希「あなたが絢瀬さん…?」 (80)

希「穂乃果ちゃん達は今日も生徒会か」

絵里「生徒会の仕事が無いと暇ね」

希「あ、えりち寂しいん?」

絵里「そんなんじゃないわよ」

希「暇やし、えりちでも占ってみよかな」

絵里「いいわよ」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1397996746

希「まずはカードやな」

希(これは……)

絵里「希?結果はどうだったの?」

希「…あ、ああ! すごい良かったで!」

希「えりちも中々のラッキーガールやね」

希「それより、最近手相も覚えたんよ見たげよか?」ギュ

絵里「あ、ちょっと希////」

にこ(生徒会の仕事無くなったからって部室でイチャつかないで欲しいわ)

―――数日後

希「えりち、今日も一緒に帰らへん?」

絵里「いいけど、最近急に一緒に帰ろうなんてどうしたの?」

希「いや、生徒会も無くなってえりちといる時間も短くなったし、たまには一緒に帰るのもええやん」

絵里「////」

希(この前の占いの結果がやっぱり気になるな)

希(まさかとは思うけど、一応注意しといた方がええよね)

絵里「じゃあ、私の家はこっちだから」

希「いや、家まで送ってくよ」

絵里(希と帰れるのは嬉しいけど、本当にどうしたのかしら……)

絵里「そ、そう?じゃあお願いするわ」

希「えりち、困ってることない?」

希「ウチは何があってもえりちの味方やから」

希「何でも相談してな?」

絵里「希……ありがと」

絵里「でも、私だって希の力になりたいんだから」

絵里「希に何かあったら、絶対に協力するわ」

希(ん?何やろあの車、動きがおかしい……)

希「えりち、危ない!」

―――――

絵里(希は私を庇って……)

絵里(本当にバカなんだから)

絵里(怪我は軽傷だったけれど、数日は意識が戻らなかった)

絵里(目を覚ましたと聞いて、学校を早退して病院会いに行った)

――――病院

絵里「希、お見舞いに来たわよ」

希「あなたがウチをここまで運んでくれた絢瀬さん?」

絵里「……え?」

絵里「何…言ってるの…希?

絵里「こんな時に冗談はやめてよ」

――――

希「目が覚めたら病院にいて、何も思い出せなかったんよ」

希「お医者さんに聞いたら、ウチは来年から通う予定だったオトノキの生徒になっててん」

希「学校帰りに事故にあって、絢瀬さんって友達がここまで連れて来てくれたって。」

絵里「それって……」

希「ウチ、ここ数年間の記憶を無くしてしまったみたいなんよ」

絵里「じゃあ、私の事も……?」

希「うん…・・・」

希「本当にごめんな、絢瀬さん」

絵里「ううん、いいの」

絵里「また来るわね」

絵里(絢瀬さん……か)

絵里(希は中学までは転校が多くて友人関係は広く浅く、深く付き合った友達はいないって言ってたわね)

絵里(今の希にとって私は……)

――翌日 練習中

穂乃果「希ちゃんいつ戻ってこれそうなの?」

海未「穂乃果、意識が戻ったばかりですぐは無理ですよ……」

ことり「でも早く戻ってきて欲しいね!衣装の採寸もしたいし」

絵里「……」

海未「絵里、どうしたのですか……?」

絵里「え……? ああ! 元気そうだったわよ」

絵里「ただ、復帰するにはもう少しかかりそうね」

にこ「ホント、あいつもどっか抜けてるわよねー」

真姫「にこちゃんに言われたくないと思うけど」

にこ「どういう意味よ!」

花陽「でも、私達もお見舞いに言った方がいいよね……」

凛「凛も希ちゃんに会いたいにゃー!」

海未「でも、大勢で押しかけたら迷惑では……?」

絵里「そ、そうよ! 希も疲れてしまうわ」

休憩中

海未「今日の絵里はおかしくありませんか?」

真姫「そう?希が怪我してからずっとあの調子じゃない?」

海未「でも、今日は特に……」

にこ「昨日希に会った時に何かあったのかも」

期待

練習後

にこ「絵里、ちょっと話があるわ」

絵里「何かしら?」

にこ「希のことよ」

真姫「昨日何かあったの?今日は様子がおかしいわよ」

絵里「……別に何でもないわ」

海未「絵里! 気持ちは解りますが私達のことももう少し頼ってください」

―――――

海未「では、希は私達のこともμ'sのことも覚えていないのですね……」

絵里「ええ、その通りよ」

絵里「医者は外傷は大したこと無いけれど、頭を強く打ったせいで数年間の記憶を失ってしまったと言っていたわ」

にこ「そんな……」

絵里「だから、希はもう練習に参加することは出来ないわ」

真姫「待って、記憶喪失って記憶が完全に消えてしまう訳ではないのよ」

真姫「記憶を取り出せなくなっているだけなの」

海未「それは聞いたことがあります」

海未「だとしたら、私達で記憶を取り戻せるように…」

絵里「でも!一生記憶が戻らないことだってあるのよ!」

にこ「ねえ、絵里」

にこ「この中で希との付き合いが長いのはあんたでしょ?」

絵里「そうだけど……希は私のことも忘れていたのよ」

にこ「だとしても、希の記憶を取り戻せるとしたらあんたしかいないわ」

絵里「……」

にこ「今日も病院に行くんでしょう? にこも行くわ」

海未「それなら、私達も…!」

真姫「海未、私達は行かない方がいいわ」

真姫「一度にたくさん友達を名乗る知らない人が来たら希を混乱させるだけかも」

海未「私達は知らない人では・・・」

真姫「今日は絵里とにこちゃんに任せましょう?」

うおおん…どうなってしまうんや…

期待

――――病院

希「あっ絢瀬さん、また来てくれたん?」

絵里(……っ!)

にこ「希、お見舞いに来てやったわよ」

希「あなたは…えっと……」

にこ「にっこにっこにー」

にこ「あなたのハートににこにこにー」

にこ「みんなに笑顔届ける矢澤にこにこ~」

にこ「にこにーって覚えてラブニコ☆」

希「」

にこ「何か言いなさいよ!」

にこ「……矢澤にこよ」

希「矢澤さんは面白いなあ」クスクス

にこ「……記憶をなくしてもムカつく奴ね」

にこ「で、あんた本当に私のこともμ'sのことも思い出せないの?」

希「ごめんなぁ、昨日も絢瀬さんから聞いたんやけど、全然思い出せないんよ」

にこ「……そう」

――――――


にこ「じゃあ次はμ'sのライブ動画持ってくるから」

にこ「絶対見なさいよ?」

希「うん楽しみにしてるわ」

希「絢瀬さんもまた来てな?」

絵里「ええ……」

帰り道

にこ「『絢瀬さん』って呼ばれたくらいで拗ねてるんじゃないわよ」

絵里「……別にそんなのじゃないわよ」

にこ「あいつは普段から馴れ馴れしいから、急に他人行儀にされると辛いのは解るけど」

にこ「あんたがそんなんじゃ希の記憶もいつ取り戻せるか解らないでしょ」

絵里「私だって希に記憶を取り戻して欲しいわよ!」

絵里「希と過ごした時間が消えたなんて考えたくない!」

絵里「だけど、今の希からは壁を感じるの」

絵里「希はオトノキに入る前は本当に友達と思える人は居なかったって…」

絵里「にこは私にしか希の記憶は取り戻せないって言ったけど」

絵里「今の希にとって私は友達ですら無いのよ」

にこ「それで諦めるの?」

にこ「あんたは希のこと…」

絵里「……もういいの」

絵里「希に会っても辛くなるだけよ」

にこ「にこは諦めないわよ」

にこ「明日もあんたを引きずってでも連れて行くわ」

絵里「……」

にこ「ラブライブは絶対に9人で、μ'sで出るんだから」

翌日 練習前

海未「そうですか……なかなか前途多難なようですね」

にこ「希の居なくなった絵里があんなにダメな奴だとは思わなかったわ!」

海未「ですが、絵里の気持ちは痛いほど解ります」

海未「私も穂乃果やことりに忘れられてしまったら、と考えると…」

海未「私に協力出来ることがあればなんでも言って下さい」

真姫「私ももっと記憶喪失について調べてみるわ」

病院

にこ「希、μ'sの動画持ってきたわよ」

絵里「……」

希「矢澤さんに絢瀬さん」

希「今日も来てくれたん?」

―――――

希「みんなキラキラしててすごいなあ」

希「でもやっぱりウチがアイドルなんて信じられへんよ」

にこ「やっぱりダメ?思い出せそうにない?」

希「……ごめんな」

にこ「いや、いいの」

にこ「それより、絵里も何か言いなさいよ」

絵里「希は――東條さんはμ'sに戻りたい?」

希「ごめん、まだ皆のことも思い出せんし…」

絵里「……そう」

帰り道

にこ「あんたねえ!何が『東條さん』よ!」

絵里「もういいのよ」

絵里「……私もしばらくμ'sを休むわ」

にこ「はぁ? 何言ってんのよ!」

にこ「ちょっと待ちなさいよ!」

――――病院

希(あの二人はなんでウチのためにあんなにしてくれるんやろ)

希(今までこんなにお節介な友達はおらんかったなあ)

希(ウチはオトノキに入って変わったんかな)

希(でも、ずっとこのままってわけにもいかんよね)

希(絢瀬さんも怒ってたみたいやし)

希(あのμ'sってグループのためにも、何も思い出せないウチが足を引っ張るわけには……)

翌日

海未「ついに絵里は練習にも来なくなってしまいましたね」

にこ「知らないわよあんな奴」

にこ「にこ達だけでも希の記憶を取り戻すわよ」

真姫「皆にもこの事は教えた方がいいかもね」

今日はここまでにします。
書き溜めはもう少しありますが、完成させてから
明日以降投下します

http://i.imgur.com/D7AJbYi.jpg
>>8のイメージ
こういうの凄い好きだわ

>>37
絵投下してくれるとは…
ありがたいです


待ってるぞ

>>37
目力がなんというか、リアリティありすぎて凄い

途中まで投下します
数日中には完結予定です

海未「皆に聞いて欲しいことがあります」

海見「実は――」


―――――

花陽「そんな」

凛「希ちゃんは凛達のこと忘れちゃったの?」

海未「はい」

海未「絵里やにこのことも忘れてしまっているようです」

ことり「だから絵里ちゃんは最近様子がおかしかったんだね……」

海未「このまま記憶が戻らなければ、希も絵里も……」

穂乃果「9人で最高の結果を残そうって決めたのに」

穂乃果「2人がいないなんてダメだよ!」

穂乃果「希ちゃんに会いに行こうよ!」

ことり「そうだよね!皆と会えば何か思い出せるかもしれないし」

―――病院

穂乃果「希ちゃん!」

希「今日は賑やかやね」

希(絢瀬さんはいない、か……)

希(やっぱり怒らせちゃったかな)

にこ「希、何か思い出したことはない?」

希「……だめみたいや」

希「でも、μ'sのメンバーが来てくれるなんてえらいうれしいなあ」

希「ウチ、すっかりファンになってしまったんよ」

真姫「何言ってんのよ……希もメンバーじゃない」

希「ああ……せやったね」

凛「希ちゃんも早く練習に戻って来て欲しいにゃー」

真姫「そうね、退院したら練習だけでも参加したら?」

希「……そのことなんやけど」

希「ウチこのまま記憶が戻らなかったら両親のいる所に行こうかと思ってる」

希「両親にもこのまま一人暮らしはさせられんて言われたんよ」

にこ「何言ってんのよ!μ'sはどうするのよ!あんたが居ないと…」

希「それは本当に申し訳ないと思ってるんよ」

希「でも、記憶を無くしたままじゃ皆にも迷惑をかけるし」

希「動画を見てて思ったんよ」

希「みんな輝いてて、ウチはこの中では浮いてるんじゃないかって」

希「ウチはアイドルって柄でもないしな」

穂乃果「そんなことないよ!希ちゃんが助けてくれたからμ'sはここまでこれたんだよ!」

ことり「記憶を無くしたことだって迷惑なんて思ってないよ!」

海未「私達で必ず思い出せるようにしますから」

希「でも、もう決めたことなんよ……」

―――帰り道

海未「結局、説得できませんでしたね」

真姫「私達のことを覚えてないのに説得なんてできないわよね」

にこ「μ'sは9人だってアイツが言ったのに」

にこ「勝手に抜けるなんて絶対許さないわよ」

真姫「やっぱり、希の記憶を取り戻せるとしたらエリーしかいないと思うの」

海未「でも、肝心の絵里があの調子では……」

海未「とにかくも、絵里にはこの事は伝えるべきですね」

とりあえずここまでです

おつ

最後まで投下します

絵里「……そう」

<<絵里?聞いてるんですか? あ、切らないで下さい!>>

絵里「友達ですらない私にどうしろって言うのよ…」グスッ

絵里「希……」

真姫「ダメだったみたいね」

海未「はい……」

穂乃果「……」

穂乃果「穂乃果、絵里ちゃんの所に行ってくる!」

ことり「えっ!? 今から!?」

海未「ちょっと…穂乃果!?」

ことり「行っちゃったね」

にこ「相変わらず突然すぎるわね」

海未(穂乃果ならもしかしたら……絵里のことは任せましたよ、『生徒会長』)

海未「ひとまず絵里のことは穂乃果に任せて私達に出来ることを考えましょう」

――――――


亜里沙「お姉ちゃーん」

亜里沙「穂乃果さんが来てるよー」

亜里沙「あれ?寝てるのかな?」

亜里沙「勝手に上がっちゃってください」

―――――

穂乃果「……絵里ちゃん」

絵里「……穂乃果?」

穂乃果「海未ちゃんから話は聞いたよ」

穂乃果「こうやって話すのって、学園祭ライブの後と似てるね」

穂乃果「あの時絵里ちゃんが来てくれたから穂乃果は立ち直れたんだよ?」

穂乃果「絵里ちゃんはこのままでいいの?」

穂乃果「希ちゃん、居なくなっちゃうんだよ?」

絵里「……希が決めたことなんでしょう」

絵里「私にはどうしようもないわよ」

穂乃果「穂乃果ね、あの時みんなにこれ以上迷惑かけちゃいけない、ことりちゃんの夢を邪魔しちゃいけないって」

穂乃果「だからスクールアイドル辞めようと思ったんだ」

穂乃果「でも、絵里ちゃんや海未ちゃんに言われて気づいたんだ」

穂乃果「それは本心じゃないって」

穂乃果「本当はことりちゃんと一緒にμ'sをやりたかったんだ」

穂乃果「だから最後はわがままを通しちゃった」

絵里「……希は私達の事覚えていないのよ」

絵里「ことりの時とは違うの!」

穂乃果「そんなの関係ないよ!」

穂乃果「絵里ちゃんはどうしたいの?」

絵里(私のやりたいことは……か)

絵里(μ'sに入る時に希にも言われたんだったっけ)

絵里(やっぱり、希には私の隣にいて欲しい)

絵里「私は……」

絵里「希と一緒にμ'sを続けたい…一緒に卒業したい!!」

穂乃果「じゃあ、絵里ちゃんもわがままを通さなきゃ!」


―――病院

希「絢瀬さん…!? 突然どうしたん」

絵里「転校するって本当なの?」

希「……うん」

希「両親と暮らすことにしたんよ」

絵里「……」

絵里「少し私の話を聞いて」

絵里「私ね、オトノキで過ごした時間は本当に楽しかったの」

絵里「それは希、あなたが居たからよ」

絵里「生徒会だって最初は無理矢理やらされたけど」

絵里「希が手伝うって言ってくれて本当に嬉しかったし、希が隣にいてくれたから最後まで続けられた」

絵里「すごく楽しかったの」

絵里「希のせいで、最初は絶対あり得ないって思ってたμ'sにも引きこまれちゃった」

絵里「でも、そのおかげで今、毎日がこんなに楽しい」

絵里「だからね、オトノキで過ごす時間はもう残り少ないけど」

絵里「その時間に、私の隣にあなたが居ないなんて考えられないの」

絵里「これは私の勝手なわがままで、あなたにとっては迷惑でしかないかもしれないけど」

絵里「私の事を思い出せなくてもいい、それでも隣にいてよ……希」

希(絢瀬さんにそこまで大切に想って貰えるなんて)

希(ウチがオトノキで過ごした時間はすごい幸せやったんだろうなぁ)

希(あれ……)

希(ウチにもすごく大切な人が居た気がする)

希(一緒にいるだけで楽しい気持ちになれた人)

希(誰よりも強くて、何でも出来て、しっかりしてるように見えるのに)

希(不器用で、素直じゃなくて)

希(ずっとそばに居てあげたいって思ってた人が……)

希(……)

希(……なんで忘れてたんやろ)

希(ウチの流転の人生の中で)

希(一番楽しかった時間)

希(一番大切な人やったのに……)

希「ウチのことそんな風に想ってくれてありがとう」

希「残された時間は少ないかもしれないけど」

希「ウチは最後まであなたの隣に居たいと思ってるよ」

希「これからもよろしくな……えりち」

絵里(……え?)

希「ってえりち!?」

希「なんで泣いてるん!?」

絵里「だって…・」グスッ

絵里「希……私の事……『えりち』って…」グスッ

希「あー…」

希「もう、えりちはしゃあないなぁ…」ギュ

絵里「……」


――――――

希「落ち着いた?」

絵里「……」

絵里(……恥ずかしすぎて希の顔が見れないわ)

絵里「……全部思い出したの?」

希「正直、全部元通りってわけではないなぁ」

希「でも、μ'sのこと、オトノキのことも思い出せたし、残りも徐々に戻るんと違う?」

絵里「……そっか」

絵里「……もうどこにも行ったりしないわよね?」

希(今日のえりちは本当にかわええなぁ)

希(こんなえりち見られただけでもラッキーやったわ)

希「大丈夫やから」

希「早く退院して、練習にもどらんとな」

希「えらい体も鈍ってしまったし、練習に戻ったら海未ちゃんのスパルタ指導についていけそうもないなぁ」

絵里「何言ってるのよ、ラブライブで絶対優勝するんだから」

絵里「ビシバシ行くわよ!」


ここまでで取り敢えず終わりです
続きは蛇足なのでこのレス以降に

乙でした

―――退院後

凛「希ちゃーん!会いたかったにゃー」

希「凛ちゃーん!ウチもやー」ギュ

凛「凛のこと忘れちゃってて寂しかったにゃー」

希「ごめんなぁ」ヨシヨシ

希「でも、えりちが嫉妬してすごい顔で睨んでるから」

希「凛ちゃんとの感動の再会はまた今度ゆっくり、やな」

絵里「睨んでないわよ!」

ことり「でも、本当に良かったよね!」

穂乃果「うん!これでまた9人で練習できるね!」

絵里「ごめんなさい、にこ」

絵里「あなたには本当に迷惑をかけてしまったわね」

にこ「別に気にしてないわ」

希「にこっちが泣きながら心配してくれたのウチは覚えてるで」

にこ「そんな事実はないわよ!」

海未「でも、希も希ですよ」

海未「私達があんなに頑張っても何も思い出せなかったのに」

真姫「エリーが行ったら簡単に思い出すなんてね」

希「な、なんでやろうなぁ…?」

希「えりちの顔見てたら突然思い出せたんよ」

絵里「////」

にこ(この二人ますますイチャついてる気がするんだけど)

絵里「希、一緒に帰りましょう?」

希「ええよ」

希「でも、最近毎日一緒に学校行って、昼ごはん食べて、練習して、帰ってるやんな」

希「生徒会やってた時よりえりちといる時間が長い気がするんやけど…」

絵里「希は『残りの時間もあなたの隣に居たい』、んでしょう?」

希「い、いやあれはえりちが…////」

絵里「記憶を無くした時私の事『絢瀬さん』って呼んでたじゃない?」

絵里「アレすごく傷ついたんだかのよ?」

希「それは本当に…ごめん」

絵里「でも、『残りの時間』だけじゃなくてその後も一緒に居てくれるなら許す」

希「……うん」



fin

>>74
絵里「記憶を無くした時私の事『絢瀬さん』って呼んでたじゃない?」

絵里「アレすごく傷ついたのよ?」

希「それは本当に…ごめん」

絵里「でも、『残りの時間』だけじゃなくてその後も一緒に居てくれるなら許す」

希「……うん」

ミスった…

前にのぞえりリク頂いたので駄文で申し訳ないが書いてみました

乙です! 良かったよ!!

こんな時間になんてものを…。
記憶喪失からの、記憶が戻って絆が深まるのって凄く良い、良過ぎた、乙

乙です!
のぞえり好きなんで堪能させて貰いました

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年04月24日 (木) 05:51:22   ID: VsVkArCX

のぞえりいいっすね〜

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