魔王「お父様・・・」(3)

魔王「夢か・・・」

魔王の嫁以下魔嫁「また、お父様の夢をみてらしたのですか?」

魔王「・・・また、あの日を見ていたよ」

魔嫁「あの日・・・お父様が人間に殺された日ね。」

魔王「ふっ、魔王ともあろうものが、感傷にひたっている場合ではないな」

魔妻「えぇ、しっかりしてくだいな」

魔王「よし、朝食にしよう」

魔妻「その前に、興奮した精神と、ここを治めなければなりませんね」

魔王「ん、うむ。このままでは、皆の前に立てんな」

魔嫁「そうです。貴方様のこんな姿を見られては、私の沽券に関わりますもの」スルッ

魔嫁「世継ぎはまだかと騒がれてしまいます」

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