副会長「俺と付き合ってください」生徒会長「却下ぁ!!」. (63)

男「女ー!一緒に帰ろうぜ!」女「」コクン

男「女ァ!貴様俺のパンツ盗っただろ!!」女「」コクン

老人「『爺クフリート』とはワシのことじゃあぁぁーーっ!!」

男「恋のキューピッド?俺たちが?」女「」コクン

優等生「留学生の指導係だと...?」

男「伝説の焼きそばパン?」女「」コクン


こっちもよろしく

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「それでは、新生徒会長は就任の挨拶をお願いします」

生徒会長「....生徒会長という名誉ある職務に就くことができ、とても嬉しく思っています」

生徒会長「先輩方が育まれた自由な校風を大切にしつつ、皆さんが健全な学校生活を送れるよう尽力していく所存です!」

パチパチパチパチ イイゾー ステキー!

生徒会長(....ついに来たんだ、この時が....!)

元会長「まぁ、君はこの僕の補佐を務めてきた訳だし?文武両道の才色兼備だし?何も心配はしていないよ」

生徒会長「元会長のご指導を最大限に活かして、頑張っていくつもりです」

元会長「まったく、真面目だねぇ。ところで、今度の副会長は....」

副会長「あー、どうも。自分っす」ペコッ

元会長「そーかそーか!会長ちゃんのこと、しっかり頼むよ」ペシペシ

副会長「あ、ハイ。誠心誠意頑張りまーす」

生徒会長「.......」

生徒会長「という訳で、今日からキミと私はパートナーだ。学校のために、一生懸命やっていこう!よろしく」

副会長「了解っす。こちらこそ、よろしくお願い致します」ペコッ

生徒会長「そんな他人行儀な。同学年なんだし、もっと砕けた口調でいいんだよ?」

副会長「あー、イエ。どうぞお構いなく」

生徒会長「.......」

副会長「」ボケー

生徒会長(何だか、シャキッとしない奴だなぁ....。彼と上手くやっていけるだろうか)

「おはよー」「グッモーニーン!」ワイワイ ガヤガヤ

生徒会長「おはようございます!」

副会長「おはよーございまーす」ファァ

生徒会長「コラ、副会長。私たちは生徒たちのお手本なのだから、もっとシャキッと!」

副会長「あぁ、スンマセン」ペコッ

生徒会長(....何故こんなのがよりによって、私に最も近しい副会長の職に....)

モブ「おはようございます会長!今日もお美しい!!」

モブ2「例えるならそう、蛾の群れの中に解き放たれたアゲハ蝶のような美貌....」

生徒会長「例えが酷すぎないか」

副会長「あー、そこのお二人さん。一応服装点検も兼ねてるんで、ズボンの位置とか整えてほしいっす」

生徒会長「キミがそれを言うか」

生徒会長(...とはいえ、以外と気の回る奴みたいだ)

副会長「ところで会長、あーいうのも注意した方がいいんすか」

生徒会長「ん?」

男「でさー、残り3秒を切ったところでウチの爺ちゃんが成層圏にワープしてさー....」

女「」ワクワク

生徒会長「.....コラ、そこの二人」

男「あっ、おはよう会長さん!何か用です?」

生徒会長「何か、じゃない!くっつきすぎだよキミたち!不健全だよキミたち!!」

男「不健全とは失敬な!何か言ってやってくださいよ女さん!!」

女「.....校則でわたしたちの愛は縛れません」キリッ

生徒会長「」

副会長「いやー、さすが我が校が誇るバカップルっす」

男友「やれやれ、所構わずイチャつくからそーなるのさ。その点、オレたちって健全だよね!!」

女友「独り言なら他所でやれ」

男友「(´・ω・`)」

生徒会長「....キミたち、あの二人の親友だろう?何とかして貰えないか」

女友「ゴメン、無理」

男友「何故無理かって?それはボクたちもイチャつくので忙しいからさ☆」

生徒会長「」

女友「~~~あー、もう!!何で人前で平然とそーゆーこと口走るかなぁ!!!」

生徒会長「.......」プルプル

副会長「会長、抑えてください」

不良「おうおうおうテメーら、今日も見せつけてくれやがって!」

生徒会長「....オイ、不良くん。何だその格好は」

不良「何って、決まってんだろ?特攻服だよ特攻服!」

副会長「今日び特攻服とかマジ半端ないっすね」

不良「おうよ!小遣い貯めた甲斐があったってもんだぜ」

生徒会長「そんなふざけた格好.....!没収だ没収!!」

不良「あぁ!?やなこったよ!!」

生徒会長「校則違反だ!分からないのか!?」

不良「あーん?生徒手帳に『特攻服は着てくるな』って書いてあんのかよ?えぇ?」

生徒会長「」ブチッ

生徒会長「....ならば、しっかりと叩きこんであげよう」スッ

不良「.....あ?」

生徒会長「『登校、下校の場合は所定の学生服を着用すること』」

生徒会長「....生徒手帳の、17ページだぁぁあぁぁぁぁぁ!!!」ズドォォォォォン

不良「」

モブ「なっ、何てことだ!会長の放った一撃で地面に巨大な亀裂が!!」

モブ2「生徒手帳の17ページを見開いた状態で地面に叩き付け、衝撃波を生み出したのか....!!」

生徒会長「その特攻服、大事なモノなんだろう?だったら、汚さないよう家に飾っておくべきだ」

生徒会長「最も、キミ自身の血で真っ赤に塗り替えたいと言うのなら話は別だけれどね」ニッコリ

不良「」

男「弁えよう」

女「」コクコク 

女友「弁えろ」

男友「ウス」

副会長「......」

--生徒会室

生徒会長「あぁ~~~~~~~~~~!!!」ドサッ

副会長「会長、お疲れ様っす」

生徒会長「どうして....!!どうしてこの学校にはあんなのばっかりがいるんだぁ....!!」

副会長「自由な校風がウリですからね」

生徒会長「負けるものか....!何としても、私は.....」

副会長「....とりあえず、お茶でもどうぞ。ゆっくり休まないと毒ですよ」スッ

生徒会長「えっ?あぁ、どうもありがとう」

副会長「恐縮っす」

生徒会長「はぁ....。お茶を飲んだら何だか落ち着いたよ」

副会長「喫茶店をやっている知り合いがいるんで、その人から貰ったもんです。お役に立ったようで幸いっす」

生徒会長「うん、ありがとう」ニコッ

副会長「....会長、ついでに肩もみなんていかがですか」

生徒会長「キミがやってくれるのか?うーん、折角だしお願いしようかな」

副会長「.....では」スッ

生徒会長「あっ.....」モミモミ

副会長「......」モミモミ

生徒会長「うん....。あっ、今の気持ちいいよ....」モミモミ

副会長「」

副会長「.....まぁ、こんなもんっすね」

生徒会長「結構こってたみたいだなぁ....。助かったよ副会長」

副会長「....スミマセン、自分ちょっとトイレに」

生徒会長「あぁ、分かった。ありがとう」

副会長「.......」ガチャッ バタン

生徒会長「....腹痛か?何だか気を遣わせてるなぁ」

生徒会長「.......よしっ、頑張ろう」

書記「失礼しまーす....」コソッ

会計「おはよう、会長」

生徒会長「やぁ、二人とも。明日のあいさつ運動はよろしく頼むよ」

書記「は、ハイ....////」モジモジ

生徒会長「ん?どうしたんだ、そんなに顔を赤くして」

会計「....会長、何というかその。生徒会室でふしだらな行為は止めて貰いたい」

生徒会長「は?何を言っているんだキミは」

書記「さっき、外から聞こえたんです。会長のあ、喘ぎ声が.....」

生徒会長「」

会計「....何か言いたいことが有りそうだな」

生徒会長「当たり前だよ!!ふしだらな行為なんてしてないよ!副会長に肩もみしてもらってただけだよ!!」

会計「...副会長はどこに出ていったんだ?」

生徒会長「トイレだそうだ。きっと腹痛を我慢してまで私を気遣ってくれたんだよ」

書記「.......」

会計「.......」

副会長「ただいま戻りました!ところで、何で世界から戦争は無くならないんでしょう」ガチャッ

会長「何だかテンション高くないか?どうしたんだ」

書記「...../////」ボンッ

会計「早くもダメだなこの生徒会」

--生徒会長の家

祖父「今日の稽古はここまでにしよう」

生徒会長「ハイ、お爺様。ありがとうございました」ペコッ

祖父「どうだ、会長職の方は」

生徒会長「そうですね....。真新しい体験ばかりで、とてもやりがいがあります」

祖父「そうか....。モテるだろう?」

生徒会長「ファッ!?」

祖父「冗談だよつーか凄い反応だな」

祖父「短い高校生活なんだ。そろそろ、彼氏の一人くらい作ったらどうだ?」

生徒会長「そ、そういうことに興味ありません!大体、私は自分より強い男しか認めないと決めているので」

祖父「強い男、か.....。」

生徒会長「私の周囲に居るのは、軟弱な男子ばかりです。つまり彼氏なんてありえません」

祖父「お前めちゃくちゃ強くなったものなぁ、男が寄ってこんワケじゃ。昔は.....」

生徒会長「ご飯の支度!!!!」

祖父「御意」

--数日後

副会長「文化祭の準備も徐々に始まってきましたね」

生徒会長「新生徒会で初の学校行事だからな。気を引き締めて取り掛かろう」

副会長「まぁ、臨機応変に」

生徒会長「さて、各クラスの出し物について確認しないと....」

副会長「あぁ、それなら自分がやって先生にも許可頂きました」

生徒会長「えっ?」

副会長「一応、簡単にまとめてみたので良かったら」スッ

生徒会長「なんという手際....。ありがとう」

副会長「礼には及ばないっす。会長は学外の方への顔出しとかで忙しかったワケですし」

生徒会長「.......」

副会長「何すか?」

生徒会長「....うん。何だか、キミには助けられてばかりだと思ってね」

副会長「当然っす。会長を補佐するのが自分の役目なんで」

生徒会長「キミのような優秀な人が傍に居てくれて、私は幸せ者だな....」

副会長「まぁ、それが目的で副会長になったわけですし」

生徒会長「......ん?」

副会長「あぁ、だから....。あなたの傍に居たいから副会長に立候補したんす」

生徒会長「......???」

副会長「うん.....と....。つまり......」

副会長「俺、あなたのことが好きなんです」

生徒会長「」

生徒会長「えっ?えっえっ!?えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!???」ガタンッ

副会長「凄いリアクションっすね」

生徒会長「キミ、キミキミキミ!!そ、そんな理由で!?ありえないよ!!」

副会長「現にこうして副会長なワケですが」

生徒会長「そもそも、どうして真顔でそんなこと言えるんだ!鋼のメンタルか!!」

副会長「単にテンションが低いだけっす。何かすんません」

生徒会長「謝れよぉ!!キミに負けて落選した人に謝れよぉ!!」

副会長「そのつもりはありません。なぜなら、会長の力になりたいという気持ちなら俺が最強だからです」

生徒会長「~~~~~~~~~!!!/////」カァァァ

副会長「と、いう訳で会長。俺と付き合ってください」

生徒会長「却下ぁ!!」

--翌日

生徒会長「んーーーっ....。仕事もひと段落したし、校内の見回りでもしてくるか」ノビーッ

副会長「お供致します」

生徒会長(...あんな告白をしたのに、平然と接してくるなぁ)

書記「あっ、会長!一つお願いがあるのですが....」

生徒会長「サブカルチャー研究部の部室、つまりこの部屋からの騒音が絶えないと他の文化部から苦情が来ているぞ」

副会長「節度を持って部活動に取り組んで欲しいっす」

オタク「よもやwwwこれは失敬したでござるwwww」

オタク2「現在プレイ中のゲーム、『柿ノ木メモリアル』が神ゲー過ぎたのでついwwww」

オタク3「拙者たち、いささか非常識でしたなwwww常識的に考えてwwww」

生徒会長「.......」

副会長「あ、いいなぁこのゲーム....。アニメ版しか観てないんすよねぇ」

生徒会長「えっ、えっ!?副会長、キミも『こっち系』なの!?」

副会長「ハイ、大好きっす。因みに、最近は生徒会長キャラの攻略が趣味です」

生徒会長「ゴメン、意味が分からない」

副会長「つまりアレです、会長を俺にメロメロにさせる予行演習をしている訳です」

生徒会長「」

オタク「よもや!副会長殿も柿ノ木メモラーだったとは!!」

副会長「俺を二次元の虜にした素晴らしい作品っす」

ウンタラカンタラ アーダコーダ

生徒会長「....な、何だ。急に盛り上がって....」

副会長「おや、会長も興味をお持ちで?良かったらDVDをお貸ししますが」

生徒会長「却下だ却下!!もしくは没収!!」

--図書室

生徒会長「はぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーー」ドサッ

図書委員「ヘイ大将。浮かない顔じゃない」

生徒会長「あぁ、キミか....。うん、ちょっと困ったことがね」

図書委員「あの副会長のことかい」

生徒会長「え、エスパー?」

図書委員「アタシの情報網に掛かれば造作もねーよ」

みてるぞ

図書委員「いっつもやる気無さそうなカンジだけど、気配り上手ってのがもっぱらの評判さね」

生徒会長「うん....。評判通り、イヤ評判以上の人だと思う」

図書委員「....惚れたのか?」

生徒会長「.....分かんない」

図書委員「ふぅん....」

>>26
サンクス


副会長「そろそろ下校時間っすね。帰りましょう、会長」

生徒会長「あ、あぁ。そうだね」

副会長「どうです。買い食いに最適な店を知っているのですが」

生徒会長「イヤ、夕食前にそれは.....」グゥゥゥゥ

副会長「.......」

生徒会長「...../////」

副会長「よし、案内します」

生徒会長「ちくしょう!!」

--街中

DQN「ホラ、財布よこせっつってんだよ」

DQN女「マジウケるんですけどーwwww」

生徒A「あばばばばば」ガクブル

生徒B「おべべべべべ」ガクブル

生徒会長「その辺にしておけよ、お前ら」

DQN女「げげんちょ!?でやがったなバケモノ女!!」

副会長「会長、なんすかコイツら」

生徒会長「他校でいい気になっている、顔なじみのバカ共だ」

DQN「へっ、聞いたぜテメー!生徒会長になったらしいじゃねーか」

生徒会長「そうだよ」

DQN「お高くとまってんじゃねーぞ!?昔のテメーときたら....」

生徒会長「フンっ!!」ズドン

DQN「」

DQN女「」

生徒会長「この地面のようにキレイなヒビを入れられたいのなら、続きを言うといい」ニッコリ

DQN・DQN女「覚えとけよこんにゃろーーーっ!!」スタコラサッサー

生徒A・B「ありがとうございます!」ペコペコ

副会長「どうしたんすか、会長。急に怖い顔になって」

生徒会長「何のことかな?」ニッコリ

副会長「....何でもねっす」

一旦切ります
続きはお日様が出てからで

読んでくれてる人サンクス

--さらに数日後

副会長「会長。会計さんから、文化祭の演劇で使用したい備品のリストを貰ってきました」

生徒会長「ありがとう、分かったよ」

副会長「あと、今度ヒマがあったら俺の行きつけの喫茶店にご一緒して頂けませんか?」

生徒会長「うん?あぁ、構わないよ」

副会長「それと会長。俺と付き合ってください」

生徒会長「あぁ、もちろ」

ガシッ

生徒会長「どさくさに紛れて何を言っているんだいキミは....」ググググ

副会長「ちっ、あと一文字だったのに」

生徒会長「却下だ却下!!」

副会長「そういえば会長って、何で生徒会長に立候補したんですか?何か具体的な目標があるようですけど」

生徒会長「.....聞いてもつまらないと思うよ」

副会長「教えて貰えると嬉しいっす」

生徒会長「...はぁ、分かったよ」

生徒会長「一言でいえば....。もっとみんなに学んで欲しいと思っているからさ」

副会長「学ぶ、ですか?」

生徒会長「そう」

生徒会長「一年間副会長を経験して、外の世界....。つまりは社会に目を向ける機会も多くなってね」

生徒会長「それで、何となく感じたんだ。私たちの学校はいささか遊びが過ぎているんじゃないかと」

副会長「まぁ、確かに」

生徒会長「自由な校風といえど、それは規律あってのことだ」

生徒会長「自由の意味を履き違えたまま、子供のままで外の世界に出て行ってしまったらどうなると思う?」

生徒会長「....きっと、その人は潰されてしまうよ」

副会長「........」

生徒会長「思い上がりも甚だしいのは分かってる。それでも、私はみんなの未来を想っているつもりだ」

生徒会長「自由と規律をハッキリ使い分けられる....。そんな学校が、今の私の理想なんだ」

副会長「....なるほど。確かに清々しいほど思い上がりですね」

生徒会長「....別にすぐ理解して貰えるとは思っていないさ。特に、キミみたいに不純な動機で聖職に就くような人にはね」

副会長「....今、何つった?」

生徒会長「.....ん?」

副会長「人が人を愛することが不純だと....?ふざけるんじゃないよ!!」バンッ

生徒会長「ひっ!?」ビクッ

副会長「そんなこと言ったらアレですよあんた!俺たち人間は不純な動機から生まれた、まさに不純物になりますけど!?」

生徒会長「お、お上手.....」

副会長「おだてたって黙りませんよ!真剣なんですよこっちは!!」

生徒会長「き、キミ....。テンションがおかしい....」ガクブル

副会長「いいですか!分かっていないようだから何度も言いますけどね、俺はあなたのことが大好きなんです!」

生徒会長「そ、そんなこと言われたって....!じゃ、じゃあ私のどこが好きなんだっ!!」アセアセ

副会長「可愛いところ」

生徒会長「かっ、かわ.....!!??冗談も休み休み言いなさい!!私のどこに可愛げが.....」

副会長「休みの日に、変装をしてまでペットショップに通い詰めてるところとか」

生徒会長「」

副会長「あとはそうっすね.....。ご当地キャラのイベントに欠かさず参加しているところとか」

生徒会長「わーーっ!!わーーーーっ!!!何で、何でそんなこと知ってるんだぁ!!!」

副会長「愛の力っす」

生徒会長「ひ、ひどい....!親友以外には秘密だったのにぃ....!!」ガクッ

生徒会長「もうヤダ....!いっそ殺して......」

副会長「案ずることはありません。俺がお嫁に貰います」

生徒会長「却下ぁ!!!!」

生徒会長「はぁ、今日も疲れた.....」グッタリ

図書委員「体調が優れないようだけど?とっとと帰んな」

生徒会長「....そう、だな。引っ張ってしまうのも良くないし、帰宅させて貰うよ」

図書委員「早く治せよー」ノシ

生徒会長「う~ん....。クラクラする...」フラフラ

モブ「あ、会長!ちょうど良い所に」

生徒会長「?どうかしたのか」

モブ「さっき、昇降口で見慣れない人からこんなものを渡してほしいと言われて」スッ

生徒会長「何だ、手紙....?」


『背景 生徒会長さま

 てめーの大事な生徒はあづかりました。

 返してほしくば指定の場所に恋。間違えた来い。

 親愛なるDQN様より』

生徒会長「.......」グシャア

モブ「会長、顔が怖いです」

--廃工場

生徒会長「」ズドォォォォォン

DQN「おまっ!?扉を壊して入る奴があるか!!」

生徒会長「生徒たちを返せ。さもなくば潰す」

生徒A「会長!!」

生徒B「神よ!!」

DQN女「おーっと、下手に手を出せばこいつらがタダじゃあ済まないよ?」ニタァ

生徒会長「.....何が目的だ。さっさと言え」

DQN「ククク....!良いだろう」バサッ


DQN女「このバニーガール衣装を着てみせたら、勘弁してやんよ!!」

生徒会長「」

生徒会長「ふっ、ふざけるな!!誰がそんなハレンチな格好....!!」

DQN「なら、交渉は決裂だなぁ。この二人は丸ボウズの刑に処す!!」

生徒A「殺生な!」

生徒B「あぁぁぁんまりだァァァァァ!!!」

生徒会長「くっ....!そんな真似をして、お前ら後で処罰が待っているぞ!!」

DQN女「それが何か?アタシらのレベルまで来るとなぁ、んなもん屁でもねーのさ!」

取り巻き「「「そのとーり!」」」

生徒会長「っ.....!」

DQN「さぁ、どーするよ?生徒会長が生徒を見捨てんのかぁ?」

生徒会長「......分かった」

DQN「フヒヒ、その言葉を待ってたぜぇ!」

DQN女「あー、それと?着替えは今ここ、アタシらの目の前でな」ニタァ

生徒会長「」

取り巻き「ヒューヒュー!」「あぁ^~いいっすね~」「たまんねーっすわー」

DQN「反論は聞かねーぜ?さもなくば可愛い生徒たちはハゲに....」

生徒会長「......分かっている」

生徒A「か、会長.....」

生徒B「あぁぁぁんまりだァァァァァ!!!」

生徒会長「......」ヌギッ

DQN「まずは上着!ははっ、良い眺めだなぁ!!遂にテメーに復讐できる時が来たぜ!!」

DQN女「写メ!写メ撮るべwwwww」

取り巻き「もう一枚!もう一枚!!」「あれ、結構胸あんじゃね!?」「会長は着やせするタイプっすからねー」

生徒会長(生徒を救うためだ、仕方ない.....)

DQN「ハハっ、昔を思い出すぜぇ!!いつもオドオド、親友に助けてもらってばっかだったテメーをな!!」

生徒会長(だけど、怖い.....!!誰か助けて....!!)

取り巻き「ぬーげ!ぬーげ!」「おっぱい!おっぱい!!」「イヤ、会長はおっぱいより腰から尻のラインっすよ」

生徒会長(誰か.....!!)

DQN女「....ところでさぁ、さっきから何か人数多くね?」

DQN「えっ」

副会長「あー、バレましたか」

生徒会長「」

取り巻き「「「ファッ!?」」」

生徒会長「ふ、副会長!?何故ここに!」

副会長「イエ、会長の親友を名乗る方から『今日は帰宅した』と聞いたのでお見送りをと思って」

生徒会長「いつからそこに!?」

副会長「バニーガールの衣装が出てきた辺りからっす」

生徒会長「割と最初から居るじゃん!!!」

DQN「ケッ、不意を突いたくらいでいい気になるんじゃねーぞ!?」

副会長「あー、張り切ってるとこ申し訳ないんすケド。アンタらもう詰んでますよ」

DQN「何?」

副会長「何故なら、警察を呼んだからっす」

DQN「ファッ!?」

DQN女「ファッ!?」

取り巻き「「「ファッ!?」」」

DQN「クソッ、なんてこった!警察沙汰になったら家族に迷惑が掛かっちまう!」

DQN女「処罰が屁でもないとか、正直強がりだし!アンタら、ずらかるよ!!」

取り巻き「「「アイアイサー!!」」」

生徒会長「お前らの信念のユルさにはがっかりだよ!」

DQN・DQN女「「覚えとけーーー!!」」スタコラサッサー

副会長「......ぶはぁっ」ドサッ

生徒会長「副会長、大丈夫か!?」

副会長「腰が抜けて....。というか、会長の方が大丈夫ですか」

生徒会長「私は平気さ、全く問題ないよ」

副会長「......すみません」

生徒会長「何が?」

副会長「....カッコ悪くて」

生徒会長「えっ......」

副会長「マンガとかの主人公なら、アイツら全員叩きのめして華麗に助け出すんでしょうけど.....。俺には無理でした」

副会長「それどころか、膝が笑いっぱなしで.....。ホント、肝心な時に情けないっす」

生徒会長「.....カッコ悪くなんて、ないよ」ギュッ

副会長「えっ」

生徒会長「むしろ、凄くかっこよかった....と思う」

生徒会長「助けに来てくれて、本当に嬉しかった。ありがとう...////」ギュゥゥ

副会長「俺、もう死んでもいいっす」

生徒A「エンダァァァァァ!!!」

生徒B「イヤァァァァァァ!!!」

DQN「くそっ、奴ら絶対タダじゃ置かねぇ!」

DQN女「次こそは泣きべそかかせてやる....!」

「安心しな、次はねぇから」

DQN「そっ、その声は...!!ぐべぇ!?」ドサッ

取り巻き「「「ペプシ!!!」」」バキィ

図書委員「会長ちゃんを泣かす奴は血祭りだって忘れっちまったみてーだな、あーん?」

DQN女「で、出た!!悪魔のようn」ドゴォ

図書委員「さーて、カーニヴァルの時間だぁ。知ってるかテメーら」

図書委員「国語辞典の角で殴られると....。新世界が見られるんだぜ?」

一同「「「「「やめちくり~~~~~!!!!!」」」」」

生徒会長「昔の私は....。いわゆるいじめられっ子でね?よくあのDQNに泣かされていたのさ」

副会長「会長の幼女時代....。高まる」

生徒会長「うん、黙れ。それで、奴らを見返したくてウチの祖父に鍛えてもらってね」

生徒会長「無事に奴らを打ち負かしてから、何だかちょっと自信が付いてたんだ」

副会長「...それが、人の先頭に立つ今の会長の原点だと?」

生徒会長「そう。どうしてかな、キミには話しておきたいと思ったんだ」

副会長「.......会長」

生徒会長「?」キョトン

副会長「前にあなたの理想のことを『清々しいほど思い上がり』なんて言いましたケド、別に実現できないとは思ってないんですよ」

副会長「むしろ、デカい理想の方がやりがいがあって良いと思います」

生徒会長「.....じゃあ、私の無理に付いてきてくれる?」

副会長「もちろんっす」ニコッ

生徒会長「」

副会長「?どうかしましたか」

生徒会長「キミの笑った顔、初めて見た.....。ステキだねっ」

副会長「....あー、そっすか」プイッ

生徒会長「あれ、照れてるのかい?結構かわいい所あるじゃないか」ニタァ

副会長「.......気のせいっす」

生徒A・B「エンダァァァァァ!!!」

警察「イヤァァァァァァ!!!」

生徒会長「あぁ....。そういえば体調が優れないんだった....」クラクラ

副会長「なんと、それはまずいですね。警察の方に自宅まで送って貰いましょう」スッ

生徒会長「うん....?何だいその構えは」

副会長「お姫様抱っこです。さぁ、どうぞ」

生徒会長「却下だぁ!!!」

副会長「体重のことなら気にしなくて平気っす。このシチュエーションに備えて、筋トレを積み重ねてきたので」

生徒会長「努力の方向音痴って、キミそのものだよなぁ!!というかデリカシー!!」

副会長「ホラ、早くしてください。恥ならさっき捨てたでしょう」

生徒会長「....好きにしたらいいよ、もう」

副会長「では行きますよ.....。そぉい!!」グイッ

生徒会長「わっ、わわっ...!」ギュウ

副会長「しっ、しっかり掴まっていてください......」

生徒会長「おっ、落としたら承知しないぞ.....////」カァァァ

副会長「今ならオートバイも持ち上げられそうな気がします」

生徒A・B「ありのぉぉぉぉぉぉぉ!!!」

警察「ままのぉぉぉぉぉぉぉ!!!」

生徒会長「さっきから何なんだあの人たち」

副会長「つーか曲のチョイスおかしいっすよね?」

--生徒会室

副会長「『伝説の焼きそばパン』?なんすか、ソレ」

生徒会長「世界遺産登録寸前までいったという、究極の珍味だ。今度、ウチの購買でソレが一個限定で販売されるらしい」

副会長「暴動が起きますね。文化祭前なのに、怪我人が出たらまずいっす」

生徒会長「と、いう訳でだ。私とキミで鎮圧を行おうと思うのだけれど、どう?」

副会長「異議なしです」

生徒会長「よし、その意気だ!まぁ、手っ取り早く私たちがそのパンを手にしてしまえばいいさ」

副会長「....ソレ、単に自分が食べたいだけじゃあ」

生徒会長「何かいけないか?自分へのちょっとしたご褒美さ」

副会長「.....会長、何だか柔らかくなりましたね」

生徒会長「誰かさんのおかげで、ね。引き締めてかかろう、副会長!」

副会長「御意。ところで会長」

生徒会長「何だい?」

副会長「俺と付き合ってください」

生徒会長「却下ぁ!!」

おまけ

--文化祭当日

生徒会長「な、なぁ....。やっぱりやめよう?恥ずかしいし....」キョロキョロ

副会長「何言ってるんです?文化祭を盛り上げるのが自分らの仕事でしょう」

図書委員「ごたごた甘えたこと抜かしてんじゃねーよ!!あーん!?」

生徒会長「くっ、分かったよ....!着ればいいんだろ着れば!!」

副会長・図書委員「」ピシガシグッグッ

生徒会長「いつの間に仲良くなったんだキミたち」

モブ「おっ、おい!あれを見ろ!!」

モブ2「ダニィ!?」

生徒会長「みっ、皆さぁ~ん!今日の文化祭、張り切っていきましょうねーー!!」フリフリ

書記「か、会長....!ステキです////」b グッ

会計「....もう、何も言うまい」

オタク「せっ、生徒会長のバニーコスktkr!!」

副会長「おっと!撮影は生徒会を通して頂かないと困ります」

図書委員「もしくは、出店の品を献上しな!!」

生徒会長(あぁ、もうどうにでもなーれ☆)

副会長「いやー、ステキです会長。おかげで大盛況っす」

生徒会長「ほ、本当か?」

副会長「ハイ、それはもう。会長がひと肌脱いだ甲斐がありましたよ」

生徒会長「そ、そうか....////」テレテレ

副会長「さぁ、記念写真を」スッ

生徒会長「えと....。こう、とか?」ポーズ

副会長「Good!もう少し色っぽく」カシャッ

生徒会長「えぇ....っと、こうか?」ポーズ

副会長「Great!!もっと大胆に!」カシャッ

生徒会長「そ、そんな.../////」

ガシッ

生徒会長「おぉい.....。調子に乗り過ぎだよ貴様....」

副会長「会長、意外と乗せられやすいですよね」

生徒会長「やかましい!!」

副会長「まぁこの写真は、原寸大に引き延ばして抱き枕カバーにプリントします」

生徒会長「そんなことさせるか没収だぁ!!没収没収ボッシュートォ!!」

副会長「たまにラッパーみたいになりますよね....。そういえば会長」

生徒会長「何だ」

副会長「俺と付き合ってください」

生徒会長「却下ぁ!!」


本当に完

思い付きで書いたので凄く雑 反省している
アナと雪の女王が観たい

読んでくれた人サンクス

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