真姫「セブンイレブン?」 (38)

初SS投稿です。

いろいろと勝手がわからないところもあるかと思うのでこうすれば見やすい等指摘があればくだされば幸いです。


短編ですのですぐ終わりますが若干のキャラ崩壊?ありますのでそういうのNGな方はブラウザバックお願いします。



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1401356278

某日...


にこ「真姫ちゃんにアルバイトさせたい」




真姫以外「「は?」」

希「にこっち、どしたんいきなり?発作?」

にこ「人を頭おかしい人みたいにいわないでよ!・・・ゴホン。真姫ちゃんにセブンイレブンの制服着せたいのよ、絶っっ対似合うわ!」

海未「はぁ・・・まぁ真姫の容姿なら何を着てもそれなりに似合うとは思いますが。」

ことり「でも、ローンソじゃなくていいのかな?私達一応ほら・・・」

にこ「細かいことはいいのよ!」

穂乃果「でも真姫ちゃんちお金持ちなのにバイトとかするのかな?」

にこ「そこは大丈夫よ」



~~~~~~~~~
先日

にこ「真姫ちゃんはぁ~お嬢様だからぁ~、きったコンビニの店員もままならないにこね~」
真姫「はぁ!?イミワカンナイ!!あんなの余裕よ!!」

~~~~~~~~~



にこ「今頃面接受けてるにこ」

穂乃果「∑回想終わるのはやっ!」

絵里「だから今日は早々と帰っちゃったのね」

凛「真姫ちゃん・・・ちょろすぎにゃ~・・・」

ブーン ブーン


花陽「あ、ラインだ・・・


『真姫:面接に受かったわ。まぁ当然だけどねヽ(´ー`)ノ』



花陽「ソノバデウカッチャッタノォ!?」

にこ「ふふっ当然よ!あの可愛さを接客業で使わない手はないものねーにこの思い通りにこっ!」

絵里「なんでにこが自慢げなのよ・・・」クス

希「にこっちはホンマに真姫ちゃんが好きやなー」ニヤニヤ

海未「少しその愛情が歪んでいる気もしますが・・・」

穂乃果「働いてるとこ見に行くの?穂乃果も行きたい!」

にこ「ふ、私もすぐにでも見に行きたいわ。でも初バイトでいろいろと慣れないところもあるでしょうし、すこし期間を見て余裕が出てき始めた頃にしましょう。そしたらきっと仕事の片手間に相手してくれるわ」

ことり(バイトかぁ~・・・大丈夫だといいけど・・・)

初勤初日


真姫「さて、早めに着いたわ。おはようございまーす?勝手に裏入っちゃっていいのかしら。」ガチャ

店長「あ、おはようございます。はい、こちらが西木野さんの名札。
   
   胸ポケットにクリップでバチンしてください。」

真姫「あ、はい。」バチン

店長「制服似合いますね」

真姫「ヴェエ?そ、そんなことないです。」

店長「まぁなんでもいいですけど。
   
   そしたら奥のパソコンで勤怠押して来てください。
  
   ボタン押して、名札のバーコードをスキャンです。先に表行ってます。」

真姫「・・・えっと、このもらった名札についてるバーコード。これね。

   で出勤を、パソコン、えっと、勤・・・怠。」カチャ

真姫「これがピッてする奴よね。ふふ、お店屋さんみたい」


ピッ -出勤完了-


真姫「できたのかな。ふふ、余裕よこんなの。」ドヤァ

店長「では控え室からフロアに出る際はいらっしゃいませの声と共にお願いします」

真姫「は、はい。」ゴクリ

真姫「い、いらっしゃいませー」オソルオソル

真姫 (さて。レジの前に立ってればいいのかしら)

店長「はい、この時間、出勤したらまず冷蔵庫や弁当などのショーケースの棚の温度チェックを、お願いします。」

真姫「温度チェック?」

店長「この紙に温度を書いていって下さい」

真姫「あ、はい。」

真姫 (お弁当・・・19℃。案外ぬるいのね・・・

   アイスクリームのケースは・・・どこに書いてあんのよ!あ、足元にあった。さすがに温度低いわね。

   栄養ドリンク・・・df・・・なにそれ。)

店長「あ、dfって表示されてあったらそのままdfって書いといてくれればokです。一応意味は、霜取り中ってことです」

真姫 (ふぅ、終わった。今度こそレジかしらね。ちょっと緊張するわ。)

店長「終わったら通常ならレジ内の現金チェックをやっていただきますが、最初は私がやるので見ててください。」

真姫「現金チェック?バイトがそんなお金の管理なんてして・・・」

店長「あーそんなたいそれたもんじゃないですよ。こうやって仮点検レシートを出して、ここの数字が今レジ内にあることになってる金額。
   
   そしたらあとはお金を数えて、その金額と合ってるかどうかを確かめるだけです。」

かちゃ ピッ  かちゃ ピッ

真姫 (へー、レジの中ってこうなってるのね)メモメモ

店長「正直お釣りの渡しミスなんかが結構あったりするので違算はそれなりに出ます。+だったり-だっり。

   ですので特に気にせず、報告だけして頂ければ結構です。」

真姫「わかりました。まぁやり方はなんとなくわかったわ。コンビニってレジに立ってるだけでいいかと思ってた。」

店長「あはは・・・まぁ暇なときはそんな感じのバイトさんもいますしね。うちの店は夜勤は正直、夜中になるとほぼお客さんも来ないので掃除がメインですよ。あとは一応店あいてるしっていう、店番みたいなもんです。」

真姫(店長がそんなこと言っていいのかしら・・・)



~~~~~~~~~~~~



店長「レジの基本操作はこんなところです。レジ操作は初めてということでしたが、わからないところありましたか?」

真姫「えと、今のところ大丈夫、です。」メモメモ

店長「まぁ初日なので私が横にいますし、やりながら慣れていけばいいですよ。慣れたら簡単ですので。」

真姫「はい。」

11:50


真姫「ありがとうございましたー」ペコリ

店長「はい。レジは大丈夫そうですかね。

   で。だいたいこのくらいの時間になったら、在庫の冷蔵商品を裏から持ってきて棚に補充する作業をしていただきます。
   
   どの商品がどの棚にあるのか覚えるのにも繋がりますし、10分ほどで終わると思いますのでお願いします。」

真姫「は、はい!」

真姫(ここが冷蔵庫ね。)

ガチャ

真姫「わっ寒っ!ええっと、ああ、これね。ざるそばばっか・・・台車ごと持って行っていいのよね・・・?」


ガラガラ


真姫 (新しい物を奥に・・・もう・・狭いしめんどくさいわね!)


店長「レジお願いしまーす」


真姫 (ああもう!商品の並び方がごちゃごちゃになってるじゃない!)

店長「西木野さーん、レジお願いしまーす」

真姫「ヴェエ!?は、はい!」

真姫 (わ、並んでる・・そっか。レジに人が並んだら作業しててもレジ優先なのね)

真姫「いらっしゃいませ、お待たせしました!」アセアセ

   (あれ?この人カゴもなにも持ってない・・)

(あれ?この人カゴもなにも持ってない・・)




客「セブンスター」

真姫「え、あ、は、はい?」

客「(イラッ)セ ブ ン ス タ ア !」ギロッ

ささっ
店長「タバコです。お客様ソフトかボックスどちらですか?」

客「ボックス(イライラ」

店長「はい。14番のタバコです。ちょうど頭の上のとこです。」

真姫 (あ、あぁタバコか。これね。)


「「ありがとうございましたー。」」



店長「喫煙者でもないですし、最初はタバコの名前覚えるの大変だと思うので、

   「すいません番号でお願いします」って言っても別に失礼にはあたらないので。」

真姫「はい・・・(こんなに種類があるのね・・・)」

店長「では作業に戻っちゃってください。また列が出来たら呼びますので。」

真姫「あ、そうだった。」


いそいそ

真姫 (それにしてもあのお客さん怒ってたなぁ・・・そんなすぐ怒らなくてもいいじゃない・・・)シュン

真姫「終わりました」

店長「ありがとうございます。だいたい0時目安で新しく飲み物だとかサンドイッチなどが納品されます。

   まぁそれまでに終わらせてくれれば大丈夫です。ではまたしばらくレジですね。」

真姫「はい」

真姫 (これがセブンスター。なんか2種類同じ名前のがあるわね。あぁ、箱の材質が違うのか。ふーん。

   こっちは・・・ミディアム・・・?低カロリーとかかしら。)


店長「あ、唐翌揚げ棒あげちゃいましょうか」

真姫「?」

店長「そちらの機械がフライヤーですので、ここの冷凍庫から唐翌揚げ棒の袋を・・・」

真姫 メモメモ


~~~~~~~~~~~

12:50

店長「ではそろそろ廃棄を見ましょう」

真姫「はいき?」

店長「1時、3時、5時の時間で廃棄チェックがありますのでその都度見てください。
   まずはパン類。そしてお弁当、惣菜。あと飲み物なんかは表示されている賞味期限より2日はやく落としてください。
   シールには3時廃棄って書いてますけど、その横にY1って書いてあるところを見てください。
   Y1なら1時に廃棄。Y3が3時です。表記より少し早く落とすことになってます。」

真姫 (なんでだろ)

ガサガサ ポイ

真姫 (こんなにいっぱい捨てちゃうの?もったいない。このパンの廃棄の山、穂乃果が見たら発狂しそうね。)

店長「では裏のパソコンで廃棄品の登録をしてきてください。

   まず自分の名札をスキャンして、廃棄画面に進んだら、あとは商品を1個ずつスキャンしていくだけです」

真姫「はい、いってきます」

ピッ・・・

ピッ・・・


真姫「これで全部ね。うわ、12000円分も廃棄したんだ。この店大丈夫なのかしら。」

>>1君メール欄に何も書かんかったらageたことになるんやで
あと、メル欄にsagaって入れると[たぬき]みたいな隠して表示されるワードががちゃんとドラエモンって出てくるようになるで

1:30


店長「あ、雑誌の納品が来ましたね。」

真姫「次は雑誌ね・・・えっと、またこのピッてするやつで検品?するのよね」

業者「チャーッス、スキャンお借りしゃーす。ハンコおねがいしゃーす。あざしたー」

真姫「って多っ!ナニヨコレ!」

店長「日曜夜はジャンプがありますからね」

真姫「こんなにあるんだ・・・」ピッ

客「ジャンプ一冊いいすか?」

真姫「え?あぁはいどうぞ」


真姫 (朝まで待てない位面白いのかしら・・・あ、レジ優先よね・・・)タタッ


真姫「検品終わったから本棚に入れていけばいいのね。」

店長「はい。どこになにを入れるか特に決まりはありません。まぁジャンルでざっと分ければいいとおもいます。」

真姫「週間漫画雑誌はこのへんかしらね。次は・・・ってこれ、え、エッチな本・・・?」
失楽天「ウィッス」
店長「慣れます」ドサ
真姫「は、はぁ・・・あ、奥が成人コーナーなのね。うわぁ・・・。こんなに需要あるのかしら・・・」

真姫「えっと、Parゴルフ・・・失礼します」
立ち読み客 ペラ・・・

真姫「・・・これは女性誌・・・失礼しまーす」
立ち読み客 ペラ

真姫 (ああもう邪魔!ここは本屋じゃないのよ!買って家で読みなさいよ!)




>>15 ありがとうございます!

店長「終わりましたね。じゃあ休憩45分行っていいですよ。」

真姫「あ、はい」

店長「さきほどの廃棄、うちは持って帰ったりしてもいいので夜食としてでも、良かったら。」

真姫「あ、はい。ありがとうございます。(でもこんな時間だしもう食べない方がいいわね)」


~~~~~~~~~~~~


真姫「休憩終わりました」

店長「はいおかえりなさい。あとは洗い物や床の掃除をしながらレジの対応、という感じですかね。

   コーヒーマシンの清掃はやっておきました。手順はまた今度説明します」

真姫「そんなこともするのね。」メモメモ

店長「では私も休憩いただきます」

真姫「あ、はい。」

店長「そこにある洗い物だけお願いします」

真姫「はーい」


ジャボジョボ


客「すいませーん」

真姫「あ、はーい」フキフキ

客「マイルドセブンのスーパーライト。ロングね。」

真姫「え、はい?・・・あ!(同じ轍は二度踏まないわこの賢い真姫ちゃんは!タバコね!)おタバコですか?」

客「うん。スーパーライトのロング。あ、ふたつね。」

真姫 (よし、それさえ分かればあとは探すだけ!余裕よ!)フフン

真姫 (マイルドセブン・・・スーパーライト・・・ロング・・・変ね、全部見たのに。そんな名前の奴ないわ・・・)

オタオタ オタオタ

客「あぁ・・・えっ、と48番かな。」

真姫「あ・・、ありがとうございます。(見つけたかった・・。なんか負けた気分ね・・・)」シュン



48 メビウス スーパーライト100's



真姫 「ヴェエ!?」(え、全然違うじゃないマイルドセブンとか言ってなかった!?)

客「!?」ビクッ

真姫「えと、こちら、ですか?」

客「そうそう。あぁ昔はねぇ。マイルドセブンって名前だったんだよ。それふたつね」

真姫 (じゃぁ今の名前で言ってよ!)



真姫「ありがとうございましたー。」ペコリ

真姫(ふぅ・・タバコは苦手ね・・・まだ優しいお客さんで助かったわ。)

真姫(100ってのは色んな種類にあるのね。少し長い・・・だからロングって言うのかな。で、メビウスは昔マイルドセブンだった・・・か。昔の呼び方でついよんじゃう人は結構いるかもしれないわね)メモメモ

真姫 (なんで長さが違うのに値段が一緒なんだろう。じゃぁ長いほうがお得よね。短いのとかいらなくない?)

4:30


業者「新聞でーす。ありがとございましたー」

真姫「これも数の確認をしながらいれていくだけね。」

真姫 (この一面の監督の顔・・・悪意を感じるわ)



真姫 (わ、手が真っ黒・・・インクか・・・もー)ジャブジャブ




~~~~~~~~~~




~一ヶ月後~


真姫「・・・・・・・ぐでーん」ダルーン

花陽「真姫ちゃん、大丈夫?」

真姫「なによ、700円ごとにくじ引きって・・・並ぶに決まってるじゃない・・・イミワカンナイ・・・うう、眠い・・・」

凛「ていうかなんで夜勤にしちゃったのかにゃー?」

真姫「そこしか募集してなかったのよ・・・」

海未「そもそも、高校生が夜勤できるのでしょうか」

ことり「そこはつっこんじゃダメな所だよ、海未ちゃん」

日曜



凛「みんなで真姫ちゃんのセブンイレブンに遊びに行こう!」

花陽「アソビニイクノ"ォ!?」

にこ「そうね、そろそろ仕事にも慣れただろうし。ふふ、待ちわびたわよ真姫ちゃん・・・」ジュルリ

希「にこっち、よだれよだれ」

穂乃果「どんな感じなんだろう!働いてる真姫ちゃんって!」

凛「お弁当?温め?オコトワリシマス!!」髪クルクル

穂乃果「ぷぷ、凛ちゃん似てるよそっくりだよ!!」

海未「ま、まぁ次の日学校なのですから、あまり遅くならない様にしないといけませんよ?」






セブン店前


にこ「どう?見える?」

凛「いるいる!レジのとこにたってるにゃ!よーし!凛は真姫ちゃんのレジに並ぶにゃー!」

絵里「なんでにこは一眼持ってきてんのよ」


自動ドアうぃーん

真姫「しゃっせー」




凛「え?」

花陽「凛ちゃん待ってー、あれ、急に立ち止まってどしたの?」


凛「あ、ううん、なんでもない!でもなんか真姫ちゃんの元気がないにゃー。凛達にも気づいてないみたいだし・・・」

花陽「んー、忙しいのかもよ?」

凛「そっか、そうだよね!よーしかよちん!おにぎり見に行くにゃー!」

花陽「うん!」



にこ「ふふふ、やっぱりにこの目に狂いはなかったわ。真姫ちゃんセブンの制服超似合ってる、ふふ」パシャパシャハァハァ

希「にこっち、目が犯罪者やで」

絵里「希、希!!コンビニなのに野菜まで置いてるわ!ハラショー!」

ことり「セブンはコンビニというより、小さいヨーカドーって感じだよね」

穂乃果「穂乃果はランチパック買うよ!」

海未「ああもう穂乃果、店内であまり騒がないでください」



花陽、凛「真姫ちゃん、お願いしまーす」

金のおにぎり いくら醤油漬け

真姫「しゃっせ、失礼しまーす
ピッ
   220円でーす」


凛 (手元ばっかみて凛達に気づいてないにゃ)「まーきーちゃーん!!」

ハッ

真姫「凛に花陽じゃない。来てたの?」

花陽「うん。働いてる真姫ちゃんが見てみたくて。ごめんね、迷惑じゃないかな?」

凛「もー!真姫ちゃん目が死んでるにゃー!!」


真姫「迷惑?ふふ、ふふふふふふ」


凛「にゃ!?」

花陽「?」

にこ「ほらどいて次はにこの番、すいませぇーん、一番くじのぉーユニk」

真姫「迷惑っていうのはねぇ!!色目使ってくる酒臭いサラリーマンだったり!
   
   泥酔して怒鳴り散らして小便撒き散らすおっさんだったり!!

   どーでもいいことにいちいち偉そうにクレームつけてくる暇な客のことよ!!そんなのに比べれば!!


   花陽達は全然迷惑じゃないわよ?」ニッコリ


凛、花陽 ガタガタガタガタ

にこ「」

真姫「なによ、にこちゃんもきてたの?どうぞ?」



にこ「・・・も、もうちょっと見て回るにこー」


絵里「ひよったわね」

望「ひよったなぁ」

海未「ひよりましたね」

凛「がっかりにゃ」

にこ「凛は一緒にビビってたでしょうが!!てかなにあれ!なんであんなストレス溜まってんの!?目も死んでるし!」


希「んー。ちょっと観察してみよかー」

絵里「そうね。なぜ真姫の心が壊れて人間ではなくなってしまったのか調べないと。」

にこ「あー怖かった。一番くじ引きたかった・・・」



真姫「しゃっせー」

客「タバコ」

真姫「銘柄は」

客「あー、クールマイルド」

真姫「ソフトかボックスは」

客「ソフト」

ピッ

真姫「450円です」

客「え、違うよ?カートンだよ?」

真姫 (ピキッ)「在庫確認してまいります(カートンとか初耳ですけど?)」

絵里「え?いまのやりとり何語?」

ことり「タバコの銘柄の話、かな?わけわかんないね」

凛「真姫ちゃんの言葉から感情が消えてるにゃ・・・」

希「完全に『夜勤のアルバイト』って感じに適応しちゃったんやね」

海未「客も客で、なぜ注文を小出しにするのでしょう。最初から全部言えばいいのに。」

穂乃果「あ、次のお客さんだ」

にこ「うわ。大分酔ってるみたいね・・・」


真姫「しゃっせ」

客「なんかこの店よぉ、臭くねえかぁ」

真姫「え。そうですか?」

客「俺言っとくけどよぉ、結構来てんのよ、ここのセブン」

真姫「・・・・(メンドクサイ)」

客「なぁ」

真姫「はい」(相槌を求めてたのね)

客「油くっせえんだよこの店」

真姫「先ほど油交換したせいかもしれません」

客「わけわかんねえこといってんじゃねえよ、なぁおい」

真姫「すいません」(とりあえず謝っとこう)

客「それが謝る態度か?」

真姫「あ、ちょっとすいません、レジお願いします!・・・はい、すいません。」

店員A「お次お並びのお客様横のレジどうぞ」

客「・・・お前な、話にならんわ。もっとぉ~あれだ、パチンコうて、パチンコ。んで酒飲め。じゃないとなぁあー話にならんあぁ。」

真姫 (めんどくさい。アルソック呼ぼうかしら。なによ、パチンコ打てって。笑わせたいのかしら)

客「次ゃぁ気をつけろよったくぁ」フラフラ




にこ「はっ倒してやろうかしらあいつ」

希「あかんでにこっち」

絵里「そうよ、危ないわ。それになんか強そうだし・・」

ことり「真姫ちゃん、平然としてたね」

凛「すごいにゃ・・・凛男の人にあんな凄まれたらビビっちゃうにゃ。」

花陽「私もだよ・・・」

海未「・・・大変なんですね。働くということは。」

にこ「帰ろうか・・・」

絵里「そうね、ここにずっといるわけにもいかないし」


自動ドアうぃーん


真姫「っしたー」


にこ「適応しすぎでしょ!!」

月曜日


真姫「悪かったわね、あんまり相手してられなくて」

ことり「ううん、私達こそ、いきなりお邪魔してごめんね」

花陽「・・・ねぇ真姫ちゃん、バイト辛い?」

真姫「・・・そうね。昨日の頭おかしい酔っ払いに関しては特別。毎日あんなのが来るわけじゃないわ。けど。」

穂乃果「けど?」


真姫「店員も人間だって事を忘れてる客は多い気がするわ。どこのサービス業でも似た様なものかもしれないけど。」


海未「近頃よく聞きますね。駅員を土下座させたり。」

にこ「モンスターカスタマーってやつね」

真姫「まぁだからこそ、丁寧なお客さんにあたった時にすごく嬉しいし、やる気も出るんだけどね。」

希「真姫ちゃん、なんか大人になったやん?」ニヤニヤ

真姫「なっ失礼ね!私はもともと大人よ!」


真姫「まぁでも最低3ヶ月は働いてくれっていう話だったから、3ヶ月働いたらやめるわ。

   これ以上夜勤続けてたらラブライブの本選に影響出そうだし。夜勤始めてから、なんかずっと体調おかしいのよね。

   体調不良ってわけじゃないけど60%以上には上がらないというかなんというか。
  
   しっかり休んでもモンスターファームで言う『元気みたい』状態までしか回復しないというか」

希「わからんでその例え」

絵里「学校がある以上完全に夜型にはなれないし、それも仕方ないわね。」

真姫「まぁいい社会勉強になったわ。今度からはもっと店員に優しくなれそうな気がする」

穂乃果「うんうん!いいことだと思う!じゃぁ穂むらに来て、私に優しくして!!」ダキッ

真姫「ちょっと、離れなさいよ!///」バタバタ

ギャーギャードタドタバタバタ

にこ「うんうん、真姫ちゃんも成長できて、私の真姫ちゃんフォルダも潤ったし、いいことづくめね。

   じゃ、今日は練習しないなら先帰るわー。フォルダの整理しなくっちゃ」


真姫「お待ち」ガッシィ

にこ「!?」

真姫「にーこーちゃーん?」ニッコリ

にこ「な、なに?」

真姫「にこちゃんはさぁ・・・」ジリジリ

にこ「な、なによ近いわよ顔怖いわよぉ!にっこにっこn」


真姫「お嬢様じゃないにこちゃんはコンビニくらい余裕よねぇ?」


にこ「え”・・・」

真姫「にこちゃんの名前で私と同じ時間帯でバイト応募しといたから」


にこ「」
























面接

店長「中学生はちょっと・・・」
にこ「にこは高校生よ!!!」

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