希「にこっち、よかったやん！」

にこ「希のおかげよ

にこ「ありがと」

にこ「正直、希が助けてくれなかったら告白なんて出来なかった」

にこ「次はあんたの番よ?」

希「なんのことや全然わからんな～」

にこ「まあ、気が変わったら相談しなさいよ?」

にこ「恋の悩みはこのニコニーにお任せニコッ」

希「ありがとなにこっち」ｸｽｸｽ

生徒会室

絵里「希、ちょっと相談したいことがあるんだけど」

希「何？えりちの頼みなら何でも聞くで」

絵里「実は私、好きな人がいるの」

希「えっ…」

希「へ、へ～えりちにもそんな人がな～」

希「で?　誰なん?」

絵里「私、穂乃果のことが…」

希(……っ!）

希(ウチ勝手に期待して、バカみたいやんな)

希(えりちがウチのこと好きなんてあり得へんのに…)

希「そ、そうなんや～全然気づけへんかったな～」

絵里「その……私、こういうことに疎くて、どうしていいか全く解らなくて」

絵里「希しかこういうこと相談出来る相手、居ないから」

希「なんや、水くさいなあ」

希「そんなことなら早くいってくれればよかったのに」

希「ウチでよかったら力になるで！」

絵里「希……ありがとう」

希「映画のチケットも買ったし、後はえりちにこれを渡すだけやな」

希(ウチなにしてるんだろ……)

生徒会室

希「まずは穂乃果ちゃんをデートに誘うんや」

絵里「でも、どこに行けば……」

希「バイト先で貰ったんやけど、ウチは行く相手おらんし、えりちにあげるわ」

絵里「バイト先って…神社よね…?」

希「まあ細かいことはええやん」

練習後

絵里「穂乃果、ちょっといい?」

穂乃果「なに？絵里ちゃん」

絵里「次の日曜日一緒に出掛けない?」

穂乃果「いいね!みんなも誘おうよ!」

絵里「映画のチケット2枚しか無いから……それに二人で行きたいの」

穂乃果「そっか～じゃあ絵里ちゃんとデートだね!」

絵里「……///」

絵里「希！ちゃんと穂乃果を誘えたわ！」

希「そっか～よかったやん」

希「がんばってくるんやで」

絵里「希、本当にありがとう」

希「ア、アハハ……」

日曜日

希「えりちは今頃……」

希「……」



絵里「穂乃果……遅いわね…」

穂乃果「絵里ちゃ～ん　遅れてごめん」

絵里「遅いわよ!デートに遅れてくるなんて…」

穂乃果「絵里ちゃんとお出かけって考えたら嬉しくて眠れなくて」

絵里「もう…///」

映画館

絵里(なんでホラー映画なのよ……)

映画「お"お"お"お"お"お"」

絵里ﾋﾞｸｯ

穂乃果「zzz…」

絵里「穂乃果は寝てるし……」

穂乃果「お腹すいたー」

絵里「食事にしましょうか?」

穂乃果「うんっ！」

レストラン

穂乃果「うぅ……ピーマン入ってる…」

穂乃果「絵里ちゃん食べてー」

絵里「しょうがないわね……」

穂乃果「はい」ｱｰﾝ

絵里「///」

穂乃果「絵里ちゃん、ゲーセン行こうよ!」

絵里「ゲーセン……?」

穂乃果「ほら、早くー!」ｷﾞｭｯ

絵里「あっ…ちょっと…///」

絵里「あ、これかわいい…」ﾊﾗｼｮｰ

穂乃果「穂乃果、UFOキャッチャー得意なんだ！」

穂乃果「とってあげる！」

穂乃果「はい！」

絵里「……ありがとう」

絵里「そろそろ、帰りましょうか」

穂乃果「そうだね」

絵里「穂乃果、今日は楽しかった?」

穂乃果「うんっ！絵里ちゃんと遊ぶのすごく楽しかった！」

絵里「そう、ありがとう」ﾌﾌｯ

希「デート作戦は成功だったみたいやな～」

絵里「ええ、希のおかげよ」

希「で、えりちはこれからどうしたいん?」

絵里「穂乃果に告白するわ」

絵里「今度のライブの後に」

希「……」

希「…そっかウチは応援してるで」

絵里「応援してくれる希のためにも頑張るわ」

希「……」

絵里「私は先に帰るわね」

にこ「……希、どういうことよ」

希「あれ、にこっちどうしたん?」

希「そんな怖い顔して」

にこ「どういうことだって聞いてんのよ!!」

にこ「……お人好しにも程があるわよ!」

希「ウチはえりちの親友として……」

にこ「なにそれ」

にこ「それで？あんたの想いはどうなんのよ！」

希「ウチはええんよ」

希「えりちが幸せになってくれれば」

にこ「そんなの……いいわけないじゃない！」ﾀﾞｯ

希「あっ…にこっち！」

希「…行ってもうた」

後日

絵里「穂乃果、ちょっと来てもらえるかしら？」

穂乃果「？何？」

絵里「穂乃果、ずっと言いたかったことがあるの」

絵里「一人で何も出来なかった私を救ってくれたのはあなただった」

絵里「あの時からずっと、あなたのことが好きだったわ」

穂乃果「……!!」

穂乃果「穂乃果、好きとかよく分からないけど」

穂乃果「絵里ちゃんが家に来てくれた時、すごく嬉しかった」

穂乃果「3年生のみんなはもうすぐ卒業しちゃうけど」

穂乃果「絵里ちゃんとはずっと一緒に居たいって思う」

絵里「穂乃果……」ｷﾞｭｯ

絵里「希！穂乃果とお付き合いできることになったわ！」

希(…っ!!)

希「えりち、おめでとう」

希「ほんまよかったなあ」

絵里「希、本当にありがとう」

絵里「あなたは最高の親友よ」ｷﾞｭｯ

希「……」

希「穂乃果ちゃん待たせてるんやろ？」

希「はよ行ってやらんと」

絵里「そうね、希、また明日」

希「……親友、か」

にこ「本当にこれで良かったの?」

希「ウチはえりちの親友やからな」ｱﾊﾊ

にこ「本当に…あんたは自分の事になると…全然…ダメなんだから…」

希「なんでにこっちが泣いてるん…」

にこ「だって、こんなのっ…!!」

にこ「あんたが言わないならにこが絵里に――」

希「にこっち！やめて！」

希「ウチはえりちにも穂乃果ちゃんにも、みんなに幸せでいて欲しいんよ」

希「それを壊すことはやめて……な?」

にこ「……」

後日　部室

穂乃果「絵里ちゃーん」

穂乃果「一緒に帰ろ？」

穂乃果「あれ？凛ちゃんと花陽ちゃんは?」

真姫「凛イチオシのラーメン食べに行くとか言って先帰ったわ」

海未「私とことりも用事があるのでこれで失礼します」

ことり「えへへ、海未ちゃんとデートなんだ♪」

海未「ちょっと、ことり…///」

希「なんや、みんなお熱いなあ…」

絵里「希はそういう人はいないの？」

希(……っ!)

にこ「!!」

希「ウ、ウチは色恋にはあんまり興味ないからなあ」

穂乃果「絵里ちゃ～ん早く～」

絵里「わかったから！　じゃあまたね、希」

にこ「のぞ…」

真姫「にこちゃん今日は家に来る約束でしょ？」

にこ「あ…そうだったわね…」

真姫「じゃあね、希」

希「……」

希「なんや、久しぶりやなこの感じ」

希「ウチはまた独りになってしまったんやな」

希「でも、慣れてるから」

希「みんなが幸せで居てくれれば……」

希「なのにっ・・・どうして…」ｸﾞｽｯ

希「えりち…ずっと…好きだったんよ…」

終了です

駄文でスマソ
のぞえり書きたかったのにどうしてこうなった……