P「アイドルを抱っこしてみる」(22)

P「なぜか今日は絶好調だ」

P「いつもなら少し苦戦する書類仕事が全て午前中に終わり」

P「さらには元気に溢れている」

P「やはりこれのおかげか」

っ【スタドリ】

P「モバPのやつにもらったが……なんという凄まじい力だ……」

P「この力を持ってすれば……」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……

P「アイドルたちを抱っこしてやることができるっ!」

P「というわけで今日は抱っこしよう」

P「暇だし」

P「さぁ、まず最初に事務所に来るのはどいつだ……?」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

P「む、そういえばこのお方を忘れていた」

小鳥「うぅ……結婚……したi……」スー…ウッ…スー

P「寝ながら涙を流している……」

P「まったく、小鳥さんは美人なんだからちょろっと本気出せばそこらのイケメンを釣ってこれると思うんだけどなぁ」

P「もったいないというかなんというか」

P「というか仮眠取るにしても仮眠室で取ってくださいよ……」

P「仕方ない、よいしょっと」グイッ

小鳥(うう……?)

小鳥(なんだろ……なんかあったかい……)

小鳥(プロデューサーさん……?)

小鳥(……え、何この状況)

小鳥(落ち着け小鳥……何故?なぜだ?)


小鳥(何故私はプロデューサーにお姫様抱っこをされている!?)


小鳥(どこでフラグを立てたのだ!考えるのよ小鳥ィ!)

小鳥(あぁ、でもそんなことどうでもいいからこの状況に甘えていたい!)

小鳥(どこに運ばれるのかはわかんないけど、プロデューサーさんあったかいナリィ……)

小鳥(あ、やばいわこれまた寝そう)

小鳥(待って、小鳥……まだ寝るわけには……)

小鳥(乙女の夢を……楽しむの……)

小鳥(ぷろ……でゅーさ……さん……)

小鳥「」スゥ…スゥ…

P「ん?なんか幸せそうな顔になったな……なんかいい夢でも見てるのか」

P「ゆっくりゆっくり」トス

P「よし、じゃ、アイドルを待つか」

P「おやすみなさい、小鳥さん」ナデナデ

バタン

小鳥「うへへ……プロデューサーさぁん……」

小鳥「もっと、なでて……」スヤァ

P「さぁ来いっ!」

P「あ、でもみんな仕事終わるの昼過ぎくらいだよな」

P「うーむ……それまで暇だな……仕事はすることないし」

P「今日非番のアイドル遊びに来ないだろうか」

真美「おはよーっ!兄ちゃん遊びに来たよーっ!」

P「噂をすればアイドル!」ガタッ

真美「おおう!?に、兄ちゃん?どうかしたの?」

P「いや、よく来たな真美よ……お前のプロデューサーは今!なんと!」

P「暇だ!」

真美「え?お仕事はー?」

P「終わった」

真美「おぉ!今日は早いね兄ちゃん!」

P「だから何かして遊ぼうぜ!」

真美「んっふっふ~……この私に勝てるかな?」

P「望むところよ……さぁ!コントローラーを持て!」

真美「…………」

P「…………」

真美「いや、あの……兄ちゃん?」

P「どうした?」

真美「どうしてこんな……その、お膝に座らせるの?」

P「真美をだっこしながらゲームしたいからだ」

真美「……あの、恥ずかしい……よ」///

P「そうか?じゃあやめとくか?」

真美「……えと、べ、別に……その、こ、こんなせーしん攻撃には負けないからっ!」///

P「あはは、何言ってんだ」

P「精神攻撃なんて仕掛けてないぞ?」ナデナデ

真美「あっ……」///

P「ほれほれ、どうした?」

P「いつもの動きができてないぞ」

真美「うう……このぉ……!」///

P「ここで投げを入れる」

真美「うあ~っ!」

P「よいしょ」

<パスパスパァース!!

<リタイヤッ

真美「あうう……」///

P「ふぅ……」

真美「お、終わったよね?暑いから、は、離して……?」

P「んー……もう少しだけ……それに、クーラーつけてるし別に暑くはないだろ?」

真美「確かに……ちょっと寒いくらいだからあったかい……けど……」

P「よしよし、そのままでいろよ?
  ゲームで負けた罰だ、おとなしくしてろ」

真美「そ、そんな……あん……!?(変な声出たぁ!!)」

P「~♪」ナデナデ

真美「あ……」


真美(何これ……めっちゃ気持ちいい……)

真美(兄ちゃんの体温が……匂いが……真美に染み付いて……眠くなる……?)

真美(にいちゃぁん……すき……)


真美「……すぅ」スヤァ

P「?
  寝ちゃった?」

P「仕方ない、多分夜ふかしでもしたんだろ……よっと」

P「仮眠室に置いておこう」スタスタ

真美「にいちゃ……」スヤスヤ

小鳥「ぴよ……ぷろでゅーさ……」スヤスヤ

P「よし、これでいいだろう」

P「次のアイドルを待つぜ!」

P「うーん……スケジュールだと、真美以外は仕事のようだ……うちの子たちも売れっ子になったなぁ」シミジミ

P「昔はみんなで仕事こないねーっていいながらゲームして……」

P「うーん……思えば最近はみんなに構ってあげてないなぁ……」

P「やはりこの企画はいい機会だな」

P「ううむ……アイドルが来ない……」

P「スケジュールによると真美以外は仕事なんだな」

P「しかしここまでこないとなると、直帰してしまったのだろうか」

P「誰かアイドル来いー!」






あずさ「呼びました?」

P「グッタイミンッ!?」

P「どうしたんですかあずささん」

P「今日は旅番組のロケでは?」


解説しよう!
“三浦あずさの迷子旅”という旅番組!あずささんがその方向音痴っぷりを発揮し、道に迷った場所で日帰りロケを行う企画である!
視聴率はなんと15%以上をキープ!
ちなみにこのタイトルはP考案である!


あずさ「途中で道に迷ってしまって……スタッフさんどこに行ったのかしら……」

P「スタッフ振り切っちゃったかぁ……(白目)」

P「なんかうちの事務所に迷い込んじゃったみたいで……すみません、今から出しますので……はい、よろしくお願いします」

あずさ「すみませんPさん……」

P「いやいや、大丈夫ですよ。これからまた仕事になりますから」

P「それに、あずささんはいつも頑張ってますから、ちょっとくらい休憩しても大丈夫ですよ」ナデナデ

あずさ「あっ……うふふ……」

P「あぁ、すいません、つい癖で……お嫌でした?」

あずさ「いいえ?とっても気持ちよかったです」

P「それならいいんですけど……」

あずさ「じゃあ、頑張ってたご褒美もらっちゃってもいいですか?」

P「お、なんですか?プリン買ってきます?」

あずさ「ふふ、そんなんじゃないですよ?」

P「何でも言ってください。できることならですけど(絶好調の俺に死角無いし、金銭以外なら)」

あずさ「じゃあ行きますよ?」

あずさ「ぎゅーっ」ムニュン

P「ファッ!?」

P(プリンがここにある……っ!?)

むにゅむにゅ

P「あ、あ、あ、あ、ああずささぁん!?
  なな、なにしてんですか!?」

あずさ「えー?」ギュー

P「離して離して!」

あずさ「でもご褒美ですよ?なんでもいいって言ったじゃないですかー……おとなしくしてください?」

P「……」

あずさ「じゃ、そのまま片手でぎゅーってしてください。こう抱きしめる感じで」

P「なぬ!?くっ!わ、わかりましたよ」

P(なんのつもりかは知らないが、これで抱っこ完了じゃん。やったぜ。)

あずさ「そのまま……頭、なでてもらえますか?」

P「頭ですか?別にいいですけど……なんで?」

あずさ「いいから早くしてくださいっ」

P「わ、わかりました……こんなもんかな?」ナデリナデリ

あずさ「うふふ……そうそう、そんな感じで……♪」

P「よしよし。いい子いい子(子供あやしてるみたいにすればいいのか?)」

あずさ「あ、なんかそれ気持ちいいです」

P「そうですか?じゃあこんな感じで続けますよ?」

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