亜美「一夜限りの」美希「共同生活なの」 (46)


P「と、いうわけで、共同生活第5回になりました」

小鳥「今回は、自由な感じの二人の組み合わせになりましたね~」

P「というか、この組み合わせを作ってしまったせいで」

P「次回は大方の予想がつきそうな組み合わせになりますね」

小鳥「そうですね」

P「とりあえず、スパイロボットにつなぎましょうか」

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~~~~ 公園 ~~~~


美希「んーーっ」ノビーッ

亜美「んーーっ」ノビーッ


美希「こんなにあったかいと、眠くなっちゃうの」

亜美「おおっ、このイタズラ大王の亜美ちゃんがいる横で」

亜美「眠っちゃうなんて、ずいぶん余裕……」



美希「Zzz……」スゥスゥ

亜美「もう、寝てるし!」









亜美「額に肉って書きたいけど……」
















亜美「米の方がいいかな……」キュポン

美希「やめるの!」

亜美「あ、起きた」


美希「あぶなかったの! しかも油性ペンなんか持って」

亜美「ミキミキが額に肉とか米とかって書いて歩いてるのを女の子が見たら」

亜美「みんなマネして流行るかなーと思って」アハハ


美希「そんなわけないの」プンスカ

亜美「油断は禁物だぜ、ミキミキぃ」

美希「この組み合わせにした、ハニーを恨むの」ハァ


スィーッ

美希「あ、カモ先生だ!カモせんせー」ブンブン

亜美「お?あれが噂の??」

美希「うん、カモ先生なの」

亜美「ホントにカモなんだね~」

美希「カモだけど、美希の先生だよ?」


亜美(天才の考えることは、よくわかんないよ……)


美希「昔はぷかぷか浮きながら、ゆっくりできればいーなぁって思ってたけど」

美希「今は今で、嫌いじゃないの」


亜美「にーちゃんのおかげ?」

美希「そーなの! ハニーのおかげで、ミキもキラキラできるし、毎日が楽しいの!」

亜美「ミキミキは、ホントににーちゃん大好きだよね~」


美希「うん、ライバルは多いけどね」

亜美「はるるんにいおりん、ゆきぴょんってとこかな~?」


美希「ミキから見たら、事務所のみんながライバルだと思うかな」

美希「亜美はハニーの事、好きじゃないの?」


亜美「うーん、真美はよくにーちゃんの話をするけどね」

亜美「竜宮小町に入ってからは、亜美はにーちゃんとの接点も少ないし」

亜美「あんまりピーンとこないかなぁ」


美希「真美はハニーの話ってどんなことするの?」

亜美「別に、そこらへんの女の子が、好きな人の話をするのと変わらないんじゃないかなぁ」

美希「ふーん……」


美希「亜美は好きな人っていないの?」

亜美「え、えっ!?///」

美希「中学一年生なんだもん、好きな人くらいいた方が」

美希「早くキレイになれるの」


亜美「そ、そうかなぁ……」

亜美(確かに、男の子から好きっては何回か言われたけど)

亜美(あんまりよくわからないんだよね)


亜美(真美はにーちゃんが好きだっていうのはよくわかるけど)

亜美(双子だからって、そこまで一緒じゃないし……)


美希「まぁ、亜美がハニーのことを男性として見てないってわかれば」

美希「ミキ的にはオッケーだけどね」


亜美(確かに、にーちゃんは一生懸命なんでもやってくれるし、嫌いじゃないけど)

亜美(好きって言われても……)


亜美(うあー、なんだか難しいYO)

美希「なんだか混乱してる亜美は、新鮮でカワイイの!」


亜美「ミキミキが混乱させるからだよ」ウアーン

美希「最近は、真美の方が大人っぽいとか言われないかな?」

亜美「確かに、言われるかも……」







美希「それが、恋の差なの!」ドドーン

亜美「……」

亜美(なんだか、上手いこと話をまとめられてる気がするよ……)


~~~~ モニタールーム ~~~~


小鳥「今日は、公園からのスタートなんですね」


P「まぁ、たまたま午後からのオフが重なったので」

P「好きな時間に動き出してくれって言ったら」

P「美希が亜美を公園にさそってましたよ」

小鳥「確かに、最近あったかいですからね~」


小鳥「しかしまぁ、双子でも考え方は違うもんですねぇ」

P「まぁ、二人を見てると結構わかりますよ?」


P「亜美は積極的に近づいてきますけど」

P「真美はほどよい距離感を保ちたがります」


小鳥「ほう」


P「特に、レッスン後は顕著にでますね」

P「亜美は気にせず近づいてきますが」

P「真美は、近づくと嫌がりますからね」


小鳥「へぇ~っ、プロデューサーさんとしては」

P「亜美の行動の方が嬉しいですね」キリッ

P「なぜなら、体格はほぼ同じですから」



小鳥「さすが、変態ですね」

P「男は皆、変態心を持っているものですよ」


小鳥「しかし、今回のみきあみで、亜美ちゃんの意識が成長したら」

P「もう、あの胸の感触を楽しむことはできないかもしれませんね」

小鳥「ざまぁ無いですね」


P「まぁ、亜美の成長につながればそれでヨシです」

小鳥「上手いことまとめましたね~」



P「変態でもプロデューサーですから」

P「さて、続きを見ていきますか」


~~~~ 公園 ~~~~

亜美「ねぇ、ミキミキ?」

美希「どーしたの?」


亜美「そろそろ、夕方もいい時間だけど」

亜美「マンションに向かわなくても大丈夫?」


美希「そうだね、そろそろ向かおっか」

美希「カモ先生、バイバーイ」

カモ先生「グワーッ」

亜美「なんか、不思議なカモだったな~」


亜美「ところで、晩御飯はどうするつもりなの?」

美希「うーん、せっかくだからミキのおススメの店で食べていく?」

美希「ここから、そう遠くないし」


亜美「おおっ、いいですな~」

美希「じゃ、ちょっと早いけど、早めの晩御飯にするの」

亜美「うん!」

~~~~ おにぎりカフェ ~~~~


美希「と、いうわけで、おススメのおにぎりカフェに来たの」

亜美「なんだか、ファミリーレストランとは全然違う雰囲気だね」

美希「うん、ファミレスと違って、本当に手作りの料理が食べられる、ミキのおススメなの!」


亜美「おにぎりマスターのミキミキが言うなら、きっと美味しいんだろうね」

美希「うん!」

店員「いらっしゃいませ、ご注文はお決まりですか?」


美希「ミキはいつものようにBセットでたらこと鮭のおにぎりを頼むの!」

亜美「亜美も、おんなじので、おにぎりはそぼろと明太子で!」


店員「かしこまりました」


~~~~~~~~~~~~~~~~



店員「お待たせしました~」


亜美「和食って感じだけど、なんだか可愛いね!」

美希「味も美味しいから、冷めないうちに早速食べるの」


あみみき「いただきまーす!」



亜美「っおいっし~!!」

美希「ここは、おにぎり好きもそうでない人にもおススメなの」


美希「ここに事務所の人を連れてきたのは、亜美が初めてなの」

亜美「ホントに!? ミキミキの初めていただきました~!」


亜美「けど、フェアリーのときに、お姫ちんとかひびきんとかと一緒に来る機会はなかったの?」

美希「うーん、あんまりご飯時にこの近くを通ることがなかったから」

美希「来ることもなかったかなぁ……」


亜美「そんなら、美味しいお店を教えてもらえて亜美はラッキーだったね」

美希「そうなの! もっと敬うの」アハハ

亜美「ははーっ、ミキミキ様、ありがとうございます」フカブカ

美希「うむ、くるしゅうないの」

亜美「ミキミキ、口調がいつも通りだと、違和感ありまくりだよ」アハハ


美希「細かいことを気にしたら負けだよ?」

亜美「そうだね、とりあえず残りを美味しくいただこうかな」

美希「そうするの! 冷めたら、せっかくの美味しさも半減しちゃうし」

美希「とりあえず、食べてしまうの」

亜美「うん!」

~~~~ モニタールーム ~~~~


P「へぇ~っ、あんなお店あったんですね~」

小鳥「美希ちゃんのおにぎり好きは筋金入りですよね」

小鳥「私も今度行ってみます」

P「おれも、今度外回りで近くを通った時にでも寄ってみます」


P「しかし、夕飯を外食で済ませるって、やっぱり今時のコですよね」

小鳥「そうですね、私も子供のころは、めったに外食なんてしませんでしたから」

P「ですよね~。あと10年たったら、どんな世の中になってるんですかね」

小鳥「考えたくもないですよ」ハァ

~~~~ おにぎりカフェ ~~~~


亜美「ふぅ、満足満足」

美希「おなかいっぱいなの」

亜美「そういえば、今日亜美たちが泊るマンションって、ここから近いのかな?」

美希「えーっと……」pipi


美希「電車で二駅くらいかな」

美希「美希の家の方が近いから、美希の家じゃダメなのかな?」

亜美「おおっ、それはそれで面白そーかも!」

亜美「にーちゃんに電話して聞いてみようよ」

美希「うん!」ポパピプペ


~~~~ モニタールーム ~~~~


P「と、二人が言っていますが」

小鳥「まぁ、スパイロボットもいるし、大丈夫じゃないですか?」

小鳥「美希ちゃんのご両親さえ良ければですが……」

P「そうですね」

pipipi


P「あ、かかってきた」



P『もしもし、どうした?』

美希『あ、ハニー? 今、亜美と一緒に晩御飯を食べ終わったんだけど』

美希『泊る場所って、マンションじゃないとダメなの?』


P『どこに泊まるんだ?』

美希『美希の家の予定だけど……』


P『ご両親さえ問題なければ大丈夫だぞ』

美希『わかったの! それじゃ、また明日ね』

P『おう、気をつけて帰れよ~』


小鳥「これで、美希ちゃんの部屋が覗けちゃうわけですね」

P「そういえば、そうですね~」


P「人のプライベートな空間を見るって、ちょっと興奮しますよね?」

小鳥「わかります」


P「さて、美希の部屋はどんなんですかね」

~~~~ 星井家 ~~~~

美希「ただいまなの~っ」

美希母「おかえりなさい、その子が電話で話してた亜美ちゃん?」

亜美「双海亜美です、おじゃましますっ」ペコッ

美希母「いらっしゃい、ゆっくりしていってね」ニコッ

亜美「はいっ!」

美希「亜美は美希の部屋に行くの」

亜美「うん」

~~~~ 美希の部屋 ~~~~

亜美「ミキミキのお母さん、チョーきれいだったね~」

美希「そうかなぁ、ミキ的にはお姉ちゃんの方が綺麗だとおもうなぁ」

亜美「そうなの?」


美希「お姉ちゃんは頭もいいし、スタイルもいいし、完璧な女の人だと思うの」

美希「自慢のお姉ちゃんだよ」フンス


亜美「ミキミキがそんなに絶賛するって珍しいね!」

美希「せっかくだから、紹介してあげるの」


ガチャッ

<オネーチャーン



ガチャッ

菜緒「こんばんわ、亜美ちゃん」

亜美「こんばんわ~!」


亜美「ミキミキの言うとおり、確かにキレイかも!」

亜美「どーやったら、そんなにきれいになれるの?」


菜緒「うーん……」

菜緒「あんまり夜更かししないで、食事の栄養バランスと適度な運動をすることかしら」

亜美「そうなんだぁ……」


菜緒「亜美ちゃんも生活を気をつけていれば、きっとキレイになるわよ?」

亜美「ホントに!?」

菜緒「ええ、もとが可愛いからきっと大丈夫よ」


亜美「ミキミキ、きょうは早く寝ようよ!」

美希「言われなくても、そのつもりなの」

美希「その前に、お風呂に入らないと」

亜美「亜美も一緒に入る!」

亜美「そんでもって、ミキミキのおっぱいエキスを身体ごと吸収するYO」

美希「そんなエキスは出てないって思うの」アフゥ


菜緒「亜美ちゃんって、面白い子ね」フフッ

菜緒「お風呂はもう空いてるはずだから、ゆっくり入っていらっしゃい」

美希「お姉ちゃんも一緒に入る?」

菜緒「さすがに3人は狭いわよ」フフッ

菜緒「今日は美希がお姉さんになって、しっかり面倒見てあげなさい」

美希「わかったの!」


~~~~ モニタールーム ~~~~


P「美希のお姉さんって、モテるでしょうね」

小鳥「才色兼備って言葉が、まさにぴったりですからね」


P「しかも、教職を取る為の勉強してるとか」

小鳥「あんな美人な先生がいたら、男子生徒はたまらないでしょうね」

P「ええ、溜まらないでしょうね」

小鳥「何が溜まらないんですか」ピヨピヨ

P「ナニが溜まらないんですかね~」ハッハッハ



P「そういえば、おっとりしてる子と良く寝る子は巨乳が多いって聞きますけど」

P「実際どうなんですかね?」


小鳥「確かに、うちのBIG3のうち、二人はどちらかには当てはまりますね」

P「貴音もおっとりとは言いませんが、マイペースですよね」

小鳥「データ検証とかされてないのかしら?」

P「あとで、調べてみましょう」


~~~~ バスルーム ~~~~


亜美「ミキミキのおっぱい、やっぱり生で見ると迫力あるねぇ」

美希「そうかなぁ? あんまり気にしたこと無いけど」

美希「ミキ的には、春香くらいがちょうどいいと思うの」


亜美「ぜーたくな悩みだね」

美希「友達からも言われるの」

亜美「千早おねーちゃんの前では、絶対に言えないよ」

美希「さすがのミキもそれは理解してるの」


美希「けど、亜美も1年で凄く女性らしい身体になったの」

亜美「んっふっふー、さすがミキミキ! よく見てらっしゃる」


亜美「ミキミキ程じゃないけど、今じゃバストだって80近くまであるし」

亜美「そのうち、ミキミキ並みのせくちーぼでぃになるんだから」


美希「きっと、大きくなったらなったで困ることもわかってくるの」

亜美「そうなのかなぁ」

美希「絶対そうなの! 男の子は顔よりおっぱいに目がくるし」


亜美「あーわかるかも! 中学になったら、急に身体をジロジロ見られるようになったかも」

美希「その点、やっぱりハニーは違うの!」

美希「ちゃんと、ミキの中身を見てくれてるし、甘やかすだけじゃなくて厳しいことも言ってくれるから」

美希「ものすごい頼りになるの」


亜美「真美もにーちゃんは頼りになるって言ってるよ」

美希「まぁ、ハニーを知ってる人で」

美希「頼りにならないって言ってる人はいないと思うの」

亜美「ツンデレいおりんも、頼りにならないとは絶対に言わないもんね」

美希「そうなの! あのデコちゃんが言わないくらいだから」

美希「ハニーはやっぱり頼りになるの!」


~~~~ モニタールーム ~~~~

小鳥「さっすが、前回の雪歩ちゃんに続いて美希ちゃん……」

小鳥「伊織ちゃんまでも虜にするとは……」

小鳥「モテる男はつらいですなぁ」ピヨピヨ


P「いやー、美希は年上の男性に対する憧れ見たいなもんだと思いますけどね」

P「プロデュースする以上は、色々なことを考えて、時には厳しいことも言いますし」


小鳥「美希ちゃんにそれをはっきり言わないでくださいよ?」

小鳥「アイドル辞めかねないですから」

P「まぁ、昔はそうだったかも知れませんが、今は大丈夫ですよ」


P「美希も成長してますから」

小鳥「そういえば、真美ちゃんの話も出てましたね」

P「真美が頼りになるって言ったのも、大人としての責任を果たせば、自然と思われますよ」

小鳥「プロデューサーさんは、つれないですねぇ」

P「プロデューサーとアイドル、しかも未成年が変な関係を持ったら」

P「色々と問題じゃないですか」

小鳥「だから?」



P「妄想で我慢するわけです」キリッ

小鳥「それでこそプロデューサーさんです」キリッ

~~~~ バスルーム ~~~~

亜美「そろそろ、お風呂からあがろうよ」

美希「うん、これ以上話してたら、のぼせちゃうしね」

美希「身体洗って、あがっちゃおっか」


~~~~ 美希の部屋 ~~~~


亜美「ふぃーっ、良いお湯でした~」

美希「ミキはもう、眠たいの……あふぅ」

亜美「亜美はこれからが元気になる時間なんだけどなぁ」


美希「しっかり寝ないと、大人の身体になれないよ?」

亜美「……」

亜美「仕方ないけど、今日はミキミキにつきあって早く寝よっか」

美希「そうするの……」


カチッ


美希「あっ!」

亜美「どうしたの?」

美希「聞きたいこと聞くのを忘れてたの!」

亜美「えっ、なになに!?」


美希「真美はハニーが好きってわかってたけど、ちょっと不思議だったの」

亜美「なにが?」


美希「双子は感覚が似るって、だれかから聞いたことがあったんだけど」

美希「真美がハニーの事好きなら、亜美もそうなのかもって思ったの」


亜美「そんなこと言ったら、亜美か真美のどっちかは結婚できないよ?」

美希「確かにそーなの」アハハ


亜美「それに亜美は、まだ男の人を好きになるってよくわかんないかな」

美希「美希もハニーと会うまでは、よくわからなかったの」


亜美「ミキミキはどーして、にーちゃんの事が好きになったの?」

美希「ハニーがミキのこと、色々と助けてくれたの」

美希「ミキがキラキラする為に、色々と頑張ってくれているのも知ってるし」

美希「アイドルなりたての頃は、迷惑ばっかりかけてたけど」

美希「それでもずっと、ミキの事を見捨てないで応援してくれたから」

美希「今度は、ミキがハニーの為に頑張っていこうって思ったの」

美希「そうしたら、毎日ハニーの事で頭が一杯だったの」


亜美「ふーん……」


美希「友達がよく、好きな人の話とかしてたけど」

美希「同級生には、そういう気持ちになれる人がいなかったから良くわからなかったの」


美希「けど、ハニーと出会って、色々乗り越えて来て、ハニーで頭が一杯になったときに」

美希「ああ、人を好きになるってこーゆーことなんだって、初めてわかったの」


美希「事務所のみんなは仲間だけど、ハニーだけは絶対渡したくないの」


亜美「亜美にも、そういう気持ちが理解できる日が来るのかな……」

美希「きっと来ると思うの」


美希「恋するって、楽しいよ」

亜美「亜美の初めて好きになる人は、どんな人なのかなぁ……」


美希「あふぅ…… 聞きたいこと聞いて、言いたいこと言ったら、眠くなってきたの」

亜美「うん、そろそろ寝ようよ! 亜美も色々聞いたら眠くなってきたよ」


美希「おやすみなの~Zzz」

亜美「うん、おやすみ……」


美希「スースー」

亜美「寝るの早すぎだよ、ミキミキ」


亜美(好きな人……)

亜美(確かに、竜宮小町結成前は、色々とお世話になったけど)

亜美(にーちゃんかぁ……)

亜美(確かに、頼りになるし、面倒見も良いけど)

亜美(亜美には、まだわからないなぁ……)


亜美(うーん…)

亜美(Zzz)

~~~~ モニタールーム ~~~~

P「予想以上に早く寝ましたね」

P「と、言うか……」

小鳥「美希ちゃんのプロデューサーさんに対する気持ち」

P「はっきり言って照れますね。正直悪い気はしません……が」

P「いずれは無くなる想いですよ、多分」


小鳥(女の子の想いに対して、プロデューサーさんは甘すぎるわ)

小鳥(しかしまぁ、最終的にプロデューサーさんを落とすのは)

小鳥(だれなのかしらね?)


P「そろそろ、帰りますか~」

小鳥「そうですね」

小鳥「スパイロボットを自動追跡モードにして…」

小鳥「帰りましょ~」


~~~~ 翌朝 事務所 ~~~~


亜美「おはよー! みんな!!」

美希「おはようなの」


真美「おはよう! 亜美、ミキミキに迷惑かけなかった?」

亜美「んっふっふー、亜美はミキミキの家でせくちーぼでぃの秘密を教えてもらったよ」

亜美「これで、来年には真美よりせくちーになってること間違いなし!」


真美「えぇ~っ、何を教えてもらったの?」

美希「早く寝て、好き嫌いせず食べることを教えただけなの」

真美「なぁ~んだ」


千早「……」メモメモ

春香「千早ちゃん、ちょっと遅かったかも」

千早「まだよ、私は諦めないわ!」

春香「あはは……」タラリ


P「おはよう、美希、亜美」

美希「あ、ハニー、おはようなの」ギューッ

P「おい、離れなさい」グイッ

美希「ハニーはつれないの」

P「朝から何言ってんだよ」ハァ


雪歩「……いいなぁ」ボソッ

真「ん、雪歩今なにか言った?」

雪歩「ふぇっ!? な、何も言ってないよ///」


P「それはそーと、あとで美希のご両親にはお礼を言っておかないとな」

P「急に押し掛けたりして、大変だっただろうし」

美希「大丈夫なの、友達が泊まりに来ることもあるし」

P「ま、大人の礼儀だからさ」


亜美「……」

真美「どーしたの、にーちゃんのことボーっと見て」


亜美「いや、みんなはにーちゃんのどういうところに惚れるのかなぁって」

真美「えっ///」


亜美「ミキミキが、綺麗になるには人を好きになることだって言ってたからさ」

亜美「まずは、身近なにーちゃんを見てみたけど」


亜美「やっぱり、亜美にはまだよくわかんないかな」

真美「……」ホッ


P「亜美、どーだった? 美希との生活は?」

亜美「なんだか、キレイになる秘訣がわかった気がするよ」


P「ほう、どーゆーことだ?」

亜美「よく寝て、良く食べて、恋をする! この三つだね」


P「それなら、夜更かしして遊ぶのは止めような」アハハ

亜美「あ、それはちょっとすぐには難しいかも」


P「人を好きになるのは、自由だけど」

P「亜美には、まだまだがんばってほしいから」

P「付き合うとかって話が出た時は、教えてくれよ?」


P「フォローはするからな」

亜美「うん! 一番ぽっくりこない話だけどね」アハハ

P「しっくりだろ!?」


P「まぁ、すぐにはわからなくても、そのうちわかるようになるさ」


P「美希はどうだった?」

美希「うーん…… 普段とあまり変わらなかったの」

P「まぁ、そうだろうな」アハハ


美希「けど、恋愛に関しての亜美を見てると、昔の自分を見てるみたいなの」

美希「そういう面では、何かあったときに教えてあげたいと思うかな」


P「おおっ、マイペースな美希にしては珍しい発言だな」ジーン

P「そういう言葉が聞けると嬉しいよ」


P「亜美は竜宮で接点が少ないと思うけど、悩み事にはフォローしてやってくれよ」

美希「はいなの!」


小鳥「さて、今回はここまでですね」

小鳥「次回は、流れ的に……」

小鳥「そんなわけで、またいつかお会いしましょう」


おしり


そんなわけで、第5回が終わり。

ほんのちょっと流れを変えてみた。

次回は、予想がつくとは思いますが
そんな組み合わせです。

終わりが見えてきたから、あとちょっとお付き合い宜しくお願いします。

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