春香「え?千早ちゃんに>>7で>>2?」【安価は命より重い】 (85)

春香「え?千早ちゃんに>>7>>2?」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1399809624

レイプ

黒井社長のペニス

これまでのもの
全ての安価に感謝を

春香「え?千早ちゃんの胸が弟?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1395147109

春香「え?千早ちゃんがPの子供を妊娠で私と雪歩の三人でユニット結成?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1395230293

春香「え?千早ちゃんの燻製ができた?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1395315562

春香「え?千早ちゃんに着ぐるみでホームレス達に輪姦?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1395489595

春香「え?千早ちゃんに愛情を激しく?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1395489595

春香「え?千早ちゃんと国会議事堂をレイプ?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1395921184

春香「え?千早ちゃんで食べるを刺す?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1396613178

春香「え?千早ちゃんが真を買った?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1396699128

春香「え?千早ちゃんがやよいをレイプしてで逮捕された?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1396784725

春香「え?千早ちゃんとネトゲで黒井の子を妊娠?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1396871878

春香「え?千早ちゃんが日本レイプ協会のプロレイパー(レイ検1級)のレイプされた?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1396957753

春香「え?千早ちゃんを秋せつらで救う?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1397129742

春香「え?千早ちゃんの腹筋でまな板?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1397303672

春香「え?千早ちゃんが亜美真美になめられる?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1397389880

春香「え?千早ちゃんをPが食べる?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1397995202

春香「え?千早ちゃんがカスとランデブー?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1398600001

春香「え?千早ちゃんとやよいに逆レイプ?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1399204801

(・・・・声がする)

(すっごく、遠い所・・・から?)

(誰だろう、懐かしい感じがする)

(でも・・・)



(応えちゃ、いけないような――――)



「春香!」

千早「春香!よかった!」ダキ

(・・・・・・・)

春香(あれ?)

もう安価の重さを考えろとも言わなくなったのか

千早「心配したわ・・・もう一週間も眼を覚まさなかったから・・・!」ギュウ

春香「え?一週間?」

春香(病院?私、どうしたんだろ?)

春香(いや、その前に・・・)

春香「千早ちゃん、ちょっと苦しいよ・・・」

千早「・・・ごめんなさい」カアアア

春香「何かあったの?」

千早「覚えてないのね・・・無理もないわ」

千早「春香の家に隕石が落ちたの」

春香「!?」

千早「」

>>16
安価は命より重い
しかしどんなひどい安価でも、無ければ私は何も書けません
だから全ての安価に感謝

千早「家は跡形も無く燃えてしまったけど・・・春香だけは無傷で助かってたの」

春香「えぇ・・・(戦慄)」

千早「でも、身体に異常は無いのに眼が覚めないから・・・みんな心配してたわ」

千早「具合はどう?」

春香「え?大丈夫、ずっと寝てたからかなあ?むしろ調子いい感じかな!」

千早「春香らしくて安心したわ」

春香「あれ?プロデューサーさんはどうしたの?」

千早「え?」

P「はは・・・ばれたか」ガラ

P「起きたみたいだからさ、邪魔しないようにな」

P「一応検査とかしたほうがいい、春香にはしばらく入院してもらうぞ?」

春香「ええ!?大丈夫ですよ、今すっごく元気ですから!」

春香「みんなお仕事してる中で、私だけ休んでちゃ駄目ですよ!」

P「・・・・たしかに、眠ってる間に仕事が溜まってたからなあ・・・」

P「ならすぐにでも活動してもらうが、本当に大丈夫か?」

春香「はい!」

千早「そう言って、また倒れないでね?」

春香「心配しないでよ、千早ちゃん!」

春香「まあ、家は・・・・燃えちゃったけど」

春香「もう元通りの私だよ?」

千早「ふふ・・・見ればわかるわ」

春香(・・・・・あれ?)

春香(・・・私、なんでさっき・・・・)

春香(プロデューサーさんが扉の外にいるってわかったんだろ?)

春香(もしかして私、エスパー天海?ハルゲラ?)

春香(・・・・ま、いっか)



(・・・・・・・、)

次の日

春香「おはようございまーす!」

春香「・・・・・?」

春香「くさいよ・・・」

響「!?」

春香「真」

真「僕!?」

響「フウ」ホッ

春香「なんか汗臭いよ?ちゃんと拭いた?」

真「失礼だな、いつもすぐ拭いてるよ!」

真「響、臭う?」

響「うーん・・・」

響「すごく鼻を近づけてやっと、ほんのちょっとだけ・・・」

真「そうだろ?確かに朝ジョギングしてきたけど、ちゃんときれいにしてるよ」

春香「私のきのせいかなあ・・・?」

真「まあ、そんなに気になるんなら、どこかでシャワー浴びてくるけど・・・」

春香「ごめん真、ヘーキだよヘーキ」

小鳥「春香ちゃん、ちょっと過敏症なんじゃないかしら・・・」

春香「・・・・・・?」

小鳥「・・・・春香ちゃん?」

春香「小鳥さん・・・いやあ、何でもないです」

小鳥「?」

春香(小鳥さんのシワがなんだか多い・・・)

春香(・・・なんて、とてもじゃないけど・・・ちょっと)

小鳥「あ、春香ちゃん、そういえばプロデューサーさんが」

小鳥「横の通りの車で待ってるって」

春香「そうですか?ありがとうございまーす!」

ガチャ

春香(何か、おかしいなあ・・・)

春香(見てるものとか空気とか、なんか違和感があるなあ・・・)

春香(一週間寝たきりだったからかなあ?)

春香(・・・・・・・)

ズテッ

春香(ってうわ!?考え事してたら転――――)

春香(ていうか、前、階段―――――――!)



(・・・・・・・・)

春香(・・・・・・、)

春香「あれ?」

春香(私・・・・浮いてる!?)

春香(違う、私・・・・・)

春香(手すりだけ持って、身体を支えてる!?)

春香(右腕だけなのに軽い・・・このまま懸垂とかできそうだなあ・・・)

春香(・・・・・・とりあえず降りよ)

春香(・・・・)ピョンピョン

春香(・・・・)グッ

春香(いける・・・・・!)

春香(なにがいけるのかよくわからないけど、いける・・・!)

春香(階段の一番上から――――一番下まで!)ドンッ

春香(身体が軽い・・・!もう何も怖くない!)ダダダダッ

春香「プロデューサーさん!」

P「春香!?何時の間に!?」

春香「今『ちょっと』走ってきたんですよ!」

P「?」

P「まあいいや、すぐ乗ってくれ!この先の渋滞で遅刻しそうだ!」

春香「ええ!?今日の仕事って、さいたまの○○局ですよね!?」

春香「・・・・・・・・」ニヤ

春香「それなら、私一人で行ってきます!」

P「!?」

P「おい春香!!ふざけたこと言ってんじゃ・・・」

春香「プロデューサーはあとから来てください!」ダッ

P「よせ春香・・・あれ、いない?」


・・・・・


P「どうやってついたんだ春香・・・こっちは三時間もかかったんだぞ・・・」

春香「ちょっとした秘密ですよ、秘密!」

P「うん・・・?」

春香(まさか、走ってたら目立つから、電車にしがみついてたなんて言えない・・・)

・・・・・

春香「ってことがあったんだ」

千早「春香・・・・」

春香「千早ちゃん・・・何で悲しそうな眼つきで私を見るのかな?」

春香「もう、千早ちゃんってば疑ってるね!?」

春香「ほら、さっきも見せたでしょ、小指懸垂」ヒョイ

千早「違うの、疑ってるんじゃなくて・・・」

千早「・・・そんな身体でも、転ぶのね、って」

春香「うん・・・・・」

千早「私以外の人には?」

春香「ううん、千早ちゃんだけだよ?」

春香「だって、隕石に当たって強くなったなんて・・・マンガだったら隠さないと!」

千早「・・・・病院で、精密な検査は受けてないでしょ?」

春香「駄目だよ、そんなことしたら私、アイドルじゃいられないよ!」

春香「うーん・・・でも、戦うアイドルって言うのもいいねえ・・・・」

千早「誰と戦うのかしら?」

千早「もうこんな時間ね、お夕飯にしないと」

春香「うん、一緒に作ろ!」

千早「いいのよ、少しは練習したんだから」

春香「駄目だよ、二人で作らなきゃ!」

春香「えーと、それで何作るの?」

千早「今日は鶏肉でと思って・・・」

春香「うん、じゃあ私、肉切るね!」

千早「なら、私は他の準備をするわ」

春香「・・・・千早ちゃん」

千早「?」

春香「・・・・新婚さんみたいだね」

千早「・・・・もう」カアアア

春香「じゃあ、このお肉を切って・・・・・・」

春香「・・・・切って・・・・」

春香(・・・・・・・)

(・・・・・・・、)

千早「春香?」

春香「あれ?何?」

千早「ボーっとしてたわ、大丈夫?」

春香「え?あ、この肉おいしそうだなあって・・・えへへ」

千早「まだ生のままよそれ・・・・」

・・・・・・



千早「おはようございます」

響「おはようだぞ!」

春香「おはようございま・・・・」

春香「・・・・・!?」クラッ

千早「春香!?」

響「どうした春香!?」

春香(なに、この臭い!?)

春香(すっごく濃くて強くて、それで・・・)

響「なんで鼻を塞いでるんだ、春香・・・・」

響「・・・・・!」ビクッ

千早「?」

響「・・・・・春香、この間から鼻が良いけど・・・」

響「・・・・・自分、その・・あの日で・・・・」

春香「それってあの・・一ヶ月に一回くる?」

響「うん・・なんか・・・ごめん」

春香「大丈夫、ちょっとびっくりしただけだから!全然ヘーキ!」

響「・・・・本当か?」

春香「うん!」

春香(・・・・・うん)

春香(すごく強烈で、頭がくらくらするんだけど・・・)

春香(そんなに、いやじゃないなあ)

春香(これ、本当に血の臭いかなあ?)

春香(なんだか、良い臭いにも思えてくる・・・)




(・・・・・・・・、)

・・・・・・

春香「ごめんね千早ちゃん、本当にごめん!」

千早「良いのよ春香、春香にだって、色んな用事がある、でしょう?」

春香「うん・・・今日はお夕飯を食べに行くんだ、貴音さんと」

千早「!?」

春香「焼肉なんだけど、雪歩だと途中でへばっちゃうから・・最近は貴音さんとなんだ」

千早「・・・隕石に当たってから、良く食べるのね・・・・」

春香「千早ちゃん・・・なんでそんな引きつった笑い方なのかなあ・・・?」

・・・・・・・

千早「それで、最近は?」

春香「うーん・・・折角力があるけど・・目立っちゃうからなあ」

春香「いまいち使いどころが無いなあ」

千早「今までどおりの春香、それでいいんじゃない?」

千早「少なくとも、私はそう思うわ」

春香「そうかなあ・・・」

(・・・・・・・・・、)

春香(・・・・・・・!)

春香「・・・・千早ちゃん、先帰ってて?」

千早「え?」

春香「用事思い出しちゃった」ダッ

千早「ちょっと、春香!?」

千早「・・・・さすがに追いつけないわ、アレじゃ・・・」

?「・・・・あれ?おっかしいなあ・・・」

?「さっきまで天海春香もいたのに、どこに・・・まあいいか」

春香「ここですよ」

?「!?」

春香「動かないでください」ミシミシ

?「う、腕が折れる、止めてくれえ!」

春香「・・・三日前くらいから、ずっと千早ちゃんに付きまとってますよね・・・?」

?「お、俺は記者だ!」

春香「本当にそれだけですか?」ミリ

記者「や、雇われたんだ・・・765プロのスキャンダルを探れって、頼まれたんだよ!」

春香「誰に?」

記者「そ、それは・・・」

春香「誰にですか?」ギリギリ

記者「わかった、話す!頭が割れちまう!」

記者「黒井だ・・・961プロの黒井社長に頼まれたんだ・・・!」

春香「そうですか・・・もう金輪際、止めてくださいね?」

記者「わ、わかった!」

春香「それと、私のことも秘密ですよ?さもないと・・・」

記者「わかった、わかったよ!死んでも話やしねえよ!」



春香(黒井社長・・・また千早ちゃんのことを・・・)

春香(許せないよ・・・私の・・一番の親友を・・・!)

春香(それに・・・)

春香(この力、何にも役に立たないと思ってた)

春香(でも、今は違う)

春香(こんな私でも、千早ちゃんのためにできることがある!)

春香(・・・プロデューサーさんに言うにしたって、説明が出来ないし・・・)

春香(天海春香、頑張ります!)




(・・・・・・・・、)

・・・・・・

ガチャ

黒井「おい、記者、いないのか!」

黒井「まったく、私の部屋になら来てると思ったが・・・やつめ、何かあったのか?」



「はい」

春香「ちょっと、お話しただけです」

黒井「!?」

黒井「貴様、どうやってここに!?」

春香「ちょっと天井を張って・・・」

黒井「?」

春香「単刀直入に言います、黒井社長」

春香「もう、765プロに関わらないでください!」

黒井「断る」

春香「千早ちゃんやみんな、絶対にアイドルになりたいって思って、一所懸命に頑張ってるんですよ!?」

春香「いつもいつも、それを踏みにじることしかできないんですか!?」

黒井「そんなお涙頂戴の話で、私が説得できると思うか?」

黒井「どうして高木でなくお前が来たのかは知らんが、冗談じゃないね!」

春香(やっぱり・・・この人は言っても・・・!)




(・・・・・・・・・、)

春香「・・・これをみても、言えるんですか?」

黒井「む?それは私のペン、一体どこから・・・」

ヒュッ

ビシッ

黒井「!?」

黒井「い、今のは!?私のペンは・・・・」

春香「後ろの窓ガラスに刺さってますよ」

黒井「き、貴様、人間か!?」

春香「さあ?」

黒井「・・・ふむ、確かに貴様の身体能力は異常だ」

黒井「だが人間大切なのは・・・知力!そう思わんか?」スッ

春香「そのスイッチは?」

黒井「これを押せば一瞬で守衛が駆けつける」

春香「・・・・・・」

黒井「ああ、もちろん貴様に勝てるかは知らん」

黒井「しかし、『天海春香、ライバル事務所に殴りこみ』・・・面白い記事だと思わんか?」

春香(・・・この距離なら)

春香(社長がスイッチを押す前に、奪えるはず・・・!)





(・・・・・・・・・・・・・、)

黒井「さあ、お引取り願おうか」

春香(ただ奪うだけじゃだめだ・・・取り押さえるようにして)

黒井「出て行かないのなら・・・・」

春香(出来れば気絶させて・・・・!)

黒井「こうだ!」

春香(今だ!)ダッ

黒井「んな――――――――」



バキッ

春香(よかった・・・スイッチを奪い取れた)

春香(社長も押し倒したし、このまま眠ってもらおう)

春香「観念してください、黒井社長」

春香「・・・・・・・」

春香「・・・・・・え?」

春香(なに、これ)

春香(どうして?)

春香(どうして黒井社長は動かないの?)

春香(どうして壁に真っ赤な擦れた痕があるの?)

春香(どうしてこの人は・・・息をしてないの?)

春香(私が・・・・)

春香(私が、殺しちゃった・・・・?)




(・・・・・・・・)

春香(どうしよう)

春香(どうしよう、みんなに迷惑が)

春香(捕まって、そしたら・・・)

春香(違う、ひとを殺しちゃった)

春香(違う、殺すつもりなんて無かった)

春香(違う、違う、私は、)

春香(私は人殺し?)

春香(私は何?)

春香(私はどうすればいいの?)

春香(私は―――――――――――)





(・・・・・・・・!!)

春香『・・・・・・・・・』

ガッ

春香(え?)

春香(社長の首?)

春香(私の腕が、勝手に・・・・)

ブチィ

春香(――――――!?)

春香『・・・・しっかりと握り締めてれば』

春香(チガウ)

春香『案外血は出ないんだね』

春香(ワタシジャナイ)

春香『首からも、胴からも』

春香(アラガエナイ)

春香(ショウドウ、ユウワク)

春香『髪の毛は邪魔だけど・・・・・』

春香(ヤメテ)

春香(ダメ――――――!)

『いただきます』




(―――――――!!)

・・・・・

春香『・・・・・・・・』

春香(・・・・・・・・)

「社長?いないんですか?さっきから呼んでるじゃないですか!」ドンドン

「もしかして、なにかあったんですかー!」ドンドン

春香(頭の中に・・・渦巻いてる)

春香(人間っていう生物の情報、今食べたもの)

春香(私が噛み砕いて飲み込んだ、黒井崇男って生物のことが)

春香『・・・・・・・』グチュリ

春香?『・・・・どうした』

「社長、いるんじゃないですか!」

ガチャ

社員「社長、どうしたんですか?なんか部屋も荒れてるし・・・」

春香?『気にするな、少し眠っていただけだ』

春香?『貴様の仕事は書類の提出だけだろう、余計な詮索までするな』

社員「は、はい、失礼しました・・・」

ガチャ

春香?『・・・・・・』グチュリ

春香『・・・・・・』

春香(私にあったのは・・・正義に使える力なんかじゃない)

春香(もっと、単純な、欲望を満たすもの)

春香(私のじゃない)

春香(私以外の、いや、私になろうとしてる何かの)

春香(私は・・・・・?)

春香(私は・・・・・)

・・・・・・



千早「・・・・春香、聞こえるかしら」

千早「春香が事務所に来なくなってから、一週間ね」

千早「・・・・ごめんなさい、仕事を優先してて、誰よりも早く来れなくて」

千早「春香のお母さんに聞いたわ、部屋から出ようとしなくて、何も食べようとしないって」

千早「・・・・・あなたに一体、何が起きてるの?」

千早「教えて、春香」



春香『・・・・・・・・』

春香『千早ちゃんは、やさしいね』

春香『出てきて、じゃなくて、教えて、って』

春香『まず最初に言ってくれたのが、すごく嬉しい』

春香『だから・・・・駄目』

千早「春香・・・・・・」

千早「・・・・私は、春香のことを親友だと思ってるわ」

千早「今も、昔も、そしてこれから何を知っても」

春香『・・・・・・・・』

春香『・・・・・・入っていいよ、千早ちゃん』

ガチャ

千早「・・・・よかった、何も変わってない、春香で」

春香『・・・・ごめんね』

春香『私はもう、天海春香なんかじゃないの』

千早「・・・・え?」

春香『黒井社長が行方不明になったでしょ?死体も見つからないって』

春香『あれ、私がやったんだ』

千早「なにを、言ってるの?」

春香『最初は、ただ偶然だったよ、本当にたまたま殺しちゃったんだ』

春香『でもそのあとは・・・違った』

春香『死体を目の前にした瞬間、とてつもなく強い衝動に駆られたんだ』

春香『これを食べたい』

春香『この肉の塊を食したい』

春香『血の一滴、血管の一筋まで咀嚼して、呑み込みたいって』

春香『・・・・それからだよ、段々私が、私じゃなくなってくるのは』

春香『ただ、みんなと一緒にいるだけなのに・・・食欲が止まらない、満たされない』

春香『気づいたら、どうやって喉笛を裂いて、血を啜るかを考えちゃって』

春香『もう何も我慢できなくなって、引きこもることにしたの』

千早「・・・・・春香」

春香『今だって、物凄く我慢してるんだよ?』

春香『肉の色だけじゃない、臭いや、息遣いまで・・・・』

春香『私にとっては誘惑だから・・・・!』グチャア

千早「春香!?」

春香『見て・・・千早ちゃん、これが本当の私』

春香『我慢して、我慢して、ずっと抑えてないとなっちゃう私』

千早(角や、尻尾、黒と赤がグチャグチャに入り混じった肌・・・・鉤爪や、羽根まで・・・)

春香『そう・・・』

春香『我慢できない私・・・・!』バッ

千早「きゃあ!?」ドサ

千早「春香!?どうしたの、離して!」

春香『人間が、千早ちゃんが側にいるだけで、この姿になっちゃうの・・・だから』

春香『二度と、来る気が起きないようにしてあげるね?』グチャア

ギンギン

千早「・・・・・・・!?」

春香『すごいでしょ?食べたものに変身できるんだ』

春香『まるで怪物だよね』

春香『隕石に乗って・・・地球を滅茶苦茶にしにきた、怪物、かなあ?』

春香『私は、千早ちゃんを食べたくなんてない』

春香『誰よりも大切に思ってる千早ちゃんを、殺したりしたくない』

春香『だから・・・こうするの』

春香『千早ちゃんが、もう二度と、私に関わらないように』

千早「・・・・・・・・」

ダキ

春香『・・・・!?』

千早「・・・・・春香」

春香「好きにしていいわ」

千早「さっき言ったこと、それは本当に変わらない」

千早「春香がどうなっても、私が側にいてあげる」

春香『・・・千早ちゃん、話し聞いてた?』

春香『千早ちゃんをこれから犯すよ?それでもだめなら食べるよ!?』

千早「それでも良いわ」

春香『・・・・・・・』

千早「あなたを・・・一人ぼっちにはさせない」

千早「せめて、少しだけでも、側にいてあげるから」

春香『・・・・・・・!!』

春香「・・・・・・・、」

春香「・・・・・・・・」

春香「私は、本当に我慢できないよ?」

春香「食欲だけじゃない、他も、全部」

春香「それでも・・・・・?」

千早「・・・・・・それでも」

春香「どんなに泣いちゃったって、騒いじゃったって、無理矢理やるよ?」

千早「・・・・・・来て」

春香「・・・・・・・・、」

聞いたことあるか?
人のいない所で、音楽は聴くなって
なんでかって?歌を聞き逃すからなんだって
人のいない所で歌が聞こえたら・・・それがあらわれるんだ
それはそれはきれいな女の子
その本性は、悪魔とも化け物とも、二本のリボンをつけた恐ろしい怪物
出会ったが最後逃れる術の無い、人食いの化け物だ
・・・・ちなみに、子供を連れてる時もあるらしい
化け物は化け物同士でしか乳繰り合えないと思うけどな

え?
出会ったが最後なのに、何で知られてるかって?なんのこったよ





おわり

おつです

春香「好きにしていいわ」
これは千早の間違いかな?

安価は良かったものの、72の長さでのペース配分を見誤ってました
やはりまだまだ修行が足りないと思います
しかし書いてる分には楽しかった

最後まで読んでくれてありがとう

来週は諸事情あってお休みです・・・再来週の五月二十五日、また会いましょう

>>74
最後の最後でミスった恥ずかしい
指摘ありがとう

>>74
最後の最後でミスった恥ずかしい
指摘ありがとう

>>85
すみません忘れてました・・・
今度からは気をつけます、ご指摘ありがとうございました

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