モバP「劇場版 シンデレラ幻想戦記 予告編」 (19)


私、島村卯月17歳です!

アイドル事務所にスカウトされて、普通の女子高生とアイドル、両立しながら頑張ってます!

新年度も始まったし、なんだかいいことありそうな予感です。

卯月「桜も満開だね……凛ちゃんも、今月から高校二年生かあ……」

凛「……何言ってるの? 私は卯月の一個下、今年高校入学だよ」

……あれ?

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1396552317

卯月「ね、ねえ凛ちゃん。私達、いつから一緒だったっけ……?」

未央「もう、しまむー寝ぼけてるのかなー?」

未央「私達が揃ってデビューしたのは、今から二年半前だよ」

凛「そ、卯月が17歳の時だよ。忘れちゃったの?」

忘れてない、忘れるはずない。なのに……

この世界……何かが、おかしい……・?

――Cast a spell on me――

そして。

菜々「ごめんなさい、巻き込むつもりはなかったんです」

菜々「でも、卯月ちゃんにかかっていた魔法は解けてしまいました」

一度歪んでしまった世界は、崩壊を始めてしまう。

菜々「お願いします。ナナと一緒に、世界を救ってください!」

卯月「ええっ! 菜々ちゃん、妖精さんだったんですか!?」

未央「なにこれ……事務所の外が、一面草原になってる……」

菜々「魔王ごと空間を異世界に封印する時の魔法は、最後の手段でした」

明かされる、菜々ちゃんの秘密、融合する世界……

菜々「ナナの魔力が弱まった今……魔王が覚醒する前に、卯月ちゃんには勇者として戦ってほしいんです」

卯月「でも私、戦いなんてしたこと……それに、魔法なんて」

異世界に降り立った私達に、襲いかかる魔物達

菜々「魔法の呪文……メルヘンチェンジと唱えて!」

光「世界に危機が迫ってるっていうなら……私も力になりたいんだ」

美嘉「よく分かんないけどさ、黙って助けを待ってるなんて私達らしくないよね★」

増えていく仲間……

麗奈「どんなことしても誰にも文句言われないってのに、言うこと聞くわけないでしょ!」

幸子「空気の読めない人達ですね……ボクが本気で怒る前に、さっさと舞台から降りてください!」

襲いくる魔王の刺客達!

迫り来る覚醒の時間

??「旧き世代の女王に出る幕など……ましてや、魔力を失くした姫君如きに、我が盾は破れぬ!」

愛梨「分かってます、私はもうシンデレラガールじゃない。でも……まだ、アイドルですから」

そして、

楓「探しましたよ、かわいい妖精さん。まだ生きていたんですね」

菜々「あなたが出てくるなんて……それじゃあ、もう彼女は……!」

運命の、再会

卯月「嘘……凛ちゃん、どうして……」

凛「他に方法がないんだよ……私達が、これからも私達であり続けるためには……!」

卯月「ぐぅっ……!」

凛「その程度の力じゃ、世界は救えない。勇者? バカにしないで」

未央「嘘だよ……こんなの、全部嘘だ……!

蘭子「契約は満たされた……黒き翼を纏い、堕天使は神なる魔王に覚醒する! フハハハハ!」

楓「さあ、始めましょうか蘭子ちゃん、アーニャちゃん。この世界は、夢から醒めるのがせーかい……ふふっ」

覚醒してしまった魔王・神崎蘭子

菜々「『輝く世界の魔法』……この世界が、書き換えられてしまう……!」

闇に染まっていく世界の中で、私達は……

未央「数が多すぎる……このままじゃ、辿りつけないよ」

菜々「……ナナ達でここは引きつけます。仲間を、信じてあげてください」

アーニャ「ラゾチャローバニィ……残念です、レイナ、リン。裏切り者は、制裁しなくてはいけません」

凛「ごめん、アーニャ。私のいるべき場所は、私が決める」

麗奈「ちょっと、なんなのよこれ……こんなの、聞いてないわよ……!?」

魔王の城で繰り広げられる、最終決戦!

凛「卯月や未央のために、刺し違えてでもあんただけは……!」

蘭子「蒼炎の剣士……なんと愚かな!」

未央「バカしぶりん! 一人で突っ走るのはいいけど、ちょっとは友達を信頼しろー!」

凛「く・だ・けええええええ!」

卯月「おまたせ、凛ちゃん」

島村卯月、17歳。

ちょっと、世界を救ってきます!

菜々「この姿で魔力が保つのは一時間……それだけあれば十分です」

楓「ムーンウェーブ……!?」

菜々「こんなナナでも、好きだと言ってくれた人達のために……全てを賭けて、あなたを止めます!」

光「敵は多いな、麗奈……でも心配はいらないか。今夜は私と麗奈でシンデレラガールズだからな」

麗奈「あんた、レイナサマの足引っ張るんじゃないわよ!」

菜々(覚えていてください、卯月ちゃん。一度発動した輝く世界の魔法は、解除不可能です)

菜々(やるべきことは一つ。こちらも同等の力をぶつけて相殺すること)

菜々(大丈夫ですよ。だって卯月ちゃんは……いえ、あなた達三人は……)

蘭子「伝説の勇者など存在せぬ……ククク、終焉の魔法によりひれ伏すがいい!」

未央「昔の伝説なんて関係ないよ! 私達は私達だもん!」

凛「私達の伝説は、今日ここから始まるんだよ」

卯月「行くよ、凛ちゃん! 未央ちゃん!」


NG’s「「「メルヘンチェンジ!!」」」





劇場版 シンデレラ幻想戦記

――世界を救ってきm@s!――

H2014年夏、全国ロードショーです!


ちひろ「これが卯月ちゃんが主演で撮影中の映画ですかー」

P「うおー!すっげーなんだこれちょー力入ってるじゃないですか!」

ちひろ「でも、」

「「どうして私達の出番が無いのでしょう?」」

P「……いやまあ、裏方なんで出てないのは当然なんですけどね」

P「あれ、でもこれまだ撮影中のはずですよね? 予告編ってそんな早く作るもんなんですね」

ちひろ「そのことなんですけど……プロデューサーさん」

P「はい」

ちひろ「何も言わずに1000000MCほどガチャ回しませんか」

P「えっ えっ」

ちひろ「監督さんから連絡があって、アイドルが可愛すぎて最新技術使いまくったら予算が尽きたとかなんとかで」

P「なにそれこわい」

ちひろ「劇場で踊って歌って戦う卯月ちゃん達、見たくないですか」

P「いやそりゃまあ、見たいもんは見たいですけど」

ちひろ「回しましょう」

P「そのりくつはおかしい」

ちひろ「仕方ないですね……公開してしまったものは仕方ないですし、この予告編はエイプリルフールってことにしましょう」

ちひろ「製品版が見たくなったらいつでも言ってくださいね! だいたい一人100万MCもあれば大丈夫なはずなので」

P「」

なんかもうこれダメなやつだ

おわります

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