雪歩「し、心配しちゃって…」


美希「美希が大丈夫って言ってるから、大丈夫なの」


雪歩「そう…なのかなぁ？」


美希「そうなの」


美希「雪歩も寝るの」


雪歩「えっ…ええぇ…」


美希「ほらほら」


雪歩「………」


雪歩「………」スースー


美希「………」スースー

3時間後


雪歩「…………」


雪歩「あっ！ね、寝ちゃった！」


雪歩「み、美希ちゃんは…」


美希「…………」スースー


雪歩「」







雪歩（授業中の花中島マサルさんみたいな睡眠っぷりですぅ…）


雪歩「み、美希ちゃん、本当に起きた方がいいよ」ユサユサ


美希「ん～？……んーー……」


美希「………ミキ、芸見たら起きたくなるの……」


雪歩「えっ？」


美希「だから、雪歩が前にオーディション前にしてたやつ、やってほしいの」


雪歩「えっと……」


雪歩「！？」


雪歩「も、もしかして、あれ！？」


美希「ほら、あのミ」


雪歩「い、言わないでぇ！！」

雪歩「あれは、芸じゃなくて……」


美希「なんでもいいの、見たいの」


雪歩「……ほ、本当にやったら、おきる？」


美希「起きちゃうの」


雪歩「………い、一回だけだよ？」


美希「ありがとうなの」


雪歩「い、いくよ………」













雪歩「ミスミスミスター！！ドリドリラー！！」


美希「…………」スースー


雪歩「み、美希ちゃん！！」

雪歩「お、起きてよう…さっき起きるって言ったのにぃ…」


美希「………」


美希「んっ」スッ


雪歩「………？」


雪歩「ね、寝ながら前にならえして、どうしたの…？」



美希「起こして欲しいな」


雪歩「えっ」


美希「ほらっ、両手掴んで引っ張るように」ブラブラ


雪歩「う、うん。じゃあ……」ガシッ



雪歩「えぇい！」グッ


美希「………」


雪歩「………」


美希「起きれてないの……」


美希「雪歩、力弱いね」


雪歩「あうぅ……」ズーン

雪歩「ご、ごめんね…」


美希「謝ることなんてないの」


雪歩「じゃ、じゃあ、手、離そっか」


美希「…………」ギュッ


雪歩「み、美希ちゃん？手に力入れるんじゃなくて……」


美希「えいっ」グイッ


雪歩「えっ、キャアッ！！」グイッ







美希「あはは、雪歩掛け布団みたいなの」


雪歩「み、美希ちゃん、急に引っ張らないでよ….」///


美希「抱き枕みたいでもあるの」ギュッ


雪歩「わ、わぁ……」///


美希「…………」スースー


雪歩「み、美希ちゃん、起きなよ……」///

雪歩「…………」///


美希「…………」スースー


雪歩「み、美希ちゃ」///


ガチャ



律子「こらぁ！美希ぃ！」バン！



雪歩「！？」ビクッ


美希「にゃにょっ！？」ビクッ


律子「もうレッスンの時間でしょ！」


美希「……あ、あっちゃ～」



律子「あっちゃ～、じゃないの！」


律子「ほら！行くわよ！」グイッ


雪歩「わ、わぁ！」ゴロン


律子「あ、ごめんね雪歩、今急いでるから！」


律子「ほら！美希もノロノロしない！」


美希「うぅ…最悪の目覚まし時計なの…」


律子「ぬぅあんですって！？」


美希「ひっ…ほ、ほら、早く行くの。じゃあね、雪歩」


バタン

雪歩「……………」


雪歩「あ、あったかかったな……」


雪歩「美希ちゃん……」///










律子「も～、ちゃんと起きてなさいよ」


美希「起きてたの。」


律子「えっ？」


美希「起きてたけど、寝たふりしてたの」


律子「もう！何でそんな訳のわかんないことしてるの！」


美希「……雪歩といると、楽しいからかな」


美希「あはっ☆」




おしまい