真姫「Trick or Treat」 (58)

※内容はにこまきです。少しだけことうみもあります
※日付を勘違いしていて焦って書いています
※ご都合主義ハッピーエンドが大好きです
※違和感はことりのおやつにしてください


以上のことを容認した上で、最後までお付き合い頂ければ幸いです


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真姫 ペラッ


ガラッ


にこ「にっこにっこにー♪今日も練習頑張るにこっ」

真姫「・・・まだ皆来てないわよ」

にこ「てことは真姫ちゃんと二人っきりってこと~?」

にこ「や~ん、にこ、真姫ちゃんに襲われちゃう~」

真姫「な、なに言ってんのよ!イミワカンナイ!」

真姫「皆が集まるまで本を読んでるんだから静かにしてなさいよ!」

にこ「え~」

真姫「・・・・・・・」

真姫(に、にこちゃんと二人っきり///)

真姫(髪型とか変じゃないかしら)

真姫(駄目・・・内容が頭に入ってこない)

にこ ソ~

にこ ツン

真姫「ひぁっ!?」

にこ「真姫ちゃんのほっぺやわらか~い」プニプニ

真姫「にゃ、にゃにすんのよ!」

にこ「真姫ちゃんがあんまりにも可愛かったからつい触っちゃったにこ」

真姫「か、可愛いって」カァ

にこ「駄目だったにこ~?」シュン

真姫「べ、別に駄目なんて言ってないわよ!」

にこ「わ~い!真姫ちゃん大好きにこ!」ギュ

真姫「~~~~~~~~////」

真姫(に、にこちゃんが抱きついて///)

真姫(あ、頭がクラクラして・・・)


ガラッ


穂乃果「やっほー!おまたせ!」

海未「遅くなりました・・・おや」

ことり「えーと・・・お邪魔だったかな?」

にこ「や~ん、にこと真姫ちゃんが仲良しなところ見られちゃった~」

真姫「そ、そんなんじゃないわよ!」

真姫(なんでにこちゃんはこんなにも余裕あるのよ!)

ーーー練習終了後


真姫「はぁ・・・」

真姫(にこちゃんは私のことどう思ってるのかしら)

絵里「どうしたのよ、ため息なんてついて」

真姫「別に、なんでもないわよ」

絵里「なんでもないってことはないでしょ」

絵里 「もう皆帰ってるのに一人で部室に残って」

真姫「・・・・・・」

絵里「いじっぱりなんだから・・・」

希「お悩みのようやな」

絵里「きゃっ!?」

絵里「もう、急に驚かさないの」

希「えりちの驚く顔が見たかったんや、堪忍してや」

絵里「まったく・・・」

希「そんなことより真姫ちゃん」

真姫「なによ」

希「ハロウィンってしっとる?」

真姫「いきなりなによ、知ってるに決まってるじゃない」

希「じゃあハロウィンの内容についても知っとるん?」

真姫「内容・・・?」

希「そ。ハロウィンの日に相手に『Trick or Treat』って言って相手にお菓子をねだるんや」

希「お菓子がもらえれば御の字」

希「ただ・・・もしお菓子がもらえなかったら」

希「その相手を自分の好きにしてええんやで?」

真姫「!?」




海未(!?)

真姫「な、何言ってんのよ、そんなのでたらめーーーー」

希「あれれ~?もしかして真姫ちゃん知らへんかったん?」

真姫「なっ!?し、知ってたわよそのくらい!」

希「そうやろうな~、めっちゃ有名やもんな~」

希「ハロウィンのおかげでカップルができるっていう話もあるくらいやしな~」

真姫「か、カップル!?」

真姫(に、にこちゃんとカップル///)

希「相手に要求することでお互いの心を確かめ合う」

希「ハロウィンならそんなこともできてしまうんやで」

真姫(にこちゃんの・・・心を・・・)

海未(相手を好きにしていい!?)

海未(そんな行事があるとは・・・とても信じ難いですね)

海未(ですが真姫も知っているようです)

海未(これは、つまり・・・)

海未(つまり、ことりにえっちなお仕置きができるということですね!)

海未(これは神が与えてくれたチャンスに違いありません)

海未(いつもことりに恥ずかしい思いをさせられてきました)

海未(この機会に立場を逆転させます!)

海未(こうしてはいられません、ハロウィンは明日)

海未(いろいろ準備しなくてはいけませんね)

海未「待っていてくださいね、ことり」スタタタタタ

真姫「・・・・・・」

真姫(もし、もしも、にこちゃんを好きにできたのなら・・・)

真姫(私の、この胸の想いを・・・)

真姫(・・・・・・)

真姫「帰るわ」ガタッ

絵里「気をつけて帰りなさいよ」

希「がんばってな~」

絵里「それで?」

希「ん?」

絵里「なんであんな嘘をついたの?」

希「嘘なんてついてないで?」

希「ニュアンスをちょっと変えただけやん」

絵里「まったく・・・」

絵里「それにしても、なんであんな話で真姫は帰る気になったのかしら?」

希「なんや、わからんかったん?」

絵里「ええ、だから教えてくれる?」

希「愛・・・やで、えりち」

絵里「なぜそこで愛!?」

真姫「ふぅ、やっと掃除が終わったわ」

真姫「まったく、真姫ちゃんにこんな手間とらせるなんて」

真姫「にこちゃんにはお仕置きが必要ね!」

真姫「・・・・・・」

真姫(にこちゃんは、私のことをどう思ってるのかしら)

真姫(べたべたしてくると思ったら、急に離れていっちゃうし)

真姫(甘えてきたと思ったら、からかってくるし)

真姫(どれが本当のにこちゃんなの・・・?)

真姫(にこちゃんにとって私はなんなの・・・?)

真姫(わからない)

真姫(でも・・・それも明日まで)

真姫「べ、別ににこちゃんのことが好きとかそういうのじゃないし///」

真姫「ただにこちゃんの中で私がどんなふうに思われてるのか気になるっていうか///」

真姫「・・・・・・」

真姫「一人でなにやってるのかしら、私・・・」

真姫「今日は早めに寝ましょう」

本日はここまでとなります。
ハロウィンを11月と勘違いしていました。なるべく31日には簡潔に持って行きたい(多分無理)と思いますので、よろしければお付き合いください。

真姫「おはよ、凛、花陽」

凛「おはようにゃー」

花陽「おはよう」

真姫「ちょっとお願いがあるんだけど・・・いいかしら?」

凛「なにかにゃ?」

真姫「今日がハロウィンってことは知ってるわね?」

凛「・・・・・・・・」

花陽「・・・・・・・・」

真姫「な、なによ?」

凛「もしかして『にこちゃんからお菓子を取り上げて欲しい』って言おうとしてるんじゃないかにゃ?」

真姫「な、なんでわかったのよ!?」

花陽「えーと・・・そのぉ・・・」

凛「さっき海未ちゃんが似たようなことを言ってきたにゃ」

真姫「海未が・・・?」

花陽「うん・・・『ことりからお菓子を全 て頂いてください』って」

花陽「ただ、その後にとっても怖い顔で『もしもことりに手出ししたら生きていられると思わないでください』って言われて、ダレカタスケテーってなっちゃった」

真姫「海未・・・」

真姫「相変わらずことりのことになると冷静じゃないわね」

凛「真姫ちゃんもにこちゃんのことになるとムグ」

花陽「しー!駄目だよ凛ちゃん」

真姫「・・・私がなんですって?」

凛「真姫ちゃん、目が怖いにゃあ・・・」

花陽「ダレカタスケテー!」

ーーー放課後



にこ「にっこにっこにー☆今日も張り切って行くにこっ」

真姫「遅かったじゃない、待ちくたびれたわ」

にこ「あれ~?真姫ちゃんだけにこ?」

真姫「そうよ、今日は練習が休みだからね」

にこ「えっ」

にこ「ちょ、ちょっと!そんな話聞いてないわよ!」

真姫「さっき決まったんだからしょうがないじゃない」

真姫(ま、エリーに頼んでにこちゃんに連絡しないように頼んでおいたんだけど)

にこ「まったく・・・今日は練習はないは、お菓子をねだられるはで散々よ」

にこ「おかげでにこのお菓子全部なくなっちゃったじゃない」

真姫「へぇ・・・」

にこ「はぁ・・・これからどうしよう」

真姫「にこちゃん」

にこ「なによ」



真姫「Trick or Treat」

にこ「・・・・・・あんたまで何言ってんのよ」

にこ「というか今お菓子ないって言ったばっかでしょ?」

にこ「お金持ちならお菓子くらい自分で買いなさいよね」

真姫「そう、お菓子を持っていないのね」

真姫「それじゃあ、にこちゃんは今日の間私のメイドね」

にこ「へ・・・?」

真姫「そうと決まれば早く行くわよ」グイッ

にこ「え?え?どうなってんの!?」ズルズル

真姫「ついたわよ」

にこ「相変わらず凄い豪邸ね・・・」

真姫「なにつったってんのよ、早く入りなさいよ」

にこ「そうね、お邪魔するわ」

真姫「はい、メイド服。そっちの部屋で着替えてきてね」

にこ「あの~流石に親御さんにメイド姿を見られるのはにこも困るにこ」

真姫「それなら大丈夫よ、今日は両親共に帰ってこないから」

にこ「そ、そう…」

にこ「というか、にこはなんでこんな状況になってるかいまだにわからないんだけど」

真姫「何馬鹿なこと言ってるのよ、ハロウィンくらい知ってるでしょ?早く着替えなさいよ」


バタン


にこ「え・・・」

にこ「まったく、いきなりメイドなんて何言い出すのよ」

にこ「やっぱりお金持ちのお嬢様は何考えてるかわかんないわね」

にこ「・・・・・・」

にこ 「本当に・・・わかんないわ」

にこ「いいわ、やってやろうじゃない、メイド」

にこ「にこの魅力で真姫ちゃんをメロメロにしてやるにこ♪」

ーーーリビング


にこ「真姫ちゃーん」バタン

にこ「どう?にこのメイド姿、可愛いにこ?」

真姫「・・・・・・まあ似合ってるんじゃない?」

真姫(可愛い///)

にこ「む~、にこは可愛いかどうか聞いてるにこ」

にこ「きちんと答えて、真姫ちゃん」

真姫「ヴェェェ!?」

にこ「ねぇ・・・真姫ちゃん」ウワメヅカイ

真姫「あぅ・・・か、か・・・かわ」

にこ ドキドキ

真姫「かわ・ ・・かわいそうね」

にこ「酷いにこ!?」

真姫「と、とにかく、喉が渇いたから紅茶を入れてきて」

にこ「わかったにこ・・・」ショボン

バタン


真姫(あああああ///)

真姫(なによあれ可愛すぎるでしょうわめづかいなんてもはや犯罪よ///)

真姫(おかげでテンパって変なこと言っちゃったじゃない・・・)

真姫(なんで・・・もう少し素直になれないのかしら)

真姫(こんなんじゃ、にこちゃんに嫌われちゃう)

にこ「言うにことかいてかわいそうってなによ!」

にこ「いくら顔を真っ赤にしてテンパってるからってそれはないでしょ! 」

にこ「あいかわらず素直じゃないわねぇ」

にこ「こうなったら今日はとことんやるわよ!」

にこ「そうときまれば・・・あら、いいものあるじゃない」

にこ「真姫ちゃん覚悟するにこ☆」

にこ「真姫ちゃん、紅茶がはいったにこ」

真姫「そう・・・・・・アリガト」

真姫 ズズッ

にこ「紅茶の味はどうにこ?」

真姫「まあまあね」

真姫(にこちゃんが入れてくれた紅茶///)

にこ「それならよかったにこ」

にこ「それと、紅茶のおともにこんなものがあるにこ」

真姫「ケーキ・・・?」

にこ「そうにこ。はい、真姫ちゃん、あ~ん」

真姫「えっ !?」

真姫「いいわよ、ケーキくらい自分で食べられるわよ///」

にこ「にこは真姫ちゃんのメイドさんだから、真姫ちゃんにあーんしたいにこ」

にこ「はい、あーん」

真姫「うう・・・///」パクッ

真姫(恥ずかしくって死んじゃう///)

にこ「おいしいにこ?」

真姫「ま、まあまあね」

にこ「真姫ちゃん・・・さっきからまあまあしか言ってないにこ」

にこ「もしかして、おいしくなかったから気を使ってくれてるにこ?」

真姫「ち、違うわよ!まあまあおいしいってことよ!」

にこ「真姫ちゃんがおいしいって言ってくれてにこはとってもうれしいにこ♪」

真姫「な、なに恥ずかしいこと言ってんのよ!」

にこ「まだあるからきちんと食べてね?はい、あ~ん」

真姫「うう・・・///」

ーーー夕飯終了後


真姫「ううう・・・///」

にこ「真姫ちゃん顔真っ赤にこー♪」

真姫「う、うるさいわよ!」

真姫(死ぬかとおもったわ・・・)

真姫(まさか夕飯まで全部あーんなんて///)

真姫(しかもにこちゃんの手作り料理だし)

真姫(・・・)

真姫(にこちゃんの料理・・・とっても美味しかった)

真姫(毎日作ってくれないかしら)

真姫(い、今のは別にそういうのじゃないわ///)

真姫(た、ただ純粋に美味しかったってことを//)

にこ「真姫ちゃーん?どうしたにこ?」

真姫「きゃ!?」

真姫「な、なんでもないわよ!それより後片付けしておいてね!」

にこ「了解にこっ」

真姫「もう!なんでこんなことになってるのよ!」

真姫「私の想像だともっとこう・・・」

~~~~~~~~~~~~~
にこ「あっ」バシャッ

にこ「ごめんなさい、真姫ちゃん、飲み物こぼしちゃったにこ・・・」

真姫「・・・・・・まったく、ご主人様に紅茶をかけるなんてどういうこと?」

にこ「ごめんなさいにこ・・・」

真姫「そんな悪いにこちゃんには・・・お仕置きが必要ね」

にこ「あ、真姫ちゃ・・・んっ」チュッ

真姫「あら?一回キスしただけでだらしない顔して・・・本当はお仕置きがされたかったんじゃないの?」

にこ「そ、そんなことは///」トロン

真姫「ふふ、今日はたっぷり可愛がってあげるわね」
~~~~~~~~~~~~~

真姫「みたいなことがあってもいいじゃない!」

真姫「なんで私ばっかり赤面させられなくちゃならないのよ!」

真姫「まったく」

真姫「・・・にこちゃんの余裕を無くすにはどうすればいいのかしら」

真姫(・・・・・・・)

真姫「・・・!そうよ!お風呂だわ!」

真姫「にこちゃんは身体が小さいことをコンプレックスにしてる」

真姫「まあそこも可愛いんだけどね」

真姫「今まではにこちゃんに主導権をとられてたけど、身体に自信のないにこちゃんは萎縮しちゃうはず」

真姫「そこであれこれからかってあげるわ!」

真姫「にこちゃんの裸も見られるしね!」

真姫「やっぱり私って天才ね!」

真姫「にこちゃんが片付けをしてる間にお風呂を入れときましょう」

にこ「真姫ちゃん、片付け終わったにこ」

真姫「そう、ご苦労様」

真姫「じゃあお風呂に入るわよ」

にこ「いってらっしゃいにこ」

真姫「何言ってんのよ、にこちゃんも入るのよ」

にこ「え?」

真姫「にこちゃんはメイドなんだから 、真姫ちゃんの背中流しもしないといけないでしょ?」

にこ「え、えーと・・・それなら洗う時になったら呼んーーー」

真姫「いいから行くわよ」グイッ

にこ「だれかたすけてー!」ズルズル

真姫「ほら、早く脱ぎなさいよ」

にこ「そ、そのぉ、にこはちょっと風邪気味だからお風呂は遠慮したいかな~なんて」

真姫「医者の娘相手にそんな仮病が通じると思ってんの?」

真姫「それとも私が脱がしてあげようかしら?」

にこ「じ、自分で脱げるわよ・・・」

スルスル

にこ「あ、あんまりジロジロみないでよ・・・」

真姫「そ、そんなにジロジロみてないわよ!」

真姫(裸で胸元を押さえるにこちゃん・・・天使ね!)

真姫(このままお持ち帰りしちゃいたいわ!)

真姫(それににこちゃんもちょっと焦ってるみたいだし)

真姫(作戦は大成功ね!)

真姫「はい、じゃあ洗ってくれる?」

にこ「・・・洗うっていっても、スポンジはどこにあんのよ」

真姫「え・・・?」

真姫「あ、そういえば新しいの買ってきてって言われてたんだった・・・」

にこ「・・・・・・」

真姫「・・・・・・」

真姫(私のばかあああああああああ)

真姫(今日のことで頭いっぱいで忘れるなんてええええ)

真姫(せっかくにこちゃんに洗ってもらえるチャンスだったのに・・・)

にこ「・・・・・・」

ピタッ

真姫「ひぁ!?」

にこ「こうなったら、にこが直接洗ってあげるにこ」

真姫「え?え?えええ!?」

にこ「真姫ちゃんの肌すべすべでうらやましいにこっ」

真姫「ちょ、ちょっとまちなさいよ!」

にこ「待たないにこ。にこは真姫ちゃんのメイドさんなんだから、真姫ちゃんのお背中流さないと駄目にこ」

にこ「それとも、真姫ちゃんは自分の言葉に責任が持てないにこ?」

真姫「そ、そんなことないわよ!」

にこ「じゃあ平気にこね」

にこ サスサス

真姫 カァァァ

真姫(やばいやばいやばいやばいやばい)

真姫(なんなのよこの状況)

真姫(にこちゃんが手で私を洗ってくれるなんて///)

真姫(は、恥ずかしすぎるじゃないこんなの///)

にこ「真姫ちゃん」

真姫「な、なによ!」

にこ「次は前を洗うにこ」

真姫「」

真姫「そそそそそんなの認められないわぁ!」

にこ「どうしてにこ?真姫ちゃんは自分の身体に自信があったからにこをお風呂に誘ったんだよね?」

真姫(ばれてる!?)

にこ「だから・・・前の方もーーー」

真姫「だめええええ!」

にこ「!?」

真姫「ま、前は・・・駄目・・・」

にこ「・・・・・・・・・・」

にこ「ごめん、先にあがるわ」

真姫「 あ・・・・・・」

バタン

真姫「・・・・・・・なによ」

真姫(機嫌、そこねちゃったかな・・・)

真姫(せっかく二人っきりなのに・・・)

真姫「あがったわよ」

にこ「あ、真姫ちゃんやっとでてきたにこ」

にこ「さっきはごめんね?純情な真姫ちゃんにはちょーっと刺激が強すぎたにこね?」

真姫「な!?そ、そんなんじゃないわよ!」

にこ「じゃあ・・・どうして・・・?」

真姫「そ、それは・・・」

真姫「・・・・・・」

にこ「・・・・・・」

にこ「ま、べつにいいにこ」

にこ「それより今からなにするか考えないといけないにこね」

にこ「 にこはホラー映画の鑑賞とか面白いと思うにこ」

真姫「・・・・・・」

真姫「ねぇ、にこちゃん」

にこ「ん?どうしたの真姫ちゃん?」

真姫「どうして」




真姫「どうしていつも笑ってごまかそうとするの?」

にこ「な、なにを言ってるにこ?にこはなにもごまかしてないにこっ」

真姫「さっきだってそう、身体を洗えって命令したのは私」

真姫「それなのに理不尽に怒鳴られて、私だったらぶん殴ってるところだわ」

にこ「に、にこは別に・・・」

真姫「ほら、またそうやって自分に嘘をつこうとする!」

真姫「なんで自分の感情を殺そうとするの!?」

真姫「そんなに私は信用できない!?」

にこ「・・・真姫ちゃんは、にこがずっと笑顔だといや?」

真姫「嫌よ!!だって、そんなんじゃ・・・」




真姫「そんなんじゃ、いつかにこちゃんが壊れちゃう」ポロポロ

にこ「まったく・・・」

にこ「世話がやけるんだから」ナデナデ

真姫「うっ・・・にこちゃん・・・」

にこ「そんなににこのことが知りたい?」

真姫「知りたいに・・・決まってるじゃない・・・」グスッ

にこ「・・・昔、にこがスクールアイドルをつくったこと、知ってるわよね?」

真姫「うん・・・」

にこ「それじゃあ結果も?」

真姫「・・・・・・・うん」

にこ「・・・あの時、にこはなんにもできなかったの」

にこ「本当に悔しかったわ・・・私の高校生活はこれで終わりなんだってね」

にこ「結局、にこは惨めに一人ぼっちになったわ」

にこ「でも、にこは夢を諦められなかったのよ」

にこ「アイドルは皆を笑顔にする存在」

にこ「そんなアイドルが暗い顔してたら駄目でしょ?」

にこ「それに、彼女達に裏切られた時は本当にショックだったの」

にこ「だから、他の人に本心を明かすのが怖くなったのよ」

にこ「また裏切られるかも・・・ってね」

にこ「ただ、そのせいで真姫ちゃんが傷ついてるなんて、考えもしなかったわ」

にこ「ごめんね」

真姫「にこちゃん・・・」ギュッ

にこ「まったく、どうしたのよ急に甘えん坊になって」

にこ「それに、真姫ちゃんだって本心隠してるでしょ?」

真姫「私が・・・?」

にこ「そうよ。にこがちょっかいかけてるのにいつも面倒そうに返すじゃない」

真姫「あ、あれは・・・ハズカシクテ」

にこ「ま、そんな感じに皆いつも本心をだしてるわけじゃないのよ」

真姫「・・・・・・」

にこ「それににこはこのくらいで壊れたりしないわよ、だから安心しーーー」

真姫「いや!!!」

にこ「・・・・・・真姫ちゃん・・・?」

真姫「そんな寂しいこと言わないでよ・・・」

真姫「なんで一人になろうとするのよ・・・!」

真姫「なんで私を突き放そうとするの ッ!」

にこ「・・・・・・あんたには関係ないわ」

真姫「関係なくなんかない!」

真姫「だって、だって・・・・!」



真姫「だって、私は、にこちゃんのことが好きなんだから!」

真姫「だからもっとにこちゃんのことが知りたいの!」

真姫「もっと仲良くしたかったの!」

真姫「でも、にこちゃんはなんにも教えてくれない」

真姫「いつも・・・笑顔で本心を隠したまま・・・」

真姫「本当はにこちゃんに嫌われてるんじゃないかって・・・不安だったの」

にこ「・・・・・・」

真姫「にこちゃん」

にこ「・・・うん」

真姫「私はにこちゃんのことが好き。だから、私と付き合って」

にこ「・・・・・・」ポロポロ

真姫「え・・・?にこちゃん、なんで泣いて・・・そんなに嫌だったの・・・?」

にこ「違う・・・わよ・・・」

にこ「嬉しいのよ・・・」


にこ「にこも・・・真姫ちゃんのこと好きだから」


真姫「あ・・・」

にこ「にこ、本当は真姫ちゃんは穂乃果ちゃんのことが好きなんじゃないかって思ってたの」

にこ「お風呂場で拒絶されたときも、にこだからだめなのかなって・・・」

にこ「だから・・・この気持ちは・・・ずっと隠していようって・・・」

真姫「・・・確かに穂乃果のことは好きよ」

真姫「あの子がいてくれたから、私はこうやって今でも音楽ができる」

真姫「でも、今日まで私を導いてくれたのはにこちゃんよ」

真姫「私が困っているときも、悩んでいるときも、いつも私を元気づけてくれた」

真姫「さっきは嫌いっていっちゃったけど、にこちゃんの笑顔、本当は大好きよ」

真姫「だって、そのおかげで、私はいつでも笑うことができたんだから」

真姫「それに・・・その・・・お風呂場のことは・・・」

真姫「あれ以上やられちゃうと、理性が・・・ゴニョゴニョ」

にこ「・・・真姫ちゃん」ギュッ

真姫「なぁに?」

にこ「キス・・・して」

真姫「・・・にこちゃんだって甘えん坊じゃない」フフッ

にこ「た、たまにはいいでしょ!」

真姫「もちろんよ」

真姫「たまにじゃなくって、いつでもね」

にこ「もう、真姫ちゃんのくせに///」

真姫「にこちゃん・・・」スッ

にこ「ん・・・」


チュッ


真姫「にこちゃん・・・大好き」

にこ「にこも・・・真姫ちゃんが大好き」

真姫「気づいたら結構いい時間行ってたわね・・・もう寝ちゃいましょうか?」

にこ「真姫ちゃん」

真姫「なに?」

にこ「Trick or Treat」

真姫「へ・・・?」

にこ「にこだけやられっぱなしってのもしまらないにこ」

にこ「真姫ちゃん・・・今夜は眠らせないにこね?」

真姫「え!?えええええ!?」

にこ「それじゃあ、真姫ちゃんいただきま~す♪」

真姫「え、ちょ、だれかたすけてぇぇぇぇ」

ーーーおまけのことうみ



ことり「えーと、どうしたの、海未ちゃん?正座なんかして」

海未「ことり、お話があります。座ってください」

ことり「う、うん・・・」

ストン

ことり「それでなにかな?お話って・・・」

海未「Trick or Treat」

ことり「え・・・?」

海未「Trick or Treatです、ことり」

ことり「え、えーと・・・」

ことり「その・・・ごめんね?海未ちゃんの分も作ってきたんだけど、穂乃果ちゃんや凛ちゃんに全部食べられちゃったの・・・」

海未「そうですか・・・それでは」スッ


ガチャン


ことり「え・・・?」

ことり「う、海未ちゃん?この手錠は・・・?」

海未「ことり、今日はハロウィンですよ?」

海未「お菓子をもっていないことりは、私のおやつにされるしかありません」

ことり「えーと・・・」

海未「幸いにも明日は学校はお休みです」

海未「それに、私の両親も数日の間帰って来ません」

海未「今日のためにたくさん道具も用意してきました」ドッサリ

ことり「いっぱいあるね」

海未「こんなものを買うのはとても恥ずかしかったですが、ことりのためならばと」

海未「さあ、恥ずかしい声を私に聞かせてください、ことり」

海未「今夜は寝かせませんよ?」

ことり「・・・・・・・・」

ことり「うっ・・・グスッ・・・」ポロポロ

海未「!?ど、どうしたんですかことり!?」

ことり「うっ・・・手錠が手に食い込んで痛いの・・・」

ことり「痛い・・・痛いよ、海未ちゃん・・・」

ことり「ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・!」

ことり「海未ちゃんになにかしちゃったのなら謝るから・・・グスッ・・・お願い、許して」

海未「か、鍵、鍵を早く!」

ことり「痛いよ・・・許して・・・」

ガチャガチャカチリ

海未「ことり!もうしわけありません!」ギュッ

ことり「海未ちゃん・・・」ギュッ

海未「ことりのことを考えずに、自分の欲望に走ってしまうなんて・・・私はなんてことを・・・」

海未「本当にごめんなさい・・・」

ことり「グスッ・・・海未ちゃんは、ことりのこと好き?」

海未「もちろんです。世界で一番大好きです」

ことり「・・・ことりも海未ちゃんが大好き」

ことり「簡単に騙されちゃう海未ちゃんもね」


ガチャン

海未「へ・・・?」

ことり「ことりのために用意してくれたんだよね?その手錠」

ことり「おかげでまったく痛くなかったよ?」

海未「そ、そんな・・・」

ことり「さて、海未ちゃん」

海未「ひっ!?」

ことり「ことりに何をしようとしてたのかな?」

海未「そ、その、よく眠られるようにマッサージでもと・・・」

ことり「へぇ・・・こんなえっちな道具で?」

海未「う・・・」

ことり「それでなんだっけ?今夜は眠らせないんだっけ?」

海未「そ、それは言葉の綾でして・・・」

ことり「ま、どっちにしても海未ちゃんをおやつにするってことにかわりはないんだけどね?」

ことり「Trick or Treat、海未ちゃん」

ことり「お菓子をくれないとおやつにしちゃうよ?」

ことり「明日がお休みなんて嬉しいね」

ことり「これで一晩中海未ちゃんの声が聞けるよ」

ことり「さあ、愛しあおっか、海未ちゃん」

海未「ゆ、許してくださいことり、そ、そんなの入るわけ・・・」

ことり「今日は三時間ぐらいで気を失っちゃいやだからね♪」


End

以上で終了となります。ここまでご覧頂きありがとうございました。急ぎ足で書いてしまったため、最後の方が雑になってしまいましたね…。

宣伝になってしまいますが、クリスマス付近にssを投稿する予定なので、よろしければ記憶の片隅にでも置いていただければ幸いです。

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