総合P「マスターズプロダクションのPです」 (1000)

前のすっどれ
総合P「過労死必死」
総合P「過労死必死」 - SSまとめ速報
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このスレは765+876+グリ+モバの総勢250名からなるプロダクションで働く
常時過労死寸前のプロデューサーのお話です
過度な期待はしないでください

お前ら早いよ


 当時、まだ俺は大学生だった。
大学四年の春、21歳。就職活動にはまだ早い、
けれどうかうかしても居られない。そんな時期。

 薄いパーカーなんかを軽く羽織って、
一人で東京をぶらついていた。
別に家も、通ってる大学も東京とは関係なかったけど、
雑多な感じが好きでよく足を運んでいた。

 東京によく行く、というのが一種ステータスみたいで、
色んな店を知ってたりするのが凄い。
みたいな風潮が大学にあったのも理由だ。
いや、当時の俺が認めてなかっただけで、
むしろ俺はそっちが大本の理由だったのかもしれない。

「……なんだあのおっさん?」

 うろうろと当ても無く、なんか足を踏み入れたことの無い
いい感じの店でもないかなぁと歩いていると、
きょろきょろとあちこちに視線を向けている男を見つけた。

 駅からずいぶんと離れている場所。スーツ姿。
白髪交じりの初老の男。
おのぼりという雰囲気ではないとすぐに思った。

 ただ、じゃあなんだろうかと言われてもわからず。
理由も無く足を止めてその男を見ていた。
この後あの男は何をするんだろうか、という淡い興味で。

「……ん?」

 そしてその男と目が合った。
咄嗟にヤバイと、思ったのをよく覚えてる。
東京という街は、あまり他人に関心を持たない。
いや、持ってはいけないと言うレベルだ。
事実その男に目を向ける人間は居ても、
みな興味なさげに、通り過ぎていく。

 足を止めてみてるのは俺くらいだ。
……別に住んでも居ないくせに、なにを、と思われるかもしれないが。
見ていた事自体がこのとき俺はルール違反を犯したかのように思えて、
慌ててその場を去ろうとした。

「待ちたまえ。そこの君」

 背筋が凍った。
その声が低く重みのあるものだった所為か、
あるいはその硬い口調が年季の入った警察の様だった所為か。
俺の動きはそこで止まって。

「ふんふん、……君、少し時間はいいかね? 君にはティンと来るものがある!」

  ――そして。高木順一郎。彼とであった。


―――

「ちょっとP君」

 耳朶叩く、聞きなれた声、誰の声。

「もう、事務所に泊まらないでって言ってるのにこの人は……」
「まさかあの後事務所にトンボ帰りしてるとは思いませんでしたね」
「馬鹿なのよこの人」

 頭上で二つの声が呆れた口調で言葉を交わしている。
寝ぼけた頭ではいまいち理解ができない。
今が何時で、ここがどこで、声が誰なのか。

「ん~……」

 とりあえず、意識はありますと知らせる意図で声をあげると、
それは思っていた以上に掠れていて、軽い喉の痛みを感じさせる。

「ん~じゃないでしょ。ほら、始業時間よ」
「アイドルの子達が来る前に顔洗って来てくださいね」

 だんだんと目が冴えてくる。上体を起こして声の方を見る。
見慣れた制服姿の小鳥とちひろが声だけじゃなく顔にも呆れを貼り付けて立っていた。
目を逸らして時計を見る。六時前だった、完全に寝坊した。

「あー……、おはよう」
「はいおはよう、声掠れてるわよ?」
「おはようございます。のど飴いります?」
「もらう……」

 ソファから降りて首を回す。
骨が複数回鈍い音を鳴らす。
事務員二人が露骨に顔を顰めた。

「もうソファなんかで寝るから」
「なんで仮眠室使わないんです?」
「……行くのも面倒だった」
「あっそ」
「……古い夢を見たよ」
「はい?」
「スカウトされた時の、夢」

    ―――Prologue 

今回もシリアス本編 → 地の文
日常系 → 台本 でやっていきます
このスレではシリアスパートは過去ネタとかスカウトネタとかをやっていく予定

えー、四年の4、5月位なら割と割とだと自分は思ったけど
違和感あったらごめんぬ

>>14
多分社会人の>>1がそういうならそうかもしれませんね……
学生の自分が変なこと言ってすみません

>>15
いや、数年ずれただけで開始時期半年以上変わったりするからね
今がどうかは知らないッス、ので参考にしてこの時期に始めたら間に合わなかったとか言うなよ


【ボロ】

 談話室その2

涼「この間プロデューサーにプレイボールって漫画貸して貰ったんですよ」

菜々「あっ、懐かしい! Pさんそんなの持ってたんですね」

二階堂千鶴「どんな漫画ですの?」

涼「古い野球漫画ですよ」

菜々「主人公が弱小野球部を導いていくお話です」

千鶴「……なんだか男の子向けですわね」

涼「え、あ……はは、そう、かも知れないですね」(しまった……)

菜々「でも、有名ですから。前作キャプテンの過去話なんですけど」

涼「へぇ……、よく知ってますね菜々さん」

菜々「うっ……。え、えっと前に漫画喫茶で読んだがあって……」(やっちゃった……)

千鶴「漫画喫茶、あそこはいいところですわね! 意外と最近は安い場所もあって」

菜々「えっ? 千鶴さんでも行くことあるんですね」

千鶴「あ、その、話を聞いたことがあるだけですわ!」(い、いけないいけない……)

涼「じゃあ今度行ってみます?」

菜々「おすすめ漫画教えてあげますよ!」




P「……」

小鳥「なにしてるの?」

P「いや、あいつらの会話面白いなぁって」


※ プレイボール 73~78年


【酒量】

ちひろ「気になったんですけど、ウチで一番お酒強いの誰なんですかね」

小鳥「やっぱり礼子さんか志乃さんじゃないの?」

P「ん~、そうだな。その二人は強いな。あとはあずさなんかも弱いけど強い」

ちひろ「どういう事ですか?」

P「あずさは、酔い始めるまでが短くてそこから沈むまでが異常に長い。
  強い酒だと一杯目で顔真っ赤になるけど、そのままペース変えずに最後まで居る」

小鳥「このみちゃんとか、友紀ちゃんとかは?」

P「友紀は弱い。ビールをしょっちゅう飲んでるから強そうなイメージあるけど弱いよ」

ちひろ「あら意外」

P「そうでもない、ビールなんか5%だからな。志乃さんが好きなワインは10%前後、
  俺や楓がよくのむ焼酎は20~30位だ、さらに礼子さんとかレナがよく飲む洋酒とかだと
  40以上が当たり前だからな。一緒に飲んでるとすぐ沈む。
  そもそも二十歳で飲む経験が俺達に比べて圧倒的に少ないからな」

小鳥「なるほどね」

P「このみなんかは、あずさの逆パカパカ行くけど限界来るとばったり倒れる」

ちひろ「身体小さいですからね」

小鳥「本人に言っちゃダメよ?」

P「逆にこのみが一般女性の身体だったらかなりの酒豪だったかもなー」

ちひろ「ほうほう……。なんかお酒飲みたくなってきましたね」

小鳥「仕事終わらせたらどーぞ」

ちひろ「……どれくらいに終わる予定で?」

P「日付変わる前後かな?」

小鳥「あ、勝った。私はもう少し早く終わりそう」

ちひろ「私、全然終わる気配無いんですけど……」

P「……この時期は色々と試算ださないといけないからな」

小鳥「頑張ってー」

ちひろ「手伝ってよー!」

P「はいはい」


【ユニット編成】

P「新しくユニットを組もうと思ってる」

ちひろ「もう沢山あるじゃないですか」

小鳥「いくつある? 20? 30?」

P「数ぐらい把握しとこうな……。で、まぁ確かにユニット自体はあるんだけど、
  いままでのユニットって横つながりばっかりだったと気がついたんだ」

ちひろ「と、言いますと?」

小鳥「初期メンバー同士とかって事でしょ」

P「その通り。初期十三人のAngel'sにフェアリー、レジェンド。
  移籍三人のDearlyStars。後期組のTPにNJに142」

ちひろ「あ、言われると確かに同期での組み合わせばかりですね」

P「なので、縦のユニットを作ろうと思って。そうすりゃ後輩は先輩の実力を今まで以上に間近で見て
  成長できるだろうし、先輩も後輩に良い刺激を受けるだろう」

小鳥「それにソロ組の、……正直まだ仕事が少ない子もランクの高い娘とユニットを組ませれば」

ちひろ「注目も浴びやすいし、先に進むきっかけになるかも知れませんね」

P「でしょう? という事でいくつか期間限定で試そうと思うんだけど」

小鳥「いいと思いまーす」

ちひろ「はい、私も賛成ですね」

P「じゃあとりあえず三組程考えてるんで、話しておく。
  ユニット申請とかの書類は全部揃えたら渡すんでよろしく」

小鳥「了解」

ということで以下765とグリとモバでそれぞれ三名ずつ最速
876はそもそも三人しか居ないので愛、涼、絵理の順で組み込みます

そして仕事までまた二時間
台風来てても関係ないぜ!
おやすみー

ただいま帰りましたー
とりあえずユニットは
A 響 愛 仁奈 杏奈
B やよい 涼 ダブル奈緒
C あずさ 絵理 のあ 環
になります

>>26

ちひろ「その口ぶりだとメンバーはもう決まっているんですよね」

P「一応仮決めだけど」

小鳥「聞かせてもらっても?」

P「別に構わない。……これ」

ちひろ「どれどれ……」

小鳥「Aチーム、響ちゃん愛ちゃん仁奈ちゃん杏奈ちゃん」

ちひろ「バランスいいメンバーですね。年齢もほぼ階段で」

P「全体的に元気で勢いのあるメンバーにしてみた、杏奈は……まぁスイッチが入ればな」

ちひろ「Bチームがやよいちゃんに涼……ちゃん」

小鳥「そして神谷奈緒ちゃんと横山奈緒ちゃん」

ちひろ「同じチームに同名入れます?」

P「一週まわってありかな、と」

小鳥「先輩になるほど年が低くなってるけど」

P「ま、この業界そういうのにもなれて貰わないとな。面倒見のいいやよいに
  大人しい涼。照れ屋の奈緒に明るい奈緒。キャラは違えどフォローしあえると思う」

ちひろ「で、Cチームがあずさちゃんに絵理ちゃんのあさんに環ちゃん」

小鳥「環ちゃんが浮いてないかしら」

P「あずさも絵理もあまり、自分が自分がってキャラじゃないからな。
  ミステリアスなのあと元気な環に良い影響を受けると思う」

ちひろ「いいんじゃないですか?」

小鳥「そうね」

P「しばらくはこいつらを推して行こうと思う。ただユニット名がいまいち浮かばないから
  良い案合ったら言ってくれたら嬉しい。――じゃああとで」

小鳥「はいはい」


【ユニットA】

響「みんな改めてよろしく! 自分、リーダーとしてバリバリ頑張るからね!」

愛「オールスターとかで同じ舞台に立つことがあってもユニット組むのは初めてですよね!
  力を合わせて頑張りましょう!」

仁奈「おー! 響おねーさんも愛おねーさんも張り切ってやがります!
    仁奈達も負けずに頑張るでごぜーますよ!」

杏奈「う、うん……頑張る」

響「それで、早速なんだけど。ユニット名を考えろって言われてるんだ!
  自分達に合ういいユニット名を考えよう!」

愛「チーム響! とかじゃダメなんですか?」

響「い、いや流石に自分の名前ってのはちょっと嫌だぞ……」

仁奈「着ぐるみーズでいいでごぜーます」

響「着ぐるみは仁奈だけじゃないか……」

杏奈「んと……、仁奈ちゃんも先輩も明るいから、シャイニーガールズ、とか」

響「おっ、それ格好良いぞ!」

杏奈「あ、でも……、杏奈、明るくないし」

愛「でもスイッチが入れば明るくなるじゃないですか! ばっちりだと思います!」

杏奈「そっかな……」

仁奈「じゃあけっていでごぜーますか?」

響「決定だぞ! 自分、プロデューサーに報告してくるさー!」


 ユニットA改め、Shiny Girls  


【没】

P「実はこんなユニットも考えてた」

小鳥「ん? ……没案?」

P「そ」

ちひろ「メンバーは?」

P「春香と時子と朋花と絵理」

小鳥「え、なにそれ」

P「ちなみに春香はAngel'sじゃなくてDevil'Sの方の衣装寄りで

ちひろ「絵理ちゃんの負担がとんでもない事になりそうね」

P「個人的には良いと思ったんだけどな。少なくとも一定の需要はあるはず」

小鳥「絵理ちゃん入れる必要あった?」

P「ほら、あいつ結構言いたいことずばずば言うし。
  毒あるキャラとして認知されてるから、最悪いけるかと……」

ちひろ「で、ダメだったんですか?」

P「前段階で絵理に話したら泣きながらNOと言われた」

小鳥「そんなの私も嫌よ」

ちひろ「謹んでお断りします」

P「いけると思ったんだけどなぁ」


ちひろ「普通に三人でやらせる訳にはいかなかったんですか?」

小鳥「それならできたでしょ?」

P「んー、春香と時子・朋花だけだと正直パフォーマンスの実力差がありすぎてな。
  そりゃその辺も込みでの縦割りユニットだけど」

ちひろ「というかそのユニットやけに推しますね」

小鳥「まさか……、Mだったの?」

ちひろ「なるほど、この職場に長く居続けられるのもドMの本領発揮という訳ですか」

P「……その理屈だと二人もMになる訳だが?」

小鳥「Mですけど?」

ちひろ「どちらかと言えば……、って言うかあまり女性でSっていませんよ。
     それこそさっきの三人……いえ、春香ちゃんは少し違うけど
     あの辺は特殊だと思いますよ」

小鳥「やっぱりどちらかと言えばってレベルなら男女で別れてる物でしょう?」

P「なるほど、男はどちらかといえばS……?
 つまり絵理じゃなくて涼を入れればカルテットとして成立する?」

ちひろ「別の理由でダメだと思います」

小鳥「いい加減あの子を弄るのやめてあげたら?」

P「えー」

しゅがはさんのユニットも作ったげて下さいオナシャス(懇願)

このみんも混ぜよう

イケる(確信)

この面子ならウサギ(ウサミン)トリ(小鳥)ウマ(馬場)と心さんでユニット名はアニマルハートとかやな

>>59
採用

あと脚が複数の意味で最高

冗談半分で七夕コスプレしてみた小鳥とちひろがPに本気なトーンで褒められてマジで照れちゃう二人とかありませんか?

>>42
>>43
>>44
ライブ見に来た男どもは皆前屈みになりっぱなしな訳ですね


【ユニットの話を当事者にし終わった頃】

 談話室その1

このみ「ねぇねぇ菜々ちゃん、今朝の虹みた?」

菜々「あ、はい見ました! 綺麗な虹でしたよね!」

このみ「しかも二重虹だったものね。……心さんは?」

心「はぁとみてなーい、いつあったのかも知らなーい☆」

菜々「朝の五時前くらいからでてたんですよ」

心「えー☆ めちゃ朝早いじゃん、余裕で寝てたわ☆」

このみ「あら、残念。じゃあ写真取ったの見る?」

菜々「あー、いいですね。ナナ撮ろうと思ったんですけどカメラが手元になくて」

 わいわい……

P(ん、なんだ楽しそうだな……)

 ガチャ

P「よう、お前らなんの話してるんだ?」

このみ「あ、プロデューサー」

菜々「虹の話してたんですよ、プロデューサーさんは見ました?」

P「おう、見たみた。丁度出勤途中で驚いたよ」

心「ちょ、その時間に出勤とか☆ 相変わらずのブラック☆」

P「その言葉は言ってはいけない」

菜々「それでこのみさんが写真とったって言うから見せて貰ってたんです」

P「へぇ、俺にも見せてくれよ」

このみ「いいよ。はい」

P「お、よく撮れてる。……うん」

心「プロデューサーどしたの? なんかしんみりモード☆」


P「いやぁ、さっき言ったけど出勤中だったんだよ俺が見たとき。
 で、いつも出勤中は音楽をランダムで再生してるんだけどさ、
 凄い事に『お、虹だ』って思ったと同時に小鳥の『空』が流れてさ」

このみ「あー、あれいい曲よね」

菜々「ですよねぇ、菜々もあの曲好きで昔よく聞いてました」

心「……昔っていつ?」

菜々「え、えっと……」

心「ねーねー、菜々ちゃんってなんかはぁと達に隠し事してない?」

菜々「し、してないですよ!」

P「あっ、いいこと思いついた」

このみ「なに?」

P「前にお前ら三人でユニット組む見たいな話しただろ?
  いま、色々な組み合わせでクインテットをいくつか組んでるんだけど、
  お前ら三人と小鳥の四人でユニット組まないか?」

菜々「え、それは……」

このみ「あら、いいんじゃない?」

菜々「あれ、前はあんなに渋ってたのに?」

心「心変わりはやーい☆ あ、しんじゃなくてこころだよ☆」

このみ「私、空とかID[OL]とかダイレクト世代だから」

菜々「なるほど……、でも確かに司会進行じゃなくてアイドルとして
   舞台に立つ小鳥さんはナナも見てみたいです!」

心「ちょっ、お前ら本気か☆ 色物集団扱いされるぞ☆」

P「なに言ってるんだ、俺がプロデュースするんだ。やるからには本気だぞ」

菜々「じゃあ菜々も賛成します!」

心「マジか☆」

このみ「私も賛成、って事で賛成多数ね」

心「数の暴力にはぁとは負けねーからな☆」

P「よし話もまとまったしちょっくら行って来る!」

心「まとまってねーだろボケ!」

P「☆は?」

心「てへぺろ☆」

このみ「あら可愛い。……てへぺろ!」

菜々「てへぺろ!」

P「お、おう……じゃあ後でな」


―――

ちひろ「う~ん」 カタカタ

小鳥「……」

P「ただいま帰りましたー」

ちひろ「あ、お帰りなさい」

小鳥「お帰りなさいませーご主人様ー」

P「……」

小鳥「なんか言ってよ!」

ちひろ「んふっ……」

小鳥「ちっひ、楽屋」

ちひろ「事務員が楽屋に用無いでしょ」

P「いや、そうでもないぞ」

小鳥「ん?」

P「これ、新しいユニットの申請書な」

ちひろ「あれ? さっきの三組のならもう通しましたけど」

P「いやさっき談話室で話してたらティンと来てな、急遽一つ増やした」

小鳥「あら、久しぶりに聞いたそのSE」

ちひろ「ま、いいですけど。じゃあはい、受け取りましたっと。
     えっと……佐藤心・安部菜々・馬場このみ……ぶふっ!?」

小鳥「え、それって前に拒否られてなかった?」

 (小鳥がちひろの手元の紙を覗く)

小鳥「あら? 名前四つあ――えっ!? な、ななななんで私の名前が!?」

P「舞台に立とうぜピヨっち☆」

小鳥「ちょ、張ったおすわよ!?」

P「いや、いけるって。でかい舞台の時は関係各所気を遣ってくれるし、
  電話応対はAI達が対応してくれる。ピヨがステージに立っても問題ない」

小鳥「いやいや! 練習とか! 私もう体力落ちに落ちてるから!」

P「でも「空」「花」「光」「幸」とか、その辺の曲なら今でもいけるでしょ?
  あとは他三人の曲とユニットの曲だけだし」

ちひろ「それ……だけっていいませんよ?」

小鳥「今更ステージに立つとか……苦行よ苦行」

ちひろ「そうですか? 時間がないのはともかくスタイルいいし、歌唱力もあるじゃないですか」

P「でしょ? それにこの三人に限らず復活を見たいってのは
  アイドル・ファン問わず多いから絶対ウケる」

ちひろ「ユニット名は?」

P「小鳥、馬場、ウサみんが動物だからスウィーティアニマルか、
  アニマルハートとかかな」


ちひろ「なるほど」

小鳥「勝手に話進めないでもらえます……?」

P「ただそれだと心が少しユニット名で浮いちゃうから、
  挨拶は全員で『せーのっ、スウィーティー☆』で」

小鳥「いやぁぁぁっ! それは、それだけは……、29にもなってそれは痛すぎる……」

ちひろ「大丈夫ですっていけます! 試しにやってみましょう!」

P「大丈夫! 俺を信じろ!」

 がちゃ

響「ぷろでゅー」

小鳥「……せーのっ! スウィーティー☆」 キラッ

響「さー……うわぁ」

P「ぶはぁっ!」

ちひろ「くっ……ふっ、なんてタイミング……」

小鳥「もぉぉぉ! 私帰ります!」

P「それはダメ。ほら、笑ったのは響のタイミングの所為で」

ちひろ「ふふっ……、そ、そうですよ! 笑いの神ですよ」

小鳥「うぅ……本当にやるの?」

P「はい。……っと、悪い響。それでなんだ?」

響「あーうん。……なんだっけ?」

P「いや、俺に聞くな」

響「えっと、そうそう! 一応みんなでユニット名考えたから聞いてもらおうと思って!」

P「お、聞かせてくれ」

響「Shiny Girls!」

P「ほー。いいじゃないか、それでいこう」

ちひろ「あのユニットはみんな明るいですからね」

響「本当か!? やった、みんな喜ぶぞ!」

P「ただちょっと意外だったな。仁奈と響がいるから動物系で来るかと思ったけど」

響「え、そっちの方がよかったか?」

P「いや、動物系はさっき別に新しくできたからむしろありがたい」

響「新しいユニット、さっきの三組以外にか?」

ちひろ「そうよ。これがメンバー」

響「ふんふん……。あーじゃあピヨ子のさっきのはコレか」

P「そういう事だ」


 ガチャ

涼「あのープロデューサー居ますか?」

P「おうここにいるぞー」

響「そっちもユニット名決まったのか?」

涼「えっと、その事でプロデューサーに来てもらいたくて……
  って音無さんどうしたんですか?」

ちひろ「気にしないでね。ちょっと心に傷を負っただけだから」

P「そういう事だ、じゃあ呼ばれたので行ってきます」

ちひろ「はい」

響「自分も気になるからついていくぞ」

涼「こっちです」


―――

横山「だからはにかみ乙女の愉快な仲間たちでええって」

神谷「ふざけんな! なんで私の肩書き推しなんだよ! リーダーはやよいだろ!」

やよい「あ、あのー」

横山「ハニカミガールズとか!」

神谷「だからぁぁ! あ! あ! じゃあ私からも提案! 方言乙女で!」

横山「方言一人しかいーひんやろが!」

神谷「そんなんはにかみ乙女もそうだろうが! つーか私に何回も『はにかみ乙女』って言わせんなよ!
    めちゃくちゃ恥ずかしいんだよ!」

やよい「き、きいてくださーい」

横山「うわぁぁぁっ! その反応が可愛いっ! お前がナンバーワンや!」

神谷「いい加減にしろよ! 方言可愛い!」

 廊下

涼「あんな感じで……」

P「なんだあいつら、馬鹿か?」

響「喧嘩しながら褒めあってるぞ……」

 ガチャ

P「おいお前ら喧嘩はやめろー」

響「はいさい、この話やめやめ」

神谷「プロデューサー達はちょっと黙ってて!」

横山「いまはアタシ達の問題や!」

やよい「もー、やめてください!」

神谷「だから――」

横山「うるさ――」

やよい「うぅ……」 (涙目)

神谷「すいませんやよいさん」

横山「許してぇややよいさん」

響「やよい強いなー……」

P「お前ら、このユニットの年長なんだからちゃんとリーダーのフォローしろよ」

涼「すいませんプロデューサー。私じゃ力不足で」

P「いや、こいつらが悪い。……で、改めてリーダーに意見を聞こうか」

神谷「そうだな」 横山「せやな」

やよい「わ、私ですかー? んー、そうですね。
     昔プロデューサーに言われた言葉があるんです」

P「ん、俺?」


やよい「はい、えっと」

   P『この事務所のみんなは家族だ。やよいも年上、先輩がお姉さんで
     年下、後輩は妹。俺や小鳥さんはみんなの兄で、姉で。
     やよいはもう先輩になる、後輩に頼られる事もあるだろう。
     面倒見もいいからなお前は。でも、だからって甘えちゃいけない訳じゃない』

P「甘えたいとき、頼りたいとき、助けて欲しいとき、我侭言いたいとき、
  きっとこれからもあるだろう。そういう時はいつだって言ってくれ、
  決して溜め込まないで教えてくれ、絶対に無為にしないから。
  俺達は、家族なんだから。だったな」

やよい「そうです! 覚えてたんですね!」

P「そりゃな、今でも思ってることだからな」

神谷「……格好いいじゃん」

響「さっすがプロデューサー」

P「照れる」

やよい「まだ、全然事務所に人が少なかった頃。プロデューサーにこう言われて、
     私、すっごく嬉しかったんです! だから私、このユニットでももっと仲良くなりたいなって」

横山「うぅ、さっきはほんまにごめんな」

やよい「ううん、いいの。……それでその気持ちをユニットの名前に入れたいなーって」

P「そっか、とてもいいと思うぞ」

やよい「でも、それだけじゃなくてみんなでもっとアイドルとして上を目指したいなって
     みんなの希望になれたらいいなって思うんです。
     だから私、ユニット名は『エスポワールファミリー』がいいなーって」

P「うん、それ無理」

横山「ごめん、アタシもダメだと思う」

神谷「ちょ、っとそれはアカンかな」

やよい「えー!? なんでですかー!? えすぽわーるって希望って意味なんですよね」

神谷「た、確かにそういったけど」

P「おい、やよいにカイジでも読ませたのか?」

神谷「まさか、流石にそんなことしないって……ただ話を聞かれて」

涼「気持ちはとてもいいんですけどね」

P「気持ちがいい?」

横山「プロデューサーさんセクハラやでそれ」

P「マジか……」

響「う~ん、『エスポワールファミリー』自分もいいと思ったけどな」

やよい「ですよね!」

P「完全にマフィアだろ」

涼「ちょっとアイドルのユニット名じゃないですよね」


P「なんか不安になってきた……ちょっとCチームの様子みてくる」

響「じゃあ自分はここに残って、またおかしくなったら止めるさー」

P「おう頼んだ響。涼も、頑張れよ」

涼「……はい」

―――

あずさ「さて、どうしましょうか?」

環「たまき、格好いいのがいいぞ!」

のあ「格好いいユニット名、難しいわね」

絵理「いつもはユニット名プロデューサーが考えるから……」

あずさ「そうね、いざやってみると浮かばないわね」

のあ「他2組はどうしたのかしら」

あずさ「響ちゃんとやよいちゃんならきっとうまくやっているわよ」

絵理「違いを、だしたらどうでしょう」

環「ちがい?」

あずさ「成人しているのが居るのは3組の中ではここだけだものね」

のあ「そう。なら『バッカス』とかはどうかしら」

絵理「お酒の、神様?」

のあ「えぇ、酒の神バッカスは海の神ポセイドンより多くの人間を溺れさせた」

あずさ「あら~、じゃあ多くの人を虜にするって意味でいいかも知れないわね」

環「えーそうかー?」

絵理「不満?」

環「たまきは、どうせやるならぽせいどん? よりもばっかす? よりも多くの人にみられたい!」

のあ「……なるほど、素晴らしい意見ね」

あずさ「そうね。環ちゃんの向上心は見習わなくちゃ」

のあ「ならば、二つを合わせると言うのはどうかしら」

絵理「ポセイドンとバッカスを?」

環「ぽせっかす……、ばっどん……、ん~はっ! ポッセス?」

あずさ「え、ホステス?」

のあ「確かに女体と酒でより多くの人を魅了するわね」

あずさ「まさか環ちゃんからそんな言葉がでるなんて……」

絵理「え、……聞き間違い?」

のあ「でも待って、私たちは四人よ。ホステズが正しい筈」

絵理「いや、だから聞き間違いだと思うんですけど」

環「でも最後にだくおんがつくのはださい名前のとくちょーだって前おやぶんが話してたぞ」

あずさ「じゃあ別のところに濁音をつけないといけないわね」

絵理「い、いけないことはな――」

環「……ボスデス?」

のあ「それよ、私達はアイドル界のボスを目指すの」

あずさ「じゃあ決定ですね~」

絵理(突っ込むの面倒……)

たでーま

>>77

 廊下

P「これは……参ったな。絵理の奴完全にインターネットの世界に逃げたぞ」

響「あ、いたいた!」

P「おす、そっちはどうだ?」

響「うん! 新しい案がでたから聞いてもらおうと思って」

P「よし聞かせてみろ」

響「ファミリーはダメだからって事で、家・ホームを意識してみたんだ!」

P「ほうほう」

響「で、柔らかいイメージでミルキィで、複数人だから……」

P「よし、別の考えて来い」

響「え!? な、なんでだ!? 自分凄く可愛くていいと思ったのに!」

P「既存だからだ。というか奈緒……、神谷な? が、なんか言わなかったか?」

響「もうそれでいいって言ってた」

P(絵理と同じ症状がでている……)

P「とにかくチェンジだ、戻れ」

響「はーい……」

 (とぼとぼと歩いてく響)

P「……さて、こっちは……ん?」

絵理「……」じー

P「超見てるな」

絵理「……」

 (絵理が近づいてくる音)

絵理「なにしてるの?」

P「様子見」

絵理「ねぇ、プロデューサー」

P「ん?」

絵理「性格の方向性の違いでユニットから抜けたい……」

P「ちょ、お前が唯一の良心なんだぞ。抜けたらどうなるか」

絵理「私の手に負えない?」

P「と、とりあえずみんなの所に行こう」

 (中に入る音)

のあ「丁度良いところに来たわね」

あずさ「今、決まったところなんです」

P「へ、へぇー。どんなんだ?」

環「BOSS DEATH」

絵理(英語になってる……)

P「輝子とか夏樹に合いそうな名前だな……」

あずさ「どうでしょうか?」

P「没で」

えっ

時期はずれだけどこのプロダクションのバレンタインが見てみたい

>>101
仮に合作が過半数を占めたとしても凄い量になりそう
個人個人でとなったら…

美希のハニー呼びに端を発して自身のプロデューサーの呼び方について熱く語らうアイドル達とかありませんか?

>>101
>>103
了解
できる限りネタは拾ってくつもりなので
ドンドンください(全部やるとは言ってない)

Pだけじゃなく事務員の二人にもファンレター有りそう

他の事務所の子「胸を揉ませれば……そちらの事務所に入れてくれるんですか?」

愛海「うん、考えてあげるよ」

こんな光景が繰り広げられている……?

繰り返しの増設とリフォームで不思議のダンジョンと化したプロダクション&女子寮

そういやモバマスでガチバトル物のssのスレ立てたの?

おかしいの日なのに呼び出されていつもより長い拘束時間とかおかしい

ただいま

おかしいの日ってなんですかねぇ……

おかしい。休みの日なのにって言いたかった


【いつかの2月14日】

P「来てしまった」

小鳥「はい、来てしまいました」

ちひろ「二度と来ないでってあんなに言ったのに……」

P「仕方ない。事務所としては大きなイベントは逃せない」

小鳥「バレンタインイベントはファンの集まりいいですからね」

P「あっちこっちの製菓会社からPRキャラクターを求められてるしな」

小鳥「春香ちゃんにかな子ちゃんに法子ちゃんに」

ちひろ「レアなのだと美奈子ちゃんもでましたね」

P「ライバル会社のCMに同じ事務所の友達アイドルがでる矛盾」

小鳥「裏方としては不思議な気分よね」

ちひろ「……っと、ここまではお仕事の話」

P「いや、こっちもお仕事の話だぞ。もっと切実で労力のかかる」

小鳥「……仕分けにどれだけ時間かかるのか」

ちひろ「というか、なんで女の子のアイドルにチョコがこんなに送られてくるんでしょう?」

P「一部はわかるんだけど、毎年満遍なく来るからな。
  ――でも、今年は少し少ないな。ブログの効果がでたかな?」

ちひろ「なんかやったんですか?」

P「いや、俺が個人でやってるブログなんだけど」

小鳥「チョコを送られても困るから送るなって?」

P「そこまで言ってない。もう少し――

「ちょこっと?」

「ぶふっ」

P「そうそうちょこっと柔らか……、おい楓、千早」

楓「ふふっ、お疲れ様です」

千早「お、お疲れさ……んふっ、です」

小鳥「丁度良いところに来ましたね」

P「お前らも手伝ってくれ」

 (天まで届くダンボールを指差す)

楓「……え」

千早「凄い量ですね……」

ちひろ「250人分ですからね」

小鳥「それは凄いですよー? 全員に送ってくるファンも居ますから」

P「終わる頃には甘い物が嫌いになってるだろうけど頑張ろうな!」


 その後、女子寮に帰った二人は甘い匂いを全身から香らせていました。

あ、>>101です


【その裏】

春香「……うわぁ、相変わらず凄い顔で仕分けしてる」

莉緒「どうする? 本当に渡すの?」

春香「え? あ、はい渡しますよ?」

莉緒「……あの台詞聞いた後で、春香ちゃん凄いわね」

春香「いやぁ、流石に毎年のことですからね。こっちだって……ほら!」

莉緒「ねえ、お姉さんにはこれがなんなのかちょっとわからないんだけど」

春香「手焼きせんべいです。ハート型の、頑張って作りました」

莉緒「へぇ……。え、今日バレンタインよね?」

春香「この日ばかりは、私も甘い物は封印ですよ!
   プロデューサーもこういう物の方が喜んでくれるし、気持ちが大事なんです!」

莉緒「付き合い長いだけはあるわねぇ……。はぁ、私はどうしよっかなぁ」


 みんな大変そうです


【馬鹿な変態は使いよう】

P「おい乃々、いい加減机の下からでてきてくれないか?」

乃々「むぅーりぃー」

P「美玲と輝子も居るし、なにを不安がる必要があるんだよ?」

乃々「……うぅ」

P「この位の箱でやるのも初めてじゃないだろ?
  お前ならできる仕事しか俺は持ってきてないつもりなんだけどな」

乃々「森久保はそんなにできるこじゃないです……」

P「……ふぅ」

 (デスク横に置かれたマイクのスイッチを入れる音)

 『業務連絡業務連絡。高槻やよい、棟方愛海。至急事務室まで』

乃々(? ……代役、ではないです、よね)

愛海「なにー?」

やよい「お疲れ様ですー」

P「お、早いな。……さて、乃々。お前がここからでてこないと
  お前の年下の可愛い先輩が愛海の被害に会うぞ?」

乃々「え」

やよい「えー! どういう事ですかぁ!?」

愛海「ちょ、ちょっとわかんないけど。やよいちゃんさんのを揉んでいいの!?」

P「ダメに決まってんだろ馬鹿。乃々を出すためだよ、本当に触ったら張ったおすぞ」ボソッ

愛海「……お、おす」

P「じゃあ乃々ーカウントするぞー、ごーよんさん」

乃々「は、はわわ、い、今出ます今出ます」

 (慌てて机に頭をぶつける音)

P「よしよし偉いぞ」

やよい「えっと、それで私達は……?」

P「ん、やよいにはこれをあげよう。よく行くスーパーの500円券」

やよい「うわー! いいんですか!?」

P「おう。あ、愛海にはなにもない」

愛海「ですよねー」


【ちょっとした】

 ツインアイドルタワー 直近の高校 1年Ⅰ組

凛「ねぇ、ジュリア」

ジュリア「おっ、珍しいなそっちから話しかけてくるなんて」

凛「そう? ……そうかも」

ジュリア「はは、でなんの用?」

凛「ジュリアってギター上手いんでしょ?
  この間李衣菜が教えて欲しいって私に言ってきたんだけど、私も教えられる程上手くないから」

ジュリア「あー、じゃあ今度三人でやろうか? そんで、ライブでセッションしようぜ!」

凛「ふふっ、それもいいかも」


   同じく直近の中学 2年Ⅰ組

晶葉「……」

やよい「また晶葉ちゃん学校で機械弄ってたら、またプロデューサーに怒られるよ?」

晶葉「ん、あぁ……。すまない、どう未来に勉強を教えればいいのかわからなくてな、
    少し機械を弄って心の安寧を取り戻そうと……」

未来「わ、私そこまで馬鹿じゃないもん! ……だよね!?」

絵理「……」ぷいっ

未来「なんとか言ってよー!」

 がらっ
 
蘭子「煩わしい太陽ね!」

愛海「最高の環境なのに、揉めないっ! 私はどうすれば……」

先生(このクラスもう嫌だ……)

>>105

【レター】

 ファンレター仕分け作業中(四時間経過時)

P「そういえば……」

小鳥「はいなんでしょう」

P「不公平な気がする」

ちひろ「と、言いますと」

P「俺のファンレターは読まれてそっち二人のファンレター読まないの」

小鳥「……えー」

P「なんで俺ばっかり吸血鬼扱いされたりしないといけないんだよ。
  お前らもネタを提供しろよ」

ちひろ「口調荒れてるよーP君」

P「おうそっちもな」

ちひろ「というかネタって……、あ、またP君の」

 (手紙が開封される音)

P「あ、てめっ」

小鳥「Pさんって実は本名パラケルススなんでしょ? って書いてあります」

ちひろ「賢者の石の精製者だったんだー」

小鳥「1000才はくだらないわねー」

P「それ、多分お前らも触れた水飲んでると思われてるからな? 絶対に纏められてるからな。
  ってあっ! あった!」

 (音無小鳥宛のファンレターを発見するP)

小鳥「うげげ」

 マスプロ一の絶対領域を持つ音無さん、俺です
 アイドルそっちのけで貴方に夢中な俺を許してください。

ちひろ「あら普通のファンレター」

 しかしずっと貴方を見ていて気がついた事があります。
 みんなはPさんにばかり気を取られていますけど、
 音無さんと千川さんの仕事量も異常ですよね?
 話によるとダヌヴァンタリ神に会ったことがあると聞き――

P「また不老不死か」

小鳥「アムリタなんて飲んでませんから!」

ちひろ「あ、こっちにも」

 音無さんへ、見てて不安になるので早く結婚してください。

小鳥「それファンレターじゃない!」

P「いや、ファンレターだろ。ん、これは?」

 事務員のお三方に質問です。
 どうやったら不労不死になれますか?

ちひろ「ウチのファンおかしい」

小鳥「不労不死ってなに?」

P「疲れずに働き続けられるって意味を込めたんだろうな……」


―――

 夏真っ盛り。テレビでは水着のアイドルがアイスのCMとか
清涼飲料水のCMとかしている時期だ。街頭でウチのアイドルがでているからと
熱心に眺めているとちょっと変態の気持ちになりかける時期でもある。

「こっち終わりました!」
「じゃあまわしてください! 小鳥さん! これリスケできません!?」
「無理ですよ! プロデューサーさん、サマーフェスの書類は!?」
「いまやってる! そっちも確認急いでくれ!」

 そしてなにより、事務所が戦場になる時期だ。
もはや怒号としか形容のしようが無い声が飛び交い、
昔見た海賊映画のアクションシーンを思い出す。
――嘘を吐いた。思い出す余裕なんて欠片もない。

 電話を肩と頬に挟み、右手で資料に目を通しながら左手でキーボードを叩く。
エアコンがガンガンに効いてるにも関わらず
汗をかきながらそんな風に仕事をしてるのが三人。
客観的に見て非常に恐ろしい光景だ。

 以前友人の漫画家に手伝わされた締め切り直前より酷い。
なにが酷いって明確な終わりがないのが辛い。
これを描き上げたら終わり、というものがこの仕事には無い。

「おはようございまーす!」
「おうおはよう! よし、データ共有したから持ってけ!」
「確認しました! ……あ、新しい仕事来た!」
「うわぁ……」

 去年の夏よりマシになったとはいえ、
アイドルが引くレベルだ。さもありなん。
忙中間ありなんてまやかしだった、芸能界は偽りに満ちていた。

 そうそう、去年まではこの時期は事務室アイドル立ち入り禁止だったのだが。
それももうなくなった。原因は俺達三人の裏方が倒れた件だ。
コレの所為で発見が遅れたと散々に怒られたのでなくなった。
発見が遅れたって、腐乱死体みたいな言われようだ。

 ――あぁ、でも思い出す。
くっそ熱い日に冷えた室内でこう目まぐるしくしていると、
頭がどうしても、想起する。まだ俺が新人だった頃の事を――

前スレ>>508

【島】

P「島を、買います」

小鳥「はぁ?」

P「島を買おう」

ちひろ「なぜですか?」

P「夏の終わりと年末年始はくっそ忙しい」

ちひろ「そうですね。実際倒れましたからね」

小鳥「にも関わらずいままで通り働いている私達って一体」

P「仕事中毒って言われてるな、ネットでは。
  ……で、めちゃくちゃ忙しい訳だけど、代わりに夏の終わりと三が日は
  業界全体が休みになるから、俺達も休める」

小鳥「うん」

ちひろ「そうですね」

P「この間まつりと話をしてたんだが、たまにはみんなで慰安旅行とかって話になってな」

小鳥「この人数じゃまず無理でしょ」

ちひろ「だから島?」

P「そう。撮影にも使えそうな場所を買ってみようかなって、
 色々と企画もできそうだし、アイドル全員参加の隠れんぼとか大規模なイベントもできる」

小鳥「お金は?」

P「一口百万で受け付けようかと」

ちひろ「なるほど、……じゃあ100口程」

小鳥「私も100で」

P「ありがと。……俺は、とりあえず200で」

ちひろ「アイドルのみんなはどれくらい出してくれますかね?」

P「さぁ? ただ、100億位ならパッと集まると思う」

小鳥「それで変えるの?」

ちひろ「島自体は安ければ一億でも買えるのとかありますから」

P「問題は島よりもその後の整備だなぁ」

小鳥「どうせ事務所の所有になるなら予算多少組めないの?」

ちひろ「やってみますよ。流石に全額は無理でも150億位は引っ張り出しましょう」

P「じゃあ俺みんなに話してくるな」


 こうして無人島を買う事になりました
 

100億で変える? セレソンだったのか……
買えるで


【お金】

芽衣子「事務所総出で無人島に旅行?
     たのしそー! じゃあ50口でー」

美希「ハニーと無人島でバカンス!?
    行くの行くの! お金? 150口で足りる?」

歩「無人島か~、協力したいけど今ピンチでな~。……25口で勘弁して」

愛「きり良く100口でお願いします!」


伊織「じゃあ私達はどうする?」

桃華「そうですわね……え? あまり多額はダメですの?」

星梨花「じゃあとりあえず200位でしょうか?」

伊織「そんなもので足りる? そう、なら私もそれ位にするわ」

桃華「ではPちゃま、その島に行ける日を楽しみにしていますわ」



P「……」

ちひろ「どうしました?」

P「アイドル達の金銭感覚が心配だ」

小鳥「私達が言えた義理じゃないけどね」

P「親御さんに怒られないといいなぁ……」

>>123
あ、遅れたけど立ててません
代わりに杏のスレを立ててました

>>122

【VSウィンチェスター】

P「ウチの女子寮もでかくなったなぁ」

環「そーなのか?」

P「うん、元々はもっと小さかったんだよ。
 アイドルが増えてドンドン増改築していったんだ」

こずえ「すごい、たかいのー」

P「あぁ、最初は事務所より低かったんだが、
  いかんせん敷地自体が限られてるからどうしても縦に伸ばさざるを得なくてな」

亜美「最近はないけど、前はしょっちゅう工事してたもんねー」

真美「仕事の日はいいけど休みの日はうるさかったしね」

P「すまなかったな。まさかここまで事務所が大きくなるとは誰も予想してなかったんだ」

環「あのまどから見えるみちは?」

P「あぁ、事務所の上階と繋がってる連絡通路だよ。
  女子寮の上のほうに住んでる奴は万が一の時はあそこを通って避難するんだ」

こずえ「まんがいちって、なにー?」

P「火事とかかな、お、エレベーター……」

亜美「三階から八階までしかいけないってありえないっしょー」

真美「一番上から一番下まで繋がってるエレベーターないもんねー」

P「エレベーターは作るのに場所も時間もかかるからな……最初に建てた部分に設置するのは難しいし、
  後から増築した部分につなげるのもまた難しいんだ」

環「へぇ!」

こずえ「ふわぁ……」

P「っと、こずえはもうおねむかな?」

こずえ「んにゅぅ……」

亜美「もうこんな時間だもんね」

真美「真美達もいつもなら寝てるよ」

P「ごめんなー……、ここがどこだかわからなくて」

亜美「仕方ないよ兄(C)」

真美「住んでる真美達もわかんないもん」

環「たまきも!」

こずえ「すー……」

P「はぁ……、ここどこだよ」

今月ピンチだから2500万しか出せない

すごい次元のセリフだ……



P達3人の仕事風景を録画した映像だけで
自己啓発セミナーとか意識高い系の社会人に爆売れしそう

ガイアの夜明けとか日経絡みのコンテンツに引っ張りだこな気がする


【よくあること】

P「……あっ、みなさんこっちです!」

黒服「あ、どうもPさんご無沙汰です」

若い衆「ちわっすPさん、お元気そうで……は、なさそうっすね」

P「ははは……」

SP「それで、我々は何をすればよいのですか?」

P「そうですね。詳しい話は中で」

 (ぞろぞろと百人単位で強面の男達が事務所に入っていく)


モブB「お、おいアレ……」

モブA「ん? どうした?」

モブB「カチコミかなにかか? ぞろぞろとヤクザ者とかごつい黒服が入っていったけど」

モブA「お前、昨日のマスプロ新聞みてねぇのか? 島買ったって言ってたから労働力だろ?」

モブB「ろ、労働力?」

モブA「大方雪歩ちゃんとか巴ちゃんとか星梨花ちゃんとか桃華ちゃんとか伊織ちゃんの家の関係者だろ」

モブB「……アイドルってなんだっけ?」

モブA「俺らを夢中にさせてくれる存在だよ」


【モブAという男】

モブA「っと、悪い。ちょっと本屋寄りたいんだけどいいか?」

モブB「本屋? いいけど、お前が本屋なんて珍しいな」

モブA「文香ちゃんと百合子ちゃんの本がでたからな、
     あと新作の写真集もあるし」

モブB「……いいけど、この間のCDショップみたいなのは勘弁しろよ?」

モブA「大丈夫だって、今回は全部あわせても10冊くらいだから」

P「おや、あなたはこの間の」

モブA「あ、Pさん! また会いましたね!」

モブB「どうも」

P「どうも。……いや、ウチのアイドルの本がでたんでちょっと見に」

モブA「そうなんですか!? 俺もそれ目当てで来たんですよ!」

P「はは、いつもありがとうございます。本当にアイドルが好きなんですね」

モブA「はいっ!」

P「……どうです? そんなにアイドルが好きならウチで働くというのは」

モブA「え?」

P「なにもいきなり同じ事をやれとはいいません。
  給金も結構だせると思いますけど」

モブB「うおっ、すげぇ! いい話じゃねぇかモブA!」

モブA「……」

P「なにも今日直ぐに返事をとは言いません、連絡をくだされば」

モブA「いえ、やめておきます。彼女達を一番輝かせる事ができるのはPさん以外居ません」

P「そうですか……、いえそういう気はしてました」

モブA「すみません。でも、俺には俺の仕事がありますし、今の仕事が気に入ってますから」

P「こちらこそ、不躾ですみません。では」

 (Pが去っていく音)

モブB「……仕事ってお前、ネオニートじゃん」

モブA「うるせえな、俺はただのファンでいいんだよ。
    Pさんだって言ってたしな。アイドルに下心を持ってる奴がアイドルに関わる仕事に就くなって」

モブB「もったいねー」

モブA「俺にできるのは、そっとアイドル達を支えてやることだけさ」

 (書店にならぶアイドル達の本を三冊ずつ手に取り笑うモブA)

モブB「言ってることは格好良いけど、傍から見たらただのドルオタだからな?」


二時間半後に仕事だから寝るね

あ、帰ってくるのは昼過ぎになると思います

ドーナツ(法子)・パン(みちる)・ラーメン(貴音)・うどん(静香)のチームフラワーの会話が見たい

>>176
ラーメンとうどんか……きのこたけのこを彷彿とさせるな

>>161
情熱大陸辺りで二週ぶち抜きか一時間スペシャルとかで特集されてそう

あと>>135みたいな同級生ネタもっと見たいです

>>161
ワ○ミ「参考にしよう!」

年齢ごとの絡みとかもっと見てみたかなーって

真を筆頭に漢らしいおなご達
または秋月涼の正体を知ってる察してる奴らの会話を


【言い争い 大人の部】

 談話室その3

二階堂千鶴「な、なな、なんですって!?」

のあ「何度でも言うわ。――センスがない」

千鶴「わ、わたくしが夜も寝ずに作り上げたコーディネートをセンスがない……」

のあ「かけた時間は問題ではないわ。見たものの心を動かすか否か、そこに全ては集約されるの」

千鶴「わたくしのコーディネートではそれができないと言うんですか?」

のあ「えぇ、残念だけど。それでは観衆は物言わない」

千鶴「くっ……、では貴方はどうなのですか!? それほど言う貴方のモノを見せてください!」

 がちゃ

P「おい、なにを言い争っているんだ?」

のあ「……コレよ」

P「どぶ森?」

千鶴「とび森ですわ。お間違えなく」

P「で、それでなんで言い争いになるんだよ?」

千鶴「わたくしが作り上げた村をのあさんがナンセンスだと! プロデューサーも見てください!」

P「ふんふん」

のあ「そしてこれが私のよ」

P「なるほど」

千鶴「どうですの!?」

P「俺から言えるのは」

のあ「忌憚無き意見を聞かせて頂戴」

P「お前ら二人とも大人気ない」

あ、ただいま

おかえり

待ってました


【言い争い 年少の部】

桃子「だから! なんかい言ったらわかるのよ!?」

薫「だって、やっぱりかおる納得できないもん!」

桃子「なにがよっ!?」

薫「なんで体力をつけようとすることがいけないの!?
  小さい身体で大きいパフォーマンスをするためには絶対必要だもん、
  ライブでだってスタミナがないとやっていけないし」

桃子「無理に大人とタメを張る必要がないって言ってるのよ!
    多少派手さがなくても可愛らしい。キレが劣っていても微笑ましいと
    思わせる技術を身につけるべきって言ってるの!」

薫「でも、長い間アイドルをやっていく中でずっと使うのは身体なんだから、
  それをみがこうとすることの何がわるいの!? そんなぎじゅつすぐ使わなくなるもん!」

桃子「芸能界、特にアイドルって言うのはブームなんかの流行廃りが激しいし
    ユニットイメージとかファンの望むモノとかに常に左右されるものなの!
    その場その場で必要な武器を手にとってとっかえひっかえしてくのが当たり前でしょ!?
    一つの武器で戦おうとしたって一発屋になるのが落ちなの!」

薫「かおるにはそんなぶきもぎじゅつもないもん!」

桃子「だから教えてあげるって言ってるの!」




ありす「ですから! アイドルは日々流動していく世間に合わせる為にも情報が第一なんです!」

環「そんなのおかしいぞ! 情報なんかなくても勝てるくらい実力をつければいいだけの話だ!」

ありす「実力が同じ程度の時、勝負を分けるのは事前のデータですよ!」

環「じゃあ事前に調べて埋められない実力差がある相手には諦めるってことじゃないか!」

ありす「そんなこと言ってません! より効率的なレッスンだって情報から始まるんですよ!」

環「結局そんなの勝つためのレッスンじゃないか! 一番大事なのはファンのみんなを笑顔にするレッスンだろ!?」

ありす「勝てなくちゃファンに見て貰う機会すら失われるかも知れないんですよ!?」



 廊下

P「……みんな大人だなぁ」


【言い争い 大人の部その2】

このみ「あー! 私の雪見大福が無い!」

のあ「ごめんなさい、食べてしまったわ」

このみ「なんで!? 名前書いてたわよね!?」

のあ「みくが」

みく「え!?」

このみ「みくちゃん酷い! 買ってきて!」

みく「え、なんでみくが!? のあちゃんでしょ食べたの!」

のあ「記憶にないわ」

みく「歯食いしばれにゃ」

このみ「誰でもいいから買ってきてよ!」


【子供の部 その2】

晴「あれ? オレの爽がねぇ」

仁奈「……申し訳ねーでごぜーます仁奈が食べてしめーました」

晴「ん? あぁ、仁奈が食ったのか」

仁奈「はい、名前に気づかなかったでごぜーますよ」

晴「いいよ別に。新しいの買ってくるから、ついでに買ってきて欲しいものあるか?」

ありす「あ、じゃあピノ食べたいです」

環「たまきはお菓子!」

晴「あいよー」

薫「かおるもついてっていい?」

晴「あぁいいぞー」

桃子「あ、ちょっと待ってよ私も!」


P「……という事があって」

小鳥「あー、年少組の子ってたまに凄い仕事に対してストイックな一面みせますよね」

ちひろ「この間も楽屋待機の仕方について語り合ってましたよ」

P「当初はもう少し子供らしかったと思うんですけどねぇ」

小鳥「ふむ、誰かに影響されたんですかね? あ、ここ書式間違ってます」

P「うそっ、直しておく。……誰かって?」

ちひろ「……ヘレンさん、とか? っと、はいマスターズプロダクション事務室、千川が承ります」

P「ヘレンか……、確かにあいつはストイックだな」

小鳥「でも一人の影響であそこまで行きますかね?」

P「ん~」


 机の下

乃々「間違いなくプロデューサー達の所為なんですけど……」

輝子「ふひひ……多感な幼少期にこれを毎日見せられたらな……」

メガキチが「プロデューサーさんは眼鏡フェチ」とアイドル達に吹聴していって

(伊達)眼鏡アイドルを増やす展開とかありませんか?

初めは思惑に乗らなかった娘達も「プロデューサーさんの最近のトレンドは、〇〇眼鏡萌え」

と自身の属性を付随されたらあっさり乗っちゃって

最終的に事務所が(伊達)眼鏡で溢れかえるみたいな

あ、ごめん
俺の中でプロデューサーは眼鏡じゃない

事務所の冷蔵庫はどんな環境なんだろうか

>>216
ひとつくらいなら忍び込んでもばれなさそうだなwwwwww……ひらめいた!

>>217
通報

こんなに人いるならマスプロのアイドルのみが出演するドラマとか作れそう、サスペンスとか学園ものとか色々出来そう


>>209

【冷蔵庫】

小鳥「……あ」

P「どうした?」

小鳥「冷蔵庫の補填しておかなくちゃ」

P「昨日なんか使ったの?」

小鳥「ネギと豆腐と豚肉」

ちひろ「鍋でもしたんですか?」

小鳥「ううん、すき焼き」

P「おー豪勢……、いやでも冷蔵庫システムも長いけど上手いことやれてるよな」

小鳥「ね。みんなちゃんと使った分はきちんと翌日買ってくるものね」

ちひろ「あれ、いつからあるんです? 私が来た頃にはもうありましたけど」

P「割と初期から。美希とか貴音とか偏ってる娘が居たからさ」

小鳥「私とプロデューサーの二人で買ったんですよ。当時はもっと小さかったけど」

P「だんだん大きくなっていまじゃ業務用の巨大冷蔵庫が二台だからな」

ちひろ「でっかいですよねアレ。一つに三人ぐらい入ります」

小鳥「詰めればもっと入るわよ」

業務用冷蔵庫(冷凍冷蔵ユニット組み込んだ部屋)

【数日前】

ナターリア「うわぁぁああ!」

 (事務室の扉が勢いよく開く音)

P「うわ、ナターリアどうした!?」

ナターリア「うわぁぁあん!」

 (Pに勢いよく抱きつく)

P「お、おい……? 本当にどうしたナターリア」

晴「……はぁ……はぁ」

真「お、おいついた……」

P「晴に真? ……これ、なんだ?」

晴「あー、お前テレビ見てないのか?」

P「仕事中だぞ? 見てない」

真「えっと……、今日ブラジルVSドイツがあったじゃないですか」

P「あー、そういやそっか……で、ナターリアがこれってことは負けたのか」

ナターリア「……」 ぐすぐす

晴「みんなで朝ロビーで見てたんだけどさ……」

真「まぁ、その……一方的な試合で」

P「なるほど……」

 (ナターリアの頭を撫でる)

ナターリア「あんなのってないヨ……」

P「そんなに酷かったのか?」

晴「調べてみろよ」

P「おう」

 (ミネイランの惨劇 7-1)

P(うわ……)

ナターリア「ブラジル、本当はもっと強いモン……」

P「うんうん」

晴「ちょっとオレ達じゃどうにもなんねーからあとは任せた」

P「あぁわかった」

真「すいませんプロデューサー」

P「気にするなよ。……ほらナターリア涙拭いて」

ナターリア「……うん」

P「お前が泣いてちゃダメだろ、アイドルなんだから。
  みんなの悲しい気持ちをお前が吹っ飛ばしてやらなくちゃ」

ナターリア「……うん」

P「すぐには無理だろうけど、さ」

ナターリア「……ねぇプロデューサー」

P「ん?」

ナターリア「おすし食べたい」

P「おう、今日の仕事終わったらつれてってやる」

ナターリア「へへ、ありがと」

絶対ナターリアはあの日泣いたと思う
ぶっちゃけ俺は笑ったけど

>>160見て思ったんだが女子寮のマップとか作成したらエライ事になるな……
まぁ、流石にダークゾーンや落とし穴とかワープゾーン地獄はなさそう……多分

回転床トラップの奇跡か……

>>183
>>187

【17歳】

 屋上庭園

杏「……あー」

美也「……ぼー」

雪歩「あ、あの……」

杏「ふぇ? あ、ごめんなに?」

雪歩「なにしてるのかなって……」

美也「日向ぼっこです~」

雪歩「あ、今日いい天気だもんね」

杏「蝉がちょっとうるさいけどね」

雪歩「夏らしいと思うけどなぁ」

美也「ぽかぽかします~……ぐぅ」

杏「ふわぁ……場所開いてるし雪歩も寝たら? ……杏は、もう……ぐぅ」

雪歩「え、えっとじゃあ失礼します……、ってもう寝てるんだよね……暖かいな」


 がちゃ

響「あれ、誰か居る?」

菜々「あ、見てください。あそこに杏ちゃん達が……」

響「うわぁ幸せそうに寝てるぞ……」

菜々「……菜々達も混ざっちゃダメですかね?」

響「いいんじゃないか? 自分も今日は朝からハードで眠かったんだー!」

菜々「ナナもこうやってみんなで芝生で寝るのやってみたかったんですよね」


 がちゃ

李衣菜「あれ、屋上に居るはずなのに静か……あ、見てみて紗代子」

紗代子「……? わ、みんな丸くなって、ハリネズミみたい」

李衣菜「どうする? たい焼き」

紗代子「あとで食べればいいでしょ」

李衣菜「そっか。……今日いい天気だもんね」

紗代子「眠たくなるのも仕方ないかな、って言ってるそばから」

李衣菜「ふわぁ……」


 がちゃ

P「おーい、ここに……」

 「スー……」

P「……」 ポリポリ

P「風邪、引くなよー……」

 パタン

エレナがどんな様子だったかも興味あるな

他の外国人組も自国を応援してたのかな

>>232
作っても終わらない増築とリフォームのせいですぐ使えなくなるんだろうな


【昇給】

P「……べつにしなくていいんだけど」

小鳥「私も、いらない」

ちひろ「と、言われましても。半年に一度の昇給時期です」

P「もう良いって、ついこの間ボーナス貰ったばっかりだし」

小鳥「ボーナスでかかったですねぇ」

ちひろ「半年分の給料と同額ですからね」

P「で、昇給がなんだって?」

ちひろ「プロデューサーは、いま15万×250人で計算してるんですけど」

P「そうだな」

ちひろ「30万になるかと」

P「え、倍!?」

小鳥「ほら、もう社長だから」

P「じ、じゃあ事務員二人は?」

ちひろ「……えっと以前のプロデューサ位ですかね」

小鳥「……」(顔覆う)

P「なにそれ、インフレしすぎ」

ちひろ「今年の事務所全体の総支出とか純利益とかの一覧見たら納得します」

小鳥「ほ、ほらアイドルに分配しましょうその分」

ちひろ「アイドル達は……」

P「アイドル達はなしとか言わないよな?」

ちひろ「わたし達より上げ幅大きいです」

小鳥「わかってた、わかってたけどこの事務所おかしい」

>>68

【七夕】

P「明日七夕か」

ちひろ「明日って言うか」

小鳥「あと二時間切った」

P「このままだとテッペン超えるな」

ちひろ「そうですね。……たまには浴衣とか来て出店でも回りたい」

小鳥「右手にビール左手に焼き鳥」

P「頭にお面で手首には金魚?」

ちひろ「うっわ、いいですねぇ……」

小鳥「イベントとかで行くこと自体はあっても裏方で忙しいものね」

P「あーじゃがバター食いたいな……」

ちひろ「この話題やめましょう」

小鳥「時間帯もあわさって破壊力が凄い」

P「お腹ぐうぐう言ってきた」

小鳥「あ、焼きイカも定番よね」

P「イカか……、あの香ばしい醤油味がまた……」

ちひろ「定番だったらカキワリとかジャンボフランクも」

小鳥「カルビとかの串焼きとか」

P「ここでベビーカステラとかわたあめがでてこないのが年なのか……」

ちひろ「言わないで、ないちゃうから」

小鳥「三十路がもう手を伸ばせばつかめる場所にあるものね」

P「白髪がやばいよ俺」

ちひろ「それは多分年の所為だけじゃないと思います」

小鳥「白髪の話はやめて! まだ出店の話の方がいい!」

P「わ、悪い……。でも、本当もう何年行ってないだろう」

ちひろ「……あっ、ちょっとピヨっち」

小鳥「え? なに?」

ちひろ「プロデューサーちょっとわたし達お花を摘みに行ってきます」

小鳥「え、聞いてないし特に今行きたくない」

ちひろ「いいから!」

P「なに、お前らそのまま帰らないよね? 俺置いてかれないよね?」

ちひろ「大丈夫大丈夫、鞄置いてくから!」ぐいぐい

小鳥「ちょ、本当になに!?」

P「さっさと戻ってきてなー」

ちひろ「はいはい」

経済界も真っ青だな

出店(萩原建設)


―――15分後

P「……本当に帰ってないんだよな……?」

 (廊下を歩いてくる二つの足音)

P「お、戻ってきたか」

「――ょうぶですって!」

「――りっ! やっぱりこれ無理!」

P「なにを騒いでるんだあいつら」

「――るいける!」

「――れい考えてないって言われる!」

 バタン

P「お前ら廊下で――っ」

小鳥(ミニスカ浴衣)「あ」

ちひろ(同上)「ありゃ」

P「……それ、去年の衣装じゃ」

ちひろ「の、予備です」

小鳥「みられた……」

P「なにしに行ったのかと思ったら」

ちひろ「ままま、気分だけでもと思って」

小鳥「ど、どうかな……」

P「ん、……まぁ――」

小鳥「いえ、わかってるのよ!? 年甲斐もなくハシャいでしまったのは!
    もうこの年だし、露出がサービスにならないのは重々承知で!」

ちひろ「流れ弾がハンパじゃないんだけど……」

P「ってか質問したんなら答え言わせろよ……。似合ってるよ」

小鳥「……はい?」

P「なんでそんなに自己評価低いのかわからないけど、
  魅力的だと思わない人をアイドルやろう、舞台に立とうなんて誘わないよ俺は、
  二人とも凄い似合ってるし、綺麗だよ」

小鳥「……」 (顔真っ赤)

ちひろ「うあ、ほ、褒められたら急に恥ずかしくなってきた……。き、着替えてきます!」

P「え、勿体無い。折角だし、アイドルも居ないんだからそれでいいじゃん」「

小鳥「で、でも」

P「少なくとも俺のやる気はあがる、あと時間かけ過ぎ。仕事あるって」

小鳥「こ、この格好のまま仕事ですか……?」

ちひろ「う、うあー! やっぱり即行で着替えてきます!」

 (駆けていく二人)

P「あーあー、あんなので走ったら見えるって……」

P「ファンが居るのもわかるよな……って、やべ……」

P「……死のう」

アイドル相手じゃなかったら勃っても仕方ないよね

実際のところ異性として意識してないというよりは

意識する暇がなかっただけだったわけか


【翌日】

P「……」 カタカタ

小鳥「……」 カタカタ

ちひろ「……」 カタカタ


輝子(ふひ……、変な雰囲気だな)

乃々(なんか居辛いんですけどー……)

美玲(なんでウチまで机の下に収まってるんだろ……狭い)


P「あのさ……」

小鳥「は、はい?」

乃々(声裏返ってるんですけど)

美玲(昨日は普通だったよな?)

輝子(帰った後に、な、なにかあったの、かも……)

P「……いや、やっぱなんでもない」

ちひろ「……気に、なるじゃないですか」

P「ごめん……」

小鳥「なんで、謝るんですか……?」

P「いや、なんか、その……ごめん」

ちひろ「まるでわからないです」

小鳥「あ、これ上がりましたので」 

P「あぁ、うん。了解」

 (書類受け渡す時に触れる指)

小鳥「っ!」

 (書類が落ちる音)

ちひろ「なにやってるんですか」

小鳥「すみません今拾います!」

P「いや俺がやるから」

乃々(えー、普段だったら絶対馬鹿にしてたと思うんですけど)

美玲(なんかあったのは確実っぽいな)

輝子(か、屈んでるのに……こっちに、気づいてないし)

P「よし……、じゃあ受け取ったんで」

小鳥「はい、えっと、すみません」

P「いえ……」

ちひろ「……」じっ

P「ん、なに?」

ちひろ「べつに……」

ここでさりげなく前スレ>>1000の約束を守る>>1

>>262
それは黙っておくのが花やろ……

>>263
なんていうか…ごめんね

そういえばこの三人は同じ机の下に収まってるのか?

>>188

【格好良い彼女達】

昴「あ~、またかよ……」

夏樹「どうしたんだ頭抱えて」

昴「夏樹さん……おっす」

夏樹「おっす。それは、ファンレターか? 随分多いじゃん」

昴「へへ、まぁな! ……でも、女からのが多いのがなぁ」

夏樹「あーそれはあるな」

昴「夏樹さんも?」

夏樹「まぁね。やっぱ方向性の問題かな」

昴「折角ひらひらの服着て歌ってんのになー」

夏樹「でも男のファンがいない訳じゃないだろ?」

昴「ま、そうだけど」

真「おっ、二人でなんの話ししてんの?」

昴「真さん、お疲れっす」

夏樹「お疲れ様です」

真「おつかれ、で? 昴が持ってるのはファンレターみたいだけど」

昴「いや、女からのファンレターが多いって話をしてたんだけど」

真「なるほど。それはボクもそうだよ」

夏樹「あー、そういやそうっすよね」

昴「やっぱちょっと嫌じゃないですか?」

真「ん~、まぁ活動当初は思うところもあったけど、いまはそうでもないよ。
  応援してくれてる気持ちに男女差はないからってプロデューサーにも言われたし、
  それに世界中の人をファンにすればそんなの関係なくなるよ!」

昴「世界中……」

夏樹「規模、でかいっすね」

真「夢はやっぱりでっかくないとね!」

昴「なるほど、じゃあオレも頑張らないとな!」

夏樹「おっ、燃えてるね。こりゃアタシも負けてらんないな」

真「へへっ! よし、二人とも……」

昴「え? ……あぁ」

夏樹「こう、でしたっけ?」

 『だぁーん!』

真「へへっ、やーりぃ! じゃあボクはまだレッスンがあるからまた後で!」

昴「あざっしたー!」

>>265
はい、プロデューサー達の机には複数のモニターや本体が置かれていて
小柄な三人が下に入り込むなどそれはそれは悠々と

>>219

【学園モノ】

P「学園ドラマのオファーが来たぞ!」

律子「誰にです?」

P「それはこっちで決めろってさ」

恵美「へぇ~、アタシちょっとでてみたいかも」

P「あぁ安心しろ、高校生組は基本的に全員出すことになると思う」

柚「どゆことー?」

P「えっと、枠で説明するとだな。まず教師役が4名」

律子「ずいぶんと多いですね」

P「保護者役が5名」

恵美「……ん?」

P「そして生徒役がメインが40名と準が25名、あとは運動会回などのシーンで他に100名」

律子「はぁ!?」

柚「なにそれなにそれ! 全部ウチの事務所から?」

恵美「そんな訳無いで――」

P「そうだ」

柚「おー、びっくりカモ」

律子「なんですかそれ」

P「出演者全てウチでやるつもりらしい。すげぇよな」

恵美「凄いって言うか……、それ女の人しかでないじゃん」

P「そういう事になるな」

柚「どんな内容なのかな? かな?」

P「えっと舞台はミッション系の聖がつく女学院」

律子「……」

P「そこには生徒達だけが知ってる隠れた慣習があるんだ」

柚「ほうほう」

P「それは上級生が下級生にロザリオを送るって奴で」

恵美「どこかで聞いたような……」

P「台本に一番よくでてくる単語は『お姉さま』だ」

律子「それ、大丈夫なんですか?」

P「正直ダメかも知れない」


【シーンその1(仮)】

貴音「タイが曲がっておりますよ」

まゆ「うふ、ありがとうございますお姉さまぁ」

 (胸元に伸ばされた手を握りしだれかかる)

貴音「……まゆ?」

まゆ「身体が熱くなって……。お姉さま、まゆをしずめて下さい」

貴音「仕方の無い子……」


P「ストップ」

貴音「貴方様、なにか至らぬところがありましたでしょうか?」

まゆ「まゆ、精一杯頑張りましたよぉ?」

P「やりすぎ。お前らが全力でやるとドラマの方向性がおかしくなる」

律子「でもハマってましたねぇ」

柚「みててどきどきしたかもっ!」

P「ハマり役過ぎた」

恵美「というか、なんで実名なの?」

P「そういう意向で」

律子「絶対やめるべきですよ」

ほたると茄子は運が悪すぎと良すぎなだけで一般人だろ!
貴音と芳乃とこずえはテレパシーで会話できそうだけど

>>275

【意見】

 貴音ちゃんと芳乃ちゃんとこずえちゃんはテレパシーで会話できそうですよね
 いっそのこと超能力者アイドルとして売り出したらどうでしょう?
 あ、物理は結構です

P「というファンレターが事務所あてに届いた」

貴音「それでわたくし達が呼ばれたのですか?」

P「そういう事だ」

芳乃「ほー……てれぱしーでしたかー」

こずえ「ふわぁ……てれぱしーってなぁにー?」

P「ま、考えた事を読み取ったり、送ったり。
  言葉にしないでもおしゃべりができる超能力だよ」

貴音「いくらなんでもわたくしにもできる事とできない事がございます」

芳乃「そなたはー、それをできるわたくしをお望みでー?」

P「まさか、できたら凄いとは思うけどさ」

こずえ「じゃあやるのー」

P「え、……できるのか?」

こずえ「んー……」

芳乃「でわわたくしもー」

貴音「……わかりました。こずえ殿と芳乃殿はいまらぁめんが食べたいのですね」

P「それはお前だろ」

芳乃「正解ですー」

こずえ「ふわぁ、つうじたのー」

P「え!?」


貴音「と、言う訳でらぁめんを食べに行きましょう貴方様」

芳乃「すでに行く準備は万端でしてー」

こずえ「こずえおなかすいたのー」

P「え、本当に通じたのか? 嘘だろ?」

貴音「ふふっ、それはとっぷしぃくれっとです」

芳乃「いきましょー」

P「お、おい?」

こずえ「ぷろでゅーさー、だっこー」

P「っと、はいはい……。な、なぁ本当なら次は俺相手に……」

貴音「らぁめんがわたくし達を待っています!」

芳乃「三杯はかたいのでしてー」

P「なぁ! なぁって!」

すいません
七夕ネタでじゃがバターが食べたくなって作ってました
おいしいです


【月】

P「そういえば」

律子「はい?」

P「月の土地っていくらか知ってる?」

律子「いえ、知りませんね。どうしたんですか急に」

P「いや、貴音とのあと菜々がこれをくれたんだけどさ」

 (月の土地権利書をだす)

律子「え、本物ですか?」

P「確認して見たけど本物みたい」

律子「た、高いんじゃ」

P「ところがどっこい、1エーカー3000円で売ってる」

律子「エーカーって?」

P「1エーカー=1200坪」

律子「安っ! そんなに安いんですか月の土地」

P「みたいだな」

律子「へー……、私も買ってみよう。で、プロデューサーは何エーカーもらったんですか?」

P「1000」

律子「ん?」

P「1,200,000坪」

律子「……そんなに貰ってどうするんですか?」

P「どうしような……」


律子「というかですね」

P「なんだ」

律子「プロデューサーは色々アイドルから貰いすぎじゃないですか?」

P「律子が言うか? この腕時計お前がくれた奴だぞ?」

律子「あ、覚えてたんですね」

P「当たり前だろ。じじい扱いか」

律子「違いますけど……、他にも沢山貰ってたんでどれが誰だかわからなくなってるんじゃないかと」

P「あのな、流石にそんなに失礼なことしないって」

律子「そうですか……。じゃなくて、広さにびっくりしてしまってましたけど、
    よくよく考えれば300万じゃないですか」

P「だからお前が言うなよ。この時計もっとしただろ」

律子「うっ、調べたんですか」

P「まぁ、一応」

律子「卑怯なっ……」

P「なぜだ……。で、月の土地だけど」

律子「はい」

P「いつか月に当たり前にいって移民とかするようになったら絶対価格あがるじゃん?」

律子「それはそうでしょうね」

P「ので未来の子孫の為にって事で」

律子「……三人との?」

P「ぶふっ! なんでそうなるんだよ!?」

律子「え、違うんですか?」

P「違う!」


死後といってくる

たでーま
ドイツが優勝したね


【気まずい】

小鳥「……プロデューサーって、薫ちゃんとか仁奈ちゃんに凄く懐かれてますよね」

P「そうかも……それが?」

小鳥「……親子みたいですね、と」

P「まぁ、……子供いてもおかしくはない年だからな」

ちひろ「結婚、しないんですか?」

P「できないでしょ」

小鳥「できない事は、ないんじゃないですか?」

ちひろ「お金持ってるし仕事できるし」

小鳥「結局する気が、ないんでしょう?」

P「じゃあ二人はどうなんだよ……」

小鳥「相手、いませんから」

ちひろ「出会いもないですしね。プロデューサーさんと違って」

P「仮に俺があったとしても拘束時間長いし、女性ばっかの職場だしその辺理解してくれないとな。
  家には寝に帰るだけだから一緒に過ごす時間も少ないし」

小鳥「この仕事に理解があって、かつ一緒に時間を過ごせればいいと?」

P「……いないよそんなの」

ちひろ「……そーですね」

なんかよくわからん展開になってきたなぁ

【らでぃお】
春香「みなさんこんばんわー、天海春香でーす。
    今週もやってまいりました、PINKY4のラジオトルネード第32回目の放送でーす」

愛「みなさんこんばんわー! 日高愛です! 今日も張り切っていきましょー!」

卯月「どうもこんばんは。桃は白桃より桜桃が好き! 島村卯月です」

未来「昨日変な夢を見ました春日未来です! こんばんわ!」

春香「はいっ、という訳で……。なにかオープニングで話すことありますか?」

未来「はいはい! じゃあ夢の話をしたいです!」

春香「却下です。卯月ちゃんは?」

未来「えぇ!? 面白かったんですよ!?」

卯月「え、私は特にないですかね……今週も普通にお仕事でした」

未来「聞いて!」

春香「ほかにー」

愛「はい! 私昨日変な夢みました!」

春香「へー、どんな?」

未来「私は!?」

春香「未来ちゃんうるさいよー」

愛「えっとですね、踏み切りの前に私が立ってるんですけど、
  その踏み切りの遮断機にはバーがついてなかったんですね」

卯月「え、危ない」

愛「そうなの。で、危ないなーって思って近づいたら遮断機のところにプロデューサーが立ってて
   『選べ』って言いながら後ろの棚を指差したんです」

未来「たな?」

愛「うん。その棚には色んな棒が置いてあって、黒と黄色の普通の奴とか
  竹刀とか警棒とか色んなのがあってですね。可愛いからってピンクの棒を選んだんです」

春香「それで?」

愛「そしたらプロデューサーが凄い顔で怒りながらその棒で私の頭を殴ってきたんですよ」

卯月「んふっ……、なんで?」

愛「『これじゃ停まれねぇだろ!?』って怒ってました、怖かったよー。
  『ピンクの棒じゃ誰もわからねぇだろ!? いい加減にしろ!』って」

春香「ふっ、……なにそれ……ふふ」

愛「そしてまた頭を叩かれて起きました」

未来「プロデューサーさんって怖い人だったんですね」

春香「どこ見てるの未来ちゃん」

未来「え、プロデューサーさん」

卯月「そこの誕生日席に居るのは作家さんだよ。ほら作家ペン持ってるでしょ?」

未来「……あ、そっかそっか」

愛「という事で、じゃあ未来ちゃんどうぞ」

未来「え?」

春香「未来ちゃんも夢の話があるんだよね? いいよ?」

卯月「ふふっ……、このタイミングで……?」

未来「えっと、この番組はマスプロラジオ東京を中心に全国32局ネットでお送りしています」

春香「あー、逃げたー」

愛「今週も一時間、頑張っていきましょー!」

これだとまた3人で飲みに行ってPの家に突撃したらみんな意識しそうな予感が


 『Pinky4のラジオトルネード!』

春香「言ってみたいあんな台詞」

愛「言われてみたいこんな台詞!」

卯月「このコーナーは格好いい、ロマンチックな台詞を投稿してもらって」

未来「紹介しつつ雑談していくコーナーです」

春香「はい、今回でこのコーナーは……五回目」

卯月「頻度低い上に最近できたコーナーですからね」

愛「この収録終わったら……やることなかった」

未来「んふ、なんですかそれ」

愛「か~えるだけ~♪」

春香「それなんの歌?」

卯月「聞きます? わざわざ」

春香「そだね、いらなかったね」

未来「カエルって言えばこの間――」

春香「あ、広げる? そこ広げちゃう? いいよ、どうぞ」

未来「あ、なんもないです」

愛「ふふっ、春香さんってラジオだと変なスイッチ入りますよね」

卯月「それは確かに」

春香「え、そう?」

未来「絶対そうですよー。楽屋とか事務所とかと全然違いますよ、凄い意地悪です」

春香「えー、そーおー?」

愛「くっふ……、だって普段絶対そんな態度とらないじゃないですか」

卯月「だから閣下とか言われるんですよ? 山賊とか」

春香「それは、ほら。ね?」

未来「まるでわからない……」

春香「わかってよー。ていうかコーナーだよー、ほらさっさと読んで」

愛「さっさと読んでって、ふっ、絶対言わないですもん、ふふっ」


卯月「えーっと、じゃあ一通目RN踏み台昇降さん。ありがとうございます」

未来「これは、言われたい台詞ですかね?」

春香「じゃあ、……卯月ちゃん」

卯月「あ、はい。んんっ、……お兄ちゃん、大好きだよ」(エコー)

春香「ふぅー! 卯月ちゃん可愛い!」

未来「可愛い!」

卯月「うぅ、なにこれ」

愛「これ、毎回思うんですけど。言われたい台詞じゃなくて言わせたい台詞ですよね」

春香「細かい事はーきにしなーい」

未来「次いきまーす。RNとある湖に住むネッシーさん」

卯月「ネス湖だね」

愛「ぼかす意味」

未来「っふ、そういう突っ込みいらないですって、
    じゃあはい春香さん、言われたい台詞です」

春香「私? ……んふふふっ、なにこれ?」

未来「さぁどうぞ」

春香「んん゛っ」

卯月「あ、男らしい」

春香「ぶふっ……ちょっと!」

愛「ははは」

春香「もー……。あんたみたいな愚図、さっさと死ねばいいのよ。この豚」(エコー)

未来「おー! ハマリ役!」

卯月「演技には見えませんね!」

春香「どういう事かな? っていうかこれやっぱり言わせたい台詞だよね!?」

愛「それさっき私がいいました」

春香「はぁーあ。言ってみたい言われてみたいのコーナーでした」

現在泰葉に浮気中
もう少しお待ちください

>>309

【気まずいから】

P「……っと」

小鳥「よし」

ちひろ「……ふぅ」

 (偶然三人同時に仕事が終わる)

P「……あー」

小鳥「……」

ちひろ「……」

P「久しぶりに、……飲み、行かん?」

小鳥「いいですよ、なんかタイミング合わせたみたいに終わったし」

ちひろ「……私も、構わないです」

P「えっと、じゃあ……いつもの――

小鳥「たまには、違うところが、いい」

ちひろ「そうですね。落ち着いて、のんびり静かに話できるところ……とか」

P「……」

小鳥「……」

ちひろ「……」

P「あー……。じゃあ、ウチ、……来るか?」

小鳥「いいんじゃない? ……ねぇ?」

ちひろ「そう、ですね。最初からってのは、無かったですし」

P「なら、それで……」

ど、どうすればいい?
>>340
この後どうすればいい……?

相撲しよう

す、相撲だと……?


>>335

―――

 P宅

小鳥「おじゃまします……」

ちひろ「おじゃましまーす……」

P「おう、居間で待っててくれ」

 (キッチンに途中で買ってきた食材を持って消えるP)

小鳥「……」

ちひろ「……」

小鳥「素面で来るのは、初めてね」

ちひろ「……うん」

小鳥「どう、しよっか」

ちひろ「なるように、なるでしょ」

小鳥「かな」

ちひろ「多分……」

小鳥「だと、いいけど」

ちひろ「最近、変な感じ続いてたから、ね」

小鳥「ね。おかしいなぁ、こんな、なるとは思ってなかった」

ちひろ「三人とも、そう思ってた筈なのにね」

小鳥「……」

ちひろ「……」

小鳥「……」

ちひろ「……ごめんね」

小鳥「なにが?」

ちひろ「タイミング的に、多分あの日、でしょ?」

小鳥「さぁ……、聞いてみないと」

ちひろ「少なくとも、ピヨっちはそうじゃないの?」

小鳥「私? ……私は、……そうかも」

ちひろ「そっか……」

小鳥「ちっひは?」

ちひろ「さぁ……、わかんない」


 (小料理を手に戻ってくるP)

P「お前ら、なに変な空気作ってんだよ」

ちひろ「べつにー」

小鳥「おかえり」

P「グラスくらいだせよ」

小鳥「あ、うん」

ちひろ「料理できたんだ」

P「舐めんな」

ちひろ「見たことないから。アイドルの料理で食いつないでるのかと」

P「お前……」


小鳥「ねー、これでいい?」


P「ん、なんでもいいよ。マグカップでも」


小鳥「はーい」


P「で、単に見たこと無いのはお前ら来るときって大抵すでにぐでぐでだからな」

ちひろ「そっか……。誰かに作ったこととかあるの?」

P「……昔の彼女に」

ちひろ「……ふぅ、ん。居たんだ、彼女」

P「そりゃあ、居たよ。大学の頃は」

小鳥「なんの話?」(グラスを三つ置く)

ちひろ「昔の彼女について」

小鳥「……へぇ」

P「んだよ……?」

小鳥「べつに」

ちひろ「ピヨっち氷は?」

小鳥「え、あ、持って来る」

P「なに飲む?」

ちひろ「私は鏡月もらう」

小鳥「最初から?」

ちひろ「今日は、ちょっと酔いたいの」

P「帰れなくなるぞ」

小鳥「……」

ちひろ「……」

P「すまん」


―――

P「じゃあ乾杯」

ちひろ「かんぱーい」

小鳥「はい乾杯」

 (グラスのぶつかる音)

 (液体を飲む音)

P「ぷはっ……、あー久しぶりのアルコールが染みる」

ちひろ「おっさん」

P「三人とも同い年だろー」

小鳥「で、聞かせてよ」

P「なにを?」

小鳥「彼女の事」

P「……べつに、昔の事なんだからいいだろ。ほっとけ」

ちひろ「いいでしょ、お酒の席なんだし」

小鳥「少しだけ」

P「……高校の卒業式で、告白されて。大学卒業する寸前まで付き合ってた」

ちひろ「意外と長い」

小鳥「なのに別れたの?」

ちひろ「……仕事の所為?」

P「というのもあるけど、結局浮気されたんだよ」

ちひろ「最低」

P「もう思い出だ、当時の感情も忘れたよ」

小鳥「……嘘吐き」

P「……」

ちひろ「おかわり」

P「自分で入れろよただのロック位」

ちひろ「おかわり」

P「……もー」

小鳥「私も」

P「ピヨも? なんか二人ともペース速いな」

小鳥「ほっといて」

ちひろ「ほら、久しぶりだから」

P「ふぅん。で、二人は?」

小鳥「はい?」

P「昔の恋人の話とか、聞いたこと無い」

ちひろ「そりゃいないもんの話はできないもの」

P「それこそ嘘だろ。モテただろ?」

小鳥「……かちんと来た」

なんで29歳三人の筈なのに
高校生の話みたいな雰囲気なんですかねぇ……(困惑)


P「は?」

小鳥「なにそれ、なんとも思わないの」

ちひろ「ちょっとピヨっち」

小鳥「こっちはこの間からずっとやきもきしてるってのに」

 (グラスの中身を飲み干し叩きつけ、すぐ注いでまた飲む)

P「おい、無茶な飲み方するな」

小鳥「そんなこと、言われる筋合いないわよ。
    なんとも思ってない相手に、一々そういう風に優しくしないでよ。
    魅力的だなんて、囁かないでよ」

ちひろ「ピヨっちって……」

P「……俺は、そんな」

小鳥「そんなつもりじゃなかったって? でしょうね、それが、ムカつくって言ってるの」

ちひろ「はぁ……」 ぐいっ

P「……」

小鳥「戦友だ、なんだ。言ったって男と女だもの、わかるでしょ?」

P「なら、言わせてもらうけどさ」

 (グラスを空にして机に置く音)

P「なんにも思ってない訳、ねーだろ」

ちひろ「……へぇ」

小鳥「……」

P「そりゃ、色々思うさ。俺だって」

ちひろ「そうなの?」

P「当たり前だろ、じゃなきゃ、あんな事言わねぇよ」


小鳥「……ちっひは?」

ちひろ「え?」

小鳥「ちっひも言う事あるんじゃない? 相槌打って飲んでばかりだけど」

ちひろ(ここでわたしに振るか……)ちらっ

P「……くそ」

ちひろ(……ふぅ)

ちひろ「ねぇP君。一つだけ、聞かせて」

P「……あぁ」

ちひろ「わたし達の事どう思ってる?」

P「……同僚で、仲間で、戦友で……すげぇ、いい女だと思ってるよ」

小鳥「証拠は?」

ちひろ「それ聞く?」

小鳥「変にスイッチ入ったから」

P「証拠……ね」 

 (酒を勢いよく煽る)

P「じゃあ一番! いきます!」

ちひろ「お?」

P「実はあの日、二人を見て勃ちました!」


小鳥「……ぶふっ!」

ちひろ「あ、あははは!」

P「おい笑うな、俺はめちゃ恥ずかしいぞ」

小鳥「え、なにそれ! うはっ、それであれから若干素っ気無かったの!?」

P「おうそうだよ。つかむしろ素っ気無かったのはそっちだろ、バレてたんだと俺思ってたわ」

ちひろ「くふふっ……、あー面白。……はぁ、わたし達はあれですよ、
     正面から冗談抜きで褒められたので、ね?」

小鳥「めちゃ照れて意識して目を合わせられなかった!」

P「なーんだそりゃ!? くそ、俺の一人相撲かよ」

小鳥「それはこっちの台詞よ。というかあの時勃ってたんだ……」

P「やめろ、繰り返すな」

ちひろ「じゃああれ? 今日家に誘ったのは」

P「いや! ち、違う! それは違う、マジで!」

小鳥「ほんとにー? 実はいまも」

P「やめろ! 近いんだよ馬鹿!」

ちひろ「ばーかばーか」

小鳥「なーんだ、しっかり女として見られてたんだね」

ちひろ「それこそ本当に一人相撲よね」

P「くそっ、飲むぞ。今日は飲むぞ」

小鳥「飲んでどうする?」

ちひろ「飲まれるの?」

P「……本当に襲ったろか? つかお前ら弄りすぎだよ!」

小鳥「いやぁ、正面から弄れるネタを手に入れたのは初めてだからね」

ちひろ「仕方ないね」

エロシーンはねぇ!

な、なぜ当然のようにヤル事になってるのか……(困惑)

えんだあああああああああ

アイドル達「いやああああああああああ!」

そりゃあPも馬鹿にされたままじゃあ終われないでしょう

>>389
アイドル達もうまいことやってPとうまいことヤレばいいんでない?(適当)

>>375

――― 一時間後

小鳥「うぅー……おかわりー」

ちひろ「……あー、ははは」

P「あーもう、初っ端から飛ばすから……」

小鳥「いーじゃんかよー。嬉しかったんだからー」

ちひろ「そーそー! P君もそうでしょー?」

P「ノーコメントだよ馬鹿共」

小鳥「んふふ~、またまたー」

P「うっとうしいなぁー今日のお前ら」

ちひろ「あー、そういえば」

小鳥「なになにー?」

ちひろ「テンション、上がって言うべきころ、言ってない……かも?」

小鳥「あー、そうだー……ねー」

P「……その辺で勘弁してくれないか?」

小鳥「……明日になったら、普通に戻ってるから」

P「……」

ちひろ「まー、もうわかってるだろうけどー。好きですー」

小鳥「私の方が、好きだよ!」

ちひろ「優劣とかー……いるー……?」

小鳥「しゅちょーしとかないと……」

P「……はぁ」

ちひろ「で、お返事ー……は?」

小鳥「いえよー」

P「……明日になったら、忘れろよ?」

ちひろ「……うん」

P「また、普通に仕事して。俺達は同僚で、仲間で、戦友だ」

小鳥「……わかってるよ、そんなの」

ちひろ「今夜だけ、ね?」

P「あー、もう……」


―――

 翌日

小鳥「あったまいたーい……」

P「当たり前だろ、アレだけ飲めば」

ちひろ「……と、トイレ貸して」

P「……勝手に使え、場所はわかるだろ?」

ちひろ「うぅ……」

P「……ほら水」

小鳥「んっ……んっ……ぷはぁ……あ゛~」

P「ばばあ」

小鳥「なんですとー?」

 (トイレの流れる音)

ちひろ「あだだ……」

P「おう、水」

ちひろ「ありがと……」

P「まったく、今日も仕事だってのに」

小鳥「……行きたくなーい」

ちひろ「休みたい……」

P「杏みたいなこと言いやがって……」

小鳥「というか、昨日最後どうなったっけ?」

ちひろ「覚えてなーい」

P「昨日はお前らが暴走して、めちゃくちゃ飲んで、ぶっ倒れた」

小鳥「あれ? ……そうだっけ?」

P「あと、倒れる直前に告白された。二人に」

ちひろ「あー……、あったあった」

P「……本当に覚えてないのか?」

小鳥「……ん? ……うん」

ちひろ「綺麗さっぱり」

P「……あ、そ」

小鳥「……」

ちひろ「……」

P「……」

小鳥「……えっと、ご――

P「あー、もうこんな時間だ。タクシー呼ばなくちゃいけないし、……行くぞ」

小鳥「……うん」

ちひろ「はーい」


 (玄関の閉まる音)

P「……」

ちひろ「……」

小鳥「……」

P「よしっ! 今日も気合入れるかー」

小鳥「あーあー、仕事ですかー」

ちひろ「なんとか乗り切りましょう」

P「大事なアイドルの為に、しっかりと働こう」

小鳥「そうですねー」

ちひろ「あ、その前にコンビニ寄って貰っていいですか?」

P「ん、いいよ」

小鳥「あ、タクシー着たみたい」

ちひろ「ここから事務所までどれくらいですか?」

P「30分位かな」

小鳥「つくのは7時過ぎますね……」

ちひろ「あちゃー」

P「ま、なんとかなるでしょ」

小鳥「ですね」

P「じゃあ、行こう。俺達の戦場へ」

ちひろ「はい」

小鳥「了解」

            終わり

なんでこんな話になったんだ……おかしい……
地の文でエロシーン書こうかと一瞬血迷いかけたけど
もう仕事の時間だからね、ちかたないね

乙です

エロシーンはまた血迷ったときがきたら書けばよろしいかと思います

アイドル達はヴォーカルレッスンとは別にカラオケに行く機会も多いんじゃないでしょうか

いつだったかのアニメ宜しく100点を取るまで粘着しまくる千早

上手いこと逃げるアイドル(主に765)、付き合わされるアイドル(主に876モバグリ)

何故か同伴していてその粘着に付き合わされるが、諦めて全てを受け入れるPを見たいです

事後で満足しろやー

ただーいま
やっぱり意見とか希望を取り入れながら即興で書くのはたのしーな
わっけわかんねーことにもなるけど

どうしよっかなぁ、と考え中
正直前スレのシリアスパートで終わらせるのが一番よかったと思うんだよね
で、今回シリアスパートが無い代わりに恋愛パートが入ったからこれで終わろうかと思ってる
でも出せてないキャラ一杯居るしなぁ、みたいな

個人的にはもっと続けて欲しいなぁ


【アイドル達の(非)日常】

アーニャ「Хорошо……」

貴音「……?」

アーニャ「Здравствуйте」

貴音「はいおはようございます」

アーニャ「Сегодня немного холодно?」

貴音「今日は雪が降っているそうですので、その所為でしょう」

アーニャ「Правда ? снег……」

貴音「……アナスタシア嬢もいかがですか?」

アーニャ「Что?」

貴音「今事務所の屋上で皆遊んでいるので、よろしければ」

アーニャ「……да。……Спасибо.Вы очень добры.」

貴音「Не за что.」

アーニャ「ふふっ」

貴音「ふっ……ではいきましょうか」

アーニャ「да」



莉緒「はいここまで、アーニャちゃんがなんて言ってるのかわかった人ー?」

愛「はい!」

莉緒「おっ、愛ちゃんどうぞ!」

愛「まっっったく、わかりませんでした!」

莉緒「だよね! 私も!」


【アイドル達の(非)日常その2】

凛「あの、千早さんちょっといいですか?」

千早「……? なにかしら」

静香「あの、私達質問、というかアドバイスをもらいに」

千早「アドバイス? ……私よりプロデューサーの方が適任じゃないかしら」

凛「プロデューサー忙しそうなんで」

静香「それに歌に関する事なので、やはり千早さんに聞くのが妥当かと思いまして」

千早「そう? 私に答えられることならいいけど」

凛「えっと、この曲なんですけど」

静香「ブレスがどうしても入ってしまうんです、肺活量の問題かと思ったんですけど
    どうもそういう事ではないみたいで」

千早「なるほど……、ちょっと二人とも口の前に手をかざしてみて」

凛「え、……こうですか?」

千早「その状態でできるだけ長く声をだして、
    吐息がかかるギリギリの位置を探してみて」

静香「んんっ……すぅ……あーーーーーーーーぁーー……」

凛「あーーーーーーーー……」

静香「ふぅ、こんな感じです」

凛「大体、5cm位ですね」

千早「そう、じゃあ今度は私がやってみるわね?」

凛「はい」

千早「すぅぅ……あーーーーーーーーーーーーーーーー」

静香「な、長い……」

千早「っと、こんな感じかしら。違いはわかるかしら?
   ちなみに私とあなた達の肺活量に大きな差はないわよ」

凛「ですよね……、え、じゃあなんですか?」

千早「正解は息の使い方。吐く息の量は少なくそれでも声量は落とさないようにするの」

静香「吐く息……」

千早「えぇ、普通に声をだすとつい息を前に吐き出してしまうけど、それは無駄が多いの。
   あなた達が自分で感じたように大体5cm程、私でその半分位かしら、
   こぶしを利かせて長く延ばす事の多い演歌歌手の人とかは1cm程度まで手を近づけないと吐息を感じれない」

凛「すごい、どうしたらいいんですか?」

千早「これはもう練習。口の前に手をかざしながら歌って息の量を調整できるようにくりかえし練習して」


静香「わ、わかりました。今日から早速やってみます」

千早「いいのよ。それにこれは私もプロデューサーに教わったことだし」

静香「そうなんですか?」

千早「えぇ、あの人は本当に色んな事を知ってるもの。……じゃあ、私はこれで」

凛「なにか予定でもあるんですか?」

千早「えぇ、今日はカラオケに行こうかなと思って」

静香「あ、いいですね。私達もついて行っていいですか?」

凛「カラオケなら練習にもいいし」

千早「本当? 嬉しいわ、最近春香や美希を誘っても断られてばかりだったから」

静香「そうなんですか? じゃあよかったです」

凛「ふふっ、これからは私達も誘ってください」

千早「えぇ、そうするわ。……行きましょうか」

『はい!』



春香「……あー」

美希「どうしたの?」

春香「なにも知らない子が千早ちゃんと一緒にカラオケに行きましたー」

美希「……ハニーにのど飴頼んでおくの」

春香「じゃあ私はうがい薬でも買ってきとくね」

某局の24時間だか27時間よろしくただただ24時間ここのメンツがやりたい放題な番組やりそうだな

あ、マラソンやるんだったら響は鉄板で


【すごいぞ! 茄子さん!】

歩「はぁ……」

茄子「あら、ため息なんてついて、ため息を吐くと幸せが逃げちゃいますよ?」

歩「あぁ茄子さん……、いや、実はさっきそこの自販で当たりがでたんだけどさ」

茄子「あら♪ いいじゃない、なんでため息ついてるの?」

歩「そん時にさ、まさか当たるとは思ってなくて……あぁ言うのって時間制限あるじゃん?」

茄子「そうね。大体30秒くらいかしら」

歩「で、テンパって買ったのと同じのおしたんだけどさ。
  自販の当たり程度でテンパってる私ってなんて小さいんだろうって思って」

茄子「それで?」

歩「うん、なんかへこんでた」

茄子「ん~……、じゃあ予行演習しましょう。もう焦らない様に」

歩「へ?」

茄子「これで裏の自動販売機でジュース買ってきてくれる? 10本」

歩「いや、それってただのパシリじゃ……。ってかこれ五百円」

茄子「いま細かいのなくて、後で渡すから、ね?」

歩「……はぁ、まぁいいけど。なんで10本?」

茄子「そろそろレッスンのみんなが帰ってくるでしょ?」

歩「あー……わかりましたよ」

茄子「おねがいねー♪」


―――

 100円自販機

歩「本当不思議な人だよなあの人、予行演習って……」

 チャリン

歩「……そもそもそうそう当たるわけないし」

 ピッ ガタン ピロピロ!

歩「……え? ほ、本当に当たった!? え、えと……」

 ピッ ガタン

歩「あ、……また同じの押しちゃった。アタシは馬鹿か」

 チャリン ピッ ガタン ピロピロ!

歩「……は?」

―――

茄子「おかえりなさ~い」

歩「あ、……ただいまッス」

茄子「どうだった?」

歩「どうだった、っていうか……はいジュース」

 (十本のジュースを机に置く音)

茄子「お金は?」

 (財布から当たり前のように500円玉を取り出して見せる茄子)

歩「……いらないです。500円で足りたんで」

茄子「ふふっ……、あら? これだけ二本ある」

歩「あ、それは」

茄子「じゃあこれは私と歩ちゃんの分」

歩「……ありがとうございます」


【ヤバイぞ! 茄子さんとほたるんコンビ!】

茄子「と、いう事が昨日あったの」

ほたる「す、凄いですね……。私、一回も当たったこと無いです」

茄子「そうなの? でも、そういう人もいるんじゃないかしら」

ほたる「ピッタリ入れないと、絶対にお釣りでてこないですし……」

茄子「……あ、あら~」

ほたる「ちゃんと買えても、違うのでてきたり」

茄子「それはちゃんと買えたって言うの……?
    あ、あそこに自動販売機があるわよ?」

ほたる「……あ、本当ですね」

茄子「私とほたるちゃんが一緒に買ったらどうなるんでしょうね?」

ほたる「え? ……どうなるんでしょう」

茄子「やってみましょう?」

ほたる「で、でも……」

茄子「えいっ」

 チャリン

茄子「どれが飲みたい?」

ほたる「えと……、じゃあお茶で」

茄子「はいは~い♪」

 ピッ ガタン ガガガガガタン

茄子「?」

 ガタン ガタン ガタン ガタン

ほたる「あ、あぁぁぁ……」

―――

茄子「……結局全部でちゃいましたね~」

ほたる「す、すみません業者さん……」

茄子「ん~……ほたるちゃん1000円持ってる?」

ほたる「はい? ……えっと、あります」

茄子「自動販売機に入れてみて」

ほたる「……?」

 (千円札が飲み込まれていく音。そして黙る自動販売機)

茄子「はい、じゃあほたるちゃん1000円」

ほたる「え、あ。はい……え?」

茄子「言ってたでしょ? 入れたら飲まれちゃうって、
    足りないけど、まぁ気持ちという事で」

ほたる「……ふふっ、じゃあ500円でいいです。半分は出します」

茄子「そう? じゃあはい500円」

ほたる「ありがとうございます……で、このジュースどうしましょう?」

茄子「……どうしましょうねー?」

一部地方の自販機にははてなラベル缶の場所があってな…
多分ラインナップの中から適当にぶっこんでると思うんだが真相はわからん

>>440
基本ボタンに対応した列配置があって下から順にでるようになってるから
そこに適当に業者が突っ込んでる
たまにボタンと違うのがでてくるのは一回入れると手を突っ込んでも取れないから


【ヤバイぞ! 茄子さんとほたるんコンビ! その2】

茄子「ボトルシップですか?」

律子「えぇ、最近ちょっと始めてみたんです」

ほたる「初めてみます……」

茄子「ちっちゃいですねぇ」

律子「ちまちまとピンセットで組み立てるの楽しいですよ?」

茄子「これが船になるなんてびっくりです」しゃかしゃか

ほたる「あ、あのあんまり振らないほうが」

茄子「どんな船になるんですか?」からから

律子「完成したら持ってきますよ」

茄子「わ~、楽しみです」 ことこと

ほたる「え」

律子「どうしたのほたる」

ほたる「ふ、船が」

茄子「? ……あら」

 (瓶の中で完成している船)

律子「え、えぇぇぇ!?」

ほたる「で、できあがってます……」

茄子「ご、ごめんなさい律子さん」

律子「ば、馬鹿な……。いくら運がいいっていってもこんなのって……」

茄子「え、えっと……新しいの買いましょう!」

律子「新しいのですか……?」

茄子「はい、一番楽しいところ邪魔しちゃったので私がプレゼントしますから!」

律子「……すいません。ありがとうございます」

茄子「じゃあ行きましょう! ほたるちゃんも」

ほたる「わ、私もですか? ……また、なにか起こるんじゃ……」

茄子「ごー!」


【スポンサー】

春香「――はい、という訳でそろそろお時間です」

愛「全然コーナーできなかったですね」

春香「寄り道が多すぎたね」

卯月「主に春香さんの所為じゃ……」

春香「ん?」

卯月「あ、いえ」

未来「えっと、この番組はJUDAコーポレーション・ネルガル重工」

愛「シメオン製薬・ヤマト建設・シャフトエンタープライズ」

春香「もー、勝手にしめる……。ジョースター不動産・バーベム財団・アンブレラ社」

卯月「旭日重工株式会社・剣菱重工・プログッテック社・ミールガスゥダールストヴァ設計局の提供でお送りしました」

春香「多いねー」

愛「でも番組自体は低予算ですよね。事務所のフラットスタジオですもん」

未来「ねー」

生っすかだと多分スポンサー紹介に
5分は要るな

潤沢なバックアップですね(すっとぼけ)

しかしこのスポンサー相手でも問題なくやってけそうな事務所ってのがまた……
経済どころか平和まで握ってたのかと

>アンブレラ社
小梅ちゃん大歓喜
CMに起用されたりイメージキャラクターになってそうだな

>>457
日本だけでは飽き足らず世界にまで影響力を持つマスプロ

これがヘレンさんの求めていた世界レベル…?

成人アイドル達がとあるトーク番組で「好きな人にしたい事・してもらいたい事」みたいなテーマで盛り上がりを見せる

それを見てる内に「そういえば…」と聞く話聞く話に心当たりがあることに気がつくP

>>462
え、それもう落ちまででてるんだけど
広げようないんだけど(困惑)

>>464
書いていく内に広がっていくかもしれないという希望的観測

>>454

【日曜日】

 チャンネル マスプロTV

春香「いやぁ、今日も響ちゃんは美味しい所一人占めだったね」

美希「美味しいって言っても、あぁいう〝美味しい〟は美希的にはちょっと勘弁なの」

千早「それよりも、亜美と真美のアレ……ふふっ、ずるいわ」

春香「笑ってるの千早ちゃんだけだったよ……?」

千早「くっ……ふふふっ……、みんなおかしいわ。あれで笑わないなんて」

美希「美希、千早さんの事は凄いと思うけど、笑いの沸点だけはどうかと思うの……」

春香「あはは……。っと、もう時間ですね。今週はこの辺で!」

美希「ばいば~い」

千早「っふふ……」

    提供

 メリエス・雪広財閥・魔法株式会社・マグガイヤー社・サーカム保険
 サイガグループ・コロニー公社・Global armaments・ブルーベリーストリーム航空
 ヒュー&ドリトル星間運輸・モンデンキント・パワフル物産・エリーゼ興行
 日本重化学工業共同体・ナイトメア(株)・ヴェクターインダストリー・ヴィンス
 トラディショナル重工業・黒の騎士団・トライデント・ディカルコーポレーション
 朱沢コンツェルン・アーガス・Front line・YPA社  他

この数分でとても架空の企業に詳しくなりました(白目)

>>460

【CM】

小梅「アンブレラ社の?」

P「CM」

小梅「や、やるっ!」

P「いいのか? 一度は歴史に残る不祥事をした企業だ。
  事務所は問題ないが小梅本人のイメージだって……」

小梅「だ、大丈夫、やる、やりたい」

P「……そうか、まぁそういうなら止める理由はないな。
 しっかりやってこい」

小梅「は、はいっ!」



―――

小梅「かさ?」

スタッフ「はい。これを」

 (白と赤が交互に塗られた大きな傘を渡される)

小梅「これを、もてば……?」

スタッフ「はい、それを持っていただいて台詞を言っていただければ」

小梅「わ、わかり、ました……」 キョロキョロ

スタッフ「どうしました?」

小梅「ぞ、ゾンビは……?」

スタッフ「……えと、いないですけど」

小梅「……」ずーん

ヒント 他


【美希と蘭子と未来】

 仮眠室

美希「……すーすー」

蘭子「……」

未来「……」

蘭子「……」かきかき トン

蘭子(眠れし闇の女王が覚醒し時、大地に災いが起こる)

未来「……」かきかき トン

未来(美希さんを起こしたら怒られるって事?)

蘭子「……」こくこく

未来「……」かきかき トン

未来(仮眠室を出ればいいんじゃ……)

蘭子「……」かきかき トン


未来(!?)

蘭子「……」かきかき トン

蘭子(張り詰めた静寂は時に秘めた力を解放する)

未来「……」かきかき トン

未来(面白そうだから?)

蘭子「……」こくこく

未来「……」かきかき トン

未来(でも、他の人とかどうせ来るよ?)

蘭子「……」かきかき トン

蘭子(試しの門は瞳を持つものにしか開かれぬ)

未来「……ん~?」 かきかき トン

未来(清掃中の看板を立ててきた、の?)

蘭子「……」こくこくこく

未来「……」かきかき トン

未来(迷惑かかるよ?)

蘭子「……」かきかき トン


未来「!?」


蘭子「……」かきかき

美希「……」じー

未来「……」

蘭子「……」

美希「なにしてるの?」

未来「あ……、おはようございます」

蘭子「お、おはよう……ございます」

美希「おはよ。ふわぁ……」

未来「早いですね……」

美希「うん、そろそろレッスンしようと思って」

未来「今日はもうないんじゃ?」

美希「折角事務所にスタジオあるから、自主レッスンなの。
    新曲のできにまだ納得いってないし」

蘭子「際限なき向上心……」

美希「で、二人はなにしてたの?」

未来「……ちょっと蘭子ちゃんと、遊んでまして」

蘭子「……」こくこく

美希「ふぅん、そんな時間あるなら他にやることあると思うけど……あふぅ。じゃあね」

 パタン

未来「……」

蘭子「……」かきかき トン


未来「……」かきかき トン

未来(結局、それなんなの)

蘭子「?」

未来「えー……」

>>462

【大人】

あずさ『成人組の~』

このみ・比奈『深夜にちょっとすいません!』

あずさ「みなさんこんばんわ、三浦あずさです」

このみ「馬場このみです」

比奈「荒木比奈ッス」

あずさ「……ふぅ、今日はなにを話すのかしら~」

比奈「トークテーマがいくつか机に置いてあるッス」

このみ「今夜のトークテーマ、一つ目は……これ!」

 「好きな人にしたい事・してもらいたい事」

比奈「おー、日菜子ちゃんが喜びそうな話題ッスね」

このみ「というか思春期の子向けのテーマよね」

あずさ「じゃあ深夜の番組らしい方向にしないといけませんね~」

比奈「深夜の方向性って……」

このみ「エロ?」

比奈「ちょ、ストレート過ぎないッスか?」

あずさ「あ、アダルト、とか他の言い方は……」

このみ「え、違った? ごめんなさいね」

比奈「一応アイドルッスから、自分達」

このみ「そかそか」

あずさ「ん~、でもそうね。してもらいたいこと……」

比奈「なんかありますか?」

あずさ「やっぱり、後ろからギュって抱きしめて欲しい、かな」

比奈「お、乙女ッスね……」

このみ「比奈ちゃんは?」


比奈「私はどっちかというとされたい事よりしたい事の方が浮かぶッスね」

あずさ「比奈ちゃんって尽くすタイプ?」

比奈「と言いますか……、未だに自分に自身がないもんで、尽くさないと、みたいな」

このみ「えー、比奈ちゃんは可愛いわよ? お姉さんが保障してあげる」

比奈「ッス」

あずさ「それで、どんなことしてあげたいの?」

比奈「ん……、やっぱり早起きして朝ごはん作って、起きた時におはようって言ってみたいッス」

このみ「比奈ちゃんの方が乙女じゃない!」

比奈「いやぁ、恥ずかしいッスねこれ」

あずさ「うふふ~、で、してあげたい人はいるの?」

比奈「うっ、それを聞きますか……」

このみ「こらこらさっき私に言っといてそれはダメでしょう?」

あずさ「あら、ごめんなさい。ではこのみさんは?」

このみ「私? 私は……、背中を流したりとか、添い寝とか?」

比奈「おぉ……、大人ッスね」

このみ「でしょう?」

あずさ「妹さん、懐いてますね~」

このみ「ちょっと!」

あずさ「うふ、うふふ~」

比奈「……アルコール入ってません?」

あずさ「まさか、そんな訳ないですよ~」

このみ「ちょっとあちこち大きいからって……」

比奈「その言い方はどうかと思うス」

おいこれ難易度高いぞ
あずささんがちぃとも動いてくれない

深夜番組ならではのアルコールで乗り切るんだ

しかしこのPが万一恋人が欲しいだの結婚したいだの言ったらどうなるんだろうな

>>498
事務所設営のスタジオならさけのまな大人達がトークに乱入していって

動いているように見えるかもしれない(苦し紛れ)

>>500
最後の一人になるまで血で血を洗う争いを見せるか

アイドル達が団結()して持てる全ての力を駆使して法律からいじっていくか

>>503
ガチにP大好きなアイドルが事務員に転向したりしますね

三週間ぶりの休みで九時間も寝てしまった
おはよう

>>494

あずさ「でもそうね、膝枕とかいいわね~」

このみ「膝枕か……してもらう方? する方?」

あずさ「そこはする方ですかね」

比奈「私はどちらかと言えば腕枕をしてもらいたいッスね」

このみ「あ~、自動的に添い寝になるわね」

比奈「え、あぁそうスね……事後、的な?」

あずさ「プロデューサーとしてどっちですか?」

P(カメラ)「ぶっ!?」

比奈「え、ちょそれはダメでしょ!」

あずさ「どうして? 男性の意見も気になるじゃない」

このみ「あー……」

比奈「いや、それにしても誤解を招きそうなんで」

あずさ「あらあら~じゃあ摘んでおいてください」

P「言われなくてもそのつもりだよ」

―――

比奈「で、なんの話でしたっけ」

このみ「んー、私はどっちがいいかしら」

あずさ「このみさんは抱き枕って感じですよね」

このみ「……あの、さっきから酷くない?」

比奈「あー、でも抱き枕もいいッスね……。なんか、包まれてる感じが」

あずさ「されたことあるの?」

比奈「え、……仮眠室で寝ぼけたプロ――」

P「……」(カンペを勢いよく上下させる)

比奈「……プロギャンブラーのレナさんに」

あずさ「ギャンブラーにプロってあるのかしら?」

このみ「そもそもレナさんってディーラーであってギャンブラーとはまた違うと思うわ」

いー加減ネタが浮かばなくなってきたなー(チラッ)

【TV】

友紀「あー! なんでチャンネル変えるの!?」

晴「野球よりサッカーだろ、いまW杯やってるんだぞ?」

友紀「他のところで見ればいいじゃん!」

晴「ここが一番テレビでかいんだよ」

友紀「だからって私が先に見てたのに……!」

美奈子「リモコンちょっといい?」

晴「ん? あ、はい――大人なんだから我慢しろよなー」

友紀「年上に遠慮してくれてもいいじゃん!」

美奈子「ピッっと」

晴「あ、ちょ、なにやってんだよ!」

美奈子「え? ウチのお店にこの間カメラが来てね、その放送日なんだー」

友紀「もー! 今は私が野球みてるの!」

晴「サッカーだっつってんだろ!」

美奈子「いいじゃん、すぐ終わるから、ね」

友紀「それでホームラン見逃したらどうするのさ!」

晴「いいじゃんかよ野球はパカパカ点入るんだから、サッカーの方が一点が貴重なんだぞ」

美奈子「あ、ほらほら。アイドルが居るお店特集!」

友紀「もーリモコン貸して!」

晴「酒臭いからあっちいけよ! つーか寮ロビーで飲むなってあいつも言ってただろ!」

友紀「談話室その3はバーになっちゃってテレビないんだもん!」

美奈子「あ、お父さんだー。……ほらほら! 私でた私!」

晴「また清美さんに怒られるぞ!」

友紀「野球と酒、この組み合わせの前には全てが無力!」

千早「……なにやってるんですか?」

美奈子「あー、千早ちゃん。見てみて、私」

晴「それでこの間も正座させられてただろ?」

千早「これが佐竹さんのお店ですか」

友紀「バレなきゃいいの!」

美奈子「うん! こんど千早ちゃんも来て」




晴「オレがちくってやるからな!」

千早「えぇ、機会があれば是非」

友紀「ひどいっ! って、もうこんな時間!」

晴「なんだ、寝る時間か?」

友紀「なんで!? 夜はまだこれからだよ!」

千早「あぁ、そういえば今夜は夏のマスプロオールスターバラエティでしたね」

晴「あーそっか、リモコンどこだっけ?」

美奈子「ここー、えいっと」

 最終的には仲間のでてる番組に落ち着くようです

ふしぎなくすり飲まされて(飲まされて)
渋谷(凛)が海を見ちゃったの~!


【イブ・サンタクロース】

 一年半前 冬

P「ただいまー」

伊織「あらお帰――」

ブリッツェン「ぶもー」

伊織「ひっ!? な、なにそれ!?」

P「スカウトしてきた」

伊織「は、はぁ!? そのなんだかわからない生き物を!?」

P「違う違う、こいつはその子のペットというかなんというか……ってかイブ? どこいった?」

イブ「は~い。イブ・サンタクロースです~、よろしくお願いしますー」

伊織「サンタクロース? 凄い名前ね」

P「あぁ、この子は本物のサンタクロースなんだ」

伊織「……は? サンタなんて居るわけ無いじゃない」

イブ「居ますよ~、ここに」

伊織「そりゃ苗字がそうなだけでしょ?」

P「いやいや、本当に。俺はブリッツェンのひくソリで空を飛んだぞ」

ブリッツェン「ぶもー」

P「ほら、こいつもそう言ってる」

伊織「わかんないわよ……」

P「じゃあ乗って見るか? いいよな?」

イブ「いいですよ~」

伊織「ほ、本当に?」

P「あぁ、ソリは外に置いてある」

イブ「さぁいきましょ~」

伊織「あ、ちょっと引っ張らないでよ!」

P「まぁまぁ、一回だけ騙されたと思って」

伊織「もー、馬鹿らしいわね……」

 (外のソリに座らされる伊織)


イブ「いきますよー?」

伊織「あーはいはい。やれるものならやってみなさいよ」

イブ「じゃあブリッツェン、行ってくださ~い」

ブリッツェン「ぶもー!」

P「いってらっしゃーい」

 (ソリが僅かに宙に浮き、ブリッツェンの足が虚空を踏む)

伊織「……え、えぇっ! 嘘でしょ!? なによこれ!」

 (高度はゆっくりと上昇し、自転車程度の速度で前進を始める)

イブ「はいよー!」

 (イブの掛け声と共に速度が上がり、都会の空にその姿は溶け込む)

伊織「本当に空飛んでる……、っていうか寒い! 私コートも何も着てないんだけど!」

 (冷たく凍った空気が伊織の頬を叩く。冷えと風圧で目も僅かにしかあかない)

伊織「……あっ」

 (しかしそれも束の間、やがて十分な高度に達したソリはゆっくりと速度を落とす)

伊織「……綺麗。本当にあなたサンタクロースなのね」

 (幾分楽になり、意を決して瞑っていた目を開くと、一頭のトナカイが一人の少女に手綱を握られ
  都会の光る街を眼下に空を駆けていた)

イブ「はい~。いい子にしてたらプレゼントをあげますよ~」

 (振り向いた少女は、この寒さにもビクともせず笑顔でそう言った)

伊織「……いらないわ」

イブ「?」

 (不思議そうに首を傾げる目の前のサンタクロースに)

伊織「もう、十分もらったもの。にひひ、これはみんなに自慢できる経験よね?」

イブ「うふふ~、そうかもしれませんね」

 (ソリは、しばらく空を飛んでいた)

―――

P「おー早い早い、一度経験してもやっぱり信じられんな」

愛「プロデューサー! いまなにかが事務所から飛んでいきませんでした!?」

P「ん~? あぁ、サンタクロースだよ」

愛「サンタクロース……、えっ? 本物ですか!?」

P「おう、お前もあとで乗せて貰ったらいい」

愛「いいんですか!? やった! みんなにも教えないと!」

P「みんな? って、おい!」

 (かけていく愛。その方向には仕事を終えて戻ってきたアイドル達)

P「……来て早々大変だなイブ」

 (愛の報告に半信半疑だったり飛び跳ねて喜んだりまるで相手にしてなかったり
  様々な反応をしながらこっちへ向かってくるアイドル達)

P「夢を与えるアイドルに夢を与えてくれるサンタさんか……」


―――

 その夜、マスターズプロダクションの達がやっているブログ、twotter等には
打ち合わせたかのように全員がこう書いていた。

『サンタクロースは本当に居た』

『ソリで空を飛びました』

『サンタはおじさんじゃなくて女の人』

 ファン達はアイドル達のほんのささやかなクリスマスの遊び心。
そう受け取った、本当にサンタに会ったとは誰も思わなかった。

 真実はアイドル達だけが知っています。

なんかちょっと真面目になった

http://7shihokanko.web.fc2.com/hp/idol/index.html

超簡素になったけどな!

全員のブログをそれっぽく作ろうかと思ったけどしんどいにも程があった
あと250人分のタイトル作るのも無理ゲーだった

あ、はいごめんなさい
こんなことやってる場合じゃなかったですね


【他所でのP】

悠貴「ふんふんふふ~ん」

大物「……」

 (肩と肩がぶつかる音)

悠貴「きゃっ! す、すみません!」

大物「とと……大丈夫かい?」

悠貴「あ、はい。余所見をしていて、ごめんなさい」

大物「いや、いいけど……。君見ない顔だね、新人?」

悠貴「はい、乙倉悠貴といいます」

大物「ふぅん……、ねぇ君よかったらこの後お茶でもどう?」

悠貴「え、えと、プロデューサーさんを待たせてるので」

大物「大丈夫だって、俺から言っておくよ」

悠貴「ごめんなさい、本当に」

大物「……君、俺のこと知ってる?」

悠貴「え? はい、知ってます」

大物「なら、わかるでしょ?」

P「ちょっといいかい?」

悠貴「あ、プロデューサーさん!」

大物「あ? なんだよ引っ込ん……」

P「……あんた、俺のこと知ってる?」

大物「そ、その……はい」

P「以前にも言いましたよね? ウチのアイドルにちょっかいだすなと」

大物「えっと……」

P「悠貴大丈夫か?」

悠貴「はい」

P「なにもされてないか? されたなら言ってくれ、俺が”処理”しとくから」

大物「ひっ」

悠貴「だ、大丈夫です。なにもされてないですからっ」

P「そうか」

大物「あなたのアイドルだとは知らなかったんだ! 本当だ!」

P「……ウチの新人はあちこちに居ますから、そもそもどこのアイドルだろうと余計な事をしないように」

大物「わ、わかった……」

 (その場から走り去る大物)

P「じゃあ行こうか」

悠貴「あ、あのプロデューサーさん。処理って一体」

P「ん? あぁ、事務所から正式に向こうの事務所に抗議するってだけだよ」

悠貴「なんだ……びっくりしました」

P「ははは、なにをすると思ったんだ?」


【会議のお話】

千早「おはようございます」

P「おうおはよう千早」カタカタ

小鳥「P君これ間違えてる」

P「え、どこ?」

小鳥「いいわよ、こっちで直しておくから」

P「悪いな、ありがと」

小鳥「気にしないで」

千早「……」 じー

P「ん? どうした千早、俺になんか用か?」

千早「……いえ」

ちひろ「あれ? このデータ」

P「どした?」

ちひろ「入力が終わってるんだけどP君やった?」

P「あぁ、ちょっと手が空いたから片付けといた」

ちひろ「そうなの? ごめんね」

P「おう、気にすんな」

千早「……失礼します」



 机の下

輝子「ふひ……どう思う?」

乃々「どうかと思うんですけど……」

美玲「なんでまたウチまで……」

輝子「し、親友と……ち、ちひろさん達」

乃々「明らかに、距離縮まってるんですけど……」

美玲「狭い……」


―――

みく「と言う事があったらしいにゃ!

のあ「なので急遽第一回アイドル特別会議を開く運びになったわ」

みく「議長のみくにゃ!」

のあ「副議長の高峰のあよ」

みく「……なんでのあにゃんソフトクリームくってるにゃ?」

のあ「暑いもの」

みく「ていっ!」

 (みくが後頭部をはたく音)

のあ「ぶっ……」

 (ソフトクリームを顔面に押し付けられる)

のあ「……みく、お返しよ」

 (手に残っているコーンを握りつぶしてその手でみくの顔面を掴む)

みく「ぬががが!」

―――

律子「はい、二人が役に立たないので」

みく「ひどいにゃ」
のあ「心外だわ、みくの所為なのに」

律子「……新議長の秋月です」

莉緒「副議長の百瀬です」

このみ「はい」

律子「このみさん」

このみ「べつに一々騒ぐ事じゃないでしょ?
     あの三人って付き合い随分長いのよね?」

あずさ「プロデューサーと音無さんは同じ時期に入社してるので7年ですね」

律子「ちひろさんはその2年後ですね」

このみ「同い年でそれだけ同じ職場でやってたらタメ口にくらいなるでしょう?」

みく「問題はどうして急にって所にゃ!」

輝子「ふひ、……親友達は、元々三人だけならあんな感じだったよ……」

莉緒「そうなの?」

乃々「森久保達が机の下に居ることを知らない時は……」

千早「でも、今朝は私が居たのに変わりなかったわ」

杏「キャラ変えるのが面倒になったんだよ」

このみ「でも何年も公私を分けてたのになんで急に、ってことかしら」

律子「というか、ちょっと前までむしろぎこちなかったですよね」

美玲「付き合って机の下に居ても息が詰まりそうだったし」

杏「それは三人で机の下に居る所為じゃない?」

美玲「いや、そういう詰まり方じゃなくて……」

ごめんぬ


愛「じゃあ仲直りしたからじゃないんですか?」

あずさ「そうね。一度喧嘩して、仲直りできれば前より親しくなるものね」

千早「そういう感じでもなかった気がしますが」

みく「気になるにゃ気になるにゃ!」

のあ「なぜ?」

みく「え?」

このみ「なぜって……ねぇ?」

莉緒「え、こっちに振らないでよこのみ姉さん」

杏「というかさ、まぁ話の内容があれだからついでにぶっちゃけて聞いちゃうけど」

律子「なにかしら?」

杏「本気の人間って、どれ位いるの?」

美玲「……あー」

乃々「も、森久保はそういうのは……」

愛「私! アイドルはいつでも本気ですよ!」

千早「ちょっと、大人しくしてて」

愛「はい!」

飛鳥「……それを聞いてどうするんだい?」

杏「ん?」

飛鳥「本気かどうかなんて、当の本人にしか確認の取りようのないものだよ。
    いや、本人だって気づかない事もしばしばある。
    大事なのは自分の気持ちだと、ボクは思うけれどね」

輝子「し、親友は、親友であればいい……」

飛鳥「うん。君がそういうならそうなんだろうけど、それが事実かどうか
    実際に確認を取る手段なんてボク達は持ち得ない」

あずさ「そうよね、わからないもの」

横山奈緒「というか、気になるんやったら本人にきいたったらええねん」

笑美「せやせや! ウチらが考えたって答えでる訳やなし」

みく「みくもそれがいいと思うにゃ」

律子「か、関西組はアグレッシブね……」

のあ「じゃあみくが聞いてきなさい」

みく「え、嫌にゃ」

莉緒「っていうかみくちゃんじゃ適当にはぐらかされちゃうでしょ」

千早「じゃあ誰が行きます? 私は嫌です」

律子「事務所がまだ小さい頃に分不相応な仕事を持ってきたあの人の口八丁手八丁を抜けられるの居る?」


杏「そういう面倒なのパス」

笑美「わらかして来いって言うならまだ……」

このみ「というかやめない? いいじゃない大人なんだし、アイドルでもないんだから誰と付き合おうが」

愛「誰と……、そういえばプロデューサーってどっちと付き合ってるんですか?」

あずさ「え、どっちって……どっち?」

乃々「森久保に聞かれても……」

飛鳥「まさか両方と言う事はないだろうね?」

奈緒「それはアカン! 男としてあかんで!」

千早「あの人がそういう不誠実な事をするとは思えないけれど」

律子「仮にそうだとしたら……」

みく「ふ、二股の屑野郎にゃ!」

 バンッ

P「おう、誰が二股の屑だって?」

杏「……プロデューサー」

のあ「みくが言ってたわ」

みく「ちょ、ちょっと待つにゃ! それはあまりにも酷いにゃ」

P「つーかお前らそういう会話は寮でやるか、せめて会議室とか使えよ……。
  なんでよりにもよって隣の談話室(その1)でやるんだ?」

律子「し、仕事が残ってるメンバーが多かったので」

P「その辺の気遣いできるなら、そもそもやらないで欲しかった……」

愛「プロデューサーって二股なんですか!?」

P「違うよ! どっちとも付き合ってないって、お前らにダメって言ってる以上俺もしないよ」

このみ「でもそろそろした方がいいんじゃない? もう三十路なんだから」

P「お前それ二人に言ってみろよ」

このみ「……あー、ごめんなさい」

P「とにかく解散しろ馬鹿共」

「はぁーい」

―――

P「で、なんとかなったけど」

小鳥「まさかこんな事になるとは」

ちひろ「やめて……年のことは……」

P「とにかく、アイドルも色々思う所があるようで」

小鳥「……P君がさっさと選べば済む話じゃ」ぼそ

P「……それは、すまないと思ってる」

ちひろ「なんで日本は一夫一婦なんだろうねー……?」

P「やめよう、その話を始めると大変な事になる」


【ドロケイ派? ケイドロ派?】

 IDOL AIL@ND

P「みんなお疲れ、到着だ」

春香「へー、いい所ですね。この時期なのに寒くないです」

P「夏は夏でそこまで暑くないしな、いい島だ」

亜季「右よし、左よし……クリア!」

P「おう、島全部クリアリングした後だよ」

亜季「なんと!? で、では自分はなにをすれば!」

P「休め、その為に来たんだから」

亜季「サーイエッサー!」

桃子「あそこが宿泊施設?」

P「あぁ、立派なもんだろ?」

亜子「立派っちゅうか、帝国ホテルみたいやん……いくらかかったん?」

P「聞くな」

桃子「あっちの建物は?」

P「夏場はともかく冬場は海で遊ぶってわけにもいかないからな、
 娯楽施設だ。室内でよければスキーもできるぞ」

真「本当ですか!? やーりぃ!」

P「ちなみに室内プールもある」

亜子「お、お金が湯水のように」

P「金は使ってなんぼのもんだ」

秋月涼「ぷ、プロデューサー……」

P「ん? あぁ、悪いけどお前は俺と同じ部屋な?
  部屋にトイレとシャワーあるから、それで勘弁してくれ」

涼「あ、わかりました……一緒の部屋……えへへ」

P「それと、明日はレクリエーションを予定してるから」

茜「レクリエーションってなんですか!?」

P「全員でドロケイをやる。……ん? ケイドロか?」

茜「島全体でですか!?」

伊織「凄い大規模ね、遭難者でるんじゃない?」

P「一応そういうことがないように島全体に監視カメラをしかけてある」

晶葉「カメラのデータはこちらで確認してある、万が一がないようにしよう」

伊織「へぇー大したものね」

P「そうでもないさ。それよりさっさと荷物運んで温泉にでも入ってきたらどうだ?」

伊織「温泉があるの?」

P「あぁ、ここも日本だし地下には湯脈があるみたいだから掘ったんだ」

楓「温泉でお酒、ふふっ最高ですね」


【とにかく追いかける側と追われる側でやる奴】

 朝

P「という訳で、今日はみんなでドロケイドロをやります」

律子「なにそれ」

P「どっちが正しいかがわからないから」

未来「チーム分けはどうするんですか?」

P「こっちで決めた。文句があったら言ってくれ。
  ……え~と、まず真、あずさ、貴音、亜美、真美、
  愛、秋月涼、環、昴、野々原茜、日野茜、きらり、真尋
  あやめ、あい、真奈美、こずえ、芳乃、愛海、のあ、クラリス」

P「以上が追いかける側な」

絵理「……バランス悪い?」

P「確かに人数が少ないとは思うけど、広いし参加人数が多いからな」

歩「いや、逆だって。追う側にほとんど持っていかれてるって」

未来「逃げられる気がしないです」

愛海「追いかける……ふひひ、これはこれは楽しい予感が……」

P「鬼が胸に触ったら罰ゲームがある」

愛海「横暴だ!」

P「アイドルを守る為のルールだ」

真「へへっ、腕がなりますね」

P「あ、あと雪歩は穴掘るの禁止な」

雪歩「え、えぇぇっ!」

P「鬼が落ちるかもしれないし危ない。あと西側には昔の民家とかあるけど入るなよー」

このみ「あら、どうして? 隠れるのに最適だと思うけど」

P「アスベストが怖いからな」

響「あすべすとってなんだー?」

ちひろ「石綿の事よ、昔の家に使われてるけど有害だからって禁止になったの」

P「えー、鬼に捕まったらアウト。制限時間は2時間、逃げ切ったものにはご褒美がある。
 鬼側も捕まえた人数に応じて褒美がある。以上、頑張ってくれ!」

小鳥「みんなが逃げて五分後に鬼が追いかけに行きますよー」

乃々「たった五分とか……むぅーりぃー……」

P「じゃあスタート!」

次の投下は今日の夕方杉だよ!

ただいまー
めちゃ残業させられたわ


―――5分後 南部森

 木の上

麗奈「……」


こずえ「んー」

あい「みんな随分と遠くに逃げたようだね」


麗奈(……二人、常緑樹。見上げられてもすぐにはバレないはず……)

こずえ「あそこなのー」

あい「ん?」

麗奈(!?)

あい「……なるほど麗奈君か」

麗奈「嘘でしょ!? 一瞬で!?」

あい「ふふっ、舐めて貰っては困る」

あい(だがどうしたものか……、変に追いかけて落ちられても困るがこずえ君を登らせる訳にもいかない)

あい(高さは4m弱、落ちれば怪我するが命に別状はなく、
   ジャンプや肩車では届かない……いい高さだ)

麗奈「……! ふふっ、登ってこないのかしら? ま、登ってきたら全力で逃げてやるけどね!」

あい「……困ったな」

こずえ「あー……」

あい「? あれは……おーい!」

真「と、どうしました?」

麗奈「くっ、追加!?」

あい「あそこに麗奈君がいるんだが……いけるか?」

真「あー……なるほど、いけますよ」

 (あいが木に近づき背を向ける。腰を落とし両の手を組む)

あい「いつでもきたまえ」

 (真がそれに向かって走り、あいの手の平を踏んで跳躍する)

真「せいっ!」

麗奈「きゃあ!」

真「捕まえた!」


  ―――小関麗奈 OUT


――― 同じく森の中 深部

亜季「……私を逃げる側に回すとは人が悪い……」

亜季「鬼側の人材を見るに全滅させる気満々なのでしょうが、そうはいきません」

 (地に伏せ、全身に葉をかぶし顔に迷彩色の塗装を施している亜季)

亜季「この任務、私の勝ちです……」

あやめ「果たして、そういきますかな?」

亜季「っ!? 何故、鳴子は……」

あやめ「あやめは忍者ですゆえ、あの程度は……」

あやめ「そもそも、隠れるのが主任務であり。潜伏強襲ができないこのゲームでは
     鳴子など自身の場所をさらけ出すだけです」

亜季「……と、思っていただけると思っていたであります!」

 (亜季が立ち上がると同時、手に持っていた紐が引かれあやめの足を掴み宙へ引き上げる)

あやめ「な、なんと!?」

亜季「息を殺し、耐え忍ぶだけでは勝ち残れないであります!
    なに、すぐ鳴子の存在に気づいた誰かが助けてくれますよ」

 (その場を駆け去る亜季)

あやめ「くっ、一生の不覚。ですが、助けを待つまでもありません!」

 (腰元から引き出したクナイでロープを切り降りる音)

あやめ「必ずや捕まえて見せますよ……亜季さん」


――― 十分後 スタート地点直近の浜

亜美「どーする?」

真美「とりあえず的しぼろーか」

亜美「体力的に大人はむずかしーよね?」

真美「あとは行動を読みやすい子を狙って……」

亜美「……よし、ダブル桃ちん行こうか!」

真美「だねー、両方結構意地っ張りだし、ドロっぽい所とか虫の多い森にはいかないっしょー」

亜美「池や海の中もないってなると」

真美「中に入れないとはいえ隠れるところの多い民家周辺?」

亜美「じゃあ亜美は北側から回るから」

真美「真美は南からね!」


―――同刻 宿泊施設付近

輝子「あうっ」

小梅「ひゃっ」

乃々「うぅっ」

育「つかまっちゃったー」

やよい「だめでしたー」

涼「はい、五人タッチ」

美玲「お、おいいきなりみんな捕まったぞ!」

幸子「想像以上に足が速いですね……、すみませんがボク達は行きます!」

美玲「う、ウチを置いていくな!」

涼「……はぁ、じゃあみんなはプロデューサーの所へ行ってて……私は二人を追いかけるから」

乃々「な、なんだか楽しそうなんですけど」

涼「そ、そうかな?」

涼(女の子相手だと僕でも余裕で追いつけるから……とはいえないよね)

 (涼が全力でダッシュして行く音)

輝子「ふひ、は、速いな……」

 ――― 星輝子 白坂小梅 高槻やよい 森久保乃々 中谷育 OUT 


――― 中央エリア 池周辺

貴音「……ふむ、こちらに居るのは間違いない筈なのですが」

貴音(一定の距離を保たれてますね……察知されてるにしても遠くに逃げればよい筈)

貴音(姿を見られている気配はない……、それに逃げる方向も一定……これは)


 50m先 風下

志希(? 動きが変わった、回り込むように……これは……)

志希「ん~、匂いで察知してるのバレちゃったかな~?」

志希(追いかけてきてるのは貴音ちゃん一人なのは間違いない。
    一応風下からの襲撃に備えながら移動しよっかにゃー)


貴音「……」

貴音(間違いありません、匂いで居場所を特定されていますね)

貴音「……」くんくん

貴音(わたくしは、そんなに匂うでしょうか……?)しょんぼり


――― 開始から20分後 森、深部

拓海「はぁっ……はぁっ……!」

 (森の中を息を切らしながら走る音)

拓海(くそっ、くそっ……ありえねぇありえねぇ!)

拓海「はぁっ……はぁっ……!」

拓海(足の速さ的にも追いつけない筈だ! 痕跡だって残さないようにしてる!)

拓海「なのにっ……」

 (森が開けて海が見える)

拓海「なんで毎回お前がいるんだよっ!?」

あずさ「あらあら~? ふふっ、迷ってたら丁度先回りしちゃったみたいね~」

拓海「くそっ……うっ」

 (膝がわらいよろける)

あずさ「はい、たーっち。ってやよいちゃんみたいね」

拓海「……ちくしょう」

    向井拓海 OUT


―――25分時点 北区 岩場

響「そっか、芳乃が近づいてきてるんだな。オウ助ありがとう」

響「ん? どうしたブタ太……え、クラリスも近いのか!?」

響(まっずいなー、このままあっさりつかまる訳には行かないし)

響「いぬ美、ワニ子、足止め頼むさー! 合流はD地点だぞ!」

いぬ美「わん!」

ワニ子「……」こくこく

響「じゃあ後でな! みんないくぞ!」

 (動物達を連れて走っていく響。いぬ美とワニ子は指示された方向へ)

――― 響が居た場所から200m地点

芳乃「はて?」

いぬ美「わんわん!」

芳乃「そなたはいぬ美殿でして~、つまり、この先には響殿がいるのでして~」

いぬ美「わん!」

芳乃「……わたくしは、進まねばならぬのです。どいてくださいませ~」

いぬ美「……わん!」

芳乃「……」

いぬ美「……」すごすご

 (道を譲るいぬ美)

芳乃「では、先にすすみませ~」


――― 正反対250m地点

クラリス「……」

ワニ子「……」

クラリス「どいていただけませんか?」にっこり

ワニ子「……」こくこく!

クラリス「聞き分けのいい子でよかったです」


―――同刻 廃村エリア

桃子(ここは間違えたかも……、死角が多いし埃っぽい)

桃華(家に入るなというルールがなければまだしも、逃走ならともかく潜伏には向きませんわね)

亜美「みつけた!」

桃子「しまっ!」

真美「たーっち!」

桃華「あぁっ……、つかまってしまいましたわ……」

亜美「んふふ~、亜美達から逃げようなんて十円はやいよ~」

桃子「ぐぬぬ……、屋根から下りてくるなんて……」

真美「次はどうする~?」

亜美「ここに逃げてきた人を狩ればいいんじゃない?」

真美「それ採用!」

桃子「狩るって、あんた達ね……」

桃華「くぅー、Pちゃまのご褒美が……


  ―― 櫻井桃華 周防桃子 OUT


―――東部 海岸線

雪歩「……」

愛海「いや、あの、本当に……なんもしないんで」

雪歩「……」

愛海「ポンと肩か背中タッチするだけなんで」

雪歩「……」

愛海「なので、その……スコップしまってもらえませんかね?」

 (スコップを胸の前に構える雪歩と逃がさない程度に距離を詰めながらも引き気味の愛海)

雪歩「そ、そういってまた……」

愛海「いや、本当に! いまさらなにを信じろっていうのかも知れませんが
   今日は本当になにもしないんで!」

真「あれ? ……愛海に雪歩?」

愛海「あ! 丁度――

雪歩「真ちゃん! 助けて!」

愛海「え、えぇぇぇっ! それ洒落にならなっ」

真「あつみぃぃ!」

愛海「私、今日なにもしてな――ぐはっ!」

 (真が愛海を取り押さえる。  その隙に雪歩逃亡)

愛海「あー! 逃げた! 逃げちゃいますよ!」

真「あっ……、雪歩に嵌められた!? ……愛海ごめん」

愛海「わ、わたしなにもしてないのに……」


――45分経過

 『45分経ちましたので経過報告です。
  現時点で捕まったアイドルは62人!
  このままのペースじゃ全員捕まえるのは無理だぞ~?』

真奈美「……ふむ、芳しくないな」

有香「ずいぶんっと! ……余裕です、ねっ!」

 (有香の拳が空気を切る音)

真奈美「それはそうさ、私と君では土俵が違う」

 (真奈美の伸ばした腕を大きく距離をとって回避する有香)

有香「くっ……」

真奈美「触れれば勝ちの私と、私を追跡不能にして逃走しなければならない君とでは」

有香(癖で咄嗟に反撃したはいいものの、確かにこれでは時間の問題……)

真奈美「放送を聞いただろう? 君一人に時間をかけてはいられないんだ」

有香「……っ!」(くるっ!)

真奈美「これで、終わりに――

 (火薬が連続で破裂する音)

真奈美「な、なんだ!? 銃、亜季君か!?」

アーニャ「урааааа!」

有香(いまだっ!)

真奈美「しまっ……!」

有香「アーニャさん! 助力感謝します!」

アーニャ「Не за что. ……どういたしまして」

真奈美「くそっ、待て!」


――― スタート地点付近

のあ「……捕まえたわ」

留美「くっ、盲点だと思ったのに」

のあ「私を誤魔化すにはまだまだ足りないわ」


杏「はぁはぁ……

きらり「にょわ? 絵理ちゃんみーっけ!」

絵理「あう……見つかった?」

きらり「きらりがみつけたー!」

杏「はぁ……はぁ……」

絵理「……?」

杏「な、……なに、……みてんのさ」

絵理「そんなになるまで逃げたの?」

杏「……うるさいなー」

きらり「二人捕まえてはぴはぴ!」

 ―― 和久井留美 双葉杏 水谷絵理 OUT


『一時間経過、現時点で78名が捕まったぞー
 まだ3分の1以下だ。……なので、鬼側”本気”で捕まえるように
 逃げる側も”本気”で逃げろよー』

あやめ「……きましたか」



真奈美「本気で、と着たか」



愛「本気でやっていいんですか!?」



茜「限定解除きた! よっしいっくよー!」


―――

律子「はぁっ、はぁっ」

あやめ「……」

律子「さ、流石に速い……けど……」

あやめ「……ふっ」

律子「……ここで、……!?」

 (律子の目の前にあやめがでてくる)

あやめ「はい捕まえました」

律子「な、な、なんで急に目の前に!? 瞬間移動!?」

あやめ「いえいえ瞬間移動などでは――

あやめ「ありませんよ」

律子「……あ、あやめが二人」

あやめ「限定解除されましたゆえ」
あやめ「分身の術を使わせていただきました」

律子「ちょ、ステレオで喋らないで!」

あやめ「ふっふっふ、今回のVIPはあやめに決まりです!」


――― 北部洞窟

美優「本当に大丈夫かしら……」

春香「大丈夫ですよ。……多分」

横山奈緒「それ、フラグっちゅうんや……」

 (入り口付近で誰かの足音)

春香「っ、静かに!」

美優「だ、誰……?」

奈緒「こっち側やったらええんやけど……」


愛「誰かいますかー? いきますよー? ……すぅぅぅ」


春香「やばっ……耳ふさ――

   ボイスキャノン
愛「≪声帯砲≫ !!!!」

 (音が空気の大砲となって閉鎖された洞窟内を揺らす)

美優「きゃぁぁぁぁ!」

奈緒「うわぁぁぁあ!?」

春香「あわわわ!」

 (そして、天井部から落ちてきた石がなくなり静かになると)


愛「やっぱり人が居たんですね。これで三人捕まえました!」

 (失神した三人の姿があった)


日野茜「ボンバー……トラーッイ!」

千早「ちょ! や、やめて日野さ――


野々原茜「やっふー! 志希さんゲットー!」

志希「にゃふー……スケートはずーるーいー」

茜「用意のよかった茜ちゃんの勝ちー!」


こずえ「あそことー……あそこにもいるの」

あい「なるほど、凄い精度だな」

こずえ「あ、あとあっちにもー……」

あい「わかった、捕まえてくる」

伊織「うわ、来ないで!」

風花「ごぼっ……ぶくぶく」

アーニャ「Так ли это, жалко…….」


真「っし、捕まえた!」

雪歩「うぅ~、捕まっちゃいましたぁ」

愛海「はぁ……はぁ……しんどかった……」


のあ「……」

クラリス「……」

芳乃「……」

このみ「……い、命だけは」

早苗(こ、この子達こわー……)


仁奈「うわぁー捕まったでごぜーます」

薫「うぅ、せんせぇー!」

エミリー「平常心じゃダメでした……」

亜美「よしよし、スコアアップ!」

真美「悪役っぽくていいNE!」



『経過報告 残り5人だぞー』


『残り15分頑張れよー』

のあ(五人……?)


真奈美(……ここまで減っても誰が残ってるのか言わないのか?)


あい「しまったやられた!」

こずえ「?」

あい(誰が捕まったか知らせず、私達が連絡を取る手段が無い以上
    生き残りが誰か知ることはできない……、それはつまり知られたらまずいということ)


あやめ(決して捕まった人数と残りの人数を合わせて言わないやり方……謀られましたな)


涼「……プロデューサー、音無さん、ちひろさん」

P「どうした? お前は探さなくていいのか? 時間がないぞ」

真「……少なくともここに三人います」

小鳥「あら、バレちゃった?」

   P『こっちで決めた。文句があったら言ってくれ。
     ……え~と、まず真、あずさ、貴音、亜美、真美、
     愛、秋月涼、環、昴、野々原茜、日野茜、きらり、真尋
     あやめ、あい、真奈美、こずえ、芳乃、愛海、のあ、クラリス』

   P『以上が追いかける側な』

涼「それはつまり、逆を返せばそれ以外が追われる側ってことですよね?」

 (気づいて鬼達が戻ってくる)

真「っと、おしゃべりの前に……タッチ!」

涼「タッチ、です」

ちひろ「はい、捕まっちゃいました」

P「という訳で放送だな」

 『経過報告 残りは柊志乃 高橋礼子の二名だ。時間はあと5分』

あい「はぁ……はぁ……、あの二人か」

愛海「えー、でももう調べる所無くない?」

こずえ「……」

クラリス「? なにを見ているのですか?」

こずえ「……ねるとこー」

貴音「……! あ、貴方様」

P「どうした?」

貴音「民家は立ち入り禁止、と言っておりましたね」

野々原「……あっ!」

昴「そういう事かよ!」

 (全員が走って宿泊施設へ向かう)

P「……間に合うかな?」

小鳥「さぁ?」


――― バーラウンジ

バンッ

真「いたー!」

志乃「?」

礼子「……」ごくごく

愛「お酒飲んでる……」

あい「捕まえ――

『タイムアップでーす。勝者は柊志乃、高橋礼子の両名となります』

最近キーボードに伏せって意識失ってるパターン多いわ
ただいま

>>649

―――

P「みんなお疲れー!」

 (一部を除いてぐったりしている面々)

ちひろ「あら、死屍累々ですね」

あい「……まさかあの二人が逃げ切るとは」

小鳥「逃げ切る、というか最初から最後までずっとあそこで飲んでたからね」

P「で、志乃さんと礼子さんだが。ご褒美はなにがいい?」

志乃「……お酒?」

礼子「宴会?」

愛「ずっと飲んでたのにですか!?」

真「ちょっと信じられないなぁ」

P「まぁとりあえずわかった。で、鬼側の上位三名だが」

小鳥「1位芳乃ちゃん2位あやめちゃん3位あいさんね」

あやめ「な、……負けましたか」

P「で、芳乃はなにか欲しいご褒美あるか?」

芳乃「? わたくしはそなたの望まれたとおりに鬼の役目をこなしただけでして~
    ゆえにわたくしが褒美を望むことなど~」

ちひろ「あら、……じゃああやめちゃんは?」

あやめ「わ、私も主君の命に従い働いたまで、ましてや1位を逃した身なれば褒美などと」

小鳥「じゃあ3位のあいさん?」

あい「あー……私の成績の半分以上はこずえ君の手柄だ。よければ彼女に聞いてやって欲しい」

P「そうか? じゃあこずえはあるか?」

こずえ「……みんな、なかよくー」

P「ふむ……、志乃さんがお酒、礼子さんが宴会」

ちひろ「で、こずえちゃんが仲良く、と」

小鳥「じゃあ今夜はみんなで仲良く大宴会ですね」

P「そういうことで! じゃあみんな改めてお疲れさん! 解散!」

 という運びで、ここでしかできないであろう大規模な宴会が開かれました。
 なお、今回のイベントは編集を行われマスプロTVにて新春スペシャルとして放送されました。

これだけ投下すれば丁度よかったのに本当にごめんなさい

>>494

このみ「でもそうでしょう?」

あずさ「はい?」

このみ「色々とできるでしょ、大きいほうが」

比奈「いろいろって……」

あずさ「エロエロ?」

比奈「ちょっ、本当にあずささんしっかりしてください!」

このみ「でもそういう事じゃない」

比奈「まぁそうかも知れないですけど……」

あずさ「挟んだりね」

比奈「……どうしたんスか? 今日は」

このみ「CMの間に飲むから」

比奈「あ、言っちゃうんスねそれ」

あずさ「でも実際はどうなのかしら?」

 (机の上のトークテーマの中から「好み」と書かれた物を取る)

比奈「なにがッスか?」

あずさ「年を重ねるごとに下に下にって言うじゃない」

比奈「下に?」

このみ「角度が?」

比奈「か、角度? ……ぶふっ」

あずさ「そうじゃなくて、胸から腰に行って」

このみ「あぁ、お尻から太ももにって言う奴ね」

比奈「角度って……んふっ」

このみ「落ち着いて比奈ちゃん」

比奈「落ち着くべきなのはあんたらッスよね!?」

あずさ「大丈夫よプロデューサーさんもなにも言ってないから」

比奈「いやいやいや! あれはもう面倒だから後で摘めばいいやって言う諦観ですよ!?」

このみ「よっこいしょっと……」

 (このみが立ち上がりセットに置いてある冷蔵庫からビールを取り出す)

比奈「あ、もうCM待たないんスね」

あずさ「私の分もー、比奈ちゃんは?」

比奈「……いただくッス」


このみ「で、どうなのかしら?」

比奈「あーどうなんでしょうね」

あずさ「手のひらを広げて親指が十代って言うわよね」

比奈「え、そっちッスか」

このみ「じゃああそこのスーツマンは中指だから……」

比奈「あの……中指をあわせて見るのやめましょう」

あずさ「遠近法的に凄い大きさに……」

このみ「腕くらい?」

比奈「なんなんスかあんたら」

このみ「あーでも私ももっと身長と胸が欲しいわ」

あずさ「このみさん位のが好みの人も世の中には一杯いますよ、ね?」

比奈「私に振りますかそれ……、まぁでもそうッスよ」

このみ「でもそれって社会的に相手にされない人でしょ?」

比奈「辛辣! ファン全否定ッスよ」

あずさ「こういうのは男性の意見がないと……」

 (おもむろにカメラに向かうあずさ)

あずさ「ということでプロデューサーさんこっちへ」

比奈「え」

P「おい馬鹿やめろ!」

このみ「いらっしゃ~い」

P「あー、またお前らは……」

あずさ「で、どうなんですか?」

P「なにがだよ!? ……まて、言うな!」

比奈「流石に危機回避能力高いッスね」

P「お前も一緒になって……」

比奈「一人でコレはしんどいッス」

このみ「まぁまぁプロデューサーも飲んで」

P「……はぁまったく」


―――

P「だから、さ~。女が思う理想の女と男の思う理想の女には高い隔たりがあるんだよ」

あずさ「そうなんですか~?」

P「足が長くて背も高い、スラッとした女が居たら見るけど、
 それは綺麗なCG見てすげーって思うのと同じで、性的には見れないんだよなー」

このみ「胸とかは?」

P「胸に関しても同じ、でかかったらつい『おっ?』って思うけど
  だからって誰でもでかいのが好きって訳じゃないよ」

比奈「おっ、とは思うんスね」

P「そりゃあな、同姓でもでかいの居たら『うおっ』って見るからそれと同じだろ」

あずさ「みるんですか?」

このみ「食いつく所そこ?」

P「そら見るだろ」

比奈「まぁでも女としても巨乳の女性を見てしまうときはありますしね」

このみ「そうよね……え? 時間? もうちょっとだけー」


  結局だらだらとおしゃべりを続けたこの回はほとんど無編集で放送されましたが
  割とよくある事なので別段大きな話題にはなりませんでした


【涼ちんが小さいゃを手に入れる為に小さい矢を無くそうか悩むお話】

「……これが新しい義胸体になる。以前より通気性を上げてみた」

 地下三階。晶葉ちゃんの研究所で、
僕は彼女の前に座り、女性の上半身。特に胸部を模したコルセットの様な物を受け取る。

「早速試してみてくれ、サイズや身体にフィットするかも大事だ」

 僕がアイドルとしてデビューしてずいぶん経つけれど、
ファンはおろか同じ事務所のアイドルにもバレずに過ごせているのは
ひとえに彼女の力が大きいと思う。

「んっ……、いい感じかも」

 自分の薄い胸板に貼り付けるように受け取ったソレを纏うと、
僕自身ですら女性としか見えない身体に変わる。
公式プロフィール通りのサイズに仕立てられた義胸は
見た目も質感も感触も完全に本物だ。……本物を見たことも触ったこともないけど。

「そうしてみると本当に女の子ね」

 背筋を伸ばして調子を確かめていると、
律子姉ちゃんが後ろからからかう様に話しかけてくる。

「……そうかな?」
「あら、否定しないの?」
「……」

 少しだけ真面目な声に、僕は返事をできず俯いた。
視界に映るのは偽者の胸。……偽者の僕の身体。

「ねぇ晶葉ちゃん」
「ん? なにか違和感でもあったか?」

 僕に渡してすぐ、コンピューターを弄り始めた彼女に声をかける。
なにを言おうとしてるんだ僕は? ダメだ、それを口にしたら……。

「本当の女の子に、なれないかな?」

 でも、口にしてしまった。ここ最近ずっと考えていた事。
アイドルとして活動していく中で……ううん、違う。
プロデューサーと接していく中で生まれてしまった感情。

「っ……それは……」

 目を少し見開いて、僕の顔を、真意を問う様に見つめてくる。

「あんたなに考えてんの?」

 やってしまった、と考える前に律子姉ちゃんがいぶかしむ様に聞いてくる。
でも、そこに動揺はないように感じたのは、勘違いかな。


「なれないこともないかもよー」

 不用意な発言で凍り付いた空間を壊したのは
そんな気の抜けた四人目の声。

「志希、いつ入ってきた?」
「にゃはー、いまさっきー」

 くるくるとラボ内を飛び跳ねながら志希さんは僕の前に立つ。

「これなーんだ?」

 そして懐から取り出したのは液体の入った三角フラスコ。
白衣の内側にどうやって三角フラスコを収納してたんだろう?

「また変な薬作ったんじゃないでしょうね?」
「にゃっははー! これはー……水!」

 水? ……なんでそんなものをフラスコに入れてるんだろう?
と、思ったが速いか。

「ま、まさか志希それは!」
「そー! この間晶葉ちゃんに解析頼んだ中国のとある泉の水!」
「泉の……?」
「そう! これを浴びると摩訶不思議! 女の子に変身してしまうのだー。
 まぁこれは晶葉ちゃんに解析してもらって私が成分調整して
 更に小梅ちゃんにうにゃうにゃしてできた模造品だけどね」

 まるで魔法みたいですね。と感想を漏らす僕に志希さんは
フラスコの栓を抜いて悪戯っ子そのものの表情で。

「で、使ってみる?」

 と聞いてきた。

 ――僕は……。

ただいま帰りました
拍手ページに小ネタ10本あげました


―――

 場所は移って談話室。

「はぁ……」

 僕は一人、椅子に座りフラスコと睨めっこ。
「欲しいならあげる、使うかどうかは自分で決めたらいいよん♪」
その場で決めきれずに居た僕に彼女はあっさりとフラスコを渡し去っていった。

「あ、涼しゃん!」

 で、受け取ったフラスコ。
曰く「頭からかければおけー」な液体を使うか使わないか。
僕は未だに悩んでいて……。

「あ、歌鈴ちゃん」

 僕はフラスコを隠しながらついちゃん付けで呼んでしまう年上に応えていた。
本当に志希さんはどこにどうやってこれを隠し持っていたのだろうか?

「? いまなにか隠しました?」
「あ、いや……その」

 べつに見られて困る物ではない、と思う。
でも彼女に見せるのはなんだかいけない気がした。
紗南ちゃんの言うフラグの様な気がする……。

「えいっ」
「わわっ、あ、危ないよ!」

 ぼうっとしていた所為で彼女の接近に気づかなかった。
歌鈴ちゃんは僕が後ろで隠したそれを取ろうと腕を伸ばして、……そして案の定。

「ひやっ!?」

 足元の注意散漫によって勢いよく転んだ。
僕を巻き込んで。


 世界がゆっくりになった。
宙を舞うフラスコ、液体が前後不覚になっている。
迫る床、頭をぶつけたら痛そうだ。
歌鈴ちゃん、それはそれはびっくりした顔をしてる。

 そして、そして。

「つめたいっ!」

 遠心力で栓が抜け、中身が零れ落ちて
中々気持ちを決められない「男らしくない」僕の頭上に、降りかかる。


 髪の毛を、顔を、服を濡らす液体。
そして最後に頭に落ちてくる空っぽになったフラスコ。

「あわわ、す、すみましぇん!」

 こん。と思っていたいより軽い音と痛み。

「あ、あはは……。気にしないで」

 慌てて謝り舌をかむ歌鈴ちゃんに僕は笑顔で気にしてない旨を伝える。
実際、怒りはまるでない。あるのは使っちゃったという軽い後悔が半分、
そしてもう半分は、自分の意思で使ったわけじゃないからという、
理由ができた事に対する喜びに近いものだった。

「で、でも……」
「本当に気にしないで? えっと、じゃあ私ちょっと着替えてくるから」

 謝り倒されそうな雰囲気を感じてそそくさとその場を去る。
今のところ、身体に異変はない。……もしかして、効果なかったのかな?
模造品とか言ってたし、とか思いながらエレベーターに乗り込む。

「えっ……い、いたっ! いたた……なにこれ……」

 突然胸が痛んだ。偽物の胸の下、自分の胸が物理的に。
強く圧迫される感覚、義胸が内側からの圧力に押されてる。

「う、うわぁ……」

 痛みに耐えかねて、誰かが入ってくるかもわからないエレベーター内で
咄嗟に義胸を取り外すと、その下に……。

「うそ……だよね?」

 義胸と遜色ない。……ううん、少し大きいくらいの胸ができあがっていた。

お前らちんこなくなった途端元気だな


―――

「どうした涼、顔色悪いぞ?」

 とりあえず服を着替えどうしようかと頭を抱えている内に
次の仕事の時間がやってきてしまった。

「そ、そうですか?」

 声は変わってない、身長も多分変化があったらプロデューサーが気づくだろうから
変わってないんだろう。変わったのは、胸と、あと……その、うん。

「体調が悪いなら早めに言ってくれよ?」
「あう……はい」

 心配そうな声をかけられながら、ぽんぽんと私の頭に軽く触れる。
いつも通りの、優しくて暖かいプロデューサー。
……私の身体の事を言ったらどんな反応をするのだろうか?

 受け入れて、くれるかな?


「……本当にどうした? 表情が硬いぞ」

 頭を触れていた手が、顎に触れる。
俯いていた顔が、すっと上げられて、目と目があう。
千早さんの歌の一節が頭の隅で流れた。

「熱でもあるんじゃないか?」

 もう片方の手が顔に迫る。
前髪をかき上げられて、プロデューサーの顔が、近づいて。

「っ!」

 つい、目を瞑る。そんな筈ないってわかっていても。
額にその感触を感じるまで、勘違いしていたい。

「ん~、熱はなさそうだな……って涼? どうした、おい!」
「へ?」

 吐息を感じるくらいの距離で少しの間額を合わせ、
そして離れていったプロデューサーは、私の顔を見て大きな声をあげた。

「なんだ、なにがあったんだ!?」

 私の肩を掴む大きな手、本気で心配した表情。
再び近くなった彼の瞳に映った自分をみて、初めて私が泣いていることに気がついた。

なんでこんなことになったんだろうか


「なんでもっ……ないんです……」

 不思議なもので、一度気がつくとあとはもう。
ポロポロと涙がこぼれてしまう。

「なんでもないってそんな訳……!」

 戸惑いと、心配と、不安と……。
色々な感情が混ざってる。

「ねぇプロデューサー」

 言っちゃダメだ。

 言いたい。

 聞かないで。

 聞いて欲しい。

「私が本当の女の子になったって言ったら、信じてくれますか?」

 濡れた頬を拭う事も忘れ、
暖かい言葉に胸を振るわせた私は。
滲む視界で彼を見つめ、言ってしまった。

夢精で起きた死にたい

で、この後どうしましょう

いや、あくまで娘溺泉のつもりなんでそれは……
あ、相撲はやめてね

んーおけおけ
頑張って処理してみる


「……信じるよ」

 唐突にこんな事を言われて戸惑っただろうに、
それでもプロデューサーはおくびにもださず答えてくれた。
期待に応えてくれた。

「確かに荒唐無稽かもしれないけど……」

 また柔らかく、さっきよりも優しく頭を撫でて。
よくする、困ったような笑顔で。

「お前が本気で言うなら、信じるよ」
「……プロデューサー」
「なるほどな、なんだか雰囲気がいつもと違うと思ったら……。
 晶葉の発明品か? 志希の薬か?」

 あいつらの好奇心は凄いけど、参った奴等だな。
と空いてる手で頬をかく。

「き、気づいてたんですか?」
「気づいてたというか、まさか性転換してるとは思っても見なかったけどな」

 そういって笑うから、
つい、つられてくすくすと笑ってしまう。
さっきまで泣いてた癖に。

「お、笑ったな。ったく、笑ってた方が可愛いぞ? って男に言う台詞じゃないか、
 ん? いまは女の子だからいいのか? ん?」
「あはは……ありがとうございます」

 眉をひそめて考え込んでしまった。
けれどそれも束の間で。

「で、どっちにやられたんだ?」

 と聞いてきた。プロデューサーの中では
もう晶葉ちゃんか志希さんのどちらかで決定したらしい。
まぁ女装してアイドルをやっている事を知っている人は限られているし、
その中でこんな事ができるのは確かにその二人だけだから仕方ないか。
――ただ。

「やられた……って訳じゃないんです」
「どういう事だ? まさか漫画みたいに朝目覚めたらって訳じゃないだろう?」

 原因が機械でも薬でも十分漫画みたいですけどね。とは言わない。
なんか、色々と触れてはいけない気がする。
だから私はいまいうべき事だけを伝える。

「私が望んで、志希さんから〝それ〟を受け取って……。
 だからやられたんじゃなくて、やった、が正しいんです」

 今度こそ、困惑の色を隠せないでいる。
どうして、と顔に書いてある。


 どうして、どうしてだろう?
……そんなの決まってる、胸の中にあるモヤモヤがそのまま答え。

 事務所で、数少ない男同士ってだけだったのかも知れない。
偽りの姿でアイドルをやらされている私に対する同情とかもあったかも。
……けど、理由がなんであれプロデューサーは優しくしてくれた。

「プロデューサー、私は……」

 自意識過剰かも知れないけど、他のアイドルよりも、近い距離で居れたと思う。
それが心地よかった。撫でられるとくすぐったくて、褒められると嬉しかった。
ずっと、気づかない振りをしていた気持ち。

「ううん、僕は……プロデューサーが、好きです」

 以前僕に告白してきた彼を笑えなくなってしまった。
いや、元々笑えない冗談だとは思っていたけど。
男らしくなろうとアイドルを目指して、こんな事になるとはまるで思ってなかった。


「俺も、涼の事は好きだよ」

 一瞬面食らったように目を瞬かせて、
予想通りの答えを言うプロデューサー。
そういう意味ではないとわかって、そう答えるあなたは。

「ずるい人ですね」
「……最近よく言われるんだ」

 困ったように笑い頬を掻く。
その笑顔はいつもより少しだけぎこちない。

「いまは、それでいいです。ありがとうございますプロデューサー」

 今は。
じゃあいずれは? どうなるかわからない。
少なくともただでさえ障害の多い他のアイドルよりも
更に大変で難しいだろう事はわかる。

「じゃあ、行ってきます」
「行って来い、しっかりな」
「はい。……ばっちり決めたら、いつものお願いしますね」
「おう、任せろ」

 だからとりあえずは、目の前の事に集中しよう。
それで、仕事が終わったら気持ちの確認と、
勇気をくれた志希さんにお礼を言いに行こう。
そう思った。


―――

「あー、……言っちゃった」

 撮影を終え、戻ってきた事務所。
いつもよりもずいぶん早く終わった。
曰く「今日の涼ちゃんはいつもより艶っぽい」との事。
それはそれは……。

「失敗した……かな」

 普段だったら仕事の報告のため
いの一番に事務室に行くんだけど。
今日はなんとなく5階へ向かう、シャワーを浴びるためだ。

「……本当に広いんだなぁここ」

 ガランとしたシャワールームに独り言が響く。
いつ他の子が入ってくるかわからない為、
いままで一度も使ったことがなかったシャワールーム。

 仕切りがずらっとならび、タイルはピカピカ。
脱衣室ですらそこらの旅館より広い。
少しわくわくしながら服を脱ぐ。
偽物じゃない、感覚のある胸が視界に入る。
いつものブラジャーがきつかったので軽い開放感。


「っと、ここでいいかな?」

 誰も居ないのにタオルで前を隠しながら仕切られた空間の一つに入る。
数を優先してる所為か、ちょっぴり手狭な印象を受ける。
タオルを胴体部分だけを隠すような戸にかけてコックを捻る。
一つしかないそのコックは捻ると季節に関わらず最初から38度のお湯がでるらしい。

「あったかーい、これも晶葉ちゃんが関わってるんだよね、すごいなぁ……」

 頭から降り注ぐ丁度いい温度のお湯。
照明の熱で埃が舞う所為で埃っぽくなった身体を伝って
お湯が床に……。

「って……えぇっ!?」

 床にお湯がストレートに落ちていっている。
わかりやすく言うとさっきまであった胸がぺたん。

「な、な、なっなんでっ!?」

 そういえばこれを懐から出したとき志希さんは模造品とかなんとか言ってた……。
時間切れ? こんなタイミングで? ……嘘でしょ?


「と、とにかくでなきゃ……」

 シャワーを止めてタオルを取り、
慌てて脱衣室に戻る。
こんな状態で誰かに出会ったらどんな目に合わされるか。

「……ありゃ?」
「あっ」

 確認してからあければよかったと本当に思った。
転ぶ勢いで力一杯あけた扉の向こうには、
下着姿の志希さんが居た。

「なんで君がここにいるの?」

 あ、まずい。素だ。

「いや、あの、貰った薬(?)を使ってたから、だから女の子で僕はそのえっと」
「あー、そゆことかー。……とりあえずあっち向いててくれる?」
「あ、はい」

 僕全裸、志希さん半裸。
見られたらヤバイ度が倍どころの騒ぎじゃなくなってしまった。

「ん、いいよー。で、シャワー入ってたら戻っちゃったって?」
「えっと、そういう事です。模造品とか言ってたから時間制限なのかなと」

 いいながらコソコソと僕も着替える。
濡れた身体に服が張り付くし、そもそも胸がなくなってるけど
とりあえず全裸のままではいられない。

「にゃふふ~、ごめんね。説明してなかったにぇ~
 あれ、水をかぶると女の子になってお湯をかぶると元に戻るんだ」
「な、なぜそんな面倒な仕様に……」
「元々の泉がそういう性質だからね」

 言って、またにゃふふと独特に笑う。
でも、という事はまた水をかぶれば女の子になれるという事?

「それは無理。元々の泉だったらそうだけど、今回渡したのは戻ったらそのままなんだ
 そういう意味で模造品の劣化版なのさ~」


「そうですか……」

 残念なような、よかったような。
なんともいえない気分だ。

「ま、お試しって感じだったしね~。
 それはそれとして、さっさと胸、つけて来たら?」
「っと、そうでした。……色々とすみませんでした」
「にゃはー、またなりたくなったら言ってよん♪」
「か、考えておきます」

 最後にもう一度頭を下げてそそくさと立ち去る。
こうして、僕の一日女の子体験は終わった。
不完全燃焼の、曖昧で、尻つぼみに。

 ――と、思っていたんだけどなぁ。
 


――― それから数日後。夜。

「凄い雨だな」
「台風が近づいてるらしいですから」

 自主レッスンに励んでいる内に随分遅くなってしまい、
事務室で残業していたプロデューサーと一緒に帰る事になった。

「こりゃ明日は大変だな……」
「電車動くんでしょうか?」

 事務所の前、大きな雨粒がアスファルトに当たって弾ける。
ステージの歓声にも似た、耳に心地いい雨音。

「じゃあ俺車取りに行って来るからちょっと待っててくれ」
「あ、僕も行きますよ!」

 時間の所為だけじゃない真っ黒な空の下。
鍵を持って走り出そうとするプロデューサーにそう言って、
二人で雨の中走り出す。

「……うっ!?」

 途端胸に走る圧痛が鈍く走る。

「お、おいどうした涼!?」

 これはもしかして……。
ここが事務所の外であることも忘れて、
胸が圧迫される原因を取り外すと――。

「ぷ、プロデューサー……私、また……」

涼ちん どっちつかずのまま おわり

このスレの趣旨がとてもわからなくなりました。まる。

1スレ目
過労死系
2スレ目
恋愛系
3スレ目はどうなるか?

書いていく内に新たな趣旨が見えてきますよ、きっと

机に引きこもるインディヴィジュアルズを見ている内に机の下の居心地が気になって試しに入ってみるアイドル達

くそおおぉぉぉぉちくしょおおおぉぉぉぉぉおお後遺症で乳首がめちゃ敏感になってシャツが擦れる度発情しそうになるのを必死に抑える涼ちんだけどある日Pと二人きりになったときもう我慢できなくてPに乳首弄ってくれるだけでいいからって懇願する涼ちんの勃起乳首がめっちゃシコれるのに何で書かなかったんだぁ…

>>762
この人こわい……


―― 地下三階

「あれ?」

 私が毎度ながら研究室に篭っていると、
不意に後ろから声が聞こえた。

「……また勝手に入ってきたのか」
「今回はノックしたも~ん」

 間延びした喋り方をする彼女に眉を顰める。
よく見ると彼女は手に一つのフラスコを持っていた、
淡い色のついた液体が入った三角のフラスコを。

「どうした? また変な物を作ったのか?」
「晶葉ちゃんにいわれたくにゃーい」

 頬を膨らませけらけらと笑う彼女。
どうにも年上らしからぬ所作にペースを乱される。

「ん~、これこの間涼ちんにあげた筈の試作品なんだけど」
「あの娘溺泉とかいう泉の複製品か」
「そそそ。なんだけど、それがここにあるんだよねぇ」
「……つまりは?」
「本物の泉の水を渡しちゃったかも!」

 志希はとても楽しそうな笑顔でそういった。

まちがえてほんものをわたしちゃうなんてしきにゃんはうっかりさんだなー

>>770

志希「にゃふふ~、だよねだよね~。てへっ!」

晶葉「……」

志希「ん~、なにかなその顔は?」

晶葉「いや、なんというか呆れて言葉もない。
   というかどうするつもりだ?」

志希「なにが?」

晶葉「本物と言う事はもう戻せないんじゃないのか?」

志希「だいじょ~ぶ、この男溺泉の方を浴びれば……」

 がしゃん

晶葉「あ」

志希「あっちゃ~、おっことしちゃった!」

晶葉「おい」

志希「あっ、そろそろレッスンの時間だ! じゃあね~」

晶葉「おいっ! せめて雑巾がけくらいしていけ!」

>>758

【机の下 その1】

P「……」(仕事中)

乃々「……」ごそごそ(ズボンの裾を引っ張る)

P「……?」(下覗く)

乃々「……」(見つめる)

P「……」(撫で撫で)

乃々「♪」

桃子「……」じー

P「……?」(振り向く)

桃子「っ」さっ

乃々「……」ぐいぐい(裾引っ張る)

P「……」(撫で撫で)

乃々「♪」(ご満悦)

桃子「……」じー


――― 翌日

P「……」かたかた

 くいくい

P(また乃々か?)

桃子「……」じっ

P「!?」

桃子「……」(裾引っ張る)

P(……う~ん)撫で撫で

桃子「♪」

P「……どうしたんだ?」ぼそっ

小鳥「はい?」

P「あ、いやこっちの話で」

桃子「お兄ちゃんは黙って桃子をなでればいいの」

P「……」なでなで

桃子「♪」


――― 翌日

P「……んー」

泰葉「……」(くいくい)

P(ん、今日誰――

P「うおっ」

ちひろ「どうしたの?」

P「あ、いや……なんでも」

泰葉「……」じー

P(なんで泰葉が……)

泰葉「……」ぐいぐいぐい

P(すごいみてるな……撫でろって事か?)

 (手のひらを下に持っていく)

泰葉「……っ」

 (頭を手の下に持っていく泰葉)

P「……」撫で撫で

泰葉「ふふっ……~♪」

P(なんだ最近……)

泰葉


――― また翌日

愛「おはようございます!」

P「あぁ、隠れる気ゼロなんだな」

愛「はい?」

P「いや、というかなんでお前まで?」

愛「なんか流行ってるみたいです!」

P「机の下が?」

愛「はい。インディの三人がいつも入ってるからって」

P「あー」

愛「とりあえず撫でてください!」

P「……」なでりなでり

愛「んふふ~」

P「満足か?」

愛「もうちょっとぉ……」


【もしもPが】

P「おい志希」

志希「ん? なになに~」

P「あんまり俺もアイドルの趣味に口をだしたくはないけどさ。
  まわりに迷惑かけることだけはやめてくれよな」

志希「迷惑? かけてないよ~」

P「この間の涼はどうなんだよ……?」

志希「あれは望んだものを提供してあげただけだも~ん♪」

P「……」

志希「も~、そんな顔しちゃみんなが怖がっちゃうよん?
    ほらほらこのジュースでも飲んで」

P「まったくお前は……、もらうぞ」

志希「どーぞどーぞ」

 (受け取ったコップに口をつけ飲む音)

P「んっ……? これ美味いな、なんだこれ?」

志希「志希ちゃん特性じゅーすだよ~」

P「へえ……。こういうのだったらみんな喜ぶんじゃないか?」

志希「……そう? じゃあ考えておくよん、ばいび~」

 (走り去っていく志希)

P「ばいび~って……古くないか?」

P「……しかしこれ美味いな……って!」

 (胸の痛みにうずくまるP)

P「な、なんだこれ……? ……あれ? 収まった……うわぁっ!?」

 (そこには胸を膨らませた(物理)Pの姿が)

P「し、志希の野郎!」


―――

ちひろ「で、そんな事になったと」

P「……まいった」

小鳥「志希ちゃんは捕まったんですか?」

P「いや、完全に行方をくらましやがった」

ちひろ「……」パシャ

P「え、なにしてんの」

ちひろ「写真を撮っておこうと」

小鳥「あ、私も」パシャ

P「……はぁ」

ちひろ「で、元に戻れるの?」

P「一日経てば効果は消えるってコップの裏に書いてあった」

小鳥「ほほう、では今日はこのまま?」

ちひろ「仕事はどうするの?」

小鳥「外回りの仕事は……無理よね」

P「大人しく事務室で過ごすとする」


―――

P「と、思っていたのになぁ……」

あずさ「ご、ごめんなさい。そんな事情があるとは露知らず」

P「あぁいえ、アイドルに見つかる分には別に。
  他事務所とか局の人とかに見られると面倒ってだけだったから」

あずさ「すみません。いい加減この方向音痴もどうにかしたいんですけど……」

 (腕を絡めてくる)

P「ちょ、なにして」

あずさ「ふふっ、いいじゃないですか。いまは女の子同士なんですから」

P「いや、でも……えぇ?」

あずさ「さ、事務所まで案内してくださいプロデューサーさん」

P「あーもうっ、行くぞっ!」

あずさ「ダメですよ。今は女の子なんだからそんな言葉遣いじゃ」

P「……はぁ」


―――

あずさ「ありがとうございました」

P「はい、では俺はこれで」

あずさ「はい、失礼します」

 (足音)

P「……まいったな。腕力も女性のそれだし、全然振り払えない……」

このみ「ん? ……プロデューサー? あれ、でも少し小さい?」

P「あん? このみか」

このみ「あ、やっぱりプロデューサーだったのね」

P「あぁ、志希の薬で色々あって……」

このみ「……」

P「ってどこみてんだ?」

このみ「胸、でかいわね」

P「どこみてんだ!」

このみ「なによいいじゃないの、女同士胸見たって」

P「お前らの順応能力高すぎ!」

このみ「どうせ晶葉ちゃんか志希ちゃんの悪戯でしょう?
     その程度慣れたわよ」

P「……そうかい」

このみ「それにしても……」

 (このみがPの胸を鷲掴みにする)

P「ひぃやぁ!?」

このみ「このサイズでノーブラはダメなんじゃないかしら?」

P「なっ、や、やめろ! 変な、変な感覚! なんだこれ!?」

このみ「こんなので外歩いてたら痴女よ痴女」

P「わかった、わかったから離してくれ!」


―――

P「……」どんより

藍子「……プロデューサー」

P「ん、あぁ藍子……」

藍子「お話は聞きました。大変ですね」じー

P「はは、まったく」

藍子「お茶、どうぞ」じー

P「ありがとう。……ふぅ、藍子と居るとほっとするよ」

藍子「そうですか?」じー

P「あぁ……で、さっきからなんで胸を見てるんだ?」

藍子「見てないですよ」

P「いやいや、せめて目を切ってから言おうな」

藍子「だって凄いじゃないですか、どうして男性のプロデューサーの方が大きいんですか?」

P「俺に言われても……」

藍子「身長も高いし、顔も綺麗系ですし……アイドルやったらどうですか?」

P「いやだよ、なにが悲しくて自分をプロデュースせにゃいかんのだ」

藍子「物は試しですよ。ほら、ポーズとってみてくださいよ」

P「え!? いや、それは流石に」

藍子「私達にやらせる癖に自分は嫌だと?」

P「……一度だけだからな?」

藍子「はい。勿論」

P「……こう、か?」

藍子「……」パシャパシャ

P「あいこぉぉぉ!」

藍子「素晴らしいですPさん! では私はこれで!」

 (駆けていく音)

P「くそ、あののんびり雰囲気で忘れてたけどパッション娘だったなあいつ!」

P「……ちょっとどんな感じかみてみたかったかも」

台詞をよく読むと割りとPaしてる藍子

一日限定アイドルやったらいいんじゃない、仕事の上でアイドルの歌覚えてるやろ(ゲス顔
んでマスプロ幻のアイドルとかファンに囁かれるといい

>>803

―――

P「ったく、今日は朝から散々だ……」

小鳥「あ、いたいた!」

P「ん、どうしたんだ?」

小鳥「春の感謝ライブイベントの件なんですけど」

P「あぁ……なにか問題でも!?」

小鳥「昴ちゃんが熱が出てこれないって」

P「なんだと!?」

小鳥「イベント開始まではまだ時間があるけど、欠員はまずいわよね……」

P「当たり前だ! ……今日手が空いてるのは!?」

小鳥「それが、現場に間に合う子が今誰も居なくて」

P「……まじか」

小鳥「居るとすれば……」

P「……すれば?」


小鳥「……」 じっ

P「……いやいやいや! なんで俺だよ!?」

小鳥「他にいませんから!」

P「お前がやれよ知名度もあるだろ!」

小鳥「私じゃ体力的にも楽曲振り付け的にも無理があります!」

P「うぐっ」

小鳥「P君なら完璧でしょ?」

P「……いや、でもいきなり見知らぬ奴が現れても観客が……」

小鳥「大丈夫ですって! 今のP君……Pちゃん可愛いから!」

P「……俺はマスコットか?」


―――

真「みんなー! 今日は集まってくれてありがとう!」

晴「全力でやるから最後まで付いてきてくれよな!」

ジュリア「じゃあ一曲目!」

P「THE IDOLM@STER!」

 (軽快なイントロに合わせ四人が踊る)

 (歓声が上がるステージ)

 
真(凄い……完全についてくる)

晴(マジかよ。合わせる時間もなかったのに)

ジュリア(むしろ、置いてかれそうだ……!)

P「悪いとは思うけどやめられない~♪」(ヤケ)


―――

ちひろ「流石! 見て! ファンの皆さんの盛り上がり具合」

P「死にたい……」

真「さいっこうでしたプロデューサー!」

晴「オレもあんな風に踊れる日が来るかな……」

ジュリア「最高のステージだったぜ!」

P「あぁ~、なんで俺がステージに……」

ちひろ「今回は緊急事態だったから仕方ないじゃない」

真「そうですよ、最初は驚いたけど」

晴「プロデューサーが居なかったらヤバかったよな」

P「……はぁ、志希を叱りにくくなったな」

真「また一緒にやりましょうね!」

P「嫌だ!」


―――

P「ただいま~」

涼「あ、おかえりなさいって、えぇっ!?」

P「おう、見ての通りだ」

 (スーツ姿・身長165cm・B85の美人が玄関に立ってる)

涼「え、あ、志希さんですか?」

P「ま、今日だけらしいけどな」

涼「……僕の時も一回だけって言ってましたよ?」

P「……怖いこと言うなよって、今は男か?」

涼「はい、家に居るときはこっちでいるようにしてますから」

P「まぁアイドルやるなら便利かもなお前のその体質も」

涼「体質っていって良いんでしょうか……?」

P「さぁな」

涼「あ、ごはんできてますよ。それともお風呂ですか?」

P「今日は汗かいたから風呂だな」

涼「はいわかりました」


  こうしてPの一日は終わりました。まる。


【毎年のこと】

P「あけましておめでとう」

小鳥「おめでとうございます」

ちひろ「おめでとうございます」

P「あー! 今年も年跨ぎで仕事か」

小鳥「まぁまぁ、それはみんなも同じだし」

ちひろ「今年は大晦日と元旦ぶっつづけだっけ?」

P「マスプロ年末年始の48時間TVな」

小鳥「数字は?」

P「おう、凄いぞ。過去最高だな」

ちひろ「って事は50超えたの?」

小鳥「確かここまでの平均が52位だったかしら」

P「いやぁ、みんな立派になったなぁ……」


【凄い】

 マスプロ1F ロビー

???「……ちょっといいかしら?」

凛「はい? ……え、えっ!?」

???「P……プロデューサー居る?」

凛「は、はい! 居ると思いますけど!」

???「じゃあ呼んできてもらえるかしら」

凛「わ、わかりました!」

亜里沙「おや、凛ちゃんそこでなにを……って、うそっ! ほ、本物!?」

舞「どうも、本物の日高舞よ」

亜里沙「な、なんで!?」

凛「ぷ、プロデューサーに用があるんだって……」

亜里沙「プロデューサーさんに?」

舞「えぇ」

凛「じゃあ私すぐ呼んできますんで!」

亜里沙「ま、待って! ありさを置いてかないで!」

舞「……ふふっ、元気ねー」


―――

P「……各方面に協力して貰って」

小鳥「?」

P「こっちに送る書類とかにマークシートみたいな記号を角に書いてもらって、
  機械でささっとジャンルとか分けられるようにできないかな」

ちひろ「……馬鹿いってないで早いとこ処理してね」

P「はいはい……」

 バンッ

凛「ぷ、プロデューサー居る!?」

P「居るぞ、どうしたそんな慌てて」

亜里沙「お、おおお、お客さんが」

小鳥「お客さん? 予定にはないわよね」

P「飛び込みかな? 名前は聞いたか?」

凛「日高舞さん!」

ちひろ「うえっ!?」

P「あー舞か、わかった今行くよ」

亜里沙「舞って……知り合いなんですかぁ!?」

P「古い友人だよ」

小鳥「古い友人って……」


―――

舞「あ、来たわね」

P「よぉ、久しぶりだな。どうした急に」

舞「あなたの顔が見たくなって、って言ったらどうする?」

P「気色悪」

舞「ストレートね……」

P「で、なんで俺の職場に? しかも芸能事務所なんてお前からすれば……」

舞「実は、復帰しようかと思って」

P「は? ……復帰って芸能界にか?」

舞「そ、愛も頑張ってるし」

P「どうしてそれをわざわざ俺に?」

舞「あなたがこの業界で影の支配者とか教皇とか言われてるって聞いて」

P「お前も女帝とか芸能界の重戦車とか言われてるじゃないか」

舞「重戦車って次言ったら……ね?」

P「……お、おう」

舞「まー、だから。ほら、ね? わかるでしょ?」

P「俺がお前にできることなんてないぞ?
  お前がやりたいって言えばすぐできるだろ」

舞「ん~、そうなんだけど。そうじゃなくて」

P「らしくない言い方だな」

舞「じゃあ単刀直入に言うけど。……ここ、アイドル募集してる?」

P「……え、うちに来るつもりか!?」

舞「ダメ?」

P「……べつにいいけど、他のアイドルに変なちょっかいかけるなよ?」

舞「わかってるわよ~。ま、向こうが勝手に怯えちゃうのまでは知らないけど」

P「まったくいつも厄介事をもってくる奴だ……」


凛「……すっごいフランクに喋ってるよ」

亜里沙「プロデューサーさんって改めて何者……?」

凛「というか、凄いモノ聞いちゃった気がする」


 こうして、日高舞が所属することになりました!

オーバーランク「P!次は私だね!!」

>>829

アケやった 箱ででるっていうから箱○も買った
L4Uも買ったし書き下ろしだからツインズも買った
PSPも星月太陽買ったし、DSも買った
フェスタも買ったし当然アイマス2も買ったよ

でも、PS3持ってないねん
なんで竜宮プロデュースできるのPS3だけなん?
グラビアも全部買ったよ? できないけど
OFA なんでPS3だけなん? なんで既存ユーザーないがしろなん?

俺も、やりたいよ PS3でプロデュースしたいよ……

Pの元カノの正体は
舞さんの可能性が微レ存

PS3買うお金とかないです
だからオーバーランクさんとももうしばらく会えないです


【そして】

 局 廊下

舞「久々ねこの空気」

P「なんで俺がわざわざお前につかなくちゃいけないんだよ」

 スタッフA「うわっ」

舞「あら、不満?」

P「そりゃそうだ。仕事が腐るほどあるってのに……」

舞「だからじゃない、たまには外でないと仕事の前にあなたが腐るわよ?
  どうせずっと見られてなくても問題ないから息抜きでもしてくれば」

P「そういう訳にもいかない、ウチの所属になったからには
  昔の友人だろうがなんだろうが1アイドルとして接するからな」

 スタッフB「なんだあの組み合わせ……」

舞「……ふぅん」

P「という訳で挨拶だ。と言っても顔は知られてるから
 復帰しました、どうぞよろしく位でいいけどな」

舞「はいはい。……しかし本当に昨日の今日で回らされるとはね」

P「お前がやると言ったんだろ」

 スタッフC「え、なに今日この局潰されるの?」

舞「そうじゃなくて、あなたの根回しの早さに驚いたの」

P「こっちだって、レッスンみてたまげたぞ。現役時代と変わりないじゃないか」

舞「あら、ありがと」


【逆に】

舞「それで? 私はなにをすればいいのかしら?」

ルキ「え、えと……ではまずは一通りの動きを見てレッスン内容を……」

舞「そう。で、踊ればいいの? それとも先に歌かしら?」

ルキ「ぷ、プロデューサーさんからはブランクで体力落ちてるだろうからってダンスを、と」

舞「あら、Pも言ってくれるわね。……じゃあ今の私の全力、見せてあげるわ!」

―――

舞「っと、これでいいかしら」

ルキ「は、はい! 十分です!」

舞「……」

ルキ「あ、あのどうしました?」

舞「あなた、新人さん?」

ルキ「えっと……はい、私は姉達と比べて一番最近入った若輩者でして」

舞「ふぅん、通りで……」

ルキ「あの?」

舞「ちょっと来なさい、トレーナーとして必要な最低限というものを私が教えてあげる」

ルキ「え、えぇっ!?」

―――

P「で、逆にルキちゃんに稽古をつけてきたと?」

舞「えぇ、素直ないい子だったわ」

P「馬鹿だろお前」

舞「あら、私に新人つけるからそうなるのよ」

P「まったく……こっちは誰をメンバーにするか悩んでるっつーのに」

舞「メンバー?」

P「ユニットだよ。ウチは250人全員がなんらかの形でユニットを組んでる。お前も例外じゃない」

舞「ふぅん、……楽しみね」

P(悪い顔だな……)

乃々(も、森久保はぜ、絶対にむりです)

美玲(う、ウチも勘弁だからな!)

輝子(ふひ……、流石にキツイな……)


【思うところ】

愛「プロデューサー!!」

P「お、来たか」

愛「な、なんでママが事務所に居るんですか!?」

P「紆余曲折あってな、ウチでアイドルすることになった」

愛「そ、そんなのって……」

P「まぁお前も思うところがあるのはわかる。
  俺としても仕事が極力かぶらないようにする、
  局とかでも顔を合わせないようにして欲しいなら調整する」

愛「……そもそもなんでウチなんですか?」

舞「そりゃ業界最大手で知り合いがいるんだもの、他の所行く理由の方がないわよ」(机の下から)

P「うおっ!?」

愛「ママ!?」

P「……なんで机の下に居るんだよ、いつ入ったんだよ」

舞「流行ってるって聞いたから」

 小鳥「大人組が入ってると割りと絵的に洒落にならないわね……」ぼそ

愛「っ! わ、私ママには絶対負けないからね!!!」

舞「はいはい期待してるわ」

P「……とりあえず俺の足の間から顔出して喋るのやめろ」


【誕生日】

P「よぉ心」

心「……なぁに☆」

P「おっ、心で返事した」

心「もう面倒臭いからあきらめたし☆ で、なんの用?」

P「誕生日おめでとう。これプレゼント」

心「忘れたかった誕生日をわざわざ思い出させてくれるなんて☆ プロデューサーやさしー☆」

P「安心しろシュガーハートはまだまだ上に行ける。年齢なんて気にするな」

心「うっせー☆ ……でも、ありがと」

P「おう……で、お前にもう一つ話があるんだが」

心「なになにー☆ いまのハァトは機嫌いいからなんでも聞いちゃうかも☆」

P「お前、舞……日高な? と、ユニット――

心「むり☆」

P「……ユニットを――

心「むり☆」

P「……」

心「むーりー☆」

P「……わかった。他を当たる」

遅くなったけどハァトさん誕生日おめでとう!


【いっそのこと】

小鳥「難航してるみたいね」

P「そりゃそうだろ。……舞は実力もある知名度もある」

ちひろ「あるなんてもんじゃないでしょ」

P「でも事務所的には新人だしまだまだ馴染んでない」

小鳥「急にユニットにって言っても難しいか」

ちひろ「年上ってのもあるし、愛ちゃんのお母さんってのもあるし」

小鳥「実力や知名度ってだけならAngel’sのみんなだけど」

P「確かに春香ややよい、貴音なんかは割りと乗り気なんだけどさ。
  一人だけ放り込むのも違うだろ?」

小鳥「そうね、どうせなら縦で他の子も入れてバランスを……」

ちひろ「年齢的にも少し差があるからね」

小鳥「でも年齢だけで合わせると実力がねぇ」

P「いっそお前らと組ませるか?」

小鳥「はぁ?」

P「同い年だし、この間の二人のライブ好評だったからさ……どう?」

ちひろ「それは流石に……」

小鳥「というかアレっきりって話じゃなかったの!?」

P「でもあんだけいい反応返ってくるとプロデューサーとしては見逃せないからな」

小鳥「で、でも」

P「よし、それでいこう」

ちひろ「え、拒否権は」

P「俺は社長だ」

小鳥「横暴な……」

ちひろ「この中に暴君がいまーす」

P「試しに一回だけ、な? 一回だけだから、ちょっとな!」

 という事になりました

音夢いので寝マス

こんな変換ミスをするなど…いや疲れがたまってるんだな。今すぐ眠れ(最低8時間)

Pと舞さんの過去気になる

>>878

【if~あったかも知れない過去~】

「プロデューサーさん!」

 どん、と後ろから衝撃。

「……おはよう愛。元気なのは良いがタックルはやめてくれ」

 いいながら振り向いて頭を掴む。

「いたたた!! 痛いですっ!」
「じゃあもうやるな」
「はい!!!」
「うるせぇ」

 耳鳴りがするぐらいに元気のいい挨拶に
若干アイアンクローに力が入る。

「い、痛い!!」
「あぁ悪い」

 手を離すとやや涙目でこちらを睨む。
ため息を吐いてその頭に今度は優しく触れる。

「よーしよし」
「あわわ、髪の毛が崩れちゃいますよ!?」

 目を白黒させながら飛びのいて、
俺にあかんべと舌をだしてどっか行ってしまう。

「……ふぅ」
「P君って愛ちゃんに対する扱い雑よね」

 それを見ていた小鳥が不意に不思議そうに呟く。

「そうか? ……舞の娘だからかな」
「なんですかその理由」

 傍からちひろの声が飛んでくる。
まぁ我ながら子供っぽいとは思うが。

「まぁ知っての通り俺と舞は古い……知り合いでな、つい」
「ふぅん、どんな?」

 キーボードを叩く手を止めてこちらを見る。
二人揃って、だ。

「面白くない話だ。……前に家で飲んだときの話を覚えてるか?」
「え、どれ?」
「彼女の事」
「……舞さんが?」
「あぁ、そうだな……いっそ話した方が楽になるか、
 ……誰にも言うなよ?」

 念を押すと二人揃って興味津々に頷く。

「……ったく、そうだな――」


 ――昔の事だ。出会ったのはもう、十五年前になるのか。
昨日のように鮮明で、前世のように遠い。

 当時、俺は中学生。十四歳だった。
あのころ既に舞はアイドルとして活躍してた、
ん? あぁ、同じ学校だったんだよ。
滅多に顔を合わせる事はなかったし、話した事もなかった。

「ねぇ、なんで一人でご飯食べてんの? しかも屋上で」

 いや、どちらかというと避けてたかな。
俺は、繰り返すけど当時十四歳で、中二だったから。
アイドルとか流行とか興味ないって感じだったし、
周りが騒がしくなるのが嫌いで疎ましくすら思ってた。

「ちょ、なんでどっか行こうとするのよ」
「お前と話してると後でクラスの連中が煩いんだよ。
 そもそも飯は静かに食いたいんだ」

 その日は珍しく学校に来てて、
教室がうるさいから屋上に逃げたんだ。
屋上から教室を見下ろすと囲まれてるあいつが居て、……目が合った。

「……ねぇ、私が誰か知ってる?」

 周りの連中に話しかけながら俺を指差して、
その直後屋上にあいつがやってきた。
へらっと笑いながら。

「隣のクラスの奴」
「なにそれっ!?」

 本当に、うるさい奴だった。


―――

「ねぇねぇ、あの子才能ありそうじゃない?」
「知らん」

 気がつくと、俺はあいつとちょこちょこつるむ様になってた。
あいつからするとアイドル扱いしないのが逆によかったのかも知れないし、
他に理由があったのかも知れない。聞かなかったし、聞く必要も感じなかった。

「なんでわかんないかなぁ? ほら他の子とちょっと違う雰囲気あるでしょ?」
「同じにしか見えない」

 俺もうるさいとは思ってても、たまにしか学校に来ない奴だし。
邪険に扱うとそれはそれで同級生がうるさいから、付き合ってた。
他に理由があったのかも知れない。考えなかったし、考える必要も感じなかった。

「ま、私の足元にも及ばないけどね」
「お前の自信は凄いな……」

 ただ、不思議と最初の頃思ってたような鬱陶しさはなくて。

「しかしそんなことじゃ女の子スカウトできないわよ?」
「する事ないから」

 むしろ居心地が良いとすら思ってた。

「いつなにがあるかわからないんだから、しっかり私が見る目を鍛えてあげる」

 傾いた振りしても人気アイドルの横に居ることに優越感を感じなかったといえば嘘になる。


―――

 そんな感じで、学校に来れば話す。
たまのオフには連れ立ってどっかに行く。
といった関係がしばらく続いた。

「おす」
「……まさか高校まで同じになるとは」

 舞はどんどんスターダムを駆け上がっていって、
歴史に名を残すようなアイドルになった。

「どこ行ってもどうせちゃんと通えないんだったら、
 って思ってあんたに合わせたのよ」

 CDを出せばトリプルミリオン。
テレビにでれば視聴率爆上げで、
外に出れば人の波。

「嬉しいでしょ?」

 遠い存在になったようで、
でも手を伸ばせば届くような直ぐ隣に居る。

「ばーか」

 俺が照れ隠しにそういうと、
舞はへらっとだらしなく笑った。

 なんだかんだ、ずっと続くと思ってた。


―――

「ねぇ」

 関係が変わったのは、俺達が16になって直ぐ。
誰も来ない、放課後の空き教室。

「ねぇってば」

 夏の、ことだった。
埃っぽい部屋、傾いた太陽。
蒸れた空気、汗ばんだ身体。

「怒ってる?」
「別に、怒ってない。ただ、……ちょっとわけがわからない」

 手を引かれて連れて行かれた。
大事な話があるから、と。
そこで俺は、そこで……俺は……。

「ごめんなさい」
「……なんで謝るんだよ」

 前髪が額にはりつくし、
Yシャツも背中に張り付いてる。

「無理やり、みたいになって」
「……ばーか」

 それから、しばらくして舞がアイドルを辞めたと大々的に報道された。
学校にもこの日からしばらく来なくなって、辞めた。


―――

「お腹減ったー」
「なんか作るか?」

 一年半ぶり位にあった時、俺はどうしていいかわからなかったけど。

「Pって料理上手いよね」
「そりゃどうも」

 家に押しかけてきたあいつはブランクを感じさせない位に
いつも通りで、俺も自然にいつも通りになった。

「大好きー」

 へらっとだらしなく笑って。

「ばーか」

 いつも通りに答える。
この日から、また少しずつ会うようになった。


―――

「これが大学かぁ」

 たまに会って話して、でかける。
辞めてからずいぶん経っても変装なしだと人に囲まれるから。
あいつは年中帽子と伊達めがねだった。

「なんで来たんだよ?」

 恋人か、と聞かれたら首をかしげるけど。
友達か、と聞かれても首をかしげる。

「Pが通ってる大学はどんな所かなって」

 へらっとした笑い顔。
俺はそれが好きになっていた。

「別に面白くないぞ?」

 変な関係だ。と思う。
当時も思ってたし、今でも、思う。
はっきりすればよかった、と。


―――

 ある日、舞が娘と歩いてる姿がマスコミに撮られた。

「大きくなって外にでる機会が増えるとダメね、
 一応圧はかけてたけど、人の口に戸は立てられないもの」

 俺は、知らなかった。

「ずっと、隠してたんだな」

 何一つ。知らなかったんだ。

「……隠してたのは、そう。でも、裏切ってはないつもり」

 理解ができなかった。

「相手は?」

 そりゃ、別に俺達は互いに口にした事はなかったかもしれない。

「言えない……」

 でも、と。独りよがりな感情が胸にわいた。

「負担、かけたくないし。迷惑、かけたくないから」

 大学四年の時の事だ。

「ばいばい」

 去り際の彼女は、いつもみたいにへらっと笑いはしなかった。


―――

 そして、俺がここで働き始めた。

「日高愛です!! トップアイドル目指して頑張ります!」

 このタイミングで、芸能関係の仕事にスカウトされるなんて。
って運命を感じた訳じゃない。

「日高? ……そうか」

 この業界に居れば、逆にあいつと出会う可能性は小さくなるだろうかと思った。
いや、単に触れたかったかもしれない。この世界に、あいつが輝いた世界に。

「? どうしました?」
「いや、……じゃあ君は本日付でウチの所属となる。
 正式な契約書を書いてもらうから、家大丈夫かな?」
「はい! 大丈夫です!」

 もう、わからない。


―――

「なにか言ったら?」

 愛の家。それはつまり舞の家だった。

「……久しぶり」

 覚悟を決めて行ったものの、
いざ会うとどうしていいかわからなかった。

「まさかこんな形でまた会うなんてね」

 もう会わない、そのつもりだったのに。
まさか娘が俺の担当するアイドルになるとは。

「私があの年の頃やりたい放題やってたから、
 娘にも好きにやらせようと思ってたのよ」

 アイドルになるとは思わなかったけど、と普通に笑う。

「どう? 私が教えたスキルは役に立ってる?」
「……おかげさまでな」

 大事な話だから、と愛を締め出した部屋の空気は
俺の首をじわじわと絞める。

「もう少し普通に話しできない?」
「……」

 無茶を言うな、と思った。
あの日から、俺は心のどこかに蓋をしたままなのに。

「ね?」

 でも、俺だって子供じゃないから。

「……わかったよ舞」

 変わってしまったから、ふんぎりはつけたから。
もう、全部昔の事だから。

「ありがと」

 へらっとしただらしない笑み。
変わらない、なにも変わってないように見えた。

「卑怯者」

 だから俺は、つい悪態を吐いた。

「ばーか」

 昔の俺の様に返された。


―――

 それから、仕事の事で何度か会った。

「たまには飲みに行かない?」

 少しずつ前みたいに話せるようになった。

「嫌だね」

 その度によくわからないモノが胸の奥に溜まっていくのを感じて。

「つれないわね」

 でもそれも仕事の忙しさに掻き消えていった。

「うっさい」

 母子家庭の事については、聞けなかった。



―――

「……で、今に至る」

 つい、長話になった。
人は未来を思うとき空を、
過去を思い出すとき足元を見るというのは本当で、
ずっと伏せっていた顔を上げると二人はなんとも言えない表情をしていた。

「え、でもそれって……」
「愛ちゃんって……」
「なにボソボソ話してるんだよ」

 昔話をした直後に二人してこそこそと話されると気分が悪い。

「……ちなみに、愛ちゃんのお父さんについては」
「聞いてない、聞く気もないし知りたくもない」

 思い出話で昔の感情がわいたのか、
少しキツイ言い方になった。

「え、あ、この人馬鹿だ」
「もしかして本当にわかってない?」
「だからなんだよ……」

 戸惑ったような、呆れたような態度。
俺としても少々困る。

「あの、それって――

 小鳥が何かを言おうとしたとき。

「プロデューサーさん! 次の私の予定ってなんでしたっけ?」

 てこてこと愛がやってきて。

「お前はなんで自分のスケジュールくらい覚えてないんだよ」

 デコピンをお見舞いする。憂さ晴らしも兼ねてる気がする。

「次はレッスンでしょ、本当に愛は忘れっぽいんだから」

 そしてその後ろから舞も。

「なんだお前ら、いま仕事中だよ」
「そうは見えなかったけど?」

 再開して、もう数年。
すっかり普通に接する事ができる。


―――

 愛と戯れる彼を見ると、
時々、もしかして、と思うことがある。
こんな風に、と。

「ねぇたまには飲みに行かない?」

 有名になりすぎた私。
アイドルを辞めても、それは続いた。
子供ができた、となれば大きく報道される事はわかっていた。

「嫌だ」

 私はすでに、身を守るすべというか、
そういうものを持っていたけれど。
彼は当時ただの高校生だった。

「残念」

 欲しいものはなんでも手に入れる。
世渡り上手な欲張り、そう自分の事を思っていた。
けど、惚れた腫れたは私の手にも負えなかった。

「……もしかして、ママ」

 そうして隠してるうちに、娘は大きくなり。
いつしか本当の事なんて誰にもいえなくなってた。

「なに?」

 他にやりようが、あったのかも知れない。
彼と、愛と、三人で暮らせるようなやり方が。

「プロデューサーさんの事好きなの?」

 ぼそりと敵対心丸出しで言う娘に対して私は。

「さぁ?」

 にへっと、だらしなく笑って見せた。

終わり

仕事中は妄想力が高まるので
勢いでかきました
おかしかったらごめんね

説明不足な所に関しては質問どうぞ

ifルートだから本当かどうか分からんけど、>>1>>831をもとにこの話を書いたのかな?
他人の書き込みを勝手に引用するのは申し訳ない。

あの後一時間睡眠というウルトラCを体現したのちいままで仕事してました
ただいま

>>939
はい>>831>>878を見て仕事中にもやもや考えてました

妄想で書いたと言うからには思いつきなのかもね
てか、仮に他の書き込みから着想を得たとしても話自身は1が考えてるのに何が悪いのだろうか
ルキトレと舞さんの話しかり

個人的にはそういう所からもネタを得てもっと続けて貰えると嬉しいです

>>946
恐らく>>939は勝手に安価つけて申し訳ないって事じゃない?
俺にというより違ったら>>831ごめんね っていう感じだとおもうます



【ifのif~そしてEP~】

「舞さん、どうですこの後?」

 事務室に顔をだしてみたものの、Pは外回りで居ない

「べつに、いいわよ?」

 らしくもなく肩を落としていると、事務員の一人。

「じゃあ決まりで、ちっひも来るでしょ?」

 小鳥さんにそう声をかけられた。

「え、はい。構いませんけど」

 あまり話したことはないけれど、同い年と言う事はPから聞いた。

「珍しいわね」
 
 だから? とは思ったけど、急にそんな風に誘われるとは思っていなかった。

「えぇ、大事な話がありますので」

 インカムをつけた彼女は、そう言ってニヒルに笑った。


―――

「で、本題です」

 Pと三人でよく行くと言う居酒屋。

「本題? ……ってなにかしら」

 そう紹介された所は、当然だけど始めてのお店で。

「もしかしてピ……小鳥さん」
「えぇ、いいます。言わせてもらいます」

 私の知らない彼が、ずいぶんと多くなったんだと今更に実感する。

「なにを?」

 それが少し寂しい。だから復帰しようと決めた。

「あなたとPさんと、……愛ちゃんの事です」

 懐かしくなって? 違う。愛が頑張ってるのを見て? 違う。

「……聞いたの?」
「はい」

 愛が日々話す私の知らない彼の姿に、嫉妬したから。

「……そう、彼も意外とおしゃべりよね」

 本当は、本当にみっともない話。

「あなたには、義務があると思います。女として、母として」
「ちょっと、ピヨっち言い方が……」
「普通は、気づきますよ。愛ちゃんの年齢を考えれば、
 ましてやあの人が気づかないなんて、ありえない」

 あの人がよく使うだけあって個室のあるしっかりとした場所。

「そうね。彼、人の機微には特に敏感な方だったもの」

 そういえば、結局一度も彼と飲んだことはない。

「……きっとトラウマなんですよ。
 あの人、以前言ってました。浮気されたって、
 あなたが隠しすぎた所為で、そう思ってます。
 考える事をやめて、完全にそれに蓋をしちゃってるんです」

 私が断られるとわかって彼に飲もうと誘うのはなんでかしら。

「……それで? いまさら言うの? 愛はあなたの娘よ、って
 いままで黙っていてごめんなさいって、いえると思う?」

 きっと、お酒に乗じて言いたい事を、言えない事を言いたかったんだと思う。

「言うべきだと、私は思います」

 わかってる。言うべきなのは、でも『べき』で言えるほど私は強くないから。

「あの人の中では、あなたは裏切り者で終わってます。
 ……そんなの、悲しいじゃないですか」

 彼が思うほど、みんなが思うほど、強くないから。

「でも……」

 それで彼に否定されたら? 愛に嫌われたら? 考えるだけで恐ろしいじゃない。

「……以上。私の言いたい事はいいました。
 人の過去に勝手に首を突っ込んで申し訳ありません」

 すっと頭を下げる彼女。

「……」

 私はどうしても笑って返せなかった。


―――

「占い、ですか?」

 翌日、藤井朋という同じアイドル。

「えぇ、やってもらえない?」

 占い好きの彼女に声をかけた。

「い、いいですけど。なにを?」

 背中を押して欲しかったのか、もしくは言わない理由を欲しがったのか。

「昔の嘘を、間違いを。正そうと思って」

 真剣な私に彼女も真剣にタロットを取り出し占ってくれた。

「……世界の正位置」

 占いに頼るのなんて、人生で初のことだった。

「意味は?」
「約束された、勝利。この場合は、……まぁ、そのままかな
 上手くいきますよって事です」

 にっこりとよかったですねと笑う彼女。
私は、ちゃんと笑って返せたのか、わからない。

藤居(小声)


―――

「ほら動き悪いぞ、しっかりあわせろ」

 複数のユニット合同ライブ。
彼はやたらと広いレッスンスタジオで声をだしていた。

「……大丈夫、大丈夫。いつもの私の調子で……」

 angel's・DearlyStars・TPJに乙女、
Pinky・citrus・cerulean・インディ。
多くのアイドル達がいる。

「どうした、もう期間もそんなに残っちゃいないぞ!」

 檄を飛ばす彼に、皆真剣に答える。
彼を慕う多くの娘達。また、べつのタイミングにしようか。
そんな気持ちが顔を出す。

 十三年という月日は、私をとても弱くしたみたい。

「……すぅ……はぁ」

 それでも、言いたい事言われて黙ってるなんて、日高舞じゃない。

「行くわよ。舞」

 欲張りな私らしく、今からでも落とした物を拾いに行こう。

「たのもー!」

 みっともなくても、情けなくても。

「はっ!? ……舞? いまは見ての通りなんだが?」

 逃げたまま程、格好悪いものはないじゃない。

「大丈夫、すぐ済むわ」

 なによりも。

「あのな、いくらお前でも他のアイドルの邪魔は……んむっ!?」

 やっぱり他の女に彼を盗られるなんて。

「……ん、ぷはっ」
「おい、お前いきなりなんのつもりだ!?」

 絶対に、許せないから。

「ずっと隠してたことがあるの」

 だから。

「なんの話だ馬鹿!」
「愛は私とあなたの娘よ」

 だから。

「……は?」
「気づかなかった? 私の年齢引く愛の年齢は?」
「……じ、十六……ってまさか」

 私は、もう一度我侭で自由奔放で狡賢くて欲張りな。

「そういうことよ」

 日高舞になる。

「……だいすきよ。ずっと」

 そういって、私はまたにへっと笑った。

頭がぼーっとしてます
そろそろ活動限界なんで寝る

あと>>869だけど8時間睡眠とか言う贅沢は休みの日にしかできねーよ!

あ、次スレはどうしましょう?

まだまだ見たいです(直球)

建ててほしいが無理してほしくもない。

このトレンディドラマだけで1つSS書けそうな気もする

とりあえず涼ちんと愛舞のハッピーエンドが見たい
全部見たいとか言うと>>1がカローシしちゃうっしょ→

>>974
そうか、マルチエンディングかよし来た

>>757
3スレ目は完結編でいいのでわないでしょうか
もしくはころっとなにもなかった振りして日常系に戻るか……

>>970
俺も前スレのも今スレのもシリアスパートだけで1スレ行けると思った

>>976
3スレ目完結編
4スレ目以降日常
これで行こう(提案)

ただいま
スレ立てる方向でみんなは一致してるみたいですねぇ(困惑)

ペースは多分しばらくはいままで通りだと思うけど
落ちてきたらそれつまり俺の限界なんだからね

あ、あと終わりしななので丁度いいから言うけど
拍手の一言メッセージ全部読んだあと
お気に入り設定して保存してます ありがとう

おい、いまリアルタイムで押してた奴いるだろ

>>1000なら>>1がマスP化

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