咲「お姉ちゃん！外でぐらいしっかりしてよ！」

照「……だるい」

咲「それお姉ちゃんのキャラじゃないよ！？」

咲「ほら…もうっ！みんな見てるから！恥ずかしいから！」

照「…お菓子が切れた」

咲「お姉ちゃんはお菓子で動いてるのかな？目立つからせめて自分で立ってよ！」

照「……もう一生咲を支えにして生きていく」

咲「あーもう！お姉ちゃん！しっかりしてよ！」

咲「お姉ちゃん！お風呂に行く時にリビングから服を脱ぎ散らかしながら進むのやめてよ！！」

照「……時間短縮、服を脱ぐ時間と移動の時間を合わせることにより無駄な手間を…」

咲「代わりに人間としての尊厳がゴリゴリ減ってる気がするよ……」

照「咲も一緒に入る？」

咲「うちの風呂はそんなスペース無いよ…」

照「スペースがあったら入ってくれた……？」

咲「もーお姉ちゃん！からかわないで！しっかりしてよ！」

咲「お姉ちゃん！食べ終わった食器はちゃんと台所まで持ってってよ！」

咲「いっつも私が持ってってるじゃない！たまには自分でやってよ！」

照「……めんどくさい」

咲「またそう言って！いつまでも私に頼ってると将来大変だよ？」

照「…いつまでも咲がやってくれれば解決……」

咲「お、お姉ちゃん？…お、お姉ちゃんが……そう言うなら私もやぶさかでは…」

照「なんてね…冗談だよ」ｶﾁｬｶﾁｬ

咲「～～～～～！！お姉ちゃん！」

咲「お姉ちゃん！家の中だからってパンツ丸出しで歩かないでよ！」

咲「もしお姉ちゃん一人の時に誰か来たらどうするの！？」

照「…これはパンツじゃないから恥ずかしくないもん」

咲「作品違うよ！？しっかりしてよお姉ちゃん！」

咲「お姉ちゃん、せめて私の友達が来てる時くらいしっかりしてくれないかな」

照「…あー、おはようございます」

和「おはようございます、と言っても既にお昼ですけどね」

優希「咲ちゃんのお姉ちゃんはお寝坊さんだじぇ！」

咲「そ、そんなことないよ？きっと昨日遅くまで勉強とか…」

照「うっぷ……昨日お菓子食べ過ぎて胃がもたれてて…なかなか起きられなかった」

咲「…………お・ね・え・ちゃ・ん！！！」

咲「お姉ちゃん！………お姉ちゃん！！！」

照「……んー…うるさいよぉ…もうちょっと寝かせて…」

咲「ダメ！ご飯の準備が出来たから来て！」

照「んー…今日の朝ごはんなにー……」

咲「…晩御飯です」

照「……キングクリムゾン！？」

咲「もう…お姉ちゃん……しっかりしてよぉ…」

咲「お姉ちゃーん、今日は二人で遊びに行く約束でしょー？早く支度してー」

照「ん……いまシャワー浴びたとこ」ﾋﾞﾀﾋﾞﾀ

咲「お姉ちゃん！ちゃんと拭いてから来てよ！」

照「あー……咲、お願い」

咲「もうっ！しっかりしてよね！……えへへ///」ｺﾞｼｺﾞｼ

照「うっ…なんだか急に寒気が……」ﾌﾞﾙｯ

咲「あっ！お姉ちゃん！サメだよサメ！」

照「……大きいね」

咲「ねー、あっー！あっちでペンギンのショーがあるみたいだよ！早く行こ！」

照「あんまり急ぐと転ぶよー」

咲「大丈夫だよー！ってお姉ちゃん！」ｶﾞｯ

照「……痛い」

咲「……お姉ちゃんが転んでどうするの！もうっ！しっかりしてよ！

咲「カピバラだぁ……」

照「…たしか京ちゃんも飼ってたよね」

咲「お姉ちゃん！二人の時に他の男の名前なんて出さないで！」

照「さ、咲？」

咲「もう！しっかりしてよね！」

咲「お姉ちゃん、あそこにいるのって……」

照「菫と……たしか阿知賀女子の次鋒……松実さんだっけ？」

咲「……腕組んで歩いてるね」

照「そうだね」

咲「…………」ｸｲｯ

照「……どうしたの？咲、腰でも痛くなった？」

咲「もうっ！鈍感！しっかりしてよ！」

咲「お姉ちゃん……すぅ……zzz」ｶﾞﾀﾝｺﾞﾄﾝ

照「あらら……ふふっ可愛い寝顔」ｶﾞﾀﾝｺﾞﾄﾝ

咲「お姉ちゃん……しっかり…してよぉ……」

照「夢の中でまで私は……」

咲「おねえちゃぁん……」

照「……私はここに居るよ、咲」

咲「うへへ…お姉ちゃーん……ソコはダメだよぉ……」

照「うぅっ…なんだか今日は寒いなぁ…」ﾌﾞﾙﾙｯ

咲「お姉ちゃん！いつまで寝てるの！」

照「うーん……あと5分……」

咲「もう！休みの日だからってちゃんと起きないと！」

照「……あと15分」

咲「増えてるーっ！もうっ！昨日は早く寝たのになんで起きられないの！？」

照「……昨日、駅から家まで咲を担いだから…？」

咲「…あーもうっ！起きるまで私も一緒に寝るからね！」

照「うあ……ふふっ、もっと近くにおいで」

咲「お姉ちゃんはもう…あと10分で起きるんだよ？」

照「……ちょっと短くなってる」

咲「細かいことは気にしない！」