久「須賀君さえよければさせてあげてもいいけど?」(133)

京太郎「えっ?」

まこ「おっ?」

優希「じぇ?」

咲「……」

京太郎(なんだそれ滅茶苦茶お願いしたいけどこんなみんなの前で)

京太郎(本来即答で断らないとと咲や優希や和に以降変な目で見られるって言うか)

京太郎(もうすでに即答のタイミング逃したし誘ってきたの部長だし俺童貞だし)

京太郎(ってか部長も俺が断るって分かりきってこんな風に俺をからかってなんか腹立ってきたしそれにもうSEXできるかもって思ってチンコヤベェし)



京太郎「……お願いします!」

久「えっ?」

後はまかせた

咲さんこわい

久「い、いや冗談よ……?」

京太郎「冗談? 冗談ってなんですか部長」ヌギヌギ

久「ちょ、ちょ!? 須賀君!?」

優希「な、なにしてるじぇ犬!?」

京太郎「自分の発言には責任持ってくださいよ……それでも学生議会長ですなんか」ボロン

和「きゃあああああっ!!///」

京太郎「自分の発言には責任持ってくださいよ……それでも学生議会長なんですか」ボロン

久「す、須賀君っ、と、とりあえず……ね? 落ち着きましょう」

京太郎「落ち着く……? 俺をこんなにしたのは部長、あなたですよ」ギンギン

優希「い、犬のがあんなに……///」

和「」バタッ

咲「和ちゃん!」

久「す、須賀君……これはあなたのためでもあるのよ。い、今ならまだ引き返せるわっ」

京太郎「そうやってなだめてるつもりですか……いつも余裕ぶってほんと腹立ちますね。その澄まし顔、俺の1万点棒で今すぐ歪ませて……」

まこ「正気に戻らんかいワレ!」バシンッ

京太郎「おうふっ!」

マコはどこを叩いたんですか!

京太郎「な、なにするんですか染谷先輩!」

まこ「それはこっちのセリフじゃ! 少しは頭冷さんかい!」

久「ま、まこ……」

京太郎「だって……だって部長が挑発するのが悪いんですよっ!」

まこ「だったらあとで人気のないところに呼び出して襲うとか、他にもやり方があるじゃろうが!」

久「……え?」

まこ「なんでわしらがお前さんたちのプレイを見せつけられんといかんのじゃ! そういうのは人目のつかないところでやっちょれ!」

京太郎「な、なるほど……たしかにみんなの前でヤルなんて、俺としたことが非常識でした……」

まこ「……誰にでも間違いはある。大切なのはその過ちを二度と繰り返さないことじゃ」

まこ「そうと決まったら、わしらは早々に退散するとするかの……咲」

咲「わかりました。ん、ぐぐ……ゆ、優希ちゃんそっち持って!」

優希「え、えっ!?」

まこ「ほんじゃがんばりんさい。学生議会長さん」

久「い、いやいや! ちょっと待ってよまこ!」

バタンッ

久「まこぉっ!」

京太郎「……さて、部長。二人きりですね」

久「す、須賀君……じ、冗談よね? こんなの……」ガクガク

京太郎「なにいってるんですか。いいから脱がせますよ、それ」ヴァサッ

久「いやああああああああああああ!!」

美穂子「っ!?」ビビクンッ

池田「どうしたんです? キャプテン」

美穂子「なにか嫌な悪寒が……華菜、ちょっと出かけるわね。部のみんなには今日は休みと伝えて」

バタンッ

池田「え、え? どゆことだし?」



美穂子「……清澄高校まで」

タクシー「はい」

美穂子(上埜さん……無事でいてください)

警備「あの、君は? 制服ここのじゃないよね?」

美穂子「すみません、急いでますので……」

警備「いやいや、そんなこと言われても通すわけにはいかないよ。名前と身分証見せてくれる?」

美穂子(チッ……)

ドスッ

警備「ぐふっ……」バタッ

美穂子「ごめんなさい、許して……」

美穂子(上埜さん……っ!)ダダッ

支援

美穂子(上埜さんのにおいがする……あっちか)

『清澄高校麻雀部部室』

美穂子(……ここね)

コンコン

美穂子「すみません、どなたかいますか?」

「……」

美穂子(誰かの気配がする……もしかして上埜さん!?)

美穂子「あ、あの、上埜さん? 私、風越女子の福路です」

美穂子「こんなこと言うと変に思われるかもしれないけど、さっき悪寒を感じたんです。それであなたが心配になって……」

美穂子「よかったらお顔だけでも見せてください…………上埜さん?」

ヨウスガオカシイ……

美穂子「う、上埜さん……? 上埜さんっ!」ドンドン

美穂子(くっ、開かない……こうなったら……)

美穂子「深堀さん!」

ドム「オッス」

美穂子「ドアをお願い」

ドム「ウッス」

ドム「すぅ、はぁ……っ! ぅううおおおおおおおっ!!」

バキバキィッ

美穂子「っ、上埜さん!」ダダッ

久「」

美穂子「っ!!?」

そこには服を無造作に破かれ、あられもない姿をさらして倒れる竹井久の姿が……

美穂子「上埜さん!」

久「ひっ……い、いやぁ……」

美穂子「上埜さん、私です! 福路です!」

久「いや、やめてっ! いやぁあああああっ!!」

美穂子「!?」

瞬間、彼女は悟った。自分の最愛の人が、だれか別の俗人によってその純潔を奪われたのだということに……

美穂子「ユルセナイ……だれがこんなことを……」ワナワナ

京太郎「はぁ、はぁ……」

京太郎(やべぇ……ヤるだけヤッて逃げてきちまった)

京太郎「どうするか、これから……」

咲「京ちゃん」

京太郎「!? って咲か……か、帰ったのかと思ったぜ」

咲「うん、待ってたんだ。京ちゃんのこと……ずっと」

京太郎「な、なんでだよ」

咲「……京ちゃん、部長のこと犯したの?」

京太郎「!?」

咲「お仕置きが必要だよ京ちゃん」パチン

ハギヨシ「一緒に楽しみましょう須賀君」ニコッ

京太郎「はえ^~すっごい大きい…」

京太郎「お、お前も知ってるだろ……部長の方から誘ってきたんだ。俺は悪くねえ」

咲「うん、それはわかってるよ」

京太郎「じ、じゃあなんだよ。俺は疲れたんだ……もう帰るぞ」

咲「……待って」グイッ

京太郎「な、なんだよ!」

咲「……京ちゃん、今日は家に泊まっていかない?」

京太郎「は、はぁ? 意味わかんねえよ」

咲「……うん、なにか嫌な予感がするんだ」

京太郎「嫌な予感って、ずいぶんと漠然だな……」

咲「うーん、もう少し具体的に言うと……」

京太郎「? なんだよ」

咲「このままうちへ帰ったら京ちゃん……明日生きてないかもって予感」

京太郎「っ!?」ゾクッ

咲「だから、ね? 私のうちに泊まってこ」

京太郎(なんだかよくわからねえけど、こいつの予感って昔から妙にあたるんだよな……)

京太郎「……わかった。でも親とか大丈夫なのか?」

咲「フフ、お母さんたちはしばらく旅行に行くって」ニコッ

風越女子

福路「……吉留さん、調べられそうですか?」

未春「現場に残留した精液……そして、被害者の服のボタンに付着した指紋……」

未春「これだけあれば、数時間で犯人の特定は可能です。キャプテン」

福路「そう……ありがとう。わかったらすぐに連絡して」

未春「はい」

バタンッ

福路「……」

池田「き、キャプテン。一体なにがどうし……」

福路「……さない」

池田「え?」

福路「ユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイ……」

池田「ひ、ひぃいいいっ!! キャプテンが怖いし!」

宮永宅

咲「京ちゃん、できたよ」

京太郎「おう、悪いな」

咲「ううん。口に合うといいけど……」

京太郎「ングング……ん、うまい!」

咲「っ! よかったぁ……これから毎日食べさせてあげるからね!」

京太郎「いやいや、毎日はムリだろ……ングング」

咲「そうだね、フフ……」ニコニコ

咲「京ちゃん、おかわりあるよ」

京太郎「ん……いや、もういいわ。それより咲、なんか眠くなってきたんでベッド借りていいか……?」

咲「えぇ~、どうしたの? お風呂もまだ入ってないのに……」

京太郎「いやさ……もう、なんかどうしようもなく眠くて……ふぁあ……」

京太郎「……」スピー

咲「ああ、もう京ちゃんったらそんな所で突っ伏して寝て……」

咲「仕方ないなぁ……」ニコニコ

咲「ベッドに運んであげるね……京ちゃん……フフ」

風越女子

未春「……キャプテン、犯人を特定しました」

美穂子「そう。それで、その犯人って……」

未春「被害者と同じ高校の1年、須賀京太郎という男です」

美穂子「スガ……その名前、どこかで……」

池田「あ、知ってるしそいつ! たしか清澄の雑用担当のマネージャーだし!」

未春「その通り。彼は被害者と同じく、清澄高校の麻雀部に所属しているみたいです」

美穂子「……よくやってくれたわ、吉留さん」

未春「いえ」

美穂子「……華菜、あとのことは任せたわよ」

池田「え……キャプテンまさか!」

美穂子「……」

池田「ダメですよ! いくらそいつのことが憎いからって……」

池田「麻雀部はどうするんですか!? キャプテンがいなくなったら私たちは……」

美穂子「……ごめんなさい、華菜……私ったら自分勝手で、キャプテン失格ね」

池田「そ、そんなこと……」

美穂子「……でも、これだけはどうしてもやらなきゃいけないことなの……ダメな部長を許してっ」ダダッ

池田「キャプテン!」

未春「……」

未春(これで華菜ちゃんは私のモノ……フフ)

須賀家

美穂子「ここね……」

美穂子(彼はわたしと上埜さんのことを知っている可能性もあるから、正面から行くのは危険ね)

美穂子(まずは電話で家にいるのかどうか確認しましょう)ピポパ

prrrrr

『もしもし、須賀です』

美穂子「こんばんは。夜分遅くにすみません……わたくし、堀江書房のウエノと申しますが」

美穂子「須賀京太郎様は御在宅でしょうか?」

『今は家にいないんです。今日は友達の家に泊まるとかで』

美穂子(友達の家……?)

美穂子「そうですか、わかりました」ガチャ

美穂子「……チッ」

美穂子(友達の家か……清澄高校の麻雀部には男子部員は一人だったはず)

美穂子(となるとクラスの友達の家か……あるいは別の……)

美穂子(……可能性のあるすべての家をあたりましょう)ピポパ

prrrrr

眠いので寝ます

落としてください

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