喪女「最近のテレビはクソw」 (17)

喪女「中身の無いアイドルばっかりw」

喪女「芸人も吉本ばっかりよw」

喪女「芸人は絶対ラーメンズよ。彼らのコント流してなさいwそのほうが視聴率取れるw」

喪女「アニメは日本の文化なのよ。アニメ流してよ つまんないドラマよりいいわ」

母親「喪女子~御飯よ~」

喪女「は~い」

ー食卓ー

テレビ「千原ジュニアの!ラブ婚!ダメ婚!」

母親「あんた、結婚とかどうなのよ」

父親「お前も34なんだし、そろそろいろいろあるだろう?」

喪女「うるさいわね」モグモグ

父親「お前、化粧もしなくなったよな・・・」

喪女「このテレビつまらないからチャンネル変えるわよ。また吉本のごり押し…」

―喪女の働く会社―

若手社員「おはようございますっ!」

喪女「…」

イケ美「おはよ~」

若手社員「イケ美先輩、今日で最後ですね!」

イケ美「悲しいこと言うなよ~こら~っ」

喪女「…」

イケ美「喪女子、おはよう」

喪女「おはよう…イケ美…今日で最後ね…」

イケ美「もちろん送別会来てくれるよね…?」

喪女「うん…」

イケ美「サイコーっ!」

部長「イケ美君!今日は私は送別会行けないから…これをあげよう」

イケ美「きゃーっ!たまごクラブwwwwww」

喪女(なによイケ美のやつ…結婚したかと思えばすぐ妊娠…ドキュンかよ…)

喪女(どうせ夫は低収入なんでしょうね…子どもがかわいそう…)

喪女(それに比べて私はまだまだバリバリのキャリアウーマン・・・・)

―送別会―

イケ美「喪女子~チャラ子~ 今日でお別れとか寂しすぎるね~っ」シクシク

チャラ子「な~に言ってんのよwまた夫の愚痴でラインしてくるくせにw」

喪女「そういえばイケ美の夫って何やってる人なの?」

喪女(最後だから聞いちゃおう…どうせドカタとかがお似合いよねw)

イケ美「え?知らなかったっけ?銀行員よ 銀行員」

チャラ子「半沢直樹や~んwwwww」

イケ美「顔は大和田常務っぽいけどねw」

チャラ子「ウケPwwwwwwww」

喪女「銀行員って結構つらいよね~www」ピキピキ

イケ美「そうなのよ~。私とお腹の子どものために、がっばってくれてるんだ~」

喪女「そ、そう…」

喪女(何よそれ…ただ結婚と妊娠でしょうがなく働いているだけじゃない…うぬぼれちゃって…相変わらずキモいな…)

みてるよ(´-ω-`)

>>6 お姉さんじゃないか

イケ美「チャラ子も再婚したし…あとは喪女子…アンタだけね…あんただけが心残りよ」

チャラ子「でも喪女子は伊達政宗が好きなんでしょ?w」

喪女「そうよ…もう結婚は諦めたわ…」

―――喪女子は結婚する気が失せていた…
かつて失敗した合コンや、会社の同期たちが巣立つ姿を見ていき…
少しずつ自分が取り残されていると…感じて…いなかった!

喪女「結婚なんて、自由が奪われるだけの地獄じゃないのw何が楽しいの?」

喪女「言っておくけど、私結構お金貯めてるし、老後の人生が楽しみね」

喪女「女が子ども産むなんて時代は終わりよwつーか女だって働けるし、頑張れば管理職にだってなれるわよ!」

イケ美「…」

チャラ子「喪女子…あんたやっぱおかしいわよ…結婚する人の前で結婚が地獄とか…」

チャラ子「お金持ってるとかなんとか…」

イケ美「ねえねえ、せっかく最後なんだし、こういう喧嘩やめようよ…」

喪女「…」

イケ美「でもね、喪女子、アンタは34年間、たぶん恋を知らないだけよ…だからそうなったのよ…」

イケ美「アンタ本当に幸せとか感じたことあんの?」

喪女「あるわよ!中学のテニス部時代!好きな子と付き合ってたわ!(越前リョーマと!)」

チャラ子「中学の時の話かよ!」

―その日の夜 食卓―

喪女「ただいま…」

母親「おかえり~ あ、アマゾンからなんか届いてたわよ」

喪女「ほんとっ!?」ドタドタッ

―喪女の部屋―

喪女「きたきたw歌プリのCDwwwwww」

喪女「ツイッターに写メアップっと…ジャケがカッコイイ~w」

~♪~~♪~♪~~~~~♪~~~~

喪女「は~癒されるwヘッドフォンで聴くと耳が妊娠しちゃう…なんつって…」

喪女「ほんと、クソ女は男の性奴隷になって、ぶらさがっていくやつばっかりw」

喪女「二次元に金使ってたほうが本当に幸せw」

喪女「女の幸せって、愛とかじゃないでしょ?考えが古いのよねwどこの女も」

喪女「ホント私は勝ち組w貯金ももうすぐ3ケタw管理職も間近かなw」

※喪女子、オタグッズの浪費により、勤務12年にして貯金は3ケタ行かず…さらに管理職にもなっていない…というかなれない…

スマホ「ピコーン ピコーン」

喪女「は~、耳が癒されるわ~」


―――喪女は気付いていなかった…
ツイッタ―にアップした画像が、大量のコメント・リツイート・お気に入りされていることを…
喪女はこのとき、インターネットの恐ろしさを知らないでいた…

>>7
いぇいいぇい(´-ω-`)

喪女「!?」

喪女「ツイッターの通知がいっぱい!?」

喪女「え?」

― ツイッター ―
「ちょwおばさん顔w」「反射ワロタ」「現実見ろブス」「ワロタw」
「顔見えてますよ」「通報しますた」「あれ、私が映ってる…?」「ぶっさw」
「眉毛太すぎw」「よかったなブスw」「他のツイートも痛々しいなw」


喪女「さっきの写メ…CDジャケットに反射して私の顔が映ってる…」

喪女「…」

スマホ「ピコーン ピコーン」

「ブス」「眉毛キモ」「オバサン」「腐女子の末路w」「巧妙なネガキャンw」…

スマホ「ピコーン」

「クッソワロタwww」「整形しろw」「私もうたプリ好きだけどここまでじゃない…」

スマホ「ピコーン」「ピコーン」

喪女「あっ、アカウント!今削除すれば…」

喪女「パスワード…なんだけ…あっ!【RYOMALOVE】だった…」

―アカウント削除―

喪女「手の震えが止まらない…」

喪女「でもバレるわけないよね…」

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