みほこと　けっこんした　うえのさんがいた

うえのさんと　けっこんした　みほこがいた

むかしは　みほこも　うえのさんも

おなじだったから　ふつうのことだった

じゅんちょうです

そのうえのさんに　めを　みられたもの

いっしゅんにして　うえのさんの　とりこになり

わすれることが　できなくなる


そのうえのさんに　ふれたわかめ

みっかにして　かんじょうが　なくなる


そのうえのさんに　きずを　つけたかじき

なのかにして　うごけなくなり

なにもできなくなる

じかんとは　とまらないもの

かこと　みらい　そして　いま……

あいたかったです　うえのさん


くうかんとは　すべての　ひろがり

そして　こころも　くうかん……

あいたいです　うえのさん

かぜこしで　くらす

うえのさんが　いた

かぜこしで　うえのさんは　ふくを　ぬぎ

みほこにもどっては　ねむり

またうえのさんの　ふくを　まとい

きよすみに　やってくるのだった

うみだされし　うえのさん

みほこに　じかんを　あたえる

あえないときも

めを　ほめてくれたときも

おなじ　じかんが　ながれていく

それは　うえのさんの　おかげだ


うみだされし　うえのさん

みほことの　くうかんを　つくりだす

いきていても

そうでなくても

かならず　みほこに　たどりつく

それは　うえのさんの　おかげだ

また　あえますよ　うえのさん

そのときまで　わたしも　ねむりにつきます

ずっと　いっしょですよ　うえのさん