モバP「年齢が現在の半分になる薬?」 (152)


・モバマスssです

・あるアイドルの性格が本来のものと著しく異なります

・暴力シーン(?)があります

だらだらと書いていこうと思います

お願いします

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晶葉「助手よ」

P「なんだ、晶葉」

晶葉「私が作った新しい薬が見当たらないのだが、知らないか?」

P「薬?お前また変なもん作ったんじゃ…」

晶葉「変なものとは失礼な」

P「はいはい で、どんな薬なんだ?」

晶葉「年齢を現在の半分にする薬だ」

P「変なものじゃないか」

晶葉「誰かが飲んでしまったら大変なことになる」

P「まぁそんな怪しい薬、誰も飲まないだろう」

晶葉「それがだな…」

P「ん、どうした?」

晶葉「スタミナドリンクの瓶に入れておいたんだ」


P「なんだって!?それじゃあ誰か間違えて飲んでしまうかもしれないじゃないか!」

晶葉「瓶がなくなってることから、もう飲んでしまった可能性が高いな」

P「なんでそんな紛らわしい事したんだ!」

晶葉「ちょうどいい入れ物がなくて仕方なく…」

「キャーーー!!!」

P「今の悲鳴は、菜々!?」

晶葉「薬を飲んでしまったのかもしれんな」

P「くそっ!行くぞ、晶葉!」

晶葉「おう」

P「大丈夫か!?菜々」

菜々「あっ、プロデューサーさん…」

晶葉「菜々の身体に変化はないようだな」

P「あぁ、よかった… 菜々、さっきの悲鳴はなんだったんだ?」

菜々「えぇっと…この子が…」

P「この子?」

ボーイッシュな少女「いい年してうさちゃんパンツはいてやがるー!」ペラッ

菜々「きゃっ!スカートめくっちゃだめー!///それに菜々はまだJKですよ!」

P「JKだとしてもうさちゃんパンツはないぞ」

晶葉「助手よ、そうじゃないだろう」

P「おっとすまん、晶葉、あの少女…」

晶葉「間違いない、薬を飲んでしまったアイドルの誰かだ」

P「くそっ、遅かったか…!」

晶葉「しかしあの少女はいったい誰だ?あんなアイドル、うちの事務所にいただろうか…」

P「あのイタズラぶりを見ると…麗奈とかか?」

晶葉「いや、あの薬は年齢を半分にする薬だ あの少女は見たところ11~12歳、麗奈だったらもっと幼くなるだろう」

P「たしかに…」

菜々「ちょっとプロデューサーさん!なんなんですかこの子!?新しいアイドルですか!?」

少女「おばさんが似合わないパンツはいてんじゃねーぞ!」グイグイ

菜々「ちょっ、パンツ脱がさないでー!///プロデューサーさん助けて!」

晶葉「菜々がピンチだ 行ってやれ」

P「あ、あぁ」

P「こら、君!お姉さんをいじめるのはやめなさい!」

少女「あぁ?誰だお前は?」

P「えっ、俺がわからないのか?」

晶葉「記憶は当時までのものとなる」

P「そうなのか…と、とにかく乱暴はやめなさい!」

少女「うるさいんだよぉ!」キンテキキック

P「きゃんっ!!」キーン

少女「へっ!ざまぁみろ!」タタッ

晶葉「あっ、少女が逃げるそ!」

P「はぅ…あぅぅぅ…」ヒョコヒョコ

菜々「だ、大丈夫ですかプロデューサーさん…?」

晶葉「まったく、これだから男は…」

少女「へへっ、悔しかったらここまで、うわっ!!」ドンッ

かな子「おはようございま、きゃっ!」ドン

晶葉「おお、ナイスタイミングだ、かな子」

かな子「いてて…ごめんね、大丈夫?」

少女「気をつけろ!デブ!」

かな子「でぶ…!」ガーン

晶葉「かな子!そいつを捕まえるんだ!」

少女「どけっ!ケツでか女!」タタッ

かな子「けつ…!」ガーンガーン

晶葉「まずい、外に出るぞ!助手!私はやつを追いかける!お前も回復し次第応援に来い!」タタッ

P「くぅぅぅうう…」プルプル

かな子「でぶ… けつ…」ズーン

菜々「どうしてこうなった」

数分後!

P「ふぅ、死ぬかと思った…」

かな子「私も立ち直りました…」

菜々「それで、あの子は誰なんですか?」

P「実はかくかくしかじか…」



かな子「ということはあれはうちの事務所のアイドルの誰か…」

菜々「でもあんな乱暴な子、うちにはいませんよ!?」

P「確かにそうなんだが…」

かな子「もしかして、薬の副作用で性格が変わっちゃったとか?」

晶葉「いや、それはないぞ」ガチャ

P「晶葉!それに亜里沙とさっきの少女!」

亜里沙「おはようございますー」

少女「…」

晶葉「その薬は体だけでなく性格から言動、全てが当時と同じになるのだ」

P「そうなのか…」

晶葉「そしてついさっき、正体が判明した」

P「いったい誰なんだ!?」

晶葉「信じられないかもしれないがこの子は…」



数分前!

晶葉「まだ遠くへは行ってないはずだ!」

亜里沙「あら、晶葉ちゃん?」

晶葉「亜里沙!ちょうどいいところに!」

亜里沙「いったいどうしたの?そんなに慌てて…」

晶葉「実はかくかくしかじかで一緒に探して欲しいんだ!」

亜里沙「そんなことが…わかったわ!私も一緒に探すわ!」

晶葉「すまない!」

がさっ

晶葉「ん?」

少女「げっ、しまった!」

晶葉「いたぞ!あいつだ!」

少女「くっ、来るな!」

亜里沙「ふふっ、つーかまーえた♪」ギュッ

少女「なっ!?いつの間に後ろに!?」

亜里沙「さぁ、一緒に事務所にもどりましょーねー♪」

少女「くっ!離せ、この貧乳女!!」ジタバタ

亜里沙「……ん~?」

少女「な、なんだよ…?」

亜里沙「……あなた今、なんて言ったのかなぁ?」

少女「離せっつったんだよ!貧乳女!」

亜里沙「……うふ♪」

少女「」ビクッ

亜里沙「口の悪い子にはお仕置きが必要ね…♪」ユラァ

少女「ひっ!やめろ!暴力はんたーい!」

亜里沙「あら、暴言も立派な言葉の暴力よ?」

少女「や、やめろー!!」

うわぁぁぁぁぁああ

少女「うぅ…うぅぅ…」グスッ

晶葉(容赦ないお尻たたき…亜里沙の前では言動に気をつけよう)

亜里沙「ふふ、もう悪い言葉は使っちゃだめよ?」

晶葉「ところで少女よ、お前の名前を教えてくれないか?」

少女「誰がお前なんかに教えるか…」

亜里沙「ふふっ…」ユラァ

少女「ひぃ!……わ、私の名前は…」


__
_


かな子「えーーー!?」

菜々「この子が…」

P「あいさんだってーー!!?」

あい「あいさんなんて呼ぶな!気持ち悪い!!」ゾワワ

晶葉「あぁ、私も最初は驚いたが、確かにあいなら年齢的にもぴったりなんだ」

菜々「でも、このいたずらっ子があのクールなあいさんなんて…菜々には信じられません!」

晶葉「だが、誕生日や血液型、出身地を聞いたが全部あいと合致したぞ」

菜々「そんな…」

晶葉「ちなみに現在の年齢は11歳だそうだ」

P「信じがたいが…これはもう信じるしかないみたいだな…」

亜里沙「ほら、あいちゃん?このお姉さん達に言わなきゃいけないことがあるでしょ?」

あい「ふんっ」プイッ

亜里沙「うふふふ」シュッシュ←お尻叩きのすぶり

あい「わわわわかったよ!えーっと、さっきはその、ごめんなさい…」

菜々「きゃはっ、もう気にしてないですよ✩」

かな子「うん、私も」

亜里沙「ふふ、よく言えました♪」ナデナデ

あい「や、やめろっ!//」バッ

亜里沙「もう、照れ屋さんなんだから…あ、P君」

P「なんだ?亜里沙」

亜里沙「私、お仕事の時間だから行ってくるわね」

P「お、もうそんな時間か わかった、気をつけてな」

亜里沙「はーい♪ ところであいちゃん?」

あい「な、なんだよ」

亜里沙「お姉さんがいない間に、いたずらしちゃだめよ?」

あい「わかってるよ!」

亜里沙「ふふっ、それじゃあ行ってきます」ガチャ

晶葉「色々とありがとな、亜里沙」

かな子「あっ!菜々ちゃん、私たちもそろそろ行かないと…」

菜々「そうですね、プロデューサー、菜々たちも行きますね」

P「おう、お前たちも気をつけろよ」

かな子「はい、それでは行ってきます」ガチャ

P「さて、これからどうするか…」

晴「おーっす」ガチャ

P「おう晴か、お疲れ様」

晴「おつかれー…ん?なんだそいつ、新しいアイドルか?」

P「えーっと、話せば長くなるんだが実は…」

あい「あっ、それサッカーボールか!?」

晴「ん?そうだけど…お前、サッカーに興味あるのか?」

あい「あるある!今からやりに行かないか!?」

晴「お、いいな!そんじゃプロデューサー!ちょっと公園行ってくるわ!」ガチャ

P「あっ!ちょっとお前たち…行ってしまった…」

晶葉「まぁ晴がついているから大丈夫だろう」

晶葉「それより助手よ、あの薬についてまだ話していないことがあるんだ」

P「ん、なんだ?」

晶葉「まず一つ」

晶葉「あの薬を飲んだ者は、小さくなって初めて見た人間を親だと思い、懐くようになる」

P「刷り込みか…まるで鳥だな」

P「ん?でも初めて見た人間って菜々じゃないのか?とても懐いているようには見えなかったが…」

晶葉「あぁ、あいは菜々の前に誰か別の人間を見ているはずだ」

晶葉「それからもう一つ」

晶葉「小さくなった体を元に戻す方法なんだが…」

P「あぁ、いつまでもあいさんをあの姿にさせておくわけにもいかんからな」

晶葉「実は私にもわからないんだ」

P「な、なんだと!?」

晶葉「そのうち薬の効果が切れるだろうが、いつになるかはわからない」

晶葉「下手したら一生あの姿のままということも…」

P「おいおい、いくらなんでもそれはまずいぞ…!」

晶葉「もちろん、私も元に戻る薬の研究を全力でするつもりだ」

晶葉「だから、薬が完成するまで、その間のあいの仕事はキャンセルしてくれないか?」

P「……そうするしかないみたいだな…わかったよ」

晶葉「すまない…」

P「過ぎたことは仕方ないさ それよりお前は必ず薬の開発に成功してくれ」

晶葉「あぁ、もちろんだ」

美優「ただいま戻りました…」ガチャ

P「美優さん、おつかれさまです」

美優「あれ、プロデューサーさん、さっき新しいアイドルの子が来てたみたいですけど…もう帰っっちゃたんですか?」

P「新しいアイドル?……美優さん、その子どんな子でした?」

美優「え?えっと…髪が短くて、ちょっと男の子っぽい、歳は…10歳くらいかしら…?」

P「晶葉…」

晶葉「間違いない、あいの親は美優だ」

美優「えっ?親…?//」

2時間前!

あい(大人)「ふぅ、今日のレッスンもハードだったね美優さん」

美優「えぇ、そうね…」

美優「あいちゃん、私ちょっとお手洗いに行ってくるわね」

あい「あぁ、わかったよ」

あい「…」

あい(おや、こんなところにスタミナドリンクが…)

あい(ちひろさんの差し入れかな?喉も乾いたしいただくとしよう)ゴクゴク

あい「…」

あい「なんか変な味だな…」

シューー…

あい「ん?なんだ?なんだか体が熱い…」

あい「うわぁぁああ!…」バタ



あい(幼)「ん、ここはどこだ?」

美優「お待たせ、あいちゃん…あら?」

あい「お姉ちゃん、誰?」

美優「私は…この事務所のアイドルよ あなたは新しいアイドルの子かしら…?」

あい「事務所?アイドル??なんのこと?」

美優「困ったわね…」

あい「お姉ちゃんアイドルなんだ!綺麗だもんね!」

美優「そ、そんなことないわ…//」

あい「ううん、とっても可愛いよ!」

美優「あぁ、うぅぅ…//」

あい「えへへ!」

美優「あ、えっと…お姉さん今からお仕事ちに行かないといけないの ちょっとここで待ってくれる?」

あい「うん、わかった!お仕事頑張ってね!」

美優「えぇ、それじゃあ行ってくるわね…」ガチャ

あい「ばいばーい!」フリフリ

>>34 ×美優「あ、えっと…お姉さん今からお仕事ちに行かないといけないの ちょっとここで待ってくれる?」
   ○美優「あ、えっと…お姉さん今からお仕事に行かないといけないの ちょっとここで待っててくれる?」


P「そんなことが…」

晶葉「私たちに対する態度とはまるで違うな」

美優「あの、いったい何のお話を…」

P「美優さん、落ち着いて聞いてくださいね?」

美優「? はい…」


美優「あの女の子があいちゃんで、私が親代わり…」

P「はい、申し訳ないんですがしばらくの間、あの子の面倒をみてくれますか?」

美優「わかりました、頑張ります…」

P「よかった…」

晶葉「しかし、最初に見たのが美優でよかったな」

P「あぁ…杏とかだったら大変なことになってたぞ」

美優「そんなことは…」

晴「ただいまー!」ガチャ

あい「あっ!さっきのお姉ちゃんだ!!」ギュッ

美優「あら、おかえりなさい…」ナデナデ

ところで服はどうなってるんですかね

晴「なんだよあい、美優さんと知り合いだったのか?」

あい「さっき知り合ったんだよ!」

晶葉「晴とはずいぶん仲良くなったみたいだな」

P「まぁ年齢も近いし性格も似てるからな」

晴「あっ、それより聞いてくれよプロデューサー!」

P「ん?」

晴「あいのやつ、うちの事務所のあいさんと同姓同名なんだぜ!おもしれぇだろ!」

P「あぁ、そのことなんだが…」


Pにより、晴だけではなく事務所のアイドル全員に、そしてあい自身にも真実が伝えられた

>>37 服は偶然いい感じに縮まりました


晴「マジかよ…そんなことってあるんだな…」

晴「しかしアンタも変なもんばっか作ってんだな」

晶葉「変なものとは失礼な」

晴「しかしそうなるとオレはやっぱりあいさんって呼んだ方がいいのか?」

あい「やめてくれよ気持ち悪い!今まで通りあいでいいよ!」

晴「へへっ、そうだな!じゃあ改めてよろしくな、あい!」

あい「おう!」

晶葉「晴、もう遅いからお前はもう帰った方がいいんじゃないか?」

晴「ん、そうだな あい、お前はこれからどうするんだ?」

あい「私は美優さんが家に泊めてくれるみたいだ」

晴「そうか、じゃあオレは帰るな!またな、みんな!」

あい「おう、気をつけて帰れよー」

晶葉「助手よ、私もさっそく研究にとりかかるから今日は帰る」

P「そうか、頼んだぞ晶葉」

晶葉「うむ」

美優「それじゃあ、私たちも帰りましょうか…?」

あい「うん!」

美優「それじゃあプロデューサーさん、失礼します…」

P「はい、あいさんのことよろしくお願いします」

あい「だから男があいさんなんていうのやめろ!」ゾワワ

夜 美優宅

美優「私は夕飯作るから、あいちゃんはテレビでも見てて…?」

あい「ん、私も何かお手伝いするよ」

美優「そう…?じゃあ洗濯物でも畳んでもらおうかしら…?」

あい「おっけー!」

美優「ふふっ、ありがとう…」

美優(あいちゃん、私に対してはとてもいい子ね…)

あい「わぁ」

美優「?どうしたの、あいちゃん…」

あい「美優さんのパンツ…なんかエッチだね!」

美優「なな…//」

あい「ブラジャーも大人っぽいし…どっかのウサちゃんパンツにも見習わせたい」

美優「あ、あいちゃん…//」

ピンポーン

あい「あれ?お客さん?」

美優「こんな時間に誰かしら…?」

美優「はーい」ガチャ

留美「こんばんは、美優」

美優「留美さん!?どうしたんですか?」


留美「小さくなったあいちゃんを預かるって聞いて、一人じゃ大変でしょ?」

美優「そんなことはないですけど…」

留美「いいのよ遠慮しなくて、お邪魔するわね」

美優「はい、どうぞ」

留美「こんばんは、あいちゃん」

あい「こんばんは、おばさん」

留美「…」

留美「生意気とは聞いていたけど、いきなりご挨拶ね」

あい「ねぇ美優さん、この人誰?」

美優「私たちと同じアイドルの和久井留美さんよ」

あい「アイドル?おばさんでもアイドルできるんだ!」

美優「し、失礼よ、あいちゃん!」

美優「それに留美さんは私と同い年だから、留美さんがおばさんなら私もおばさんよ!」

あい「へぇ、同じ年に見えないや 美優さんの方が可愛いし」

美優「かわっ//あ、あいちゃん!留美さんに謝りなさい!」

あい「はーい、ごめんなさい、おばさん」

美優「こ、こらー!!」

留美「いいのよ、美優」

留美「やっぱりこの子一人じゃ大変でしょ?来て正解だったわ」

美優(絶対来ないほうが正解だったわ…)


いただきまーす!

あい「美味しい!美優さんは料理上手だね!」

留美「あら、あなた美優の料理食べるの初めて?もったいないわね、こんな美味しい料理を初めて食べるなんて、確実に人生損してるわ、うん、確実に」

美優(留美さんちょっと怒ってる…?)

あい「ふん!おばさんと違って私の人生は始まったばかりだもんね!」

美優「あいちゃん?留美さんでしょ?」

留美「いいのよ、美優」

あい「ふんだ!美優さん、ごはん食べ終わったら一緒にお風呂入ろうね!」

留美「あら、美優は私と一緒にお風呂に入るのよ」

美優「!?」

あい「はぁ?何言ってんだよ、おばさんは一人で入れよ」

留美「あなたこそ何を言ってるの?私が泊まりに来た時はいつも一緒に入っているのよ」

あい「えっ?そうなのか、美優さん?」

美優「え、えぇ…//」

留美「そういうわけだから、残念だけど一人で入るのはあなたね」

あい「はっ!いつも一緒に入ってるなら今日くらい譲れよ!」

美優「そうよ留美さん…大人なんだから少し我慢して…?」

あい「そーだそーだ!」

留美「大人だから我慢する?それは違うわ、美優」

美優「えっ?」

留美「大人だから我慢するんじゃないの、大人だからこそ我慢できないの」

美優「留美さん、いったい何を…?」

留美「美優、私はあなたを一人の女として見ているわ」

留美「だから、他の人に、ましてやこんな子供にあなたを譲るわけにはいかないの」

美優(どうしよう…意味がわからないわ…)

留美「ということであいちゃん、残念だけど美優とお風呂に入るのは私よ」

あい「ちょ、ちょっと待てよ!全然意味わかんねーよ!なぁ美優さん!?」

美優「え、あー…うん…」

あい「見ろよ!美優さん困ってんじゃねーか!」

留美「……仕方ないわ、こうなったら美優、どちらと一緒にお風呂に入るかはあなたが決めなさい それならあいちゃんも文句ないでしょ?」

あい「望むところだ!さぁ美優さん!」

留美「あなたが一緒にお風呂に入りたいのは」

あい・留美「どっち!?」

美優(なんなのこれ…)

で、結局2回お風呂に入ることになった美優

お風呂(一回目)

あい「もー何なんだよあのおばさん!」

美優「こら、留美さんでしょ?」

あい「でもよー、大人のくせにわがまますぎない?」

美優「普段はあんな人じゃないんだけど…」

あい「ふーん」

美優「あいちゃん、留美さんはあなたのために来てくれたんだからもっと仲良くしなきゃだめよ…?」

あい「うーん…美優さんがそういうなら頑張ってみるよ」

美優「ふふっ、いい子ね…」ナデナデ

あい「へへっ」


お風呂(二回目)

留美「ふぅ…ごめんなさいね美優」

美優「何がですか?」

留美「手伝いに来たつもりなのに、かえって邪魔になっちゃって…」

美優「そんなことないですよ…ただ、もうちょっとあいちゃんと仲良くしていただけると…」

留美「わかっているわ、わかっているんだけど…」

留美「美優、どうしてかあなたのこととなるとどうしてもムキになっちゃうの」

美優「留美さん…」

留美「私、あの子と仲良くなれるのかしら…」

美優「……大丈夫ですよ、留美さん」

美優「あいちゃんは、ちょっと不器用なだけで、根はいい子です」 

美優「ちょっと口が悪いけど言ってることも本心ではないはずです」

美優「あいちゃんがどんな子かは…留美さんもよく知っているでしょう?」

留美「……そうね、私が信じてあげないとね」

留美「ありがとう美優、お風呂からあがったら仲直りするわ」

美優「ふふっ、あいちゃんと留美さんならきっと大丈夫ですよ」

留美「それじゃあ、私は先にあがるわね」

美優「はい…」

美優(二人とも仲良くなるって言ってくれたわ…)

美優(大丈夫…あの2人ならきっと仲良くなれる…)

美優「お風呂あがりましt…」

あい「だから、美優さんと一緒に寝るのは私だ!!」

留美「いいえ、私よ なぜなら美優の家に来た時はいつも一緒に…」

美優「」

あい「あ、美優さん!美優さんは私と一緒に寝るよな!」

留美「美優?あなたが本当に一緒に寝たいのは私よね?」

美優「あなたたち…」

美優「いい加減にしなさぁーーい!!!」

あい「」ビクッ

留美「」ビクッ

美優「あいちゃん、あなたさっき留美さんと仲良くするって言ったわよね?」

あい「だって!この人が…」

美優「言い訳は聞きたくありません、それから留美さん?」

留美「は、はいっ!」

美優「あなたは今いくつですか?」

留美「26歳です!」

美優「26歳のいい大人が小学生と喧嘩して恥ずかしいと思わないの?」

留美「はい、その…おっしゃる通りです…」

美優「わからずやの人たちと私は一緒に寝たいと思いません」

美優「私はリビングのソファで寝るから、そんなに一緒に寝たいならあなたたち二人で一緒に寝なさい」

留美「えっ!?」

あい「そ、そんな!」

美優「わかったわね?」ギロッ

あい「ひぃ!」

留美「わかりました!」

美優「それじゃあおやすみなさい」バタンッ!!!

あい・留美「おやすみなさい!」

あい「……美優さんて、あんなに怒るんだな…」

留美「美優が怒ったところなんか初めて見たわ…」

あい「やっぱりそうか…」

留美「普段怒らない人が怒ると怖いものね…」

あい「……なぁ、留美さん」

留美「あら、初めて名前で呼んでくれたわね」

あい「さっきはごめんな、おばさんとか言っちゃって」

留美「いいのよ 私の方こそ少し大人気なかったわ、ごめんなさい」

あい「へへっ、いいよぉ」

留美「ふふ」

あい「それにしても、さっきの美優さん怖かったなぁ!」

留美「あなた泣きそうになってたものね」

あい「なんだと!留美さんだって敬語になってたじゃねーか!!」

留美「そ、それは…」

あい「『26歳です!』」

留美「ちょっと、やめなさい…ふふっ」

あい「『わかりました!おやすみなさい!』」

留美「ぶふっ、やめなさいってば」

あい「あははは!」

留美「うふふ…」


翌朝

あい「おはよー美優さん…」

留美「おはよう美優」

美優「…」ムスッ

あい(まだ怒ってるな、美優さん)ヒソヒソ

留美(でもきちんと朝食を作っておいてくれるあたり、さすが美優ね)ヒソヒソ

あい「な、なぁ美優さん聞いてくれよ!」

美優「……何?」

あい「私たち、仲良くなったんだ!」

美優「……本当?留美さん」

留美「えぇ、本当よ あのあとお互いに仲直りしたの」

あい「えーっと、それから美優さん」

美優「?」

あい・留美「ごめんなさいっ!!」

美優「えっ…?」

留美「昨日は散々迷惑かけちゃったのに、まだ謝ってなかったから…」

あい「ごめんね美優さん!許してくれる?」

美優「許すも何も…」

美優「私は…二人が仲良くなってくれたら、それでいいんです…」ニコッ

あい「美優さん…」

美優「それから…私からも、ごめんなさい」ペコッ

留美「えっ?」

あい「なんで美優さんが謝るんだよ!」

美優「昨日は私も…ちょっと怒りすぎちゃったから…//」

あい「……あははっ」

留美「そんなの、気にしなくていいのに…」

美優「それじゃあ、朝ごはん食べましょう…?」

あい「うん!いただきまーす!!」

__
_


事務所

あい「今日は何するんだ?美優さん」

美優「今日はダンスのレッスンよ…」

留美「大人用のメニューだからあいちゃんは見学ね」

あい「ふーん」

あい「ねぇ、あの今レッスン受けてる人誰?」

美優「あれは…木場さんね、木場真奈美さん」

あい「へぇ、なんかかっこいいな!大人の女性って感じで!」

留美(私たちより年下なんだけどね…)

真奈美「ふぅ…おや、留美さんに美優さんじゃないか」

留美「お疲れ様、真奈美ちゃん」

真奈美「ん、もしかしてそこいいるのは…あい君かい?」

あい「初めまして!」

真奈美「ははっ、初めましてではないんだがね」

真奈美「それにしても相当ないたずらっ子と聞いていたんだが」

美優「なんかあいちゃん、木場さんに憧れてるみたいで…」

あい「真奈美さん!私もあんたみたいにかっこいい大人になりたい!」

真奈美「私のように…? ふふっ、はっはっは!」

あい「な、なんで笑うんだよ!」

真奈美「いやぁすまない あい君、君なら絶対にかっこいい大人になれるよ」

あい「本当か!?」キラキラ

真奈美「あぁ」

美優(まぁ、大人のあいちゃんって…)

留美(完全に真奈美ちゃんよりだものね…)

真奈美「さぁ、そろそろレッスンの時間だ 留美さん、美優さん準備して」

美優「はい」

留美「えぇ」

真奈美「あい君、君はそこで見学を…」

あい「私もやる!」

美優「あ、あいちゃん…?」

真奈美「大人用のハードなレッスンだぞ?」

留美「そうよ、美優なんかいつも泣きながら…」

美優「留美さん、そのことは…//」

あい「私は真奈美さんみたいになりたいんだ!」

あい「だからやらせてくれ!いや、やらせてください!」

真奈美「……わかった、ただし無理はするんじゃないぞ?」

あい「うん!」

あい「それっ!」

真奈美(ここまでついてこられるなんて…)

留美「美優、あなた大丈夫?」

美優「はぁ、はぁ…もうダメぇ…」ゼェゼェ


晴「お、あれあいじゃねーか?」

桃華「あれがあいさん… 信じられませんわ…」

ありす「すごい、大人の方々と同じレッスンを…」

莉嘉「さっすがあいさんだねー✩」



ベテトレ「よし、今日の練習はこれまで!」

「「ありがとうございました!」」

真奈美「すごいじゃないかあい君、最後までついてこられるなんて」

あい「まだまだ、真奈美さんと比べたら…」

留美「謙遜なんてあなたらしくないわね、美優を見てみなさい」

美優「おえぇ…、もうダメ、死んじゃうぅぅ…うぅ、うぅぅ…」メソメソ

あい「み、美優さん…(ちょっとかっこ悪い…)」

あい「それっ!」

真奈美(ここまでついてこられるなんて…)

留美「美優、あなた大丈夫?」

美優「はぁ、はぁ…もうダメぇ…」ゼェゼェ


晴「お、あれあいじゃねーか?」

桃華「あれがあいさん… 信じられませんわ…」

ありす「すごい、大人の方々と同じレッスンを…」

莉嘉「さっすがあいさんだねー✩」



ベテトレ「よし、今日の練習はこれまで!」

「「ありがとうございました!」」

真奈美「すごいじゃないかあい君、最後までついてこられるなんて」

あい「まだまだ、真奈美さんと比べたら…」

留美「謙遜なんてあなたらしくないわね、美優を見てみなさい」

美優「おえぇ…、もうダメ、死んじゃうぅぅ…うぅ、うぅぅ…」メソメソ

あい「み、美優さん…(ちょっとかっこ悪い…)」

晴「おーっす、あい!すげえな大人と同じレッスンなんて!」

あい「晴!へへっ、体力には自身あるんだ!」

晴「そうだ!事務所の仲間を紹介するよ」

晴「こいつは城ヶ崎莉嘉だ」

莉嘉「やっほー✩あいちゃんって呼んでいいかな?よろしくね!」

あい「おう!よろしくな」

晴「で、こっちが櫻井桃華」

桃華「櫻井桃華ですわ、あいさんすっかり変わり果てたお姿に…あれ、あいさん?」

あい「お嬢様みたいな喋り方なのにパンツはお子ちゃまなんだな」ペラッ

桃華「な、な、な、なにしますのー!///」

桃華「な、な、な、なにしますのー!///」

晴「はは、あいは麗奈さんも顔負けのいたずら好きなんだ」

ありす「……大人の東郷さんとはまるで別人ですね」

晴「あっ、こいつは橘…」

ありす「いいです、結城さん、こんな方に自己紹介をする気にもなれません」

あい「あぁ?なんだてめぇ?」

ありす「話しかけないでもらえます?バカが移りそうですから」

桃華(なんか、険悪なムードですわ…)

あい「言わせておけばこの野郎…やんのか、コラ」ビキビキ

ありす「そうやってすぐ暴力に走るのもバカの特徴ですね」

莉嘉「ちょっと、二人共やめなって!!」

あい「どけっ!」ドンッ

莉嘉「うわぁ!」

晴「お、おいやめろよ!莉嘉は関係ないだろ!?」

あい「うるせぇっ!くそっ!」ダダッ

晴「あっ、待てよあい!」

桃華「大丈夫ですか?莉嘉ちゃん…」

莉嘉「う、うん 平気だよっ ちょっとすりむいたけど…」

ありす「まったく、東郷さんには幻滅しました」

晴「ありす!お前も言い過ぎだぞ!」

ありす「橘です」

晴「今そんなこと言ってる場合じゃないだろ!」

真奈美「どうした、いったい何をもめているんだい?」

桃華「真奈美さん、実は…」


真奈美「ふむ、そんなことが…」

晴「あいも悪気があったわけじゃないと思うんだ…」

真奈美「とにかく、わけを聞いてみないことには始まらないな」

真奈美「晴君!一緒にあい君を探しに行こう!」

晴「おう!」

真奈美「君たちは莉嘉君を清良君の所へ連れて行ってくれ」

桃華「はい、わかりましたわ!」

真奈美「晴君、私はあっちを探すから君は逆方向を」

晴「おっけー!」

真奈美「見つかったら連絡を頼む!」

晴「わかったよ!」

晴「それにしてもどこいったんだあいつ…」

晴「この辺の地理には詳しくないはずだけど…あ、もしかしたら!」


公園

あい「…」

晴「よっ!」

あい「は、晴!」

晴「やっぱここにいたかー」

あい「何しにきたんだよ…」

晴「何しにって…連れ戻しにきたに決まってんだろ?」

あい「戻れないよ!…私はみんなにひどいことを…」

晴「まぁまぁ、話してみねーとわかんねぇだろ?」

晴「なんであんなことしたかオレに話してみろって、な?」

あい「…」

__
_


From 結城 晴

件名 見つかった!

本文

あいが見つかったよ!駅の先をまっすぐ
いった所にある公園だ!



真奈美「はぁはぁ!公園についたぞ!あ、あれは晴君?」

晴「おーい!真奈美さーん!」

真奈美「晴君、あい君は!?」

晴「大丈夫、公園にいるから!オレは事務所のみんなに伝えなきゃいけないことがあるから真奈美さんはあいの話聞いてやってくれ!」

真奈美「わ、わかった」

真奈美「おーい、あい君!」

あい「あ、真奈美さん…」

真奈美「どうしてあんなことしたのか、話してくれるね?」

あい「ま、また同じ話をするのか…」

真奈美「また?」

あい「さっき晴にも同じ話をしたんだ」

真奈美「?とにかく話してくれ」


あい「……実は私、親の教育方針で進学校のお嬢様学校に通ってるんだ」

あい「周りの生徒はみんな根っからのお嬢様で なんていうか私とは気が合わなくて…クラスじゃちょっと浮いた存在になってるんだ」

あい「そんで、逆恨みも甚だしいけど、そういう育ちのいいやつがどんどん嫌いになった」

事務所

晴「だから育ちの良さそうな橘や、見るからにお嬢様な桃華に嫌悪感を抱いたらしい」

莉嘉「ちょっとー!私は育ちが悪いってことー?」

清良「莉嘉ちゃん、ちょっと静かにね?」

桃華「…」

桃華「その気持ち、わかりますわ…」

晴「桃華?」

桃華「私も、所謂お嬢様学校に通っているんですが…」

桃華「お話するくらいのお友達はいるけれど、心からの親友っていうのがいなくて…」

晴「そうなのか…」

桃華「だから、この事務所に入って…晴さんや莉嘉ちゃん、みんなに出会えて…」

公園

あい「晴や美優さんに出会えてよかった…」

あい「もちろん留美さんや真奈美さんも…」

あい「一緒に遊んでくれる、一緒に喧嘩してくれる、ちゃんと叱ってくれる」

あい「そんな当たり前なことが私には心地よかった」

あい「この事務所にはいい人がいっぱいいる」

あい「それなのに私は、まだ話したこともない2人にキツくあたって…」

真奈美「そうだったのか…」

真奈美(この子も辛い想いをしてるんだな…)

あい「ここまで話したら晴のやつ走って行っちまいやがってよぉ…」

真奈美「はは、晴君らしいな…」

あい「なぁ、真奈美さん…」

真奈美「なんだい?」

あい「あいつら…私のこと許してくれるかなぁ…」

真奈美「…」

あい「あんなひどいことした私と、仲直りしてくれるかなぁ…」


事務所

ありす「仲直りなんて、わたしは嫌ですよ」

晴「な、なんでだよ!」

ありす「あんな野蛮な方と仲良くできる気がしませんから」

晴「そんなっ…!」

ありす「それに、私よりいい学校に通ってることも気に入りません」ギリ

晴(…そっちが主な理由だな)

ありす「そろそろ塾の時間なので、私は失礼します」

晴「あっ、待てよ!…行っちまった」

晴「二人は仲直りしてくれるよな?」

莉嘉「もちろんだよー✩」

桃華「えぇ、私もあいさんの苦しみは痛いほどわかりますから…」

じゃあどうやって仲直りする?

こういうのはどうですか?

おー!それいいな!

清良(ふふっ、みんないい子ね… 誰かさんに爪の垢を煎じて飲ませたいわ…)


愛海「へーっくし!」

P「なんだ愛海、風邪か?」

愛海「いや、平気平気」

P「そうか」

愛海「それより晶葉ちゃん、研究の調子はどう?」

晶葉「あぁ、順調にすすんでいる しかしまだ時間がかかりそうだ」

P「そうか…だがまぁ焦らずに確実に頼むぞ」

晶葉「私は天才だからな、大丈夫だ」




公園

真奈美「大丈夫、きっとわかってもらえるさ」

あい「ほんと…?」

真奈美「あぁ、うちの事務所のアイドルはみんないい子だ 君もよく知ってるだろう?」

あい「……うん!」

真奈美「よし、じゃあ事務所に帰ろう…」

晴「おーい!」

真奈美「おや?晴君?それに莉嘉君に…桃華君?」

あい「み、みんな!さっきはごめ…」

晴「おーっと、謝罪は後だ!」

あい「え?」

莉嘉「あいちゃん!改めて紹介するね!櫻井桃華ちゃんでーす✩」

桃華「は、初めましてだしー!//よろしくお願いするしー!//」(E.サングラス,莉嘉の服.ルーズソックス)

あい「」

桃華「えっと…ほら、仲直りの握手だしー///」

あい「…ぷっ!あっはっはっは!」

晴「お、あいのやつ笑ったぞ!」

莉嘉「お嬢様イメージ払拭作戦成功だね✩」

あい「えーっと…桃華だっけ?」

桃華「は、はい」

あい「さっきはお子ちゃまパンツとか言ってごめん」

桃華「そ、それは…ちょー恥ずかしかったしー!//」

あい「私のこと、許してくれる?」

桃華「も、もちろんだしー!」

あい「ありがとう!それから莉嘉も、突き飛ばしてごめんな」

莉嘉「えへへー、いいよー!」

あい「じゃあ桃華、改めてよろしく!」

桃華「よ、よろしくだしー!」

あい「それにしても、その格好…ぷぷっ」

桃華「そ、そんなに変でしょうか…?」

莉嘉「うん」

晴「変だな」

桃華「な…!」ガーン

あい「お前ならきっと、お嬢様でも仲良くできるよ」

桃華「ほ、本当ですの…?」

あい「あぁ、だからそのままのお前でいてくれ!」ニッ

桃華「あ、あいさん…//」

真奈美「ふっ、一件落着かな…」

あい「そういえば晴」

晴「なんだ?」

あい「あいつはどうしたんだ?あの黒髪の…」

晴「あー、橘ありすな」

あい「あいつにも謝りたいんだけど…」

晴「あいつはそのー、塾行っちまったんだ」

あい「そうか…」

晴(やべ、橘のことすっかり忘れてたぜ どうすっか…)


真奈美「もう6時も回って真っ暗だ、また明日にでも…」

「きゃーーーー!!!」

莉嘉「えっ!?今のって…」

晴「ありすの声!?」

あい「なにっ!?」

真奈美「みんな落ち着いて!私が様子を見に行くから君たちは4人で事務所に…」

晴「くそっ、ありすっ!」ダッ

真奈美「は、晴君!?」

あい「私も行くぞ!」ダダッ

真奈美「あっ、君たちが行くのは危険だ!待ちなさい…行ってしまった」

真奈美「君たち二人をここに置いていくわけにもいかないし…」

真奈美「…」ピッピッピ

真奈美「もしもしP君?緊急事態だ」

また明日続き書きますね

あと、この辺から暴力的なシーンが出てき始めます

不快な表現も出てくるかと思います

苦手な方はそっと読むのをやめてください

すみません

>>63>>64の間に

真奈美「それじゃあ私たちは着替えてくるからまた後でね」

留美「ほらいくわよ美優」ズルズル

美優「うぅぅ…動くと吐いちゃうぅぅ…」

あい「美優さん…」

が抜けてました、すみません


続き書きます

昨日暴力と書いたんですが、暴力というよりは卑猥な表現が多いです

いきます

事務所

美優「あいちゃんたち、遅いですね…」

留美「そうね、心配だわ」

P「あれ?美優さんに留美さん、まだいたんですか?もう6時回ってますよ?」

美優「え、えぇ、あいちゃんたちが帰ってこなくて…」

留美「真奈美ちゃんがついてるみたいだから大丈夫だとは思うけど…」

P「そうですか…ん、電話…真奈美さん!?」

留美「何かあったのかしら?」

美優「…」

P「はい、もしもし…」

P「えっ、ありすの悲鳴が!?」

美優「えっ!」

真奈美『あぁ、まだ悲鳴が聞こえただけだからわからないが…』

P「それで、場所は…? 公園ですか…」

美優(公園…)

真奈美『あぁ、それから…』

P「なにーーっ!?晴とあいさんが二人で探しにいった!!?」

美優「! あいちゃんっ!」ダッ

留美「あっ!どこ行くの美優!待ちなさい!」

P「はい、はい…わかりました!」ピッ

P「留美さん、俺ちょっと公園に…あれ?美優さんは?」

留美「それが走って出て行っちゃって…」

P「そんな!手がかりもないのに…」

「お困りのようですね」

P「お、お前は!」

都「手がかりならありますよ!」

少し前!

ありす「ふぅ、塾に遅れちゃう…」

ありす(大人の東郷さんとのギャップの大きさがショックで、つい心にもないことを言ってしまった…)

ありす(あんなことを言ってしまった手前、仲直りしたくないなんて言っちゃったけど…)

ありす「あれ、あの後ろ姿は…」

ありす「こずえさん?どうしたんですかこんな時間に一人で…」

こずえ「んー?…こずえねぇー…今からかえるのぉー…」

ありす「今から?こずえさん今日のお仕事は午前中だけでしたよね?」

こずえ「こずえー…おしごとおわったあとぉー…おひるねしたのぉー…」

ありす「そうだったんですか でもこんな時間に一人で帰るなんて危ないですよ」

こずえ「んー?…こずえ、ひとりでかえれるよぉー?…」

ありす「そういうわけにもいきません、私が送ります」

こずえ「うんー…こずえー…ありすとかえるー…」

ありす「橘とよんでださい 塾の先生には遅れると連絡しておきましょう…」

女子寮付近

ありす(うぅ…相変わらず人気もないし薄気味悪いところ…暗くなってきちゃったし…)

ありす(なんでこんなところに女子寮を建てたんでしょうか?)

こずえ「ありすー…ふるえてるー…さむいのぉー?…」

ありす「ま、まぁそんなとこムグッ!?」

男「おい、でかい声出したら殺すからな」

ありす(これって…誘拐…!?)

こずえ「おじさんだれぇー?…」

男「お前も来い」

ありす「ど、どこへ連れて行く気ですか…?」

男「おい、だれが喋っていいと言った?」

ありす「す、すみません」

ありす(これ、公園にむかっている…)

ありす(あの公園は森林公園になっていて今はもう真っ暗なはず…)

ありす(この時間になると人もいなくなる…)

ありす(まずいな…)

こずえ「ありすー…こずえたちどこいくのぉー?…」

ありす「こずえさん、静かに…」ヒソヒソ

ありす(なんとかしなきゃ…ん、あれは…木場さんたち…!?)

ありす(……よし、いちかばちか…)

ありす「きゃーーー!!!」

男「! ちぃっ!!」ダダッ

ありす(よし、これで木場さんたちが気づけば…)



公園 森林・奥の方

ありす「きゃっ!」ドサッ

男「困るんだよなぁ、大声あげられると…」

男「次変な真似したらこの子殺すよ?」っナイフ

こずえ「んー?…」

ありす「こずえさんっ…!いったい、何が目的ですか?」

男「目的?……強姦かな」

ありす「ごっ…あなた、正気ですか?そんなことしたらあなただって…」

男「ただじゃすまされないって?ははっ、わかってるって」

男「なぁ、この顔に見覚えないか?」ポイッ

ありす(マスクをとった…)

ありす「! あ、あなたは…!」

男「わかったようだね…そうさ、俺は指名手配されている凶悪犯」

男「捕まったら…死刑だろうな 逮捕されるのも時間の問題、それなら…」

男「少しでも気持ちいい想いしてから死んだ方がいいじゃん!」

ありす(この人、狂ってる…)

男「お前に選ばしてやるよ」

ありす「な、何をですか…?」

男「お前が犯されるか、こっちの子が殺されるか…」

ありす「そ、そんな…!」

男「10秒以内に答えろ、さもないと…」

男「…うーん、この子を犯すってのもいいなぁ」ニタァ

ありす「!」

こずえ「こずえー…おかされるのー?…」

男「さぁ、選べ どうするんだ?」

ありす「……わかりました、私が……犯されます…」

男「ひゅー、友達想いのいい子だねぇ オジサン余計に興奮してきちゃった」ハァハァ

ありす「そ、その代わりナイフを離して、こずえさんを解放してあげてください!」

男「それはできないなぁ」

ありす「そ、そんな」

男「まぁ心配すんなよ、お前とヤッたら二人共解放してやるから」

男「まぁ、お前は俺とヤったあと生きていればの話だがな!!」

ありす「!!」

男「はーっはっはっは!!」


ありす「……こずえさん、私、今から少しだけ恥ずかしいことをしますから、目をつぶって、耳をふさいでてくれますか?」

こずえ「んー?…ありす…おしっこー?…」

ありす「はは…まぁ、そんなとこです…それから…事務所のみんなに伝えておいてください…」

ありす「ありがとう、さようならって…」

こずえ「さようなら…?…ありす…どこかいっちゃうのー?…」

ありす「……大丈夫です、私はきっと、空から皆さんを見守ります」ニコッ

こずえ「おそらー?…」

男「くぅ、泣けるねぇ、遺言はそのくらいでいいかい、お嬢ちゃん?」

ありす「…はい」

ありす(私はこれから死ぬ…この男に犯されてからという最悪な形で)

ありす(短い人生だったけど楽しかったな…)

ありす(アイドルプロダクションに入って、Pさんや結城さん、みんなと出会えて…)

ありす(心残りといえば…東郷さんと仲直りしたかったな…)

男「そんじゃあそろそろ…」

ありす(さよなら、みんな…)

男「いただきま…ぐおっ!!」カランカラン

ありす(サッカーボール…?)

男「しまった、ナイフが!」

晴「あいっ!ナイフを!」

あい「おう!」

ありす「結城さん…?東郷さん…?」

晴「橘!遅くなって悪かったな!」

あい「晴!ナイフは拾ったぞ!早く逃げよう!」

晴「おう!橘、立てるか?逃げるぞ!」

ありす「だ、だめ…!」

晴「はぁ!?なんでだよ!」

ありす「まだ、あっちにこずえさんが…!!」

晴「なんだと!?」

男「くくくく、あーっはっはっは!」

男「飛んで火にいる夏の虫とはこのことだなぁ!!」

あい「その子を渡せ!ナイフはこっちにあるんだ、渡さないとぶっ刺すぞ!」

男「おぉ怖い怖い、でもな…」

男「ナイフは一つだけとは限らないんだぜ?」スッ

あい「な、なんだと!?」

男「おいガキぃ!そのナイフこっちへ渡せ」

男「さもないとこの子刺すぞぉ!!」

こずえ「んー…こずえ…刺されるのぉー?…」

あい「わ、わかった…」スッ

男「よし、いい子だ」

男「さて、お前ら皆殺しにしてやってもいいんだが…」

男「お前らの友情に免じて、三人レイプするんで勘弁してやるよ!」

あい「くっ…!」

晴「な、なぁ橘、レイプってなんだ?」

男「死ぬ前に三人も小学生とヤレるなんて最高だぜ!」

男「さぁて、誰からにしようかなぁ?」

あい「くそぉ…!」

「待ってください!!」

男「あぁ?」

晴「その声は…」

あい「美優さん!?」

美優「私が代わりに…お、犯されますから…子供たちは解放してください!」

男「はぁ?何言っちゃってんのアンタ」

男「せっかく小学生とヤレるってのに、なんであんたみたいなオバさんとヤんなきゃならねぇんだよ」

美優「お願いです…!なんでもしますから…この子たちには手を出さないでください…」スッ

あい「おい!美優さん、土下座なんてやめろよ!」

男「おーおー、お前ら愛されてんなぁ、で、なんだっけ?」グリグリ

あい「このやろぉ…」ギリ

美優「うぅ…私が犯されますから…子供たちを…」

男「……犯してください、だろ?」

ありす「なっ!?」

美優「……私を、犯してください…お願いします…」

男「こいつらのために俺の性奴隷になるのかぁ!?あぁ!?」グリグリ

美優「ひぃっ…私を…あなたの性奴隷にしてください…お願いします…」

男「んー、そうだなぁ…ガキ共の前で素っ裸になって自慰しながら懇願したら考えてやってもいいがなぁ…?」ゲシゲシ

ありす「そ、そんな!」

美優「……みんな」

美優「見苦しいと思うけど…少し、我慢してね…?」ニコッ

ありす「うぅ…三船さん…」グスッ

晴「美優さん…」

美優「ちょっと、待っててね…」カチャカチャ

男「あっはっは!」

男「こいつぁ傑作だ!この淫乱女、頭までおかしくなっちまたか!子供の前でよぉ!」ケラケラ

あい「」ブチィ

あい「てめぇ…」

あい「いい加減にしろぉぉぉおお!!!」バキィィイ

男「ぐぉぉおお!!」ドッシーン

晴「あ、あい!!?」

あい「このっ!このっ!」ドカッバキッ

美優「ダメよ、あいちゃん…!」

男「やめろぉ!クソガキが!」ドンッ

あい「うわぁ!」

美優「あいちゃんっ!」

男「…」スタッ

男「あーあ…」パンパン

男「この女に免じて、命だけは見逃してやろうと思ったのによぉ…」

男「皆殺しだ」

晴「くっ…!」

男「まずは…そこの女からだな」

美優「ひぃ…!」

あい「…」スッ

男「あぁ?なんの真似だガキ」

あい「美優さんに、手ェだすんじゃねぇ…」

美優「あいちゃん、ダメよ…!」

男「…じゃあ、お前からだな」

美優「あいちゃん!」

男「あの世で会おうぜ!!」ブンッ

あい「…!!!」

真奈美「そこまでだ」ガシッ

男「な…なんだお前!?」

あい「ま、真奈美さん!?」

都「私もいますよっ」

P「みんな大丈夫か!?」

ありす「プロデューサー!それに皆さん!」

留美「美優っ!」

美優「留美さん…」

留美「あなた、ボロボロじゃない…よく頑張ったわね…」ギュ

美優「ふぇぇ…怖かったよぉ…」ギュウウ

真奈美「あい君、よく頑張ったね」

あい「もう…遅いぜ、真奈美さん…」ヘナヘナ

男「くそっ!離せ!このくそ女!」

真奈美「ふっ、大切な仲間たちをずいぶん可愛がってくれたみたいだな…」ギギギ

男「いででででっ!」

真奈美「恥を知れ」ギロ

男「ひっ、うわぁああああああ!!!」


__
_


警官「ご協力ありがとうございました!」

警官「ほら、しっかり歩け!」

男「」ボローン

真奈美「このことに私たちが関与したことはくれぐれも内密に頼むよ」

警官「せっかくのお手柄ですのに…」

真奈美「一応アイドル事務所だからね、凶悪犯が絡んではイメージが崩れてしまいかねない」

警官「そうですか…わかりました、それでは失礼します!」

ありす「それにしても、どうしてここがわかったんですか…?」

P「あぁ、それはだな…」

都「ありすちゃんのタブレットに追跡機能を内蔵しておいたんです!」エッヘン

ありす「私のタブレットに…いつの間に」


P「勝手にそんなことして…だが、今回ばっかりはお手柄だったな」ナデナデ

都「でへへ~」

P「それよりみんな、今日は怖い思いをさせてしまってごめん!」ペコッ

晴「プロデューサーが謝ることじゃないんじゃねーか?」

P「いや、こずえを1人で帰宅させてしまったり、アイドルの管理が杜撰だったことにも原因がある、これからは気をつけるようにするよ」

こずえ「Zzz…」

真奈美「そうだな…我々のような大人のアイドルも、なるべくP君のサポートにまわれるようにしよう」

留美「えぇ、そうね…」

P「よし!いつまでもここにいても仕方ないし、いったん事務所に帰ろう!」

ありす「あ、その前にいいですか?」

P「ん?どうした、ありす」

ありす「……東郷さん」

あい「ん?」

ありす「助けに来てくれて、ありがとうございました…それから…」

ありす「昼間は、ごめんなさい…!」

ありす「謝っても許してもらえないかもしれませんが…」

あい「いや、私も悪かったよ…ごめんな」

ありす「いえ、昼間の件はどう考えても私に非があります…」

あい「もー、いいっていいって!ほら、仲直りの握手!」スッ

ありす「はっ、はい…」スッ

あい「改めてよろしくな、ありす!」

ありす「橘と…いえ、こちらこそよろしくお願いします」

ありす(ありがとう…あいさん…)

P「よーし!それじゃあ帰るか!」

事務所

P「ただいま戻りました!」

莉嘉「あっ!みんなおかえり!!」

桃華「皆さん、お揃いで…本当によかったですわ」

あい「莉嘉に桃華、お前ら待ってたのか?」

莉嘉「みんなが心配で帰れるわけないよ!」

あい「そうか、ありがとな!」

P「清良さん 美優さんの手当をお願いできますか?」

清良「はいー、美優さんどうされたんですか?」

美優「ちょっと…顔を蹴られちゃって…」

清良「あらあら、アイドルの大切な顔に…」

美優「でも、大した傷じゃないから…」

清良「私がその場にいたら、犯人さんにこの注射で…うふ…♪」

美優「清良ちゃん…?顔が怖いわよ…?」

桃華「あっ、あいさんもお顔に傷が…」

あい「ん、あぁ、ナイフがかすったのかな?」

桃華「ナ、ナイフ!?」ギョッ

ありす「私、絆創膏持ってます こっち向いてください」ペタッ

あい「お、ありがとな、ありす」

莉嘉「あれー?ありすちゃんとあいちゃん仲良くなったんだ!」

あい「まぁな!」


美優の手当も終わり、その日は解散となった


美優宅

あい「今日は大変だったなー、美優さん」

美優「そうね…でも、みんな無事で本当よかったわ…」

あい「……美優さん、ごめんな」

美優「え?」

あい「私が犯人に手を出したから、みんなに怖い思いさせちゃって…」

美優「そんな…!あいちゃんは私を助けてくれようとしたんでしょ…?」

あい「それは、そうだけど…」

美優「あの時あいちゃんが助けてくれなかったら、私はみんなの前でその…えっちなことしなくちゃならなかったし…//」

あい「……//」

美優「そ、それに最後だってあいちゃんが庇ってくれなかったら私はもう、死んでたかもしれない…」

美優「だから謝らないで…?私はあいちゃんにすごく感謝してるんだから…」

あい「美優さん…」

美優「でも…」

あい「?」

美優「…」ギュ

あい「美優さん?」

美優「今日はずっとこうしてていい…?//」ギュウ

あい「……うん」ナデナデ



翌日 事務所

かな子「あいちゃん、ケーキ焼いてきたんだけど食べる?」

あい「お、サンキューかな子!」

菜々「菜々ももらっていいですか?」

あい「あんま食べ過ぎると太るぞ…?」

菜々「ふ、太りませんよ!」

P「あいさんもだいぶ事務所に馴染んできたなー」

亜里沙「そうね、亜里沙お姉さんの教育がよかったのかしら♪」

P「ははっ、そうかもな」

桃華「あいさん、紅茶が入りましたよ」

あい「ん、…桃華の入れた紅茶はうまいな!」ニッ

桃華「そんな…照れますわ…//」

晴「なーなー、ティータイムはそのくらいにしてサッカーしにいこうぜー」

ありす「ダメですよ、次は私とゲームをするんですから」

莉嘉「えー!?アタシとプリ撮りに行くんじゃないのー!?」

あい「ははっ…ジャンケンな、ジャンケン…」

留美「一躍人気者ね…」

美優「そうですね…」ムスッ

留美「あら、美優嫉妬?」

美優「そ、そんなんじゃないですっ!//」


晴「よーし!それじゃあサッカーいくぞー!!」

あい「おう!」

莉嘉「アタシもいくー✩」

ありす「わ、私も…!」

桃華「わ、私もいきますわ!」

P「あっ、おいお前たち!暗くなる前に帰ってこいよ!」

晴「わかってるって!」

P「ったくアイツら、昨日の今日だっていうのに…」

晶葉「助手よ!」ガチャ

P「おぉ、晶葉…って!なんだそのクマは!!」

晶葉「あぁ、昨日から徹夜で研究しててな…そんなことより、元に戻る薬ができたぞ!!」


晶葉「あぁ、あいはどこだ?」

P「今、晴たちと遊びにいって…」

晶葉「そうか…それじゃあ帰って来るまで待つか」

P「そうだな、その間お前は寝てきたらどうだ?」

晶葉「あぁ、そうさせてもらうよ」

P「晶葉、ありがとな」

晶葉「なに、元はといえば私の責任だ…それじゃあ私は寝てくる…」フワァ

P「あぁ」


夕方

晴「ただいまー!!」

P「おう、おかえり」

晶葉「あい、帰ってきたか」

あい「ん、どうした晶葉?」

晶葉「実は、体を治す薬ができたんだ」

あい「!」

晴「本当か!?晶葉さん!」

晶葉「あぁ」

晴「良かったなあい!元の姿に戻れるってよ!」

あい「あ、あぁ…」

晴「なんだよあい、嬉しくないのか?」

ありす「結城さん」

ありす「元に戻るってことは今の東郷さんとはもう遊べなくなるってことですよ」

晴「!」

桃華「うぅ…せっかく仲良くなれましたのに…」

莉嘉「もう遊べないなんて嫌だよー!!」ワーン

あい「な、泣くなよ、莉嘉…」

晴「そ、そうだ!プロデューサー!今夜あいのお別れパーティーしようぜ!そんで元に戻るのは明日にしよう!」

P「え、えぇ!?」

晴「一日くらいいいだろ!?」

P「うーん…まぁ明日は元々あいさんは仕事ないし…それくらいならいいか」

晴「よし!それじゃあさっそく準備しよう!」


晴の発案により急遽晴のお別れパーティが開かれた

そして宴もたけなわ


P「じゃあ、この辺であいに挨拶してもらおうか」

あい「えっ!そんな急に…」

真奈美「まぁいいじゃないか」

あい「えー…こういうの苦手なんだけどなぁ…」

あい「あー、コホン みんな、今日は私のために本当にありがとう」

あい「それから、こんな私と仲良くしてくれてありがとな!」

あい「今までで、一番楽しかった…」

晴「…」

あい「元の姿に戻っても、仲良くしてくれな それから…」

あい「今の私のことも…忘れないでください!」

莉嘉「あいぢゃーん!!!」ダキッ

あい「わわっ!なんだよ莉嘉!」

莉嘉「ぜっだいに、わずれないよぉー!!」ウワーン

桃華「私も…絶対に忘れませんわ…」グスッ

ありす「うぅ…東郷さん…」ポロポロ

あい「みんな…」

晴「み、みんな泣くなよ…」ウルウル

ありす「ゆ、結城さんだって、泣きそうじゃないですか…」

晴「う、うるせぇ!泣いてなんか…うわぁぁぁあん!」ギュゥ

あい「ははっ…なんだよ晴、お前らしくない…」

晴「あいぃ!!別れたくないよぉぉお!!」

莉嘉「あいぢゃーん!!!」ビエェェエ

桃華「あいさん…うぅぅ…」

__
_


美優「みんな泣きつかれて寝ちゃいましたね…」

P「そうですね…俺はみんなを家に送りますから、美優さんはあいをお願いします」

美優「はい…行きましょうか、あいちゃん…」

あい「うん…」


美優宅

あい「美優さん、一緒の布団入っていい…?」

美優「えぇ…いらっしゃい…」

あい「ありがと…」ゴソ

あい「…」ギュウ

美優「あいちゃん…?」

あい「美優さん…私、怖いよ…」

美優「えっ…?」

あい「この数日間、短い間だったけどすごい楽しかった…」

あい「たくさん友達ができて、色んなこと教えてもらった…」

あい「でも、元の姿に戻ったら、今の記憶はなくなるって、晶葉が…」

美優「…」

あい「こんな楽しい思い出が消えちゃうなんて…私、怖いよぉ…」グスッ

美優「……大丈夫よ、あいちゃん」ナデナデ

あい「えっ…?」

美優「たとえ、大人になったあいちゃんが今の記憶がなくしても…私は絶対に忘れないから…」

あい「…」

美優「あいちゃんのことも、あいちゃんと過ごした思い出全部を、私は、いや事務所のみんなもぜーったい忘れない…」

あい「うぅぅ…美優さん…」ギュウウウ

美優「よしよし…」ギュウ


翌日 事務所


晶葉「これが例の薬だ」

あい「ありがとう、晶葉」

晴「本当にもう会えなくなるのか…」シュン

ありす「結城さん?笑顔で別れるって決めたでしょ?」

晴「わかってるよ!」

晶葉「最後にみんなに一言ずついったらどうだ?」

あい「そうだな…じゃあまず晶葉から」

晶葉「わ、私か!?」

あい「あぁ、私がこの姿になってみんなと出会えたのはお前の薬のおかげだ、ありがとう」

晶葉「う、うむ、なんか照れるな…」

あい「でも調子のって変なもんばっか作って、みんなを困らせるんじゃないぞ」

晶葉「わかっている」

あい「それからプロデューサー」

P「あぁ」

あい「最初はちょっと頼りないと思ってたけど、アンタは最高のプロデューサーだ」

あい「これからも引き続きみんなの、そして私のプロデュース、よろしくな」

P「あぁ、もちろんだ!」

あい「次に莉嘉」

莉嘉「はーいっ✩」

あい「一緒にプリクラ撮りに行けなくてごめんな 大人になった私と撮りに行くんでもいいか?」

莉嘉「もちろんだよ✩あ、でも大人になったあいさんと…なんかデートみたい!//」キャー

あい「ははっ、それから桃華」

桃華「はい」

あい「私のこと理解してくれてありがとう あと桃華の紅茶、すごく美味しかった」

桃華「ふふっ、私はこれからもずっとあいさんに紅茶を入れ続けますわ…」

あい「ありがとな、次にありす」

ありす「はい」

あい「お前とは色々あったけど…仲良くなれてよかった 晴のこと支えてやってくれな」

ありす「ふふっ、任せてください」

晴「ちょっとそれどういう意味だよー!?」

あい「あははっ、この姿になって初めて仲良くなったのはお前だったな」

あい「晴と出会えなかったらみんなと仲良くなれることはなかったと思う ありがとな晴」

晴「お、おう…なんか照れくさいな…//」

あい「真奈美さん」

真奈美「あぁ」

あい「あの時は凶悪犯から助けてくれてありがとう 私、きっと真奈美さんみたいなかっこいい女になるよ!」

真奈美「ふっ、君はもう十分かっこいい女性さ…」

あい「へへっ、それから留美さん」

留美「えぇ…」

あい「留美さんとは…へへっ、また喧嘩したいな」

留美「ふふ、そうね…」

あい「美優さんのこと、よろしくな」

留美「えぇ、任せて…」

あい「最後に美優さん」

美優「うん…」

あい「美優さんには一番お世話になったな」

あい「美優さんの優しいところも、叱ってくれるところも、ちょっと頼りないところも…全部大好きだ!」

美優「うぅ…」グスッ

あい「これからも美優さんの包容力で、事務所のみんなを支えてね!」ニッ

美優「うぇぇえん…あいちゃーん…」ギュゥ

あい「ははっ…よしよし」

留美「まったくこの子は…晴ちゃんたちも泣かないって決めたのに…」

P「まぁ、美優さんが一番あいさんといた時間が長かったからな…」

美優「グスッ…あいちゃん…」

あい「なに?美優さん…」

美優「ありがとう…」チュッ

あい「」

晴「」

ありす「」

桃華「///」

真奈美「莉嘉君は見ちゃだめだよ」ギュッ

莉嘉「えー?なーにー?」

あい「///」プシュー

__
_


あい「それじゃあみんな、さようなら!」

P「あぁ」

あい「これを飲んで……ん、体が…熱い…!」

あい「うわぁぁぁあああ!」


あい「ん、ここは…私はいったい…」

美優「あいちゃん…」


美優「おかえり」


おわり


ありがとうございました

見直してきます

>>118の一番下に

P「本当か!?」

が抜けてました

アイドルの少女時代を書きたかったんですけどなんか最終的に変な感じになってしまいました

気分を害された方は申し訳ないです

橘とあいさんの性格についても…

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