穂乃果「夏、終わらないで」 絵里「宿題、終わらせて」 (55)

穂乃果「無理だよぉぉぉ!!ぅ絵里ちゃん助けてぇぇぇぇぇ!!」

絵里「だからこうして手伝いに来てるんじゃない・・・」

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穂乃果「うぅ・・・ひっぐ・・・」

絵里「まったく・・・計画的にやらないから毎年こうなるのよ」

穂乃果「えっ!?なんで毎年こうだって知ってるの!?まさか海未ちゃんとことりちゃんに・・・」

絵里「聞かなくてもわかります」

穂乃果「うぇぇぇん・・・」

絵里「さ、今日1日しかないんだから早く始めましょう。ただやるだけじゃなく、出来るだけ内容も頭に入れるのよ?」

穂乃果「ま、待った!その海未ちゃんとことりちゃんは!?」

絵里「2人は作詞や衣装作り、部活や家族との予定で忙しいのよ。聞いてるでしょ?」

穂乃果「そういえば夏の始まりにもそうやって注意を受けたような・・・今年は忙しいって・・・」

スレタイで笑った

支援


スレタイ吹いた
支援

絵里「で、私に白羽の矢が立ったのよ。『リーダーが補習で練習に参加できない、なんてことになったらチームの士気に関わります!』ってね」

穂乃果「うぅ・・・そうだよね・・・示しがつかないよね・・・」

絵里「・・・役目を譲ってくれた、ってのもあるんだろうけど・・・」ボソッ

穂乃果「? まぁでも、絵里ちゃんがついてれば百人力だね!絵里ちゃんが暇で助かったよ~!」

絵里「あのねぇ・・・」

ガラッ

ほのママ「絵里ちゃん、いらっしゃい。お茶菓子持ってきたわよ」

絵里「あっ・・・お邪魔してます。わざわざすみません・・・」

ほのママ「それはこっちのセリフよぉ!ほんっとにいつもいつも穂乃果が迷惑をかけて・・・」

絵里「いえいえそんなことは・・・」

穂乃果「あっ!バウムクーヘンだ!絵里ちゃんすごいよ、うちでこんなお菓子が出るなんて!!もう毎日来てよ!!」ピョンピョン

ほのママ「・・・・・・」

絵里「・・・・・・」

ほのママ「本当に娘がご迷惑を・・・」

絵里「いえ・・・まぁ・・・ぜんぜん・・・」

穂乃果「?」モグモグ

ほのママ「食べてないであんたも感謝しなさいっ!!絵里ちゃん受験生なのよ!?」

穂乃果「むぐっ・・・!ごほっごほっ!そ、そうだった、暇じゃないじゃん!穂乃果の勉強をみるより・・・」

絵里「大丈夫よ。この夏にやろうと思っていたことは全てこなしたし・・・元々今日は息抜きの日だったから」

ほのママ「さ、流石ね・・・」

穂乃果「うーん・・・なんだか申し訳ない気がしてきたよ・・・」

絵里「え、やっと?」

穂乃果「・・・穂乃果、1人でも頑張るよ?わかんないところだらけで、先生に怒られるかもだけど・・・提出さえすれば・・・」

絵里「遠慮しなくていいの!これも私のやりたいことなんだから」

穂乃果「・・・ホントに?」

絵里「本当よ。穂乃果に勉強を教えてあげたいわ」

穂乃果「絵里ちゃん・・・!よし!その想いに応えて、ぜったい宿題を終わらせる!絵里ちゃん先生、よろしくお願いします!!」

絵里「はいはい」クス

ほのママ「やれやれ・・・絵里ちゃん、無理はしないでね?」

絵里「はい。お気遣いありがとうございます」

穂乃果「よーし!やるぞー!」

ほのママ(この分なら大丈夫そうね・・・)フフ

【英語】

穂乃果「・・・・・・」

絵里「・・・・・・」

穂乃果「・・・・・・」

絵里「・・・ちょっと穂乃果」

穂乃果「ぅええっ!?な、何!?」

絵里「早速勉強飽きたー!なんて思ってないでしょうね・・・」

穂乃果「・・・・・・」

穂乃果「オモッテナイヨ」

絵里「・・・・・・」

穂乃果「I’m オモッテナイ」

絵里「・・・・・・」

穂乃果「だって英語わかんないんだもーん!」

絵里「分からないって決め付けてるから苦手意識を持っちゃうのよ・・・」

絵里「いい?長い文でもこうやって分解してみると、知ってる構文が見えてくるでしょ?」

穂乃果「・・・ホントだ。やったかも」

絵里「後はやっぱり英語を読み慣れないとね・・・こんな風にいちいち構造を確かめながらじゃ全然読み進められないし・・・」

絵里「子ども向けの英字新聞なんていいんじゃないかしら」

穂乃果「・・・穂乃果が『新聞!それなら読めそう!』なんて言うと思う?」

絵里「・・・思わないわね」

穂乃果「でしょ。それに穂乃果は外国なんて行かないし、あんまり必要ないよ」

絵里「またそういう子どもみたいなことを・・・私は、穂乃果と海外旅行とかしてみたいけどな~」

穂乃果「!」

穂乃果「い、行きたい!穂乃果も絵里ちゃんと海外旅行してみたいよ!」

絵里「でも英語ができないんじゃあねぇ」

穂乃果「むぅ・・・絵里ちゃんができるから大丈夫だよ!」

絵里「そう?じゃあもし迷子になったらどうするの?」

穂乃果「う・・・」

絵里「道も聞けずにウロウロしてたら危ないわよ?穂乃果はこんなに可愛いんだから、連れ去られて・・・」

穂乃果「迷子になんてならないもん・・・」

絵里「どうかしら。穂乃果はまだまだ子どもだから・・・」

穂乃果「こうやってずっと絵里ちゃんと手を繋いでるから、はぐれたりしないもんっ!!」ギュッ

絵里「ほ、穂乃果!?///」

穂乃果「・・・それとも絵里ちゃんは、この手を離しちゃうの・・・?」ウルウル

絵里「!!」

絵里「は、離すわけないじゃない!!ずっとずっと握り締めているわぁ!!」

穂乃果「絵里ちゃん・・・!えへへ・・・やっぱり穂乃果に英語は必要ないかも・・・」

穂乃果「必要なのは、絵里ちゃんだけ・・・」

絵里「・・・・・・」

絵里「フフ・・・そうかもしれないわね///」

穂乃果「それにほら、穂乃果が行きたいのはロシアだし!!」

絵里「ハラショー!英語必要ないわねっ!!」


イチャイチャ

【数学】

穂乃果「よし、次の教科は国語だったかな?」

絵里「待ちなさい待ちなさい」

穂乃果「数学だけはどうにもならない気がするよ・・・」

絵里「そんなこと言ってたらいつまで経ってもできるようにならないわよ」

絵里「ほら、複素数?ベクトル?確率の問題もあるわよ?」

穂乃果「・・・確率」

絵里「・・・一番簡単そうなのを選んだわね」

穂乃果「うっ・・・」

絵里「いいけど、結局全部やらなきゃいけないんだからね」

穂乃果「わかってるよ・・・」

絵里「『白玉2個、赤玉4個が入っている袋から玉を1個取り出し、色を調べてからもとに戻すことを6回続けて行うとき、5回以上白玉が出る確率』は?」

穂乃果「・・・ものすごく低そう」

絵里「・・・・・・」

穂乃果「・・・百分の一」

絵里「・・・・・・」

穂乃果「・・・・・・」

絵里「・・・じゃあ『6回目に3度目の白玉が出る確率』は?」

穂乃果「・・・さっきよりは高そう」

絵里「・・・・・・」

穂乃果「・・・二十分の一」

絵里「・・・・・・」

穂乃果「・・・・・・」

絵里「はぁ・・・まずは一緒に教科書を読みましょうか・・・」

穂乃果「なんだ、公式に当てはめればいいだけじゃん!」

穂乃果「問1は13/729、問2は80/729だね!」スラスラ

絵里「やればできるじゃない穂乃果!」

穂乃果「複素数も文字みたいなものだね。二乗するときは-1に置き換えてっと」スラスラ

絵里「流石ね穂乃果!」

穂乃果「ベクトルの内積は成分から求められるから・・・こうだっ!」スラスラ

絵里「素敵よ穂乃果ーーーっ!!」





穂乃果「と、なるはずだったんだけど・・・」シクシク

絵里「そんなに簡単に理解できたら苦労しないわよ」

穂乃果「穂乃果、こんなの大人になったって使わないし・・・」

絵里「また始まった・・・」

穂乃果「だって絵里ちゃん、日常生活で複素数やベクトルなんて使う!?白玉2個、赤玉4個が入っている袋から玉を1個取り出し、色を調べてからもとに戻すことを6回続けて行う!?」

絵里「いや、行わないけど・・・」

穂乃果「ほら!!」

絵里「でも、そうやって屁理屈を言って何でもすぐに投げ出すような人とは・・・一緒に働いたり、日常生活を送ったりしたくないわね」

穂乃果「うっ・・・」

絵里「直接その知識が役に立つ場面は少ないでしょうけど、論理的に考えて答えを導き出そうとする姿勢は、きっと将来役に立つんじゃないかしら」

穂乃果「そういうものかなぁ」

絵里「そういうものよ。このままだと穂乃果、悪徳商法なんかにすぐ騙されちゃうわよ」

穂乃果「それはやだ!」

絵里「でしょ?だから頑張って・・・」

穂乃果「何かあったら、絵里ちゃんに一番に相談するね!」

絵里「そ、そういうことじゃなくて・・・///」

穂乃果「絵里ちゃんってとっても頼りになるから・・・それに頭も良くて美人だし、それからそれから・・・」

絵里「も、もう!私が穂乃果を騙す側だったらどうするの!?」

穂乃果「えへへ・・・絵里ちゃんになら、騙されてもいいよ・・・?」

絵里(はうっ!!///)ドキッ

穂乃果「きっとそのときは、絵里ちゃん困ってるんだと思うし・・・力になるよ!」

絵里「そ、そもそも前提がおかしいわ!私はどんなことがあっても穂乃果を裏切ったりしないもの!」

穂乃果「えー!絵里ちゃんが言ったんじゃん・・・」クス

穂乃果「でも、そんなの分かってるよ。穂乃果、絵里ちゃんのこと大好きで・・・信じてるから・・・」

絵里「穂乃果・・・」

穂乃果「この気持ちを伝えるのに、論理的思考は必要ないよ・・・」

絵里「・・・・・・」

絵里「そ、そうね///論理的思考なんて必要ない・・・数学なんて役に立たないわね///私も感情の赴くままに穂乃果を求めて・・・」

穂乃果「な、何言ってるの絵里ちゃん///」

絵里「え!?あっ・・・違うのよ!そういう意味じゃなくて・・・///」


イチャイチャ

【国語(古文)】

穂乃果「この人『はづかしき人』だって!ぷぷっ!」

絵里「それは『立派な人』という意味よ」

穂乃果「『冬はつとめて』・・・何を?」

絵里「『冬は早朝に趣がありますね』って言ってるのよ」

穂乃果「『にげなきもの』・・・シンジ君!」

絵里「『似つかわしくないもの』よ。誰よそれ」

穂乃果「・・・・・・」

絵里「・・・・・・」

穂乃果「わっかんないよ!!」

絵里「古文単語もしっかり勉強しないとね・・・同じ日本語だと思ってはダメよ」

絵里「さっきの『はづかし』みたいに現代語と違う意味になったりするものもあるから、そういう語は特に注意ね」

穂乃果「あ、『かしこし』って『恐れ多い』とか『尊い』って意味なんだって」

絵里「いや、そうだけど・・・」

穂乃果「尊い!かわいい!!エリーチカ!!!」

絵里「それで覚えられるならいいけど・・・」

穂乃果「こういう身近なところから覚えていくよ!」

絵里「・・・そうね、それがいいかもしれないわね」

穂乃果「それにしても、光源氏はすごいよね」

絵里「何が?」

穂乃果「だって自分の周りの女の人と片っ端からイチャイチャしてるんでしょ?」

絵里「ああ・・・まぁ、現代で言うハーレム主人公よね」

穂乃果「いいなぁ、ハーレム主人公。羨ましいよ」

絵里(え?)

穂乃果「こんな風に周りの女の子にちやほやされてさ」

絵里「・・・・・・」

穂乃果「穂乃果なんて、海未ちゃんや真姫ちゃんに怒られてばっかりだよ」

絵里「・・・・・・」

穂乃果「この前なんて・・・」ウンタラカンタラ

絵里「・・・・・・」

絵里(・・・周りの女性と関係を作っていき)


海未『穂乃果っ!』
ことり『ホノカチャン!』
花陽『穂乃果ちゃん・・・!』
凛『穂乃果ちゃーん!』
真姫『ホ、ホノカ・・・』
にこ『穂乃果ぁ!』
希『穂乃果ちゃん!』


絵里(人妻や幼女にも手を出す・・・)


理事長『穂乃果ちゃん♪』
こころ『穂乃果さん♪』

絵里「・・・・・・」

穂乃果「さて、古文の続きを・・・」

絵里「次の教科にいきましょう」

穂乃果「え?」

絵里「古文は勉強しなくていいわ。源氏物語なんて以ての外よ」

穂乃果「なんで!?」

【理科(化学)】

穂乃果「化学はmolを習ったあたりからついていけなくなったよ・・・」

絵里「物質量ね・・・確かに難しいところよね」

穂乃果「モルってなんなのさ・・・」

絵里「鉛筆12本を1ダースって言うでしょ?あれと同じだと思えばいいのよ。原子や分子、イオンなんかが6.02×10の23乗個集まった状態が1モル」

穂乃果「なるほど!」

絵里「で、原子が1モル存在するときの重さ・・・原子量がそれぞれ決まっているから・・・ほら、この問題だと・・・」

穂乃果「ちょっとわかった気がするよ」

絵里「そう?よかったわ。次の問題は・・・熱化学方程式ね」

穂乃果「うーん・・・どっちが発熱反応でどっちが吸熱反応かわからなくなるんだよね」

絵里「簡単よ。まず、A分子の持つエネルギーとB分子の持つエネルギーの和と、C分子の持つエネルギーが等しい場合の熱化学反応式はこうでしょう?」

A + B = C

絵里「つまりこれは両辺のエネルギーが等しく・・・」

穂乃果「AとかBじゃわかりにくいよ!もっと具体的じゃないと・・・」

絵里「えぇー?そこが気になっちゃうの?」

穂乃果「そうだ!穂乃果分子と絵里ちゃん分子にしよう!」カキカキ

ほの + えり = C

絵里「イミワカンナイ」

穂乃果「だよね・・・Cがそのままじゃ意味が分からないよね・・・」

絵里「いや、そこじゃなくて・・・」

穂乃果「じゃあこうしよう」カキカキ

ほの + えり = 愛

穂乃果「えへへー///」

絵里「いや、ホントに意味がわからないんだけど・・・」

穂乃果「ええー!?穂乃果と絵里ちゃんとで愛が生まれるんだよ!?」

絵里「それでわかるならいいけど・・・」

穂乃果「これでお願いします!」

絵里「はぁ・・・」

ほのえりハラショー

絵里「じゃあ続けるわよ?」

絵里「右辺の方がエネルギーが少なく、『ほの+えり>愛』のとき、つまり『ほの+えり』から『愛』へ変化する過程でエネルギーが抜けていったときは、その抜けた分のエネルギーを右辺に書き加えて、こう」

ほの + えり = 愛 + Qkcal

絵里「エネルギーが熱のかたちで抜けていく、つまり温かくなるから、これを発熱反応というのね」

絵里「逆に、右辺の方がエネルギーが多く、『ほの+えり<愛』のとき、つまり『ほの+えり』から『愛』へ変化する過程でエネルギーを取り入れたときは、その取り入れた分のエネルギーを右辺に書き加えて、こう」

ほの + えり = 愛 - Qkcal

絵里「エネルギーを取り入れるときは周囲の熱を奪う、つまり冷たくなるから、これを吸熱反応というのね」

穂乃果「・・・・・・」

絵里「どう?わかった?」

穂乃果「・・・・・・」

絵里「穂乃果?」

穂乃果「・・・結局、穂乃果と絵里ちゃんの愛は発熱反応なの?吸熱反応なの?」

絵里「・・・・・・」

絵里「難しいところね・・・」

>>31
わからん…

なんか分かった気がしなくもない

絵里「うーん・・・発熱反応じゃないかしら。ほら、温かい気持ちになるし・・・」

穂乃果「でも発熱反応だと『ほの+えり>愛』なんでしょ?穂乃果は『ほの+えり<愛』だと思うんだけどなぁ。愛しい気持ちでいっぱいになるし」

絵里「でもやっぱり発熱反応よ。『愛』へ変化する過程でエネルギーが抜けていく・・・ほら、あんまり激しくすると・・・ね///体力使うじゃない///」

穂乃果「もう///それは絵里ちゃんが・・・///」

絵里「ご、ごめんなさい・・・気をつけるわ///」

穂乃果「ううん・・・いいの///たっぷり発熱してほしいから///」

絵里「えっ・・・じゃあ・・・///」

穂乃果「うん・・・穂乃果たちは発熱反応だよ///」

絵里「///」


イチャイチャ

【社会(世界史)】

穂乃果「えっと・・・この時代は大航海時代と呼ばれ・・・スペインとポルトガルが・・・アジアでは・・・オスマン帝国も・・・」

穂乃果「・・・うわぁぁこんがらがってきた!!」

絵里「一国の事情をタテに見ていくのも大事だけど、同じ時代に他の国では何が起こっていたか・・・ヨコの視点も大切ね。歴史の流れを1つの大きな・・・」

穂乃果「もう!覚えることが多すぎてパンクしちゃうよ!」

絵里「うーん、だから上手に出来事を関連付けて覚えて・・・」

穂乃果「だいたい穂乃果は今を生きているんだよ!後悔したくない・・・目の前に僕らの道がある!」

絵里「・・・だから歴史を学ぶ必要なんてない、なんて言わないでよ?」

穂乃果「いやぁ、そこまでは言わないけど・・・」

穂乃果「絵里ちゃんが言うように、物語としてみてみると面白いよ」

絵里「でしょう?」

穂乃果「でも、穂乃果も初めて歴史の授業を受けたときはそう思ったなぁ」シミジミ

穂乃果「・・・・・・」

絵里「・・・穂乃果?」

穂乃果「なんだか幼き日の自分を思い出したら・・・やる気がなくなってきちゃった・・・ほら、もう時間も遅いし・・・」

絵里「ちょっ・・・何同調してるのよ・・・!」

穂乃果「やっぱり若者は未来を見つめてさぁ・・・」ウンウン

絵里「・・・・・・」

絵里「・・・穂乃果、ちょっと」

穂乃果「? なぁに、えり・・・・・・


ちゅっ


穂乃果「・・・・・・んんんんっっ!?///」チュー

絵里「んっ・・・ちゅ♪・・・れろ・・・ちゅるるっ♪」

穂乃果「あっ・・・///んちゅ・・・えりひゃ・・・!んぅ・・・!やめっ・・・///」

絵里「んちゅ・・・ちゅっちゅっ♪・・・ちぅぅぅぅっっ♪」

穂乃果「んん~~~~っ!!///・・・ぷはっ!!」

絵里「フフフ・・・・」チュルッ

穂乃果「ちょっと絵里ちゃん!?いきなり何を・・・」

絵里「穂乃果・・・」スッ

穂乃果「す、すと~~~~~っぷ!!!」バッ

絵里「きゃっ」

穂乃果「だ、ダメだよ!穂乃果たち勉強中なんだよ!?あっ、これがホントの勉強ちゅーってこと!?寒いよ!!いや、熱かったけど・・・あっ・・・違くて・・・///もう!!何言わせるの!!」

絵里「これよ」

穂乃果「・・・へ?」

絵里「これが歴史を学ぶことの大切さよ」

穂乃果「・・・はい?」

絵里「穂乃果は一度目のキスを防ぐことが出来なかった。それは不意の出来事で備えがなかったから」

穂乃果「・・・・・・」

絵里「しかし二度目のキスは枕を使ってガードし、防ぐことができた・・・」

穂乃果「・・・・・・」

絵里「つまり、過去に起きたことをしっかり分析し、その経験を次に活かすことが・・・」


ちゅっ


絵里「・・・・・・」チュー

穂乃果「ちぅちぅ♪」

絵里「・・・んぅぅぅっ!!?///」

穂乃果「ぷは・・・♪」チュルッ

絵里「っ・・・!!ちょっ・・・何を・・・きゃぁっ///」

ドサッ

穂乃果「やっぱり、歴史の勉強も必要ないんじゃないかなぁ・・・」

絵里「へ・・・?」

穂乃果「穂乃果、これからもう一度絵里ちゃんにちゅーしようと思うんだけど・・・」

穂乃果「・・・防ぐ?」

絵里「・・・・・・」

絵里「い、いいえ・・・」

穂乃果「よかったぁ・・・」ニコッ

絵里「ほ、穂乃果・・・」

穂乃果「ねぇ・・・絵里ちゃん。今、何を考えてる?さっきのちゅーのこと?」

絵里「・・・・・・」

絵里「ううん、違うわ・・・」

絵里「これからする・・・キスのこと・・・」

穂乃果「えへへ・・・穂乃果も・・・♪」スッ

絵里(ああ・・・やっぱり過去のことなんて・・・どうでもいい・・・か・・・)



・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・

翌朝

穂乃果「海未ちゃーん!ことりちゃーん!おはよーーっ!!」ハァハァ

絵里「お、おはよう・・・」ハァハァ

海未「穂乃果はまた新学期から遅れて・・・って絵里も一緒ですか」

ことり「そういえば、穂乃果ちゃんの宿題を泊り込みで手伝ってくれてたんだっけ。どう?無事に終わった?」

穂乃果「わ、わかんない・・・」

海未「はい?分からない、とは?」

穂乃果「昨日はあの後いつの間にか眠っちゃったみたいで・・・朝起きたら時間ギリギリで、慌てて宿題を引っ掴んで来たんだ・・・」

ことり「それで、中は確認してないってこと?」

絵里「この私が見ていてあげたのよ?完璧に終わっているはずだわ」

穂乃果「だよね~!助かったよ~!」

海未「そうですか・・・それは良かったですね。来年は気をつけるんですよ」

穂乃果「はーい!」

海未「本当にわかっているんでしょうね・・・」ギロ

穂乃果「だ、大丈夫だって・・・よーし!新学期もファイトだよっ!」ダッ

海未「やれやれ・・・」

海未「・・・ときに絵里」

ことり「・・・・・・」ニコニコ

絵里「?」

海未&ことり「『あの後』って何の後なんですか(なの)?」ゴゴゴゴゴ

絵里「」

先生「よーし宿題集めるぞー!提出する準備しとけー」

穂乃果「♪」

先生「ん?高坂、ちゃんとやってきたのか?次期生徒会長が補習とかシャレにならんぞ」

穂乃果「もちろんです!その前生徒会長に教えてもらいながらやりましたから!」

先生「絢瀬かーなら安心だ。受験期にも後輩の面倒をみるなんて流石だなー」

穂乃果(えへへ・・・やっぱり絵里ちゃんは頼りになるなぁ・・・今度お礼しないと)

穂乃果(それに、穂乃果だってやるときはやるんだから・・・絵里ちゃんに教わりながらの勉強は楽しかったしね)

穂乃果(この調子でがんばって・・・絵里ちゃんと同じ大学目指してみようかな・・・///)

穂乃果(あ、そうだ・・・一応中を確認し)ペラッ

穂乃果「・・・・・・」

穂乃果「・・・・・・」

穂乃果「・・・あれ?」


<ヨーシ,ウシロカラマワシテクレー
         ハーイ>


穂乃果「」




終わり

おまけ

化学教師「・・・・・・」


ほの + えり = 愛 + Qkcal


化学教師「・・・・・・」


ほの + えり = 愛 - Qkcal


化学教師「・・・・・・」


穂乃果と絵里ちゃんは発熱反応♪


化学教師「・・・・・・」

化学教師「・・・・・・」ガタッ

先生「あれ?どうしました?」

化学教師「・・・ちょっと放送室に」



ピンポンパンポーン

『3年絢瀬絵里、2年高坂穂乃果、両名は直ちに職員室まで来るように。繰り返す。3年絢瀬絵里と2年高坂穂乃果は直ちに・・・・・・』




終わり

ワロタ

わろた

キスの件がまんま某コピペで吹いたわww

読んでくださった方ありがとうございます。タイトルがやりたかっただけです


前回のほのえり!
絵里「穂乃果、誕生日おめでとう!」 穂乃果「えっ」

これはかしこくないww
乙でした

あのSSの人だったのか とても良かった

あの人かw
また素敵なPKEを書いて欲しいにゃー

尊いかわいいエリーチカは「かしこし」覚えるのに使わせてもらいますね
乙!!


スレタイの時点で面白かったけど中身も最高だった

ナイスほのえり


おもしろかった


これは人選ミスですね…

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