【ジョジョSS】承太郎「杜王町におじいちゃんが来るだと?」その1 (19)

皆さんこんにちは!
『ジョセフ・ジョースター!空条 承太郎に会う』を書いていた者です。

このSSは四部の主人公を三部時代の承太郎にしたものです。なので仗助はこのSSでは出てきません。

ただし、三部や四部の登場人物は出来るだけ登場させる予定なので、是非ご覧ください。

>>2は前作を見てくださってた方への謝罪

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1394433887

前作を見てくださってた方へ

前作を見てくださってた方にとってはこのスレは同じ展開を見る事になる事を心よりお詫び申し上げます。

前作は色々と問題点があったので、今回は前作の内容の悪かった所を修正して改めて書きたいと思います。

前作は既にHTML化申請中です。

その1、その2、その3、その4までは前作の展開とほぼ同じなので、前作を見てる方はその5から見始めてください。

これからも応援の方をよろしくお願いします。

↓前作

ジョセフ・ジョースター!空条承太郎に会う
ジョセフ・ジョースター!空条承太郎に会う - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1393778933/)

【第4部 空条 承太郎】

杜王町の駅前ロータリー

康一(ぼくの名前はーー{まー…おぼえてもらう必要はないですけど}広瀬 康一 15さい…)

康一(僕はこれからの受験の合格と これから通う新しい学校への期待と不安で頭が いっぱいの日々だった)

康一(……3人の奇妙な男に出会うまでは…)

ドシィ

康一「うわっ!」

ジョセフ「おっと!」

アヴドゥル「大丈夫かい、君?」

康一(で…でっけぇ?っ。2人とも外国の人かな?)

ジョセフ「すまない…ひとつ訪ねたいんじゃが この町に『空条』という姓の家を知らんか?』

康一「あ…アイムイングリッシュ…ノ…ノウ!」

ジョセフ「わしらは日本語も喋れるから大丈夫じゃよ」

康一「そ…そうですか…」

康一「え?…ちょっと知りません…町の人口が5万3千人もいますから…」

アヴドゥル「そうか…なら住所なら分かるかい? 『定禅寺1の6』」

康一「ああ…その住所なら…」

康一「定禅寺ならあそこから3番のバスに乗れば行けます。この時間タクシーはあんまり来ませんよ」

康一(そう…ひとり目の男はジョセフ・ジョースター…)

康一(あとで知ったことによると
年齢は69 職業は不動産会社の社長でニューヨークの不動産王らしい。年齢とは裏腹に見た目は凄く若くて…マッチョだ…」

康一(その隣にいる男はモハメド・アヴドゥル…)

康一(ジョースターさんの知り合いでエジプトのカイロで占い師をしている。 年齢は教えてくれない…)

康一(この人達に 僕は恐怖は感じなかった。見た目は怖いが茶目っ気と 優しい態度があった)

康一(恐怖を感じたのはこの人達が たずねて来たという『もうひとりの男』…『空条』という男だった……。

ヤンキーA「こらっ一年坊ッ! あいさつせんかいッ!」

康一「さっ…さよならですッ! 先輩ッ!」

ヤンキーB「よしッ! いい声だッ!」

ジロリ

ジョセフ「おー怖い怖いッ!」

アヴドゥル「私達も気をつけないとですな」

康一「………」

ヤンキーA「何しとんじゃッ!」

ヤンキーC「なんのつもりだきさまッ!」

?「ヒトデを見ていただけだ…池にヒトデなんて珍しいからな…」

ヤンキーB「……なこたァきいてんじゃあねーーッ」

ヤンキーA「立てッ!ボケッ!」

ヤンキーA「ほ、ほほォ??、い、一年坊にしてはやけにタッパあるっちゃ??っ」

ヤンキーC「おいスッタコ!誰の許可もらってそんなカッコウしとるの?」

ヤンキーC「中坊ん時はツッパってたのかもしんねーがッ!」

ヤンキーA「うちに来たらわしらにアイサツがいるんじゃあッ!」

パチン(ビンタされる)

?「………」

ジョセフ「情けないのォ?。わしが若い時だったら黙らずに叩きのめしてたわい」

アヴドゥル「ジョースターさん、どうやらバスが来たみたいですよ」

ヤンキーA「おいッ!黙ってねェで早く名前を言いやがれッ!」

?「一年B組 空条…承太郎だ…」

康一「え?」

ジョセフ「なにィッ!? 空条 承太郎じゃとッ!?」

ヤンキーC「空条 承太郎?承る?」

ヤンキーD「けっ!これからてめーを承太郎!ジョジョって読んでやるぜ!」

ヤンキーA「おいジョジョ…まずはお前…その格好どうにかしろや…」

グリグリ(承太郎の足を踏む)

ヤンキーA「こいつを育てた母親の顔を見てやりたいぜ!」

承太郎「……そろそろ我慢の限界だぜ…」

ヤンキーA・B・C「あ?」

ゴキュン (スタプラ出現)

ジョセフ(や…やはり『姿』を見せたか)

バヂーン

ヤンキーA「ホゲェーーーッ か、勝手に鼻がッ!ハナがッ!」

ヤンキーB「うわーーーッ」

承太郎「先にケンカをふっかけたのはテメェーらの方だ…このままケンカを続けるなら手加減はしねーぜ….」

ヤンキー全員「う、うわああああああーーーーー」

ヤンキーA「ま…待って おれのハナ ど…どーなったの?整形しなきゃ治らないの?ねっねっ!」

ジョセフ「やれやれ この子が…」

ジョセフ「こいつがわしの探していた…孫とは!…」

康一(本来ならぼくの役目はここまでで終わりだった…)

康一(このジョセフ・ジョースターという人に 道をきかれておしえただけなのだから…)

康一(しかし ぼくは2人から目が離せなかった あとあとまで この2人にかかわりあうことになるのだ… なぜなら…この町の恐怖を背おう2人なのだから…)

女子A「あ、JOJOだわ」

女子B「え!JOJO!」

女子C「ほんとだ JOJO」

女子D「JOJO」

女子E「JOJO」

女子A・B・C・D・E・F「おはようJOJO」

女子A「元気ィーー?」

女子B「いっしょに帰ろーーっ」

女子A「ちょっとあなた! 私がJOJOと帰るのよッ!」

女子B「なによブス」

女子A「うるさいわねペチャパイ」

女子B「ブス」

女子A「ペチャパイ」

女子B「ブスブスブスブスブスブスブスブスブスブスブスブス」

女子A「ペチャパイペチャパイペチャパイペチャパイペチャパイペチャパイペチャパイペチャパイペチャパイ」

承太郎「やかましいッ うっおとしいぜッ!」

女子A「きゃー!あたしに いったのよ!」

女子B「あたしよおー!」

ジョセフ「話の途中にすまないねレディーたち ちょっとJOJOと話したい事があるんじゃが」

女子A「えー」

女子B「しょうがないじゃない またねJOJO!」

女子A・C・D・E・F「バイバイ JOJO!」

承太郎「てめー何者だ?…」

ジョセフ「なーに お前のおじいちゃんじゃよ」

承太郎「おじいちゃんだと?…」

ジョセフ「実はお主に伝えなければいけない事があって日本にやってきたんじゃ」

ジョセフ「ここで話すのもマズいし 久々にホリィに会いに行くかの」

承太郎「おいッ 勝手に話を進めるな… まだあんたがおじいちゃんって証拠がないだろ」

ジョセフ「それもホリィの家で説明してやるわい お前の『悪霊』についてもな…』

承太郎「なにッ!?」

ジョセフ「ところで君、名前はなんだね?」

康一「こ、康一です…」

ジョセフ「康一くん…君には何のことだかわからんじゃろうが…」

ジョセフ「この町には危険が迫っておる。もし、危ないやつを見かけたら警察ではなくわしのところに来ておくれ。さっき言った住所のところにおるから」

康一「は、はい…」

ジョセフ「それじゃあ アヴドゥル、承太郎。 そろそろ行くかの」

アヴドゥル「はい」

承太郎「………」

承太郎の家

ホリィ「パパ!パパ!」

ジョセフ「ホリィ!」

ホリィ「パパァ!」

ジョセフ「フフフ」

ホリィ「よくきてくれたわ!」

ジョセフ「わしはひとり娘のおまえが困っているなら地球上どこでも24時間以内にかけつけるつもりヂャ!」

ホリィ「ウフフ ママは?」

ジョセフ「ブーたれてたよ。でも、スージーのやつにはジョースター不動産会社の社員旅行といってある キヒヒ」

ホリィ「パパ」

ホリィ「う???ん」

ジョセフ「おい ホリィ いいかげん離れんかい」

ホリィ「 や だってパパに抱きしめて もらうのひさしぶりなんだモン!」

ジョセフ「おまえなあ 45のオバンのくせしてなにがモンだ」

ホリィ「ああ!いったわね」

ホリィ「くすぐってやる!コちょコちょコちょ」

ジョセフ「お…おいやめんかい」

ホリィ「ウリウリ」

ジョセフ「ヌオオ オ オーッ」

アヴドゥル「………」

承太郎「………」

ジョセフ「おまえらなに見てんだよッ!」

ホリィ「わー 承太郎帰ってきたのね?」

承太郎「ウットーしいんだよこのアマ!」

ホリィ「はあーい ルンルン!」

ジョセフ「ム」

ジョセフ「おい!きさまッ 自分の母親に向かって アマとはなんじゃアマとはッ! そこ口のききかたはッ なんじゃ!」

ジョセフ「ホリィもいわれてニコニコしてるんじゃあないッ!」

ホリィ「はーーーい!」

承太郎「ところでおじいちゃん」

ジョセフ「ん? なんじゃ?」

承太郎「さっきいってた『悪霊』とは一体何なんだ?」

ジョセフ「……承太郎…おまえが悪霊と思っていたのは おまえの生命エネルギーが作り出すパワーある像なのじゃ」

ジョセフ「そばに現れ立つというところからその像を 名づけて……」

ジョセフ「『幽波紋(スタンド)』!」

承太郎「スタンド…」

ジョセフ「実は 電話でホリィに“承太郎に悪霊が憑いてる”と言われて もしや と思って来てみたら思ったとおりじゃったというわけじゃ!」

承太郎「……おじいちゃんあとひとつだ!」

ジョセフ「ん?……」

承太郎「あとひとつだけ今……わからないことをきく……」

承太郎「なぜおじいちゃんはおれのスタンドとやらを知っていたのか? 」

承太郎「そこがわからねぇ」

ジョセフ「……」

アヴドゥル「……」

ジョセフ「いいだろう…それを説明するためにニューヨークから来たといってもいいわい…」

ジョセフ「だが説明するにはひとつひとつ順序を追わなくてはならない」

ジョセフ「これはジョースター家に関係ある話でな…」

ジョセフ「まず この写真をみたまえ」

承太郎「なんだこれは?」

ジョセフ「これはエンヤ婆という魔女と『ディオ』という男じゃ!ただ重要なのはそいつらではない…そのエンヤ婆が持っておるのをみろ!」

ホリィ「弓と…矢?」

ジョセフ「そうじゃ! この弓と矢が重要なのだ…この矢に刺さった人は…スタンドが発現するのじゃ!」

ジョセフ「そしてわしらはこの弓と矢と共に『DIO』の行くえを追っている!』

承太郎「……」

アヴドゥル「おいJOJO!」

アヴドゥル「きさま 話をきいてるのか!! “関係ないね”ってふうな顔をするんじゃあないッ!」

ヌ?ッ

承太郎「アヴドゥルとかいったな おまえ 何者か知らんが態度がでかいな」

承太郎「それに じいさん…その矢に刺さった人にはスタンドが発現するだと? そんな突拍子もない話を おれはその矢に刺さった覚えなんかないのにいきなり“はいそーですか”と信じろというのか?」

アヴドゥル「フ…しかしおれやおまえの悪霊も………突拍子もないという点では共通の事実ではないのかな」

承太郎「……」

サッ

ジョセフ「フン!」

ジョセフ「まあいい…うむをいわさず信じるようになるさ」

ジョセフ「なぜ このわしがDIOの存在を知り やつの行くえと弓と矢を追っているのか 理由を聞けばな!」

トン!

ホリィ「?」

ジョセフ「理由をみせてやる」

ジョセフ「実は わしにも一年ほど前 おまえのいう悪霊ーーーつまり『スタンド』能力が なぜか突然発現している!」

ホリィ「なんですってパパ!」

承太郎「じいさん今なんといった?」

ジョセフ「みせよう わしの『スタンド』はッ!』

ズオオオ

バリ

ジョセフ「これじゃあーーーッ!!」

ガシャン

ジイイイイイ

バクッ

ジョセフ「見たか? 手から出たいばらを! これがわしの『スタンド』! 能力は遠い地の像をフィルムに写す『念写』! ブったたいていちいち3万円もするカメラをブっこわさなくちゃあならんがなッ!」

ジョセフ「だが!これからこのポラロイドフィルムに浮き出てくる像こそ!承太郎ッ!」

ジョセフ「おまえの運命を 決定づけるのだッ!」

ゴゴゴゴゴ

承太郎「なんだと?」

ジョセフ「承太郎 ホリィ おまえたちは自分の首のうしろをよく見たことがあるか?」

承太郎「…?」

承太郎「なんの話だ」

ジョセフ「注意深く見ることはあまりないだろうな」

ジョセフ「わしの背中のつけ根には星形のようなアザがある」

ホリィ「は!」

承太郎「……」

ゴゴゴゴ

承太郎「だからなんの話かときいてるんだ」

ジョセフ「わしの母にもきいたが幼い時死んだわしの父にもあったそうだ…どうやらジョースターの血すじには 皆この星形のアザがあるらしい」

ジョセフ「今まで気にもとめてなかったこのアザがわしらの運命なのじゃ」

ホリィ「パパ!」

承太郎「てめーいいかげんに……」

承太郎「なにが写ってるのかみせやがれッ!!」

承太郎「!?」

┣¨┣¨┣¨┣¨

ジョセフ「DIO! こいつの首のうしろにあるのは!」

ジョセフ「このくそったれ野郎の首から下は わしの祖父ジョナサン・ジョースターの肉体をのっとったものなのじゃあああーーーーあああ!!」

ガァーーーーーーーン

ジョセフ「DIOは人間などではない! DIOは100年も前に死んだはずなのに 今 こうして蘇っとる! 」

ジョセフ「そしてやつが蘇ってしばらく おそらくDIOはエンヤ婆によってスタンドの力を手に入れた! わしの『念写』もおまえの『悪霊』もここしばらくで発現している事実…」

ジョセフ「おそらくDIOが原因!」

アヴドゥル「われわれの能力な 世間でいう いわゆる超能力…」

アヴドゥル「わたしのはもってうまれたスタンドだが あなたたちの能力は DIOの肉体 つまり ジョナサンの肉体とみえない糸でむすばれている」

アヴドゥル「DIOの存在が あなた方の ねむれる能力をよびさましたとしか 今はいえん…」

ジョセフ「しかし、現段階ではこのDIOの居場所はまったくわからないのじゃ…」

承太郎「じゃあ なんのためにここにきた? わざわざおれに スタンドとDIOの存在を教えに来ただけじゃあないだろ?」

ジョセフ「実はSPW財団というところから 連絡がきての…」

ジョセフ「この杜王町に弓と矢のひとつがあるのじゃ!!」

ホリィ「えッ!?」

承太郎「じいさん…それは本当なのか?」

ジョセフ「あぁ本当じゃ この町にはとてもつもない危険が迫っておる…それを止めにきたのが本当の目的じゃ」

ジョセフ「ホリィ わしらはしばらく日本に滞在する おまえの家にやっかいになるぞ」

ホリィ「大丈夫よ! その分 パパがわたしを守ってくれるんだったら喜んで滞在してね!」

ジョセフ「こらホリィ!照れるからやめろ!!」

承太郎「やれやれ…厄介なことに巻き込まれそうだぜ……」



~to be continued~

以上で今回は終わりです。

次スレは【ジョジョSS】承太郎「杜王町におじいちゃんが来るだと?」その2です。

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