【ケンイチ完結記念!】白浜「美羽さんと一線を越えられなくて困ってる」 (40)

美羽「どうしました?あな……もとい兼一さん?」

長老(ジー

美羽はいつも道理に兼一を呼ぼうとして長老の視線に気づきあわてて訂正した。もといとあえてつけて強調したのは長老へのちょっとした意趣返しである。

白浜「いやあ、久遠の落日から大分たちますけど、美羽……さんと結婚できないな~て」

美羽「あらあら」

あれから幾日も歳月が過ぎ、兼一と美羽さんは晴れて恋人になった

長老「認めん!わしより強くならなければ、結婚など、認めんぞ!」

美羽「おじい様!いい加減にしてくださいまし!」

兼一は長老がこの調子なので美羽さんと結婚……ひいては一線を越えることが出来なくなってしまったのだ!!

そんな茶番を毎日見つめる面々はこそこそと話し合う。

志緒「おいおい、じじいいい加減認めてやってもいいんじゃねえか?そう思うだろ?」(コソ

剣星「そうネ。あれはもういい加減ひどいね兼ちゃんも今日でもう二十一ヨ。結婚どころか、もう出来ちゃった結婚させてやってもイイネ。このままだと蓮花も諦めるに諦められないネ」(コソ

秋雨「その通りだ。いい加減美羽も子供じゃないんだ。結婚位自由にさせてやればいいのに……長老と言えば……」(コソ

アパチャイ「アパ~、もっと言うと時雨もかわいそうよ~」(コソ

時雨「僕……は……関係……ない」(コソ

長老「ならんぞぉ~!!」

師匠~ズ「はあ~」

いくらなんでも、この長老の孫への溺愛っぷりに皆、辟易していた。


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そんな息が詰まる梁山泊を抜けるため、兼一と美羽は二人で買い物に出かけた。

美羽「まったくおじい様にも困ったものです。ね、あなた?」

一歩梁山泊を出ればもう二人は夫婦であった。

少なくともそうであることを疑っている者は近所にはいない。

美羽は梁山泊ではただの恋人として、外では夫婦の様に過ごす。これが二人の日課だった。

兼一「はは、長老も美羽の事を思っている証拠さ。僕と同じかそれ以上にね」

兼一(僕にも経験があるからね)

美羽「もう、あなたってば!」






兼一「美羽、すまないが先に帰ってもらっていいかい?僕は谷本君の所や新白連合のみんなに顔を出してくるよ」

美羽「ええ~せっかく兼一さんの誕生日でぇとですのに……」

兼一「ハハ、彼らも祝ってくれるというんだ。無視するわけには行かないだろ?」

美羽「でも~」

兼一(チュ

兼一はなおも食い下がる美羽の口を唇で封じた。

美羽「け、兼一さんこんなところで」

兼一「はは、やっぱり恥ずかしいね。でもこれでゆるしてくれないかい?」

美羽「……わかりました。それなら梁山泊で待っています」(チュ

二人は赤くなりながらも再度軽く口づけを交わしてその場を後にした。

兼一(夫婦で居られるこの買い物の時間を大切にしたいと思ってくれている。だからこそあんなに引き下がってしまうんだろうな……僕が情けないせいで苦労をかけてすまない)

兼一はそんなことを考えながらその足を谷本の家に向けた。





ほのか「あ、兄さん。いらっしゃい。美羽さんは一緒じゃないの?」

兼一(……ほのかもあの頃と比べると大分変ったな)

ほのかは年齢が上がるとともに落ち着きを得て、高校に上がるときにはすでにその落ち着きのある性格と美羽と同等の容姿を持った美人に成長していた。しかし浮いた噂もあまりなかった。それもそのはず……なぜならその時すでに

ナツカ「ママ~誰か来たの~」

彼女は母親だったのだから。

ほのか「ほら、おじさんよ」

ナツカ「あ、オジサン!こんにちは」

兼一(まさかほのかが中学校卒業前に妊娠するなんて……思わなかったな。あの時は谷本君を本気で殺そうと思っちゃったよ)

ちなみにさっき経験があると兼一が言った(思った)のはこの事である。

夏「ほ~ら、ナツカは向こうに行ってなさい。ほのかも、あんまり妊婦が動き回るもんじゃないぞ」

ナツカ「は~い」

ほのか「はいはい、今日オセロに負けたのは私だもんね」

兼一「夏君……」

夏「白浜!てめえその呼び方で呼ぶんじゃねえ!」

夏の仮面優等生ぶりは健在である。

兼一「谷本君は本当に変わらないなあ~。あのほのかでさえ親になってだいぶ変わったのに。ちゃんとお兄様って呼びなよ~」

夏「てめえ、殺されてぇらしいな!あの時の付かなかった決着、今付けるか!」

ちなみにあの時とはほのかが妊娠したと聞き谷本を(自分が活人拳であることすら忘れ)本気で殺そうとした兼一と夏との一騎打ちである。その後三日三晩に及ぶ激闘の末、決着がつかなかった。しかし谷本の本気は拳を通し兼一に通じ、兼一は彼をほのかの夫として認めた。



そのときのセリフ

兼一『君は妹の代わりをほのかに求めているだけじゃないのか!』

夏『違う!……確かにそうだった最初はそうだったかもしれん。だが今は違う!おれはあいつの事を愛している!お前よりも強く……そして死んでしまった俺の妹以上にだ!』



兼一「いや今日は遠慮しておく」

夏「ち、そう言えば今日はてめぇの誕生日か。しかたねえ許してやるか」

兼一「僕の家の方にも顔をだしなよ。もう父さんほのか出て行ってから本当に寂しそうなんだから」

夏「……あのおっさん苦手なんだよな」

兼一「それ、なっつんの自業自得だよ。まだ中学生だったほのかに手を出して~」

夏「……そうわかっていてもな」

谷本は兼一の父親とも戦った。本気で殺そうと銃を向ける兼一パパの実力は娘を思う心も相まって鬼気迫るものが有った。(馬双月曰く『あの時のあいつはマスタークラスにすら届きえる』)

そんな兼一の父を止めたのは兼一、ほのかとそして夏の説得だった。

銃口を向けられながら夏は土下座し涙を流しながら

夏『お父様!娘さんを僕にください!』

夏の本気が伝わったり、兼一の父は銃を収めた。

そして今に至る

兼一「あの時の君はかっこよかったよ~」

夏は顔から火どころか煙を出しながら

夏「あんまり恥ずかしい記憶思い出させるんじゃねえ……」

兼一「まあ、それは置いておいて……
                   谷本君聞いて欲しいことがあるんだ」

夏はその兼一の表情からただらなぬ覚悟を感じとり、夏は気を引き締める。

夏「……なんだ?」

兼一「美羽さんと結婚できないんだ~!どうすればいいんだ~」

夏「大事な話かと思ったらそれかよ!」

引き締めた気持ちがパアになった。

兼一「うう、僕にとっては死活問題だよ?」

夏「したきゃすればいいだろ!」

兼一「そのためには、長老に勝たないといけないんだ!だから修行に協力してよ~」

修行をしたいなら梁山泊ですればいい。それなのになぜあえてここに来るのか……夏は知らない。

しかし夏は兼一の表情に影があることに気付きながらも見て見ぬふりをする。それが兼一の大切な人のためなのはわかるから。

夏「……はあ、しょうがねえな。付き合ってやるよ。組手」

兼一「ありがとう!谷本君!」

今日はここまで。

見てる人いる?まあ、いなくても書くんだけど

見とるぜ 支援

駆け足だったけど面白かったよな

ケンイチSSとは素晴らしい
支援

ケンイチには一時期お世話になりました…

今でもお世話になっております

しぐれさんにはお世話になってます

月光条例が終わって更にケンイチが終わっていよいよサンデーに読む物が無くなったって奴は俺以外絶対居る

記念すべき完結じゃないんだよ!サンデーもう読むもんないよ!

なんでや!ベイブルースおもろいやろ!

45巻越えたあたりから美羽さんのヒロインっぷりがヤバい
完全に惚れた

乙です
しぐれとのフラグもっと見たかったのに

バードメンが終わったらいよいよサンデーは読むののがなくなるな

え!?完結してたの!?サンデー本誌読まんから知らんかった
なんか数ヵ月連続単行本刊行とか無茶してんなーって思ってたら……

しぐ兼の伏線どうなった

別の短編とかいいから長老とか師匠陣、九拳の過去を短編でいいからしてほしいよな




槍月「小僧、もっと腰を落とせ。夏はもっと気を練ろ」

兼一「はい!」

夏「うおおおお!」

槍月の立会いの下、二人の組手は何日かに一度の割合で行われた。現在の勝率は兼一の七十二勝五十八敗百二十一引き分けである。

夏(こいつに負け越しているなんて忌々しい!)

そんなことを考えている夏の前に兼一の両の手が顔を挟み込むように夏を襲う。

槍月(!!)

しかしその時夏の拳はがら空きになった腹を目掛けて攻撃した。

夏「はああ!」

夏の緩い浸透径が兼一の腹に突き刺さる二つの攻撃はしかし兼一の突進を止めるには至らない。

兼一「うおおおおお!」

兼一の攻撃は夏の顔に当たりそうになった時、槍月は割って入った。

槍月「そこまで!」

槍月は試合を止めた。そして片手をあげると……

槍月「この試合夏の勝ちとする」

夏の拳は兼一に届いていた。兼一の攻撃の入る一瞬前、夏は兼一の腹部で寸止めしていた。

兼一「最後の拳……どうにも軽いと思ったよ~やられた~」

そう最後の緩い浸透頸は凶叉の構えだったのだ。そしてもし今のが実戦だったなら兼一の技が届く前に夏の凶叉が炸裂していた。

夏「ふん!制空権すら辞めやがって、隙を見せすぎだ!が……それ以上になんださっきの技は!まるで殺人拳のそれだったぞ!貴様、あれだけ俺に偉そうに言いながら、殺人拳の道を選びとるというのか!?」

兼一「さ、さあ、何のことだろうね~。僕にはわからないな~」(ヒュ♪ヒュヒュ♪ヒュヒュ♪

夏(くそ、こいつ下手な言い訳しやがって)

夏は兼一を殺したくなったがそれはいつもの事なのでいつものように修行を終えることにした。

夏「まあいい。ほのかが一応お前のためにケーキを買ってきた。食ってやれ」

兼一「え~谷本君も一緒にたべようよ~」

夏「貴様と一緒に食うくらいなら、死んだ方がましだ!」




兼一「ほのか、ありがとう」

ほのか「きにしなくていいじょ……じゃなかった、いいよ。私と兄さんの仲だもん」

兼一「ははは」

スズメの魂百までと言うが、ほのかもたまに昔の様に話してしまうことが有った。兼一はそれを懐かしく思いながら兼一はふと思ったことを言った。というよりも兼一がここに来た本当の理由はこれを聞くためであった。

兼一「ほのか……お前、今幸せか?」

ほのか「うん!すっごく幸せ!」

ほのかは間髪入れずにこう言った。幼少期を思い出させるまっすぐな笑顔で

兼一(こいつはいつもそうだよな)

ほのかはまっすぐに生きている。子供の頃も今も、ナツカが腹の中に居る時も親の反対を押し切って産むと言った時もそうだ。自分の心に正直に生きてきた。そんなほのかが幸せでないわけがなかった。

ほのか「でもなんでそんなこと聞くの?お兄……じゃなかった兄さん?」

兼一「ちょっと聞いてみたかっただけさ」

ほのか「?変な兄さん」

兼一はケーキを三つ持つと、ほのかから逃げるようにこう言った。

兼一「それじゃあ、これ谷本君に渡してくる。あ、ナツカちゃん、一緒に行こう?」

ナツカ「うん!」




夏「白浜!てめぇの耳は何処についてんだ!てめぇどうやら殺されてえらしいな!」

兼一は物陰に待機させていたナツカを呼んだ。

ナツカ「お、お父さん怖い」

夏「あ、ああナツカ、ごめんな怒鳴ったりして」

兼一「さあ、ナツカちゃん一緒に食べよう。あ、槍月さんもどうですか?」

夏(こいつ、絶対いつか殺してやる!)

兼一は槍月も誘うが、夏の様に簡単に折れる人ではなかった。

槍月「いや、俺は甘いものは……」

しかし……

ナツカ「おじちゃん食べないの?」

槍月「……」

ナツカ「おじちゃ~ん」

いかな拳豪鬼神といえど、子供の無邪気な目には勝てなかったのか……

槍月「……いただくとしよう」

槍月は折れた。

今日はここまで

亀更新でごめんよ

ちなみに>>1はイフリートとかダレンシャンとかやってた時のサンデーが一番好きだった。あの頃はほとんど全部読んでた気がする

今読んでるのは絶チルとマギとハヤテのみ

異論は認めるよ

少年誌はサンデーどころかジャンプもマガジンも読むマンガへってるもんなぁ…

更新楽しみにしとるよ

コナンは組織編以外読んでないし
マトモに読んでたのはケンイチとビーブルースぐらいやったのにケンイチが不完全燃焼な感じで終わってしまって残念やった
最後のサービスシーンが美雲ってのはどうなんだろう

>>13
だがしかしがある

ケンイチ終わってしもうた…
あの駆け足っぷりが誰のせいなのかは知らんがサンデーに失望したわ

コナンはなんかどうでもいい事件に関しては流し読みであとはケンイチ、絶チル、マギだな

ムシブギョーのことも思い出してやってください

氷球姫も面白いので読んでやってくれ···。

コラボ企画はアレだったけど裏サンのケンガンアシュラも面白い

>>26
おっさんから見れば今も掲載8割ぐらい安易なファンタジーって感じで変わらんなあ。

かもし課とか、め組とか、猿とか、
ファンタジー漫画と「お仕事漫画」が6:4ぐらいだった時代がベストだったと思う

>>32
俺が居る
>>36
やっぱり読まなくなったのは歳のせいかね?
でもガッシュとか植木とか超える漫画が出てないなって気もするが

あ、言い忘れてた。
しばらくの間書き込めなかったんですがそろそろ再開したいと思います。相も変わらず亀更新ですが

クロザクロとかがやってた時期が俺的に一番おもしろかったと思う



あったなあクロザクロ。なんでサンデーは変なタイミングで終わらせるんだか。勿体ない

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