阿笠「光彦君!『矢の試練』を受けてもらうぞい!」 (105)

光彦「い、いきなりどうしたんですか博士!」

阿笠「どうもこうも言っている通りじゃ!『試練』を受けてもらうぞい!」

光彦「えーと・・・その矢は何なんですか?」

阿笠「裏組織のボス繋がりでイタリアギャングのボスに譲ってもらったのじゃ!これで人を貫くと『スタンド』という特殊能力が目覚めることがあるのじゃ・・・さぁ光彦君、嫌とは言わせんぞ!」

光彦「つ、貫く!?死んじゃいますよぉー!」

阿笠「死んだら君はそれまでの男だったということじゃのう」

光彦「ぜ、絶対嫌ですからね!さようならー!」ダッ

阿笠「仕方ないのぅ・・・」ドシュンッ

光彦「!?う、動けない!」

阿笠「さぁ!覚悟するんじゃ光彦君!」ドスッ!

光彦「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!!」ドシュンッ

阿笠「おぉっ!」

光彦「こッ、これは・・・ッ!」

阿笠「おめでとう光彦君!新たなスタンド使いの誕生じゃ!」

光彦「で、でも・・・僕どんなものなのか全然分かりませんよ?」

阿笠「その心配はいらんわい!」ドシュンッ!

光彦「は、博士も『スタンド使い』なんですか!?」

阿笠「その通りじゃ。スタンドはスタンド使いにしか見えないからのぅ・・・さっき君を押さえつけたのもコイツなんじゃ」

光彦「そ、そうだったんですか・・・」

阿笠「さて、わしのスタンド『プロフェッサー・アガサ』は!『他のスタンドの能力を詳しく分析できる能力』じゃ!」

光彦「そのまんまの名前なんですね・・・」

阿笠「さて・・・君のスタンドのことも調べさせてもらうぞ・・・」

スタンド名>>5
能力>>10
破壊力>>15(ここからはA~Eで)
スピード>>16
射程範囲>>17
持続力>>18
精密動作性>>19
成長性>>20

me-2

爆発

A

D

E

A

E

E

スタンド名ーme-2
本体ー円谷光彦
能力:爆発。タイミングは不明だが射程範囲内のものを爆発させることができる。それは本体の円谷光彦でさえ制御できないであろう。

破壊力:A
スピード:D
射程範囲:E(約2メートル)
持続力:A
精密動作性:E
成長性:E

阿笠「ウーム、見たところとんでもないゴミ能力じゃのう」

光彦「え?なんですか?」

阿笠「何でもないわい。じゃあ光彦君、早速身につけた能力を試してきてはどうかの」

光彦「そ、そうですね!せっかく身についたスタンドだし!」

阿笠「くれ悪じゃぞ~」

光彦「とは言ったものの・・・いざとなるとどう使っていいか分からないですね」

光彦「というか僕も制御できない爆発の能力って端から見たらタダのテロリストじゃないですか!」

光彦「うーん・・・あ!そういえば博士は『スタンドはスタンド使いにしか見えない』って・・・」

光彦「フフフ・・・いい事を思いつきましたよ・・・」

TSUTAYA米花町店―

光彦「うーん・・・なかなか能力が発動しませんね・・・」

店員「こら君っ!そこで何をやっている!」

光彦「えっ?」

店員「このカーテンの先は18歳以上じゃないと入ったらいけない場所なんだ」

店員「もう少し大きくなってから来てくれよ」

光彦「ごめんなさーい、知らなかったですー」

店員「わかったらなら帰r」ボンッ!

客「うわああああああああ!!!」
 「店員さんが突然爆発したー!!」

光彦「チャンスです!」

光彦(爆発の混乱のスキに18禁コーナーに侵入し!)

光彦(AVを奪取します!)

光彦「うへへへ・・・どれにするか迷いますねぇ・・・」

光彦「ん?何だか焦げ臭いですね」

ワーニゲロー
カジダー
キャー!

光彦「ま、まさか・・・さっきの爆発のせいで・・・!?」

光彦「このままではマズいです!僕も火事に巻き込まれてしまう!」

光彦「も、もうこれでいいです!」ガシッ

ボンッ!

AV「」

光彦「な、なんてタイミングの悪さ!」

光彦「も、もう逃げるしか!AVは本当に惜しいですが!」

光彦「な、なんとか逃げ切りました・・・」

消防士「君、最後に出てきたが大丈夫だったかい?」

光彦「は、はい」

消防士「まったく、真昼間からヒドイよなぁ。ここはAVの穴場だったのに・・・」ボンッ!

消防士「」

光彦「うわああああああああ!!!」

ピーポーピーポー

高木「被害者は消防士の青年(26)。このレンタルビデオ店の消火作業に当たっていた際、突然顔面が爆発したようです」

目暮「うむ、ご苦労。しかし人の頭が突然爆発するとは・・・」

佐藤「不思議な事件ですね・・・」

光彦(困っているようですね。まぁ僕にとっては好都合ですが・・・)

一時間後ー

光彦「ふぅ・・・やっと解放されました」

光彦「いくら事情聴取しても意味ないんですけどねwww」

「お!光彦じゃねえか!」

光彦「ゲッ!コナン君!」

コナン「どうしたんだ?突然変な声なんかあげてよ?」

光彦「な、何でもないですよ・・・ところでコナン君は何を?」

コナン「ん?あぁ、借りてたビデオを返しに行けっておっちゃんに頼まれちゃってな」

光彦「どこのレンタルビデオ屋ですか?」

コナン「TSUTAYA米花町店だよ」

光彦「えぇっ!?」

コナン「どうした光彦?」

光彦「どうもこうもさっきTSUTAYAで火事があったんですよ!」

コナン「マジかよ!ビデオ返せねーじゃねーか!でも一応・・・・」

光彦「ダメですよ!」

コナン「何でだ?行くくらいいいじゃねーか」

光彦「何か不可解な事件が起こったらしくて今警察が来てるんです!」

光彦(コナン君なら事件を解決しちゃいそうですし・・・)

コナン「不可解な事件・・・面白そうじゃねーか!」

光彦「えっ」

コナン「行ってくるぜ!」

光彦(しまったーーーーー!)

光彦「・・・なんてガラにもなく焦っちゃいましたが・・・よく考えたらスタンドによる殺人なんてわかりませんよねぇ」

光彦「勢いよく行っちゃったコナン君は哀れですねwww」

ドンッ!

光彦「いてて・・・」

チャラ男「オイオイ~前見て歩けよなぁ~」

ギャル1「ホントありえな~いwww」

ギャル2「チョットォ~まだ子供じゃんwww」

光彦「す、すみません・・・」

チャラ男「気をつけろよな!」

光彦「ハ、ハイ・・・」

ボンッ!

チャラ男「」

一同「!?」

ギャル1「きゃああああああああああ!!」

ギャル2「ちょ、ちょっとアンタ!チャラ男くんになんかやったの!?」

光彦「な、なんにもやってないですよ!」

ザワザワ

光彦(ひ、人が集まってきた!)

光彦「じゃ、じゃあ僕はこれで!」

ギャル2「あっ、コラー!」

光彦「ハァ、ハァ・・・」

光彦「ここまでくれば安心ですね・・・」

光彦「しかし博士がくれたこのスタンド、何一ついいことないじゃないですか!」

光彦「勝手なタイミングで爆発するし・・・タイミング?」

光彦「聞いたことがあります・・・全てのものには『タイミング』がある、と」

光彦「一見バラバラに見えるこの爆発も、なにかタイミングがあるとすると・・・」

光彦「ま、まさか・・・!」

光彦「僕のスタンド『me-2』の真の能力はッ!」

光彦「ズバリ『頭の中でHな妄想をしているヤツを爆発させる能力』ッ!」

光彦「きっと一人目の犠牲者は僕を追い出した後でじっくりと今夜のオカズを探す予定だったんでしょう・・・」

光彦「二人目の消防士はあからさまにAVの穴場とか言ってましたしね」

光彦「あのチャラ男はギャル達とヤることしか考えていなかったに違いありません!」

光彦「ぐふふ・・・これはスゴイ能力ですよ・・・!」

元太「ん?こんなところにパソコンが?ちょっと見てみっか!」

元太「うおっ!これはウナギの超貴重な交尾映像じゃねーかぁ!たまんねえ!」ドカーン!

元太「」

光彦「実験成功・・・いいじゃないですかme-2・・・!」


コナン「・・・なるほどー!それはスゴイ事件だったんだねー!」

高木「うん、何人もの人の目撃情報があるんだけどね、どれも爆破に結びつくとは思えないんだ」

佐藤「そういえば亡くなった消防士さんは男の子に声をかけていたそうよ。そばかす顔の・・・」

高木「もしかして光彦君でしょうか?」

コナン(光彦・・・?)

目暮「佐藤君!高木君!」

高木「警部、何か見つかったんですか?」

目暮「いや、また事件だ・・・若者の顔が突然爆発したらしい!」

一同「!?」

佐藤「す、すぐに向かいましょう!」

コナン「あっ、僕も一緒に行く!」


ギャル1「・・・というわけなんです・・・」シクシク

佐藤「それは辛かったわね・・・事件の直前彼に何か異変はあった?」

ギャル1「えーと・・・」

ギャル2「そういえば小学生くらいの男の子にぶつかっていたわ、そばかす顔の!」

ギャル1「それは関係ないんじゃない?」

佐藤「そうね・・・」

コナン(そばかす顔・・・どう考えても光彦だ・・・)

コナン(この2つの事件には必ず関連性がある・・・しかしなぜ光彦が?)

コナン(そういえば・・・あの時は気にしなかったが、光彦の奴随分とオレを引き留めてたな・・・)

コナン(ま、まさか光彦が!そうなるとこれは・・・『スタンド攻撃』!)

高木「た、大変です警部!」

目暮「今度はなんだ!?」

高木「米花町ソープ街にて多数の爆発発生!多くの死傷者が出ているそうです!」

コナン「あの野郎おおおおおおおおおおおお!!」

米花町ソープ街―

ドカーン!
ドカーン!

光彦「ふふふ・・・歩くだけで周りがどんどん爆発する・・・たまりませんねぇ」

コナン「コラー!光彦ーッ!」

光彦「ど、どうしたんですかコナン君、こんなところにいちゃ危ないですよ・・・?」

コナン「バーロー!全部テメーのせいじゃねえか!そこのスタンドを使ったな!」

光彦「!?コ、コナン君、スタンドが見えるんですか!?」

コナン「あったりめーだ!出てこい!>>65!」

ーコナンのスタンド
名前>>65
能力>>70
破壊力>>73
スピード>>74
射程範囲>>75
持続力>>76
精密動作性>>77
成長性>>>78

ksk

過去と未来を見る能力

c

A

E

E

A

a

スタンド名:シャーロック
本体:江戸川コナン(工藤新一)
能力:5秒以内の過去と未来を見ることができる。
破壊力:C
スピード:A
射程範囲:E(約2メートル)
持続力:E
精密動作性:A
成長性:A

コナン「出てこい!『シャーロック』!」ドキュンッ

光彦「そ、それがコナン君のスタンドですか・・・だけど!このスタンドの真の能力を知った僕の敵ではありません!」

コナン「ーシャーロック!」

コナン(オレの『シャーロック』はッ!範囲内の5秒後までに起こる出来事を知ることができるッ!範囲が2メートルしかないのが厄介だが・・・)

コナン(光彦は・・・エロ本を投げつけてくる気か!?何の為だ!)

光彦「くらえっ!」エロホンポイッ

コナン「はっ!」

光彦「かわした!?」

コナン「バロバロバロバロバロバロ!!」

光彦「うわぁっ!?」

光彦(マ、マズイです・・・コナン君は恐らく僕の動きを予知して動いている・・・ッ)

コナン「光彦・・・言い残すことはあるか?」ゴゴゴゴゴゴゴゴ

光彦(ここまでか・・・!)

「あれー?コナン君じゃない!」

コナン「!?ら、蘭ねーちゃん!?」

蘭「こんなところでどーしたの?」

コナン「そういう蘭ねーちゃんこそ!」

蘭「私はお仕事で・・・何か外がパニック状態みたいだから出てきたのよ」

コナン「蘭が・・・ソープで・・・?」

光彦「今だッ!me-2!」

コナン「しまった!」ドカーン!

コナン「や、やられたぜ・・・」

光彦「蘭さんのことを妄想してしまったようですね・・・」

光彦「人は愚かなものです。欲ばかりあって、その欲で身を滅ぼす」

蘭「ちょ、ちょっと!これ光彦君がやったの!?」

光彦「もちろんです!」

蘭「ゆるさない・・・!」

光彦「おっと!スタンド使いじゃない蘭さんが僕に勝てるとでも!?」

「待つのじゃ」

蘭「あ、阿笠博士!」

阿笠「すまんのぅ、蘭君。このそばかす野郎がこんなことをしているのはワシのせいでもあるんじゃ・・・落とし前つけにきたぞい」

光彦「クックックッ・・・落とし前って・・・博士のパワーが無いスタンドで僕に勝てますか!?大人しく降参してくださいよ!」

博士「それはどうかの・・・」ニヤリ

光彦「な、なんですか、その余裕っぷりは。何か秘策でも?」

阿笠「『スタンド』、そして『矢』
にはさらにその先の力があるー」スッ

光彦「『矢』ッ!?」

阿笠「『プロフェッサー・アガサ』ッ!!」ブスリッ!

光彦「『矢』を自分のスタンドに!?」

光彦「く、くらえっ!哀さんの秘蔵盗撮写真!」

阿笠「無駄じゃぞい!」

ーカッ??

光彦「ーッ!?」

┣¨┣¨┣¨┣¨ ┣¨┣¨ ┣¨┣¨……

阿笠「『プロフェッサー・アガサ・レクイエム』ッ!」ドォーーーーーーン

光彦「レ、レクイエムッ!?」

阿笠「生き残るのは・・・この世の『真実』だけじゃ・・・」

阿笠「真実から出た『誠の行動』は・・・・・・決して滅びはしない・・・・・・」

阿笠「そして君の行動が真実から出たものなのか・・・それともうわっ面だけの邪悪から出たものなのか?それはこれからわかる」

阿笠「君ははたして滅びずにいられるのかね?『光彦君』・・・」

プロフェッサー・アガサ・レクイエムの能力>>93

ksk

相手に真の真実を突きつける

光彦「攻撃が効かないなら変えるまで!今度は歩美ちゃんのです!」

阿笠「仕方ないのぉ・・・アガサ・レクイエム!」

ブワッ

光彦「な、なんですか、この空間は!」

ミツヒコォ・・・

光彦「!?」

ミツヒコォ・・・

光彦「こ、これは一体!?」

モット・・・モットイキタカッタ・・・

ユルサナイ・・・ゼッタイニ・・・

光彦「な、なんなんですかもう!」

阿笠「ーそれは君が殺したもの達の『真実』じゃ」

光彦「!?」

阿笠「よく『相手を恨んでも仕方ない』とかいうがの、そうやって相手を許せるのはごく一部の強い人間だけじゃ。多くの人間は自分を殺した者を呪い、遺族は犯人を許さない・・・!」

阿笠「それだけのことを君はやったのじゃ」

コッチニコォイ・・・ミツヒコォ・・・

光彦「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

阿笠「終わりじゃ!」

阿笠「アガアガアガアガアガアガアガアガアガアガアガアガアガアガアガアガアガアガアガアガアガアガアガアガアガアガアガアガアガアガアガアガアガアガ」

光彦(お、終わった・・・短い人生でした・・・)

???「ホントウニ短い人生ダッタナ」

光彦「!?」

レクイエム「お前はココデオワリ・・・ダケドフツウノ小学一年生ニハマダマダ『夢』と『希望』ガアル・・・」

レクイエム「ダガお前ガソレヲ味わえることは決してナイ!」

レクイエム「コレガお前ノ『真実』ダ・・・円谷光彦」

光彦「や・・・やめろおおおおおおおおおおおおおお!!!」

阿笠「ふぅ・・・」

コナン「は、博士・・・終わったようだな」

阿笠「おぅ新一!無事で何よりじゃ」

コナン「バーロー・・・オレが簡単に死ぬかよ・・・光彦は?」

阿笠「彼なら・・・今頃『真実』を突きつけられている頃じゃろうなぁ・・・」

コナン「?」

阿笠(ーこうして光彦君が起こした一連の事件は終わりを迎えた)

阿笠(じゃがまだまだワシの研究は終わらない)

阿笠(スタンドはどのように発生するのか?新一は生まれつきらしいしの)

阿笠(じゃが必ず見つけてみせる・・・)

阿笠(帝丹小学校女子更衣室を覗けるスタンドをッ!)


終わりです。
安価に参加してくれた人、見てくれた人ありがとう!
人は煩悩によって滅ぶ・・・光彦君のスタンドはある意味神のスタンドなのかもしれませんね

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