成を変えるべきね。これを見て。現在のメンバーの状況よ」

レッド……ボケ専門

シロナ……ツッコミ専門

ピカチュウ……ボケ専門、現在吉本で修行中

ヒノアラシ……ツッコミ専門、現在パン屋を経営

エーフィ……ボケ&ツッコミ、いないと視聴率が2%に

ピジョット……アホ

ガブリアス……強い

レッド「ヒノアラシの奴…いつの間にパン屋を!」

シロナ「少なくとも、このアホは必要ないわね」

レッド「でも…ピジョットさんはマスコットキャラクターだからなあ」

シロナ「そうね。でもピジョットとガブリアスのキャラが被っているの。かわいそうだけど、ここはルーレットよ」

ピジョット「その通り!かわいそうだぞ!」

ガブリアス「そうだそうだ!」

シロナ「>>230のコンマ 00〜49でガブリアスをリストラ、50〜99でピジョットを焼き鳥」

ピジョット「や、焼き鳥!?」

うんこ

シロナ「決まりね。さ、オーブンに行きましょ」

ピジョット「え?え?嘘だろお!?」

レッド「あーあ。ピジョットちゃん、残念!」

ピジョット「いや!いや!オーブンいや!熱いのいや!」

シロナ「大人しくしなさい!さもないと、長身でマッチョでサングラスをかけたスーツ姿の黒人があなたを手羽先にするわよ」

黒人「オハヨウ」

ピジョット「長身でマッチョでサングラスをかけたスーツ姿の黒人はダメ!」

レッド「さあ、ガブリアスさん!生き残った感想は?」

ガブリアス「えー、皆様のお力添えのおかげです。誠に感謝、サンキューで、とんかつ屋はとんQで、エブリバディファッキューございまして、こうして11勝目をあげて、サイ・ヤング賞で、バロンドールを獲得して、金メダルを手に入れることができまして、甚だ遺憾でございますでございました」

レッド「以上、ヤマブキ精神病院からお伝えいたしました」

医者「彼は一日中、こんな調子で喋り続けています」

ガブリアス「わたくしが神になったあかつきには、全世界からトイレットペーパーを撲滅すべく…」

レッド「あれ、女性の患者さんですね」

ナツメ「私はサイコの力を使って、未来を見ることができる…」

レッド「本当ですか?で、未来はどんなことに?」

ナツメ「インフルエンザ銀河からピスタチオ星人がやって来て地球は滅びるのだ!!おほほほほほほ」

レッド「この人はどういう…」

医者「自分をエスパーだと思い込んでいるのです」

ナツメ「スプーンだって曲げられる!ふんぬ!」

ナツメ「ほら!曲がった!おほほほほほほ」

医者「それは私の小指です。痛いです」

レッド「こちらの方は?」

医者「彼は、自分が大ブレイク中のお笑い芸人だと思い込んでいます」

ピカチュウ「…というわけでね〜、最近寒くなってきましたね〜」

レッド「ほお…」

ピカチュウ「なんでやねん!からの昇龍拳!!」

レッド「精神科医も苦労が多いな〜」

エーフィ「そうね…ん?」

オーキド「れっどお!!!」

レッド「うわ!」

オーキド「久しぶりじゃの!元気じゃったか?」

レッド「なんだ、あんたか…って、どうしたんだ?その格好」

オーキド「なあに!ちょいと高級ホテルに泊まっておったのだ!ほれ!」

ガブリアス「…ダンボールだな」

エーフィ「この人、ホームレスなのね」

オーキド「ほれ!ほれ!一緒に研究所へ来てくれ!」

レッド「ちょっと…」

オーキド「ヘイ!タクシー!」

タクシー「はい、なんでしょうか」

オーキド「誰だお前は!」

タクシー「ムワンバ・タクシー・ジュニアです。エチオピアから来ました」

オーキド「帰れ!」

タクシー「はい」

オーキド「まったく…困ったもんじゃ」

オーキド「ヘイ!タクシー!」

ズドオオオオン…

アルセウス「はいどうも!アルセウスだよ!」

オーキド「ほら、乗るんじゃ!」

レッド「え?背中に?」

オーキド「えーっと、マサラタウンまで」

アルセウス「はいよっ!」

レッド「贅沢すぎるー!」

ガブリアス「まずいな。あのレッドさんが全然ボケられない」

エーフィ「あの男…何者なの?」

アルセウス「はい!マサラタウンです!」

オーキド「へーい、ありがとうございますー」

アルセウス「料金は…1160円です」

レッド「至って普通だな」

オーキド「ほら!マサラに着いたぞ!」

レッド「……え?」

ガブリアス「ここは…」

エーフィ「何も無いわね」

ガブリアス「看板があるぞお?えっと…『マサラ原子力発電所・建設予定地』?」

オーキド「さ、入れ」

レッド「入るって…どこに?」

オーキド「何を言っておる。ここにドアがあるじゃろ」

オーキド「ガチャ、ただいま〜」

レッド「このジジイ…ついにボケたか」

オーキド「レッド!お前に渡したい物がある!」

オーキド「そこに3つのボールがあるじゃろ?」

ガブリアス「無いな。どう見ても」

オーキド「ポケモンが入っておるのじゃ!ひとつお前にやろう!」

レッド「どうしよう…ボケなきゃ」

レッド「こ、こいつにするよ!」

オーキド「何を言っておる。そこには何もないぞ」

レッド「おい」

オーキド「博士!大変です!」

オーキド「ん?どうした、助手よ」

オーキド「キクコの新しい写真集が出ました!」

オーキド「そりゃすごい!すぐ買いに行く!」

オーキド「というわけじゃ!すまんが、ポケモンはまた今度じゃ」

レッド「お、おう」

オーキド「そうだ、これだけは渡したい!ほれ!」

レッド「…バナナ?」

オーキド「ポケモン図鑑じゃ!お前にこいつを完成させてもらいたい!」

レッド「は、はあ」

オーキド「それと、こいつも持って行ってくれ!」

レッド「この箱は?」

オーキド「玉手箱じゃ!開けてはならんぞ」

オーキド「さあ、急がねば!写真集を買って、『炭酸水から炭酸を抜いた液体』と『食べられないラー油』の開発を進めなくては!」

レッド「こんなところ、さっさと退散しよう」

エーフィ「それがいいわ」

レッド (Amazonのことも忘れているようだ。助かった)

レッド「ここがニビシティだ」

エーフィ「ふうん」

レッド「…しかし、この箱は何だろう。ずいぶん重いな」

ウーーーウーーー
ピーポーピーポー

ガブリアス「爆発物処理班!現場に到着しました!」

レッド「了解。爆発物の外見を報告せよ」

ガブリアス「縦30cm、横50cm、高さ15cmほどの黒い箱です!」

レッド「了解。十分に注意してかかれ」

ガブリアス「…フタは紐のようなものでくくりつけられています。表明には金色の塗料で鶴の絵が」

レッド「歴史的な価値がありそうか?」

ガブリアス「もう少し詳しく見てみます」

ガブリアス「…」

レッド「さ、ご本人の評価額は」

エーフィ「では、父が購入した値段で…」

エーフィ「300万円」

レッド「300万円!さあ、どうでしょうか、オーブンザプライス!」

ピチョン
トゥルルルルルル…

いち!じゅう!ひゃく!せん!まん!

エーフィ「…」

じゅうまん!ひゃくまん!せんまん!

レッド「え!」

おく!!

シャキーーーーーン!!


1,000,000,000


レッド「おおおおおおおお!!!」

エーフィ「ええええええええ!!!」

エーフィ「うそ!?すごい!!ふぉおおおおおおおおう!!」

エーフィ「あっひゃっひゃっひゃ!ぬぼむがべりちぬべげーーー!!」

レッド「あれ?ちょっと、よく見てください!」

エーフィ「え?」

レッド「あの単位…円じゃないですよ」


1,000,000,000 ジンバブエボリバル


エーフィ「ジンバブエボリバル?じゃあ、日本円でいくらなの?」

チーン

4,980 円

エーフィ「は?」

レッド「んんん…残念…」

ガブリアス「ほとんど価値はありませんねえ。この箱は木ではなく、プラスチックです。それに、この絵も酷い」

ガブリアス「おそらく21世紀初頭、どこかの工場で作られて、雑貨屋で販売したものでしょうねえ」

レッド「…いやあ、残念でしたねー」

エーフィ「ええ。次の機会があれば、リベンジしたいと思います」

レッド「どうも!ありがとうございました!」

パチパチパチパチ

レッド「…というわけで、箱を開けてみよう」

エーフィ「でも…開けるなって言われたわね」

レッド「関係ナッシング!開けちまうぜー!」

パカ

ゼニガメ「ん?なんだ?」

レッド「おろ?亀が入っておる」

ゼニガメ「せっかく気持ちよく眠ってたのに…ひどいなあ」

レッド「じゃあ、また眠ればいいじゃないか」

ゼニガメ「うーん。じゃあ、お話して!」

レッド「仕方ないな。じゃあ、この『良い子のための絵本』を読んであげる!」

ゼニガメ「わーい!」

レッド「むかしむかし、あるところに小さなパン屋がありました」

『ぽけもんぱん』

かすれた字でそう描かれた看板の下では、いつも下校途中の子どもたちが集まっていました。

ヒノアラシおじいさん、エーフィおばあさんが営むこの小さなお店は、もう30年以上も、毎日欠かさずパンを売っていました。地元の人々は、このパン屋が大好きでした。

そんなある日のこと…

ヒノアラシ「ばあさんや、今年はセキエイ祭りが開かれるんじゃったな」

エーフィ「そういえば…今年でしたねえ」

セキエイ祭りとは、3年に一度の大規模なお祭りだ。

ヒノアラシ「『参加団体募集』のチラシが入っておった」

エーフィ「わたしたちも参加できたらねえ」

ヒノアラシ「それはさすがに…おや、案外簡単に参加できるらしいぞ」

エーフィ「おや、本当ですか」

2匹は、露店を出してホットドッグを売ることにしました。
子どもたちの笑顔を見たい。
その一心で、彼らは準備を進めました。

そしてセキエイ祭り当日

3年に一度とあって、その熱狂ぶりは目を見張るものがありました。
2匹は露店に『ぽけもんほっとどっぐ』という看板を掲げ、早速調理を始めました。

しかし、お客はほとんど来ません。

おじいさんは悲しい気持ちになりました。

ヒノアラシ「なぜだ…うちのホットドッグは美味しくないのか…」

ヒノアラシ「これも全て…資本主義が悪いのだ!!」

おじいさんは立ち上がりました。

彼はプラズマ団に加わり、徐々に名声を上げていった。

年月を経て、彼はついにトップの座を手に入れた。
掲げる目的はひとつ、悪しき資本主義の犬どもを根絶するのだ。

彼は言う。

人間の最も崇高な暮らしこそ、社会主義のもとで行われるものに他ならない。

同志よ!私は信じている!
憎き資本主義をこの世から消し去ることが…

レッド「あれ?」

レッド「変だな。いつの間にか絵本が『ゲーチスと社会主義』にすり替わっているぞ?」

ゼニガメ「えーん!難しいすぎるよお!」

レッド「どこまで読んだっけ…そうそう」

ヒノアラシ「おかしいなあ、いつもはたくさんの子どもたちが買ってくれるのに…」

エーフィ「不思議ですねえ。ちょっと様子を見てきましょうか」

2匹は店を離れ、人々の流れに乗って進んでいきます。

ヒノアラシ「あ、あれは…?」

『妖怪☆Watch』

毒々しい色のネオンの下に、人だかりができています。

どうやら、ホットドッグのお店のようです。

エーフィ「ホットドッグなのに『妖怪』?…どういうことでしょうか」

彼らは店に近づき、その理由を知りました。

ホットドッグを2本買うごとに、クジ引きができるのです。
そして当たれば、妖怪をモチーフにしたオモチャをもらえるのです。

ヒノアラシ「うーん、試しに買ってみるかのう」

ジバニャン「いらっしゃいませ!」

ヒノアラシ「ええっと…!」

メニューを見て、おじいさんは驚いてしまいました。
あまりに種類が多いのです。

ヒノアラシ「お、おすすめは何ですか?」

ジバニャン「ううん、『チョコ棒ドッグ』が人気だにゃん!」

ヒノアラシ「じゃあ、それをふたつ」

ジバニャン「ありがとうございますにゃん!二つ買ってくれたから、くじ引きができるにゃん!」

ヒノアラシ「おお、じゃあ…これ!」

ジバニャン「チャリンチャリン!2等だにゃん!『妖怪ウォッチ2 割引券』をプレゼントするにゃん!」

ヒノアラシ「割引券?」

ジバニャン「これは、妖怪ウォッチ2の両方のバージョンを同時に買うと、300円引きになる割引券だにゃん!」

ヒノアラシ「それはすごい!」

エーフィ「どうでしたか?」

ヒノアラシ「種類は多い、味付けは濃い、店主も親しみやすい…。子どもたちが向こうへ行くのも当然じゃのう…」

エーフィ「そうですか…」

今回のセキエイ祭りで、『妖怪☆Watch』は一躍有名になりました。店舗は次々と増えていき、全国に展開するパン屋となったのです。

そして、ヒノアラシおじいさんとエーフィおばあさんの小さなお店は、静かにその姿を消しました。

その代わりに…

『老害・・墓地』

じじいA「まったく!うちのバカ女どもときたら!わしの居場所がなくなってしもうた!」ブツブツ

じじいB「ふぁあ…ふや…」モゴモゴ

じじいC「うっしゃっしゃ!やっぱりキクコはええのう!」ペラ

ヒノアラシ「年寄りには、年寄り相手の商売が1番じゃ!うへへへへ!」

ヒノアラシ「温泉、マッサージチェア、囲碁、将棋、ゲートボールのコース、火葬場…何でも揃っておるぞ!」

ヒノアラシ「さあ、全国のクソジジイ並びにクソババアよ!今、『老害・・墓地』がアツいぞお!!」

めでたしめでたし

ゼニガメ「Zzz…」

レッド「よかったあ、寝付いてくれた」

ガブリアス「どうするんだ?」

レッド「今のうちにフタをしろ。着払いでヒノアラシのパン屋に送る」

ガブリアス「ラジャー!」

レッド「さて、ここニビシティには何があるのかね?」

エーフィ「博物館です、会長」

レッド「うむ。寄っていこうじゃないか」

タケシ「ちょいと、旦那」

レッド「ん?なんじゃ?」

タケシ「あっしのジムに来ませんか?おもろい物が揃っておりまっせ」

レッド「わしゃポケモンバトルはせんぞ」

タケシ「ポケモンは関係ございません。さ、さ、さ、どうぞどうぞ」

レッド「仕方ない。ちょっとだけだぞ」

ガチャ

ドゥンチャ!ドゥンドゥンチャ!

シバ「おう!いらっしゃい!」

シジマ「カワイイお客さんね!おほほほ!」

レッド「な、なんだこれ…」

タケシ「さあ!君もマッチョな男たちにしばかれてみないか?」

レッド「い、いやだ!そんな趣味は…」

シバ「へっへっへ、どうぞこちらへ」

レッド「やめろっ!うわあああああああああ」

バッチーン!

レッド「うらあ!だらしねえケツしてんじゃねえよお」

シバ「いたいっ!最高っ!」

レッド「鞭も飽きたな!次はこいつで遊ぼうかあ!」

シバ「そ、それは…」

レッド「ほれ!ここに3つのボールギャグがあるじゃろ?どれがいい?」

シバ「じゃ、じゃあ金色のやつ!」

レッド「お目が高い!おりゃ!」

ガポッ

シバ「うぐ…もごご」

レッド「シジマ!お前も選ぶのだ!」

シジマ「黒いのが2つあるわよ?どう違うのかしら?」

レッド「そう!そこです。その違いを説明させていただきます!」

レッド「こちらは従来のボールギャグです。普通ですね」

レッド「では、インディアネット カ・タタ でご紹介する最新のボールギャグをご紹介!」

ジャン!

レッド「どうです?この洗練されたデザイン!」

レッド「ボール部分は金属でできています!ずっしりとした重みで、拘束感が倍増!」

レッド「さらにさらに!従来のベルトをやめ、特殊なゴム素材に!これで、お気軽にSMプレイを楽しむことが出来ます!!」

レッド「ここで、まずはメーカーの希望価格を見てみましょう!」

エーフィ「はい!メーカーによる小売希望価格は……デン!5980円!」

レッド「そこをインディアネットでは、なんと!」

エーフィ「デデーン!!2000円引きさせていただきます!」

レッド「つまりインディアネット価格は……3980円!!」

レッド「どうですか?皆さんも、これを機会にSM、始めませんか?」

フリーダイヤル・

0120ー114ー072・

ディレクター「はーい!お疲れさまです!」

レッド「お疲れっす」

ディレクター「シーズン2の撮影も残り半分!……なんですが」

レッド「どうしたんですか」

ディレクター「視聴率が悲惨なことになっています…同時間帯で最下位タイです…」

レッド「最下位タイって…もう一つの番組は?」

ディレクター「『放送休止中』です」

レッド「それ番組じゃないです」

ディレクター「とにかく、このままではマズイ。だから、私は対策を練りました」

ディレクター「最近のポケモンを登場させます。それでも数字が伸びなければこの番組は打ち切りになってしまいます」

レッド「そうですか…」

レッド「…というわけで、ヤマブキに戻ったわけだ」

ガブリアス「なんで戻ったんだ?」

レッド「さあな。台本がそうなっているんだ」

シロナ「ちょっと!どこ行ってたのよ!」

レッド「シロナ!伏せろ!!!」

シロナ「え?」

ダダダダン!!

チュチュチューン!!

シロナ「ぎゃ!!なんなの!?」

レッド「はやく!建物の陰へ!!」

シロナ「何!?あれは!?」

レッド「アパッチのマフィアの過激派のテロリストだ!」

シロナ「何者!?」

タブンネ「うおおおおおおお!!」ドドドドドド

デデーン!

エーフィ「ニュースです。ただいま、ヤマブキシティで銃の乱射事件が起こっています。現場と中継が繋がっています。レッドさーん!」

レッド「えー、こちらは事件現場です。複数の人が倒れています」

エーフィ「倒れている方々は無事ですか?」

レッド「はい。頭からどくどく血が流れ出ているだけで、特に問題はなさそうです」

エーフィ「犯人の動機は何でしょうか?」

レッド「分かりません。ちょっと聞いてみましょう」

レッド「すみません、ちょっとよろしいですか?」

タブンネ「はい」

レッド「銃を乱射しているそうですが、目的は何ですか?」

タブンネ「復讐です。我々タブンネは常に経験値目的で殺されてきました」

タブンネ「そのため、我々は絶滅危惧種に指定されました。しかし状況はあまり変わっていません」

タブンネ「そこで、憎き人間どもをぶっ殺そうということです」

レッド「そうですか。ありがとうございました」

タブンネ「はい。…うおおおおおおおおお!!」

ドドドドドド!

レッド「…ということです」

レッド「えー、こちらには被害に合った方がいらっしゃいます。大丈夫ですか?」

ガブリアス「ええ、大丈夫です」

レッド「負傷されたということですが、大体どの辺りを?」

ガブリアス「頭です。ほら、綺麗に(弾丸に)撃ち抜かれました」

レッド「おお、本当ですねえ」

ガブリアス「いやあ、(ちょっと痛みがあるので)困りますねえ」

ドドドドドド!

チュチュイーン!!

レッド「救急車はお呼びにならないのですか」

ガブリアス「うーん…(呼ぼうとは思うが大したケガでもないしわざわざ医者にお世話になるのも)どうですかね〜」

バババババン!!

ドチイ

ガブリアス「あが」

レッド「おおっと、今、流れ弾が飛んできて彼に当たりましたねえ」

ガブリアス「」

レッド「大丈夫ですか?」

ガブリアス「(大丈夫です。とにかく、この事件については政府がちゃんとしていないから起こったのだと思います)」

レッド「そうですか。以上、現場からお伝えしました」

エーフィ「次のニュースです。シオンタウンで、爪切り投げ大会が行われました。これは、爪切りを投げて飛距離を競う大会で…」

エーフィ「あれ?原稿がここで終わっているわ。どういうこと?」

ディレクター「すみません!脚本が間に合っていないんです!」

エーフィ「間に合ってない?」

ディレクター「ええ。ネタが切れたらしくて…まだ書いているらしいです」

エーフィ「何よそれ…普通、脚本ができてから撮影でしょうが!」

ディレクター「申し訳ないです…」

エーフィ「じゃあ、撮影は延期かしら?」

ディレクター「いえ…明日放送しなくてはならないので…」

エーフィ「はあ!?」

ディレクター「ですから…ここからは全部アドリブで…」

エーフィ「それは…厳しいわね。それに、あいつらにアドリブでやらせると…」

レッド「地球は赤かった!人類は絶滅したのである!」

ガブリアス「アーアー、ただいまメガネケースのテスト中」カパカパ

レッド「さあ、ここは木星である。おぬし、ポテトサラダを探してまいれ」

ガブリアス「承知いたしました。すぐにエンジンブレーキをマレーシアに輸送いたします」

エーフィ「まずいわ。もはやギャグですらなくなってきちゃった」

レッド「さあさあ、アドリブということで気合いをいれるぞ!」

レッド「台本がない、つまり何でもアリということだ」

タブンネ「その通りである」

レッド「よし!ではチャンピオンになろう!」

デン!

レッド「俺の勝ちだな!グリーン!」

グリーン「せっかく出番がきたのに…そりゃあないぜ!!」

レッド「わーい!殿堂入りだあ!いくら貰えるのかなー?」

ワタル「おめでとう!チャンピオンとなった君には、ポケモンリーグ運営費として50万円を納めてもらう!」

レッド「な、なんだと!?」

レッド「運営費って…何に使うんだ?」

ワタル「四天王の部屋の整備だ。本物の溶岩とか使っちゃってるし。それと、俺のチート費用だ」

レッド「チートって…金かけてやるもんなのか…」

ワタル「とにかく、この契約書にサインを…」

レッド「い、いやだっ!チャンピオンはやめるっ!」

そう、チャンピオンなどくだらない。人は飾られた肩書きを欲しがるが、大抵は自己満足に終始する。ポケモンリーグチャンピオンが良い例だ。ポケモントレーナーなら誰もが望むその…

レッド「まてまて!勝手にまとめようとするな!何をやっているんだ!」

ディレクター「あ、すみません。そろそろエンディングかと…」

レッド「どういうことだ!まだまだ続くんだろ?」

ディレクター「あのう…大変申し上げにくいのですが…」

ディレクター「番組の視聴率が…0%になりました。深夜の砂嵐の方がまだ良い数字です」

レッド「0%か。新たな境地に達したようだな」

ディレクター「ですから、打ち切りが決まりました。あと2分の収録時間で終了となります」

レッド「…」

ディレクター「スポンサーも無し。これじゃ続けることは不可能です」

エーフィ「残念ね。まあ、仕方ないわ」

ガブリアス「打ち上げは?」

ディレクター「打ち切りなのに打ち上げですか?」

エーフィ「いいじゃないの」

レッド「い、いや!まだ終わってないぞ!」

エーフィ「ほら、ヒノちゃんとピジョりんにも連絡してよ」

ガブリアス「はいよ」

レッド「俺は最後までやるぞ!さあ、ハナダシティだ!ここではどんな出会いが待っているのかなあ?」

レッド「お、ジムがあるぞお?たまには挑戦してみるかあ!って、あいつら…もう打ち上げに行ったのか!薄情な奴らだ!」

レッド「あきらめないぞ!CMだって自分でやる!さて、docoyoの携帯電話は、基本料金0円!まあ、色々裏があって0円じゃ済まないんだけどね!」

レッド「よってらっしゃい見てらっしゃい!エナジードリンク『ガソリン』でございます!一杯飲めばフルマラソンだって走れちゃう!でも可燃性だから要注意!さてさて、ポンダの新しい軽自動車を…何?カメラ回ってない?バカ!!」

レッド「まったく!才能が無いくせにギャグに挑戦するからこうなるんだ!それに安価なんてやりやがって!自分なら機転をきかせてストーリーを展開できるとでも思ったか!?」

レッド「しかも中途半端に終わらせて!ええい!こんなクソSSじゃまとめサイトに載らないだろうが!けしからん!ぷんぷん!」

レッド「…おい!誰もいなくなってるじゃないか!これじゃ独り言だ!悲しきかな。なんで俺がこんなに喋らなきゃならんのだ!レッドつったた『………』のイメージだろ?」

レッド「で、俺はどうすればいいんだよ!全部丸投げしやがって!終わりのあいさつでもしろってか?ええ、皆様、本日はお忙しいところを…誠にありがたき…恋がたき…ハエたたき…でございまして、最後まで見ていただき…感謝感激…漢字検定…関関同立…GMARCH。国破れて山河あり、アケメネス朝ペルシア、y=2x 3。大陸横断、言語道断、北朝鮮から弾道弾。もはや何を言っているのかわからない。イライラしてやった、反省はしていない。こんな狂気のラストになるなんて、ああおそろしや、おそろしや…」


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