ダヴァン「魔女っ子メグちゃん・・・でスカ?」智葉「そうだ」 (56)

智葉「もうすぐインターハイの都予選が始まるのは知ってるな?」

ダヴァン「そりゃあ、その為にワタシたちはここに来たわけですカラ」

智葉「だが、それに当たって一つ問題点がある」

ダヴァン「モンダイテン?」

智葉「これだ」バサッ

ダヴァン「“WEEKLY麻雀TODAY-インハイ予選直前特集号”・・・コレがどうかしたのでスカ?」

智葉「真ん中辺りに東西東京地区の優勝候補として2校の特集がある」

智葉「うちと白糸台のことなんだが・・・そこの両校イメージアンケートのページを見てみろ」



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1397817947

『白糸台高校のイメージ』

・強い

・制服がオシャレ

・チャンピオンの笑顔が素敵

・部長が背が高くてカッコイイ

・大将の子がアホ可愛い


『臨海女子高校のイメージ』

・強い

・傭兵軍団

・なんかギスギスしてそう

・先鋒の人が怖い

・先鋒の人がダンビラ持ち歩いてそう

・先鋒の人に逆らったら東京湾に浮かべられそう


ダヴァン「・・・・・・」

智葉「残念ながら、こと親しみやすいイメージという点に置いては白糸台に完敗だ」

ダヴァン「いや、コレ一部の選手の比重が大きいんじゃないですカネ・・・?」

智葉「うちはスポンサーへの受けも重要だからな。この現状はやや問題があると言わざるを得ない!」

ダヴァン(あ、全然聞いてませンネ・・・)

智葉「そこで!この魔女っ子だ!」バンッ!

テレビ『シャランラ シャランラ ヘイヘヘイ イエイエ シャランラン♪』

ダヴァン「ここでさっきの話に繋がるわけでスカ」

智葉「そう、魔法少女というのは小さな女の子なら誰もがなりたがる憧れの存在」

智葉「更に子供を釣れば自動的にその親世代も付いてくる」

智葉「そして我が国では大きなお友達の大半が魔女っ子萌えなのは周知の事実!」

智葉「つまり魔法少女を制するものは全国の人気を制するんだよ!」

ダヴァン「はあ、そういうもんですカネ」

智葉「幸いうちには元から魔女っ子じみた・・・というか、出る作品間違えてそうなのが揃ってるからな」

ダヴァン「まあ確かにネリーやミョンファは言うに及バズ、ハオもある意味そういう雰囲気出てまスネ」

ダヴァン「タダ、肝心の私たちがちっとも向いてない気がするのでスガ・・・」

智葉「そんなことは無いだろ。私はいつ土曜朝8時30分のオファーが来てもバッチリだぞ」

チビA「あー!せんせーとメガちゃーん」タタタタ

チビB「遊んでー」トテテテ

智葉「ちょうどいいところに来た。お前らこれを見てくれ、こいつをどう思う?」グギッ


ガイトさんスマイル!

チビA・チビBの心に30のダメージ!


チビA「ウワーン!せんせーが変になっちゃったよー!!」ダダダッ

チビB「怖いよー、おかあさーん!」ダダダダッ

智葉「・・・ ・・・」ポツーン

ダヴァン(すごく・・・怖いデス・・・。今にも狂喜乱舞しながら九頭龍閃ぶっ放すかと思いまシタ)

智葉「メグ・・・」プルプルプル・・・

ダヴァン「はいはい、なんでスカ?」

智葉「修行の旅に出るぞ!」

~白糸台高校~


照「・・・それで・・・何しに来たの・・・?」

智葉「なんだ、話を聞いてなかったのか?つまり我々は魔法少女のイメージをものにする為に・・・」

照「それは分かった。それでなぜうちの学校に来たのかを聞いている」

智葉「お前ピッタリじゃないか。ケチらずにコツ教えろよ、営業スマイルの万国博覧会」

照「勝手に乗り込んできておいて、人に妙なアダ名を付ける奴に送るアドバイスなど何もない」

智葉「私の役に立てば、次に試合で当たったときに手心加えてやらんでもないぞ」

照「そういうことは、一度でも私に勝ってから言って欲しい」

照「逆転狙いで無理に突っ張ってオーラスでサンチャ転落した去年の個人戦を、もう忘れたの」フフン

智葉「調子に乗ってられるのも今のうちだ。団体でも今年の臨海の先鋒は超強い人がスタンバってるからな!」フフフン

智葉「あーあのチャンピオンスマイル(笑)が曇っちゃうのかー、これ心配だなー」

照「それが辞世の句?断末魔のセリフくらいは好きに選ばせてあげるから、今のうちに考えておくといい」


ギャーッギャーッ

菫「・・・・あいつらは一体何がしたいんだ・・・」

ダヴァン「どうもスミマセン。急に押しかけてしまいまシテ」

誠子「いえいえお気になさらず」コトッ

誠子「どうぞ、これお茶です。アメリカの方の口に合うかは分かりませんが」

ダヴァン「ノープロブレム、ジャパンのグリーンティー大好キネ。いただきマス」ズズ・・・

ダヴァン「あ、このお茶ホントに美味しいでスネ」

誠子「玉露の二煎出しです。うちの渋谷がこういうの、うるさいもので」

智葉「ぜーっ、ぜーっ・・・ちっ、らちがあかん。やむを得ないな、こうなりゃ奥の手だ」

智葉「こいつをやるから私に協力しろ」ポイッ

照「これは・・・っ!100粒に一つの割合で入っていると言われるミルキー(大玉)!」

照「通常のミルキーより微妙に大きい上に包み紙も特殊なレア物がこんなに大量に・・・っ!」

智葉「ちょうど一袋分ある。有益な情報だと判断すれば全部やろう」

照「・・・わかった。それでは私の弟子に教えを請うといい。淡ー」モグモグモグ

淡「なーに、テルー?」ヒョイッ

菫「返事聞く前に食べた上に後輩に丸投げかよ」

照「そこの陰気メガネに魔法少女のコツ教えてあげて」モグモグモグ

淡「えーっ、やめた方がいいよー。一度魔法少女になっちゃったら救われる望みなんて無いよー?」

ガイト「何やらブッソウな発言が飛び出しましタネ・・・」

智葉「なんだ、魔女っ子っていうのはそんなに危険なものなのか?」

淡「いや、絶対そうってわけじゃないけどさ。人によっては結構性格変わっちゃうっていうか・・・」

???「ビートソニック!」ガラッ

淡「あ、来ちゃった」

尭深「ワオ!今日のチーム虎姫はニューフェイスもいるんだね!」

尭深「なにか収穫(ハーヴェストタイム)はあったかい!?」

ダヴァン「・・・なんでスカ、このいきなりのアッパーなテンションのシチュエーションは」

智葉「こいつは確か、去年の秋からレギュラーになった渋谷・・・だったか」

淡「そっ、渋谷たかみー先輩」

淡「試合で萎縮しないよう内気な性格治したいっていうから、元気になるかもと思って色々DVD見せたんだけどさ」

淡「ちょっと暗示かかり過ぎたっていうか、ロックな性格になり過ぎたというか・・・」

菫「ロックどころかレヴィだな、対局中もf○ckってずっと言ってるぞ」

尭深「私を音楽とプリキュアに出会わせてくれた、ちゃんあわにはマジ感謝」

尭深「心のビートはもう・・・止められないわ!」ビシィッ

誠子「最近文字通りの意味でうるさいからね・・・」

誠子「淡、あれ本当にどうにかなんない?」

淡「まあ私は実力からいったら魔法少女レベル100ですからねー」

淡「さっきはああ言ったけど、都予選当日までには元に戻せるよう頑張ってみますよ」

尭深「決戦はワルプルギスの夜!Oh!Thank You!」

菫「・・・・本当に頑張ってくれ。出来れば校内代表チーム選抜戦までに頼む・・・」

照「智葉、これもう一袋ある?」モグモグモグ

ダヴァン「なんか収穫があったヨーナ、なかったヨーナ・・・」

智葉「こいつは他のところの話も聞いてみる必要があるかもな」

智葉「ちょっと遠出してみるか」

ダヴァン「今度は、どこへ行くつもりでスカ?」

智葉「これは敵情視察も兼ねてるからな」

智葉「そりゃあ、シード校候補のところさ」

取り敢えず今日は、ここまでです
今週中には完結予定

駅アナウンス「新大阪~新大阪~お降りの方は、お手荷物など・・・」


智葉「よし、着いたか」

ダヴァン「Uhhhn・・・どうせならキョートに寄りたかったデス」

ダヴァン「ラーメン天下一品キタシラカワ総本店がワタシを呼んでましタヨ」

智葉「天一なんて東京にも、そこら中にいくらでも店出てるだろ」

ダヴァン「チッチッチッチ。アマイですね、サトハ」

ダヴァン「ラヲタに取って本店とは支店と一線を画するまさにベッカク」

ダヴァン「一つのショクに流れる歴史とドラマを感じられる神聖な場所なのデス」

智葉「わかった、わかった。時間あったらあとで寄ってやるよ」

智葉「まずは目的の場所に着いてからだ」

智葉「さあ、行こうか。全国ランク2位の名門へ」

~千里山女子高校~


智葉「・・・・とまあ、そんなわけで今日は訪ねさせてもらったわけだ」

竜華「はー、イメージ戦略かあ。他人ごととちゃうけど、お互い楽やないね」

竜華「でもせっかく来てくれたとこ悪いんやけど、うちら魔女っ子とかそんなに知らんよ?」

セーラ「怜は魔女っ子っていうよりは、陰陽師やしな!」

セーラ「陰陽師の園城寺さんや!」

怜「えー、いっつもコホコホ言ってる陰陽師とか微妙やん・・・」

セーラ「『病弱 陰陽師』で画像検索すんなよ?絶対すんなよ?」

浩子「江口先輩うるさい。まあご覧のとおり、キャリアの浅い私らではあんまお役に立てへんと思いますよ」

泉「なんでしたら、私がお教えしましょうか?高1の中では最萌えのつもりです!」ハイハイ!

浩子「長野辺りには、凄そうな気配色々とあるんですけどね」

智葉「ああ。失礼な言い方かもしれんが、今回のお目当てはおたくらじゃないんだ」

智葉「だがここには他に伝説が1人いると聞いてな」

雅枝「おつかれさんさん さんころり~♪」ガラッ

竜華「あ、監督お疲れ様です」

セーラ「お疲れ様です。あと娘さんに、はよ30円返せって言うといてください」

雅枝「おう、30円は大事やな。ビックリマンチョコ買えへん」

浩子「今復刻販売されてるんは、税込み価格86円らしいですよ」

雅枝「なんやと!そんなんビックリマンアイス(当時60円)より高いやん!」

雅枝「あんな口ん中パッサパッサになる菓子に値段盛り過ぎやろ、どうなってるんや浩子」

浩子「いや、それ私に言われても。景品表示法が改定されてしゃーなかったらしいですわ」

雅枝「なんもかんも政治が悪い・・・ん?なんや、珍しいお客さんが来てはるな」

智葉「どうも、直にお会いするのは初めてですね。臨海女子高校麻雀部部長の辻垣内智葉と申します」

雅枝「ああ、もちろん知っとるよ」

雅枝「臨海10数年ぶりの団体戦日本人プレイヤーにして早くも歴代最強との声もあるとか」

雅枝「アレク監督がえらい惚れ込んでるそうやないか」

雅枝「後ろのメガンちゃんとは去年やりあったけど、アンタとも一度話してみたいと思っとったんや」

智葉「買いかぶりですよ。ですが、私もあなたには会いたかった」

智葉「トッププロにして、名門の監督。そしてかつて千里山のレジェンドと呼ばれたあなたにね」

雅枝「おやまあ、随分と懐かしい通称をご存知やな」

智葉「20数年前、ナディアとナウシカ二強時代のアニメージュ人気投票」

智葉「そこに文字通り水星のように現れ1位をかっさらったキャラクターがいた」

雅枝「・・・・・・・」

智葉「作品が起こした当時のムーブメントは、一大社会現象だったと聞いています」

智葉「そしてその中でも最も人気を集めていたのが、あなただった」

雅枝「言うても、昔の話やで」

智葉「いえいえ。一見地味な参謀ポジでありながら、ひときわ人気を獲得したのは凄いことでしょう」

智葉(メグ・・・話を合わせろ!)ババババッ

ダヴァン(こんな場面で七色ローズとか、技術のムダ使いでスネ。まあ面白そうだから乗ってあげマス)

ダヴァン「ほうほう、確かにステイツにもウワサは鳴り響いていましタヨ。実にシ烈な争いだったトカ」

雅枝「まあなあ。あの頃はナディア・ナウシカだけやなしに、トランクスとかもおったしなあ」

雅枝「仲間の月や金星なんかも人気の上ではみんなライバルみたいなもんやったし、色々と大変な時代やったな」

ダヴァン「そこで培われた動きというのは、さぞかし華麗なんでしょウネ」

雅枝「しゃあないなー、じゃあ今日は特別にちょっとだけ見せたろかな!」

雅枝「あ、ちょっとそこスペース空けといて・・・」コホン

雅枝「マーキ○リースターパワー、メイクアップ!」バッ!


ルールールールールールールー♪(BGM: 変身! セーラー戦士!)


雅枝「愛と知性のセ○ラー服美少女戦士!セー○―マー○ュリー!」

雅枝「水でもかぶって反省しなさい!!」キュピーン!

怜(うわ、キツ・・・)

セーラ(コレハアカンデー)

浩子(オバちゃん、年考えてや・・・)

竜華(この絵ヅラ今日の夢に出てきたら、どないしよ・・・)

泉「アハハ、監督そら無理ありますよー。見た目もキャラチョイスも完全に付いてけませんわー」

雅枝「シャボンスプレー(物理)!シャボンスプレー(物理)!」ガシャッ! ガシャッ!

泉「イタッ!イタタタッ!ちょっ!なんで雀牌投げてくるんすかー!」

智葉「よし、メグ。次行くぞ」

ダヴァン「あれ(↑)はそのままにしておいて、いいんですカネ?」

智葉「ま、なんとかするだろ」

智葉「これをきっかけにチームに不協和音でも流れてくれりゃ、それはそれで儲けものだけどな」クックック

ダヴァン「なんだかワタシたちのイメージが、ますますダーティーになっていく気がしまスヨ・・・」

しばらく時間空きます
残りは夜に

~鹿児島中央駅~


ダヴァン「新大阪から直通で4時間でスカ。マッタク便利な時代になったものでスネ」

智葉「メグが日本に来たのは去年だろ」

智葉「伊丹から空路でも良かったが、時間がそんなに変わらない上に手続き色々面倒だったしな」

智葉「まあ帰りはさすがに飛行機のつもりだが・・・」

ダヴァン「エエー、帰りも新幹線にしましょうヨー。そして博多でヤタイ巡りしましょうヨー」

智葉「東京戻ってから一蘭でもじゃんがらでも好きに行けばいいだろ」

智葉「私は本場の博多とんこつは、匂いキツくて苦手なんだよ」

ダヴァン「それがいいんじゃないでスカ。背脂でギトギトした床の滑り具合とか最高デス」

智葉「お前はアメリカのどこ出身なんだよ・・・。ちゃんと目的覚えてるか?」

ダヴァン「ロンオブモチ!パワースポットの探索ネ!霧島のミコさんたちに、ズーム・イン!」

小蒔「おやっとさあ、ようこそ永水女子高校へ!私はキメ顔でそう言いました」

智葉「・・・・・・・・・」

霞「まあそうなの。こんなところまで来て魔女っ子の研究なんて、東京の方は熱心ねえ」

初美「霞ちゃんは魔女っ子というよりは、赤き真実の魔女って感じですけどねー」

初美「得意のアレやってあげたらどうですかー?」

初美「ほら”くっくくくっくくくくく、ひーっひひっひひひひひひひひひひひひ!!”ってやつ」

霞「あらあら。盤上をひっくり返してしめ縄で逆さ吊りになりたいなんて、初美ちゃんはヤンチャねえ」ゴウッ

初美「じょ、冗談ですよー。でも私はみんなみたいに持ちネタ無いので寂しいですー」

巴「ほんとに、みんなハシャギすぎだよねえ」

初美「だから、せめて他の人のを紹介させてくださいー」ゴソゴソ

初美「特にインパクト大なの見つけてきたですよー」スッ

ダヴァン「なんでスカ、その表紙が黒いノート・・・”闇聖典(マビノギオン)”?」

初美「いまでないとき。ここでない場所。

この物語は、ひとつのパラレルワールドを舞台にしている。
そのファンタジーゾーンでは、アドベンチャラーたちが、
それぞれに生き、さまざまな冒険談を生みだしている。

あるパーティは、不幸な姫君を助けるため、邪悪な竜を倒しにでかけた。
あるパーティは、海に眠った財宝をさがしに船に乗りこんだ。
あるパーティは、神の称号をえようと神の出した難問にいどんだ。

わたしはこれから、そのひとつのパーティの話をしたいと思っている。
彼らの目的は……まだ、ない」

巴「フフッ、なにそれ。本当に恥ずかし・・・って、ちょっそれって!」ダダダッ!

霞「あらあら、急に走ったら危ないわよ」ピッ


バターン!


巴「か、霞さん!金縛りは反則!!ていうか、急に止められたほうが危な・・・」

春「数年前“ホテルハント”のコードネームでインターネットの砂漠に君臨した神託の語り人(メサイア)」

春「ある日を境に忽然と姿を消したけれど、彼女が残した数々の名言は今なお一部の信者により語り継がれている・・・」

巴「はるるも、こんなときにだけ長台詞をっ・・・!」

小蒔「私と十曽ちゃんと明星ちゃんは、巴ちゃんの使徒だったんですよ」フフフ

ダヴァン「シ・・ト・・・?」

小蒔「はい!放課後使われていない教室に集まって、みんなで禁断の儀式をするんです!」

霞「初めの頃尊敬の眼差しだった明星ちゃんの目が、年々冷たくなっていくのは見ものだったわねえ」

春「・・・・・ティロ・フィナーレ(チャンタのみ)」ボソッ

巴「・・・・・・!」ビクッ

初美「ああ、そういえば巴ちゃん。一時期麻雀の役全部に変な別名付けて広めようとしてましたねー」

小蒔「我・契約文を捧げ・大地に眠る悪意の精獣を宿す」

小蒔「西、無、陣、陽の向きから光輝を生み出し」

小蒔「天在する神に請う。憐れな我らに、救いの風を」

小蒔「求めるは殲虹の転真>>>・光狗燐!」ババーン!

初美「それは配牌のときに巴ちゃんが言ってたセリフですねー」

小蒔「はい!頑張って覚えましたから!」

霞「毎局微妙に内容を変えてくるのが凄いと思っていたのよ、フフフ」

春「ロッソ・ファンタズマ(ツモのみ)」

巴「うぉおおおおおーーー!!!いっそ殺せー!」ゴロゴロゴロー

智葉「・・・・・・・・・・」

ダヴァン「サトハ、さっきから黙ってますが、何か掴めましタカ?」

智葉「ああ、そうだな。今回の旅で一つ分かったことがある」

ダヴァン「ソレは一体何でしょウカ・・・?」

智葉「何事も・・・普通が一番!」

~一ヶ月後・インターハイ東東京予選~


ハオ「和(フー)」パララッ

恒子「和了ったー!」

明華(イクラ食べたいです)フワッ

恒子「浮いたー!」

ネリー「3コロン」ビカーッ

恒子「光って飛んだー!!」


ビーッ


恒子「試合終了ーーー!!!」

恒子「さっすが優勝候補筆頭の臨海女子ー!大差での初戦突破だーっ!!」

健夜「東京地区はシード校とはいえ一回戦からの参加ですが、やはり今年も万全の強さですね」

ダヴァン「普通・・・普通って一体なんですカネ・・・」

智葉「おうメグ、お疲れ様だ。調子は良さそうだな」スタスタスタ

ダヴァン「サトハも南2局の天翔龍閃、お美事でしタヨ」

智葉「まあ訪ねた学校の奴らの手前、あまり無様な姿は見せられないからな」

智葉「だが明日の決勝、そしてインターハイと先はまだ長い」

ダヴァン「そうでスネ、油断せずにいきましョウ」

智葉「ああ。私たちの戦いは、これからだ!」


この年、臨海女子は都予選を圧勝。16連覇を果たす。
辻垣内の部屋のクローゼットにしまわれたフリフリの衣装と
マジックステッキが活用されるのは、もうしばらく先の物語である。



積(カン)!

以上です、読んでくれた方ありがとうございました!

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